JP6871211B2 - 生地片の積層装置および積層方法 - Google Patents
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Description
また、生地片が弛んだり波を打つ状態にならず均一に重ね合わせることができる積層装置及び積層方法を提供することを目的とする。
(a)制御装置の指令に基づき供給コンベヤの先端を前進端位置にて待機し、前記供給コンベヤを駆動して帯状生地を搬送する工程、
(b)搬送される前記帯状生地の先端を前記供給コンベヤの先端側の上方に備えられたセンサーで感知し、その感知信号を前記制御装置に送り、前記帯状生地の先端の移動位置を算出し、前記帯状生地の先端が前記供給コンベヤに備えた往復動部の先端から垂下し、前記往復動部の下方に配置され、駆動が停止された受取コンベヤ上に着地する工程、
(c)前記帯状生地の先端が着地した時点で前記制御装置の指令により前記供給コンベヤの搬送を停止するとともに、前記往復動部を後退させて、前記帯状生地の先端から後端に向けて徐々に前記受取コンベヤ上に移載する工程、
(d)前記往復動部を所定距離だけ後退した後、後退端位置で停止する工程、
(e)前記往復動部の先端で前記帯状生地を切断刃にて所定の長さの生地片に切断し、前記生地片を前記受取コンベヤ上に移載する工程、
(f)前記センサーとともに前記往復動部を前記後退端位置から前記前進端位置に前進し、前記センサーを前記帯状生地の新たな先端の下流側へ移動する工程、
(g)前記受取コンベヤを前記供給コンベヤの搬送方向に直交する方向に駆動し、移載した前記生地片を所定距離だけ搬送する工程、
(h)前記(a)から(g)の工程を複数回繰返し、帯状の積層生地を成形する工程を含み、
前記帯状生地を先行する前記積層生地に重ね合わせる工程の際、前記帯状生地の先端を前記積層生地の一方の端部と位置合わせし、前記帯状生地が前記供給コンベヤ上に繋がっている状態で前記帯状生地を徐々に前記積層生地に移載し、その後、前記帯状生地から所定の長さの前記生地片を切断することにより、前記積層生地の幅寸法が前記生地片の所定の長さで揃うようにすることを特徴とする、生地片の積層方法である。
本実施形態では、図1に示す様に供給コンベヤ2の搬送方向Xと、受取コンベヤ3の搬送方向Yを平面視において直交して配置した装置として説明する。
供給コンベヤ2の後端側(上流側)には、多層の帯状生地Dを延展する延展装置5が連設されている。また、受取コンベヤ3の先端側(下流側)には、帯状の積層生地DDを次工程に搬送する搬送コンベヤ6が連設されている。
ここでは、往復動部11が前後動する範囲において、供給コンベヤ2の先端及び往復動部11が前進した先端位置を前進端位置と称し、後退した後端位置を後退端位置と称することとする。
また、供給コンベヤ2は、箱型の左フレーム14、箱型の右フレーム15、スタンド16、スパン17を備える。左フレーム14及び右フレーム15は、3つのスタンド16上に搬送方向Xに沿って平行に配置される。2つのスパン17は、搬送方向Xの下流側の2ヶ所のスタンド16の間に渡設されている。
本体部21は、左右のサイドプレート25、2つのコンベヤプレート26、リターンプーリ27、往復動プーリ29を備える。2つのサイドプレート25は、前記左フレーム14と右フレーム15の対向する内側に搬送方向Xに沿って平行に配置される。コンベヤプレート26は搬送方向Xに沿って2つ配置され、両端をサイドプレート25に固定されている。リターンプーリ27は後述する支点シャフト35の下方でサイドプレート25に回転自在に支持されている。往復動プーリ29は、リターンプーリ27と同じ高さで、かつ、その上流側に配置され、サイドプレート25に回転自在に支持されている。
搬送部31は、支点シャフト35を備える。支点シャフト35の両端は、左右のサイドプレート25に回転自在に軸支されている。また、支点シャフト35は、左右のサイドプレート25の内側において、2つのベースプレート37を回転自在に支持している。更に、支点シャフト35は、2つのベースプレート37の対向する内側で直径が太くなっていて、搬送ベルト20の従動プーリを兼ねている。
対向するベースプレート37の内側には、支点シャフト35の搬送方向Xの先端側に並んでコンベヤプレート38が取り付けられ、先端側にシャフトが固定され先端プーリ39を回転自在に支持している。コンベヤプレート38の上方には、対向するベースプレート37に渡設されたシャフト33にブラケットを介してセンサー34が取り付けられている。センサー34は、帯状生地Dの先端DFを感知するセンサーである。
ここで、切断刃41が搬送ベルト20から最も離れた位置(図5、図7の状態)を切断刃41の初期位置(初期状態)と称し、切断刃41の刃先41Dが搬送ベルト20に接触し、帯状生地Dを切断する位置(図11の状態)を切断位置(切断状態)と称することとする。
切断刃41は、両端の2ヶ所で各アーム52の一端に固定される。アーム52の他端はシャフト51に係止されている。
右側ベースプレート37Bには支点ピン45が立設され、支点ピン45はアーム46の一端を回転自在に支持している。アーム46の他端は、ピン47でジョイント44と回転自在に連結している。さらに、ジョイント44は、ピン47でアーム48の一端とも回転自在に連結している。アーム48の他端はピン49でアーム50の一端と回転自在に連結している。アーム50の他端は、シャフト51に係止されている。シャフト51は、2つのベースプレート37に回転自在に軸支されている。
これにより、アクチュエータ42のロッドの伸縮速度が一番速い時に生地を切断することになる。従って、切断刃41が帯状生地Dに接する時間を最小にすることが出来るので、切断刃41に帯状生地Dが粘着することを防止出来る。さらにアクチュエータ42のロッドが伸縮する両工程で帯状生地Dの切断が可能なので、生産効率が良くなる。
ベースプレート37の外側には支点ピン56が立設されている。支点ピン56には、ローラ57が回転自在に支持されている。ローラ57は、スライダ55の傾斜面55Aに接している。スライダ55には、ネジシャフト58の先端(図6における右側)が回転自在に連結されている。ネジシャフト58の後端にはハンドル58Aが取り付けられている。またネジシャフト58のネジ部には、ベース59が螺合され、ベース59はサイドプレート25に取り付けられている。
先端プーリ39の位置が決定したら、ロックハンドル60でネジシャフト58の回転を固定し、固定ピン61にてサイドプレート25とベースプレート37を固定する。
2つのサイドプレート25の対向する外側に、それぞれ3つのジョイントプレート65(両側で6つ)を介して、2つのスライドプレート66が固定される。
左フレーム14の内側側面には、レール67が搬送方向Xに沿って取り付けられている。レール67は、断面形状が六角形の棒状部材である。また、右フレーム15の内側側面には、レールプレート68が、搬送方向Xに沿って取り付けられている。レールプレート68は、断面形状が長方形の板状部材である。
右側スライドプレート66Bには、2つ一組の円筒形状のローラ70が2組回転自在に支持されている。2つのローラ70がレールプレート68を上下から挟み込むことでレールプレート68に案内され、右側スライドプレート66Bは、左側スライドプレート68Aと共に移動する。
左フレーム14の内側側面と右フレーム15の内側側面の後端側には、従動ピン73が設けられている。従動ピン73には従動プーリ74が回転自在に支持されている。二組の駆動プーリ72と従動プーリ74には無端状の駆動ベルト75がそれぞれ掛け回されている。各駆動ベルト75には、ブラケット76が係止されていて、ブラケット76は、前記2つのスライドプレート66に固定されている。
本実施形態では、往復動部11の原点位置は、先端プーリ39の先端と受取コンベヤ3の搬送ベルト91の幅方向の中心線CYとが平面視で重なる位置と設定し、この位置でセンサー77がプレート78を感知する様にプレート78を配置している。
制御装置4は、往復動部11が前後動する往復動距離STを入力すると、前記原点位置を中心に往復動距離STの半分の距離だけ往復動部11が前後に移動した位置を、上述した前進端位置及び後退端位置として決定する。なお、前記原点位置から搬送方向Xの先端側への移動距離と後端側への移動距離を個別に制御装置4に入力することも可能である。このような構成とすることで、生地の種類や状態によって往復動距離ST及び前進端位置、後退端位置を調整することも可能である。
コンベヤフレーム81は、後端から搬送方向Xに向かって上方向に傾斜しており、後端に後端プーリ80を回転自在に支持している。コンベヤフレーム81の下流側にキャリアプーリ86が、左フレーム14と右フレーム15に回転自在に支持され、更にキャリアプーリ86の下流側にコンベヤプレート85が水平に設けられている。
また、左フレーム14と右フレーム15には、駆動プーリ82の上方にスナッププーリ88が、そして、駆動プーリ82の下流側に従動プーリ84が、それぞれ回転自在に支持されている。
搬送ベルト20は、駆動プーリ82、後端プーリ84、先端プーリ39などの上述した各プーリやコンベヤプレート26、38及び85に掛け回され、駆動モータM2により間欠的に駆動し、帯状生地Dを受取コンベヤ3に搬送する。
受取コンベヤ3は、搬送ベルト91、左右のコンベヤフレーム92を備える。
コンベヤフレーム92は、ブラケット95を介してスパン17に取り付けられる。コンベヤフレーム92の搬送方向Yの後端側(上流端側/図3における左側)には、駆動シャフト94がコンベヤフレーム92に回転自在に軸支されている。駆動シャフト94は、駆動プーリ93と駆動モータM3を係止している。
コンベヤフレーム92の先端側(下流端側)には、先端プーリ96が回転自在に支持され、駆動プーリ93と先端プーリ96の間にはコンベヤプレートが備えられる。搬送ベルト91は、駆動プーリ93、先端プーリ96、コンベヤプレート、従動プーリに掛け回されている。
2つのスパン17は高さを変えて設けられており、受取コンベヤ3は搬送方向Yに向かって下方向に傾斜して設置される。
所定距離Lは、搬送速度VYを制御装置4に入力して決定する。
所定距離Lを変更することで、積層生地の積層数を変更することが出来る。積層数を増やす場合はLを短くし、積層数を減らす場合はLを長くする。つまり、入力する搬送速度VYの値を、積層数を増やす場合は小さくし、積層数を減らす場合は大きくする。
若しくは、制御装置4に積層数を入力し、算出された数値から搬送ベルト91の搬送速度VYを決定することも可能である。
搬送コンベヤ6は、積層生地DDを後続の成形装置(延展装置、レストコンベヤ等)に搬送するコンベヤである。
帯状のペストリーやクロワッサン等の生地に扁平状の油脂を載置し、生地の両端を折り畳んで重ね合わせた帯状生地Dを延展装置5にて延展する。延展された帯状生地Dは、延展装置5から供給コンベヤ2の搬送ベルト20上に移載され搬送される。
なお、受取コンベヤ3が搬送ベルト91上に生地片DSを積層した積層生地DDを載置し、前回切断された生地片DSを下流側に距離Lだけ移動して一時的に停止した状態から、次の積層工程について説明する。
搬送ベルト91上には、生地片DSが所定距離Lずつ位置をずらして重ね合わされた積層生地DDが載置されている。積層生地DDの後端部分は、後端に向かって徐々に薄くなる。上述のように受取コンベヤ3は搬送方向Yに向かって、下方向に傾斜して配置されているので、前回切断された生地片DSの上面は、ほぼ水平となる(図3参照)。したがって、先端プーリ39と次の生地片DSを移載する移載面97は、ほぼ平行になり、供給コンベヤ2の先端から垂下する帯状生地Dの先端DFの左端と右端はほぼ同時に移載面97に着地する(図8参照)。
本実施形態では、往復動部11が後退している間は、搬送ベルト20は停止していると説明したが、生産量等の条件によっては搬送ベルト20を停止させなくてもよい。
切断刃41は、切断位置にて帯状生地Dの先端部から所定長さDWの生地片DSを切断する(図11参照)。
次の切断工程時には、アクチュエータ42のロッドが伸端から縮端に縮んで、切断刃41が初期位置から切断位置を経て初期位置に往復動する。
生地片DSは先端DFと後端DRが生地で油脂を覆った状態になるので、積層生地DDの両端には油脂が現れないことになる。従って、積層生地DDは両端から油脂がはみ出すことが無く粘着が防止され、油脂によって切断刃41や後続の装置を汚すこともない。
上述の工程を繰り返し行うことで、切断片DSが所定距離Lずつ位置をずらして重ね合わされた帯状の積層生地DDを成形する。成形された積層生地DDは、受取コンベヤ3から、搬送コンベヤ6に移載され、後続の成形装置(延展装置、レストコンベヤ等)に搬送される。
また、前述のように先端プーリ39と移載面97はほぼ平行になるように配置されているので、帯状生地Dに弛みや波を打つことがない状態で搬送ベルト91に移載することが可能になり、積層状態の均一な積層生地を成形することが出来る。
積層装置101は、供給コンベヤ2、受取コンベヤ103、制御装置4を備える。
本実施形態では、図13に示す様に供給コンベヤ2の搬送方向Xと、受取コンベヤ103の搬送方向Yが平面視において同一方向であり、供給コンベヤ2の搬送ベルト20の幅方向の中心線CXと、受取コンベヤ103の搬送ベルト91の幅方向の中心線CYが平面視において重なるように配置した装置として説明する。
本実施形態では、延展装置5にて延展される多層の帯状生地Dは、予め図示しないサーキュラーカッターで両端を切断し、幅寸法を所定の寸法にすることが望ましい。また、サーキュラーカッターはシール面を備えたシールカッターにすることが望ましい。
このような構成とすることで、搬送方向を変えなくても所望の積層生地を成形することが可能になる。
供給コンベヤ202は、先端部22を上下動する先端上下部203を備える。
先端上下部203は、アクチュエータ205を備える。アクチュエータ205は、例えば流体圧シリンダであって、アクチュエータ205の本体後端部でブラケット206に回転自在に支持されている。ブラケット206はサイドプレート25の形状を一部変更したサイドプレート207に取り付けられている。アクチュエータ205のロッド先端にはジョイント208が取り付けられる。ジョイント208は、ベースプレート37の形状を一部変更したベースプレート209に回転自在に連結されている。
従って、切断された生地片DSの後端DRが落下する時間を最小にすることが可能で、生地のシュリンクを更に防止することが出来る。
例えば、本発明では切断刃41をシールカッターとして説明したが、帯状の生地Dが油脂を重ね合わせた多層の帯状生地でない場合、シールカッターではなく平刃のカッターで構成されても良い。
2 供給コンベヤ
3 受取コンベヤ
4 制御装置
11 往復動部
20 搬送ベルト(供給コンベヤ)
22 先端部
32 切断部
39 先端プーリ
41 切断刃
42 アクチュエータ
91 搬送ベルト(受取コンベヤ)
97 移載面
M1 駆動モータ
M2 駆動モータ
M3 駆動モータ
E1 エンコーダ
X 供給コンベヤの搬送方向
Y 受取コンベヤの搬送方向
CX 搬送ベルト20の中心線
CY 搬送ベルト91の中心線
D 帯状生地
DS 生地片
DW 生地片の所定長さ
DD 積層生地
DF 帯状生地(生地片)の先端
DR 生地片の後端
Claims (9)
- 帯状生地を搬送する供給コンベヤと、
前記帯状生地から所定の長さの生地片を切断する切断刃を有する切断部と、
前記供給コンベヤの下方に配置され、前記生地片を前記供給コンベヤの搬送方向と直交する方向へ所定の距離だけ搬送する受取コンベヤを備えた積層装置であって、
前記供給コンベヤは前記帯状生地の搬送方向に往復動する往復動部と、前記供給コンベヤの先端側の上方に、搬送される前記帯状生地の先端を感知するセンサーとを備え、前記切断刃は前記供給コンベヤの先端で前記帯状生地を切断する構成であり、
前記センサーから送られる感知信号に基づき前記帯状生地の先端の移動位置を算出し、
前記帯状生地の先端が前記受取コンベア上に着地した時点で前記供給コンベヤの搬送を停止し、
前記往復動部を前進端位置から所定距離だけ後退させ、前記帯状生地が前記供給コンベヤ上に繋がっている状態で前記帯状生地を徐々に前記受取コンベア上に移載した後、後退端位置で停止させ、
前記切断刃が前記供給コンベアの先端で前記帯状生地から前記生地片を切断した後、前記センサーとともに前記往復動部を前記後退端位置から前記前進端位置に前進し、前記センサーを前記帯状生地の新たな先端の下流側へ移動し、
前記往復動部の往復動を繰返すことにより、前記生地片が所定距離ずつ位置をずらして重ね合わせられ、幅寸法が前記生地片の所定の長さに揃えて積層するよう前記供給コンベアを制御する制御装置を備えることを特徴とする生地片の積層装置。 - 請求項1に記載の積層装置であって、前記切断部は前記往復動部に備えられ、前記往復動部と一体的に搬送方向に往復動することを特徴とする、生地片の積層装置。
- 請求項1に記載の積層装置であって、前記切断刃はシール面を備えるシールカッターであることを特徴とする、生地の積層装置。
- 請求項1に記載の積層装置であって、前記供給コンベヤは前記往復動部の前進端位置と後退端位置を調整可能に構成されたことを特徴とする、生地の積層装置。
- 請求項1に記載の積層装置であって、前記受取コンベヤは先端側が低くなるように傾斜して備えられることを特徴とする、生地片の積層装置。
- 請求項1に記載の積層装置であって、前記供給コンベヤは無端状の搬送ベルトを備え、前記往復動部が後進時に前記搬送ベルトを停止し、前記往復動部が前進時に前記搬送ベルトを駆動することを特徴とする、生地の積層装置。
- 請求項1に記載の積層装置であって、前記往復動部は前記供給コンベヤの先端を上下動する先端上下部を備えることを特徴とする、生地の積層装置。
- 生地片の積層方法であって、
(a)制御装置の指令に基づき供給コンベヤの先端を前進端位置にて待機し、前記供給コンベヤを駆動して帯状生地を搬送する工程、
(b)搬送される前記帯状生地の先端を前記供給コンベヤの先端側の上方に備えられたセンサーで感知し、その感知信号を前記制御装置に送り、前記帯状生地の先端の移動位置を算出し、前記帯状生地の先端が前記供給コンベヤに備えた往復動部の先端から垂下し、前記往復動部の下方に配置され、駆動が停止された受取コンベヤ上に着地する工程、
(c)前記帯状生地の先端が着地した時点で前記制御装置の指令により前記供給コンベヤの搬送を停止するとともに、前記往復動部を後退させて、前記帯状生地の先端から後端に向けて徐々に前記受取コンベヤ上に移載する工程、
(d)前記往復動部を所定距離だけ後退した後、後退端位置で停止する工程、
(e)前記往復動部の先端で前記帯状生地を切断刃にて所定の長さの生地片に切断し、前記生地片を前記受取コンベヤ上に移載する工程、
(f)前記センサーとともに前記往復動部を前記後退端位置から前記前進端位置に前進し、前記センサーを前記帯状生地の新たな先端の下流側へ移動する工程、
(g)前記受取コンベヤを前記供給コンベヤの搬送方向に直交する方向に駆動し、移載した前記生地片を所定距離だけ搬送する工程、
(h)前記(a)から(g)の工程を複数回繰返し、帯状の積層生地を成形する工程を含み、
前記帯状生地を先行する前記積層生地に重ね合わせる工程の際、前記帯状生地の先端を前記積層生地の一方の端部と位置合わせし、前記帯状生地が前記供給コンベヤ上に繋がっている状態で前記帯状生地を徐々に前記積層生地に移載し、その後、前記帯状生地から所定の長さの前記生地片を切断することにより、前記積層生地の幅寸法が前記生地片の所定の長さで揃うようにすることを特徴とする、生地片の積層方法。 - 請求項8に記載の積層方法であって、工程(e)において、前記切断部に備えたシール面を備えたシールカッターにて前記帯状生地を切断し、前記帯状生地の内層が前記帯状生地の外層に覆われた生地片を重ね合わせて積層生地を成形することを特徴とする、生地片の積層方法。
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