JP6885733B2 - ドライブレコーダ装置 - Google Patents

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Description

ここに開示する技術は、ドライブレコーダ装置に関する。
特許文献1には、ドライブレコーダ装置の一例が開示されている。具体的に、この特許文献1には、車両のフロントガラスの近傍に設置される筐体(第1ケース、第2ケース)と、この筐体から露出して、車両の少なくとも車両前方側を撮像する撮像レンズ(CCDカメラ)とを備え、筐体の内部には、撮像レンズで撮像された画像データを処理する制御部(制御回路)と、GPS信号を受信するGPSアンテナとが設けられたドライブレコーダ装置(車載機器)が開示されている。
さらに詳しくは、前記特許文献1に係るドライブレコーダ装置は、撮像レンズを下方に向けた姿勢と、その姿勢よりも撮像レンズを前側に向けた姿勢との間で切り替え可能に構成されており、撮像レンズを下方に向けたとき、GPSアンテナの直上方には、前述の制御部が位置するようになっている。
特開2011−140304号公報
ところで、フロントガラスの近傍に筐体を設置した場合、GPSアンテナは、主に、フロントガラスを通過したGPS信号を受信することになる。一般的なフロントガラスの形状を鑑みると、そうした信号は、概ね、GPSアンテナの前方ないし上方から到来することになる。
そのため、前記特許文献1のように構成してしまうと、撮像レンズを下方へ向けたときに、GPSアンテナの直上方に位置する制御部が障壁となり、特に上方から到来したGPS信号を受信する上で悪影響を及ぼす虞がある。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両のフロントガラスの近傍に設置されるドライブレコーダ装置において、撮像レンズを下方に向けたときと、それよりも前側に向けたときの双方において、GPSアンテナの受信感度を確保することにある。
ここに開示する技術は、車両のフロントガラスの近傍に設置される筐体と、該筐体から露出して前記車両の少なくとも車両前方側を撮像する撮像レンズとを備えたドライブレコーダ装置に係る。
前記筐体は、前記撮像レンズを下方に向けた第1姿勢と、該第1姿勢よりも前記撮像レンズを前側に向けた第2姿勢との間で切り替え可能に構成されており、前記筐体の内部には、前記撮像レンズにより撮像された画像データを処理する制御部と、GPS信号を受信するGPSアンテナとが設けられる。
そして、前記GPSアンテナは、前記筐体が前記第1姿勢にあるときには、前記制御部よりも前方に位置する一方、前記筐体が前記第1姿勢から前記第2姿勢へ切り替わるときには、前記制御部に対して上方に移動するよう配設されている。
この構成によると、第1姿勢つまり、撮像レンズを下方に向けたとき、GPSアンテナは、制御部よりも前方に位置するようになっている。そのため、GPSアンテナの前方ないし上方から到来したGPS信号を受信する上で、制御部が障壁となることはない。これにより、第1姿勢において、GPSアンテナの受信感度を確保することが可能になる。
一方で、第1姿勢から第2姿勢へ切り替わるときつまり、撮像レンズを下方に向けた姿勢から、それよりも前側に向けた姿勢に切り替わるとき、GPSアンテナは、制御部に対して上方に移動するようになっている。相対的に上方に移動する分、上方から到来したGPS信号を受信する上で有利になる。これにより、第2姿勢において、GPSアンテナの受信感度を確保することが可能になる。
かくして、前記の構成によると、撮像レンズを下方に向けたときと、それよりも前側に向けたときの双方において、GPSアンテナの受信感度を確保することが可能になる。
また、前記GPSアンテナには、前記GPS信号の受信機能を有する受信面が設けられ、前記GPSアンテナは、前記筐体の姿勢にかかわらず、前記受信面を反制御部側に向けるよう配設されている、としてもよい。
この構成によると、筐体が第1姿勢にあるとき、GPSアンテナの受信面は、反制御部側の方向である前方に向けられることになる。よって、GPSアンテナの前方から到来したGPS信号を、受信面において良好に受信することが可能になる。このとき、制御部は、GPSアンテナの後方に位置することになるから、GPS信号を受信する上で、制御部が障壁となることもない。
一方、筐体が第2姿勢にあるとき、GPSアンテナの受信面は、第1姿勢のときと比較して上側に向けられるようになっている。よって、GPSアンテナの斜め上方から到来したGPS信号を、受信面において良好に受信することが可能になる。このとき、制御部は、受信面に対して反対側の位置を保つことになるから、GPS信号を受信する上で、制御部が障壁となることもない。
かくして、前記の構成によると、GPSアンテナの配置に加えて、その受信面の向きにも工夫を凝らすことにより、撮像レンズを下方に向けたときと、それよりも前側に向けたときの双方において、GPSアンテナの受信感度を確保する上で有利になる。
さらに、前記GPSアンテナは、前記受信面を有するアンテナ本体と、該アンテナ本体を前記筐体内において支持する支持部とを有し、前記支持部は、前記アンテナ本体を片持ち状態で固定する、としてもよい。
通常、GPSアンテナは、例えばねじ等の金属製の締結具を介して固定されるようになっている。しかし、GPSアンテナの受信感度を高く保つためには、そうした締結具の数を可能な限り少なくすることが求められる。
そこで、前記の構成のように、アンテナ本体を片持ち状態で支持すると、例えば両持ち状態で支持したときと比較して、締結具の数を少なくすることが可能になる。そのことで、GPSアンテナの受信感度を高く保つ上で有利になる。
また、前記GPSアンテナは、前記第1姿勢において、前記筐体内の前側の隅部に配置されている、としてもよい。
この構成によると、GPSアンテナは、第1姿勢において、筐体内の可能な限り前側のスペースに配置されることになる。こうすると、GPSアンテナの前方から到来したGPS信号を受信する上で、筐体内の他の部品が邪魔にならない。このことは、GPSアンテナの受信感度を確保する上で有効である。
また、前記GPSアンテナは、前記筐体の内壁部と接触しないように配置されている、としてもよい。
通常、車両を運転すると、車両の各部は絶え間なく振動する。そうした振動は、フロントガラスを介してドライブレコーダ装置の筐体に伝達する。
前記の構成によると、GPSアンテナは、筐体の内壁部と接触しないようになっている。よって、筐体を介した振動の伝達を防止し、ひいてはGPSアンテナの耐久年数を確保する上で有利になる。
以上説明したように、前記のドライブレコーダ装置によると、撮像レンズを下方に向けたときと、それよりも前側に向けたときの双方において、GPSアンテナの受信感度を確保することが可能になる。
本実施形態に係るドライブレコーダ装置を車両に設置したときの概略側面図である。 ドライブレコーダ装置の構成を示す斜視図である。 ドライブレコーダ装置の内部構造を示す側面断面図である。 放熱板の配置を説明するための分解斜視図である。 GPSセンサの配置を説明するために一部省略して示す上面図である。 GPSセンサの配置を説明するために一部省略して示す正面図である。 第2姿勢における内部構造を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明は例示である。
図1に示すように、ドライブレコーダ装置10は、車両1のフロントガラス2の近傍に固定され、車両1の前方や車内を撮像するものである。
図2にも示すように、ドライブレコーダ装置10は、撮像レンズ41が設けられたレコーダ本体20と、レコーダ本体20を保持する可動アーム11と、可動アーム11を回動可能に支持する固定アーム15とを備えている。
固定アーム15の基端部には、図示しない両面テープが貼りつけられた貼付板16が設けられている。そして、貼付板16をフロントガラス2の内面における上部寄りの位置に貼り付けることで、固定アーム15がフロントガラス2に固定される。
固定アーム15の先端部には、車幅方向に延びる中心軸12を介して、可動アーム11の基端部が取り付けられている。可動アーム11は、中心軸12を中心に回動可能に支持されている。可動アーム11の先端部には、レコーダ本体20が取り付けられている。
レコーダ本体20の筐体21の底部には、撮像レンズ41が設けられている。撮像レンズ41は、筐体21に設けた開口から露出している。そして、本実施形態に係る筐体21は、可動アーム11が中心軸12まわりに回動することで、撮像レンズ41を下方に向けた第1姿勢(図3を参照)と、その第1姿勢よりも撮像レンズ41を車両前方側に向けた第2姿勢(図7を参照)との間で切り替えることができるようになっている。
レコーダ本体20は、可動アーム11から分離可能な構成となっており、走行中や駐車中の撮像を行うのみならず、レコーダ本体20のみを取り外して外出先においても撮像を行うことができる。
撮像レンズ41は、より広い範囲を撮像できるように、画角の広い広角レンズで構成されている。そのため、レコーダ本体20を、撮像レンズ41が下方を向く姿勢とした場合でも、車両前方や車内を含む周囲360°を撮像可能となっている。そして、撮像された全天周の画像データを処理することで、歪み補正が行われた車両前方や車内の映像を得ることが可能となっている。
以下の説明では、特段の記載が無い限り、撮像レンズ41が下方を向いた第1姿勢でドライブレコーダ装置10を使用する場合について、図3〜図6を用いて説明する。
レコーダ本体20は、半球状に形成され且つ内部に収容空間を有する筐体21と、筐体21内部の底部側に配設されて車両1の周囲を撮像する撮像部40と、撮像部40で撮像された画像データを処理する制御部25と、GPS信号を受信するGPSアンテナ70とを備えている。
筐体21は、図3に示すように、上方に向かって開口したケース本体21aと、ケース本体21aの開口を閉塞するケース蓋部21bとから構成されている。ケース本体21a及びケース蓋部21bは、双方とも樹脂製である。
ケース本体21aは、上向きの略椀形状に形成されており、上部のみならず、その底部も開口している。ケース本体21aの底部側の開口から、前述の撮像レンズ41が露出している。
一方、ケース蓋部21bは、詳細な図示は省略するが、略円板状に形成されており、ケース本体21aの上部側の開口を閉塞している。ケース本体21aの内壁面と、ケース蓋部21bの下面とによって、制御部25及びGPSアンテナ70等の収容スペースが区画されている。
制御部25は、樹脂製の制御基板26の上面に実装されたASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向けの集積回路)で構成されている。制御基板26には、図示しない温度センサが設けられている。
制御部25よりも上方には、第1の放熱板30が配設されている。制御部25と第1の放熱板30とは、放熱シート28を介して熱的に接触している。
第1の放熱板30よりも上方に離れた位置には、第2の放熱板35が配設されている。第2の放熱板35は、第1の放熱板30の上方を覆うように配設されており、第1の放熱板30と第2の放熱板35との間には、空気層34が設けられている。
第1の放熱板30の外縁部の四隅には、下方に向かって延びる4つの第1脚部31が一体形成されている。第1脚部31の下端部には、それぞれ外方に広がるように折り曲げられた第1フランジ部32が一体形成されている。第1フランジ部32には、締結ネジ60の軸部を挿通させる第1挿通孔33が形成されている。
第2の放熱板35の外縁部の四隅には、第1脚部31に対応して、第1の放熱板30に向かって下方に延びる4つの第2脚部36が一体形成されている。第2脚部36の下端部には、それぞれ外方に広がるように折り曲げられた第2フランジ部37が一体形成されている。第2フランジ部37には、締結ネジ60の軸部を挿通させる第2挿通孔38が形成されている。
制御基板26には、第1挿通孔33及び第2挿通孔38に対応して、締結ネジ60の軸部を挿通させる挿通孔27が形成されている。
筐体21には、制御基板26の四隅をそれぞれ支持する4つの台座部22が一体形成されている(図3では1つのみ記載)。台座部22には、締結ネジ60を締結させるネジ孔23が形成されている。
制御基板26、第1の放熱板30、及び第2の放熱板35は、台座部22に載置された制御基板26の上面に、第1フランジ部32と、第2フランジ部37とを順に重ね合わせた状態で、締結ネジ60によって共締めされている。後述の如く、GPSアンテナ70もまた、この締結ネジ60によって共締めされるようになっている。
これにより、第1の放熱板30と第2の放熱板35とは、第1脚部31、第1フランジ部32、第2フランジ部37、及び第2脚部36を介して熱的に接触することとなる。
制御基板26の下面には、カードスロット45と、USB端子46とが隣接して取り付けられている。カードスロット45の開口と、USB端子46の接続口とは、筐体21の左側面に露出しており、図示しない蓋部によって開閉可能となっている。
カードスロット45には、記録媒体45a(例えば、マイクロSDカード)が差し込まれる。記録媒体45aには、撮像部40で撮像された画像データが記録される。
USB端子46は、シガーソケット等の充電アダプタに接続して電源供給を行ったり、パソコン等の情報機器に接続してデータ転送を行うために使用される。
本実施形態では、カードスロット45及びUSB端子46は、制御基板26における制御部25とは反対側の面、つまり、下面に配置されている。
制御基板26よりも下方には、撮像部40が配設されている。撮像部40は、筐体21の下面に露出して撮像を行う撮像レンズ41と、撮像レンズ41の上部に配設されて撮像レンズ41から取り込まれた光を電気信号に変換する撮像センサ42とを有する。
撮像センサ42は、フレキシブル配線43を介して制御部25に接続されており、撮像データが制御部25に送信される。
撮像センサ42よりも上方には、第3の放熱板50が配設されている。撮像センサ42と第3の放熱板50とは、放熱シート58を介して熱的に接触している。
第3の放熱板50における右後隅部には、制御基板26に向かって上方に延びる第3脚部52が一体形成されている。第3脚部52の上端部には、外方に広がるように折り曲げられた第3フランジ部53が一体形成されている。第3フランジ部53には、締結ネジ60の軸部を挿通させる第3挿通孔54が形成されている。そして、第3フランジ部53は、制御基板26、第1フランジ部32、及び第2フランジ部37を順に重ね合わせた状態で、締結ネジ60によって共締めされる。
第3の放熱板50における車両前側の端部には、下方に向かって折り曲げられた屈曲部51が一体形成されている。屈曲部51の下端部は、筐体21の底部に対して所定の隙間を存して対向している。
第3の放熱板50の屈曲部51と筐体21の前側壁との間には、前述のGPSアンテナ70が配設されている。GPSアンテナ70には、GPS信号の受信機能を有する受信面72aが設けられており、その受信面72aが車両前方を向くように配設されている。
以下、GPSアンテナ70に関する構成について詳細に説明する。
本実施形態に係るGPSアンテナ70は、図3〜図6に示すように、アンテナ基板71と、前述の受信面72aが設けられたアンテナ本体72と、アンテナ基板71及びアンテナ本体72を筐体21内において支持する支持部73とを有している。
アンテナ基板71は、上下及び左右方向に延びる矩形薄板状に形成されており、アンテナ基板71の前面略中央部にはアンテナ本体72が取り付けられている一方、アンテナ基板71の後面には支持部73が取り付けられている。また、アンテナ基板71には、受信面72aにおいて受信したGPS信号を処理するための回路が実装されている。
アンテナ本体72は、上下及び左右方向に延びる矩形厚板状に形成されており、その前面には受信面72aが設けられている。受信面72aが受信したGPS信号は、アンテナ基板71を介して制御部25へ送られるようになっている。
支持部73は、アンテナ基板71における中心軸12に沿った方向の一側(具体的には、アンテナ基板71後面の左縁部)に取り付けられており、該縁部に沿って上下に延びる金属製の脚部として形成されている。支持部73の上端部には、外方に広がるように折り曲げられた第4フランジ部73aが形成されている。第4フランジ部73aには、制御基板26の挿通孔27、第1挿通孔33及び第2挿通孔38に対応して、締結ネジ60の軸部を挿通させる挿通孔75が形成されている。
よって、制御基板26、第1の放熱板30、第2の放熱板35、及びGPSアンテナ70は、台座部22に載置された制御基板26の上面に、第1フランジ部32と、第2フランジ部37と、第4フランジ部73aとを順に重ね合わせた状態で、締結ネジ60によって共締めされている。これにより、支持部73は、アンテナ基板71を介して、アンテナ本体72を片持ち状態で支持することになる。
次に、そのように支持されたときのアンテナ本体72の配置等について説明する。
GPSアンテナ70は、筐体21が第1姿勢にあるときには、図3に示すように、制御部25よりも前方に位置するように配設されている。
具体的に、GPSアンテナ70は、筐体21内の前側の隅部において、受信面72aを車両前方に向けた姿勢で配設されている。このように配設することで、GPSアンテナ70は、第1姿勢において、制御部25をはじめとする金属を含んだ他の部品(具体的に、制御基板26、第1の放熱板30、第2の放熱板35、撮像レンズ41、撮像センサ42、カードスロット45、USB端子46、及び第3の放熱板50)よりも前方に位置することになる。
特に、受信面72aは、アンテナ基板71を挟んで金属を含んだ他の部品よりも前方に位置しており、反制御部25側の前方に向けられている。その結果、受信面72aは、ケース本体21aの前側の内壁面に対して、図3に示すように、所定の隙間を存して向かい合うようになっている。つまり、受信面72aよりも前方には、樹脂製の部品(本実施形態では、ケース本体21a)のみが存在するようになっている。
その一方で、GPSアンテナ70は、筐体21が第1姿勢から第2姿勢へ切り替わるときには、制御部25に対して上方に移動するよう配設されている。その結果、GPSアンテナ70は、筐体21が第2姿勢にあるときには、図7に示すように、制御部25に対して車両前側の斜め上方に位置することになる。
また、GPSアンテナ70は、筐体21の姿勢にかかわらず、受信面72aを反制御部25側に向けた状態を保つよう配設されている。
具体的に、GPSアンテナ70は、筐体21が第1姿勢から第2姿勢へ切り替わるときには、筐体21を基準とした他の部品との相対的な位置関係を保持するようになっている。これにより、第2姿勢において、受信面72aは、反制御部25側の方向つまり、車両前側の斜め上方向を向くようになっている。
また、第1姿勢から第2姿勢への切り替えは、前述の如く、中心軸12を中心に可動アーム11が回動することで実現される。この中心軸12は、車幅方向つまり、左右方向に延びている。そのため、筐体21の姿勢にかかわらず、支持部73は、アンテナ本体72に対して左側に位置するようになっている。
なお、GPSアンテナ70は、図3及び図7に示すように、筐体21の姿勢にかかわらず、筐体21の内壁部と接触しないように配設されている。すなわち、GPSアンテナ70は、第1姿勢において、前後方向に関しては、制御部25をはじめとする金属を含んだ他の部品と、ケース本体21aの前側の内壁面との間に位置すると共に、その内壁面との間に所定の隙間を存するよう配設されている。そして、上下方向に関しては、ケース本体21aの内底面と、ケース蓋部21bの下面との間に位置すると共に、2枚の壁面の双方に対して所定の隙間を空けるよう配設されている。さらに、詳細な図示は省略するが、左右方向に関しては、ケース本体21aの左右の側壁面の間に位置すると共に、2枚の壁面の双方に対して所定の隙間を空けるよう配設されている。
以上説明したように、第1姿勢つまり、撮像レンズ41を下方に向けたとき、GPSアンテナ70は、制御部25を含む他の部品よりも前方に位置するようになっている。そのため、GPSアンテナ70の前方ないし上方から到来したGPS信号を受信する上で、制御部25等が障壁となることはない。これにより、第1姿勢において、GPSアンテナ70の受信感度を確保することが可能になる。
一方で、第1姿勢から第2姿勢へ切り替わるときつまり、撮像レンズ41を下方に向けた姿勢から、それよりも前側に向けた姿勢に切り替わるとき、GPSアンテナ70は、制御部25に対して上方に移動するようになっている。相対的に上方に移動する分、上方から到来したGPS信号を受信する上で有利になる。これにより、第2姿勢において、GPSアンテナ70の受信感度を確保することが可能になる。
かくして、撮像レンズ41を下方に向けたときと、それよりも前側に向けたときの双方において、GPSアンテナ70の受信感度を確保することが可能になる。
また、筐体21が第1姿勢にあるとき、GPSアンテナ70の受信面72aは、前方に向けられることになる。よって、GPSアンテナ70の前方から到来したGPS信号を、受信面72aにおいて良好に受信することが可能になる。このとき、制御部25を含む他の部品は、GPSアンテナ70の後方に位置することになるから、GPS信号を受信する上で、制御部25等が障壁となることもない。
一方、筐体21が第2姿勢にあるとき、GPSアンテナ70の受信面72aは、第1姿勢のときと比較して上側に向けられるようになっている。よって、GPSアンテナ70の斜め上方から到来したGPS信号を、受信面72aにおいて良好に受信することが可能になる。このとき、制御部25を含む他の部品は、受信面72aとは反対側の位置を保つことになるから、GPS信号を受信する上で、制御部25等が障壁となることもない。
かくして、GPSアンテナ70の配置に加えて、その受信面72aの向きにも工夫を凝らすことにより、撮像レンズ41を下方に向けたときと、それよりも前側に向けたときの双方において、GPSアンテナ70の受信感度を確保する上で有利になる。
また、GPSアンテナ70は、第1姿勢において、筐体21内の可能な限り前側のスペースに配置されるようになっている。このように配置すると、GPSアンテナ70の前方から到来したGPS信号を受信する上で、筐体21内の他の部品が邪魔にならない。このことは、GPSアンテナ70の受信感度を確保する上で有効である。
通常、車両1を運転すると、車両1の各部は絶え間なく振動する。そうした振動は、フロントガラス2を介してドライブレコーダ装置10の筐体21に伝達する。
本実施形態によると、GPSアンテナ70は、筐体21の内壁部と接触しないようになっている。よって、筐体21を介した振動の伝達を防止し、ひいてはGPSアンテナ70の耐久年数を確保する上で有利になる。
通常、GPSアンテナ70は、例えばねじ等の金属製の締結具を介して固定されるようになっている。しかし、GPSアンテナ70の受信感度を高く保つためには、そうした締結具の数を可能な限り少なくすることが求められる。
そこで、本実施形態のように、アンテナ本体72を片持ち状態で支持すると、例えば両持ち状態で支持したときと比較して、締結具の数を少なくすることが可能になる。そのことで、GPSアンテナ70の受信感度を高く保つ上で有利になる。
《他の実施形態》
前記実施形態では、第2姿勢とは、撮像レンズ41を前側の斜め下方に向けた姿勢であったが、それには限られない。フロントガラス2の形状、及び、筐体21とフロントガラス2との相対位置関係に応じて、第2姿勢とみなす姿勢は、適宜、変更可能である。例えば、撮像レンズ41を車両直前方に向けた姿勢を第2姿勢としてもよい。
1 車両
2 フロントガラス
10 ドライブレコーダ装置
21 筐体
25 制御部
41 撮像レンズ
70 GPSアンテナ
72 アンテナ本体
72a 受信面
73 支持部

Claims (4)

  1. 車両のフロントガラスの近傍に設置される筐体と、該筐体から露出して前記車両の少なくとも車両前方側を撮像する撮像レンズとを備えたドライブレコーダ装置であって、
    前記筐体は、該筐体が車幅方向に延びる中心軸まわりに回動することで、前記撮像レンズを下方に向けた第1姿勢と、該第1姿勢よりも前記撮像レンズを前側に向けた第2姿勢との間で切り替え可能に構成されており、
    前記筐体の内部には、前記撮像レンズにより撮像された画像データを処理する制御部と、GPS信号を受信するGPSアンテナとが設けられ、
    前記GPSアンテナは、
    前記筐体が前記第1姿勢にあるときには、前記制御部よりも前方に位置する一方、
    前記筐体が前記第1姿勢から前記第2姿勢へ切り替わるときには、前記制御部に対して上方に移動するよう配設され
    前記GPSアンテナは、前記筐体が前記第1姿勢にあるとき、前記撮像レンズよりも前方に位置し、
    前記GPSアンテナは、
    前記GPS信号の受信機能を有する受信面が設けられたアンテナ本体と、
    前記アンテナ本体を前記筐体内に支持する支持部と、を有し、
    前記支持部は、前記アンテナ本体を、前記車幅方向の一側から片持ち状態で支持するドライブレコーダ装置。
  2. 請求項1に記載のドライブレコーダ装置において
    記GPSアンテナは、前記筐体の姿勢にかかわらず、前記受信面を反制御部側に向けるよう配設されているドライブレコーダ装置。
  3. 請求項1または2に記載のドライブレコーダ装置において、
    前記GPSアンテナは、前記第1姿勢において、前記筐体内の前側の隅部に配置されているドライブレコーダ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のドライブレコーダ装置において、
    前記GPSアンテナは、前記筐体の内壁部と接触しないように配設されているドライブレコーダ装置。
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