JP6877579B2 - リレー - Google Patents

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    • H01H50/645Driving arrangements between movable part of magnetic circuit and contact intermediate part making a resilient or flexible connection

Description

本発明は、リレーに関する。リレーは、少なくとも2つのスイッチング状態を有し、電流によって駆動され、電磁的に作用するスイッチである。
リレーが閉じられたスイッチング状態にある場合、固定接点と可動要素との間で電気回路が閉じられ、電流が流れることができる。固定接点と可動要素との間の接触部位では、その他の配線と比較して接触抵抗が高められている。それに応じて、接触部位では大きな損失が生じ、その結果として、損失熱及び少なからぬ熱が生成され得る。特に、閉鎖されたハウジングの内部で又は高い周囲温度の下でリレーを使用する場合、そのような損失熱は妨害的に作用し得る。なぜなら、場合によっては手間のかかる冷却が必要となる可能性があるからである。
したがって、本発明の課題は、例えば、損失熱の発生を制限することができる改良されたリレーを提供することである。特に、損失熱の発生は、そのための冷却の使用を要することなく、回避されるか又は少なくとも低減されるべきである。
この課題は、請求項1によるリレーによって解決される。
第1の接点、第2の接点及び可動要素を備えるリレーが提案される。可動要素は、閉じられた位置及び開かれた位置にあることができる。閉じられた位置において、可動要素は、第1の接点を電気的に第2の接点に接続する。可動要素が開かれた位置に配置されているとき、第1の接点と第2の接点とは電気的に互いに絶縁されている。リレーは、少なくとも1つのバイメタルストリップを備え、当該バイメタルストリップは、温度上昇の際に変形するように構成されていると共に、その変形の後に可動要素を第1及び第2の接点に対して押し付けるように配置されている。ここで、バイメタルストリップは、特に有利には、可動要素を変形させることなく、当該可動要素を第1及び第2の接点に対して押し付けることができる。換言すれば、バイメタルストリップのみが変形し、可動要素は変形しない。
可動要素が、少なくとも1つのバイメタルストリップによって第1及び第2の接点に押し付けられると、それによって、可動要素と接点との間の接触圧力が高められ得る。接触圧力が高められると、接点と可動要素との間の接触抵抗が低下する。したがって、可動要素が少なくとも1つのバイメタルストリップによって接点に押し付けられると、発生する損失はより小さくなり得る。より小さな損失によって、接点と可動要素との間の移行部で発生する熱はより少なくなり、それによって、リレーの過剰な加熱が回避され得る。
さもなければ、持続する過剰な加熱によって接点の表面が焼損する可能性があり、それによって、リレーは破損し、リレーの寿命は制限されるであろう。したがって、少なくとも1つのバイメタルストリップの使用、及び、それによって可能とされる接触力の増大により、リレーの寿命が改善され得る。
バイメタルストリップは、互いに材料結合又は形状結合された、異なる金属の2つの層を備えることができる。バイメタルストリップは、温度変化の際にその形状が変化するように構成されている。形状の変化の原因は、使用される金属の異なる熱膨張係数である。
バイメタルストリップは、非変形状態とも称され得る休止状態を有することができる。バイメタルストリップは、その温度が活性化温度より低いとき、休止状態にあることができる。バイメタルストリップは、更に、変形状態とも称され得るアクティブ状態を有することができる。バイメタルストリップは、その温度がその活性化温度を超えているとき、アクティブ状態にあることができる。アクティブ状態において、バイメタルストリップは、温度上昇に起因して変形している可能性がある。活性化温度は、通常の室温21℃より高くてもよい。バイメタルストリップの活性化温度は、例えば45℃〜55℃であってもよい。
少なくとも1つのバイメタルストリップは、温度上昇の後に変形するように構成されている。この場合、変形は、バイメタルストリップの温度が上述した活性化温度を超えるときに生じ得る。温度上昇は、可動要素の接点との接触部位においてリレーを通じて流れる電流によって発生する損失熱により引き起こされ得る。
可動要素は、接点に対して可動であってもよい。可動要素は、ブリッジであってもよい。可動要素は、磁石によって移動され得るアーマチュアと機械的に結合されていてもよい。
リレーは磁石を備えていてもよく、当該磁石は、スイッチオンされたとき、可動要素を開かれた位置から閉じられた位置へ移動させるように構成されている。磁石は、更に、スイッチオフされたとき、可動要素を閉じられた位置から開かれた位置へ移動させるように構成されていてもよい。
磁石は、電磁石であってもよい。磁石は、ソレノイドであってもよい。磁石がスイッチオンされると、磁石は可動要素に力を及ぼすことができ、その力に起因して、可動要素は、閉じられた位置へ移動される。磁石は、機械的に、例えばバネ付き連結部を介して可動要素と連結されたアーマチュアに力を及ぼすことができる。磁石がスイッチオフされると、可動要素は、閉じられた位置から開かれた位置へ移動され得る。
磁石は、スイッチオンされている限り可動部材をその閉じられた位置に保持するように構成されていてもよい。温度上昇の結果として少なくとも1つのバイメタルストリップが変形した後、バイメタルストリップは、可動要素に追加の力を及ぼすことができ、この力は、可動要素を閉じられた位置に保持することに寄与すると共に、可動要素を接点に押し付ける接触力を高めるという結果をもたらす。
少なくとも1つのバイメタルストリップの第1の端部は、可動要素に固定されていてもよい。それに応じて、バイメタルストリップは、可動要素に直接的に力を及ぼすことができる。
可動要素は、第1及び第2の接点の方を向いた上面と、上面と対向する下面とを備えていてもよい。上面の上には、可動要素の閉じられた位置において第1の接点と直接的に電気的に接触しているように構成された接触要素が配置されていてもよく、この場合、少なくとも1つのバイメタルストリップの第1の端部は、可動要素の下面上で接触要素の下方に配置されている。例えば、可動要素の上面及び下面に垂直な面法線は、接触要素及び第1の接点の両方と交差する。少なくとも1つのバイメタルストリップの第1の端部が接触要素のすぐ近くに配置されている場合、接触要素と第1の接点との間で生じる損失熱は、少なくとも1つのバイメタルストリップに迅速に到達し、したがって、少なくとも1つのバイメタルストリップの温度の上昇につながる。バイメタルストリップは、第1の接点の接触要素への接触部位のより近くに取り付けられているほど、発生する損失熱に対してより敏感に反応することができる。
少なくとも1つのバイメタルストリップの第2の端部は、拘束されていなくてもよい。それに応じて、第2の端部は、別の要素に強固に固定されていなくてもよい。バイメタルストリップの変形の際、第2の端部の位置は、第1の端部に対して変化し得る。
リレーは、機械的なストッパを備えていてもよい。少なくとも1つのバイメタルストリップは、可動要素が閉じられた位置に配置されている場合、温度上昇の結果として少なくとも1つのバイメタルストリップが変形した後に、少なくとも1つのバイメタルストリップの第2の端部がストッパに接触するように配置されている。この場合、ストッパへの接触は、バイメタルストリップがストッパと可動要素との間に挟み込まれていることを意味する。その際、バイメタルストリップは可動要素に力を及ぼし、この力によって、可動要素と接点との間の接触力が増大する。
機械的なストッパは、バネ付き連結部を介して可動要素と連結されたアーマチュアに配置されていてもよい。アーマチュアは、磁石によって移動されるように構成されていてもよい。その際、アーマチュア、及び、したがって機械的なストッパは、可動要素よりも大きな距離だけ移動され得る。
閉じられた位置にある可動要素を第1及び第2の接点に対して押し付ける接触力は、可動要素が閉じられた位置にあり、少なくとも1つのバイメタルストリップが温度上昇の結果として変形していない場合、バネ付き連結部のバネ定数によって決定され得る。接触力は、可動要素が閉じられた位置にあり、少なくとも1つのバイメタルストリップが温度上昇の結果として変形している場合、少なくとも1つのバイメタルストリップの押し付け圧力によって決定され得る。この場合、少なくとも1つのバイメタルストリップの押し付け圧力によって決定される接触力は、バネ定数によって決定される接触力より大きくてもよい。したがって、少なくとも1つのバイメタルストリップが変形した場合、より大きな接触力の結果として、接点と可動要素との間の接触抵抗は、低減され得る。接触抵抗が低減すると、損失が小さくなり、したがって、損失熱による加熱が小さくなる。
少なくとも1つのバイメタルストリップは、変形後に、閉じられた位置にある可動要素を第1及び第2の接点に対して押し付ける接触力を増大させるように配置されていてもよい。それに応じて、バイメタルストリップの変形後に、可動要素と接点との間の接触力を増大させることができ、その結果、損失熱は低減され、リレーの過剰な加熱が回避され得る。
少なくとも1つのバイメタルストリップは、MnCu18Ni10を含む層及びFeNi36を含む層を備えていてもよく、あるいは、これらの2つの層から成っていてもよい。その際、MnCu18Ni10を含む層は、バイメタルストリップのアクティブな要素を形成することができる。
リレーは、2つのバイメタルストリップを備えていてもよい。この場合、第1のバイメタルストリップは第1の接点のすぐ近くに、第2のバイメタルストリップは第2の接点のすぐ近くに、それぞれ配置されていてもよい。全体的に、少なくとも1つのバイメタルストリップに関連して開示された特徴は、2つのバイメタルストリップにも適合し得る。別の代替的な実施形態において、リレーは、それぞれが可動要素に固定されていてもよい2つより多くのバイメタルストリップを含むことができる。
以下において、本発明が、図面に基づいて詳細に説明される。
開かれた状態にあるリレーを示している。 閉じられた状態にあるリレーを示しており、ここではバイメタルストリップは休止状態にある。 閉じられた状態にあるリレーを示しており、ここではバイメタルストリップはアクティブ状態にある。
図1は、開かれた状態にあるリレー1を示している。リレー1がその開かれた状態にある場合、電流がリレー1を通じて流れることはできない。
リレー1は、第1の接点2及び第2の接点3を備えている。更に、リレー1は、開かれた位置又は閉じられた位置にあることができる可動要素4を備えている。図1は、開かれた位置にある可動要素4を示している。開かれた位置において、可動要素4は、第1の接点2を電気的に第2の接点3と接続しない。リレー1の開かれた状態において、可動要素4はその開かれた位置にある。リレー1の閉じられた状態において、可動要素4はその閉じられた位置にある。
可動要素4は、第1の接点2及び第2の接点3の方を向いた上面5を備えている。可動要素4の上面5の上には、第1の接触要素6及び第2の接触要素7が配置されている。可動要素4がその開かれた位置にある場合、第1の接点2と可動要素4の第1の接触要素6は、ギャップ8によって互いに分離されている。更に、第2の接点3と第2の接触要素7も、ギャップ8によって互いに分離されている。それにより、第1の接点2と第2の接点3は、電気的に互いに絶縁されている。
リレー1は、更に、アーマチュア9と、当該アーマチュア9を移動させるように構成された磁石10と、を備えている。磁石10は、スイッチオン及びオフされることができる電磁石である。磁石10は、ソレノイドである。
アーマチュア9は、第1の状態及び第2の状態をとることができる。図1は、第1の状態にあるアーマチュア9を示している。アーマチュア9がその第1の状態にある場合、リレー1は開かれた状態にある。アーマチュア9が、図2に示されているように、第2の状態にある場合、リレー1は閉じられた状態にある。
アーマチュア9は、金属材料を含んでいる。磁石10がスイッチオンされると、磁石10によって生成された磁界がアーマチュア9に力を及ぼし、この力は、アーマチュア9を、図1に示された第1の状態から、図2に示された第2の状態へ移動させる。
アーマチュア9は、機械的なバネを備えるバネ付き連結部11を介して、可動要素4と機械的に連結されている。アーマチュア9が、磁石10のスイッチオンの結果としてその第2の状態に移動されると、可動要素4も移動する。その際、バネ付き連結部11は圧縮され、こうしてアーマチュア9の移動の一部を吸収する。その結果、可動要素4は、アーマチュア9よりも小さな距離だけ移動する。磁石10がスイッチオンされると、アーマチュア9及び可動要素4は、第1及び第2の接点2、3へ向かう方向に移動する。
上面5と対向する可動要素4の下面12には、2つのバイメタルストリップ13、13aが配置されている。2つのバイメタルストリップ13、13aの各々は、第1の材料を含む層と、第2の材料を含む層とを備え、これらの層は互いに結合されている。第1及び第2の材料は、それらの熱膨張係数において異なっている。例えば、第1の材料はMnCu18Mi10であることができ、第2の材料はFeNi36であることができる。バイメタルストリップ13、13aが温度変化に晒されると、それらは2つの層の異なる熱膨張係数の結果として、変形する。
2つのバイメタルストリップ13、13aの各々は、休止状態及びアクティブ状態にあることができる。温度変化によって、バイメタルストリップ13、13aは、その休止状態からアクティブ状態に移行される。通常の室温21℃では、バイメタルストリップ13、13aはそれぞれの休止状態にある。温度が上昇し、活性化温度を超えると、バイメタルストリップ13、13aは変形し、それによってそれらの活性状態をとる。温度が低下し、活性化温度を下回ると、バイメタルストリップ13、13aはそれらの休止状態をとる。バイメタルストリップ13、13aのアクティブ状態は、バイメタルストリップ13、13aが変形されている点で、休止状態とは異なる。特に、アクティブ状態における可動要素4の下面12に垂直な方向におけるバイメタルストリップ13、13aの広がりは、休止状態におけるよりも大きい。
2つのバイメタルストリップ13、13aの各々の第1の端部14、14aは、可動要素4の下面12に固定されている。その際、第1のバイメタルストリップ13の第1の端部14は、可動要素4の上面5の上に配置された第1の接触要素6の下方で固定されている。第2のバイメタルストリップ13aの第1の端部14aは、第2の接触要素7の真下に配置されている。したがって、接触要素6、7が加熱されると、その際に生じる熱は、バイメタルストリップ13、13aにも十分に到達し、バイメタルストリップ13、13aを加熱することができる。
2つのバイメタルストリップ13、13aの第2の端部15、15aは、拘束されていない。それに応じて、2つのバイメタルストリップ13、13aの第2の端部15、15aは固定されておらず、第1の端部14、14aに対して移動することができる。特に、2つのバイメタルストリップ13、13aの第2の端部15、15aは、可動要素4に固定されていない。更に、2つのバイメタルストリップ13、13aの第2の端部15、15aは、図1で認識され得るように、可動要素4から隔てられていてもよく、したがって、それぞれ第1の端部14、14aよりも可動要素4から更に離れていてもよい。
リレー1は、機械的なストッパ16を備えている。機械的なストッパ16は、アーマチュア9に固定されたスリーブによって形成されている。リレー1の開かれた状態において、2つのバイメタルストリップ13、13aの第2の端部15、15aは、それぞれ、ギャップによって機械的なストッパ16から分離されている。
図2は、閉じられた状態にあるリレー1を示しており、ここでは、バイメタルストリップ13、13aは、それぞれ、変形していない休止状態にある。リレー1の閉じられた状態では、リレー1を通じて電流が流れ得る。磁石10がスイッチオンされると、磁石10はアーマチュア9を移動させ、それにより、可動要素4を接点2,3に向かって移動させる。可動要素4は、その閉じられた位置に移行する。閉じられた位置において、第1及び第2の接点2、3は、可動要素4の上に配置された接触要素6、7を介して、互いに電気的に接続されている。それに応じて、電流がリレー1を通じて流れ得る。閉じられた直後、リレー1はまだ加熱されていない。それに応じて、バイメタルストリップ13、13aは変形しておらず、差し当たり休止状態のままである。
リレー1が閉じられ、電流が第1の接点2及び可動要素4を通じて第2の接点3に流れると、第1の接点2と第1の接触要素6との間、あるいは、第2の接点3と第2の接触要素7との間の接触部位に損失が生じる。この損失は、接点2、3と接触要素6、7との間の制限された接触力の結果として生じる。この損失によって、リレー1の加熱につながる熱が発生する。特に、接点2、3、接触要素6、7及びそれらそれぞれの直近の環境は、強く加熱される。それに応じて、バイメタルストリップ13、13aの第1の端部14、14a、したがってバイメタルストリップ13、13aの全体も、加熱される。
可動要素4と接点2、3との間の接触力は、可動要素4がその閉じられた位置にあり、バイメタルストリップ13、13aが、図2に示されているようにそれらそれぞれの休止状態にある場合、実質的に、バネ付き連結部11のバネ定数によって決定される。
図3は、閉じられた状態にあるリレー1を示しており、ここでは、バイメタルストリップ13、13aは変形している。バイメタルストリップ13、13aが活性化温度を超えて加熱されると、バイメタルストリップ13、13aの変形が生じる。バイメタルストリップ13、13aの変形の際、それぞれのバイメタルストリップ13、13aの第2の端部15、15aは、可動要素4の下面12から離れるように移動される。その際、バイメタルストリップ13、13aの第2の端部15、15aは、リレー1の機械的なストッパ16に衝突し、当該ストッパ16によって、バイメタルストリップ13、13aの更なる変形が防止される。それにより、バイメタルストリップ13、13aは、機械的なストッパ16と可動要素4との間で圧縮される。バイメタルストリップ13、13aは、可動要素4に力を及ぼし、この力によって、可動要素4は、第1及び第2の接点2、3の方向に押し付けられる。バイメタルストリップ13、13aによって及ぼされるこの力により、接点2、3における接触力が増大される。図3に示されているように、バイメタルストリップ13、13aは、可動要素4を変形させることなく、可動要素4を第1及び第2の接点2、3に対して押し付ける。したがって、バイメタルストリップ13、13aの変形にもかかわらず、可動要素4は図示のように変形しない。
接触力を増大させることにより、接点2、3と接触要素6、7との間のより良好な接続がもたらされ、その結果、損失が低減され得る。それに応じて、第1の接点2と第1の接触要素6との間、及び、第2の接点3と第2の接触要素7との間の移行部では、発生する熱がより少なくなる。したがって、バイメタルストリップ13、13aは、接点2、3の強すぎる加熱の際に、可動要素4と接点2、3との間の接触圧力を増大させ、このようにして移行部における損失を減少させ、それによって過剰な加熱を制限することを可能にする。
ここで、磁石10がスイッチオフされることによりリレー1がスイッチオフされると、最初にアーマチュア9がその開かれた位置に戻される。その際、可動要素4も、その開かれた位置に移動される。この段階では、接点2、3と可動要素4との間に電流は流れない。それに応じて、損失に起因する更なる熱は発生しない。したがって、バイメタルストリップ13、13aは冷却され、その結果、短時間の後にそれらの休止状態に戻るように変形される。これにより、図1に示されたリレー1の構成が再び得られる。
1 リレー
2 第1の接点
3 第2の接点
4 可動要素
5 上面
6 第1の接触要素
7 第2の接触要素
8 ギャップ
9 アーマチュア
10 磁石
11 バネ付き連結部
12 下面
13、13a バイメタルストリップ
14、14a 第1の端部
15、15a 第2の端部
16 ストッパ

Claims (11)

  1. リレー(1)であって、
    第1の接点(2)と、第2の接点(3)と、閉じられた位置及び開かれた位置に配置され得る可動要素(4)とを備え、
    前記可動要素(4)は、前記閉じられた位置において、前記第1の接点(2)を電気的に前記第2の接点(3)に接続し、
    前記可動要素(4)が前記開かれた位置に配置されているとき、前記第1の接点(2)と前記第2の接点(3)とは電気的に互いに絶縁されており、
    前記リレー(1)は、少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)を備え、前記バイメタルストリップ(13)は、温度上昇の際に変形するように構成されていると共に、その変形の後に前記可動要素(4)を前記第1及び第2の接点(2、3)に対して押し付けるように配置されており、その際、前記バイメタルストリップ(13)のみが変形し、前記可動要素(4)は変形しない、リレー(1)。
  2. 前記リレー(1)は磁石(10)を備え、前記磁石(10)は、当該磁石(10)がスイッチオンされたとき、前記可動要素(4)を前記開かれた位置から前記閉じられた位置へ移動させるように構成されている、請求項1に記載のリレー(1)。
  3. 前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)の第1の端部(14)は、前記可動要素(4)に固定されている、請求項1又は2に記載のリレー(1)。
  4. 前記可動要素(4)は、前記第1及び第2の接点(2、3)の方を向いた上面(5)と、前記上面(5)と対向する下面(12)とを備え、
    前記上面(5)の上には接触要素(6)が配置されており、前記接触要素(6)は、前記可動要素(4)の前記閉じられた位置において、直接的に前記第1の接点(2)と電気的に接触するように構成されており、
    前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)の前記第1の端部は、前記可動要素(4)の前記下面(12)の上において、前記接触要素(6)の下方に配置されている、請求項3に記載のリレー(1)。
  5. 前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)の第2の端部(15)は、拘束されていない、請求項1〜4のいずれか1項に記載のリレー(1)。
  6. 前記リレー(1)は、機械的なストッパ(16)を備え、
    前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)は、前記可動要素(4)が前記閉じられた位置に配置されている場合、前記温度上昇の結果として前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)が変形した後に、前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)の前記第2の端部が前記ストッパ(16)に接触するように配置されている、請求項5に記載のリレー(1)。
  7. 前記機械的なストッパ(16)は、バネ付き連結部(11)を介して前記可動要素(4)と連結されたアーマチュア(9)に配置されている、請求項6に記載のリレー(1)。
  8. 前記閉じられた位置にある前記可動要素(4)を前記第1及び第2の接点(2、3)に対して押し付ける接触力は、前記可動要素(4)が前記閉じられた位置にあり、前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)が温度上昇の結果として変形していない場合、前記バネ付き連結部(11)のバネ定数によって決定され、
    前記接触力は、前記可動要素(4)が前記閉じられた位置にあり、前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)が温度上昇の結果として変形している場合、前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)の押し付け圧力によって決定される、請求項7に記載のリレー(1)。
  9. 前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)は、変形後に、前記閉じられた位置にある前記可動要素(4)を前記第1及び第2の接点(2、3)に対して押し付ける接触力を増大させるように配置されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のリレー(1)。
  10. 前記少なくとも1つのバイメタルストリップ(13)は、MnCu18Mi10を含む層及びFeNi36を含む層を備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載のリレー(1)。
  11. 前記リレー(1)は2つのバイメタルストリップ(13、13a)を備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載のリレー(1)。
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