JP6881001B2 - 自動走行制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両に搭載される自動走行制御装置に関する。
特許文献1には、信号機の表示状態に関する信号情報を車両に対して提供する交通システムが開示されている。この交通システムにおいては、道路に設けられた路側通信機が、信号機の表示状態及び表示サイクルの情報等を含む信号情報を無線通信により発信する。車両は、路側通信機から発信される信号情報に基づいて、車両の運転者に対して停止を促す警告を発する等の安全運転支援制御を行う。
特許第4807308号公報
ところで、前述した安全運転支援の技術を自動運転車両の自動走行制御に適用する場合、路側通信機から発信される信号情報に基づいて、交差点における走行の継続や停止等の自動運転車両の自動走行制御がなされることになる。このため、信号情報の表す信号機の表示状態に、より高い確からしさが要求される。したがって、当該表示状態の確からしさが車両の自動走行制御に十分であるか否かを判断するため、路側通信機から発信される信号情報とは別に、信号機の表示状態をカメラなどの車載センサを用いて検出することが考えられる。しかしながら、車載センサを用いて検出される信号機の表示状態の信頼性は、逆光等の状況で低くなってしまう場合もある。
本開示の一局面は、車載センサを用いて検出される信号機の表示状態の信頼性が低い場合にも、路側通信機から発信される信号機の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かを判断できるようにするための技術を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、道路に設けられた情報発信源である路側通信機(4)と無線通信するための路車間通信機(13)と、周辺状況を検出するための車載センサ(11)と、他車両(3)と無線通信するための車車間通信機(12)と、を備える車両に搭載された自動走行制御装置(14)であって、第1取得部(S101,S107)と、第2取得部(S103)と、第3取得部(S105)と、判断部(S113,S124,S134)と、を備える。第1取得部は、車両が通過する予定の交差点に設置された信号機(2)の表示状態であって路側通信機から発信される信号機の表示状態を含む第1の取得情報を、路車間通信機を介して取得する。第2取得部は、車載センサにより検出される信号機の表示状態を特定可能な第2の取得情報を、車載センサから取得する。第3取得部は、他車両により検出される信号機の表示状態を含む第3の取得情報を、車車間通信機を介して取得する。判断部は、第1の取得情報に含まれる信号機の表示状態を、第2の取得情報及び第3の取得情報のそれぞれに含まれる信号機の表示状態のうち少なくとも一方と比較することにより、第1の取得情報に含まれる信号機の表示状態の確からしさが車両の自動走行制御に十分であるか否かを判断する。
このような構成によれば、路車間通信機から発信される信号機の表示状態と、車載センサを用いて検出される信号機の表示状態、及び、他車両により検出される信号機の表示状態のうち少なくとも一方と、を比較することができる。したがって、車載センサを用いて検出される信号機の表示状態の信頼性が低い場合にも、路側通信機から発信される信号機の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かを判断することが可能である。
自動運転車両及びその周辺の状況を示す図である。 自動運転車両の構成を示すブロック図である。 自動運転車両、他車両及び路側通信機が各種情報を検出可能な範囲を示す図である。 自動運転判断処理のフローチャート(1/4)である。 自動運転判断処理のフローチャート(2/4)である。 自動運転判断処理のフローチャート(3/4)である。 自動運転判断処理のフローチャート(4/4)である。 他車両情報に含まれる信号機の表示状態に基づき推測される第3の表示状態を示す図である。 通行状況情報が検出される交差点の範囲を示す図である。 通行状況パターンの分類を示す図である。 青信号特有移動体状態を示す図である。 赤信号特有移動体状態を示す図である。 成立特有移動体状態が推測される推測条件が成立する通行状況パターンの一例を示す図である。 特有移動体状態の重み付け係数の例を示す図である。 成立特有移動体状態の信頼度の算出に用いられる図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.構成]
図1に示す自動運転車両1は、運転者による運転操作が行われなくても自動的に走行するための自動走行制御が可能な車両である。自動運転車両1は、信号機2が設置された交差点を通過する際に、信号機2の表示状態、具体的には赤、青及び黄のうちいずれの表示状態であるかに基づいて自動走行制御を行う。信号機2の表示状態は、道路に設けられた情報発信源である路側通信機4から発信される信号情報に基づいて特定される。本実施形態の自動運転車両1は、信号機2が設置された交差点における移動体の通行状況を表す通行状況情報に基づいて、路側通信機4から発信される信号機2の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かを判断する機能を有する。移動体には、車両の他に、例えば横断歩道を横断する横断者が含まれる。横断者には、歩行者や自転車等が含まれる。
図2に示すように、自動運転車両1は、車載センサ11と、車車間通信機12と、路車間通信機13と、自動運転判断装置14と、走行制御装置15と、記憶装置16と、を備える。以下では、これらの装置が搭載された自動運転車両1を「自車両」という。
車載センサ11は、自車両に搭載されるセンサ類である。車載センサ11には、カメラ11a、測距センサ11b、位置センサ11c、車速センサ11d及び方位センサ11e等が含まれる。
カメラ11aは、自車両の前方を撮像する。具体的には、カメラ11aは、自車両が通過する予定の交差点、つまり自車両の前方の交差点に設置された信号機2と、自車両の周辺、具体的には自車両の前方に存在する移動体と、を撮像可能に構成されている。そして、信号機2が撮像された画像に基づき、信号機2の表示状態が自動運転判断装置14により検出される。また、移動体が撮像された画像に基づき、自車両を基準とした周辺の移動体の相対位置及び相対速度が自動運転判断装置14により検出される。
測距センサ11bは、自車両の周辺、具体的には自車両の前方に存在する移動体の、自車両を基準とした相対位置及び相対速度を検出するセンサである。本実施形態では、測距センサ11bとしてミリ波レーダが用いられる。ミリ波レーダは、自車両の前方における所定の範囲へミリ波を発信し、前方の移動体からの反射波を受信する。ミリ波レーダは、受信結果に基づき自車両の前方に存在する移動体の相対位置及び相対速度を検出する。なお、ミリ波レーダに代えて、又はミリ波レーダとともに、例えばレーザレーダ等を用いてもよい。
つまり、自動運転車両1では、カメラ11a及び測距センサ11bを用いて、前述した通行状況情報が検出される。通行状況情報には、移動体ごとの位置及び移動状態を表す移動体情報として、移動体ごとの相対位置及び相対速度が含まれる。また、通行状況情報には、検出誤差等に基づく、それぞれの情報の信頼度も含まれる。本実施形態において、通行状況情報が検出される交差点の範囲は、交差点内の移動体に加え、交差点に進入しようとする移動体を検出可能な範囲、つまり交差点の周辺も含む範囲であり、少なくとも横断歩道が含まれる所定の範囲である。
位置センサ11cは、自車両の走行位置、具体的には緯度及び経度で表される絶対位置を検出するセンサである。本実施形態では、位置センサ11cは、GPS用の人工衛星からの測位信号を受信し、受信した測位信号に基づいて走行位置を検出する。
車速センサ11dは、自車両の走行速度を検出するセンサである。
方位センサ11eは、自車両の走行方向を検出するセンサである。本実施形態では、方位センサ11eとして、車両に加えられる回転運動の角速度に応じた検出信号を出力するジャイロスコープが用いられる。
車車間通信機12は、車車間通信のための通信機を有する他の車両と車車間通信をするための通信機である。
ここで、車車間通信のための通信機を有する車両の一例である他車両3は、車載センサ31と、車車間通信機32と、制御装置33と、を備える。
車載センサ31は、他車両3に搭載されるセンサ類である。上述した車載センサ11と同様に、車載センサ31には、カメラ31a、測距センサ31b、位置センサ31c、車速センサ31d及び方位センサ31e等が含まれる。なお、上述したカメラ11a及び測距センサ11bと同様に、カメラ31a及び測距センサ31bを用いて通行状況情報が検出される。
車車間通信機32は、車車間通信のための通信機を有する他の車両と車車間通信をするための通信機である。
制御装置33は、車載センサ31を用いて検出された各種情報を車車間通信機32を介して定期的に送信する。このように他車両3から車車間通信により送信される情報を、以下「他車両情報」という。他車両情報には、他車両3が検出した信号機の表示状態、他車両3が検出した通行状況情報、並びに、他車両3の走行位置、走行速度及び走行方向が含まれる。なお、他車両情報には、検出誤差等に基づく、それぞれの情報の信頼度も含まれる。
路車間通信機13は、路側通信機4と路車間通信するための通信機である。路側通信機4は、交差点に設置された路側センサ5により検出された通行状況情報を定期的に発信する。本実施形態では、路側センサ5としてカメラが用いられる。また、路側通信機4は、当該交差点に設置された信号機2の表示状態及び表示サイクルの情報等を含む信号情報を定期的に発信する。信号情報は、信号機を統括制御する交通管制センタ6の信号情報管理装置61から路側通信機4を介して提供される。表示サイクルの情報とは、例えば、信号機の表示が一巡するサイクル長や1サイクルで各灯色に与えられる時間の比率、残りの予定秒数等の情報である。
信号機2は、信号表示装置21と、信号制御装置22と、を備える。信号表示装置21は、赤、青及び黄のうちいずれかの表示状態で表示を行う装置である。信号制御装置22は、信号情報管理装置61により提供される表示サイクルの情報に基づいて、信号表示装置21の表示状態の切替制御を行う。
自動運転判断装置14は、図示しないCPU、ROM、RAMなどを有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。CPUは、非遷移的実体的記録媒体であるROMに格納されたプログラムを実行する。当該プログラムが実行されることで、当該プログラムに対応する方法が実行される。
自動運転判断装置14は、車載センサ11を用いて、自車両についての各種情報である自車両情報を検出する。自車両情報には、自車両が検出した信号機2の表示状態、自車両が検出した通行状況情報、並びに、自車両の走行位置、走行速度及び走行方向が含まれる。なお、自車両情報には、検出誤差等に基づく、それぞれの情報の信頼度も含まれる。
また、自動運転判断装置14は、自車両の周辺に存在する他車両3から、車車間通信機12を介して他車両情報を定期的に受信する。また、自動運転判断装置14は、自車両が通過しようとする交差点に設置された路側通信機4から、路車間通信機13を介して信号情報及び通行状況情報を受信する。
本実施形態においては、図3に示すように、自車両は、カメラ11a及び測距センサ11bにより検出可能な範囲である自車検出範囲1Rにおいて自車両情報、具体的には信号機2の表示状態及び通行状況情報を取得する。また、自車両は、他車両3がカメラ31a及び測距センサ31bにより検出可能な範囲である他車検出範囲3Rにおいて検出した他車両情報を取得する。そして、自車両は、路側通信機4が検出可能な範囲である路側検出範囲4Rにおいて検出した信号情報及び通行状況情報を取得する。
走行制御装置15は、自動運転判断装置14が後述する自動運転判断処理を実行することで得られる判断結果に基づき、自車両のアクセルやブレーキや操舵装置等を作動させるアクチュエータを制御する。これにより走行制御装置15は、自車両の自動走行制御を行う。
記憶装置16は、信号情報、通行状況情報、自車両情報及び他車両情報などを記憶する装置である。
[2.処理]
次に、自動運転判断装置14が実行する自動運転判断処理について、図4〜図7のフローチャートを用いて説明する。この自動運転判断処理は、イグニッションスイッチがオンである間、定期的に、例えば100ms周期で実行される。
まず、S101で、自動運転判断装置14は、路側通信機4から定期的に発信される信号情報を受信したか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S101で信号情報を受信したと判定した場合には、処理をS102へ移行し、記憶装置16に信号情報を時刻情報とともに記憶させる。時刻情報とは、記憶した時刻を表す情報である。その後、処理をS103に移行する。なお、記憶されてから既定された時間以上経過した信号情報は、記憶装置16から消去される。このように記憶装置16から情報が消去される点は、以下で説明する信号情報以外の情報についても同様である。また、後述するS109以降の処理には、記憶装置16に記憶された情報が用いられる。具体的には、記憶した時刻の異なる同一の情報が記憶装置16に複数記憶されている場合には、S118の処理を除き、最新の情報のみが用いられる。
一方、自動運転判断装置14は、S101で信号情報を受信していないと判定した場合には、S102をスキップして処理をS103へ移行する。本実施形態では、自車両が、交差点の近傍、具体的には路側通信機4との間で通信が可能な通信エリア内にいない場合、信号情報を受信していないと判定される。
S103で、自動運転判断装置14は、車載センサ11を用いて自車両情報を検出したか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S103で自車両情報を検出したと判定した場合には、処理をS104へ移行し、記憶装置16に自車両情報を時刻情報とともに記憶させる。その後、処理をS105に移行する。
一方、自動運転判断装置14は、S103で自車両情報を検出していないと判定した場合には、S104をスキップして処理をS105へ移行する。本実施形態では、自車両の交差点からの距離が既定距離以上である場合、自車両情報を検出していないと判定される。なお、既定距離は、例えば、カメラ11aを用いて信号機2の表示状態を正確に検出しにくい距離に設定され、カメラ11aの性能や自車両の走行環境により変化し得る。
S105で、自動運転判断装置14は、他車両3から他車両情報を受信したか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S105で他車両情報を受信したと判定した場合には、処理をS106へ移行し、記憶装置16に他車両情報を時刻情報とともに記憶させる。その後、処理をS107に移行する。
一方、自動運転判断装置14は、S105で他車両情報を受信していないと判定した場合には、S106をスキップして処理をS107へ移行する。本実施形態では、自車両の周辺に他車両3がいない場合、他車両情報を受信していないと判定される。
S107で、自動運転判断装置14は、路側通信機4から定期的に発信される通行状況情報を受信したか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S107で通行状況情報を受信したと判定した場合には、処理をS108へ移行し、記憶装置16に通行状況情報を時刻情報とともに記憶させる。その後、処理をS109に移行する。
一方、自動運転判断装置14は、S107で通行状況情報を受信していないと判定した場合には、S108をスキップして処理をS109へ移行する。本実施形態では、自車両が、路側通信機4との間で通信が可能な通信エリア内にいない場合、通信状況情報を受信していないと判定される。
S109で、自動運転判断装置14は、自車両情報に含まれる通行状況情報と、他車両情報に含まれる通行状況情報と、路側通信機4からの通行状況情報と、に基づいて、交差点に移動体が存在するか否かを判定する。本実施形態では、これらの通行状況情報のすべてが、移動体が存在しないことを表している場合、交差点に移動体が存在しないと判定する。自動運転判断装置14は、交差点に移動体が存在しないと判定した場合には、処理をS110へ移行し、信号情報に含まれる信号機2の表示状態である第1の表示状態の確からしさが自車両の自動走行制御に十分であると判断する。交差点に移動体が存在しない場合は、自車両が交差点において移動体と接触する可能性が極めて低いからである。その後、自動運転判断処理を終了する。
一方、自動運転判断装置14は、S109で交差点に移動体が存在すると判定した場合には、処理をS111へ移行する。
S111で、自動運転判断装置14は、自車両情報に信号機2の表示状態である第2の表示状態が含まれるか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S111で自車両情報に第2の表示状態が含まれると判定した場合には、処理をS112へ移行する。
S112で、自動運転判断装置14は、自車両情報に含まれる第2の表示状態の信頼度が第1の既定値以上であるか否かを判定する。第2の表示状態の信頼度は、0.0〜1.0の可変値であり、例えば、撮像画像から信号機2の表示状態を解析した際の基準画像との一致度などに基づき可変する。自動運転判断装置14は、S112で第2の表示状態の信頼度が第1の既定値、例えば0.9以上であると判定した場合、つまり第2の表示状態が十分信頼できると判定した場合には、処理をS113へ移行する。
S113で、自動運転判断装置14は、第1の表示状態と第2の表示状態とが一致するか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S113で第1の表示状態と第2の表示状態が一致すると判定した場合には、処理をS114へ移行し、第1の表示状態の確からしさが自車両の自動走行制御に十分であると判断する。その後、自動運転判断処理を終了する。
一方、自動運転判断装置14は、S113で第1の表示状態と第2の表示状態とが一致しないと判定した場合には、処理をS115へ移行し、第1の表示状態の確からしさが自車両の自動走行制御に十分でないと判断する。その後、自動運転判断処理を終了する。第1の表示状態の確からしさが自車両の自動走行制御に十分でないと判断された場合は、例えば自車両を道路の左側などの安全な場所に寄せて停車させる退避走行が行われる。
一方、自動運転判断装置14は、S112で第2の表示状態の信頼度が第1の既定値以上でないと判定した場合には、処理をS116に移行する。
また、自動運転判断装置14は、S111で自車両情報に第2の表示状態が含まれないと判定した場合にも、処理をS116に移行する。例えば、逆光や積雪などでカメラ11aにより信号機2の表示状態を検出できない場合、自車両情報に第2の表示状態が含まれないと判定される。
S116で、自動運転判断装置14は、他車両情報に信号機の表示状態が含まれるか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S116で他車両情報に信号機の表示状態が含まれると判定した場合には、処理をS117へ移行する。
S117で、自動運転判断装置14は、図8に示すように、他車両情報に含まれる信号機の表示状態に基づき、自車両から見た信号機2の表示状態である第3の表示状態を推測する。
具体的には、第3の表示状態は、自車両を基準とした交差点における位置に応じて判定される他車両3の種別、他車両3の通行状況、及び、他車両情報に含まれる信号機の表示状態、に基づいて次のように推測される。
次の(A1)又は(A2)の条件を満たす場合、第3の表示状態は、他車両情報に含まれる信号機の表示状態と同じであると推測される。
(A1)他車両3の種別が先行車両であって、交差点進入前の位置において走行中又は停止中である。
(A2)他車両3の種別が対向車両であって、交差点進入前の位置において走行中又は停止中である。
一方、次の(A3)又は(A4)の条件を満たす場合、第3の表示状態は、他車両情報に含まれる信号機の表示状態とは逆であると推測される。具体的には、他車両情報に含まれる信号機の表示状態が赤である場合、第3の表示状態は青又は黄と推測され、他車両情報に含まれる信号機の表示状態が青又は黄である場合、第3の表示状態は赤と推測される。
(A3)他車両3の種別が交差点右側から交差点に接近する右接近車両であって、交差点進入前の位置において走行中又は停止中である。
(A4)他車両3の種別が交差点左側から交差点に接近する左接近車両であって、交差点進入前の位置において走行中又は停止中である。
図9に示すように、自車両が走行中の道路である走行路において、交差点の手前側の領域を交差点前領域A、交差点の奥側の領域を交差点後領域Bという。また、走行路と交差する交差路において、交差点の右側の領域を交差点右領域C、交差点の左側の領域を交差点左領域Dという。また、これらの領域に囲まれた交差点内の領域を交差点内領域Eという。この例では、交差点内領域Eは走行路及び交差路に沿った幅がそれぞれ14mである。また、交差点前領域A及び交差点後領域Bの走行路に沿った長さと、交差点右領域C及び交差点左領域Dの交差路に沿った長さと、がそれぞれ10mである。
また、交差点に設けられた横断歩道のうち、交差点前領域Aの横断歩道を前横断歩道a、交差点後領域Bの横断歩道を後横断歩道b、交差点右領域Cの横断歩道を右横断歩道c、交差点左領域Dの横断歩道を左横断歩道dという。
また、走行路における自車両と同じ車線において自車両の前方に位置する他の車両を先行車両3a、走行路における対向車線に位置する他の車両を対向車両3bという。また、交差点右領域Cにおいて交差点に接近する方向へ走行する他の車両を右接近車両3c、交差点右領域Cにおいて交差点から離れる方向へ走行する他の車両を右通過車両3dという。また、交差点左領域Dにおいて交差点に接近する方向へ走行する他の車両を左接近車両3e、交差点左領域Dにおいて交差点から離れる方向へ走行する他の車両を左通過車両3fという。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、片側1車線の走行路と交差路とが交差する十字路の信号機が設置された交差点を前提として説明する。当該交差点は、横断歩道があり、車両用の信号機と横断歩道用の信号機とが同期しているものとする。また、当該交差点に設置された信号機には、矢印の信号表示はないものとする。
続いて、S118で、自動運転判断装置14は、信頼度が第1の既定値以上である第2の表示状態のうち最新の情報と、当該第2の表示状態と同時刻における第3の表示状態と、に矛盾があるか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S118で矛盾がないと判定した場合には、処理をS119へ移行する。なお、S118で比較すべき第2の表示状態や第3の表示状態が存在しない場合も、処理をS119に移行する。S118の処理は、現周期よりも前の前周期で信頼できると判定された第2の表示状態と同時刻の第3の表示状態とを比較することで、矛盾により信頼度が低いと判断できる第3の表示状態自体をS118以降の処理で使用しないようにすることが目的だからである。
S119で、自動運転判断装置14は、複数の他車両3から他車両情報を受信しているか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S119で複数の他車両3から他車両情報を受信していると判定した場合には、処理をS120へ移行する。
S120で、自動運転判断装置14は、複数の他車両3からの他車両情報のそれぞれに基づき推測された複数の第3の表示状態がすべて一致するか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S120で複数の第3の表示状態がすべて一致、つまり完全一致すると判定した場合には、処理をS121へ移行する。S121で自動運転判断装置14は、複数の第3の表示状態の各信頼度の二乗和平方根を算出することにより、信頼度を合計する。例えば、上述した(A1)及び(A4)の条件の各車両から信号機の表示状態が受信され、(A1)における信号機の表示状態の信頼度が0.8、(A4)における信号機の表示状態の信頼度が0.6であった場合、合計された信頼度は、0.82+0.62の平方根、つまり1.0となる。その後、処理をS122に移行する。
一方、自動運転判断装置14は、S119で複数の他車両3から他車両情報を受信していないと判定した場合には、処理をS122へ移行する。
S122で、自動運転判断装置14は、第2の表示状態の信頼度と第3の表示状態の信頼度との二乗和平方根を、第1の合計信頼度として算出する。具体的には、自車両により取得される自車両情報の信頼度は、他車両3により取得される他車両情報の信頼度よりも高いと一般的に考えられる。このため、重み付け係数、例えば1.1を掛けた第2の表示状態の信頼度と、第3の表示状態の信頼度と、の二乗和平方根である第1の合計信頼度が算出される。当該第3の表示状態の信頼度は、前述したように複数の他車両3から他車両情報を受信している場合には、複数の第3の表示状態の信頼度の合計値である。
続いて、S123で、自動運転判断装置14は、第1の合計信頼度が第2の既定値以上であるか否かを判定する。本実施形態では、第3の表示状態が青又は黄である場合、自動走行制御においては判断を厳しくすべきであるため、例えば第2の既定値を1.3とする。また、第3の表示状態が赤である場合、自動走行制御においてそれ以上判断を厳しくする必要はないため、例えば第2の既定値を1.0とする。自動運転判断装置14は、S123で第1の合計信頼度が第2の既定値以上であると判定した場合には、処理をS124へ移行する。
S124で、自動運転判断装置14は、第1の表示状態と第3の表示状態とが一致するか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S124で第1の表示状態と第3の表示状態とが一致すると判定した場合には、処理をS125へ移行し、第1の表示状態の確からしさが自車両の自動走行制御に十分であると判断する。その後、自動運転判断処理を終了する。
一方、自動運転判断装置14は、S124で第1の表示状態と第3の表示状態とが一致しないと判定した場合には、処理をS126へ移行し、第1の表示状態の確からしさが自車両の自動走行制御に十分でないと判断する。その後、自動運転判断処理を終了する。
一方、自動運転判断装置14は、S123で第1の合計信頼度が第2の既定値以上でないと判定した場合にも、処理をS127に移行する。
また、自動運転判断装置14は、S120で複数の第3の表示状態の少なくとも一つが一致しないと判定した場合にも、処理をS127へ移行する。
また、自動運転判断装置14は、S118で当該第2の表示状態と、当該第2の表示状態と同時刻の第3の表示状態と、に矛盾があると判定した場合にも、処理をS127に移行する。
また、自動運転判断装置14は、S116で他車両情報に信号機の表示状態が含まれないと判定した場合にも、処理をS127に移行する。例えば、自車両が通過する予定の交差点を既に通過した他車両3においては、信号機の表示状態が含まれないと判定される。
S127で、自動運転判断装置14は、自車両情報に含まれる通行状況情報、他車両情報に含まれる通行状況情報及び路側通信機4からの通行状況情報、のそれぞれに含まれる移動体情報を、交差点における移動体の通行状況を複数種類にパターン化した通行状況パターンに分類する。
図10に示すように、移動体の通行状況パターンは、移動体の種別と、当該移動体が存在し得る領域と、当該領域における当該移動体の状態と、により表される。
移動体の種別とは、移動体が車両の場合、先行車両3a、対向車両3b、右接近車両3c、右通過車両3d、左接近車両3e及び左通過車両3fの6種類であり、移動体が横断者の場合、前横断者、後横断者、右横断者及び左横断者の4種類である。前横断者、後横断者、右横断者及び左横断者とは、それぞれ、図9に示す前横断歩道a、後横断歩道b、右横断歩道c及び左横断歩道dに存在する横断者である。
移動体が存在し得る領域は、移動体の種別によって異なる。具体的には、先行車両3a及び対向車両3bが存在し得る領域は、交差点前領域A、交差点内領域E及び交差点後領域Bのいずれかである。右接近車両3cが存在し得る領域は、交差点右領域C及び交差点内領域Eのいずれかである。右通過車両3dが存在し得る領域は、交差点右領域Cである。左接近車両3eが存在し得る領域は、交差点左領域D及び交差点内領域Eのいずれかである。左通過車両3fが存在し得る領域は、交差点左領域Dである。前横断者、後横断者、右横断者及び左横断者が存在し得る領域は、それぞれ、前横断歩道a、後横断歩道b、右横断歩道c及び左横断歩道dである。
移動体の状態は、当該移動体が車両の場合、走行中、停止中、無し及び不明のいずれかに分類され、当該移動体が横断者の場合、横断中、無し及び不明のいずれかに分類される。なお、無しとは、移動体が存在しないことを意味し、不明とは、移動体が存在するか分からない状態を意味する。
続いて、S128で、自動運転判断装置14は、S127で移動体情報が分類された通行状況パターンの中から、特有移動体状態であることを推測するための推測条件を成立させる通行状況パターンを抽出する。特有移動体状態とは、信号機2の表示状態に応じた特有の移動体の状態である。特有移動体状態は、信号機2の表示状態が青又は黄である場合の特有移動体状態である青信号特有移動体状態と、信号機2の表示状態が赤である場合の特有移動体状態である赤信号特有移動体状態と、に大別される。
図11に示すように、青信号特有移動体状態は複数種類想定され、青信号特有移動体状態ごとに、当該青信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が設定されている。推測条件は、通行状況パターンの内容又はその組合せで成立する条件である。具体的には、例えば、先行車両3aが交差点内領域Eで走行中である場合、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄のため先行車両3aが交差点を通過中であるという青信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が成立する。また例えば、先行車両3aが交差点内領域Eで停止中かつ別の先行車両3aが交差点後領域Bで停止中である場合、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄であり走行路が渋滞中のため先行車両3aが交差点内領域Eで停止中であるという青信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が成立する。また例えば、先行車両3aが交差点内領域Eで停止中かつ右通過車両3dが交差点右領域Cで停止中である場合、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄であり交差路の右側が渋滞中のため先行車両3aが交差点内領域Eで停止中であるという青信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が成立する。また例えば、先行車両3aが交差点内領域Eで停止中かつ左通過車両3fが交差点左領域Dで停止中である場合、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄であり交差路の左側が渋滞中のため先行車両3aが交差点内領域Eで停止中であるという青信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が成立する。なお、対向車両3b、右接近車両3c、左接近車両3e、右横断者及び左横断者においても同様に、図11に示すような通行状況パターンの内容又はその組合せで、青信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が設定されている。
また、図12に示すように、青信号特有移動体状態と同様、赤信号特有移動体状態も複数種類想定され、赤信号特有移動体状態ごとに、当該赤信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が設定されている。具体的には、例えば、先行車両3aが交差点前領域Aで停止中であって、交差点内領域E及び交差点後領域Bには先行車両3aが存在しない場合、走行路における信号機2の表示状態が赤のため先行車両3aが交差点前領域Aで停止中であるという赤信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が成立する。なお、対向車両3b、右接近車両3c、左接近車両3e、前横断者及び後横断者においても同様に、図12に示すような通行状況パターンの内容又はその組合せで、赤信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件が設定されている。
続いて、S129で、自動運転判断装置14は、S128で抽出した通行状況パターンにより成立する推測条件ごとに、当該推測条件の信頼度を算出する。ここで、推測条件が1つの通行状況パターンにより成立する場合、通行状況パターンの信頼度を推測条件の信頼度とする。一方、推測条件が複数の通行状況パターンの組合せにより成立する場合には、各通行状況パターンの信頼度を合成することにより推測条件の信頼度を算出する。
通行状況パターンの信頼度は、当該通行状況パターンを判断するために用いられた情報である判断項目の信頼度から算出される。通行状況パターンを判断するために複数の判断項目が用いられている場合、判断項目ごとの信頼度を合成、この例では乗算することにより、通行状況パターンの信頼度が算出される。各判断項目の信頼度は、0.0〜1.0の可変値である。
例えば、先行車両3aが交差点内領域Eを走行中であることの信頼度は、先行車両3aが存在する信頼度と、当該先行車両3aが交差点内領域Eに存在する信頼度と、当該先行車両3aが走行している信頼度と、を乗算することにより算出される。つまり、「先行車両3aが交差点内領域Eを走行中」という内容の通行状況パターンは、これら3つの判断項目に基づき判断されている。このため、当該通行状況パターンの信頼度は、これら3つの判断項目の信頼度を合成することにより算出される。この例において、各判断項目の信頼度は次のように算出される。
先行車両3aが存在する信頼度は、例えばカメラ11a又はカメラ31aによる撮像画像に対する画像処理により先行車両3aを検出する場合は、その撮像画像と、後方から見た車両を表す基準画像と、の特徴の一致度である。
先行車両3aが交差点内領域Eに存在する信頼度及び先行車両3aが走行している信頼度は、例えば測距センサにより検出される移動体の相対位置及び相対速度に基づき算出される。自車両の交差点までの距離が30mで、交差点内領域Eが14mとした場合、測距センサの想定誤差を例えば0.5mとすると、先行車両3aまでの距離の検出結果が30.5〜43.5mであれば、先行車両3aが交差点内領域Eに存在する信頼度は1.0となる。同様に、車両が走行していると判断する基準を3km/h以上とした場合、測距センサの想定誤差を例えば3km/hとすると、先行車両3aの速度の検出結果が6km/h以上であれば、先行車両3aが走行している信頼度は1.0となる。
例えば、撮像画像と基準画像との特徴の一致度が0.95、先行車両3aまでの距離の検出結果が35m、先行車両3aの速度の検出結果が10km/hの場合、先行車両3aが存在する信頼度は0.95、先行車両3aが交差点内領域Eに存在する信頼度は1.0、先行車両3aが走行している信頼度は1.0となる。この場合、「先行車両3aが交差点内領域Eを走行中」という内容の通行状況パターンの信頼度は0.95×1.0×1.0=0.95となる。
また、前述したように、推測条件が複数の通行状況パターンの組合せにより成立する場合、推測条件の信頼度は、通行状況パターンごとの信頼度を合成、この場合は乗算することにより算出される。各通行状況パターンの信頼度は、0.0〜1.0の可変値である。具体的には、例えば、交差路における信号機の表示状態が赤のため左接近車両3eが交差点左領域Dで停止中であるという青信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件は、左接近車両3eが交差点左領域Dで停止中である、左接近車両3eが交差点内領域Eには存在しない、右通過車両3dが交差点右領域Cに存在しない、という3つの通行状況パターンの組合せにより成立する。このため、例えば、左接近車両3eが交差点左領域Dで停止中である信頼度が0.9、左接近車両3eが交差点内領域Eに存在しない信頼度が0.8、右通過車両3dが交差点右領域Cに存在しない信頼度が0.7の場合、交差路における信号機の表示状態が赤のため左接近車両3eが交差点左領域Dで停止中であるという青信号特有移動体状態であることを推測するための推測条件の信頼度は、0.9×0.8×0.7=0.504となる。なお、算出された推測条件の信頼度が既定値未満、例えば0.5未満の場合は、信頼度が低いため、当該推測条件は用いないものとする。
続いて、S130で、自動運転判断装置14は、1つ以上の特有移動体状態が存在する状態である成立特有移動体状態が推測されたか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S130で成立特有移動体状態が推測されたと判定した場合には、処理をS131へ移行する。例えば、図13に示すように、青信号特有移動体状態である、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄のため交差点内領域Eを通過中の先行車両3aと、交差路における信号機の表示状態が赤のため交差点左領域Dで停止中の左接近車両3eと、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄のため右横断歩道cを横断中の右横断者と、が推測された場合、成立特有移動体状態が推測されたと判定される。
S131で、自動運転判断装置14は、成立特有移動体状態の信頼度を算出する。自動運転判断装置14は、成立特有移動体状態に含まれる各特有移動体状態の推測条件の信頼度を合計して、成立特有移動体状態の信頼度を算出する。具体的には、推測条件が複数の通行状況パターンに基づき成立するほど信頼度が低くなると考えられるため、各特有移動体状態の推測条件の信頼度に重み付け係数を掛け、二乗和平方根を算出することにより、成立特有移動体状態の信頼度を算出する。重み付け係数は、推測条件を成立させる通行状況パターンの組合せが多いほど小さく設定されている。例えば、推測条件が1つの通行状況パターンに基づき成立する場合、重み付け係数は1.0である。また、推測条件が2つの通行状況パターンに基づき成立する場合、重み付け係数は0.75である。また、推測条件が3つの通行状況パターンに基づき成立する場合、重み付け係数は0.5である。
具体的には、図14に示すように、青信号特有移動体状態が、走行路青信号で先行車両3aが交差点通過中の場合、推測条件が1つの通行状況パターンに基づき成立するため、重み付け係数は1.0である。また、青信号特有移動体状態が、走行路青信号で先行車両3aが走行路渋滞中のため交差点内領域Eで停止中の場合、走行路青信号で交差路右側渋滞中のため先行車両3aが交差点内領域Eで停止中の場合、及び、走行路青信号で交差路左側渋滞中のため先行車両3aが交差点内領域Eで停止中の場合、推測条件が2つの通行状況パターンに基づき成立するため、重み付け係数は0.75である。なお、対向車両3b、右接近車両3c、左接近車両3e、右横断者及び左横断者、また、赤信号特有移動体状態についても同様に、推測条件を成立させる通行状況パターンの組合せの数に応じて、図14に示すように重み付け係数が設定されている。
例えば、前述した図13に示す例のように、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄のため交差点内領域Eを通過中の先行車両3aと、交差路における信号機の表示状態が赤のため交差点左領域Dで停止中の左接近車両3eと、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄のため右横断歩道cを横断中の右横断者と、が推測されている場合、成立特有移動体状態の信頼度は次のように算出される。
すなわち、図15に示すように、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄のため先行車両3aが交差点内領域E通過中であることの信頼度が0.9、重み付け係数が1.0、交差路における信号機の表示状態が赤のため左接近車両3eが交差点左領域Dで停止中であることの信頼度が0.504、重み付け係数が0.5、走行路における信号機2の表示状態が青又は黄のため右横断者が右横断歩道cを横断中であることの信頼度が0.8、重み付け係数が1.0の場合、これらの特有移動体状態により特定される成立特有移動体状態の信頼度は、(0.9×1.0)2+(0.504×0.5)2+(0.8×1.0)2の平方根、つまり1.23となる。
続いて、S132で、自動運転判断装置14は、前述したS122で算出した第1の合計信頼度と、成立特有移動体状態の信頼度と、の二乗和平方根を第2の合計信頼度として算出する。具体的には、カメラにより検出される信号機の表示状態の信頼度は、通行状況情報に基づき推測される信号機の表示状態の信頼度よりも高いと一般的に考えられる、このため、重み付け係数、例えば1.2を掛けた第1の合計信頼度と、成立特有移動体状態の信頼度と、の二乗和平方根である第2の合計信頼度が算出される。ここで、青又は黄と推測される第3の表示状態と、青又は黄と推測される成立特有移動体状態と、からは第2の合計信頼度Bが算出されるとする。また、赤と推測される第3の表示状態と、赤と推測される成立特有移動体状態と、からは第2の合計信頼度Rが算出されるとする。
続いて、S133で、自動運転判断装置14は、第2の合計信頼度が第3の既定値以上であるか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S133で第2の合計信頼度が第3の既定値以上であると判定した場合には、処理をS134へ移行する。本実施形態では、青信号特有移動体状態及び赤信号特有移動体状態が、通行状況情報の検出誤差等により同時に成立し得ると考えられるため、自動走行制御の安全性を確保するために赤信号と判定される確率を高くする。具体的には、第2の合計信頼度Rの既定値が0.0未満でかつ第2の合計信頼度Bの既定値が1.8以上の場合、第2の合計信頼度が第3の既定値以上であると判定し、通行状況情報に基づき推測される信号機2の表示状態である第4の表示状態が青又は黄であると判定する。また、第2の合計信頼度Bの既定値が0.2未満でかつ第2の合計信頼度Rの既定値が1.5以上の場合、第2の合計信頼度が第3の既定値以上であると判定し、第4の表示状態が赤であると判定する。
S134で、自動運転判断装置14は、第1の表示状態と第4の表示状態とが一致するか否かを判定する。自動運転判断装置14は、S134で第1の表示状態と第4の表示状態とが一致すると判定した場合には、処理をS135へ移行し、第1の表示状態の確からしさが自車両の自動走行制御に十分であると判断する。その後、自動運転判断処理を終了する。
一方、自動運転判断装置14は、S134で第1の表示状態と第4の表示状態とが一致しないと判定した場合には、処理をS136へ移行し、第1の表示状態の確からしさが自車両の自動走行制御に十分でないと判断する。その後、自動運転判断処理を終了する。
また、自動運転判断装置14は、S133で第2の合計信頼度が第3の既定値以上でないと判定した場合にも、自動運転判断処理を終了する。
また、自動運転判断装置14は、S130で成立特有移動体状態が推測されなかったと判定した場合にも、自動運転判断処理を終了する。
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)本実施形態では、自動運転判断処理において、第1の表示状態と、第2の表示状態及び第3の表示状態のうち少なくとも一方と、を比較する。これにより、カメラ11aによる検出時に逆光等の状況で第2の表示状態の信頼性が低くなってしまっても、第1の表示状態を第3の表示状態と比較することができる。したがって、第2の表示状態の信頼性が低い場合にも、第1の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かを判断することが可能である。
(3b)本実施形態では、第2の表示状態及び第3の表示状態の信頼度が低いと判断された場合、第1の表示状態と、第4の表示状態と、を比較する。これにより、カメラ11a及びカメラ31aによる検出時に逆光等の状況で第2の表示状態及び第3の表示状態の信頼性が低くなってしまっても、第1の表示状態を、自車両情報に含まれる通行状況情報と、他車両情報に含まれる通行状況情報と、路側通信機4からの通行状況情報と、に基づいて推測した第4の表示状態と比較することができる。したがって、第2の表示状態及び第3の表示状態の信頼性が低い場合にも、第1の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かを判断することが可能である。
(3c)本実施形態では、自車両情報に含まれる通行状況情報と、他車両情報に含まれる通行状況情報と、路側通信機4からの通行状況情報と、に基づいて交差点に移動体が存在するか否かを判断する。これにより、交差点に移動体が存在しないと判断した場合、自車両が交差点において移動体と接触する可能性が極めて低いと判断できる。したがって、他の手段により検出された信号機2の表示状態と比較することなく、第1の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であると判断することができる。
(3d)本実施形態では、車載センサ11を用いて検出される自車両情報、他車両3により検出される他車両情報には、信号機2の表示状態の信頼度が含まれる。第2の表示状態の信頼度が第1の既定値未満であると判定された場合、第2の表示状態の信頼度及び第3の表示状態の信頼度を合計した第1の合計信頼度を算出する。そして、第1の合計信頼度が第2の既定値以上であると判定された場合、第1の表示状態を第3の表示状態と比較する。したがって、第2の表示状態の単独での信頼性が低い場合にも、第2の表示状態を加味して、第1の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かを判断することが可能である。
(3e)本実施形態では、第1の合計信頼度が第2の既定値未満であると判定された場合、第1の合計信頼度及び特有移動体状態の信頼度を合計し第2の合計信頼度を算出する。そして、第2の合計信頼度が第3の既定値以上であると判定された場合、第1の表示状態を第4の表示状態と比較する。したがって、第2の表示状態及び第3の表示状態の信頼性が低い場合にも、第2の表示状態及び第3の表示状態を加味して、第1の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かを判断することが可能である。
(3f)本実施形態では、推測条件が複数成立した場合、つまり、複数の特有移動体状態を含む成立特有移動体状態が推測されたと判定された場合、各特有移動体状態の推測条件の信頼度を合計して、成立特有移動体状態の信頼度を算出する。これにより、通行状況情報に基づき推測される第4の表示状態の信頼度を算出することができる。
(3g)本実施形態では、複数の他車両3からの他車両情報のそれぞれに基づき推測された複数の第3の表示状態がすべて一致するか否かを判定する。これにより、複数の第3の表示状態がすべて一致しないと判定された場合、第3の表示状態の信頼度が低いと判断し、第1の表示状態との比較に用いない。したがって、第1の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かの判断において、信頼度が低いと判断される第3の表示状態を除外することができる。
(3h)本実施形態では、第1の合計信頼度、成立特有移動体状態の信頼度及び第2の合計信頼度を算出する際に、重み付け係数を用いる。具体的には、単にそれぞれの信頼度を合計するだけではなく、それぞれの情報の信頼度に応じた重み付けを加味して、第1の合計信頼度、成立特有移動体状態の信頼度及び第2の合計信頼度を算出する。したがって、第1の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かをより正確に判断することが可能である。
なお、実施形態では、自動運転判断装置14が自動走行制御装置に相当し、信号情報が第1の取得情報に相当し、自車両情報が第2の取得情報に相当し、他車両情報が第3の取得情報に相当し、成立特有移動体状態及びその信頼度が表示情報に相当する。また、S101及びS107が第1取得部としての処理に相当し、S103が第2取得部としての処理に相当し、S105が第3取得部としての処理に相当し、S113、S124及びS134が判断部としての処理に相当し、S127、S128及びS129が推測部としての処理に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(4a)上記実施形態では、第2の表示状態及び第3の表示状態の信頼度を合計し第1の合計信頼度を算出する構成を例示したが、第1の合計信頼度を算出する方法はこれに限定されるものではない。例えば、第2の表示状態が存在する場合であっても、第2の表示状態の信頼度を用いない構成、つまり第3の表示状態の信頼度を第1の合計信頼度とする構成であってもよい。
(4b)上記実施形態では、第1の合計信頼度及び成立特有移動体状態の信頼度を合計し第2の合計信頼度を算出する構成を例示したが、第2の合計信頼度を算出する方法はこれに限定されるものではない。例えば、第2の表示状態及び第3の表示状態が存在する場合であっても、第2の表示状態及び第3の表示状態の信頼度を用いない構成、つまり成立特有移動体状態の信頼度を第2の合計信頼度とする構成であってもよい。
(4c)上記実施形態では、路車間通信や車車間通信に狭域通信を用いる構成を例示したが、通信方法はこれに限定されるものではなく、狭域通信及び広域通信を用いる2重系でもよい。
(4d)上記実施形態では、通行状況情報が検出される交差点の範囲を一定の範囲であるとしたが、通行状況情報が検出される交差点の範囲は、可変であってもよい。例えば、速度規制や自車両の走行速度により交差点の範囲が変化してもよい。
(4e)上記実施形態において自動運転判断装置14が実行した機能の一部又は全部を、1つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
(4f)前述した自動運転判断装置14の他、当該自動運転判断装置14を構成要素とする車載システム、自動運転判断処理をコンピュータに実行させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実体的記録媒体、第1の表示状態の確からしさが自動走行制御に十分であるか否かを判定する方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
(4j)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…自動運転車両、2…信号機、3…他車両、4…路側通信機、5…路側センサ、11,31…車載センサ、12,32…車車間通信機、13…路車間通信機、14…自動運転判断装置、15…走行制御装置、16…記憶装置、33…制御装置。

Claims (9)

  1. 道路に設けられた情報発信源である路側通信機(4)と無線通信するための路車間通信機(13)と、周辺状況を検出するための車載センサ(11)と、他車両(3)と無線通信するための車車間通信機(12)と、を備える車両に搭載された自動走行制御装置(14)であって、
    前記車両が通過する予定の交差点に設置された信号機(2)の表示状態であって前記路側通信機から発信される前記信号機の表示状態を含む第1の取得情報を、前記路車間通信機を介して取得する第1取得部(S101,S107)と、
    前記車載センサにより検出される前記信号機の表示状態を特定可能な第2の取得情報を、前記車載センサから取得する第2取得部(S103)と、
    前記他車両により検出される前記信号機の表示状態を含む第3の取得情報を、前記車車間通信機を介して取得する第3取得部(S105)と、
    前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態を、前記第2の取得情報及び前記第3の取得情報のそれぞれに含まれる前記信号機の表示状態のうち少なくとも一方と比較することにより、前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態の確からしさが前記車両の自動走行制御に十分であるか否かを判断する判断部(S113,S124, S134)と、
    を備える、自動走行制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動走行制御装置であって、
    前記第1取得部、前記第2取得部及び前記第3取得部のうち少なくとも1つにより取得される前記交差点における移動体の通行状況情報に基づいて前記信号機の表示状態を含む表示情報を推測する推測部(S127〜S129)を更に備え、
    前記判断部は、前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態を、前記第2の取得情報及び前記第3の取得情報のそれぞれに含まれる前記信号機の表示状態のうち少なくとも一方、並びに、前記表示情報に含まれる前記信号機の表示状態、のうち少なくとも一方と比較することにより、前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態の確からしさが前記車両の自動走行制御に十分であるか否かを判断する、自動走行制御装置。
  3. 請求項2に記載の自動走行制御装置であって、
    前記判断部は、前記第1取得部、前記第2取得部及び前記第3取得部のうち少なくとも1つにより取得される前記通行状況情報に基づいて前記交差点に移動体が存在しないと判断した場合、前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態の確からしさが前記車両の自動走行制御に十分であると判断する、自動走行制御装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の自動走行制御装置であって、
    前記第2の取得情報、前記第3の取得情報及び前記表示情報には、前記信号機の表示状態の信頼度が含まれる、自動走行制御装置。
  5. 請求項4に記載の自動走行制御装置であって、
    前記判断部(S124)は、前記第2の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態の信頼度が第1の既定値未満であると判定した場合、前記第2の取得情報及び前記第3の取得情報のそれぞれに含まれる前記信号機の表示状態の信頼度を合計した第1の合計信頼度を算出し、前記第1の合計信頼度が第2の既定値以上であると判定した場合、前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態を、前記第3の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態と比較することにより、前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態の確からしさが前記車両の自動走行制御に十分であるか否かを判断する、自動走行制御装置。
  6. 請求項5に記載の自動走行制御装置であって、
    前記判断部(S134)は、前記第1の合計信頼度が前記第2の既定値未満であると判定した場合、前記第1の合計信頼度及び前記表示情報に含まれる前記信号機の表示状態の信頼度を合計した第2の合計信頼度を算出し、前記第2の合計信頼度が第3の既定値以上であると判定した場合、前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態を、前記表示情報に含まれる前記信号機の表示状態と比較することにより、前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態の確からしさが前記車両の自動走行制御に十分であるか否かを判断する、自動走行制御装置。
  7. 請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の自動走行制御装置であって、
    前記通行状況情報には、移動体ごとの位置及び移動状態を表す移動体情報が含まれており、
    前記推測部は、前記信号機の表示状態を特定可能な条件であって1つ以上の前記移動体情報に基づく条件である推測条件が成立した場合、前記推測条件に基づき前記表示情報を推測する、自動走行制御装置。
  8. 請求項7に記載の自動走行制御装置であって、
    前記推測部は、前記推測条件が複数成立した場合、成立した前記推測条件により特定される前記信号機の表示状態の信頼度を合成する、自動走行制御装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の自動走行制御装置であって、
    前記判断部(S124、S134)は、複数の前記他車両からの前記第3の取得情報を受信した場合、複数の前記第3の取得情報のそれぞれに含まれる前記信号機の表示状態が一致しないと判定した場合、前記第3の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態を前記第1の取得情報に含まれる前記信号機の表示状態との比較に用いない、自動走行制御装置。
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