JP2017098852A - 通信装置、通信制御装置、通信方法、通信制御方法、システム及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信制御装置、通信方法、通信制御方法、システム及びプログラム Download PDF

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Masaru Kuroda
勝 黒田
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Shintaro Kawamura
晋太郎 川村
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hiroshi Wang
洋 王
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Ryusuke Mayuzumi
龍輔 黛
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Hiroki Sugino
弘樹 杉野
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Abstract

【課題】無線通信システムのセキュリティの向上を図る。【解決手段】第1の通信方式で通信を行う第1の通信範囲内に形成された、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式の第2の通信範囲内で、第1の通信方式の通信を許可する通信制御装置と、第1の通信範囲内の第2の通信範囲内で第1の通信方式の通信を行う通信装置とを備える。通信装置は、記憶制御部が、第1の通信方式の通信回線を確立する設定情報を記憶部に記憶制御する。また、通信制御部が、第2の通信範囲内において、設定情報を用いて第1の通信方式の通信回線を確立する。また、検出部が、第2の通信範囲外に移動したことを検出し、切断部が、第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、第1の通信方式の通信回線を切断処理する。そして、無効化部が、記憶部に記憶されている設定情報のうち、切断処理された第1の通信方式の通信回線に対応する設定情報を削除又は変更して無効化する。【選択図】図21

Description

本発明は、通信装置、通信制御装置、通信方法、通信制御方法、システム及びプログラムに関する。
今日において、ネットワークのアクセスポイントを介して、遠隔のコンピュータと電磁波による無線通信を可能とする無線LANが知られている。LANは、「Local Area Network」の略記である。無線LANは、利便性の高いネットワークであり、広く普及している。また、無線LANよりも通信範囲の狭い、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信も広く普及している。
ここで、無線LANに代表される中程度の到達距離を持つ無線通信ネットワーク内において、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信範囲内に限定して、無線LANの使用を許可するアドホックな無線通信システムの構築を考える。このようなアドホックな無線通信システムでは、ユーザのデバイスが、ブルートゥース(登録商標)の通信範囲外に移動した場合は、無線LANの通信回線を切断することでセキュリティを確保する。
しかし、無線LANの通信回線を切断した後も、デバイス内には、無線LAN通信で用いた接続設定情報が記憶されたままの状態で残存する。また、デバイスによっては、無線LAN通信回線が切断されると、記憶されている接続設定情報を用いて再接続を図る再接続機能を備えているデバイスも多い。
このため、上述のアドホックな無線通信システムにおいて、ユーザのデバイスが、ブルートゥース(登録商標)の通信範囲外に移動することで、無線LAN通信回線が切断された場合でも、無線LAN通信範囲内に位置していれば、デバイス内に記憶されている接続設定情報を用いて、無線LAN通信回線に再接続されるおそれがある。これは、無線通信システムのセキュリティ上、好ましいことではない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、無線通信システムのセキュリティの向上を図ることができるような通信装置、通信制御装置、通信方法、通信制御方法、システム及びプログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1の通信方式で通信を行うための第1の通信部と、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信を行うための第2の通信部と、第1の通信方式の通信回線を確立するための設定情報を記憶部に記憶制御する記憶制御部と、第1の通信方式の第1の通信範囲内に形成された、第2の通信方式の第2の通信範囲内において、設定情報を用いて第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御部と、第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出部と、第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断部と、記憶部に記憶されている設定情報のうち、切断処理された第1の通信方式の通信回線に対応する設定情報を無効化する無効化部とを有する。
本発明によれば、無線通信システムのセキュリティの向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、無線LAN通信システムの基本構成を示すシステム構成図である。 図2は、基本構成となる無線LAN通信システムに設けられている通信範囲制限装置のハードウェア構成図である。 図3は、基本構成となる無線LAN通信システムに設けられているスマートフォンのハードウェア構成図である。 図4は、基本構成となる無線LAN通信システムに設けられているプリンタ装置のハードウェア構成図である。 図5は、基本構成となる無線LAN通信システムに設けられているプロジェクタ装置のハードウェア構成図である。 図6は、基本構成となる無線LAN通信システムに設けられている通信範囲制限装置の機能ブロック図である。 図7は、基本構成となる無線LAN通信システムに設けられているスマートフォンの機能ブロック図である。 図8は、基本構成となる無線LAN通信システムに設けられているプリンタ装置の機能ブロック図である。 図9は、基本構成となる無線LAN通信システムにおいて、無線LAN通信エリアのBLE通信エリア内に移動したスマートフォンが、無線LAN通信回線を確立する流れを示すシーケンス図である。 図10は、基本構成となる無線LAN通信システムにおいて、無線LAN通信エリアのBLE通信エリア内に位置するプリンタ装置が、無線LAN通信回線を確立する流れを示すシーケンス図である。 図11は、基本構成となる無線LAN通信システムにおいて、無線LANに接続されたスマートフォンからプリンタ装置を遠隔操作して印刷物を印刷する流れを示すフローチャートである。 図12は、基本構成となる無線LAN通信システムにおいて、BLE通信エリア内でプリンタ装置に無線LAN接続されているスマートフォンが、BLE通信エリア外に移動した際に、無線LAN通信回線(及びBLE通信回線)が切断される流れを示すシーケンス図である。 図13は、基本構成となる無線LANシステムにおいて、BLE通信エリアの少なくとも一部が無線LAN通信エリア外に位置する場合の一例を示すシステム構成図である。 図14は、第1の実施の形態の無線LAN通信システムのシステム構成図である。 図15は、第1の実施の形態の無線LAN通信システムにおいて、スマートフォンのROMに設けられている通信制御プログラムをCPUが実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。 図16は、スマートデバイスが無線LAN通信のセットアップを行うまでの各部の動作を示すタイムチャートである。 図17は、スマートデバイスが無線LAN通信回線を切断するまでの各部の動作を示すタイムチャートである。 図18は、スマートデバイスにおいて、現在又は過去において検出(又は接続)された無線LAN通信回線の一覧の表示画面を示す図である。 図19は、現在又は過去において無線LAN通信回線の接続処理に用いられた設定情報の一覧を示す図である。 図20は、スマートデバイスのCPUによる、無線LAN通信回線の再接続動作を説明するためのタイムチャートである。 図21は、第1の実施の形態の無線LAN通信システムにおいて、スマートデバイスのCPUが、切断処理された無線LAN通信回線の設定情報を削除処理する動作を説明するためのタイムチャートである。 図22は、第2の実施の形態の無線LAN通信システムのスマートデバイスのCPUがROMに記憶された通信制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。 図23は、第2の実施の形態の無線LAN通信システムのスマートデバイスのCPUが、切断処理された無線LAN通信回線の設定情報を変更処理する動作を説明するためのタイムチャートである。 図24は、第3の実施の形態の無線LAN通信システムの通信範囲制限装置のCPUが、ROMに記憶された通信制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。 図25は、第3の実施の形態の無線LAN通信システムの通信範囲制限装置が、スマートデバイスとの間において、無線LAN通信回線の接続及び切断の流れを示すタイムチャートである。 図26は、第4の実施の形態の無線LAN通信システムの通信範囲制限装置のCPUがROMに記憶された通信制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。 図27は、第4の実施の形態の無線LAN通信システムの通信範囲制限装置が、スマートデバイスとの間において、無線LAN通信回線を接続する流れを示すタイムチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明を適用した実施の形態となる無線LAN(Local Area Network)通信システムを詳細に説明する。
(基本構成)
まず、以下に説明する実施の形態の無線LAN通信システムの基本構成を説明する。図1は、無線LAN通信システムの基本構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、無線LAN通信システムは、通信範囲制限装置1、第1のデバイスとしてスマートフォン2、第2のデバイスとしてプリンタ装置3、及び、第3のデバイスとしてプロジェクタ装置4を有している。なお、図1に示す各デバイスは一例であり、後述する通信機能を有するデバイスであれば、どのようなデバイスでもよい。例えばスマートフォン2の代わりに、タブレット端末装置、携帯ゲーム機、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の携帯可能な通信機器を用いてもよい。
(通信範囲制限装置の基本構成)
通信範囲制限装置1は、例えば無線LANルータ等の、無線LANのアクセスポイントを形成する機器となっている。通信範囲制限装置1は、ローカルエリアネットワークの一例として、図1中、実線の楕円で示す無線LAN通信エリア5を形成する。また、通信範囲制限装置1は、無線LAN通信エリア5内における、無線LAN通信エリア5よりも狭いエリア内においてのみ、各デバイスの通信を可能とする。例えば、通信範囲制限装置1は、無線LAN通信エリア5内における、無線LAN通信エリア5よりも狭い、パーソナルエリアネットワーク(PAN)内においてのみ、各デバイスの通信を可能とする。
一例として、パーソナルエリアネットワークとしては、極低電力でBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信を行うブルートゥース(登録商標)PANを用いることができる。図1中、点線の楕円に示す通信範囲が、ブルートゥース(登録商標)PANによるBLE通信エリア6である。なお、パーソナルエリアネットワークはブルートゥースPANであることとして説明を進める。しかし、ブルートゥースの代わりに、例えば非接触無線(NFC:Near Field Communications)、ミリ波無線通信、QRコード(登録商標)、可視光、環境音、又は超音波を用いてもよい。
(通信範囲制限装置の基本的なハードウェア構成)
図2に、通信範囲制限装置1の基本的なハードウェア構成を示す。この図2に示すように、通信範囲制限装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、入出力インタフェース(入出力I/F)15、無線LANAP部16(APはアクセスポイントの意である)、及び、BLE通信部17を有している。CPU11〜BLE通信部17は、バスライン18を介して相互に接続されている。無線LANAP部16は、第1の通信部の一例である。BLE通信部17は、第2の通信部の一例である。
ROM12には、無線LAN通信エリア5内のBLE通信エリア6でのみ、各デバイスの通信を可能とするための通信制御プログラムが記憶されている。通信制御プログラムは、RAM13又はHDD14等の他の記憶部に記憶させてもよい。CPU11は、通信制御プログラムに従って動作することで、無線LANAP部16及びBLE通信部17を制御し、無線LAN通信エリア5内のBLE通信エリア6においてのみ、各デバイスの通信を可能とする制御を行う。
図1及び図2においては、通信範囲制限装置1は、機器単体として図示されている。しかし、通信範囲制限装置1は、各デバイスの内部に組み込まれていてもよい。例えばプリンタ装置、または、複合機(MFP)等の機器内に組み込まれていてもよい。
(スマートフォンの基本的なハードウェア構成)
図3に、スマートフォン2の基本的なハードウェア構成を示す。この図3に示すように、スマートフォン2は、CPU21、ROM22、RAM23、表示部24、マイクロホン部25、スピーカ部26を有している。また、スマートフォン2は、入出力I/F28、無線通信部29、カメラ部30、無線LAN通信部31、及び、BLE通信部32を有している。CPU21〜BLE通信部32は、バスライン33を介して相互に接続されている。
ROM22には、無線LAN通信エリア5内のBLE通信エリア6でのみ、各デバイスの通信を可能とするための通信制御プログラムが記憶されている。通信制御プログラムは、RAM23等の他の記憶部に記憶させてもよい。CPU21は、通信制御プログラムに従って動作することで、無線LAN通信部31及びBLE通信部32を制御する。これにより、無線LAN通信エリア5内のBLE通信エリア6におけるBLE通信を可能とする。
表示部24は、透明電極で形成されたタッチパネルと、表示パネルとを一体的に形成した、いわゆるタッチパネル付表示部となっている。無線通信部29は、所定のキャリアの無線基地局を介して、電話及びメール等の通信を行う。
(プリンタ装置の基本的なハードウェア構成)
図4に、プリンタ装置3の基本的なハードウェア構成を示す。この図4に示すように、プリンタ装置3は、CPU41、ROM42、RAM43、操作パネル44、プリンタ機構45を有している。また、プリンタ装置3は、HDD46、無線LAN通信部47、BLE通信部48、有線通信部49及び入出力I/F50を有している。CPU41〜入出力I/F50は、バスライン51を介して相互に接続されている。
ROM42には、無線LAN通信エリア5内のBLE通信エリア6でのみ、各デバイスの通信を可能とするための通信制御プログラムが記憶されている。通信制御プログラムは、RAM43又はHDD46等の他の記憶部に記憶させてもよい。CPU41は、通信制御プログラムに従って動作することで、無線LAN通信部47及びBLE通信部48を制御する。これにより、無線LAN通信エリア5内のBLE通信エリア6におけるBLE通信を可能とする。また、プリンタ機構45は、スマートフォン2から指定された印刷設定で画像及びテキスト等の印刷を行う。
(プロジェクタ装置の基本的なハードウェア構成)
図5に、プロジェクタ装置4の基本的なハードウェア構成を示す。この図5に示すように、プロジェクタ装置4は、入力インタフェース部(入力IF部)61、画像処理部62、照明光学系63、RAM64及び操作部65を有している。また、プロジェクタ装置4は、リモートコントローラ70から赤外線送信されるコマンドを受信する受信部66、無線LAN通信部67、BLE通信部68、及び、CPU69を有している。
このようなプロジェクタ装置4は、投影される画像に対応する画像情報が、入力IF部61に供給される。画像情報は、画像処理部62により、歪み補正等の所定の画像処理が施された後、照明光学系63によりスクリーン等に投影される。
RAM64には、無線LAN通信エリア5内のBLE通信エリア6でのみ、各デバイスの通信を可能とするための通信制御プログラムが記憶されている。通信制御プログラムは、ROM又はHDD等の他の記憶部に記憶させてもよい。CPU69は、通信制御プログラムに従って動作することで、無線LAN通信部67及びBLE通信部68を制御する。これにより、無線LAN通信エリア5内のBLE通信エリア6におけるBLE通信を可能とする。
(通信範囲制限装置の基本的なソフトウェア構成)
次に、図6は、通信範囲制限装置1のCPU11が通信制御プログラムに従って動作することで実現される各機能の機能ブロックである。この図6に示すように、通信範囲制限装置1のCPU11は、通信制御プログラムを実行することで、デバイス接続部75、周辺機器接続部76、離脱検知部77、無線LANAP制御部78及びBLE通信制御部79として機能する。
なお、この例では、デバイス接続部75〜BLE通信制御部79は、通信制御プログラムにより、ソフトウェア的に実現されることとして説明を進める。しかし、デバイス接続部75〜BLE通信制御部79のうち、一部又は全部をIC(Integrated Circuit)で実現してもよいし、一部または全部をハードウェアで実現してもよい。
また、通信範囲制限装置1の通信制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、通信範囲制限装置1の通信制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、通信範囲制限装置1の通信制御プログラムは、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(スマートフォンの基本的なソフトウェア構成)
次に、図7は、スマートフォン2のCPU21が通信制御プログラムに従って動作することで実現される各機能の機能ブロックである。この図7に示すように、スマートフォン2のCPU21は、通信制御プログラムに従って動作することで、印刷依頼部81、無線LAN通信制御部82、BLE通信制御部83としての機能を実現させる。印刷依頼部81は、BLE通信によりプリンタ装置3を遠隔操作して、所望の画像及び文字等を印刷させる機能である。
なお、この例では、印刷依頼部81〜BLE通信制御部83は、通信制御プログラムにより、ソフトウェア的に実現されることとして説明を進める。しかし、印刷依頼部81〜BLE通信制御部83のうち、一部又は全部をIC(Integrated Circuit)で実現してもよいし、一部または全部をハードウェアで実現してもよい。
また、スマートフォン2の通信制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリなどのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、スマートフォン2の通信制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、スマートフォン2の通信プログラムは、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(プリンタ装置の基本的なソフトウェア構成)
次に、図8は、プリンタ装置3のCPU41が通信制御プログラムに従って動作することで実現される各機能の機能ブロックである。この図8に示すように、プリンタ装置3のCPU41は、通信制御プログラムに従って動作することで、印刷部85、無線LAN通信制御部86及びBLE通信制御部87としての機能を実現させる。印刷部85は、スマートフォン2から依頼された画像及び文字等を用紙に印刷するように、プリンタ機構45を制御する機能である。
なお、この例では、印刷部85〜BLE通信制御部87は、ソフトウェア的に実現されることとして説明を進める。しかし、印刷部85〜BLE通信制御部87のうち、一部又は全部をIC(Integrated Circuit)で実現してもよいし、一部又は全部をハードウェアで実現してもよい。
また、プリンタ装置3の通信制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリなどのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、プリンタ装置3の通信制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、プリンタ装置3の通信制御プログラムは、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(無線LAN通信システムの基本動作の概要)
このような無線LAN通信システムにおいて、図1に実線で示す外側の楕円が、通信範囲制限装置1の無線LANAP部16で形成される無線LANの通信可能範囲(無線LAN通信エリア5)を示している。この無線LAN通信エリア5内に、スマートフォン2、プリンタ装置3及びプロジェクタ装置4が位置している。
スマートフォン2は、無線LAN通信機能が設けられたプリンタ装置3及びプロジェクタ装置4等の周辺機器と通信し、無線LANを介して所望の画像、文字等の印刷、又は、画像の投影等の遠隔操作が可能となっている。
また、プリンタ装置3及びプロジェクタ装置4等の周辺機器は、無線LAN通信部47,67と共に、BLE通信部48,68を有している。これにより、通信範囲制限装置1のBLE通信部17との間で、BLE通信が可能となっている。ただし、図1に、点線の楕円で示すように、BLE通信エリア6は、無線LAN通信エリア5よりも狭くなっている。このため、BLE通信エリア6内に位置するスマートフォン2及びプリンタ装置3と、通信範囲制限装置1との間でBLE通信を行うことは可能である。しかし、BLE通信エリア6外に位置するプロジェクタ装置4と、通信範囲制限装置1との間でBLE通信を行うことは不可となっている。
すなわち、無線LAN通信システムは、後述するように、BLE通信を用いて無線LAN設定を行う。このため、実際に無線LANで通信できるのは、BLE通信が可能なスマートフォン2及びプリンタ装置3だけであり、BLE通信が不可なプロジェクタ装置4は、無線LAN通信エリア5内であっても、無線LAN設定を行うことができず、無線LAN通信は不可となっている。
(スマートフォンに対する基本的な接続動作)
図9は、無線LAN通信エリア5のBLE通信エリア6内に移動したスマートフォン2が、無線LAN通信回線を確立する流れを示すシーケンス図である。通信範囲制限装置1のデバイス接続部75は、BLE通信制御部79からBLE通信部17を介して、例えば3つのアドバタイズメントチャネルのアドバタイズメントパケットを送信することで、周辺機器に対して自機(自装置)の存在を知らせている。アドバタイズメントパケットには、BLE通信エリア6を示す通信範囲情報が含まれている。ステップS1は、BLE通信エリア6を示す通信範囲情報を含むアドバタイズメントパケットの送信を示している。
BLE通信エリア6内に、スマートフォン2が位置すると、スマートフォン2のBLE通信部32で、通信範囲制限装置1から送信されているアドバタイズメントパケット(通信範囲情報)が受信される。スマートフォン2は、受信した通信範囲情報を参照することで、スマートフォン2自身がBLE通信エリア6内に位置しているか否かを判別する。そして、この判別結果を、ステップS2に示す応答として、BLE通信により通信範囲制限装置1に送信する。スマートフォン2が、BLE通信エリア6内に位置している場合、スマートフォン2のBLE通信部32及び通信範囲制限装置1のBLE通信部17は、ステップS3において、BLE通信のペアリング処理(BLEペアリング)を行う。これにより、スマートフォン2と通信範囲制限装置1との間でBLE通信が可能となる。
次に、BLEペアリングが完了すると、通信範囲制限装置1のデバイス接続部75は、ステップS4において、Wi−Fiアライアンスで規格化された無線LAN接続を容易化するWPS方式のPINコード(固有識別情報)を、BLE通信により、スマートフォン2に送信する。また、通信範囲制限装置1のデバイス接続部75は、ステップS6において、無線LANAP部16に対して、スマートフォン2に送信したPINコードを転送し、WPS方式の通信開始準備指示を行う。通信範囲制限装置1の無線LANAP部16は、ステップS8において、スマートフォン2に送信したPINコードを用いてWPS方式のセットアップを行う。
一方、通信範囲制限装置1からWPS方式のPINコードを受信したスマートフォン2のBLE通信部32は、ステップS5において、受信したPINコードを無線LAN通信部31に転送し、WPS方式の通信開始準備指示を行う。無線LAN通信部31は、ステップS7において、通信範囲制限装置1から転送されたPINコードを用いてWPS方式のセットアップを行う。これにより、ステップS9において、スマートフォン2及び通信範囲制限装置1が、PINコードを用いたWPS方式によりWi−Fi接続(無線LAN接続)される。
このように、無線LAN通信システムは、スマートフォン2が通信範囲制限装置1のBLE通信エリア6内に位置した際、自動的にWi−Fi接続(無線LAN接続)が完了する。このため、ユーザの無線LANに対する設定知識及び面倒なPINコードの入力操作等を不要とすることができる。また、BLE通信においては、暗号化された情報が各機器間で送受信されるため、安全性を確保したうえでPINコードの送受信を行うことができる。
次に、スマートフォン2のBLE通信制御部83及び通信範囲制限装置1のBLE通信制御部79は、新たなデバイスの接続を可能とするために、ステップS10において、一旦、BLE通信を切断する。その後、通信範囲制限装置1のデバイス接続部75は、ステップS11において、ステップS1で説明したように、BLE通信エリア6を示す通信範囲情報を含むアドバタイズメントパケットを送信する。そして、通信範囲制限装置1のデバイス接続部75は、上述のようにBLE通信により、BLE通信エリア6に位置しているスマートフォン2等のデバイスと、無線LAN通信回線の確立を図る。
(プリンタ装置に対する基本的な接続動作)
次に、図10は、無線LAN通信エリア5のBLE通信エリア6内に位置するプリンタ装置3が、無線LAN通信回線を確立する流れを示すシーケンス図である。周辺機器となるプリンタ装置3は、印刷を依頼するスマートフォン2等のデバイスから印刷の依頼を受けることで、有効に機能するデバイスである。このため、プリンタ装置3との間で無線LAN通信を確立する場合、プリンタ装置3を制御するスマートフォン2等が、予め無線LANに接続済みであることが好ましい。図10のシーケンス図は、スマートフォン2が、無線LANに接続済みであることを前提としている(図9の説明を参照)。そして、図10のシーケンス図は、図9のステップS10において、スマートフォン2と通信範囲制限装置1との間のBLE通信が一旦切断され、アドバタイズメントパケットの送信が可能となることで、ステップS21からの処理が開始される。
プリンタ装置3は、据え置き型の機器であり、通信範囲制限装置1のBLE通信エリア6内に設けられている。プリンタ装置3は、ステップS21において、上述の3つのアドバタイズメントチャネルを介して、スマートフォン2等の印刷の依頼を行うデバイスが、無線LANに接続されたか否かを問うための接続問い合わせ情報を含むアドバタイズメントパケットを、BLE通信部48を介して通信範囲制限装置1に定期的に送信する。図6に示した通信範囲制限装置1の周辺機器接続部76は、ステップS22において、印刷の依頼を行うデバイスの接続の有無を示す応答を、BLE通信部17を介してプリンタ装置3に送信する。
スマートフォン2等、印刷の依頼を行うデバイスが、無線LANに接続された場合、通信範囲制限装置1の周辺機器接続部76及びプリンタ装置3のBLE通信部48は、ステップS23において、BLE通信のペアリング処理(BLEペアリング)を行う。これにより、プリンタ装置3と通信範囲制限装置1との間でBLE通信が可能となる。
次に、BLEペアリングが完了すると、通信範囲制限装置1の周辺機器接続部76は、ステップS24において、Wi−Fiアライアンスで規格化された無線LAN接続を容易化するWPS方式のPINコードをプリンタ装置3に送信する。また、通信範囲制限装置1は、ステップS26において、プリンタ装置3に送信したPINコードを無線LANAP部16に転送し、WPS方式の通信開始準備指示を行う。通信範囲制限装置1の無線LANAP部16は、ステップS28において、プリンタ装置3に送信したPINコードを用いてWPS方式のセットアップを行う。
一方、通信範囲制限装置1からWPS方式のPINコードを受信したプリンタ装置3のBLE通信部48は、ステップS25において、受信したPINコードを無線LAN通信部47に転送し、WPS方式の通信開始準備指示を行う。無線LAN通信部47は、ステップS27において、BLE通信部48から転送されたPINコードを用いてWPS方式のセットアップを行う。これにより、ステップS29において、プリンタ装置3及び通信範囲制限装置1が、PINコードを用いたWPS方式によりWi−Fi接続(無線LAN接続)される。
次に、プリンタ装置3のBLE通信部48及び通信範囲制限装置1のBLE通信部17は、新たなデバイスの接続を可能とするために、ステップS30において、一旦、BLE通信を切断する。その後、プリンタ装置3のBLE通信部48は、ステップS31において、ステップS21で説明したように、接続問い合わせ情報を含むアドバタイズメントパケットを送信する。そして、通信範囲制限装置1は、印刷を依頼するデバイスが無線LANに接続された際に、上述のようにBLE通信により、BLE通信エリア6に位置しているプリンタ装置3と、無線LAN通信回線の確立を図る。
(印刷動作)
次に、図11のフローチャートに、無線LANに接続されたスマートフォン2からプリンタ装置3を遠隔操作して印刷物を印刷する流れを示す。上述のように無線LAN内において、スマートフォン2及びプリンタ装置3が無線LAN通信部31,47を介して相互に接続されると、スマートフォン2でプリンタ装置3を遠隔操作することが可能となる。
スマートフォン2でプリンタ装置3を遠隔操作する場合、ユーザは、スマートフォン2のROM22等の記憶部に記憶されている印刷アプリケーションプログラムを起動操作する。印刷アプリケーションプログラムが起動操作されると、図7に示すスマートフォン2の印刷依頼部81は、ステップS41において、無線LAN通信制御部82及び無線LAN通信部31を介してプリンタ装置3に印刷要求を行う。図8に示すプリンタ装置3の印刷部85は、印刷要求を受信すると、ステップS42において、無線LAN通信部47を介して、スマートフォン2に対し、印刷に用いるデバイスの問い合わせを行う。ユーザは、スマートフォン2に記憶されているデータを印刷する場合は、印刷に用いるデバイスはスマートフォン2であることを、無線LAN通信により、プリンタ装置3に通知する。または、ユーザは、プロジェクタ装置4で投影している画像等を印刷する場合は、印刷に用いるデバイスはプロジェクタ装置4であることを、無線LAN通信により、プリンタ装置3に通知する。
次に、ステップS43では、プリンタ装置3の印刷部85が、無線LAN通信により、スマートフォン2に対して、印刷するデータの問い合わせを行う。ユーザは、スマートフォン2に記憶されている画像又はテキスト等のデータを印刷する場合、印刷するデータは、スマートフォン2に記憶されているデータであることを、無線LAN通信により、プリンタ装置3に通知する。または、ユーザは、プロジェクタ装置4で投影している画像等が印刷するデータである場合は、印刷するデータはプロジェクタ装置4で投影されているデータであることを、無線LAN通信により、プリンタ装置3に通知する。最後に、プリンタ装置3の印刷部85は、ステップS44において、無線LAN通信により、ユーザに指定されたデバイス(スマートフォン2又はプロジェクタ装置4)から、ユーザに指定されたデータを取得して印刷を実行する。
(デバイスの切断動作)
次に、図12は、BLE通信エリア6内でプリンタ装置3に無線LAN接続されているスマートフォン2が、BLE通信エリア6外に移動した際に、無線LAN通信回線(及びBLE通信回線)が切断される流れを示すシーケンス図である。ステップS51では、上述のようにBLE通信エリア6に対応する通信範囲を示す通信範囲情報が、通信範囲制限装置1のBLE通信部17からスマートフォン2にBLE通信により送信される。スマートフォン2は、GPS(Global Positioning System)等により自機で検出した自機位置と、通信範囲情報で示されるBLE通信エリア6とを比較する。そして、スマートフォン2は、自機位置がBLE通信エリア6外となったことを検出した際に、ステップS52において、無線LAN通信部31に対して無線LANの切断指示(Wi−Fi切断指示)を行う。
なお、この例では、通信範囲制限装置1側からスマートフォン2に対して通信範囲情報を送信し、スマートフォン2が、自機の現在位置と通信範囲情報で示されるBLE通信エリア6とを比較して、BLE通信エリア6に対する離脱の有無を検出することとした。しかし、スマートフォン2がGPS等で検出した自機の現在位置を通信範囲制限装置1にBLE通信で送信し、通信範囲制限装置1が、スマートフォン2の現在位置とBLE通信エリア6とを比較して、BLE通信エリア6に対するスマートフォン2等のデバイスの離脱の有無を検出してもよい。この場合、図6に示す離脱検知部77が、BLE通信エリア6に対するスマートフォン2等のデバイスの離脱の有無を検知することとなる。
スマートフォン2の無線LAN通信部31は、BLE通信部32から無線LANの切断が指示されると、ステップS53において、無線LAN通信を用いて、通信範囲制限装置1に対して無線LANの切断要求を行う。通信範囲制限装置1は、無線LANの切断要求を受信すると、ステップS54に示すように、無線LANの切断要求を行ったデバイスに関連する無線LAN通信回線を切断する。これにより、スマートフォン2のみならず、プリンタ装置3の無線LAN通信回線も切断される。
なお、無線LAN通信回線の切断後に、再度、無線LAN通信回線を確立する場合、通信範囲制限装置1は、PINコードを新たなものに更新する。このため、BLE通信エリア6外に移動したスマートフォン2が、再度、BLE通信エリア6内に移動した際には、前回とは異なるPINコードを用いて無線LAN通信回線が確立されることとなる。
このように、無線LAN通信システムは、スマートフォン2がBLE通信エリア6外に移動した際に、自動的に無線LAN通信回線及びBLE通信回線を切断することができる。このため、スマートフォン2が無線LANに接続可能な範囲を、一定の範囲内(BLE通信エリア6内)に限定することができる。また、BLE通信エリア6外に移動したスマートフォン2のみならず、スマートフォン2と通信を行っていたプリンタ装置3の無線LAN通信回線も切断する。このため、スマートフォン2との間の無線LAN通信回線を切断することで、使用されないこととなった無線LAN通信回線に対するプリンタ装置3の接続が、無駄に継続される不都合を防止でき、より高い通信セキュリティを得ることができる。すなわち、例えば社内LAN等の構内網への接続許可を持たないユーザに対しても、構内網の安全性を確保したうえで、ユーザのデバイスを、一時的かつ簡単に、構内網に通信接続させて使用させることができる。
また、無線LAN通信回線の切断後に、再度、無線LAN通信回線を確立する際には、PINコードを新たなものに更新する。このため、BLE通信エリア6外に移動したスマートフォン2が、前回の接続時に用いていたPINコードを再利用して、他のデバイスの無線LAN通信の傍受を図る不正行為を防止できる。
また、BLE通信エリア6外にスマートフォン2が移動した際には、スマートフォン2のみならず、スマートフォン2と通信を行っていたプリンタ装置3の無線LAN通信回線も切断する。これにより、スマートフォン2との間の無線LAN通信回線を切断することで、使用されないこととなった無線LAN通信回線に対するプリンタ装置3の接続が、無駄に継続される不都合を防止でき、より高い通信セキュリティを得ることができる。
なお、無線LAN通信回線の確立時に、BLE通信により、通信範囲制限装置1からスマートフォン2等のデバイスに配信するWPS方式のPINコードの代わりに、公開鍵を配信してもよい。WPS方式のPINコードの代わりに、例えばディフィーヘルマン鍵交換法(Diffie-Hellman key exchange method)による公開鍵を配信して、無線LAN通信回線を確立してもよい。この場合、BLE通信エリア6内で公開鍵の送受信が行われるため、無線LANの管理者の目が届く範囲内で公開鍵の送受信が行われる。このため、公開鍵を送信するデバイス、及び、公開鍵を受信するデバイス及びユーザ等が明確である。従って、不正ユーザ及び不正デバイス等の、いわゆる成りすましによる不正な通信を防止できる。また、一旦確立された無線LAN通信回線が切断され、再度、無線LAN通信回線が確立される際には、上述のPINコードの場合と同様に、前回とは異なる新たな公開鍵を用いることが好ましいであろう。
また、音声(空間を伝搬する音響出力)で、通信範囲制限装置1からスマートフォン2又はプリンタ装置3等のデバイスに対して、PINコード又は公開鍵を伝達してもよい。この場合、音響出力は、BLE通信で用いられる電波よりも空間の伝達性が悪いため、各デバイス間で音声の送受が可能な範囲に、PINコード等の送受信範囲を制限できる。このため、システム管理者等の目の届く狭い範囲でPINコード等の送受信が行われる。従って、上述の不正ユーザ及び不正デバイス等の、いわゆる成りすましによる不正な通信を、さらに強力に防止できる。
また、通信範囲情報の代わりに、BLE通信部17の受信信号強度(RSSI)を用いて、BLE通信エリア6内のデバイスの有無を監視してもよい。また、退場RSSIエリア及び入場RSSIエリアとみなすBLE通信の受信信号強度を、所望の受信信号強度に設定することで、BLE通信エリア6の範囲内において、無線LANに接続可能な範囲(入場RSSIエリアの範囲)を動的に調整できる。
以上、無線LAN通信エリア内にBLE通信エリアが無線LAN通信エリアに包含されている例を示したが、例えば、図13に示すように、BLE通信エリアの少なくとも一部の領域が無線LAN通信エリア外に位置する状態であってもよい。図13において、無線LAN通信回線を確立できるエリアは、BLE通信エリア6’となる。無線LAN通信エリア外のBLE通信エリア7では、BLE通信により通信範囲情報を受信可能であるが、そもそも無線LAN通信を行うためのセットアップができないためである。図13に示すような状態は、例えば、無線LANAP部16とBLE通信部17が異なる位置に配置されている場合や、通信の指向性により通信可能範囲が一方向に突出しているような場合に考えられる。
(第1の実施の形態)
次に、このような基本構成を有する無線LAN通信システムの第1の実施の形態を説明する。実施の形態の無線LAN通信システムは、デバイスがBLE通信範囲内に移動した際に無線LAN通信回線の接続を行い、BLE通信範囲外に移動した際に無線LAN通信回線の切断を行う。そして、無線LAN通信回線を切断した場合は、デバイスに記憶されている無線LANのN設定情報を削除する。これにより、無線LAN通信回線の切断後に、BLE通信範囲外において無線LAN通信回線の再接続が行われる不都合を防止して、無線LAN通信システムのセキュリティの向上を図るようになっている。
まず、図14に、実施の形態の無線LAN通信システムのシステム構成図を示す。この図14に示すように、実施の形態の無線LAN通信システムは、上述の通信範囲制限装置1の無線LANAP部16により形成される無線LAN通信エリア5を有している。また、通信範囲制限装置1のBLE通信部17は、無線LAN通信エリア5内にBLE通信エリア6aを形成している。なお、この例では、無線LANAP部16及びBLE通信部17は、通信範囲制限装置1に設けられていることとして説明を進めるが、無線LANAP部16及びBLE通信部17は、それぞれ物理的に異なる機器でもよい。例えば、図14に示すデバイス100は、BLE通信エリア6とは異なるBLE通信エリア6bを形成するBLE通信デバイスとなっている。
BLE通信エリア6a内には、例えばスマートフォン又はプリンタ装置等のデバイス121〜デバイス123が設けられている。各デバイス121〜デバイス123は、それぞれBLE通信機能及び無線LAN通信機能を備えている。同様にBLE通信エリア6b内には、例えばスマートフォン又はプリンタ装置等のデバイス131〜デバイス132が設けられている。各デバイス131〜デバイス132は、それぞれBLE通信機能及び無線LAN通信機能を備えている。さらに、無線LAN通信エリア5内には、いずれのBLE通信エリア6a,6bにも含まれないデバイス111及びデバイス112が設けられている。デバイス111及びデバイス112も、BLE通信機能及び無線LAN通信機能を備えているが、いずれのBLE通信エリア6a,6b内に位置していないため、無線LAN通信が制限されている。詳しくは、後述する。
図15は、実施の形態の無線LAN通信システムにおいて、デバイス122(以下、スマートフォン122という)のROM22に設けられている通信制御プログラムをCPU21が実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。この図15に示すようにスマートフォン122のCPU21は、通信制御プログラムを実行することで、上述の印刷依頼部81〜BLE通信制御部83の各機能と共に、設定情報記憶制御部201及び設定情報削除部202として機能する。無線LAN通信制御部82及びBLE通信制御部83は、通信制御部の一例である。また、無線LAN通信制御部82は、切断部の一例である。また、BLE通信制御部83は、検出部の一例である。
設定情報記憶制御部201は、記憶制御部の一例であり、BLE通信エリア6a又はBLE通信エリア6b内に移動した際に、BLE通信により通知される無線LANの設定情報をRAM23等の記憶部に記憶制御する。設定情報削除部202は、無効化部の一例であり、スマートフォン122が、BLE通信エリア6a又はBLE通信エリア6b外に移動した際に、RAM23等の記憶部に記憶されている設定情報を削除する。
なお、印刷依頼部81〜BLE通信制御部83、設定情報記憶制御部201及び設定情報削除部202のうち、一部又は全部をIC(Integrated Circuit)で実現してもよいし、一部または全部をハードウェアで実現してもよい。
また、通信制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、通信制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、通信制御プログラムは、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
図16は、スマートデバイス122が無線LAN通信のセットアップを行うまでの各部の動作を示すタイムチャートである。この図16において、スマートデバイス122は、BLE通信エリア6a内に移動することで、BLE通信部17が連続的又は断続的に発信している通信範囲情報を受信すると(ステップS61)、BLE通信部17に応答信号を送信する(ステップS62)。
BLE通信部17は、スマートデバイス122から応答信号を受信すると、無線LAN通信の設定情報(セットアップ情報)をスマートデバイス122に送信する(ステップS63)。スマートデバイス122の設定情報記憶制御部201は、BLE通信部17から受信した設定情報をRAM23等の記憶部に記憶する。また、スマートデバイス122のBLE通信制御部83は、無線LANAP部16に対して設定情報を送信し、無線LAN通信回線の設定指示(セットアップ指示)を行う(ステップS64)。そして、スマートデバイス122及び無線LANAP部16は、設定情報に基づいて、それぞれ通信セットアップ処理を行う(ステップS65、ステップS66)。これにより。スマートデバイス122は、BLE通信エリア6a内において、無線LAN通信が可能となる。
図17は、スマートデバイス122が無線LAN通信回線を切断するまでの各部の動作を示すタイムチャートである。この図17において、スマートデバイス122は、BLE通信部17が連続的又は断続的に発信している通信範囲情報の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)が、所定の受信強度以下となった場合に、スマートデバイス122がBLE通信エリア6a外に位置しているものと判定する。なお、スマートデバイス122は、通信範囲情報で示される通信範囲と(ステップS71)、例えばGPS(global positioning system)センサ等で検出した現在位置とを比較して、スマートデバイス122がBLE通信エリア6a外になったか否かを判定してもよい。
スマートデバイス122は、BLE通信エリア6a外に移動したことを判定すると、現在位置が、通信範囲外となったことを示す情報(応答情報)をBLE通信部17に送信する(ステップS72)。なお、通信範囲は、通信が許可される範囲を示しており、電波の到達範囲よりも狭い範囲となっている。このため、スマートデバイス122が、BLE通信エリア6a外に位置することとなっても、スマートデバイス122とBLE通信部17との間のBLE通信は可能となっている。
BLE通信部17は、スマートデバイス122の現在位置が、BLE通信エリア6a外となったことを示す応答情報を受信すると、通信切断指示情報をスマートデバイス122に送信する(ステップS73)。
スマートデバイス122の無線LAN通信制御部82は、BLE通信部17から通信切断指示情報を受信すると、無線LANAP部16に対して通信切断指示情報を送信すると共に(ステップS74)、無線LAN通信回線を切断処理する(ステップS76)。また、通信切断指示情報を受信した無線LANAP部16も、無線LAN通信回線を切断処理する(ステップS75)。これにより、スマートデバイス122が無線LAN通信回線を使用できる範囲を、BLE通信エリア6a内に制限することができる。
ここで、図18は、スマートデバイス122において、現在又は過去において検出(又は接続)された無線LAN通信回線の一覧の表示画面である。また、図19は、現在又は過去において無線LAN通信回線の接続処理に用いられた設定情報の一覧である。上述のスマートデバイス122等の無線LAN通信機能を備えたデバイスは、図19に示すように、無線LAN(Wi−Fi)におけるアクセスポイントの識別名(SSID:Service Set Identifier)、無線LAN接続用の暗号パスワード及びセキュリティ方式を示す情報等の設定情報(セットアップ情報)を、RAM23等の記憶部に記憶する。スマートデバイス122のCPU21は、このような設定情報を、ユーザの操作に応じて、図18に示すように表示部24上に一覧表示する。これにより、ユーザは、過去に接続した無線LAN及び現在、接続可能な無線LANを認識できるようになっている。
スマートデバイス122の無線LAN通信制御部82は、無線LAN通信が切断されると、図19に示すSSID、無線LAN接続用暗号パスワード、設定情報等を用いて自動的に無線LAN通信回線の再接続を行う自動再接続機能を備えている。このため、スマートデバイス122がBLE通信エリア6外に移動して無線LAN通信回線が切断された場合でも、無線LAN通信制御部82は、図20のタイムチャートのステップS77で示すように、自動再接続機能により、無線LAN通信回線の再接続を図る。なお、図20のタイムチャートにおける無線LAN通信回線の切断処理までの流れ(ステップS71〜ステップS76)は、図17のステップS71〜ステップS76の処理と同じ処理を行う。詳しくは、図17のタイムチャートの説明を参照されたい。
しかし、実施の形態の無線LAN通信システムは、BLE通信エリア6内においてのみ、無線LAN通信回線の使用を許可するシステムである。このため、BLE通信エリア6外においても無線LAN通信回線の使用が可能となることは、セキュリティ上、好ましいことではない。
このため、実施の形態の無線LAN通信システムは、スマートデバイス122の設定情報削除部202が、無線LAN通信回線が切断処理された際に、RAM23に記憶されている設定情報等を、図21のタイムチャートのステップS79に示すように、削除処理する。なお、図21のタイムチャートにおける無線LAN通信回線の切断処理までの流れ(ステップS71〜ステップS76)は、図17のステップS71〜ステップS76の処理と同じ処理を行う。詳しくは、図17のタイムチャートの説明を参照されたい。
すなわち、無線LAN通信回線が切断処理されると、スマートデバイス122の設定情報削除部202が、RAM23に記憶されているSSIDに関連付けられた切断直前の設定情報を全部一度に削除処理する。例えば、切断直前に用いられていた設定情報が、図19に示す暗号方式がWEP(Wired Equivalent Privacy)で、パスワードが”xxxx”である、第1のSSIDの設定情報であった場合、設定情報削除部202は、この第1のSSIDの設定情報をRAM23から全て削除する。これにより、RAM23には、暗号方式がWPA2(Wi-Fi Protected Access 2)で、パスワードが”yyyy”である、第2のSSIDの設定情報のみが残り、以後、この第2のSSIDの設定情報を用いた無線LAN通信回線の接続のみが可能となる。
従って、BLE通信エリア6a外に移動することで無線LAN通信回線が切断された直後に、スマートデバイス122の自動再接続機能により、第1のSSIDの設定情報を用いて無線LAN通信回線が再接続される不都合を防止でき、実施の形態の無線LAN通信システムの通信セキュリティの向上を図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態の無線LAN通信システムを説明する。上述の第1の実施の形態の場合、無線LAN通信の設定情報を全て消去することで、スマートデバイス122の自動再接続機能により無線LAN通信回線が再接続される不都合を防止する例であった。これに対して、第2の実施の形態の無線LAN通信システムは、設定情報の一部又は全部を他の値に変更する例である。なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
図22は、第2の実施の形態の無線LAN通信システムのスマートデバイス122のCPU21がROM22に記憶された通信制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。この図22に示すように、CPU21は、通信制御プログラムを実行することで、印刷依頼部81〜BLE通信制御部83及び設定情報記憶制御部201と共に、設定変更部203を実現する。設定変更部203は、無効化部の一例である。
図23は、第2の実施の形態の無線LAN通信システムのスマートデバイス122における無線LAN通信回線の切断処理の流れを示すタイムチャートである。この図23に示すタイムチャートにおいて、ステップS71〜ステップS76の各処理は、図20及び図21のタイムチャートのステップS71〜ステップS76の各処理と同じ処理となる。詳しくは、図20及び図21のタイムチャートのステップS71〜ステップS76の説明を参照されたい。第2の実施の形態の無線LAN通信システムの場合、スマートデバイス122及び無線LANAP部16で無線LAN通信回線を切断処理した後のステップS80の処理が特徴的な処理となっている。
すなわち、スマートデバイス122は、無線LAN通信回線を切断処理すると、図22に示す設定変更部203が、ステップS80において、例えば図19に示す設定情報のうち、SSID名である第1のSSIDを第3のSSIDに変更する。または、設定変更部203は、暗号化方式をWEPからWPA2−PSK等に変更する。または、設定変更部203は、パスワードを“xxxx”から“xxxy”に変更する。設定変更部203は、無線LAN通信回線を切断処理した後、このように設定情報の一部(又は全部でもよい)を変更処理する。
これにより、無線LAN通信回線の切断処理の前後で、設定情報を異なるものとすることができる。このため、スマートデバイス122が、BLE通信エリア6a外に移動することで無線LAN通信回線が切断された直後に、スマートデバイス122の自動再接続機能により無線LAN通信回線が再接続される不都合を防止でき、無線LAN通信システムの通信セキュリティの向上を図ることができる他、上述の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態の無線LAN通信システムを説明する。上述の第1の実施の形態の場合、無線LAN通信の設定情報を全て消去することで、スマートデバイス122の自動再接続機能により無線LAN通信回線が再接続される不都合を防止する例であった。これに対して、第3の実施の形態の無線LAN通信システムは、無線LAN通信回線の切断後、一定時間経過するまでの間、無線LAN通信回線の再接続を禁止する例である。なお、第1の実施の形態と第3の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
図24は、第3の実施の形態の無線LAN通信システムの通信範囲制限装置1のCPU11がROM12に記憶された通信制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。この図24に示すように、CPU21は、通信制御プログラムを実行することで、デバイス接続部75〜BLE通信制御部79と共に、計時部211、端末記憶制御部212及び端末削除部213を実現する。無線LANAP制御部78及びBLE通信制御部79は、通信制御部の一例である。また、BLE通信制御部79は、検出部の一例である。また、無線LANAP制御部78は、切断部の一例である。
計時部211は、スマートデバイス122等のデバイスとの間の無線LAN通信回線を切断した後の経過時間を計時する。端末記憶制御部212は、記憶制御部の一例であり、後述する接続周辺機器リストに対して、無線LAN通信回線を接続しているデバイスを特定するための特定情報を記憶制御する。特定情報とは、例えばデバイスに固有に付されている機器識別情報(機器ID)等の端末固有情報である。以下、特定情報を端末固有情報という。端末削除部213は、削除部の一例であり、無線LAN通信回線を切断処理したデバイスの端末固有情報を、計時部211で計時される一定時間経過後に接続周辺機器リストから削除する。
図25は、第3の実施の形態の無線LAN通信システムの通信範囲制限装置1が、スマートデバイス122との間において、無線LAN通信回線の接続及び切断の流れを示すタイムチャートである。この図25のタイムチャートにおいて、ステップS61〜ステップS66の通信セットアップまでの処理は、図16のタイムチャートのステップS61〜ステップS66と同じ処理である。詳しくは、図16の説明を参照されたい。
図25のタイムチャートにおいて、無線LAN通信の通信セットアップが完了すると、通信範囲制限装置1の端末記憶制御部212は、ステップS67において、以下の表1に示す接続周辺機器リストに、通信セットアップが完了したデバイスの端末固有情報を記憶する。
Figure 2017098852
一例ではあるが、接続周辺機器リストは、通信範囲制限装置1により設定された一纏まりのBLE通信範囲6内でのみ使用可能な周辺機器を示すリストである。接続周辺機器リストは、通信範囲制限装置1を中心とした無線LAN通信エリア5内に存在する各BLE通信エリア6に対応してそれぞれ設けられる。接続周辺機器リストには、BLE通信エリア6に対するデバイスの入退場を特定する識別子としてデバイスのブルートゥース(登録商標)アドレス、スマートデバイス、プリンタ装置又はプロジェクタ装置等のデバイスの種別を示す種別情報が記憶される。また、接続周辺機器リストには、各デバイスのIPアドレス及び接続するデバイスの制御を行うための制御情報が記憶される。
すなわち、各デバイスのブルートゥース(登録商標)アドレス及びIPアドレスは、無線LAN通信エリア5内のデバイスが、BLE通信エリア6内において、他のデバイスと通信を行うためのアクセス情報の一例となっている。また、制御情報は、他のデバイスの所望の動作に対応する設定又は制御コマンド等となっている。
なお、この例では、接続周辺機器リストには、各デバイスのブルートゥース(登録商標)アドレス、各デバイスのデバイス種別を示す情報、各デバイスのIPアドレス、及び、各デバイスの制御情報を端末固有情報として記憶することとした。しかし、例えば各デバイスの機器識別情報(機器ID)等のユニークIDのみを、端末固有情報として記憶してもよい。
次に、ステップS73〜ステップS76において、無線LAN通信回線が切断処理されると、計時部211は、無線LAN通信回線が切断処理されてから経過した時間を計時する。無線LANAP制御部78は、予め定められた一定時間が、計時部211により計時されるまでの間、切断処理したデバイスの無線LAN通信回線の接続を拒否する(ステップS85)。すなわち、無線LAN通信回線が切断されたデバイスは、計時部211で一定時間が計時されるまでの間、無線LAN通信回線を接続することはできない。
また、計時部211で一定時間が計時されると、端末削除部213が、ステップS86において、接続周辺機器リストに記憶しておいた、無線LAN通信回線が切断されたデバイスの固有端末情報を削除する。これにより、無線LAN通信回線の切断直後は、一定時間が経過するまでの間、無線LAN通信回線の接続が拒否され、一定時間の経過後は、接続周辺機器リストの固有端末情報が削除されることで、無線LAN通信制御部78により無線LAN通信回線の接続が拒否される。
従って、デバイスが、BLE通信エリア6外に移動することで無線LAN通信回線が切断された直後に、スマートデバイス122の自動再接続機能により無線LAN通信回線が再接続される不都合を防止でき、無線LAN通信システムの通信セキュリティの向上を図ることができる他、上述の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
なお、一定時間経過後に、端末固有情報が削除されたデバイスから無線LAN通信回線の再接続が求められた場合、端末記憶制御部212は、再度、接続周辺機器リストにデバイスの端末固有情報を記憶し、無線LANAP制御部78が、無線LAN通信回線の接続を許可する。これにより、無線LAN通信回線が切断されたデバイスであっても、上述の一定時間経過後に、無線LAN通信回線の再接続を行うことができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態の無線LAN通信システムを説明する。この第4の実施の形態の無線LAN通信システムは、管理者により許可されているデバイスに対してのみ、無線LAN通信回線の接続を許可する例である。なお、上述の各実施の形態と第4の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
図26は、第4の実施の形態の無線LAN通信システムの通信範囲制限装置1のCPU11がROM12に記憶された通信制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。この図26に示すように、CPU21は、通信制御プログラムを実行することで、デバイス接続部75〜BLE通信制御部79と共に、端末記憶制御部212及び登録判定部215を実現する。
端末記憶制御部212は、例えば無線LAN通信エリア5又はBLE通信エリア6を形成する際に、管理者により指定された、無線LAN通信回線の接続を許可するデバイスの許可端末情報の一例である固有識別番号等の一覧である接続許可端末リストを形成し、RAM13又はHDD14等の記憶部に予め記憶する。登録判定部215は、通信セットアップ処理が行われる前に、通信セットアップ処理を行うデバイスは、接続許可端末リストに登録されたデバイスであるか否かを判定する。第4の実施の形態の無線LAN通信システムの場合、接続許可端末リストに登録されているデバイスに対してのみ、無線LAN通信回線の接続が許可される。
図27は、第4の実施の形態の無線LAN通信システムの通信範囲制限装置1が、スマートデバイス122との間において、無線LAN通信回線を接続する流れを示すタイムチャートである。この図27のタイムチャートにおいて、ステップS61〜ステップS66の通信セットアップまでの処理は、図16のタイムチャートのステップS61〜ステップS66と同じ処理である。詳しくは、図16の説明を参照されたい。
第4の実施の形態の無線LAN通信システムの場合、上述のように、無線LAN通信エリア5又はBLE通信エリア6を形成する際に、無線LAN通信回線の接続を許可するデバイスの固有識別番号等を接続許可端末リストに記憶しておく。図27に示す「登録処理」は、このようなデバイスの固有識別番号等の記憶処理を示している。
図26に示す登録判定部215は、ステップS90において、現在、通信セットアップ処理を行おうとしているデバイスの固有識別番号等に基づいて上述の接続許可端末リストを参照する。そして、登録判定部215は、現在、通信セットアップ処理を行おうとしているデバイスは、接続許可端末リストに登録されているデバイスであるか否かを判別する。
接続許可端末リストに登録されているデバイスは、管理者の指定により、無線LAN通信回線の接続が許可されたデバイスであり、信頼性の高いデバイスである。このため、現在、通信セットアップ処理を行おうとしているデバイスが、接続許可端末リストに登録されていると判定された場合、無線LANAP制御部78は、無線LAN通信のセットアップ処理を行う。これに対して、現在、通信セットアップ処理を行おうとしているデバイスが、上述の接続許可端末リストに登録されていないと判定された場合、無線LANAP制御部78は、無線LAN通信のセットアップ処理を行わない。
このような第4の実施の形態の無線LAN通信システムは、管理者により指定されたデバイスに対してのみ、無線LAN通信回線の接続を許可できるため、システムのセキュリティを、より向上させることができる他、上述の各実施の形態と同じ効果を得ることができる。
上述の実施の形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能である。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。実施の形態及び実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 通信範囲制限装置
2 スマートフォン
3 プリンタ装置
4 プロジェクタ装置
5 無線LAN通信エリア
6 BLE通信エリア
6’ BLE通信エリア
7 無線LAN通信不可エリア
15 入出力I/F
16 無線LANAP部
17 BLE通信部
31 無線LAN通信部
32 BLE通信部
47 無線LAN通信部
48 BLE通信部
75 デバイス接続部
76 周辺機器接続部
77 離脱検知部
78 無線LANAP制御部
79 BLE通信制御部
81 印刷依頼部
82 無線LAN通信制御部
83 BLE通信制御部
85 印刷部
86 無線LAN通信制御部
87 BLE通信制御部
201 設定情報記憶制御部
202 設定情報削除部
203 設定変更部
211 計時部
212 端末記憶制御部
213 端末削除部
215 登録判定部
特開2008−092474号公報

Claims (17)

  1. 第1の通信方式で通信を行うための第1の通信部と、
    前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信を行うための第2の通信部と、
    前記第1の通信方式の通信回線を確立するための設定情報を記憶部に記憶制御する記憶制御部と、
    前記第1の通信方式の第1の通信範囲内に形成された、前記第2の通信方式の第2の通信範囲内において、前記設定情報を用いて前記第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御部と、
    前記第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出部と、
    前記第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、前記第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断部と、
    前記記憶部に記憶されている前記設定情報のうち、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する設定情報を無効化する無効化部と
    を有する通信装置。
  2. 前記無効化部は、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する設定情報を削除処理し、又は、他の値に変更処理することで無効化すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 第1の通信方式で通信を行う第1の通信範囲内に形成される、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信範囲内に位置する通信装置に対して、前記第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御部と、
    前記第2の通信範囲内で前記第1の通信方式の通信回線を確立した前記通信装置を特定するための特定情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、
    前記通信装置が前記第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出部と、
    前記通信装置が前記第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、前記通信装置との間に確立されている前記第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断部と、
    前記記憶部に記憶されている前記特定情報のうち、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する特定情報を削除する削除部と
    を有する通信制御装置。
  4. 前記第1の通信方式の通信回線が切断処理されてから経過した時間を計時する計時部を、さらに備え、
    前記通信制御部は、前記計時部により前記第1の通信方式の通信回線が切断処理されてから一定時間の経過が、前記計時部により計時されるまでの間、切断処理された前記通信装置に対する、前記第1の通信方式の通信回線の確立を拒否し、
    前記削除部は、前記一定時間の経過後に、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する特定情報を、前記記憶部から削除すること
    を特徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記記憶部には、前記第1の通信方式の通信が許可された通信装置を示す許可端末情報が記憶されており、
    前記通信制御部は、前記記憶部の前記許可端末情報が前記記憶部に記憶されている通信装置に対して、前記第1の通信方式の通信回線を確立すること
    を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の通信制御装置。
  6. 第1の通信方式で通信を行う第1の通信範囲内に形成された、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式の第2の通信範囲内で、前記第1の通信方式の通信を許可する通信制御装置と、前記第1の通信範囲内の前記第2の通信範囲内において、前記第1の通信方式の通信を行う通信装置と、を備えたシステムであって、
    前記通信装置は、
    前記第1の通信方式で通信を行うための第1の通信部と、
    前記第2の通信方式で通信を行うための第2の通信部と、
    前記第1の通信方式の通信回線を確立するための設定情報を記憶部に記憶制御する記憶制御部と、
    前記第1の通信方式の第1の通信範囲内に形成された、前記第2の通信方式の第2の通信範囲内において、前記設定情報を用いて前記第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御部と、
    前記第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出部と、
    前記第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、前記第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断部と、
    前記記憶部に記憶されている前記設定情報のうち、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する設定情報を無効化する無効化部と
    を有することを特徴とするシステム。
  7. 第1の通信方式で通信を行う第1の通信範囲内に形成された、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式の第2の通信範囲内で、前記第1の通信方式の通信を許可する通信制御装置と、前記第1の通信範囲内の前記第2の通信範囲内において、前記第1の通信方式の通信を行う通信装置と、を備えたシステムであって、
    前記通信制御装置は、
    前記第2の通信範囲内に位置する前記通信装置に対して、前記第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御部と、
    前記第2の通信範囲内で前記第1の通信方式の通信回線を確立した前記通信装置を特定するための特定情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、
    前記通信装置が前記第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出部と、
    前記通信装置が前記第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、前記通信装置との間に確立されている前記第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断部と、
    前記記憶部に記憶されている前記特定情報のうち、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する特定情報を削除する削除部と
    を有することを特徴とするシステム。
  8. 前記第1の通信方式の通信回線が切断処理されてから経過した時間を計時する計時部を、さらに備え、
    前記通信制御部は、前記計時部により前記第1の通信方式の通信回線が切断処理されてから一定時間の経過が、前記計時部により計時されるまでの間、切断処理された前記通信装置に対する、前記第1の通信方式の通信回線の確立を拒否し、
    前記削除部は、前記一定時間の経過後に、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する特定情報を、前記記憶部から削除すること
    を特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 前記記憶部には、前記第1の通信方式の通信が許可された通信装置を示す許可端末情報が記憶されており、
    前記通信制御部は、前記記憶部の前記許可端末情報が前記記憶部に記憶されている通信装置に対して、前記第1の通信方式の通信回線を確立すること
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載のシステム。
  10. 記憶制御部が、第1の通信方式の通信回線を確立するための設定情報を記憶部に記憶制御する記憶制御ステップと、
    前記第1の通信方式で通信を行う第1の通信範囲内に形成された、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信範囲内において、通信制御部が、前記設定情報を用いて前記第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御ステップと、
    検出部が、前記第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出ステップと、
    切断部が、前記第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、前記第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断ステップと、
    無効化部が、前記記憶部に記憶されている前記設定情報のうち、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する設定情報を無効化する無効化ステップと
    を有する通信方法。
  11. 第1の通信方式で通信を行う第1の通信範囲内に形成される、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信範囲内に位置する通信装置に対して、通信制御部が、前記第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御ステップと、
    記憶制御部が、前記第2の通信範囲内で前記第1の通信方式の通信回線を確立した前記通信装置を特定するための特定情報を記憶部に記憶する記憶制御ステップと、
    検出部が、前記通信装置が前記第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出ステップと、
    切断部が、前記通信装置が前記第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、前記通信装置との間に確立されている前記第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断ステップと、
    削除部が、前記記憶部に記憶されている前記特定情報のうち、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する特定情報を削除する削除ステップと
    を有する通信制御方法。
  12. 計時部が、前記第1の通信方式の通信回線が切断処理されてから経過した時間を計時する計時ステップを、さらに備え、
    前記通信制御ステップでは、前記計時部により前記第1の通信方式の通信回線が切断処理されてから一定時間の経過が、前記計時部により計時されるまでの間、切断処理された前記通信装置に対する、前記第1の通信方式の通信回線の確立を拒否し、
    前記削除ステップでは、前記一定時間の経過後に、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する特定情報を、前記記憶部から削除すること
    を特徴とする請求項11に記載の通信制御方法。
  13. 前記記憶部には、前記第1の通信方式の通信が許可された通信装置を示す許可端末情報が記憶されており、
    前記通信制御ステップでは、前記記憶部の前記許可端末情報が前記記憶部に記憶されている通信装置に対して、前記第1の通信方式の通信回線を確立すること
    を特徴とする請求項11又は請求項12に記載の通信制御方法。
  14. コンピュータを、
    記憶制御部が、第1の通信方式の通信回線を確立するための設定情報を記憶部に記憶制御する記憶制御部と、
    前記第1の通信方式で通信を行う第1の通信範囲内に形成された、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信範囲内において、前記設定情報を用いて前記第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御部と、
    前記第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出部と、
    前記第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、前記第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断部と、
    前記記憶部に記憶されている前記設定情報のうち、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する設定情報を無効化する無効化部として機能させること
    を特徴とするプログラム。
  15. コンピュータを、
    第1の通信方式で通信を行う第1の通信範囲内に形成される、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信範囲内に位置する通信装置に対して、前記第1の通信方式の通信回線を確立する通信制御部と、
    前記第2の通信範囲内で前記第1の通信方式の通信回線を確立した前記通信装置を特定するための特定情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、
    前記通信装置が前記第2の通信範囲外に移動したことを検出する検出部と、
    前記通信装置が前記第2の通信範囲外に移動したことが検出された際に、前記通信装置との間に確立されている前記第1の通信方式の通信回線を切断処理する切断部と、
    前記記憶部に記憶されている前記特定情報のうち、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する特定情報を削除する削除部と
    を有するプログラム。
  16. 前記コンピュータを、
    前記第1の通信方式の通信回線が切断処理されてから経過した時間を計時する計時部として、さらに機能させ、
    前記通信制御部は、前記計時部により前記第1の通信方式の通信回線が切断処理されてから一定時間の経過が、前記計時部により計時されるまでの間、切断処理された前記通信装置に対する、前記第1の通信方式の通信回線の確立を拒否し、
    前記削除部は、前記一定時間の経過後に、切断処理された前記第1の通信方式の通信回線に対応する特定情報を、前記記憶部から削除すること
    を特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記記憶部には、前記第1の通信方式の通信が許可された通信装置を示す許可端末情報が記憶されており、
    前記通信制御部は、前記記憶部の前記許可端末情報が前記記憶部に記憶されている通信装置に対して、前記第1の通信方式の通信回線を確立すること
    を特徴とする請求項15又は請求項16に記載のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020039060A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 セイコーエプソン株式会社 端末装置、無線接続制御方法および無線接続制御プログラム

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