JP2021122213A - 移植機 - Google Patents

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和洋 那須
Kazuhiro Nasu
和洋 那須
周一 足立
Shuichi Adachi
周一 足立
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Abstract

【課題】走行機体の前部側方側で苗トレイを支持する予備苗台と、左右一対の予備苗台の上端側同士を連結する前記連結部材に取付固定される位置情報取得ユニットとを備えた移植機において、該位置情報取得ユニットに接続される配線を前記走行機体側まで効率的且つ綺麗に配設することができる移植機を提供することを課題としている。【解決手段】走行機体と、位置情報取得ユニットと、前記走行機体前部で左右外側に向けて延設された左右一対の支持ステーと、該支持ステーに支持される予備苗台と、制御部とを備え、前記予備苗台は、上下方向に延設された左右一対の固定筒と、該固定筒を軸に回動する回動部と、一対の前記固定筒の上端側同士を連結する連結部材とを有し、前記連結部材側に前記位置情報取得ユニットが取付固定され、該位置情報取得ユニットに接続される配線は、前記固定筒の中空部内を介して前記走行機体側まで配設されるように構成された。【選択図】図6

Description

本発明は、位置情報取得ユニットが支持された移植機に関する。
後部側に植付作業機が昇降可能に連結された走行機体と、前記走行機体前部で左右外側に向けて延設された左右一対の支持ステーと、該支持ステーに支持される予備苗台とを備え、前記予備苗台は、上下方向に延設されて前記支持ステー側に取付固定される筒状の固定部と、該固定部を軸に回動するように該固定軸に軸装される上下方向の回動部と、該回動部の回動作動をロックするロック部と、該回動部と一体回動するように設けられた予備苗トレイと、左右一対の固定部の上端側同士を連結する連結フレームとを有し、前記予備苗トレイが前記固定部を軸に左右回動可能に支持された特許文献1に記載の移植機が従来公知である。
上記文献によれば、前記予備苗トレイを水平回動可能に支持した前記予備苗台を強固に前記走行機体の前部の左右両側に配置することができるものであるが、前記予備苗トレイを軸支する前記回動部が軸回転するため、例えば、左右の予備苗台間を連結する前記連結フレームに測位衛星から走行機体の位置情報を取得する位置情報取得ユニット等の電子機器を取り付けた場合に、該位置情報取得ユニットから走行機体側に接続される配線を前記予備苗台に沿って配設することができない場合があるという課題があった。
特開2003−88217号公報
本発明は、走行機体の前部側方側でトレイが水平回動可能に支持された予備苗台と、左右一対の予備苗台の上端側同士を連結する前記連結部材に取付固定される位置情報取得ユニットとを備えた移植機において、該位置情報取得ユニットに接続される配線を前記走行機体側まで効率的且つ綺麗に配設することができる移植機を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、後部側に植付作業機が昇降可能に連結された走行機体と、測位衛星から前記走行機体の位置情報を取得する受信装置を有する位置情報取得ユニットと、前記走行機体前部で左右外側に向けて延設された左右一対の支持ステーと、
該支持ステーに支持される予備苗台と、制御部とを備え、前記予備苗台は、上下方向に延設されて前記支持ステー側に取付固定される左右一対の固定筒と、該固定筒を軸に回動するように該固定軸に軸装される上下方向の回動部と、該回動部の回動作動をロックするロック部と、該回動部と一体回動するように設けられた苗トレイ支持部と、一対の前記固定筒の上端側同士を連結する左右方向の連結部材とを有し、前記連結部材側に前記位置情報取得ユニットが取付固定され、該位置情報取得ユニットに接続される配線は、前記固定筒の中空部内を介して前記走行機体側まで配設されるように構成されたことを特徴としている。
第2に、前記連結部材は、左右両端側に上下方向のパイプ状に形成された連結部を有し、該連結部は、前記固定筒の上端側と嵌合されるように構成されたことを特徴としている。
第3に、前記連結部材の左右両端側と、前記固定筒の上端側とを連結する位置へ位置決めするブラケットを設け、該ブラケットは、前記固定筒を挟持するように前後に配置される一対の連結プレートと、一対の連結プレートを連結する連結ピンとから構成された
ことを特徴としている。
第4に、前記固定筒の上方側に、前記配線をカバーするカバー体を設けたことを特徴としている。
前記位置情報取得ユニットは、前記連結部材側に取付固定されることにより、走行機体の左右中央側で且つ走行機体の高い位置に支持することができる他、該位置情報取得ユニットに接続されて前記走行機体側まで配設される配線を、前記連結部材の左右端側から上下方向の前記固定筒の中空部内を通したことにより、該配線が前記予備苗台の回動作動を妨げることを防止できる。また、前記配線が露出する部分を少なくなり、外からも見え難くなるため、配線の劣化を抑制できるとともに見た目も綺麗になる。
また、前記連結部材は、左右両端側に上下方向のパイプ状に形成された連結部を有し、該連結部は、前記固定筒の上端側と嵌合されるように構成されたものによれば、前記連結部材が簡易に前記固定筒側に取付けられるとともに、前記配線をパイプ状の前記連結部を介して前記固定筒内に案内できるため、前記配線の配設作業もスムーズに行うことができる。
また、前記連結部材の左右両端側と、前記固定筒の上端側とを連結する位置へ位置決めするブラケットを設け、該ブラケットは、前記固定筒を挟持するように前後に配置される一対の連結プレートと、一対の連結プレートを連結する位置決めピンとから構成されたものによれば、前記固定筒の内側に前記配線を通すスペースを確保しつつ、前記連結部材の端部と前記固定筒の上端側とを位置決め固定できるとともに、前記連結部材と前記固定筒との間の連結箇所の剛性を高めてより互いをより強固に取付固定することができる。
なお、前記固定筒の上方側に、前記配線をカバーするカバー体を設けたものによれば、前記配線が前記連結部材の端部から前記固定筒内に向けて屈曲する箇所を保護することができるとともに、前記固定筒内に異物が混入することを防止できるため、前記配線の劣化を抑制することができる。
本発明の作業車両を適用した乗用田植機の全体側面図である。 本発明の作業車両を適用した乗用田植機の全体平面図である。 予備苗台とGNSSユニットの支持機構を示した要部後方斜視図である。 予備苗台を示した要部斜視図である。 予備苗台を示した要部底面斜視図である。 ユニット支持機構を示した分解斜視図である。
図1及び図2は、本発明の作業車両を適用した乗用田植機の全体側面図及び全体平面図である。本乗用田植機は、前輪1,1及び後輪2,2を備えた走行機体3と、該走行機体3の後部に昇降リンク4を介して昇降自在に連結された植付作業機6と、該植付作業機6と後輪2との間に配置された整地作業機7とを備えている。
前記走行機体3は、前側に配置されたボンネット9と、該ボンネット9の後方で各種操作具が配置された操縦部11とが設けられており、該走行機体3の前部側には、予備苗をストックする予備苗台8と、測位衛星から前記走行機体3の位置情報を取得(受信)するGNSSユニット(GPSユニット、受信ユニット)12が設けられている(図1及び図2参照)。
前記操縦部11には、オペレータが着座する座席13と、該座席13の前方に配置された操向操作具であるステアリングハンドル14と、該ステアリングハンドル14の左右一方(左)側に配置された主変速レバー16と、該ステアリングハンドル14の左右他方(右)側に配置された副変速レバー17と、床面を形成するフロアステップ18と、前記ボンネット9の左右側方側の床面を形成する一対のフロントステップ19とが設けられている。
該ステアリングハンドル14に連結されたステアリング軸側には、ステアリングハンドル14の操作位置を検出する操作位置検出センサ(図示しない)と、該ステアリングハンドル14を自動的に操作可能な操舵ユニット(操舵装置)21とが設けられている。
該操舵ユニット21には、前記GNSSユニット側に接続された配線65A側から延長された延長ケーブル65Bが接続される受信ケーブル65Cが設けられており、前記GNSSユニット12により取得された位置情報等や、ステアリングハンドル14の自動操舵に必要な情報を取得することができるように構成されている(図3等参照)。
上記主変速レバー16は、前後揺動操作によって走行変速を操作できる他、該主変速レバー16上端側の把持部内側には、前記植付作業機の昇降作動を操作するための上昇スイッチと、下降スイッチとが上下に配置されている。
上記副変速レバー17は、前後揺動操作されることにより、圃場面等での作業走行に適した低速状態と、路上走行に適した高速状態とに切換えることができるように構成されており、各状態に応じて、前記主変速レバー16によって変速操作可能な速度域が切換えられるように構成されている。
前記予備苗台8は、前記走行機体の機体フレーム(具体的には前記フロントステップ19の下方)側から左右外側に延設された支持ステーに取付固定されており、前記植付作業機により植付けられるマット苗(予備苗)を上下左右方向に複数並べて支持することができる。
また、該予備苗台8は、前記フロントステップ19の左右側方側に一対設けられており、詳しくは後述するユニット支持機構30を介して、前記GNSSユニット12が支持されている。該予備苗台8とユニット支持機構30の具体的な構成については後述する。
前記GNSSユニット12は、一対の前記固定筒の上端同士を連結することにより前記操縦部11のボンネット9を跨ぐように左右方向に延設された前記フレーム部材22と、該フレーム部材22の上辺側に左右一対設けられた受信アンテナ(GNSSアンテナ)である受信装置23,23と、後述するRTK基地局からの補正情報を取得する補正信号受信装置26とを備えている。該受信装置23は、コントロールエリアネットワーク(CAN)等の配線65を介して後述する制御部50に接続されており、該制御部50に測位衛星システムから取得された前記走行機体3の位置情報、方位情報等を入力することができるように構成されている。
上記受信装置23は、前記フレーム部材22によって前記ボンネット9の上方側に配置されたことにより、衛星からの位置情報が取得し易くなる。また、該受信装置23が左右方向のフレーム部材22上に左右一対設けられたことにより、走行機体3の位置情報をより正確に取得することができる。
上記補正信号受信装置26は、作業走行する圃場面からある程度離れた場所に設置されたRTK基地局(補正情報出力装置)から補正情報(具体的には、該RTK基地局の座標データと、走行機体とRTK基地局との間の距離データ)を受信するように構成されている。これにより、前記受信装置23によって取得された位置情報を、上記補正情報で補正することによって、前記走行機体3(GNSSユニット12)の位置情報の精度をセンチメートル単位まで向上させることができる。
該構成によれば、前記制御部50は、前記GNSSユニット12の受信装置23から取得された走行機体3の位置情報に基づいて、前記操舵ユニット21を制御することにより、前記走行機体3を予め演算・設定された圃場面上の作業経路に沿って走行させる自動操舵制御と、該自動操舵制御の実行中に走行機体3が畦等の障害物に接触することを回避する衝突回避制御とが実行可能に構成されている。
前記植付作業機6は、左右方向に延設されて主フレームをなす横フレーム31と、該横フレーム31の真後側近傍から前方に向かって上方傾斜されて背面側に苗が載置される苗載台32と、該苗載台32の下端側からマット苗を掻き取って圃場に植付ける植付部33と、上記苗載台32の下方に配置されて圃場面に接地される前後方向のフロート34とを備え、昇降シリンダ10によって走行機体3の後部側に昇降作動可能に連結されている。
左右方向に複数並べた上記フロート34のうち、中央に配置されたセンターフロート34Aは、圃場面からの土圧を感知する感知体として機能する。これにより、該センターフロート34Aが圃場面と接地した際に圃場から受ける土圧(圃場の状態)に応じて、前記植付作業機6の昇降位置(植付作業する植付高さ)を制御することができる。
次に、図3乃至5に基づき、前記予備苗台の構成について説明する。図3は、予備苗台とGNSSユニットの支持機構を示した要部後方斜視図であり、図4及び図5は、予備苗台を示した要部斜視図及び要部底面斜視図である。
前記予備苗台8は、前記走行機体3の機体フレーム側から前記フロントステップ19の左右外側に向けて延設される前記支持ステー36と、該支持ステー36から上方に延設される固定筒37と、該固定筒37の下端側を前記支持ステー36側に固定する固定部38と、前記固定筒37を軸に軸回転するように前記固定筒37に外装される回動部39と、該回動部39の軸回転をロックするロック機構(ロック部)41と、マット苗が載置される苗トレイが支持される苗トレイ支持部40とを有する。
また、該予備苗台8は、左右一対の前記固定筒37,37の上端に、後述するユニット支持機構30を介して前記GNSSユニット12が取付可能に構成されている(図2及び図3等参照)。詳しくは後述する。
前記支持ステー36は、前記走行機体3の機体フレーム下部側に支持された左右方向の棒状部材であって、その左右両端側が平面視で前記フロントステップ19の左右外側に突出するとともに、平面視で前記フロアステップ18の左右端側近傍まで延設されている。また、該支持ステー36の両端側は上方に向けて若干屈曲形成されている。
前記固定部38は、下方が開放されたコ字状に屈曲形成された板状部材であって、下方に向けて屈曲された屈曲部は、上方に向かって傾斜した前記支持ステー36の上部側が嵌合する円弧状の切欠きが形成されている(図3乃至5等参照)。
また、該固定部38の後部側には、L字状に屈曲形成された支持フレーム42の前端側が取付固定されており、該支持フレーム42は、前記固定部38から後方且つ左右内側に延設されることにより、機体フレーム側に固定されている(図4等参照)。
前記固定筒37は、上下方向に延設された筒(パイプ)状の部材であって、その下端側に設けた板状の支持台を介して前記固定部38の上面側に取付固定されている。また、該固定筒37の下部周面側には、該固定筒37を補強する補強リブ43が上下方向に沿って複数(図示する例では平面視で90度毎に計4枚)設けられている。
後側の上記補強リブ43の上下方向中途部には、L字状に屈曲形成された前後補強フレーム44が連結されており、該前後補強フレーム44の他端側が前記支持フレーム42側に取付固定されている。また、左右内側の上記補強リブの上下方向中途部には、左右内側に向かって下方傾斜する左右補強フレーム45が連結されており、該左右補強フレーム45の他端が前記機体フレーム側に取付固定されている(図4及び図5等参照)。
すなわち、前記固定筒37の下端側に取付けられる前記固定部38が、前記支持ステー36及び支持フレーム42によって、前後左右方向からガタツキなくより強固に機体フレーム側に取付固定され、該固定筒37の下部(前記補強リブ43)側が、前記前後補強フレーム44及び左右補強フレーム45によって、前後左右方向から補強されているため、前記予備苗台8は、多数のマット苗が載置された場合でも傾くことなく強固に走行機体側に取付固定されている。
ちなみに、前記固定筒37下端側の支持台と、前記固定部38の上面側には、後述する配線65を通すための挿通孔(図示しない)が穿設され、該固定部38の後部側に連結される前記支持フレーム42もパイプ状の部材が用いられることにより、後述する配線65を通すことができるように構成されている。
前記回動部39は、前記補強リブ43及び前記ロック機構41の上方に配置されており、前記固定筒37に外装されるように上下方向の筒状に形成された回動筒46と、該回動筒46の下部側と上部側とで連結されるとともに、前方又は後方に突出するようにコ字状に屈曲された前フレーム47と後フレーム48とを有している。
上記前フレーム47と上記後フレーム48と上記回動筒46とには、それぞれ左右方向に延設されるトレイ支持体(苗トレイ支持部)49が上下方向に並べて複数設けられており、前後方向に長い前記苗トレイ支持部40が、前フレーム47側のトレイ支持体49Aと、回動筒46側のトレイ支持体49Bと、後フレーム48側のトレイ支持体49Cとの間で架け渡されるようにして支持されている(図2等参照)。
このとき、同じ上下位置で前後に並べて(図示する例では3つ)配置された前記トレイ支持体49の左右端同士は、前後方向に延設されたワイヤ状の規制部材51によって連結されおり、該規制部材51は、その左右端側が前後方向に沿って上方に屈曲形成されている。
該構成によれば、前記苗トレイ支持部40上に載置されたマット苗が、前記規制部材51の立上部と、前記回動筒46との間に載置されるため、該マット苗が前記苗トレイ支持部40上から落下することを確実に防止することができる。
ちなみに、前記トレイ支持体49は、図示する例では上下方向に5段設けられており、上2段は前記回動部39の左右外側にのみ、前記トレイ支持体49が突設されている(図3参照)。
前記ロック機構41は、前記補強リブ43上端側と、前記回動筒46(回動部39)との間に設けられており、前記補強リブ43の上端側に配置されて上方が開放されたキャップ状に形成された受部材52と、前記固定筒37に外装されて且つ該受部材52と前記回動筒46下端側との間に設けられる弾性部材53と、前記回動部39の回動作動のロックとロック解除とを操作する前後一対の操作レバー54,54とを備え、該操作レバー54が略水平なロック位置から上方揺動(ロック解除)操作されると、前記回動部39の軸回動操作が許容されるロック解除状態に切換えられるように構成されている(図4及び図5等参照)。
前記受部材52は、円盤状の底部周縁側から上方に向かって立上げ形成された縁部によってキャップ状に形成されており、該縁部には、後述する係止片が係止される凹部である位置決め部56が複数形成されている。該位置決め部56は、前記回動部39の回動位置に応じて複数形成されている。
前記操作レバー54は、その基端側に、前記回動筒の下端側が間に挿通されるコ字状に形成された板状の連係部材57と、該連係部材57の内周面側に設けられて前記操作レバー54を前記回動部39(回動筒46)側に連結する連結片58と、前記位置決め部56に係止される係止片59とを有している。
また、該操作レバー54は、上記連係部材57が上記連結片58側に軸支されるとともに、該操作レバー54の前後方向中途部が前記回動部39側の前記前フレーム47及び後フレーム48の下端側に吊下げされたコ字状(方形状)のガイド体61に案内されることにより、上下揺動操作可能に構成されている。
上記連係部材57の端部側は、他方側の連係部材の端部側と噛合うようにクランク状に形成されることにより、前後一対の操作レバーのうち何れか一方の操作レバー54がロック解除操作されると、他方側の操作レバー54も連動して自動的にロック解除操作されるように構成されている。
上述の構成のロック機構41によれば、オペレータにより前記弾性部材53の弾性力に抗して前記操作レバー54のロック解除(上方揺動)操作が行われると、前記係止片59が上方揺動されて該係止片59が前記位置決め部56から離間するため、前記回動部39(及び操作レバー54)が前記固定筒37を軸に軸回転可能なロック解除状態に切換えられる。
このとき、前記操作レバー54を介して前記予備苗台8(回動部39)が所定の回動位置へと操作された場合には、前記操作レバー54を下方揺動(ロック)操作して該操作レバー54を略水平なロック位置に操作することにより、前記係止片59を再び前記位置決め部56に係止させることができるため、該予備苗台8の所定の回動位置で再びロックすることができる。
次に、図1乃至6に基づき、前記ユニット支持構成について説明する。図6は、ユニット支持機構を示した分解斜視図である。
前記ユニット支持機構30は、前記GNSSユニット12側の前記フレーム部材22と、上下方向が開放された筒(パイプ)状に形成されて該フレーム部材22の左右端側に取付固定された連結筒(連結部)66と、該連結筒66を前記予備苗台8(具体的には固定筒37の上端)側の取付位置に位置決めするブラケット67と、前記連結筒66の上方側をカバーするカバー体68とを備えている。
前記連結筒66は、前記固定筒37の上端側に外装されるようにして嵌合することによりスムーズに取付けることができるように構成されている。このとき、該連結筒66は、その下端側が前記回動筒46の上端側と当接するため、該連結筒66の取付位置の位置決めも容易に行われる。
前記ブラケット67は、前記連結筒66を前後で挟持する前後一対の連結プレート67A,67Aと、前後の連結プレート67A,67A間に設けられて前記連結筒66側に取付けられた複数(図示する例では4カ所)の取付筒67Cと、該取付筒67C内に挿通されて前後一対の連結プレート67A同士を連結する連結ボルト(連結ピン)70とから構成されている。
上記連結プレート67Aは、前記取付筒67Cに前記連結ボルト70を挿通することにより、一対の連結プレート67A,67Aで前記連結筒66を挟んだ状態でボルト固定するための固定孔と、前記カバー体68を前記連結プレート67A側にボルト固定するための固定孔とが穿設される(図6参照)。
また、該連結プレート67Aには、該連結プレート67Aを前記連結筒66側に取付ける際の位置決めに用いる位置決め片67Bが突設されており、前記連結筒66側に、前記位置決め片67Bが嵌合される位置決め孔66aが穿設されている。該構成により、前記ブラケット67は、前記連結ボルト(連結ピン)70を用いて一対の連結プレート67A,67Aをボルト固定する前に、該連結プレート67Aの取付位置を仮止めできるため、該ブラケット67の組立作業をよりスムーズ且つ容易に行うことができるように構成されている(図6参照)。
ちなみに、該位置決め片67Bは、前記連結筒66側の位置決め孔66aに挿通(嵌合)されると、該位置決め片67Bは、前記固定筒37の上端側に穿設された固定孔37aも同時に挿通される(貫く)ように構成されている(図6参照)。このとき、該位置決め片67Bの突出量は、その先端側がパイプ状の前記固定筒37の内周壁より内側へは飛び出さない長さとなるように構成されている。
前記カバー体68は、一対の連結プレート67B,67Bの上部に被せるようにして取付固定されることにより、一対の連結プレート67B,67B(連結筒66)の上方を覆うことができるように、下方が開放された箱状に形成されている。また、該カバー体68は、前記GNSSユニットに接続された配線を通すために左右内側の面も開放形成されている(図3及び図6等参照)。
上述のように構成されたユニット支持機構30及び予備苗台8によれば、前記GNSSユニット12に接続された配線65を、前記予備苗台8を構成する前記固定筒37内を通すことにより、前記フレーム部材22の端部側から前記走行機体(機体フレーム)の下側を経由させて、前記操縦部11(前記ステアリングハンドル14下方)側から取出して、前記操舵ユニット21側に接続することができる。
具体的に説明すると、前記GNSSユニット12側に接続される配線65Aと、前記操舵ユニット21側の受信ケーブル65Cとの間は、延長ケーブル65Bによって延長・接続されており、前記延長ケーブル65Bは、前記連結筒66内→前記固定筒37内→前記固定部38に形成された挿通孔(図示しない)→パイプ状の前記支持フレーム42内の順に配索されることによって、前記操縦部11の機体フレーム下側から前記操舵ユニット21の近傍まで配策することができるように構成されている(図3参照)。
これにより、前記延長ケーブル65B(配線65)を、極力露出させることなく前記GNSSユニット12側から前記操舵ユニット21側まで配索することができるため、作業中に配線を擦ったり踏んだりすることで配線を傷つけたり、雨風や日光に長時間直接晒されて劣化したりすることを効率的に防止することができる。
なお、前記連結筒66と前記固定筒37とを貫通する前記位置決め片67Bが、前記固定筒37の内周面側に飛び出さないように構成されたことにより、該位置決め片67Bが、前記固定筒37内の上端側に前記延長ケーブル65B(配線)を配設する際に邪魔にならず、配索作業をスムーズに行うことができる。
3 走行機体
8 予備苗台
12 GNSSユニット(位置情報取得ユニット)
22 フレーム部材(連結部材)
23 受信装置
36 支持ステー
37 固定筒
39 回動部
41 ロック機構(ロック部)
50 制御部
49A トレイ支持体(苗トレイ支持部)
49B トレイ支持体(苗トレイ支持部)
49C トレイ支持体(苗トレイ支持部)
70 連結ボルト(連結ピン)

Claims (4)

  1. 後部側に植付作業機が昇降可能に連結された走行機体と、
    測位衛星から前記走行機体の位置情報を取得する受信装置を有する位置情報取得ユニットと、
    前記走行機体前部で左右外側に向けて延設された左右一対の支持ステーと、
    該支持ステーに支持される予備苗台と、
    制御部とを備え、
    前記予備苗台は、上下方向に延設されて前記支持ステー側に取付固定される左右一対の固定筒と、該固定筒を軸に回動するように該固定軸に軸装される上下方向の回動部と、該回動部の回動作動をロックするロック部と、該回動部と一体回動するように設けられた苗トレイ支持部と、一対の前記固定筒の上端側同士を連結する左右方向の連結部材とを有し、
    前記連結部材側に前記位置情報取得ユニットが取付固定され、
    該位置情報取得ユニットに接続される配線は、前記固定筒の中空部内を介して前記走行機体側まで配設されるように構成された
    移植機。
  2. 前記連結部材は、左右両端側に上下方向のパイプ状に形成された連結部を有し、
    該連結部は、前記固定筒の上端側と嵌合されるように構成された
    請求項1に記載の移植機。
  3. 前記連結部材の左右両端側と、前記固定筒の上端側とを連結する位置へ位置決めするブラケットを設け、
    該ブラケットは、前記固定筒を挟持するように前後に配置される一対の連結プレートと、一対の連結プレートを連結する連結ピンとから構成された
    請求項1又は2の何れかに記載の移植機。
  4. 前記固定筒の上方側に、前記配線をカバーするカバー体を設けた
    請求項1乃至3の何れかに記載の移植機。
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