JP5870177B1 - 無線通信システム、中継装置、無線通信方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

無線通信システム、中継装置、無線通信方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信におけるサービスを利用する際に生じる手間を軽減させること。【解決手段】中継装置は、通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、通信装置から受信された制御信号の送信元である通信装置の識別情報と、記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に通信装置に対して認証を行わせる制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、無線LANの技術に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、公衆無線LAN(Local Area Network;例えばWi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity))の利用シーンが増加している(例えば、特許文献1参照)。これに伴い、不特定多数のユーザが無線LANサービスを利用できるように商業施設や公共交通機関などの施設において、無線LANを利用可能な無線アクセスポイント(以下、「AP」という。)が増加している。
特開2005−094656号公報
無線LANサービスを利用するには、一般的にIDやパスワードによる認証が必要になる。IDやパスワードによる認証を必要とせずに無線LANサービスを利用することが可能なAPもあるが、セキュリティ面に不安がある。したがって、セキュリティ面も考慮して無線LANサービスを利用する場合には、上述したようなIDやパスワードによる認証を行わなくてはならず、手間が生じてしまうという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、無線通信におけるサービスを利用する際に生じる手間を軽減させる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、通信装置と、前記通信装置との間で通信を行う中継装置とを備える無線通信システムであって、前記通信装置は、無線通信におけるサービスを利用する時間帯が事前に登録されていることを示す第1の情報が付与されたビーコン信号の受信に応じて、前記時間帯を事前に登録していることを示す第2の情報を付与した制御信号を生成する信号生成部と、前記制御信号を前記中継装置に送信する通信部と、を備え、前記中継装置は、通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に前記時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、前記通信装置から受信された前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、前記記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に前記通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に前記通信装置に対して認証を行わせる制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の情報が付与されていない制御信号が受信された場合に前記第2の情報が付与されていない制御信号の送信元である通信装置に対して認証を行わせ、前記中継装置は、前記時間帯に該当する通信装置に対して予め確保されている通信帯域を割り当てる帯域割当部をさらに備える無線通信システムである。
本発明の一態様は、上記の無線通信システムであって、前記制御部は、前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、前記記憶部に記憶されている識別情報とが一致し、かつ、前記制御信号が受信された時刻が前記記憶部に記憶されている時間帯内である場合に、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要ないと判定し、前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、前記記憶部に記憶されている識別情報とが一致しない場合、又は、前記制御信号が受信された時刻が前記記憶部に記憶されている時間帯内ではない場合に、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であると判定する。
本発明の一態様は、上記の無線通信システムであって、前記制御部は、前記通信装置との間で通信が確立した後、前記記憶部に記憶されている時間帯を超えた前記通信装置に対し、前記通信部を介して接続解除信号を送信する。
本発明の一態様は、通信装置と、前記通信装置との間で通信を行う中継装置とを備える無線通信システムにおける中継装置であって、通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に前記時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、前記通信装置から受信された前記時間帯を事前に登録していることを示す情報が付与された制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、前記記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に前記通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に前記通信装置に対して認証を行わせる制御部と、を備え、前記制御部は、前記情報が付与されていない制御信号が受信された場合に前記情報が付与されていない制御信号の送信元である通信装置に対して認証を行わせ、前記中継装置は、前記時間帯に該当する通信装置に対して予め確保されている通信帯域を割り当てる帯域割当部をさらに備える中継装置である。
本発明の一態様は、通信装置と、前記通信装置との間で通信を行う中継装置とを備える無線通信システムにおける無線通信方法であって、前記通信装置が、無線通信におけるサービスを利用する時間帯が事前に登録されていることを示す第1の情報が付与されたビーコン信号の受信に応じて、前記時間帯を事前に登録していることを示す第2の情報を付与した制御信号を生成する信号生成ステップと、前記通信装置が、前記制御信号を前記中継装置に送信する通信ステップと、前記中継装置が、前記通信装置から受信された前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に前記時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に前記通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に前記通信装置に対して認証を行わせる制御ステップ、を有し、前記中継装置が、前記制御ステップにおいて、前記第2の情報が付与されていない制御信号が受信された場合に前記第2の情報が付与されていない制御信号の送信元である通信装置に対して認証を行わせ、前記中継装置が、前記時間帯に該当する通信装置に対して予め確保されている通信帯域を割り当てる帯域割当ステップをさらに有する無線通信方法である。
本発明の一態様は、通信装置と、前記通信装置との間で通信を行う中継装置とを備える無線通信システムとして、前記通信装置に相当する第一のコンピュータ及び前記中継装置に相当する第二のコンピュータを動作させるためのコンピュータプログラムであって、前記第一のコンピュータに対し、無線通信におけるサービスを利用する時間帯が事前に登録されていることを示す第1の情報が付与されたビーコン信号の受信に応じて、前記時間帯を事前に登録していることを示す第2の情報を付与した制御信号を生成する信号生成ステップと、前記ビーコン信号を前記中継装置から受信し、前記制御信号を前記中継装置に送信する通信ステップと、を実行させ、第二のコンピュータに対し、前記通信装置から受信された前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に前記時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に前記通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に前記通信装置に対して認証を行わせる制御ステップ、を実行させ、前記制御ステップにおいて、前記第2の情報が付与されていない制御信号が受信された場合に前記第2の情報が付与されていない制御信号の送信元である通信装置に対して認証を行わせ、前記第二のコンピュータに対し、前記時間帯に該当する通信装置に対して予め確保されている通信帯域を割り当てる帯域割当ステップをさらに実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明により、無線通信におけるサービスを利用する際に生じる手間を軽減させることが可能となる。
本発明における無線通信システム100のシステム構成を示す図である。 通信装置10及びAP20の機能構成を表す概略ブロック図である。 管理テーブルの具体例を示す図である。 ビーコン信号のフォーマットを示す図である。 予約画面及びWeb認証画面の具体例を示す図である。 通信装置10における事前処理の流れを示すフローチャートである。 通信装置10の事前処理後の処理の流れを示すフローチャートである。 AP20の利用時間の登録処理の流れを示すフローチャートである。 AP20の利用時間の登録後の処理の流れを示すフローチャートである。 無線通信システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。 無線通信システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。 無線通信システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。 無線通信システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[概略]
本発明における無線通信システムでは、ユーザが、携帯している通信装置を操作してユーザの自宅、又は、無線LANサービスの提供施設(以下、単に「提供施設」という。)から、提供施設内に設置されたAPに無線LANサービスの利用時間を事前に登録する。提供施設とは、例えば商業施設や公共交通機関などである。利用時間が事前に登録されたAPは、利用時間が事前に登録されていることを示す情報(以下、「予約情報」という。)(所定の情報)をビーコン信号に付与して定期的に送信する。
利用時間を事前に登録するユーザ(以下、「予約者」という。)が携帯している通信装置が、提供施設内に設置されたAPから予約情報を含むビーコン信号を受信すると、利用時間を事前に登録していることを示す情報(以下、「予約済情報」という。)(所定の情報)を含むプローブ要求(制御信号)を当該APに送信する。
APは、通信装置から予約済情報を含むプローブ要求を受信すると、プローブ要求の送信元の通信装置が、無線LANサービスの利用対象となっている通信装置(以下、「予約装置」という。)であり、かつ、現時点の時刻(プローブ要求を受信した時刻)が利用時間内であるか否か判定する。APは、プローブ要求の送信元の通信装置が、予約装置であり、かつ、現時点の時刻が利用時間内である場合に無線LAN利用時における認証処理(例えば、Web認証)を行わず、当該通信装置との間で通信を行う。一方、APは、プローブ要求の送信元の通信装置が、予約装置ではない場合、又は、予約装置であったとしても現時点の時刻が利用時間内ではない場合に無線LAN利用時における認証処理を行う。
このように構成されることにより、予約者は無線LANサービスを利用する時間帯を予め登録しておくことで無線LANサービスの利用時にIDやパスワードなどの入力を行う必要がない。そのため、無線通信におけるサービスを利用する際に生じる手間を軽減させることができる。
[詳細]
図1は、本発明における無線通信システム100のシステム構成を示す図である。無線通信システム100は、通信装置10及びAP20を備える。
通信装置10は、予約者によって使用される通信装置である。通信装置10は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器等の情報処理装置を用いて構成される。通信装置10は、予約者の操作に応じて無線LANサービスの利用時間を提供施設21内に設置されたAP20に事前登録する。例えば、予約者が提供施設21内で通信装置10を操作して無線LANサービスの利用時間を登録する場合、通信装置10は予約者の操作に応じてAP20との間で直接通信することによって無線LANサービスの利用時間を登録する。また、例えば、予約者が自宅(図1の予約者宅30)で通信装置10を操作して無線LANサービスの利用時間を登録する場合、通信装置10は予約者宅30内に設置されたHGW31(Home Gate Way)及びネットワーク40を介して無線LANサービスの利用時間を提供施設21内に設置されたAP20に登録する。
AP20は、無線LANのアクセスポイントであり、通信装置10との間で通信を行う。また、AP20は、ネットワーク40を介してHGW31との間で通信を行う。
HGW31は、通信装置10とAP20との間で通信の中継を行う中継装置である。HGW31は、通信装置10から送信された利用時間に関する情報と、当該通信装置10のMACアドレスとを含む信号をネットワーク40を介してAP20に送信する。
ネットワーク40は、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワーク40は、VPN(Virtual Private Network)を用いて構成されてもよい。
なお、本実施形態では、予約者が提供施設21内で通信装置10を操作して無線LANサービスの利用時間を登録する場合について説明する。
図2は、通信装置10及びAP20の機能構成を表す概略ブロック図である。
まず、通信装置10の機能構成を説明する。通信装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、無線通信プログラムを実行する。無線通信プログラムの実行によって、通信装置10は、通信部101、信号解析部102、制御部103、表示部104、入力部105、信号生成部106を備える装置として機能する。なお、通信装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、無線通信プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、無線通信プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
通信部101は、AP20との間で通信を行う。例えば、通信部101は、利用時間を登録するための要求(以下、「登録要求」という。)を含む要求信号及び利用時間の情報を含む時間情報信号をAP20に送信する。例えば、通信部101は、予約者が利用時間を登録するための画面(以下、「予約画面」という。)の画面データ(以下、「予約画面データ」という。)及びWeb認証用の画面データ(以下、「Web認証画面データ」という。)をAP20から受信する。
信号解析部102は、通信部101によって受信された信号を解析する。例えば、信号解析部102は、受信されたビーコン信号に予約情報が含まれているか否か判定する。
制御部103は、通信装置10の各機能部を制御する。
表示部104は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部104は、制御部103の制御に従って画面データを表示する。表示部104は、画像表示装置を通信装置10に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部104は、画面データを表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
入力部105は、タッチパネル、ボタン等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部105は、ユーザの指示を通信装置10に入力する際にユーザによって操作される。入力部105は、利用時間及びAP20へのアクセス指示の入力を受け付ける。AP20へのアクセス指示は、例えば予約画面データの要求指示である。また、入力部105は、入力装置を通信装置10に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部105は、入力装置においてユーザの入力に応じて生成された入力信号を通信装置10に入力する。
信号生成部106は、各種信号を生成する。例えば、信号生成部106は、管理フレームを生成する。信号生成部106が生成する管理フレームは、例えばプローブ要求、アソシエーション要求などである。また、信号生成部106は、要求信号及び時間情報信号を生成する。
次に、AP20の機能構成を説明する。AP20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、制御プログラムを実行する。制御プログラムの実行によって、AP20は、通信部201、画面データ記憶部202、管理テーブル記憶部203(記憶部)、制御部204、認証部205、信号生成部206、帯域割当部207を備える装置として機能する。なお、AP20の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、制御プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
通信部201は、通信装置10との間で通信を行う。例えば、通信部201は、要求信号及び時間情報信号を通信装置10から受信する。例えば、通信部201は、画面データを含む画面データ信号を通信装置10に送信する。
画面データ記憶部202は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。予約画面データ及びWeb認証画面データを記憶している。
管理テーブル記憶部203は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。管理テーブル記憶部203は、管理テーブルを記憶している。管理テーブルは、無線LANサービスの利用時間帯を管理するための情報を表すレコード(以下、「予約状態レコード」という。)によって構成される。
制御部204は、AP20の各機能部を制御する。
認証部205は、Web認証を行う。
信号生成部206は、各種信号を生成する。例えば、信号生成部206は、管理フレームを生成する。信号生成部206が生成する管理フレームは、例えばプローブ応答、アソシエーション応答などである。また、信号生成部206は、画面データ信号を生成する。
帯域割当部207は、無線LANサービスの利用時間帯に該当する通信装置10に対して特定の通信帯域を割り当てる。例えば、帯域割当部207は、無線LANサービスの利用時間帯に該当する通信装置10に対して、あらかじめ確保されている帯域を割り当てる。あらかじめ確保されている帯域は、AP20に多くの通信装置10が帰属した場合であっても無線LANサービスの利用時間帯に該当する通信装置10以外に割り当てられることはない。
図3は、管理テーブルの具体例を示す図である。
管理テーブルは、予約状態レコード50を複数有する。予約状態レコード50は、MACアドレス及び利用時間の各値を有する。MACアドレスの値は、通信装置10のMACアドレスを表す。利用時間の値は、同じ予約状態レコード50のMACアドレスで特定される通信装置10のユーザが事前に登録した無線LANサービスの利用する時間帯を表す。利用時間の具体例として、開始予約時間及び終了予約時間がある。開始予約時間の値は、同じ予約状態レコード50のMACアドレスで特定される通信装置10のユーザが事前に登録した無線LANサービスの利用開始時間を表す。終了予約時間の値は、同じ予約状態レコード50のMACアドレスで特定される通信装置10のユーザが事前に登録した無線LANサービスの利用終了時間を表す。
図3に示される例では、管理テーブルには複数のMACアドレスが登録されている。これらのMACアドレスは、“AAA”及び“BBB”である。図3において、管理テーブルの最上段に登録されている予約状態レコード50は、MACアドレスの値が“AAA”、開始予約時間の値が“10:00”、終了予約時間の値が“12:00”である。すなわち、MACアドレス“AAA”で特定される通信装置10のユーザが事前に登録した無線LANサービスの利用開始時間“10:00”であり、利用終了時間“12:00”であることが表されている。
図4は、ビーコン信号のフォーマットを示す図である。
図4に示されるように、ビーコン信号に規定されたIE(Information Element)のうち、Vendor-Specific-contentの領域に予約情報として”reserve”という文字列が付与される。
また、通信装置10から送信されるプローブ要求についても、プローブ要求に規定されたIEのうち、Vendor-Specific-contentの領域に予約済情報として”reserve”という文字列が付与される。
図5は、予約画面及びWeb認証画面の具体例を示す図である。
図5(A)は予約画面の具体例を示す図であり、図5(B)はWeb認証画面の具体例を示す図である。まず、予約画面について説明する。
予約画面は、AP20から予約画面データが受信されることによって表示部104に表示される。図5(A)に示されるように、予約画面には入力枠60及び61、登録ボタン62及びキャンセルボタン63が表示される。入力枠60及び61は、無線LANサービスの利用時間を入力させるための領域である。例えば、入力枠60は利用開始時間を入力させるための領域を表し、入力枠61は利用終了時間を入力させるための領域を表す。登録ボタン62は、入力枠60及び61に入力された情報をAP20に登録する際に使用されるボタンである。ユーザによって登録ボタン62が押下されると、制御部103は信号生成部106を制御して入力枠60及び61に入力された情報を通信部101を介してAP20に送信させる。これにより、ユーザは、無線LANサービスの利用時間をAP20に登録することができる。キャンセルボタン63は、無線LANサービスの利用時間の登録処理を取りやめる際に使用されるボタンである。ユーザによってキャンセルボタン63が押下されると、制御部103は表示部104の画面に表示されていた予約画面を、予約画面が表示される前に表示されていた画面に切り替える。なお、以下の説明では、予約画面により無線LANサービスの利用時間の登録を行う処理を事前処理として説明する。
次に、Web認証画面について説明する。
Web認証画面は、AP20からWeb認証画面データが受信されることによって表示部104に表示される。図5(B)に示されるように、Web認証画面には入力枠64及び65、決定ボタン66及びキャンセルボタン67が表示される。入力枠64及び65は、ID及びパスワードを入力させるための領域である。例えば、入力枠64はIDを入力させるための領域を表し、入力枠65はパスワードを入力させるための領域を表す。決定ボタン66は、入力枠64及び65に入力された情報をAP20に送信する際に使用されるボタンである。ユーザによって決定ボタン66が押下されると、制御部103は信号生成部106を制御して入力枠64及び65に入力された情報を通信部101を介してAP20に送信させる。これにより、AP20によるWeb認証が行われる。キャンセルボタン67は、Web認証の処理を取りやめる際に使用されるボタンである。ユーザによってキャンセルボタン67が押下されると、制御部103は表示部104の画面に表示されていたWeb認証画面を、Web認証画面が表示される前に表示されていた画面に切り替える。
図6は、通信装置10における事前処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6の説明では、ユーザから予約画面データの要求指示がなされた後の処理について説明する。
予約画面データの要求指示がなされると、信号生成部106は、制御部103の制御に従って要求信号を生成する(ステップS101)。通信部101は、生成された要求信号をAP20に送信する(ステップS102)。通信部101は、予約画面データを含む画面データ信号をAP20から受信する(ステップS103)。
信号解析部102は、受信された画面データ信号から予約画面データを取得する。制御部103は、信号解析部102によって取得された予約画面データに基づいて予約画面を表示部104に表示させる。表示部104は、制御部103の制御に従って予約画面を表示する(ステップS104)。制御部103は、入力部105を介して予約者からの利用時間の入力を受け付ける(ステップS105)。入力部105を介して予約者から利用時間の入力がなされると、信号生成部106は、入力された利用時間の情報を含む時間情報信号を生成する。通信部101は、時間情報信号をAP20に送信する(ステップS106)。
図7は、通信装置10の事前処理後の処理の流れを示すフローチャートである。
信号解析部102は、ビーコン信号が受信されたか否か判定する(ステップS201)。ビーコン信号が受信されていない場合(ステップS201−NO)、通信装置10はステップS201の処理を繰り返し実行する。
一方、ビーコン信号が受信された場合(ステップS201−YES)、信号解析部102は受信されたビーコン信号に予約情報が付与されているか否か判定する(ステップS202)。
予約情報が付与されている場合(ステップS202−YES)、信号生成部106はプローブ要求を生成する。この際、信号生成部106は、プローブ要求のVendor-Specific-contentの領域に所定の文字列(例えば、“reserve”)を付与する。その後、通信部101は、生成されたプローブ要求をAP20に送信する(ステップS203)。
また、ステップS202の処理において、予約情報が付与されていない場合(ステップS202−NO)、通信装置10は処理を終了する。
図8は、AP20の利用時間の登録処理の流れを示すフローチャートである。
制御部204は、通信装置10から要求信号が受信されたか否か判定する(ステップS301)。要求信号が受信されていない場合(ステップS301−NO)、AP20は処理を終了する。
一方、要求信号が受信された場合(ステップS301−YES)、通信部201は予約画面データを含む画面データ信号を要求信号の送信元である通信装置10に送信する(ステップS302)。具体的には、まず制御部204は、画面データ記憶部202から予約画面データを読み出す。次に、制御部204は、読み出した予約画面データを信号生成部206に出力する。信号生成部206は、出力された予約画面データを含む画面データ信号を生成する。そして、通信部201は、生成された画面データ信号を要求信号の送信元である通信装置10に送信する。
その後、通信部201は、時間情報信号を通信装置10から受信する(ステップS303)。制御部204は、受信された時間情報信号に含まれる利用時間と、時間情報信号の送信元である通信装置10のMACアドレスとを対応付けて管理テーブル記憶部203に記憶されている管理テーブルに記録する(ステップS304)。
図9は、AP20の利用時間の登録後の処理の流れを示すフローチャートである。
通信部201は、定期的に予約情報を含むビーコン信号を送信する(ステップS401)。制御部204は、通信装置10からプローブ要求が受信されたか否か判定する(ステップS402)。プローブ要求が受信されなかった場合(ステップS402−NO)、通信装置10は処理を終了する。
一方、プローブ要求が受信された場合(ステップS402−YES)、制御部204はプローブ要求に予約済情報が付与されているか否か判定する(ステップS403)。具体的には、プローブ要求に規定されたIEのうち、Vendor-Specific-contentの領域に所定の文字列(例えば、“reserve”)が付与されている場合、制御部204は予約済情報が付与されていると判定する。一方、プローブ要求に規定されたIEのうち、Vendor-Specific-contentの領域に所定の文字列(例えば、“reserve”)が付与されていない場合、制御部204は予約済情報が付与されていないと判定する。
予約済情報が付与されている場合(ステップS403−YES)、制御部204はプローブ要求の送信元の通信装置10が予約装置であるか否か判定する(ステップS404)。具体的には、まず制御部204は、プローブ要求から送信元のMACアドレスの情報を取得する。次に、制御部204は、管理テーブル記憶部203に記憶されている管理テーブルを読み出す。そして、制御部204は、読み出した管理テーブルのMACアドレスの項目に、取得したMACアドレスが登録されているか否か判定する。MACアドレスの項目に、取得したMACアドレスが登録されている場合、制御部204はプローブ要求の送信元の通信装置10が予約装置であると判定する。一方、MACアドレスの項目に、取得したMACアドレスが登録されていない場合、制御部204はプローブ要求の送信元の通信装置10が予約装置ではないと判定する。
プローブ要求の送信元の通信装置10が予約装置である場合(ステップS404−YES)、制御部204は現時点の時刻が利用時間内であるか否か判定する(ステップS405)。具体的には、制御部204は、管理テーブルに登録されている予約状態レコード50のうち、プローブ要求の送信元の通信装置10に対応する予約状態レコード50を選択する。次に、制御部204は、選択した予約状態レコード50の利用時間の項目に記録されている開始予約時間及び終了予約時間の情報を取得する。そして、制御部204は、現時点の時刻が、取得した開始予約時間から終了予約時間までの間の時刻であるか否か判定する。現時点の時刻が、取得した開始予約時間から終了予約時間までの間の時刻である場合、制御部204は現時点の時刻が利用時間内であると判定する。一方、現時点の時刻が、取得した開始予約時間から終了予約時間までの間の時刻ではない場合、制御部204は現時点の時刻が利用時間内ではないと判定する。
現時点の時刻が利用時間内である場合(ステップS405−YES)、信号生成部206は、制御部204の制御に従ってプローブ応答を生成する。その後、通信部201は、生成されたプローブ応答を通信装置10に送信する(ステップS406)。その後、通信装置10とAP20との間で通信が確立されると、AP20は通信装置10との間で通信を行う(ステップS407)。この際、帯域割当部207は、予約装置に特定の帯域を割り当てる。制御部204は、通信部201を制御して予約装置との通信においては帯域割当部207によって割り当てられた特定の帯域で通信を行わせる。
また、ステップS403の処理において予約済情報が付与されていなかった場合(ステップS403−NO)、又は、プローブ要求の送信元の通信装置10が予約装置ではない場合(ステップS404−NO)、又は、現時点の時刻が利用時間内ではない場合(ステップS405−NO)、認証部205はWeb認証を行う(ステップS408)。具体的には、制御部204は、画面データ記憶部202に記憶されているWeb認証画面データを読み出す。次に、信号生成部206は、読み出されたWeb認証画面データを含む画面データ信号を生成し、通信部201を介して通信装置10に送信する。その後、通信部201は、通信装置10からID及びパスワードの情報を含む信号を受信する。そして、認証部205は、通信部201によって受信された信号に含まれるID及びパスワードを不図示の認証サーバに送信することによって認証を行う。
ID及びパスワードが認証サーバに予め記録されている情報と一致する場合、認証部205は通信装置10のユーザが正当なユーザであると判定する。この場合、AP20はステップS406以降の処理を実行する。
一方、ID及びパスワードのいずれかが認証サーバに予め記録されている情報と一致しない場合、認証部205は通信装置10のユーザが正当なユーザではないと判定する。この場合、AP20はエラー通知を通信装置10に送信する。その後、認証がなされた場合にAP20はステップS406以降の処理を実行する。
図10及び図11は、無線通信システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。図10及び図11では、現時点の時刻が予約装置の利用時間内である場合を例に説明する。
予約者から通信装置10に対して予約画面データの要求指示がなされると、制御部103は信号生成部106に要求信号を生成するように制御する。信号生成部106は、制御部103の制御に従って要求信号を生成する。その後、通信部101は、要求信号をAP20に送信する(ステップS501)。
AP20の通信部201は、通信装置10から送信された要求信号を受信する。通信部201は、受信した要求信号を制御部204に出力する。制御部204は、出力された要求信号に基づいて画面データ記憶部202から予約画面データを取得する。制御部204は、取得した予約画面データを信号生成部206に出力する。信号生成部206は、予約画面データを含む画面データ信号を生成する。そして、通信部201は、生成された画面データ信号を通信装置10に送信する(ステップS502)。
通信部101は、AP20から送信された画面データ信号を受信し、受信した画面データ信号を信号解析部102に出力する。信号解析部102は、画面データ信号から予約画面データを取得し、取得した予約画面データを制御部103に出力する。制御部103は、予約画面データに基づいて表示部104に予約画面を表示させる。表示部104は、制御部103の制御に従って予約画面を表示する(ステップS503)。制御部103は、入力部105を介して予約者からの利用時間の入力を受け付ける(ステップS504)。入力部105を介して予約者から利用時間の入力がなされると、制御部103は入力された利用時間の情報を信号生成部106に出力する。信号生成部106は、出力された利用時間の情報を含む時間情報信号を生成する(ステップS505)。通信部101は、時間情報信号をAP20に送信する(ステップS506)。
AP20の通信部201は、通信装置10から送信された時間情報信号を受信する(ステップS507)。通信部201は、受信した時間情報信号を制御部204に出力する。制御部204は、時間情報信号に含まれる利用時間と、時間情報信号の送信元である通信装置10のMACアドレスとを対応付けて管理テーブル記憶部203に記憶されている管理テーブルに記録する(ステップS508)。
管理テーブルに登録がなされると、制御部204は信号生成部206に対して予約情報を含むビーコン信号を生成するように制御する。信号生成部206は、制御部204の制御に従って予約情報を含むビーコン信号を生成する。通信部201は、定期的にビーコン信号を送信する(ステップS509)。
予約者が提供施設内に移動し、予約者が携帯している通信装置10が提供施設内に設置されたAP20からビーコン信号を受信すると(ステップS510)、信号解析部102はビーコン信号を解析する(ステップS511)。例えば、信号解析部102は、ビーコン信号に予約情報が付与されているか否か判定する。判定の結果、ビーコン信号に予約情報が付与されているため、制御部103は信号生成部106に予約済情報を含むプローブ要求を生成するように制御する。信号生成部106は、制御部103の制御に従って予約済情報を含むプローブ要求を生成する。通信部101は、プローブ要求をAP20に送信する(ステップS512)。
AP20の通信部201は、通信装置10から送信されたプローブ要求を受信する。制御部204は、受信されたプローブ要求に基づいて判定を行う(ステップS513)。例えば、制御部204は、プローブ要求の送信元の通信装置が予約装置であるか否かの判定、現時点の時刻が利用時間内であるか否かの判定などを行う。判定の結果、プローブ要求の送信元の通信装置が予約装置であり、かつ、現時点の時刻が利用時間内であるため、通信部201はプローブ応答を通信装置10に送信する(ステップS514)。その後、通信装置10とAP20との間で認証が行われる(ステップS515及びステップS516)。
認証がなされた後、信号生成部106は、アソシエーション要求を生成する。通信部101は、アソシエーション要求をAP20に送信する(ステップS517)。
AP20の通信部201は、通信装置10から送信されたアソシエーション要求を受信する。通信部201は、アソシエーション要求の応答としてアソシエーション応答を通信装置10に送信する(ステップS518)。これにより、通信装置10とAP20との通信が確立される。その後、通信装置10とAP20との間で通信が行われる(ステップS519)。所定の時間が経過した後、制御部204は所定の時間経過後の時刻が利用時間外であるか否か判定する。具体的には、制御部204は、管理テーブルを参照し、所定の時間経過後の時刻が予約装置の利用時間外であるか否か判定する。所定の時間経過後の時刻が利用時間外である場合、制御部204は信号生成部206に対してディオーセンティケーション信号(接続解除信号)を生成するように制御する。ディオーセンティケーション信号とは、自装置に帰属している通信装置10に対して帰属解除を要求する際に用いられる信号である。信号生成部206は、制御部204の制御に従ってディオーセンティケーション信号を生成する。その後、通信部201は、ディオーセンティケーション信号を通信装置10に送信する(ステップS520)。これにより、通信装置10とAP20との接続が解除される。
図12及び図13は、無線通信システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。図12及び図13では、現時点の時刻が予約装置の利用時間外である場合を例に説明する。なお、図10及び図11と同様の処理については、図12及び図13において図10及び図11と同様の符号を付して説明を省略する。
ステップS512までの処理が終了すると、制御部204は受信されたプローブ要求に基づいて判定を行う(ステップS601)。判定の結果、現時点の時刻が利用時間外であるため、制御部204はWeb認証を実行する。この場合、制御部204は、画面データ記憶部202に記憶されているWeb認証画面データを読み出す。次に、信号生成部206は、読み出されたWeb認証画面データを含む画面データ信号を生成する。そして、通信部201は、画面データ信号を通信装置10に送信する(ステップS602)。
通信装置10の通信部101は、AP20から送信された画面データ信号を受信する。通信部101は、受信した画面データ信号を信号解析部102に出力する。信号解析部102は、受信された画面データ信号からWeb認証画面データを取得し、取得したWeb認証画面データを制御部103に出力する。制御部103は、Web認証画面データに基づいてWeb認証画面を表示部104に表示させる。表示部104は、制御部103の制御に従ってWeb認証画面を表示する(ステップS603)。
その後、制御部103は、ユーザからID及びパスワードの入力を受け付ける(ステップS604)。ユーザからID及びパスワードの入力がなされると、信号生成部106はID及びパスワードの情報を含む信号を生成する。通信部101は、生成された信号をAP20に送信する(ステップS605)。
AP20の通信部201は、通信装置10から送信された信号を受信する。制御部204は、受信された信号に含まれるID及びパスワードに基づいて認証部205に認証処理を実行させる。認証部205は、制御部204の制御に従って認証処理を実行する(ステップS606)。具体的には、認証部205は、信号に含まれるID及びパスワードを不図示の認証サーバに送信し、あらかじめ登録されているID及びパスワードと一致するか否か判定する。ID及びパスワードが一致する場合、認証部205は正当なユーザであると判定する。一方、ID及びパスワードが一致しない場合、認証部205は正当なユーザではないと判定する。判定の結果、正当なユーザであるため、AP20はステップS514以降の処理を実行する。
以上のように構成された無線通信システム100によれば、予約者が無線LANサービスを利用する時間を予め登録している場合には無線LANサービスを利用する際に必要となるWeb認証が行われない。具体的には、AP20は、予約者の通信装置10が予約装置であり、かつ、現時点の時刻が利用時間内である場合には無線LANサービスを利用する際に必要となるWeb認証を行わない。したがって、無線LANサービスを利用しようとするユーザは、予め提供施設内のAP20に利用時間を登録しておくことで無線LANサービスの利用時にIDやパスワードなどの入力を行う必要がなくなる。そのため、無線通信におけるサービスを利用する際に生じる手間を軽減させることが可能になる。
また、従来、不特定多数のユーザの通信装置が1台のAPに接続してしまうと、帯域を利用者全員でシェアするため、通信速度が低下してしまうという課題があった。それに対し、本発明では、事前に無線LANサービスの利用時間を登録しているユーザの通信装置10がAP20と通信を行う際に利用時間内である場合には、予め確保された帯域を利用して通信を行うことができる。したがって、予約装置の通信中に他の通信装置10がAP20に接続したとしても当該予約装置が利用している帯域が圧迫されてしまうおそれが無くなる。これにより、予約者の通信装置10は、利用時間内であれば一定の速度で通信を行うことができる。そのため、予約者に対してより良い無線LANサービスを提供することが可能になる。
また、AP20は、利用時間外になると、利用時間外となった予約装置に対してディオーセンティケーション信号を送信することによって帰属を解除する。これにより、利用時間外となった予約装置に対して予め確保されている帯域を割り当ててしまうことが無い。そのため、新たに利用時間内となった予約装置に対して割り当てられる、予め確保されている帯域が無くなってしまうおそれを軽減することができる。
<変形例>
本実施形態では、無線通信システム100が1台の通信装置10を備える構成を示しているが、無線通信システム100は2台以上の通信装置10を備えるように構成されてもよい。また、本実施形態では、無線通信システム100が1台のAP20を備える構成を示しているが、無線通信システム100は2台以上のAP20を備えるように構成されてもよい。
管理テーブルの利用時間の項目に日付の情報が新たに登録されてもよい。このように構成される場合、AP20は、プローブ要求の送信元の通信装置10が予約装置であり、現時点の日付が利用時間の項目に記録されている日付と一致し、現時点の時刻が利用時間内である場合に無線LANサービスを利用する際に必要となるWeb認証を行わないように構成される。
AP20は、画面データ記憶部202を備えないように構成されてもよい。このように構成される場合、画面データ記憶部202は、ネットワーク上のサーバが記憶していてもよい。この場合、AP20は、必要に応じてネットワーク上のサーバから画面データを取得し、通信装置10に送信する。
本実施形態では、ビーコン信号に予約情報として付与される文字列及びプローブ要求に予約済情報として付与される文字列とが同じである場合を例に説明したが、それぞれの信号に付与される文字列は異なってもよい。
本実施形態では、予約者が提供施設21内で通信装置10を操作して無線LANサービスの利用時間を登録する場合について説明した。次に、予約者が自宅(図1の予約者宅30)で通信装置10を操作して無線LANサービスの利用時間を登録する場合について説明する。この場合、以下のような処理が行なわれる。
まず、予約者から通信装置10に対して予約画面データの要求指示がなされると、制御部103は信号生成部106に要求信号を生成するように制御する。信号生成部106は、制御部103の制御に従って要求信号を生成する。その後、通信部101は、要求信号を自装置が帰属しているHGW31に送信する。
HGW31は、通信装置10から送信された要求信号を受信する。その後、HGW31は、受信した要求信号をネットワーク40を介してAP20に送信する。
AP20の通信部201は、HGW31から送信された要求信号を受信する。制御部204は、受信された要求信号に応じて画面データ記憶部202から予約画面データを読み出す。その後、通信部201は、読み出された予約画面データを含む画面データ信号をネットワーク40を介してHGW31に送信する。
HGW31は、AP20から送信された画面データ信号を通信装置10に中継する。その後、図10のステップS503からステップS505までの処理が実行され、通信部101は時間情報信号をHGW31に送信する。
HGW31は、通信装置10から送信された時間情報信号と、時間情報信号の送信元である通信装置10のMACアドレスの情報とを含む信号を生成し、生成した信号をネットワーク40を介してAP20に送信する。
AP20の通信部201は、HGW31から送信された信号を受信する。制御部204は、受信された信号に含まれる利用時間の情報と、通信装置10のMACアドレスの情報とを対応付けて管理テーブル記憶部203に記憶されている管理テーブルに記録する。
以上の処理が行なわれることによって、予約者が予約者宅30で通信装置10を操作して無線LANサービスの利用時間を登録することができる。その後は、図10及び図11のステップS509からステップS520までの処理、又は、図12及び図13のステップS509からステップS520までの処理が実行される。
以上のように構成されることによって、予約者は自宅からのでも容易に無線LANサービスの利用時間を登録することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…通信装置, 20…AP, 31…HGW, 40…ネットワーク, 101…通信部, 102…信号解析部, 103…制御部, 104…表示部, 105…入力部, 106…信号生成部, 201…通信部, 202…画面データ記憶部, 203…管理テーブル記憶部, 204…制御部, 205…認証部, 206…信号生成部, 207…帯域割当部

Claims (6)

  1. 通信装置と、前記通信装置との間で通信を行う中継装置とを備える無線通信システムであって、
    前記通信装置は、
    無線通信におけるサービスを利用する時間帯が事前に登録されていることを示す第1の情報が付与されたビーコン信号の受信に応じて、前記時間帯を事前に登録していることを示す第2の情報を付与した制御信号を生成する信号生成部と、
    前記制御信号を前記中継装置に送信する通信部と、
    を備え、
    前記中継装置は、
    通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に前記時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記通信装置から受信された前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、前記記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に前記通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に前記通信装置に対して認証を行わせる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記第2の情報が付与されていない制御信号が受信された場合に前記第2の情報が付与されていない制御信号の送信元である通信装置に対して認証を行わせ、
    前記中継装置は、前記時間帯に該当する通信装置に対して予め確保されている通信帯域を割り当てる帯域割当部をさらに備える無線通信システム。
  2. 前記制御部は、前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、前記記憶部に記憶されている識別情報とが一致し、かつ、前記制御信号が受信された時刻が前記記憶部に記憶されている時間帯内である場合に、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要ないと判定し、前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、前記記憶部に記憶されている識別情報とが一致しない場合、又は、前記制御信号が受信された時刻が前記記憶部に記憶されている時間帯内ではない場合に、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であると判定する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記制御部は、前記通信装置との間で通信が確立した後、前記記憶部に記憶されている時間帯を超えた前記通信装置に対し、前記通信部を介して接続解除信号を送信する、請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 通信装置と、前記通信装置との間で通信を行う中継装置とを備える無線通信システムにおける中継装置であって、
    通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に前記時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記通信装置から受信された前記時間帯を事前に登録していることを示す情報が付与された制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、前記記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に前記通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に前記通信装置に対して認証を行わせる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記情報が付与されていない制御信号が受信された場合に前記情報が付与されていない制御信号の送信元である通信装置に対して認証を行わせ、
    前記中継装置は、前記時間帯に該当する通信装置に対して予め確保されている通信帯域を割り当てる帯域割当部をさらに備える中継装置。
  5. 通信装置と、前記通信装置との間で通信を行う中継装置とを備える無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記通信装置が、無線通信におけるサービスを利用する時間帯が事前に登録されていることを示す第1の情報が付与されたビーコン信号の受信に応じて、前記時間帯を事前に登録していることを示す第2の情報を付与した制御信号を生成する信号生成ステップと、
    前記通信装置が、前記制御信号を前記中継装置に送信する通信ステップと、
    前記中継装置が、前記通信装置から受信された前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に前記時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に前記通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に前記通信装置に対して認証を行わせる制御ステップ、
    を有し、
    前記中継装置が、前記制御ステップにおいて、前記第2の情報が付与されていない制御信号が受信された場合に前記第2の情報が付与されていない制御信号の送信元である通信装置に対して認証を行わせ、
    前記中継装置が、前記時間帯に該当する通信装置に対して予め確保されている通信帯域を割り当てる帯域割当ステップをさらに有する無線通信方法。
  6. 通信装置と、前記通信装置との間で通信を行う中継装置とを備える無線通信システムとして、前記通信装置に相当する第一のコンピュータ及び前記中継装置に相当する第二のコンピュータを動作させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記第一のコンピュータに対し、
    無線通信におけるサービスを利用する時間帯が事前に登録されていることを示す第1の情報が付与されたビーコン信号の受信に応じて、前記時間帯を事前に登録していることを示す第2の情報を付与した制御信号を生成する信号生成ステップと、
    前記ビーコン信号を前記中継装置から受信し、前記制御信号を前記中継装置に送信する通信ステップと、
    を実行させ、
    第二のコンピュータに対し
    記通信装置から受信された前記制御信号の送信元である前記通信装置の識別情報と、通信装置が自装置を利用して無線通信におけるサービスを利用する時間帯に前記時間帯を登録した通信装置の識別情報を対応付けて記憶する記憶部に記憶されている時間帯及び識別情報とに基づいて、前記無線通信におけるサービスを利用する際に行われる認証が必要であるか否か判定し、認証が必要ないと判定した場合に前記通信装置との間で通信を確立し、認証が必要であると判定した場合に前記通信装置に対して認証を行わせる制御ステップ、
    を実行させ
    前記制御ステップにおいて、前記第2の情報が付与されていない制御信号が受信された場合に前記第2の情報が付与されていない制御信号の送信元である通信装置に対して認証を行わせ、
    前記第二のコンピュータに対し、前記時間帯に該当する通信装置に対して予め確保されている通信帯域を割り当てる帯域割当ステップをさらに実行させるためのコンピュータプログラム。
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