JP6879549B2 - 排ガスを電解還元して有価物を回収する装置及び方法 - Google Patents
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Description
[1] 排ガスを電解還元して有価物を生成するためのフローセル型電解反応装置であって、
カソード電極、及びカソード電極を収容するカソード室を有し、
アノード電極、及びアノード電極を収容するアノード室を有し、
カソード電極がホウ素をドープした導電性ダイヤモンド電極であり、
カソード室とアノード室とを仕切る固体電解質膜を有し、
カソード室に接続された溶液供給ラインを有し、
カソード室に接続された溶液排出ラインを有し、
アノード室に接続された溶液供給ラインを有し、
アノード室に接続された溶液排出ラインを有し、
第1貯留槽及び第2貯留槽を有し、
第1貯留槽は、カソード室に接続された溶液供給ライン及びカソード室に接続された溶液排出ラインを介して、カソード室と連通しており、
第2貯留槽は、アノード室に接続された溶液供給ライン及びアノード室に接続された溶液排出ラインを介して、アノード室と連通しており、
カソード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させる第1送液手段、及び
アノード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させる第2送液手段を有する、
前記装置。
[2] さらに電極再生処理用の連通切り替え手段を有し、
該連通切り替え手段は、電解還元時の第1貯留槽とカソード室との連通を、再生処理時には第1貯留槽とアノード室との連通に切り替えるものであり、
電解還元時の第2貯留槽とアノード室との連通を、再生処理時には第2貯留槽とカソード室との連通に切り替えるものである、
1に記載の装置。
[3] 連通切り替え手段が、第1〜第4の再生処理用ライン、開閉手段制御機構、並びに第3送液手段及び第4送液手段を有し、
第1再生処理用ラインは第1貯留槽とアノード室とを連通させることができるものであり、
第2再生処理用ラインは第2貯留槽とカソード室とを連通させることができるものであり、
第3再生処理用ラインはアノード室と第1貯留槽とを連通させることができるものであり、
第4再生処理用ラインはカソード室と第2貯留槽とを連通させることができるものであり、
該第1〜第4の再生処理用ラインは、それぞれ開閉手段を有し、並びに
開閉手段制御機構は
電解還元時には、
第1貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第1貯留槽へと循環し、
第2貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4の再生処理用ラインの開閉手段を制御し、
再生処理時には、
第1貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第1貯留槽へと循環し、
第2貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4の再生処理用ラインの開閉手段を制御するものであり、
第3送液手段は再生処理時にアノード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させるものであり、
第4送液手段は再生処理時にカソード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させるものである、
2に記載の装置。
[4] 連通切り替え手段が、第1〜第4の再生処理用ライン、第1〜第4のライン切り替え手段及びライン切り替え手段制御機構を有し、
第1再生処理用ラインは第1貯留槽とアノード室とを連通させることができるものであり、
第2再生処理用ラインは第2貯留槽とカソード室とを連通させることができるものであり、
第3再生処理用ラインはカソード室と第2貯留槽とを連通させることができるものであり、
第4再生処理用ラインはアノード室と第1貯留槽とを連通させることができるものであり、
第1ライン切り替え手段は、カソード室に接続された溶液供給ラインに配置され、第1貯留槽からの、電解還元時のカソード室への送液と再生処理時の第1再生処理用ラインを介したアノード室への送液とを切り替えることができ、
第2ライン切り替え手段は、アノード室に接続された溶液供給ラインに配置され、第2貯留槽からの、電解還元時のアノード室への送液と再生処理時の第2再生処理用ラインを介したカソード室への送液とを切り替えることができ、
第3ライン切り替え手段は、カソード室に接続された溶液排出ラインに配置され、カソード室からの、電解還元時の第1貯留槽への排出と再生処理時の第3再生処理用ラインを介した第2貯留槽への排出とを切り替えることができ、
第4ライン切り替え手段は、アノード室に接続された溶液排出ラインに配置され、アノード室からの、電解還元時の第2貯留槽への排出と再生処理時の第4再生処理用ラインを介した第1貯留槽への排出とを切り替えることができ、
ライン切り替え手段制御機構は、
電解還元時には、
第1貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第1貯留槽へと循環し、
第2貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4のライン切り替え手段を制御し、
再生処理時には、
第1貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第1貯留槽へと循環し、
第2貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4ライン切り替え手段を制御するものであり、
第1送液手段は電解還元時にはカソード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させ、再生処理時にはアノード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させ、
第2送液手段は電解還元時にはアノード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させ、再生処理時にはカソード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させるものである、
2に記載の装置。
[5] 第1のライン切り替え手段と第2のライン切り替え手段とが一体型となった第1クロスバルブであり、
第3のライン切り替え手段と第4のライン切り替え手段とが一体型となった第2クロスバルブであり、
ライン切り替え手段制御機構が第1クロスバルブ及び第2クロスバルブの切り替えを制御する、4に記載の装置。
[6] 3に記載の構成、4に記載の構成、及び5に記載の構成からなる群より選択される構成を備えた、2に記載の装置。
[7] さらに、電極再生処理用の連通切り替え手段、第3貯留槽及び第4貯留槽を有し、
第3貯留槽は再生処理時にカソード室に循環させる溶液を貯留するためのものであり、
第4貯留槽は再生処理時にアノード室に循環させる溶液を貯留するためのものであり、
該電極再生処理用の連通切り替え手段は、電解還元時の第1貯留槽とカソード室との連通を、再生処理時には第3貯留槽とカソード室との連通に切り替えるものであり、
電解還元時の第2貯留槽とアノード室との連通を、再生処理時には第4貯留槽とアノード室との連通に切り替えるものである、1に記載の装置。
[8] 電極再生処理用の連通切り替え手段が、第1〜第4の再生処理用ライン、開閉手段制御機構、及び第3送液手段及び第4送液手段を有し、
第1再生処理用ラインは第3貯留槽とカソード室とを連通させることができるものであり、
第2再生処理用ラインは第4貯留槽とアノード室とを連通させることができるものであり、
第3再生処理用ラインはカソード室と第3貯留槽とを連通させることができるものであり、
第4再生処理用ラインはアノード室と第4貯留槽とを連通させることができるものであり、
該第1〜第4の再生処理用ラインは、それぞれ開閉手段を有し、並びに
開閉手段制御機構は
電解還元時には、
第1貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第1貯留槽へと循環し、
第2貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4の再生処理用ラインの開閉手段を制御し、
再生処理時には、
第3貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第3貯留槽へと循環し、
第4貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第4貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4の再生処理用ラインの開閉手段を制御するものであり、
第3送液手段は再生処理時にカソード室と連通している第3貯留槽の溶液を循環させるものであり、
第4送液手段は再生処理時にアノード室と連通している第4貯留槽の溶液を循環させるものである、
7に記載の装置。
[9] 電極再生処理用の連通切り替え手段が、第1〜第4の再生処理用ライン、第1〜第4のライン切り替え手段及びライン切り替え手段制御機構を有し、
第1再生処理用ラインは第3貯留槽とカソード室とを連通させることができるものであり、
第2再生処理用ラインは第4貯留槽とアノード室とを連通させることができるものであり、
第3再生処理用ラインはカソード室と第3貯留槽とを連通させることができるものであり、
第4再生処理用ラインはアノード室と第4貯留槽とを連通させることができるものであり、
第1ライン切り替え手段は、カソード室に接続された溶液供給ラインに配置され、電解還元時の第1貯留槽からのカソード室への送液と再生処理時の第3貯留槽からの第1再生処理用ラインを介したカソード室への送液とを切り替えることができ、
第2ライン切り替え手段は、アノード室に接続された溶液供給ラインに配置され、電解還元時の第2貯留槽からのアノード室への送液と再生処理時の第4貯留槽からの第2再生処理用ラインを介したアノード室への送液とを切り替えることができ、
第3ライン切り替え手段は、カソード室に接続された溶液排出ラインに配置され、カソード室からの、電解還元時の第1貯留槽への排出と再生処理時の第3再生処理用ラインを介した第3貯留槽への排出とを切り替えることができ、
第4ライン切り替え手段は、アノード室に接続された溶液排出ラインに配置され、アノード室からの、電解還元時の第2貯留槽への排出と再生処理時の第4再生処理用ラインを介した第4貯留槽への排出とを切り替えることができ、
ライン切り替え手段制御機構は、
電解還元時には、
第1貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第1貯留槽へと循環し、
第2貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4のライン切り替え手段を制御し、
再生処理時には、
第3貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第3貯留槽へと循環し、
第4貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第4貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4ライン切り替え手段を制御するものであり、
第1送液手段は電解還元時にはカソード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させ、再生処理時にはカソード室と連通している第3貯留槽の溶液を循環させ、
第2送液手段は電解還元時にはアノード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させ、再生処理時にはアノード室と連通している第4貯留槽の溶液を循環させるものである、
7に記載の装置。
[10] 第1のライン切り替え手段と第3のライン切り替え手段とが一体型となった第1クロスバルブであり、
第2のライン切り替え手段と第4のライン切り替え手段とが一体型となった第2クロスバルブであり、
ライン切り替え手段制御機構が第1クロスバルブ及び第2クロスバルブの切り替えを制御する、9に記載の装置。
[11] 8に記載の構成、9に記載の構成、及び10に記載の構成からなる群より選択される構成を備えた、7に記載の装置。
[12] さらに通液線速度を測定するための流量計及び通液線速度制御機構を備えた、1〜11のいずれか1項に記載の装置。
[13] 送液手段及び通液線速度制御機構が、カソード室への通液線速度及び/又はアノード室への通液線速度を10〜1,000m/hとすることができるものである、12に記載の装置。
[14] 外部電源機構、及び再生処理時に電流の極性を反転させる制御機構を備えた、1〜13のいずれか1項に記載の装置。
[15] 外部電源機構が、±2〜±200mA/cm2の電流密度を電極に供給することができるものである、14に記載の装置。
[16] 第1貯留槽がさらに、排ガスをバブリングする手段を備えている、1〜15のいずれか1項に記載の装置。
[17] 7〜16のいずれか1項に記載の第4貯留槽を有する装置において、該第4貯留槽がさらに、排ガスをバブリングする手段を備えている、16に記載の装置。
[18] 排ガスが二酸化炭素を含むものであり、電解還元によりギ酸、ホルムアルデヒド、メタン、一酸化炭素、及びこれらの組み合わせからなる群より選択される生成物を生成するための、1〜17のいずれか1項に記載の装置。
[19] アノード電極がホウ素をドープした導電性ダイヤモンド電極又は金属電極である、1〜18のいずれか1項に記載の装置。
[20] カソード電極の導電性ダイヤモンドのホウ素のドープ量が0.01%〜5%である、1〜18のいずれか1項に記載の装置、及び/又はアノード電極が導電性ダイヤモンド電極でありアノードの導電性ダイヤモンドのホウ素のドープ量が0.01%〜5%である、19に記載の装置。
[21] さらに、第1貯留槽及び第2貯留槽、又は第1〜第4貯留槽の溶液を入れ替える手段、及び溶液入れ替え手段制御機構を有し、
溶液入れ替え手段制御機構は、有価物の生成量又は電解還元反応の電流効率に基づき、自動的に溶液が入れ替わるよう、溶液入れ替え手段を制御する、
1〜20のいずれか1項に記載の装置。
[22] 第1貯留槽が支持電解質溶液を含み、該支持電解質溶液が、ハロゲン化カリウム、ハロゲン化セシウム、ハロゲン化ルビジウム、塩化カリウム、塩化セシウム、塩化ルビジウム、臭化カリウム、臭化セシウム、臭化ルビジウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化セシウム、ヨウ化ルビジウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム又は水酸化カリウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される支持電解質を含む、1〜21のいずれか1項に記載の装置。
[23] 第2貯留槽が支持電解質溶液を含み、該支持電解質溶液が、ハロゲン化カリウム、ハロゲン化セシウム、ハロゲン化ルビジウム、塩化カリウム、塩化セシウム、塩化ルビジウム、臭化カリウム、臭化セシウム、臭化ルビジウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化セシウム、ヨウ化ルビジウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム又は水酸化カリウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される支持電解質を含むか、又は、
硫酸、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸ルビジウム、硫酸セシウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される支持電解質を含む、1〜22のいずれか1項に記載の装置。
[24] 第3貯留槽が支持電解質溶液を含み、該支持電解質溶液が、硫酸、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸ルビジウム、硫酸セシウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される支持電解質を含む、7〜23のいずれか1項に記載の装置。
[25] 第4貯留槽が支持電解質溶液を含み、該支持電解質溶液が、ハロゲン化カリウム、ハロゲン化セシウム、ハロゲン化ルビジウム、塩化カリウム、塩化セシウム、塩化ルビジウム、臭化カリウム、臭化セシウム、臭化ルビジウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化セシウム、ヨウ化ルビジウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム又は水酸化カリウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される支持電解質を含むか、又は、
硫酸、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸ルビジウム、硫酸セシウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される支持電解質を含む、7〜24のいずれか1項に記載の装置。
[26] 支持電解質が0.1〜8Mの硫酸を含む23〜25のいずれか1項に記載の装置。
[27] 第1貯留槽の支持電解質溶液が0.1M〜2M塩化カリウムを含み、カソード電極の導電性ダイヤモンド電極のホウ素のドープ量が0.1%〜1%である、22〜26のいずれか1項に記載の装置。
[28] 1〜27のいずれか1項に記載の装置を用いる排ガスの電解還元方法。
ある実施形態において、本発明は、排ガスを電解還元することにより有価物を生成するためのフローセル型電解反応装置を提供する。排ガスは支持電解質溶液中に溶解(溶存)したものであり得る。排ガスは二酸化炭素を含むものであり得る。有価物はギ酸、ホルムアルデヒド、メタン、一酸化炭素、及びこれらの組み合わせからなる群より選択される生成物であり得る。
別の実施形態において、本発明の装置はさらに電極再生処理機構を有する。電極再生処理機構は、電解還元反応を行うことにより電流効率の低下したカソード電極に、正の電位を印加し、すなわちカソード電位を反転させて、酸処理する。酸処理によってカソード電極の電流効率が回復する。特定の作用機序に限定されることを望むものではないが、これはカソード電極の表面に付着した不純物が除去されることによるものと考えられる。本明細書において、このような酸処理を、電極再生処理、再生処理、回復処理、又は電極回復処理ということがあるが、これらの用語は同義であり、相互に置き換え可能である。
ある実施形態における装置の一例を図1に示す。この実施形態における装置は、カソード電極1、及びカソード電極を収容するカソード室2、アノード電極3、及びアノード電極を収容するアノード室4、カソード室とアノード室とを仕切る固体電解質膜5、カソード室に接続された溶液供給ライン6、アノード室に接続された溶液供給ライン7、カソード室に接続された溶液排出ライン8、アノード室に接続された溶液排出ライン9、第1貯留槽10及び第2貯留槽11を有する。
ある実施形態における装置の一例を図2に示す。図2に示す装置は、図1の構成に加え、さらに電極再生処理機構を有する。すなわち、図2に示す装置は、連通切り替え手段として、第1再生処理用ライン14、第2再生処理用ライン15、第3再生処理用ライン16、第4再生処理用ライン17、開閉手段制御機構18、第3送液手段19及び第4送液手段20を有する。
別の実施形態における本発明の装置の例を図3に示す。図3に示す装置は、図1の構成に加え、さらに電極再生処理機構を有する。すなわち、図3に示す装置は、連通切り替え手段として、第1再生処理用ライン14、第2再生処理用ライン15、第3再生処理用ライン16、第4再生処理用ライン17、第1ライン切り替え手段25、第2ライン切り替え手段26、第3ライン切り替え手段27、第4ライン切り替え手段28及びライン切り替え手段制御機構29を有する。
別の実施形態における本発明の装置の例を図4に示す。図4に示す装置は、図1の構成に加え、さらに電極再生処理機構を有する。すなわち、図4に示す装置は、連通切り替え手段として、第1再生処理用ライン14、第2再生処理用ライン15、第3再生処理用ライン16、第4再生処理用ライン17、開閉手段制御機構18、並びに第3送液手段19及び第4送液手段20を有する。第1再生処理用ライン14は、第1再生処理用ライン用開閉手段21を有し、第3貯留槽31とカソード室2とを連通させることができる。このとき、カソード室に接続された溶液供給ライン6に配置される第1再生処理用ライン用開閉手段21により、第1貯留槽10とカソード室2とは連通しない。第2再生処理用ライン15は、第2再生処理用ライン用開閉手段22を有し、第4貯留槽32とアノード室4とを連通させることができる。このとき、アノード室に接続された溶液供給ライン7に配置される第2再生処理用ライン用開閉手段22により、第2貯留槽11とアノード室4とは連通しない。第3再生処理用ライン16は、第3再生処理用ライン用開閉手段23を有し、カソード室2と第3貯留槽31とを連通させることができる。このとき、カソード室に接続された溶液排出ライン8に配置される第3再生処理用ライン用開閉手段23により、カソード室2と第1貯留槽10とは連通しない。第4再生処理用ライン17は、第4再生処理用ライン用開閉手段24を有し、アノード室4と第4貯留槽32とを連通させることができる。このとき、アノード室に接続された溶液排出ライン9に配置される第4再生処理用ライン用開閉手段24により、アノード室4と第2貯留槽11とは連通しない。
別の実施形態における本発明の装置の例を図5に示す。図5に示す装置は、図1の構成に加え、さらに電極再生処理機構を有する。すなわち、図5に示す装置は、連通切り替え手段として、第1再生処理用ライン14、第2再生処理用ライン15、第3再生処理用ライン16、第4再生処理用ライン17、第1ライン切り替え手段25、第2ライン切り替え手段26、第3ライン切り替え手段27、第4ライン切り替え手段28、及びライン切り替え手段制御機構29を有する。
(1) 作用電極をBDD電極とし、電解セルにBDD電極及び対極を設ける。また必要に応じて参照電極を設ける。
(2) 支持電解質溶液を各貯留槽に保持する。アノード室用の支持電解質溶液とカソード室用の支持電解質溶液とは同一でも異なってもよい。電解還元時のカソード室用の支持電解質溶液を第1貯留槽に用意する。電解還元時のアノード室用の支持電解質溶液を第2貯留槽に用意する。
(3) 場合により、第1貯留槽の水溶液中の酸素を除去するために窒素をバブリングする。
(4) 第1貯留槽の水溶液中に排ガスをバブリングする。
(5) 第1貯留槽の支持電解質溶液のpHを有価物生成反応に適したpHに調整する。
(6) 送液手段により貯留槽から支持電解質溶液をカソード室及びアノード室に送液する。
(7) 電位を印加し、排ガスの電解還元を行う。
(8) 電解還元の効率が低下したところで、又は定期的に、連通切り替え手段により貯留槽と電極室の連通状態を切り替え、送液手段により貯留槽から再生処理用の支持電解質溶液をカソード室及びアノード室に送液する。
(9) カソードに正の電位を印加してカソード電極の再生処理を行う。
(10) 再び連通切り替え手段により貯留槽と電極室の連通状態を切り替え、排ガスを含む支持電解質水溶液を送液手段によりカソード室へ送液する。
(11) 電位を印加し、排ガスの電解還元を行う。
(12) 必要に応じて工程(7)〜(11)を繰り返す。
(1) 作用電極をBDD電極とし、対極をBDD電極とし、電解セルにBDD電極及び対極を設ける。また必要に応じて参照電極を設ける。
(2) 支持電解質溶液を第1〜4貯留槽に保持する。電解還元時のカソード室用の支持電解質溶液を第1貯留槽に用意する。電解還元時のアノード室用の支持電解質溶液を第2貯留槽に用意する。再生処理時のカソード室用の支持電解質溶液を第3貯留槽に用意する。再生処理時のアノード室用の支持電解質溶液を第4貯留槽に用意する。各貯留槽の支持電解質溶液は同一でも異なってもよい。ある実施形態において、第1貯留槽と第4貯留槽の支持電解質溶液は同一であってもよい。別の実施形態において、第2貯留槽と第3貯留槽の支持電解質溶液は同一であってもよい。
(3) 場合により、第1貯留槽の水溶液中の酸素を除去するために窒素をバブリングする。
(4) 第1貯留槽の水溶液中に排ガスをバブリングする。
(5) 第1貯留槽の電解質溶液のpHを有価物生成反応に適したpHに調整する。
(6) 送液手段により貯留槽から支持電解質溶液をカソード室及びアノード室に送液する。
(7) 電位を印加し、排ガスの電解還元を行う。
(8) 第4貯留槽の水溶液中に窒素をバブリングする。
(9) 第4貯留槽の水溶液中に排ガスをバブリングする。
(10) 連通切り替え手段により、貯留槽と電極室の連通状態を切り替える。切り替え後は、第3貯留槽とカソード室とが連通し、第4貯留槽とアノード室とが連通するようにする。その後、第4送液手段により、第4貯留槽の支持電解質溶液をアノード室に送液する。
(11) 前記(7)における印加電位と極性を反転させた電位を印加する。印加電位の絶対値は(7)のそれと同一としうる。例えば+100 mAで24時間反応を行う。このとき、切り替え後に第4貯留槽と連通している電極で電解還元反応が進行し、第3貯留槽と連通している電極で再生処理が行われる。
(12) 再び連通切り替え手段により連通状態を切り替える。切り替え後は第1貯留槽とカソード室とが連通し、第2貯留槽とアノード室とが連通する。
(13) 必要に応じて工程(7)〜(12)を繰り返す。なお工程(4)のバブリングは工程(7)において継続してもよく、工程(9)のバブリングは工程(11)において継続してもよい。これと同時に、または独立に、工程(11)の間に工程(4)を行ってもよい。場合により工程(7)の間に工程(9)を行ってもよい。
ファラデー効率(%)=100×(反応生成物の生成に用いられた電荷量)/(全反応電荷量)
ファラデー効率は、反応生成物として特定の有価物に着目して規定することができる。例えばある実施形態では便宜上、有価物としてギ酸に着目し、ファラデー効率を生成したギ酸に基づき評価しうるが、本発明の装置又は方法により生成される有価物はこれに限らない。本明細書において電流効率と言う場合、特に断らない限り、これは生成物についてのファラデー効率をいう。
ホウ素ドープダイヤモンド電極をCVD法により作製した。具体的には前処理としてシリコン基板Si(100)表面をダイヤモンドパウダーで核付けし、次に炭素源としてアセトン50 mLとトリメチルボラン(ホウ素濃度1%)4 mLを用いて、プラズマ出力5000Wで6時間、圧力110Torrの条件で基板上に製膜した(コーンズテクノロジー社製、モデルA×5400)。
図1に示すようなフロー型装置による電解還元を以下の条件で行った:
作用極:ホウ素ドープ量0.1%であるBDD電極
対極:Pt電極
電極間距離:3cm
第1貯留槽の支持電解質溶液:0.5M KCl水溶液(pH 6.5)
第2貯留槽の支持電解質溶液:0.5M KOH水溶液(pH 13.7)
流速:100 mL/min 又は 500 mL/min
N2バブリング:30 min
CO2バブリング:60 min + 電解還元中
印加電流密度: -2 mA/cm2 又は -5 mA/cm2
電解還元時間:1 hr
(1) 支持電解質溶液を第1貯留槽及び第2貯留槽に用意した。
(2) 第1貯留槽の支持電解質溶液に窒素ガスを30分バブリングした。バブリング速度は200 mL/minであった。
(3) 第1貯留槽の支持電解質溶液に二酸化炭素を1時間バブリングした。バブリング速度は500 mL/minであった。バブリング後の溶液pHは4.0であった。
(4) その後、第1送液手段(第1ポンプ)により、第1貯留槽の支持電解質溶液をカソード室に送液した。CO2バブリングは電解還元反応中も継続した。また、第2送液手段(第2ポンプ)により第2貯留槽の支持電解質溶液をアノード室に送液した。
(5) カソード電極に負の電位を印加し、電解還元反応を1時間行った。
耐久性試験1
次にフロー型ではない装置を用いて電解還元を長時間行った場合について調べた:
作用極:ホウ素ドープ量0.1%であるBDD電極
対極:Pt電極
カソード室とアノード室の間をナフィオン(登録商標)膜で仕切った。
カソード室の支持電解質溶液:75mM RbOH水溶液(pH 6.2)
アノード室の支持電解質溶液:0.5M KOH水溶液(pH 13.7)
N2バブリング:30 min
CO2バブリング:60 min + 電解還元中
印加電流密度: -2 mA/cm2 又は -5 mA/cm2
電解還元時間:1 hr
(1) 支持電解質溶液をアノード室及びカソード室に用意した。
(2) カソード室の支持電解質溶液に窒素ガスを30分バブリングした。バブリング速度は200 mL/minであった。
(3) カソード室の支持電解質溶液に二酸化炭素を1時間バブリングした。バブリング速度は200 mL/minであった。第1貯留槽の支持電解質溶液のpHを塩酸で6.2に調整した。
(4-1) 電流を-10mAとし、電解還元を1〜48時間、連続で行った(電流密度-2mA/cm2)。
その結果、ギ酸生成のファラデー効率は3時間後に79.9%であり、48時間後でも76.7%と高効率が維持された。フロー型の装置を長時間運転した場合も同程度かさらなるファラデー効率となると考えられる。
耐久性試験2
実施例2の装置を使用し、(1)〜(3)を上記耐久性試験1と同じ条件とした。ただし電流密度を-20mA/cm2とした。
(4-2) 電流を-100mAとし、電解還元を1〜24時間、連続で行った(電流密度-20mA/cm2)。
その結果、ギ酸生成のファラデー効率は当初70%程度であったものが、24時間後には30%未満まで低下した。そこで以下の条件で再生処理を行った。
カソード室の支持電解質溶液:2MのH2SO4水溶液(pH 0)
アノード室の支持電解質溶液:2M H2SO4水溶液(pH 0)
印加電流密度: +20 mA/cm2
再生処理時間:20 min or 60 min
(5) 2MのH2SO4水溶液中で、電流密度+20mA/cm2にてBDD電極の再生処理を行った。
その結果、20分の再生処理でも電流効率の回復が見られ、また、60分の再生処理を行った後にさらに24時間の電解還元反応でも60%程度の電流効率を維持した。なお、比較例として、BDD電極の代わりにSn電極を用いた場合についても試験した。その結果、24時間の電解還元反応によりBDD電極では、Sn電極の1.5倍(21 g/L)のギ酸が生成した。これらの結果を図6に示す。
長期運転試験
フロー型装置による電解還元及び再生処理を以下の条件で行った:
作用極:ホウ素ドープ量0.1%であるBDD電極
対極:Pt電極
電極間距離:3cm
第1貯留槽の支持電解質溶液:0.5M KCl水溶液(pH 6.5)
第2貯留槽の支持電解質溶液:0.5M KOH水溶液(pH 13.7)
第3貯留槽の支持電解質溶液:2M H2SO4水溶液(pH 0)
第4貯留槽の支持電解質溶液:2M H2SO4水溶液(pH 0)
流速:100 mL/min 又は 500 mL/min
N2バブリング:30 min
CO2バブリング:60 min + 電解還元中
印加電流密度: -2 mA/cm2 又は -5 mA/cm2
電解還元時間:24 hr
再生処理時間:1 hr
(1) 支持電解質溶液として0.5Mの塩化カリウム水溶液を第1貯留槽及び第2貯留槽に用意した。
(2) 第1貯留槽の支持電解質溶液に窒素をバブリングした。バブリング速度は200 mL/minであった。
(3) 第1貯留槽の支持電解質溶液に二酸化炭素をバブリングした。バブリング速度は500 mL/minであった。その後、第1送液手段(第1ポンプ)により、第1貯留槽の支持電解質溶液をカソード室に送液した。
(4) カソード電極に負の電位を印加し、電解還元反応を-100 mAで24時間行った。
(5) 支持電解質溶液として2Mの硫酸水溶液を第3貯留槽に用意した。支持電解質溶液として2Mの硫酸水溶液を第4貯留槽に用意した。
(6) 連通切り替え手段により、貯留槽と電極室の連通状態を切り替えた。切り替え後は、第3貯留槽とカソード室とが連通し、第4貯留槽とアノード室とが連通するようにした。
(7) BDD電極に正の電位を印加し、再生処理を+100 mAで1時間行った。
(8) 再び連通切り替え手段により連通状態を切り替え、二酸化炭素の還元を行った。
上記の運転を1年継続したところ、電流効率の低下もなく、二酸化炭素からギ酸への変換が実施できた。
連続運転装置(2槽型)
フロー型装置による電解還元及び再生処理を以下の条件で行うことができる。条件は例示であり、これに限らない:
作用極:ホウ素ドープ量0.1%であるBDD電極
対極:ホウ素ドープ量0.1%であるBDD電極
電極間距離:3cm
第1貯留槽の支持電解質溶液:0.075M RbOH水溶液(pH 6.2)
第2貯留槽の支持電解質溶液:0.5M 硫酸カリウム水溶液
流速:100 mL/min 〜 500 mL/min
N2バブリング:30 min
CO2バブリング:60 min + 電解還元中(電解還元側の支持電解質溶液に供給)
電解還元の印加電流密度: -2 mA/cm2 〜 -100 mA/cm2
印加時間:1〜48時間、例えば24時間
(1) 支持電解質溶液として0.075M RbOH水溶液を第1貯留槽に、0.5M 硫酸カリウム水溶液を第2貯留槽に用意する。
(2) 第1貯留槽の支持電解質溶液に窒素をバブリングする。バブリング速度は例えば200 mL/minとしうる。
(3) 第1貯留槽の支持電解質溶液に二酸化炭素をバブリングする。バブリング速度は500 mL/minとしうる。その後、第1送液手段(第1ポンプ)により、第1貯留槽の支持電解質溶液をカソード室に送液する。第1貯留槽の支持電解質溶液のpHは塩酸で調整しうる。
(4) カソード電極に負の電位を印加し、電解還元反応を-100 mAで、例えば24時間行う。
(5) 連通切り替え手段により、貯留槽と電極室の連通状態を切り替える。切り替え後は第2貯留槽とカソード室とが連通し、第1貯留槽とアノード室とが連通するようにする。
(6) 前記(4)における印加電位と極性を反転させた電位を印加する。印加電位の絶対値は(4)のそれと同一としうる。例えば+100 mAで24時間反応を行う。このとき、切り替え後に第1貯留槽と連通している電極で電解還元反応が進行し、第2貯留槽と連通している電極で再生処理が行われる。
(7) 再び連通切り替え手段により連通状態を切り替える。切り替え後は第1貯留槽とカソード室とが連通し、第2貯留槽とアノード室とが連通するようにする。
(8) 必要に応じて工程(4)〜(7)を繰り返す。
この構成により、各電極で電解還元と再生処理を交互に行うことができる。すなわち、一方の電極の再生処理中にも他方の電極で有価物が生成され、再生処理のみのための時間を省略できる。
連続運転装置(4槽型)
フロー型装置による電解還元及び再生処理を以下の条件で行うことができる。条件は例示であり、これに限らない:
作用極:ホウ素ドープ量0.1%であるBDD電極
対極:ホウ素ドープ量0.1%であるBDD電極
電極間距離:3cm
第1貯留槽の支持電解質溶液:0.075M RbOH水溶液(pH 6.2)
第2貯留槽の支持電解質溶液:0.5M 硫酸カリウム水溶液
第3貯留槽の支持電解質溶液:0.5M 硫酸カリウム水溶液
第4貯留槽の支持電解質溶液:0.075M RbOH水溶液(pH 6.2)
流速:100 mL/min 又は 500 mL/min
N2バブリング:30 min
CO2バブリング:60 min + 電解還元中(電解還元側の支持電解質溶液に供給)
電解還元の印加電流密度: -2 mA/cm2 〜 -100 mA/cm2
印加時間:1〜48時間、例えば24時間
(1) 支持電解質溶液として0.075M RbOH水溶液を第1貯留槽に、0.5M 硫酸カリウム水溶液を第2貯留槽に用意する。
(2) 第1貯留槽の支持電解質溶液に窒素をバブリングする。バブリング速度は例えば200 mL/minとしうる。
(3) 第1貯留槽の支持電解質溶液に二酸化炭素をバブリングする。バブリング速度は500 mL/minとしうる。その後、第1送液手段(第1ポンプ)により、第1貯留槽の支持電解質溶液をカソード室に送液する。第1貯留槽の支持電解質溶液のpHは塩酸で調整しうる。
(4) カソード電極に負の電位を印加し、電解還元反応を-100 mAで、例えば24時間行う。
(5) 支持電解質溶液として0.5M 硫酸カリウム水溶液を第3貯留槽に、0.075M RbOH水溶液を第4貯留槽に用意する。
(6) 連通切り替え手段により、貯留槽と電極室の連通状態を切り替える。切り替え後は、第3貯留槽とカソード室とが連通し、第4貯留槽とアノード室とが連通するようにする。
(7) 第4貯留槽の支持電解質溶液に窒素をバブリングする。バブリング速度は例えば200 mL/minとしうる。
(8) 第4貯留槽の支持電解質溶液に二酸化炭素をバブリングする。バブリング速度は500 mL/minとしうる。その後、第4送液手段(第4ポンプ)により、第4貯留槽の支持電解質溶液をアノード室に送液する。第4貯留槽の支持電解質溶液のpHは塩酸で調整しうる。
(9) 前記(4)における印加電位と極性を反転させた電位を印加する。印加電位の絶対値は(4)のそれと同一としうる。例えば+100 mAで24時間反応を行う。このとき、切り替え後に第4貯留槽と連通している電極で電解還元反応が進行し、第3貯留槽と連通している電極で再生処理が行われる。
(10) 再び連通切り替え手段により連通状態を切り替える。切り替え後は第1貯留槽とカソード室とが連通し、第2貯留槽とアノード室とが連通する。
(11) 必要に応じて工程(4)〜(10)を繰り返す。なお工程(3)のバブリングは、工程(4)において継続してもよく、工程(8) のバブリングは、工程(9)において継続してもよい。これと同時に、または独立に、工程(9)の間に工程(3)を行ってもよい。また、工程(4)の間に工程(8)を行ってもよい。
2 カソード室
3 アノード電極
4 アノード室
5 固体電解質膜
6 カソード室に接続された溶液供給ライン
7 アノード室に接続された溶液供給ライン
8 カソード室に接続された溶液排出ライン
9 アノード室に接続された溶液排出ライン
10 第1貯留槽
11 第2貯留槽
12 第1送液手段
13 第2送液手段
14 第1再生処理用ライン
15 第2再生処理用ライン
16 第3再生処理用ライン
17 第4再生処理用ライン
18 開閉手段制御機構
19 第3送液手段
20 第4送液手段
21 第1再生処理用ライン用開閉手段
22 第2再生処理用ライン用開閉手段
23 第3再生処理用ライン用開閉手段
24 第4再生処理用ライン用開閉手段
25 第1ライン切り替え手段
26 第2ライン切り替え手段
27 第3ライン切り替え手段
28 第4ライン切り替え手段
29 ライン切り替え手段制御機構
30 外部電源機構
31 第3貯留槽
32 第4貯留槽
Claims (16)
- 二酸化炭素を含む排ガスを電解還元してギ酸を生成するためのフローセル型電解反応装置であって、
カソード電極、及びカソード電極を収容するカソード室を有し、
アノード電極、及びアノード電極を収容するアノード室を有し、
カソード電極がホウ素をドープした導電性ダイヤモンド電極であり、
カソード室とアノード室とを仕切る固体電解質膜を有し、
カソード室に接続された溶液供給ラインを有し、
カソード室に接続された溶液排出ラインを有し、
アノード室に接続された溶液供給ラインを有し、
アノード室に接続された溶液排出ラインを有し、
第1貯留槽及び第2貯留槽を有し、
第1貯留槽は、カソード室に接続された溶液供給ライン及びカソード室に接続された溶液排出ラインを介して、カソード室と連通しており、
第2貯留槽は、アノード室に接続された溶液供給ライン及びアノード室に接続された溶液排出ラインを介して、アノード室と連通しており、
カソード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させる第1送液手段、及び
アノード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させる第2送液手段を有し、
さらに電極再生処理用の連通切り替え手段を有し、
該連通切り替え手段は、電解還元時の第1貯留槽とカソード室との連通を、再生処理時には第1貯留槽とアノード室との連通に切り替えるものであり、
電解還元時の第2貯留槽とアノード室との連通を、再生処理時には第2貯留槽とカソード室との連通に切り替えるものである、
前記装置。 - 連通切り替え手段が、第1〜第4の再生処理用ライン、開閉手段制御機構、並びに第3送液手段及び第4送液手段を有し、
第1再生処理用ラインは第1貯留槽とアノード室とを連通させることができるものであり、
第2再生処理用ラインは第2貯留槽とカソード室とを連通させることができるものであり、
第3再生処理用ラインはアノード室と第1貯留槽とを連通させることができるものであり、
第4再生処理用ラインはカソード室と第2貯留槽とを連通させることができるものであり、
該第1〜第4の再生処理用ラインは、それぞれ開閉手段を有し、並びに
開閉手段制御機構は
電解還元時には、
第1貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第1貯留槽へと循環し、第2貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4の再生処理用ラインの開閉手段を制御し、
再生処理時には、
第1貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第1貯留槽へと循環し、第2貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4の再生処理用ラインの開閉手段を制御するものであり、
第3送液手段は再生処理時にアノード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させるものであり、
第4送液手段は再生処理時にカソード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させるものである、
請求項1に記載の装置。 - 連通切り替え手段が、第1〜第4の再生処理用ライン、第1〜第4のライン切り替え手段及びライン切り替え手段制御機構を有し、
第1再生処理用ラインは第1貯留槽とアノード室とを連通させることができるものであり、
第2再生処理用ラインは第2貯留槽とカソード室とを連通させることができるものであり、
第3再生処理用ラインはカソード室と第2貯留槽とを連通させることができるものであり、
第4再生処理用ラインはアノード室と第1貯留槽とを連通させることができるものであり、
第1ライン切り替え手段は、カソード室に接続された溶液供給ラインに配置され、第1貯留槽からの、電解還元時のカソード室への送液と再生処理時の第1再生処理用ラインを介したアノード室への送液とを切り替えることができ、
第2ライン切り替え手段は、アノード室に接続された溶液供給ラインに配置され、第2貯留槽からの、電解還元時のアノード室への送液と再生処理時の第2再生処理用ラインを介したカソード室への送液とを切り替えることができ、
第3ライン切り替え手段は、カソード室に接続された溶液排出ラインに配置され、カソード室からの、電解還元時の第1貯留槽への排出と再生処理時の第3再生処理用ラインを介した第2貯留槽への排出とを切り替えることができ、
第4ライン切り替え手段は、アノード室に接続された溶液排出ラインに配置され、アノード室からの、電解還元時の第2貯留槽への排出と再生処理時の第4再生処理用ラインを介した第1貯留槽への排出とを切り替えることができ、
ライン切り替え手段制御機構は、
電解還元時には、
第1貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第1貯留槽へと循環し、第2貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4のライン切り替え手段を制御し、
再生処理時には、
第1貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第1貯留槽へと循環し、第2貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4ライン切り替え手段を制御するものであり、
第1送液手段は電解還元時にはカソード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させ、再生処理時にはアノード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させ、
第2送液手段は電解還元時にはアノード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させ、再生処理時にはカソード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させるものである、
請求項1に記載の装置。 - 第1のライン切り替え手段と第2のライン切り替え手段とが一体型となった第1クロスバルブであり、
第3のライン切り替え手段と第4のライン切り替え手段とが一体型となった第2クロスバルブであり、
ライン切り替え手段制御機構が第1クロスバルブ及び第2クロスバルブの切り替えを制御する、請求項3に記載の装置。 - さらに、電極再生処理用の連通切り替え手段、第3貯留槽及び第4貯留槽を有し、
第3貯留槽は再生処理時にカソード室に循環させる溶液を貯留するためのものであり、
第4貯留槽は再生処理時にアノード室に循環させる溶液を貯留するためのものであり、
該電極再生処理用の連通切り替え手段は、電解還元時の第1貯留槽とカソード室との連通を、再生処理時には第1貯留槽とアノード室との連通ではなくそれに代えて第3貯留槽とカソード室との連通に切り替え、かつ、第1貯留槽とカソード室とが連通しないようにするものであり、電解還元時の第2貯留槽とアノード室との連通を、再生処理時には第2貯留槽とカソード室との連通ではなくそれに代えて第4貯留槽とアノード室との連通に切り替え、かつ、第2貯留槽とアノード室とが連通しないようにするものであり、さらに、
電極再生処理用の連通切り替え手段が、第1〜第4の再生処理用ライン、開閉手段制御機構、及び第3送液手段及び第4送液手段を有し、
第1再生処理用ラインは第3貯留槽とカソード室とを連通させることができるものであり、
第2再生処理用ラインは第4貯留槽とアノード室とを連通させることができるものであり、
第3再生処理用ラインはカソード室と第3貯留槽とを連通させることができるものであり、
第4再生処理用ラインはアノード室と第4貯留槽とを連通させることができるものであり、
該第1〜第4の再生処理用ラインは、それぞれ開閉手段を有し、並びに
開閉手段制御機構は
電解還元時には、
第1貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第1貯留槽へと循環し、第2貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4の再生処理用ラインの開閉手段を制御し、
再生処理時には、
第3貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第3貯留槽へと循環し、第4貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第4貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4の再生処理用ラインの開閉手段を制御するものであり、
第3送液手段は再生処理時にカソード室と連通している第3貯留槽の溶液を循環させるものであり、
第4送液手段は再生処理時にアノード室と連通している第4貯留槽の溶液を循環させるものである、
請求項1に記載の装置。 - さらに、電極再生処理用の連通切り替え手段、第3貯留槽及び第4貯留槽を有し、
第3貯留槽は再生処理時にカソード室に循環させる溶液を貯留するためのものであり、
第4貯留槽は再生処理時にアノード室に循環させる溶液を貯留するためのものであり、
該電極再生処理用の連通切り替え手段は、電解還元時の第1貯留槽とカソード室との連通を、再生処理時には第1貯留槽とアノード室との連通ではなくそれに代えて第3貯留槽とカソード室との連通に切り替え、かつ、第1貯留槽とカソード室とが連通しないようにするものであり、電解還元時の第2貯留槽とアノード室との連通を、再生処理時には第2貯留槽とカソード室との連通ではなくそれに代えて第4貯留槽とアノード室との連通に切り替え、かつ、第2貯留槽とアノード室とが連通しないようにするものであり、さらに、
電極再生処理用の連通切り替え手段が、第1〜第4の再生処理用ライン、第1〜第4のライン切り替え手段及びライン切り替え手段制御機構を有し、
第1再生処理用ラインは第3貯留槽とカソード室とを連通させることができるものであり、
第2再生処理用ラインは第4貯留槽とアノード室とを連通させることができるものであり、
第3再生処理用ラインはカソード室と第3貯留槽とを連通させることができるものであり、
第4再生処理用ラインはアノード室と第4貯留槽とを連通させることができるものであり、
第1ライン切り替え手段は、カソード室に接続された溶液供給ラインに配置され、電解還元時の第1貯留槽からのカソード室への送液と再生処理時の第3貯留槽からの第1再生処理用ラインを介したカソード室への送液とを切り替えることができ、
第2ライン切り替え手段は、アノード室に接続された溶液供給ラインに配置され、電解還元時の第2貯留槽からのアノード室への送液と再生処理時の第4貯留槽からの第2再生処理用ラインを介したアノード室への送液とを切り替えることができ、
第3ライン切り替え手段は、カソード室に接続された溶液排出ラインに配置され、カソード室からの、電解還元時の第1貯留槽への排出と再生処理時の第3再生処理用ラインを介した第3貯留槽への排出とを切り替えることができ、
第4ライン切り替え手段は、アノード室に接続された溶液排出ラインに配置され、アノード室からの、電解還元時の第2貯留槽への排出と再生処理時の第4再生処理用ラインを介した第4貯留槽への排出とを切り替えることができ、
ライン切り替え手段制御機構は、
電解還元時には、
第1貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第1貯留槽へと循環し、第2貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第2貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4のライン切り替え手段を制御し、
再生処理時には、
第3貯留槽の溶液がカソード室に供給された後、カソード室から第3貯留槽へと循環し、第4貯留槽の溶液がアノード室に供給された後、アノード室から第4貯留槽へと循環するよう、該第1〜第4ライン切り替え手段を制御するものであり、
第1送液手段は電解還元時にはカソード室と連通している第1貯留槽の溶液を循環させ、再生処理時にはカソード室と連通している第3貯留槽の溶液を循環させ、
第2送液手段は電解還元時にはアノード室と連通している第2貯留槽の溶液を循環させ、再生処理時にはアノード室と連通している第4貯留槽の溶液を循環させるものである、
請求項1に記載の装置。 - 第1のライン切り替え手段と第3のライン切り替え手段とが一体型となった第1クロスバルブであり、
第2のライン切り替え手段と第4のライン切り替え手段とが一体型となった第2クロスバルブであり、
ライン切り替え手段制御機構が第1クロスバルブ及び第2クロスバルブの切り替えを制御する、請求項6に記載の装置。 - さらに通液線速度を測定するための流量計及び通液線速度制御機構を備えた、請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
- 送液手段及び通液線速度制御機構が、カソード室への通液線速度及び/又はアノード室への通液線速度を10〜1,000m/hとすることができるものである、請求項8に記載の装置。
- 外部電源機構、及び再生処理時に電流の極性を反転させる制御機構を備えた、請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。
- 外部電源機構が、±2〜±200mA/cm2の電流密度を電極に供給することができるものである、請求項10に記載の装置。
- 第1貯留槽がさらに、排ガスをバブリングする手段を備えている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。
- 第4貯留槽を有する請求項5〜7のいずれか1項に記載の装置において、該第4貯留槽がさらに、排ガスをバブリングする手段を備えており、かつ、第1貯留槽がさらに、排ガスをバブリングする手段を備えている、請求項5〜7のいずれか1項に記載の装置。
- アノード電極がホウ素をドープした導電性ダイヤモンド電極又は金属電極である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置。
- (i)カソード電極の導電性ダイヤモンドのホウ素のドープ量が0.01% (w/w)〜5%(w/w)である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置、
(ii)アノード電極が導電性ダイヤモンド電極でありアノードの導電性ダイヤモンドのホウ素のドープ量が0.01%(w/w)〜5%(w/w)である、請求項14に記載の装置、又は
(iii)カソード電極の導電性ダイヤモンドのホウ素のドープ量が0.01%(w/w)〜5%(w/w)であり、かつ、アノード電極が導電性ダイヤモンド電極でありアノードの導電性ダイヤモンドのホウ素のドープ量が0.01%(w/w)〜5%(w/w)である、カソード電極及びアノード電極を有する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置。 - 請求項1〜15のいずれか1項に記載の装置を用いる排ガスの電解還元方法。
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JP2017088892A JP6879549B2 (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 排ガスを電解還元して有価物を回収する装置及び方法 |
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