JP6881869B2 - 軍艦巻成形移載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軍艦巻成形移載装置に関し、例えば、シャリ玉の側面に海苔等を巻き付け、そのシャリ玉上に寿司種を載せた軍艦巻を皿に移載する技術に関するものである。
回転寿司店等において、シャリ玉成形機で成形されたシャリ玉は、皿に移し替えられてから魚介類等のような寿司種が盛り付けられ、来店客に提供されるようになっている。このシャリ玉成形機から皿へのシャリ玉の移載は、作業効率の向上等の観点から、人手を介することなく、シャリ玉処理装置の盛付機構により自動的に行われることが多い。
このシャリ玉処理装置のシャリ玉の盛付機構としては、例えば、シャリ玉成形用のターンテーブルの下方に皿搬送用のベルトコンベア等を設け、ターンテーブル上の移載位置のシャリ玉を、その直下にベルトコンベアによって運ばれてきた皿の上に落下させる落下方式の盛付機構がある。なお、この落下方式による盛付機構を備えるシャリ玉処理装置としては、例えば、特開平11−056275号公報や特開2011−139661号公報に開示されている。
特開平11−056275号公報 特開2011−139661号公報
しかし、上記した落下方式の盛付機構においては、成形されたシャリ玉をターンテーブルから下方に突き落とす構成のため、軍艦巻の場合には適用できないという問題がある。
また、軍艦巻においては、1つの皿に複数個の軍艦巻を載せるときに海苔の端部が外側に大きく開かないように軍艦巻の海苔の合わせ目が他の軍艦巻を向くようにしている場合があるが、上記した落下盛付載方式においては、複数個の軍艦巻を1つの皿に盛り付けする際に軍艦巻の海苔の合わせ目が他の軍艦巻を向くように状態で盛り付けすることはできない、という問題もある。
そこで、海苔が巻かれたシャリ玉を把持手段で把持して移載するようにし、移載時において、一方のシャリ玉の外周側面の海苔の合わせ目が他のシャリ玉を向くようにシャリ玉の向きを変えるようにする構成が考えられる。
当該構成によれば落下盛付方式の問題点は解決できると思われるが、複数のシャリ玉の間には把持手段の厚み分以上の隙間が発生することになる。これでは、シャリ玉の間隔をなくして皿に移載されたシャリ玉の見栄えの向上を図るというユーザの要請に沿うことができない。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、海苔が巻かれて皿に移載された複数のシャリ玉の隙間をなくすことができる軍艦巻成形移載装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の軍艦巻成形移載装置は、米飯塊を押圧してシャリ玉を成形するシャリ玉成形手段と、前記シャリ玉成形手段により成形されたシャリ玉の外周側面に海苔を巻き付ける海苔巻付手段と、前記シャリ玉成形手段の側方に配置され、海苔が巻かれたシャリ玉を載せる皿を間欠的に搬送する搬送手段と、海苔が巻かれたシャリ玉を把持して移動可能な把持手段を備え、海苔が巻かれたシャリ玉を前記把持手段で把持して前記搬送手段で搬送される皿に移載するシャリ玉移載手段と、海苔が巻かれた複数個のシャリ玉を、当該シャリ玉の外周側面の海苔の合わせ目が他のシャリ玉を向くようにして皿に移載するように前記シャリ玉移載手段を制御する制御手段と、皿に移載された複数個のシャリ玉が相互に接触するように位置を修正するシャリ玉位置修正手段と、を有し、前記シャリ玉位置修正手段は、前記制御手段に制御され、上部の支持体に開閉可能な状態で支持されて閉鎖位置では相互に平行な状態になる平坦な挟込面を備えた挟込部が設けられて、前記搬送手段が停止しているときに複数個のシャリ玉を挟んで相互に接触させるシャリ玉挟込部材である、ことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の軍艦巻成形移載装置は、請求項1記載の発明において、前記シャリ玉挟込部材は、互いに異なる挟込幅に設定されて選択的に装着可能となった複数のシャリ玉挟込部材である、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の軍艦巻成形移載装置は、米飯塊を押圧してシャリ玉を成形するシャリ玉成形手段と、前記シャリ玉成形手段により成形されたシャリ玉の外周側面に海苔を巻き付ける海苔巻付手段と、前記シャリ玉成形手段の側方に配置され、海苔が巻かれたシャリ玉を載せる皿を間欠的に搬送する搬送手段と、海苔が巻かれたシャリ玉を把持して移動可能な把持手段を備え、海苔が巻かれたシャリ玉を前記把持手段で把持して前記搬送手段で搬送される皿に移載するシャリ玉移載手段と、海苔が巻かれた複数個のシャリ玉を、当該シャリ玉の外周側面の海苔の合わせ目が他のシャリ玉を向くようにして皿に移載するように前記シャリ玉移載手段を制御する制御手段と、皿に移載された複数個のシャリ玉が相互に接触するように位置を修正するシャリ玉位置修正手段と、を有し、前記シャリ玉位置修正手段は、前記制御手段に制御されてシャリ玉の搬送を阻止する阻止位置と搬送を許容する許容位置とに移動可能に設けられ、阻止位置において皿の搬送方向前方に位置するシャリ玉の搬送を阻止して当該シャリ玉を他のシャリ玉に接触させ、前記搬送手段が停止したならば許容位置に移動する搬送阻止部材である、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明の軍艦巻成形移載装置は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記シャリ玉成形手段は、当該シャリ玉成形手段の前面側に回転可能な状態で設けられたターンテーブルと、前記ターンテーブルの周方向に沿って予め決められた間隔毎に設けられた複数個の成形孔と、前記成形孔に投入された米飯塊を押圧することでシャリ玉を成形する成形上型および成形下型と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の本発明の軍艦巻成形移載装置は、請求項4記載の発明において、前記海苔巻付手段は、前記ターンテーブルにおいて検出位置に配置された前記成形下型上のシャリ玉の有無を検出する検出手段と、前記ターンテーブル上において複数枚の前記海苔を収容する海苔収容容器と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記ターンテーブル上において前記検出位置よりも下流の海苔供給位置に、前記海苔収容容器内の前記複数枚の海苔を1枚ずつ供給する海苔供給手段と、前記ターンテーブル上において前記海苔供給位置よりも下流の海苔巻付位置に配置され、前記シャリ玉の外周側面に海苔を巻き付ける海苔巻付部材と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の軍艦巻成形移載装置は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記シャリ玉移載手段は、前記海苔が巻かれたシャリ玉を把持する把持位置と、前記シャリ玉を移載する移載位置とを繋ぐ線に沿って前記把持手段を往復移動させる移動手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、海苔が巻かれて皿に移載された複数個のシャリ玉が相互に接触するようにシャリ玉位置修正手段で位置を修正しているので、皿に移載された複数のシャリ玉の隙間をなくすことが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る軍艦成形移載装置の一例の斜視図である。 図1の軍艦巻成形移載装置の平面図である。 図1の軍艦成形移載装置からシャリ玉挟込部材を取り外して正面側から見た斜視図である。 図1の軍艦巻成形移載装置からシャリ玉挟込部材および軍艦巻装置を取り外して見た要部拡大斜視図である。 図1の軍艦巻成形移載装置のシャリ玉成形機を構成するターンテーブルの要部拡大平面図である。 図1の軍艦巻成形移載装置のシャリ玉処理機に設けられた移載機の内部構造を示す要部斜視図である。 図6の移載機の把持部の要部断面図である。 図6の移載機の把持部の要部分解斜視図である。 図6の移載機の把持部の要部分解斜視図である。 図1の軍艦成形移載装置を正面側から見るとともにシャリ玉挟込部材に設けられた開状態の挟込部を抽出して示した斜視図である。 図1の軍艦成形移載装置を正面側から見るとともにシャリ玉挟込部材に設けられた閉状態の挟込部を抽出して示した斜視図である。 図1の軍艦巻成形移載装置のシャリ玉挟込部材に設けられた挟込部が閉状態になったときを示す斜視図である。 図12の分解斜視図である。 は図12の挟込部が開状態になったときを示す斜視図である。 図14の要部を示す斜視図である。 図12〜図15に示す挟込部とは異なる挟込幅を持った他の挟込部を示す斜視図である。 図1の軍艦巻成形移載装置の制御系を示すブロック図である。 図1の軍艦巻成形移載装置により皿に移載されたときの軍艦巻の一例の斜視図である。 (a)〜(c)はシャリ玉に海苔を巻き付ける工程中のターンテーブルの要部平面図である。 (a),(b)は図19(c)に続くシャリ玉に海苔を巻き付ける工程中のターンテーブルの要部拡大平面図である。 図1の軍艦巻成形移載装置により皿に移載された2個の軍艦巻が相互に接触するように位置を修正された状態を挟込部とともに示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る軍艦巻成形移載装置におけるシャリ玉位置修正手段である搬送阻止部材を2個の軍艦巻とともに示す斜視図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本実施の形態の軍艦巻成形移載装置の全体的な構造例について説明する。ここで、図1は本実施の形態に係る軍艦成形移載装置の一例の斜視図、図2は図1の軍艦巻成形移載装置の平面図である。
本実施の形態の軍艦巻成形移載装置Mは、シャリ玉成形機(シャリ玉成形手段)1で成形されたシャリ玉の外周側面に軍艦巻装置(海苔巻付手段)10で海苔を巻いた後、皿供給機20から供給され搬送コンベア(搬送手段)30で移載位置まで搬送された皿D上に、海苔N(図5)が巻かれたシャリ玉(以下、「海苔付きのシャリ玉」または単に「シャリ玉」という。)RNつまり軍艦巻を移載機(シャリ玉移載手段)40で移載し、移載された複数個(本実施の形態では2個)の海苔付きのシャリ玉RNをシャリ玉挟込部材(シャリ玉位置修正手段)70で挟んで相互に接触させる機構を備える自動軍艦巻製造装置である。なお、シャリ玉成形機1、皿供給機20、搬送コンベア30、移載機40およびシャリ玉挟込部材70は、何れも共通のベース台50上に設置されている。
ここで、本実施の形態においては、海苔付きのシャリ玉RNは2個が皿Dに移載されるようになっているが、複数個であればよく、2個に限定されるものではない。
軍艦巻成形移載装置Mのシャリ玉成形機1の背面側に設けられた皿供給機20は、ストック部21に高さ方向に積み重ねられている状態でストックされている複数枚の皿Dをその最下部から順に皿取出機構(図示せず)によって1枚ずつ皿供給コンベア22に落下させ、その皿供給コンベア22を通じて搬送コンベア30の第1コンベア30−1へと供給する機構部である。
この皿供給機20においては、例えば、来店客に提供される寿司の価格が皿Dの色で判別できるように、3色の皿Dが色別になって3列状態でストックされている。但し、ストックされる皿Dの列数は自由に設定することができる。また、本実施の形態の皿Dは丸皿であるが、角皿など他の形状の皿Dであってもよく、例えば丸皿と角皿など互いに異なる形状の皿Dを用いることもできる。
軍艦巻成形移載装置Mのシャリ玉成形機1の側方に配置された搬送コンベア30は、皿供給機20から供給された皿Dを搬送する機構部であり、搬送方向の上流側に位置して皿供給機20から供給された皿Dを移載機40によるシャリ玉RNの移載位置を通ってシャリ玉挟込部材70によるシャリ玉RNの挟込位置まで間欠的に搬送する第1コンベア30−1と、搬送方向の下流側に位置してシャリ玉RNが移載された皿Dを次工程(例えば、寿司種を盛り付ける工程など)へと搬送する第2コンベア30−2とを備えている。
この搬送機構をシャリ玉成形機1の下方に設ける場合もあるが、その場合、シャリ玉成形機1の高さが高くなって米飯を補充する際の作業性が低下する。これに対して本実施の形態においては、第1コンベア30−1(搬送コンベア30)をシャリ玉成形機1の側面に配置したことにより、そのような作業性低下を解消することができる。
なお、第1コンベア30−1は、例えば、ブラシレスモータによって駆動されている。但し、第1コンベア30−1の駆動は、当該第1コンベア30−1上を搬送される皿Dが位置決め制御可能な駆動手段であればよく、ブラシレスモータに限定されるものではない。
次に、図3は図1の軍艦成形移載装置からシャリ玉挟込部材を取り外して正面側から見た斜視図、図4は図1の軍艦巻成形移載装置からシャリ玉挟込部材および軍艦巻装置を取り外して見た要部拡大斜視図、図5は図1の軍艦巻成形移載装置のシャリ玉成形機を構成するターンテーブルの要部拡大平面図、図6は図1の軍艦巻成形移載装置のシャリ玉処理機に設けられた移載機の内部構造を示す要部斜視図、図7は図6の移載機の把持部の要部断面図、図8および図9は図6の移載機の把持部の要部分解斜視図である。
シャリ玉成形機1の上部には、投入蓋2を開いて開口部から米飯(酢飯等)が投入されるホッパ3が設置されている。このホッパ3の下方には、ホッパ3から供給された米飯をほぐして所定重量に計量分割して米飯塊とし、これをさらに下方のターンテーブル4の成形孔4aに投入する機構部(図示せず)が設けられている。
最下部のターンテーブル4は、例えば円柱板状に形成されており、その円形上面を上に向けた状態で、一方向に間欠的に回転(例えば反時計回り)可能な状態で設けられている。このターンテーブル4の円形上面には、その周方向に沿って予め決められた間隔毎に複数個(例えば10個)の成形孔4aが形成されている。この成形孔4aに投入された米飯塊が、ターンテーブル4の回転に伴って成形部材である成形上型(図示せず)と成形下型5とによって押圧されることで略俵形のシャリ玉が成形されるようになっている。
ターンテーブル4の各成形孔4aは、例えば、平面視で楕円形または長円形に形成されている。各成形孔4aは、その長手方向をターンテーブル4の径方向に沿わせた状態で配置されており、ターンテーブルの円形上面に全体として放射状に配置されている。但し、シャリ玉成形機1は、米飯塊を押圧してシャリ玉を成形することができれば足り、本実施の形態のようにターンテーブル4を備えた構造に限定されるものではない。また、成形されるシャリ玉の形状は本実施の形態のような略俵形である必要はなく、例えば手まり寿司と呼ばれる略球形のシャリ玉であってもよい。
軍艦巻装置10は、シャリ玉成形機1で成形されたシャリ玉の外周側面に海苔N(図5参照)を巻き付けるための装置である。軍艦巻装置10の海苔収容容器11には、例えば、短冊状(長方形状)に形成された複数枚の海苔Nが収容されている。
この軍艦巻装置10においてターンテーブル4の上面に対向する下面のシャリ玉検出位置には、シャリ玉検出位置に配置された成形下型5(図5の最も左の成形下型5)上のシャリ玉の有無を検出するセンサ(検出手段:図示せず)が設けられている。このセンサは、例えば、フォトトランジスタやフォトダイオード等のような光センサによって構成されている。
また、軍艦巻装置10において、シャリ玉検出位置の下流(ターンテーブル4の回転方向下流)の海苔供給位置には、ターンテーブル4上に海苔Nを供給するときにガイドとなる枠体12(図5参照)が設けられている。
また、軍艦巻装置10の海苔収容容器11内には、上記シャリ玉を検出するセンサでの検出結果に基づいて、海苔収容容器11内の海苔Nを1枚ずつ枠体12内に供給する海苔供給機構部(海苔供給手段:図示せず)が設けられている。
さらに、図5に示すように、軍艦巻装置10において、海苔供給位置の下流(ターンテーブル4の回転方向下流)の海苔巻付位置には、奥側クランパ(巻付部材)13aと、手前クランパ(巻付部材)13bと、抑え板(巻付部材)14とが海苔巻付位置の成形下型5(シャリ玉)の外周に沿って移動可能な状態で設けられている。奥側クランパ13aおよび手前クランパ13bは、シャリ玉の外周側面に海苔Nを巻き付けるための部材であり、抑え板14は、海苔Nの巻き付け時にシャリ玉を抑える部材である。
図6に示すように、移載機40は、シャリ玉成形機1で成形され軍艦巻装置10で海苔付きのシャリ玉RNを、搬送コンベア30の第1コンベア30−1で移載位置まで搬送された皿Dに移載する機構部であり、海苔付きのシャリ玉RNを皿Dに移載する把持部41を備えている。
把持部41には、海苔付きのシャリ玉RNを把持する一対のチャック(把持手段)41aが設けられている。チャック41aは、開閉および昇降が可能な上、水平面内に沿って正逆方向に旋回可能な構成になっている。
図7および図8に示すように、一対のチャック41aは、支持体41bに開閉可能な状態で支持されている。チャック41aの開閉は、チャック41aの上方に配置された開閉モータ41cと引張バネ(図示せず)によって行われるようになっている。すなわち、開閉モータ41cの回転軸に直結したカム41dには開閉軸41eが接続されている。この開閉軸41eは、カム41dの回転によって上下動するようになっている。この開閉軸41eが下方に移動したときに、チャック41a上部のチャック開閉板41fが押し下げられることでチャック41aが開く。一方、左右のチャック41aの間には引張バネが介在されており、開閉軸41eによるチャック開閉板41fに対する押圧力が無くなると左右のチャック41aが閉じる構成になっている。
また、図7および図9に示すように、一対のチャック41aは、上下動(昇降)可能な状態で把持部41に支持されている。チャック41aの昇降は、昇降モータ41gの回転動力がギア41hを介してクランク41iに伝えられることで行われるようになっている。すなわち、昇降モータ41gの回転軸が回転するとそれによってクランク41iが上下動することで、クランク41iに機械的に接続された支持体41bおよび一対のチャック41aが上下動するようになっている。
さらに、図7に示すように、一対のチャック41aは、水平面内に沿って旋回可能な状態で把持部41に設置されている。チャック41aの旋回機構は、把持部41のチャック41aを支持して上下方向に配置されたロッド41jを旋回モータ41kで回転させる構成になっている。すなわち、チャック41aおよびこれを支持するロッド41jは、水平面内に回転可能な状態で把持部41に支持されている。このロッド41jの外周には、旋回モータ41kが設置されている。この旋回モータ41kの回転軸に接続された旋回モータギア41mは、ロッド41jの上部外周に取り付けられた旋回従動ギア41nと機械的に係合されており、旋回モータ41kが回転すると、旋回モータギア41mおよび旋回従動ギア41nを介して回転動力がロッド41jに伝達されてロッド41jが軸を中心に水平面内に沿って回転する構成になっている。ここでは一対のチャック41aがロッド41jの旋回中心に位置している。なお、旋回モータ41kおよび各種ギアはチャック41aの上下と共に上下するようになっている。また、ロッド41jは中空状に形成されており、その中空内に上記した開閉軸が上下動可能な状態で設置されている。但し、旋回機構はこれに限定されるものではない。
また、把持部41は、モータ(移動手段)42(図6参照)で正逆2方向に周回動されるベルト(移動手段)43によってレール(移動手段)44上を滑走することにより、シャリ玉成形機1におけるシャリ玉の把持位置と第1コンベア30−1に搬送される皿Dへのシャリ玉の移載位置とを繋ぐ線に沿って直線的に往復移動することが可能となっている。なお、把持部41のモータ42はサーボモータにより構成されている。但し、モータ42についても、把持部41を位置決め制御可能であればよく、サーボモータに限定されるものではない。
このように本実施の形態の軍艦巻成形移載装置Mによれば、海苔付きのシャリ玉RNを移載機40によって第1コンベア30−1(搬送コンベア30)に搬送される皿Dに移載する構成となっている。したがって、シャリ玉成形機1に汎用性を持たせることができ、海苔付きのシャリ玉RNを皿Dに移載する軍艦巻成形移載装置Mの一構成要素としての使用のみではなく、単独での使用も可能になる。
次に、図10は図1の軍艦成形移載装置を正面側から見るとともにシャリ玉挟込部材に設けられた開状態の挟込部を抽出して示した斜視図、図11は図1の軍艦成形移載装置を正面側から見るとともにシャリ玉挟込部材に設けられた閉状態の挟込部を抽出して示した斜視図、図12は図1の軍艦巻成形移載装置のシャリ玉挟込部材に設けられた挟込部が閉状態になったときを示す斜視図、図13は図12の分解斜視図、図14は図12の挟込部が開状態になったときを示す斜視図、図15は図14の要部を示す斜視図、図16は図12〜図15に示す挟込部とは異なる挟込幅を持った他の挟込部を示す斜視図である。
図10および図11に示すように、シャリ玉挟込部材70は、第1コンベア30−1に搬送される皿Dに移載機40によって移載された2個の海苔付きのシャリ玉RNが相互に接触して隙間がなくなるように位置を修正する機構部であり、後述するように第1コンベア30−1が停止しているときに2個のシャリ玉RNを挟み込んで位置を修正する一対の挟込部71を備えている。
図12〜図15に示すように、挟込部71は支持体72に開閉可能な状態で支持されている。挟込部71の開閉は、挟込部71の上方に配置された開閉モータ73と引張バネ74によって行われるようになっている。すなわち、開閉モータ73の回転軸に直結したカム75には開閉軸76が接続されている。この開閉軸76は、カム75の回転によって上下動するようになっている。そして、開閉軸76が下方に移動したときに、当該開閉軸76の下端部76aによって挟込部71の上部が押し下げられることで挟込部71が開く。一方、左右の挟込部71の間には引張バネ74が介在されており、開閉軸76による押下げ力が無くなると左右の挟込部71が閉じる構成になっている。
さらに、開閉モータ73に固定されたL字型のプレート77には、支持体72が着脱可能に嵌まり込んで保持される保持ブロック78が取り付けられている。保持ブロック78には前述の開閉軸76が貫通しており、支持体72が保持ブロック78に保持されたときに、閉じた挟込部71の直上に開閉軸76の下端部が位置するようになっている。
ここで、図16に示すように、本実施の形態においては、以上で説明した挟込部71とは異なってこれよりも広い挟込幅を持った挟込部81もまた、支持体72を介して保持ブロック78に取り付けられるようになっている。この挟込部81は、シャリ玉RNが皿Dに3個移載されたとき、これらのシャリ玉RNを挟み込んで位置を修正するためのものである。したがって、本実施の形態の軍艦巻成形移載装置Mでは、挟込幅の異なる2種類の挟込部71,81を選択的に装着することにより、シャリ玉RNが皿Dに2個移載されたときと3個移載されたときとの対応が可能になっている。
次に、図17は図1の軍艦巻成形移載装置の制御系を示すブロック図、図18は図1の軍艦巻成形移載装置により皿に移載された生産途中の軍艦巻の一例の斜視図である。
軍艦巻成形移載装置Mを構成する制御部(制御手段)C(図17参照)は、シャリ玉成形機1、皿供給機20、第1コンベア30−1、第2コンベア30−2、移載機40およびシャリ玉挟込部材70の動作を司り、上記海苔付きのシャリ玉RNを移載機40により搬送コンベア30上の皿Dに2個移載し、さらに移載された2個のシャリ玉RNをシャリ玉挟込部材70により挟んで相互に接触させて隙間をなくすように位置を修正する制御を実行する制御回路である。
この制御部Cには、例えば、タッチパネル式の液晶表示部で構成される入力部60(図17)が電気的に接続されている。そして、作業者が当該入力部60を操作して所望のコマンド(1枚の皿Dに対する海苔付きシャリ玉RNの移載個数や配置の仕方など)を入力することにより、軍艦巻成形移載装置Mは入力内容に従って動作を実行するようになっている。
また、制御部Cは、皿供給機20の皿取出機構部を制御することにより、皿供給機20のストック部21にストックされた皿Dを最下部から順に1枚ずつ皿供給コンベア22に落下させる制御を実行するようになっている。また、制御部Cは、第1コンベア30−1の駆動モータを制御することにより、第1コンベア30−1の皿Dを適切な位置に搬送する制御を実行するようになっている。
第2コンベア30−2は第1コンベア30−1との動作の同期はとられておらず、一定の速度で搬送動作が行われるようになっている。そして、皿Dが第2コンベア30−2の搬送端まで到達したことが図示しないセンサにより検知されたならば、センサからの信号を受け取った制御部Cによって搬送が停止されるようになっている。
また、制御部Cは、移載機40のモータ42を制御することにより、把持部41のチャック41aを適切な位置に移動する制御を実行するようになっている。
さらに、制御部Cは、移載機40のチャック41aを水平面内に沿って旋回させる旋回モータ41k(図7参照)を制御して一対のチャック41a,41aを予め決められた角度だけ旋回させることにより、複数個の海苔付きのシャリ玉RNを1つの皿Dに移載する際に、各々の海苔付きのシャリ玉RNの外周側面の海苔Nの合わせ目N1(図11参照)が他の海苔付きのシャリ玉RNを向くように移載する制御を実行するようになっている。
そして、制御部Cは、シャリ玉挟込部材70の開閉モータ73を制御することにより、挟込部71を開閉させて2個のシャリ玉RNが接触して隙間がなくなるように位置を修正する制御を実行するようになっている。
図18には、1つの皿Dに2個の海苔付きのシャリ玉RNを移載した場合が例示されている。各々の海苔付きのシャリ玉RNは、その各々の海苔Nの合わせ目N1,N1が向かい合う状態で皿Dに移載されている。落下方式の盛付機構では、海苔付きのシャリ玉を落下させて皿に盛り付けることはできないし、ましてやシャリ玉の海苔の合わせ目が他のシャリ玉を向くようにして皿に載せることはできない。
これに対して、本実施の形態においては、海苔付きのシャリ玉RNを皿Dに容易に移載することができる。また、1つの皿Dに2個の海苔付きのシャリ玉RNを移載する際に、海苔付きのシャリ玉RNの海苔Nの合わせ目N1が他の海苔付きのシャリ玉RNを向くように移載することができる。これにより、海苔付きのシャリ玉RN(軍艦巻)の外周側面の海苔Nが時間の経過等により外側に開こうとすると、隣の海苔付きのシャリ玉RNに阻まれて大きく開くことができない。すなわち、海苔付きのシャリ玉RN(軍艦巻)の外周側面の海苔Nが時間の経過等により外側に大きく開いてしまうのを防止することができるので、海苔付きのシャリ玉RN(軍艦巻)の見栄えを維持することができる。
次に、本実施の形態の軍艦巻成形移載装置Mの駆動例について図3〜図21等を参照して説明する。図19(a)〜(c)はシャリ玉に海苔を巻き付ける工程中のターンテーブルの要部平面図、図20(a),(b)は図19(c)に続くシャリ玉に海苔を巻き付ける工程中のターンテーブルの要部拡大平面図である。なお、ここでは、例えば、1つの皿Dに2個の海苔付きのシャリ玉RNを移載する場合について説明する。また、図19および図20においては図面を見易くするため海苔Nの巻き付け対象のシャリ玉Rにハッチングを付した。
まず、図4に示すシャリ玉成形機1のターンテーブル4の成形孔4a内に米飯塊を投入し、その米飯塊を成形下型5と成形上型で押圧してシャリ玉R(図19参照)を成形する。続いて、図19(a)に示すように、ターンテーブル4の上面内のシャリ玉検出位置の成形下型5(図19(a)の最も左の成形下型5)上にシャリ玉Rが有るとセンサ(図示せず)によって検出されると、図19(b)に示すように、ターンテーブル4を1つの成形下型5分だけ反時計回り方向に回転させてから、図3に示す軍艦巻装置10の海苔収容容器11内の1枚の海苔Nを海苔供給位置の枠体12内に供給する。
続いて、図19(c)に示すように、さらにターンテーブル4を1つの成形下型5分だけ反時計回り方向に回転させると、シャリ玉Rが海苔Nを巻き込んだ状態で、ターンテーブル4の上面内の海苔巻付位置まで移動する。これにより、海苔巻付位置において、海苔Nがコ字状に変形した状態でシャリ玉Rの片側側面に貼り付けられる。
次いで、図20(a)に示すように、海苔巻付位置において抑え板14をシャリ玉Rの片側(図20(a)の右側)の側面に移動させてシャリ玉Rの片側を抑えた後、奥側クランパ13aをシャリ玉Rの反対の片側(図20(a)の左側)の側面に移動させてシャリ玉Rの側面に海苔Nを貼り付ける。
続いて、図20(b)に示すように、海苔巻付位置において、奥側クランパ13aおよび抑え板14をそのままにした状態で、手前クランパ13bをシャリ玉Rの反対側の片側(図20(b)の左側)の側面に移動させてシャリ玉Rの片側の側面に海苔Nを貼り付ける。このようにしてシャリ玉Rの外周側面に海苔Nを巻き付ける。
その後、奥側クランパ13a、手前クランパ13bおよび抑え板14を元の位置に戻した後に、ターンテーブル4を回転させることで海苔付きシャリ玉RNを把持位置(図5の最も右側の成形孔4aの位置)まで運ぶ。
これとほぼ並行して第1コンベア30−1では、第1コンベア30−1上を搬送する皿Dの位置を検出するセンサ(図示せず)からの情報に基づいて、当該第1コンベア30−1を駆動しているブラシレスモータを制御部Cにより制御することで、海苔付きのシャリ玉RNの移載位置で第1コンベア30−1を停止させる。
次いで、海苔付きシャリ玉RNがターンテーブル4の把持位置まで運ばれると、図6等に示す移載機40のチャック41aが開いた状態で下降して、海苔付きのシャリ玉RNを把持する。この際、海苔付きのシャリ玉RNの長辺部分がチャック41aに把持される。
続いて、把持部41のチャック41aが海苔付きのシャリ玉RNを把持し、水平面内に沿って予め決められた回転角度だけ旋回しながら上昇した後、把持部41がモータ42に駆動されてレール44を滑走し、第1コンベア30−1のシャリ玉移載位置へと移動する。その後、当該シャリ玉移載位置でチャック41aが下降して開くことにより、海苔付きのシャリ玉RNが停止中の第1コンベア30−1上の皿Dに移載される。
この際、海苔付きのシャリ玉RNは、皿Dの中央よりも奥側の位置で(つまり、皿Dの中央よりもシャリ玉成形機1のターンテーブル4と反対側の位置で)、且つその長手方向が第1コンベア30−1の搬送方向に沿った方向になるように移載される。また、海苔付きのシャリ玉RNの海苔Nの合わせ目N1がシャリ玉成形機1のターンテーブル4を向くように移載される。この海苔付きのシャリ玉RNの海苔Nの合わせ目N1の向きは、上記した制御部Cによるチャック41aの旋回制御によって調整する。但し、チャック41aの旋回のタイミングは、海苔付きのシャリ玉RNの把持後であって皿Dへの移載前であればいつでもよく、例えば、海苔付きのシャリ玉RNを把持した状態のチャック41aの横方向移動時や下降時でもよい。
なお、シャリ玉成形機1においては、ターンテーブル4の把持位置の海苔付きのシャリ玉RNがチャック41aにより取り上げられたことがセンサ(図示せず)で検知されると、ターンテーブル4が予め決められた回転角だけ回転して次のシャリ玉Rがターンテーブル4上に成形される。
その後、2個目の海苔付きのシャリ玉RNを、移載機40により、皿Dの中央よりも手前側の位置で(つまり、皿Dの中央よりもシャリ玉成形機1のターンテーブル4側の位置で)、且つその長手方向が第1コンベア30−1の搬送方向に沿った方向になるように移載する。この際、本実施の形態においては、2個目の海苔付きのシャリ玉RNを把持したチャック41aを把持位置から移載位置に移動する間に、上記と同様にチャック41aを水平面内に沿って旋回させることで、チャック41aで把持している2個目の海苔付きのシャリ玉RNの海苔Nの合わせ目N1が、既に皿Dに移載されている海苔付きのシャリ玉RNの海苔Nの合わせ目N1と向き合う状態になるように(つまり、海苔付きのシャリ玉RNの海苔Nの合わせ目N1がシャリ玉成形機1のターンテーブル4と反対を向くように)、2個目の海苔付きのシャリ玉RNを皿Dに移載する。
このようにして、図11に例示したように、第1コンベア30−1上の皿Dの上には、2個の海苔付きのシャリ玉RNが順次移載される。2個の海苔付きのシャリ玉RNは、各々の海苔Nの合わせ目N1を向かい合わせた状態で並んで配置される。これにより、海苔付きのシャリ玉RN(軍艦巻)の外周側面の海苔Nが時間の経過等により外側に大きく開いてしまうのを防止することができるので、海苔付きのシャリ玉RN(軍艦巻)の見栄えを維持することができる。
以上のようにして2個の海苔付きのシャリ玉RNが載せられたならば、制御部Cは第1コンベア30−1を駆動して、皿Dをシャリ玉挟込部材70により海苔付きのシャリ玉RNの挟込位置まで間欠的に移動させる。このとき、挟込部71は開いた状態になっており、2個のシャリ玉RNが開いた挟込部71の間となる位置で皿Dの搬送が停止する。
そして、制御部Cはシャリ玉挟込部材70の開閉モータ73を駆動して一対の挟込部71を閉じた位置にし、これにより2個のシャリ玉RNが相互に接触するように位置が修正され、シャリ玉RNの間の隙間がなくなる。シャリ玉RNの位置がこのように修正されたならば、制御部Cは開閉モータ73を駆動して、図21に示すように、挟込部71を開いた位置へと戻す。
なお、本実施の形態では、一対の挟込部71によるシャリ玉RNの挟み込み方向が第1コンベア30−1の搬送方向と直交する方向になっているために、シャリ玉RNの皿Dに対する移載方向は、その長手方向が第1コンベア30−1の搬送方向に沿った方向になっている。
しかしながら、一対の挟込部71によるシャリ玉RNの挟み込み方向が第1コンベア30−1の搬送方向に沿った方向としてもよく、この場合には、シャリ玉RNの皿Dに対する移載方向は、その長手方向が第1コンベア30−1の搬送方向と直交する方向になる。
次に、皿Dは第1コンベア30−1から第2コンベア30−2へと受け渡され、前述したように、次工程(寿司種を盛り付ける工程等)へと搬送される。
なお、1つの皿Dに3個のシャリ玉RNを移載する場合には、2個目のシャリ玉RNが皿Dの中央部に位置するように、海苔付きのシャリ玉RNの移載動作を3回繰り返せばよい。この場合も、2個の海苔付きのシャリ玉RNの海苔Nの合わせ目N1が向かい合わせになるようにするとともに、1個の海苔付きのシャリ玉RNの海苔Nの合わせ目N1が既に載せられた他の海苔付きのシャリ玉RNを向くように海苔付きのシャリ玉RNを移載する。
また、1つの皿Dに3個のシャリ玉RNが移載されたならば、挟込部71に替えて、図16に示す広い挟込幅を持った挟込部81を保持ブロック78に取り付け、シャリ玉RNを挟み込んで位置を修正するようにする。
さて、以上においては、複数個のシャリ玉RNを相互に接触させて隙間をなくすためのシャリ玉位置修正手段として、シャリ玉挟込部材70によりシャリ玉RNを挟んでいたが、このような機構に限定されるものではなく、様々な機構を採用することができる。
例えば、図22に示すように、制御部Cの制御によって、シャリ玉RNの搬送を阻止する阻止位置と搬送を許容する許容位置とに移動可能に設けられた搬送阻止部材91を用いることが考えられる。このような搬送阻止部材91を阻止位置にしておき、第1コンベア30−1による皿Dの搬送に合わせて搬送方向前方に位置するシャリ玉RNの搬送を阻止して当該シャリ玉RNを他のシャリ玉RNに接触させる。そして、第1コンベア30−1が停止したならば、搬送阻止部材91を許容位置(上昇位置や側方位置など)へと移動させるようにすればよい。
なお、搬送阻止部材91を用いた場合、シャリ玉RNの皿Dに対する移載方向は、前述した場合と異なり、その長手方向が第1コンベア30−1の搬送方向と直交した方向となるようにする。
また、本実施の形態では、シャリ玉挟込部材70や搬送阻止部材91といったシャリ玉位置修正手段は制御部Cに制御されているが、第1コンベア30−1の間欠的な搬送動作と同期して動作するようになっていれば足り、必ずしも当該制御部Cに制御されていなくてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、略俵形のシャリ玉に代えて、手まり寿司と呼ばれる略球形のシャリ玉を用いてもよい。
以上の説明では、本発明の装置を軍艦巻成形移載装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく種々適用することができ、例えば、シャリ玉の外周側面に海苔以外の巻材シートを巻き付け、その巻き付け後のシャリ玉を皿に移載する装置に適用することもできる。
1 シャリ玉成形機(シャリ玉成形手段)
2 投入蓋
3 ホッパ
4 ターンテーブル
4a 成形孔
5 成形下型
10 軍艦巻装置(海苔巻付手段)
11 海苔収容容器
12 枠体
13a 奥側クランパ(巻付部材)
13b 手前クランパ(巻付部材)
14 抑え板(巻付部材)
20 皿供給機
21 ストック部
22 皿供給コンベア
30 搬送コンベア(搬送手段)
30−1 第1コンベア(搬送手段)
30−2 第2コンベア(搬送手段)
40 移載機(シャリ玉移載手段)
41 把持部
41a チャック(把持手段)
41b 支持体
41c 開閉モータ
41d カム
41e 開閉軸
41f チャック開閉板
41g 昇降モータ
41h ギア
41i クランク
41j ロッド
41k 旋回モータ
41m 旋回モータギア
41n 旋回従動ギア
42 モータ(移動手段)
43 ベルト(移動手段)
44 レール(移動手段)
50 ベース台
60 入力部
70 シャリ玉挟込部材(シャリ玉位置修正手段)
71,81 挟込部
72 支持体
73 開閉モータ
74 引張バネ
75 カム
76 開閉軸
76a 下端部
77 プレート
78 保持ブロック
91 搬送阻止部材(シャリ玉位置修正手段)
M 軍艦巻成形移載装置
C 制御部(制御手段)
D 皿
N 海苔
N1 合わせ目
RN シャリ玉

Claims (6)

  1. 米飯塊を押圧してシャリ玉を成形するシャリ玉成形手段と、
    前記シャリ玉成形手段により成形されたシャリ玉の外周側面に海苔を巻き付ける海苔巻付手段と、
    前記シャリ玉成形手段の側方に配置され、海苔が巻かれたシャリ玉を載せる皿を間欠的に搬送する搬送手段と、
    海苔が巻かれたシャリ玉を把持して移動可能な把持手段を備え、海苔が巻かれたシャリ玉を前記把持手段で把持して前記搬送手段で搬送される皿に移載するシャリ玉移載手段と、
    海苔が巻かれた複数個のシャリ玉を、当該シャリ玉の外周側面の海苔の合わせ目が他のシャリ玉を向くようにして皿に移載するように前記シャリ玉移載手段を制御する制御手段と、
    皿に移載された複数個のシャリ玉が相互に接触するように位置を修正するシャリ玉位置修正手段と、
    を有し、
    前記シャリ玉位置修正手段は、
    前記制御手段に制御され、上部の支持体に開閉可能な状態で支持されて閉鎖位置では相互に平行な状態になる平坦な挟込面を備えた挟込部が設けられて、前記搬送手段が停止しているときに複数個のシャリ玉を挟んで相互に接触させるシャリ玉挟込部材である、
    ことを特徴とする軍艦巻成形移載装置。
  2. 前記シャリ玉挟込部材は、
    互いに異なる挟込幅に設定されて選択的に装着可能となった複数のシャリ玉挟込部材である、
    ことを特徴とする請求項1記載の軍艦巻成形移載装置。
  3. 米飯塊を押圧してシャリ玉を成形するシャリ玉成形手段と、
    前記シャリ玉成形手段により成形されたシャリ玉の外周側面に海苔を巻き付ける海苔巻付手段と、
    前記シャリ玉成形手段の側方に配置され、海苔が巻かれたシャリ玉を載せる皿を間欠的に搬送する搬送手段と、
    海苔が巻かれたシャリ玉を把持して移動可能な把持手段を備え、海苔が巻かれたシャリ玉を前記把持手段で把持して前記搬送手段で搬送される皿に移載するシャリ玉移載手段と、
    海苔が巻かれた複数個のシャリ玉を、当該シャリ玉の外周側面の海苔の合わせ目が他のシャリ玉を向くようにして皿に移載するように前記シャリ玉移載手段を制御する制御手段と、
    皿に移載された複数個のシャリ玉が相互に接触するように位置を修正するシャリ玉位置修正手段と、
    を有し、
    前記シャリ玉位置修正手段は、
    前記制御手段に制御されてシャリ玉の搬送を阻止する阻止位置と搬送を許容する許容位置とに移動可能に設けられ、阻止位置において皿の搬送方向前方に位置するシャリ玉の搬送を阻止して当該シャリ玉を他のシャリ玉に接触させ、前記搬送手段が停止したならば許容位置に移動する搬送阻止部材である、
    ことを特徴とする軍艦巻成形移載装置。
  4. 前記シャリ玉成形手段は、
    当該シャリ玉成形手段の前面側に回転可能な状態で設けられたターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの周方向に沿って予め決められた間隔毎に設けられた複数個の成形孔と、
    前記成形孔に投入された米飯塊を押圧することでシャリ玉を成形する成形上型および成形下型と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の軍艦巻成形移載装置。
  5. 前記海苔巻付手段は、
    前記ターンテーブルにおいて検出位置に配置された前記成形下型上のシャリ玉の有無を検出する検出手段と、
    前記ターンテーブル上において複数枚の前記海苔を収容する海苔収容容器と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記ターンテーブル上において前記検出位置よりも下流の海苔供給位置に、前記海苔収容容器内の前記複数枚の海苔を1枚ずつ供給する海苔供給手段と、
    前記ターンテーブル上において前記海苔供給位置よりも下流の海苔巻付位置に配置され、前記シャリ玉の外周側面に海苔を巻き付ける海苔巻付部材と、
    を備えることを特徴とする請求項4記載の軍艦巻成形移載装置。
  6. 前記シャリ玉移載手段は、前記海苔が巻かれたシャリ玉を把持する把持位置と、前記シャリ玉を移載する移載位置とを繋ぐ線に沿って前記把持手段を往復移動させる移動手段を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の軍艦巻成形移載装置。
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