JP6885098B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置の透過照明に用いられる照明装置に関する。
ヘッドアップディスプレイ装置において、表示装置の透過照明に用いられる照明装置に関する従来技術として、例えば特許文献1に開示される技術がある。特許文献1で知られている照明装置は、ヘッドアップディスプレイ装置の液晶表示装置の透過照明に用いられる。この照明装置は、複数の光源(発光ダイオード)を実装した回路基板と、この回路基板の背面に熱伝導部材を介して連結されたヒートシンクとを有している。このヒートシンクは、金属材料によって構成されているので、熱伝導率が高い。
近年、ヒートシンクの熱伝導特性を維持しつつ軽量化を図ることを目的として、ヒートシンクを熱伝導性樹脂によって構成する技術の開発が進められている。熱伝導性樹脂(高熱伝導性樹脂とも言われている)は、熱伝導性が優れているので、一般に回路基板などに多用されている。しかし、一般的な熱伝導性樹脂は、アルミニウム合金よりも熱伝動特性が低い。その分だけヒートシンクの放熱面積を増す必要がある。照明装置の小型化を図る上で改良の余地がある。
特開2005−170169号公報
本発明は、ヒートシンクの熱伝導特性を維持しつつ、小型化を実現可能とする技術を提供することを課題とする。
請求項1による発明によれば、照明装置は、情報を表示する表示装置の透過照明に用いられる複数の光源と、この複数の光源が実装された回路基板と、この回路基板の背面に重ねられたヒートシンクとを含む。前記ヒートシンクは、熱伝導性樹脂材料によって形成され、前記回路基板に重ねられたヒートシンク基板と、このヒートシンク基板から前記回路基板とは反対側へ延びた複数の放熱部とを含む。この複数の放熱部は、前記ヒートシンク基板の前記背面に沿って一方へ延びた複数の第1放熱フィンと、前記ヒートシンク基板の前記背面に沿いつつ前記複数の第1放熱フィンに対して交差する方向へ延びた複数の第2放熱フィンと、から成る。前記複数の放熱部が前記光源に対して重なる位置は、前記複数の第1放熱フィンと前記複数の第2放熱フィンとの各々が交差した位置である、ことを特徴とする。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記複数の光源は、前記回路基板の実装面にハンダによって実装されてなる、それぞれ一対の端子を有している。前記複数の第1放熱フィンと前記複数の第2放熱フィンとの、いずれか一方は、前記複数の放熱部の先端側から見て、前記複数の光源の前記それぞれ一対の端子に対し重なる位置に配置されている。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記ヒートシンク基板は、縦向きに設定されている。前記複数の第1放熱フィンは、上下方向へ延びている。前記複数の第2放熱フィンは、横方向へ延びている。前記ヒートシンク基板の前記背面から前記複数の第2放熱フィンの先端までの長さは、前記ヒートシンク基板の前記背面から前記複数の第1放熱フィンの先端までの長さよりも、短く設定されている。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記ヒートシンク基板にネジ部材によって取り付け可能なケースを有する。このケースには、前記複数の光源が収納されている。前記ヒートシンク基板には、前記ネジ部材を結合するためのインサートナットが埋設されてなる。
請求項に係る発明では、複数の放熱部は、複数の第1放熱フィンと複数の第2放熱フィンとによって構成されている。複数の第1放熱フィンと複数の第2放熱フィンとの各々が交差した位置は、複数の放熱部の先端側から見て、複数の光源に対し重なっている。このように、複数の第1放熱フィンと複数の第2放熱フィンとの各々が交差した位置を、複数の光源の真裏に配置している。第1放熱フィンと第2放熱フィンとの交差した部分は、光源に対して縦方向と横方向の両方で重なっている。このため、この交差した部分が光源に対して重なる面積(投影面積)は、大きい。各放熱フィンの厚みを大きくすることなく、この交差した部分(光源に近い部分)の体積を増すことができる。ヒートシンクを熱伝導性樹脂によって構成したにもかかわらず、ヒートシンクの熱伝導特性を維持することができる。この結果、ヒートシンクの大型化を抑制することができる。しかも、ヒートシンクの成形時に、ヒートシンク基板の積層面に発生するヒケ現象を防止することができる。
請求項に係る発明では、光源のなかの、熱影響を受けやすい各端子に対して、第1放熱フィン又は第2放熱フィンが重なって位置している。このため、光源から各端子を介してヒートシンク基板へ伝わった熱を効率よく放散して、各端子に与える熱影響を抑制することができる。
請求項に係る発明では、横方向へ延びている複数の第2放熱フィンの長さは、上下方向へ延びている複数の第1放熱フィンの長さよりも短い。このため、複数の放熱部から放散された熱気を、この付近で籠もることなく、効率よく放散することができる。
請求項に係る発明では、ヒートシンク基板にネジ部材を結合するためのインサートナットが埋設されてなる。このため、熱伝導性樹脂によってヒートシンクを構成しつつ、ヒートシンク基板にネジ部材によってケースを確実に結合することができる。
本発明の実施例によるヘッドアップディスプレイ装置を搭載した車両の説明図である。 図1に示されるヘッドアップディスプレイ装置の断面図である。 図2に示される収納ボックスとヒートシンクの組立構成の斜視図である。 図2に示される照明装置の分解図である。 図4に示されるヒートシンクを放熱部側から見た斜視図である。 図5に示されるヒートシンクの背面及び断面の構成図である。 図6に示されるヒートシンクの放熱部と光源との関係の拡大図である。 本発明の変形例によるヒートシンクを放熱部側から見た斜視及び要部拡大図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。本実施の形態では、表示装置の透過照明に用いられる照明装置を、車載のヘッドアップディスプレイ装置に採用した例について説明する。但し、表示装置及び照明装置は、ヘッドアップディスプレイ装置に採用した構成に限定されるものではない。なお、図中Upは上、Dnは下を示している。
図1に示されるように、乗用車等の車両10は、車室11の前部にダッシュボード12を備えている。このダッシュボード12の上部には、ヘッドアップディスプレイ装置20が内蔵されている。このヘッドアップディスプレイ装置20から投射された表示光Ldは、車両10のフロントガラス13に画像として表示される。運転者は、車両10の前方の背景と共に、虚像Viを視認することができる。
図2に示されるように、ヘッドアップディスプレイ装置20は、表示光Ldを投射する表示装置21(投射器21)と、投射された表示光Ldを反射させる反射器22と、表示装置21の透過照明に用いられる照明装置23とからなる。表示装置21と反射器22と照明装置23とは、収納ボックス24に収納されている。図2及び図3に示されるように、この収納ボックス24は、表示装置21から投射された表示光Ldを外部へ透過可能な透過部25を備える。
表示装置21は、走行情報等の各種の情報を表示するものであって、例えば液晶表示装置によって構成される。この液晶表示装置は、表示媒体(表示素子)として例えばTFT型の液晶パネルを採用している。この液晶表示装置は、液晶パネルの他に、ここでの詳細図示は省略するが、液晶パネルの表示制御を行うための制御部が実装された回路基板や液晶パネルと当該回路基板とを電気的に接続するためのフレキシブル配線板などを含むように構成されている。
反射器22は、表示装置21から投射された表示光Ldを拡大してフロントガラス13(図1参照)に向けて反射させる凹面鏡からなる。
図2及び図4に示されるように、照明装置23は、表示装置21の透過照明に用いられる複数の光源31と、この複数の光源31が発した光の照度分布を均一化するレンズアレイ32と、複数の光源31が実装面33aに実装された回路基板33と、この回路基板33の背面33b(実装面33aとは反対側の面33b)に熱伝導シート34を介して重ねられたヒートシンク35と、を含む。複数の光源31とレンズアレイ32と回路基板33と熱伝導シート34とは、ケース36に収納されている。
図4に示されるように、複数の光源31は、例えば発光ダイオードによって構成されている。この発光ダイオードの一例としては、表面実装型発光ダイオードがある。複数の光源31は、回路基板33の実装面33aに所定のピッチで配列されるとともに、この実装面33aにハンダによって実装されてなる、それぞれ一対の端子31a,31b(アノード電極31aとカソード電極31b)を有している。
回路基板33は、熱伝導性が優れた板材、例えばアルミニウム合金によって構成されている。熱伝導シート34は、回路基板33からの放熱をヒートシンク35へ効率よく伝達する板材、例えばアルミニウム合金によって構成されている。
図2及び図4に示されるように、ヒートシンク35は、熱伝導性樹脂の成型品である。この熱伝導性樹脂(高熱伝導性樹脂とも言われている)は、比較的熱伝導性が良好な樹脂である。この熱伝導性樹脂材料によって形成されたヒートシンク35は、熱伝導シート34に重ねられたヒートシンク基板41と、このヒートシンク基板41から熱伝導シート34とは反対側へ延びた複数の放熱部42とを含む。
次に、ヒートシンク35について、図5〜図7に基づいて詳しく説明する。図5は、ヒートシンク35を放熱部42側から見た全体構成を示している。図6(a)は、図5に示されるヒートシンク35を放熱部42側から見た構成を示している。図6(b)は、図6(a)のb−b線に沿った断面構成を示している。図6(c)は、図6(a)のc−c線に沿った断面構成を示している。図6(d)は、図6(a)のd−d線に沿った断面構成を示している。図7(a)は、図6(a)に示されるヒートシンク35を拡大して表している。図7(b)は、図7(a)に示されるb部を拡大、つまり放熱部42と光源31との関係を拡大して表している。
ヒートシンク35の全体形状は、放熱部42側から見て略矩形状である。ヒートシンク基板41は、少なくとも熱伝導シート34に重ねられる積層面41a(載置面41a)が平坦な平板状に形成されてなり、照明装置23の使用状態において、ヒートシンク基板41は縦向きに設定されている。
複数の放熱部42は、角筒状の枠部43によって囲まれている。この枠部43は、ヒートシンク基板41の背面41b(積層面41aとは反対側の面41b)の縁から複数の放熱部42に沿って延びており、複数の放熱部42と共にヒートシンク基板41に一体成形されてなる。この複数の放熱部42は、複数の第1放熱フィン44と複数の第2放熱フィン45と、から成る。複数の第1放熱フィン44は、ヒートシンク基板41の背面41bに沿って一方へ延びている。複数の第2放熱フィン45は、ヒートシンク基板41の背面41bに沿いつつ複数の第1放熱フィン44に対して交差する方向へ延びている。
より好ましくは、複数の放熱部42は、実質的に(基本的に)格子状に組み合わせられた構成である。複数の第1放熱フィン44は上下方向へ延びた縦板からなる。複数の第2放熱フィン45は横方向へ延びた横板からなる。
複数の第1放熱フィン44の先端44aは、枠部43の先端面43aまで延びている。ヒートシンク基板41の背面41bから複数の第1放熱フィン44の先端44aまでの長さL1、つまり第1放熱フィン長さL1は一定である。
これに対し、複数の第2放熱フィン45の先端45Ca,45Eaは、複数の第1放熱フィン44の先端44aよりもヒートシンク基板41の背面41b側に位置している。ヒートシンク基板41の上下方向に整列している複数の第2放熱フィン45において、上下方向中央に位置している第2放熱フィン45のことを「中央側の第2放熱フィン45C」といい、この中央側の第2放熱フィン45よりも上側や下側に位置している第2放熱フィン45のことを「上下の第2放熱フィン45E」という。
ヒートシンク基板41の背面41bから中央側の第2放熱フィン45Cの先端45Caまでの長さL2は、ヒートシンク基板41の背面41bから上下の第2放熱フィン45Eの先端45Eaまでの長さL3よりも長い。
ヒートシンク基板41の背面41bから複数の第2放熱フィン45の先端45Ca,45Eaまでの長さL2,L3、つまり第2放熱フィン長さL2,L3は、第1放熱フィン長さL1よりも短く設定されている。一般に、横板状の放熱フィンは、複数の放熱部42から放散された輻射熱の上昇気流を抑制する傾向にある。これに対し、実施例では、横方向へ延びている複数の第2放熱フィン45の長さL2,L3を、短く抑えるようにした。このように、横方向へ延びている複数の第2放熱フィン45の長さL2,L3は、上下方向へ延びている複数の第1放熱フィン44の長さL1よりも短い。このため、複数の放熱部42から放散された熱気を、この付近で籠もることなく、効率よく放散することができる。
図7(a),(b)に示されるように、この複数の放熱部42の少なくとも一部は、この複数の放熱部42の先端側から見て、複数の光源31に対し重なる位置Po(投影方向の位置Po)に配置されている。つまり、この重なる位置Poは、複数の光源31の真裏に位置している。複数の放熱部42が複数の光源31に対して重なる位置Poは、複数の第1放熱フィン44と複数の第2放熱フィン45との各々が交差した位置である。この位置Poのことを、以下「重なり位置Po」ということにする。
一般に、熱伝導性樹脂製品の熱収縮率は、アルミニウム合金製品の熱収縮率よりも大きい。熱伝導性樹脂製のヒートシンク35において、複数の第1及び第2放熱フィン44,45の厚みが過大であると、成形時にヒートシンク基板41の積層面41a(図4参照)にヒケ現象が発生して、凹凸ができる。これでは、熱伝導シート34(図4参照)に対する積層面41aの接触面積が減るので、伝熱効率が下がる。
これに対して実施例では、図7(a),(b)に示されるように、複数の第1放熱フィン44と複数の第2放熱フィン45との各々が交差した位置を、複数の光源31の真裏に配置している。第1放熱フィン44と第2放熱フィン45との交差した部分は、光源31に対して縦方向と横方向の両方で重なっている。このため、この交差した部分が光源31に対して重なる面積(投影面積)は、大きい。各放熱フィン44,45の厚みを大きくすることなく、この交差した部分(光源31に近い部分)の体積を増すことができる。ヒートシンク35を熱伝導性樹脂によって構成したにもかかわらず、ヒートシンク35の熱伝導特性を維持することができる。この結果、ヒートシンク35の大型化を抑制することができる。しかも、ヒートシンク35の成形時に、ヒートシンク基板41の積層面41a(図4参照)に発生するヒケ現象を防止することができる。
以上の説明をまとめると、次の通りである。図4及び図7に示されるように、ヒートシンク35は熱伝導性樹脂によって構成されている。このため、ヒートシンク基板41から熱伝導シート34とは反対側へ延びた複数の放熱部42の、形状の自由度を高めることができるとともに、ヒートシンク35の軽量化を図ることができる。
加えて、複数の放熱部42の少なくとも一部は、この複数の放熱部42の先端44a,45Ca,45Ea側から見て、複数の光源31に対し重なる位置に配置されている。このため、複数の放熱部42の一部は、光源31に対して、より近くに位置する。光源31から複数の放熱部42の一部までの、伝熱経路が短くなるので、光源31から複数の放熱部42の一部へ熱が伝わり易い。つまり、光源31から複数の放熱部42の一部への熱伝導効率が高まる。光源31から放散された熱を、この光源31に近い放熱部42から効率よく放散することができる。この結果、ヒートシンク35の大型化を抑制することができる。ヒートシンク35の熱伝導特性を維持しつつ、小型化を実現可能とするものである。照明装置23を小型化できる。
図7(a),(b)に示されるように、複数の第1放熱フィン44と複数の第2放熱フィン45との、いずれか一方は、複数の放熱部42の先端側から見て、複数の光源31のそれぞれ一対の端子31a,31bに対し重なる位置(投影方向の位置)に配置されている。より好ましくは、光源31の一対の端子31a,31bに対して第1放熱フィン44が重なっている。このように、光源31のなかの、熱影響を受けやすい各端子31a,31bに対して、第1放熱フィン44又は第2放熱フィン45が重なって位置している。このため、光源31から各端子31a,31bを介してヒートシンク基板41へ伝わった熱を効率よく放散して、各端子31a,31bに与える熱影響を抑制することができる。
図4に示されるように、ケース36は、ヒートシンク基板41に複数のネジ部材51(例えばビス51)によって取り付け可能である。ヒートシンク基板41には、複数のネジ部材51を結合するための複数のインサートナット52が埋設されてなる。複数のインサートナット52は、金属材料からなり、例えば次の2つのインサート方法によってヒートシンク基板41に一体に埋設されてなる。
第1のインサート方法は、溶融した熱伝導性樹脂によってヒートシンク35を射出成形するときに、複数のインサートナット52を一体化する、いわゆるインサート成形の方法である。第2のインサート方法は、溶融した熱伝導性樹脂によってヒートシンク35を射出成形した後に、複数のインサートナット52を一体化する、いわゆる熱圧入方法である。この熱圧入方法では、射出成形のときに予め下孔を成形しておき、その後に複数のインサートナット52を熱圧入機を用いて埋め込む。
一般には、樹脂製品にネジ孔を設けるのに、セルフタップ(self-tapping)の手法を採用している。セルフタップとは、ビス等のネジを回して製品中にねじ込んでいく際に、雄ネジのネジ山によってネジ孔(雄ネジ)を切りながら、ネジを挿入し且つ固定する方法である。このセルフタップの手法によれば、樹脂製品に下孔を開けておくだけで、樹脂製品にネジをねじ込むことができる。セルフタップの手法を用いる場合には、樹脂製品そのものに割れの発生など脆くない材料特性、いわゆるセルフタップ性が求められる。しかし、一般に熱伝導性樹脂は、熱伝導率を高めるための添加物(フィラー)の含有率が大きい。このため、熱伝導性樹脂製の製品は機械的強度が比較的小さいので、セルフタップ性も比較的低いことが多い。
これに対し、実施例では、ヒートシンク基板41にインサートナット52が一体形成されてなる。このため、熱伝導性樹脂によってヒートシンク35を構成しつつ、ヒートシンク基板41にネジ部材51によってケース36を確実に結合することができる。
<変形例>
本発明の変形例の照明装置23Aを図8に基づいて説明する。図8(a)は図5に対応させて表している。図8(b)は図7(b)に対応させており、変形例の光源31と放熱部42Aとの関係を拡大して表している。変形例の照明装置23Aは、図5に示されるヒートシンク35の複数の放熱部42を、図8に示されるヒートシンク35Aの複数の放熱部42Aに変更したことを特徴とし、その他の基本的な構成については、実施例による照明装置23と共通する。実施例と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
変形例のヒートシンク35Aでは、複数の放熱部42Aはバー(ピン)によって構成されていることを特徴とする。この複数の放熱部42Aの長さは、全て同一である。図8(b)に示されるように、この複数の放熱部42Aの少なくとも一部は、この複数の放熱部42Aの先端側から見て、光源31に対して重なる位置に配置されている。つまり、この複数の放熱部42Aの少なくとも一部は、複数の光源31の真裏に位置している。さらに、この複数の放熱部42Aの少なくとも一部は、この複数の放熱部42Aの先端側から見て、複数の光源31のそれぞれ一対の端子31a,31bに対し重なる位置に配置されている。
変形例によれば、複数の放熱部42Aをバー(ピン)によって構成したので、複数の放熱部42Aから放散された熱気を、この付近で籠もることなく、効率よく放散することができる。その他の作用、効果は上記実施例と同等であり、説明を省略する。
なお、本発明によるヘッドアップディスプレイ装置20は、車両10を例に説明したが、その他の乗り物にも適用可能であり、これらの形式のものに限られるものではない。すなわち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例や変形例に限定されるものではない。
また、ヒートシンク35は、回路基板33の背面33bに、熱伝導シート34を介することなく重ねられた構成であってもよい。
本発明の照明装置23,23Aは、液晶式ヘッドアップディスプレイ装置の照明に採用するのに好適である。
20 ヘッドアップディスプレイ装置
21 表示装置
23 照明装置
23A 照明装置(変形例)
31 光源
31a 端子
31b 端子
33 回路基板
33a 実装面
33b 背面
34 熱伝導シート
35 ヒートシンク
35A ヒートシンク(変形例)
36 ケース
41 ヒートシンク基板
41a 積層面
41b 背面(積層面とは反対側の面)
42 放熱部
42A 放熱部(変形例)
44 第1放熱フィン
44a 先端
45 第2放熱フィン
45Ca 先端
45Ea 先端
51 ネジ部材
52 インサートナット
L1 ヒートシンク基板の背面から第1放熱フィンの先端までの高さ
L2 ヒートシンク基板の背面から第2放熱フィンの先端までの長さ
L3 ヒートシンク基板の背面から第2放熱フィンの先端までの長さ
Po 光源に対し重なる位置(重なり位置)

Claims (4)

  1. 情報を表示する表示装置の透過照明に用いられる複数の光源と、この複数の光源が実装された回路基板と、この回路基板の背面に重ねられたヒートシンクとを含む、照明装置において、
    前記ヒートシンクは、熱伝導性樹脂材料によって形成され、前記回路基板に重ねられたヒートシンク基板と、このヒートシンク基板から前記回路基板とは反対側へ延びた複数の放熱部とを含み、
    前記複数の放熱部は、
    前記ヒートシンク基板の前記背面に沿って一方へ延びた複数の第1放熱フィンと、
    前記ヒートシンク基板の前記背面に沿いつつ前記複数の第1放熱フィンに対して交差する方向へ延びた複数の第2放熱フィンと、から成り、
    前記複数の放熱部が前記光源に対して重なる位置は、前記複数の第1放熱フィンと前記複数の第2放熱フィンとの各々が交差した位置である、ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記複数の光源は、前記回路基板の実装面にハンダによって実装されてなる、それぞれ一対の端子を有しており、
    前記複数の第1放熱フィンと前記複数の第2放熱フィンとの、いずれか一方は、前記複数の放熱部の先端側から見て、前記複数の光源の前記それぞれ一対の端子に対し重なる位置に配置されている、ことを特徴とする請求項記載の照明装置。
  3. 前記ヒートシンク基板は、縦向きに設定されており、
    前記複数の第1放熱フィンは、上下方向へ延びており、
    前記複数の第2放熱フィンは、横方向へ延びており、
    前記ヒートシンク基板の前記背面から前記複数の第2放熱フィンの先端までの長さは、前記ヒートシンク基板の前記背面から前記複数の第1放熱フィンの先端までの長さよりも、短く設定されている、ことを特徴とする請求項又は請求項記載の照明装置。
  4. 前記ヒートシンク基板にネジ部材によって取り付け可能なケースを有し、
    このケースには、前記複数の光源が収納されており、
    前記ヒートシンク基板には、前記ネジ部材を結合するためのインサートナットが埋設されてなる、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の照明装置。
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