JP6872732B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関する。
従来、使用目的又は使用状況等に応じて照明光の光色を変化させることができる機能(いわゆる調色機能)を有する照明器具が知られている(例えば特許文献1参照)。
調色機能を有する従来の照明器具は、例えば、互いに光色が異なる2つの発光部を有する発光モジュールと、発光モジュールの2つの発光部の光出力を独立して制御することができる電源回路とを備えている。このような照明器具では、2つの発光部の光出力比を電源回路で制御することで照明光の調色を行うことができる。
特開2009−110781号公報
しかしながら、光色が異なる2つの発光部を用いて照明光の調色を行うと、色度図上の2つの色度点を結ぶ直線上でしか調色を行うことができない。例えば、2つの発光部の発光色が昼白色及び電球色である場合、色度図上の昼白色を示す色度点と電球色を示す色度点との2点を結ぶ直線上の色度でしか照明光の光色を変化させることができない。
このため、光色が異なる2つの発光部による調色では、黒体軌跡との間に色ずれが生じ、黒体軌跡をなぞるように照明光の光色を変化させることができず、黒体軌跡の全域を満足する白色光を再現することが難しい。
そこで、光色が異なる3つの発光部を用いて照明光の調色を行うことも考えられるが、電源回路によって3つの発光部の光出力を独立して制御すると、電源回路が複雑化したり電源回路のコストが高くなったりする。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、低コストの電源回路を用いて黒体軌跡に近い光色で色再現を行うことができる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明器具の一態様は、発する光の光色が互いに異なる複数の発光部を有する発光モジュールと、前記発光モジュールを発光させるための電力を前記発光モジュールに出力する電源回路とを備え、前記複数の発光部は、第1の発光部と、前記第1の発光部で発する光の色温度よりも低い色温度の光を発する第2の発光部と、前記第2の発光部で発する光の色温度よりも低い色温度の光を発する第3の発光部とを有し、前記電源回路から前記発光モジュールに供給する電力の出力数は、前記複数の発光部の数よりも少なく、前記複数の発光部のうち前記第3の発光部のみが発光するときの前記発光モジュールの明るさは5%以下である。
本発明によれば、低コストの電源回路を用いて黒体軌跡に近い光色で色再現を行うことができる。
実施の形態に係る照明器具の設置例を模式的に示す図である。 実施の形態に係る照明器具の回路構成を示す図である。 実施の形態に係る照明器具における発光モジュールの構成を示す図である。 比較例1の照明器具の回路構成を示す図である。 実施の形態に係る照明器具と比較例1の照明器具との調色制御による照明光の光色の変化を示すxy色度図である。 実施の形態に係る照明器具の調色制御における色温度と明るさとの関係を示す図である。 実施の形態に係る照明器具の調色制御(図6の最大明るさのときの調色制御)を行うときの電流の流れを示す図である。 実施の形態に係る照明器具の調色制御(図6の領域Aのときの調色制御)を行うときの電流の流れを示す図である。 実施の形態に係る照明器具の調色制御(図6の領域Bのときの調色制御)を行うときの電流の流れを示す図である。 実施の形態に係る照明器具の調色制御(図6の領域Cのときの調色制御)を行うときの電流の流れを示す図である。 実施の形態に係る照明器具の調色制御(図6の最小明るさのときの調色制御)を行うときの電流の流れを示す図である。 変形例に係る発光モジュールの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、及び、構成要素の配置位置や接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺等は必ずしも一致していない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、実施の形態に係る照明器具1の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具1の設置例を模式的に示す図である。図2は、同照明器具1の回路構成を示す図である。図3は、同照明器具1における発光モジュール100の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態における照明器具1は、下方(床等)に照明光を照射するダウンライトであり、建物の天井2に設置される。例えば、照明器具1は、天井2に埋め込み配設される。
図1に示すように、照明器具1は、発光モジュール100を有する灯具ユニット10と、電源回路200を有する電源ユニット20とを備える。例えば、灯具ユニット10は、天井2の開口部2aに埋め込み配設され、電源ユニット20は、天井2の裏面(天井裏)に配置される。なお、天井2の開口部2aは、灯具ユニット10を天井2に取り付けるための取付用孔であり、例えば、天井2を貫通する円形開口の貫通孔である。
灯具ユニット10は、例えば、基台11と、基台11の前方に固定された枠体12とを有する。発光モジュール100は、基台11に取り付けられる。基台11は、例えばアルミニウム等の金属材料によって構成されており、発光モジュール100の取り付け部として機能するだけではなく、発光モジュール100で発生する熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。枠体12は、板バネ等によって天井2の開口部2aに取り付けられる。
発光モジュール100は、所定の色の照明光を発する。例えば、発光モジュール100は、照明光として白色光を発する。図2に示すように、発光モジュール100は、所定の色の光を発する複数の発光部110を備える。なお、本実施の形態において、発光モジュール100は、LEDモジュールであり、光源である発光部110は、LEDによって構成されている。
発光モジュール100は、発する光色が互いに異なる複数の発光部110を有する。複数の発光部110は、3つ以上である。本実施の形態において、発光モジュール100は、第1の色温度の光を発する第1の発光部111と、第1の発光部111で発する光の色温度(第1の色温度)よりも低い色温度である第2の色温度の光を発する第2の発光部112と、第2の発光部112で発する光の色温度(第2の色温度)よりも低い色温度である第3の色温度の光を発する第3の発光部113との3つの発光部110によって構成されている。
一例として、第1の発光部111は、色温度が6200K(第1の色温度)の白色光を発し、第2の発光部112は、色温度が2200K(第2の色温度)の白色光を発する。また、第3の発光部113の光色は、例えば赤色又はアンバー色である。本実施の形態において、第3の発光部113は、ピーク波長が620nm〜700nmの範囲にある赤色単色光を発し、その色温度(第3の色温度)は1800K程度である。
第1の発光部111は、直列接続された複数のLED素子111a(第1のLED素子)によって構成されている。具体的には、第1の発光部111は、6個のLED素子111aが直列接続された直列接続体である。6個のLED素子111a同士は、構成及び特性(IF−VF特性等)が全て同じである。したがって、6個のLED素子111aの光の色温度は6200Kである。なお、第1の発光部111を構成するLED素子111aの数は、6個に限らず、1個であってもよいし6個以外の複数個であってもよい。
第2の発光部112は、直列接続された複数のLED素子112a(第2のLED素子)によって構成されている。具体的には、第2の発光部112は、5個のLED素子112aが直列接続された直列接続体である。5個のLED素子112a同士は、構成及び特性(IF−VF特性等)が全て同じである。したがって、5個のLED素子112aの光の色温度は2200Kである。なお、第2の発光部112を構成するLED素子112aの数は、5個に限らず、1個であってもよいし5個以外の複数個であってもよい。
第3の発光部113は、直列接続された複数のLED素子113a(第3のLED素子)によって構成されている。具体的には、第3の発光部113は、2個のLED素子113aが直列接続された直列接続体である。2個のLED素子113a同士は、構成及び特性(IF−VF特性等)が全て同じである。したがって、2個のLED素子113aの光の光色は、色温度が1800K程度の赤色である。なお、第3の発光部113を構成するLED素子113aの数は、2個に限らず、1個であってもよいし2個以外の複数個であってもよい。
第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113は、異なる電流経路上に設けられている。つまり、第1の発光部111を構成するLED素子111aと、第2の発光部112を構成するLED素子112aと、第3の発光部113を構成するLED素子113aとは、直列接続されていない。本実施の形態において、第2の発光部112を構成するLED素子112aと第3の発光部113を構成するLED素子113aとは並列接続となっている。
また、各発光部110において直列接続された複数のLED素子の順方向電圧の総量をトータルVf(Vf合計)とすると、本実施の形態では、各発光部110の素子列のトータルVfの値は、各発光部110のLED素子の個数に依存する。したがって、6個のLED素子111aからなる第1の発光部111のトータルVfをTVf1とし、5個のLED素子112aからなる第2の発光部112のトータルVfをTVf2とし、2個のLED素子113aからなる第3の発光部113のトータルVfをTVf3とすると、TVf1>TVf2>TVf3となる。
発光モジュール100は、発光部110(第1の発光部111、第2の発光部112、第3の発光部113)に加えて、さらに、電流制御回路120を有する。
電流制御回路120は、電源回路200から電流制御回路120に供給される電流量に応じた電流出力比に基づいて、発光モジュール100における複数の発光部110のうち電流制御回路120に接続された複数の発光部110に電流を供給する。電流制御回路120は、電源回路200から電流制御回路120に供給される電流量を検出する電流検出回路を含む。
本実施の形態において、電流制御回路120は、第2の発光部112及び第3の発光部113に接続されており、電流制御回路120に供給される入力電流を第2の発光部112及び第3の発光部113に分配して供給している。この場合、電流制御回路120は、電源回路200から電流制御回路120に入力される入力電流の電流量(電流値)を検出する。そして、検出した電流量に応じて第2の発光部112及び第3の発光部113に分配するための入力電流の電流出力比(分配比)が決定され、電流制御回路120は、この電流出力比に基づいた電流量で第2の発光部112と第3の発光部113とに電流を分流する。
また、電流制御回路120は、電流制御回路120に接続された複数の発光部110に電流を分流する際、電流制御回路120に接続された複数の発光部110のうち順方向電圧の総量が小さい発光部110に優先して電流を流す。したがって、電流制御回路120は、順方向電圧の総量が小さい発光部110から電流を流し始めて、電源回路200から電流制御回路120に供給される電流量が大きくなっていくと、他の発光部110にも電流を分流させていく。
本実施の形態では、電流制御回路120には第2の発光部112と第3の発光部113とが接続されており、順方向電圧の総量は第2の発光部112よりも第3の発光部113の方が小さい。したがって、電流制御回路120は、まず、第2の発光部112よりも順方向電圧の総量が小さい第3の発光部113のみに電流を流し始めて、電源回路200から電流制御回路120に供給される電流量が大きくなるにつれて第3の発光部113に分流する電流量を大きくする。そして、電源回路200から電流制御回路120に供給される電流量がさらに大きくなって第3の発光部113に流れる電流が最大になると、電流制御回路120は、第2の発光部112にも電流を流し始めていき、第2の発光部112に分流する電流量を大きくしていく。
このように構成される発光モジュール100は、例えば、図3に示される構造を有する。具体的には、発光モジュール100は、基板130を有しており、複数の発光部110(第1の発光部111、第2の発光部112、第3の発光部113)と電流制御回路120とは、基板130に設けられている。
本実施の形態において、第3の発光部113は、基板130の中央部に配置されている。具体的には、第3の発光部113を構成する2個のLED113aが基板130の中央部に並んで配置されている。
また、第2の発光部112は、複数に分けられており、第3の発光部113は、複数の第2の発光部112の一方と他方との間に配置されている。具体的には、第2の発光部112を構成するLED素子112aが第3の発光部(LED素子113a)を介して2つの領域に分けられて配置されており、第3の発光部113を構成するLED素子113aは、一方の領域に配置されたLED素子112aと他方の領域に配置されたLED素子112aとの間に配置されている。
また、第1の発光部111は、第2の発光部112と第3の発光部113との間に配置されている。具体的には、第1の発光部111を構成するLED素子111aは、第2の発光部112を構成するLED素子112aと、第3の発光部113を構成するLED素子113aとの間に配置されている。
第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113をこのように配置することで、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113の各々から発する光を均一に混色することができる。特に、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113を後述するようにシンクロ調色制御する場合、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113は、これらの1つ又は複数が発光することになるが、いずれの明るさの場合にも均一に混色することができる。
本実施の形態において、第1の発光部111を構成するLED素子111a、第2の発光部112を構成するLED素子112a及び第3の発光部113を構成するLED素子113aは、個々にパッケージ化された表面実装(SMD:Surface Mount Device)型のLED素子である。
具体的には、LED素子111a、112a及び113aの各々は、凹部を有する白色樹脂製のパッケージ(容器)と、パッケージの凹部の底面に一次実装された1つ以上のLEDチップ(ベアチップ)と、パッケージの凹部内に封入された封止部材とを有している。封止部材は、例えばシリコーン樹脂等の透光性樹脂材料で構成されている。
LEDチップは、所定の直流電力により発光する半導体発光素子の一例であって、単色の可視光を発するベアチップである。この場合、LED素子111a及び112aにおけるLEDチップは、例えば、通電されれば青色光を発する青色LEDチップであり、例えば440nm〜470nmの範囲にピーク波長を有する。そして、LED素子111a及び112aでは、白色光を得るために、封止部材には、青色LEDチップからの青色光を励起光として蛍光発光するYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)等の黄色蛍光体が含有される。LED素子111a及び112aでは、青色LEDチップの青色光の一部が黄色蛍光体に吸収されて黄色蛍光体が励起して黄色蛍光体から黄色光が放出され、この黄色光と黄色蛍光体に吸収されなかった青色光とが混ざって白色光が生成される。
ただし、第1の発光部111は、第2の発光部112が発する光の色温度よりも高い色温度の光を発する。このため、第1の発光部111が発する光の色温度を第2の発光部112が発する光の色温度よりも高くするために、封止部材に含まれる蛍光体の種類(例えば、赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体)や量を調整して、第1の発光部111及び第2の発光部112の色度調整が行われている。
一方、LED素子113aにおけるLEDチップは、通電されれば赤色光を発する赤色LEDチップであり、例えば620nm〜700nmの範囲にピーク波長を有する。LED素子113aでは、赤色LEDチップの赤色光をそのまま取り出すので、封止部材には、蛍光体が含まれていない。
このように構成されるLED素子111a、112a及び113aは、例えば、半田接続によって基板130に実装される。
また、電流制御回路120は、複数のリード端子を有するICパッケージとして構成されており、例えば半田接続によって基板130に実装される。
基板130は、金属配線(不図示)が形成されたプリント配線基板であり、基板130の表面には所定のパターンの金属配線が形成されている。LED素子111a、112a及び113aと電流制御回路120は、基板130に形成された金属配線に半田接続されている。LED素子111a、112a及び113aと電流制御回路120は、この金属配線によって、図2に示される回路構成で電気的に接続されている。
基板130としては、例えば、絶縁性樹脂材料からなる樹脂基板、表面が樹脂被膜された金属材料からなるメタルベース基板、セラミック材料の焼結体であるセラミック基板、又は、ガラス材料からなるガラス基板等を用いることができる。また、LED素子111a、112a及び113aと電流制御回路120の配線経路が複雑になる場合は、基板130として多層基板を用いることで、これらの電気的な接続を容易に行うことができる。
なお、基板130は、リジッド基板に限るものではなく、フレキシブル基板であってもよい。また、基板130の表面には、金属配線を覆うように絶縁被膜としてレジスト膜が形成されていてもよい。
また、基板130には、電源回路200から導出される電線30と電気的に接続される複数の入力端子131が設けられている。本実施の形態において、複数の入力端子131は、第1の入力端子131aと第2の入力端子131bと第3の入力端子131cとによって構成されている。
第1の入力端子131a及び第2の入力端子131bの2つには、電源回路200から発光モジュール100に入力される電流(入力電流)が通過する。一方、第3の入力端子131cには、発光モジュール100から電源回路200に出力される電流(出力電流)が通過する。
図1に戻り、電源ユニット20は、筐体21と、筐体21に収納された回路基板22と、回路基板22に実装された複数の回路素子23と、交流電源3(例えば商用電源)のからの交流電力を受ける端子台24とを備える。筐体21は、金属製又は絶縁樹脂製のケースである。回路基板22は、金属配線が形成されたプリント配線基板である。端子台24は、例えば入力電圧としてAC100Vの交流電圧を受電する。端子台24で受電した交流電圧は、電源回路200に供給される。
電源回路200は、複数の回路素子23によって構成される。複数の回路素子23は、例えば、容量素子(電解コンデンサ、セラミックコンデンサ等)、抵抗素子(抵抗器等)、整流回路素子、コイル素子、トランス、ノイズフィルタ、ダイオード、集積回路素子(IC)、又は、半導体素子(FET等)等である。
電源回路200は、外部電源からの入力電圧をもとに発光モジュール100を発光させるための電力を生成し、生成した電力を発光モジュール100に出力する。また、電源回路200は、発光モジュール100を発光させるための電力を生成する電源機能を有するとともに、発光モジュール100の照明態様を制御する照明制御機能を有する。具体的には、電源回路200は、照明制御機能として、発光モジュール100の照明光の明るさを変化させる調光機能及び発光モジュール100の照明光の光色を変化させる調色機能を有する。
本実施の形態において、電源回路200は、発光モジュール100の明るさと光色とを連動して変化させるシンクロ調色機能を有する。例えば、発光モジュール100の明るさを大きくすると色温度が高い光に変化し、発光モジュール100の明るさを絞って小さくすると色温度が低い光に変化する。これにより、人にとって心地よい明るさ及び光色に変化する照明光を実現できる。
この場合、発光モジュール100のシンクロ調色は、調光スイッチ4によって制御することができる。調光スイッチ4は、例えば壁等に設置され、交流電源3と電源回路200(端子台24)との間の配線経路上に設けられる。調光スイッチ4は、例えば、交流電圧を位相制御する位相制御式の調光器(二線式調光器)である。この場合、調光スイッチ4によって交流電源3から供給される交流電圧の位相角(導通角)が制御されることで、発光モジュール100への入力電流が変化する。具体的には、電源回路200によって、調光スイッチ4で調光制御された交流電圧に応じた入力電流が生成される。このように、調光スイッチ4によって発光モジュール100の明るさを調整することで、発光モジュール100の光色も調整することができる。なお、調光スイッチ4は、例えば、ユーザが操作可能なスライダ又はツマミなどの操作部を備えており、ユーザによる操作部の操作に応じて位相角(導通角)が制御される。
本実施の形態において、電源回路200は、2回路制御電源であり、発光モジュール100の発光部110を発光させるため電力として、2つの入力電力を発光モジュール100に出力する。具体的には、電源回路200は、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113の3つの発光部110を有する発光モジュール100に対して、2つの入力電力を出力している。このように、電源回路200から発光モジュール100に供給する電力の出力数は、発光部110の数(本実施の形態では3つ)よりも少なくなっている。つまり、電源回路200における電源回路数は、発光部110の発光色の数(つまり光源色数)よりも少なくなっている。
電源回路200から発光モジュール100に出力される2つの入力電力は、電源回路200によって独立して制御することができる。具体的には、電源回路200から発光モジュール100には、発光モジュール100の発光部110を発光させるための駆動電流として独立して制御された2つの直流電力が入力電流として供給される。本実施の形態において、電源回路200から発光モジュール100に出力される2つの入力電流は、一方が第1の発光部111に供給され、他方が電流制御回路120に供給される。
電源ユニット20と灯具ユニット10とは電線30によって接続されている。したがって、電源ユニット20の電源回路200で生成された直流電力は、電線30を介して灯具ユニット10の発光モジュール100に供給される。具体的には、調光スイッチ4による調光制御に応じた電流が電源回路200で生成されて、生成された電流は、発光モジュール100への入力電流として電線30を介して電源回路200から発光モジュール100に供給される。なお、電線30は、電源ケーブル等の電力線である。
本実施の形態において、電源回路200は、第1の発光部111と電流制御回路120とに直流電力を出力するので、電線30は、電源回路200から発光モジュール100に入力される入力電流が流れる2本の電力線と、発光モジュール100から電源回路200に出力される出力電流が流れる1本の電力線との合計3本である。
次に、図4〜図7Eを用いて、実施の形態に係る照明器具1の調色制御について、比較例の照明器具1Xの調色制御と比較して説明する。図4は、比較例の照明器具1Xの回路構成を示す図である。図5は、実施の形態に係る照明器具1と比較例の照明器具1Xとの調色制御による照明光の光色の変化を示すxy色度図である。図6は、実施の形態に係る照明器具1の調色制御における色温度と明るさとの関係を示す図である。図7A〜図7Eは、実施の形態に係る照明器具1の調色制御を行うときの電流の流れを示す図である。
図4に示すように、比較例1の照明器具Xは、色温度が6200Kの光を発する第1の発光部111及び色温度が2200Kの光を発する第2の発光部112を有する発光モジュール100Xと、電源回路200とを備えている。比較例の照明器具1Xでは、第1の発光部111及び第2の発光部112の光出力比を電源回路200で制御することで照明器具1Xの照明光の調色を行うことができる。
しかしながら、比較例の照明器具1Xでは、図5の破線で示すように、6200Kに対応する色度点Pと2200Kに対応する色度点PX5との2点を結ぶ直線上でしか調色を行うことができない。つまり、色度点Pと色度点PX5との2点を結ぶ直線上のみの色度でしか照明光の色温度を変化させることができない。
このため、比較例の照明器具1では、図5の曲線で示される黒体軌跡との間に色ずれが生じ、黒体軌跡をなぞるように照明光の色温度を変化させることができず、黒体軌跡の全域を満足する白色光を再現することが難しい。
これに対して、本実施の形態における照明器具1の発光モジュール100には、色温度が6200Kの光を発する第1の発光部111及び色温度が2200Kの光を発する第2の発光部112に加えて、赤色光を発する第3の発光部113が設けられている。そして、電源回路200から発光モジュール100には2つの入力電流が供給され、その一方が第1の発光部111に供給され、他方が電流制御回路120に供給される。さらに、電流制御回路120は、その他方の入力電流の電流量に応じて第2の発光部112及び第3の発光部113にその入力電流を分配して供給している。
また、本実施の形態において、発光モジュール100は、電源回路200によってシンクロ調色制御される。具体的には、図6に示すように、発光モジュール100の色温度が低くなるにつれて発光モジュールの明るさが小さくなるように制御し、逆に、発光モジュール100の色温度が高くなるにつれて発光モジュール100の明るさが大きくなるように制御する。
具体的には、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113には、図5における色度点P、P、P、P、Pの各点を結ぶ直線に対応して以下の表1に示すような光出力比となるように電流が供給されて、発光モジュール100の照明光の色温度及び明るさが変化する。なお、色度点P、P、P、P、Pは、図5のxy色度図における色度座標を示している。
Figure 0006872732
以下、本実施の形態におけるシンクロ調色制御について、詳細に説明する。
まず、本実施の形態では、色温度が6200Kの第1の発光部111のみが最大の明るさで発光しているとき(図5の色度点Pに対応)を、発光モジュール100の最大の明るさとしている。また、このときの発光モジュールの明るさを115%に設定している。なお、発光モジュール100の明るさが100%のときの発光モジュール100の色温度を2700Kに設定している。
そして、発光モジュール100の明るさが115%(最大)の場合は、図7Aに示すように、電源回路200から発光モジュール100には、第1入力電流IIN1のみが出力される。この場合、発光モジュール100に供給された第1入力電流IIN1は、駆動電流IL1として第1の発光部111のみに供給される。これにより、発光モジュール100では第1の発光部111のみが発光し、発光モジュール100は、色温度が6200Kの照明光を発する。
また、図6に示すように、発光モジュール100の色温度が2700K〜6200K(領域A)の場合、発光モジュール100の明るさは、100%〜115%の範囲で変化する。具体的には、この領域Aでは、発光モジュール100の明るさが直線状に変化するようにして調色・調光制御している。
この場合、図7B及び図7Cに示すように、電源回路200から発光モジュール100には、第1入力電流IIN1及び第2入力電流IIN2の2つの入力電流が出力される。
このうち、第1入力電流IIN1は、駆動電流IL1として第1の発光部111のみに供給され、第1の発光部111が発光する。一方、第2入力電流IIN2は、電流制御回路120に供給される。
このとき、電流制御回路120では、第2入力電流IIN2の電流量に応じて第2の発光部112及び第3の発光部113に第2入力電流IIN2を分配して供給するが、本実施の形態では、電流制御回路120は、電流制御回路120に接続された複数の発光部110のうち順方向電圧の総量が小さい発光部110に優先して電流を流す。
したがって、図6の領域Aでの調色制御の場合には、図7Bに示すように、電流制御回路120は、第2の発光部112よりも順方向電圧の総量が小さい第3の発光部113のみに第2入力電流IIN2を流し始める。つまり、第2入力電流IIN2は、第3の発光部1132のみにそのまま駆動電流IL3として供給されて、第2の発光部112には電流が供給されない。これにより、第3の発光部113が発光し、第2の発光部112は発光しない。
その後、第1入力電流IIN1よりも第2入力電流IIN2の割合が大きくなっていくと、第3の発光部113に流れる駆動電流IL3も大きくなっていき、第2入力電流IIN2が、第3の発光部113に流すことができる最大電流に達すると(色度点P)、図7Cに示すように、電流制御回路120は、第2入力電流IIN2を第2の発光部112にも分流する。つまり、第2入力電流IIN2は、第2の発光部112への駆動電流IL2と第3の発光部113への駆動電流IL3に分流される。
このように、色温度が2700K〜6200K(領域A)で調色制御する場合、第1の発光部111と第2の発光部112及び第3の発光部113とがそれぞれ、第1入力電流IIN1及び第2入力電流IIN2によって独立して制御されて発光し、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113の光出力比に応じて、図5の色度点Pと色度点Pとの2点を結ぶ直線に沿って調色制御される。つまり、発光モジュール100は、色温度が6200K〜2700Kの照明光を発する。
なお、色温度が2700K〜6200K(領域A)で調色制御する場合、本実施の形態では、第2の発光部112を発光させなかったが、第2の発光部112も発光するように制御してもよい。
また、図6に示すように、発光モジュール100の色温度が2200K〜2700K(領域B)の場合、発光モジュール100の明るさは、5%〜100%の範囲で変化する。具体的には、この領域Bでは、発光モジュール100の明るさが曲線状(例えば二次関数)に変化するようにして調色・調光制御している。
この場合、図7Cに示すように、電源回路200から発光モジュール100には、第1入力電流IIN1及び第2入力電流IIN2の2つの入力電流が出力される。
このうち、第1入力電流IIN1は、駆動電流IL1として第1の発光部111のみに供給され、第1の発光部111が発光する。一方、第2入力電流IIN2は、電流制御回路120に供給される。電流制御回路120では、第2入力電流IIN2の電流量に応じて第2の発光部112及び第3の発光部113に第2入力電流IIN2を分配して供給するが、本実施の形態では、電流制御回路120は、電流制御回路120に接続された複数の発光部110のうち順方向電圧の総量が小さい発光部110に優先して電流を流す。
したがって、図6の領域Bでの調色制御の場合には、上記同様、図7Cに示すように、電流制御回路120は、第2の発光部112に駆動電流IL2を供給しつつ第3の発光部113にも駆動電流IL3を供給する。そして、本実施の形態では、色度点がPからPにかけては、第1の発光部111に供給される駆動電流IL1が小さくなるにつれて、第2の発光部112に供給される駆動電流IL2が大きくなる。そして、色度点Pのときは、第1の発光部111に供給される駆動電流IL1がゼロとなる。
このように、色温度が2200K〜2700K(領域B)で調色制御する場合についても、第1の発光部111と第2の発光部112及び第3の発光部113とがそれぞれ、第1入力電流IIN1及び第2入力電流IIN2によって独立して制御されて発光し、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113の光出力比に応じて、図5の色度点Pと色度点Pとの2点を結ぶ直線上に沿って調色制御される。つまり、発光モジュール100は、色温度が2700K〜2200Kの照明光を発する。
また、図6に示すように、発光モジュール100の色温度が1800K〜2200K(領域C)の場合、発光モジュール100の明るさは、5%以下の範囲で変化する。具体的には、この領域Cでは、発光モジュール100の明るさが曲線状に変化するようにして調色・調光制御している。
この場合、図7Dに示すように、電源回路200から発光モジュール100には、第1入力電流IIN1は出力されず、第2入力電流IIN2のみが出力される。発光モジュール100に供給された第2入力電流IIN2は、電流制御回路120に供給される。
このとき、電流制御回路120では、第2入力電流IIN2の電流量に応じて第2の発光部112及び第3の発光部113に第2入力電流IIN2を分配して供給するが、本実施の形態では、電流制御回路120は、電流制御回路120に接続された複数の発光部110のうち順方向電圧の総量が小さい発光部110に優先して電流を流す。
したがって、図6の領域Cでの調色制御の場合には、図7Dに示すように、電流制御回路120は、上記同様に、第2の発光部112に駆動電流IL2を供給しつつ第3の発光部113にも駆動電流IL3を供給するが、順方向電圧の総量が第2の発光部112よりも第3の発光部113の方が小さいので、第3の発光部113に供給する駆動電流IL3の方が第2の発光部112に供給する駆動電流IL2のよりも常に大きい。
本実施の形態では、色度点がPからPにかけては、第2の発光部112に供給される駆動電流IL2が徐々に小さくなるように制御される。そして、色度点Pのときは、第2の発光部112に供給される駆動電流IL2がゼロとなり、第3の発光部113のみに駆動電流IL3が供給される。
このように、色温度が1800K〜2200K(領域C)で調色制御する場合については、第1の発光部111は発光せずに、第2の発光部112及び第3の発光部113のみが第2入力電流IIN2によって独立して制御されて発光し、第2の発光部112及び第3の発光部113の光出力比に応じて、色度点Pと色度点Pとの2点を結ぶ直線に沿って調色制御される。つまり、発光モジュール100は、色温度が2200K〜1800Kの照明光を発する。
また、図6に示すように、発光モジュール100の色温度が1800Kの場合、発光モジュール100の明るさは1%となる。このとき、発光モジュール100の明るさは最小となる。
この場合、図7Eに示すように、電源回路200から発光モジュール100には、第1入力電流IIN1は出力されず、第2入力電流IIN2のみが出力される。発光モジュール100に供給された第2入力電流IIN2は、電流制御回路120に供給される。電流制御回路120では、第2入力電流IIN2の電流量に応じて第2の発光部112及び第3の発光部113に第2入力電流IIN2を分配して供給するが、図6の最小明るさ(1%)で調色制御する場合には、第2入力電流IIN2の全てが駆動電流IL3として第3の発光部113のみに供給される。これにより、発光モジュール100では第3の発光部113のみが発光し、発光モジュール100は、色温度が1800Kの赤色光を発する。
以上のように、本実施の形態における照明器具1では、図5の実線に示すように、高色温度から低色温度にかけて調色制御する場合、色度点PからPにかけては相対的に第3の発光部113に流れる電流量を徐々に多くしている。これにより、比較例1の照明器具1Xでは、色温度が2200Kの色度点はPX5であったが、本実施の形態における照明器具1では、色温度が2200Kの色度点をPにすることができ、色温度が2200Kの色度点をPX5からPに移動させることができる。したがって、照明器具1の照明光の色度を黒体軌跡に近い狙いの色度にすることができる。つまり、第3の発光部113によって、低色温度側の照明器具1(発光モジュール100)の照明光の色偏差(Duv)をマイナス側にシフトさせることができる。これにより、低色温度側の照明光の色温度を黒体軌跡に近づけることができる。この結果、黒体軌跡の全域を満足する白色光を再現することができる。
しかも、本実施の形態における照明器具1では、発光モジュール100に設けられた電流制御回路120によって、電源回路200から電流制御回路120に供給される第2入力電流IIN2の電流量に応じた電流出力比で第2の発光部112及び第3の発光部113に第2入力電流IIN2を分配して供給している。これにより、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113の3つの発光部110を用いつつも、電源回路200によって独立して制御可能な入力電流の数(出力数)が発光部110の数よりも少ない2つであっても、黒体軌跡をなぞるように照明光の色温度を変化させることが可能となる。つまり、電源回路200として、低コストで簡便な構成の既存の2回路制御電源を用いて、光色が互いに異なる3つ発光部110を有する発光モジュール100の調色制御を行うことができる。
したがって、本実施の形態における照明器具1によれば、低コストの電源回路200を用いて黒体軌跡に近い光色で色再現を行うことができる。
さらに、本実施の形態における照明器具1では、複数の発光部110のうち第3の発光部113のみが発光するときの発光モジュール100の明るさを5%以下にしている。具体的には、第3の発光部113のみが発光するときの発光モジュール100の明るさを1%にしている。
このように、本実施の形態では、シンクロ調色の過程において、色温度及び明るさが低くて雰囲気のある光を出すために、図6の領域C(色温度が2200K以下の低色温度領域)においては、補色回路によって第2入力電流IIN2のみを第3の発光部113に供給して第3の発光部113のみを点灯させることで、低光束の赤色光を出射させている。これにより、低コストの電源回路200を用いてシンクロ調色を行って光色可変をしながら、低色温度領域における色味を自然な形で達成することができる。しかも、第3の発光部113のみが発光するときの発光モジュール100の明るさを5%以下にしているので、豆電球独特の雰囲気のある光を実現することができる。
特に、本実施の形態では、第3の発光部113が基板130の中央部に配置されているので、より豆電球に模した雰囲気の明かりを実現することができる。
(変形例)
以上、本発明に係る照明器具について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1〜3では、複数の発光部の調光制御は、位相調光(二線式)によって行ったが、調光制御方式は、これに限るものではなく、PWM調光(四線式)又は0−10VDC調光等によって複数の発光部の調光制御を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、発光部110を構成するLED素子をSMD型とし、発光モジュール100をSMDタイプとしたが、これに限らない。例えば、LEDチップ(ベアチップ)が基板上に直接実装されたCOB(Chip On Board)タイプの発光モジュールを用いてもよい。例えば、図8に示される発光モジュール101のように、第1の発光部111、第2の発光部112及び第3の発光部113を、基板130に実装された複数のLEDチップとこのLEDチップを封止する封止部材とによって構成にしてもよい。この場合、第1の発光部111及び第2の発光部112では、LEDチップとして青色LEDチップを用い、封止部材として黄色蛍光体等の1種又は複数種の蛍光体が含有された蛍光体含有樹脂を用いる。一方、第3の発光部113では、LEDチップとして赤色LEDチップを用い、封止部材として蛍光体を含まない透明樹脂を用いる。なお、実施の形態2、3においても、COBタイプの発光モジュールを適用してもよい。
また、上記実施の形態では、発光モジュールに設けられた発光部の数は3つとしたが、これに限らない。例えば、発光モジュールには、3つ以上の発光部が設けられていてもよい。この場合も、電源回路から発光モジュールに供給する電力の出力数を発光部の数よりも少なくすることで、発光部の数と同数の電力の出力数の電源回路を用いる場合よりも、電源回路のコストを抑えることができる。
また、上記実施の形態では、電線を介して電源ユニットに接続された調光スイッチ4を用いて発光モジュールの調色制御を行ったが、これに限らない。例えば、電源ユニットに無線モジュールを内蔵しておくことで、無線端末から調光/調色信号を無線モジュールに送信することで発光モジュールの調色制御を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、調色制御をするにあたり、調色と調光とを連動させたシンクロ調色を行ったが、これに限らない。例えば、明るさを変化させずに光色のみを変化させるような調色制御を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、ダウンライトを例示したが、本発明は、スポットライト又はベースライト等の他の照明器具にも適用することができる。
その他、上記各実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明器具
100、101 発光モジュール
110 発光部
111 第1の発光部
112 第2の発光部
113 第3の発光部
120 電流制御回路
130 基板
200 電源回路

Claims (6)

  1. 発する光の光色が互いに異なる複数の発光部を有する発光モジュールと、
    前記発光モジュールを発光させるための電力を前記発光モジュールに出力する電源回路とを備え、
    前記複数の発光部は、第1の発光部と、前記第1の発光部で発する光の色温度よりも低い色温度の光を発する第2の発光部と、前記第2の発光部で発する光の色温度よりも低い色温度の光を発する第3の発光部とを有し、
    前記電源回路から前記発光モジュールに供給する電力の出力数は、前記複数の発光部の数よりも少なく、
    前記第1の発光部のみが最大の明るさで発光しているときの前記発光モジュールの明るさを115%としたときに、前記複数の発光部のうち前記第3の発光部のみが発光するときの前記発光モジュールの明るさは5%以下であり、
    さらに、前記第2の発光部及び前記第3の発光部に電流を供給する電流制御回路を有し、
    前記電流制御回路は、前記電源回路から前記電流制御回路に供給される電流量に応じて決定された前記第2の発光部及び前記第3の発光部に分配するための電流出力比に基づいて、前記第2の発光部及び前記第3の発光部に電流を供給する、
    照明器具。
  2. 前記電流制御回路は、前記発光モジュールに設けられている、
    請求項に記載の照明器具。
  3. 前記第3の発光部の光色は、赤色又はアンバー色である、
    請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記発光モジュールは、基板を有し、
    前記第3の発光部は、前記基板の中央部に配置されている、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記第2の発光部は、2つに分けられており、
    前記第3の発光部は、2つの前記第2の発光部の一方と他方との間に配置されている、
    請求項に記載の照明器具。
  6. 前記第1の発光部は、前記第2の発光部と前記第3の発光部との間に配置されている、
    請求項に記載の照明器具。
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