JP6887353B2 - 電力変換装置、並びに電力変換装置の調整方法 - Google Patents

電力変換装置、並びに電力変換装置の調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の電力変換回路が並列接続される電力変換装置、並びにその調整方法に関する。
インバータ等の電力変換装置は、ダイオード、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等の半導体素子、瞬時電力を供給するキャパシタ、半導体素子の駆動回路、電力変換装置の出力電流や電圧を監視する各センサ、各センサから送られる値を読み込んで所望の動作を演算し、必要な動作を駆動回路に指令するための指令信号を送出する制御回路等から構成される。電力変換装置は様々な出力電流、電圧などの仕様に応じ、それを構成する前述の構成部品が設計される。
電力変換装置の構成手段のひとつに、出力電流容量の小さなユニット化された電力変換回路(例えば、インバータ主回路)を並列接続する構成手段(例えば、特許文献1参照)がある(以下、「モジュラーデザイン」と記す)。出力電流容量毎に、全ての部品を設計する手段と比較して、モジュラーデザインのひとつの利点は、出力容量毎に部品を設計する時間が省略でき、様々な出力容量ラインナップを同時に開発できる点にある。
しかしながら、並列接続された複数の電力変換回路において、各電力変換回路の出力電流にばらつきがあると、一部の電力変換回路に電流責務が集中して、電力変換回路が故障するという問題がある。一例として、あるインバータのアームに配置するスイッチング素子が、他のインバータに比べて早くターンオンする場合、早くターンオンしたインバータに電流責務が集中する。
このような電流責務が集中することを抑制するために、一般的には、インバータの出力段に比較的大型なリアクトルを設けて電流集中を緩和したり、あらかじめ電流のばらつきを想定して電流に対して尤度をもたせてインバータを設計したりすることで、電流責務を均等化する。
特開2008−86127号公報
しかしながら、リアクトルを設けたり尤度を持った設計を行ったりすると、電力変換装置が大型化するとともに、コストが増大するという問題がある。
そこで、本発明は、複数の電力変換回路から構成されながらも、小型で安価な電力変換装置、並びにその調整方法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明による電力変換装置は、複数の電力変換回路の各々が、直流電源により充電されるキャパシタと、キャパシタに充電される直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、を備え、複数の電力変換回路が並列接続され、複数の電力変換回路におけるオン・オフスイッチングのタイミングを制御する制御回路を備えるものであって、複数の電力変換回路は、直流電源からの直流入力電流の電流値を感知する電流センサを備え、制御回路は、電流センサで検出された電流値とあらかじめ設定された所定の閾値に基づき、オン・オフスイッチングのタイミングを補正する電流収支演算回路を備え、電流収支演算回路によって、オン・オフスイッチングのタイミングのずれを小さくなるように補正して、複数の電力変換回路への直流電源からの直流入力電流が略零となるように制御する
また、上記課題を解決するために、本発明による電力変換装置は、複数の電力変換回路クラスタの各々が、複数の電力変換回路の並列接続から構成され、複数の電力変換回路の各々が、直流電源により充電されるキャパシタと、キャパシタに充電される直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、を備え、複数の電力変換回路クラスタが並列接続され、複数の電力変換回路クラスタにおけるオン・オフスイッチングのタイミングを制御する制御回路を備えるものであって、複数の電力変換回路クラスタは、直流電源からの直流入力電流の電流値を感知する電流センサを備え、制御回路は、電流センサで検出された電流値とあらかじめ設定された所定の閾値に基づき、オン・オフスイッチングのタイミングを補正する電流収支演算回路を備え、電流収支演算回路によって、オン・オフスイッチングのタイミングのずれを小さくなるように補正して、複数の電力変換回路クラスタへの直流電源からの直流入力電流が略零となるように制御する
上記課題を解決するために、本発明による電力変換装置の調整方法は、複数の電力変換回路の各々が、直流電源により充電されるキャパシタと、キャパシタに充電される直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、を備え、複数の電力変換回路が並列接続される電力変換装置の調整方法であって、複数の電力変換回路に直流電源からの直流入力電流の電流値を感知する複数の電流センサを取り付け、次に、複数の電力変換回路の各々において電流センサによって感知される電流値に基づき、複数の電力変換回路におけるオン・オフスイッチングのタイミングのずれを小さくして、電流センサによって感知される複数の電力変換回路の各々への直流入力電流を所定の閾値より小さくして略零となるように制御されるように、電力変換回路への制御信号の補正量を設定し、次に、複数の電流センサを取り外す。
本発明によれば、複数の電力変換回路の電流責務を均等化することができる。このため、リアクトルや設計尤度を低減できるので、小型で安価な電力変換装置が得られる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施形態1である電力変換装置の全体構成を示す。 実施形態1における制御回路の構成を示す。 制御回路における処理を示すフローチャートである。 電力変換回路の並列数を3に増やした電力変換装置の構成を示す。 実施形態2である電力変換装置の全体構成を示す。 図5における電力変換回路の回路構成を示す。 実施形態3である電力変換装置の出荷試験時における全体構成を示す。 実施形態3である電力変換装置の据付後における全体構成を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いながら説明する。各図において、参照番号が同一のものは同一の構成要件あるいは類似の機能を備えた構成要件を示している。
(実施形態1)
図1〜4を用いて実施形態1について説明する。
図1は、本発明の実施形態1である電力変換装置の全体構成を示す。
図1に示すように、本実施形態1の電力変換装置においては、電力変換装置の主たる電力変換機能を担う電力変換回路100が、複数(図1では二つ)並列接続される。電力変換回路100は、IGBT102uu,102ud,102vu,102vd(以下、適宜、まとめて「IGBT102」と記す)およびダイオード103uu,103ud,103vu,103vd(以下、適宜、まとめて「ダイオード103」と記す)で構成される2つのレグを持つ。各レグはIGBT102とダイオード103を逆並列に接続した2つのアームを持つ。このように、電力変換回路100は、単相インバータの主回路を備える。なお、ダイオード103は、環流ダイオードとして動作する。
上アームのエミッタ電極と、下アームのコレクタ電極は同電位に接続され、接続点には外部出力用の交流端子121u,121vが設けられる。交流端子121u,121vは、電力変換回路100の2個の交流端子107にそれぞれ接続される。上アームのコレクタ電極をレグの正極122u,122vとし、下アームのエミッタ電極をレグの負極123u,123vとする。レグの正極122u,122vは、バスバ等の直流配線120によって、瞬時電力を供給するキャパシタ101の正極114pと接続される。また、レグの負極123u,123vは、直流配線120によって、キャパシタ101の負極114nと接続される。
電力変換回路100に、外部と接続可能な正極105および負極106からなる外部直流端子を設け、それぞれキャパシタの正極114pおよび負極114nに接続される。外部直流端子とキャパシタの間の配線には、電流センサ104を設け、電力変換回路100に入出する電流を監視する。なお、電流センサ104としては、CT(Current Transformer)などが適用される。
電流センサ104によって感知される電流値は、信号配線115を経由して、制御回路109へと送出される。IGBT102のゲート端子およびエミッタ端子は、信号配線110を介して駆動回路118と各々接続される。駆動回路118は、制御回路109より、信号配線115を介して受信するオン・オフ制御信号を、電気的に絶縁した上で駆動信号に成形し、各IGBT102に送出する。
本実施形態1の電力変換装置において、ひとつの電力変換回路100の正極105および負極106はそれぞれ、直流外部配線117と直流連結点113と直流リンク配線116を介して、それぞれ、他の電力変換回路100の正極105および負極106に電気的に接続される。さらに、直流連結点113において、直流電源108が接続される。また、ひとつの電力変換回路100の交流端子107は、交流連結点111と交流配線119を介して、他の電力変換回路100の交流端子107と電気的に接続される。交流連結点111においては、負荷装置112が接続される。
次に、本実施形態1の電力変換装置における基本的な動作を説明する。
初期状態では、全てのIGBT102がオフ状態であり、負荷装置112への電力供給は停止している。初動時(初充電時)、直流電源108より供給される直流電力は、直流外部配線117を経由して、直流端子(105,106)に入力される。電力変換回路100内では、キャパシタ101に直流電力が供給され、充電される。動作時、制御回路109から駆動回路118に、信号配線115を経由してオン・オフの制御信号を送出する。駆動回路118は制御信号を受信、信号成形し、各IGBT102に駆動信号を、信号配線110を経由して送出する。
ここで、IGBT102uuとIGBT102vdは組となって同時にオン・オフする。また、IGBT102udとIGBT102vuは組となって同時にオン・オフする。前者の組と、後者の組は、交互にオンし、同時にはオンしない。IGBT102がオンする際、直流電源108とIGBT102との間には比較的大きなインダクタンスが寄生するため、IGBT102の近傍に配置するキャパシタ101により、IGBT102へ電力が供給される。このように、IGBTのオン・オフ動作によって、直流電力が交流電力に変換され負荷装置112に供給される。
なお、図1には明示しないが、交流連結点111と負荷装置112との間に、インダクタンスとキャパシタンス等からなるフィルタ回路を設けることで、電力変換回路100から供給される交流電力のひずみを抑制しても良い。
複数の電力変換回路100が並列に接続されるので、直流電力は直流連結点113を介して各電力変換回路100に分配して供給される。本実施形態1においては、直流電源108と直流連結点113間の配線のインダクタンスは、直流リンク配線116のインダクタンス、および直流連結点113と直流端子(105,106)の間の配線のインダクタンスに比べて大きい。このため、瞬時の電力供給は、実質、充電されたキャパシタ101の電力のみによるとみなせる。従って、複数の電力変換回路100の各々が負担する出力電力がバランスしていれば、各電流センサ104が検出する電流はほぼゼロとなる。これに対し、電力変換回路100によって、IGBT102のスイッチングタイミングが異なると、各電力変換回路100が負担する出力電力がアンバランスになり、電流センサ104によって瞬時電流が検出される。例えば、ひとつの電力変換回路100で他の電力変換回路100よりも早くオンする特性となる場合、ひとつの電力変換回路100の電流センサ104は電流の流入を検知する。
そこで、本実施形態1では、各電力変換回路において電流センサ104によって感知される電力変換回路100への直流入力電流が所定の閾値より小さくなって略零となるように、各電力変換回路におけるスイッチングが制御される。
より具体的には、次のように、各電力変換回路100が制御回路109によって制御される。
図2は、本実施形態1における制御回路109の構成を示す。
初動時、制御回路109は、各電力変換回路100の同じアームに対して同じタイミングで、オン・オフ駆動信号が与えられるように、制御信号205を送出する。この時、半導体素子や駆動回路を構成する部品の製造上のばらつきや、制御回路109と駆動回路118間の配線インピーダンスのばらつき等により、半導体素子(IGBT102)がターンオン・ターンオフするタイミングにずれが生じる。
これに対し、本実施形態1では、図2に示すように、制御回路109が、電流収支演算回路201を備える。電流収支演算回路201は、電流センサによって感知される各電力変換回路の電流値204を読み込み、各電力変換回路の電流収支(電流の流出入)を演算する。より具体的には、電流収支演算回路201は、各電力変換回路の電流値に基づいて、電流が流入して他の電力変換回路に比べて責務が大きい電力変換回路を判定する。
すなわち、電流収支演算回路201においては、流入する電流値の閾値が予め設定され、電流収支演算回路201は、読み込んだ電流値204と閾値とを比較する。電流値204が閾値以上である電力変換回路に対して、ターンオンのタイミングを遅らせたり、ターンオフのタイミングを早めたりするように、一般制御回路202が作成する制御信号を補正する。あるいは、電流収支演算回路201は、他の電力変換回路におけるターンオンのタイミングを早めたり、ターンオフのタイミングを遅らせたりするように一般制御回路202が作成する制御信号を補正する。
制御信号の補正手段としては、例えば、直流入力電流の電流値と閾値との差分に応じて、制御信号の位相を遅らせたり、進めたりする。
一般制御回路202は、各電力変換回路の出力電流などの一般的な制御技術で用いられる信号群203(負荷装置がモータの場合、回転子の位置、速度および磁極位置の信号を含んでも良い)に基づき、図示しない上位制御装置からの指令値(例えば、速度指令など)に応じて、駆動回路に与える制御信号を作成する。なお、図1においては、図2に示す信号群203を出力する各種センサ(例えば、インバータ主回路の交流出力電流を感知する電流センサ)は図示を省略している。
一般制御回路202によって作成される制御信号は、上述の電流収支演算回路201により補正される。そして、制御回路109は、補正された制御信号からなる制御信号205を出力する。制御信号205における各制御信号は、信号配線115(図1)を介して、対応する電力変換回路の駆動回路へ送信される。補正された制御信号によって制御される駆動回路が出力する駆動信号によって、複数の電力変換回路におけるオン・オフスイッチングのタイミングのずれが小さくなるため、電流責務の集中を緩和することができる。
図3は、本実施形態1の制御回路109における処理を示すフローチャートである。電力変換回路の並列数は2とする。なお、制御回路は、マイクロコンピュータなどの演算処理装置によって構成され、所定のプログラムに従って一連の処理を行う。
ステップS1において、並列接続される二つの電力変換回路(1),(2)へ制御信号が送出される。
次に、ステップS2において、各電力変換回路における、直流電源108から、キャパシタ101を含む主回路への直流入力電流が検出される。ここで、電力変換回路(1)および(2)における直流入力電流を、それぞれ、電流(1)および(2)とする。
次に、ステップS3において、各電流が所定の閾値よりも小さいかが判定される。電流(1),(2)のいずれもが閾値より小さいと判定される場合(ステップS3の「yes」)、電流責務がバランスしているので、処理は終了する。また、電流(1),(2)のいずれかが閾値以上であると判定される場合(ステップS3の「no」)、ステップS4に進む。
ステップS4においては、電流(1)と電流(2)の大小関係、すなわち電流(1)が電流(2)よりも大きいかが判定される。電流(1)の方が大きいと判定される場合(ステップS4の「yes」)および大きいと判定されない場合(ステップS4の「no」)、それぞれ、ステップS5−1およびステップS5−2に進む。
ステップS5−1,S5−2では、電流が大きな方の電力変換回路におけるスイッチング素子のターンオンを他方よりも遅くするために、制御信号(オン信号)の補正量である遅延時間が演算される。ステップS5−1では、電流(1)の方が大きいので、電力変換回路(1)の制御信号(オン信号)の遅延時間が演算される。また、ステップS5−2では、電流(2)の方が大きいので、電力変換回路(2)の制御信号(オン信号)の遅延時間が演算される。なお、遅延時間は、例えば、遅延時間と電流値の関係、もしくは遅延時間と、電流値および閾値の差分との関係を予め求めて、制御回路109に設定しておくことにより、演算することができる。
ステップS5−1またはS5−2が実行されると、次に、ステップS6が実行される。ステップS6においては、出力電流などの制御量のフィードバック量に基づく通常の制御技術によって作成される制御信号が、ステップS5−1またはS5−2において演算される遅延時間に応じて補正され、各電力変換回路へ出力する制御信号が作成される。
ステップS6において、各電力変換回路へ出力する制御信号が作成されると、ステップS1に戻り、この制御信号が電力変換回路(1),(2)へ送出される。
図4は、図1において電力変換回路100の並列数を3に増やした電力変換装置の構成を示す。
3台の電力変換回路100が並列に接続される場合、1ないし2台の電力変換回路100に電流責務が集中し得る。1台の電力変換回路100に電流責務が集中する場合、その電力変換回路100の電流責務を低減するように、もしくは他の電力変換回路100の電流責務を増やすようにオン・オフのタイミングを調整する。このとき、制御信号の補正量(例えば、遅延時間)は、電流センサ104の値、もしくはこの電流値と前述の閾値との差分に応じて設定される。これにより、各電力変換回路の電流責務を均等化することができる。2台の電力変換回路100に電流責務が集中する場合も、同様の操作によって、電流責務を均等化できる。このように、複数の電力変換回路の電流責務が均等化できるので、任意の複数個の電力変換回路を並列接続することにより電力変換装置の出力電流および出力電力を増大することができる。
なお、このような制御信号の補正処理は、電力変換装置を動作させ、動作期間中に逐次実施されることで、装置に使われる各部品の製造ばらつきに加え、気温、湿度など装置の設置環境に依存する電流責務の集中も緩和することができる。
また、直流入力電流に基づき電流責務の大きさを判定するので、一つの電力変換回路あたり一個の電流センサ104で電流責務を判定できる。従って、電流責務の判定をしながらも、部品点数の増加が抑制され、電力変換装置の大きさが増大することはない。また、一つの電力変換回路からなる電力変換ユニットを容易に構成することができる。
なお、電力変換回路100におけるインバータ主回路は、単相インバータに限らず、三相インバータであってもよい。インバータ主回路を三相インバータとすることで、電力変換装置の出力容量を増大できる。
また、制御回路109は、電力変換回路毎に設けても良い。この場合、複数の制御回路の各々において、前述した直流入力電流の閾値が設定される。これにより、電流収支演算回路と駆動回路間における配線を省略することができ、電力変換装置の構成を簡略化することができる。なお、各制御回路で図3に示す処理が実行される場合、複数の制御回路間で通信することにより、各制御回路で複数の直流電源108からの直流入力電流情報を共有する。
また、図1では、一つの電力変換回路において、一アーム当たりのIGBT102およびダイオード103が各一個、またキャパシタ101一個が図示されているが、これに限らず、複数のIGBTおよびダイオードが直列あるいは並列に接続されたり、複数のキャパシタが直列あるいは並列に接続されたりしても良い。
また、直流電源108としては、電池や、商用交流電源などの交流電力を直流電力に変換する電力変換装置などが適用できる。
(実施形態2)
図5および図6を用いて実施形態2について説明する。なお、主に、実施形態1と異なる点について説明する。
図5は、本発明の実施形態2である電力変換装置の全体構成を示す。また、図6は、図5における電力変換回路301の回路構成を示す。
まず、図6に示すように、本実施形態2における電力変換回路301は、実施形態1における電力変換回路100と同様に、IGBT102uu,102ud,102vu,102vd(以下、適宜、まとめて「IGBT102」と記す)およびダイオード103uu,103ud,103vu,103vd(以下、適宜、まとめて「ダイオード103」と記す)で構成される二つのレグを持つ。各レグはIGBT102とダイオード103を逆並列に接続したアームを二つ持つ。このように、電力変換回路301は、単相インバータの主回路を備える。
上アームのエミッタ電極と、下アームのコレクタ電極は同電位に接続され、接続点には外部出力用の交流端子121u,121vが設けられる。交流端子121u,121vは、電力変換回路301の2個の交流端子107にそれぞれ接続される。上アームのコレクタ電極をレグの正極122u,122vとし、下アームのエミッタ電極をレグの負極123u,123vとする。レグの正極122u,122vは、バスバ等の直流配線120によって、瞬時電力を供給するキャパシタ101の正極114pと接続される。また、レグの負極123u,123vは、直流配線120によって、キャパシタ101の負極114nと接続される。
電力変換回路301に、外部と接続可能な正極105および負極106からなる外部直流端子を設け、それぞれキャパシタの正極114pおよび負極114nに接続される。
図5に示すように、上述のような電力変換回路301における直流端子(105,106)が、直流連結点302において、それぞれ、他の電力変換回路301の直流端子(105,106)と接続される。また、電力変換回路301における交流端子107が、交流連結点304において、他の電力変換回路301の対応する交流端子107と接続される。これにより、二つの電力変換回路301が並列接続される。さらに、二つの電力変換回路301における各駆動回路の信号入力は、信号連結点307において互いに接続される。なお、このような電力変換回路の2並列構成を、以下、電力変換回路クラスタ306と称する。
一つの電力変換回路クラスタ306内の各電力変換回路301は、比較的近接に配置される。このため、各電力変換回路301の信号配線のインピーダンスはほぼ同じである。また、各電力変換回路301は、IGBTの特性が部品選別などにより略同一とされており、同じ制御信号に対するスイッチングのタイミングがほぼ同じである。従って、一つの電力変換回路クラスタ306内において、各電力変換回路301の電流責務は略同一であり、バランスしている。
図5に示すように、電力変換回路クラスタ306における直流連結点302と直流電源108の間に電流センサ104が設けられる。この電流センサ104によって、一つの電力変換回路クラスタにおける二つの電力変換回路301に通流する各直流電流の総和が監視される。なお、電力変換回路クラスタ306および電流センサ104によって電力変換ユニット300が構成される。
電流センサ104によって感知される電流値は、信号配線115を経由して、制御回路109へと送出される。IGBT102のゲート端子およびエミッタ端子は、駆動回路118と信号配線110を介して各々接続される(図6)。駆動回路118は、制御回路109より、信号配線115(図5)を介して受信するオン・オフ制御信号を、電気的に絶縁した上で駆動信号に成形し、各IGBT102に送出する。
本実施形態2の電力変換装置において、一つの電力変換回路301の直流端子(105,106)はそれぞれ、直流外部配線117と直流連結点302と直流リンク配線116を介して、それぞれ、他の電力変換回路100の直流端子(105,106)に電気的に接続される。さらに、直流連結点303において、直流電源108が接続される。また、各電力変換回路クラスタ306における交流連結点304が、交流連結点305において、互いに接続される。さらに、交流連結点305において、負荷装置112が接続される。このような構成により、二つの電力変換ユニット300が並列接続され。また、二つの電力変換回路クラスタ306が並列接続されるので、電力変換装置としては、四つの電力変換回路301が並列接続される。
次に、本実施形態2の電力変換装置における基本的な動作を説明する。
初期状態では、全てのIGBT102がオフ状態であり、負荷装置112への電力供給は停止している。初動時(初充電時)、直流電源108より供給される直流電力は、直流外部配線117を経由して、直流端子(105,106)に入力される。電力変換回路301内では、キャパシタ101に直流電力が供給、充電される。動作時、制御回路109から駆動回路118に、信号配線115を経由してオン・オフの制御信号を送出する。駆動回路118は制御信号を受信、信号成形し、各IGBT102に駆動信号を、信号配線110を経由して送出する。
ここで、IGBT102uuとIGBT102vdは組となって同時にオン・オフする。IGBT102udとIGBT102vuは組となって同時にオン・オフする。前者の組と、後者の組は、交互にオンし、同時にはオンしない。IGBT102がオンする際、直流電源108とIGBT102との間には比較的大きなインダクタンスが寄生するため、IGBT102の近傍に配置するキャパシタ101より、IGBT102へ電力が供給される。このように、IGBTのオン・オフ動作によって、直流電力が交流電力に変換され負荷装置112に供給される。
各電力変換ユニット300が備える電流センサ104から送出される各電流値に基づき、前述の実施形態1と同様に、制御信号を補正することにより、各電力変換回路クラスタ306の電流責務を均等化することできる。
本実施形態2では、2並列の電力変換回路301によって構成される電力変換回路クラスタ306への直流入力電流を検出するので、電流センサ104の数量を低減することができる。また、そのため、制御回路109と駆動回路118の間の配線を簡略化できる。従って、電力変換装置のコストが低減できる。
なお、電力変換回路クラスタ306は、三つ以上の電力変換回路301によって構成されても良い。
また、電力変換装置は、三つ以上の電力変換ユニット300によって構成されても良い。
(実施形態3)
上述の実施形態1,2では、電力変換装置の動作時において、制御回路109は、常時、制御信号の補正演算を実行している。これに対し、本実施形態3では、一度演算された制御信号の補正量が、変更されることなく継続的に用いられる。なお、本実施形態3は、各電力変換回路の電流責務が、各電力変換回路の電流責務が外部環境に影響されず、電流責務のアンバランスの要因として、電力変換装置の構成や部品の特性が支配的である場合などに好適である。
図7および図8を用いて実施形態3について説明する。なお、主に、実施形態1と異なる点について説明する。
図7は、本発明の実施形態3である電力変換装置の出荷試験時における全体構成を示す。
本実施形態3においては、出荷試験時において、制御回路109による補正演算が実行される。図7に示すように、制御回路109によって演算された制御信号の補正量は、駆動回路118におけるメモリ装置に保存される。本実施形態3の装置構成は、実施形態1と同様であるが、試験用の負荷装置112が用いられる。また、電流センサ104は、電力変換回路100の外部、すなわち正極105と直流連結点113とを接続する配線に取り付けられる。電流センサ104は、出荷試験が終了すると取り外される。このため、電流センサ104としては、クリップ式などのように、着脱容易な電流センサが好ましい。
図8は、本発明の実施形態3である電力変換装置の据付後における全体構成を示す。
図8に示すように、設置場所に据え付けられる電力変換回路100は、直流入力電流を感知する電流センサを備えていない。電力変換装置の動作時は、駆動回路118におけるメモリ装置に保存される補正量に応じて、制御回路109からの制御信号が補正される。
これにより、電流センサ104を電力変換装置に常設することなく、各電流変換回路の電流責務を均等化できる。従って、電力変換装置のコストの増加を抑制することができる。
また、図8に示すように、電力変換装置の動作時、制御回路109は、各電流変換回路の負荷状態を示す負荷情報(例えば、電流変換回路の交流出力電流に関する情報)を、インターネットなどの通信ネットワーク50を介して、電力変換装置の設置場所とは地理的に離れた場所に位置する状態監視システム60へ送信する。状態監視システム60は、受信する負荷情報に基づいて、電流責務にアンバランスが生じていると判断すると、メモリ装置に保存されている補正量の修正量を、通信ネットワーク50を介して制御回路109へ送信する。制御回路109は、受信する修正量に応じて、メモリ装置に保存されている補正量を修正する。これにより、経年変化などにより、電流責務が変化し得る状況下において、均等な電流責務を維持することができる。
図7に示すようなメモリ装置への補正量保存は、電力変換装置の据付時に実施されても良い。また、状態監視システム60は、電流責務にアンバランスが生じていると判断した時、保守技術者に作業指示を発信してもよい。この場合、保守技術者が、電力変換装置の設置場所で電力変換回路に電流センサ104を取り付けて、補正量の再設定を実施する。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
例えば、インバータ主回路を構成する半導体スイッチング素子は、IGBTに限らず、MOSFETや接合型バイポーラトランジスタなどでも良い。半導体スイッチング素子は、逆並列ダイオードを内蔵しても良い。
また、図8における状態監視システム60は、電力変換装置の設置場所の近く(例えば、同じ建物内)に位置しても良い。
50 通信ネットワーク
60 状態監視システム
100 電力変換回路
101 キャパシタ
102uu,102ud,102vu,102vd IGBT
103uu,103ud,103vu,103vd ダイオード
104 電流センサ
105 正極
106 負極
107 交流端子
108 直流電源
109 制御回路
110 信号配線
111 交流連結点
112 負荷装置
113 直流連結点
114p キャパシタの正極
114n キャパシタの負極
115 信号配線
116 直流リンク配線
117 直流外部配線
118 駆動回路
119 交流配線
120 直流配線
121u,121v 交流端子
122u,122v レグの正極
123u,123v レグの負極
201 電流収支演算回路
202 一般制御回路
203 信号群
204 電流値
205 制御信号
301 電力変換回路
302,303 直流連結点
304,305 交流連結点
306 電力変換回路クラスタ
307 信号連結点

Claims (15)

  1. 複数の電力変換回路の各々が、
    直流電源により充電されるキャパシタと、
    前記キャパシタに充電される直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、
    を備え、
    前記複数の電力変換回路が並列接続され
    前記複数の電力変換回路におけるオン・オフスイッチングのタイミングを制御する制御回路を備える電力変換装置において、
    前記複数の電力変換回路は、前記直流電源からの直流入力電流の電流値を感知する電流センサを備え、
    前記制御回路は、
    前記電流センサで検出された前記電流値とあらかじめ設定された所定の閾値に基づき、前記オン・オフスイッチングのタイミングを補正する電流収支演算回路を備え、
    前記電流収支演算回路によって、前記オン・オフスイッチングのタイミングのずれを小さくなるように補正して、
    前記複数の電力変換回路への前記直流電源からの前記直流入力電流が略零となるように制御することを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記直流電源と、前記複数の電力変換回路の直流連結点との間の配線インダクタンスが、前記直流連結点と前記複数の電力変換回路との間の配線インダクタンスよりも大きいことを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記直流入力電流が略零となるように、前記直流入力電流に基づいて、前記インバータ主回路を構成する半導体スイッチング素子のスイッチングタイミングが調整されることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記直流入力電流が前記所定の閾値以下となるように、前記直流入力電流に基づいて、前記インバータ主回路を構成する半導体スイッチング素子のスイッチングタイミングが調整されることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項に記載の電力変換装置において、
    前記直流入力電流が前記所定の閾値を超える場合、前記半導体スイッチング素子のターンオンのタイミングを遅らせることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項に記載の電力変換装置において、
    前記制御回路は、前記半導体スイッチング素子をスイッチングするための制御信号を作成し、
    前記制御信号に応じて前記半導体スイッチング素子をスイッチングする駆動回路を備え、
    前記制御信号は、前記半導体スイッチング素子の前記スイッチングタイミングが調整されるように、前記直流入力電流に基づいて補正されることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項に記載の電力変換装置において、
    前記電力変換回路が二台並列接続されることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記電力変換回路が二台並列接続され、
    前記二台の電力変換回路のいずれかの前記直流入力電流が前記閾値を超える場合、前記直流入力電流が大きな方の電力変換回路の前記インバータ主回路を構成する半導体スイッチング素子のターンオンのタイミングを遅らせるように、スイッチングタイミングが調整されることを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項に記載の電力変換装置において、
    前記電力変換回路が三台並列接続されることを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記インバータ主回路が単相インバータであることを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記インバータ主回路が三相インバータであることを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記直流入力電流が略零となるように、前記直流入力電流に基づいて、前記インバータ主回路を構成する半導体スイッチング素子のスイッチングタイミングが調整され、
    前記制御回路は、前記半導体スイッチング素子をスイッチングするための制御信号を作成し、
    前記制御信号に応じて前記半導体スイッチング素子をスイッチングする駆動回路を備え、
    前記制御信号は、前記半導体スイッチング素子の前記スイッチングタイミングが調整されるように、メモリ装置に保存される補正量に基づいて補正されることを特徴とする電力変換装置。
  13. 請求項12に記載の電力変換装置において、
    前記複数の電力変換回路の負荷状態に応じて、前記補正量を修正する状態監視システムを備えることを特徴とする電力変換装置。
  14. 複数の電力変換回路クラスタの各々が、複数の電力変換回路の並列接続から構成され、
    前記複数の電力変換回路の各々が、
    直流電源により充電されるキャパシタと、
    前記キャパシタに充電される直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、
    を備え、
    前記複数の電力変換回路クラスタが並列接続され、
    前記複数の電力変換回路クラスタにおけるオン・オフスイッチングのタイミングを制御する制御回路を備える電力変換装置において、
    前記複数の電力変換回路クラスタは、前記直流電源からの直流入力電流の電流値を感知する電流センサを備え、
    前記制御回路は、
    前記電流センサで検出された前記電流値とあらかじめ設定された所定の閾値に基づき、前記オン・オフスイッチングのタイミングを補正する電流収支演算回路を備え、
    前記電流収支演算回路によって、前記オン・オフスイッチングのタイミングのずれを小さくなるように補正して、
    前記複数の電力変換回路クラスタへの前記直流電源からの前記直流入力電流が略零となるように制御することを特徴とする電力変換装置。
  15. 複数の電力変換回路の各々が、
    直流電源により充電されるキャパシタと、
    前記キャパシタに充電される直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、
    を備え、
    前記複数の電力変換回路が並列接続される電力変換装置の調整方法において、
    前記複数の電力変換回路に、前記直流電源からの直流入力電流の電流値を感知する複数の電流センサを取り付け、
    次に、前記複数の電力変換回路の各々において前記電流センサによって感知される前記電流値に基づき、前記複数の電力変換回路におけるオン・オフスイッチングのタイミングのずれを小さくして、前記電流センサによって感知される前記複数の電力変換回路の各々への前記直流入力電流を所定の閾値より小さくして略零となるように制御されるように、前記電力変換回路への制御信号の補正量を設定し、
    次に、前記複数の電流センサを取り外すことを特徴とする電力変換装置の調整方法。
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