JP6887370B2 - トラクタ - Google Patents

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JP6887370B2
JP6887370B2 JP2017242204A JP2017242204A JP6887370B2 JP 6887370 B2 JP6887370 B2 JP 6887370B2 JP 2017242204 A JP2017242204 A JP 2017242204A JP 2017242204 A JP2017242204 A JP 2017242204A JP 6887370 B2 JP6887370 B2 JP 6887370B2
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Description

本発明は、衛星測位情報を受信するアンテナユニットを備えたトラクタに関する。
上記トラクタは、GPS衛星から送信される衛星測位情報をアンテナユニットにより受
信して、自車の位置と方位等を演算にて求めることができるようにしたものである。この
種のトラクタのうち、運転キャビンを備えていない形式のトラクタにおいて、従来では、
アンテナユニットが、車体の操縦パネル部の内部に収納される状態で備えられたものがあ
った(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−16562号公報
上記従来構成では、アンテナユニットが、車体の低い位置であって且つボンネット等に
よって覆われた領域に設けられるので、GPS衛星から送信される衛星測位情報が、ボン
ネットやその他の障害物によって阻害されるおそれがある。そこで、運転キャビンを備え
ていない形式のトラクタでは、転倒防止のために備えられているロプス等を利用して、ア
ンテナユニットを車体の高い位置に設けて、GPS衛星等から送信される衛星測位情報を
精度よく受信することができるように構成することが考えられる。
このようにアンテナユニットを車体の高い位置に設ける場合、アンテナユニットから車
体に備えられる走行制御用のコントローラに向けて情報を伝えるために長い配線を備える
必要があり、障害物との接触や車体の振動に起因して破損する等の不利な面があった。
そこで、アンテナユニットにて受信される衛星測位情報を伝えるための配線を破線等の
おそれの少ない状態で備えることが望まれていた。
本発明に係るトラクタの特徴構成は、
上下方向に沿って延びる縦フレーム部と横フレーム部とを含むフレーム部を有する転倒保護用のロプスと、
衛星測位情報を受信するアンテナユニットと、
前記アンテナユニットと走行制御用のコントローラとを接続する配線と、が備えられ、
前記配線が、前記レーム部に沿って配索され
前記アンテナユニットが、前記ロプスに支持され、
前記フレーム部が、中空であり、
前記配線が、前記アンテナユニットから前記フレーム部に形成された挿通孔を通じて直接前記フレーム部の内部を通るように配索されている点にある。
トラクタは、圃場や荒れ地等の不整地を走行する場合が多く、地面の凹凸に起因して車
体が転倒することが考えられる。そこで、車体が転倒した場合等において、搭乗している
操縦者を保護するために、従来より、運転キャビンを備えていない形式のトラクタには、
転倒保護用のロプスが設けられている。
そこで、本発明では、ロプスに備えられる縦フレーム部を利用して、アンテナユニット
と走行制御用のコントローラとを接続する配線が備えられている。ロプスは、転倒時に操
縦者を保護するために、運転部の上方を迂回するように背高に設けられ、上下方向に沿っ
て延びる縦フレーム部を有している。そこで、この縦フレーム部に沿って配線が配索され
る。
その結果、ロプスを利用して衛星測位情報を良好に受信しやすい高い位置にアンテナユ
ニットを配置させるようにしても、転倒保護のために剛性の高いロプスの縦フレーム部に
沿わせることで、配線が障害物との接触や車体の振動に起因して破損するおそれを少なく
することができる。
本発明においては、前記アンテナユニットが、前記ロプスに支持されていると好適であ
る。
本構成によれば、ロプスにアンテナユニットが支持される構成とすることにより、アン
テナユニットが高い位置に配備され、ボンネットや車体の障害物による悪影響を受け難く
、GPS衛星等から送信される衛星測位情報を良好に受信し易いものになる。しかも、ロ
プスは、剛性が高く、振動や撓み等が生じ難いものであり、車体にて発生する振動が伝わ
り難く、振動に起因して車体の位置や方位の測位結果に誤差が生じるおそれが少ないもの
になる。
本発明においては、前記縦フレーム部が、中空状であり、
前記配線が、前記縦フレーム部の内部を通るように配索されていると好適である。
本構成によれば、配線の周囲が中空状の縦フレームによって覆われるので、配線に対し
て外部の障害物が接触して配線が破損するおそれを確実に回避することができる。
本発明においては、前記縦フレーム部が、横向きの揺動支点周りに揺動して折り畳み可
能に構成され、
前記配線が、前記縦フレーム部のうち前記揺動支点よりも上側の可動部分の前記内部を
通るように配索されていると好適である。
本構成によれば、ロプスを横向きの揺動支点周りで折り畳み揺動すると、揺動して低い
位置に収納されるので、トラクタの輸送のとき等において、ロプスが邪魔になることがな
い。そして、配線は、縦フレーム部のうち揺動支点よりも上側の可動部分の内部を通り、
ロプスが折れ曲がる揺動支点付近の内部は通過しない。その結果、ロプスの折り畳み揺動
操作が繰り返し行われても、その揺動操作に伴って配線が同じ位置で繰り返し折れ曲がる
ことによって損傷するおそれが少ない。
本発明においては、前記配線が、前記ロプスの外周面に沿って配索されていると好適で
ある。
本構成によれば、配線がロプスの外周面に沿う状態で備えられるので、ロプスに配線通
過用の開口を形成したり、ロプスの内部に通過するように配線を通すという煩わしい作業
が不要であり、配線の設置作業が行い易いものになる。
本発明においては、前記配線が、前記外周面のうち機体幅方向における内側の内側面を
通るように配索されていると好適である。
本構成によれば、ロプスの外周面のうちの内側面に沿う状態で配線が備えられるので、
車体の走行に伴って、配線が、車体の横側外方に位置する外部の障害物、例えば、背高の
畦畔や樹木等に接触して損傷するおそれが少なくなる。
本発明においては、前記配線が、前記外周面のうち機体幅方向における外側の外側面を
通るように配索されていると好適である。
本構成によれば、ロプスの外周面のうちの外側面に沿う状態で配線が備えられるので、
配線の組付け作業を行う場合に、車体外方側から容易に作業を行うことができ、組付け作
業が行い易い。
本発明においては、前記配線が、前記外周面のうち機体前後方向における後側の後面を
通るように配索されていると好適である。
本構成によれば、ロプスの外周面のうちの外側面に沿う状態で配線が備えられるので、
車体の走行に伴って、配線が、車体の前方側から近づいてくる外部の障害物、例えば、背
高の畦畔や樹木等がロプスに接触することがあっても、配線が障害物に接触することを回
避して、損傷するおそれを少なくすることができる。
本発明においては、前記配線が、化粧カバーによって覆われていると好適である。
本構成によれば、配線を化粧カバーによって覆うことにより、配線が障害物に接触する
ことを回避して、損傷するおそれを少なくすることができる。
本発明においては、前記ロプスが、横向きの揺動支点周りに揺動して折り畳み可能に構
成され、
前記化粧カバーが、前記ロプスのうち前記揺動支点よりも上側の可動部分に取り付けら
れていると好適である。
本構成によれば、ロプスを横向きの揺動支点周りで折り畳み揺動すると、揺動して低い
位置に収納されるので、トラクタを移送する際にロプスが邪魔になることがない。配線は
、ロプスの外周面に沿う状態で備えられ、且つ、化粧カバーによって覆われる。化粧カバ
ーは、ロプスのうち揺動支点よりも上側の可動部分に取り付けられるので、ロプスの折れ
曲がり揺動に伴って、化粧カバーに対して無理な力が作用することがなく、化粧カバーが
配線の外方を覆う状態を長期にわたって維持できる。
本発明においては、後輪を覆うフェンダーが備えられ、
前記配線が、前記フェンダーの下側を通るように配索されていると好適である。
本構成によれば、後輪を覆うために大型に形成されるフェンダーを利用して、特別なカ
バー体を設けることなく、配線の上方を覆うことができる。
トラクタの側面図である。 トラクタの平面図である。 トラクタの正面図である。 調節機構を示す底面図である。 トラクタの背面図である。 配線の支持構造を示す縦断正面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの平面図である。 別実施形態のトラクタの正面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの平面図である。 別実施形態のトラクタの正面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの平面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの平面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの平面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの正面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの背面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。 別実施形態のトラクタの正面図である。 別実施形態のトラクタの側面図である。
以下、本発明に係るトラクタの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1,2,3,5に、本発明に係るトラクタが示されている。この実施形態では、図1
に記載した符号Fで示す方向がトラクタの前側であり、符号Bで示す方向がトラクタの後
側である。又、図2に記載した符号Rで示す方向がトラクタの右側であり、符号Lで示す
方向がトラクタの左側である。
図1に示すように、トラクタは、車体の骨組みを形成する車体フレーム1によって全体
が支持され、向き変更操作可能で駆動可能な左右の前輪2と、向き固定で駆動可能な左右
の後輪3とを備えて走行車体4が構成されている。車体前部のボンネット5内にエンジン
6が搭載され、車体の後部側に運転部7が備えられている。
図1,2に示すように、走行車体4は、その後部に、車体後部への耕耘装置などの作業
装置(図示せず)の着脱が可能で且つ作業装置を連結した状態で昇降操作可能なリンク機
構8が備えられている。運転部7の下部に、エンジン6の動力が伝達される動力を後車軸
9を介して左右の後輪3に伝達するミッションケース10が備えられている。ミッション
ケース10内には、左右の後車軸9の駆動速度に速度差を与えることが可能な差動装置1
1が備えられ、エンジン6からの動力が差動装置11を介して左右の後輪3に振り分けて
伝達される。ミッションケース10は後車軸9を回動自在に支持している。
この実施形態では、車体前部に位置するエンジン6、エンジン6の後方に連結されるク
ラッチハウジング12、中間フレーム13、車体後部に位置するミッションケース10等
が一体的に連結されて剛性の高い車体フレーム1が形成されている。
ミッションケース10の上部には、リンク機構8を介して作業装置を昇降駆動する油圧
式の昇降シリンダ14が備えられている。昇降シリンダ14はシリンダケース15に収容
されている。シリンダケース15内に、昇降シリンダ14の伸縮操作にて揺動操作される
揺動アーム16が備えられ、揺動アーム16と一体的に揺動するリフトアーム17と、リ
ンク機構8とが、リフトロッド18を介して枢支連結されている。
運転部7は、操縦者が着座可能な運転座席19と、その運転座席19の前側に位置して
運転部7の床面を形成する搭乗ステップ20、運転座席19の前方に位置する前輪操舵用
のステアリングホイール21及びその他の操作具22を備えた操縦パネル部23が備えら
れている。運転座席19の左右両側には、左右の後輪3の上方を覆う後輪フェンダー24
が備えられ、後輪フェンダー24にも複数の作業用の操作具25が設けられている。
運転部7の後側には、左右両側が車体フレーム1の後端部、すなわち、ミッションケー
ス10の後端部に連結されるとともに、運転座席19の後側上方を囲うように上方に延び
る転倒保護用のロプス26が備えられている。すなわち、ロプス26は、左右一対の縦方
向に沿って延びる縦フレーム部26aと、左右の縦フレーム部26aの上端同士を繋いで
横方向に沿って延びる横フレーム部26bとを有して、機体正面視で略門型に形成されて
いる。ロプス26は、中空状の角パイプ材にて構成され、角パイプ材を正面視で略門型に
屈曲させた形状となっている。
ロプス26は、下部に設けられた横向き揺動支点X周りで折れ曲がり可能に構成されて
いる。このように構成することで、車体の運搬時等においてロプス26を前記揺動支点X
周りで機体前方側に揺動させることにより、上方への突出量を少なくして輸送の邪魔にな
ることを回避できる。
走行車体4には、走行制御用のコントローラ30と、前輪2を操向操作可能なステアリ
ングモータ(図示せず)と、GNSS(全地球航法衛星システム)の一例である周知のG
PS(Global Positioning System)(全地球測位システム)を利用して走行車体4の位
置及び方位を測定する測位ユニット31等が備えられている。
測位ユニット31は、GPS衛星(図示せず)から送信された電波と、既知位置に設置
された基準局(図示せず)から送信されたデータとを受信する衛星航法用のアンテナユニ
ット32、及び、測位ユニット31の測位データに基づいて、走行車体4の位置及び方位
を測定する衛星航法装置33を備えている。GPSを利用した測位方法として、本実施形
態においては、GPSの測位データと、地上側に予め位置が判明している基準局から送信
される誤差補正情報とを用いて車体の位置を計測することができるD−GPS(Differen
tial GPS)が採用されている。基準局は、GPS衛星からの電波を受信して得た誤差補正
情報を無線通信により送信する。衛星航法装置33は、GPS衛星からの電波を受信して
得た測位データと、基準局からの情報とに基づいて、走行車体4の位置及び方位を求める
アンテナユニット32を含む測位ユニット31は、GPS衛星からの電波の受信感度が
高くなるように、機体外方に臨む状態で高い位置に配備されている。具体的には、図1に
示すように、測位ユニット31は、ロプス26における頂部(最も高い位置)にある横フ
レーム部26bに備えられている。測位ユニット31は、横フレーム部26bにおける横
方向中央部付近において、取付ブラケット34を介して取付られている。つまり、アンテ
ナユニット32が、運転座席19の上端よりも高い位置であり、且つ、ロプス26の揺動
支点Xよりも上側に位置する状態で備えられている。
ロプス26に対する測位ユニット31の左右方向の取付位置を調節可能な調節機構35
が備えられている。説明を加えると、図4に示すように、測位ユニット31は取付ブラケ
ット34を介してロプス26に取り付けられている。測位ユニット31は、下向きに突出
して取付ブラケット34に形成された挿通孔36を挿通する4本のボルト37と、取付ブ
ラケット34の下側からボルト37に装着されるナット38との締結により、取付ブラケ
ット34に連結固定される。そして、各ボルト37が挿通する挿通孔36は、横方向に長
い長孔に形成されている。この長孔の範囲内で測位ユニット31を横方向に任意の位置に
変更させてボルト37・ナット38の締結により固定することができる。
上記したようにアンテナユニット32が、走行車体4から上方側に離れた箇所に設けら
れるので、GPSを利用して測定した走行車体4の位置及び方位には、走行車体4のヨー
イング、ピッチング、又は、ローリングに伴うアンテナユニット32の位置ズレに起因し
た測位誤差が含まれている。つまり、測位ユニット31にて計測された位置と、作業装置
による作業位置との間の位置ずれに起因した誤差である。
そこで、走行車体4には、上記したような測位誤差を取り除く補正を可能にするために
、3軸のジャイロスコープ(図示せず)と3方向の加速度センサ(図示せず)とを有して
走行車体4のヨー角、ピッチ角、ロール角、などを計測する慣性計測装置(IMU:Iner
tial Measurement Unit)39が備えられている。測位ユニット31により測定した走行
車体4の位置及び方位の情報が、慣性計測装置39にて計測された走行車体4のヨーイン
グ、ピッチング、又は、ローリングに伴うアンテナユニット32の位置ズレの情報により
補正するようになっている。
図2に示すように、慣性計測装置39は、平面視で、ミッションケース10と重複する
箇所に配置されている。説明を加えると、慣性計測装置39は、運転座席19の下側にお
いて、後車軸9の駆動軸心よりも上方に位置する箇所であって、且つ、ミッションケース
10の上側に備えられるシリンダケース15の上側に配置されている。さらに説明すると
、慣性計測装置39は、側面視で、後輪3と重複する箇所に配置されている。この箇所は
、剛性が高く撓み変形等が生じ難い箇所であり、さらに、エンジン6からも離れているの
で、エンジン6の振動による影響を受け難いものとなり、誤差の少ない状態で計測するこ
とができる。
図1に示すように、コントローラ30は、操縦パネル部23の内部に収納する状態で備
えられている。そして、コントローラ30は、事前に設定された圃場内での走行経路の情
報と、測位ユニット31の測位結果とに基づいて、作業用の走行経路に沿って走行車体4
が走行するようにステアリングモータ等を制御する自動操向制御を実行するように構成さ
れている。
アンテナユニット32を含む測位ユニット31とコントローラ30とを接続する配線4
0が備えられている。説明を加えると、配線40が、縦フレーム部26aに沿って配索さ
れている。具体的には、配線40が、中空状の角パイプ材からなるロプス26の縦フレー
ム部26aのうち揺動支点Xよりも上側の可動部分の内部を通るように配索されている。
すなわち、図6に示すように、測位ユニット31からの配線40は、横フレーム部26
bに形成された挿通孔50を通して、横フレーム部26bの内部に案内され、横フレーム
部26b及び縦フレーム部26aの内部を通り、縦フレーム部26aのうち揺動支点Xよ
りも上側に形成された挿通孔51を通り、ミッションケース10の上側に位置する慣性計
測装置39にまで延びている。そして、配線40は、慣性計測装置39を経由して、後輪
フェンダー24の下側を通って操縦パネル部23に備えられたコントローラ30にまで延
びている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、アンテナユニット32(測位ユニット31)がロプス26にお
ける横フレーム部26bに取り付けられる構成としたが、この構成に代えて、図1,3,
5,9,10,12に仮想線で示すように、アンテナユニット32が、ロプス26におけ
る縦フレーム部26aに取り付けられる構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、ロプス26の縦フレーム部26aが上下方向に真っ直ぐに延び
る形状としたが、この構成に代えて、図7,8,9に示すように、ロプス26の縦フレー
ム部26aの上部側箇所が機体前部側に折れ曲がる形状に設けられているものでもよい。
(3)上記実施形態では、ロプス26が下端部にて揺動支点Xを設ける構成としたが、こ
の構成に代えて、図10,11,12に示すように、ロプス26の上下中間位置にて折れ
曲がり用の揺動支点Xを有し、ロプス26の横フレーム部26bにアンテナユニット32
を設ける構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、走行車体4の後部に設けられたロプス26にアンテナユニット
32が取付けられる構成としたが、この構成に代えて、次の(4−1)〜(4−6)に記
載する構成としてもよい。
(4−1)
図13,14,15,16に示すように、走行車体4に前端部を保護するために備えら
れたフロントガード41にアンテナユニット32が取付けられる構成としてもよい。図1
5,16では、フロントガード41の左右両側を通過する支持アーム42によりフロント
ローダ43を連結する構成を示している。
(4−2)
図17,18に示すように、運転部7の上方を覆うキャノピー44にアンテナユニット
32が取付けられる構成としてもよい。図18に示すように、機体前部に向けて片持ち状
に延びるキャノピー44の前端部にアンテナユニット32が取付けられる場合には、キャ
ノピー44の支柱45から補助ステー46を伸ばして支持強度を向上させるようにすると
よい。
(4−3)
図19,20に示すように、運転部7の前方であって且つボンネット5の後部側に位置
する箇所に設けられたロプス26にアンテナユニット32が取付けられる構成としてもよ
い。
(4−4)
図21,22,23に示すように、運転部7に後部に設けられる転倒防止用のロプス2
6とは別に、ボンネット5の上方を跨ぐ状態で、専用の支持部材47を設け、この支持部
材47にアンテナユニット32が取付けられる構成としてもよい。支持部材47における
縦向き延設部47aが、直線状に延びる形状でもよく、L字状に曲がる形状でもよい。
(4−5)
図24〜29に示すように、運転部7の後部に設けられる転倒防止用のロプス26から
延出されるステー48が備えられ、アンテナユニット32が、ステー48に取り付けられ
る構成としてもよい。例えば、図24,25に示すように、上下方向に真っ直ぐに延びる
ロプス26に対して、機体後部側又は機体前部側に延設されるステー48が設けられ、そ
のステー48にアンテナユニット32が取付けられる構成としてもよい。又、図26に示
すように、ロプス26の上部側箇所が機体前部側に折れ曲がる形状に設けられ、そのロプ
ス26の折れ曲がり箇所から後部上方に延設されるステー48が設けられ、そのステー4
8にアンテナユニット32が取付けられる構成としてもよい。さらに、図27,28,2
9に示すように、上下方向に真っ直ぐに延びるロプス26、又は、機体前部側に折れ曲が
る形状のロプス26に対して、左右の縦フレーム部26a同士に亘って延びる状態で、且
つ、側面視で縦フレーム部26aと重複する状態で、ステー48が設けられ、このステー
48にアンテナユニット32が取付けられる構成としてもよい。
(4−6)
図1に仮想線で示すように、ボンネット5の上部にアンテナユニット32が取付けられ
る構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、配線40が、ロプス26の縦フレーム部26aの内部を通り、
縦フレーム部26aの途中から外方に出てコントローラ30に向けて延びる構成としたが
、この構成に代えて、次の(5−1)〜(5−5)に記載する構成としてもよい。
(5−1)
配線40が、縦フレーム部26aの内部を縦フレーム部26aの下端の開口を通過する
状態で延び、その後、後輪フェンダー24の内部を通り、コントローラ30に向けて延び
る構成としてもよい。
(5−2)
配線40が、縦フレーム部26aの外周面のうち機体幅方向における内側の内側面を通
るように配索される構成でもよい。
(5−3)
配線40が、縦フレーム部26aの外周面のうち機体幅方向における外側の外側面を通
るように配索されているものでもよい。
(5−4)
配線40が、縦フレーム部26aの外周面のうち機体前後方向における後側の後面を通
るように配索されているものでもよい。
(5−5)
配線40が、縦フレーム部26aの外周面に配索される場合、配線40が外方に露出し
ないように、配線40の周囲を化粧カバー(図示せず)によって覆う構成としてもよい。
この化粧カバーが、ロプス26のうち揺動支点Xよりも上側の可動部分に取り付けられる
構成にするとよい。
(6)上記実施形態では、測位ユニット31(アンテナユニット32)と走行制御用のコ
ントローラ30とは配線40を介して接続される構成としたが、この構成に代えて、測位
ユニット31(アンテナユニット32)と走行制御用のコントローラ30とが、図示しな
い通信装置を経由して無線通信方式にて互いに情報を送信可能に構成されるものでもよい
(7)上記実施形態では、慣性計測装置39が、平面視で、ミッションケース10と重複
する箇所に配置されている構成としたが、この構成に代えて、次の(7−1)〜(7−6
)に記載する構成としてもよい。
(7−1)
慣性計測装置39を、車体フレーム1における横側部に配置する構成としてもよい。そ
の場合、車体フレーム1に直接支持させてもよいが、図示しないブラケットを介して車体
フレーム1に支持するようにしてもよい。
(7−2)
慣性計測装置39を、車体フレーム1における下面に配置する構成としてもよい。その
場合、正面視で左右の後輪フェンダー24にて囲まれた領域に配置する構成としてもよい
。そして、車体フレーム1に直接支持させてもよいが、図示しないブラケットを介して車
体フレーム1に支持するようにしてもよい。
(7−3)
車体フレーム1として、車体の左右両側部において車体前後方向に長く延びる一対のメ
インフレーム(図示せず)を備え、左右のメインフレームにて、エンジン6やミッション
ケース10を支持するようなフレーム構造を備える構成とし、正面視で左右のメインフレ
ームで囲まれる領域に慣性計測装置39を備える構成としてもよい。その場合、メインフ
レームに直接支持させてもよいが、ブラケットを介してメインフレームに支持するように
してもよい。
(7−4)
慣性計測装置39を、側面視で前車軸49よりも上方に位置する状態で配置してもよい
。その場合、側面視で前輪2と重複する状態で配置するようにしてもよく、重複しない状
態で配置してもよい。
(7−5)
慣性計測装置39を、平面視でボンネット5と重複する状態で、ボンネット5の下側に
位置する状態で配置してもよい。この場合、平面視で前車軸49や車体フレーム1等を重
複する位置に設けるとよい。
(7−6)
慣性計測装置39をロプス26に設けるようにしてもよい。この場合、アンテナユニッ
ト32の近傍の位置に設ける構成、あるいは、測位ユニット31に収納される状態で設け
る構成でもよく、アンテナユニット32から離間した位置に設けてもよい。
(8)上記実施形態では、測位ユニット31をロプス26に対して位置調節する調節機構
35として、ブラケット34にボルト37が挿通する挿通孔36(長孔)が形成される構
成としたが、この構成に代えて、ボルト37が挿通する丸形の挿通孔を間隔をあけて複数
形成して、複数の挿通孔のうちのいずれかを選択してボルトを挿通して締結することで位
置調節する構成としてもよい。
(9)上記実施形態では、コントローラ30がステアリングモータによる自動操向制御を
実行する構成としたが、ステアリングモータの制御に加えて、変速装置を操作する変速モ
ータを制御して車速を自動制御する構成としてもよい。
本発明は、衛星測位情報を受信するアンテナユニットを備えたトラクタに適用できる。
3 後輪
24 フェンダー
26 ロプス
26a 縦フレーム部
30 コントローラ
32 アンテナユニット
40 配線
X 揺動支点

Claims (9)

  1. 上下方向に沿って延びる縦フレーム部と横フレーム部とを含むフレーム部を有する転倒保護用のロプスと、
    衛星測位情報を受信するアンテナユニットと、
    前記アンテナユニットと走行制御用のコントローラとを接続する配線と、が備えられ、
    前記配線が、前記レーム部に沿って配索され
    前記アンテナユニットが、前記ロプスに支持され、
    前記フレーム部が、中空であり、
    前記配線が、前記アンテナユニットから前記フレーム部に形成された挿通孔を通じて直接前記フレーム部の内部を通るように配索されているトラクタ。
  2. 前記縦フレーム部が、横向きの揺動支点周りに揺動して折り畳み可能に構成され、
    前記配線が、前記縦フレーム部のうち前記揺動支点よりも上側の可動部分の前記内部を
    通るように配索されている請求項に記載のトラクタ。
  3. 前記配線が、前記ロプスの外周面に沿って配索されている請求項1又は2に記載のトラクタ。
  4. 前記配線が、前記外周面のうち機体幅方向における内側の内側面を通るように配索され
    ている請求項に記載のトラクタ。
  5. 前記配線が、前記外周面のうち機体幅方向における外側の外側面を通るように配索され
    ている請求項に記載のトラクタ。
  6. 前記配線が、前記外周面のうち機体前後方向における後側の後面を通るように配索され
    ている請求項に記載のトラクタ。
  7. 前記配線が、化粧カバーによって覆われている請求項1〜のいずれか一項に記載のト
    ラクタ。
  8. 前記ロプスが、横向きの揺動支点周りに揺動して折り畳み可能に構成され、
    前記化粧カバーが、前記ロプスのうち前記揺動支点よりも上側の可動部分に取り付けら
    れている請求項に記載のトラクタ。
  9. 後輪を覆うフェンダーが備えられ、
    前記配線が、前記フェンダーの下側を通るように配索されている請求項1〜のいずれ
    か一項に記載のトラクタ。
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