JP6888670B2 - 板ばね、接続端子台 - Google Patents

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Description

本発明は、板ばね、接続端子台に関するものである。
特許文献1には、電線を電気回路に接続するための端子構造として、電線をハウジングに差し込むだけでよいプッシュイン端子が開示されている。この端子構造では、略V字状に曲げられた板ばねを使用している。電線を差し込んでゆくと、まず電線の先端で板ばねを押してゆき、電線の先端が板ばねの先端を越えると、今度は板ばねの先端で電線を押し付ける係合状態へと移行する。
特許第5539809号公報
電線の先端が板ばねの先端を越えたときに、板ばねから受ける反力に大きな変化がないと、作業者は手応えを得にくく、確実に係合状態に移行したことを知覚しにくい。
本発明の目的は、電線と板ばねとが係合状態に移行したことを、作業者に知覚しやすくすることである。
本発明の一態様に係る板ばねは、ハウジングの電線差込穴に電線が差し込まれると、ハウジングの内部で電線と係合し、電線の引き抜き方向の変位を抑制する。ハウジングの内部で電線が通る位置を電線進路とし、先端が差し込み方向の奥側及び電線進路に向かって突出し、板面が電線進路と交差するように配置された直線状の自由端側区間を備える。電線が差し込まれたときに、電線の先端が自由端側区間を押し、電線の先端が自由端側区間の先端を越えると、自由端側区間の先端が電線を押す係合状態へと移行する。電線の先端が自由端側区間の先端に達した差し込み位置で、電線と自由端側区間とのなす角度が、45度±2度以内である。
本発明によれば、電線の先端が自由端側区間の先端に達した差し込み位置で、電線と自由端側区間とのなす角度が、45度±2度以内であるため、電線の先端が板ばねの先端を越えたときに、電線を差し込むときの力が急激に減少する。これにより、作業者は手応えを得て、確実に係合状態に移行したことを知覚しやすくなる。
接続端子台の斜視図である。 部分的に内部を示した接続端子台の斜視図である。 フェルール端子を差し込む前の状態を示す断面図である。 端子部が板ばねの自由端側区間に当接した状態の断面図である。 端子部の先端が自由端側区間の先端に達した状態の断面図である。 フェルール端子の差し込みが完了した状態の断面図である。 工具を差し込んだ状態の断面図である。 本発明における挿入ストロークと挿入力との関係を示すグラフである。 比較例の板ばね構造を示す断面図である。 比較例における挿入ストロークと挿入力との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《構成》
図1は、接続端子台の斜視図である。
以下の説明では、互いに直交する三方向を、便宜的に、幅方向、縦方向、及び奥行方向とする。
接続端子台11は、リレーを外部回路に接続するためのターミナルソケットである。縦方向の一端側には、一次側のリード線を接続可能なコイル端子用の一次側端子部12が形成されている。縦方向の中央には、例えば4極の接点を有するリレーを接続可能なリレー端子部13が形成されている。縦方向の他端側には、コモン端子用、a接点端子用、b接点端子用の二次側のリード線を接続可能な二次側端子部14が形成されている。一次側端子部12、リレー端子部13、及び二次側端子部14は、ハウジング15によって一体化されている。
ハウジング15において、奥行方向の手前側となる上面は、リレー端子部13が一次側端子部12及び二次側端子部14よりも奥行方向の奥側に配置されている。
一次側端子部12は、スプリング式の端子構造であり、ハウジング15の上面には、奥行方向に沿ってリード線を差し込み可能な複数の電線差込穴21が形成されている。幅方向の一端側には、一方の極性用として二つの電線差込穴21cと21dが形成され、幅方向の他端側には、他方の極性用として二つの電線差込穴21aと21bが形成されている。したがって、一次側端子部12には計4個の電線差込穴21がある。極性が同一となる二つの電線差込穴21aと21b、または21cと21dは、幅方向及び縦方向の双方にずらして配列されている。ハウジング15の上面には、奥行方向に沿って工具を差し込み可能な複数の工具差込穴22が形成されている。工具差込穴22は、各電線差込穴21a〜21dに対して一つずつ設けられており、夫々、電線差込穴21a〜21dよりも縦方向の他端側に配置されている。したがって、一次側端子部12には計4個の工具差込穴22がある。
リレー端子部13は、プラグイン式の端子構造であり、ハウジング15の上面には、奥行方向に沿ってプラグを差し込み可能な複数のプラグ差込口23が形成されている。縦方向の一端側には、コイル端子用として二つのプラグ差込口23が形成されている。縦方向の他端側には、コモン端子用、a接点端子用、及びb接点端子用として三つのプラグ差込口23が縦方向に沿って形成されており、これら三つを一組とし、幅方向に沿って四組分が配列されている。したがって、リレー端子部13には計14個のプラグ差込口23がある。
二次側端子部14は、スプリング式の端子構造であり、ハウジング15の上面には、奥行方向に沿ってリード線を差し込み可能な4極に対応する複数の電線差込穴24が形成されている。二次側端子部14は、縦方向の一端側から他端側に向けて、奥行方向の高さが順に低くなる三つの段がある。上段には、例えばb接点端子用として1極あたり二つの電線差込穴24a〜24hが形成されている。中段には、例えばa接点端子用として1極あたり二つの電線差込穴24i〜24pが形成されている。下段には、例えばコモン端子用として1極あたり二つの電線差込穴24q〜24xが形成されている。各段において、1電極の二つの電線差込穴24(例えば24aと24b)は、幅方向及び縦方向の双方にずらして配列されている。これら六つの電線差込穴24(例えば24a、24b、24i、24j、24q、及び24r)を一組とし、幅方向に沿って4極分が配列されている。したがって、二次側端子部14には計24個の電線差込穴24がある。ハウジング15の上面には、奥行方向に沿って工具を差し込み可能な複数の工具差込穴25が形成されている。各段において、工具差込穴25は、各電線差込穴24a〜24xに対して一つずつ設けられており、夫々、電線差込穴24よりも縦方向の一端側に配置されている。したがって、二次側端子部14には計24個の工具差込穴25がある。
図2は、部分的に内部を示した接続端子台の斜視図である。
一次側端子部12、及び二次側端子部14は、基本的に同様の構造であるため、ここでは二次側端子部14を例に説明する。
ハウジング15の内部には、各プラグ差込口23における奥行方向の奥側に、刃受けばね31が設けられている。刃受けばね31は、対向し付勢し合う一対のばね片を備え、この一対のばね片の間に差し込まれたプラグを挟持する。各電線差込穴24a〜24xにおける奥行方向の奥側には、スプリング金具32が設けられており、各スプリング金具32は中間ベース46に取付けられている。スプリング金具32は、奥行方向及び幅方向と略平行な押付面33と、この押付面33に対して付勢された板ばね34とを備え、これら押付面33と板ばね34との間に差し込まれたリード線を挟持する。刃受けばね31及びスプリング金具32よりも奥行方向の奥側には、これらを電気的に接続する中継導電板35が設けられている。中継導電板35は、コイル端子用に二系統あり、コモン端子用、a接点端子用、及びb接点端子用に、夫々、四系統ある。
電線差込穴24に差し込まれるリード線16(電線)には、フェルール端子17が圧着されている。フェルール端子17は、より線のバラケを防止し、電気接続の品質を安定させるための棒形圧着端子である。フェルール端子17は、絶縁されたカラー部18と、端子部19と、を備える。カラー部18の先端側には、先端に向かうほど小径となるテーパ面18aが形成されており、端子部19はカラー部18の直径よりも細い。
板ばね34は、ハウジング15の電線差込穴24にリード線16が差し込まれると、ハウジング15の内部で端子部19と係合し、引き抜き方向の変位を抑制する。また、工具差込穴25に工具(図示省略)が差し込まれると、ハウジング15の内部で端子部19との係合が解除される。
次に、電線差込穴24の構造について説明する。
二次側端子部14に形成された電線差込穴24は、何れも同一の構造であるが、ここでは下段に形成された電線差込穴24を例に説明する。
図3は、フェルール端子を差し込む前の状態を示す断面図である。
電線差込穴24は、ハウジング15の内部へと向かって順に、大径部43と、当接部44と、小径部45と、を備える。大径部43の直径は、カラー部18よりも僅かに大きい寸法である。当接部44は、奥行方向の奥側に向かうほど小径となるテーパ面である。奥行方向に対する当接部44のテーパ角度は、奥行方向に対するテーパ面18aの角度よりも大きい。小径部45の直径は、カラー部18の直径よりも小さく、且つ端子部19の直径よりも大きな寸法である。
板ばね34は、例えばステンレスによって形成されており、板厚は0.5mm程度で均一である。板ばね34は、自由端側区間51と、固定端側区間52と、第一の曲げ区間53と、第二の曲げ区間54と、工具接触区間55と、を備える。ハウジング15の内部で端子部19が通る位置を端子進路56(電線進路)とする。
自由端側区間51は、先端が差し込み方向の奥側及び端子進路56に向かって直線状に突出し、板面が端子進路56と交差するように配置され、且つ押付面33に向かって付勢された区間である。フェルール端子17が差し込まれていない状態において、自由端側区間51の先端51aは、押付面33に当接しており、端子進路56と自由端側区間51とのなす角度αは70度±2度以内に設定されている。
固定端側区間52は、中間ベース46に固定され、端子進路56と平行に延びる直線状の区間である。
第一の曲げ区間53は、自由端側区間51と固定端側区間52との間に介在し、差し込み方向の手前側から見て凸となる側に湾曲させた区間である。曲率半径が小さ過ぎると、塑性変形しやすくなり、さらに弾性力が弱くなるため、曲率半径は板厚の2倍以上に設定されており、好ましくは3倍以上である。したがって、ここでは1.5mm以上の曲率半径とすることが好ましい。
第二の曲げ区間54は、自由端側区間51と第一の曲げ区間53との間に介在し、差し込み方向の手前側、又は端子進路56から見て凹となる側に曲げられた区間である。
工具接触区間55は、第一の曲げ区間53と第二の曲げ区間54との間に介在し、工具が差し込まれたときに、工具の外周面によって端子進路56の外側へと押される直線状の区間である。
板ばね34の動作について説明する。
図4は、端子部が板ばねの自由端側区間に当接した状態の断面図である。
電線差込穴24にフェルール端子17を差し込んでゆくと、まず端子部19が小径部45を通過し、端子部19の先端19aが、板ばね34における自由端側区間51の板面に当接する。
この状態からフェルール端子17を押し込んでゆくと、端子部19の先端19aが板ばね34における自由端側区間51の板面を、奥行方向の奥側へと押してゆく。このとき、自由端側区間51から工具接触区間55までの範囲が、第一の曲げ区間53の曲率中心を支点にして回動し、固定端側区間52に対して工具接触区間55の開き度合を狭める、つまり閉じる方向に板ばね34を弾性変形させてゆく。
図5は、端子部の先端が自由端側区間の先端に達した状態の断面図である。
フェルール端子17をさらに押し込んでゆくと、端子部19の先端19aが自由端側区間51の先端51aに達する。この状態で、端子部19と自由端側区間51とのなす角度βは45度±2度以内に設定されている。
フェルール端子17をさらに押し込み、端子部19の先端19aが自由端側区間51の先端51aを越えると、端子部19は自由端側区間51の先端51aと押付面33との間に割り込むように進入する。このとき、板ばね34の弾性力により、自由端側区間51の先端51aが端子部19を押付面33に押し付ける係合状態となる。
自由端側区間51は差し込み方向の奥側へ向かって突出しているため、この係合状態では、端子部19の差し込み方向への変位が順方向となり許容される。一方、引き抜き方向への変位は、自由端側区間51を逆撫でる逆方向となるため、自由端側区間51の先端51aが端子部19へ引っ掛かり、引き抜き方向の変位が抑制される。したがって、フェルール端子17の緩みや抜け落ちを抑制できる。このように、自由端側区間51の先端51aと押付面33とによって端子部19が挟持されることで、端子部19を保持した拘束状態となる。なお、端子部19の幅寸法は1.5mm程度であり、自由端側区間51の先端51aと押付面33との間には、端子部19の幅寸法だけ隙間が空くようになる。
ここでは、便宜上、フェルール端子17に傾きがない状態を描いているが、実際には端子部19が板ばね34によって押付面33の側に押圧されることで、フェルール端子17が奥行方向に対して傾いた状態となる。したがって、フェルール端子17を差し込んだときに、僅かな傾きを積極的に許容するために、大径部43の直径、当接部44のテーパ角度、小径部45の直径等が設定されている。
図6は、フェルール端子の差し込みが完了した状態の断面図である。
フェルール端子17をさらに押し込んでゆき、カラー部18におけるテーパ面18aの先端側が、電線差込穴24の当接部44に当接すると、それ以上の差し込みが阻止され停止する。このとき、端子部19の先端19aは、ハウジング15の内部における底面47に対して隙間があくように設定されている。ここでは、カラー部18の長さが6.0mm程度、端子部19の長さは8.0mm程度であり、全長14.0mm程度のものを使用している。
図7は、工具を差し込んだ状態の断面図である。
板ばね34が端子部19と係合している場合、奥行方向の手前側から見て、工具差込穴25は、自由端側区間51における縦方向の他端側から、第一の曲げ区間53における縦方向の一端側に至る領域と重なる位置に配置されている。工具差込穴25は、奥行方向の奥側に向かうほど端子部19へと接近するように、奥行方向に対して10度ほど傾斜して形成されている。板ばね34が端子部19と係合している場合、工具接触区間55は工具差込穴25の軸線と略平行に延びている。工具61には、例えばマイナスドライバが使用される。
工具61を差し込むと、第一の曲げ区間53における縦方向の一端側から工具接触区間55に至る範囲に、工具61の外周面が滑りながら接触し、工具接触区間55を端子部19の外側へと押しやる。あるいは、自由端側区間51における縦方向の他端側から第二の曲げ区間54に至る範囲に、工具61の先端が当接し、自由端側区間51を押し下げる。このように、工具接触区間55を端子部19の外側へ押しやるか、自由端側区間51を押し下げることにより、固定端側区間52に対して工具接触区間55の開き度合を狭める、つまり閉じる方向に板ばね34を弾性変形させる。これにより、自由端側区間51の先端51aと端子部19との係合状態が解除され、端子部19は板ばね34による拘束から解放されることになり、フェルール端子17の引き抜きが可能となる。
《作用》
次に実施形態の主要な作用について説明する。
端子部19の先端19aが自由端側区間51の先端51aに達した状態で、端子部19と自由端側区間51とのなす角度βが45度±2度以内になるように設定する。このような角度設定とすると、端子部19の先端19aが自由端側区間51の先端51aを越えたときに、フェルール端子17を差し込むときに受ける反力が急激に減少するようになる。これは摩擦係数μが大幅に低減することに起因している。すなわち、作業者からすると、フェルール端子17を差し込むときの力が急に抜けるため、作業者は手応えを得て、確実に係合状態に移行したことを知覚しやすくなる。
図8は、挿入ストロークと挿入力との関係を示すグラフである。
挿入ストロークが0のときには、図4に示すように、端子部19の先端19aが、板ばね34における自由端側区間51の板面に当接している。この状態から、フェルール端子17を差し込んでゆくと、板ばね34が弾性変形するときの反力、及び自由端側区間51の板面上を端子部19の先端19aが滑るときの摩擦抵抗により、挿入力が増加してゆく。
挿入ストロークがx1のときには、図5に示すように、端子部19の先端19aが自由端側区間51の先端51aに達している。このときが挿入力のピークとなる。この挿入ストロークで、端子部19と自由端側区間51とのなす角度βが45度±2度以内になるように設定すると、フェルール端子17をさらに差し込んでゆくときに、摩擦係数μが大幅に低減することで、挿入力が急激に減少することが実験により判明している。
ここで、比較例について説明する。
図9は、比較例の板ばね構造を示す断面図である。
ここでは、略V字状に曲げられた板ばね71を使用している。
図中の(a)は、フェルール端子17を差し込む前の状態の断面図である。
図中の(b)は、端子部19が板ばね71に当接した状態の断面図である。この状態において、端子部19と板ばね71の先端とのなす角度は45度程度である。
図中の(c)は、端子部19の先端が板ばね71の先端に達した状態の断面図である。この状態において、端子部19と板ばね71との先端とのなす角度は30度程度である。
図中の(d)は、フェルール端子17の差し込みが完了した状態の断面図である。
図10は、比較例における挿入ストロークと挿入力との関係を示すグラフである。
挿入ストロークが0のときには、図9(b)に示すように、端子部19の先端が板ばね71の先端に当接している。この状態から、フェルール端子17を差し込んでゆくと、板ばね71が弾性変形するときの反力、及び板ばね71の板面上を端子部19の先端が滑るときの摩擦抵抗により、挿入力が増加してゆく。
挿入ストロークがx1のときには、図9(c)に示すように、端子部19の先端が板ばね71の先端に達している。このときが挿入力のピークとなり、フェルール端子17をさらに差し込んでゆくときに、摩擦係数μは大幅に低減することはなく、挿入力は緩やかに減少することが実験により判明している。このように、フェルール端子17を差し込むときの力に大きな変化がないと、作業者は手応えを得にくく、確実に係合状態に移行したことを知覚しにくい。
実施形態では、端子部19と自由端側区間51とのなす角度βを45度±2度以内とするために、まずフェルール端子17が差し込まれていない状態で、端子進路56と自由端側区間51とのなす角度αを70度±2度以内にしている。また、固定端側区間52と、第一の曲げ区間53と、第二の曲げ区間54と、を形成している。この第二の曲げ区間54を設けることで、比較例の構造よりも角度β及びαの値を大きくし、β≒45度、及びα≒70度を実現することができる。
また、第一の曲げ区間53は、板厚の2倍以上の曲率半径に設定されている。これにより、板ばね34が塑性変形したり、弾性力が弱まったりすることを抑制できる。
また、工具接触区間55を設けたことで、工具61の差し込み時に、工具接触区間55を介してスムーズに板ばね34を撓ませ、端子部19との係合状態を容易に解除することができる。
《変形例》
上記の実施形態では、リード線16にフェルール端子17を圧着した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、単線であれ、より線であれ、裸線のまま使用してもよい。
上記の実施形態では、a接点端子及びb接点端子を組み合わせたc接点のリレーについて説明したが、これに限定されるものではなく、a接点のリレーやb接点のリレーにも適用できる。また、4極の接点を有するリレーについて説明したが、これに限定されるものではなく、1極、2極、又は3極のリレーにも適用できる。さらに、リレーに限定されるものではなく、タイマーにも適用できる。
上記の実施形態では、リレーやタイマー等を外部回路に接続するためのターミナルソケットについて説明したが、これに限定されるものではない。要は、ハウジング15に差し込まれたフェルール端子17を保持可能なスプリング式の端子構造であれば、他の如何なる電気機器や付属装置にも適用可能である。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11…接続端子台、12…一次側端子部、13…リレー端子部、14…二次側端子部、15…ハウジング、16…リード線、17…フェルール端子、18…カラー部、18a…テーパ面、19…端子部、19a…先端、21…電線差込穴、22…工具差込穴、23…プラグ差込口、24…電線差込穴、25…工具差込穴、30…角度、32…スプリング金具、33…押付面、34…板ばね、35…中継導電板、43…大径部、44…当接部、45…小径部、46…中間ベース、47…底面、51…自由端側区間、51a…先端、52…固定端側区間、53…第一の曲げ区間、54…第二の曲げ区間、55…工具接触区間、56…端子進路、61…工具、71…板ばね

Claims (4)

  1. ハウジングの電線差込穴に電線が差し込まれると、前記ハウジングの内部で前記電線と係合し、前記電線の引き抜き方向の変位を抑制する板ばねにおいて、
    前記ハウジングの内部で前記電線が通る位置を電線進路とし、先端が差し込み方向の奥側及び前記電線進路に向かって突出し、板面が前記電線進路と交差するように配置された直線状の自由端側区間と、
    前記ハウジングに固定され、前記電線進路と平行に延びる直線状の固定端側区間と、
    前記自由端側区間と前記固定端側区間との間に介在し、前記差し込み方向の手前側から見て凸となる側に曲げられた第一の曲げ区間と、
    前記自由端側区間と前記第一の曲げ区間との間に介在し、前記差し込み方向の手前側から見て凹となる側に曲げられた第二の曲げ区間と、
    を備え、
    前記電線が差し込まれたときに、前記電線の先端が前記自由端側区間を押し、前記電線の先端が前記自由端側区間の先端を越えると、前記自由端側区間の先端が前記電線を押す係合状態へと移行するものであり、
    前記電線の先端が前記自由端側区間の先端に達した差し込み位置で、前記電線と前記自由端側区間とのなす角度が、45度±2度以内であり、
    前記電線が差し込まれていない状態で、前記電線進路と前記自由端側区間とのなす角度が、70度±2度以内であることを特徴とする板ばね。
  2. 前記第一の曲げ区間は、板厚の2倍以上の曲率半径であることを特徴とする請求項に記載の板ばね。
  3. 前記ハウジングの工具差込穴に工具が差し込まれると、前記ハウジングの内部で前記電線との係合が解除されるものであり、
    前記第一の曲げ区間と前記第二の曲げ区間との間に介在し、前記工具が差し込まれたときに、前記工具の外周面によって前記電線の外側へと押される直線状の工具接触区間を備えることを特徴とする請求項又はに記載の板ばね。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の板ばねを備えた接続端子台。
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