JP6885090B2 - 現像カートリッジ - Google Patents

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Description

電子写真方式の画像形成装置に用いる現像カートリッジに関する技術を開示する。
電子写真方式の画像形成装置の多くは、現像ローラを備えた現像カートリッジが筐体に着脱可能に装着されている。現像ローラは、シャフトの両端部が、現像カートリッジのフレームの側壁において、軸線周りに回転可能に支持される。現像ローラのシャフトの一方の端部に一対の当接部材(止め輪)を軸線方向に並べて装着し、現像ローラをフレームに取り付けると、側壁の一部が一対の当接部材の間に配置される現像カートリッジが知られている(特許文献1参照)。
この現像カートリッジでは、シャフトを軸支する軸受部材が、一対の当接部材よりも軸線方向外側に配置され、軸受部材と当接部材の当接により、現像ローラの軸線方向の位置決めがなされている。軸受部材は、フレームに採用される絶縁性樹脂等にくらべ脆い導電性樹脂からなり、この軸受部材を介して、現像ローラの現像剤担持部に、現像バイアスを印加するよう構成されている。
特開2013−54048号公報
ところで、特許文献1のように、現像ローラのシャフトの一端部に一対の止め輪(リング)を配置した構成においては、現像カートリッジの落下などの衝撃で、現像ローラの慣性力が、リングを介して軸受部材にかかるおそれがある。
現像カートリッジの構成部品の中で比較的重量の大きい現像ローラの荷重(慣性力)が、軸線方向外側のリングを介して、導電性樹脂からなる軸受部材にかかるリスクを低減する構成を有する現像カートリッジを提供することが望ましい。
以下に開示する現像カートリッジは、フレームと、現像ローラと、軸受部材と、第1リングと、第2リングとを備えている。フレームは、第1側壁および第2側壁を有する。現像ローラは、シャフトとローラ部とを有する。シャフトは、第1の端部と、第1の端部とは反対の第2の端部とを有する。ローラ部は、第1の端部および第2の端部の間に配置されている。現像ローラは、第1の端部および第2の端部を通る軸線周りに回転可能である。軸受部材は、フレームに固定され、第1の端部を前記軸線周りに回転可能に支持する。第1リングは、第1の端部に配置される。第1リングは、前記軸線の延びる方向である軸線方向においてローラ部と第1側壁との間に配置される。第2リングは、第1の端部に配置される。第2リングは、軸線方向において軸受部材と第1側壁との間に配置される。第1の端部は、第1リングの軸線方向におけるローラ部と向かい合う面に面する第1面と、第2リングの軸線方向における第1側壁と向かい合う面に面する第2面とを有する。第1側壁は、軸線方向において第1リングと向かい合う第1側面を有する。
そして、第1リングが第1面に当接し、第2リングが第2面に当接している状態において、第1リングの軸線方向における第1側面と向かい合う面と第2リングの軸線方向における軸受部材と向かい合う面との間の距離は、第1側面と軸受部材の軸線方向における第2リングと向かい合う部分との間の距離よりも小さい。
このように構成された現像カートリッジは、仮に、落下などによる衝撃で、現像ローラに、軸受部材に向けて移動しようとする慣性力が発生した場合でも、第1リングを介して現像ローラが確実にフレームに支持される。したがって、現像ローラの荷重が第2リングを介して軸受部材にかかることを回避することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、第1の端部は、軸線方向において第2リングの前記軸受部材と向かい合う面に面する第3面をさらに有し、第1側壁は、軸線方向において第2リングと向かい合う第2側面をさらに有するものとしてもよい。このように構成することによって、第1リングと第2リングにより、現像ローラの軸線方向における移動の規制(位置決め)が容易に実現できる。
前記した現像カートリッジの諸形態において、第1リングはポリアセタール樹脂からなるものとしてもよい。自己潤滑性、耐摩耗性、高い強度を備える材料であるポリアセタール樹脂(ポリオキシメチレン:POM)により第1リングを構成することで、現像ローラの円滑な回転を助け、関連部品の(ひいてはカートリッジ全体の)耐用寿命を延ばすことができる。また、POMは、高い弾性と靭性を備える材料でもあるので、現像カートリッジ落下時等の衝撃を吸収し、現像カートリッジへのダメージを軽減することができる。
前記した現像カートリッジの諸形態において、第1リングは、ローラ部よりも、径方向の(すなわち現像ローラの回転軸線に垂直なラジアル方向の)寸法が小さくなるよう構成してもよい。これにより、第1リングが、ローラ部よりも径方向に突出しないので、ローラ部の感光体ドラムへの接触を妨げることがない。また、第1リングをローラ部に、より近接させて配置することが可能となるので、現像カートリッジのコンパクト化や設計の自由度向上に寄与する。
前記した現像カートリッジの諸形態において、軸受部材は、軸線方向における第2の端部側に向かって突出するリブを含むものとしてもよい。リブは、第2リングの径方向外側で、第2リングの外周に沿って延びるものとすることができる。このように構成することで、軸線方向において軸受部材と第2リングとの間に隙間を確保することができるので、第2リングの軸受部材との接触と荷重の伝達を防ぐことができる。
また、リブの軸線方向における突出長さは、第2リングの前記軸線方向の寸法よりも大きくなるよう構成してもよい。これにより、軸線方向において軸受部材と第2リングとの間の隙間を確実に確保することができる。
前記した現像カートリッジの諸形態において、軸受部材が、1つのねじによってフレームに固定されるよう構成してもよい。現像カートリッジ落下時等に、軸受部材が現像ローラの荷重を受けにくい構成を採用しているため、1つのねじによる片持ち梁態様の固定であっても、軸受部材の破損等のリスクは少ない。シンプルな構成は、現像カートリッジのコンパクト化と低コスト化に寄与する。
前記した現像カートリッジの諸形態において、第1リングは第2リングよりも軸線方向の寸法が大きくなるよう構成してもよい。このように構成することで、現像カートリッジ落下時等の現像ローラからの荷重を受ける第1リングの強度や衝撃吸収性能の向上が可能となり、衝撃を確実に吸収もしくはフレームに伝達することができる。また、第2リングの軸線方向の寸法を最小化すれば、現像カートリッジのコンパクト化に寄与する。
前記した現像カートリッジの諸形態において、前記シャフトは、ローラ部が被覆される大径部と、大径部よりも径方向の寸法が小さい小径部とを有するように構成してもよい。小径部は、大径部から、軸線方向にローラ部から離れる方向に向かって延びる。このような構成とすることで、前記第1面を、大径部の軸線方向における側面として提供することができる。
前記した現像カートリッジの諸形態において、前記シャフトは、第2リングを支持する溝を有するものとしてもよい。この溝によって、前記第2面および前記第3面を提供することができる。
現像カートリッジの一部分解斜視図である。 軸受部材を裏側から見た斜視図である。 現像カートリッジの一端部(第1の端部)の構造を示す断面図であり、(a)に軸受部材を装着したフレームの側壁の一部を、(b)に2つのリングを装着した現像ローラの端部を、(c)に現像ローラをフレームに組み付けた状態を示す。 図3(c)の現像ローラがフレームに対して軸線方向に変位した状態を示す断面図である。
次に、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、現像カートリッジ10は、フレーム11と、現像ローラ13と、供給ローラ14と、軸受部材15と、ギヤカバー16と、第1リングR1と、第2リングR2と、を備える。フレーム11の内部には、現像剤の一例としてのトナーが収容される。フレーム11は、第1側壁11Aおよび第2側壁11Bを備える。
なお、以下の開示において、「リング」とは、閉じた環状の部品に限らず、E型止め輪(Eリング)、C型止め輪(Cリング)などのような一部が切り欠かれた形状や円形でない形状も含む。
現像ローラ13は、図2に示すように、シャフト13Aと、導電性のゴムなどからなるローラ部13Bとを含む。ローラ部13Bは、シャフト13Aの外周面を覆う。図1に示すように、シャフト13Aは、その両端に、ローラ部13Bによって覆われていない第1の端部13Dおよび第2の端部13Eを有する。ローラ部13Bは、第1の端部13Dおよび第2の端部13Eの間に配置されている。
現像ローラ13は、第1の端部13Dおよび第2の端部13Eを通る軸線13Xを中心に回転可能にフレーム11の第1側壁11Aおよび第2側壁11Bに支持されている。
供給ローラ14は、現像ローラ13と接触し、前記軸線13Xと平行な軸線周りに現像ローラ13とともに回転するようにフレーム11の第1側壁11Aおよび第2側壁11Bに支持されている。
次に、現像ローラ13の第1の端部13Dとフレーム11の第1側壁11Aとが係合する部分の詳細構成について説明する。なお、以下の説明において、軸線13Xの延びる方向を「軸線方向(axial direction)」、軸線13Xに垂直な方向を「径方向(radial direction)」という。
図1に示すように、現像カートリッジ10は、フレーム11の第1側壁11Aに、軸受部材15と、ギヤカバー16とが取り付けられる。軸受部材15は、現像ローラ13の第1の端部13Dを軸線13X周りに回転可能に支持する。現像ローラ13は、外部から、軸受部材15を介して現像バイアスが印加される。ギヤカバー16は、フレーム11の第1側壁11A側に設けられた1つ以上のギヤを覆うカバーである。
図1および図3に示すように、第1側壁11Aは、現像ローラ13の第1の端部13Dが挿通される開口周辺に、当接部11Cを有する。そして、当接部11Cの周縁には、軸受部材15側に突出するリブ11Dが設けられている。
図2および図3に示すように、軸受部材15には、現像ローラ13の第1の端部13Dを軸支する孔部15Aと、ねじ穴15Dが設けられている。また、孔部15Aの周縁部には、第1側壁11A(当接部11C)と向かい合う対向面15Bが形成されている。そして、対向面15Bの外周に沿って、軸受部材15の第1側壁11A側に突出するリブ15Cが設けられている。リブ15Cは、第2リングR2の径方向外側で、第2リングR2の外周に沿って延びる。
シャフト13Aは、第1の端部13D側に、大径部13ALと、小径部13ASとを有する。大径部13ALには、ローラ部13Bが被覆されている。小径部13ASは、大径部13ALから軸受部材15側(軸線方向にローラ部13Bから離れる方向)に向かって延び、大径部13ALよりも径方向の寸法が小さい。そして、小径部13ASの、大径部13ALから所定距離離れた位置に第2リングR2を支持する溝13Fが形成されている。
第1の端部13Dには、第1リングR1および第2リングR2が、軸線方向に間隔を置いて並べて装着されている。第1側壁の一部(当接部11C)が軸線方向における第1リングR1および第2リングR2の間に配置される。第1リングR1および第2リングR2によって、現像ローラ13の、フレーム11に対する、軸線方向の位置決めがなされる。
本実施形態において、第2リングR2よりも現像ローラ13の第2の端部13E寄りに配置される第1リングR1は、ポリアセタール樹脂(POM)からなる。第1リングR1は、フラットなリング状プレートである。第2リングR2は、E形止め輪である。図3(b)に示すように、第1リングR1の厚み(軸線方向寸法)T1は、第2リングR2の厚みT2よりも大きい(T1>T2)。
また、図3(c)に示すように、第1リングR1の径方向の寸法(D3)は、現像ローラ13のローラ部13Bの径方向の寸法(D4)よりも小さい(D3<D4)。そして、第1リングR1の貫通孔の大きさは、シャフト13Aの小径部13ASの直径とほぼ一致する。
そして、第2リングR2の厚みT2(軸線方向寸法)は、軸受部材15のリブ15Cの突出長さ(軸線方向寸法)よりも小さい(T2<D5)。
第1リングR1および第2リングR2の装着は、第1リングR1を、第1の端部13Dに、軸線方向に嵌合させて、大径部13ALに隣接する位置まで挿通させ、第2リングR2を、第1の端部13Dに設けられた溝13Fに、径方向に嵌合させることによりなされる。
現像ローラ13をフレーム11に装着する際には、第2の端部13Eを第2側壁11Bに、第1の端部13Dを第1側壁11Aに挿通させた状態で(図1参照)、軸受部材15の孔部15Aを第1の端部13Dに嵌合させる。そして、軸受部材15のリブ15Cを第1側壁11Aのリブ11Dに嵌合させ、ギヤカバー16を被せる。軸受部材15およびギヤカバー16はそれぞれ1つのねじB1により共締めされて、フレーム11に固定される。また、ギヤカバー16は、もう一つのねじB2によりフレーム11に固定される。
図3(a)に示すように、第1側壁11Aの当接部11Cは、ローラ部13B側を向く第1側面C1と、軸受部材15側を向く第2側面C2を有する。
図3(b)に示すように、第1リングR1は、軸線方向におけるローラ部13Bと向かい合う面E1と、当接部11Cの第1側面C1と向かい合う面F1を有する。第2リングR2は、軸線方向において、当接部11Cの第2側面C2と向かい合う面E2と、軸受部材15と向かい合う面F2を有する。
シャフト13Aは、第1リングR1の面E1と向かい合う第1面S1と、第2リングR2の面E2と向かい合う第2面S2と、第2リングR2の面F2と向かい合う第3面S3を有する。第1面S1は、大径部13ALの軸線方向における側面である。溝13Fは、第2面S2と第3面S3を有する。溝13Fの幅は、第2リングR2の厚さT2(軸線方向の寸法)よりもやや大きい。
第1面S1は、第1リングR1の軸線方向における第2の端部13E側への移動を規制する。第2面S2は、第2リングR2の軸線方向における第2の端部13E側への移動を規制する。そして、第3面S3は、第2リングR2の軸線方向における第2の端部13Eから離れる方向への移動を規制する。
図3(c)に示すように、第1リングR1の面E1が、シャフト13Aの大径部13ALの側面(第1面S1)に当接し、第1リングR1の面F1が、当接部11Cの第1側面C1に当接することで、現像ローラ13の軸線方向における軸受部材15側への移動が規制される。
図4に示すように、第2リングR2の面F2が、第1の端部13Dの溝13Fを構成する第3面S3に当接し、第2リングR2の面E2が、当接部11Cの第2側面C2に当接することで、現像ローラ13の軸線方向における軸受部材15から離れる方向への移動が規制される。
図3(b)(c)に示すような、第1リングR1が第1面S1に当接し、第2リングR2が第2面S2に当接している状態において、第1リングR1の面F1と、第2リングR2の面F2との間の距離D1は、第1側面C1と軸受部材15の軸線方向における第2リングR2と向かい合う部分(対向面15B)との間の距離D2よりも小さい(D1<D2)。
以上のように構成された現像カートリッジ10の作用および効果について説明する。
現像カートリッジ10は、ユーザにより、画像形成装置に対して着脱されることがある。その際、ユーザが不注意で現像カートリッジ10を落下させて床に衝突させたり他の剛体にぶつけたりすることがありうる。特に、軸受部材15は、導電性樹脂からなり、割れやすいため、衝撃が加わると損壊のおそれがある。
現像カートリッジ10は、D1<D2の関係を満たすよう構成されているので、落下などによる衝撃で、現像ローラ13が、軸受部材15に向けて移動しようとする慣性力が発生した場合でも、第1リングR1を介して現像ローラ13がフレーム11(第1側壁11A)に支持され、現像ローラ13の荷重が第2リングR2を介して軸受部材15にかかることを防ぐことができる。
現像ローラ13の第1の端部13Dが、軸線方向における第2リングR2の移動を規制する溝13F(第2面S2、第3面S3)を有し、第2リングR2が第1側壁11A(当接部11C)の第2側面C2と軸線方向において向かい合うよう構成されているので、現像ローラ13の軸受部材15から抜ける方向への移動を適切に規制することができる。
第1リングR1を自己潤滑性、耐摩耗性、高い強度を備える材料であるポリアセタール樹脂(ポリオキシメチレン:POM)からなるものとしているので、現像ローラ13の円滑な回転を助け、部品の摩耗を防ぎ、装置の耐用寿命を延ばすことができる。また、POMは、高い弾性と靭性をそなえる材料でもあるので、現像カートリッジ10落下時等の衝撃を吸収し、現像カートリッジ10へのダメージを軽減することができる。
また、第1リングR1は、ローラ部13Bよりも、径方向の寸法が小さいので、ローラ部13Bの感光体ドラム5Bとの接触を妨げることなく、ローラ部13Bに近接させて配置することができる。したがって、現像カートリッジ10のコンパクト化や設計の自由度向上に寄与する。
第1リングR1を第2リングR2よりも厚くしている(T1>T2)ので、現像カートリッジ10落下時等の現像ローラ13からの荷重を受ける第1リングの強度や衝撃吸収性能の向上が可能となり、衝撃を確実に吸収もしくはフレーム11に伝達することができる。また、軸線方向外側に配置される第2リングR2の軸線方向の寸法を必要最小限に抑えることで、現像カートリッジ10のコンパクト化が可能となる。
軸受部材15が、軸線方向における第2の端部13E側に向かって突出するリブ15Cを含み、このリブ15Cが第2リングR2の径方向外側で、第2リングR2の外周に沿って延びるものとすることで、軸線方向において軸受部材15と第2リングR2との間に隙間を確保することができる。これにより、第2リングR2の軸受部材15との接触と荷重の伝達を防ぐことができる。
さらに、リブ15Cの軸線方向における突出長さD5が、第2リングR2の厚み(軸線方向の寸法)T2よりも大きいので、軸線方向における軸受部材15と第2リングR2との間の隙間が確保されている。
また、現像カートリッジ10は、上記のように、落下時等に、軸受部材15に現像ローラ13から荷重が直接かかることのない構成を採用しているので、軸受部材15を第1の端部13Dを挟んで2箇所以上でねじ止めする必要がない。1つのねじB1によってフレーム11(第1側壁11A)に固定する簡易な構成で十分な固定強度を確保することが可能である。このようなシンプルな構成は、現像カートリッジ10のコンパクト化と低コスト化に寄与する。
以上、現像カートリッジ10の具体的な実施形態について説明したが、特許請求の範囲において定義する発明思想は、上述の特定の実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
上述の実施形態では、距離D2を規定する「軸受部材15の軸線方向における第2リングR2と向かい合う部分」が対向面15B(平坦な面)である場合を例示したが、ここでいう「向かい合う部分」は、平坦な面に限定されず、軸受部材15の軸線方向における第2リングR2と向かい合う部分にリブや突起等が形成されている形態の場合は、第2リングR2からの軸線方向の距離が最短となる部分が「向かい合う部分」となる。
上述の実施形態では、シャフト13Aの大径部13ALの軸線方向における側面を、第1リングR1のローラ部13Bと向かい合う面に面する第1面S1としたが、大径部13ALを設けず、第1の端部13Dのローラ部13Bとの境界面、すなわち、ローラ部13Bの側面を、第1の端部13Dの第1面S1としてもよい。このように構成しても、第1リングR1を、前記実施形態のように、径方向の寸法がローラ部13Bより小さくなるように設計することで、ローラ部13Bの感光体ドラム5Bとの接触を妨げず、第1リングR1をローラ部13Bに近接させて配置し装置のコンパクト化を図る、もしくは、第1リングR1の厚みT1を厚くしてその衝撃吸収性能を強化することができる。
上述の実施形態においては、第1リングR1をPOM(ポリアセタール樹脂)からなるものとしたが、第2リングR2同様のE形止め輪であってもよい。第1リングR1の厚み(軸線方向寸法)T1は、第2リングR2の厚みT2と同じであってもよく、第2リングR2の厚みより小さくてもよい。
さらに言えば、第1リングR1および第2リングR2は、現像ローラ13のフレーム11に対する軸線方向の位置決めに利用可能で、装着時に前記したD1<D2の関係を満たすものであれば、その形状や素材は限定されないものと理解される。
上述の実施形態においては、第1リングR1は、現像ローラ13のローラ部13Bよりも、径方向の寸法が小さくなるよう構成したが、感光体ドラム5Bの軸線方向の寸法や位置、第1面S1の配置等により、第1リングR1が感光体ドラム5Bと干渉しない限りにおいて、第1リングR1の径方向寸法がローラ部13Bの径方向寸法よりも大きくてもよい。
上述の実施形態においては、軸受部材15が、軸線方向における第2の端部側に向かって突出するリブ15Cを含むものとし、第2リングR2の厚み(軸線方向寸法)T2よりも、軸線方向の突出長さD5が大きい構成を例示したが、このようなリブ15Cはなくてもよい。軸受部材と第2リングとの間の隙間を確保するために、第2リングの径方向外側のその他の部位(それは、軸受部材の一部でなくてもよく、たとえば、フレーム11側壁11Aに設けたリブ11Dでもよい)の第2側面C2からの軸線方向寸法を十分大きくすればよい。
上述の実施形態においては、軸受部材15は、1つのねじB1によって固定されていたが、2つ以上のねじを用いて固定してもよい。
10 現像カートリッジ
11 フレーム
11A 第1側壁
11B 第2側壁
11C 当接部
11D リブ
13 現像ローラ
13A シャフト
13AL 大径部
13AS 小径部
13B ローラ部
13D 第1の端部
13E 第2の端部
13X 軸線
14 供給ローラ
15 軸受部材
15A 孔部
15B 対向面
15C リブ
16 ギヤカバー
R1 第1リング
R2 第2リング
C1 第1側面
C2 第2側面
E1,F1 (第1リングの)面
E2,F2 (第2リングの)面
S1 第1面
S2 第2面
S3 第3面
B1 ねじ
B2 ねじ

Claims (10)

  1. 第1側壁および第2側壁を有するフレームと、
    第1の端部と、前記第1の端部とは反対の第2の端部とを有するシャフトと、前記第1の端部および前記第2の端部の間に配置されたローラ部とを備え、前記第1の端部および前記第2の端部を通る軸線周りに回転可能な現像ローラと、
    前記フレームに固定され、前記第1の端部を前記軸線周りに回転可能に支持する軸受部材と、
    前記第1の端部に配置される第1リングであって、前記軸線の延びる方向である軸線方向において前記ローラ部と前記第1側壁との間に配置される第1リングと、
    前記第1の端部に配置される第2リングであって、前記軸線方向において前記軸受部材と前記第1側壁との間に配置される第2リングと、を備え、
    前記第1の端部は、前記第1リングの前記軸線方向における前記ローラ部と向かい合う面に面する第1面と、前記第2リングの前記軸線方向における前記第1側壁と向かい合う面に面する第2面とを有し
    前記第1側壁は、前記軸線方向において前記第1リングと向かい合う第1側面を有し、
    前記第1リングが前記第1面に当接し、前記第2リングが前記第2面に当接している状態において、前記第1リングの前記軸線方向における前記第1側面と向かい合う面と前記第2リングの前記軸線方向における前記軸受部材と向かい合う面との間の距離は、前記第1側面と前記軸受部材の前記軸線方向における前記第2リングと向かい合う部分との間の距離よりも小さいことを特徴とする現像カートリッジ。
  2. 前記第1の端部は、前記軸線方向において前記第2リングの前記軸受部材と向かい合う面に面する第3面をさらに有し、
    前記第1側壁は、前記軸線方向において前記第2リングと向かい合う第2側面をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記第1リングはポリアセタール樹脂からなる、請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記第1リングは、前記ローラ部よりも、径方向の寸法が小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記軸受部材は、前記軸線方向における前記第2の端部側に向かって突出するリブを含み、当該リブは、前記第2リングの径方向外側で、前記第2リングの外周に沿って延びていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記軸線方向において、前記リブの突出長さは、前記第2リングの寸法よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の現像カートリッジ。
  7. 前記軸受部材は、1つのねじによって前記フレームに固定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  8. 前記第1リングは前記第2リングよりも前記軸線方向の寸法が大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  9. 前記シャフトは、前記ローラ部が被覆される大径部と、前記大径部から前記軸線方向に前記ローラ部から離れる方向に向かって延び、前記大径部よりも径方向の寸法が小さい小径部と、を有し、
    前記第1面は、前記大径部の前記軸線方向における側面であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  10. 前記シャフトは、前記第2リングを支持する溝を有し、当該溝は、前記第2面および前記第3面を有することを特徴とする請求項2に記載の現像カートリッジ。
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