JP6877546B2 - タッチ操作判定装置およびタッチ操作の有効性判定方法 - Google Patents

タッチ操作判定装置およびタッチ操作の有効性判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、タッチ入力装置に対する誤操作を防止する技術に関する。
例えば下記の特許文献1には、それぞれがタッチ入力面として機能する2つの画面を備える車両用表示装置が開示されている。特許文献1の車両用表示装置では、2つの画面の一方の優先度が高く設定されており、操作者により2つの画面がほぼ同時にタッチされた場合に、優先度の低い方の画面へのタッチを無効にすることで、誤操作を防止している。
特開2016−109505号公報
特許文献1の技術は、タッチ入力面が2つあることが前提であり、タッチ入力面を1つだけ有するタッチ入力装置へ適用することはできない。また、タッチの有効性の判定が2つの画面(タッチ入力面)の優先度に依存するため、その判定に偏りがある。つまり、2つの画面がほぼ同時にタッチされると、常に優先度の低い画面へのタッチが無効になる。そのため、タッチの有効性の判定結果が、操作者の意図と異なるものになることが考えられる。具体的には、操作者が優先度の高い画面にタッチするときに優先度の低い画面に誤タッチした場合は、操作者の意図に合った判定結果となるが、反対に、操作者が優先度の低い画面にタッチするときに優先度の高い画面に誤タッチした場合は、操作者の意図に反した判定結果となる。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、タッチ入力面の数を問わずタッチの有効性を判定でき、また、タッチ入力面が2つの場合にタッチの有効性の判定に偏りがなく、より操作者の意図に沿った判定が可能なタッチ操作判定装置を提供すること目的とする。
本発明に係るタッチ操作判定装置は、タッチ入力面を有するタッチ入力装置が配置された空間内基準位置定める基準位置設定部と、タッチ入力面に対する操作者のタッチの位置を示す座標を取得するタッチ座標取得部と、タッチ入力面に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、基準位置から第1のタッチの位置までの距離および基準位置から第2のタッチの位置までの距離に基づいて、第1のタッチおよび第2のタッチの有効性を判定する有効性判定部と、を備え、基準位置は、操作者の体の特定部位の推定位置であり、基準位置となる操作者の体の特定部位は、操作者の上半身の一部であり、操作者の肘、肩、顔もしくは顔の一部であることを特徴とするものである。

本発明によれば、タッチ入力面を有するタッチ入力装置が配置された空間内の操作者の体の特定部位を基準位置として定め、基準位置から遠い方のタッチを有効と判定することにより、操作者の意図に沿った有効性の判断をすることができる
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係るタッチ操作システムの構成を示す機能ブロック図である。 タッチ入力装置の例を示す図である。 タッチ座標取得部の動作を示すフローチャートである。 基準位置設定部および有効性判定部の動作を示すフローチャートである。 有効性判定処理を示すフローチャートである。 タッチ入力装置の例を示す図である。 タッチ操作判定装置のハードウェア構成の例を示す図である。 タッチ操作判定装置のハードウェア構成の例を示す図である。 実施の形態2に係るタッチ操作システムの構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係るタッチ操作システムの動作の例を説明するための図である。 タッチ入力装置の例を示す図である。 実施の形態3に係るタッチ操作システムの構成を示す機能ブロック図である。 タッチ入力装置の例を示す図である。 タッチ入力装置の例を示す図である。 タッチ入力装置の例を示す図である。 実施の形態4に係るタッチ操作システムの構成を示す機能ブロック図である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るタッチ操作システムの構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、当該タッチ操作システムは、タッチパネル10を備えるタッチ入力装置100と、タッチ操作判定装置30と、操作対象装置40とを含んでいる。
タッチ入力装置100のタッチパネル10は、操作者のタッチ操作を受け付けるタッチ入力面11と、タッチ入力面11における操作者のタッチ位置を示す座標(以下「タッチ座標」ということもある)を検出するタッチ座標検出部12とを備えている。ここでは、操作者がタッチパネル10にタッチするための指示体は、操作者の手とするが、例えば操作者が手に持ったスタイラスペンなどでもよい。
図2に、タッチ入力装置100の例を示す。図2のタッチ入力装置100は、平面状のタッチ入力面11を有するタッチパネル10を備えている。また、図2には、操作者が手500の人差し指でタッチ入力面11をタッチしようとした際に、誤って親指もタッチ入力面11に接触してしまい、誤タッチが生じた例を示している。タッチ座標検出部12は、タッチ入力面11における操作者の手500のタッチ位置P1,P2それぞれの座標を検出する。誤タッチは、親指に限らず、折り曲げた小指や手のひらなどによっても引き起こされる。
図1に戻り、タッチ操作判定装置30は、タッチ座標取得部31と、基準位置設定部32と、有効性判定部33とを備えている。
タッチ座標取得部31は、タッチ入力装置100のタッチ座標検出部12から、タッチ入力面11に対するタッチの有無の情報と、タッチ座標の情報とを取得する。
基準位置設定部32は、タッチ入力装置100が配置された空間内に、タッチパネル10へのタッチの有効性を判定する基準となる「基準位置」を定める。基準位置は、操作者の体の特定部位の推定位置である。操作者の特定部位は上半身の一部とし、例えば、肘、肩、顔もしくは顔の一部(目、鼻、口、顎など)などが好ましい。図2には、基準位置P0が、操作者の肘の推定位置に設定された例を示している。
基準位置設定部32は、カメラまたはセンサ(不図示)を用いて取得した操作者の位置の情報に基づいて、実際の操作者の特定部位の位置を推定してもよいが、仮想的な操作者の特定部位の位置を推定してもよい。すなわち、タッチ入力装置100が操作されるときの操作者の一般的な姿勢を想定して、操作者の特定部位を推定してもよい。その場合、カメラやセンサを用いる必要がなくなり、システムを簡略化できる。
例えば、タッチ操作システムが車両に搭載され、タッチ入力装置100の操作者として車両の運転者が想定される場合、基準位置設定部32は、タッチ入力装置100の設置位置(例えば車両のセンターパネルなど)と運転席のシートの位置関係から、運転者がタッチ入力装置100を操作するときの肘、肩、顔などの位置を推定することが可能である。また例えば、タッチ操作システムがスマートフォンに適用された場合、基準位置設定部32は、操作者がスマートフォンを顔の前に持ち上げたときの姿勢を想定して、操作者がタッチ入力装置100を操作するときの肘、肩、顔などの位置を推定することが可能である。
有効性判定部33は、タッチ座標取得部31が取得したタッチ座標を、タッチ操作の対象である操作対象装置40へ出力する。ただし、有効性判定部33は、連続して行われた2つのタッチである第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合(つまり、第1のタッチと第2のタッチとがほぼ同時に行われた場合)には、第1および第2のタッチのそれぞれの有効性を判定し、有効と判定した方のタッチ位置を示す座標のみを、操作対象装置40へ出力する。
具体的には、有効性判定部33は、基準位置設定部32が設定した基準位置(操作者の肘、肩、顔などの推定位置)から第1のタッチの位置までの距離、および、当該基準位置から第2のタッチの位置までの距離に基づいて、第1および第2のタッチの有効性を判定する。一般に、タッチパネルの操作者は、タッチ操作にかかる手の動きが少なくて済むように、指の先端など、手の先端に近い部位を使って、タッチ入力面にタッチする傾向にある。そこで、有効性判定部33は、基準位置から第1のタッチの位置までの距離と、基準位置から第2のタッチの位置までの距離とを比較して、第1および第2のタッチのうち基準位置から遠い方のタッチを有効、近い方のタッチを無効と判定する。
例えば図2において、操作者の手500の人差し指で行われたタッチ入力面11のタッチを第1のタッチ、親指で行われたタッチ入力面11のタッチ(誤タッチ)を第2のタッチと仮定する。この場合、有効性判定部33は、基準位置P0から第1のタッチの位置P1までの距離L1と、基準位置P0から第2のタッチの位置P2までの距離L2とを比較する。図2の例では、距離L1が距離L2よりも大きいため、有効性判定部33は、人差し指で行われた第1のタッチを有効、親指で行われた第2のタッチ(誤タッチ)を無効と判定して、第1のタッチの座標のみを操作対象装置40へ出力する。これにより、誤タッチである第2のタッチによる誤動作の発生が防止される。
なお、基準位置P0から第1のタッチの位置P1までの距離L1と、基準位置P0から第2のタッチの位置P2までの距離L2とが等しい場合には、有効性判定部33は、第1のタッチと第2のタッチのどちらを無効にしてもよい。例えば、距離L1と距離L2とが等しい場合に、第1および第2のタッチのうちの先に行われた方が無効になるように規定してもよいし、後に行われた方が無効になるように規定してもよい。
ここで、図1に示した操作対象装置40は、タッチ入力装置100を用いたタッチ操作の対象となり得る装置であれば任意の装置でよい。例えば、タッチ操作システムが車両に搭載される場合、操作対象装置40としてはナビゲーション装置やオーディオディスプレイ装置などが想定される。
また、図1においては、タッチ入力装置100、タッチ操作判定装置30および操作対象装置40をそれぞれ個別のブロックで示したが、これらのうちの2つ以上が一体的に構成されていてもよい。例えば、タッチ入力装置100がタッチ操作判定装置30を内蔵してもよい。また、タッチ操作システムがスマートフォンなどの携帯型装置に適用される場合には、タッチ入力装置100、タッチ操作判定装置30および操作対象装置40の全てが1つの筐体に収められて一体的な構成となる。
以下、図3〜図5のフローチャートに基づいて、タッチ操作判定装置30の各要素の動作を説明する。
図3は、タッチ座標取得部31の動作を示すフローチャートである。図3に基づき、タッチ座標取得部31の動作を説明する。
まず、タッチ座標取得部31は、タッチ座標検出部12の出力信号に基づいて、タッチ入力面11に対する操作者のタッチの有無を判定する(ステップS101)。タッチ入力面11がタッチされていなければ(ステップS101でNO)、ステップS101が繰り返される。また、タッチ入力面11がタッチされると(ステップS101でYES)、タッチ座標取得部31は、タッチ座標検出部12から当該タッチの位置を示す座標(タッチ座標)を取得する(ステップS102)。そして、タッチ座標取得部31は、取得したタッチ座標を有効性判定部33へ送信して(ステップS103)、ステップS101へ戻る。
以下の説明では、簡単のため、タッチ入力面11がタッチされてから、その位置を示すタッチ座標が有効性判定部33に受信されるまでの時間差を無視する。つまり、タッチ入力面11がタッチされると同時に、そのタッチ座標が有効性判定部33に受信されるものとみなす。
図4は、基準位置設定部32および有効性判定部33の動作を示すフローチャートである。図4に基づき、基準位置設定部32および有効性判定部33の動作を説明する。
まず、基準位置設定部32が、タッチ入力装置100が配置された空間内に、タッチパネル10に対するタッチの有効性を判定する基準となる基準位置を定める(ステップS201)。
次に、有効性判定部33は、タッチ座標取得部31からタッチ座標を受信したか否かを確認する(ステップS202)。タッチ入力面11が操作者にタッチされない間は、タッチ座標が有効性判定部33に受信されず(ステップS202でNO)、ステップS202が繰り返し実行される。
タッチ入力面11が操作者にタッチされれば、タッチ座標が有効性判定部33に受信される(ステップS202でYES)。この場合、有効性判定部33は、当該タッチ座標の受信から閾値時間が経過するまでの間、さらに別のタッチの位置を示すタッチ座標が受信されるか否かを確認する(ステップS203)。
有効性判定部33は、ステップS203で別のタッチのタッチ座標を受信しなければ(ステップS203でNO)、ステップS202で受信したタッチ座標を操作対象装置40へ出力する(ステップS204)。しかし、有効性判定部33は、ステップS203で別のタッチのタッチ座標を受信すれば(ステップS203でYES)、ステップS202,S203で受信した各タッチ座標に対応する2つのタッチそれぞれの有効性を判定する「有効性判定処理」を実行する(ステップS205)。以下、当該2つのタッチの一方を「第1のタッチ」、もう一方を「第2のタッチ」という。
図5は、有効性判定処理を示すフローチャートである。有効性判定処理では、まず、有効性判定部33が、基準位置から第1のタッチの位置までの距離(以下「第1のタッチ距離」という)を算出する(ステップS301)。さらに、有効性判定部33は、基準位置から第2のタッチの位置までの距離(以下「第2のタッチ距離」という)を算出する(ステップS302)。
次に、有効性判定部33は、ステップS301で算出した第1のタッチ距離と、ステップS302で算出した第2のタッチ距離とを比較する(ステップS303)。その結果、第1のタッチ距離の方が大きければ(ステップS304でYES)、有効性判定部33は、第1のタッチを有効、第2のタッチを無効と判定して(ステップS305)、第1のタッチのタッチ座標のみを操作対象装置40へと出力する(ステップS306)。一方、第2のタッチ距離の方が大きければ(ステップS304でNO)、有効性判定部33は、第2のタッチを有効、第1のタッチを無効と判定して(ステップS307)、第2のタッチのタッチ座標のみを操作対象装置40へと出力する(ステップS308)。
再び図4を参照し、ステップS204またはステップS205が行われた後は、ステップS202へと戻る。
図4には、タッチ座標取得部31が基準位置を設定するステップS201が1回のみ行われる例を示したが、例えば、カメラまたはセンサを用いて、基準位置とする操作者の特定部位の位置を推定する場合、基準位置を適宜更新する必要がある。よって、その場合には、ステップS202でNOと判断されたときや、ステップS204またはステップS205の後に、ステップS201に戻るようにするとよい。
以上のように、実施の形態1に係るタッチ操作判定装置30によれば、第1のタッチと第2のタッチとがほぼ同時に行われた場合に、基準位置から第1のタッチの位置までの距離および基準位置から第2のタッチの位置までの距離(つまり、第1のタッチ距離および第2のタッチ距離)に基づいて、第1のタッチおよび第2のタッチのそれぞれの有効性が判定される。それにより、操作者の意図に沿った、タッチの有効性の判定を行うことができる。
なお、図2には、平面状のタッチ入力面11を有するタッチ入力装置100を示したが、例えば図6のように、タッチ入力装置100のタッチ入力面11は曲面状であってもよい。タッチ入力面11が曲面状である場合には、使用者の指が誤ってタッチ入力面11に接触する誤タッチが生じやすいため、本発明の適用が有効である。
図7および図8は、それぞれタッチ操作判定装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示したタッチ操作判定装置30の各要素(タッチ座標取得部31、基準位置設定部32および有効性判定部33)は、例えば図7に示す処理回路50により実現される。すなわち、処理回路50は、タッチ入力面11を有するタッチ入力装置100が配置された空間内に基準位置を定める基準位置設定部32と、タッチ入力面11に対する操作者のタッチの位置を示す座標を取得するタッチ座標取得部31と、タッチ入力面11に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、基準位置から第1のタッチの位置までの距離および基準位置から第2のタッチの位置までの距離に基づいて、第1のタッチおよび第2のタッチのそれぞれの有効性を判定する有効性判定部33と、を備える。処理回路50には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサ(中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)が適用されてもよい。
処理回路50が専用のハードウェアである場合、処理回路50は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものなどが該当する。タッチ操作判定装置30の各要素の機能のそれぞれは、複数の処理回路で実現されてもよいし、それらの機能がまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
図8は、処理回路50がプロセッサを用いて構成されている場合におけるタッチ操作判定装置30のハードウェア構成を示している。この場合、タッチ操作判定装置30の各要素の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェア)との組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。処理回路50としてのプロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、タッチ操作判定装置30は、処理回路50により実行されるときに、タッチ入力面11を有するタッチ入力装置100が配置された空間内に基準位置を定める処理と、タッチ入力面11に対する操作者のタッチの位置を示す座標を取得する処理と、タッチ入力面11に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、基準位置から第1のタッチの位置までの距離および基準位置から第2のタッチの位置までの距離に基づいて、第1のタッチおよび第2のタッチのそれぞれの有効性を判定する処理と、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ52を備える。換言すれば、このプログラムは、タッチ操作判定装置30の各要素の動作の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、メモリ52は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)およびそのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、タッチ操作判定装置30の各要素の機能が、ハードウェアおよびソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、タッチ操作判定装置30の一部の要素を専用のハードウェアで実現し、別の一部の要素をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、一部の要素については専用のハードウェアとしての処理回路50でその機能を実現し、他の一部の要素についてはプロセッサ51としての処理回路50がメモリ52に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、タッチ操作判定装置30は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
<実施の形態2>
図9は、実施の形態2に係るタッチ操作システムの構成を示す機能ブロック図である。図9のタッチ操作システムは、図1の構成に対し、タッチ入力装置100に表示画面13を追加し、タッチ操作判定装置30に表示制御部34を追加したものとなっている。
タッチ入力装置100の表示画面13は、例えば液晶表示装置である。タッチパネル10のタッチ入力面11は透明であり、表示画面13の上に配置される。つまり、タッチパネル10および表示画面13は、画像の表示機能とタッチ操作機能とを兼ね備えるタッチパネルモニタを構成している。
タッチ操作判定装置30の表示制御部34は、操作対象装置40が出力する映像信号を表示画面13に入力することで、表示画面13に画像を表示させる。
このように、本発明は、タッチパネルモニタを備えるタッチ入力装置100に対しても適用可能である。
また、例えば、操作対象装置40が複数のアプリケーションを実行する場合などには、タッチパネル10と表示画面13とからなるタッチパネルモニタに、同時に2つアプリケーションの操作ウィンドウが表示されることがある。その場合、各操作ウィンドウの位置に合わせて、タッチ入力面11に2つのタッチ入力領域が規定される。
図10は、タッチ入力面11上に、第1のアプリケーションを操作するための第1のタッチ入力領域11aと、第2のアプリケーションを操作するための第2のタッチ入力領域11bとが規定された状態を示している。例えば、第1のタッチ入力領域11aがナビゲーション用のアプリケーションの操作に用いられ、第2のタッチ入力領域11bが映像や音楽の再生を行うアプリケーションの操作に用いられるような形態が考えられる。
通常、2つのアプリケーションを使用者が同時に操作することは考えにくい。そのため、図10のような状態では、タッチ操作判定装置30は、タッチ入力面11に対してほぼ同時に行われた2つのタッチ、すなわち第1のタッチおよび第2のタッチが、第1のタッチ入力領域11aと第2のタッチ入力領域11bとに跨がるように行われた場合に限り、そのうちの片方が誤タッチとみなすようにしてもよい。つまり、第1のタッチ入力領域11aおよび第2のタッチ入力領域11bの一方に第1のタッチが行われ、他方に第2のタッチが行われた場合に限り、有効性判定処理(図5)が行われるようにしてもよい。
もちろん、第1のタッチ入力領域11aと第2のタッチ入力領域11bとが、同じアプリケーションの操作に用いられてもよい。すなわち、第1のタッチ入力領域11aと第2のタッチ入力領域11bとが、同じアプリケーションの異なる属性の操作に用いられてもよい。例えば、第1のタッチ入力領域11aがナビゲーション用のアプリケーションの地図の操作に用いられ、第2のタッチ入力領域11bが同アプリケーションの施設検索ための操作に用いられるような形態が考えられる。
また、操作対象装置40は複数であってもよい。その場合、第1のタッチ入力領域11aと第2のタッチ入力領域11bとが、それぞれ異なる操作対象装置40の操作に用いられてもよい。例えば、第1のタッチ入力領域11aがナビゲーション装置の操作に用いられ、タッチ入力面11がオーディオディスプレイ装置の操作画面の操作に用いられるような形態が考えられる。
なお、図10には、平面状のタッチ入力面11上に第1のタッチ入力領域11aと第2のタッチ入力領域11bとが規定された例を示したが、図11のように、タッチ入力面11は曲面状であってもよい。
図10および図11には、第1のタッチ入力領域11aと第2のタッチ入力領域11bとが上下に並べて配置された例を示したが、それらは左右に並べて配置されてもよい。
<実施の形態3>
図12は、実施の形態3に係るタッチ操作システムの構成を示す機能ブロック図である。実施の形態3のタッチ操作システムでは、タッチ入力装置100が、第1のタッチパネル110と第2のタッチパネル210を備えている。
第1のタッチパネル110は、操作者のタッチ操作を受け付ける第1のタッチ入力面111と、第1のタッチ入力面111における操作者のタッチ位置を示す座標を検出する第1のタッチ座標検出部112とを備えている。同様に、第2のタッチパネル210は、操作者のタッチ操作を受け付ける第2のタッチ入力面211と、第2のタッチ入力面211における操作者のタッチ位置を示す座標を検出する第2のタッチ座標検出部212とを備えている。
図13に、タッチ入力装置100の例を示す。図13のタッチ入力装置100は、平面状の第1のタッチ入力面111を有する第1のタッチパネル110と、平面状の第2のタッチ入力面211を有する第2のタッチパネル210とを備えている。第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とは、180°未満の角度を成している。
また、図13には、操作者が手500の人差し指で第1のタッチ入力面111をタッチしようとした際に、誤って親指が第2のタッチ入力面211に接触して、誤タッチが生じた例を示している。第1のタッチ座標検出部112は、第1のタッチ入力面111における操作者の手500のタッチ位置P1の座標を検出する。第2のタッチ座標検出部212は、第2のタッチ入力面211における操作者の手500のタッチ位置P2の座標を検出する。第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とが180°未満の角度を成す場合には、上記のような誤タッチが生じやすい。
図12に示すように、実施の形態3のタッチ操作判定装置30は、第1のタッチ座標取得部131と、第2のタッチ座標取得部231と、基準位置設定部32と、有効性判定部33とを備えている。
第1のタッチ座標取得部131は、第1のタッチ入力面111における操作者のタッチの有無およびタッチ座標の情報を、第1のタッチ座標検出部112から取得する。第2のタッチ座標取得部231は、第2のタッチ入力面211における操作者のタッチの有無およびタッチ座標の情報を、第2のタッチ座標検出部212から取得する。第1のタッチ座標取得部131および第2のタッチ座標取得部231の各動作は、実施の形態1のタッチ座標取得部31の動作(図3)と同様である。
基準位置設定部32は、実施の形態1と同様に、タッチ入力装置100が配置された空間内に、タッチパネル10に対するタッチの有効性を判定する基準となる基準位置(操作者の肘、肩、顔などの推定位置)を定める。
有効性判定部33は、第1のタッチ座標取得部131および第2のタッチ座標取得部231が取得した各タッチ座標を、タッチ操作の対象である操作対象装置40へ出力する。ただし、有効性判定部33は、連続して行われた2つのタッチである第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合(つまり、第1のタッチと第2のタッチとがほぼ同時に行われた場合)には、第1および第2のタッチのそれぞれの有効性を判定し、有効と判定した方のタッチ位置を示す座標のみを、操作対象装置40へ出力する。具体的には、有効性判定部33は、基準位置から第1のタッチの位置までの距離と、基準位置から第2のタッチの位置までの距離とを比較して、第1および第2のタッチのうち基準位置から遠い方のタッチを有効、近い方のタッチを無効と判定する。基準位置設定部32および有効性判定部33の具体的な動作は、実施の形態1(図4および図5)と同様でよい。
なお、第1のタッチおよび第2のタッチは、第1のタッチ入力面111および第2のタッチ入力面211のどちらに行われてもよい。つまり、第1のタッチ入力面111または第2のタッチ入力面211のいずれか片方に対して、第1および第2のタッチの両方が行われてもよいし、第1のタッチ入力面111および第2のタッチ入力面211の一方に第1のタッチが行われ、もう一方に第2のタッチが行われてもよい。
実施の形態3のタッチ操作判定装置30によれば、第1のタッチ入力面111および第2のタッチ入力面211を有するタッチ入力装置100に、第1のタッチと第2のタッチとがほぼ同時に行われた場合に、基準位置からの距離に基づいて、第1のタッチおよび第2のタッチのそれぞれの有効性が判定される。そのため、第1のタッチ入力面および第2のタッチ入力面の優先度を設定する必要がなく、タッチの有効性の判定に偏りが生じない。よって、タッチの有効性の判定を、より操作者の意図に沿ったものとすることができる。
このように、本発明は、2つのタッチ入力面を備えるタッチ入力装置100に対しても適用可能である。しかし通常は、2つのタッチ入力面を使用者が同時に操作することは考えにくい。そのため、タッチ操作判定装置30は、ほぼ同時に行われた2つのタッチ、すなわち第1のタッチおよび第2のタッチが、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とに跨がるように行われた場合に限り、そのうちの片方が誤タッチとみなすようにしてもよい。つまり、第1のタッチ入力面111および第2のタッチ入力面211の一方に第1のタッチが行われ、他方に第2のタッチが行われた場合に限り、有効性判定処理(図5)が行われるようにしてもよい。
図13には、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とが180°以下の角度をなす例を示したが、図14のように第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とが平らに並んでいてもよい(つまり、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とのなす角度が180°)。また、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とが180°よりも大きい角度をなす場合にも、本発明は適用可能である。
また、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211の少なくとも片方が曲面状であってもよい。図15には、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211の両方が曲面状である例を示している。第1のタッチ入力面111および第2のタッチ入力面211が曲面状である場合には、使用者の指が誤って第1のタッチ入力面111または第2のタッチ入力面211に接触する誤タッチが生じやすいため、本発明の適用が有効である。
図13、図14および図15には、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とが上下に並べて配置された例を示したが、それらは左右に並べて配置されてもよい。
<実施の形態4>
実施の形態4では、実施の形態3のタッチ操作システムに、実施の形態2を適用する。図16は、実施の形態4に係るタッチ操作システムの構成を示す機能ブロック図である。図16のタッチ操作システムは、図12(実施の形態3)の構成に対し、タッチ入力装置100に第1の表示画面113および第2の表示画面213を追加し、タッチ操作判定装置30に表示制御部34を追加したものとなっている。
タッチ入力装置100の第1の表示画面113および第2の表示画面213は、例えば液晶表示装置である。第1のタッチ入力面111および第2のタッチ入力面211は透明であり、第1の表示画面113および第2の表示画面213の上にそれぞれ配置される。つまり、第1のタッチパネル110および第1の表示画面113は、タッチパネルモニタを構成している。同様に、第2のタッチパネル210および第2の表示画面213も、タッチパネルモニタを構成している。
タッチ操作判定装置30の表示制御部34は、操作対象装置40が出力する映像信号を第1の表示画面113および第2の表示画面213に入力することで、第1の表示画面113および第2の表示画面213に画像を表示させる。
このように、本発明は、2つのタッチパネルモニタを備えるタッチ入力装置100に対しても適用可能である。
なお、本実施の形態においても、連続して行われる第1のタッチと第2のタッチのそれぞれは、第1のタッチ入力面111および第2のタッチ入力面211のどちらに行われてもよい。しかし、タッチパネルモニタを使用者が同時に操作することは考えにくい。そのため、タッチ操作判定装置30は、第1のタッチおよび第2のタッチが、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とに跨がるように行われた場合に限り、そのうちの片方が誤タッチとみなすようにしてもよい。
また、本実施の形態においても、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211とがなす角度は任意の角度でよい。また、第1のタッチ入力面111と第2のタッチ入力面211の少なくとも片方が曲面状であってもよい。また、タッチ入力装置100には、第1の表示画面113および第2の表示画面213のいずれか片方のみが設けられてもよい。
<変更例>
[変形例1]
タッチ入力装置100としては、操作者がタッチ入力面に直接触れずに操作を入力できる非接触のジェスチャ操作が可能なものも想定される。操作者が非接触のジェスチャ操作を行いながら、通常の(接触の)タッチ操作が行うことは考えにくい。そのため、操作者によって非接触のジェスチャ操作が行われている間は、有効性判定部33が、タッチ入力面(実施の形態1,2のタッチ入力面11、あるいは、実施の形態3,4の第1のタッチ入力面111および第2のタッチ入力面211)に対するタッチの全てを無効にしてもよい。
それにより、操作者が非接触ジェスチャの途中にタッチ入力面に誤ってタッチしても、そのタッチは無効化されるため、誤操作が防止される。
[変形例2]
操作者がタッチ座標の移動を伴う操作(例えばドラッグ操作)を行いながら、別のタッチ操作を行うことは考えにくい。そのため、第1のタッチのタッチ座標が移動している間に行われた第2のタッチ、ならびに、第2のタッチのタッチ座標が移動している間に行われた第1のタッチは、基準位置からの距離に関わらず、有効性判定部33が無効にしてもよい。
[変形例3]
タッチ操作システムが車両に搭載されている場合、有効性判定処理を実施するか否かの判定基準となる「閾値時間」(第1のタッチと第2のタッチとの時間差の閾値)を、車両の走行状態に応じて変化させてもよい。例えば、車両が走行中のときは、車両の揺れにより誤タッチが生じやすいため、閾値時間を長くして誤タッチの検出感度を上げるとよい。
また、車両の走行速度に応じて、閾値時間を変化させてもよい。例えば、車両の走行速度が速いほど、操作者(運転者)はタッチ入力装置100の操作に意識を向けることが難しくなり、より誤タッチが生じやすくなる。そのため、車両の走行速度が速くなるほど閾値時間を長くして誤タッチの検出感度を上げるとよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
100 タッチ入力装置、10 タッチパネル、11 タッチ入力面、11a 第1のタッチ入力領域、11b 第2のタッチ入力領域、12 タッチ座標検出部、13 表示画面、110 第1のタッチパネル、111 第1のタッチ入力面、112 第1のタッチ座標検出部、113 第1の表示画面、210 第2のタッチパネル、211 第2のタッチ入力面、212 第2のタッチ座標検出部、213 第2の表示画面、30 タッチ操作判定装置、31 タッチ座標取得部、131 第1のタッチ座標取得部、231 第2のタッチ座標取得部、32 基準位置設定部、33 有効性判定部、34 表示制御部、40 操作対象装置、500 操作者の手。

Claims (20)

  1. タッチ入力面を有するタッチ入力装置が配置された空間内に基準位置を定める基準位置設定部と、
    前記タッチ入力面に対する操作者のタッチの位置を示す座標を取得するタッチ座標取得部と、
    前記タッチ入力面に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、前記基準位置から前記第1のタッチの位置までの距離および前記基準位置から前記第2のタッチの位置までの距離に基づいて、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチの有効性を判定する有効性判定部と、を備え、
    前記基準位置は、前記操作者の体の特定部位の推定位置であり、前記基準位置となる前記操作者の体の特定部位は、前記操作者の上半身の一部であり、前記操作者の肘、肩、顔もしくは顔の一部である、
    タッチ操作判定装置。
  2. タッチ入力面を有するタッチ入力装置が配置された空間内の操作者の体の特定部位を基準位置として定める基準位置設定部と、
    前記タッチ入力面に対する前記操作者のタッチの位置を示す座標を取得するタッチ座標取得部と、
    前記タッチ入力面に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、前記基準位置から前記第1のタッチの位置までの距離および前記基準位置から前記第2のタッチの位置までの距離に基づいて、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチの有効性を判定する有効性判定部と、を備え、
    前記有効性判定部は、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチのうち前記基準位置から遠い方を有効、近い方を無効と判定し、
    前記基準位置となる前記操作者の体の特定部位は、前記操作者の肘、肩、顔もしくは顔の一部である、
    タッチ操作判定装置。
  3. タッチ入力面を有するタッチ入力装置が配置された空間内に基準位置を定める基準位置設定部と、
    前記タッチ入力面に対する操作者のタッチの位置を示す座標を取得するタッチ座標取得部と、
    前記タッチ入力面に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、前記基準位置から前記第1のタッチの位置までの距離および前記基準位置から前記第2のタッチの位置までの距離に基づいて、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチの有効性を判定する有効性判定部と、を備え、
    前記タッチ入力面上に第1のタッチ入力領域と第2のタッチ入力領域とが規定されており、
    前記第1のタッチは、前記第1のタッチ入力領域および前記第2のタッチ入力領域の一方に対するタッチであり、前記第2のタッチは、前記第1のタッチ入力領域および前記第2のタッチ入力領域の他方に対するタッチである、
    タッチ操作判定装置。
  4. 前記有効性判定部は、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチのうち前記基準位置から遠い方を有効、近い方を無効と判定する、
    請求項3に記載のタッチ操作判定装置。
  5. タッチ入力面を有するタッチ入力装置が配置された空間内に基準位置を定める基準位置設定部と、
    前記タッチ入力面に対する操作者のタッチの位置を示す座標を取得するタッチ座標取得部と、
    前記タッチ入力面に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、前記基準位置から前記第1のタッチの位置までの距離および前記基準位置から前記第2のタッチの位置までの距離に基づいて、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチの有効性を判定する有効性判定部と、を備え、
    前記タッチ入力装置は、前記タッチ入力面として、第1のタッチ入力面および第2のタッチ入力面を有し、
    前記第1のタッチは、前記第1のタッチ入力面および前記第2のタッチ入力面の一方に対するタッチであり、前記第2のタッチは、前記第1のタッチ入力面および前記第2のタッチ入力面の他方に対するタッチである、
    タッチ操作判定装置。
  6. 前記有効性判定部は、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチのうち前記基準位置から遠い方を有効、近い方を無効と判定する、
    請求項5に記載のタッチ操作判定装置。
  7. 前記基準位置設定部は、カメラまたはセンサを用いて取得した前記操作者の位置の情報に基づいて、前記操作者の体の特定部位の位置を推定する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のタッチ操作判定装置。
  8. 前記有効性判定部は、前記タッチ入力面に対する非接触のジェスチャ操作が行われている間は、前記タッチ入力面に対する全てのタッチを無効にする、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のタッチ操作判定装置。
  9. 前記有効性判定部は、前記第1のタッチの座標が移動している間に行われた前記第2のタッチ、ならびに、前記第2のタッチの座標が移動している間に行われた前記第1のタッチを、前記第1のタッチの位置および前記第2のタッチの位置の前記基準位置からの距離に関わらず無効にする、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のタッチ操作判定装置。
  10. タッチ入力面を有するタッチ入力装置が配置された空間内に基準位置を定める基準位置設定部と、
    前記タッチ入力面に対する操作者のタッチの位置を示す座標を取得するタッチ座標取得部と、
    前記タッチ入力面に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、前記基準位置から前記第1のタッチの位置までの距離および前記基準位置から前記第2のタッチの位置までの距離に基づいて、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチの有効性を判定する有効性判定部と、を備え、
    前記タッチ入力装置は、車両に搭載されており、
    前記有効性判定部は、前記車両の走行状態に応じて前記閾値時間を変更する、
    タッチ操作判定装置。
  11. 前記タッチ入力面は曲面状である、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載のタッチ操作判定装置。
  12. 前記タッチ入力面は、表示画面上に配置されている、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のタッチ操作判定装置。
  13. 前記第1のタッチ入力領域および前記第2のタッチ入力領域は上下に並べて配置されている、
    請求項3に記載のタッチ操作判定装置。
  14. 前記第1のタッチ入力領域および前記第2のタッチ入力領域は左右に並べて配置されている、
    請求項3に記載のタッチ操作判定装置。
  15. 前記第1のタッチ入力面および前記第2のタッチ入力面は上下に並べて配置されている、
    請求項5に記載のタッチ操作判定装置。
  16. 前記第1のタッチ入力面および前記第2のタッチ入力面は左右に並べて配置されている、
    請求項5に記載のタッチ操作判定装置。
  17. 前記第1のタッチ入力面と前記第2のタッチ入力面とが成す角は180°未満である、
    請求項5に記載のタッチ操作判定装置。
  18. 前記第1のタッチ入力面および前記第2のタッチ入力面の少なくとも片方は曲面状である、
    請求項5に記載のタッチ操作判定装置。
  19. 前記第1のタッチ入力面および前記第2のタッチ入力面の少なくとも片方は、表示画面上に配置されている、
    請求項5に記載のタッチ操作判定装置。
  20. タッチ操作判定装置におけるタッチ操作の有効性判定方法であって、
    前記タッチ操作判定装置の基準位置設定部が、タッチ入力面を有するタッチ入力装置が配置された空間内の操作者の肘、肩、顔もしくは顔の一部を基準位置として定め、
    前記タッチ操作判定装置のタッチ座標取得部が、前記タッチ入力面に対する操作者のタッチの位置を示す座標を取得し、
    前記タッチ操作判定装置の有効性判定部が、前記タッチ入力面に対する第1のタッチと第2のタッチとの間の時間が予め定められた閾値時間よりも短い場合に、前記基準位置から前記第1のタッチの位置までの距離および前記基準位置から前記第2のタッチの位置までの距離に基づいて、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチの有効性を判定し、
    前記有効性判定部は、前記第1のタッチおよび前記第2のタッチのうち前記基準位置から遠い方を有効、近い方を無効と判定する、
    タッチ操作の有効性判定方法。
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