JP6878281B2 - 偏光板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学的特性と外観特性が共に優れた偏光板及びその製造方法と前記偏光板を含む画像表示装置に関する。
時計、携帯電話、PDA、ノートブック、PC用モニタ、DVDプレーヤ、TVなどのように、画像表示装置は普遍的に用いられる電子製品である。画像表示装置の基本的な構成要素として偏光板が用いられる。
偏光板の製造時、偏光板の性能向上を目的として偏光子のヨウ素錯体の配向性を向上させるために延伸倍率を上げると、偏光子の幅が減ると共に偏光板に縞模様のムラのような外観不良が発生する場合がある。
ここで、特許文献1(韓国公開特許第2014−0114923号)は、アセチレン骨格のレベリング剤を添加して製造した接着剤組成物で、接触角を向上させ、外観不良を改善する技術を開示している。
しかし、このような方法によっても、偏光板の外観不良を改善すると共に、要求される優れた光学的特性を維持することはできない。
韓国公開特許第2014−0114923号
本発明は、透過率及び偏光度などの光学的特性が低下することなく、外観不良を防止することができる偏光板及びこれを含む画像表示装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、接着性、耐水性、耐湿性、耐熱性(以下、耐湿性及び耐熱性を合わせて耐湿熱性と呼ぶ。)のような物性に優れた偏光板及びこれを含む画像表示装置を提供することを目的とする。
1.凹凸平均間隔(RSm)が500乃至5000μmであり、最大高さ粗さ(Rt)は100乃至1000nmである偏光子;前記偏光子の少なくとも一面に形成された厚み250乃至850nmである接着層;及び前記接着層上に積層された保護フィルム;を含む偏光板。
2.上記1において、前記接着層の厚みは300乃至800nmである、偏光板。
3.上記1において、前記接着層は、アセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂と、グリオキシル酸塩架橋剤と、を含む接着剤組成物で形成されたものである、偏光板。
4.(i)凹凸平均間隔(RSm)が500乃至5000μmであり、最大高さ粗さ(Rt)が100乃至1000nmである偏光子を製造するステップ;(ii)前記偏光子及び保護フィルムのうちの少なくともいずれか一面に接着剤組成物を塗布して250乃至850nmの接着層を形成するステップ;及び(iii)前記接着層を介して前記偏光子と保護フィルムとを接合するステップ;を含む偏光板の製造方法。
5.上記4において、前記接着剤組成物は、アセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂と、グリオキシル酸塩架橋剤とを含む、偏光板の製造方法。
6.上記5において、前記アセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂と、グリオキシル酸塩架橋剤とは、固形分を基準として接着剤組成物の総重量に対して合計で2.5乃至6重量%で含まれる偏光板の製造方法。
7.上記4において、前記偏光子と前記保護フィルムとを接合する接合速度が10乃至35m/minである偏光板の製造方法。
8.上記1乃至3のいずれか一項に記載の偏光板を含む画像表示装置。
本発明による偏光板は、透過率及び偏光度などの光学的特性が低下することなく、縞模様のムラのような外観不良が顕著に少ない。
本発明による偏光板は、優れた接着性、耐水性、耐湿熱性を有することができる。
本発明による偏光板の製造方法によれば、偏光子を使用できる範囲を広げること、及び不良率を減少させることが可能であり、不良を取り除くための追加工程が不要であるので、製造工程上、便宜性、効率性及び経済性を確保できる。
図1は、本発明の製造例において製造された偏光子の表面を分析した写真である。 図2は、本発明による偏光板の耐水性評価試験方法を概略的に示した図面である。
<偏光板>
本発明の一実施形態は、凹凸平均間隔(RSm)が500乃至5000μmであり、最大高さ粗さ(Rt)は100乃至1000nmである偏光子;前記偏光子の少なくとも一面に形成された厚み250乃至850nmである接着層;及び、前記接着層上に積層された保護フィルムを含むことにより、光学的特性及び外観特性が共に優れた偏光板に関する。
<偏光子>
本発明による偏光板は、凹凸平均間隔(RSm)が500乃至5000μmであり、最大高さ粗さ(Rt)が100乃至1000nmである偏光子を含む。
凹凸平均間隔(RSm)は、ISO 4287‐1997で規定される値であり、粗さ曲線を、その平均線の方向に基準長さを抜き取り、1つの山及びそれに隣り合う1つの谷に対応する平均線の長さの和を求め、基準長さ内で平均した値を意味する。なお、上記の凹凸平均間隔(RSm)は、JIS B 0601:2013で規定される、粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)に相当する。
最大高さ粗さ(Rt)は、ISO 4287‐1997で規定される値であり、基準長さにおける粗さ曲線の山高さの最大値と谷深さの最大値との和を意味する。なお、上記の最大高さ粗さ(Rt)は、JIS B 0601:2013で規定される、粗さ曲線の最大断面高さ(Rt)に相当する。
本発明による偏光子は、上記の特定の範囲のRSm及びRtを有することにより、光学的特性及び外観特性が共に優れた偏光板を製造することができる。RSmが500μm未満であると光学的特性が低下するという問題点があり、5000μmを超えると外観不良が改善できないという問題点がある。また、Rtが100nm未満であると光学的特性が低下するという問題点があり、1000nmを超えると外観不良が改善できないという問題点がある。光学的特性をさらに向上させ、外観不良をさらに改善するという観点から、好ましくは、RSmは750〜5000μmであり、Rtは120〜970nmである。
<接着層>
本発明による偏光板は、前記偏光子の少なくとも一面にその厚みが250乃至850nmである接着層を含む。
上記の本発明のRSm及びRt範囲を有する偏光子は、通常の方法で偏光板の製造に用いられる場合、縞模様のムラが発生するようになる。そこで、本発明は上記の特定の範囲の厚みを有する接着層を導入することにより、偏光度または透過性などの光学的特性の低下なく偏光板の縞模様のムラを顕著に減少させる。接着層の厚みが250nm未満であると外観不良が改善できず、850nmを超えると光学的特性が低下するという問題点がある。光学的特性の低下なく偏光板の縞模様のムラをさらに減少させるという観点から、接着層の厚みは300乃至800nmであるのがより好ましい。
接着層の厚みを厚くする方法は特に限定されず、例えば、接着剤組成物中の固形分の濃度を高めるか、または接着層を介して偏光子と保護フィルムとを接合する接合速度を高める方法を用いることができる。
<保護フィルム>
本発明による保護フィルムは、透明性、機械的強度、熱安定性、水分遮蔽性、等方性などに優れたフィルムであれば特に限定されず、具体的な例を挙げると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂;ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース、セルロース酢酸プロピオネートなどのセルロース系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレートなどのポリアクリル系樹脂;ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体などのスチレン系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、シクロ系またはノルボルネン構造を有するポリオレフィン、エチレンプロピレン共重合体などのポリオレフィン系樹脂;ナイロン、芳香族ポリアミドなどのポリアミド系樹脂;イミド系樹脂;ポリエーテルスルホン系樹脂;スルホン系樹脂;ポリエーテルケトン系樹脂;硫化ポリフェニレン系樹脂;ビニルアルコール系樹脂;塩化ビニリデン系樹脂;ビニルブチラール系樹脂;アリレート系樹脂;ポリオキシメチレン系樹脂;エポキシ系樹脂などのような熱可塑性樹脂で構成されたフィルムが挙げられ、前記熱可塑性樹脂のブレンド物で構成されたフィルムも用いることができる。また、(メタ)アクリル系、ウレタン系、エポキシ系、シリコン系などの熱硬化性樹脂または紫外線硬化型樹脂からなるフィルムを用いることもできる。
前記保護フィルムにシクロオレフィン系樹脂が用いられる場合は、当該分野に公知のシクロオレフィン系樹脂を特に制限なく用いることができる。例えば、該シクロオレフィン系樹脂は、ノルボルネンや多環ノルボルネン系単量体のようなシクロオレフィンの単量体ユニットを有する熱可塑性の樹脂であってもよく、前記シクロオレフィンの開環重合体または2種以上のシクロオレフィンを用いた開環共重合体の水素添加物であってもよく、シクロオレフィンと、鎖状オレフィンまたはビニル基を有する芳香族化合物との付加共重合体であってもよい。また、シクロオレフィン系樹脂に極性基が導入されていてもよい。
上述の樹脂の中で、セルロース系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、または、ポリアクリル系樹脂から構成されるフィルムが、偏光特性または耐久性を考慮すると好ましい。
<偏光板の製造方法>
本発明の他の一実施形態は、凹凸平均間隔(RSm)が500乃至5000μmであり、最大高さ粗さ(Rt)が100乃至1000nmである偏光子を製造するステップ;前記偏光子又は保護フィルムの少なくとも一面に接着剤組成物を塗布して250乃至850nmの接着層を形成するステップ;及び前記接着層を介して前記偏光子と保護フィルムとを接合するステップ;を含む偏光板の製造方法に関する。
以下、本発明の偏光板の製造方法をより詳細に説明することとする。
まず、凹凸平均間隔(RSm)が500乃至5000μmであり、最大高さ粗さ(Rt)が100乃至1000nmである偏光子を製造する(i)。
偏光子が上記の特定のRSm及びRt範囲を有するようにするためには偏光子の製造工程条件を調節できる。例えば、延伸比、乾燥時間などを調節できる。以下、本発明による偏光子の製造方法の一例を具体的に説明する。
偏光子を製造するための高分子フィルムは、偏光板の製造に用いられる高分子フィルムであれば、当該分野に公知の、二色性物質(例えばヨウ素)によって染色できるフィルムを特に制限なく用いることができ、例えばポリビニルアルコールフィルム、部分的に鹸化されたポリビニルアルコールフィルム;ポリエチレンテレフタレートフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム、セルロースフィルム、これらの部分的に鹸化されたフィルムなどのような親水性高分子フィルム;または脱水処理されたポリビニルアルコール系フィルム、脱塩酸処理されたポリ塩化ビニル系フィルムなどのようなポリエン配向フィルム;などを用いることができる。これらの中で、面内で偏光度の均一性を強化する効果に優れているだけでなく、ヨウ素に対する染色親和性に優れているという点で、ポリビニルアルコール系フィルムが好ましい。
前記偏光子の製造方法は、膨潤ステップ、染色ステップ、架橋ステップ、補色ステップ、延伸ステップ、水洗ステップ及び乾燥ステップを含むことができ、延伸方法によって分類することができる。例えば、乾式延伸方法、湿式延伸方法、または前記の2種類の延伸方法を混合したハイブリッド延伸方法などが挙げられる。以下では湿式延伸方法を一例として本発明の偏光子の製造方法を説明するが、これに制限されるものではない。
上記ステップの中で乾燥ステップを除く残りのステップは、それぞれ様々な種類の溶液の中から選択された1種以上の溶液で満たされる恒温水槽(bath)内にポリビニルアルコール系フィルムを浸漬した状態で行うことができる。
<膨潤ステップ>
膨潤ステップは、未延伸のポリビニルアルコール系フィルムを染色する前に膨潤用水溶液で満たされた膨潤槽に浸漬し、ポリビニルアルコール系フィルムの表面上に堆積したほこりまたはブロッキング防止剤のような不純物を取り除き、ポリビニルアルコール系フィルムを膨潤させる、延伸効率を向上させ、染色不均一性を防止し、偏光子の物性を向上させるためのステップである。
膨潤用水溶液としては、当該分野に公知の膨潤用水溶液を特に制限なく用いることができ、例えば水(純水、脱イオン水)を単独で用いてもよく、これに少量のグリセリンまたはヨウ化カリウムが添加される場合、高分子フィルムの膨潤と共に加工性も向上され得る。膨潤用水溶液100重量%に対してグリセリンの含量は5重量%以下であってもよく、ヨウ化カリウムの含量は10重量%以下であってもよいが、これに制限されない。
膨潤槽の温度は特に制限されないが、20乃至45℃であってもよく、例えば25乃至40℃であってもよい。
膨潤ステップの遂行時間(膨潤槽浸漬時間)は、当該分野に公知の遂行時間を特に制限なく適用することができ、例えば180秒以下であってもよく、好ましくは90秒以下であってもよい。浸漬時間が上記の範囲の場合には、膨潤が過度に飽和状態になることを抑制することができ、ポリビニルアルコール系フィルムの軟化による破断が防止され、染色ステップでヨウ素の吸着が均一になり、偏光度が向上され得る。
膨潤ステップと共に延伸ステップを行うことができ、このとき、延伸比は約1.1乃至3.5倍であってもよいが制限されず、好ましくは1.5乃至3.0倍であってもよい。前記延伸比が1.1倍未満であるとしわが発生する可能性があり、3.5倍を超える場合には初期光学的特性が脆弱になり得る。
<染色ステップ>
染色ステップは、ポリビニルアルコール系フィルムを二色性物質、例えばヨウ素を含む染色用水溶液で満たされた染色槽に浸漬させ、ポリビニルアルコール系フィルムにヨウ素を吸着させるステップである。
染色用水溶液は、当該分野に公知の染色用水溶液を特に制限なく用いることができ、水、水溶性有機溶媒またはこれらの混合溶媒とヨウ素とを含むことができる。ヨウ素の含量は染色用水溶液に対して0.4乃至400mmol/Lであってもよいが、これに制限されず、好ましくは0.8乃至275mmol/L、最も好ましくは1乃至200mmol/Lであってもよい。染色効率を向上するために、溶解補助剤としてヨウ化物をさらに含んでいてもよい。ヨウ化物としては、当該分野に公知のヨウ化物を制限なく用いることができ、例えばヨウ化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化亜鉛、ヨウ化アルミニウム、ヨウ化鉛、ヨウ化銅、ヨウ化バリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化錫、ヨウ化チタンからなる群より選択される少なくとも1つを含むことができ、これらの中でヨウ化カリウムが、水に対する溶解度が大きいという点で好ましい。ヨウ化物の含量は、染色用水溶液100重量%に対して0.01乃至10重量%であってもよいが制限されず、好ましくは0.1乃至5重量%であってもよい。
また、ポリビニルアルコール系フィルム内におけるヨウ素錯体の含量を増加させるために、染色槽にホウ酸が染色用水溶液100重量%に対して0.3乃至5重量%で添加されてもよいが、これに限定されない。染色槽のホウ酸が0.3重量%未満である場合には、PVA−I 錯体及びPVA−I 錯体含量の増加に効果がない可能性があり、染色槽のホウ酸が5重量%より高い濃度である場合には、フィルムの破断の危険性が高くなり得る。
染色槽の温度は5乃至42℃であってもよいが、これに制限されず、好ましくは10乃至35℃であってもよい。また、染色槽内でのポリビニルアルコール系フィルムの浸漬時間は特に制限されず、1乃至20分であってもよく、好ましくは2乃至10分であってもよい。
本発明においては、染色ステップと共に延伸ステップを行うことができ、このとき、延伸比は1.01乃至2.0倍であってもよいが、これに制限されるものではなく、好ましくは1.1乃至1.8倍であってもよい。
また、前記膨潤及び前記染色ステップを含む前記染色ステップまでの累積延伸比は1.2乃至4.0倍であってもよい。前記累積延伸比が1.2倍未満であるとフィルムのしわが発生して外観不良が発生する可能性があり、4.0倍を超える場合には初期光学的特性が脆弱になり得る。
<架橋ステップ>
架橋ステップは、物理的に吸着されているヨウ素分子による染色性が外部環境によって低下しないように、染色されたポリビニルアルコール系フィルムを架橋用水溶液に浸漬させ、吸着されたヨウ素分子を固定させるステップである。
二色性染料であるヨウ素は架橋反応が不十分な場合、湿熱環境によりヨウ素分子が脱離することがあり、十分な架橋反応が要求される。また、ポリビニルアルコールの分子と分子との間に位置するヨウ素分子を配向させ、光学的特性を向上させるために、最も大きい延伸比で延伸することを架橋ステップにおいて行うことができるが、これに制限されるものではない。
本発明においては、偏光子の製造方法は、当該分野に公知の架橋ステップを特に制限なく行うことができ、例えば第1及び第2架橋ステップで構成された架橋ステップを行うことができ、前記第1及び第2架橋ステップのうちの1つ以上のステップは、ホウ素化合物を含有する架橋水溶液を用いることができる。これによって偏光子の光学的特性及び色の耐久性が向上され得る。
前記架橋水溶液は、当該分野に公知の架橋水溶液を特に制限なく用いることができ、例えば溶媒である水と、ホウ酸又はホウ酸ナトリウムなどの、ホウ素化合物とを含んでいてもよく、水と共に相互溶解可能な有機溶媒及びヨウ化物をさらに含んでいてもよい。
ホウ素化合物は、短い架橋結合と剛直性を偏光子に付与し、工程中にフィルムにしわが発生するのを抑制することにより、フィルムの取扱性を向上させることができ、偏光子のヨウ素配向を形成する役割をすることができる。
前記ホウ素化合物の含量は、当該分野に公知の含量を適用することができ、例えば架橋水溶液100重量%に対して1乃至10重量%であってもよく、好ましくは2乃至6重量%であってもよい。その含量が1重量%未満である場合、ホウ素化合物の架橋効果が減少して偏光子に剛直性を付与し難い場合があり、10重量%を超える場合、無機系架橋剤の架橋反応が過度に活性化され、有機系架橋剤の架橋反応が効果的に進行し難い場合がある。
本発明において、ヨウ化物は、偏光子の面内での偏光度の均一性を保持するために、また、染着されたヨウ素の脱着を防止するために用いることができる。前記ヨウ化物は、前記染色ステップで用いられたものと同じものであってもよく、その含量は架橋水溶液100重量%に対して0.05乃至15重量%であってもよいが制限されず、好ましくは0.5乃至14重量%であってもよい。その含量が0.05重量%未満であるとフィルム内のヨウ素イオンが抜け出て偏光子の透過率を増加させる可能性があり、15重量%を超える場合には、水溶液内のヨウ素イオンがフィルムに浸透して偏光子の透過率を減少させ得る。
本発明において、架橋槽の温度は20乃至70℃であってもよいが、これに制限されない。前記架橋槽におけるポリビニルアルコール系フィルムの浸漬時間は1秒乃至15分であってもよいが、これに制限されず、好ましくは5秒乃至10分であってもよい。
前記架橋ステップと共に延伸ステップを行うことができ、このとき、前記第1架橋ステップの延伸比は1.4乃至3.0倍であってもよいが、これに制限されず、好ましくは1.5乃至2.5倍であってもよい。
また、前記第2架橋ステップの延伸比は1.01乃至2.0倍であってもよいが、これに制限されず、好ましくは1.2乃至1.8倍であってもよい。
また、前記第1及び第2架橋ステップの累積延伸比は1.5乃至5.0倍であってもよいが、これに制限されず、好ましくは1.7乃至4.5倍であってもよい。前記累積延伸比が1.5倍未満であると、ヨウ素の配向効果が不十分となる可能性があり、5.0倍を超える場合には、過度な延伸によってフィルムの破断が発生する場合があり、生産効率性が低下し得る。
<補色ステップ>
補色ステップは、ヨウ素錯体が物理的に吸着されているポリビニルアルコール系フィルムにおける分子と分子との間に位置するヨウ素錯体を、ホウ酸架橋の近くに配向させてヨウ素錯体を安定化させるステップであってもよい。
また、前記架橋ステップにおけるヨウ素錯体の染色が不十分なポリビニルアルコール系フィルムに対して、色を補正するステップであってもよい。
前記補色ステップの水溶液は、当該分野に公知の水溶液を特に制限なく用いることができ、例えば溶媒である水と、ホウ酸などのホウ素化合物とを含み、水と共に相互溶解可能な有機溶媒及びヨウ化物をさらに含んでいてもよい。
本発明において、ホウ素化合物は、短い架橋結合と剛直性を偏光子に付与し、工程中にフィルムにしわが発生するのを抑制することにより、フィルムの取扱性を向上させ、偏光子のヨウ素配向を形成する役割をすることができる。
前記ホウ素化合物の含量は、補色ステップの水溶液100重量%に対して1乃至10重量%であってもよいが、これに制限されず、好ましくは2乃至6重量%であってもよい。その含量が1重量%未満である場合、ホウ素化合物の架橋効果が減少して偏光子に剛直性を付与し難い場合があり、10重量%を超える場合、無機系架橋剤の架橋反応が過度に活性化され、有機系架橋剤の架橋反応が効果的に進行し難い場合がある。
本発明において、ヨウ化物は、偏光子の面内での偏光度の均一性を保持するために、また、染着されたヨウ素の脱着を防止するために用いることができる。前記ヨウ化物は、前記染色ステップで用いられたものと同じものを用いてもよく、その含量、補色ステップの水溶液100重量%に対して0.05乃至15重量%であってもよいが、これに制限されず、好ましくは0.5乃至11重量%であってもよい。その含量が0.05重量%未満であるとフィルム内のヨウ素イオンが抜け出て偏光子の透過率を増加させる可能性があり、15重量%を超える場合には、水溶液内のヨウ素イオンがフィルムに浸透して偏光子の透過率を減少させ得る。
本発明において、補色槽の温度は20乃至70℃であってもよい。補色槽におけるポリビニルアルコール系フィルムの浸漬時間は1秒乃至15分であってもよいが、これに制限されず、好ましくは5秒乃至10分であってもよい。
前記補色ステップと共に延伸ステップを行うことができ、このとき、補色ステップの延伸比は1.01乃至1.1倍であってもよいが、これに制限されず、好ましくは1.01乃至1.08倍であってもよい。
前記延伸比が1.01倍未満であるとヨウ素錯体の安定化効果が不十分となる可能性があり、1.1倍を超える場合には過度な延伸によってフィルムの破断が発生する場合があり、生産効率性が低下し得る。
<延伸ステップ>
本発明において、延伸ステップは前述したように他の工程と同時に行われてもよく、別途に行われてもよい。
また、延伸ステップは少なくとも1回行われてもよく、複数回で行われてもよい。複数回で行われる場合には、偏光子の製造工程中の任意のステップで分けて行われてもよい。
本発明において、Rtを大きくするためには、延伸比を大きくし、Rtを小さくするためには、延伸比を小さくすることにより、調整することができる。また、RSmを大きくするためには、延伸比を大きくし、RSmを小さくするためには、延伸比を小さくすることにより、調整することができる。
本発明の製造方法において、偏光子の総累積延伸比は4.0乃至7.0倍となるのが好ましく、5.3乃至6.5倍であるのがより好ましい。
本明細書において、「累積延伸比」は、各ステップにおける延伸比の積の値を含むことができる。
<水洗ステップ>
前記架橋及び延伸が完了したポリビニルアルコール系フィルムを、水洗用水溶液で満たされた水洗槽に浸漬させ、水洗ステップまでのステップでポリビニルアルコール系フィルムに付着した、ホウ酸のような不要な残留物を取り除く水洗ステップを行うことができる。
本発明において、水洗用水溶液は、当該分野に公知の水洗用水溶液を特に制限なく用いることができ、例えば水であってもよく、これにヨウ化物がさらに添加されてもよいが、これらに制限されない。
本発明において、水洗槽の温度は10乃至60℃であってもよいが、これに制限されず、好ましくは15乃至40℃であってもよい。
前記水洗ステップは省略可能であり、前記染色ステップまたは前記架橋ステップのような水洗ステップより前のステップが完了するたびに行うこともできる。また、1回以上繰り返してもよく、その繰り返し回数は特に制限されない。
<乾燥ステップ>
本発明において、偏光子の製造方法の乾燥ステップは、水洗されたポリビニルアルコール系フィルムを乾燥させ、乾燥によるネックインで、染着されたヨウ素分子の配向をより向上させ、光学的特性に優れた偏光子を得るステップである。なお、ネックインとは、フィルムの幅が狭くなることである。
乾燥方法としては、当該分野に公知の乾燥方法を制限なく用いることができ、例えば自然乾燥、エア乾燥、加熱乾燥、遠赤外線乾燥、マイクロ波乾燥、熱風乾燥などの方法を用いることができ、例えば20乃至100℃で1乃至10分間熱風乾燥することができる。また、乾燥温度は偏光子の劣化を防止するために低くすることができるが、これに制限されるものではなく、好ましくは100℃以下であってもよい。
本発明において、Rtを大きくするためには、乾燥時間を長くし、Rtを小さくするためには、乾燥時間を短くすることにより、調整することができる。また、RSmを大きくするためには、乾燥時間を長くし、RSmを小さくするためには、乾燥時間を短くすることにより、調整することができる。
上記のような方法で偏光子が製造された後には、偏光子及び保護フィルムのうちの少なくともいずれか一面に接着剤組成物を塗布して250乃至850nmの接着層を形成する(ii)。
接着層は当該分野に公知の接着剤組成物を特に制限なく用いて形成することができ、例えば水系接着剤組成物を用いることができ、水系接着剤組成物としては、耐水性の改善の側面から、アセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂、及び、グリオキシル酸塩の架橋剤を含む接着剤組成物を用いることができる。
<アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂>
アセトアセチル(acetoacetyl)基変性ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂は、ポリビニルアルコール(PVA)系偏光子と、セルロース系フィルムまたはオレフィン系フィルムなどのような保護フィルムとの接着力を向上させることができる。
本発明において、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂は、カルボキシル基変性、メチロール基変性、アミノ基変性などのような変性ポリビニルアルコール樹脂に比べて反応性が高い官能基を含有しており、耐久性の向上の点から優れている。
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂は、当該分野に公知の方法であれば特に制限なく用いられ、製造することができ、例えばポリビニルアルコール系樹脂とジケテン(diketene)を公知の方法で反応させてアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂を得ることができる。例えば、ポリビニルアルコール系樹脂を酢酸などの溶媒中に分散させた後、ここにジケテンを添加する方法、ポリビニルアルコール系樹脂をジメチルホルムアミドまたはジオキサンなどの溶媒にあらかじめ溶解させた後、ここにジケテンを添加する方法、またはポリビニルアルコール系樹脂にジケテンガスまたは液状ジケテンを直接接触させる方法などによって、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂を製造することができる。アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂は、アセトアセチル基変性度が0.1モル%以上であれば特に制限されず、例えば0.1乃至40モル%であってもよく、好ましくは1乃至20モル%、最も好ましくは2乃至7モル%であってもよい。アセトアセチル基の変性度が0.1モル%未満である場合には、接着剤層の耐水性が不十分で不適合となることがあり、アセトアセチル基の変性度が40モル%を超える場合には耐水性向上効果が不十分となる可能性がある。
本発明において、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂の鹸化度は特に制限されないが、80モル%以上であってもよく、好ましくは85モル%以上であってもよい。接着剤組成物に含まれるポリビニルアルコール系樹脂の鹸化度が低いと、接着剤組成物が十分な水溶性を発現することが難しくなるため、接着性が不十分になる場合がある。
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂を製造する際に用いられるポリビニルアルコールは特に限定されないが、偏光板における偏光子と保護フィルムとの間の高い接着性を発現させるためには、平均重合度が100乃至3,000の範囲であってもよく、好ましくは平均鹸化度が80乃至100モル%の範囲であってもよい。
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂の製品の一例としては、Z−100、Z−200、Z−200H、Z−210、Z−220及びZ−320(日本合成化学社Gohsefimer)などを含むことができる。
<グリオキシル酸塩架橋剤>
本発明において、偏光子の製造方法の接着剤組成物に含まれるグリオキシル酸塩架橋剤は、アセトアセチル(acetoacetyl)基変性ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂と、ポリビニルアルコール(PVA)系偏光子及びセルロース系フィルムまたはオレフィン系フィルムなどのような保護フィルムとの接着力を向上させることができる。
前記グリオキシル酸塩は、グリオキシル酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩であってもよい。本発明において、グリオキシル酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩のいずれかを用いた場合にも同じ作用効果を得ることができる。その理由はいかなる理論にも拘束されないが、アルカリ金属及びアルカリ土類金属はいずれも電気陰性度が小さい元素であり、そのカルボン酸塩は化学的性質が類似し、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコールの架橋剤として機能するのはグリオキシル酸塩のアルデヒド部分であるからである。
前記グリオキシル酸塩は、当該分野に公知のグリオキシル酸塩が特に制限なく用いることができ、例えばアルカリ金属塩として、グリオキシル酸リチウム、グリオキシル酸ナトリウム、グリオキシル酸カリウムなどであってもよく、アルカリ土類金属塩として、グリオキシル酸マグネシウム、グリオキシル酸カルシウム、グリオキシル酸ストロンチウム、グリオキシル酸バリウムなどであってもよい。その中でも、水に溶解されやすいためアルカリ金属塩が好ましく、グリオキシル酸ナトリウムが特に好ましい。
前記グリオキシル酸塩は、アセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して3乃至25重量部の範囲であってもよい。ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対するグリオキシル酸塩の重量比が3重量部以下である場合には、偏光板にしたときの接着剤層の耐水性が十分に発現され難くなり、また、ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対するグリオキシル酸塩の重量比が25重量部を超える場合には、偏光板の光学的特性が低下し得る。
本発明による接着層の厚みは、例えば、接着剤組成物中の固形分の濃度を調節して調整することができる。例えば前記接着剤組成物の総重量に対してアセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂及びグリオキシル酸塩架橋剤の合計が固形分を基準で2.5乃至6重量%含まれるようにしてもよく、好ましくは3乃至5重量%含まれるようにしてもよい。上記の範囲内であれば、接着層の厚みを前述した本発明の偏光板における接着層の厚みの範囲に調整することができる。
本発明において、接着剤組成物は、pHを4乃至10の範囲として用いることができる。この水溶液のpHが4未満である場合には、これを用いて偏光板が製造されたときにその耐水性を十分に発現することができず、水溶液のpHが10を超える場合には、接着剤組成物がゲル化し得る。
前記接着剤組成物の20℃での粘度は3乃至25mPa・secの範囲であってもよい。接着剤組成物の粘度が3mPa・sec未満である場合には、これを用いて偏光板が製造されたときにその耐水性を十分に発現することができず、粘度が25mPa・secを超える場合には、偏光板の光学的特性が低下し得る。
本発明において、接着剤組成物は、その効果を阻害しない範囲で、可塑剤、シランカップリング剤、帯電防止剤、微粒子、拡散性をよくするアルコール、金属塩など当該分野で公知の適切な添加剤からなる群より選択された少なくとも1つを添加して形成されてもよい。
前記接着剤組成物の形態は、当該分野に公知の形態を特に制限なく適用することができ、例えば被着体である偏光子または保護フィルムの表面に均一な接着剤層を形成するために液型であってもよい。このような液型の接着剤は、各種溶剤の溶液型または分散液型であってもよく、基材の塗工性の面を考慮すると溶液型が好ましく、安定性の面を考慮すると水を溶媒とした溶液型または分散液型が適合し得る。
また、乾燥工程の短縮を目的として、接着剤溶液中に、水と容易に混和して水よりも沸点が低いアルコール系溶剤を配合した水/アルコール混合溶剤を用いることもできる。アルコール系溶剤の沸点は特に制限されず、沸点が100℃以下、80℃以下であってもよいが、好ましくは70℃以下であってもよい。
次に、前記接着層を介して偏光子と保護フィルムとを接合する(iii)。
本発明による保護フィルムの接合方法は、当該分野に公知の方法を特に制限なく用いることができ、例えば流延法、マイヤーバーコーティング法、グラビアコーティング法、ダイコーティング法、浸漬コーティング法、噴霧法などによって、偏光子及び/または保護フィルムの接着面に接着剤組成物を塗布し、両者を重畳することができる。ここで、接合するとは、偏光子と保護フィルムとを接着層を介して間接的に接触させて接着することをいう。
前記接着剤組成物を塗布した後、偏光子と保護フィルムとをニップロールで挟んで接合することもできる。
本発明において、接合速度は、接着層の厚みを厚くすることができる接合速度であれば制限なく適用することができ、例えば接着層に保護フィルムを接合する接合速度が10乃至35m/minであってもよいが、好ましくは20乃至30m/minであってもよい。上記の範囲内であれば、接着層の厚みを前述した本発明の偏光板における接着層の厚みの範囲に調整することができる。ここで、接合速度とは、単位時間あたりの、偏光子および保護フィルムが接着層を介して接合された長さをいう。
また、接着性を向上させるために、当該分野に公知の処理を特に制限なく適用することができ、例えば偏光子及び/または保護フィルムの表面にプラズマ処理、コロナ処理、紫外線照射処理、フレーム処理、鹸化処理などの表面処理を実施してもよい。鹸化処理としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリの水溶液に浸漬する方法を含むことができる。
本発明において、偏光子、接着層及び保護フィルムが積層された後に乾燥処理を実施することができる。乾燥処理は、当該分野に公知の乾燥処理を特に制限なく適用することができ、例えば熱風を噴霧することにより行うことができ、その時の温度は50乃至100℃の範囲であってもよいが、これに制限されるものではなく、乾燥時間は30乃至1,000秒であってもよいが、これに限定されるものではない。
<画像表示装置>
また、本発明は、前記偏光板を含む画像表示装置を提供する。
本発明による偏光板は、偏光板の他に当該分野に公知の構成をさらに含んで画像表示装置に適用することができる。本発明による偏光板を適用することができる画像表示装置としては、偏光板を適用することができるものであれば特に限定されず、例えば、通常の液晶表示装置、電界発光表示装置、プラズマ表示装置、電界放出表示装置など各種の画像表示装置であってもよい。
以下、本発明の理解を助けるために好ましい製造例及び実施例を提示するが、これらの製造例及び実施例は本発明を例示するものに過ぎず、添付の特許請求の範囲を制限するものではなく、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で製造例及び実施例に対する様々な変更及び修正が可能であることは当業者にとって明らかであり、これらの変形及び修正が添付の特許請求の範囲に属することも当然のことである。
<製造例1:偏光子の製造>
鹸化度が99.9%以上である透明な未延伸のポリビニルアルコールフィルム(PE60、KURARAY社)を25℃の水(脱イオン水)で1分20秒間浸漬して膨潤させた(膨潤ステップ)後、ヨウ素1.25mM/Lとヨウ化カリウム1.25重量%、ホウ酸0.3重量%が含有された30℃の染色用水溶液に2分30秒間浸漬して染色した(染色ステップ)。このとき、膨潤及び染色ステップで、それぞれ1.56倍、1.64倍の延伸比で延伸して、染色槽までの累積延伸比が2.56倍になるように延伸した。次いで、ヨウ化カリウム13.9重量%、ホウ酸3重量%が含有された56℃の架橋用水溶液に26秒間浸漬(第1架橋ステップ)して架橋させながら、1.7倍の延伸比で延伸した。その後に、ヨウ化カリウム13.9重量%、ホウ酸3重量%が含有された56℃の架橋用水溶液に20秒間浸漬(第2架橋ステップ)して架橋させながら、1.34倍の延伸比で延伸した。次いでヨウ化カリウム5重量%、ホウ酸2重量%が含有された40℃の補色用水溶液に10秒間浸漬(補色ステップ)しながら、1.01倍に延伸した。このとき、膨潤、染色及び架橋、補色ステップの総累積延伸比が6倍になるようにした。架橋が完了した後、ポリビニルアルコールフィルムを90℃のオーブンで4分間乾燥させて縞模様のムラが、後述するレベルの中で、Lv3になる偏光子を製造した(RSm=3000μm、Rt=700nm)。
RSm及びRtの測定方法は以下の通りである。
製造例で製作された偏光子を幅10mm×長さ10mmのサイズになるように用意した後、Bruker社の干渉計顕微鏡(モデルContour GT−I)のX/Yステージに、サンプルの表面に屈曲が生じないように維持するためにテープ固定する。
測定方法はAcuityXR PSI Mode、オブジェクト10X、マルチプライヤ1.0X、測定面積10mm×10mm、イルミネーションGreenで条件を設定した後、偏光子の表面を測定し、ISO 4287‐1997に基づいてRSm及びRtを算出した。
参考として、製造された偏光子の表面写真を図1に示した。
本発明の実施例を説明するにおいて、縞模様のムラは蛍光灯反射法によって以下の基準で目視により確認する。蛍光灯反射法とは、45°程度の斜め方向から蛍光灯の光を入射し、反射光にて偏光板のムラを目視確認する評価方法である。
Lv1.:縞模様のムラが確認不可能
Lv2.:蛍光灯反射法では縞模様のムラが視認可能であるが目視では確認不可能
Lv3.:蛍光灯反射法及び目視で縞模様のムラが視認可能
<製造例2:偏光子の製造>
第1および第2架橋ステップの温度を56℃から59℃に、膨潤、染色、架橋および補色ステップの総累積延伸比を6.1倍に変更したことを除いては、製造例1と同様に偏光子を製造した。(縞模様のムラ:Lv3、RSm=3700μm、Rt=790nm)。
<製造例3:偏光子の製造>
第1および第2架橋ステップの温度を56℃から59℃に、第1および第2架橋ステップの架橋用水溶液中のホウ酸を3重量%から3.6重量%に変更し、膨潤、染色、架橋および補色ステップの総累積延伸比を6.3倍に変更したことを除いては、製造例1と同様に偏光子を製造した。(縞模様のムラ:Lv3、RSm=4900μm、Rt=950nm)。
<製造例4:偏光子の製造>
第1および第2架橋ステップの温度を56℃から59℃に、第1および第2架橋ステップの架橋用水溶液中のホウ酸を3重量%から3.6重量%に変更し、膨潤、染色、架橋および補色ステップの総累積延伸比を6.5倍に変更したことを除いては、製造例1と同様に偏光子を製造した。(縞模様のムラ:Lv3、RSm=6000μm、Rt=1100nm)。
<製造例5:偏光子の製造>
膨潤ステップの浸漬時間を1分20秒間から50秒に、染色ステップの浸漬時間を2分30秒間から2分に変更し、染色ステップまでの累積延伸比を2.56倍から3倍に、膨潤、染色、架橋および補色ステップの総累積延伸比を6倍から5.4倍に変更したことを除いては、製造例1と同様に偏光子を製造した。(縞模様のムラ:Lv1、RSm=1000μm、Rt=140nm)。
<実施例1>
(a)接着剤組成物の製造
水(蒸溜水)に鹸化度が99.2モル%であるアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(ゴーセノールZ−200、日本合成化学工業(株))を溶解して固形分含量が3重量%である水溶液を製造した。
このアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂水溶液と、架橋剤となるグリオキシル酸ナトリウム(10%水溶液)とを、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂固形分100重量部に対して、グリオキシル酸ナトリウムの固形分が10重量部になるように混合して、全固形分含量が3.3重量%である接着剤組成物を製造した。このとき、接着剤組成物のpHは6.1、粘度は7.5mPa・secであった。
(b)偏光板の製造
上記製造例1の偏光子の両面に、(a)で製造した接着剤組成物を塗布した後、両面に保護フィルムであるトリアセチルセルロースフィルムKC8UX(コニカ社鹸化TAC)を接合した。接合速度は20m/minであった。
接合後、80℃の温度で5分間乾燥して、偏光板を作製した(接着層の厚み:300nm)。
<実施例2−9及び比較例1−4>
表1に示したように、接着層の厚みを調節するために接着剤固形分の濃度及び接合速度を変更したこと以外は、実施例1と同様に偏光板を製造した。但し、実施例7の接着剤組成物中の架橋剤はアルドリッチ社のメチロールメラミンを用いた。
<実施例10及び11>
製造例2の偏光子を用いたことを除いては、それぞれ実施例1(実施例10)及び実施例2(実施例11)と同様にして偏光板を製造した。
<実施例12及び13>
製造例3の偏光子を用いたことを除いては、それぞれ実施例1(実施例12)及び実施例2(実施例13)と同様にして偏光板を製造した。
<比較例5>
製造例4の偏光子を用いたことを除いては、実施例1と同様にして偏光板を製造した。
参考例14>
製造例5の偏光子を用いたことを除いては、実施例1と同様にして偏光板を製造した。
Figure 0006878281
[評価試験]
実施例1〜13、参考例14及び比較例1〜5で得られたそれぞれの偏光板に対して、以下の評価試験を実施した。
1.接着性(カッター評価)
各偏光板を1時間常温で放置した後、偏光板の各フィルム間(偏光子と一方の保護フィルムとの間及び偏光子ともう一方の保護フィルムとの間)にカッターの刃を入れ、刃を押し進めたときの刃が入る方式を以下の基準で評価した。
◎:カッターの刃がどちらのフィルム間にも入らない。
○:カッターの刃先がフィルム間に2mm以下で入ったときに止まる。
△:刃を押し進めたとき、少なくとも一方のフィルム間に刃が2mmより大きく5mm以下で入ったときに止まる。
×:刃を押し進めたとき、少なくとも一方のフィルム間に刃が無理なく入る(一方のフィルム間に刃が無理なく入るものであれば、残りのもう一方には刃が入らないか、または5mm以下で入ったときに止まる場合も含む)。
2.耐水性
23℃、相対湿度55%の環境下で24時間放置した各偏光板に対して、以下の耐水性試験(温水浸漬試験)を行って耐水性を評価した。まず、偏光板の吸収軸(延伸方向)を長辺にして5cm×2cmの長方形状で偏光板をカットしてサンプルを製作し、長辺方向の寸法を正確に測定した。ここで、サンプルは、偏光子に吸着されたヨウ素に起因して全面にかけて均一に特有の色を示している。ここで、図2は耐水性の評価試験方法を模式的に示す図面であり、図2(A)は温水浸漬前のサンプル(1)を、図2(B)は温水浸漬後のサンプル(1)を示している。図2(A)に示したように、サンプルの1つの短辺側を把持部(5)で把持し、長さ方向の8割程度を60℃の水槽に浸漬して4時間維持した。その後、サンプル(1)を水槽から取り出して水分を拭き取った。
温水浸漬によって、偏光板の偏光子(4)は収縮する。この偏光子(4)の収縮程度を、サンプル(1)の短辺中央におけるサンプル(1)の端(1a)(保護フィルムの端)から収縮した偏光子(4)の端までの距離を測定することにより評価し、収縮長さにした。また図2(B)に示したように、温水浸漬によって偏光板の真ん中に位置する偏光子(4)が収縮することにより、保護フィルム間に偏光子(4)が存在しない領域(2)が形成される。
また、温水浸漬によって温水に接する偏光子(4)の周辺部からヨウ素が溶出し、サンプル(1)の周辺部に色が抜けた部分(3)が生じる。この脱色程度を、サンプル(1)の短辺中央における収縮した偏光子(4)の端から偏光板の特有の色が残っている領域(6)までの距離を測定することにより評価し、ヨウ素抜け長さにした。また、前記収縮長さとヨウ素抜け長さの合計を総浸食長さ(X)とした。すなわち、総浸食長さ(X)とは、サンプル(1)の短辺中央におけるサンプル(1)の端(1a)(保護フィルムの端)から偏光板の特有の色が残っている領域(6)までの距離である。収縮長さ、ヨウ素抜け長さ及び総浸食長さ(X)が小さいほど、水の存在下における接着性(耐水性)が高いと判断することができる。
◎:総浸食長さXが2mm未満
○:総浸食長さXが2mm以上3mm未満
△:総浸食長さXが3mm以上5mm未満
×:総浸食長さXが5mm以上
3.縞模様のムラのレベル測定
偏光板の製造後、蛍光灯反射法によって縞模様のムラの視認の有無を前述の基準で確認した。
4.光学的特性(透過率、偏光度)
製造された偏光板を4cm×4cmのサイズに切断した後、紫外可視光線分光計(V−7100、JASCO社製)を用いて透過率を測定した。このとき、偏光度は下記の数式1で定義される。
[数式1]
偏光度(P)=[(T1−T2)/(T1+T2)]1/2
(式中、T1は一対の偏光子を吸収軸が平行な状態で配置した場合に得られる平行透過率であり、T2は一対の偏光子を吸収軸が直交する状態で配置した場合に得られる直交透過率である)。
Figure 0006878281

前記表2を参照すると、実施例の偏光板は比較例に比べて光学的特性(偏光度)及び外観特性(縞模様のムラのレベル)が共に優れていることが確認できる。
また、架橋剤としてグリオキシル酸ナトリウムを用いた実施例1は、架橋剤としてメチロールメラミンを用いた実施例7に比べて耐水性が優れていることが確認できる。
1:サンプル
1a:保護フィルムの端
2:偏光子が存在しない領域
3:サンプルの周辺部における色が抜けた部分
4:偏光子
5:把持部
6:偏光板の特有の色が残っている領域

Claims (8)

  1. 両面の凹凸平均間隔(RSm)が3000乃至5000μmであり、最大高さ粗さ(Rt)は700乃至1000nmであり、ポリビニルアルコール系フィルムからなる偏光子;
    前記偏光子の少なくとも一面に形成された厚み250乃至850nmであり、水系接着剤組成物からなる接着層;及び
    前記接着層上に積層された保護フィルム;を含む偏光板。
  2. 請求項1において、前記接着層の厚みは300乃至800nmである、偏光板。
  3. 請求項1において、前記接着層は、アセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂と、グリオキシル酸塩架橋剤と、を含む接着剤組成物で形成されたものである、偏光板。
  4. (i)両面の凹凸平均間隔(RSm)が3000乃至5000μmであり、最大高さ粗さ(Rt)が700乃至1000nmであり、ポリビニルアルコール系フィルムからなる偏光子を製造するステップ;
    (ii)前記偏光子及び保護フィルムのうちの少なくともいずれか一面に水系接着剤組成物を塗布して250乃至850nmの接着層を形成するステップ;及び
    (iii)前記接着層を介して前記偏光子と保護フィルムとを接合するステップ;を含む偏光板の製造方法。
  5. 請求項4において、前記接着剤組成物は、アセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂と、グリオキシル酸塩架橋剤とを含む、偏光板の製造方法。
  6. 請求項5において、前記アセトアセチル基を含有するポリビニルアルコール系樹脂と、グリオキシル酸塩架橋剤とは、固形分を基準として接着剤組成物の総重量に対して合計で2.5乃至6重量%で含まれる偏光板の製造方法。
  7. 請求項4において、前記偏光子と前記保護フィルムとを接合する接合速度が10乃至35m/minである偏光板の製造方法。
  8. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の偏光板を含む画像表示装置。
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