JP7289261B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、走行機体側に位置情報取得ユニットが支持された作業車両に関する。
走行機体と、測位衛星からの位置情報を取得する受信装置が設けられた位置情報取得ユニットと、前記走行機体を跨ぐアーチ状に形成されて前記位置情報取得ユニットを走行機体側に支持する固定フレームとを備え、測位衛星から取得した前記走行機体の位置情報を操縦部側で表示してオペレータによる作業走行の操作性を向上させたり、走行機体を自動走行させたりすることができる作特許文献1に記載の作業車両が従来公知である。
上記文献によれば、下方が開放されたコ字状の前記固定フレームによって前記走行機体の前部上方側のより高い位置に前記位置情報取得ユニットが設置されることによって、測位衛星から取得する位置情報がより受信し易くなるものであるが、前記操縦部の上方にルーフを設置可能な機種の場合に、前記位置情報取得ユニットが干渉してルーフが取付けられない場合が有り得るという課題があった。
特開2016-7197号公報
本発明は、前記支持機構により走行機体前部側に測位衛星からの位置情報を取得する位置情報取得ユニットが設置される作業車両において、該位置情報取得ユニットの設置位置を前後方向に調整することで、ルーフ等のオプションが設置可能な機種に対応可能な作業車両を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、操縦部を有する走行機体と、測位衛星からの位置情報を取得する受信装置が設けられた位置情報取得ユニットと、該位置情報取得ユニットを前記走行機体の前部左右両側の取付ベース部に取付支持する支持機構とを備え、前記支持機構は、走行機体を跨ぐ逆U字状に形成されてその上部側に前記位置情報取得ユニットが取付けられ且つその基端側が前記取付ベース部に取付けられるメインフレームと、前記メインフレームに前後揺動可能に設けられたサブフレームとを有し、前記取付ベース部は、前記メインフレームの基端側が取付けられる取付部が前後方向に沿って複数設けられるとともに、該取付ベース部側には、前記操縦部の上方を覆うルーフを支持するルーフ取付機構が着脱可能に取付けることができるように構成され、前記サブフレームは、前記取付ベース部の後側に前記メインフレームが取付けられた場合には、前記メインフレーム上部を前方から支えるように前方下方に向かって傾斜させる一方で、前記取付ベース部の後側に前記ルーフ取付機構が取付けられて且つ前記取付ベース部の前側に前記メインフレームが取付けられた場合には、前記メインフレーム上部を後方から支えるように後方下方に向かって傾斜させるように構成したことを特徴としている。
第2に、前記メインフレームは、上下方向に延設されて基端側が前記取付ベース部側に取付けられる左右一対の支持筒と、一対の支持筒の上端側同士を連結する左右方向の連結部材とから構成され、前記支持筒の下端側は、前記取付ベース部に沿うように前後方向に屈曲形成された屈曲部が形成され、該屈曲部が前記取付部に着脱可能に取付けられるように構成され、前記屈曲部は、前記支持筒が前記取付ベース部の後側に取付けられる場合には前記支持筒の下端側から前方に延設される向きで取付られ、前記支持筒が前記取付ベース部の前側に取付けられる場合には前記支持筒の下端側から後方に延設される向きで取付られるように構成したことを特徴としている。
前記支持機構によれば、前記メインフレームが取付けられる前後位置を変更するとともに、前記サブフレームを前後回動させることによって、同じ部品を使いつつ前記位置情報取得ユニットが支持される前後位置を変更することができるため、コストを低く抑えつつ、前記操縦部の上方にルーフ等のオプションを設置するスペースを容易に確保することができるとともに、様々な仕様の作業車両に前記位置情報取得ユニットを設置することができる。
また、前記メインフレームは、上下方向に延設されて基端側が前記取付ベース部側に取付けられる左右一対の支持筒と、一対の支持筒の上端側同士を連結する左右方向の連結部材とから構成され、前記支持筒の下端側は、前記取付ベース部に沿うように前後方向に屈曲形成された屈曲部が形成され、該屈曲部が前記取付部に着脱可能に取付けられるように構成され、前記屈曲部は、前記支持筒が前記取付ベース部の後側に取付けられる場合には前記支持筒の下端側から前方に延設される向きで取付られ、前記支持筒が前記取付ベース部の前側に取付けられる場合には前記支持筒の下端側から後方に延設される向きで取付られるように構成したものによれば、前記支持筒の前後位置を変更した場合に、前記メインフレームの前後方向の変位を、前記屈曲部の長さの分、前後の前記取付部の間の距離よりも大きくすることができる。
本発明の作業車両を適用した乗用田植機の全体斜視図である。 本発明の作業車両を適用した乗用田植機の全体側面図である。 RTK-GNSS受信ユニット及び支持機構を示した斜視図である。 RTK-GNSS受信ユニット及び支持機構を示した側面図である。 支持機構の使用姿勢を示した要部斜視図である。 支持機構の収容姿勢を示した要部斜視図である。 本発明の作業車両を適用したキャノピー付きの乗用田植機の全体斜視図である。 本発明の作業車両を適用したキャノピー付きの乗用田植機の全体側面図である。 キャノピー取付機構及び支持機構を示した斜視図である。 キャノピー取付機構及び支持機構を示した側面図である。
図1及び図2は、本発明の作業車両を適用した乗用田植機の全体斜視図及び全体側面図である。本乗用田植機は、左右一対の前輪1,1及び後輪2,2が設けられた走行機体3と、該走行機体3の後部に昇降リンク4を介して昇降自在に連結された植付作業機6とを備えている。
前記走行機体3は、機体フレーム7と、該機体フレーム7の前側に配置されたボンネット8と、該ボンネット8の左右側方側に配置された一対の予備苗台9,9と、圃場側にペースト状の肥料を散布する施肥装置(図示しない)と、該ボンネット8の後方で各種操作具が配置された操縦部11とを備えている。また、該走行機体3の前部側には、後述する支持機構12を介して、測位衛星から前記走行機体の位置情報を取得(受信)するRTK-GNSS受信ユニット(GPSユニット、位置情報取得ユニット)13が支持されている(図1及び図2等参照)。
前記操縦部11には、オペレータが着座する座席14と、該座席14の前方に配置された操向操作具であるステアリングハンドル16と、該ステアリングハンドル16の左右一方(左)側に配置された主変速レバー17と、前記RTK-GNSS受信ユニット13や各種センサにより取得された情報が出力されるモニタ30と、床面を形成するフロアステップ18と、該フロアステップ18の前方で且つ前記ボンネット8の左右側方側に配置される一対のフロントステップ19,19とが設けられている(図1及び図2参照)。
該ステアリングハンドル16に連結されたステアリング軸には、ステアリングハンドル16の操作位置を検出する操作位置検出センサ(図示しない)と、該ステアリングハンドル16を自動的に操作可能な操舵ユニット(図示しない)とが設けられており、前記RTK-GNSSユニット13により取得された走行機体3の位置情報に基づいて、該操舵ユニットを制御することにより自動的にステアリング操作することができるように構成されている。
前記予備苗台9は、長方形状の予備苗前後方向に延設されて前記機体フレーム7の前部左右側方側に設けられた取付ベース部20を介して走行機体3側に支持されている。また、該予備苗台9は、該取付ベース部20の上部に取付固定された門型の予備苗支持フレーム21と、該予備苗支持フレーム21の上方に取付固定された前後方向の長方形枠状に形成された固定台22と、該固定台22の前後端に前後回動可能に設けられた前側可動台23及び後側可動台24とを備え、前記固定台22の前後に各可動台23,24を延設した展開姿勢と、各可動台23,24を固定台22上に折畳む収容姿勢(図示しない)とに姿勢切換可能に構成されている。
上記取付ベース部20は、前記機体フレーム7側に支持されて前記フロントステップ19の左右外側に配置され、前後に配置された上下方向の支持杆26,27と、該支持杆26,27の間を連結するように前後方向に延設された連結杆28とにより全体が側面視門型に形成されたフレーム部材である。
該連結杆28は、図示する例では、下方が開放されたコ字状になるように板状部材の両端側を下方に屈曲して形成されており、その左右側面、及び上面側には、前記支持機構12や、予備苗台支持フレーム21等が取付けられる取付孔28a,28b,28cが前後方向に沿って複数箇所に設けられている(図1乃至3等参照)。
具体的には、前記連結杆28の上面側には、前記予備苗支持フレーム21の下端側がボルト固定される予備苗取付孔28aが穿設され、該連結杆28の左右外面側には、前記施肥装置を構成する肥料を貯留する施肥タンク(図示しない)が取付けられるタンク取付孔28bが穿設され、前記連結杆28の左右内面側には、前記支持機構12や後述するキャノピー取付機構が着脱可能に取付けられるユニット取付孔(取付部)28cが穿設されている。該取付孔の詳細については後述する。
前記RTK-GNSS受信ユニット13は、コ字状に屈曲形成された左右方向の支持フレーム31と、該支持フレーム31の左右両端側に取付けられた左右一対の受信アンテナ(受信装置)32,32と、該支持フレーム31の左右中央側に取付けられた無線アンテナ33と、制御ユニット50とを備え、該RTK-GNSS受信ユニット13は、門型に形成されたメインフレーム(固定フレーム)を有する前記支持機構12によって走行機体3の操縦部11の上方前側に支持されている。該構成のRTK-GNSS受信ユニット13により、測位衛星から該RTK-GNSS受信ユニット13が取付けられた走行機体3の位置情報を高精度に取得することができる。
上記支持フレーム31は、前記メインフレーム36の上部側に沿って左右方向に延設された延設部31aと、該延設部31aの両端側を一方(下方)に屈曲形成した基端部31bとを有し、支持フレーム31全体がコ字状(アーチ状)となるように形成されている。これにより、該基端部31b側が前記メインフレーム36の上部側に上下回動可能に取付け支持されており、該支持フレーム31の延設部31aと、メインフレーム36上部との間にスペースが形成されるように構成されている。具体的には後述する。
上記無線アンテナ33は、前記支持フレーム31の左右中央側に取付固定されることにより、前記走行機体3上方のより高い位置に支持され、該無線アンテナ33によって、圃場面から所定距離離れた場所に設置されたRTK(リアルタイムキネマティック)固定局(図示しない)が取得した座標データ(位置情報、GPSデータ)と、該RTK固定局と前記走行機体(RTK-GNSS受信ユニット)の間の距離データ等とからなる補正情報を自動的に取得できるように構成されている。
上記受信アンテナ32は、測位衛星から前記走行機体3の位置情報を取得するものであり、円柱(ボタン)状に形成されて、前記支持フレーム31の左右両端側に取付けられている。また、該受信アンテナ32の下部側は、ドーナツ状に形成された板状の遮蔽部材34に嵌合された状態で前記支持フレーム31側に取付けられている。
ちなみに、左右一方側の受信アンテナ32は、前記走行機体3の位置情報の基準となるための受信装置であり、左右他方側の受信アンテナ32は、前記走行機体3の方位情報を取得するための受信装置である。該支持フレーム31により、左右一対の受信アンテナ32を所定距離以上離間して配置したことにより、測位精度を向上させることができる。
上記構成により、前記RTK-GNSS(汎地球測位航法衛星システム)受信ユニット13は、測位衛星から取得される前記走行機体3の位置情報と、RTK固定基地局から取得される位置(補正)情報と組み合わせることによって誤差がセンチメートル単位の高精度な位置情報を取得することができるように構成されている。
また、前記制御ユニット50は、前記RTK-GNSS受信ユニット13によって取得された前記走行機体3の位置情報に基づいて前記操舵ユニットを制御することによって、前記走行機体3の直進走行や作業走行を補助するように前記ステアリングハンドル16の操向操作を制御することができるように構成されている。
次に、図3乃至6に基づき、前記RTK-GNSS受信ユニットを支持する前記支持機構の具体的な構成について説明する。図3及び図4は、RTK-GNSS受信ユニット及び支持機構を示した斜視図及び側面図であり、図5は、支持機構の使用姿勢を示した要部斜視図であり、図6は、支持機構の収容姿勢を示した要部斜視図である。
前記支持機構12は、前記走行機体のボンネットを左右に跨ぐように逆U字状に構成されたメインフレーム(固定フレーム)36と、該メインフレーム36を前後方向から支持するサブフレーム37と、前記RTK-GNSS受信ユニット13(の支持フレーム31)を前記メインフレーム36の上部側に上下回動可能に支持する回動支持部38とを備え、該RTK-GNSS受信ユニット13を前記取付ベース部20側に取付固定することができるように構成されている(図3乃至6等参照)。
前記メインフレーム36は、上下方向に延設される筒状部材であって下端側が前記取付ベース部20側に取付けられる左右一対の支持筒41,41と、該支持筒41の上端側に挿通されてその上端側が左右内側に向かって屈曲形成された棒状のスライドアーチ部材42と、左右一対のスライドアーチ部材42,42を連結するよう左右方向に延設された棒状のアーチ連結部材43とから構成され、全体としてボンネット8を左右方向に跨ぐ逆U字状(アーチ状)に形成されている。
該メインフレーム36は、前記支持筒41に穿設された調整孔41aと該調整孔41aに挿通される係止ピンにより、スライドアーチ部材42の上下位置を多段階で調整可能に構成されている。これにより、該メインフレーム36は、走行機体3の仕様や用途によって上下高さを変更することができる。
上記支持筒41は、その下端側が前記取付ベース部20の連結杆28に沿ってL字状に屈曲された屈曲部45が形成され、該屈曲部に取付けられたアングル状の板状部材である取付体44が設けられている。該取付体44が前記連結杆28側の前記取付孔28cに着脱可能に取付けられることにより、前記支持筒41が前記取付ベース部20側に取付固定される。図示する例では、該支持筒41は、前記屈曲部45が前方に向かって延設された状態で前記取付ベース部20の後部側に取付けられている(図3及び図4等参照)。
また、上記支持筒41の上下方向中途部(の下部側)には、前記屈曲部45と同方向に延設されて、該支持筒41を前記予備苗支持フレーム21側と連結する連結部46が設けられている(図2乃至4参照)。
該構成によれば、前記支持筒41(メインフレーム36)を、該支持筒の下端側だけでなく、該支持筒41の上下方向中途部も前記取付ベース部20(具体的には予備苗支持フレーム21)側に取付支持することができるため、上下方向に長い支持筒(メインフレーム)をより強固且つ安定的に前記取付ベース部20(機体フレーム7)側に取付支持することができる。
さらに、上記支持筒41の上下方向中途部(の上部側)には、前記モニタ30等の出力装置を設置するブラケットが着脱可能に取付けられている。
上記アーチ連結部材43は、左右方向中央側に前記RTK-GNSS受信ユニット13により取得された位置情報が入力される前記制御ユニット50が取付けられている。該制御ユニット50は、箱状の収容ケース49内に収容されており、該収容ケース49内には、ジャイロセンサ等のセンサ類(図示しない)も収容されている。
該構成によれば、前記支持フレーム31上に支持された前記受信アンテナ32及び無線アンテナ33の下方近傍である前記メインフレーム36の上部(アーチ連結部材43)の左右中央に前記制御ユニット50と、ジャイロセンサ等のセンサ類を集中的に配置することができる。すなわち、前記制御ユニット50とセンサ類とが収容される収容ケース49を中心に、該収容ケース49の真上に前記無線アンテナ33が配置され、該無線アンテナ33の左右両側に一対の前記受信アンテナ32が配置され、各アンテナ32,33とセンサ類とが走行機体3の移動に伴って相対位置が変更することがなく一体的に移動するように構成されている。
これにより、前記受信アンテナ32と、無線アンテナ33と、収容ケース49内のジャイロセンサ等のセンサ類とにより各情報の検出が行われる各検出装置の位置関係が近くなるため、前記制御ユニット50は、各センサ類から取得された情報に基づく制御をより容易且つ高精度に行うことができる。
上記スライドアーチ部材42は、下部側が前記支持筒41に挿通されて上部側が左右内側に屈曲形成されることによりL字状に形成されており、水平方向に屈曲形成された上部側にアングル状に屈曲形成された板状部材である接続部材51を介して、前記アーチ連結部材43の一端側と連結されており、該接続部材51側に後述する前記回動支持部38が構成されている。
前記サブフレーム37は、上端側が前記アーチ連結部材43の左右端側に回動自在に軸支された左右一対の棒状の支え杆52と、該支え杆52の下端側を前記取付ベース部20側に支持する上下方向の支え杆支持筒53とを有している。該支え杆支持筒53の下端側は、L字状に屈曲形成された板状部材であるサブフレーム取付体54が取付けられており、該サブフレーム取付体54が前記ユニット取付孔20にボルト固定されることにより、前記サブフレーム37(支え杆支持筒54)の下端側が前記取付ベース部20の前側に着脱可能に取付固定されるように構成されている。
該構成によれば、前記サブフレーム37は、前記メインフレーム36の上端側に連結されることにより、上下方向に長いメインフレームの前後動を規制するように支持することにより該メインフレーム36をより強固且つ安定的に前記取付ベース部側に支持することができる。
また、該サブフレーム37は、前記アーチ連結部材43を軸に前後回動させることにより、前記メインフレーム36の取付位置を前記取付ベース部20の前方位置に変更する場合にも同様に使用することができる。詳しくは後述する。
前記回動支持部38は、前記接続部材51と、該接続部材51側の前端側から立上げ形成された立上部56と、該立上部56から前方に向けて一対延設されることによりコ字状(アーチ状)に形成された前記支持フレーム31の基端側を上下回動可能に軸支する軸支部57と、前記支持フレーム41の基端側に取付けられた規制片58と、該軸支部57を軸に上下回動する前記RTK-GNSS受信ユニット13(支持フレーム31)を所定の姿勢で保持する保持部材(姿勢保持部材)59とを備え、前記RTK-GNSS受信ユニット13(支持フレーム31)を、前記アーチ連結部材43より上方に立上げるように上方回動された使用姿勢(図5等参照)と、前記RTK-GNSS受信ユニット13(支持フレーム31)が前記アーチ連結部材43上部の下方側に収容されるように下方回動された収容姿勢(図6参照)とに切換えることができるように構成されている。
上記規制片58は、前記支持フレーム31の基端側に取付けられた直角三角形状の板状部材であって、前記RTK-GNSS受信ユニット13が上方回動されて前記使用姿勢となった際に、該規制片58の直角状の縁部分が前記接続部材51(の上面)と、前記立上部56(の前面)との少なくとも2面に当接することによって、前記RTK-GNSS受信ユニット13が使用姿勢の状態からさらに上方(後方)回動作動することを規制できるように構成されている(図5参照)。これにより、前記RTK-GNSS受信ユニット13を上方回動させて使用姿勢に切換える操作をスムーズ且つ確実に行うことができる。
上記保持部材59は、クランク状に屈曲形成された板状部材であって、一方側が前記立上部56側に形成された使用姿勢保持部61又は、前記接続部材51の下面側から前方に突出させた収納姿勢保持部62に着脱可能にボルト固定することができるように構成されている。
該構成によれば、該保持部材59は、前記RTK-GNSS受信ユニット13が使用姿勢の状態まで上方回動された後に前記使用姿勢保持部61側にボルト固定されることにより、該保持部材59の他端側が前記RTK-GNSS受信ユニット13(支持フレーム31)の下方回動を規制して、前記RTK-GNSS受信ユニット13を使用姿勢で保持することができる(図5参照)。
また、該保持部材59は、前記RTK-GNSS受信ユニット13を下方回動させる前に前記使用姿勢保持部61側から収納姿勢保持部62側にボルト固定される位置を変更することにより、前記RTK-GNSS受信ユニット13の下方回動が許容されるとともに、前記RTK-GNSS受信ユニット13が前記アーチ連結部材(制御ユニット)の下方側まで下方回動された所定の収納姿勢の位置より下方側に回動することを規制することができるように構成されている(図6参照)。
このとき、該保持部材59は、前記RTK-GNSS受信ユニット13が姿勢切換される際に該保持部材59がボルト固定される場所を適宜変更することで、各姿勢を保持できるように構成されるため、部品点数が削減されてコストを低く抑えることができる。
上述のように構成された支持機構12によれば、前記取付ベース部20の後部側のユニット取付孔28cに前記メインフレーム36を取付固定することによって、ボンネット8後部(操縦部11前側)の上方側に前記RTK-GNSS受信ユニット13を支持することができるように構成されている(図2等参照)が、図7及び図8に示されるように、前記取付ベース部20の後部側に前記操縦部11の上方を覆うキャノピー(ルーフ)を設ける場合には、前記支持機構12は、前記RTK-GNSS受信ユニット13の取付位置を前記取付ベース部20の前部側に変更し、前記操縦部11上方側に前記キャノピーを配置するためのスペースを確保することができるように構成されている(図7乃至10参照)。以下、キャノピーを設けるキャノピー取付機構65と、前記支持機構12によるRTK-GNSS受信装置13の設置位置を変更する構成について説明する。
次に、図7乃至10に基づき、キャノピー取付機構と、前記支持機構の切換機構について説明する。図7及び図8は、本発明の作業車両を適用したキャノピー付きの乗用田植機の全体斜視図及び全体側面図であり、図9及び図10は、キャノピー取付機構及び支持機構を示した斜視図及び側面図である。
前記キャノピー取付機構65は、前記取付ベース部20に取付けられる一対の前記支持筒66,66と、各支持筒66の上端側に挿通されてその上部側が後方に向かって屈曲形成された棒状のキャノピー支持部材67と、左右一対のキャノピー支持部材67の上端側に支持されて前記操縦部11の上方側を覆う板状のキャノピー(ルーフ)68とを備え、前記取付ベース部20の後部側(のユニット取付孔28c)に着脱可能に取付けられるように構成されている(図7及び図8参照)。
上記支持筒66は、その下端側が前記取付ベース部20の連結杆28に沿ってL字状に屈曲された屈曲部69が形成され、該屈曲部69に取付けられたアングル状の板状部材である取付体71が設けられている。該取付体71が前記連結杆28側の前記ユニット取付孔28cに着脱可能に取付けられることにより、前記支持筒66が前記取付ベース部20側に取付固定される。図示する例では、該支持筒66は、前記屈曲部69が前方に向かって延設された状態で前記取付ベース部20の後部側に取付けられている(図8乃至10等参照)。
すなわち、該キャノピー取付機構65側の前記支持筒61と、前記支持機構12側の前記支持筒41とは略同じ構成であって部品を共通化することができるように構成されている。
さらに、該支持筒66には、前記支持機構12の支持筒41と同様に、該支持筒66の上下方向中途部(の下部側)には、前記屈曲部69と同方向に延設されて、該支持筒66を前記予備苗支持フレーム21(後)側と連結する連結部72が設けられており、該支持筒66がより強固に走行機体3側に取付固定されるように構成されている(図8乃至10等参照)。
上記キャノピー支持部材67は、下部側が前記支持筒66に挿通されて上部側が後方に屈曲形成されることによりL字状に形成されており、該キャノピー支持部材の後端(上端)側には、前記キャノピー68を左右端側で且つ前後方向中央側で支持するキャノピー支持部73が設けられている。
また、該キャノピー支持部材67は、前記支持筒66に挿通される取付ボルトにより該支持筒66側に取付けられる上下位置を調整することができるように構成されている。これにより、前記キャノピーの上下位置をスムーズ且つ容易に調整することができる。
上記構成によれば、前記キャノピー取付機構65は、前記予備苗9や、前記施肥タンク等が取付けられる前記取付ベース部20(の後部)側に、操縦部11の上方側を覆う前記キャノピー68や、その他アクセサリを着脱可能に取付けることができる。
このとき、前記支持機構12は、前記RTK-GNSS受信ユニットを前記取付ベース部の前部側に支持されることにより、前記キャノピー取付機構65を介して前記操縦部11の上方にキャノピー68を設置しつつ、該キャノピー68の前方側で且つ該キャノピー68に干渉しない位置に前記RTK-GNSS受信ユニット13を配置することができる。
また、該支持機構12と、前記キャノピー取付機構65とは、互いに連結されることによって前記RTK-GNSS受信ユニット13と前記キャノピー68とをより強固に走行機体(取付ベース部)側に取付けることができるように構成されている。以下、説明する。
図7乃至10に示されるように、前記支持機構12は、前記取付ベース部20の後部側に前記キャノピー68が取付けられた場合には、前記取付ベース取付けられる位置が後部側から前部側へと変更することにより、前記キャノピー68と前記RTK-GNSS受信ユニット13とを同時に走行機体側に取付けることができるように構成されている。
具体的には、左右一対の前記支持筒41,41は、キャノピー68無しの上述の状態から、左右位置を入替えて且つ前後を反転させた状態で、前記取付ベース部20前側の前記ユニット取付孔28cに取付けられるように構成されている。言い換えると、該支持筒41は、屈曲部45が後方に向かって延設されるように配置した姿勢で該屈曲部45側の取付体44を前記取付ベース部20前側の前記ユニット取付孔28cに取付固定するように構成されている
該構成によれば、前記取付ベース部20の前後のユニット取付孔28c,28cに取付固定された支持機構12側の支持筒41と、キャノピー取付機構側65の支持筒66とは、前後のユニット取付孔28c,28c同士間の距離よりも、前後の支持筒41,66同士間をより広くすることができる。これにより、取付ベース部20の前後長さが十分でない場合でも、前記RTK-GNSS受信ユニット13と、前記キャノピー68との間の前後距離を十分に確保することができる。
また、支持機構12側の前記支持筒41は、前後位置が逆に配置されたことにより、該支持筒41の上下方向中途部に設けられた前記連結部46は後方に向かって延設されており、該連結部46は、前記予備苗支持フレーム21の前側と連結するように構成されている。これにより、上下に長い該支持筒41をより強固に取付固定することができる(図8等参照)。
前記サブフレーム37を構成する前記支え杆52は、前記アーチ連結部材43を軸に後方揺動されることにより、該支え杆52の揺動端側が、前記キャノピー取付機構65の前記支持筒66側に取付固定されるように構成されている(図7乃至10参照)。
該構成によれば、前後方向の前記取付ベース部20前側に取付固定された前記支持機構12(支持筒41)と、前記取付ベース部20の後側に取付固定された前記キャノピー取付機構65(支持筒66)とを前記サブフレーム37(支え杆52)を介して連結することができるため、上下方向に長い各機構をより安定させた状態で取付ベース部20側に固定することができる。
上述の構成によれば、前記支持機構12及び前記キャノピー取付機構65は、前後の支持筒41,66の下端側がそれぞれ前記取付ベース部20側に取付けられるとともに、前後の支持筒41,66下部側が支持筒41,66間に向かって延設される各連結部46,72により前記予備苗支持フレーム21を前後で挟むように連結するように構成され、前後の支持筒41,66上部側同士は前記サブフレーム37で連結されている。このため、前記支持機構12と、前記キャノピー取付機構65とは、一体的にガタツキなく前記取付ベース部20側に取付固定することができる。
3 走行機体
12 支持機構
13 RTK-GNSS受信ユニット(位置情報取得ユニット)
20 取付ベース部
28c ユニット取付孔(取付部)
36 メインフレーム
37 サブフレーム
41 支持筒
42 スライドアーチ部材(連結部材)
43 アーチ連結部材(連結部材)
45 屈曲部
65 キャノピー取付機構(ルーフ取付機構)
68 キャノピー(ルーフ)

Claims (2)

  1. 操縦部を有する走行機体と、
    測位衛星からの位置情報を取得する受信装置が設けられた位置情報取得ユニットと、
    該位置情報取得ユニットを前記走行機体の前部側に支持する支持機構とを備え、
    前記支持機構は、走行機体を跨ぐ逆U字状に形成されてその上部側に前記位置情報取得ユニットが取付けられるメインフレームと、該メインフレームの基端側を前記走行機体側に支持する取付ベース部と、前記メインフレームに前後揺動可能に設けられたサブフレームとを有し、
    前記取付ベース部は、前記メインフレームが前後位置変更可能に取付けられるように該メインフレームの基端側が取付けられる取付部が前後方向に沿って複数設けられ、
    前記サブフレームは、前記メインフレームが前記取付ベース部の後側に取付けられた場合には、前記メインフレーム上部を前方から支えるように前方下方に向かって傾斜させる一方で、前記メインフレームが前記取付ベース部の前側に取付けられて前記操縦部の上方にルーフを設置するスペースを設けた場合には、前記メインフレーム上部を後方から支えるように後方下方に向かって傾斜させるように構成した
    作業車両。
  2. 前記メインフレームは、上下方向に延設されて基端側が前記取付ベース部側に取付けられる左右一対の支持筒と、一対の支持筒の上端側同士を連結する左右方向の連結部材とから構成され、
    前記支持筒の下端側は、前記取付ベース部に沿うように前後方向に屈曲形成された屈曲部が形成され、該屈曲部が前記取付部に着脱可能に取付けられるように構成され、
    前記屈曲部は、前記支持筒が前記取付ベース部の後側に取付けられる場合には前記支持筒の下端側から前方に延設される向きで取付られ、前記支持筒が前記取付ベース部の前側に取付けられる場合には前記支持筒の下端側から後方に延設される向きで取付られるように構成した
    請求項1に記載の作業車両。
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