JP6884294B2 - 無線局、データ集約局、無線システム、無線局の伝送制御方法、データ集約局の伝送制御方法、制御回路および記憶媒体 - Google Patents

無線局、データ集約局、無線システム、無線局の伝送制御方法、データ集約局の伝送制御方法、制御回路および記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、対象機器からデータを集約するシステムにおける無線局、データ集約局、無線システム、無線局の伝送制御方法およびデータ集約局の伝送制御方法に関する。
近年、無線マルチホップネットワークによる機器の状態監視に注目が集まっている。このようなネットワークでは、各無線局の情報の送信タイミングを制御し、無線局間の干渉を回避する必要がある。特許文献1には、1つの基地局および複数の無線局からなる無線マルチホップネットワークにおいて、互いに干渉しない無線局が同時にフレームを中継し、周波数再利用効率を高める技術が開示されている。特許文献1では、基地局が、フレームの送信間隔を調整することで、無線局のフレーム中継のタイミングを制御している。
特開2013−26655号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、基地局が各無線局のフレーム中継のタイミングを制御している。そのため、各無線局は、通信状態に応じて自律的に無線局間の干渉を回避できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、フレーム中継時の無線局間の干渉を自律的に回避可能な無線局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の無線局は、他の無線局から送信されるデータフレームのうち、受信可能なデータフレームを受信する送受信部と、送受信部がデータフレームの受信を開始してから終了するまでの時間である干渉時間を記憶する干渉時間記憶部と、干渉時間に基づいて待機時間を決定する待機時間決定部と、送受信部で受信されたデータフレームのうち、中継対象の第1のデータフレームの宛先をデータフレームを集約するデータ集約局または中継先の無線局に変更し、第2のデータフレームを生成するフレーム生成部と、待機時間待機し、送受信部に第2のデータフレームを送信させる伝送制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る無線局は、フレーム中継時の無線局間の干渉を自律的に回避できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る無線システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る無線局の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る無線局のハードウェアの構成例を示す図 実施の形態1に係るデータ集約局の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係るデータ集約局のハードウェアの構成例を示す図 実施の形態1に係る無線局がデータフレームの中継時に自律的に干渉を回避する動作を示すシーケンス図 実施の形態1に係る無線局がデータフレームを生成して送信する動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る無線局のフレーム生成部が生成するデータフレームの構成例を示す図 実施の形態1に係る無線局がデータフレームを中継する動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る無線局が待機時間を決定する動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る無線局が待機をせずにデータフレームを中継したときに発生する干渉の例を示す図 実施の形態1に係る無線局が待機してデータフレームを中継したことで干渉を回避した例を示す図 実施の形態1に係るデータ集約局がデータフレームを受信したときの動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る無線局がデータフレームを中継する動作を示すフローチャート 実施の形態3に係るデータ集約局の構成例を示すブロック図 実施の形態3に係る無線局がデータ集約局で決定された生成フレーム量指定情報に基づいてデータフレームを生成して送信する動作を示すシーケンス図 実施の形態3に係る無線局が第1の制御フレームを生成して送信する動作を示すフローチャート 実施の形態3に係る無線局のフレーム生成部が生成する第1の制御フレームの構成例を示す図 実施の形態3に係るデータ集約局が第2の制御フレームを生成して送信する動作を示すフローチャート 実施の形態3に係るデータ集約局のフレーム生成部が生成する第2の制御フレームの構成例を示す図 実施の形態3に係る無線局が第2の制御フレームを利用してデータフレームを生成して送信する動作を示すフローチャート 実施の形態4に係る無線システムの構成例を示す図 実施の形態4に係る無線局の構成例を示すブロック図 実施の形態4に係る無線局のハードウェアの構成例を示す図 実施の形態4に係る無線局がデータフレームを生成して送信する動作を示すフローチャート 実施の形態4に係る他の無線局の構成例を示すブロック図 実施の形態4に係る他の無線局のハードウェアの構成例を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る無線局、データ集約局、無線システム、無線局の伝送制御方法およびデータ集約局の伝送制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線システム15の構成例を示す図である。無線システム15は、対象機器10a〜10jと、無線局11a〜11jと、データ集約局12と、を備える。
対象機器10a〜10jは、周期的にデータを生成する。対象機器10a〜10jは、対応する無線局11a〜11jに直接接続されており、対応する無線局11a〜11jに周期的にデータを出力する。例えば、対象機器10a〜10jはセンサであり、データは対象機器10a〜10jで計測された計測値であるがこれに限定されない。以降の説明において、対象機器10a〜10jを区別しない場合は対象機器10と称することがある。
無線局11a〜11jは、対応する対象機器10a〜10jから周期的にデータを取得する無線装置である。無線局11a〜11jは、取得したデータを用いてデータフレームを生成し、データ集約局12に向けて送信する。以降の説明において、無線局11a〜11jを区別しない場合は無線局11と称することがある。
データ集約局12は、無線局11a〜11jからデータフレームを受信する無線装置である。データ集約局12は、無線局11a〜11jからのデータフレームを集約し、データフレームからデータを復元して記憶する。
無線システム15において、無線局11a〜11jは、線状の経路を構築するように配置されており、自局のデータフレームを送信中でない場合、他の無線局11から送信されたデータフレームを中継する。無線システム15において、データフレームは、無線局11jからデータ集約局12の方向に伝送される。各無線局11は、線状の経路において隣接する無線局11などの情報を把握しているものとする。例えば、無線局11dは、無線局11eから受信したデータフレームを無線局11cに送信する。無線局11aは、無線局11bから受信したデータフレームをデータ集約局12に送信する。また、無線システム15では、無線局11a〜11jのうち複数の無線局11が同時にデータフレームを送信することにより、無線局11間の干渉がデータフレームの中継中に発生する状況も想定する。
無線局11の構成について説明する。図2は、実施の形態1に係る無線局11の構成例を示すブロック図である。無線局11は、フレーム生成部21と、伝送制御部22と、送受信部23と、データ分割部24と、干渉時間記憶部25と、待機時間決定部26と、アンテナ27と、を備える。なお、図1および図2において、実際には、無線局11にアンテナ27が含まれているものとする。
データ分割部24は、対象機器10から取得したデータを、フレーム生成部21で生成されるデータフレームに格納可能なサイズのデータに分割する。データ分割部24は、分割したデータをフレーム生成部21に出力する。なお、データ分割部24は、対象機器10から取得したデータのサイズがデータフレームに格納可能なサイズの場合、データを分割しなくてもよい。
フレーム生成部21は、データ分割部24で分割されたデータを用いてデータフレームを生成し、伝送制御部22に出力する。生成されたデータフレームの宛先は、データ集約局12または中継先の無線局11である。フレーム生成部21は、データ分割部24から分割されたデータを複数取得した場合、分割されたデータを格納する、すなわち含めるためのデータフレームを複数生成する。また、フレーム生成部21は、送受信部23から他の無線局11宛てに中継するデータフレームを取得した場合、データフレームの宛先を変更し、伝送制御部22に出力する。他の無線局11宛てに中継するデータフレーム、すなわち中継対象のデータフレームとは、宛先が自局のデータフレームである。フレーム生成部21は、具体的には、データフレームの宛先を、自局から、データ集約局12の方向で隣接するデータ集約局12または中継先の無線局11に変更する。以降の説明において、無線局11において中継対象のデータフレームを第1のデータフレームと称し、フレーム生成部21が第1のデータフレームの宛先を変更して新たに生成したデータフレームを第2のデータフレームと称し、フレーム生成部21がデータ分割部24から取得したデータを用いて生成したデータフレームを第3のデータフレームと称することがある。すなわち、フレーム生成部21は、送受信部23で受信されたデータフレームのうち、宛先に該当する中継対象の第1のデータフレームの宛先をデータ集約局12または中継先の無線局11に変更し、第2のデータフレームを生成する。
送受信部23は、伝送制御部22から取得したデータフレームを、アンテナ27を介して送信する。また、送受信部23は、アンテナ27を介して受信したデータフレームを、干渉時間記憶部25に出力する。このとき、送受信部23は、他の無線局11宛てに中継するデータフレームだけでなく、自局に無関係なデータフレームについても受信する。自局に無関係なデータフレームとは、宛先が他の無線局11のデータフレームである。すなわち、送受信部23は、他の無線局11から送信されるデータフレームのうち、宛先に関わらず受信可能なデータフレームを受信する。送受信部23は、他の無線局11宛てに中継するデータフレームについては、干渉時間記憶部25とともに、フレーム生成部21にも出力する。
干渉時間記憶部25は、送受信部23から取得したデータフレームの受信時間を干渉時間として記憶する。データフレームの受信時間とは、送受信部23がデータフレームの受信を開始してから終了するまでの時間である。干渉時間記憶部25は、干渉時間の情報を待機時間決定部26に出力する。
待機時間決定部26は、干渉時間記憶部25から取得した干渉時間に基づいて、待機時間を決定する。待機時間とは、無線局11が他の無線局11宛てにデータフレームを中継する際に待機する時間である。待機時間決定部26は、待機時間の情報を伝送制御部22に出力する。
伝送制御部22は、フレーム生成部21から取得した他の無線局11宛てに中継するデータフレームを、待機時間決定部26から指定された待機時間に基づいて待機した後、送受信部23に出力する。すなわち、伝送制御部22は、待機時間だけ待機し、送受信部23に第2のデータフレームを送信させる。伝送制御部22は、フレーム生成部21から取得した他の無線局11宛ての中継以外のデータフレームを、待機せずに送受信部23に出力する。他の無線局11宛ての中継以外のデータフレームとは、フレーム生成部21がデータ分割部24から取得した分割済みのデータを用いて生成したデータフレームである。すなわち、伝送制御部22は、待機時間待機することなく、送受信部23に第3のデータフレームを送信させる。
図3は、実施の形態1に係る無線局11のハードウェアの構成例を示す図である。無線局11は、データ取得インタフェース31と、無線モジュール32と、通信インタフェース33と、プロセッサ34と、メモリ35と、電源回路36と、バッテリ37と、アンテナ素子38と、から構成される。
データ取得インタフェース31は、対象機器10から取得したデータを、プロセッサ34が読み取り可能なデータ形式に変換し、プロセッサ34に出力する。無線モジュール32は、アンテナ素子38で受信されたデータフレームを、通信インタフェース33が読み取り可能な形式に変換し、通信インタフェース33に出力する。また、無線モジュール32は、通信インタフェース33から取得したデータフレームを、アンテナ素子38から送信可能な形式に変換し、アンテナ素子38から送信する。通信インタフェース33は、無線モジュール32から取得したデータフレームを、プロセッサ34が読み取り可能な形式に変換し、プロセッサ34に出力する。また、通信インタフェース33は、プロセッサ34から取得したデータフレームを、無線モジュール32が読み取り可能な形式に変換し、無線モジュール32に出力する。
プロセッサ34は、データフレームの生成、待機時間の決定などの処理を行う。プロセッサ34は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。後述する他のプロセッサも同様とする。メモリ35は、プロセッサ34の処理において、必要な情報を一時記憶する。メモリ35は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。後述する他のメモリも同様とする。
電源回路36およびバッテリ37は、データ取得インタフェース31、無線モジュール32、通信インタフェース33、プロセッサ34、メモリ35、およびアンテナ素子38に給電する。
つぎに、データ集約局12の構成について説明する。図4は、実施の形態1に係るデータ集約局12の構成例を示すブロック図である。データ集約局12は、データ復元部41と、受信部42と、データ記憶部43と、アンテナ44と、を備える。受信部42は、アンテナ44を介して、無線局11からデータフレームを受信する。データフレームには、前述の第2のデータフレーム、および第3のデータフレームが含まれる。受信部42は、受信したデータフレームを、データ復元部41に出力する。なお、受信部42は、データ集約局12か無線局11に制御フレームを送信可能な送受信部であってもよい。データ復元部41は、受信部42から取得したデータフレームからデータを復元し、データ記憶部43に出力する。具体的には、データ復元部41は、複数のデータフレームの各々に含まれる分割されたデータを用いて、無線局11のデータ分割部24で分割前のデータに復元する。データ記憶部43は、データ復元部41で復元され、データ復元部41から取得したデータを、データを記憶するための領域に記憶する。
図5は、実施の形態1に係るデータ集約局12のハードウェアの構成例を示す図である。データ集約局12は、無線モジュール52と、通信インタフェース53と、プロセッサ54と、メモリ55と、電源回路56と、バッテリ57と、アンテナ素子58と、から構成される。無線モジュール52は、アンテナ素子58で受信されたデータフレームを、通信インタフェース53が読み取り可能な形式に変換し、通信インタフェース53に出力する。通信インタフェース53は、無線モジュール52から取得したデータフレームを、プロセッサ54が読み取り可能な形式に変換し、プロセッサ54に入力する。プロセッサ54およびメモリ55は、通信インタフェース53から取得したデータフレームからデータを復元して記録する。電源回路56およびバッテリ57は、無線モジュール52、通信インタフェース53、プロセッサ54、メモリ55、およびアンテナ素子58に給電する。
つづいて、無線局11の動作について説明する。図6は、実施の形態1に係る無線局11がデータフレームの中継時に自律的に干渉を回避する動作を示すシーケンス図である。ここでは、無線局11bが、無線局11cから受信したデータフレームを無線局11aに中継する場合を例にして説明する。無線局11bは、データフレームを受信している時間を干渉時間として記憶し、待機時間を決定する(ステップS11)。このとき、無線局11bは、他の無線局11宛てに中継するデータフレームだけでなく、自局に無関係なデータフレームについても受信し、干渉時間を記憶する。無線局11bが待機時間を決定する詳細な説明については後述する。無線局11bは、無線局11cからデータフレームを受信すると(ステップS12)、データフレームの宛先を無線局11bから無線局11aに変更し、待機時間だけ待機する(ステップS13)。無線局11bは、待機時間だけ待機した後、データフレームを無線局11aに送信すなわち中継する(ステップS14)。なお、図6では、無線局11bを例にして説明したが、無線システム15の全ての無線局11が、無線局11bと同様の動作を行う。
無線局11の各動作の詳細動作について説明する。図7は、実施の形態1に係る無線局11がデータフレームを生成して送信する動作を示すフローチャートである。無線局11において、データ分割部24は、対応する対象機器10からデータを取得する(ステップS21)。データ分割部24は、取得したデータを分割し(ステップS22)、フレーム生成部21に出力する。フレーム生成部21は、データ分割部24から取得したデータを用いて、データフレームを生成する(ステップS23)。図8は、実施の形態1に係る無線局11のフレーム生成部21が生成するデータフレーム100の構成例を示す図である。データフレーム100は、データフレーム100の宛先などの情報を含むヘッダ101と、分割後のデータ102と、から構成される。図6の例では、無線局11bが生成するデータフレーム100の宛先は、無線局11aとなる。なお、図8に示すデータフレーム100の構成は一例であって、ヘッダ101および分割後のデータ102以外の情報を含んでいてもよい。フレーム生成部21は、生成したデータフレームを伝送制御部22に出力する。伝送制御部22は、待機時間待機することなく、取得したデータフレームを送受信部23に出力する。送受信部23は、アンテナ27を介して、データフレームを送信する(ステップS24)。
図9は、実施の形態1に係る無線局11がデータフレームを中継する動作を示すフローチャートである。無線局11において、送受信部23は、アンテナ27を介して中継対象のデータフレームを受信すると(ステップS31)、データフレームを干渉時間記憶部25とともにフレーム生成部21に出力する。フレーム生成部21は、データフレームの宛先を次の中継先の宛先に変更する(ステップS32)。図6の例では、フレーム生成部21は、データフレームの宛先を無線局11bから無線局11aに変更する。フレーム生成部21は、宛先を変更したデータフレームを生成し、伝送制御部22に出力する。伝送制御部22は、待機時間決定部26から指定された待機時間だけ待機し(ステップS33)、フレーム生成部21から取得したデータフレームを送受信部23に出力する。送受信部23は、アンテナ27を介して、次の中継先にデータフレームを送信する(ステップS34)。
図10は、実施の形態1に係る無線局11が待機時間を決定する動作を示すフローチャートである。無線局11において、送受信部23は、アンテナ27を介して、他の無線局11宛てに中継するデータフレームだけでなく、自局に無関係なデータフレームも受信する(ステップS41)。送受信部23は、受信したデータフレームを干渉時間記憶部25に出力する。干渉時間記憶部25は、送受信部23がデータフレームの受信を開始してから終了するまでの時間を干渉時間として記憶する(ステップS42)。干渉時間記憶部25は、干渉時間の情報を待機時間決定部26に出力する。待機時間決定部26は、干渉時間に基づいて待機時間を決定する(ステップS43)。待機時間決定部26は、決定した待機時間を伝送制御部22に指定する(ステップS44)。
待機時間決定部26が待機時間を決定するときの、無線システム15での各無線局11のデータフレームの送受信状態について説明する。図11は、実施の形態1に係る無線局11eが待機をせずにデータフレームを中継したときに発生する干渉の例を示す図である。図11は、待機時間の設定による干渉の回避が必要な状況を説明するためのものである。図11では、無線局11dおよび無線局11jが、同時にデータフレームを送信する状況を想定している。また、図11では、データ集約局12へのデータフレームの中継方向に対して、後方の無線局11jから送信するデータフレーム115が、前方の無線局11dから送信するデータフレーム113と比較して、データの長さが短いまたはデータの数が少ないものとする。このような場合、無線システム15では、データフレームを中継中に後方の無線局11jから送信されたデータフレーム115の伝送が、前方の無線局11dから送信されたデータフレーム113の伝送に追いついてしまう。この結果、無線局11dが前方のデータフレーム113の伝送の与干渉範囲に入るため、エリア114の箇所で後方のデータフレーム115の伝送が失敗する。
図11のような状況においてデータフレーム中継時の干渉を回避する方法を、図12を用いて説明する。図12は、実施の形態1に係る無線局11eが待機してデータフレームを中継したことで干渉を回避した例を示す図である。無線局11eにおいて、送受信部23は、データ集約局12へのデータフレームの中継方向に対して、前方で無線局11dから無線局11cへ送信されたデータフレーム113を受信する。干渉時間記憶部25は、時刻t111aから時刻t111bまでの時間を前方からの干渉時間121として記憶する。また、無線局11eにおいて、送受信部23は、無線局11fから自局宛てに送信されたデータフレーム115を受信する。干渉時間記憶部25は、時刻t112eから時刻t112fまでの時間を後方からの干渉時間124として記憶する。干渉時間記憶部25は、時刻t111bから時刻t112eまでの時間間隔122を算出する。無線局11eにおいて、待機時間決定部26は、時刻t111bから時刻t111cまでの干渉時間が前方からの干渉時間121に等しいと仮定し、時間間隔122から干渉時間121の時間を除いた時間間隔123を算出する。待機時間決定部26は、時刻t111cから時刻t111dまでの干渉時間が前方からの干渉時間121と等しいと仮定し、前方からの干渉時間121から時間間隔123および後方からの干渉時間124を除いた時間を待機時間125として決定する。
図11において無線局11eが無線局11dにデータフレーム115を中継する時刻112fから時刻t112gまでの時間は、図12において無線局11eが無線局11dにデータフレーム115を中継する時刻t112hから時刻t112iまでの時間に変更される。この結果、無線システム15では、図11に示すエリア114での伝送失敗を回避することができる。このように、各無線局11が干渉時間に基づいて待機時間を決定することで、無線システム15では、各無線局11が、通信状態に応じて自律的に干渉を回避することができる。
データ集約局12によるデータフレーム受信時の動作について説明する。図13は、実施の形態1に係るデータ集約局12がデータフレームを受信したときの動作を示すフローチャートである。データ集約局12において、受信部42は、アンテナ44を介して、無線局11aからのデータフレームを受信する(ステップS51)。データ復元部41は、受信部42で受信されたデータフレームを用いて、無線局11による分割前のデータに復元する(ステップS52)。データ復元部41は、復元したデータをデータ記憶部43に出力する。データ記憶部43は、取得したデータを記憶する(ステップS53)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線システム15において線状の経路を構築するように配置された無線局11が、データフレームを受信していた時間を干渉時間として記録し、干渉時間に基づいてデータフレームを中継する前の待機時間を決定することとした。これにより、無線局11は、データ集約局12などの制御によらず、通信状態に応じて自律的にフレーム中継時の無線局11間の干渉を回避することができる。この結果、無線システム15は、各無線局11が送信するデータフレームの損失率を低減することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、無線局11は、待機時間だけ待機してから、中継するデータフレームを送信していた。実施の形態2では、無線局11は、さらに、周囲の干渉の電波強度が閾値未満になるまで待機する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態2に係る無線システム15、無線局11、およびデータ集約局12の構成は、図1から図5に示す実施の形態1のときの構成と同様である。実施の形態2では、無線局11がデータフレームを中継するときの動作が実施の形態1のときの動作と異なる。
図14は、実施の形態2に係る無線局11がデータフレームを中継する動作を示すフローチャートである。無線局11において、送受信部23は、アンテナ27を介して中継対象のデータフレームを受信すると(ステップS61)、データフレームを干渉時間記憶部25とともにフレーム生成部21に出力する。フレーム生成部21は、データフレームの宛先を次の中継先の宛先に変更する(ステップS62)。フレーム生成部21は、宛先を変更したデータフレームを生成し、伝送制御部22に出力する。伝送制御部22は、待機時間決定部26から指定された待機時間だけ待機する(ステップS63)。ここで、送受信部23は、自局周辺の干渉の電波強度、すなわち他の無線局11から送信されるデータフレームの電波強度を測定する。送受信部23は、電波強度の測定情報を伝送制御部22に出力する。伝送制御部22は、送受信部23から取得した電波強度の測定情報に基づいて、電波強度が規定された閾値以上の場合はさらに電波強度が閾値未満になるまで待機する(ステップS64)。伝送制御部22は、電波強度が規定された閾値未満になると、フレーム生成部21から取得したデータフレームを送受信部23に出力する。送受信部23は、アンテナ27を介して、次の中継先にデータフレームを送信する(ステップS65)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線局11は、待機時間による待機の後、干渉の電波強度を確認し、干渉の電波強度が閾値未満になるまでさらに待機することとした。これにより、無線局11は、実施の形態1と比較して、干渉回避の精度を高めることができる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、無線局11が自律的に待機時間を決定し、干渉を回避していた。実施の形態3では、データ集約局が、各無線局11が生成するデータフレーム量を制御することで、待機時間による干渉回避の効果をさらに高める。実施の形態1,2と異なる部分について説明する。
実施の形態3において、無線局11の構成は、図2および図3に示す実施の形態1のときの構成と同様である。実施の形態3において、無線システム15の構成は、図1に示す実施の形態1の無線システム15のデータ集約局12を、後述するデータ集約局12Aに置き換えたものである。
図15は、実施の形態3に係るデータ集約局12Aの構成例を示すブロック図である。データ集約局12Aは、データ復元部41と、データ記憶部43と、アンテナ44と、送受信部45と、制御情報決定部46と、フレーム生成部47と、を備える。
送受信部45は、アンテナ44を介して受信したデータフレームを、データ復元部41に出力する。また、送受信部45は、アンテナ44を介して受信した第1の制御フレームを制御情報決定部46に出力する。第1の制御フレームは、無線局11で測定された周囲の干渉状態を示す電波強度の測定情報を含む制御フレームである。送受信部45は、フレーム生成部47で生成された第2の制御フレームを、アンテナ44を介して、無線局11に送信する。
制御情報決定部46は、取得した第1の制御フレームから無線局11の電波強度の測定情報を把握する。制御情報決定部46は、電波強度の測定情報と、以前に受信した各無線局11のデータフレームの情報とを用いて、各無線局11に対して生成可能なデータフレーム量を示す生成フレーム量指定情報を決定する。以前に受信した各無線局11のデータフレームの情報とは、受信したデータフレームの数、データフレームに含まれるデータで示される情報の内容、データフレームに含まれるデータで示される情報の優先度などであるが、これらに限定されない。生成可能なデータフレーム量とは、各無線局11で生成できる上限のデータフレームの数である。制御情報決定部46は、生成フレーム量指定情報をフレーム生成部47に出力する。
フレーム生成部47は、制御情報決定部46から取得した生成フレーム量指定情報を含む第2の制御フレームを生成し、送受信部45に出力する。
図16は、実施の形態3に係る無線局11がデータ集約局12Aで決定された生成フレーム量指定情報に基づいてデータフレームを生成して送信する動作を示すシーケンス図である。図16は、無線局11bが送信したデータフレームを、無線局11aが中継する際の動作例を示すものである。無線局11aは、周囲の干渉状態を示す電波強度を測定し、電波強度の測定情報を含む第1の制御フレームを一定周期で生成し、データ集約局12Aに送信する(ステップS71)。データ集約局12Aは、第1の制御フレームを受信すると(ステップS71)、第1の制御フレームから電波強度の測定情報を把握する。データ集約局12Aは、電波強度の測定情報と、以前に受信した各無線局11のデータフレームの情報とを用いて、各無線局11に対する生成フレーム量指定情報を決定する。データ集約局12Aは、生成フレーム量指定情報を含む第2の制御フレームを生成し、無線局11a経由で無線局11bに送信する(ステップS72)。無線局11bは、第2の制御フレームを受信する(ステップS72)。無線局11bは、第2の制御フレームで示される生成フレーム量指定情報に基づいてデータフレームを生成し(ステップS73)、無線局11aに送信する(ステップS74)。以降のステップS75およびステップS76の動作は、図6に示すシーケンス図における無線局11bのステップS13およびステップS14の動作と同様である。
なお、図16では、一部の無線局11に関する動作を示しているが、無線システム15では、全ての無線局11が、無線局11aと同様に、一定周期で第1の制御フレームを送信する。また、データ集約局12Aは、全ての第1の制御フレームに対して、第2の制御フレームを生成して送信する。
無線局11およびデータ集約局12Aの各動作の詳細動作について説明する。図17は、実施の形態3に係る無線局11が第1の制御フレームを生成して送信する動作を示すフローチャートである。無線局11において、送受信部23は、自局周辺の干渉の電波強度、すなわち他の無線局11から送信されるデータフレームの電波強度を測定する。送受信部23は、電波強度の測定情報をフレーム生成部21に出力する。フレーム生成部21は、電波強度の測定情報を含む第1の制御フレームを一定周期で生成する(ステップS81)。図18は、実施の形態3に係る無線局11のフレーム生成部21が生成する第1の制御フレーム200の構成例を示す図である。第1の制御フレーム200は、第1の制御フレーム200の宛先などの情報を含むヘッダ201と、電波強度の測定情報202と、から構成される。なお、図18に示す第1の制御フレーム200の構成は一例であって、ヘッダ201および電波強度の測定情報202以外の情報を含んでいてもよい。フレーム生成部21は、第1の制御フレームを伝送制御部22に出力する。伝送制御部22は、待機時間待機することなく、第1の制御フレームを送受信部23に出力する。すなわち、伝送制御部22は、待機時間待機することなく、送受信部23に第1の制御フレームを送信させる。送受信部23は、アンテナ27を介して、第1の制御フレームをデータ集約局12Aに送信する(ステップS82)。
図19は、実施の形態3に係るデータ集約局12Aが第2の制御フレームを生成して送信する動作を示すフローチャートである。データ集約局12Aにおいて、送受信部45は、アンテナ44を介して第1の制御フレームを受信すると(ステップS91)、制御情報決定部46に出力する。制御情報決定部46は、第1の制御フレームから、電波強度の測定情報を把握する。制御情報決定部46は、電波強度の測定情報と、以前に受信した各無線局11のデータフレームの情報とを用いて、各無線局11に対する生成フレーム量指定情報を決定する(ステップS92)。制御情報決定部46は、決定した生成フレーム量指定情報をフレーム生成部47に出力する。フレーム生成部47は、制御情報決定部46から取得した生成フレーム量指定情報を含む第2の制御フレームを生成する(ステップS93)。図20は、実施の形態3に係るデータ集約局12Aのフレーム生成部47が生成する第2の制御フレーム300の構成例を示す図である。第2の制御フレーム300は、第2の制御フレーム300の宛先などの情報を含むヘッダ301と、生成フレーム量指定情報302と、から構成される。なお、図20に示す第2の制御フレーム300の構成は一例であって、ヘッダ301および生成フレーム量指定情報302以外の情報を含んでいてもよい。フレーム生成部47は、第2の制御フレームを送受信部45に出力する。送受信部45は、アンテナ44を介して、第2の制御フレームを無線局11に送信する(ステップS94)。
このように、データ集約局12Aにおいて、制御情報決定部46は、送受信部45で受信された第1の制御フレームに含まれる、無線局11で測定されたデータフレームの電波強度の測定情報に基づいて、無線局11において生成可能なデータフレーム量を決定する。フレーム生成部47は、制御情報決定部46で決定されたデータフレーム量を指定する第2の制御フレームを生成する。送受信部45は、無線局11宛てに第2の制御フレームを送信する。
図21は、実施の形態3に係る無線局11が第2の制御フレームを利用してデータフレームを生成して送信する動作を示すフローチャートである。無線局11において、データ分割部24は、対応する対象機器10からデータを取得する(ステップS101)。データ分割部24は、取得したデータを分割し(ステップS102)、フレーム生成部21に出力する。送受信部23は、アンテナ27を介して、第2の制御フレームを受信する(ステップS103)。送受信部23は、第2の制御フレームをフレーム生成部21に出力する。フレーム生成部21は、第2の制御フレームに含まれる生成フレーム量指定情報に基づいて、指定されたデータフレーム量で、データ分割部24から取得したデータを用いて、データフレームを生成する(ステップS104)。フレーム生成部21は、生成したデータフレームを伝送制御部22に出力する。伝送制御部22は、待機時間待機することなく、取得したデータフレームを送受信部23に出力する。送受信部23は、アンテナ27を介して、データフレームを送信する(ステップS105)。
このように、無線局11において、送受信部23は、データ集約局12Aから、第3のデータフレームの送信先となる無線局11が送信した第1の制御フレームの応答として、生成可能なデータフレーム量が指定された第2の制御フレームを受信する。フレーム生成部21は、第2の制御フレームで指定されたデータフレーム量に基づいて、生成する第3のデータフレームのデータフレーム量を決定する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、データ集約局12Aは、各無線局11の電波強度の測定情報、および各無線局11のデータフレームの情報を用いて、各無線局11が生成するデータフレーム量を制御することとした。これにより、無線システム15は、各無線局11が送信するデータフレームの損失率をさらに低減することができる。なお、実施の形態3においては、待機時間による待機を省略することも可能とする。
実施の形態4.
実施の形態1から実施の形態3では、全ての無線局11が、同一の周波数帯を使用することを前提としていた。実施の形態4では、無線システム内の無線局が、複数の周波数帯を使用する。実施の形態1から実施の形態3と異なる部分について説明する。
図22は、実施の形態4に係る無線システム15Aの構成例を示す図である。無線システム15Aは、対象機器10a−1〜10j−2と、無線局13a−1〜13j−2と、無線局14a〜14jと、データ集約局12と、を備える。
対象機器10a−1〜10j−2は、周期的にデータを生成する。対象機器10a−1〜10j−2は、対応する無線局13a−1〜13j−2に直接接続されており、対応する無線局13a−1〜13j−2に周期的にデータを送信する。以降の説明において、対象機器10a−1〜10j−1を区別しない場合は対象機器10−1と称し、対象機器10a−2〜10j−2を区別しない場合は対象機器10−2と称することがある。また、対象機器10−1,10−2を区別しない場合は対象機器10と称することがある。対象機器10−1,10−2は、実施の形態1の対象機器10と同様のものである。
無線局13a−1〜13j−2は、対応する対象機器10a−1〜10j−2から周期的にデータを取得する無線装置である。無線局13a−1〜13j−2は、取得したデータを用いてデータフレームを生成し、第1の周波数帯で、対応する無線局14a〜14jに送信する。以降の説明において、無線局13a−1〜13j−1を区別しない場合は無線局13−1と称し、無線局13a−2〜13j−2を区別しない場合は無線局13−2と称することがある。また、無線局13−1,13−2を区別しない場合は無線局13と称することがある。
無線局14a〜14jは、対応する無線局13a−1〜13j−2から第1の周波数帯でデータフレームを取得する無線装置である。無線局14a〜14jは、取得したデータフレームを結合し、第2の周波数帯でデータ集約局12に送信する。第2の周波数帯は、第1の周波数帯と異なる周波数帯である。以降の説明において、無線局14a〜14jを区別しない場合は無線局14と称することがある。
データ集約局12は、無線局14a〜14jからデータフレームを受信する無線装置である。データ集約局12は、無線局14a〜14jからのデータフレームを集約し、データフレームからデータを復元して記憶する。
実施の形態4に係る無線システム15Aにおいて、データ集約局12の構成は、図4および図5に示す実施の形態1のときの構成と同様である。また、無線局13の構成は、図2および図3に示す実施の形態1の無線局11の構成と同様である。ただし、無線局13は、実施の形態1の無線局11と異なり、他の無線局13からデータフレームを受信して中継する機能は備えていなくてよい。
無線局14の構成について説明する。図23は、実施の形態4に係る無線局14の構成例を示すブロック図である。無線局14は、フレーム生成部61と、伝送制御部62と、送受信部63と、干渉時間記憶部65と、待機時間決定部66と、アンテナ67,68と、を備える。なお、図22および図23において、実際には、無線局14にアンテナ67,68が含まれているものとする。
フレーム生成部61は、送受信部63から、無線局13−1,13−2からのデータフレームを取得した場合、一時的に記憶し、一定時間ごとに、記憶したデータフレームを結合して、伝送制御部62に出力する。また、フレーム生成部61は、送受信部63から他の無線局14宛てに中継するデータフレームを取得した場合、データフレームの宛先を変更し、伝送制御部62に出力する。以降の説明において、無線局14において中継対象のデータフレームを第1のデータフレームと称し、フレーム生成部61が第1のデータフレームの宛先を変更して新たに生成したデータフレームを第2のデータフレームと称し、フレーム生成部61が無線局13−1,13−2からのデータフレームを結合して生成したデータフレームを第3のデータフレームと称することがある。すなわち、フレーム生成部61は、送受信部63で受信されたデータフレームのうち、宛先に該当する中継対象の第1のデータフレームの宛先をデータ集約局12または中継先の無線局14に変更し、第2のデータフレームを生成する。
送受信部63は、伝送制御部62から取得したデータフレームを、アンテナ68を介して第2の周波数帯で送信する。また、送受信部63は、アンテナ68を介して第2の周波数帯で受信したデータフレームを、干渉時間記憶部65に出力する。このとき、送受信部63は、第2の周波数帯において、他の無線局14宛てに中継するデータフレームだけでなく、自局に無関係なデータフレームについても受信する。また、送受信部63は、アンテナ67を介して、第1の周波数帯で無線局13−1,13−2からのデータフレームを受信する。なお、送受信部63は、他の無線局14宛てに中継するデータフレーム、および無線局13−1,13−2からのデータフレームについては、干渉時間記憶部65とともに、フレーム生成部61にも出力する。
干渉時間記憶部65は、送受信部63から取得したデータフレームの受信時間を干渉時間として記憶する。データフレームの受信時間とは、送受信部63がデータフレームの受信を開始してから終了するまでの時間である。干渉時間記憶部65は、干渉時間の情報を待機時間決定部26に出力する。
待機時間決定部66は、干渉時間記憶部65から取得した干渉時間に基づいて、待機時間を決定する。待機時間とは、無線局14が他の無線局14宛てにデータフレームを中継する際に待機する時間である。待機時間決定部66は、待機時間の情報を伝送制御部62に出力する。
伝送制御部62は、フレーム生成部61から取得した他の無線局14宛てに中継するデータフレームを、待機時間決定部66から指定された待機時間に基づいて待機した後、送受信部63に出力する。すなわち、伝送制御部62は、待機時間だけ待機し、送受信部63に第2のデータフレームを送信させる。伝送制御部62は、フレーム生成部61から取得した他の無線局14宛ての中継以外のデータフレームを、待機せずに送受信部63に出力する。他の無線局14宛ての中継以外のデータフレームとは、フレーム生成部61が無線局13−1,13−2から取得したデータフレームを結合したデータフレームである。すなわち、伝送制御部62は、待機時間待機することなく、送受信部63に第3のデータフレームを送信させる。
図24は、実施の形態4に係る無線局14のハードウェアの構成例を示す図である。無線局14は、無線モジュール72A,72Bと、通信インタフェース73A,73Bと、プロセッサ74と、メモリ75と、電源回路76と、バッテリ77と、アンテナ素子78A,78Bと、から構成される。
無線モジュール72Aは、第1の周波数帯に対応したアンテナ素子78Aで受信されたデータフレームを、通信インタフェース73Aが読み取り可能な形式に変換し、通信インタフェース73Aに出力する。また、無線モジュール72Aは、通信インタフェース73Aから取得したデータフレームを、アンテナ素子78Aから送信可能な形式に変換し、アンテナ素子78Aから送信する。通信インタフェース73Aは、無線モジュール72Aから取得したデータフレームを、プロセッサ74が読み取り可能な形式に変換し、プロセッサ74に出力する。また、通信インタフェース73Aは、プロセッサ74から取得したデータフレームを、無線モジュール72Aが読み取り可能な形式に変換し、無線モジュール72Aに出力する。
無線モジュール72Bは、第2の周波数帯に対応したアンテナ素子78Bで受信されたデータフレームを、通信インタフェース73Bが読み取り可能な形式に変換し、通信インタフェース73Bに出力する。また、無線モジュール72Bは、通信インタフェース73Bから取得したデータフレームを、アンテナ素子78Bから送信可能な形式に変換し、アンテナ素子78Bから送信する。通信インタフェース73Bは、無線モジュール72Bから取得したデータフレームを、プロセッサ74が読み取り可能な形式に変換し、プロセッサ74に出力する。また、通信インタフェース73Bは、プロセッサ74から取得したデータフレームを、無線モジュール72Bが読み取り可能な形式に変換し、無線モジュール72Bに出力する。
プロセッサ74は、データフレームの生成、待機時間の決定などの処理を行う。メモリ75は、プロセッサ74の処理において、必要な情報を一時記憶する。電源回路76およびバッテリ77は、無線モジュール72A,72B、通信インタフェース73A,73B、プロセッサ74、メモリ75、アンテナ素子78A,78Bに給電する。
無線システム15Aにおいて、無線局13がデータフレームを生成して送信する動作は、実施の形態1の無線局11の動作と同様である。また、無線局14がデータフレームを中継する動作および待機時間を決定する動作は、実施の形態1の無線局11の動作と同様である。
図25は、実施の形態4に係る無線局14がデータフレームを生成して送信する動作を示すフローチャートである。無線局14において、送受信部63は、無線局13からデータフレームを取得する(ステップS111)。送受信部63は、データフレームをフレーム生成部61に出力する。フレーム生成部61は、送受信部63から取得したデータフレームを一時的に記憶し、一定時間ごとに記憶したデータフレームを結合し(ステップS112)、新たなデータフレームを生成する(ステップS113)。フレーム生成部61は、生成したデータフレームを伝送制御部62に出力する。伝送制御部62は、待機時間待機することなく、取得したデータフレームを送受信部63に出力する。送受信部63は、アンテナ68を介して、第2の周波数帯でデータフレームを送信する(ステップS114)。
このように、無線局14において、送受信部63は、対象機器10からデータを取得して第3のデータフレームを生成した1つ以上の無線局13から、当該無線局13で生成された第3のデータフレームを第1の周波数帯で受信する。フレーム生成部61は、送受信部63で受信された2つ以上の第3のデータフレームを結合し、新たにデータ集約局12または中継先の無線局14を宛先とする第3のデータフレームを生成する。送受信部63は、フレーム生成部61で新たに生成された第3のデータフレームを、第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯で送信する。
なお、無線局13については、無線局14と同様の機能を持たせてもよい。図26は、実施の形態4に係る無線局13の構成例を示すブロック図である。無線局13は、フレーム生成部81と、伝送制御部82と、送受信部83と、データ分割部84と、干渉時間記憶部85と、待機時間決定部86と、アンテナ87,88と、を備える。なお、図26において、実際には、無線局13にアンテナ87,88が含まれているものとする。無線局14において、データ分割部84は図2に示す実施の形態1の無線局11のデータ分割部24と同様であり、その他の構成要素は図23に示す無線局14の構成要素と同様である。なお、フレーム生成部81は、無線局14のフレーム生成部61の機能に加え、無線局11のフレーム生成部21の機能を備える。図27は、実施の形態4に係る無線局13のハードウェアの構成例を示す図である。無線局13は、データ取得インタフェース91と、無線モジュール92A,92Bと、通信インタフェース93A,93Bと、プロセッサ94と、メモリ95と、電源回路96と、バッテリ97と、アンテナ素子98A,98Bと、から構成される。無線局13において、データ取得インタフェース91は図3に示す実施の形態1の無線局11のデータ取得インタフェース31と同様であり、その他のハードウェア構成は図24に示す無線局14のハードウェア構成と同様である。
無線局13において、データ分割部84は、対象機器10から取得したデータを分割する。フレーム生成部81は、データ分割部84で分割されたデータを用いて、対応する無線局14を宛先とする第3のデータフレームを生成する。送受信部83は、第1の周波数帯で、フレーム生成部81で生成された第3のデータフレームを、第3のデータフレームを結合して新たにデータ集約局12または中継先の無線局14を宛先とする第3のデータフレームを生成する無線局14に送信する。また、送受信部83は、第2の周波数帯で、第1のデータフレームを受信し、第2のデータフレームを送信すなわち中継する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線システム15Aは、システム内で複数の周波数帯を使用することとした。これにより、無線システム15Aは、1つの周波数帯を使用する場合と比較して、伝送効率を高めることができる。なお、図22から図24では、無線システム15Aが2つの周波数帯を併用する例を示したが、3つ以上の周波数帯を併用することも可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,10a〜10j,10a−1〜10j−2 対象機器、11,11a〜11j,13,13a−1〜13j−2,14,14a〜14j 無線局、12,12A データ集約局、15,15A 無線システム、21,47,61,81 フレーム生成部、22,62,82 伝送制御部、23,45,63,83 送受信部、24,84 データ分割部、25,65,85 干渉時間記憶部、26,66,86 待機時間決定部、27,44,67,68,87,88 アンテナ、31,91 データ取得インタフェース、32,52,72A,72B,92A,92B 無線モジュール、33,53,73A,73B,93A,93B 通信インタフェース、34,54,74,94 プロセッサ、35,55,75,95 メモリ、36,56,76,96 電源回路、37,57,77,97 バッテリ、38,58,78A,78B,98A,98B アンテナ素子、41 データ復元部、42 受信部、43 データ記憶部、46 制御情報決定部。

Claims (25)

  1. 他の無線局から送信されるデータフレームのうち、受信可能なデータフレームを受信する送受信部と、
    前記送受信部がデータフレームの受信を開始してから終了するまでの時間である干渉時間を記憶する干渉時間記憶部と、
    前記干渉時間に基づいて待機時間を決定する待機時間決定部と、
    前記送受信部で受信されたデータフレームのうち、中継対象の第1のデータフレームの宛先を前記データフレームを集約するデータ集約局または中継先の無線局に変更し、第2のデータフレームを生成するフレーム生成部と、
    前記待機時間待機し、前記送受信部に前記第2のデータフレームを送信させる伝送制御部と、
    を備えることを特徴とする無線局。
  2. 前記送受信部は、前記他の無線局から送信されるデータフレームの電波強度を測定し、
    前記伝送制御部は、前記待機時間待機し、前記電波強度が規定された閾値以上の場合はさらに前記電波強度が前記閾値未満になるまで待機する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線局。
  3. 対象機器から取得したデータを分割するデータ分割部、
    をさらに備え、
    前記フレーム生成部は、前記データ分割部で分割されたデータを用いて、前記データ集約局または前記中継先の無線局を宛先とする第3のデータフレームを生成し、
    前記伝送制御部は、前記待機時間待機することなく、前記送受信部に前記第3のデータフレームを送信させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線局。
  4. 前記送受信部は、前記他の無線局から送信されるデータフレームの電波強度を測定し、
    前記フレーム生成部は、前記電波強度の測定情報を含む第1の制御フレームを生成し、
    前記伝送制御部は、前記待機時間待機することなく、前記送受信部に前記第1の制御フレームを送信させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線局。
  5. 前記送受信部は、前記データ集約局から、前記第3のデータフレームの送信先となる無線局が送信した第1の制御フレームの応答として、生成可能なデータフレーム量が指定された第2の制御フレームを受信し、
    前記フレーム生成部は、前記第2の制御フレームで指定されたデータフレーム量に基づいて、生成する前記第3のデータフレームのデータフレーム量を決定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線局。
  6. 前記送受信部は、対象機器からデータを取得して第3のデータフレームを生成した1つ以上の無線局から、当該無線局で生成された第3のデータフレームを第1の周波数帯で受信し、
    前記フレーム生成部は、前記送受信部で受信された2つ以上の第3のデータフレームを結合し、新たに前記データ集約局または前記中継先の無線局を宛先とする第3のデータフレームを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線局。
  7. 前記送受信部は、前記フレーム生成部で新たに生成された第3のデータフレームを、前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯で送信する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線局。
  8. 対象機器から取得したデータを分割するデータ分割部、
    をさらに備え、
    前記フレーム生成部は、前記データ分割部で分割されたデータを用いて、前記データ集約局または前記中継先の無線局を宛先とする第3のデータフレームを生成し、
    前記送受信部は、第1の周波数帯で、前記第3のデータフレームを、前記第3のデータフレームを結合して新たに前記データ集約局または前記中継先の無線局を宛先とする第3のデータフレームを生成する無線局に送信し、第2の周波数帯で、前記第2のデータフレームを送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線局。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載の無線局から送信された第2のデータフレーム、または請求項3から5のいずれか1つに記載の無線局から送信された第3のデータフレームを受信する送受信部と、
    前記第2のデータフレームまたは前記第3のデータフレームからデータを復元するデータ復元部と、
    前記データ復元部で復元されたデータを記憶するデータ記憶部と、
    を備えることを特徴とするデータ集約局。
  10. 前記送受信部で受信された第1の制御フレームに含まれる、前記無線局で測定されたデータフレームの電波強度の測定情報に基づいて、前記無線局において生成可能なデータフレーム量を決定する制御情報決定部と、
    前記制御情報決定部で決定されたデータフレーム量を指定する第2の制御フレームを生成するフレーム生成部と、
    をさらに備え、
    前記送受信部は、前記無線局宛てに前記第2の制御フレームを送信する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ集約局。
  11. 請求項1から8のいずれか1つに記載の無線局と請求項9に記載のデータ集約局とを備える、または請求項4または5に記載の無線局と請求項10に記載のデータ集約局とを備える、ことを特徴とする無線システム。
  12. 送受信部が、他の無線局から送信されるデータフレームのうち、受信可能なデータフレームを受信する第1のステップと、
    干渉時間記憶部が、前記送受信部がデータフレームの受信を開始してから終了するまでの時間である干渉時間を記憶する第2のステップと、
    待機時間決定部が、前記干渉時間に基づいて待機時間を決定する第3のステップと、
    フレーム生成部が、前記送受信部で受信されたデータフレームのうち、中継対象の第1のデータフレームの宛先を前記データフレームを集約するデータ集約局または中継先の無線局に変更し、第2のデータフレームを生成する第4のステップと、
    伝送制御部が、前記待機時間待機し、前記送受信部に前記第2のデータフレームを送信させる第5のステップと、
    を含むことを特徴とする無線局の伝送制御方法。
  13. 前記第1のステップにおいて、前記送受信部は、前記他の無線局から送信されるデータフレームの電波強度を測定し、
    前記第5のステップにおいて、前記伝送制御部は、前記待機時間待機し、前記電波強度が規定された閾値以上の場合はさらに前記電波強度が前記閾値未満になるまで待機する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の無線局の伝送制御方法。
  14. データ分割部が、対象機器から取得したデータを分割する第6のステップと、
    前記フレーム生成部が、前記データ分割部で分割されたデータを用いて、前記データ集約局または前記中継先の無線局を宛先とする第3のデータフレームを生成する第7のステップと、
    前記伝送制御部が、前記待機時間待機することなく、前記送受信部に前記第3のデータフレームを送信させる第8のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項12または13に記載の無線局の伝送制御方法。
  15. 前記送受信部が、前記他の無線局から送信されるデータフレームの電波強度を測定する第9のステップと、
    前記フレーム生成部が、前記電波強度の測定情報を含む第1の制御フレームを生成する第10のステップと、
    前記伝送制御部が、前記待機時間待機することなく、前記送受信部に前記第1の制御フレームを送信させる第11のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項14に記載の無線局の伝送制御方法。
  16. 前記送受信部が、前記データ集約局から、前記第3のデータフレームの送信先となる無線局が送信した第1の制御フレームの応答として、生成可能なデータフレーム量が指定された第2の制御フレームを受信する第12のステップと、
    前記フレーム生成部が、前記第2の制御フレームで指定されたデータフレーム量に基づいて、生成する前記第3のデータフレームのデータフレーム量を決定する第13のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項15に記載の無線局の伝送制御方法。
  17. 前記送受信部が、対象機器からデータを取得して第3のデータフレームを生成した1つ以上の無線局から、当該無線局で生成された第3のデータフレームを第1の周波数帯で受信する第14のステップと、
    前記フレーム生成部が、前記送受信部で受信された2つ以上の第3のデータフレームを結合し、新たに前記データ集約局または前記中継先の無線局を宛先とする第3のデータフレームを生成する第15のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の無線局の伝送制御方法。
  18. 前記送受信部は、前記フレーム生成部で新たに生成された第3のデータフレームを、前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯で送信する第16のステップ、
    を含むことを特徴とする請求項17に記載の無線局の伝送制御方法。
  19. データ分割部が、対象機器から取得したデータを分割する第17のステップと、
    前記フレーム生成部が、前記データ分割部で分割されたデータを用いて、前記データ集約局または前記中継先の無線局を宛先とする第3のデータフレームを生成する第18のステップと、
    前記送受信部が、第1の周波数帯で、前記第3のデータフレームを、前記第3のデータフレームを結合して新たに前記データ集約局または前記中継先の無線局を宛先とする第3のデータフレームを生成する無線局に送信し、第2の周波数帯で、前記第2のデータフレームを送信する第19のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の無線局の伝送制御方法。
  20. 送受信部が、請求項12から19のいずれか1つに記載の無線局の伝送制御方法によって送信された第2のデータフレーム、または請求項14から16のいずれか1つに記載の無線局の伝送制御方法によって送信された第3のデータフレームを受信する第1のステップと、
    データ復元部が、前記第2のデータフレームまたは前記第3のデータフレームからデータを復元する第2のステップと、
    データ記憶部が、前記データ復元部で復元されたデータを記憶する第3のステップと、
    を含むことを特徴とするデータ集約局の伝送制御方法。
  21. 制御情報決定部が、前記送受信部で受信された第1の制御フレームに含まれる、前記無線局で測定されたデータフレームの電波強度の測定情報に基づいて、前記無線局において生成可能なデータフレーム量を決定する第4のステップと、
    フレーム生成部が、前記制御情報決定部で決定されたデータフレーム量を指定する第2の制御フレームを生成する第5のステップと、
    前記送受信部が、前記無線局宛てに前記第2の制御フレームを送信する第6のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項20に記載のデータ集約局の伝送制御方法。
  22. 無線局を制御するための制御回路であって、
    他の無線局から送信されるデータフレームのうち、受信可能なデータフレームを受信、
    データフレームの受信を開始してから終了するまでの時間である干渉時間を記憶、
    前記干渉時間に基づいて待機時間を決定、
    受信したデータフレームのうち、中継対象の第1のデータフレームの宛先を前記データフレームを集約するデータ集約局または中継先の無線局に変更し、第2のデータフレームを生成、
    前記待機時間待機し、前記第2のデータフレームを送信、
    を前記無線局に実施させることを特徴とする制御回路。
  23. データ集約局を制御するための制御回路であって、
    請求項22に記載の制御回路によって制御される無線局によって送信された第2のデータフレームを受信、
    前記第2のデータフレームからデータを復元、
    復元したデータを記憶、
    を前記データ集約局に実施させることを特徴とする制御回路。
  24. 無線局を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    他の無線局から送信されるデータフレームのうち、受信可能なデータフレームを受信、
    データフレームの受信を開始してから終了するまでの時間である干渉時間を記憶、
    前記干渉時間に基づいて待機時間を決定、
    受信したデータフレームのうち、中継対象の第1のデータフレームの宛先を前記データフレームを集約するデータ集約局または中継先の無線局に変更し、第2のデータフレームを生成、
    前記待機時間待機し、前記第2のデータフレームを送信、
    を前記無線局に実施させることを特徴とする記憶媒体。
  25. データ集約局を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    請求項24に記載の記憶媒体に記憶されたプログラムによって制御される無線局によって送信された第2のデータフレームを受信、
    前記第2のデータフレームからデータを復元、
    復元したデータを記憶、
    を前記データ集約局に実施させることを特徴とする記憶媒体。
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