JP6884297B1 - 真空遮断器 - Google Patents

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Abstract

連結ベローズ(150)は、第1ベローズ(151)、および、第1ベローズ(151)より高いばね定数を有する第2ベローズ(152)を含む。連結部材(160)は、互いに隣り合う第1ベローズ(150)および第2ベローズ(152)の各々と接合され、可動軸(130)に挿通された孔部(162)を有する。押込部材(180)は、可動接触子(120)が固定接触子(110)から離間する方向への可動軸(130)の移動に伴って連結部材(160)に向かって可動軸(130)の軸方向に移動して連結部材(160)を押圧することにより第2ベローズ(152)を収縮させる。

Description

本開示は、真空遮断器に関する。
真空遮断器の構成を開示した先行文献として、実開昭53−39258号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された真空遮断器は、絶縁容器と、可動軸と、ベローズと、円板部材と、案内部材と、縮み防止部材とを含む。2つのベローズのつなぎ目に円板部材が設けられている。
実開昭53−039258号公報
特許文献1に記載された真空遮断器においては、遮断過程中に可動軸を制動する場合、制動開始時から可動軸が停止するまでの間にベローズの共振によって生ずる軸方向振動の振幅が大きくなり、ベローズの疲労寿命が短くなる。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ベローズの軸方向振動の振幅を小さくしてベローズの疲労寿命を長くすることができる、真空遮断器を提供することを目的とする。
本開示に基づく真空遮断器は、固定接触子と、可動接触子と、容器と、可動軸と、板状部材と、連結ベローズと、連結部材と、押込部材とを備える。可動接触子は、固定接触子に対して接離可能である。容器は、固定接触子および可動接触子の各々を収容して内部を真空に保持する。可動軸は、容器の外側から軸方向に延在して可動接触子と接続されており、軸方向に移動することにより可動接触子を駆動する。板状部材は、容器の内部において可動軸に取り付けられており、可動軸の軸周りに延在する。連結ベローズは、上記軸方向に伸縮可能な第1ベローズ、および、上記軸方向において第1ベローズと並んで位置し、第1ベローズより高いばね定数を有する上記軸方向に伸縮可能な第2ベローズを含み、可動軸の外側において板状部材と容器の内面との間を気密に接続する。連結部材は、第1ベローズおよび第2ベローズの各々の内周側および外周側の少なくとも一方に張り出すように可動軸の径方向に延在し、互いに隣り合う第1ベローズおよび第2ベローズの各々と接合され、上記軸方向に移動可能なように可動軸に挿通された孔部を有する。押込部材は、第1ベローズの内周側または外周側に配置され、可動接触子が固定接触子から離間する方向への可動軸の移動に伴って連結部材に向かって上記軸方向に移動して連結部材を押圧することにより第2ベローズを収縮させる。
本開示によれば、第2ベローズが第1ベローズより高いばね定数を有することによって、第1ベローズおよび第2ベローズの各々の固有振動数を互いに異ならせて連結ベローズでの共振の発生を抑制できるため、連結ベローズの軸方向振動の振幅を小さくして連結ベローズの疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態1に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。 実施の形態1に係る真空遮断器の閉極時における連結ベローズの周囲を拡大して示す縦断面図である。 実施の形態1に係る真空遮断器の開極途中において押込部材が連結部材を押圧する前の状態の連結ベローズの周囲を拡大して示す縦断面図である。 実施の形態1に係る真空遮断器の開極が完了した状態の連結ベローズの周囲を拡大して示す縦断面図である。 実施の形態2に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。 実施の形態3に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。 実施の形態4に係る真空遮断器における、開極開始からの時間と、板状部材および連結部材の各々の可動軸の軸方向における変位との関係を示すグラフである。 実施の形態5に係る真空遮断器における閉極時の第1面部と第2面部との間の距離を示す縦断面図である。 実施の形態5に係る真空遮断器における開極完了時の固定接触子と可動接触子との間の距離である開極ストロークを示す縦断面図である。 実施の形態9に係る真空遮断器における押込部材および連結部材の各々の一部のみを拡大して示す斜視図である。 実施の形態9に係る真空遮断器の閉極時における押込部材と連結部材との位置関係を示す正面図である。 実施の形態9に係る真空遮断器の開極完了時における押込部材と連結部材との位置関係を示す正面図である。 実施の形態10に係る真空遮断器における押込部材および連結部材の各々の一部のみを拡大して示す斜視図である。 実施の形態11に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。 実施の形態12に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。
以下、各実施の形態に係る真空遮断器について図面を参照して説明する。以下の実施の形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。図2は、実施の形態1に係る真空遮断器の閉極時における連結ベローズの周囲を拡大して示す縦断面図である。
図1および図2に示すように、実施の形態1に係る真空遮断器1は、固定接触子110と、可動接触子120と、容器100と、可動軸130と、板状部材140と、連結ベローズ150と、連結部材160と、押込部材180とを備えている。本実施の形態に係る真空遮断器1は、固定軸111と、ガイド部材131とをさらに備えている。
固定接触子110は、固定軸111の軸方向の先端部に接合されている。可動接触子120は、固定接触子110に対して接離可能なように固定接触子110に対向して配置されている。可動接触子120は、真空遮断器1の閉極時には、固定接触子110と当接して通電状態となる。
容器100は、固定接触子110および可動接触子120の各々を収容して内部を真空に保持している。容器100は、上部に天面部101を有し、下部に底面部102を有している。天面部101には、固定軸111が固定されている。
可動軸130は、容器100の外側から可動軸130の軸方向に延在して可動接触子120と接続されている。可動軸130は、底面部102を貫通した筒状のガイド部材131の内側に挿入されている。可動軸130の外周面は、ガイド部材131の内周面と摺接する。可動軸130は、ガイド部材131の内側を通過して、容器100の外側において図示しないばね式または電磁式の駆動機構に接続されている。
可動軸130は、可動軸130の軸方向に移動することにより可動接触子120を駆動する。可動軸130は、駆動機構が動作することにより、ガイド部材131と摺接しつつ可動軸130の軸方向における固定接触子110側とは反対側に向かって移動する。これにより、可動接触子120が固定接触子110から離間することによって、真空遮断器1が開極して、固定接触子110と可動接触子120との間にて通電が遮断される。
板状部材140は、容器100の内部において可動軸130に取り付けられている。板状部材140は、可動軸130の軸周りに延在している。板状部材140は、可動軸130に対して可動軸130の軸方向に直交する方向に延在するように取り付けられていることが望ましい。本実施の形態においては、板状部材140は、円板状の外形を有している。
連結ベローズ150は、可動軸130の外側において板状部材140と容器100の内面との間を気密に接続している。これにより、連結ベローズ150の外側における容器100の内部空間が気密に保持されている。連結ベローズ150は、第1ベローズ151および第2ベローズ152を含んでいる。
第1ベローズ151は、可動軸130の軸方向に伸縮可能である。第1ベローズ151の上端部151tは、板状部材140と接続されている。第1ベローズ151の上端部151tと板状部材140とは、たとえば、溶接またはロウ付けにより互いに接合されている。
第2ベローズ152は、可動軸130の軸方向において第1ベローズ151と並んで位置し、第1ベローズ151より高いばね定数を有しつつ可動軸130の軸方向に伸縮可能である。第2ベローズ152の下端部152bは、容器100の底面部102と接続されている。第2ベローズ152の下端部152bと容器100の底面部102とは、たとえば、溶接またはロウ付けにより互いに接合されている。
第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々は、可動軸130の軸方向に交互に並ぶ山部および谷部を有している。第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々は、可動軸130の軸方向の移動にともなって、隣り合う山部と谷部とが互いに接近することにより収縮し、隣り合う山部と谷部とが互いに離間することにより伸長する。第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々が有する山部および谷部の数量は、可動軸130の軸方向の移動による伸縮に対して耐えることができる範囲の数量で設けられていればよい。
第1ベローズ151のばね定数と第2ベローズ152のばね定数との違いは、第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々の、膜厚、内径と外径との差、山部の数量、および、材質のうちの少なくともいずれか1つの違いによって、生じさせることができる。
真空遮断器1が高電圧用である場合、必要な耐電圧性能を確保するために、真空遮断器1の開極時の固定接触子110と可動接触子120との間の接点間距離は、たとえば、50mm以上100mm以下である。可動軸130の軸方向における連結ベローズ150の長さは、真空遮断器1の開極時の固定接触子110と可動接触子120との間の接点間距離の変位に対応して決定される。
一般的な真空遮断器が高速で開閉する際、可動軸が動き出す瞬間にインパルス入力に近い衝撃変位負荷がベローズに作用して、軸方向振動が発生する。軸方向振動は、ベローズが共振することによって発生するものであり、ベローズの固有振動数と同じ振動数の振動である。この軸方向振動によって、ベローズに静的変位負荷が作用した場合より大きな負荷が繰り返し発生するため、ベローズの疲労寿命が低下する。ベローズの疲労寿命が、真空遮断器の寿命となるため、ベローズの疲労寿命を延ばすことが重要な課題である。そのため、本実施の形態に係る真空遮断器1は、上記の構成を有する連結ベローズ150を備えている。
図1および図2に示すように、連結部材160は、第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々の内周側および外周側の少なくとも一方に張り出すように可動軸130の径方向に延在する連結部161を含む。連結部161は、互いに隣り合う第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々と接合されている。本実施の形態においては、連結部161は、第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々の内周側および外周側の両方に張り出すように可動軸130の径方向に延在している。連結部161は、円環状の形状を有している。
図1に示すように、連結部161の上方に第1ベローズ151が位置し、連結部161の下方に第2ベローズ152が位置している。連結部161は、第1ベローズ151の下端部151bおよび第2ベローズ152の上端部152tの各々と接合されている。連結部161は、下端部151bおよび上端部152tの各々に対して、たとえば、溶接またはロウ付けにより接合されている。
図2に示すように、連結部材160は、押込部材180と接触する第1面部160cを有している。本実施の形態においては、第1面部160cは、連結部161の上面部である。第1面部160cに、第1ベローズ151の下端部151bが接続されている。
連結部材160は、可動軸130の軸方向に移動可能なように可動軸130に挿通された孔部163を有している。本実施の形態においては、連結部材160は、連結ベローズ150が連結ベローズ150の内側の圧力により座屈しないようにするために、ガイド部材131の外周面と摺接する環状の摺接部162を含む。摺接部162の内側に、孔部163が位置している。摺接部162の外周面に連結部161が接続されている。
押込部材180は、第1ベローズ151の内周側または外周側に配置されている。本実施の形態においては、押込部材180は、第1ベローズ151の外周側に配置されている。押込部材180は、板状部材140の下面から下方に延在している。押込部材180の上端部が、板状部材140に接続されている。押込部材180は、連結部161の上方に位置している。
押込部材180は、連結部材160と接触する第2面部180cを有している。本実施の形態においては、第2面部180cは、押込部材180の下面部である。押込部材180の第2面部180cは、連結部161と接触する。
押込部材180は、筒状であるが、押込部材180の形状は、筒状に限られず、連結部161と接触して連結部材160を可動軸130の軸方向に移動させることができる形状であればよい。たとえば、押込部材180の第2面部180cは、可動軸130の周方向において不連続であってもよい。
本実施の形態に係る真空遮断器1は、開極時に発生するアークを引き延ばして消弧するための時間を確保するために、遮断過程中に可動軸130を制動している。可動軸130は、可動軸130の移動開始によって可動接触子120が固定接触子110から離間した後、制動開始されて可動軸130の軸方向の移動速度が減少する。具体的には、可動接触子120が固定接触子110から離間してから真空遮断器1の開極が完了するまでの間に、図示しない制動機構によって可動軸130が制動される。制動開始時には、可動軸130が動き出す瞬間の入力負荷とは逆位相の入力負荷が連結ベローズ150に作用する。
図3は、実施の形態1に係る真空遮断器の開極途中において押込部材が連結部材を押圧する前の状態の連結ベローズの周囲を拡大して示す縦断面図である。図4は、実施の形態1に係る真空遮断器の開極が完了した状態の連結ベローズの周囲を拡大して示す縦断面図である。
図3および図4に示すように、押込部材180は、可動接触子120が固定接触子110から離間する方向への可動軸130の移動に伴って連結部材160に向かって可動軸130の軸方向に移動して連結部材160を押圧することにより第2ベローズ152を収縮させる。
第2ベローズ152は、第1ベローズ151より大きいばね定数を有しているため、第1ベローズ151の方が第2ベローズ152より可動軸130の軸方向に伸縮しやすい。したがって、真空遮断器1の開極開始時から押込部材180と連結部材160とが接触するまでは、第1ベローズ151が優先的に収縮する。第1ベローズ151が収縮して、押込部材180の第2面部180cが連結部材160の第1面部160cと接触すると、第1ベローズ151の収縮は停止する。押込部材180と連結部材160とが接触した後、真空遮断器1の開極が完了するまでは、第2ベローズ152のみが収縮する。
実施の形態1に係る真空遮断器1においては、第2ベローズ152が第1ベローズ151より高いばね定数を有することによって、第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々の固有振動数を互いに異ならせて連結ベローズ150での共振の発生を抑制できるため、遮断過程中に可動軸130を制動する場合においても、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を小さくして連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
また、実施の形態1に係る真空遮断器1においては、真空遮断器1の開極開始時から押込部材180と連結部材160とが接触するまでは、第1ベローズ151が優先的に収縮し、押込部材180と連結部材160とが接触した後、真空遮断器1の開極が完了するまでは、第2ベローズ152のみが収縮することにより、第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々に生じる負荷を均一化することができる。
上記のように、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を小さくしつつ連結ベローズ150における負荷分布を均一化することにより、連結ベローズ150の最大負荷を小さくして連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2に係る真空遮断器について説明する。実施の形態2に係る真空遮断器は、連結部材および押込部材の構成のみ実施の形態1に係る真空遮断器1と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図5は、実施の形態2に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。図5に示すように、実施の形態2に係る真空遮断器においては、連結部161は、第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々の内周側のみに張り出すように可動軸130の径方向に延在している。本実施の形態においては、第1面部160cは、摺接部162の上面部である。
押込部材180は、第1ベローズ151の内周側に配置されている。押込部材180の内径は、ガイド部材131の外径より大きい。本実施の形態においては、押込部材180の第2面部180cは、摺接部162と接触する。
実施の形態2に係る真空遮断器においては、連結部材160が第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々の内周側のみに張り出すように可動軸130の径方向に延在していることによって、実施の形態1に係る真空遮断器1と比較して、連結部材160の体積を小さくすることができる。これにより、連結部材160の質量が小さくなるため、連結部材160と接続されている連結ベローズ150の固有振動数を大きくすることができる。連結ベローズ150の固有振動数を大きくすることによって、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を小さくして連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態3.
以下、実施の形態3に係る真空遮断器について説明する。実施の形態3に係る真空遮断器は、連結ベローズおよび押込部材の構成のみ実施の形態1に係る真空遮断器1と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図6は、実施の形態3に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。図6に示すように、実施の形態3に係る真空遮断器においては、連結部161の上方に第2ベローズ152が位置し、連結部161の下方に第1ベローズ151が位置している。連結部161は、第1ベローズ151の上端部151tおよび第2ベローズ152の下端部152bの各々と接合されている。本実施の形態においては、第1面部160cは、連結部161の下面部である。第1面部160cに、第1ベローズ151の上端部151tが接続されている。第2ベローズ152の上端部152tが板状部材140と接続されており、第1ベローズ151の下端部151bが容器100の底面部102と接続されている。
押込部材180は、連結ベローズ150の外径側に配置されている。押込部材180は、底面部102の上面から上方に延在している。押込部材180の下端部が、底面部102に接続されている。押込部材180は、連結部161の下方に位置している。
実施の形態3に係る真空遮断器の開極開始時から押込部材180と連結部材160とが接触するまでは、第1ベローズ151が優先的に収縮する。第1ベローズ151が収縮して、押込部材180の第2面部180cが連結部材160の第1面部160cと接触すると、第1ベローズ151の収縮は停止する。押込部材180と連結部材160とが接触した後、真空遮断器1の開極が完了するまでは、第2ベローズ152のみが収縮する。
実施の形態3に係る真空遮断器においても、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を小さくしつつ連結ベローズ150における負荷分布を均一化することにより、連結ベローズ150の最大負荷を小さくして連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態4.
以下、実施の形態4に係る真空遮断器について説明する。実施の形態4に係る真空遮断器は、板状部材と連結部材とが接触するタイミングのみ実施の形態2に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図7は、実施の形態4に係る真空遮断器における、開極開始からの時間と、板状部材および連結部材の各々の可動軸の軸方向における変位との関係を示すグラフである。図7においては、縦軸に変位、横軸に時間を示している。
可動軸130の移動開始時から連結部材160に対する押込部材180の押圧開始時までの時間を第1経過時間tiとする。可動軸130の移動開始時から制動開始時までの時間を第2経過時間tbとする。
図7に示すように、可動軸130は、可動軸130の移動開始によって可動接触子120が固定接触子110から離間した後、制動開始されて軸方向の移動速度が減少している。すなわち、板状部材140の単位時間当たりの変位の変化を示す傾きは、第2経過時間tbを経過する前後で変動し、制動開始後は、制動開始前よりも上記傾きが緩くなっている。
仮に、第1経過時間tiが第2経過時間tbより短い場合、押込部材180と連結部材160との衝突による衝撃が大きいため、連結部材160が上下方向に大きく振動し、連結ベローズ150の最大変位が大きくなる可能性がある。
実施の形態4に係る真空遮断器においては、第1経過時間tiが第2経過時間tbより長いことにより、制動されて減速された押込部材180が連結部材160と衝突するため、押込部材180と連結部材160との衝突による衝撃を低減することができる。その結果、連結ベローズ150の最大負荷を小さくして連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態5.
以下、実施の形態5に係る真空遮断器について説明する。実施の形態5に係る真空遮断器は、押込部材および連結部材の位置関係が主に、実施の形態2に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図8は、実施の形態5に係る真空遮断器における閉極時の第1面部と第2面部との間の距離を示す縦断面図である。図9は、実施の形態5に係る真空遮断器における開極完了時の固定接触子と可動接触子との間の距離である開極ストロークを示す縦断面図である。
図8および図9に示すように、実施の形態5に係る真空遮断器においては、真空遮断器の閉極時の押込部材180と連結部材160との間の距離d1と、真空遮断器の開極完了時の開極ストロークdとを用いると、可動軸130の軸方向における、第1ベローズ151の変位量はd1であり、第2ベローズ152の変位量は(d―d1)である。
第1ベローズ151の山部の数量をn1とし、第2ベローズ152の山部の数量をn2とした場合、真空遮断器の開閉時の、可動軸130の軸方向における、第1ベローズ151の山部同士の間の1ピッチ当たりの変形量はd1/n1となり、第2ベローズ152の山部同士の間の1ピッチ当たりの変形量は(d―d1)/n2となる。
本実施の形態において、第1ベローズ151のばね定数より第2ベローズ152のばね定数の方が大きいため、仮に、第1ベローズ151と第2ベローズ152とにおいて山部同士の間の1ピッチ当たりの変形量が等しい場合、第1ベローズ151に作用する負荷より第2ベローズ152に作用する負荷の方が大きくなる。第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々に作用する負荷の差を小さくするためには、山部同士の間の1ピッチ当たりの変形量は、第1ベローズ151よりも第2ベローズ152の方が小さくなければならない。
そこで、実施の形態5に係る真空遮断器においては、可動軸130の軸方向に互いに隣り合う山部同士の間の1ピッチ当たりの上記軸方向の変形量は、第1ベローズ151より第2ベローズ152の方が小さい。具体的には、可動軸130の軸方向における山部同士の間の1ピッチ当たりの変形量が、第1ベローズ151よりも第2ベローズ152の方が小さくなる条件として、d1>n1d/(n1+n2)の関係を満足するように、開極ストロークd、距離d1、第1ベローズ151の山部の数量n1および第2ベローズ152の山部の数量n2の各々が設定されている。
ただし、第2ベローズ152の山部の数量を少なくすることにより第2ベローズ152のばね定数を第1ベローズ151のばね定数より大きくする場合には、d1=n1d/(n1+n2)の関係を満足していてもよい。これにより、第1ベローズ151および第2ベローズ152に作用する負荷を等しくした状態で、第2ベローズ152のばね定数を第1ベローズ151のばね定数よりも大きくすることができる。
実施の形態5に係る真空遮断器においては、可動軸130の軸方向に互いに隣り合う山部同士の間の1ピッチ当たりの上記軸方向の変形量が、第1ベローズ151より第2ベローズ152の方が小さいことによって、第2ベローズ152に作用する最大負荷が第1ベローズ151に作用するする最大負荷に比較して過大になることを抑制できるため、第2ベローズ152が早期に疲労破壊することを抑制して連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態6.
以下、実施の形態6に係る真空遮断器について説明する。実施の形態6に係る真空遮断器は、第2経過時間tbと後述する第1ベローズの固有振動数との関係のみ実施の形態4に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
実施の形態6に係る真空遮断器においては、第1ベローズ151は、ばね定数に比例する固有振動数f1を有している。第1ベローズ151の固有振動数f1と第2経過時間tbとの関係が、tb≧1/f1を満たしている。
固有振動数f1と第2経過時間tbとの関係について、より具体的に説明する。可動軸130の移動開始により、第1ベローズ151に軸方向振動が発生する場合、第1ベローズ151は、固有振動数f1で共振し、その振動は1/f1の周期で第1ベローズ151内を往復する。制動開始時には、可動軸130が動き出す瞬間の入力負荷とは逆位相の入力負荷が第1ベローズ151に作用する。
したがって、可動軸130の移動開始時から制動開始時までの第2経過時間tbが第1ベローズ151の軸方向振動の周期の整数倍に一致する時、可動軸130が動き出す瞬間の入力負荷を打ち消すように制動開始時の入力負荷が第1ベローズ151に作用するため、第1ベローズ151の軸方向振動が抑制される。すなわち、tb=N/f1(N=1,2,3,・・・)という関係を満たすことで、第1ベローズ151の軸方向振動の振幅を低減することができる。この関係を満たすように、押込部材180と連結部材160との間の距離d1が設定されていることが好ましい。
また、第1ベローズ151の固有振動数f1が高いほど、第1ベローズ151の軸方向振動の振幅は小さくなるため、軸方向振動の周期1/f1は小さいほうがよいことを考慮すると、第1経過時間tiおよび第2経過時間tbの各々が、ti>tb≧1/f1を満たすことで、第1ベローズ151の軸方向振動の振幅を抑えることができると考えることができる。
実施の形態6に係る真空遮断器においては、第1ベローズ151の固有振動数f1と第2経過時間tbとの関係が、tb≧1/f1を満たすことにより、第1ベローズ151の軸方向振動の振幅を低減できるため、第1ベローズ151の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態7.
以下、実施の形態7に係る真空遮断器について説明する。実施の形態7に係る真空遮断器は、第2経過時間tbと後述する第2ベローズの固有振動数の関係のみ実施の形態4に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
実施の形態7に係る真空遮断器においては、第2ベローズ152は、ばね定数に比例する固有振動数f2を有している。第2ベローズ152の固有振動数f2と第2経過時間tbとの関係が、tb≧1/f2を満たしている。
固有振動数f2と第2経過時間tbとの関係について、より具体的に説明する。可動軸130の移動開始により、第2ベローズ152に軸方向振動が発生する場合、第2ベローズ152は、固有振動数f2で共振し、その振動は1/f2の周期で第2ベローズ152内を往復する。制動開始時には、可動軸130が動き出す瞬間の入力負荷とは逆位相の入力負荷が第1ベローズ151を介して第2ベローズ152に作用する。
したがって、可動軸130の移動開始時から制動開始時までの第2経過時間tbが第2ベローズ152の軸方向振動の周期の整数倍に一致する時、可動軸130が動き出す瞬間の入力負荷を打ち消すように制動開始時の入力負荷が第2ベローズ152に作用するため、第2ベローズ152の軸方向振動が抑制される。すなわち、tb=N/f2(N=1,2,3,・・・)という関係を満たすことで、第2ベローズ152の軸方向振動の振幅を低減することができる。この関係を満たすように、押込部材180と連結部材160との間の距離d1が設定されていることが好ましい。
また、第2ベローズ152の固有振動数f2が高いほど、第2ベローズ152の軸方向振動の振幅は小さくなるため、軸方向振動の周期1/f2は小さいほうがよいことを考慮すると、第1経過時間tiおよび第2経過時間tbの各々が、ti>tb≧1/f2を満たすことで、第2ベローズ152の軸方向振動の振幅を抑えることができると考えることができる。
実施の形態7に係る真空遮断器においては、第2ベローズ152の固有振動数f2と第2経過時間tbとの関係が、tb≧1/f2を満たすことにより、第2ベローズ152の軸方向振動の振幅を低減できるため、第2ベローズ152の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態8.
以下、実施の形態8に係る真空遮断器について説明する。実施の形態8に係る真空遮断器は、第2経過時間tbと後述する連結ベローズの固有振動数の関係のみ実施の形態4に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
実施の形態8に係る真空遮断器においては、連結ベローズ150は、ばね定数に比例する固有振動数ftを有している。連結ベローズ150の固有振動数ftと第2経過時間tbとの関係が、tb≧1/ftを満たしている。
固有振動数ftと第2経過時間tbとの関係について、より具体的に説明する。可動軸130の移動開始により、連結ベローズ150に軸方向振動が発生する場合、連結ベローズ150は、固有振動数ftで共振し、その振動は1/ftの周期で連結ベローズ150内を往復する。制動開始時には、可動軸130が動き出す瞬間の入力負荷とは逆位相の入力負荷が連結ベローズ150に作用する。
したがって、可動軸130の移動開始時から制動開始時までの第2経過時間tbが連結ベローズ150の軸方向振動の周期の整数倍に一致する時、可動軸130が動き出す瞬間の入力負荷を打ち消すように制動開始時の入力負荷が連結ベローズ150に作用するため、連結ベローズ150の軸方向振動が抑制される。すなわち、tb=N/ft(N=1,2,3,・・・)という関係を満たすことで、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を低減することができる。この関係を満たすように、押込部材180と連結部材160との間の距離d1が設定されていることが好ましい。
また、連結ベローズ150の固有振動数ftが高いほど、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅は小さくなるため、軸方向振動の周期1/ftは小さいほうがよいことを考慮すると、第1経過時間tiおよび第2経過時間tbの各々が、ti>tb≧1/ftを満たすことで、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を抑えることができると考えることができる。
実施の形態8に係る真空遮断器においては、連結ベローズ150の固有振動数ftと第2経過時間tbとの関係が、tb≧1/ftを満たすことにより、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を低減できるため、連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態9.
以下、実施の形態9に係る真空遮断器について説明する。実施の形態9に係る真空遮断器は、連結部材および押込部材の構成のみ実施の形態2に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図10は、実施の形態9に係る真空遮断器における押込部材および連結部材の各々の一部のみを拡大して示す斜視図である。図10に示すように、実施の形態9に係る真空遮断器においては、連結部材160の第1面部160cは、可動軸130の軸方向と垂直な2つの第1平坦面160f、および、2つの第1平坦面160fに対して傾斜した2つの第1傾斜面160sを含んでいる。
2つの第1傾斜面160sは、可動軸130の径方向において互いに反対側にて並行に位置している。2つの第1平坦面160fは、可動軸130の径方向において互いに反対側に位置している。2つの第1平坦面160fは、可動軸130の軸方向において互いに異なる位置に位置している。2つの第1平坦面160fは、2つの第1傾斜面160sによって互いに接続されている。
押込部材180の第2面部180cは、可動軸130の軸方向と垂直な2つの第2平坦面180f、および、2つの第2平坦面180fに対して傾斜した2つの第2傾斜面180sを含んでいる。2つの第2傾斜面180sは、2つの第1傾斜面160sに対応して形成されている。2つの第2平坦面180fは、2つの第1平坦面160fに対応して形成されている。
具体的には、第2傾斜面180sは、押込部材180が連結部材160に向かって可動軸130の軸方向に移動した時に、対応する第1傾斜面160sと当接する位置に設けられている。第2傾斜面180sは、第1傾斜面160sと摺接可能な形状を有している。なお、第1傾斜面160sおよび第2傾斜面180sの各々の傾斜角度は、図10に示す傾斜角度に限定されるものではなく、可動軸130の軸方向の負荷が可動軸130の軸方向と直交する方向に分散される角度であればよい。
図11は、実施の形態9に係る真空遮断器の閉極時における押込部材と連結部材との位置関係を示す正面図である。図12は、実施の形態9に係る真空遮断器の開極完了時における押込部材と連結部材との位置関係を示す正面図である。
図11に示すように、真空遮断器の閉極時には、第1傾斜面160sと第2傾斜面180sとは、可動軸130の軸方向と直交する方向の位置がずれており、可動軸130の軸方向と直交する方向における位置が一部重なっている。連結部材160は、孔部163の内周面と可動軸130の外周面との間の隙間によって、可動軸130の軸方向と直交する方向に移動可能となっている。
押込部材180が連結部材160に向かって可動軸130の軸方向に移動して、押込部材180が連結部材160を押圧する際、押込部材180の第2傾斜面180sは、連結部材160の第1傾斜面160sと当接しつつ摺接する。
連結部材160は、第1傾斜面160sと第2傾斜面180sとが摺接した際、可動軸130の軸方向に移動しつつ、図12中の矢印で示すように、可動軸130の軸方向と直交する方向に移動する。第1平坦面160fが第2平坦面180fと接触した後、連結部材160は、可動軸130の軸方向にのみ移動する。連結ベローズ150には、連結部材160の動きに伴ってたわみが発生するが、このたわみ量は小さいため、たわみによる連結部材160の疲労寿命への影響はほとんどない。可動軸130の軸方向の移動に伴って、押込部材180が連結部材160から離間すると、連結ベローズ150の弾性によって連結ベローズ150のたわみはなくなる。
実施の形態9に係る真空遮断器においては、押込部材180が連結部材160を押圧する際、押込部材180の第2傾斜面180sが連結部材160の第1傾斜面160sと当接しつつ摺接するため、押込部材180と連結部材160の接触時の負荷の一部を可動軸130の軸方向と直交する方向に分散させて、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を低減できるため、連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態10.
以下、実施の形態10に係る真空遮断器について説明する。実施の形態10に係る真空遮断器は、連結部材および押込部材の構成のみ実施の形態9に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図13は、実施の形態10に係る真空遮断器における押込部材および連結部材の各々の一部のみを拡大して示す斜視図である。図13に示すように、実施の形態10に係る真空遮断器においては、第1面部160cは、可動軸130の軸方向と垂直な4つの第1平坦面160f、および、4つの第1平坦面160fに対して傾斜した4つの第1傾斜面160sを含んでいる。
可動軸130の周方向において、第1傾斜面160sと第1平坦面160fとは交互に位置している。第1面部160cは、可動軸130の軸を中心として4回回転対称である。
押込部材180の第2面部180cは、可動軸130の軸方向と垂直な4つの第2平坦面180f、および、4つの第2平坦面180fに対して傾斜した4つの第2傾斜面180sを含んでいる。4つの第2傾斜面180sは、4つの第1傾斜面160sに対応して形成されている。4つの第2平坦面180fは、4つの第1平坦面160fに対応して形成されている。
具体的には、第2傾斜面180sは、押込部材180が連結部材160に向かって可動軸130の軸方向に移動した時に、対応する第1傾斜面160sと当接する位置に設けられている。第2傾斜面180sは、第1傾斜面160sと摺接可能な形状を有している。なお、第1傾斜面160sおよび第2傾斜面180sの各々の傾斜角度は、図13に示す傾斜角度に限定されるものではなく、可動軸130の軸方向の負荷が可動軸130の周方向に分散される角度であればよい。
真空遮断器の閉極時には、第1傾斜面160sと第2傾斜面180sとは、可動軸130の周方向の位相がずれており、可動軸130の周方向における位置が一部重なっている。連結部材160は、可動軸130の周方向に移動可能となっている。
押込部材180が連結部材160に向かって可動軸130の軸方向に移動して、押込部材180が連結部材160を押圧する際、押込部材180の第2傾斜面180sは、連結部材160の第1傾斜面160sと当接しつつ摺接する。
連結部材160は、第1傾斜面160sと第2傾斜面180sとが摺接した際、可動軸130の軸方向に移動しつつ、図13中の矢印で示すように、可動軸130の周方向に移動する。第1平坦面160fが第2平坦面180fと接触した後、連結部材160は、可動軸130の軸方向にのみ移動する。連結ベローズ150には、連結部材160の動きに伴ってねじれが発生するが、このねじれ量は小さいため、ねじれによる連結部材160の疲労寿命への影響はほとんどない。可動軸130の軸方向の移動に伴って、押込部材180が連結部材160から離間すると、連結ベローズ150の弾性によって連結ベローズ150のねじれはなくなる。
実施の形態10に係る真空遮断器においては、押込部材180が連結部材160を押圧する際、押込部材180の第2傾斜面180sが連結部材160の第1傾斜面160sと当接しつつ摺接するため、押込部材180と連結部材160の接触時の負荷の一部を可動軸130の周方向に分散させて、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を低減できるため、連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態11.
以下、実施の形態11に係る真空遮断器について説明する。実施の形態11に係る真空遮断器は、連結ベローズ、連結部材および押込部材の構成のみ実施の形態2に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図14は、実施の形態11に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。図14に示すように、実施の形態11に係る真空遮断器においては、連結ベローズ150は、第1ベローズ151および第2ベローズ152の少なくとも一方を2つ以上有している。
具体的には、本実施の形態においては、連結ベローズ150は、1つの第1ベローズ151と、2つの第2ベローズ152とを含んでいる。第1ベローズ151の両端に第2ベローズ152が接続されている。なお、第1ベローズ151の両端のうちの少なくとも一方が第2ベローズ152と接続されていればよい。
本実施の形態においては、連結部材として、上部連結部材165および下部連結部材170が、可動軸130の軸方向に並んで配置されている。上部連結部材165は、下部連結部材170の上方に位置している。
上部連結部材165は、連結部166および摺接部167を含む。摺接部167は、可動軸130の外周面と摺接する。上部連結部材165は、可動軸130の軸方向に移動可能なように可動軸130に挿通された孔部168を有している。
下部連結部材170は、連結部171および摺接部172を含む。摺接部172は、ガイド部材131の外周面と摺接する。下部連結部材170は、可動軸130の軸方向に移動可能なように可動軸130に挿通された孔部173を有している。本実施の形態においては、第1面部160cは、摺接部172の上面部である。
押込部材180は、連結部166の下面から下方に延在している。押込部材180の上端部が、連結部166に接続されている。押込部材180は、摺接部172の上方に位置している。本実施の形態においては、押込部材180の第2面部180cは、摺接部172と接触する。
押込部材180は、可動接触子120が固定接触子110から離間する方向への可動軸130の移動に伴って下部連結部材170に向かって可動軸130の軸方向に移動し、真空遮断器の開極開始時から押込部材180と下部連結部材170とが接触するまでは、第1ベローズ151が優先的に収縮する。第1ベローズ151が収縮して、押込部材180の第2面部180cが下部連結部材170の第1面部160cと接触すると、第1ベローズ151の収縮は停止する。押込部材180と下部連結部材170とが接触した後、真空遮断器の開極が完了するまでは、2つの第2ベローズ152のみが収縮する。
なお、押込部材180を下部連結部材170の連結部171の上面に設け、上部連結部材165の連結部166と押込部材180とが接触するように真空遮断器が構成されていてもよい。また、連結部166および連結部171の各々が、第1ベローズ151および第2ベローズ152の各々の外周側にも張り出しており、押込部材180が第1ベローズ151の外周側に配置されていてもよい。
実施の形態11に係る真空遮断器においては、第1ベローズ151および第2ベローズ152の少なくとも一方を2つ以上有していることにより、開極ストロークdが長い場合でも、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を小さくしつつ連結ベローズ150における負荷分布を均一化することにより、連結ベローズ150の最大負荷を小さくして連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
実施の形態12.
以下、実施の形態12に係る真空遮断器について説明する。実施の形態12に係る真空遮断器は、連結ベローズ、連結部材および押込部材の構成のみ実施の形態11に係る真空遮断器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図15は、実施の形態12に係る真空遮断器の構成を示す縦断面図である。図15に示すように、実施の形態12に係る真空遮断器においては、連結ベローズ150は、第1ベローズ151および第2ベローズ152の少なくとも一方を2つ以上有している。
具体的には、本実施の形態においては、連結ベローズ150は、2つの第1ベローズ151と、2つの第2ベローズ152とを含んでいる。2つの第1ベローズ151は、互いに接続されている。2つの第1ベローズ151を互いの間に挟むように2つの第2ベローズ152が配置されている。なお、第1ベローズ151の両端のうちの少なくとも一方が第2ベローズ152と接続されていればよく、第1ベローズ151および第2ベローズ152の個数の組み合わせは、2つずつに限られない。
本実施の形態においては、上部連結部材165と下部連結部材170との間に、延長連結部材190が配置されている。延長連結部材190によって2つの第1ベローズ151の各々が互いに接続されている。
延長連結部材190は、2つの第1ベローズ151の各々の内周側および外周側の少なくとも一方に張り出すように可動軸130の径方向に延在する連結部191を含む。連結部191は、互いに隣り合う2つの第1ベローズ151の各々と接合されている。本実施の形態においては、連結部191は、2つの第1ベローズ151の各々の内周側および外周側の両方に張り出すように可動軸130の径方向に延在している。連結部191は、円環状の形状を有している。
延長連結部材190は、可動軸130の軸方向に移動可能なように可動軸130に挿通された孔部193を有している。本実施の形態においては、延長連結部材190は、連結ベローズ150が連結ベローズ150の内側の圧力により座屈しないようにするために、ガイド部材131の外周面と摺接する環状の摺接部192を含む。摺接部192の内側に、孔部193が位置している。摺接部192の外周面に連結部191が接続されている。
押込部材180は、可動接触子120が固定接触子110から離間する方向への可動軸130の移動に伴って下部連結部材170に向かって可動軸130の軸方向に移動し、真空遮断器の開極開始時から押込部材180と下部連結部材170とが延長連結部材190を介して接触するまでは、第1ベローズ151が優先的に収縮する。第1ベローズ151が収縮して、押込部材180の第2面部180cが延長連結部材190の摺接部192を介して下部連結部材170の第1面部160cと接触すると、第1ベローズ151の収縮は停止する。押込部材180と下部連結部材170とが延長連結部材190を介して接触した後、真空遮断器の開極が完了するまでは、2つの第2ベローズ152のみが収縮する。
実施の形態12に係る真空遮断器においても、第1ベローズ151および第2ベローズ152の少なくとも一方を2つ以上有していることにより、開極ストロークdが長い場合でも、連結ベローズ150の軸方向振動の振幅を小さくしつつ連結ベローズ150における負荷分布を均一化することにより、連結ベローズ150の最大負荷を小さくして連結ベローズ150の疲労寿命を長くすることができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本開示の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではない。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。上述した実施の形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
1 真空遮断器、100 容器、101 天面部、102 底面部、110 固定接触子、111 固定軸、120 可動接触子、130 可動軸、131 ガイド部材、140 板状部材、150 連結ベローズ、151 第1ベローズ、151b,152b 下端部、151t,152t 上端部、152 第2ベローズ、160 連結部材、160c 第1面部、160f 第1平坦面、160s 第1傾斜面、161,166,171,191 連結部、162,167,172,192 摺接部、163,168,173,193 孔部、165 上部連結部材、170 下部連結部材、180 押込部材、180c 第2面部、180f 第2平坦面、180s 第2傾斜面、190 延長連結部材、d 開極ストローク、d1 閉極時の押込部材と連結部材との間の距離、f1,f2,ft 固有振動数、tb 第2経過時間、ti 第1経過時間。

Claims (8)

  1. 固定接触子と、
    前記固定接触子に対して接離可能な可動接触子と、
    前記固定接触子および前記可動接触子の各々を収容して内部を真空に保持する容器と、
    前記容器の外側から軸方向に延在して前記可動接触子と接続されており、前記軸方向に移動することにより前記可動接触子を駆動する可動軸と、
    前記容器の内部において前記可動軸に取り付けられており、前記可動軸の軸周りに延在する板状部材と、
    前記軸方向に伸縮可能な第1ベローズ、および、前記軸方向において前記第1ベローズと並んで位置し、前記第1ベローズより高いばね定数を有する前記軸方向に伸縮可能な第2ベローズを含み、前記可動軸の外側において前記板状部材と前記容器の内面との間を気密に接続する連結ベローズと、
    前記第1ベローズおよび前記第2ベローズの各々の内周側および外周側の少なくとも一方に張り出すように前記可動軸の径方向に延在し、互いに隣り合う前記第1ベローズおよび前記第2ベローズの各々と接合され、前記軸方向に移動可能なように前記可動軸に挿通された孔部を有する連結部材と、
    前記第1ベローズの内周側または外周側に配置され、前記可動接触子が前記固定接触子から離間する方向への前記可動軸の移動に伴って前記連結部材に向かって前記軸方向に移動して前記連結部材に接触した後に前記連結部材を押圧することにより前記第2ベローズを収縮させる押込部材とを備える、真空遮断器。
  2. 前記可動軸は、前記可動軸の移動開始によって前記可動接触子が前記固定接触子から離間した後、制動開始されて前記軸方向の移動速度が減少し、
    前記可動軸の移動開始時から前記連結部材に対する前記押込部材の押圧開始時までの第1経過時間tiは、前記可動軸の移動開始時から制動開始時までの第2経過時間tbより長い、請求項1に記載の真空遮断器。
  3. 前記第1ベローズおよび前記第2ベローズの各々は、前記軸方向に交互に並ぶ山部および谷部を有しており、
    前記軸方向に互いに隣り合う前記山部同士の間の1ピッチ当たりの前記軸方向の変形量は、前記第1ベローズより前記第2ベローズの方が小さい、請求項1に記載の真空遮断器。
  4. 前記第1ベローズは、固有振動数f1を有しており、
    前記固有振動数f1と前記第2経過時間tbとの関係がtb≧1/f1を満たしている、請求項2に記載の真空遮断器。
  5. 前記第2ベローズは、固有振動数f2を有しており、
    前記固有振動数f2と前記第2経過時間tbとの関係がtb≧1/f2を満たしている、請求項4に記載の真空遮断器。
  6. 前記連結ベローズは、固有振動数ftを有しており、
    前記固有振動数ftと前記第2経過時間tbとの関係がtb≧1/ftを満たしている、請求項5に記載の真空遮断器。
  7. 前記連結部材は、前記押込部材と接触する第1面部を有しており、
    前記押込部材は、前記連結部材と接触する第2面部を有しており、
    前記第1面部は、前記軸方向と垂直な面に対して傾斜した第1傾斜面を含んでおり、
    前記第2面部は、前記軸方向と垂直な面に対して傾斜した第2傾斜面を含んでおり、
    前記押込部材が前記連結部材を押圧する際、前記押込部材の前記第2傾斜面が前記連結部材の前記第1傾斜面と当接しつつ摺接する、請求項1に記載の真空遮断器。
  8. 前記第1ベローズおよび前記第2ベローズの少なくとも一方を2つ以上有している、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の真空遮断器。
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