JP6884049B2 - シールドスリーブの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シールドスリーブをコネクタハウジング等に固定する際の構造に係り、特に、作業が簡便であり、且つ、確実な固定が可能なものに関する。
電気自動車等に使用されるシールド電線には、外部からのノイズを防ぐとともに、外部へのノイズ発信を防ぐために、絶縁電線の最外周に導電線を含むシールドスリーブが被覆されている。このようなシールド電線をコネクタハウジングに接続する際、シールドスリーブの端部は、絶縁電線のかしめとは別に、コネクタハウジングに接続固定されて接地されることになる。従来の接続構造は、コネクタハウジングに形成された筒状突起部の筒内に絶縁電線を挿通し、シールドスリーブは筒状突起部の外周に被せられ、これを金属バンド等で締結して固定するものであった。本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1〜特許文献6などが参照できる。
特開2005−339933公報:矢崎総業 特開2013−110079公報:矢崎総業 特開2013−162724公報:住友電装 特許第5711594号公報:矢崎総業 特許第6075968号公報:矢崎総業 特開2015−89258:クラベ
ここで、金属バンドによって締結し固定したものの場合、金属バンドとシールドスリーブとが滑りやすいため、電線・ケーブルを実機へ配線する際の外力等によってシールドスリーブが抜けてしまうおそれがあった。また、シールドスリーブが抜けないように締結をより強くした場合、一般にコネクタハウジングは、硬質樹脂材料や金属材料からなることから、シールドスリーブを構成する金属線が切れてしまうおそれもあった。
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、作業が簡便であり、且つ、確実な固定が可能な構造を提供することにある。
上記目的を達成するべく、本発明によるシールド電線とコネクタハウジングの接続構造は、上記シールド電線が、複数の絶縁電線と、少なくとも導電線を含む線材を編組してなるシールドスリーブからなり、上記複数の絶縁電線が一括して上記シールドスリーブに被覆されており、上記コネクタハウジングが導電材料から構成されており、上記シールド電線と上記コネクタハウジングが、1対の接続端子によって接続固定されており、上記接続端子が導電材料から構成されており、上記接続端子の一部がコネクタハウジングと電気的且つ機械的に接続固定されており、上記接続端子の他の一部が、上記シールドスリーブを介して、上記絶縁電線の1本のみにかしめられていることを特徴とするものである。
また、上記コネクタハウジングが、筒状突起部を有し、該筒状突起部の筒内に上記シールド電線が挿通されており、上記一対の接続端子が、それぞれ対向するように、上記筒状突起部外周に接続固定されていることが考えられる。
また、上記複数の絶縁電線が、少なくともコネクタハウジングに接続される位置近傍で一列に並列配置されており、並列配置の両側最外に位置する上記絶縁電線に、上記一対の接続端子がそれぞれかしめられていることが考えられる。
本発明によると、簡便な作業により、シールドスリーブとコネクタハウジングの固定と、絶縁電線とコネクタハウジングの固定を確実なものとすることができる。特に、接続端子の他の一部が、シールドスリーブを介して、絶縁電線の1本のみにかしめられているため、接続端子が絶縁電線と確実強固に接続固定されることとなる。
本発明による実施の形態を示す一部切欠斜視図である。 本発明による接続端子を示す斜視図である。 本発明による他の実施の形態を示す一部切欠斜視図である。 本発明による接続端子を示す斜視図である。 参考の形態を示す一部切欠側面図である。
以下、図1,図2を使用して本実施の形態による接続構造を説明する。
まず、シールドスリーブ1の構成について説明する。シールドスリーブ1は、錫メッキ軟銅線からなる直径0.18mmの金属線と、ポリエチレンテレフタレートからなる太さ0.2mmの繊維糸を混織の条件で編組し、仕上がり外径27mmとしたものである。
次いで、絶縁電線2の構成について説明する。絶縁電線2は、錫メッキ軟銅線を撚り合わせて構成した外径5.3mmの導体に、シリコーンゴムを押出成形して被覆し厚さ1.0mmの絶縁体とし、その外周にポリエチレンテレフタレート糸を編組して厚さ0.2mmの補強層とし、その外周にポリエステル系の耐熱整形剤を塗布し、仕上がり外径7.9mmとしたものである。本実施の形態では、絶縁電線2を4本引き揃えて使用した。
コネクタハウジング3は、アルミニウム合金からなるもので、内径として長径23.7mm、短径7.9mmの挿通孔を有し、この挿通孔に連続して、内径として長径31.6mm、外径として短径13.9mm、外径37.6mmの筒状突起部3bが形成されている。
接続端子4a,4bは、図2に示すような厚さ2mmの真鍮板を加工したものを使用した。接続端子4a,4bの端部近傍には、コネクタハウジング3と電気的且つ機械的に接続固定するためのネジ穴が形成されている。また、接続端子4a,4bのもう一方の端部近傍には、シールドスリーブ1を介して、絶縁電線2にかしめるため、開口部の幅が8.0mmのコの字開口部が形成されている。
このような各構成について、以下のようにして組立を行った。まずシールドスリーブ1の内部に、予め4本の絶縁電線2を挿通してシールド電線10とし、これをコネクタハウジング3の挿通孔から筒状突起部3bの筒内に挿通した。この際、絶縁電線2のみならずシールドスリーブ1も筒状突起部3bの筒内に挿通される。そして、筒状突起部3bの長径方向にそれぞれ対向するようにして、接続端子4a,4bを筒状突起部3bの外周に接続固定する。この接続固定は、ネジ止め(図示しない)によって行った。ネジは、鉄製(ユニクロ加工)のトラスタッピングネジ1種、呼び径2mm、長さ4mmを使用した。この際、筒状突起部3bにネジより若干小径の下穴を開けておいてもよい。そして、絶縁電線2を一列に並列配置し、並列配置の両側最外に位置する絶縁電線2に、シールドスリーブ1を介して、接続端子4a,4bがそれぞれかしめられる。図1においては、最も右側の外に位置する絶縁電線2のみに、接続端子4aがかしめられ、最も左側の外に位置する絶縁電線2のみに、接続端子4bがかしめられている。その他の2本の絶縁電線2については、接続端子4a,4bがかしめられていない。
この後、コネクタハウジング3側の電線2の端部には、電極端子(図示しない)が装着され、コネクタハウジング3は、コネクタケース(図示しない)に収納されることになる。
このような構造とすることで、簡便な作業でシールド電線10とコネクタハウジング3の接続をすることができる。また、シールドスリーブ1とコネクタハウジング3及び絶縁電線2とコネクタハウジング3の確実な固定が可能となる。また、シールドスリーブ1とコネクタハウジング3の電気的な接続も確実なものとすることができる。なお、本実施の形態においては、2本の絶縁電線2は接続端子4a,4bがかしめられていないが、シールドスリーブ1によって4本の絶縁電線2が覆われているため、接続端子4a,4bがかしめられていないからといって固定が不十分となることはない。また、シールドスリーブ1の端部は、コネクタハウジング3の筒状突起部3bの筒内に位置することになる。そのため、シールドスリーブ1の端部のほつれが防止でき、シールドスリーブ1の端部によって他部材や作業者に傷をつけるようなことも防止できる。また、シールドスリーブ1の端部を筒状突起部3bのような大径部に被せることもないため、シールドスリーブ1の目が開くことによってシールド効果が低下するようなこともない。
なお、シールド電線10は、コネクタハウジング3の筒状突起部3bの筒内から導出された部分について、必ずしもまっすぐ引き伸ばされた状態で固定される必要はない。特に、周辺機器の配置の関係上、導出されたシールド電線10が曲げられた状態で固定されていた方がよい場合もある。この場合は、例えば、図3に示すように接続端子4a,4bを筒状突起部3bと平行に配置するのではなく、筒状突起部3bとの接続固定箇所を中心にして接続端子4a,4bを回転させ、その状態で筒状突起部3bと接続端子4a,4bを接続固定することが考えられる。また、図4のように折れ曲がり部を有する接続端子4a,4bを使用することも考えられる。即ち、絶縁電線2が並列配置される方向を軸として回転する方向に絶縁電線2が曲げられた状態で固定されるように、接続端子4a,4bのかしめ部分が、筒状突起部3bの延長上からずれた位置に存在していることが考えられる。
接続端子4a,4bと筒状突起部3bとの接続固定について、上記実施の形態ではネジ止めによって行ったが、勿論、かしめや溶接等他の方法によって接続固定を行ってもよい。また、コネクタハウジング3と接続端子4a,4bを一部材として一体的に形成することも考えられる。
本発明と関連する技術として、例えば、図5及び以下のような参考の形態のものも考えられる。
シールドスリーブと、該シールドスリーブを固定するための環状突起を有する部材との固定構造であって、上記シールドスリーブの一端が上記環状突起に被せられているとともに、その外周に締結線が巻回されており、上記締結線が、一部と他の一部とが交差するようにして、少なくとも1周以上巻回されており、該締結線が、抗張力線の外周に高分子材料からなる被覆が形成されたものであるとともに、両端部にネジ保持部を有し、上記ネジ保持部に挿通されたネジが、上記環状突起に螺合されていることを特徴とするシールドスリーブの固定構造。上記締結線の被覆が、ゴム材料からなることが考えられる。上記シールドスリーブが、繊維糸又は金属線の内の一方又は両方からなることが考えられる。上記部材がコネクタハウジングであり、上記シールドスリーブの内部に電線が挿通されており、上記コネクタハウジングが挿通孔を有するとともに、該挿通孔と連続するように上記環状突起が形成されており、上記電線が上記挿通孔及び上記環状突起の内側に挿通されていることが考えられる。
このような参考の形態によれば、締結線の一部が交差されているため、締結線の両端部をネジ締めして固定することで、締結線が締め付ける方向に力が働く。この締め付けの力はネジ締めの加減によって調節することが可能である。
この際、締結線は、抗張力線の外周に比較的柔軟な高分子材料からなる被覆が形成された構造であるため、強く締めたとしても締結線の断線は生じず、且つ、シールドスリーブを構成する金属線等の断線も生じない。更に、被覆が弾性変形してシールドスリーブを構成する金属線等が食い込むため、シールドスリーブが抜けにくいものとすることもできる。
この参考の形態は、部材をコネクタハウジングとした例であり、シールドスリーブの内部に電線を挿通したものとコネクタハウジングの固定構造に関する形態である。
まず、シールドスリーブ101の構成について説明する。シールドスリーブ101は、錫メッキ軟銅線からなる直径0.18mmの金属線と、ポリエチレンテレフタレートからなる太さ0.20mmの繊維糸を混編の条件で編組し、仕上がり織幅27mmとしたものである。
次いで、絶縁電線2の構成について説明する。絶縁電線102は、錫メッキ軟銅線を撚り合わせて構成した外径5.3mmの導体に、シリコーンゴムを押出成形して被覆し厚さ1.0mmの絶縁体とし、その外周にポリエチレンテレフタレート糸を編組して厚さ0.2mmの補強層とし、その外周にポリエステル系の耐熱整形剤を塗布し、仕上がり外径7.9mmとしたものである。
部材となるコネクタハウジング103は、ナイロン樹脂からなるもので、内径7.9mmの円形の挿通孔103aを有し、この挿通孔103aに連続して、内径7.9mm、外径14.9mmの円環形状の環状突起103bが形成されている。
締結線4は、錫メッキ軟銅線を撚り合わせて構成した外径5.3mmの抗張力体に、フッ素樹脂を押出成形して被覆し厚さ1.0mmの被覆とし、仕上がり外径7.3mmとしたものである。この両端において、真鍮からなる内径5mmの丸型端子が抗張力線とかしめられて接続され、ネジ保持部104a,104bとされる。
ネジ105a,105bは、鉄製(ユニクロ加工)のトラスタッピングネジ1種、呼び径2mm、長さ3mmを使用した。ネジ105a,105bには、状況に応じて適宜ワッシャをかませてもよい。
このような各構成について、以下のようにして組立を行った。まずシールドスリーブ101の内部に、予め絶縁電線102を挿通した状態で、これらをコネクタハウジング103の挿通孔103aに挿通し、シールドスリーブ101をコネクタハウジング103の環状突起103bに被せた状態とした。そして、シールドスリーブ101が被せられた環状突起103bの外周に締結線104を1.25周巻回し、締結線104の両端部近傍を交差させた。その状態で、まずは、交差の下側となっている端部について、ネジ保持部104aとシールドスリーブ101を介して、ネジ105aをコネクタハウジング103の環状突起103b部分にねじ込んで締め付け、ネジ105aと環状突起103bを螺合させた。次いで、交差の上側となっている端部について、ネジ保持部104bとシールドスリーブ101を介して、ネジ105bをコネクタハウジング103の環状突起103b部分にねじ込んで締め付け、ネジ105bと環状突起103bを螺合させた。この際、環状突起103bにネジ105a,105bより若干小径の下穴を開けておいてもよい。
このように、ネジ105a,105bをねじ込んで締め付けることにより、締結線104が締め付ける方向に力が働く。この力によって、シールドスリーブ101はコネクタハウジング103の環状突起103bに固定されることとなる。なお、この締め付けの力はネジ締めの加減によって調節することが可能である。また、締結線104は、抗張力線の外周に比較的柔軟な高分子材料からなる被覆が形成された構造であるため、強く締めたとしても締結線104の断線は生じず、且つ、シールドスリーブ101を構成する金属線等の断線も生じない。更に、被覆が弾性変形してシールドスリーブ101を構成する金属線等が食い込むため、シールドスリーブ101が抜けにくいものとすることもできる。また、シールドスリーブ101と環状突起103bもネジ105a,105bによって固定されるため、この部分でもシールドスリーブ101が抜けない構造となる。
この後、コネクタハウジング103側の絶縁電線102の端部には、電極端子(図示しない)が装着され、コネクタハウジング103は、コネクタケース(図示しない)に収納されることになる。
上記参考の形態は、これらの記載に限定されるものではない。シールドスリーブ101を構成する材料については、軟質ステンレス線、硬質ステンレス線、軟銅線、硬銅線、アルミニウム線などの金属線のみでなく、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維、PPS繊維等の合成繊維糸を用いることもできる。これらは単独で使用してもよいし、組合せて使用してもよい。金属線と合成繊維糸を組合せて使用することも考えられる。編組密度等の構成についても、要求されるノイズ遮蔽能力や強度等に応じて適宜設計すればよい。
絶縁電線102としては、裸電線、単層絶縁電線、複層絶縁電線、キャブタイヤケーブル、シールドケーブル、フラットケーブル等、種々のものが使用でき、導体、絶縁体、補強層、シース等の材料や構成も種々のものが使用できる。また、光ファイバケーブル、コード状ヒータ、コード状温度ヒューズなどの線状体であれば、何れにも応用できる。勿論、電線2を使用しないものであっても、本発明を適用することができる。
上記参考の形態では、部材としてコネクタハウジング103を使用したが、これに限定されるものではない。例えば、プラグ、グロメット、回路ボックス、電池ボックス等にも使用が可能であり、建物内外や車室内外に電線を挿通する際の防水構造にも応用が可能である。挿通孔103aの形状や環状突起3bの形状も特に限定は無いが、挿通孔103aの形状と環状突起103bの内側の形状は、絶縁電線102の形状に応じて設計すればよく、環状突起103bの外側の形状は、シールドスリーブ101の形状に応じて設計すればよい。また、環状突起3bの外側の形状は、シールドスリーブ101が適切に被せられるように、円形または楕円形であることが好ましい。なお、電線102を使用しない場合は、貫通孔103aがないものも考えられる。
締結線104を構成する材料は、種々の弾性材料から選択すればよい。締結線4の抗張力線としては、例えば、軟質ステンレス線、硬質ステンレス線、軟銅線、硬銅線、アルミニウム線などの金属線のみでなく、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維、PPS繊維等の合成繊維糸を使用することができる。また、締結線104の被覆としては、種々の樹脂材料やゴム材料(ゴム材料には所謂熱可塑性エラストマーも含まれる)が挙げられる。特に、弾性に優れる材料が好ましく、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレンゴム、アクリルゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ウレタンゴム、種々の熱可塑性エラストマーなどのゴム材料が好ましく使用できる。締結線104の外径が小さすぎると、締結線の両端部をネジ締めしても、締結線が締め付ける力が小さくなり、充分な固定ができなくなる可能性がある。一方で、締結線4の外径が大きすぎると、実機への配線の際に邪魔となり、また、締結線104自体の固定も不安定となる。そのため、締結線104の外径は、環状突起3bの最大外径の0.05〜0.2倍であることが好ましい。ネジ保持部104a,104bについては、所謂ネジ端子と称されるものが好ましく使用され、例えば、丸型端子やクワ形端子などが考えられる。勿論、材料としては種々金属材料に限定されず、各種樹脂材料も使用することができる。これらは、締結線104の抗張力線に圧着、溶接、接着剤による接着、結び付けなどによって接続することができる。また、抗張力線の端部を円環形状に結んでネジ保持部104a,104bとすることも考えられる。
ネジ105a,105bについても種々のものが市販されているので、シールドスリーブ101や部材(コネクタハウジング103等)の形状や寸法、使用環境に応じて適宜設定をすればよい。特に上記実施の形態のようなタッピングネジを使用すれば、部材(コネクタハウジング103等)にネジ穴を切る必要がないため好ましい。また、部材(コネクタハウジング103等)に予めネジ105a,105bに適合するナットを埋め込んでおくことも考えられる。
以上詳述したように本発明によれば、作業が簡便であり、且つ、確実な固定が可能な固定構造を得ることができる。このような固定構造は、コネクタハウジングの電線挿通の他、例えば、プラグ、グロメット、回路ボックス、電池ボックス等にも使用が可能であり、建物内外、車室内外、機器内外にシールドスリーブを固定する部分の固定構造にも応用が可能である。
1 シールドスリーブ
2 電線
3 コネクタハウジング
3b 筒状突起部
4a,4b 接続端子
10 シールド電線

Claims (3)

  1. シールド電線とコネクタハウジングの接続構造であって、
    上記シールド電線が、複数の絶縁電線と、少なくとも導電線を含む線材を編組してなるシールドスリーブからなり、上記複数の絶縁電線が一括して上記シールドスリーブに被覆されており、
    上記コネクタハウジングが導電材料から構成されており、
    上記シールド電線と上記コネクタハウジングが、1対の接続端子によって接続固定されており、
    上記接続端子が導電材料から構成されており、
    上記接続端子の一部がコネクタハウジングと電気的且つ機械的に接続固定されており、
    上記接続端子の他の一部が、上記シールドスリーブを介して、上記絶縁電線の1本のみにかしめられていることを特徴とするシールド電線とコネクタハウジングの接続構造。
  2. 上記コネクタハウジングが、筒状突起部を有し、該筒状突起部の筒内に上記シールド電線が挿通されており、上記一対の接続端子が、それぞれ対向するように、上記筒状突起部外周に接続固定されていることを特徴とする請求項1記載のシールド電線とコネクタハウジングの接続構造。
  3. 上記複数の絶縁電線が、少なくともコネクタハウジングに接続される位置近傍で一列に並列配置されており、並列配置の両側最外に位置する上記絶縁電線に、上記一対の接続端子がそれぞれかしめられていることを特徴とする請求項1記載のシールド電線とコネクタハウジングの接続構造。
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