JP6871767B2 - 複列自動調心ころ軸受 - Google Patents

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Description

この発明は、軸受幅方向に並ぶ2列のころに不均等な荷重が負荷される用途、例えば風力発電装置や産業機械の主軸を支持する軸受等に適用される複列自動調心ころ軸受に関する。
風力発電装置の主軸を支持する軸受には、ブレードやロータヘッドの自重によるラジアル荷重の他に、風力によるアキシアル荷重が作用する。主軸支持用の軸受が図10に示すような複列自動調心ころ軸受41である場合、内輪42と外輪43間に介在する2列のころ44,45のうち、主にアキシアル荷重Faに対して後ろ側となる一方の列のころ45だけがアキシアル荷重Faを受ける。つまり、一方の列のころ45がラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を受けるのに対し、他方の列のころ44はほぼラジアル荷重だけを受ける。このため、アキシアル荷重を受ける列のころ45は、ラジアル荷重だけを受ける列のころ44と比べて接触面圧が大きくなり、ころ45の転動面および外輪43の軌道面43aの表面損傷や摩耗が生じやすく、転がり寿命が短い。よって、アキシアル荷重を受けるころ45の列の転がり寿命により、軸受全体の実質寿命が決定される。
上記課題に対して、図11に示す複列自動調心ころ軸受51のように、内輪52と外輪53との間に介在する2列のころ54,55の長さL1,L2を互いに異ならせることで、アキシアル荷重を受ける列のころ55の負荷容量を、アキシアル荷重を殆ど受けない列のころ54の負荷容量よりも大きくすることが提案されている(特許文献1)。各列のころ54,55の負荷容量が適切な大きさとなるようにころ長さL1,L2を設定することにより、各列のころ54,55の転がり寿命がほぼ同じになり、軸受全体の実質寿命を向上させることができる。
また、図12に示す複列自動調心ころ軸受61のように、内輪62と外輪63との間に介在する2列のころ64,65の接触角θ1,θ2を互いに異ならせ、接触角θ2が大きいころ65で大きなアキシアル荷重を受けられるようにした提案がされている(特許文献2)。各列のころ64,65の負荷容量が適切な大きさとなるように接触角θ1,θ2を設定することにより、各列のころ64,65の転がり寿命がほぼ同じになり、軸受全体の実質寿命を向上させることができる。
国際公開第2005/050038号パンフレット 米国特許第2014/0112607号明細書
前述したように、図11のように2列のころ54,55の長さL1,L2を互いに異ならせることによっても、あるいは図12のように2列のころ64,65の接触角θ1,θ2を互いに異ならせることによっても、アキシアル荷重を受ける列のころ55,65の負荷容量を大きくして、軸受全体の実質寿命を向上させることができる。しかし、軸受の寸法規格(ISO規格;JIS B 1512)の制限があるため、上記2通りの手法のうち片方の手法を用いるだけでは、アキシアル荷重を受ける列のころ55,65の負荷容量を適正な値まで高めることが難しい。つまり、寸法規格によって呼び番号に対して内径、外径、および軸受幅がそれぞれ決まっているため、図11におけるアキシアル荷重を受ける列のころ55の長さL2を長くし過ぎると、軸受幅Bが規格値を超える。また、図12におけるアキシアル荷重を受ける列のころ65の接触角θ2を大きくし過ぎると、内径dが規格値を超える。
そこで、各部の寸法が軸受の寸法規格から外れることなく、アキシアル荷重を受ける列とラジアル荷重だけを受ける列の接触面圧を均等化するために、2列のころの長さを互いに異ならせる手法と、2列のころの接触角を互いに異ならせる手法とを組み合わせることを試みた。その場合、アキシアル荷重を受ける列のころの接触角を大きくして、当該ころの負荷容量を十分に大きくすることが重要である。
この発明の目的は、アキシアル荷重およびラジアル荷重を受け、軸方向に並ぶ2列のころに互いに大きさが異なる荷重が作用する用途で用いるのに適し、アキシアル荷重を受ける列のころの負荷容量を十分に大きくするために、アキシアル荷重を受ける列のころの接触角を大きくとることができる複列自動調心ころ軸受を提供することである。
この発明の複列自動調心ころ軸受は、内輪と外輪との間に、軸受幅方向に並んで2列にころが介在し、前記外輪の軌道面が球面状であり、前記2列のころは外周面が前記外輪の軌道面に沿う断面形状である複列自動調心ころ軸受であって、
前記2列のころは互いに長さが異なり、かつ長さの長いころの接触角の方が長さの短いころの接触角よりも大きく、前記内輪の外周面における前記2列のころ間の部分に中つばが存在し、この中つばの軸受幅方向の中心位置が、両列の接触角を成す作用線が互いに交わる点の軸受幅方向の位置よりも、前記長さの長いころの側にずれており、
前記2列のころは、いずれも最大径の位置がころ長さの中央から外れた非対称ころであり、最大径の位置が、ころ長さの中央よりも前記軸受幅方向中央側にある非対称ころである。
この構成によると、2列のころの長さを互いに異ならせることにより、長さの長いころが長さの短いころよりも、大きな負荷容量を持つようになる。また、長さの長いころの接触角を長さの短いころの接触角よりも大きくしたことにより、長さの長いころが大きなアキシアル荷重を負担することが可能となる。長さの長いころの接触角を長さの短いころの接触角よりも大きくすることで、逆に長さの短いころの接触角は小さくなり、長さの短いころのラジアル荷重の負荷容量が向上する。
この複列自動調心ころ軸受を、アキシアル荷重およびラジアル荷重が作用する条件下で用いる場合、長さが長く接触角が大きなころでアキシアル荷重のほぼすべてとラジアル荷重の一部を負担させ、長さが短く接触角が小さなころでラジアル荷重の残りを負担させる。このような分担割合で2列のころでアキシアル荷重とラジアル荷重を分担して負担することにより、両列のころの接触面圧を均等にすることができる。これにより、軸受全体で大きな負荷容量を確保すると共に、軸受全体の実質寿命を向上することができる。
中つばの軸受幅方向の中心位置を、両列の接触角を成す作用線が互いに交わる点の軸受幅方向の位置よりも、長さの長いころの側にずらしたことにより、長さの短いころの接触角に対する長さの長いころの接触角の比率を大きくすることができる。それにより、長さが長く接触角が大きいころで、より大きなアキシアル荷重を負担することが可能となる。
この発明において、長さの短いころの接触角と長さの長いころの接触角との比が1:2ないし1:4の範囲内にあるのが好ましい。
両列のころの接触角の比率が異なる複数の複列自動調心ころ軸受を用意し、各複列自動調心ころ軸受について、風力発電装置の主軸支持用軸受として使用する場合に想定されるアキシアル荷重およびラジアル荷重にて、そのときの両列のころの接触面圧を解析した。その結果、接触角の比は1:2ないし1:4の範囲内にある場合に、両列のころの接触面圧が十分に均等化することが分かった。なお、最適な接触角の比は1:3である。
この複列自動調心ころ軸受は、風力発電装置の主軸の支持に適する。
風力発電装置の主軸を支持する複列自動調心ころ軸受には、ブレードやロータヘッドの自重によるラジアル荷重、および風力によるアキシアル荷重が作用する。軸受幅方向に並ぶ2列のころのうち片方のころ列はラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を受け、もう片方の列のころは殆どラジアル荷重だけを受ける。その場合、アキシアル荷重を受ける列のころは、長さが長く接触角が大きいころとし、殆どラジアル荷重だけを受ける列のころは、長さが短く接触角が小さいころとすることで、左右各列のころの接触面圧をほぼ均等にすることができる。
前記各列のころをそれぞれ保持する保持器を備え、各保持器は、各列のころの軸方向内側の端面を案内する環状の円環部と、この円環部から軸方向に延び且つ円周方向に沿って定められた間隔置きに設けられた複数の柱部とを備え、これら柱部間に前記ころを保持するポケットが設けられ、前記長いころを保持する一方の保持器は、前記柱部の外径面が基端側から先端側に向かうに従って半径方向内方に傾斜する傾斜角度を有し、
前記各ころは、ころ転動面にDLC被膜、且つ前記ころ転動面の端部にクラウニングを有し、
前記内輪は、この内輪の外周面における前記2列のころ間に設けられ前記2列のころを案内する中つばと、前記外周面の両端にそれぞれ設けられ各列のころの軸方向外側の端面に臨む小つばとを備え、前記内輪は、前記各小つばのうち、前記長いころの軸方向外側の端面に臨む小つばに、前記長いころを軸受内に挿入する入れ溝を備えても良い。
前記定められた間隔は、設計等によって任意に定める間隔であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方等により適切な間隔を求めて定められる。
前記DLCは、ダイヤモンドライクカーボン(Diamond-like Carbon)の略称である。
この構成によると、各ころがころ転動面にDLC被膜を有するため、耐摩耗性の向上を図ることができる。これにより、前記DLC被膜が無いものより、ころ転動面および内輪、外輪の軌道面の摩耗が生じ難くなる。またころ転動面の端部にクラウニングが設けられているため、エッジ応力の緩和を図ることができる。
長いころを保持する一方の保持器は、柱部の外径面が基端側から先端側に向かうに従って半径方向内方に傾斜する傾斜角度を有するため、保持器のポケット面がころの最大径位置を抱えることができる。これにより、長いころの姿勢安定性が損なわれることがなく、また長いころの組込性も容易に行うことが可能となる。内輪は、各小つばのうち、長いころの軸方向外側の端面に臨む小つばに、長いころを軸受内に挿入する入れ溝を備えたため、長いころの組込性をさらに向上させることができる。
この発明の複列自動調心ころ軸受は、内輪と外輪との間に、軸受幅方向に並んで2列にころが介在し、前記外輪の軌道面が球面状であり、前記2列のころは外周面が前記外輪の軌道面に沿う断面形状であって、前記2列のころは互いに長さが異なり、かつ長さの長いころの接触角の方が長さの短いころの接触角よりも大きく、前記内輪の外周面における前記2列のころ間の部分に中つばが存在し、この中つばの軸受幅方向の中心位置が、両列の接触角を成す作用線が互いに交わる点の軸受幅方向の位置よりも、前記長さの長いころの側にずれており、前記2列のころは、いずれも最大径の位置がころ長さの中央から外れた非対称ころであり、最大径の位置が、ころ長さの中央よりも前記軸受幅方向中央側にある非対称ころであるため、アキシアル荷重およびラジアル荷重を受け、軸方向に並ぶ2列のころに互いに大きさが異なる荷重が作用する用途で用いるのに適し、アキシアル荷重を受ける列のころの負荷容量を十分に大きくするために、アキシアル荷重を受ける列のころの接触角を大きくとることができる。
この発明の一実施形態にかかる複列自動調心ころ軸受の断面図である。 非対称ころの説明図である。 同複列自動調心ころ軸受と従来の複列自動調心ころ軸受にそれぞれアキシアル荷重とラジアル荷重の合成荷重をかけた場合におけるフロント側のころの接触面圧の分布解析結果を示すグラフである。 同複列自動調心ころ軸受と従来の複列自動調心ころ軸受にそれぞれアキシアル荷重とラジアル荷重の合成荷重をかけた場合におけるリア側のころの接触面圧の分布解析結果を示すグラフである。 両列のころの接触角の比がそれぞれ異なる複数種類の複列自動調心ころ軸受にアキシアル荷重とラジアル荷重の合成荷重をかけた場合におけるフロント側のころの接触面圧の分布解析結果を示すグラフである。 両列のころの接触角の比がそれぞれ異なる複数種類の複列自動調心ころ軸受にアキシアル荷重とラジアル荷重の合成荷重をかけた場合におけるリア側のころの接触面圧の分布解析結果を示すグラフである。 従来の複数の複列自動調心ころ軸受について軸受幅に対するころ長さの比率を同一図面上に図示した図である。 風力発電装置の主軸支持装置の一例の一部を切り欠いて表した斜視図である。 同主軸支持装置の破断側面図である。 従来の一般的な複列自動調心ころ軸受の断面図である。 第1の提案例の複列自動調心ころ軸受の断面図である。 第2の提案例の複列自動調心ころ軸受の断面図である。 この発明の他の実施形態に係る複列自動調心ころ軸受の断面図である。 同複列自動調心ころ軸受の一部を拡大して示す拡大断面図である。 同複列自動調心ころ軸受のころのDLC被膜等を示す拡大断面図である。 同複列自動調心ころ軸受の内輪の入れ溝等を示す拡大断面図である。 同内輪の入れ溝等を軸方向から見た端面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る複列自動調心ころ軸受の断面図である。
この発明の一実施形態を図1と共に説明する。
この複列自動調心ころ軸受1は、内輪2と外輪3との間に軸受幅方向に並ぶ左右2列のころ4,5を介在させてある。外輪3の軌道面3aは球面状であり、左右各列のころ4,5は外周面が外輪3の軌道面3aに沿う断面形状である。言い換えると、ころ4,5の外周面は、外輪3の軌道面3aに沿った円弧を中心線C1,C2回りに回転させた回転曲面である。内輪2には、左右各列のころ4,5の外周面に沿う断面形状の複列の軌道面2a,2bが形成されている。内輪2の外周面の両端には、つば(小つば)6,7がそれぞれ設けられている。内輪2の外周面の中央部、すなわち左列のころ4と右列のころ5間に、中つば8が設けられている。
図2に誇張して示すように、左右各列のころ4,5は、いずれも最大径D1max,D2maxの位置がころ長さの中央A1,A2から外れた非対称ころである。左列のころ4の最大径D1maxの位置はころ長さの中央A1よりも右側にあり、右列のころ5の最大径D2maxの位置はころ長さの中央A2よりも左側にある。このような非対称ころからなる左右各列のころ4,5は、誘起スラスト荷重が発生する。この誘起スラスト荷重を受けるために、内輪2の前記中つば8が設けられる。非対称ころ4,5と中つば8の組合せは、ころ4,5を内輪2、外輪3、および中つば8の3箇所で案内するので、案内精度が良い。
図1に示すように、左列のころ4と右列のころ5は、最大径D1max,D2maxが互いに同じで、中心線C1,C2に沿った長さL1,L2が互いに異なっている。長さが長いころ5の長さL2は、軸受幅Bの39%以上である。
また、長さの長いころ5の接触角θ2の方が、長さの短いころ4の接触角θ1よりも大きくなっている。長さが短いころ4の接触角θ1と長さが長いころ5の接触角θ2の比は、1:2ないし1:4の範囲内に設定されている。最も好ましい接触角θ1,θ2の比は、1:3である。その理由については、後で説明する。具体的には、接触角θ1の範囲は例えば5°〜7°であり、接触角θ2の範囲は例えば14°〜16°である。
両列の接触角θ1,θ2を成す作用線S1,S2が互いに交わる点Pの軸受幅方向位置は、前記中つば8の軸受幅方向の中心位置Qよりも、長さの短いころ4の側に距離Kだけずらしてある。これにより、長さの長いころ5を必要以上に長くすることなく、長さの長いころ5の接触角θ2を大きくすることができる。なお、前記作用線S1,S2は、ころ4,5と内輪2および外輪3との接触部に働く力の合成力が作用する線である。作用線S1,S2が互いに交わる点Pは、軸受中心軸O上に位置する。
左右各列のころ4,5は、それぞれ保持器10L,10Rにより保持されている。左列用の保持器10Lは、円環部11から複数の柱部12が左側に延び、これら柱部12間のポケットに左列のころ4が保持される。右列用の保持器10Rは、円環部11から複数の柱部12が右側に延び、これら柱部12間のポケットに右列のころ5が保持される。
この構成の複列自動調心ころ軸受1は、アキシアル荷重およびラジアル荷重を受け、左右のころ列に互いに大きさが異なる荷重が作用する用途、例えば風力発電装置の主軸支持軸受として用いられる。その場合、旋回翼に近い側(フロント側)に左列のころ4が位置し、遠い側(リア側)に右列のころ5が位置するように、複列自動調心ころ軸受1を設置する。これにより、長さL2が長くかつ接触角θ2が大きい右列のころ5が、アキシアル荷重のほぼすべてとラジアル荷重の一部を負担し、長さL1が短くかつ接触角θ1が小さい左列のころ4が、ラジアル荷重の残りを負担する。
ころ4,5の長さL1,L2および接触角θ1,θ2を適切に設定することにより、左右各列のころ4,5が持つ負荷容量に応じた比率で荷重を分担させることができる。その結果、左右各列のころ4,5の面圧が均等になる。これにより、軸受全体で大きな負荷容量を確保すると共に、軸受全体の実質寿命を向上させることができる。
図10に示す従来の複列自動調心ころ軸受41および図1に示す本発明の複列自動調心ころ軸受1について、風力発電装置の主軸支持用軸受として使用する場合に想定されるアキシアル荷重とラジアル荷重との合成荷重にて、そのときの左右両列のころの接触面圧を解析した。図3はフロント側すなわち左列のころ44,4の接触面圧分布を示し、図4はリア側すなわち右列のころ45,5の接触面圧分布解析結果を示す。
図3、図4から次のことが分かる。図10の従来品は、フロント側にて接触面圧が小さく、リア側で接触面圧が大きくなっており、フロント側とリア側とで荷重負担が不均一な状態となっている。これに対し、図1の接触角変更品は、フロント側にてころ全体に接触面圧が発生することにより、リア側の接触面圧の最大値が下がり、両列での接触面圧差が小さくなり均等化されている。
また、左列のころ4の接触角θ1と右列のころ5の接触角θ2との比がそれぞれ異なる3種類の複列自動調心ころ軸受を用意し、前記同様にして左右両列のころの接触面圧を解析した。図5はフロント側すなわち左列のころ4の接触面圧分布解析結果を示し、図6はリア側すなわち右列のころ5の接触面圧分布解析結果を示す。接触角の比が1:1であるものは従来品であり、接触角の比が1:2、1:3であるものは本発明の接触角変更品である。
図5、図6から次のことが分かる。各接触角の比について接触面圧分布解析結果を比較すると、接触角の比が1:3のものが、フロント側とリア側とで最も接触面圧が均等化されている。接触角の比が1:2のものは、接触角の比が1:3のものに比べると均等化はされていないが、接触角の比が1:1のものに比べれば十分に均等化されている。図1からも分かるように、ころ5の接触角θ2が大きくなると、寸法制約の関係から内輪2の肉厚が薄くなり過ぎるため、長さが長いころ5を配置することが困難になる。これらのことから、接触角の比は、1:2以上で1:4以内とするのが望ましい。
なお、前記想定されるアキシアル荷重およびラジアル荷重とは、発電能力、設置場所等の諸条件を考慮して平均的な風力発電装置が最も通常に運転しているときのアキシアル荷重およびラジアル荷重を指す。よって、平均的な風力発電装置と比べて前記条件が異なる風力発電装置に用いられる複列自動調心ころ軸受では、最適な接触角の比が1:3でないことが有り得る。しかし、その場合でも、最適な接触角の比は1:2ないし1:4の範囲内に収まる。
また、長さが長いころ5の長さL2は軸受幅Bの39%以上であるという条件を付加することにより、寸法規格の範囲内で両列のころの接触角の比が上記適正とされた複列自動調心ころ軸受が得られる。なお、従来の複列自動調心ころ軸受について、軸受幅Bに対するころ5の長さL2の比率を調査した。その結果、図7に示すように、前記比率が39%以上であることが判明した。上記寸法規格は、内径、外径、および軸受幅を定めた規格である。
図8、図9は、風力発電装置の主軸支持装置の一例を示す。支持台21上に旋回座軸受22(図9)を介してナセル23のケーシング23aが水平旋回自在に設置されている。ナセル23のケーシング23a内には、軸受ハウジング24に設置された主軸支持軸受25を介して主軸26が回転自在に設置され、主軸26のケーシング23a外に突出した部分に、旋回翼となるブレード27が取り付けられている。主軸26の他端は、増速機28に接続され、増速機28の出力軸が発電機29のロータ軸に結合されている。ナセル23は、旋回用モータ30により、減速機31を介して任意の角度に旋回させられる。主軸支持軸受25は、図示の例では2個並べて設置してあるが、1個であっても良い。
他の実施形態について説明する。
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
他の実施形態に係る複列自動調心ころ軸受を図13〜図17と共に説明する。
図13に示すように、この複列自動調心ころ軸受1Aは、(1)傾斜角度付きの保持器10RA、(2)クラウニング13、(3)DLC被膜14、および(4)入れ溝15を備えている。
<(1)傾斜角度付きの保持器等について>
同図13に示す右列用の一方の保持器10RAは、軸方向長さの長いころ5を保持する保持器である。この保持器10RAは、柱部12Aの外径面12Aaが基端側から先端側に向かうに従って半径方向内方に傾斜する傾斜角度βを有する。この傾斜角度βは、軸受中心軸Oに対する角度である。保持器10RAの外径面12Aaの傾斜角度βは、零よりも大きく、右列のころ5の最大径角α2以下の範囲(0<β≦α2)に設定されている。最大径角α2は、軸受中心軸Oに垂直な平面に対する、右列のころ5の最大径D2maxの位置の傾き角である。
この例の右列用の保持器10RAにおける、柱部12Aの内径面は、傾斜面部12Abと、この傾斜面部12Abに繋がる平坦面部12Acとを有する。傾斜面部12Abは、柱部12Aの内径面の基端側から同内径面の軸方向中間付近まで延び、基端側から軸方向中間付近に向かうに従って半径方向内方に傾斜する傾斜角度γを有する。この傾斜角度γも軸受中心軸Oに対する角度であり、傾斜角度γは傾斜角度β以上(γ≧β)となるように設定されている。この例では、傾斜角度γは傾斜角度βよりも数度大きく設定されている。但し、この関係(γ≧β)に限定されるものではない。平坦面部12Acは、傾斜面部12Abの先端縁から軸方向に延びる軸受中心軸Oに平行な平坦面である。なお左列用の他方の保持器10Lは、柱部12の外径面および内径面が、傾斜角度を有しない、換言すれば、軸受中心軸Oに対して平行である。
<(2)クラウニング13について>
図14は、図13の一部(XIV部)を拡大して示す拡大断面図である。図13および図14に示すように、左右各列のころ4,5は、それぞれころ転動面の端部にクラウニング13を有する。この例のころ転動面は、対数曲線で表現される対数クラウニング形状とされている。但し、クラウニング13は対数クラウニング形状に限定されるものではなく、例えば、ころ転動面を複合Rクラウニング形状にしても良い。クラウニング部のR寸法を、ころ転動面の基準Rよりも小さくすることで、ドロップ量を大きくする前記複合Rクラウニング形状を形成し得る。
<(3)DLC被膜14について>
図15に示すように、各ころ4,5は、ころ転動面にDLC被膜14を有する。この例のDLC被膜14は、基材であるころ4,5との密着性が高い多層構造が採用されている。DLC被膜14は、表面層16と、中間層17と、応力緩和層18とを有する。表面層16は、炭素供給源として固体ターゲットのグラファイトのみを使用し、水素混入量を抑えたDLCを主体とする膜である。中間層16は、表面層16と前記基材との間に形成される、少なくともCrまたはWを主体とする層である。応力緩和層18は、中間層17と表面層16との間に形成される。
中間層17は、組成の異なる複数の層を含む構造であり、図15では17a〜17cの三層構造を例示している。例えば、基材の表面にCrを主体とする層17cを形成し、その上にWを主体とする層17bを形成し、その上にWおよびCを主体とする層17aを形成する。図15では3層構造を例示したが、中間層17は、必要に応じて、これ以下または以上の数の層を含むものであっても良い。
応力緩和層18に隣接する層17aは、他方で隣接する層17bの主体となる金属と、炭素とを主体することで、中間層17と応力緩和層18との間の密着性を向上できる。例えば、層17aがWとCとを主体とする場合、Wを主体とする中間層17b側からCを主体とする応力緩和層18側に向けて、Wの含有量を減少させ、一方、Cの含有量を増加させる(組成傾斜)ことで、より密着性の向上が図れる。
応力緩和層18は、Cを主体とし、その硬度が中間層17側から表面層16側へ連続的または段階的に上昇する傾斜層である。具体的には、UBMS法においてグラファイト製ターゲットを用い、基材に対するバイアス電圧を連続的または段階的に上昇させて成膜することで得られるDLC傾斜層である。硬度が連続的または段階的に上昇するのは、DLC構造におけるグラファイト構造(SP)とダイヤモンド構造(SP)との構成比率が、バイアス電圧の上昇により後者に偏っていくためである。
表面層16は、応力緩和層18の延長で形成されるDLCを主体とする膜であり、特に、構造中の水素含有量を低減したDLC膜である。水素含有量を低減させたことで、耐摩耗性が向上する。このようなDLC膜を形成するためには、例えばUBMS法を用いて、スパッタリング処理に用いる原料およびスパッタリングガス中に水素および水素を含む化合物を混入させない方法を用いる。
応力緩和層18および表面層16の成膜法に関して、UBMS法を用いる場合を例示したが、硬度を連続的または段階的に変化させることができる成膜法であれば、その他公知の成膜法を採用することができる。中間層17と、応力緩和層18と、表面層16とを含む多層の膜厚の合計が0.5μm〜3.0μmとすることが好ましい。膜厚の合計が0.5μm未満であれば、耐摩耗性および機械的強度に劣り、膜厚の合計が3.0μmを超えると剥離し易くなるので好ましくない。
なお、この例では、各ころ4,5の外周面のみにDLC被膜14を設けているが、さらに各ころ4,5の両端面にDLC被膜14を設けても良い。特に、中つば8(図13)に案内される各ころ4,5の一端面にDLC被膜14を設けた場合、各ころ4,5の前記一端面が摩耗し難くなり、ころ4,5の耐摩耗性をより高め得る。
<(4)入れ溝について>
図16に示すように、内輪2は、各小つば6,7(図13)のうち、長いころ5の軸方向外側の端面に臨む小つば7に、長いころ5を軸受内に挿入する入れ溝15を備えている。図17に示すように、内輪2の前記小つば7の円周方向一箇所に、円弧形状の入れ溝15が設けられている。この入れ溝15の円弧15aの曲率半径は、挿入すべきころ5(図16)の最大径に応じて適宜設定されている。
その他前述の実施形態と同様の構成を備えている。
<作用効果について>
他の実施形態に係る複列自動調心ころ軸受1Aによれば、各ころ4,5がころ転動面にDLC被膜14を有するため、耐摩耗性の向上を図ることができる。これにより、前記DLC被膜が無いものより、ころ転動面および内輪2、外輪3の軌道面2a、2b、3aの摩耗が生じ難くなる。またころ転動面の端部にクラウニング13が設けられているため、エッジ応力の緩和を図ることができる。
長いころ5を保持する一方の保持器10RAは、柱部12Aの外径面12Aaが基端側から先端側に向かうに従って半径方向内方に傾斜する傾斜角度βを有するため、保持器10RAのポケットPt面がころ5の最大径位置を抱えることができる。換言すれば、一方の保持器10RAが前述のような傾斜角度βを有するため、保持器10RAのポケットPt面がころ5のピッチ円直径付近で維持され、軸受運転時に保持器10RAのポケットPt面がころ5の最大径位置を円滑に抱えることができる。これにより、長いころ5の姿勢安定性が損なわれることがなく、また長いころ5の組込性も容易に行うことが可能となる。内輪2は、各小つば6,7のうち、長いころ5の軸方向外側の端面に臨む小つば7に、長いころ5を軸受内に挿入する入れ溝15を備えたため、長いころ5の組込性をさらに向上させることができる。
図18に示す複列自動調心ころ軸受1Bでは、一方の保持器10RBにおける、柱部12Bの外径面12Baの傾斜角度βが、零よりも大きく、右列のころ5の最大径角α2以下の範囲に設定され、且つ、柱部12Bの内径面の傾斜角度γが外径面の傾斜角度βと同一に設定されている。この例の傾斜角度βは、最大径角α2以下で最大径角α2に略近い角度に設定されている。また柱部12Bの内径面は、傾斜面部のみから成り、前述の平坦面部が設けられていない。
この図18の構成によれば、保持器10RBが前述のような傾斜角度βを有するため、保持器10RBのポケットPt面がころ5のピッチ円直径付近でより確実に維持され、軸受運転時に保持器10RBのポケットPt面がころ5の最大径位置を円滑に且つ確実に抱えることができる。また長いころ5の組込性もより容易に行うことができる。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B…複列自動調心ころ軸受
2…内輪
3…外輪
3a…軌道面
4,5…ころ
6,7…小つば
8…中つば
10L,10R,10RA,10RB…保持器
11,11A…円環部
12,12A,12B…柱部
13…クラウニング
14…DLC被膜
15…入れ溝
26…主軸
A1,A2…ころ長さの中央
D1max,D2max…最大径
L1,L2…長さ
P…作用線が互いに交わる点
Q…中つばの軸受幅方向の中心位置
S1,S2…作用線
θ1,θ2…接触角

Claims (4)

  1. 内輪と外輪との間に、軸受幅方向に並んで2列にころが介在し、前記外輪の軌道面が球面状であり、前記2列のころは外周面が前記外輪の軌道面に沿う断面形状である複列自動調心ころ軸受であって、
    前記2列のころは互いに長さが異なり、かつ長さの長いころの接触角の方が長さの短いころの接触角よりも大きく、前記内輪の外周面における前記2列のころ間の部分に中つばが存在し、この中つばの軸受幅方向の中心位置が、両列の接触角を成す作用線が互いに交わる点の軸受幅方向の位置よりも、前記長さの長いころの側にずれており、
    前記2列の各列のころは、最大径の位置が、ころ長さの中央よりも前記軸受幅方向中央側にある非対称ころである、
    複列自動調心ころ軸受。
  2. 請求項1に記載の複列自動調心ころ軸受において、長さの短いころの接触角と長さの長いころの接触角との比が1:2ないし1:4の範囲内にある複列自動調心ころ軸受。
  3. 請求項1または請求項2に記載の複列自動調心ころ軸受において、風力発電装置の主軸の支持に用いられる複列自動調心ころ軸受。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の複列自動調心ころ軸受において、
    前記各列のころをそれぞれ保持する保持器を備え、各保持器は、各列のころの軸方向内側の端面を案内する環状の円環部と、この円環部から軸方向に延び且つ円周方向に沿って定められた間隔置きに設けられた複数の柱部とを備え、これら柱部間に前記ころを保持するポケットが設けられ、前記長いころを保持する一方の保持器は、前記柱部の外径面が基端側から先端側に向かうに従って半径方向内方に傾斜する傾斜角度を有し、
    前記各ころは、ころ転動面にDLC被膜、且つ前記ころ転動面の端部にクラウニングを有し、
    前記内輪は、前記2列のころを案内する前記中つばと、前記外周面の両端にそれぞれ設けられ各列のころの軸方向外側の端面に臨む小つばとを備え、前記内輪は、前記各小つばのうち、前記長いころの軸方向外側の端面に臨む小つばに、前記長いころを軸受内に挿入する入れ溝を備えた複列自動調心ころ軸受。
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