JP6884937B2 - 婦人下着のカップ - Google Patents

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本発明は、ブラジャー、ボディスーツ、ボディシェイパー等の婦人下着のカップに関するものである。
従来、ブラジャー、ボディスーツ、ボディシェイパー等の婦人下着のカップは、乳房部の保型効果を得るために、非伸縮性生地により形成されており、左右カップの容積は同じ大きさである。
そのカップは通常、形態は変化しないように構成されていて、カップの容積は一定であるため、カップとバストの形状での相違やサイズ差異に対応できない。
例えば、ブラジャーを着用する着用者の身体やバストの形状は個人差があり、大きさ、形状、乳房の位置がそれぞれ異なっている。
また、月経によるバストサイズの変化や体重の増減に伴うバストの変化、左右の大きさの差異など、同じカップサイズでは対応ができなくなり、違和感を感じさせることがある。その結果、新たな婦人下着を購入することが必要になる。
通常、カップを有する婦人下着は、ボディラインを美しく見せる為、アンダーバストとトップとの差であるカップサイズ(AA、A、B、C、D、E、F、G)とアンダーバストサイズ(65cmから5cm刻み)とを組み合わせたサイズ規格の、様々なサイズのカップを有するファンデーション婦人下着が提供されている。
細かく、サイズ分けがされていても着用者の体型変化に対応することが難しく、ジャストサイズのフィット感を有することは至難の業である。加えて、製造者は多数のサイズ必要性に対応してサイズ、色、柄等、多品種の在庫を保有しておくことが必要となる弊害がある。
例えば、特許文献1記載の発明はカップ部を複数の非伸縮性生地からなる構成布の間に伸縮性に富むテープを介して幅方向に伸縮するものがある。
実用新案登録第1982050号公報
特許文献1のカップは、縦方向に4分割またはそれ以上の5分割するのが望ましいとされているため、乳房が全体的に横に広がり理想的な位置にバストトップを位置させることができにくく、かつ太って見えるという問題点がある。
又、複数の非伸縮性生地が細分化されているため、乳房の重さで下垂することが想定され、バストの保形性を保つことが難しい形状であるという問題を有する。
特許文献1記載の発明は、複数の伸縮テープを前後両面に縫合している。
カップ部とカップくりを縫合する際に、複数のテープを前後両面に縫合することにより、カップ周囲に生地の厚みが出てしまうため着用時に肌へのあたりや痛みが発生すると想定され、着用時に不快感を与える。
又、カップくりにおける前後両面にテープを縫製する技術が求められ、使用可能なミシンの選定や縫製時間の長さが必要となり、製造工程を潤滑に行えないという問題が生じる。
本発明の目的は、上記の問題を解決すべく、乳房の重さによる下垂を防ぐ三角形状の非伸縮性の構成布を用い、カップの保形効果を維持しつつ乳房の容積変化に対してフレキシブルかつ適切に伸縮し、1つのカップで多様な胸部にしっかりとフィットする婦人下着のカップを提供する。
本発明の目的は、さらにサイズ展開が集約可能になり、製造者や販売者の在庫を少なくすることが可能な、サイズ融通性のある婦人下着のカップを有する婦人下着を提供する。
本発明は、婦人下着のカップである。
請求項1に記載の婦人下着のカップは、複数の非伸縮性生地からなる領域を有したカップ本体(1)と、このカップ本体の周縁に沿って縫合されるカップくり(2)とを備えた婦人下着のカップであって、
前記カップ本体(1)は、左右方向の中央に配される非伸縮性生地からなるメイン領域(3)と、このメイン領域(3)の左右に配した非伸縮性生地からなる左右のサイド領域(4、5)とを伸縮性に富む第1テープ(6)と第2テープ(7)とによって接続したものであり、
前記第1テープ(6)と前記第2テープ(7)は、前記メイン領域(3)と前記左右のサイド領域(4、5)の裏側のみに縫着されるものであり、これら第1テープ(6)の下端と第2テープ(7)の下端とは、前記カップくり(2)においてつながっており、前記メイン領域(3)が略三角形となっている婦人下着のカップ。
請求項2に記載の婦人下着のカップは、前記カップ本体(1)が、上部に位置する上カップ部(31)と、この上カップ部(31)よりも下に位置する下カップ部(32)とを備えている請求項1記載の婦人下着のカップ。
本発明において、メイン領域(3)とサイド領域(4、5)を有したカップ本体(1)は、伸縮性に富む第1テープ(6)と第2テープ(7)を介して、幅方向に伸縮するので、乳房の容積変化に拘わらず、胸部にぴったりとフィットし、カップの保形効果の相乗効果により美しいバストラインを作ることができる。
特に、メイン領域である下カップ部(32)は、乳房を下から支え、上カップ部(31)と合わせた三角形の形状でバストの下垂を防ぐことができる。非伸縮性の生地によるメイン領域(3)を三角形にすることによりその効果を発揮する。
三角形の形状であるメイン領域(3)に沿って、第1テープ(5)と第2テープ(6)を縫合することにより、乳房の上側は柔軟に拡開し得る一方で乳房の下側は安定支持し得る剛性を有する。そのため、着用者の個々のバスト形状にあわせて伸縮するため、日常の様々な動作に対応することができ、快適な着用感を持続することが可能である。
本発明のカップをブラジャーに取り付けた状態の裏面図(背面図)である。 カップ本体の裏面図である。 カップ本体のパターン分解図である。 図2におけるA−A線拡大断面図である。 乳房部の小さな女性がブラジャーを着用した状態を示す斜視図である。 乳房部の大きな女性がブラジャーを着用した状態を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態を、カップを有する代表的な婦人下着について説明する。
本発明は、ブラジャーのカップのみに限定されるものではなく、図示していないが、例えば、ボディスーツ、ボディシェイパー、ブラスリップ、ブラキャミソールなどのバストを支えるカップに適用できるものである。
図1は本発明のカップをブラジャーに取り付けた状態の裏側図である。カップは、カップ本体(1)の周縁に位置するカップくり(2)を介して、ブラジャーの土台である支持体Sに縫合されているものである。
カップ本体(1)の周縁に位置するカップくり(2)は、カップ本体(1)の下端部の形態を補強する剛性を有したものであり、ワイヤー等の芯材が入ったものや芯材が入っていないものを適用できるものである。
カップ本体(1)は、非伸縮性の生地を主体に構成されている。カップ本体は、布により作られたメイン領域(3)と、サイド領域(4、5)によって形成されている。これらのメイン領域(3)とサイド領域(4、5)は、本実施例においては、3/4カップ形状だが、その形状を変化させることにより、多様なカップ形状に応用することが可能である。
メイン領域(3)とサイド領域(4、5)との間に縫合される第1テープ(6)と第2テープ(7)は、伸縮性に優れたメッシュ状のものであり、カップにおけるメイン領域(3)とサイド領域(4、5)の裏側のみに縫着される。伸縮性のテープ(6、7)を介在させることで乳房の大きさに応じてカップが幅方向に広がり、乳房容量変化に拘わらず、広範囲の乳房サイズに適応することができ、胸部にぴったりフィットする。
図3は、カップ本体のパターン分解図である。
メイン領域(3)は、上カップ部(31)と下カップ部(32)により構成されている。メイン領域(3)は、乳房の形に添うように、2種類の構成布である上カップ部(31)及び下カップ部(32)の協働で立体的な三角形状を作っている。下カップ部(32)は、乳房を下から支持することにより、当該乳房の下垂を防ぐことができる。
又、メイン領域(3)とサイド領域(4、5)の非伸縮性生地の材質を、保形性のよい材質の素材を使用することもでき、乳房の重さと下垂の予防に対応することが可能である。
上カップ部(31)、下カップ部(32)、サイド領域(4、5)において、其々の構成部位ごとに、非伸縮性生地の厚みや硬さを変化させることで、乳房の重さと下垂の予防を高めることが可能である。
メイン領域(3)とサイド領域(4、5)の間に縫合された第1テープ(6)の下端部と第2テープ(7)の下端部とはカップくり(2)の裏側の下端部1か所に縫合されるため、カップくりにおける縫合部分の生地の厚みもできにくく容易に縫製することが可能である。生地の重なりができず、厚みも軽減されるため着用時の違和感もなく、快適なフィット感が可能である。
また、乳房の外側部だけでなく下部をも支える外側のサイド領域(4)と、このサイド領域(4)の下端が接続するカップくり(2)との協働により、脇部分を強く支持するこどができるものとなっている。
第1テープ(6)と第2テープ(7)は、カップ裏側で縫合されるため、カップ表側からは見えない。その為、表側のデザインや仕様を妨ぐことがなく、様々なデザインを表現することができる。
図4は、図2におけるA−A線断面図である。接合部の裏側(肌側)のみに伸縮性を有する第1テープ(6)と第2テープ(7)を縫着した状態を模式的に示す。
この第1テープ(6)と第2テープ(7)は、テープの中心部がメッシュ状の編み組織になっている。このため、自在に伸びが出るので、乳房のサイズにあわせて、幅方向に広がり胸部にぴったりフィットすることができる。
また、第1テープ(6)と第2テープ(7)に使用する、伸縮性を有するテープの幅をそれぞれ異なるもの、例えば、第1テープは幅の広いテープを使用し、第2テープは第1テープよりも幅の細いテープなど、テープ自体の素材を変えて適時採用することができる。
図5は、乳房部の小さな女性がブラジャーを着用した状態を示している。
第1テープ(6)と第2テープ(7)の伸縮は少ないが、乳房のふくらみにあわせて胸部にフィットすることができる。
図6は、乳房部の大きな女性がブラジャーを着用した状態を示している。
第1テープ(6)と第2テープ(7)は、図5の乳房部の小さな女性が着用した時よりも幅方向に広がるとともに伸縮は大きくなり、カップ本体(1)の容量が増える。この時、第1、第2テープ(6)(7)は、下側から上側に向かうにつれて幅方向の伸長度合いが高くなる。
このことから、同じアンダーサイズの女性でもカップサイズの小さな女性から大きな女性まで、幅広く対応することができる為、サイズ種類の集約が可能となる。
本発明のカップであれば、1つのカップサイズでより多種の下着サイズの体型の着用者に対応して、安定してバストを保持することが可能な、サイズ融通性のある婦人下着を提供することができる。
さらに、広範囲のバストサイズに適応できることから、サイズ種類の減少化が図れ、例えば「Mサイズ」「Lサイズ」「LLサイズ」の表示のみで対応でき、製造者は在庫の保有数が軽減される。
着用者の身体やバストの形状は個人差があり、左右の大きさの違いや月経によるバストサイズの変化、体重の増減に伴うバストの変化など、日々の体調の変化により、乳房のサイズは変化する。
本発明である、サイズ融通性のあるカップを使用することにより、日々の乳房サイズの変化にも1サイズで対応することが可能となり、違和感なく着用することが可能となる。
1 カップ本体
2 カップくり
3 メイン領域
31 上カップ部
32 下カップ部
4、5 サイド領域
6 第1テープ
7 第2テープ

Claims (2)

  1. 複数の非伸縮性生地からなる領域を有したカップ本体(1)と、このカップ本体の周縁に沿って縫合されるカップくり(2)とを備えた婦人下着のカップであって、
    前記カップ本体(1)は、左右方向の中央に配される非伸縮性生地からなるメイン領域(3)と、このメイン領域(3)の左右に配した非伸縮性生地からなる左右のサイド領域(4、5)とを伸縮性に富む第1テープ(6)と第2テープ(7)とによって接続したものであり、
    前記第1テープ(6)と前記第2テープ(7)は、前記メイン領域(3)と前記左右のサイド領域(4、5)の裏側のみに縫着されるものであり、これら第1テープ(6)の下端と第2テープ(7)の下端とは、前記カップくり(2)においてつながっており、前記メイン領域(3)が略三角形となっている婦人下着のカップ。
  2. 前記カップ本体(1)が、上部に位置する上カップ部(31)と、この上カップ部(31)よりも下に位置する下カップ部(32)とを備えている請求項1記載の婦人下着のカップ。
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