JP6886252B2 - ウェットワイパー - Google Patents

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Description

本発明は、ウェットワイパーに関する。
従来より、第四級アンモニウム塩は、防かび剤、防腐剤、消毒剤、脱臭剤として、主として病院及び食品加工場の消毒、繊維、塗料、及び化粧品などの防かび、並びに木材の防腐などに使用されている。
しかしながら、一般的にウェットワイパーに使用される、不織布のセルロース成分が負の電荷を帯びているために、第四級アンモニウム塩が吸着されやすく、不織布に均一に含浸できず、防かび性を悪化させる原因となっている。
例えば、特許文献1には、ウッドパルプ繊維及び合成繊維の組成からなる不織布に、第四級アンモニウム塩を含有する殺菌消毒剤水溶液を含浸させることで、第四級アンモニウム塩を不織布へ含浸させた、殺菌消毒剤を含有するウェットワイパーが開示されている。
また、特許文献2には、第四級アンモニウム塩にアミノ酸型界面活性剤を含有させた液を、基布に含浸させることによって、第四級アンモニウム塩の基布への吸着を防止して有効に殺菌消毒効果を発揮することができる殺菌消毒剤が開示されている。
特開2009−256338号公報 特開2000−191521号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているウェットワイパーは、第四級アンモニウム塩が不織布に均一に含浸されるまでに時間がかかり、かつウェットワイパーに含浸させた液が泡立つという問題を有している。
また、特許文献2に開示されている殺菌消毒剤は、アミノ酸型界面活性剤と第四級アンモニウム塩の相互作用により、この水溶液を含浸させたウェットワイパーは、ヌメリ感や、ヌルツキ感が生じてしまうという問題を有している。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、セルロース系繊維を含む不織布に対する第四級アンモニウム塩の吸着が抑制でき、かつ均一に第四級アンモニウム塩を含む水溶液を含浸させることが、従来の技術よりも短時間で可能であり、有効に殺菌効果及び防カビ性を発揮することができ、かつ、液の泡立ちとヌメリ感、ヌルツキ感を同時に抑制できるウェットワイパーを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、第四級アンモニウム塩と特定のアニオン性界面活性剤を含む水溶液を、セルロース系繊維を含む不織布に含浸させたウェットワイパーが、上記従来技術の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕
セルロース系繊維を含む不織布と、
前記不織布に含浸させた塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウム、及び、下記式(1)又は下記式(2)で表される構造であるアニオン性界面活性剤を含む水溶液とを含有し、下記式で表される前記不織布に対する前記塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムの吸着溶解率が、前記不織布において均一に、0.5質量%以上である、ウェットワイパーの製造方法であって、
セルロース系繊維を含む不織布に、塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウム、及び、下記式(1)又は下記式(2)で表される構造であるアニオン性界面活性剤を含む水溶液を含浸させる工程を有し、
含浸後、二週間経過後の、下記式で表される前記不織布に対する前記塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムの吸着溶解率、前記不織布において均一に、0.5質量%以上とする、
ウェットワイパーの製造方法。
1−COO-1 + ・・・(1)
(式(1)中、R1は、炭素数が13〜15のアルキル基を示す。X1 +は、ナトリウムイ
オン、カリウムイオン、及びトリエタノールアンモニウムイオンからなる群より選ばれる
いずれかを示す。)
2−O−(CH2CH2O)n−CH2COO-2 + ・・・(2)
(式(2)中、R2は、炭素数が12〜16のアルキル基を示す。X2 +は、ナトリウムイ
オン、カリウムイオン、及びトリエタノールアンモニウムイオンからなる群より選ばれる
いずれかを示す。nは、1〜10の数を示す。)
〔吸着溶解率(%)=不織布中から水に抽出された塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムの質量(W1)/不織布の質量(W2)×100
(W1=不織布の抽出水溶液中の塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムの濃度(質量%)×{抽出水の質量(W4)+不織布中の水の質量(W3)})〕
本発明によれば、セルロース系繊維を含む不織布に対して、第四級アンモニウム塩の吸着が抑制でき、均一に第四級アンモニウム塩を含む水溶液を含浸させることが、従来の技術より短時間で可能であり、有効に殺菌効果及び防カビ性を発揮することができ、かつ、液の泡立ちとヌメリ感、ヌルツキ感を同時に抑制できる、ウェットワイパーが得られる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」と表記する。)について詳細に説明する。
なお、本発明は、以下の本実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
〔ウェットワイパー〕
本実施形態のウェットワイパーは、
セルロース系繊維を含む不織布と、
前記不織布に含浸させた第四級アンモニウム塩、及び、下記式(1)又は下記式(2)で表される構造であるアニオン性界面活性剤を含む水溶液と、
を、含有する。
1−COO-1 + ・・・(1)
(式(1)中、R1は、炭素数が11〜15のアルキル基を示す。X1 +は、1価の陽イオンを示す。)
2−O−(CH2CH2O)n−CH2COO-2 + ・・・(2)
(式(2)中、R2は、炭素数が12〜16のアルキル基を示す。X2 +は、1価の陽イオンを示す。nは、1〜10の数を示す。)
(第四級アンモニウム塩)
本実施形態のウェットワイパーに用いる第四級アンモニウム塩は、殺菌作用を有する有効成分として、四級アンモニウム塩構造を分子内に有していれば、特に限定されるものではない。第四級アンモニウム塩としては、以下に限定されるものではないが、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルメチルアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩などが挙げられる。
本実施形態のウェットワイパーに用いる第四級アンモニウム塩において、アルキル基としては、殺菌性能の観点から、長鎖アルキル基であることにより著しい殺菌力を示すため、炭素数8〜16の飽和炭化水素基であることが好ましく、オクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、及びセチル基であることがより好ましく、ラウリル基であることがさらに好ましい。
第四級アンモニウム塩は、F-、Cl-、Br-、I-等のハロゲン化物イオン、NO-、及びSO4 2-などとの塩であることが好ましく、電気陰性度が高いCl-などとの塩であることがより好ましい。
本実施形態においては、これらの第四級アンモニウム塩を1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態においては、第四級アンモニウム塩としては、殺菌性能の観点で、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩が好ましく、アルキル基は炭素数が8〜16のものがより好ましく、さらに好ましくはラウリルベンジルジメチルアンモニウム塩である。
本実施形態のウェットワイパーの不織布に含浸されている水溶液中の第四級アンモニウム塩の含有量としては、十分な殺菌性能を持たせながら、皮膚刺激性を抑えることができる、という観点から、水溶液中、0.01〜30質量%であることが好ましく、より好ましくは、0.1〜5質量%である。
本実施形態のウェットワイパーにおける第四級アンモニウム塩の殺菌効果は、菌に対して殺菌的な作用であることが好ましいが、静菌的な作用による菌の増殖を抑制する作用であってもよい。
本実施形態においては、第四級アンモニウム塩の殺菌効果により、ウェットワイパーとしての清浄、殺菌、及び除菌作用などを有する。
また、第四級アンモニウム塩が、殺菌消毒剤水溶液として、不織布に含浸されていることにより、不織布による拭き取り効果と、第四級アンモニウム塩の殺菌効果により、ウェットワイパーとして、清浄、殺菌、及び除菌作用などを有する。
本実施形態のウェットワイパーは、第四級アンモニウム塩の揮発等による殺菌効果の低下が少ないため、長期間に亘り殺菌効果を持続する。
(アニオン性界面活性剤)
本実施形態のウェットワイパーに用いるアニオン性界面活性剤は、下記式(1)、又は下記式(2)で表される構造を有する。
1−COO-1 + ・・・(1)
(式(1)中、R1は、炭素数が11〜15のアルキル基を示す。X1 +は、1価の陽イオンを示す。)
2−O−(CH2CH2O)n−CH2COO-2 + ・・・(2)
(式(2)中、R2は、炭素数が12〜16のアルキル基を示す。X2 +は、1価の陽イオンを示す。nは、1〜10の数を示す。)
上記式(1)又は(2)の構造を有するアニオン性界面活性剤を含むことで、セルロース系繊維を含む不織布への第四級アンモニウム塩の吸着抑制効果が得られ、第四級アンモニウム塩を含む水溶液の泡立ち、及びヌメリ感、ヌルツキ感を抑制することができる。
本実施形態において、上記アニオン性界面活性剤は1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態のウェットワイパーにおける上記式(1)で表される構造を有するアニオン性界面活性剤において、第四級アンモニウム塩のセルロース系繊維を含む不織布への吸着抑制効果、ヌメリ感、ヌルツキ感抑制効果を得る観点から、R1は炭素数11のアルキル基であることが好ましく、同様の観点から、X1 +は、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオンであることが好ましく、ナトリウムイオン、カリウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオンであることがより好ましく、ナトリウムイオンであることがさらに好ましい。
本実施形態のウェットワイパーにおける上記式(2)で表される構造を有するアニオン性界面活性剤において、第四級アンモニウム塩のセルロース系繊維を含む不織布への吸着抑制効果、ヌメリ感、ヌルツキ感抑制効果を得る観点から、R2は炭素数12のアルキル基であることが好ましく、同様の観点から、nは4〜6の数であることが好ましく、同様の観点から、X2 +は、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオンであることが好ましく、ナトリウムイオン、カリウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオンであることがより好ましく、ナトリウムイオンであることがさらに好ましい。
本実施形態のウェットワイパーにおける水溶液中の上記式(1)又は(2)で表されるアニオン性界面活性剤の含有量は、第四級アンモニウム塩の殺菌性能を十分に発揮でき、かつ、セルロース系繊維を含む不織布への吸着抑制効果も発現できるという観点から、水溶液中、0.01〜10質量%であることが好ましく、より好ましくは0.1〜5質量%である。
(その他成分)
本実施形態のウェットワイパーに用いる第四級アンモニウム塩及び上記アニオン性界面活性剤を含む水溶液には、本実施形態の目的を損なわない範囲で、必要に応じて、その他の成分を配合することができる。
その他の成分としては、例えば、上記式(1)、(2)のアニオン性界面活性剤以外のアニオン界面活性剤、低級アルコール、キレート剤、及び防腐剤、着色料、香料、及び安定剤などが挙げられる。
上記式(1)、(2)に示すアニオン性界面活性剤以外の界面活性剤は、特に限定されるものではないが、例えば、ノニオン性界面活性剤、上記アニオン性界面活性剤のアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤などが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、以下に限定されるものではないが、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン酸グリセリン等のグリセリン脂肪酸エステル類;モノオレイン酸ポリグリセリル、ペンタオレイン酸ポリグリセリル、デカオレイン酸ポリグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類;モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類;ショ糖ラウリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ等のポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体;ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油類;ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル等のポリオキシエチレンステロール・水素添加ステロール類;モノステアリン酸エチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル類;
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類;ポリオキシエチレンステアリン酸アミド等のポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド類;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類;ステアリルジメチルアミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド類などが挙げられる。
上記式(1)、(2)のアニオン性界面活性剤以外のアニオン性界面活性剤としては、以下に限定されるものではないが、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩類;ラウリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩類;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸等のリン酸塩類;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム等のN−アシルアミノ塩酸類;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩類;ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム等のN−アシルタウリン塩類;テトラデセンスルホン酸ナトリウム等のスルホン酸塩類;ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩類;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類;ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンなどが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、以下に限定されるものではないが、例えば、N−ココイルアルギニンエチルエステルピロリドンカルボン酸塩、N−ラウロイルリジンエチルエステル塩酸塩等のアシル塩基性アミノ酸アルキルエステル塩;ラウリルアミン塩酸塩等の第一級アミン塩;ジラウリルアミン酢酸塩等の第二級アミン塩;第三級アミン塩;脂肪酸アミドグアニジウム塩;ラウリルトリエチレングリコールアンモニウムハイドロオキサイド等のアルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、以下に限定されるものではないが、例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アシルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン系化合物;N−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−アルキル−N―カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン・ラウリル硫酸およびその塩等のイミダゾリニウム系化合物;ポリオクチルポリアミノエチルグリシン等のグリシン型化合物;アルキルアミノプロピオン酸、アルキルアミノジプロピオン酸等のアミノプロピオン酸型化合物等;レシチン等のリン脂質等が挙げられる。
本実施形態において、これらの界面活性剤を1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
低級アルコールとしては、例えば、炭素数1〜4の水溶性アルコール類が挙げられる。
低級アルコールは、以下に限定されるものではないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、メトキシエタノール、エトキシエタノール、メトキシプロパノール、メトキシイソプロパノール等のモノオール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、メチルプロパンジオール、ジエチレングリコール、ブチンジオール等のジオール類、グリセリン、ブタントリオール、エリスリトール等のポリオール類などが挙げられる。
本実施形態においては、これらの低級アルコールを、1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
キレート剤としては、金属捕獲作用があれば特に限定されないが、例えば、コンプレキサン、アラニン、エチレンジアミンヒドロキシエチル3酢酸3ナトリウム、エデト酸、エデト酸2ナトリウム、エデト酸2ナトリウムカルシウム、エデト酸3ナトリウム、エデト酸4ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、グルコン酸、酒石酸、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、及びメタリン酸ナトリウムなどが挙げられる。
本実施形態においては、これらのキレート剤を、1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
防腐剤としては、以下に限定されるものではないが、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ウンデシレン酸、サリチル酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル類及びその塩等の有機酸及びその誘導体;イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、クロロチモール、クロロフェネシン、クロロクレゾール、ジクロロキシレノール、ジクロロベンジルアルコール、チオビスクロロフェノール、チモール、トリクロロカルバニリド、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、ナトリウムフェノキシド、パラクロロフェノール、ハロカルバン、フェニルエチルアルコール、フェニルフェノール、フェニルフェノールナトリウム、フェノキシエタノール、フェノール、フェキサクロロフェン、ベンジルアルコール等のフェノール類;プラトニン、ピオニン、ルミネキス、感光素NK143等の感光素;茶エキス、ヒノキキチオール、リンゴエキス、ポリリジン等の抗菌活性を持つ植物抽出液;グルタラール、クロラミンT、クロルヘキシジン、ジイセチオン酸ジプロモプロパミジン、ジンクピリチオン、トリクロサン、ピリチオンNa、フルフラール、クロラミンTなどが挙げられる。
本実施形態においては、これらの防腐剤を1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
(不織布)
本実施形態のウェットワイパーにおける、第四級アンモニウム塩及び前記式(1)又は式(2)のアニオン性界面活性剤を含む水溶液を含浸させる不織布は、セルロース系繊維を含む不織布である。
本実施形態のウェットワイパーに用いるセルロース系繊維は、繊維表面が負の電荷を帯び、セルロースを含有する、又はセルロース由来である繊維であれば、特に限定されるものではないが、例えば、レーヨン繊維、ポリノジック繊維、キュプラ繊維、リヨセル繊維、アセテート繊維、ウッドパルプ繊維、コットン繊維などが挙げられる。
本実施形態のウェットワイパーにおいては、これらのセルロース系繊維を1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態のウェットワイパーに用いるセルロース系繊維を含む不織布においては、拭き残り性の抑制効果の観点より、ウッドパルプ繊維を含む不織布が好ましく、さらには、ポリエステル繊維を含む不織布がより好ましい。
本実施形態のウェットワイパーの不織布に用いることができるポリエステル繊維としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、共重合ポリエステル等のポリエステル;線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン46等のポリアミド;ポリアクリロニトリル等のアクリル繊維などが挙げられ、複合繊維の場合にはポリエチレンテレフタレートと、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、及びポリアミド繊維と、の組み合わせなどが挙げられる。
本実施形態のウェットワイパーの不織布としては、通気性があり、柔軟性を持たせることができるので、ポリエステル繊維を含むことが好ましい。
本実施形態のウェットワイパーにおいては、これらのポリエステル繊維を1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態のウェットワイパーにおいて、不織布の目付量は、使用時の取り扱いのしやすさの観点から10〜120g/m2であることが好ましく、15〜80g/m2であることがより好ましい。
(不織布に対する第四級アンモニウム塩の吸着溶解率)
本実施形態のウェットワイパーにおいて、セルロース系繊維を含む不織布に、均一に第四級アンモニウム塩、及び前記式(1)、又は前記式(2)のアニオン性界面活性剤を含む水溶液が含浸されていることを示す指標として、セルロース系繊維を含む不織布に対する第四級アンモニウム塩の吸着溶解率が挙げられる。
前記「不織布に対する第四級アンモニウム塩の吸着溶解率(質量%)」とは、第四級アンモニウム塩及び前記式(1)、又は式(2)のアニオン性界面活性剤を含む水溶液を含浸させたセルロース系繊維を含む不織布を水に浸漬させた時に、水に溶解した第四級アンモニウム塩の質量を算出し、セルロース系繊維を含む不織布の質量との比率として求めたものである。
吸着溶解率は、均一に0.5質量%以上であることが好ましく、0.6質量%以上であることがより好ましく、0.7質量であることがさらに好ましい。
吸着溶解率が均一に0.5質量%以上であるとは、セルロース系繊維を含む不織布の任意の部分において、吸着溶解率が0.5質量%以上であることを意味する。
吸着溶解率が0.5質量%以上であることにより、防かび性及び殺菌性に優れるウェットワイパーとすることができる。
(不織布への水溶液の含浸方法)
本実施形態において用いる不織布に、第四級アンモニウム塩及び上記式(1)、(2)に示すアニオン性界面活性剤を含む水溶液を含浸させる方法としては、上記水溶液が、セルロース系繊維を含む不織布の全面に均一に含浸される方法であれば特に限定されない。
例えば、ボトル容器にロール状に巻き取られた不織布を、ロール面(ロール状の形状になっている面をいう。)がボトル容器の底部に接するように入れ、ロール状に巻き取られた不織布の上方ロール面側より第四級アンモニウム塩及び上記アニオン性界面活性剤を含む水溶液を投入することにより含浸させる方法が挙げられる。
不織布に水溶液が均一に含浸されるとは、不織布表面に、水溶液に含まれる第四級アンモニウム塩及び上記アニオン性界面活性剤が偏らずに存在することを意味し、これにより、局部的なカビの発生を防止することができる。
本実施形態のウェットワイパーにおいて、第四級アンモニウム塩及び上記アニオン性界面活性剤を含む水溶液を、不織布に含浸する割合は、殺菌効果の観点から、不織布1質量部に対して第四級アンモニウム塩及び上記アニオン性界面活性剤を含む水溶液が0.5質量部以上であることが好ましく、拭き残りを抑制することを考慮すると、上記比率が5質量部以下であることが好ましい。
(ウェットワイパーの形態)
本実施形態のウェットワイパーの形態は、特に限定されないが、例えば、セルロース系繊維を含む不織布をシート状に裁断し、Z折をして重ねて、第四級アンモニウム塩及び上記アニオン性界面活性剤を含む水溶液を含浸させピロー包装したものや、セルロース系繊維を含む不織布をロール状に巻き、第四級アンモニウム塩及び上記アニオン性界面活性剤を含む水溶液を含浸させたボトル仕様のものが挙げられ、使い勝手の観点から、セルロース系繊維を含む不織布がロール状に巻き取られた形態のものが好ましい。
(ウェットワイパーの用途)
本実施形態のウェットワイパーに用いる第四級アンモニウム塩及び上記式(1)、(2)に示すアニオン性界面活性剤を含む水溶液は、細菌及び真菌(カビを含む)などの菌体だけに限られず、ウイルスに対しても殺菌効果を発揮する。そのため、本実施形態のウェットワイパーは、ウイルスの感染予防にも利用できる。中でも、ノロウイルスなどのエンベロープ(外殻)を有さないウイルスに対する殺菌効果に優れるため、ノロウイルスなどのエンベロープ(外殻)を有さないウイルスに対する感染予防に好適に利用できる。
以下、具体的な実施例及び比較例を挙げて本実施形態を具体的に説明するが、本実施形態は、以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例、比較例中の評価方法及び測定方法は下記のとおりである。
<吸着溶解率の測定及び評価>
実施例及び比較例に記載の各ウェットワイパーがロール状に巻き取られた状態で、それぞれをボトル容器底部にロール状の面が接するように配置し、含浸液を含浸した状態で密封してから2週間後、5週間後に、ロールの外側、中央、内側に位置する不織布を取り出し、これらを上下に4等分して切り取り、それぞれを20gの蒸留水に3時間浸漬させ、第四級アンモニウム塩を抽出後に、水中に溶解した第四級アンモニウム塩の濃度を分光光度計(島津製作所製 UV−2700)により定量した。また、吸着溶解率を下記計算式より求めた。
[計算式]
吸着溶解率(%)=試験片中から水に抽出された第四級アンモニウム塩の質量(W1)/試験片不織布の質量(W2)×100
W1=試験片の抽出水溶液中の第四級アンモニウム塩の濃度(質量%)×{抽出水の質量(W4)+試験片不織布中の水の質量(W3)}
ここで、n枚のロール巻きとした場合に、ロール外側とは、外側から数えて1枚目を意味し、ロール中央とは、n/2枚目を意味し、ロール内側とは、n枚目のロール巻きの最中心のシートを意味する。
評価基準は以下の通りである。
◎:いずれの試験片においても、吸着溶解率が0.5%以上
○:吸着溶解率が0.5%を下回る試験片が1つ存在する。
△:吸着溶解率が0.5%を下回る試験片が2つ存在する。
×:吸着溶解率が0.5%を下回る試験片が3つ以上存在する。
<水溶液の泡立ち性の評価>
実施例及び比較例に記載の、不織布に含浸させる第四級アンモニウム塩を含む水溶液300gをミキサー(商品名:ナショナルミキサーMX−V100(パナソニック社製) 幅16cm 奥行22cm 高さ39cm 回転数10000回転/分)に入れ、30秒間撹拌し、静置5分後の泡の高さを測定した。
なお、水溶液の温度は、25℃とした。
評価基準は以下の通りである。
◎:泡の高さが60mm以下
○:泡の高さが60mm超80mm以下
△:泡の高さが80mm超100mm以下
×:泡の高さが100mm超
<ヌメリ感及びヌルツキ感の評価>
実施例及び比較例に記載の各ウェットワイパーをパネラー10人が素手で触って、ヌメリ感及びヌルツキ感を評価した。
◎:ヌメリ感及び/又はヌルツキ感を感じた人が10人中0〜1人
○:ヌメリ感及び/又はヌルツキ感を感じた人が10人中2〜3人
△:ヌメリ感及び/又はヌルツキ感を感じた人が10人中4〜5人
×:ヌメリ感及び/又はヌルツキ感を感じた人が10人中6〜10人
参考例1〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R1が炭素数
11の直鎖アルキル基で、X1 +がNa+である前記式(1)のアニオン性界面活性剤を固
形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維54wt%と、PET繊維46wt%からなる不織布に、不織
布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例2〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R1が炭素数
11の直鎖アルキル基で、X1 +がNa+である前記式(1)のアニオン性界面活性剤を固
形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26w
t%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェッ
トワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例3〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R1が炭素数
11の直鎖アルキル基で、X1 +がNa+である前記式(1)のアニオン性界面活性剤を固
形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維40wt%と、コットン繊維60wt%からなる不織布に、不
織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例4〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数12の直鎖アルキル基で、nが4.5、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維54wt%と、PET繊維46wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例5〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数12の直鎖アルキル基で、nが4.5、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例6〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数12の直鎖アルキル基で、nが4.5、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維40wt%と、コットン繊維60wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例7〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R1が炭素数
11の直鎖アルキル基で、X1 +がNa+である前記式(1)のアニオン性界面活性剤を固
形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維60wt%と、PET繊維20wt%と、PE繊維11wt%と、
PP繊維9wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸
させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例8〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数12の直鎖アルキル基で、nが4.5、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維60wt%と、PET繊維20wt%と、PE繊維11wt%と、PP繊維9wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例9〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R1が炭素数13の直鎖アルキル基で、X1 +がK+である前記式(1)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維54wt%と、PET繊維46wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例10〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R1が炭素数15の直鎖アルキル基で、X1 +がトリエタノールアンモニウムイオンである前記式(1)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例11〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数12の直鎖アルキル基で、nが4、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例12〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数12の直鎖アルキル基で、nが6、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維54wt%と、PET繊維46wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例13〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数14の直鎖アルキル基で、nが4、X2 +がK+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例14〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数14の直鎖アルキル基で、nが8、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維60wt%と、PET繊維20wt%と、PE繊維11wt%と、PP繊維9wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔実施例15〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数16の直鎖アルキル基で、nが2、X2 +がトリエタノールアンモニウムイオンである前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維40wt%と、コットン繊維60wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例16〕
塩化ベンザルコニウムを固形分0.75wt%と、R1が炭素数11の直鎖アルキル基
で、X1 +がNa+である前記式(1)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、精
製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維54wt%と、PET繊維46wt%からなる不織布に、不織
布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例17〕
塩化ベンザルコニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数12の直鎖アルキル基
で、nが4.5、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.
5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26w
t%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェッ
トワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例18〕
塩化ベンザルコニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数14の直鎖アルキル基
で、nが8、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5w
t%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維40wt%と、コットン繊維60wt%からなる不織布に、不
織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例19〕
塩化セチルピリジニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数12の直鎖アルキル
基で、nが4.5、X2 +がNa+である前記式(2)のアニオン性界面活性剤を固形分0
.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維54wt%と、PET繊維46wt%からなる不織布に、不織
布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例20〕
塩化セチルピリジニウムを固形分0.75wt%と、R1が炭素数11の直鎖アルキル
基で、X1 +がNa+である前記式(1)のアニオン性界面活性剤を固形分0.5wt%、
精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26w
t%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェッ
トワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
参考例21〕
塩化セチルピリジニウムを固形分0.75wt%と、R2が炭素数16の直鎖アルキル
基で、nが2、X2 +がトリエタノールアンモニウムイオンである前記式(2)のアニオン
性界面活性剤を固形分0.5wt%、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を
得た。
次に、レーヨン繊維60wt%と、PET繊維20wt%と、PE繊維11wt%と、
PP繊維9wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸
させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表1〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔比較例1〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、精製水99.25wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維54wt%と、PET繊維46wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表2〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔比較例2〕
塩化ベンザルコニウムを固形分0.75wt%と、精製水99.25wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表2〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔比較例3〕
塩化セチルピリジニウムを固形分0.75wt%と、精製水99.25wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維40wt%と、コットン繊維60wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表2〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔比較例4〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、精製水99.25wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維60wt%と、PET繊維20wt%と、PE繊維11wt%と、PP繊維9wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表2〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔比較例5〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、N−ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩を固形分0.5wt%と、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維54wt%と、PET繊維46wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表2〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔比較例6〕
塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムを固形分0.75wt%と、N−ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩を固形分0.5wt%と、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、ウッドパルプ繊維40wt%と、コットン繊維60wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表2〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔比較例7〕
塩化ベンザルコニウムを固形分0.75wt%と、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウムを固形分0.5wt%と、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維40wt%と、ウッドパルプ繊維34wt%と、PET繊維26wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表2〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
〔比較例8〕
塩化セチルピリジニウムを固形分0.75wt%と、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウムを固形分0.5wt%と、精製水98.75wt%の組成で調製した水溶液を得た。
次に、レーヨン繊維60wt%と、PET繊維20wt%と、PE繊維11wt%と、PP繊維9wt%からなる不織布に、不織布の質量の250%の質量の前記水溶液を含浸させ、ウェットワイパーを得た。
ウェットワイパーの構成を下記〔表2〕に、評価結果を下記〔表3〕に示す。
Figure 0006886252
Figure 0006886252
Figure 0006886252
表3に示す結果より、本発明の各実施例は、従来の技術より、吸着溶解率が有効に達する時間を短縮化することができ、かつ、泡立ち性及びヌメリ感、ヌルツキ感の抑制効果を同時に達成することが確認できた。
本発明のウェットワイパーは、各種表面の清浄、殺菌、及び除菌を目的として、病院のドアノブ、手すり、ベッド、手術台、モニターのタッチパネル等の器具類;シリンジポンプ、輸液ポンプ、人工透析装置、人工呼吸器等のME機器類;食品工場のベルトコンベア、作業台、ステンレス容器、冷蔵庫、調理器具等の作業用品類;洗面台、便座、家具等の住宅用品類;介護用施設の器具類等として、産業上の利用可能性を有している。

Claims (1)

  1. セルロース系繊維を含む不織布と、
    前記不織布に含浸させた塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウム、及び、下記式(1)又は下記式(2)で表される構造であるアニオン性界面活性剤を含む水溶液とを含有し、下記式で表される前記不織布に対する前記塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムの吸着溶解率が、前記不織布において均一に、0.5質量%以上である、ウェットワイパーの製造方法であって、
    セルロース系繊維を含む不織布に、塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウム、及び、下記式(1)又は下記式(2)で表される構造であるアニオン性界面活性剤を含む水溶液を含浸させる工程を有し、
    含浸後、二週間経過後の、下記式で表される前記不織布に対する前記塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムの吸着溶解率、前記不織布において均一に、0.5質量%以上とする、
    ウェットワイパーの製造方法。
    1−COO-1 + ・・・(1)
    (式(1)中、R1は、炭素数が13〜15のアルキル基を示す。X1 +は、ナトリウムイオン、カリウムイオン、及びトリエタノールアンモニウムイオンからなる群より選ばれるいずれかを示す。)
    2−O−(CH2CH2O)n−CH2COO-2 + ・・・(2)
    (式(2)中、R2は、炭素数が12〜16のアルキル基を示す。X2 +は、ナトリウムイ
    オン、カリウムイオン、及びトリエタノールアンモニウムイオンからなる群より選ばれる
    いずれかを示す。nは、1〜10の数を示す。)
    〔吸着溶解率(%)=不織布中から水に抽出された塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムの質量(W1)/不織布の質量(W2)×100
    (W1=不織布の抽出水溶液中の塩化ラウリルベンジルジメチルアンモニウムの濃度(質量%)×{抽出水の質量(W4)+不織布中の水の質量(W3)})〕
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