JP6883718B1 - 連続焼成炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理物の搬送のずれが低減される連続焼成炉を提供する。【解決手段】連続焼成炉は、炉体と、搬送ローラと、搬送ローラの支持構造と、駆動装置とを備える。炉体は、第1側壁と、第2側壁とを有する。搬送ローラの支持構造は、第1支持フレームと、第1支持フレームに軸受を介して回転可能に支持され、第1側壁を貫通した搬送ローラの第1端部を支持する第1支持部材と、第2支持フレームと、第2支持フレームに軸受を介して回転可能に支持され、第2側壁を貫通した搬送ローラの第2端部を支持する第2支持部材とを備える。複数の搬送ローラのうち一部の第1ローラ群は、第1支持部材にスプロケットが取り付けられており、駆動装置に接続されている。複数の搬送ローラのうち第1ローラ群を除く第2ローラ群は、第2支持部材にスプロケットが取り付けられており、駆動装置に接続されている。【選択図】図6B

Description

本開示は、連続焼成炉に関する。
連続焼成炉は、被処理物を搬送しながら連続的に加熱処理する焼成炉である。連続焼成炉には、複数本の搬送ローラを回転駆動することにより、被処理物を搬送しつつ熱処理を施す焼成炉がある。このような連続焼成炉は、ローラハースキルンとも称される。
特開2019−172436号公報には、搬送ローラを回転可能に支持する支持軸に関し、搬送ローラ端部の内周面を受ける面の幅を調整する技術が開示されている。特開2010−43816号公報には、冷却流体を流通させることができる支持軸と支持板とを含んだ加熱炉用搬送ローラ支持装置が開示されている。
特開2019−172436号公報 特開2010−43816号公報
ところで、ローラハースキルンでは、炉内の構成要素をセラミック製とすることができる。炉内の構成要素をセラミック製とすることで、焼成中に金属異物が混入することが防止される。また、搬送経路に沿って温度や組成など炉内の雰囲気を変更することができる。このため炉内の雰囲気を制御しながら均一に焼成できる。上述したような連続焼成炉では、例えば、半導体材料や電池活物質材料などに用いられる粒子が、セッターと称される容器に入れられて搬送されつつ焼成される。セッターは、複数段重ねて搬送することも可能である。セッターを複数段重ねて搬送することによって、生産性を向上させることができる。
ところで、近年、連続焼成炉を使用する使用者のニーズは高度化してきている。例えば、半導体材料や電池活物質材料などに用いられる粒子のように被処理物が微細化し、均一にかつ適切に焼成することが求められる。このようなニーズに対応するため、粒子状の被処理物は平たいセッターに薄く並べられ、さらにセッターを1段ずつ搬送ローラで搬送して焼成される。この結果、セッターに薄く並べられた被処理物を均一に焼成することができる。処理量を増やす場合には、搬送ローラに複数列で、セッターを並べて搬送することがある。他方で、本発明者が試行したところでは、被処理物が薄く並べたセッターを複数列で並べて搬送すると、入口から送ったセッターのうち、一方の列のセッターが他方の列のセッターに対して先行して出口に達する傾向が見られた。被処理物が狙い通りに精度良く均一に焼成されるためにも、搬送されるセッターの搬送速度は入口から出口まで大きくずれないことが望ましい。
ここに開示される一態様の連続焼成炉は、炉体と、複数の搬送ローラと、搬送ローラの支持構造と、駆動装置とを備える。炉体は、直線状の搬送空間を囲うトンネル状の炉体である。連続焼成炉は、搬送空間の幅方向の片側に設けられた第1側壁と、第1側壁とは反対側に設けられた第2側壁とを有する。複数の搬送ローラは、搬送空間に設定された搬送方向に沿って並べられている。複数の搬送ローラの各搬送ローラは、円筒軸状のローラであり、第1側壁と第2側壁とに架け渡され、かつ、第1側壁と第2側壁とに貫通している。搬送ローラの支持構造は、第1側壁の外側に配置された第1支持フレームと、第1支持フレームに軸受を介して回転可能に支持され、第1側壁を貫通した搬送ローラの第1端部を支持する第1支持部材と、第2側壁の外側に配置された第2支持フレームと、第2支持フレームに軸受を介して回転可能に支持され、第2側壁を貫通した搬送ローラの第2端部を支持する第2支持部材とを備える。複数の搬送ローラのうち一部の第1ローラ群は、第1支持部材にスプロケットが取り付けられており、駆動装置に接続されている。複数の搬送ローラのうち第1ローラ群を除く第2ローラ群は、第2支持部材にスプロケットが取り付けられており、駆動装置に接続されている。
かかる連続焼成炉によれば、被処理物を搬送ローラの軸方向に複数列に並べて搬送する際にも、搬送のずれが低減される。
駆動装置は、第1ローラ群の第1支持部材に接続された第1駆動装置と、第2ローラ群の第2支持部材に接続された第2駆動装置とを備えていてもよい。
連続焼成炉は、搬送方向において、第1ローラ群に含まれる搬送ローラが隣り合う領域と、第2ローラ群に含まれる搬送ローラが隣り合う領域とを備えていてもよい。
連続焼成炉は、第1ローラ群に含まれる搬送ローラが隣り合う領域および第2ローラ群に含まれる搬送ローラが隣り合う領域のうち少なくとも一方を複数備えていてもよい。
搬送ローラの支持構造は、搬送ローラの両端にコイルばねをさらに備えていてもよい。その際、コイルばねは、搬送ローラの第1端部の端面と第1支持部材との間、および、搬送ローラの第2端部の端面と第2支持部材との間に、それぞれ圧縮された状態で配置されているとよい。
第1ローラ群に含まれる搬送ローラの本数は、第1ローラ群と第2ローラ群に含まれる搬送ローラの本数の合計に対して0.4以上0.6以下であってもよい。
図1は、連続焼成炉10を模式的に示す縦断面図である。 図2は、連続焼成炉10の横断面図である。 図3は、連続焼成炉10の側面の一部を表す模式図である。 図4は、搬送ローラ12を支持する第1支持部材21の拡大図である。 図5は、搬送ローラ12を支持する第2支持部材22の拡大図である。 図6Aは、連続焼成炉10Aの模式図である。 図6Bは、連続焼成炉10の模式図である。
以下、本開示における典型的な実施形態の1つについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
図1は、連続焼成炉10を模式的に示す縦断面図である。図2は、連続焼成炉10の横断面図である。連続焼成炉10は、いわゆるローラハースキルンである。連続焼成炉10は、図1および図2に示されているように、炉体11と、複数の搬送ローラ12と、搬送ローラ12の支持構造50と、動力伝達機構70と、駆動装置90とを備えている。図2には、搬送ローラ12の支持構造50、動力伝達機構70および駆動装置90が模式的に図示されている。なお、図2では、炉体11と基台14とでそれぞれ異なる断面が示されている。炉体11では、搬送ローラ12が炉体11に挿通された断面が示されている。また、基台14では、動力伝達機構70および駆動装置90としてのモータが配置された部位が図示されている。図3は、連続焼成炉10の側面の一部を表す模式図である。図3には、連続焼成炉10の搬送ローラ12を駆動するためのローラチェーン機構71が図示されている。
〈炉体11〉
図1に示されているように、炉体11は、直線状の搬送空間11aを囲うトンネル状の炉体である。搬送空間11aの片側には、被処理物13を搬入するための入口11bが設けられている。搬送空間11aの反対側には、被処理物13を搬出するための出口11cが設けられている。搬送空間11aには、入口11bから出口11cに向かって被処理物13を搬送する搬送方向が設定されている。
この実施形態では、炉体11は、搬送空間11aの搬送方向周りを全周に亘って囲う炉壁31を有している。炉壁31は、断熱材によって構成されている。炉壁31は、所定の形状に成形されたセラミックファイバーボードが重ねられているとよい。セラミックファイバーボードは、例えば、いわゆるバルクファイバーに無機フィラーと無機・有機結合材とが添加されて板状に成形された板材である。炉壁31は、セラミックファイバーボードが、例えば、厚み方向に積み重ねられているとよい。炉体11は、搬送空間11aの幅方向の片側に設けられた第1側壁31aと、第1側壁31aとは反対側に設けられた第2側壁31bとを有している。炉壁31の厚さは、搬送空間11aの熱が十分に断熱される程度の所要の厚さに設定されている。
炉体11には、搬送方向に沿って複数の搬送ローラ12が並べられている。炉体11の第1側壁31aと第2側壁31bには、各搬送ローラ12が貫通する部分に貫通孔32が形成されている。貫通孔32は、搬送ローラ12の外径よりも少し大きい内径を有している。そして、第1側壁31aと第2側壁31bには、長尺の軸状の搬送ローラ12が架け渡されている。搬送ローラ12は、第1側壁31aと第2側壁31bを貫通している。
〈ヒータ34〉
炉体11の搬送空間11aには、図1に示されているように、複数のヒータ34が配置されている。ヒータ34は、搬送空間11aにおいて被処理物13を加熱する装置である。複数のヒータ34は、複数の搬送ローラ12を挟むようにして、搬送方向に沿って搬送空間11aの上方と下方に所定の間隔を空けて並べられている。この実施形態では、ヒータ34は円筒軸状であり、第1側壁31aと第2側壁31bを貫通している。ヒータ34としては、加熱温度等に応じて種々のヒータを用いることができ、例えば、セラミック製のヒータを用いることができる。なお、図2では、ヒータ34の図示は省略されている。
〈基台14〉
図2に示されているように、この実施形態では、炉体11は、基台14に載せられている。基台14は、下側フレーム14aと、支柱フレーム14bと、上側フレーム14cとを有している。下側フレーム14aは、駆動装置90を載せる土台となりうる。支柱フレーム14bは、下側フレーム14aから上方へ立ち上がったフレームであり、下側フレーム14aに対して複数本設けられている。上側フレーム14cは、支柱フレーム14bによって支持されており、炉体11が載置される土台となりうる。炉体11は、上述のようにセラミックファイバーボードが重ねられた炉壁31を備えている。炉壁31は、直線状の長い搬送空間11aを形成する。直線状の長い炉壁31を支持するため、複数の基台14が直線状に並べられている。また、基台14の高さがそれぞれ揃うように、高さが調整されている。例えば、基台14の下側フレーム14aには、高さ調整可能な脚14dが取り付けられているとよい。
基台14には、搬送ローラ12を駆動させる駆動装置90などが設けられている。さらに外側において、炉体11の外部装置を囲う囲い板16が基台14に取り付けられる。囲い板16の内側には、炉体11の外側を覆うように断熱材16aが取り付けられている。
〈搬送ローラ12〉
搬送ローラ12は、円筒軸状である。搬送ローラ12は、一方の端から他方の端に向かって形成された貫通孔を有する。この実施形態では、搬送ローラ12には、セラミック製の中空軸が用いられている。搬送ローラ12には、例えば、アルミナ製等の耐熱性能の高い管状体が用いられるとよい。搬送ローラ12は、炉体11の第1側壁31aと第2側壁31bとを幅方向に貫通するように所要の長さを有しているとよい。各搬送ローラ12の内径、外径および長さは、許容されうる製造誤差を除き概ね同じである。
複数の搬送ローラ12は、炉体11の搬送空間11aの入口11bと出口11cとの間で所定の間隔を空けて配置されている。各搬送ローラ12は、上述のように第1側壁31aと第2側壁31bとに架け渡され、かつ、第1側壁31aと第2側壁31bとに貫通している。各搬送ローラ12は、第1側壁31aの外側に配置された第1支持部材21と、第2側壁31bの外側に配置された第2支持部材22とによって支持されている。基台14には、第1支持部材21と第2支持部材22とを支持するための支持構造50が設けられている。また、基台14には、動力伝達機構70と、駆動装置90(モータ)とが取り付けられている。
〈支持構造50〉
この実施形態では、図2に示されているように、幅方向において、基台14は、炉体11よりも幅広である。炉体11は、基台14の上の予め定められた位置に取り付けられる。炉体11は、基台14の上において幅方向の概ね中央に置かれている。幅方向において炉体11の外側面には、搬送ローラ12の端部が突出している。炉体11の幅方向の外側には、搬送ローラ12を支持するための支持構造50が構築されている。
図2および図3に示されているように、炉体11の側面には、炉体11内の雰囲気を維持するためのカバー54が取り付けられている。支持構造50は、カバー54の内側に収められている。支持構造50は、ベース51と、支持フレーム53とを備えている。ベース51は、カバー54の底面に設けられた複数の支柱52から立ち上がるように設けられている。複数の支柱52は、炉体11の外側で炉体11の外側面から少し離れ、搬送方向に沿って所定の間隔を空けて配置されている。
図4および図5には、搬送ローラ12を支持する支持部材が模式的に示されている。支持構造50は、第1支持フレーム53aと、第2支持フレーム53bと、第1支持部材21と、第2支持部材22とを備えている(図2参照)。第1支持フレーム53aは、炉体11の第1側壁31aの外側に配置されている。第2支持フレーム53bは、炉体11の第2側壁31bの外側に配置されている。第1支持部材21は、第1支持フレーム53aに軸受64を介して回転可能に支持されている。第1支持部材21は、第1側壁31aを貫通した搬送ローラ12の第1端部12aを支持している。第2支持部材22は、第2支持フレーム53bに軸受64を介して回転可能に支持されている。第2支持部材22は、第2側壁31bを貫通した搬送ローラ12の第2端部12bを支持している。
図4は、搬送ローラ12を支持する第1支持部材21の拡大図である。図5は、搬送ローラ12を支持する第2支持部材22の拡大図である。図4には、搬送ローラ12に対する駆動側の支持構造50aが示されている。図5には、搬送ローラ12に対する従動側の支持構造50bが示されている。
この実施形態では、第1支持フレーム53aと第2支持フレーム53bは、図2に示されているように、それぞれ支柱52を介してベース51に支持されている。第1支持フレーム53aと第2支持フレーム53bは、搬送ローラ12の端部を回転可能に支持する軸受64を支持するフレームである。第1支持フレーム53aと第2支持フレーム53bは、ベース51を構成する複数の支柱52の上端に取付けられている。第1支持フレーム53aと第2支持フレーム53bは、炉体11の外側面から突出した搬送ローラ12の端部の高さを支持する上で適当な高さに設けられている。この実施形態では、第1支持フレーム53aと第2支持フレーム53bは、横長のプレート材である。
図4および図5に示されているように、第1支持フレーム53aと第2支持フレーム53bには、炉体11に搬送ローラ12が装着された間隔に応じて、搬送ローラ12を支持する支持部材が取り付けられる取付孔55が形成されている。第1支持フレーム53aの取付孔55には、軸受64を介して第1支持部材21が取り付けられている。第2支持フレーム53bの取付孔55には、軸受64を介して第2支持部材22が取り付けられている。取付孔55の内径は、第1支持部材21と第2支持部材22の、支持フレーム53よりも内側に配置される部分の最大外径よりも大きく設定されている。また、取付孔55の内径は、搬送ローラ12の外径よりも大きく設定されている。
第1支持部材21と第2支持部材22はそれぞれ、軸状の部材であり、基端部21a,22aと、バネ座部21b,22bと、挿入軸部21c,22cとを備えている。
基端部21a,22aは、軸受64を介して支持フレーム53a,53bの取付孔55に取り付けられている部位である。基端部21a,22aには、軸受64を位置決めするための段差が設けられている。
図4に示されているように、第1側壁31a側の第1支持部材21は、基端部21aが軸方向外側に延びており、端部にスプロケット68が取り付けられている。
バネ座部21b,22bは、コイルばね61の一端が取付けられる部位である。バネ座部21b,22bは、第1支持部材21と第2支持部材22において、支持フレーム53よりも内側に配置される。バネ座部21b,22bは、基端部21a,22aの軸方向内側の端部に設けられている。バネ座部21b,22bは、コイルばね61の外径よりも径の大きな部位を備えている。当該部位にコイルばね61の一端が当接する。バネ座部21b,22bは、コイルばね61の内径よりも径の少し小さな段差を備えている。この段差がコイルばね61に挿通されることによって、コイルばね61は、第1支持部材21と第2支持部材22に取り付けられる。
挿入軸部21c,22cは、コイルばね61が挿通され、かつ、一部が搬送ローラ12に挿通される部位である。挿入軸部21c,22cは、バネ座部21b,22bから軸方向内側に延びている部位である。挿入軸部21c,22cは、搬送ローラ12の内径に合わせて先端の径が大きくなっている。挿入軸部21c,22cの先端と搬送ローラ12の間には、熱膨張によりこれらの部材が割れることを防ぐため、微小な隙間が設けられている。
第1支持部材21と第2支持部材22は、第1支持フレーム53aと第2支持フレーム53bの取付孔55に取り付けられている。この実施形態では、第1支持部材21と第2支持部材22にはそれぞれ、2つの軸受64が取り付けられている。2つの軸受64の間にはスペーサ65が設けられている。軸受64には、止め輪66を取り付けるための溝が設けられている。第1支持部材21と第2支持部材22にはそれぞれ、軸受64が支持フレーム53に挿通され、止め輪66によって軸方向に動かないように取り付けられている。支持フレーム53と軸受64の間には、熱膨張によりこれらの部材が割れることを防ぐため、微小な隙間が設けられている。
図4および図5に示されているように、搬送ローラ12の支持構造50は、搬送ローラ12の両端にコイルばね61をさらに備えている。搬送ローラ12は、第1支持部材21および第2支持部材22の一部が内部に挿通され、かつ、両端がコイルばね61に挟まれることによって、第1支持部材21および第2支持部材22に支持されている。ここでは、挿入軸部21c,22cが円筒軸状の搬送ローラ12の両端から内部に挿通されている。
コイルばね61は、搬送ローラ12の第1端部12aの端面と第1支持部材21との間、および、搬送ローラ12の第2端部12bの端面と第2支持部材22との間に、それぞれ圧縮された状態で配置されている。コイルばね61は、円筒形状の圧縮コイルばねである。コイルばね61は、一方の端が搬送ローラ12の端部に当接し、他方の端がバネ座部21b,22bに当接している。コイルばね61は、搬送ローラ12の両端において、搬送ローラ12の端部と、第1支持部材21および第2支持部材22のバネ座部21b,22bとに圧縮された状態で装着されている。圧縮状態となったコイルばね61の弾性反力によって、搬送ローラ12は第1支持部材21および第2支持部材22に挟まれ、第1支持部材21および第2支持部材22に対して保持されている。
図2に示された搬送ローラ12では、第1支持部材21に搬送ローラ12に対する駆動側の支持構造50が設けられている。このため、第1支持部材21の基端部21aには、図4に示されているように、スプロケット68が取り付けられている。
〈動力伝達機構70〉
図3に示すように、動力伝達部72に接続される側には、搬送ローラ12を回転させる動力を伝達する動力伝達機構70が設けられている。動力伝達機構70は、この実施形態では、ローラチェーン機構71と、ローラチェーン機構71に駆動装置90(モータ)の動力を伝達する動力伝達部72が用いられている。
〈ローラチェーン機構71〉
ローラチェーン機構71は、スプロケット82と、ローラチェーン83とを備えている。スプロケット82は、図3に示されているように、基台14の上に設けられた支柱52や支持フレーム53に取り付けられている。支柱52および支持フレーム53に取り付けられたスプロケット82は、閉じた環状のループパスを形成する。かかるループパスには、ローラチェーン83が掛け回される。支柱52および支持フレーム53に取り付けられたスプロケット82は、ローラチェーン83が掛け回されるループパスの内側および外側に配置されている。このため、ローラチェーン83に所要のテンションが掛かる。搬送ローラ12の端部を支持する支持部材に取り付けられたスプロケット68は、支持フレーム53に支持されている。この実施形態では、ローラチェーン83は、チェーンガイド84によって、かかるスプロケット68の下側を通るようにループパスが設定されている。このため、ローラチェーン83が回転することによって、スプロケット68および支持部材が回転し、これに連れて搬送ローラ12が回転する。
動力伝達部72は、図2に示されているように、ローラチェーン83にモータ90の動力を伝達する機構である。この実施形態では、動力伝達部72は、ローラチェーン83が掛け廻されたスプロケット82aにモータ90の動力を伝達する。動力伝達部72は、カップリング91,94と、減速機92と、クラッチ93とを備えている。
この実施形態では、ローラチェーン83が掛け廻されるループパスの一部は、基台14の上側フレーム14cと下側フレーム14aとの間の空間を通っている。当該部位に、スプロケット82aが取り付けられている。
スプロケット82aには、軸81が取り付けられている。軸81の片側には、カップリング94を介してクラッチ93の一端が取り付けられている。クラッチ93の他端には、減速機92が取り付けられており、さらにカップリング91を介して駆動装置90(モータ)が取り付けられている。
クラッチ93は、スプロケット82aが取り付けられた軸81と、モータ90に繋がる減速機92とを接続したり、切り離したりする。クラッチ93が切り離されることによって、スプロケット82aが取り付けられた軸81は、モータ90から独立して回転する。スプロケット82aが取り付けられた軸81のうちクラッチ93が設けられた側とは反対側には、カップリング95を介してクラッチ96の一端が取り付けられている。クラッチ96の他端には、減速機97を介してハンドル98が設けられている。この実施形態では、ハンドル98は、取り付けと取り外しが可能に構成されており、通常運転時には、取り外されている。ハンドル98は、例えば、メンテナンス等において手動で搬送ローラ12を回転させる際に取り付けられる。なお、クラッチ96が切り替えられることによって、ハンドル98は、スプロケット82aが取り付けられた軸81に接続されたり切り離されたりするように構成されている。
図6Aは、連続焼成炉10Aの模式図である。図6Aに示された連続焼成炉10Aでは、動力伝達機構70Aが片側の炉壁の外側に集約されている。動力伝達機構70Aが片側の炉壁の外側に集約されていることによって、動力伝達機構70Aに手を加えることなく、従動側から所望の支持部材および搬送ローラを外すことができる。また、片側の炉壁の外側に動力伝達機構70Aが集約されているので、駆動機構に問題が生じた場合でも、片側から点検や修理を施すことができる。このように、連続焼成炉10Aは、メンテナンス作業等が効率的に行える構成を有している。なお、図6Aでは、搬送ローラ等の図示は省略されている。
連続焼成炉10Aでは、搬送ローラと支持部材、支持フレームと軸受等の部材間には、熱膨張を緩和するために微小な隙間が設けられている。被処理物を搬送する場合、搬送ローラは、支持部材に対して被処理物によって常に鉛直下向きに押さえつけられる。このため、搬送ローラは、支持部材に対して常に鉛直下向きに押し付けられた状態で回転する。このため、搬送ローラ12の軸方向に複数列に被処理物を並べて搬送しても、被処理物の搬送の速度差は生じにくい。ところが、被処理物が薄く並べられたセッターを、搬送ローラの軸方向に複数列に並べて搬送すると、被処理物に搬送の速度差が生じることが分かった。特に、搬送ローラの駆動側よりも従動側の方で、搬送速度が速くなる傾向があった。図6中の矢印は、被処理物が薄く並べたセッターを、搬送ローラの軸方向に複数列に並べて搬送した場合の、搬送速度の傾向を示しており、矢印が長いほど搬送速度が速いことを示している。なお、矢印は、搬送速度の大きさを厳密に示していない。
かかる事象について、本発明者は、搬送ローラに載せられる被処理物が軽い場合、搬送ローラと第1支持部材、搬送ローラと第2支持部材の接触が不安定になることを原因として考えている。つまり、軽い被処理物が搬送される場合には、搬送ローラが支持部材に対して鉛直下向きに押さえつけられる力が弱い。そのため、搬送ローラは、支持部材に対して常に鉛直下向きに押し付けられた状態とならず、支持部材に対して偏芯しつつ回転しうる。駆動側の支持部材は、スプロケットを介して駆動装置に連結されている。このため、駆動側では搬送ローラは周方向において常に同じ位置で支持部材に当たりやすい。このため、回転時の搬送ローラの振れ動きが小さい。これに対して、従動側では、支持部材が駆動装置に拘束されていない。このため、回転時に搬送ローラは支持部材に当たる位置が周方向において変わりつつ回転する。この結果、従動側の搬送ローラの端部は、駆動側よりも大きく振れ動く傾向がある。この結果、搬送速度は、駆動側よりも従動側の方が速くなる。このように搬送ローラに載せられる被処理物が軽くなると、従動側での搬送ローラの端部の振れ動きが大きくなり、従動側で搬送速度が早くなる傾向がある。搬送ローラに載せられる被処理物が軽くなると、従動側に置かれた被処理物ほど搬送速度が早くなる傾向について、本発明者は、このようなメカニズムを想定している。
〈第1ローラ群12Aと第2ローラ群12B〉
図6Bは、連続焼成炉10の模式図である。図6Bでは、連続焼成炉10において動力伝達機構70が設けられている位置が図示されており、搬送ローラ12等の図示は省略されている。なお、図6Bの動力伝達機構70は、図3に示されている動力伝達機構70と同様のものである。
連続焼成炉10では、複数の搬送ローラ12のうち一部は、第1側壁31a側の第1支持部材21にスプロケット68が取り付けられ、駆動装置90に接続された第1ローラ群12Aを構成している。第1ローラ群12Aを構成している搬送ローラ12の第1側壁31a側の端部には、駆動側の支持構造50aが構築されている。第2側壁31a側の端部には従動側の支持構造50bが構築されている。
複数の搬送ローラ12のうち第1ローラ群12Aを除いた搬送ローラ12は、第2側壁31b側の第2支持部材22にスプロケット68が取り付けられ、駆動装置90に接続された第2ローラ群12Bを構成している。第2ローラ群12Bを構成している搬送ローラ12の第1側壁31a側の端部には、従動側の支持構造50bが構築されている。第2側壁31b側の端部には駆動側の支持構造50aが構築されている。
なお、第2ローラ群12Bは、複数の搬送ローラ12のうち第1ローラ群12Aを除いた搬送ローラ12の全てでなくてもよい。連続焼成炉10は、例えば、第1側壁31a側からも第2側壁31b側からも駆動されないような、第1ローラ群12Aにも第2ローラ群12Bにも含まれないような搬送ローラ12を備えていてもよい。
第1ローラ群12Aと第2ローラ群12Bは、それぞれ異なる駆動装置によって駆動されている。第1ローラ群の第1支持部材21には、第1側壁31aの外側から第1ローラ群に含まれる搬送ローラ12を駆動する第1駆動装置が接続されている。第2ローラ群の第2支持部材22には、第2側壁31bの外側から第2ローラ群に含まれる搬送ローラ12を駆動する第2駆動装置が接続されている。
連続焼成炉10は、搬送方向に沿って第1領域R1〜第4領域R4を備えている。
このうち、第1領域R1と第3領域R3では、第1側壁31a側の第1支持フレーム53aに取り付けられている第1支持部材21に、スプロケット68が取り付けられている。第2領域R2と第4領域R4では、第2側壁31b側の第2支持フレーム53bに取り付けられている第2支持部材22に、スプロケット68が取り付けられている。
換言すると、連続焼成炉10でにおいて、第1領域R1と第3領域R3では、第1ローラ群12Aに含まれる複数の搬送ローラ12が隣り合っている。また、第2領域R2と第4領域R4では、第2ローラ群12Bに含まれる複数の搬送ローラ12が隣り合っている。
図3に示されているように、スプロケット68には、それぞれローラチェーン83が掛けられ、動力伝達部72と接続されている。動力伝達部72のモータ90の動力は、ローラチェーン83によって第1支持部材21のスプロケット68に伝えられる。このため、第1ローラ群12Aに含まれる搬送ローラ12が隣り合う第1領域R1と第3領域R3では、第1側壁31a側が駆動側となる。第2ローラ群12Bに含まれる搬送ローラ12が隣り合う第2領域R2と第4領域R4では、第2側壁31b側が駆動側となる。
複数列で軽い被処理物13を搬送する際に、第1領域R1と第3領域R3では、搬送ローラ12のうち第1側壁31a側よりも第2側壁31b側の搬送速度が速くなる。第2領域R2と第4領域R4では、搬送ローラ12のうち第2側壁31b側よりも第1側壁31a側の搬送速度が速くなる。この結果、連続焼成炉10全体としてみると、軽い被処理物13が搬送ローラの軸方向に複数列に並べられて搬送された場合でも、第1側壁31a側と第2側壁31b側の搬送速度が同程度に調整される。このため、第1側壁31a側を搬送される被処理物13と第2側壁31b側を搬送される被処理物13の搬送のずれが小さくなる。
このように、連続焼成炉10は、複数の搬送ローラ12のうち一部の搬送ローラ12からなる第1ローラ群12Aでは、第1側壁31a側の第1支持部材21にスプロケット68が取り付けられ、駆動装置90に接続されているとよい。さらに複数の搬送ローラ12のうち第1ローラ群12Aを除いた搬送ローラ12からなる第2ローラ群12Bでは、第2側壁31b側の第2支持部材22にスプロケット68が取り付けられ、駆動装置90に接続されているとよい。連続焼成炉10の搬送ローラ12を駆動する支持構造50aを第1側壁31a側と第2側壁31b側に分けることによって、第1側壁31a側を搬送される被処理物13と第2側壁31b側を搬送される被処理物13の搬送ずれを低減することができる。これによって、搬送のずれによる搬送トラブルが抑えられ、被処理物13を安定的かつ連続的に焼成することができる。
第1側壁31a側と第2側壁31b側の被処理物13の搬送速度を合わせるため、かかる連続焼成炉10において、第1ローラ群12Aに含まれる搬送ローラ12の本数と、第2ローラ群12Bに含まれる搬送ローラ12の本数は、同程度であることが好ましい。例えば、第1ローラ群12Aに含まれる搬送ローラ12の本数は、第1ローラ群1Aと第2ローラ群12Bに含まれる搬送ローラ12の本数の合計に対して、0.4以上0.6以下であることが好ましく、0.45以上0.55以下であることがより好ましく、0.5に近いほど好ましい。
ところで、上述したように、搬送ローラ12は、駆動側の支持構造50aおよび従動側の支持構造50bによって支持されており、かつ、動力伝達機構70によって回転が駆動されるように構成されている。メンテナンス作業等でこのような構成を有する搬送ローラ12を取り外す必要が生じた際には、ローラチェーン機構71が設けられていない従動側から搬送ローラ12が取り外されうる。連続焼成炉10は、第1ローラ群が隣り合っている領域(第1領域R1と第3領域)と、第2ローラ群が隣り合っている領域(第2領域R1と第4領域)を備えている。これによって、領域ごとに同じ側から搬送ローラを同時に取り外すことができる。また、駆動機構に問題が生じた場合でも、片側から点検や修理を施すことができる。このように、領域ごとに駆動機構が集約されていることによって、メンテナンス作業等が効率的に行われる。
また、第1ローラ群12Aに含まれる搬送ローラ12が隣り合う領域(第1領域R1と第3領域)と第2ローラ群12Bに含まれる搬送ローラ12が隣り合う領域(第2領域R1と第4領域)は、搬送方向に沿って交互に設けられている。それによって、搬送空間11a内でも搬送のずれを低減することができる。例えば、第1ローラ群が隣り合う領域および第2ローラ群が隣り合う領域ごとにシャッター等で雰囲気を切り替えている場合等においても、搬送空間11a内での搬送トラブルを低減させることができる。
上述した実施形態では、連続焼成炉10は、第1領域R1〜第4領域R4を備えていた。そして、第1領域R1と第3領域R3では第1ローラ群12Aに含まれる搬送ローラ12が隣り合っており、第2領域R2と第4領域R4では第2ローラ群12Bに含まれる搬送ローラ12が隣り合っていた。しかしながら、特に言及されない限りにおいて、かかる形態に限定されない。例えば、第1ローラ群12Aに含まれる搬送ローラ12と第2ローラ群12Bに含まれる搬送ローラ12が交互に配置されるような領域があってもよい。
上述した実施形態では、炉体11内に搬送ローラ12とヒータ34とを備えていた。しかしながら、連続焼成炉10には、炉体11の内部や外部において、種々の構成が追加されうる。例えば、連続焼成炉10には、炉体11内の雰囲気を制御するためのガス供給管やガス排気管等の機構が設けられてもよい。ガス供給管には、窒素やアルゴン等を給気できるようなガスボンベが取り付けられうる。ガス排気管には、真空ポンプや排ガス処理装置等が取り付けられうる。また、連続焼成炉10は、炉体11内で雰囲気を分割するための区画やシャッター等を備えていてもよい。
以上、具体的な実施形態を挙げて詳細な説明を行ったが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。このように、請求の範囲に記載の技術には、以上に記載した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。また、上記実施形態で例示された複数の技術の一部を連続焼成炉に採用することも可能である。
10 連続焼成炉
11 炉体
11a 搬送空間
11b 入口
11c 出口
12 搬送ローラ
12a 第1端部
12b 第2端部
12A 第1ローラ群
12B 第2ローラ群
13 被処理物
14 基台
14a 下側フレーム
14b 支柱フレーム
14c 上側フレーム
14d 脚
16 囲い板
16a 断熱材
21 第1支持部材
21a 基端部
21b バネ座部
21c 挿入軸部
22 第2支持部材
22a 基端部
22b バネ座部
22c 挿入軸部
31 炉壁
31a 第1側壁
31b 第2側壁
32 貫通孔
34 ヒータ
50 支持構造
50a 支持構造(駆動側)
50b 支持構造(従動側)
51 ベース
52 支柱
53 支持フレーム
53a 第1支持フレーム
53b 第2支持フレーム
54 カバー
55 取付孔
61 コイルばね
64 軸受
65 スペーサ
66 止め輪
68 スプロケット
70,70A 動力伝達機構
71 ローラチェーン機構
72 動力伝達部
81 軸
82,82a スプロケット
83 ローラチェーン
90 駆動装置(モータ)
91,94,95 カップリング
92,97 減速機
93,96 クラッチ
98 ハンドル
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域
R4 第4領域

Claims (6)

  1. 炉体と、
    複数の搬送ローラと、
    前記搬送ローラの支持構造と、
    駆動装置と
    を備え、
    前記炉体は、
    直線状の搬送空間を囲うトンネル状の炉体であり、
    前記搬送空間の幅方向の片側に設けられた第1側壁と、
    前記第1側壁とは反対側に設けられた第2側壁と
    を有し、
    前記複数の搬送ローラは、
    前記搬送空間に設定された搬送方向に沿って並べられており、
    前記複数の搬送ローラの各搬送ローラは、
    円筒軸状のローラであり、前記第1側壁と前記第2側壁とに架け渡され、かつ、前記第1側壁と前記第2側壁とに貫通しており、
    前記搬送ローラの支持構造は、
    前記第1側壁の外側に配置された第1支持フレームと、
    前記第1支持フレームに軸受を介して回転可能に支持され、前記第1側壁を貫通した前記搬送ローラの第1端部を支持する第1支持部材と、
    前記第2側壁の外側に配置された第2支持フレームと、
    前記第2支持フレームに軸受を介して回転可能に支持され、前記第2側壁を貫通した前記搬送ローラの第2端部を支持する第2支持部材と
    を備え、
    前記複数の搬送ローラのうち一部の第1ローラ群は、
    前記第1支持部材にスプロケットが取り付けられており、前記駆動装置に接続されており、
    前記複数の搬送ローラのうち前記第1ローラ群を除く第2ローラ群は、
    前記第2支持部材にスプロケットが取り付けられており、前記駆動装置に接続されている、連続焼成炉。
  2. 前記駆動装置は、前記第1ローラ群の前記第1支持部材に接続された第1駆動装置と、前記第2ローラ群の前記第2支持部材に接続された第2駆動装置とを備えている、請求項1に記載された連続焼成炉。
  3. 前記搬送方向において、前記第1ローラ群に含まれる前記搬送ローラが隣り合う領域と、前記第2ローラ群に含まれる前記搬送ローラが隣り合う領域とを備える、請求項1または2に記載された連続焼成炉。
  4. 前記第1ローラ群に含まれる前記搬送ローラが隣り合う領域および前記第2ローラ群に含まれる前記搬送ローラが隣り合う領域のうち少なくとも一方を複数備える、請求項3に記載された連続焼成炉。
  5. 前記搬送ローラの支持構造は、前記搬送ローラの両端にコイルばねをさらに備え、
    前記コイルばねは、前記搬送ローラの第1端部の端面と前記第1支持部材との間、および、前記搬送ローラの第2端部の端面と前記第2支持部材との間に、それぞれ圧縮された状態で配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載された連続焼成炉。
  6. 前記第1ローラ群に含まれる搬送ローラの本数は、前記第1ローラ群と前記第2ローラ群に含まれる搬送ローラの本数の合計に対して0.4以上0.6以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載された連続焼成炉。
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