JP6882309B2 - 切削工具キー、切削ヘッドキー組立体、および工具ホルダへの切削ヘッドの取付方法 - Google Patents

切削工具キー、切削ヘッドキー組立体、および工具ホルダへの切削ヘッドの取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6882309B2
JP6882309B2 JP2018543234A JP2018543234A JP6882309B2 JP 6882309 B2 JP6882309 B2 JP 6882309B2 JP 2018543234 A JP2018543234 A JP 2018543234A JP 2018543234 A JP2018543234 A JP 2018543234A JP 6882309 B2 JP6882309 B2 JP 6882309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
cutting
key
sleeve
cutting tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018543234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019505402A5 (ja
JP2019505402A (ja
Inventor
ヘクト,ギル
ハロウィッシュ,デイヴィッド ベン
ハロウィッシュ,デイヴィッド ベン
Original Assignee
イスカル リミテッド
イスカル リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イスカル リミテッド, イスカル リミテッド filed Critical イスカル リミテッド
Publication of JP2019505402A publication Critical patent/JP2019505402A/ja
Publication of JP2019505402A5 publication Critical patent/JP2019505402A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6882309B2 publication Critical patent/JP6882309B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/02Twist drills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/12Adapters for drills or chucks; Tapered sleeves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B13/00Spanners; Wrenches
    • B25B13/48Spanners; Wrenches for special purposes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2251/00Details of tools for drilling machines
    • B23B2251/02Connections between shanks and removable cutting heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2260/00Details of constructional elements
    • B23B2260/078Hand tools used to operate chucks or to assemble, adjust or disassemble tools or equipment used for turning, boring or drilling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)
  • Knives (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Description

発明の分野
本発明は、概して、切削ヘッドが工具ホルダ内に離脱可能に取り付けられる、回転切削工具に関し、特に、かかる工具ホルダに対する切削ヘッドの装着および取り出しための切削工具キーに関する。
発明の背景
回転切削工具(例えば掘削工具)は、切削ヘッドを工具ホルダに離脱可能に取り付けることができるモジュール式のものとすることができる。切削ヘッドを工具ホルダに取り付けるために、切削工具キーは、切削ヘッド上に位置するキーグリップ面に係止トルクを加えることにより、キー中心軸線を中心に切削ヘッドを工具ホルダに対して回転させるために使用することができる。
キーグリップ面は、切削ヘッドの切削アーム上に位置するすくい面の近傍に形成することができる。そのようなキーグリップ面において切削ヘッドを回転作動させるのに好適な切削工具キーの例が、米国特許第5,957,631号(図15参照)に開示されている。
代替的に、キーグリップ面は、切削ヘッドの切削アーム上の前方周縁部に位置する切り欠き内に形成することができる。そのようなキーグリップ面において切削ヘッドを回転作動させるのに好適な切削工具キーの例が、米国特許第D591,140号に開示されている。
本出願の主題の目的は、改良された新規の切削工具キーを提供することである。
本出願の主題の別の目的は、切削ヘッドの直径が、切削ヘッドの回転軸線に対して測定されるように、4mm〜5.99mmの範囲にあるものとすることができる、たとえ比較的小さな切削ヘッドでも、切削ヘッドを工具ホルダに容易に離脱可能に取り付けることを可能にする切削工具キーを提供することである。
本出願の主題の更に別の目的は、回転切削工具の組み立て前に切削工具キーに弾性的に締め付けられる切削ヘッドを有する切削ヘッドキー組立体を提供することである。
発明の概要
本出願の主題の第1の態様によれば、切削工具キーが回転係止方向に回転可能であるキー中心軸線を有する、切削工具キーであって、キー中心軸線が前後方向に延び、切削工具キーが、キー中心軸線を中心に切削工具キーを回転作動させるための、ハンドル構成要素と、ハンドル構成要素に取り付けられるとともにキー中心軸線に沿ってハンドル構成要素から後方向に延びる係止部材であって、切削ヘッドを受け入れる、ヘッド収容部分を係止部材の後端部に含む係止部材と、係止部材に取り付けられたスリーブ部材とを含み、スリーブ部材が、弾性的な可撓性を有するとともに、ヘッド収容部分を円周方向に取り囲む、切削工具キーが提供される。
本出願の主題の更なる態様によれば、切削ヘッドと、前述の切削工具キーとを含む切削ヘッドキー組立体であって、切削ヘッドキー組立体が組立位置と組立前位置との間で調整可能であり、ならびに組立位置では、切削ヘッドがヘッド収容部分に嵌合されかつスリーブ部材により弾性的に締め付けられる、切削ヘッドキー組立体も提供される。
本出願の主題のなお更なる態様によれば、ホルダ長手方向軸線を有する工具ホルダへのヘッド中心軸線を有する切削ヘッドの離脱可能な取付方法であって、切削ヘッドが、切削工具キーに装着される可撓性スリーブ部材であって、切削ヘッドに摩擦係合するスリーブ内面を有する可撓性スリーブ部材により、切削工具キーに取り付けられ、前記方法が、工具ホルダの前方端部に隣接して切削ヘッドが取り付けられた切削工具キーを位置決めすることと、前記前方端部の一部分が可撓性スリーブ部材に受け入れられ、切削ヘッドが工具ホルダの前方端部に係合するように切削工具キーを工具ホルダに向かう方向に移動させることと、切削ヘッドが工具ホルダに固定されるまで切削工具キーを回転させることと、前記前方端部の前記部分がもはや可撓性スリーブ部材に受け入れられなくなるまで、切削工具キーを工具ホルダから離れる方向に移動させることとを含む、方法も提供される。
上記が概要であることと、本明細書で以下に説明する特徴が本出願の主題に対して任意の組み合わせで適用可能であり得る、例えば、以下の特徴のいずれかが、切削工具キー、切削ヘッドキー組立体、または工具ホルダへの切削ヘッドの離脱可能な取付方法に適用可能であり得ることとが理解される。スリーブ部材は、スリーブ内面により周方向に境界が定められた、スリーブ貫通空洞を含むことができ、スリーブ貫通空洞は少なくとも後方スリーブ開口に開口する。
スリーブ内面は、後方スリーブ開口からヘッド収容部分に向かって延びる案内面を含むことができる。
スリーブ貫通空洞は、スリーブ部材が撓んでいないときに円筒形状を有することができる。
スリーブ部材はシリコーンで作製することができる。
スリーブ部材は弾性率(E)を有する。弾性率は、0.001GPa≦E≦0.05GPaの範囲にあるものとすることができる。
スリーブ部材は、透明または半透明とすることができる。
係止部材は、係止部材の前方端部においてハンドル構成要素に取り付けることができる。
ハンドル構成要素と係止部材とは共に一体に形成されて単一のワンピース構造を有し得る。
係止部材は、ハンドル構成要素からキー中心軸線に沿って後方向に延びる円周方向係止部材周面を含むことができる。スリーブ部材は、係止部材周面上に位置するスリーブ装着部分に離脱可能にかつ弾性的に取り付けることができる。
スリーブ装着部分は、キー中心軸線に向かって径方向内方に後方向に先細りになる円錐面を含むことができる。
スリーブ装着部分は、第1の円筒直径を有する第1の円筒面を含むことができる。
スリーブ装着部分は、第2の円筒直径を有するとともに第1の円筒面の前方に位置する第2の円筒面を更に含むことができる。第2の円筒直径は、第1の円筒直径よりも大きなものとすることができる。
係止部材周面は、略後方向に面する軸方向停止面を含むことができる。スリーブ部材は、軸方向停止面に接触することができる。
ハンドル構成要素は、キー中心軸線に対してN回回転対称性を呈することができ、Nは整数である。
ハンドル構成要素は、ハンドル上面と、ハンドル底面と、ハンドル上面とハンドル底面との間に延びるハンドル周面を含むことができる。ハンドル上面およびハンドル底面は、平面状であるとともにキー中心軸線に直交するものとすることができる。
係止部材は、ハンドル底面の径方向中心部分から後方向に突出することができる。
切削工具キーは、ハンドル上面とヘッド収容部分との間に延びるとともにハンドル上面とヘッド収容部分とに開口する取出用貫通孔を更に含むことができる。
切削ヘッドは、ヘッド後面から後方に突出するヘッド連結ピンを含むヘッド連結部分を含むことができる。ヘッド連結ピンは、後方スリーブ開口を貫通して後方スリーブ開口を越えて後方向に延びることができる。
切削ヘッドは、前後方向に延びるとともに切削ヘッドが回転方向に回転可能であるヘッド中心軸線を有することができ、切削ヘッドは、ヘッド中心軸線に対して径方向外方に延びる複数の切削アームを含むことができ、各切削アームは、対向するアーム回転先行面およびアーム回転後行面と、アーム回転先行面とアーム回転後行面との間に周方向に延びるアーム周面とを含むことができる。アーム周面は、切削ヘッド直径を画定することができる。スリーブ部材は、少なくとも後方スリーブ開口に開口するスリーブ貫通空洞を含むことができ、スリーブ貫通空洞は、スリーブ内面により周方向に境界が定められるとともに、スリーブが撓んでいないときにスリーブ直径を有し、ならびに切削ヘッドキー組立体の組立前位置では、切削ヘッドが切削工具キーに取り付けられておらず、かつ切削ヘッド直径がスリーブ直径よりも大きい。
スリーブ内面は、後方スリーブ開口からヘッド収容部分に向かって延びる案内面を含むことができる。
切削ヘッドは、ヘッド後面から後方に突出するヘッド連結ピンを含むヘッド連結部分を含むことができる。組立位置では、ヘッド連結ピンは、後方スリーブ開口を貫通して後方スリーブ開口を越えて後方向に延びることができる。
方法は、切削ヘッドキー組立体を工具ホルダに対して位置決めするステップの前に、工具ホルダの前方端部を後方スリーブ開口に位置決めするステップと、案内面をホルダ周面に沿って後方向に摺動させるステップとを更に含むことができる。
方法は、案内面がホルダ周面に沿って後方向に摺動する前にヘッド連結ピンをホルダ連結孔に挿入するステップを更に含むことができる。
方法は、切削工具キーを工具ホルダに向かう方向に移動させるステップの後に、スリーブ内面を工具ホルダのホルダ周面に沿って摺動させるステップを更に含むことができる。
図面の簡単な説明
本出願をより良く理解し、かつ本出願を実際にどのように実行し得るかを示すために、ここで添付の図面を参照する。
図1は、回転切削工具が離脱位置にある、本出願の第1の実施形態による切削工具キーの斜視図である。 図2は、切削ヘッドキー組立体の斜視図である。 図3は、図2に示す切削ヘッドキー組立体の端面図である。 図4は、図2に示す切削ヘッドキー組立体の断面図である。 図5は、図1に示すスリーブ部材の斜視図である。 図6は、本出願の第2の実施形態による、スリーブ部材が取り付けられていない切削工具キーの斜視図である。 図7は、図1に示す回転切削工具の分解斜視図である。 図8aは、回転切削工具が予備固定位置にあるときの回転切削工具の側面図である。 図8bは、回転切削工具が固定位置にあるときの、図8aに示すものと類似の図である。
図示を簡単かつ明確にするために、図に示す要素は必ずしも原寸に比例したものではないことが認識されるであろう。例えば、いくつかの要素の寸法は、明確にするために他の要素に対して誇張されている場合があり、またはいくつかの物理的構成要素が1つの機能ブロックもしくは要素の中に含まれている場合がある。更に、適切と考えられる場合には、対応するまたは類似の要素を示すために参照番号が図を通して繰り返される場合がある。
発明の詳細な説明
以下の説明では、本出願の主題の種々の態様を説明する。説明の目的で、本出願の主題の完全な理解を与えるために、特定の構成および詳細が十分に詳細に記載されている。しかしながら、当業者には、本明細書に提示した特定の構成および詳細なしに本出願の主題を実施できることも明らかであろう。
離脱位置にある、掘削作業に使用される種類の、回転切削工具20と、本出願の主題の実施形態による、切削工具キー22、122とを示す図1にまず注目する。回転切削工具20は、典型的には超硬合金から作製できる切削ヘッド24を有する。回転切削工具20はまた、通常は鋼から作製できる、切削ヘッド24と相補的な、工具ホルダ26を有する。回転切削工具20は、離脱位置と固定位置との間で調整可能である。回転切削工具20の固定位置では、切削ヘッド24が工具ホルダ26内に離脱可能に取り付けられる。
本出願の主題の一態様は、切削工具キー22、122に関する。切削工具キー22、122の目的は、回転切削工具20を組み立てることである。具体的には、切削工具キー22、122は、切削ヘッド24が工具ホルダ26に離脱可能に取り付けられる(すなわち、回転切削工具20の固定位置に位置する)ように切削ヘッド24を工具ホルダ26に対して回転させるように意図される。
図2〜図4を参照すると、切削工具キー22、122は、切削工具キー22、122が回転係止方向Rに回転可能であるキー中心軸線Aを含む。キー中心軸線Aは、前後方向D、Dに延びる。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、キー中心軸線Aは、長手方向軸線とすることができる。本説明および特許請求の範囲を通して「前方」および「後方」という用語の使用が、図4のそれぞれ上方向および下方向に向かうキー中心軸線Aの方向における相対的な位置を指すことを理解すべきである。
切削工具キー22、122は、ハンドル構成要素28を含む。ハンドル構成要素28は、キー中心軸線Aを中心に切削工具キー22、122を回転係止方向Rに回転作動させるために使用される。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、ハンドル構成要素28は、10%のガラス繊維で補強されたポリプロピレン、または同様の材料などの、プラスチックから作製することができる。ハンドル構成要素28は、ハンドル上面30と、ハンドル底面32と、ハンドル上面30とハンドル底面32との間に延びるハンドル周面34とを含むことができる。図3に見られるように、ハンドル周面34は、複数の径方向凸状湾曲部分36と、複数の径方向凹状湾曲部分38とを含むことができる。各径方向凸状湾曲部分36は、隣り合う2つの径方向凹状湾曲部分38間に介在することができる。したがって、切削工具キー22、122の端面図(すなわち、図3)に見られるように、ハンドル周面34は、ハンドル周面34が回転係止方向Rに延びるにつれてキー中心軸線Aからの距離が交互に増減する。ハンドル構成要素28は、キー中心軸線Aに対してN回回転対称性を呈することができ、Nは整数である。好ましくは、ハンドル構成要素28は、キー中心軸線Aに対して12回回転対称性を呈することができる。有利には、そのような構成は、切削工具キー22、122を回転係止方向Rに回転作動させるときに作業者が把持するのに好適な形状を提供する。図4に示すように、ハンドル上面30およびハンドル底面32は、平面状であるとともにキー中心軸線Aを横断して延びるものとすることができる。好ましくは、ハンドル上面30およびハンドル底面32は、キー中心軸線Aに直交するものとすることができる。
切削工具キー22、122は、係止部材40を含む。係止部材40は、ハンドル構成要素28に取り付けられる。係止部材40は、キー中心軸線Aに沿ってハンドル構成要素から後方向Dに延びる。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、係止部材40の前方端部は、ハンドル構成要素28に取り付けることができる。係止部材40は、ハンドル構成要素28に一体に取り付けることができる。換言すれば、係止部材40およびハンドル構成要素28は、単一のワンピース構造を有し、したがって、同じ材料から作製される。有利には、例えば、そのような材料がプラスチックである場合、切削ヘッド24の切削領域は、係止部材40のどの部分に接触しても損傷を受けない。その上、そのようなワンピース構造によって、係止部材40がハンドル構成要素28から外れる可能性が低減される。更にまた、(係止部材40へのハンドル部材28の)取付工程を必要としないので、切削工具キー22、122の製造がより容易になる。
図1、図2、および図4に見られるように、本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、係止部材40は、ハンドル構成要素28からキー中心軸線Aに沿って後方向Dに延びる円周方向係止部材周面42を含むことができる。好ましくは、係止部材40は、ハンドル底面32の径方向中心部分から後方向Dに突出することができる。係止部材周面42は、スリーブ装着部分44を含むことができる。スリーブ装着部分44は、スリーブ部材46をスリーブ装着部分44に取り付けるように設計される。
図4に最も良く見られるように、本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、切削工具キー22のスリーブ装着部分44は、円錐面48を含むことができる。円錐面48は、キー中心軸線Aに向かって径方向内方に後方向Dに先細りになることができる。円錐面48は円錐角αを画定する。円錐角αは、3°≦α≦5°の範囲にあるものとすることができる。好ましくは、円錐角αは4°に等しいものとすることができる。代替的に、図6に示す非限定的な例に見られるように、本出願の主題のいくつかの他の実施形態によれば、切削工具キー122のスリーブ装着部分44は、第1の円筒直径D1を有する第1の円筒面50aを含むことができる。追加的に、係止部材周面42は、第2の円筒直径D2を有する第2の円筒面50bを含むことができる。第2の円筒面50bは、第1の円筒面50aの前方に位置することができる。第2の円筒直径D2は第1の円筒直径D1よりも大きい。そのように、係止部材周面42は、複数の円筒面50a、50bを含むことができ、各々が、係止部材周面42に隣接して後方に位置する円筒面50a、50bの直径よりも大きな直径を有し、それにより段付き周面を形成する。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、係止部材周面42は、略後方向Dに面する軸方向停止面52を含むことができる。軸方向停止面52は、本説明で更に詳細に説明するようにスリーブ部材46を所定の位置に配置する役割を果たす。図2および図4に示すように、軸方向停止面52は、ハンドル底面32に隣接する係止部材周面42に位置する環状膨出部54に形成することができる。代替的に、図6に示すように、軸方向停止面52は、前方に隣接する円筒面50a、50bにより形成された円筒肩部分56により形成することができる。
図2〜図4に戻ると、係止部材40は、その後端部にヘッド収容部分58を含む。ヘッド収容部分58は、工具ホルダ26への離脱可能な取り付け前に切削ヘッド24が切削工具キー22、122内に装着されたときに切削ヘッド24に収容部を提供するように設計される(つまり、切削ヘッド24をヘッド収容部分58に受け入れてヘッド収容部分58に嵌合することができる)。本発明の主題のいくつかの実施形態によれば、ヘッド収容部分58は、円周方向に離間した複数の収容隙間62を画定する円周方向に離間した複数のトルク伝達部材60を含むことができ、各収容隙間62は隣り合う1対のトルク伝達部材60間に位置する。図面に示すこの非限定的な例において、ヘッド収容部分58は、互いに径方向に対向する、厳密に2つのトルク伝達部材60を、ひいては、同じく互いに径方向に対向する、厳密に2つの収容隙間62を含む。収容隙間62の数は、切削ヘッド24における切削アームの数に対応する。図3に見られるように、各トルク伝達部材60は、キー中心軸線Aを中心に回転係止方向Rに切削工具キー22、122を回転させたときに切削ヘッド24に係止トルクを伝達するためのトルク伝達面64を含む。トルク伝達面64は、略回転係止方向Rに面することができる。
図3および図4に見られるように、本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、切削工具キー22、122は、ハンドル上面30とヘッド収容部分58との間に延びるとともにハンドル上面30とヘッド収容部分58とに開口する取出用貫通孔66を含むことができる。取出用貫通孔66の目的は、切削ヘッド24に対して取り出し力を後方向Dに加え、これにより、切削ヘッド24をヘッド収容部分58およびスリーブ部材46から外れるように付勢する、ロッドなどの、取り出し部材(図示せず)を用いて切削ヘッド24が切削工具キー22、122から取り出されることを許容することである。
図1〜図4に見られるように、切削工具キー22、122は、別個のスリーブ部材46を含む。スリーブ部材46は、2つのスリーブ端面68と、2つのスリーブ端面68間に延びるスリーブ外面70とを含む。スリーブ部材46は、中空であり、かつ2つのスリーブ開口74、76における2つのスリーブ端面68間に延びるとともに2つのスリーブ端面68に開口するスリーブ貫通空洞72と、前方スリーブ開口74と、後方スリーブ開口76とを有し、これにより、スリーブ内面78を画定する。スリーブ内面78は、周方向にスリーブ貫通空洞72の境界を定める。スリーブ外面70とスリーブ内面78との間の径方向距離である、スリーブ部材46のスリーブ幅Wは、1.5mm≦W≦2.5mmの範囲にあるものとすることができる。好ましくは、スリーブ幅Wは2mmの値を有することができる。
スリーブ部材46は、弾性的な可撓性を有する。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、スリーブ部材46は、0.001GPa≦E≦0.05GPaの範囲にある弾性率Eを有することができる。重要なことに、スリーブ部材46は、切削ヘッド24を切削工具キー22、122に弾性的に締め付けるのに十分な剛性を有さなければならず、その一方で、a)工具ホルダ26の前方端部がスリーブ部材46に受け入れられることと、b)切削ヘッド24が工具ホルダ26に離脱可能に取り付けられた時点で切削工具キー22、122が回転切削工具20から離れる方向に引き抜かれる(すなわち、取り付けられた切削ヘッド24なしに引き抜かれる)こととを依然として許容する。スリーブ部材46およびヘッド収容部分58は、異なる材料から作製することができる。好ましくは、スリーブ部材46は、シリコーンで作製することができる。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、スリーブ部材46は透明または半透明であるものとすることができ、このことは、有利には、回転切削工具20の組み立ての際に切削ヘッド24および工具ホルダ26が視認可能であることを可能にする。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、スリーブ部材46が撓んでいない(例えば、係止部材40に取り付けられていない)ときに、スリーブ内面70および外面78は、スリーブ中心軸線Sに沿って円周方向に延び、かつスリーブ中心軸線Sと同軸である2つの仮想円筒面に位置する。したがって、スリーブ貫通空洞72は、スリーブ内面78がスリーブ直径DSを画定する、円筒形状を有することができる。2つのスリーブ端面68は、平面状であるとともにスリーブ中心軸線Sに直交するものとすることができる。
スリーブ部材46は、係止部材40に取り付けられる。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、スリーブ部材46は、係止部材40に離脱可能に取り付けることができる。有利には、スリーブ部材46が損傷を受けた(例えば断裂した)場合に、この離脱可能な取り付けにより、スリーブ部材46を交換することが可能となる。スリーブ部材46を係止部材40に離脱可能に取り付けるために、係止部材40は、前方スリーブ開口74においてスリーブ貫通空洞72に挿入される。次いで、係止部材40は、スリーブ貫通空洞72を通してスリーブ内に更に軸方向に付勢される。図面に示す非限定的な例において、スリーブ部材46は、軸方向停止面52に接触することができ、これにより、スリーブ貫通空洞72への係止部材40の更なる挿入を防止して、係止部材40に対する所定の位置にスリーブを位置決めする。スリーブ直径DSがスリーブ装着部分44の径方向寸法よりも小さいことによって、スリーブ部材46が、径方向外方に弾性変形し、すなわち撓み、これにより、スリーブ装着部分44においてスリーブ部材自体を係止部材40上に弾性的に締め付けることに留意すべきである。スリーブ装着部分44に取り付けられないスリーブ部材46の軸方向部分は、スリーブ直径DSを実質的に維持する。
スリーブ部材46がスリーブ装着部分44に取り付けられたときに、スリーブ部材46は、ヘッド収容部分58を円周方向に取り囲む。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、スリーブ中心軸線Sは、キー中心軸線Aと一致するものとすることができる。スリーブ部材46は、ヘッド収容部分58を越えて後方向Dに延びる。したがって、スリーブ内面78は、後方スリーブ開口76からヘッド収容部分58に向かって延びる案内面80を含むことができる。
切削ヘッド24および工具ホルダ26は、本発明の一部ではないが、回転切削工具20の組立体を説明する前置きとしてここで述べられている。ここで図7を参照すると、切削ヘッド24は、単一の一体型ワンピース構造で作製される。切削ヘッド24は、切削ヘッド24が回転方向Rに回転可能であるヘッド中心軸線Cを有する。回転方向Rは、回転係止方向Rとは回転の向きが逆である。ヘッド中心軸線Cは、長手方向軸線とすることができる。ヘッド中心軸線Cは、前後方向D、Dに延びる。切削ヘッド24は、切削部分82を形成する前方端部と、ヘッド連結部分84を形成する後方端部とを含む。
切削部分82は、対向するヘッド前面86および後面88と、ヘッド前面86とヘッド後面88との間に延びるヘッド周面90とを含む。ヘッド中心軸線Cは、ヘッド前面86および後面88を貫通して延びる。ヘッド後面88は、切削部分82とヘッド連結部分84との間の境界を画定する。切削部分82は、工具ホルダ26上の相補的な表面に当接するための、略後方向Dに面するヘッド後部当接面92を含む。ヘッド後部当接面92は、ヘッド後面88上に位置する。ヘッド後面88は、平面状であるとともにヘッド中心軸線Cに直交するものとすることができる。
切削部分82は、ヘッド径方向中心部分94を含む。切削部分82は、ヘッド径方向中心部分94から、ヘッド中心軸線Cに対して、径方向外方に延びる複数の切削アーム96を含む。図面に示すこの非限定的な例において、切削部分82は、互いに径方向に対向する、厳密に2つの切削アーム96を含む。各切削アーム96は、それぞれ、対向するアーム回転先行面98およびアーム回転後行面100と、アーム回転先行面98とアーム回転後行面100との間に周方向に延びるアーム周面102とを含む。アーム回転先行面98およびアーム回転後行面100ならびにアーム周面102は全て、ヘッド周面90上に位置する。本説明および特許請求の範囲を通して「回転先行」および「回転後行」という用語の使用が、回転方向Rに対する位置を指すことを理解すべきである。アーム周面102は、切削ヘッド直径DHを画定することができる。各切削アーム96は、工具ホルダ26上の相補的な表面による駆動係合のための被駆動面104を含む。被駆動面104は、アーム回転後行面100上に位置することができる。有利には、これにより、被駆動面104を介した切削ヘッドへの有効なトルク伝達が可能となる。被駆動面104は、ヘッド後面88から離間させて配置することができる。好ましくは、被駆動面104は、ヘッド後面88の軸方向前方に位置することができる。
各切削アーム96はそれぞれの主切刃104を含む。各アーム回転先行面98は、それぞれの主すくい面108を含む。各主すくい面108は、主すくい面108が関連付けられる主切刃104からヘッド後面88に向かって延びる。キーグリップ面は、各切削アーム96上に位置する主すくい面108の近傍に形成することができる。
ヘッド連結部分84は、ヘッド後面88からヘッド中心軸線Cに沿って後方に突出するヘッド連結ピン110を含む。ヘッド連結ピン110の目的は、工具ホルダ26との連結手段を提供することである。ヘッド連結ピン110は、ヘッド後面88から離間して配置されるピン後面112と、ピン後面112とヘッド後面88との間に延びるピン周面114とを含む。切削ヘッド24は、少なくとも1つのヘッドラッチ116を含むことができる。図面に示す非限定的な例において、少なくとも1つのヘッドラッチ116は、ヘッド連結ピン110上に位置し、かつヘッド連結ピン110から径方向外方に突出する。各ヘッドラッチ116は、ピン後面112に隣接することができる。ヘッドラッチ116の目的は、本説明で更に説明される。
工具ホルダ26は、前後方向D、Dに延びるとともに工具ホルダ26が回転方向Rに回転可能であるホルダ長手方向軸線Dを有する。工具ホルダ26は、ホルダ長手方向軸線Dに沿って円周方向に延びるホルダ周面118を含む。ホルダ周面118は、工具ホルダ26の前方端部にホルダ基部面120の境界を形成する。ホルダ長手方向軸線Dは、ホルダ基部面120を貫通して延びる。工具ホルダ26は、切削ヘッド24上の相補的な表面に当接するための、略前方向Dに面するホルダ基部当接面124を含む。ホルダ基部当接面124は、ホルダ基部面120上に位置する。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、ホルダ基部面120は、平面状であるとともにホルダ長手方向軸線Dに直交するものとすることができる。
工具ホルダ26は、ホルダ基部面120から前方に延びる、円周方向に離間した複数の駆動部材126を含む。駆動部材126は、工具ホルダ26が回転するときに切削ヘッド24に切削トルクTcを付与する役割を果たす。図面に示すこの非限定的な例において、工具ホルダ26は、互いに径方向に対向する、厳密に2つの駆動部材126を含む。各駆動部材126は、対向する駆動部材回転先行面128および駆動部材回転後行面130と、駆動部材回転先行面128と駆動部材回転後行面130との間に周方向に延びる駆動部材周面132とを含む。本発明の主題のいくつかの実施形態によれば、各駆動部材126は、前方向Dにおいて駆動部材126の軸方向の境界を定めるそれぞれの駆動部材前面134を含むことができる。
駆動部材回転先行面128は、切削ヘッド24上のそれぞれの相補的な表面との駆動係合のための駆動面136を含む。本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、駆動面136は、ホルダ基部面120の軸方向前方に位置することができる。
工具ホルダ26は、切削ヘッド24のヘッド連結ピン110を受け入れる、ホルダ連結孔138を含む。ホルダ連結孔138は、ホルダ基部面120に凹設され、かつホルダ長手方向軸線Dに沿って後方向Dに延びる。ホルダ連結孔138は、円周方向に完全に閉鎖されていなくてもよい。工具ホルダ26は、少なくとも1つのホルダアンダーカット140を含むことができる。図面に示す非限定的な例において、少なくとも1つのホルダアンダーカット140は、ホルダ連結孔138に位置し、かつ径方向外方に凹設される。各ホルダアンダーカット140は、ホルダ基部面120に隣接することができる。各ホルダアンダーカット140の目的は、本説明で更に説明される。
本出願の主題の別の態様は、本明細書において上で定義したような、切削工具キー22、122と、切削ヘッド24とを含む切削ヘッドキー組立体142に関する。切削ヘッドキー組立体142は、組立位置と組立前位置との間で調整可能である。組立前位置では、切削ヘッド24は、切削工具キー22、122に取り付けられていない。図2に見られるように、切削ヘッドキー組立体142の組立位置では、切削ヘッド24は、ヘッド収容部分58に嵌合される。嵌合位置では、各切削アーム96は、それぞれの収容隙間62を貫通して延びる。
切削ヘッド直径DHは、スリーブ直径DSよりも大きい。したがって、切削ヘッド24は、ヘッド収容部分58においてスリーブ部材46により弾性的に締め付けられる。実際に、切削ヘッド24は、切削工具キー22、122に装着される可撓性スリーブ部材46であって切削ヘッド24に摩擦係合するスリーブ内面78を有する可撓性スリーブ部材46により、切削工具キー22、122に取り付けられる。
図3に見られるように、本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、切削工具キー22、122のハンドル上面30は、ハンドル上面30に凹設されたハンドル指標溝144を含むことができる。ハンドル指標溝144は、直線状であるとともにキー中心軸線Aと交差することができる。ハンドル指標溝144は、回転切削工具20の組み立てに役立つように切削ヘッド24の向きに関する視覚的指標を与えるように設計される。
図4に示すように、本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、ヘッド連結ピン110は、後方スリーブ開口76を貫通して後方スリーブ開口76を越えて後方向Dに延びることができる。
本出願の主題の別の態様は、組み立てられた切削ヘッドキー組立体142に属する切削ヘッド24の、工具ホルダ26への離脱可能な取付方法に関する。換言すれば、回転切削工具20を離脱位置から固定位置に調整する。
切削ヘッドキー組立体142は、切削ヘッド24が工具ホルダ26の前方端部に隣接しかつ隣り合う1対の駆動部材126から各切削アーム96が角度的にずらされるように、工具ホルダ26に対して位置決めされる。切削ヘッドキー組立体142は、切削ヘッド24が工具ホルダ26に係合するまで工具ホルダ26に向けて移動させ、これにより、予備固定部分を画定する(図8a参照)。各切削アーム96は、隣り合うそれぞれの対の駆動部材126間に角度をなして位置する。次いで、切削ヘッド24が工具ホルダ26に固定されるまで切削ヘッドキー22、122を回転係止方向Rに回転させる。固定位置では、切削アーム96と駆動部材126との抵抗接触が、切削ヘッドキー22、122(図8b参照)の更なる回転を防止する。各ヘッドラッチ116は、それぞれのホルダアンダーカット140に位置する。この位置では、回転切削工具20が固定位置にあり、かつ切削ヘッド24が工具ホルダ26に離脱可能に取り付けられていると考えられる。次いで、切削工具キー22、122が回転切削工具20から離れる方向に引き抜かれ、切削ヘッド24が切削工具キー22、122から分離する。各ヘッドラッチ116がそれぞれのホルダアンダーカット140により保持されることによって切削ヘッド24が工具ホルダ26に取り付けられたままであることに留意すべきである。
本出願の主題のいくつかの実施形態によれば、切削ヘッドキー組立体142を工具ホルダ26に対して位置決めする前に、工具ホルダ26の前方端部を後方スリーブ開口76に位置決めすることができる。案内面80は、ホルダ周面118に沿って後方向Dに摺動させることができる。有利には、この摺動により、ヘッド中心軸線Cと工具ホルダ軸線Dとが位置合わせされる。ヘッド連結ピン110は、案内面80がホルダ周面118に沿って後方向Dに摺動する前にホルダ連結孔138に挿入することができる。
このような場合、切削ヘッド24は、工具ホルダ26の前方端部に隣接して切削ヘッド24が取り付けられた切削工具キー22、122をまず位置決めすることにより工具ホルダ26に離脱可能に取り付けられる。次に、前記前方端部の一部分が可撓性スリーブ部材46の後方スリーブ開口76に受け入れられ、切削ヘッド24が工具ホルダ26の前方端部に係合するように切削工具キー22、122を工具ホルダ26に向かう方向に移動させる。その後、切削ヘッド24が工具ホルダ26に固定されるまで切削工具キー22、122を回転させる。最後に、前記前方端部の前記部分がもはや可撓性スリーブ部材46の後方スリーブ開口76に受け入れられなくなるまで切削工具キー22、122を工具ホルダ26から離れる方向に移動させる。
回転切削工具20を分解するために切削工具キー22、122を使用することもできることを認識すべきである。分解の際に、スリーブ部材46は、有利には、切削工具キー22、122を回転係止方向Rとは反対方向に回転させたときに切削ヘッド24が切削工具キー22、122と共に移動するように切削ヘッド24を弾性的に締め付ける。
本出願の主題の特徴は、スリーブ部材46の透明性または半透明性が、回転切削工具20を組み立てるときに切削ヘッド24が視認可能であることを可能にし、これにより、回転切削工具20の組み立てを補助することであることに留意すべきである。
本発明の主題の別の特徴は、円錐面48または複数の円筒面50a、50bを含むスリーブ装着部分44が、異なる直径のスリーブ部材46をスリーブ装着部分44に取り付けることを可能にすることであることにも留意すべきである。そして、これにより、異なるサイズの回転切削ヘッド20を同じ切削工具キー22、122に弾性的に締め付けることが可能となる。

Claims (20)

  1. 切削工具キー(22、122)が回転係止方向(RL)に回転可能であるキー中心軸線(A)を有する、前記切削工具キー(22、122)であって、前記キー中心軸線(A)が前後方向(DF、DR)に延び、前記切削工具キー(22、122)が、
    前記キー中心軸線(A)を中心に前記切削工具キー(22、122)を回転作動させるための、ハンドル構成要素(28)と、
    前記ハンドル構成要素(28)に取り付けられるとともに前記キー中心軸線(A)に沿って前記ハンドル構成要素(28)から前記後方向(DR)に延びる係止部材(40)であって、その後端部に、切削ヘッド(24)を受け入れるヘッド収容部分(58)を含む係止部材(40)と、
    前記係止部材(40)に離脱可能に取り付けられたスリーブ部材(46)とを含み、
    前記スリーブ部材(46)が、前記ヘッド収容部分(58)を円周方向に取り囲む、
    切削工具キー(22、122)。
  2. 前記スリーブ部材(46)が、スリーブ内面(78)により周方向に境界が定められた、スリーブ貫通空洞(72)を含み、前記スリーブ貫通空洞(72)が少なくとも後方スリーブ開口(76)に開口し、かつ
    前記スリーブ内面(78)が、前記後方スリーブ開口(76)から前記ヘッド収容部分(58)に向かって延びる案内面(80)を含む、請求項1に記載の切削工具キー(22、122)。
  3. 前記スリーブ貫通空洞(72)は、前記スリーブ部材(46)が撓んでいないときに円筒形状を有する、請求項2に記載の切削工具キー(22、122)。
  4. 前記スリーブ部材(46)がシリコーンで作製される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の切削工具キー(22、122)。
  5. 前記スリーブ部材(46)が透明または半透明である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の切削工具キー(22、122)。
  6. 前記係止部材(40)が、前記係止部材(40)の前方端部において前記ハンドル構成要素(28)に取り付けられる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の切削工具キー(22、122)。
  7. 前記ハンドル構成要素(28)と前記係止部材(40)とが共に一体に形成されて単一のワンピース構造を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の切削工具キー(22、122)。
  8. 前記係止部材(40)が、前記ハンドル構成要素(28)から前記キー中心軸線(A)に沿って前記後方向(DR)に延びる円周方向係止部材周面(42)を含み、かつ
    前記スリーブ部材(46)が、前記係止部材周面(42)上に位置するスリーブ装着部分(44)に弾性的に取り付けられる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の切削工具キー(22、122)。
  9. 前記スリーブ装着部分(44)が、前記キー中心軸線(A)に向かって径方向内方に前記後方向(DR)に先細りになる円錐面(48)を含む、請求項8に記載の切削工具キー(22)。
  10. 前記スリーブ装着部分(44)が、第1の円筒直径(D1)を有する第1の円筒面(50a)を含み、
    前記スリーブ装着部分(44)は、第2の円筒直径(D2)を有するとともに前記第1の円筒面(50a)の前方に位置する第2の円筒面(50b)を更に含み、
    前記第2の円筒直径(D2)は、前記第1の円筒直径(D1)よりも大きい、請求項8に記載の切削工具キー(122)。
  11. 前記係止部材周面(42)が、略前記後方向(DR)に面する軸方向停止面(52)を含み、かつ
    前記スリーブ部材(46)が、前記軸方向停止面(52)に接触する、請求項8に記載の切削工具キー(22、122)。
  12. 前記ハンドル構成要素(28)が、ハンドル上面(30)と、ハンドル底面(32)と、前記ハンドル上面(30)と前記ハンドル底面(32)との間に延びるハンドル周面(34)とを含み、かつ
    前記ハンドル上面(30)および前記ハンドル底面(32)が、平面状であるとともに前記キー中心軸線(A)に直交する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の切削工具キー(22、122)。
  13. 前記係止部材(40)が、前記ハンドル底面(32)の径方向中心部分から前記後方向(DR)に突出する、請求項12に記載の切削工具キー(22、122)。
  14. 前記切削工具キー(22、122)が、前記ハンドル上面(30)と前記ヘッド収容部分(58)との間に延びるとともに前記ハンドル上面(30)と前記ヘッド収容部分(58)とに開口する取出用貫通孔(66)を更に含む、請求項12に記載の切削工具キー(22、122)。
  15. 切削ヘッド(24)と、
    請求項1に記載の切削工具キー(22、122)とを含み、
    切削ヘッドキー組立体(142)が組立位置と組立前位置との間で調整可能であり、ならびに
    前記組立位置では、前記切削ヘッド(24)が前記ヘッド収容部分(58)に嵌合されかつ前記スリーブ部材(46)により弾性的に締め付けられる、
    切削ヘッドキー組立体(142)。
  16. 前記切削ヘッド(24)が、前後方向(DF、DR)に延びるとともに前記切削ヘッド(24)が回転方向(R)に回転可能であるヘッド中心軸線(C)を有し、前記切削ヘッド(24)が、前記ヘッド中心軸線(C)に対して径方向外方に延びる複数の切削アーム(96)を含み、各切削アーム(96)が、対向するアーム回転先行面(98)およびアーム回転後行面(100)と、前記アーム回転先行面(98)と前記アーム回転後行面(100)との間に周方向に延びるアーム周面(102)とを含み、
    前記アーム周面(102)が切削ヘッド直径(DH)を画定し、
    前記スリーブ部材(46)が、少なくとも後方スリーブ開口(76)に開口するスリーブ貫通空洞(72)を含み、前記スリーブ貫通空洞(72)が、スリーブ内面(78)により周方向に境界が定められるとともに、前記スリーブ部材(46)が撓んでいないときにスリーブ直径(DS)を有し、ならびに
    前記切削ヘッドキー組立体(142)の前記組立前位置では、
    前記切削ヘッド(24)が前記切削工具キー(22、122)に取り付けられておらず、かつ
    前記切削ヘッド直径(DH)が前記スリーブ直径(DS)よりも大きい、
    請求項15に記載の切削ヘッドキー組立体(142)。
  17. 前記スリーブ内面(78)が、前記後方スリーブ開口(76)から前記ヘッド収容部分(58)に向かって延びる案内面(80)を含む、請求項16に記載の切削ヘッドキー組立体(142)。
  18. 前記切削ヘッド(24)が、ヘッド後面(88)から後方に突出するヘッド連結ピン(110)を含むヘッド連結部分(84)を含み、かつ
    前記組立位置では、前記ヘッド連結ピン(110)が、前記後方スリーブ開口(76)を貫通して前記後方スリーブ開口(76)を越えて前記後方向(DR)に延びる、請求項17に記載の切削ヘッドキー組立体(142)。
  19. 請求項1に記載の切削工具キー(22、122)を用いて、ホルダ長手方向軸線(D)を有する工具ホルダ(26)へのヘッド中心軸線(C)を有する切削ヘッド(24)の離脱可能な取付方法であって、前記切削ヘッド(24)が、前記切削工具キー(22、122)に装着される可撓性スリーブ部材(46)であって、前記切削ヘッド(24)に摩擦係合するスリーブ内面(78)を有する前記可撓性スリーブ部材(46)により、前記切削工具キー(22、122)に取り付けられ、前記方法が、
    前記工具ホルダ(26)の前方端部に隣接して前記切削ヘッド(24)が取り付けられた前記切削工具キー(22、122)を位置決めすることと、
    前記前方端部の一部分が前記可撓性スリーブ部材(46)に受け入れられ、前記切削ヘッド(24)が前記工具ホルダ(26)の前記前方端部に係合するように前記切削工具キー(22、122)を前記工具ホルダ(26)に向かう方向に移動させることと、
    前記切削ヘッド(24)が前記工具ホルダ(26)に固定されるまで前記切削工具キー(22、122)を回転させることと、
    前記前方端部の前記部分がもはや前記可撓性スリーブ部材(46)に受け入れられなくなるまで、前記切削工具キー(22、122)を前記工具ホルダ(26)から離れる方向に移動させることと
    を含む、方法。
  20. 前記切削工具キー(22、122)を前記工具ホルダ(26)に向かう方向に移動させるステップの後に、前記スリーブ内面(78)を前記工具ホルダ(26)のホルダ周面(118)に沿って摺動させるステップを更に含む、請求項19に記載の方法。
JP2018543234A 2016-02-22 2017-02-14 切削工具キー、切削ヘッドキー組立体、および工具ホルダへの切削ヘッドの取付方法 Active JP6882309B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/049,683 US10105762B2 (en) 2016-02-22 2016-02-22 Cutting tool key, cutting head key assembly and method of attaching cutting head to tool holder
US15/049,683 2016-02-22
PCT/IL2017/050184 WO2017145147A1 (en) 2016-02-22 2017-02-14 Cutting tool key, cutting head key assembly and method of attaching cutting head to tool holder

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019505402A JP2019505402A (ja) 2019-02-28
JP2019505402A5 JP2019505402A5 (ja) 2020-02-27
JP6882309B2 true JP6882309B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=58398231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018543234A Active JP6882309B2 (ja) 2016-02-22 2017-02-14 切削工具キー、切削ヘッドキー組立体、および工具ホルダへの切削ヘッドの取付方法

Country Status (14)

Country Link
US (1) US10105762B2 (ja)
EP (1) EP3419788B1 (ja)
JP (1) JP6882309B2 (ja)
KR (1) KR102575849B1 (ja)
CN (1) CN108698212B (ja)
BR (1) BR112018016492A2 (ja)
CA (1) CA3012308A1 (ja)
ES (1) ES2886078T3 (ja)
IL (1) IL260856B (ja)
PL (1) PL3419788T3 (ja)
PT (1) PT3419788T (ja)
RU (1) RU2723497C2 (ja)
TW (1) TWI705864B (ja)
WO (1) WO2017145147A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3678789A (en) * 1970-02-24 1972-07-25 George E Wilson Fuse removal tool
SU1006069A1 (ru) * 1979-09-19 1983-03-23 Свердловский Филиал Специального Производственно-Технологического Бюро "Оргпримтвердосплав" Отрезной резец
IL120948A0 (en) * 1997-05-29 1997-09-30 Iscar Ltd Cutting tool assembly
IL131260A (en) * 1999-08-05 2003-07-31 Iscar Ltd Cutting tool assembly and cutting insert
IL148475A (en) * 2002-03-04 2007-09-20 Gil Hecht Cutting Tools
US20080202295A1 (en) * 2007-02-27 2008-08-28 Kung-Ping Su Screw driving tool for repairing spectacles
USD591140S1 (en) 2007-09-10 2009-04-28 Iscar, Ltd. Key for a drill cutting head
DE102009017094A1 (de) * 2009-04-15 2010-10-21 Komet Group Gmbh Schneidwerkzeugeinstellsystem
CN202079552U (zh) * 2011-04-19 2011-12-21 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 钢丝挡圈安装工具
CN103009071A (zh) * 2012-12-17 2013-04-03 厦门大学 一种刀具微调机构

Also Published As

Publication number Publication date
KR102575849B1 (ko) 2023-09-08
KR20180118115A (ko) 2018-10-30
RU2018133475A (ru) 2020-03-24
US10105762B2 (en) 2018-10-23
TW201729927A (zh) 2017-09-01
PL3419788T3 (pl) 2021-12-13
WO2017145147A1 (en) 2017-08-31
BR112018016492A2 (pt) 2018-12-26
CN108698212A (zh) 2018-10-23
ES2886078T3 (es) 2021-12-16
PT3419788T (pt) 2021-09-09
RU2018133475A3 (ja) 2020-04-23
US20170239734A1 (en) 2017-08-24
CA3012308A1 (en) 2017-08-31
IL260856B (en) 2021-09-30
EP3419788A1 (en) 2019-01-02
RU2723497C2 (ru) 2020-06-11
CN108698212B (zh) 2020-08-25
JP2019505402A (ja) 2019-02-28
TWI705864B (zh) 2020-10-01
EP3419788B1 (en) 2021-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6088638B2 (ja) 切削工具および弾性結合部分を有する切削ヘッド
AU2005211693B2 (en) Non-rotatable wear ring and retainer sleeve for a rotatable tool
TW555632B (en) Method of assembling a power driver and a geared tool holder for use with a power driver
US7972094B2 (en) Rotary cutting tool having releasably mounted self-clamping cutting head with locking member
JP7203841B2 (ja) 切削ヘッド、および切削ヘッドが合わせピンによってシャンクに解放可能に締め付けられる回転切削工具
JP5525338B2 (ja) メインポールを有する作業機
EP2931461B1 (en) Cutting tool and replaceable cutting head having spiral driven surfaces therefor
US20060125307A1 (en) Retainer sleeve and wear ring for a rotatable tool
TW201029795A (en) Cutting tool having releasably mounted self-clamping cutting head
EP3115155B1 (en) Bit holder and combination of tool bit and bit holder
JP6882309B2 (ja) 切削工具キー、切削ヘッドキー組立体、および工具ホルダへの切削ヘッドの取付方法
JP2018514400A (ja) ドリル及びリーマーの工具接続配置
EP3329096B1 (en) Cutting bit assembly
JP4369556B2 (ja) 孔開け工具用防塵カバー
RU2775614C2 (ru) Режущая головка и вращающийся режущий инструмент, имеющий режущую головку, прикрепленную рассоединяемым способом к хвостовику посредством установочного штифта
JP2007268637A (ja) 集塵カップ及び電動工具
WO1990011861A1 (en) A device for operating a chuck
JPH11207651A (ja) C形止め輪の着脱工具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6882309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250