以下に添付図面を参照して、本発明に係る洗浄装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である洗浄装置が適用された飲料ディスペンサの構成を模式的に示す模式図である。ここで例示する飲料ディスペンサ10は、乳飲料である牛乳を泡立たせた状態で飲料容器であるカップCに供給するものである。この飲料ディスペンサ10は、蒸気供給部20、原液供給部30、空気供給部40、ミキシング部50、フォーミング部52、ノズル部54及び洗浄装置60を備えて構成してある。
蒸気供給部20は、蒸気タンク21、第1蒸気供給管22及び第2蒸気供給管23を備えて構成してある。蒸気タンク21は、湯供給管24を通じて湯タンク25に接続してある。
ここで湯タンク25は、湯を貯留するための貯湯部であり、図示せぬ水供給手段から供給された水を加熱して湯として貯留している。
湯供給管24は、一端が湯タンク25に接続され、他端が蒸気タンク21に接続されており、湯タンク25と蒸気タンク21とを接続するものである。この湯供給管24の途中には、給湯ポンプ24aが設けてある。給湯ポンプ24aは、制御部100から与えられる指令により駆動するものであり、駆動する場合に湯タンク25から蒸気タンク21に湯を供給するものである。
ここで制御部100は、図示せぬメモリに記憶されたプログラムやデータに従って、飲料ディスペンサ10の各構成要素の動作を統括的に制御する制御手段である。尚、制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
そして、蒸気タンク21は、湯供給管24を通じて湯タンク25より供給された湯を加熱して加圧蒸気を生成するものである。これにより、湯タンク25は、加圧蒸気を生成する湯を貯留している。
第1蒸気供給管22は、一端が蒸気タンク21に接続され、他端がミキシング部50に接続されており、蒸気タンク21とミキシング部50とを接続するものである。この第1蒸気供給管22の途中には、第1蒸気供給弁22a及び第1蒸気逆止弁22bが配設してある。この第1蒸気供給弁22aは、制御部100から与えられる指令により開閉するものである。第1蒸気供給弁22aは、開成する場合には、第1蒸気供給管22を加圧蒸気が通過することを許容するものである。また第1蒸気供給弁22aは、閉成する場合には、第1蒸気供給管22を加圧蒸気が通過することを規制するものである。第1蒸気逆止弁22bは、蒸気タンク21からミキシング部50への流体(加圧蒸気)の通過を許容する一方、ミキシング部50から蒸気タンク21への流体の通過を規制するものである。
第2蒸気供給管23は、一端が蒸気タンク21に接続され、他端が原液供給部30や洗浄装置60と接続可能な第1接続部26に接続されており、蒸気タンク21と第1接続部26とを接続するものである。ここで第1接続部26は、ミキシング部50に接続された液供給管27の一端に取り付けてある。この液供給管27には、液逆止弁27aが設けてある。液逆止弁27aは、第1接続部26からミキシング部50への流体の通過を許容する一方、ミキシング部50から第1接続部26への流体の通過を規制するものである。
上記第2蒸気供給管23の途中には、第2蒸気供給弁23a及び第2蒸気逆止弁23bが配設してある。この第2蒸気供給弁23aは、制御部100から与えられる指令により開閉するものである。第2蒸気供給弁23aは、開成する場合には、第2蒸気供給管23を加圧蒸気が通過することを許容するものである。また第2蒸気供給弁23aは、閉成する場合には、第2蒸気供給管23を加圧蒸気が通過することを規制するものである。第2蒸気逆止弁23bは、蒸気タンク21から第1接続部26への流体(加圧蒸気)の通過を許容する一方、第1接続部26から蒸気タンク21への流体の通過を規制するものである。
原液供給部30は、バッグ・イン・ボックス(以下、BIBともいう)31、チューブポンプ32及び第2接続部33を備えて構成してある。
BIB31は、カップCに供給する乳飲料(泡立たせた状態の牛乳)の原液(以下、牛乳原液ともいう)を封入した袋状容器を箱状容器に収容して構成されるものである。このBIB31は、図示せぬ保冷庫に配置してある。ここで保冷庫は、飲料ディスペンサ10の筐体内部に設けられた断熱構造の室である。
チューブポンプ32は、保冷庫の内部において、BIB31の下方側に設けてある。このチューブポンプ32は、制御部100から与えられる指令により駆動するもので、駆動する場合には、BIB31に接続されたチューブを複数のローラ等で押し潰すようにして、BIB31の牛乳原液を汲み出すものである。第2接続部33は、BIB31に接続されたチューブの先端部に取り付けられるもので、第1接続部26と接続可能なコネクタである。
空気供給部40は、空気供給管41を備えて構成してある。空気供給管41は、一端がエアポンプ42に接続され、他端がミキシング部50に接続されており、エアポンプ42とミキシング部50とを接続するものである。エアポンプ42は、制御部100から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合に、空気を圧縮して空気供給管41を通じて圧縮空気を送出するものである。
上記空気供給管41の途中には、空気逆止弁41aが配設してある。空気逆止弁41aは、エアポンプ42からミキシング部50への流体(圧縮空気)の通過を許容する一方、ミキシング部50からエアポンプ42への流体の通過を規制するものである。
ミキシング部50は、第1蒸気供給管22を通じて供給された加圧蒸気と、液供給管27を通じて供給された牛乳原液とを混合させて牛乳原液を加熱し、更に空気供給管41を通じて供給された圧縮空気を混合させることにより僅かに泡立たされた状態の牛乳飲料を生成するものである。
フォーミング部52は、飲料送出管51を介してミキシング部50に接続してある。このフォーミング部52は、飲料送出管51を通じてミキシング部50から送出された牛乳飲料を泡立たせるものである。
ノズル部54は、図示せぬ飲料導出通路を介してフォーミング部52に接続してある。このノズル部54は、飲料導出通路を通じてフォーミング部52から送出された牛乳飲料(泡立たされた状態の牛乳飲料)をカップCに供給するものである。
このように本実施の形態においては、第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54が乳飲料を供給する飲料供給経路を構成している。
洗浄装置60は、混合容器61、第1洗浄原液供給管62、第2洗浄原液供給管63、洗浄液供給管64及び洗浄湯供給管65を備えて構成してある。
混合容器61は、例えば有底円筒状の形態を成しており、円筒状の側部と、下方に向かうに連れてその横断面積が漸次小さくなる態様で中央部分が最下位となる円錐状の形態を成す底部とを有している。尚、混合容器61の上面開口は蓋体により閉塞されている。
第1洗浄原液供給管62は、一端がアルカリ性の洗浄原液(以下、アルカリ性洗浄原液ともいう)を収納する第1洗浄原液収納部66に接続され、他端が混合容器61の側面に接続されており、第1洗浄原液収納部66と混合容器61とを接続するものである。第1洗浄原液収納部66は、図示せぬ洗浄原液保管庫に配置されている。
上記第1洗浄原液供給管62の途中には、第1洗浄原液供給ポンプ62aが配設してある。第1洗浄原液供給ポンプ62aは、制御部100から与えられる指令により駆動するものであり、駆動する場合に第1洗浄原液収納部66から混合容器61にアルカリ性洗浄原液を供給する洗浄原液供給手段である。
第2洗浄原液供給管63は、一端が酸性の洗浄原液(以下、酸性洗浄原液ともいう)を収納する第2洗浄原液収納部67に接続され、他端が混合容器61の側面に接続されており、第2洗浄原液収納部67と混合容器61とを接続するものである。第2洗浄原液収納部67は、上記第1洗浄原液収納部66と同様に、洗浄原液保管庫に配置されている。
上記第2洗浄原液供給管63の途中には、第2洗浄原液供給ポンプ63aが配設してある。第2洗浄原液供給ポンプ63aは、制御部100から与えられる指令により駆動するものであり、駆動する場合に第2洗浄原液収納部67から混合容器61に酸性洗浄原液を供給する洗浄原液供給手段である。
洗浄液供給管64は、一端が混合容器61に接続され、他端が第3接続部68に接続されており、混合容器61と第3接続部68とを接続するものである。ここで洗浄液供給管64の一端は、混合容器61の底部に接続されている。第3接続部68は、第1接続部26と接続可能なコネクタである。
上記洗浄液供給管64の途中には、洗浄液ポンプ64aが配設してある。洗浄液ポンプ64aは、制御部100から与えられる指令により駆動するものであり、駆動する場合に混合容器61から第3接続部68に洗浄液を供給する洗浄液供給手段である。
洗浄湯供給管65は、一端が給湯ポンプ24aよりも上流側の湯供給管24に接続されている。また洗浄湯供給管65は、他端が混合容器61に接続されている。
上記洗浄湯供給管65の途中には、洗浄湯ポンプ65aが配設してある。洗浄湯ポンプ65aは、制御部100から与えられる指令により駆動するものであり、駆動する場合に湯タンク25から混合容器61に対して湯タンク25に貯留された湯を洗浄湯として供給する洗浄湯供給手段である。
また上記洗浄装置60においては、第1洗剤センサ71、第2洗剤センサ72及び混合容器センサ73が設けてある。
第1洗剤センサ71は、第1洗浄原液供給管62において第1洗浄原液供給ポンプ62aよりも上流側に配設してある。この第1洗剤センサ71は、図2の(a)に示すように、発光部71aと受光部71bとを備えた光センサであり、これら発光部71a及び受光部71bが第1洗浄原液供給管62の中心軸62bよりも径方向にずれた部分に設置してある。
このような第1洗剤センサ71は、第1洗浄原液供給管62を通過するアルカリ性洗浄原液の有無を検知する第1洗浄原液検知手段であり、その検知結果は検知信号として制御部100に送出するものである。
第2洗剤センサ72は、第2洗浄原液供給管63において第2洗浄原液供給ポンプ63aよりも上流側に配設してある。この第2洗剤センサ72は、図2の(b)に示すように、発光部72aと受光部72bとを備えた光センサであり、これら発光部72a及び受光部72bが第2洗浄原液供給管63の中心軸63bよりも径方向にずれた部分に設置してある。
このような第2洗剤センサ72は、第2洗浄原液供給管63を通過する酸性洗浄原液の有無を検知する第1洗浄原液検知手段であり、その検知結果は検知信号として制御部100に送出するものである。
混合容器センサ73は、図示せぬ発光部と受光部とを備えた光センサであり、これら発光部及び受光部が混合容器61の底部近傍に設置してある。このような混合容器センサ73は、混合容器61における洗浄原液(アルカリ性洗浄原液及び酸性洗浄原液)の有無を検知する第2洗浄原液検知手段であり、その検知結果は検知信号として制御部100に送出するものである。
以上のような構成を有する飲料ディスペンサ10においては、次のようにして牛乳を泡立たせた状態にてカップCに供給することができる。
制御部100により第1蒸気供給弁22aが開成されるとともに、チューブポンプ32及びエアポンプ42が駆動されるものとする。尚、第2蒸気供給弁23aは閉成されている。また、第1接続部26と第2接続部33とが接続されており、第3接続部68は第1接続部26から切り離されているものとする。
このようにチューブポンプ32が駆動されることで、原液供給部30では、BIB31の牛乳原液が汲み出される。BIB31から汲み出された牛乳原液は、チューブを通過した後に液供給管27を通過する。この液供給管27を通過する牛乳原液は、ミキシング部50に至る。
ところで、第1蒸気供給弁22aが開成されていることで蒸気タンク21で生成された加圧蒸気は、第1蒸気供給管22を通過してミキシング部50に至る。また、エアポンプ42が駆動されることで、圧縮空気が空気供給管41を通過してミキシング部50に至る。
ミキシング部50においては、加圧蒸気により牛乳原液が加熱される。またこのミキシング部50においては、圧縮空気が進入することで加圧蒸気に加熱された牛乳原液と混合されて牛乳飲料が生成される。ここで生成された牛乳飲料は圧縮空気により僅かに泡立たせされた状態となる。このようにしてミキシング部50にて生成された牛乳飲料は、飲料送出管51を通過してフォーミング部52に至る。
フォーミング部52においては、牛乳飲料が壁面等に当接することで牛乳飲料の泡立ち量が増大されて泡立たされることになる。このように泡立たされた牛乳飲料は、飲料導出通路を通過してノズル部54に送出され、ノズル部54よりカップCに吐出されることで牛乳飲料が供給される。
次に、図1に示したように、第2接続部33を第1接続部26から切り離して第3接続部68を第1接続部26に接続させた状態で、利用者により所定の入力手段(図示せず)を通じて入力操作が行われる結果、制御部100に洗浄指令が与えられた場合、制御部100は洗浄制御処理を実施する。尚、以下においては、各弁は閉成しているとともに、各ポンプは駆動停止しているものとする。
図3は、制御部が実施する洗浄制御処理の処理内容を示すフローチャートである。この洗浄制御処理において、制御部100はプレリンス処理を実施する(ステップS100)。
図4は、図3に示すプレリンス処理の処理内容を示すフローチャートである。このプレリンス処理において制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動指令を送出し(ステップS101)、内蔵する時計部(図示せず)を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS102)。これにより湯タンク25より洗浄湯供給管65を通じて湯が洗浄湯として混合容器61に供給される。
駆動時間が経過した場合(ステップS102:Yes)、制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動停止指令を送出し(ステップS103)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された待機時間の経過待ちとなる(ステップS104)。ここで待機時間は、洗浄湯ポンプ65aにより送出された湯が混合容器61に確実に到達するために設けられた時間である。
待機時間が経過した場合(ステップS104:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動指令を送出し(ステップS105)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS106)。これにより混合容器61の湯は、洗浄湯として、洗浄液供給管64から飲料供給経路を構成する第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過する。
駆動時間が経過した場合(ステップS106:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動停止指令を送出するとともに、第2蒸気供給弁23aに開指令を与える(ステップS107,ステップS108)。このように第2蒸気供給弁23aに開指令を与えた制御部100は、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された開時間の経過待ちとなる(ステップS109)。これにより、第2蒸気供給弁23aが開時間が経過するまで開成することにより、第2蒸気供給管23を通過した加圧蒸気が、第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過して上記ステップS105で供給した湯をブローすることができる。
開時間が経過した場合(ステップS109:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに閉指令を送出し(ステップS110)、その後に手順をリターンさせて今回のプレリンス処理を終了する。
このようにしてプレリンス処理を実施した制御部100は、アルカリ洗浄処理を実施する(ステップS200)。
図5は、図3に示すアルカリ洗浄処理の処理内容を示すフローチャートである。このアルカリ洗浄処理において制御部100は、第1洗浄原液供給ポンプ62aに駆動指令を送出し(ステップS201)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS202)。
駆動時間が経過した場合(ステップS202:Yes)、制御部100は、第1洗浄原液供給ポンプ62aに駆動停止指令を送出する(ステップS203)。
これにより、第1洗浄原液供給ポンプ62aは上記駆動時間だけ駆動することになり、第1洗浄原液収納部66に収納されたアルカリ性洗浄原液が所定量だけ混合容器61に供給されることとなる。混合容器61に供給されたアルカリ性洗浄原液は、混合容器61の下部に貯留している。
そして、制御部100は、時計部を通じて時間の計測を開始して予め設定された猶予時間が経過するまでに、第1洗剤センサ71がアルカリ性洗浄原液を検知して「あり」との検知信号が与えられるとともに混合容器センサ73がアルカリ性洗浄原液を検知して「あり」との検知信号が与えられた場合(ステップS204:Yes,ステップS205:Yes,ステップS206:No)、時間の計測を停止した後に洗浄湯ポンプ65aに駆動指令を送出し(ステップS207)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS208)。尚、猶予時間は、第1洗浄原液収納部66からアルカリ性洗浄原液が泡の状態で供給された場合に、該泡の状態が収まるのに十分な時間として設定されたものである。
これにより湯タンク25より洗浄湯供給管65を通じて湯が洗浄湯として混合容器61に供給され、該洗浄湯が既に貯留しているアルカリ洗浄原液と混合してアルカリ洗浄液を生成することができる。
駆動時間が経過した場合(ステップS208:Yes)、制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動停止指令を送出し(ステップS209)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された待機時間の経過待ちとなる(ステップS210)。この待機時間は、上述したプレリンス処理と同様に、洗浄湯ポンプ65aにより送出された湯が混合容器61に確実に到達するために設けられた時間である。
待機時間が経過した場合(ステップS210:Yes)、制御部100は、アルカリ洗浄液供給処理を実施する(ステップS211)。
図6は、図5に示すアルカリ洗浄液供給処理の処理内容を示すフローチャートである。このアルカリ洗浄液供給処理において制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動指令を送出し(ステップS211a)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された設定時間の経過待ちとなる(ステップS211b)。
これにより混合容器61のアルカリ洗浄液は、洗浄液供給管64から飲料供給経路を構成する第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過する。
設定時間が経過した場合(ステップS211b:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動停止指令を送出し(ステップS211c)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動停止時間の経過待ちとなる(ステップS211d)。
これによれば、設定時間だけ洗浄液ポンプ64aを駆動して駆動停止時間の間は洗浄液ポンプ64aを駆動停止にさせる間欠駆動を行うことができる。
そして、駆動停止時間が経過した場合(ステップS211d:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに開指令を送出し(ステップS211e)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された開時間の経過待ちとなる(ステップS211f)。
開時間が経過した場合(ステップS211f:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに閉指令を送出し(ステップS211g)、洗浄液ポンプ64aの駆動回数が予め設定された所定回数であるn回数に達したか否かを確認する(ステップS211h)。
洗浄液ポンプ64aの駆動回数がn回数に達していない場合(ステップS211h:No)、制御部100は、上述したステップS211a〜ステップS211gの処理を繰り返す。
その一方、洗浄液ポンプ64aの駆動回数がn回数に達している場合(ステップS211h:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動指令を送出し(ステップS211i)、その後に手順をリターンさせて今回のアルカリ洗浄液供給処理を終了する。
このようにしてアルカリ洗浄液供給処理を実施した制御部100は、上記ステップS211iを行ってから時計部を通じて計測した時間が予め設定された駆動時間を経過した場合(ステップS212:Yes)、混合容器61の内部のアルカリ洗浄液はすべて供給されたものとして、洗浄液ポンプ64aに駆動停止指令を送出する(ステップS213)。
そして、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに開指令を与え(ステップS214)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された開時間の経過待ちとなる(ステップS215)。これにより、上記手順で供給したアルカリ洗浄液をブローすることができる。
開時間が経過した場合(ステップS215:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに閉指令を送出し(ステップS216)、その後に手順をリターンさせて今回のアルカリ洗浄処理を終了する。
一方、上記ステップS203の処理を実施した後に、第1洗剤センサ71及び混合容器センサ73の少なくとも一方がアルカリ性洗浄原液を検知しないで「あり」との検知信号が与えられずに猶予時間が経過した場合(ステップS204;No,ステップS206:Yes、あるいはステップS204:Yes,ステップS205:No,ステップS206:Yes)、つまり第1洗剤センサ71及び混合容器センサ73がアルカリ性洗浄原液を検知しないまま猶予時間が経過した場合、制御部100は、第1洗浄原液収納部66にアルカリ性洗浄原液がないと判定する(ステップS217)。
このように第1洗浄原液収納部66にアルカリ性洗浄原液がないと判定した制御部100は、図示しない表示部にアルカリ性洗浄原液がない旨を表示させる報知を実施し(ステップS218)、その後に手順をリターンさせて今回のアルカリ洗浄処理を終了する。
このようにしてアルカリ洗浄処理を実施した制御部100は、アルカリ洗浄処理でステップS218の報知を実施していない場合には(ステップS250:Yes)、アルカリ洗浄リンス処理を実施する(ステップS300)。その一方、制御部100は、アルカリ洗浄処理でステップS218の報知を実施している場合には(ステップS250:No)、その後に手順をリターンさせて今回の洗浄制御処理を終了する。
図7は、図3に示すアルカリ洗浄リンス処理の処理内容を示すフローチャートである。このアルカリ洗浄リンス処理において制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動指令を送出し(ステップS301)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS302)。これにより湯タンク25より洗浄湯供給管65を通じて湯が洗浄湯として混合容器61に供給される。
駆動時間が経過した場合(ステップS302:Yes)、制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動停止指令を送出し(ステップS303)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された待機時間の経過待ちとなる(ステップS304)。ここで待機時間は、洗浄湯ポンプ65aにより送出された湯が混合容器61に確実に到達するために設けられた時間である。
待機時間が経過した場合(ステップS304:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動指令を送出し(ステップS305)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS306)。これにより混合容器61の湯は、洗浄湯として、洗浄液供給管64から飲料供給経路を構成する第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過する。
駆動時間が経過した場合(ステップS306:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動停止指令を送出するとともに、第2蒸気供給弁23aに開指令を与える(ステップS307,ステップS308)。このように第2蒸気供給弁23aに開指令を与えた制御部100は、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された開時間の経過待ちとなる(ステップS309)。
これにより、第2蒸気供給弁23aが開時間が経過するまで開成することにより、第2蒸気供給管23を通過した加圧蒸気が、第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過して上記ステップS305で供給した湯をブローすることができる。
開時間が経過した場合(ステップS309:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに閉指令を送出し(ステップS310)、その後に手順をリターンさせて今回のアルカリ洗浄リンス処理を終了する。
このようにしてアルカリ洗浄リンス処理を実施した制御部100は、酸洗浄処理を実施する(ステップS400)。
図8は、図3に示す酸洗浄処理の処理内容を示すフローチャートである。この酸洗浄処理において制御部100は、第2洗浄原液供給ポンプ63aに駆動指令を送出し(ステップS401)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS402)。
駆動時間が経過した場合(ステップS402:Yes)、制御部100は、第2洗浄原液供給ポンプ63aに駆動停止指令を送出する(ステップS403)。
これにより、第2洗浄原液供給ポンプ63aは上記駆動時間だけ駆動することになり、第2洗浄原液収納部67に収納された酸性洗浄原液が所定量だけ混合容器61に供給されることとなる。混合容器61に供給された酸性洗浄原液は、混合容器61の下部に貯留している。
そして、制御部100は、時計部を通じて時間の計測を開始して予め設定された猶予時間が経過するまでに、第2洗剤センサ72が酸性洗浄原液を検知して「あり」との検知信号が与えられるとともに混合容器センサ73が酸性洗浄原液を検知して「あり」との検知信号が与えられた場合(ステップS404:Yes,ステップS405:Yes,ステップS406:No)、時間の計測を停止した後に洗浄湯ポンプ65aに駆動指令を送出し(ステップS407)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS408)。尚、猶予時間は、第2洗浄原液収納部67から酸性洗浄原液が泡の状態で供給された場合に、該泡の状態が収まるのに十分な時間として設定されたものである。
これにより湯タンク25より洗浄湯供給管65を通じて湯が洗浄湯として混合容器61に供給され、該洗浄湯が既に貯留している酸洗浄原液と混合して酸洗浄液を生成することができる。
駆動時間が経過した場合(ステップS408:Yes)、制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動停止指令を送出し(ステップS409)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された待機時間の経過待ちとなる(ステップS410)。この待機時間は、上述したプレリンス処理と同様に、洗浄湯ポンプ65aにより送出された湯が混合容器61に確実に到達するために設けられた時間である。
待機時間が経過した場合(ステップS410:Yes)、制御部100は、酸洗浄液供給処理を実施する(ステップS411)。
図9は、図8に示す酸洗浄液供給処理の処理内容を示すフローチャートである。この酸洗浄液供給処理において制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動指令を送出し(ステップS411a)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された設定時間の経過待ちとなる(ステップS411b)。これにより混合容器61の酸洗浄液は、洗浄液供給管64から飲料供給経路を構成する第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過する。
設定時間が経過した場合(ステップS411b:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動停止指令を送出し(ステップS411c)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動停止時間の経過待ちとなる(ステップS411d)。
これによれば、設定時間だけ洗浄液ポンプ64aを駆動して駆動停止時間の間は洗浄液ポンプ64aを駆動停止にさせる間欠駆動を行うことができる。
そして、駆動停止時間が経過した場合(ステップS411d:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに開指令を送出し(ステップS411e)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された開時間の経過待ちとなる(ステップS411f)。
開時間が経過した場合(ステップS411f:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに閉指令を送出し(ステップS411g)、洗浄液ポンプ64aの駆動回数が予め設定された所定回数であるn回数に達したか否かを確認する(ステップS411h)。
洗浄液ポンプ64aの駆動回数がn回数に達していない場合(ステップS411h:No)、制御部100は、上述したステップS411a〜ステップS411gの処理を繰り返す。その一方、洗浄液ポンプ64aの駆動回数がn回数に達している場合(ステップS411h:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動指令を送出し(ステップS411i)、その後に手順をリターンさせて今回の酸洗浄液供給処理を終了する。
このようにして酸洗浄液供給処理を実施した制御部100は、上記ステップS411iを行ってから時計部を通じて計測した時間が予め設定された駆動時間を経過した場合(ステップS412:Yes)、混合容器61の内部の酸洗浄液はすべて供給されたものとして、洗浄液ポンプ64aに駆動停止指令を送出する(ステップS413)。
そして、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに開指令を与え(ステップS414)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された開時間の経過待ちとなる(ステップS415)。これにより、上記手順で供給した酸洗浄液をブローすることができる。
開時間が経過した場合(ステップS415:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに閉指令を送出し(ステップS416)、その後に手順をリターンさせて今回の酸洗浄処理を終了する。
一方、上記ステップS403の処理を実施した後に、第2洗剤センサ72及び混合容器センサ73の少なくとも一方が酸性洗浄原液を検知しないで「あり」との検知信号が与えられずに猶予時間が経過した場合(ステップS404;No,ステップS406:Yes、あるいはステップS404:Yes,ステップS405:No,ステップS406:Yes)、つまり第2洗剤センサ72及び混合容器センサ73が酸性洗浄原液を検知しないまま猶予時間が経過した場合、制御部100は、第2洗浄原液収納部67に酸性洗浄原液がないと判定する(ステップS417)。
このように第2洗浄原液収納部67に酸性洗浄原液がないと判定した制御部100は、図示しない表示部に酸性洗浄原液がない旨を表示させる報知を実施し(ステップS418)、その後に手順をリターンさせて今回の酸洗浄処理を終了する。
このようにして酸洗浄処理を実施した制御部100は、酸洗浄処理でステップS418の報知を実施していない場合には(ステップS450:Yes)、酸洗浄リンス処理を実施する(ステップS500)。その一方、制御部100は、酸洗浄処理でステップS418の報知を実施している場合には(ステップS450:No)、その後に手順をリターンさせて今回の洗浄制御処理を終了する。
図10は、図3に示す酸洗浄リンス処理の処理内容を示すフローチャートである。この酸洗浄リンス処理において制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動指令を送出し(ステップS501)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS502)。これにより湯タンク25より洗浄湯供給管65を通じて湯が洗浄湯として混合容器61に供給される。
駆動時間が経過した場合(ステップS502:Yes)、制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動停止指令を送出し(ステップS503)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された待機時間の経過待ちとなる(ステップS504)。ここで待機時間は、洗浄湯ポンプ65aにより送出された湯が混合容器61に確実に到達するために設けられた時間である。
待機時間が経過した場合(ステップS504:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動指令を送出し(ステップS505)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS506)。これにより混合容器61の湯は、洗浄湯として、洗浄液供給管64から飲料供給経路を構成する第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過する。
駆動時間が経過した場合(ステップS506:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動停止指令を送出するとともに、第2蒸気供給弁23aに開指令を与える(ステップS507,ステップS508)。このように第2蒸気供給弁23aに開指令を与えた制御部100は、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された開時間の経過待ちとなる(ステップS509)。
これにより、第2蒸気供給弁23aが開時間が経過するまで開成することにより、第2蒸気供給管23を通過した加圧蒸気が、第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過して上記ステップS505で供給した湯をブローすることができる。
開時間が経過した場合(ステップS509:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに閉指令を送出し(ステップS510)、その後に手順をリターンさせて今回の酸洗浄リンス処理を終了する。
このようにして酸洗浄リンス処理を実施した制御部100は、仕上げリンス処理を実施する(ステップS600)。
図11は、図3に示す仕上げリンス処理の処理内容を示すフローチャートである。この仕上げリンス処理において制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動指令を送出し(ステップS601)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS602)。これにより湯タンク25より洗浄湯供給管65を通じて湯が洗浄湯として混合容器61に供給される。
駆動時間が経過した場合(ステップS602:Yes)、制御部100は、洗浄湯ポンプ65aに駆動停止指令を送出し(ステップS603)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された待機時間の経過待ちとなる(ステップS604)。ここで待機時間は、洗浄湯ポンプ65aにより送出された湯が混合容器61に確実に到達するために設けられた時間である。
待機時間が経過した場合(ステップS604:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動指令を送出し(ステップS605)、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された駆動時間の経過待ちとなる(ステップS606)。これにより混合容器61の湯は、洗浄湯として、洗浄液供給管64から飲料供給経路を構成する第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過する。
駆動時間が経過した場合(ステップS606:Yes)、制御部100は、洗浄液ポンプ64aに駆動停止指令を送出するとともに、第2蒸気供給弁23aに開指令を与える(ステップS607,ステップS608)。このように第2蒸気供給弁23aに開指令を与えた制御部100は、時計部を通じて時間の計測を開始し、予め設定された開時間の経過待ちとなる(ステップS609)。
これにより、第2蒸気供給弁23aが開時間が経過するまで開成することにより、第2蒸気供給管23を通過した加圧蒸気が、第1接続部26、液供給管27、ミキシング部50、飲料送出管51、フォーミング部52、飲料導出通路及びノズル部54を通過して上記ステップS605で供給した湯をブローすることができる。
開時間が経過した場合(ステップS609:Yes)、制御部100は、第2蒸気供給弁23aに閉指令を送出し(ステップS610)、洗浄湯ポンプ65a及び洗浄液ポンプ64aの駆動回数が予め設定された所定回数であるm回数に達したか否かを確認する(ステップS611)。
洗浄湯ポンプ65a及び洗浄液ポンプ64aの駆動回数がm回数に達していない場合(ステップS611:No)、制御部100は、上述したステップS601〜ステップS610の処理を繰り返す。その一方、洗浄湯ポンプ65a及び洗浄液ポンプ64aの駆動回数がm回数に達している場合(ステップS611:Yes)、制御部100は、上位機器、あるいは表示部に洗浄完了信号を送出し(ステップS612)、その後に手順をリターンさせて今回の仕上げリンス処理を終了する。このようにして仕上げリンス処理を実施することで、上記洗浄制御処理の処理の手順をリターンさせて今回の洗浄制御処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態である洗浄装置60によれば、制御部100が、洗浄指令が与えられた場合に、第1洗剤センサ71及び混合容器センサ73がアルカリ性洗浄原液を検知しないまま第1洗浄原液供給ポンプ62aを所定時間駆動させた後に猶予時間が経過したときには、第1洗浄原液収納部66にアルカリ性洗浄原液がないと判定するので、アルカリ性洗浄原液が泡の状態で供給されても該泡の状態が収まった後にアルカリ性洗浄原液の有無を検知することができる。しかも第1洗剤センサ71及び混合容器センサ73の2つでアルカリ性洗浄原液の有無を検知するので、検知精度を向上させることができる。
また制御部100が、洗浄指令が与えられた場合に、第2洗剤センサ72及び混合容器センサ73が酸性洗浄原液を検知しないまま第2洗浄原液供給ポンプ63aを所定時間駆動させた後に猶予時間が経過したときには、第2洗浄原液収納部67に酸性洗浄原液がないと判定するので、酸性洗浄原液が泡の状態で供給されても該泡の状態が収まった後に酸性洗浄原液の有無を検知することができる。しかも第2洗剤センサ72及び混合容器センサ73の2つで酸性洗浄原液の有無を検知するので、検知精度を向上させることができる。
従って、洗浄原液収納部(第1洗浄原液収納部66及び第2洗浄原液収納部67)における洗浄原液(アルカリ性洗浄原液及び酸性洗浄原液)の有無の誤判定を抑制することができる。
上記洗浄装置60によれば、制御部100が、猶予時間の経過途中に第1洗剤センサ71(第2洗剤センサ72)及び混合容器センサ73がアルカリ性洗浄原液(酸性洗浄原液)を検知した場合には、該猶予時間の計測を停止して洗浄湯ポンプ65aを駆動させるので、必ずしも猶予時間の経過を待つ必要がなく、洗浄制御処理に要する時間が長大化することを抑制することができる。
上記洗浄装置60によれば、光センサである第1洗剤センサ71及び第2洗剤センサ72が、洗浄原液供給管27(第1洗浄原液供給管62及び第2洗浄原液供給管63)の中心軸62b,63bよりも径方向にずれた部分で洗浄原液の有無を検知するので、検知精度の向上を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、第1洗剤センサ71が第1洗浄原液供給管62における第1洗浄原液供給ポンプ62aの上流側に設置され、かつ第2洗剤センサ72が第2洗浄原液供給管63における第2洗浄原液供給ポンプ63aの上流側に設置されていたが、本発明においては、第1洗浄原液検知手段は、洗浄原液供給手段により供給される洗浄原液の有無を検知することができればその設置位置は特に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、制御部100が洗浄装置だけでなく飲料ディスペンサ10の各構成要素の動作を統括的に制御するものであったが、本発明においては、制御手段は、洗浄装置のみの動作を統括的に制御するもので、飲料ディスペンサの各部の動作を統括的に制御する制御ユニットとは別構成であっても構わない。