JP6872130B2 - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents
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Description
1.75<nn<2.20 ……(1)
0.05<D1a/D1<0.50 ……(4)
ただし、
nn:第2レンズ群内の負レンズのd線における屈折率
D1a:第1レンズ群における最も長い空気間隔
D1:第1レンズ群における最も物体側の面から第1レンズ群における最も像面側の面までの距離
する。
1.レンズの基本構成
2.作用・効果
3.撮像装置への適用例
4.レンズの数値実施例
5.その他の実施の形態
図1は、本開示の一実施の形態に係る撮像レンズの第1の構成例を示している。図2は、撮像レンズの第2の構成例を示している。図3は、撮像レンズの第3の構成例を示している。図4は、撮像レンズの第4の構成例を示している。図5は、撮像レンズの第5の構成例を示している。図6は、撮像レンズの第6の構成例を示している。これらの構成例に具体的な数値を適用した数値実施例は後述する。図1等において、Z1は光軸を示す。撮像レンズと像面IMGとの間には、撮像素子保護用のシールガラスや各種の光学フィルタ等の光学部材が配置されていてもよい。
以下、本実施の形態に係る撮像レンズの構成を、適宜図1等に示した構成例に対応付けて説明するが、本開示による技術は、図示した構成例に限定されるものではない。
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの作用および効果を説明する。併せて、本実施の形態に係る撮像レンズにおける望ましい構成を説明する。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
1.75<nn<2.20 ……(1)
ただし、
nn:第2レンズ群GR2内の負レンズL21のd線における屈折率
とする。
1.78<nn<2.05 ……(1)’
1.70<np<2.20 ……(2)
ただし、
np:第2レンズ群GR2内の正レンズL22のd線における屈折率
とする。
1.80<np<2.15 ……(2)’
0<D2a/f<0.40 ……(3)
ただし、
D2a:第2レンズ群GR2内の負レンズL21と正レンズL22との空気間隔
f:無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離
とする。
0.05<D2a/f<0.30 ……(3)’
0.05<D1a/D1<0.50 ……(4)
ただし、
D1a:第1レンズ群GR1における最も長い空気間隔
D1:第1レンズ群GR1における最も物体側の面から第1レンズ群GR1における最も像面側の面までの距離
とする。
0.1<D1a/D1<0.35 ……(4)’
−1.2<(Rp1+Rp2)/(Rp1−Rp2)<0.2 ……(5)
ただし、
Rp1:第2レンズ群GR2内の正レンズL22の物体側の面の曲率半径
Rp2:第2レンズ群GR2内の正レンズL22の像面側の面の曲率半径
とする。
−1.0<(Rp1+Rp2)/(Rp1−Rp2)<0.0 ……(5)’
−3.0<f2/f<−1.50 ……(6)
ただし、
f:無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離
f2:第2レンズ群GR2の焦点距離
とする。
−2.6<f2/f<−1.8 ……(6)’
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの撮像装置への適用例を説明する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、カメラブロック10において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、例えば入力部70からのフォーカシングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいて撮像レンズ11の所定のレンズが移動する。
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの具体的な数値実施例について説明する。ここでは、図1ないし図6に示した各構成例の撮像レンズ1〜6に、具体的な数値を適用した数値実施例を説明する。
x=c2y2/[1+{1−(1+K)c2y2}1/2]+ΣAi・yi
x:レンズ面頂点からの光軸方向の距離
y:光軸と垂直な方向の高さ
c:レンズ頂点での近軸曲率(近軸曲率半径の逆数)
K:コーニック定数
Ai:第i次の非球面係数
である。
以下の各数値実施例が適用される撮像レンズ1〜6はいずれも、上記したレンズの基本構成、および望ましい構成を満足した構成となっている。すなわち、撮像レンズ1〜6はいずれも、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3とが配置された構成とされている。
[表1]に、図1に示した撮像レンズ1に具体的な数値を適用した数値実施例1の基本的なレンズデータを示す。また、[表2]には、非球面における係数の値を示す。また、[表3]には、無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離f、Fナンバー(Fno)、および半画角ωの値を示す。
[表6]に、図2に示した撮像レンズ2に具体的な数値を適用した数値実施例2の基本的なレンズデータを示す。また、[表7]には、非球面における係数の値を示す。また、[表8]には、無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離f、Fナンバー(Fno)、および半画角ωの値を示す。
[表11]に、図3に示した撮像レンズ3に具体的な数値を適用した数値実施例3の基本的なレンズデータを示す。また、[表12]には、非球面における係数の値を示す。また、[表13]には、無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離f、Fナンバー(Fno)、および半画角ωの値を示す。
[数値実施例4]
[表16]に、図4に示した撮像レンズ4に具体的な数値を適用した数値実施例4の基本的なレンズデータを示す。また、[表17]には、非球面における係数の値を示す。また、[表18]には、無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離f、Fナンバー(Fno)、および半画角ωの値を示す。
[数値実施例5]
[表21]に、図5に示した撮像レンズ5に具体的な数値を適用した数値実施例5の基本的なレンズデータを示す。また、[表22]には、非球面における係数の値を示す。また、[表23]には、無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離f、Fナンバー(Fno)、および半画角ωの値を示す。
[数値実施例6]
[表26]に、図6に示した撮像レンズ6に具体的な数値を適用した数値実施例6の基本的なレンズデータを示す。また、[表27]には、非球面における係数の値を示す。また、[表28]には、無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離f、Fナンバー(Fno)、および半画角ωの値を示す。
[表31]には、上述の各条件式に関する値を、各数値実施例についてまとめたものを示す。[表31]から分かるように、各条件式について、各数値実施例の値がその数値範囲内となっている。
本開示による技術は、上記実施の形態および実施例の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、上記各数値実施例において示した各部の形状および数値は、いずれも本技術を実施するための具体化のほんの一例に過ぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
[1]
物体側から像面側に向かって順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群と
から構成され、
合焦時に前記第2レンズ群のみが光軸方向に移動し、
前記第2レンズ群は、空気間隔を挟んで、物体側から像面側に向かって順に、負レンズと、正レンズとで構成され、以下の条件式を満足する
撮像レンズ。
1.75<nn<2.20 ……(1)
ただし、
nn:前記第2レンズ群内の前記負レンズのd線における屈折率
とする。
[2]
以下の条件式を満足する
上記[1]に記載の撮像レンズ。
1.70<np<2.20 ……(2)
ただし、
np:前記第2レンズ群内の前記正レンズのd線における屈折率
とする。
[3]
以下の条件式を満足する
上記[1]または[2]に記載の撮像レンズ。
0<D2a/f<0.40 ……(3)
ただし、
D2a:前記第2レンズ群内の前記負レンズと前記正レンズとの空気間隔
f:無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離
とする。
[4]
前記第1レンズ群は、像面側に凹面を向けた面と物体側に凹面を向けた面とを有し、
前記第1レンズ群における最も長い空気間隔は、前記像面側に凹面を向けた面と前記物体側に凹面を向けた面との間の空気間隔であり、
以下の条件式を満足する
上記[1]ないし[3]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
0.05<D1a/D1<0.50 ……(4)
ただし、
D1a:前記第1レンズ群における最も長い空気間隔
D1:前記第1レンズ群における最も物体側の面から前記第1レンズ群における最も像面側の面までの距離
とする。
[5]
以下の条件式を満足する
上記[1]ないし[4]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
−1.2<(Rp1+Rp2)/(Rp1−Rp2)<0.2 ……(5)
ただし、
Rp1:前記第2レンズ群内の前記正レンズの物体側の面の曲率半径
Rp2:前記第2レンズ群内の前記正レンズの像面側の面の曲率半径
とする。
[6]
以下の条件式を満足する
上記[1]ないし[5]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
−3.0<f2/f<−1.50 ……(6)
ただし、
f:無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
とする。
[7]
前記第1レンズ群は、
最も物体側に配置された正レンズと、
前記最も物体側に配置された正レンズよりも像面側に配置された、少なくとも2枚の負レンズと1枚の正レンズと
を有する
上記[1]ないし[6]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
[8]
前記第1レンズ群は、正の屈折力を有する部分レンズ群を有し、
前記部分レンズ群は、物体側から像面側に向かって順に、第1の正レンズと、第1の負レンズと、第2の負レンズと、第2の正レンズと、第3の正レンズとから構成される
上記[1]ないし[7]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
[9]
前記部分レンズ群内において、
前記第1の正レンズと前記第1の負レンズとが互いに接合された第1の接合レンズを構成し、
前記第2の負レンズと前記第2の正レンズとが互いに接合された第2の接合レンズを構成している
上記[8]に記載の撮像レンズ。
[10]
実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた
上記[1]ないし[9]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
[11]
撮像レンズと、前記撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを含み、
前記撮像レンズは、
物体側から像面側に向かって順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群と
から構成され、
合焦時に前記第2レンズ群のみが光軸方向に移動し、
前記第2レンズ群は、空気間隔を挟んで、物体側から像面側に向かって順に、負レンズと、正レンズとで構成され、以下の条件式を満足する
撮像装置。
1.75<nn<2.20 ……(1)
ただし、
nn:前記第2レンズ群内の前記負レンズのd線における屈折率
とする。
[12]
前記撮像レンズは、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備える
上記[11]に記載の撮像装置。
Claims (11)
- 物体側から像面側に向かって順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群と
から構成され、
合焦時に前記第2レンズ群のみが光軸方向に移動し、
前記第1レンズ群は、像面側に凹面を向けた面と物体側に凹面を向けた面とを有し、
前記第1レンズ群における最も長い空気間隔は、前記像面側に凹面を向けた面と前記物体側に凹面を向けた面との間の空気間隔であり、
前記第2レンズ群は、空気間隔を挟んで、物体側から像面側に向かって順に、負レンズと、正レンズとで構成され、以下の条件式を満足する
撮像レンズ。
1.75<nn<2.20 ……(1)
0.05<D1a/D1<0.50 ……(4)
ただし、
nn:前記第2レンズ群内の前記負レンズのd線における屈折率
D1a:前記第1レンズ群における最も長い空気間隔
D1:前記第1レンズ群における最も物体側の面から前記第1レンズ群における最も像面側の面までの距離
とする。 - 以下の条件式を満足する
請求項1に記載の撮像レンズ。
1.70<np<2.20 ……(2)
ただし、
np:前記第2レンズ群内の前記正レンズのd線における屈折率
とする。 - 以下の条件式を満足する
請求項1または2に記載の撮像レンズ。
0<D2a/f<0.40 ……(3)
ただし、
D2a:前記第2レンズ群内の前記負レンズと前記正レンズとの空気間隔
f:無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離
とする。 - 以下の条件式を満足する
請求項1ないし3のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
−1.2<(Rp1+Rp2)/(Rp1−Rp2)<0.2 ……(5)
ただし、
Rp1:前記第2レンズ群内の前記正レンズの物体側の面の曲率半径
Rp2:前記第2レンズ群内の前記正レンズの像面側の面の曲率半径
とする。 - 以下の条件式を満足する
請求項1ないし4のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
−3.0<f2/f<−1.50 ……(6)
ただし、
f:無限遠合焦時における光学系全体の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
とする。 - 前記第1レンズ群は、
最も物体側に配置された正レンズと、
前記最も物体側に配置された正レンズよりも像面側に配置された、少なくとも2枚の負レンズと1枚の正レンズと
を有する
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の撮像レンズ。 - 前記第1レンズ群は、正の屈折力を有する部分レンズ群を有し、
前記部分レンズ群は、物体側から像面側に向かって順に、第1の正レンズと、第1の負レンズと、第2の負レンズと、第2の正レンズと、第3の正レンズとから構成される
請求項1ないし6のいずれか1つに記載の撮像レンズ。 - 前記部分レンズ群内において、
前記第1の正レンズと前記第1の負レンズとが互いに接合された第1の接合レンズを構成し、
前記第2の負レンズと前記第2の正レンズとが互いに接合された第2の接合レンズを構成している
請求項7に記載の撮像レンズ。 - 実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた
請求項1ないし8のいずれか1つに記載の撮像レンズ。 - 撮像レンズと、前記撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを含み、
前記撮像レンズは、
物体側から像面側に向かって順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群と
から構成され、
合焦時に前記第2レンズ群のみが光軸方向に移動し、
前記第1レンズ群は、像面側に凹面を向けた面と物体側に凹面を向けた面とを有し、
前記第1レンズ群における最も長い空気間隔は、前記像面側に凹面を向けた面と前記物体側に凹面を向けた面との間の空気間隔であり、
前記第2レンズ群は、空気間隔を挟んで、物体側から像面側に向かって順に、負レンズと、正レンズとで構成され、以下の条件式を満足する
撮像装置。
1.75<nn<2.20 ……(1)
0.05<D1a/D1<0.50 ……(4)
ただし、
nn:前記第2レンズ群内の前記負レンズのd線における屈折率
D1a:前記第1レンズ群における最も長い空気間隔
D1:前記第1レンズ群における最も物体側の面から前記第1レンズ群における最も像面側の面までの距離
とする。 - 前記撮像レンズは、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備える
請求項10に記載の撮像装置。
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