JP6877477B2 - 通信端末、プログラム、通信方法及び通信システム - Google Patents

通信端末、プログラム、通信方法及び通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6877477B2
JP6877477B2 JP2019048959A JP2019048959A JP6877477B2 JP 6877477 B2 JP6877477 B2 JP 6877477B2 JP 2019048959 A JP2019048959 A JP 2019048959A JP 2019048959 A JP2019048959 A JP 2019048959A JP 6877477 B2 JP6877477 B2 JP 6877477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication terminal
information
communication
user
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019048959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020150511A (ja
Inventor
土屋 仁
仁 土屋
浩之 小村
浩之 小村
有美子 関
有美子 関
真賢 宮澤
真賢 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Corp filed Critical SoftBank Corp
Priority to JP2019048959A priority Critical patent/JP6877477B2/ja
Publication of JP2020150511A publication Critical patent/JP2020150511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6877477B2 publication Critical patent/JP6877477B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、通信端末、プログラム、通信方法及び通信システムに関する。
近年、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)等により、移動体通信網を介して、ユーザが携帯する通信端末に緊急地震速報等の災害情報を送信することが行われている。また、このような災害情報を受信した通信端末が、位置情報等の安否確認に有用な情報を他の通信端末に送信し、その情報を他の通信端末に表示させることで、家族や友人等の安否確認や救助を可能とするサービスが提供されている。
しかしながら、災害の発生時には、通信需要の増加や通信設備の障害等の理由により移動体通信網が利用できず、安否確認に必要な情報の送受信ができなくなることがある。このような場合に備え、移動体通信網等の他のネットワークを介さずに、通信端末間で直接に安否確認に有用な情報の送受信を可能とする機能が望まれていた。特許文献1には、緊急地震速報を受信した場合に、救難信号であることを示す文字列をネットワーク識別子として含む無線LAN(Local Area Network)のビーコンフレームを送信する通信端末が開示されている。
特開2014−130528号公報
特許文献1に記載の通信端末は、無線LANのネットワーク識別子に設定可能な所定長の文字列を送信し、他の通信端末においてその文字列を表示させることが可能であった。一方、通信端末が、通信端末の位置情報、ユーザの生体情報又は音声情報等を含む、より多くの情報を送信することが可能であれば、例えば、災害の発生時により正確な安否確認や迅速な救助が可能となる等、有用な用途が期待できる。したがって、通信端末間で直接に、ユーザが所望する多くの情報を送受信する機能が求められていた。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、通信端末間で直接に、ユーザが所望する多くの情報を送受信することを可能とする通信端末、プログラム、通信方法及び通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信端末は、無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える通信端末であって、通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と通信端末のIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により送信する識別情報送信部と、識別情報を受信した他の通信端末からの要求に応じ、他の通信端末を無線LANに接続させる接続処理部と、IPアドレスの情報を用いて、他の通信端末とアプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う通信処理部と、を備える。
また、本発明に係る通信端末において、識別情報送信部は、識別情報としてESSIDを含むビーコンフレームを送信し、接続処理部は、他の通信端末をビーコンフレームに含まれるESSIDによって示される無線LANに接続させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る通信端末において、識別情報は、通信端末が所定のアプリケーションに関する情報を受信するためのポート番号の情報をさらに含み、通信処理部は、識別情報に含まれるポート番号の情報をさらに用いて他の通信端末と所定のアプリケーションに関する通信を行う、ことが好ましい。
また、本発明に係る通信端末において、所定のアプリケーションは、他の通信端末の位置情報、他の通信端末の周辺の環境を示す環境情報、他の通信端末のユーザの生体情報及び他の通信端末によって撮影された動画像情報の少なくとも一つの情報を含む端末関連情報を通信端末に表示させるためのアプリケーションであり、通信処理部は、端末関連情報を他の通信端末から受信する、ことが好ましい。
また、本発明に係る通信端末において、所定のアプリケーションは、他の通信端末との音声通信を通信端末に行わせるためのアプリケーションであり、通信処理部は、音声通信に係る音声情報を他の通信端末と送受信する、ことが好ましい。
また、本発明に係る通信端末において、識別情報送信部は、通信端末が無線LANとは異なる他の通信方式による通信を利用可能であるか否かを判定し、他の通信方式による通信が利用可能でないと判定された場合、識別情報を送信する、ことが好ましい。
本発明に係るプログラムは、無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える通信端末のプログラムであって、通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と通信端末のIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により送信し、識別情報を受信した他の通信端末からの要求に応じ、他の通信端末を無線LANに接続させ、IPアドレスの情報を用いて、他の通信端末とアプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う、ことを通信端末に実行させる。
本発明に係る通信方法は、無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える通信端末による通信方法であって、通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と通信端末のIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により送信し、識別情報を受信した他の通信端末からの要求に応じ、他の通信端末を無線LANに接続させ、IPアドレスの情報を用いて、他の通信端末とアプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う、ことを含む。
本発明に係る通信端末は、無線LANのステーションとして機能する通信端末であって、他の通信端末から、他の通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と他の通信端末のIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により受信する識別情報受信部と、識別情報を受信したことに応じ、他の通信端末に無線LANによる接続を要求する接続要求部と、IPアドレスの情報を用いて、他の通信端末とアプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う通信処理部と、を備える。
本発明に係るプログラムは、無線LANのステーションとして機能する通信端末のプログラムであって、他の通信端末から、他の通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と他の通信端末のIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により受信し、識別情報を受信したことに応じ、他の通信端末に無線LANによる接続を要求し、IPアドレスの情報を用いて、他の通信端末とアプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う、ことを通信端末に実行させる。
また、本発明に係るプログラムにおいて、所定のアプリケーションは、通信端末の位置情報、通信端末の周辺の環境を示す環境情報、通信端末のユーザの生体情報及び通信端末によって撮影された動画像情報の少なくとも一つの情報を含む端末関連情報を他の通信端末に表示させるためのアプリケーションであり、通信することにおいて、端末関連情報を他の通信端末に送信する、ことを前記通信端末に実行させる、ことが好ましい。
また、本発明に係るプログラムにおいて、所定のアプリケーションは、通信端末との音声通信を他の通信端末に行わせるためのアプリケーションであり、通信することにおいて、音声通信に係る音声情報を他の通信端末と送受信する、ことを前記通信端末に実行させる、ことが好ましい。
本発明に係る通信システムは、無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える第1通信端末と無線LANのステーションとして機能する第2通信端末とを含む通信システムであって、第1通信端末は、第1通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と通信端末のIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により送信する識別情報送信部と、識別情報を受信した第2通信端末からの要求に応じ、第2通信端末を無線LANに接続させる接続処理部と、IPアドレスの情報を用いて、第2通信端末とアプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う第1通信処理部と、を備え、第2通信端末は、第1通信端末から、識別情報を無線により受信する識別情報受信部と、識別情報を受信したことに応じ、第1通信端末に無線LANによる接続を要求する接続要求部と、IPアドレスの情報を用いて、第1通信端末とアプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う第2通信処理部と、を備える。
本発明に係る通信端末、プログラム、通信方法及び通信システムは、通信端末間で直接に、ユーザが所望する多くの情報を送受信することを可能とする。
通信システムの概要を説明するための模式図である。 通信システム1の概略構成の一例を示す図である。 第1通信端末2の概略構成の一例を示す図である。 第2通信端末3の概略構成の一例を示す図である。 (a)は、識別情報テーブルT1のデータ構造の一例を示す図であり、(b)は、通信条件テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。 通信システム1による通信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 通信システム1による通信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 接続情報設定画面の一例を示す図である。 確認画面の一例を示す図である。 端末関連情報表示画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(通信システムの概要)
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概要を説明するための模式図である。本実施形態に係る通信システムは、例えば、災害時に通信端末のユーザが他の通信端末のユーザに関する情報を取得し、他の通信端末のユーザの捜索又は安否確認をするために用いられる。
通信システムは、第1通信端末と、第2通信端末とを含む。第1通信端末は、捜索者であるユーザ(第1ユーザ)によって携帯され、無線LANのアクセスポイントとして機能し(所謂「テザリング」機能を有し)、所定のアプリケーションを備える通信端末である。所定のアプリケーションは、第2通信端末に関する情報である端末関連情報を第2通信端末から直接に受信し、第1通信端末に表示させるためのアプリケーションである。端末関連情報は、例えば、第2通信端末の位置情報、第2通信端末の周辺の環境を示す環境情報、第2ユーザの生体情報又は第2通信端末によって撮影された動画像情報等である。第2通信端末は、被捜索者であるユーザ(第2ユーザ)によって携帯され、無線LANのステーションとして機能する通信端末である。第1通信端末は、無線LANを介して、移動体通信網等の他のネットワークやルータ等の他の通信機器を介することなく、第2通信端末との間で直接に情報を送受信する。
なお、本明細書において、無線LANとは、IEEE 802.11a等の、無線によりLANを構成するための通信方式を意味するほか、その通信方式を用いて構成された特定のLANを意味することがある。また、本明細書において、無線LANとは、特定のBSS(Basic Service Set)又はESS(Extended Service Set)を意味することもある。
以下では、図1を参照して、本実施形態に係る通信システムによる処理の概要を説明する。
まず、第1通信端末は、第1通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と第1通信端末のIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により送信する。図1に示す例では、第1通信端末は、識別情報としてESSID(Extended Service Set Identifier)を含むビーコン(beacon)フレームを送信している。
第1通信端末のIPアドレスの情報は、第1通信端末が無線LANを介して第2通信端末と通信を行う際に用いられるIPアドレスを一意に識別可能な文字列である。図1に示す例では、IPアドレスの情報は、IPアドレスを10進数で表記した場合の12桁の数字からなる文字列である。
第2通信端末は、第1通信端末から、識別情報を無線により受信する。
続いて、第2通信端末は、識別情報を受信したことに応じ、第1通信端末に無線LANによる接続を要求する。識別情報としてESSIDを含むビーコンフレームを受信した場合、第2通信端末は、そのESSIDによって示される無線LANに対するアソシエーション(Association)要求フレームを第1通信端末に送信することで、無線LANによる接続を要求する。
第1通信端末は、識別情報を受信した第2通信端末からの要求に応じ、第2通信端末を無線LANに接続させる。第2通信端末からアソシエーション要求を受信した場合、第1通信端末は、アソシエーション応答を送信することで、第2通信端末を無線LANに接続させる。
続いて、第1通信端末は、IPアドレスの情報を用いて、第2通信端末とアプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う。第1通信端末は、例えば、端末関連情報である位置情報を第2通信端末から受信する。
以上説明したように、本実施形態に係る第1通信端末は、アプリケーション識別子とIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により送信する。また、第1通信端末は、識別情報を受信した第2通信端末からの要求に応じ、第2通信端末を無線LANに接続させ、IPアドレスの情報を用いて、第2通信端末と所定のアプリケーションに関する通信を行う。このようにすることで、第1通信端末と第2通信端末との間で直接に、ユーザが所望する多くの情報を受信することが可能となる。
また、本実施形態に係る第2通信端末は、アプリケーション識別子とIPアドレスの情報とを含む識別情報を受信したことに応じ、IPアドレスの情報を用いて、第1通信端末と所定のアプリケーションに関する通信を行う。このようにすることで、第2通信端末は、第2ユーザが第2通信端末を操作できない場合であっても、第1通信端末との間で直接に、ユーザが所望する多くの情報を送信することができる。
なお、上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明および本明細書の開示範囲に含まれる。
(通信システム1の構成)
図2は、本実施形態に係る通信システム1の概略構成の一例を示す図である。通信システム1は、第1通信端末2と、第2通信端末3とを含む。
第1通信端末2は、捜索者である第1ユーザによって携帯され、無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える通信端末である。所定のアプリケーションは、第2通信端末3に関する情報である端末関連情報を第2通信端末3から直接に受信し、第1通信端末2に表示させるためのアプリケーションである。端末関連情報は、第2通信端末3の位置情報、第2通信端末3の周辺の環境を示す環境情報、第2ユーザの生体情報及び第2通信端末3によって撮影された動画像情報のうちの少なくとも一つを含む情報である。第1通信端末2は、例えば、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)であるが、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)又はタブレットPC(Personal Computer)等でもよい。また、第1通信端末2は、所謂「IoT(Internet of Things)デバイス」等の専用の通信端末でもよい。
第2通信端末3は、被捜索者である第2ユーザによって携帯され、無線LANのステーションとして機能するとともに、第2通信端末3に関する情報である端末関連情報を取得する機能を備える通信端末であり、例えば多機能携帯電話である。第2通信端末3は、携帯電話、携帯ゲーム機、ウェアラブル通信端末等でもよく、専用の通信端末でもよい。
(第1通信端末2の構成)
図3は、第1通信端末2の概略構成の一例を示す図である。第1通信端末2は、第1通信部21と、第2通信部22と、第1記憶部23と、第1操作部24と、第1表示部25と、第1音声入出力部26と、第1処理部27とを備える。
第1通信部21は、第1通信端末2を第2通信端末3と通信可能に接続するための、無線LANの通信インタフェース回路を備える。第1通信部21は、第1処理部27から供給されたデータを第2通信端末3に送信するとともに、第2通信端末3から送信されたデータを受信し、第1処理部27に供給する。
第2通信部22は、第1通信部21とは異なる通信方式の通信インタフェース回路を備える。第2通信部22が備える通信インタフェース回路は、例えば、LTE(Long Term Evolution)等の移動体通信方式の通信インタフェース回路である。
第1記憶部23は、プログラム又はデータを記憶するためのデバイスであり、例えば、半導体メモリ装置を備える。第1記憶部23は、第1処理部27による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な一時的でない可搬型記憶媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第1記憶部23に記憶されてもよい。
第1操作部24は、ユーザによる第1通信端末2に対する操作を受付けるためのデバイスであり、例えば、キーパッド等を備える。第1操作部24は、後述する第1表示部25と一体化されたタッチパネルでもよい。第1操作部24は、ユーザによる文字、数字、記号等の入力操作を受付ける。第1操作部24は、ユーザによる操作を受付けた場合、その操作に対応する信号を生成し、第1処理部27に供給する。
第1表示部25は、画像等を表示するデバイスであり、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等を備える。第1表示部25は、第1処理部27から供給されるデータに応じた画像等を表示する。
第1音声入出力部26は、音声の入力を受付けるとともに音声を出力するデバイスであり、例えば、マイク及びスピーカーを備える。第1音声入出力部26は、入力された音声を電気信号に変換して第1処理部27に供給するとともに、第1処理部27から供給された電気信号を音声に変換する。
第1処理部27は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第1処理部27は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、第1通信端末2の処理を統括的に制御する。なお、第1処理部27は、DSP(Digital Signal Processor)、LSI(Large-Scaled IC)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等でもよい。第1処理部27は、第1記憶部23に記憶されているプログラムに基づいて第1通信端末2の各種処理が適切な手順で実行されるように、第1通信部21、第2通信部22、第1音声入出力部26等の動作を制御する。第1処理部27は、第1記憶部23に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行する。また、第1処理部27は、複数のプログラムを並列に実行することができる。
第1処理部27は、取得部271と、識別情報送信部272と、接続処理部273と、割当部274と、ユーザ認証部275と、関連情報受信部276と、出力処理部277とを機能ブロックとして備える。これらの各部は、第1処理部27が実行するプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとして第1通信端末2に実装されてもよい。
(第2通信端末3の構成)
図4は、第2通信端末3の概略構成の一例を示す図である。第2通信端末3は、第3通信部31と、第4通信部32と、第2記憶部33と、第2操作部34と、第2表示部35と、第2音声入出力部36と、関連情報取得部37と、第2処理部38とを備える。第3通信部31乃至第2音声入出力部36は、第1通信端末2の第1通信部21乃至第1音声入出力部26とそれぞれ同様の構成を備える。また、第2処理部38は、第1通信端末2の第1処理部27と同様のハードウェア構成を備える。
関連情報取得部37は、第2通信端末3に関連する情報を取得するためのデバイスであり、測位部、各種センサ及び撮像部を備える。測位部は、GPS(Global Positioning System)等を用いて第2通信端末3の位置情報を生成して第2処理部38に供給する。各種センサは、脈拍センサ、体温センサ、気圧センサ、温度計等を含み、ユーザの脈拍や体温等の生体情報及び気圧や気温等の周辺環境を示す環境情報を生成して第2処理部38に供給する。撮像部は、光学レンズ等を介して被写体からの光束を撮像面上に結像させ、結像した被写体像を画像信号として第2処理部38に供給する。なお、関連情報取得部37は、近距離無線通信部を備え、脈拍センサ、体温センサ等を備えるウェアラブル端末等の他の端末からユーザの生体情報を取得し、第2処理部38に供給してもよい。
第2処理部38は、接続情報設定部381と、識別情報受信部382と、接続要求部383と、ユーザ情報送信部384と、関連情報送信部385とを備える。これらの各部は、第2処理部38が実行するプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとして第2通信端末3に実装されてもよい。
(データ構造)
図5は、第1通信端末2の第1記憶部23又は第2通信端末3の第2記憶部33に記憶される各種テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図5(a)は、第1記憶部23に記憶される識別情報テーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。識別情報テーブルT1は、ユーザIDと、IPアドレスと、ポート番号と、ESSIDとを関連付けて記憶している。
ユーザIDは、通信相手となる第2ユーザを識別する情報である。IPアドレスは、第1通信端末2が無線LANを介して第2通信端末3と所定のアプリケーションに関する通信をするために用いる、第1通信端末2のIPアドレスである。ポート番号は、第1通信端末2が無線LANを介して第2通信端末3と所定のアプリケーションに関する通信をする際に用いる、TCP(Transmission Control Protocol)又はUDP(User Datagram Protocol)のポート番号である。ESSIDは、第1通信端末2によって送信される無線LANのビーコンフレームに含まれるESSIDを示す文字列である。ESSIDは、第1通信端末2が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子とIPアドレスの情報とポート番号の情報とを含む。図5(a)に示す例では、アプリケーション識別子は、複数のESSIDに共通の文字列(図5(a)の「abcdef」)である。また、IPアドレスの情報は、IPアドレスを10進数で表記した場合の数字からなる文字列である。また、ポート番号の情報は、ポート番号を10進数で表記した場合の数字列である。IPアドレスの情報及びポート番号の情報は、16進表記等の、IPアドレス及びポート番号が識別可能な他の任意の表記による文字列でもよい。なお、ESSIDは、識別情報の一例である。
ユーザIDは、第1ユーザによってあらかじめ設定される。IPアドレス及びポート番号は、ユーザIDが設定されたことに応じ、自動的に、又は第1ユーザによって設定される。ESSIDは、IPアドレス及びポート番号が設定されたことに応じ、自動的に設定される。なお、IPアドレス、ポート番号及びESSIDは、特定のユーザIDに関連付けられなくてもよい。図5(a)に示す例では、ユーザID「ANY」に関連付けられているIPアドレス、ポート番号及びESSIDは、特定のユーザIDに関連付けられていないことを示している。
図5(b)は、第2記憶部33に記憶される接続条件テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。接続情報テーブルT2は、接続条件と、確認方法と、ユーザIDと、ESSIDと、送信情報とを関連付けて記憶している。
接続条件は、第2通信端末3が識別情報としてESSIDを含むビーコンフレームを受信した場合に、そのESSIDによって示される無線LANへの接続を要求するための条件を識別する情報である。図5(b)に示す例では、接続条件として、「常に接続」、「モバイルネットワーク利用不可」、「緊急速報後1時間以内」、「昼の時間帯のみ」又はこれらの組み合わせの何れかが記憶されている。確認方法は、第2通信端末3が無線LANへの接続を要求する場合に、第2ユーザの同意を求める方法を識別する情報である。図5(b)に示す例では、確認方法として、「不要」、「はい/いいえ」又は「パスワード」の何れかが記憶されている。ユーザIDは、通信相手となる第1ユーザを識別する情報である。ESSIDは、ユーザIDによって示される第1ユーザと通信する際に用いられるESSIDの情報である。送信情報は、第2通信端末3が第1通信端末2に送信する端末関連情報の種類を指定する情報である。端末関連情報の種類は、位置情報、環境情報、ユーザの生体情報、画像情報、動画像情報及び音声情報のうちの何れかである。環境情報は、気温、気圧、酸素濃度、煙の有無又は濃度等である。また、画像情報及び動画像情報は可視光に基づくもののほか、サーモグラフィ等でもよい。
接続条件、確認方法、ユーザID、ESSID及び送信情報は、いずれも第2ユーザによってあらかじめ設定される情報である。なお、接続条件、確認方法及び送信情報のみが設定され、ユーザID及びESSIDが設定されなくてもよい(図5(b)に示すユーザIDが「ANY」である場合)。この場合、第2通信端末3は、ユーザID及びESSIDにかかわらず第1通信端末2と通信を行う。
(通信システム1による処理の流れ)
図6及び図7は、第1通信端末2の第1処理部27及び第2通信端末3の第2処理部38によって実行される処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、図6において、第2通信端末3の接続情報設定部381は、接続情報を設定する(S101)。接続情報設定部381は、接続情報設定画面を第2表示部35に表示し、接続情報設定画面において第2ユーザの操作を受付けることにより、接続情報を設定する。接続情報設定画面は、接続条件設定画面800、確認方法設定画面810、接続ユーザ設定画面820及び送信情報設定画面830を含む。
図8(a)は、接続情報設定画面のうちの接続条件設定画面800の一例を示す図である。接続条件設定画面800は、第2ユーザの第2操作部34に対する所定の操作に応じ、第2表示部35に表示される。所定の操作は、例えば、接続情報を設定するためのアプリケーションプログラムの実行を指示する操作である。
接続条件設定画面800は、複数の接続条件表示領域801と、複数の接続条件指定オブジェクト802と、接続条件決定オブジェクト803とを含む。接続条件表示領域801は、複数の接続条件候補の内容を示すテキストが表示される領域である。接続条件指定オブジェクト802は、複数の接続条件候補の何れかを設定される接続条件として指定するためのオブジェクトであり、例えば、チェックボックスである。接続条件決定オブジェクト803は、指定されている接続条件候補を設定される接続条件として決定するためのオブジェクトである。
第2ユーザは、接続条件設定画面800において、接続条件指定オブジェクト802を選択することにより、第2通信端末3が第1通信端末2と通信を行うための接続条件候補を指定する。続いて、第2ユーザは、接続条件決定オブジェクト803を選択することにより、指定された接続条件候補を設定される接続条件として決定する。
図8(b)は、接続情報設定画面のうちの確認方法設定画面810の一例を示す図である。確認方法設定画面810は、例えば、接続条件設定画面800の接続条件決定オブジェクト803が選択された後に表示される。
確認方法設定画面810は、複数の確認方法表示領域811と、複数の確認方法指定オブジェクト812と、パスワード入力オブジェクト813と、確認方法決定オブジェクト814とを含む。確認方法表示領域811は、複数の確認方法候補を示すテキストが表示される領域である。確認方法指定オブジェクト812は、複数の確認方法候補の何れかを設定される確認方法として指定するためのオブジェクトであり、例えば、ラジオボタンである。パスワード入力オブジェクト813は、確認方法として「パスワード」を設定する場合のパスワードを入力するためのオブジェクトであり、例えば、テキストボックスである。確認方法決定オブジェクト814は、指定されている確認方法候補を設定される確認方法として決定するためのオブジェクトである。
第2ユーザは、確認方法設定画面810において、確認方法指定オブジェクト812を選択することにより、第2通信端末3が第1通信端末2と通信を行う際の確認方法候補を指定する。また、第2ユーザは、確認方法として「パスワード」を設定する場合、パスワード入力オブジェクト813にパスワードを入力する。続いて、第2ユーザは、確認方法決定オブジェクト814を選択することにより、指定された確認方法候補を設定される確認方法として決定する。
図8(c)は、接続情報設定画面のうちの接続ユーザ設定画面820の一例を示す図である。接続ユーザ設定画面820は、例えば、確認方法設定画面810の確認方法決定オブジェクト814が選択された後に表示される。
接続ユーザ設定画面820は、接続ユーザ表示領域821と、接続ユーザ指定オブジェクト822と、接続ユーザ入力オブジェクト823と、接続ユーザ決定オブジェクト824とを含む。接続ユーザ表示領域821は、複数の接続ユーザ候補のユーザIDを示すテキストが表示される領域である。接続ユーザ候補は、ユーザIDに対応するESSIDが第2記憶部33に記憶されている第1ユーザであり、例えば、そのユーザIDが接続情報テーブルT2に記憶されたことがある第1ユーザである。接続ユーザ指定オブジェクト822は、複数の接続ユーザ候補の何れかを設定される接続ユーザとして指定するためのオブジェクトであり、例えば、チェックボックスである。接続ユーザ入力オブジェクト823は、接続ユーザ候補に含まれない第1ユーザを接続ユーザ候補に追加するための接続ユーザ追加画面を表示するためのオブジェクトである。接続ユーザ決定オブジェクト824は、指定されている接続ユーザ候補を設定される接続ユーザとして決定するためのオブジェクトである。
第2ユーザは、接続ユーザ設定画面820において、接続ユーザ指定オブジェクト822を選択することにより、第2通信端末3の通信相手となる接続ユーザ候補を指定する。また、第2ユーザは、接続ユーザ入力オブジェクト823を選択し、図示しない接続ユーザ追加画面で新たな第1ユーザのユーザID及び対応するESSIDを入力することにより、入力された第1ユーザを接続ユーザ候補に追加する。続いて、第2ユーザは、接続ユーザ決定オブジェクト824を選択することにより、指定された接続ユーザ候補を設定される接続ユーザとして決定する。
なお、新たな第1ユーザのESSIDは、第2通信端末3によって図示しないサーバから取得されてもよい。この場合、サーバには、第1通信端末2によってあらかじめ第1ユーザのユーザIDとESSIDが関連付けて記憶されている。そして、第2通信端末3は、新たな第1ユーザのユーザIDが入力されたことに応じ、第4通信部32を介して入力されたユーザIDに関連付けられたESSIDの送信をサーバに要求する。続いて、第2通信端末3は、ESSIDをサーバから受信することによって、ESSIDを取得する。
図8(d)は、接続情報設定画面のうちの送信情報設定画面830の一例を示す図である。送信情報設定画面830は、例えば、接続ユーザ設定画面820の接続ユーザ決定オブジェクト824が選択された後に表示される。
送信情報設定画面830は、送信情報表示領域831と、送信情報指定オブジェクト832と、送信情報決定オブジェクト833とを含む。送信情報表示領域831は、複数の送信情報候補の種類を示すテキストが表示される領域である。送信情報指定オブジェクト832は、複数の送信情報候補の何れかを設定される送信情報として指定するためのオブジェクトであり、例えば、チェックボックスである。送信情報決定オブジェクト833は、指定されている送信情報候補を設定される送信情報として決定するためのオブジェクトである。
第2ユーザは、送信情報設定画面830において、送信情報指定オブジェクト832を選択することにより、第2通信端末3が端末関連情報として第1通信端末2に送信する情報の種類を示す送信情報候補を指定する。続いて、第2ユーザは、送信情報決定オブジェクト833を選択することにより、指定された送信情報候補を設定される送信情報として決定する。
第2通信端末3は、決定された接続条件、確認方法、接続ユーザ及び送信情報並びに接続ユーザに対応するESSIDを関連付けて接続情報テーブルT2に記憶することにより、接続情報を設定する。
なお、接続情報の設定は、上述した接続情報設定画面によらなくてもよい。例えば、第2通信端末3は撮像部を備え、第1通信端末2の第1表示部25に表示された接続情報を撮像することによって接続情報を取得し、設定してもよい。この場合、接続情報は、文字列又は二次元コード等の画像として表示される。そして、第2通信端末3は、撮像した画像に公知の文字認識技術又は画像解析技術を用いることで接続情報を取得する。このようにすることで、第2ユーザは面識がある第1ユーザの接続情報を容易に設定することが可能となり、ユーザの利便性及びセキュリティが向上する。なお、この場合、第1通信端末2は接続情報の一部(例えば、ESSID、又はESSID及び送信情報)のみを表示してもよい。このようにすることで、第2ユーザは接続条件及び確認方法を自身で設定することとなるため、セキュリティが向上する。
図6に戻り、第1通信端末2の取得部271は、識別情報の送信指示を取得する(S102)。例えば、取得部271は、第1ユーザの第1操作部24に対する操作に応じて、第2ユーザのユーザIDを含む送信指示を取得する。取得部271は、特定の第2ユーザのユーザIDを含まない送信指示を取得してもよい。
続いて、識別情報送信部272は、識別情報を無線により送信する(S103)。識別情報送信部272は、送信指示が取得されたことに応じ、識別情報テーブルT2を参照し、取得された送信指示に含まれるユーザIDに関連付けられたESSIDを特定する。続いて、識別情報送信部272は、特定したESSIDを識別情報として含む無線LANのビーコンフレームを送信する。
なお、特定のユーザIDを含まない送信指示が取得された場合、識別情報送信部272は、識別情報テーブルT2を参照し、特定のユーザIDに関連付けられていない(図5(a)において「ANY」のユーザIDに関連付けられた)ESSIDを特定する。
続いて、第2通信端末3の識別情報受信部382は、識別情報を無線により受信する(S104)。識別情報受信部382は、第3通信部31を介して、無線LANのビーコンフレームを受信する。続いて、識別情報受信部382は、受信したビーコンフレームに含まれるESSIDを取得することにより、識別情報を受信する。
続いて、接続要求部383は、識別情報が受信されたことに応じ、第1通信端末2に無線LANによる接続を要求する(S105)。接続要求部383は、受信したビーコンフレームに含まれていたESSID(接続先ESSID)に対する接続を要求する。
まず、接続要求部383は、接続先ESSIDに対する接続条件が満たされているか否かを判定する。接続要求部383は、接続情報テーブルT2を参照し、接続先ESSIDに関連付けられている接続条件を特定する。続いて、接続要求部383は、特定した接続条件が満たされているか否かを判定する。特定した接続条件が満たされていると判定された場合、接続要求部383は、接続先ESSIDに対する接続条件が満たされていると判定する。
例えば、特定した接続条件が「昼の時間帯のみ」である場合、接続要求部383は、図示しない計時部から現在の時刻を取得する。取得した時刻があらかじめ「昼の時間帯」として定められた時間帯に含まれる場合、接続要求部383は、接続条件が満たされると判定する。
また、特定した接続条件が「緊急速報後1時間以内」である場合、接続要求部383は、最新に受信した緊急速報を第2記憶部33から取得する。取得した緊急速報の受信時刻と現在の時刻との差が1時間以内である場合、接続要求部383は、接続条件が満たされると判定する。緊急速報は、例えば、ETWSによって配信された情報のうち、所定のメッセージ識別子(例えば、地震又は津波の警報に対応するメッセージ識別子)を有するものである。
また、特定した接続条件が「モバイルネットワーク利用不可」である場合、接続要求部383は、第1通信端末2が移動体通信方式による通信を利用可能であるか否かを判定する。接続要求部383は、第4通信部32から移動体通信方式の通信状況を取得する。取得した通信状況が「圏外」である場合、接続要求部383は、接続条件が満たされると判定する。なお、接続要求部383は、第4通信部32から電波の電界強度を取得し、取得した電界強度が所定値を下回る場合に接続条件が満たされると判定してもよい。なお、移動体通信方式は、無線LANとは異なる他の通信方式の一例である。
また、特定した接続条件が「いつでも」である場合、接続要求部383は、接続条件が満たされると判定する。
なお、接続情報テーブルT2に接続先ESSIDが記憶されていない場合、接続要求部383は、特定のESSIDに関連付けられていない接続条件(図5(b)において、「ANY」のESSIDに関連付けられている接続条件)を特定してもよい。
また、接続先ESSIDに複数の接続条件が関連付けられている場合、接続要求部383は、複数の接続条件のうちの何れかの接続条件が満たされた場合に、接続先ESSIDに対する接続条件が満たされていると判定する。また、接続要求部383は、複数の接続条件の全てが満たされた場合に、接続先ESSIDに対する接続条件が満たされたと判定してもよい。
接続条件が満たされたと判定された場合、接続要求部383は、第1通信端末2に接続を要求することについての第2ユーザの同意を取得する。接続要求部383は、接続情報テーブルT2を参照し、接続先ESSIDに関連付けられた確認方法を特定する。続いて、接続要求部383は、特定した確認方法に応じた確認画面を第2表示部35に表示し、確認画面に対する第2ユーザの操作を受付けることにより、第2ユーザの同意を取得する。なお、特定した確認方法が「確認不要」である場合、接続要求部383は、第2ユーザの同意を取得したものとする。
図9(a)は、確認画面のうちの第1確認画面900の一例を示す図である。第1確認画面900は、特定された確認方法が「はい/いいえ」である場合に表示される。第1確認画面900は、接続先を表示する接続先表示領域901と、同意オブジェクト902と、不同意オブジェクト903とを含む。第2ユーザが同意オブジェクト902を選択した場合、第2ユーザの同意が取得される。第2ユーザが不同意オブジェクト903を選択した場合、第2ユーザの同意は取得されない。
図9(b)は、確認画面のうちの第2確認画面910の一例を示す図である。第2確認画面は、特定された確認方法が「パスワード」である場合に表示される。第2確認画面910は、接続先表示領域911と、パスワード入力オブジェクト912と、決定オブジェクト913とを含む。第2ユーザが決定オブジェクト913を選択したときにパスワード入力オブジェクト912に入力されているパスワードと接続情報テーブルT2に記憶されているパスワードとが同一である場合、第2ユーザの同意が取得される。パスワードが同一でない場合、第2ユーザの同意は取得されない。なお、パスワードが同一でない場合、第2ユーザにパスワードの再入力を促してもよい。
図6に戻り、第2ユーザの同意が取得された場合、接続要求部383は、第3通信部31を介して、接続先ESSIDを含むアソシエーション要求フレームを第1通信端末2に送信することにより、第1通信端末2に無線LANによる接続を要求する。なお、接続要求部383は、アソシエーション要求フレームを送信する前に、認証(Authentication)要求フレームを第1通信端末2に送信し、認証応答フレームを第1通信端末2から受信する認証処理を実行してよい。
なお、接続条件が満たされないと判定された場合、又は、第2ユーザの同意が取得されない場合、S102に戻る。
続いて、第1通信端末2の接続処理部273は、第2通信端末3からの要求に応じ、第2通信端末3を無線LANに接続させる(S106)。接続処理部273は、アソシエーション要求フレームを受信したことに応じ、第1通信部21を介して、アソシエーション応答フレームを第2通信端末3に送信することにより、第2通信端末3を接続先ESSIDによって示される無線LANに接続させる。
続いて、割当部274は、第2通信端末3にIPアドレスを割り当てる(S107)。割当部274は、識別情報テーブルT1を参照し、接続先ESSIDに関連付けられたIPアドレス(接続先IPアドレス)を特定する。続いて、割当部274は、特定したIPアドレスと同一のサブネットに属し、特定したIPアドレスとは異なるIPアドレスを決定する。続いて、割当部274は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)等の公知の技術を用いて、決定したIPアドレスを第2通信端末3に割り当てる。
図7に進み、第2通信端末3のユーザ情報送信部384は、IPアドレスが割当てられたことに応じ、接続先ESSIDに含まれるIPアドレスの情報とポート番号の情報とを用いて第2ユーザのユーザIDを送信する(S201)。ユーザ情報送信部384は、接続先ESSIDに含まれるIPアドレスの情報に基づいて、接続先IPアドレスを特定する。また、ユーザ情報送信部384は、接続先ESSIDに含まれるポート番号の情報によって示されるポート番号(接続先ポート番号)を特定する。ユーザ情報送信部384は、第2記憶部33に記憶された第2ユーザのユーザIDを取得し、第3通信部31を介して、特定した接続先IPアドレスの接続先ポート番号に対して送信する。
続いて、第1通信端末2のユーザ認証部275は、受信した第2ユーザのユーザIDを認証する(S202)。ユーザ認証部275は、取得部271が取得した送信指示に含まれていたユーザIDと受信した第2ユーザのユーザIDとが一致するか否かを判定する。一致すると判定された場合、ユーザ認証部275は、ユーザ認証成功通知を第2通信端末3に送信する。一致しないと判定された場合、ユーザ認証部275は、第2通信端末3を無線LANから切断し、S103に戻る。なお、送信指示にユーザIDが含まれていなかった場合、ユーザ認証部275は、ユーザ認証成功通知を第2通信端末3に送信する。
続いて、第2通信端末3の関連情報送信部385は、端末関連情報として送信可能な情報の種類を特定する(S203)。関連情報送信部385は、接続情報テーブルT2を参照し、接続先ESSIDに関連付けられた送信情報を特定する。関連情報送信部385は、特定した送信情報に含まれる情報の種類を端末関連情報として送信可能な情報の種類として第1通信端末2に送信する。
続いて、第1通信端末2の関連情報受信部276は、端末関連情報の種類を決定する(S204)。関連情報受信部276は、第1記憶部23に記憶された、第1通信端末2が受信可能な情報の種類を特定する。例えば、関連情報受信部276は、第1記憶部に位置情報表示アプリケーションのアプリケーションプログラムが記憶されている場合、位置情報を受信可能な情報の種類として特定する。また、関連情報受信部276は、第1記憶部に生体情報表示アプリケーションのアプリケーションプログラムが記憶されている場合、生体情報を受信可能な情報の種類として特定する。続いて、関連情報受信部276は、第2通信端末3が送信可能な情報の種類に含まれ、且つ、第1通信端末2が受信可能な情報の種類に含まれる情報の種類を端末関連情報の種類として決定する。関連情報受信部276は、第1通信部21を介して、決定した端末関連情報の種類を第2通信端末3に送信する。なお、関連情報受信部276が決定する端末関連情報の種類は、複数でもよい。
続いて、第2通信端末3の関連情報送信部385は、端末関連情報を取得する(S205)。関連情報送信部385は、第1通信端末2から受信した種類の端末関連情報を、第2音声入出力部36又は関連情報取得部37を制御して取得する。
例えば、関連情報送信部385は、第2音声入出力部36を制御して、音声情報を取得する。また、関連情報送信部385は、関連情報取得部37に含まれる撮像部を制御して、動画像情報を取得する。また、関連情報送信部385は、関連情報取得部37に含まれる各種センサを制御して、第2通信端末3の位置情報、第2通信端末3のユーザの脈拍や体温等の生体情報、及び、第2通信端末3の周辺の気温や気圧等の環境情報を取得する。
関連情報送信部385は、第3通信部31を介して、取得した端末関連情報を接続先IPアドレスの接続先ポート番号に対して送信する。第1通信端末2の関連情報受信部276は、第1通信部21を介して、端末関連情報を第2通信端末3から受信する。なお、関連情報送信部385は、複数の種類の端末関連情報を並行して送信してよい。また、関連情報送信部385及び関連情報受信部276は、通信処理部の一例である。
続いて、出力処理部277は、受信した端末関連情報を出力し(S206)、一連の処理を終了する。出力処理部277は、第1音声入出力部26を制御して、端末関連情報に含まれる音声情報を音声信号として出力する。また、出力処理部277は、端末関連情報に含まれる位置情報、生体情報及び環境情報を含む端末関連情報表示画面を第1表示部25に表示する。
図10(a)は、第1表示部25に表示される端末関連情報表示画面の一例を示す図である。端末関連情報表示画面1000は、地図画像1001と、位置表示オブジェクト1002とを含む。位置表示オブジェクト1002は、端末関連情報に含まれる位置情報が示す第2通信端末3の地図画像1001における位置を示すオブジェクトである。なお、位置情報表示画面には、第1通信端末2の位置を示すオブジェクトが含まれてもよい。
図10(b)は、第1表示部25に表示される端末関連情報表示画面の他の一例を示す図である。端末関連情報表示画面1010は、接続先ユーザ情報表示領域1011と、端末関連情報表示領域1012とを含む。接続先ユーザ情報表示領域1011は、第2ユーザのユーザIDを表示する領域である。端末関連情報表示領域1012は、端末関連情報に含まれる生体情報、環境情報等を表示する領域である。
以上説明したように、本実施形態に係る第1通信端末2は、アプリケーション識別子と第1通信端末2のIPアドレスの情報とを含む識別情報を無線により送信し、第2通信端末3を無線LANに接続させ、所定のアプリケーションに関する通信を行う。このようにすることで、第1通信端末2は、IPによる通信を確立することができ、第2通信端末3との間で直接に、ユーザが所望する多くの情報を受信することを可能とする。
また、第1通信端末2は、識別情報としてESSIDを含むビーコンフレームを送信し、第2通信端末3をビーコンフレームに含まれるESSIDによって示される無線LANに接続させる。このようにすることで、第1通信端末2は、第2通信端末3がビーコンフレームを受信した時点で所定のアプリケーションに関する通信が可能な第1通信端末2を発見することを可能とし、より円滑にユーザが所望する情報を送受信することを可能とする。
また、識別情報は、通信端末が所定のアプリケーションに関する情報を受信するためのポート番号をさらに含む。このようにすることで、第1通信端末2は、第2ユーザ毎に異なるポート番号を割り当てることを容易にする。
また、所定のアプリケーションは、位置情報、環境情報、第2ユーザの生体情報及び動画像情報の少なくとも一つの情報を含む端末関連情報を第1通信端末2に表示させるためのアプリケーションである。このようにすることで、第1通信端末2は、第1ユーザに第2ユーザの位置や周辺環境、健康状態などを把握させ、救助や安否確認を円滑に進めることを支援する。
また、第1通信端末2は、無線LANとは異なる他の通信方式による通信を利用可能であるか否かを判定し、他の通信方式による通信が利用可能でないと判定された場合、識別情報を送信してもよい。このようにすることで、第1通信端末2は、他の通信方式が利用できないときに無線LANによる通信に速やかに移行し、ユーザが所望するデータの送受信をすることを可能とする。
また、本実施形態に係る第2通信端末3は、アプリケーション識別子と第1通信端末2のIPアドレスの情報とを含む識別情報を受信したことに応じ、IPアドレスの情報を用いて、第1通信端末2と所定のアプリケーションに関する通信を行う。このようにすることで、第2通信端末3は、第2ユーザが第2通信端末3を操作できない場合であっても、ユーザが所望する多くの情報を送信することができる。
なお、第2通信端末3は第2ユーザによって携帯される端末ではなく、建物等の設備に固定的に設置される端末(例えば、通信機能を備える監視カメラや各種センサ等)でもよい。このようにすることで、第1通信端末2は第2通信端末3が設置された場所の環境情報を第2通信端末3から直接に取得することができ、第1ユーザは緊急時に適切な判断が可能となる。例えば、震災によりエレベータ等への閉じ込め事故が多数発生したときに、捜索者である第1ユーザは、酸素濃度やサーモグラフィ等の情報に基づいて捜索個所の優先度を適切に決定することができる。また、火災現場において、第1ユーザが現場の気温や酸素濃度、煙の発生状況等を知ることで、壁やドアの向こうの燃焼状態やバックドラフトの危険性等を予測して適切な行動をとることができる。
(変形例1)
上述した説明では、第1通信端末2は、ユーザによる送信指示を取得したが、これに限られない。第1通信端末2は、所定の送信条件が満たされた場合に、ユーザによる送信指示を取得することなく識別情報を送信してもよい。
この場合、第1記憶部23の識別情報テーブルT1に記憶されたESSIDに、送信条件をさらに関連付けて記憶する。送信条件は、例えば、「緊急速報後1時間以内」又は「モバイルネットワーク利用不可」等である。
また、図6のS102において、第1通信端末2は、識別情報テーブルT1に記憶された送信条件が満たされたか否かを判定する。送信条件が満たされたと判定した場合、第1通信端末2は、満たされた送信条件に関連付けられたユーザIDを特定する。
続いて、S103において、識別情報送信部272は、識別情報テーブルT2を参照し、特定されたユーザIDに関連付けられたESSIDを特定する。続いて、識別情報送信部272は、特定したESSIDを識別情報として含む無線LANのビーコンフレームを送信する。
このようにすることで、第1通信端末2は、ユーザによる送信指示を待たずに第2通信端末3との間で所望のデータを送受信することを可能とする。
(変形例2)
上述した説明では、第2通信端末3は、無線LANによる接続を要求する前に第2ユーザの同意を取得したが、これに限られない。第2通信端末3は、所定のアプリケーションに関する通信を行う前に第2ユーザの同意を取得してもよい。
この場合、第2通信端末3は、図7のS201又はS203の前に、第1通信端末2から第1ユーザのユーザIDを取得する。続いて、第2通信端末3は、図9に示した確認画面を第2表示部35に表示することにより、取得したユーザIDが示す第1ユーザの第1通信端末2と通信することについての第2ユーザの同意を取得する。
このようにすることで、第1通信端末2が識別情報として送信するESSIDが接続情報テーブルT2にあらかじめ記憶されていない場合であっても、第2通信端末3は、所望の第1ユーザの第1通信端末2と通信することができる。例えば、第2通信端末3は、接続情報テーブルT2において、「常に接続」の接続条件に、特定のESSIDを関連付けずに記憶することにより、任意のESSIDに接続を要求するようになる。そして、ESSIDに接続された後に、第2ユーザは、通信相手となる第1ユーザのユーザIDを確認したうえで、通信することに同意するか否かを判断することができる。
(変形例3)
上述した説明では、第1通信端末2の関連情報受信部276が端末関連情報の種類を決定したが、これに限られない。端末関連情報の種類は、あらかじめ決定されなくてもよい。この場合、図7においてS203とS204は実行されない。そして、S205において、第2通信端末3の関連情報送信部385は、第2通信端末3が取得可能な任意の種類の端末関連情報を取得し、第1通信端末2に送信する。この場合において、第1通信端末2が送信された種類の端末関連情報を受信可能である場合、S206において出力処理部277は受信した端末関連情報を出力する。
このようにすることで、あらかじめ送信情報として設定されていない種類の端末関連情報を送信できる可能性が生じるため、緊急時等における利便性が向上する。なお、第1通信端末2が送信された種類の端末関連情報を受信可能でない場合、第1通信端末2は受信可能でないことを示す応答を第2通信端末3に送信してもよい。また、応答を受信した第2通信端末3は、受信可能でないと示された種類の端末関連情報の取得及び送信を中止してもよい。
(変形例4)
上述した説明では、第2通信端末3が端末関連情報を送信し、第1通信端末2が端末関連情報を受信するものとしたが、これに限られない。例えば、第1通信端末2が端末関連情報を送信し、第2通信端末3が端末関連情報を受信するものとしてもよい。
この場合、第1記憶部23に接続条件テーブルT2が記憶され、第2記憶部33に識別情報テーブルT1が記憶される。また、S101、S104及びS105が第1通信端末2によって実行され、S102、S103、S106及びS107が第2通信端末3によって実行される。
このようにすることで、被捜索者である第1ユーザが捜索者である第2ユーザに対して能動的に安否確認または救助を求めることが可能となる。
また、第1通信端末2と第2通信端末3との何れもが端末関連情報を送信するものとしてもよい。
この場合、所定のアプリケーションは、例えば、第2通信端末3との音声通信を第1通信端末2に行わせるための音声通話アプリケーションである。そして、第1通信端末2と第2通信端末3とは、音声通信に係る音声情報を互いに他の通信端末と送受信する。例えば、第2通信端末3は、S205において、端末関連情報として音声情報を取得し、第1通信端末2に送信する。また、第1通信端末2は、S206の前後に、又はS206と並行して、第1音声入出力部26を介して、音声情報を取得し、取得した音声情報を第2通信端末3に送信する。なお、所定のアプリケーションは、第2通信端末3とのビデオ通話を第1通信端末2に行わせるためのビデオ通話アプリケーションでもよい。
このようにすることで、例えば、第2ユーザが第1ユーザに救助を依頼する場合等において、第1ユーザと第2ユーザとの意思疎通が可能となり、円滑な救助が可能となる。
当業者は、本発明の精神および範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。例えば、上述した各部の処理は、本発明の範囲において、適宜に異なる順序で実行されてもよい。また、上述した実施形態及び変形例は、本発明の範囲において、適宜に組み合わせて実施されてもよい。
2 第1通信端末
21 第1通信部
22 第2通信部
23 第1記憶部
24 第1操作部
25 第1表示部
26 第1音声入出力部
271 取得部
272 識別情報送信部
273 接続処理部
274 割当部
275 ユーザ認証部
276 関連情報受信部
277 出力処理部
3 第2通信端末
31 第3通信部
32 第4通信部
33 第2記憶部
34 第2操作部
35 第2表示部
36 第2音声入出力部
37 関連情報取得部
381 接続情報設定部
382 識別情報受信部
383 接続要求部
384 ユーザ情報送信部
385 関連情報送信部

Claims (12)

  1. 無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える通信端末であって、
    前記通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と前記通信端末のIPアドレスの情報とを文字列として含むESSIDを含むビーコンフレームを無線により送信する識別情報送信部と、
    前記ビーコンフレームを受信した他の通信端末からの要求に応じ、前記他の通信端末を前記ビーコンフレームに含まれるESSIDによって示される無線LANに接続させる接続処理部と、
    前記IPアドレスの情報を用いて、前記他の通信端末と前記アプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う通信処理部と、
    を備える、通信端末。
  2. 前記ESSIDは、前記通信端末が前記所定のアプリケーションに関する情報を受信するためのポート番号の情報を文字列としてさらに含み、
    前記通信処理部は、前記ESSIDに含まれるポート番号の情報をさらに用いて前記他の通信端末と前記所定のアプリケーションに関する通信を行う、
    請求項に記載の通信端末。
  3. 前記所定のアプリケーションは、前記他の通信端末の位置情報、前記他の通信端末の周辺の環境を示す環境情報、前記他の通信端末のユーザの生体情報及び前記他の通信端末によって撮影された動画像情報の少なくとも一つの情報を含む端末関連情報を前記通信端末に表示させるためのアプリケーションであり、
    前記通信処理部は、前記端末関連情報を前記他の通信端末から受信する、
    請求項1又は2に記載の通信端末。
  4. 前記所定のアプリケーションは、前記他の通信端末との音声通信を前記通信端末に行わせるためのアプリケーションであり、
    前記通信処理部は、前記音声通信に係る音声情報を前記他の通信端末と送受信する、
    請求項1−の何れか一項に記載の通信端末。
  5. 前記識別情報送信部は、前記通信端末が前記無線LANとは異なる他の通信方式による通信を利用可能であるか否かを判定し、
    前記他の通信方式による通信が利用可能でないと判定された場合、前記ビーコンフレームを送信する、
    請求項1−の何れか一項に記載の通信端末。
  6. 無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える通信端末のプログラムであって、
    前記通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と前記通信端末のIPアドレスの情報とを文字列として含むESSIDを含むビーコンフレームを無線により送信し、
    前記ビーコンフレームを受信した他の通信端末からの要求に応じ、前記他の通信端末を前記ビーコンフレームに含まれるESSIDによって示される無線LANに接続させ、
    前記IPアドレスの情報を用いて、前記他の通信端末と前記アプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う、
    ことを前記通信端末に実行させる、プログラム。
  7. 無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える通信端末による通信方法であって、
    前記通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と前記通信端末のIPアドレスの情報とを文字列として含むESSIDを含むビーコンフレームを無線により送信し、
    前記ビーコンフレームを受信した他の通信端末からの要求に応じ、前記他の通信端末を前記ビーコンフレームに含まれるESSIDによって示される無線LANに接続させ、
    前記IPアドレスの情報を用いて、前記他の通信端末と前記アプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う、
    ことを含む、通信方法。
  8. 無線LANのステーションとして機能する通信端末であって、
    他の通信端末から、前記他の通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と前記他の通信端末のIPアドレスの情報とを文字列として含むESSIDを含むビーコンフレームを無線により受信する識別情報受信部と、
    前記ビーコンフレームを受信したことに応じ、前記他の通信端末に前記ビーコンフレームに含まれるESSIDによって示される無線LANによる接続を要求する接続要求部と、
    前記IPアドレスの情報を用いて、前記他の通信端末と前記アプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う通信処理部と、
    を備える、通信端末。
  9. 無線LANのステーションとして機能する通信端末のプログラムであって、
    他の通信端末から、前記他の通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と前記他の通信端末のIPアドレスの情報とを文字列として含むESSIDを含むビーコンフレームを無線により受信し、
    前記ビーコンフレームを受信したことに応じ、前記他の通信端末に前記ビーコンフレームに含まれるESSIDによって示される無線LANによる接続を要求し、
    前記IPアドレスの情報を用いて、前記他の通信端末と前記アプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う、
    ことを前記通信端末に実行させる、プログラム。
  10. 前記所定のアプリケーションは、前記通信端末の位置情報、前記通信端末の周辺の環境を示す環境情報、前記通信端末のユーザの生体情報及び前記通信端末によって撮影された動画像情報の少なくとも一つの情報を含む端末関連情報を前記他の通信端末に表示させるためのアプリケーションであり、
    前記通信することにおいて、前記端末関連情報を前記他の通信端末に送信する、
    ことを前記通信端末に実行させる、請求項に記載のプログラム。
  11. 前記所定のアプリケーションは、前記通信端末との音声通信を前記他の通信端末に行わせるためのアプリケーションであり、
    前記通信することにおいて、前記音声通信に係る音声情報を前記他の通信端末と送受信する、
    ことを前記通信端末に実行させる、請求項又は10に記載のプログラム。
  12. 無線LANのアクセスポイントとして機能し、所定のアプリケーションを備える第1通信端末と前記無線LANのステーションとして機能する第2通信端末とを含む通信システムであって、
    前記第1通信端末は、
    前記第1通信端末が所定のアプリケーションを備えることを示すアプリケーション識別子と前記第1通信端末のIPアドレスの情報とを文字列として含むESSIDを含むビーコンフレームを無線により送信する識別情報送信部と、
    前記ビーコンフレームを受信した前記第2通信端末からの要求に応じ、前記第2通信端末を前記ビーコンフレームに含まれるESSIDによって示される無線LANに接続させる接続処理部と、
    前記IPアドレスの情報を用いて、前記第2通信端末と前記アプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う第1通信処理部と、を備え、
    前記第2通信端末は、
    前記第1通信端末から、前記ビーコンフレームを無線により受信する識別情報受信部と、
    前記ビーコンフレームを受信したことに応じ、前記第1通信端末に前記無線LANによる接続を要求する接続要求部と、
    前記IPアドレスの情報を用いて、前記第1通信端末と前記アプリケーション識別子によって示される所定のアプリケーションに関する通信を行う第2通信処理部と、を備える、
    通信システム。
JP2019048959A 2019-03-15 2019-03-15 通信端末、プログラム、通信方法及び通信システム Active JP6877477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019048959A JP6877477B2 (ja) 2019-03-15 2019-03-15 通信端末、プログラム、通信方法及び通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019048959A JP6877477B2 (ja) 2019-03-15 2019-03-15 通信端末、プログラム、通信方法及び通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020150511A JP2020150511A (ja) 2020-09-17
JP6877477B2 true JP6877477B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=72432148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019048959A Active JP6877477B2 (ja) 2019-03-15 2019-03-15 通信端末、プログラム、通信方法及び通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6877477B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7204714B2 (ja) * 2020-09-18 2023-01-16 Necプラットフォームズ株式会社 無線中継装置、通信システム、方法及びプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2710823B1 (en) * 2011-05-17 2018-11-14 Nec Corporation Network communication system
EP2823578B1 (en) * 2012-03-07 2019-01-02 Intel Corporation Apparatuses and methods for implementing peer-to-peer wireless connections
JP6827773B2 (ja) * 2016-01-18 2021-02-10 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法及びプログラム
JP6772566B2 (ja) * 2016-06-06 2020-10-21 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020150511A (ja) 2020-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10321516B2 (en) Communication device, system, and computer program product
US20190306902A1 (en) Systems and methods for coupling wireless devices
CN111182610A (zh) 电子装置和用于由电子装置操作接入点信息的方法
EP2757738B1 (en) Communication control system, communication system, communication method, and carrier means storing comunication control program
EP3664491B1 (en) Wi-fi hotspot connection method and terminal
JP5435067B2 (ja) 通信システム、情報端末、通信方法及びプログラム
JP2019176451A (ja) システム、端末装置、デバイス及びプログラム
WO2024060930A1 (zh) 通信方法、装置、电子设备和计算机可读存储介质
CN108012270B (zh) 一种信息处理的方法、设备和计算机可读存储介质
JP5240055B2 (ja) 通信サーバ装置、通信端末装置及び通信方法
JP6877477B2 (ja) 通信端末、プログラム、通信方法及び通信システム
CN106533478B (zh) 可穿戴终端及其通信方法
US11805560B2 (en) Peer to peer communication system
JP2017098852A (ja) 通信装置、通信制御装置、通信方法、通信制御方法、システム及びプログラム
JP2006314138A (ja) 無線lan端末の無線lanへの参加制御方法及び無線lan基地局装置並びに無線lan端末装置
JP5516279B2 (ja) 通信機器接続システム、通信機器接続方法、および通信機器接続プログラム
JP6428124B2 (ja) 端末装置、コミュニケーションシステム、方法およびプログラム
CN105472726B (zh) 一种位置确定方法及装置
JP6161213B2 (ja) 音声通知システム、音声管理サーバ、及び端末管理サーバ
JP2019129368A (ja) 通信装置、通信システム、情報処理方法及びプログラム
JP6272654B2 (ja) 通信システム及び通信方法
US11392280B2 (en) Image selection apparatus
JP5870177B1 (ja) 無線通信システム、中継装置、無線通信方法及びコンピュータプログラム
US20150358474A1 (en) Communication processing system, communication processing method, communication processing device, communication terminal, and control method and control program therefor
JP2016208099A (ja) 通信システム及び接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6877477

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE

Ref document number: 6877477

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250