JP6871096B2 - トンネル防災システム - Google Patents
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Description
本発明は、防災受信盤から引き出された回線に、トンネル内に設置された端末機器を接続し、端末機器又は複数の端末機器を含むブロックからの信号を回線単位に受信して制御するトンネル防災システムに於いて、
複数の端末機器を2グループに分割した場合の一方のグループに属する複数の端末機器から入力する信号を切替走査により選択して出力する第1回線走査部と、
2グループの他方のグループに属する複数の端末機器から入力する信号を切替走査により選択して出力する第2回線走査部と、
第1回線走査部の切替走査により選択された信号を受信して所定の制御を指示する第1回線受信部と、
第2回線走査部の切替走査により選択された信号を受信して所定の制御を指示する第2回線受信部と、
第1回線受信部が故障した場合は、第1回線走査部の出力を第2回線受信部に切り替えた状態で第2回線走査部と第1回線走査部を順次切替走査して出力させ、第2回線受信部が故障した場合は、第2回線走査部の出力を第1回線受信部に切り替えた状態で第1回線走査部と第2回線走査部を順次切替走査して出力させるように制御する回線切替制御部と、
が設けられたことを特徴とする。
第1回線走査部は、一方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第1走査回路を備え
第2回線走査部は、他方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第2走査回路を備え、
回線切替制御部は、
第1回線受信部及び第2回線受信部が正常な場合は、前記第1走査回路の切替走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させると共に第2走査回路の切替走査により選択された信号を第2回線受信部に出力させ、
第1回線受信部が故障した場合は、第2走査回路の切替走査により選択された信号を第2回線受信部に出力させた後に第1走査回路の切替走査により選択された信号を第2回線受信部に出力させ、
第2回線受信部が故障した場合は、第1走査回路の切替走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させた後に第2走査回路の選択走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させる。
第1回線走査部は、
一方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第1メイン走査回路と、
第1メイン走査回路に並列入力された信号が分岐して並列に入力され、並列に入力される信号を順次繰り返し選択して出力する第1サブ走査回路と、
を備え、
第2回線走査部は、
他方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第2メイン走査回路と、
第2メイン走査回路に並列入力された信号が分岐して並列に入力され、並列に入力する信号を切替走査により選択して出力する第2サブ走査回路と、
を備え、
回線切替制御部は、
第1回線受信部及び第2回線受信部が正常な場合は、前記第1メイン走査回路の切替走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させると共に第2メイン走査回路の切替走査により選択された信号を前記第2回線受信部に出力させ、
第1回線受信部が故障した場合は、第2メイン走査回路の切替走査により選択された信号を第2回線受信部に出力させた後に第1サブ走査回路の切替走査により選択された信号を第2回線受信部に出力させ、
第2回線受信部が故障した場合は、第1メイン走査回路の切替走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させた後に第2サブ走査回路の切替走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させる。
回線切替制御部は、第1回線走査部からの出力により第1回線受信部で所定の信号が受信された場合に、第1回線走査部の出力を第2回線受信部に切り替え、第1回線受信部と同じ所定の信号が第2回線受信部で受信された場合に、受信された所定の信号に基づく制御を指示させる。
回線切替制御部は、第1メイン走査回路からの出力により第1回線受信部で所定の信号が受信された場合に、第1サブ走査回路の出力を第2回線受信部に切り替え、第1回線受信部と同じ所定の信号が第2回線受信部で受信された場合に、受信された所定の信号に基づく制御を指示させる。
第1回線受信部と第2回線受信部で同じ信号回線による火災検知器の火災受信信号が受信された場合に、所定の火災警報制御を指示させる。
端末機器は、トンネル長手方向に所定間隔で設置された火災検知器、手動通報装置、消火栓スイッチ又は水噴霧スイッチの少なくとも何れかである。
消火栓スイッチは、消火栓弁の開放操作を検出してポンプ起動信号を出力する消火栓弁開閉スイッチと、押し釦操作を検出してポンプ起動信号を出力するポンプ起動スイッチが並列接続される。
本発明は、防災受信盤から引き出された回線に、トンネル内に設置された端末機器を接続し、端末機器又は複数の端末機器を含むブロックからの信号を回線単位に受信して制御するトンネル防災システムに於いて、複数の端末機器を2グループに分割した場合の一方のグループに属する複数の端末機器から入力する信号を切替走査により選択して出力する第1回線走査部と、2グループの他方のグループに属する複数の端末機器から入力する信号を切替走査により選択して出力する第2回線走査部と、第1回線走査部の切替走査により選択された信号を受信して所定の制御を指示する第1回線受信部と、第2回線走査部の切替走査により選択された信号を受信して所定の制御を指示する第2回線受信部と、第1回線受信部が故障した場合は、第1回線走査部の出力を第2回線受信部に切り替えた状態で第2回線走査部と第1回線走査部を順次切替走査して出力させ、第2回線受信部が故障した場合は、第2回線走査部の出力を第1回線受信部に切り替えた状態で第1回線走査部と第2回線走査部を順次切替走査して出力させるように制御する回線切替制御部とが設けられたため、区画基板に設けられた第1回線受信部又は第2回線受信部の何れか一方、例えば第1回線受信部が故障したとすると、第1回線走査部の出力が第2回線受信部に切替えられ、第2回線走査部による第2回線受信部に対する回線信号の選択出力に続いて、故障した区画基板画側の第1回線走査部により故障側の端末機器からの回線信号が正常な第2回線受信部に選択出力され、正常な第2回線受信部に対する第2回線走査部の選択出力とこれに続く第1回線走査部の選択出力の繰り返しで、複数の端末機器からの信号を選択走査する時間は増加するが、端末機器の監視機能は失われることがなく、区画基板の故障に対し端末機器の監視における高い冗長性が得られる。
また、第1回線走査部は、一方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第1走査回路を備え、第2回線走査部は、他方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第2走査回路を備え、回線切替制御部は、第1回線受信部及び第2回線受信部が正常な場合は、前記第1走査回路の切替走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させると共に第2走査回路の切替走査により選択された信号を第2回線受信部に出力させ、第1回線受信部が故障した場合は、第2走査回路の切替走査により選択された信号を第2回線受信部に出力させた後に第1走査回路の切替走査により選択された信号を第2回線受信部に出力させ、第2回線受信部が故障した場合は、第1走査回路の切替走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させた後に第2走査回路の選択走査により選択された信号を第1回線受信部に出力させるようにしたため、区画基板に設けられた第1回線受信部又は第2回線受信部の何れか一方、例えば第1回線受信部が故障したとすると、第1走査回路の出力が第2回線受信部に切替えられ、第2走査回路による第2回線受信部に対する回線信号の選択出力に続いて、故障した区画基板画側の第1走査回路により故障側の端末機器からの回線信号が正常な第2回線受信部に選択出力され、区画基板の故障に対し端末機器の監視機能は失われることがなく、端末機器の監視における高い冗長性が得られる。
また、第1回線走査部は、一方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、並列に入力される信号を順次繰り返し選択して出力する第1メイン走査回路と、第1メイン走査回路に並列入力された信号が分岐して並列に入力され、並列に入力される信号を順次繰り返し選択して出力する第1サブ走査回路とを備え、第2回線走査部は、他方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、並列に入力される信号を順次繰り返し選択して出力する第2メイン走査回路と、第2メイン走査回路に並列入力された信号が分岐して並列に入力され、並列に入力する信号を順次繰り返し選択して出力する第2サブ走査回路とを備え、回線切替制御部は、第1回線受信部及び第2回線受信部が正常な場合は、前記第1メイン走査回路により選択された信号を第1回線受信部に出力させると共に第2メイン走査回路により選択された信号を前記第2回線受信部に出力させ、第1回線受信部が故障した場合は、第2メイン走査回路により選択された信号を第2回線受信部に出力させた後に第1サブ走査回路により選択された信号を第2回線受信部に出力させ、第2回線受信部が故障した場合は、第1メイン走査回路により選択された第1回線受信部に出力させた後に第2サブ走査回路により選択された信号を第1回線受信部に出力させるようにしたため、区画基板に設けられた第1回線受信部又は第2回線受信部の故障に対し端末機器の監視機能が失われることのない効果に加え、例えば、第1回線走査部の第1メイン走査回路の故障により第1回線走査部から正常に端末機器からの信号が正常に得られなくなった場合、第1サブ走査回路の出力が第2回線受信部に切替られ、第2メイン走査回路による第2回線受信部に対する回線信号の選択出力に続いて、故障した第1メイン走査回路に入力している端末機器からの信号が第1サブ走査回路の走査により正常な第2回線受信部に選択出力され、複数の端末機器からの信号を選択走査する時間は増加するが、端末機器の監視機能は失われることがなく、回線切替部の故障に対しても、端末機器の監視における高い冗長性が得られる。
また、回線切替制御部は、第1回線走査部からの出力により第1回線受信部で所定の信号が受信された場合に、第1回線走査部の出力を第2回線受信部に切り替え、第1回線受信部と同じ所定の信号が第2回線受信部で受信された場合に、受信された所定の信号に基づく制御を指示させるようにしたため、第1回線受信部である回線からの回線信号が受信された場合に、第2回線受信部で同じ回線から回線信号が得られることを確認してその回線信号に対応した制御を指示することができ、回線信号の受信による誤作動を防止して信頼性を高めることができる。
また、回線切替制御部は、第1メイン走査回路からの出力により第1回線受信部で所定の信号が受信された場合に、第1サブ走査回路の出力を第2回線受信部に切り替え、第1回線受信部と同じ所定の信号が第2回線受信部で受信された場合に、受信された所定の信号に基づく制御を指示させるようにしたため、第1メイン走査回路の出力により第1回線受信部である回線からの回線信号が受信された場合に、第1サブ走査回路の出力を第2回線受信部でに切り替えて同じ回線から回線信号が得られることを確認してその回線信号に対応した制御を指示することができ、回線信号の受信による誤作動を防止して信頼性を高めることができる。
また、回線切替制御部は、第1回線受信部と第2回線受信部で同じ信号回線による火災検知器の火災受信信号が受信された場合に、所定の火災警報制御を指示させるようにしたため、火災検知器からの火災検知信号の受信に対してはトンネル通行を遮断して火災に対処することから、火災検知器の誤報によりトンネル通行が遮断されて復旧までに時間がかかり、社会的及び経済的に重大な損失を招くが、火災検知器からの火災検知信号が第1回線受信部と第2回線受信部の両方で受信された場合に火災検知に対応した制御が行われ、誤報による火災検知信号の受信を低減して火災監視の信頼性を高めることができる。
また、端末機器は、トンネル長手方向に所定間隔で設置された火災検知器、手動通報装置、消火栓スイッチ又は水噴霧スイッチの少なくとも何れかとしたため、トンネル内に設置された火災検知器、手動通報装置、消火栓スイッチ又は水噴霧スイッチを含む端末機器が例えばトンネル内の所定長に分けて2つにグループ分けされ、第1回線走査部と第2回線走査部に火災検知器は回線単位に、それ以外の端末機器は所定数のブロック単位に信号回線により並列に接続され、例えば、第1回線走査部の出力が入力された第1回線受信部が故障しても、第1回線走査部の出力が第2回線受信部の入力に切り替えられるため、第1回線受信部を設けた区画基板又は第2回線受信部を設けた区画基板が故障しても、火災検知器、手動通報装置、消火栓スイッチ又は水噴霧スイッチによる監視機能が失われることはなく、高い冗長性と信頼性が確保される。
図1はトンネル防災システムの概要を示した説明図である。図1に示すように、自動車専用道路のトンネルとして、上り線トンネル1aと下り線トンネル1bが構築され、上り線トンネル1aと下り線トンネル1bは避難連絡坑2でつながっている。
図2は防災受信盤の基板構成を端末回線接続と共に示したブロック図である。図2に示すように、防災受信盤10には、制御ラック46と区画ラック52が設けられている。制御ラック46には制御CPU基板48と制御CPU予備基板50が設けられ、制御CPU基板が二重化されている。
図3はトンネル防災システムの機能構成の概略を示したブロック図である。図3に示すように、防災受信盤10には主制御部90が設けられ、主制御部90は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしては図2の制御CPU基板48に設けられたCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等が使用される。
図4は図3に示した回線受信部と回線切替部の実施形態を示したブロック図であり、図3に示した回線受信部102−1,102−2及び回線切替部100−1を例にとっている。
回線切替制御部116は、区画基板60−1,60−2に故障がなく、第1回線受信部102−1及び第2回線受信部102−2が正常な場合は、切替スイッチ部114を図示のようにオフさせた状態で、第1走査回路112−1及び第2走査回路112−2に所定周期で入力端子0〜nを順次切り替える回線切替制御信号を並列的に繰り返し出力しており、第1走査回路112−1の切替走査により選択された回線信号を第1回線受信部102−1に出力させると共に第2走査回路112−2の切替走査により選択された回線信号を第2回線受信部102−2に出力させている。
回線切替制御部116は、区画基板60−1の故障により第1回線受信部102−1の機能が失われた場合には、切替スイッチ部114をオンすることにより第1走査回路112−1の出力を第2回線受信部102−2の入力に切り替え、且つ、第1走査回路112−1及び第2走査回路112−2にオールゼロの4ビットの回線切替制御信号を出力して番号0の空き端子に切替接続した状態に固定する。
回線切替制御部116は、区画基板60−2の故障により第2回線受信部102−2の機能が失われた場合には、切替スイッチ部114をオンすることにより第2走査回路112−2の出力を第1回線受信部102−1の入力に切り替え、且つ、第1走査回路112−1及び第2走査回路112−2にオールゼロの4ビットの回線切替制御信号を出力して番号0の空き端子に切替接続した状態に固定する。
図3に示した上り線トンネル1aに配置された手動通報装置20、消火栓スイッチ22及び水噴霧スイッチ24に対応して設けられた回線切替部100−2,100−3,100−4には、図4に示した火災検知器16に対応した回線切替部100−1の第1走査回路112−1、第2走査回路112−2、切替スイッチ部114及び回線切替制御部116と同じ構成が設けられる。
図3に示した区画制御部96は、図4に示した区画基板60−1,60−2に故障がない正常時に、第1走査回路112−1からの選択出力により第1回線受信部102−1がグループG1に属する火災検知器16から1回目の火災検知信号の受信と回線番号を判別して出力した場合に、回線切替制御部116に指示して切替スイッチ部114をオンして第1走査回路112−1の出力を第2回線受信部102−2の入力に切り替え、且つ、第2走査回路112−2にオールゼロの4ビットの回線切替制御信号を出力して番号0の空き端子に切替接続した状態に固定する。
図5は図3に示した回線受信部と回線切替部の他の実施形態を示したブロック図であり、図3に示した回線切替部100−1を例にとっており、回線切替部の走査回路を二重化して冗長性を高めたことを特徴とする。
回線切替制御部116は、第1回線受信部102−1及び第2回線受信部102−2が正常な場合は、切替スイッチ部114−1,114−2を図示のようにオフさせた状態で、第1メイン走査回路118−1及び第2メイン走査回路118−2に所定周期で入力端子1〜nを順次切り替える回線切替制御信号を並列的に繰り返し出力しており、第1メイン走査回路118−1の切替走査により選択された回線信号を第1回線受信部102−1に出力させると共に第2メイン走査回路118−2の切替走査により選択された回線信号を第2回線受信部102−2に出力させている。
図6は図5の第1回線受信部が故障した場合の回線受信制御を示したブロック図であり、動作部分を実線で示し、動作停止部分を点線で示し、回線切替制御部116は省略している。
図7は図5の第2回線受信部が故障した場合の回線受信制御を示したブロック図であり、動作部分を実線で示し、動作停止部分を点線で示し、回線切替制御部116は省略している。
回線切替制御部116は、回線切替部100−1の第1メイン走査回路118−1が故障した場合、区画基板60−1が故障して第1回線受信部102−1が機能を失った場合と同様に、切替スイッチ部114−1をオンすることにより第1サブ走査回路120−1の出力を第2回線受信部102−2の入力に切り替え、且つ、第1メイン走査回路118−1及び第2サブ走査回路120−2にオールゼロの4ビットの回線切替制御信号を出力して番号0の空き端子に固定した状態とする。
回線切替制御部116は、回線切替部100−1の第2メイン走査回路118−2が故障した場合、区画基板60−2が故障して第2回線受信部102−2が機能を失った場合と同様に、切替スイッチ部114−2をオンすることにより第2サブ走査回路120−2の出力を第1回線受信部102−1の入力に切り替え、且つ、第1サブ走査回路120−1及び第2メイン走査回路118−2にオールゼロの4ビットの回線切替制御信号を出力して番号0の空き端子に切替接続した状態に固定する。
図3に示した上り線トンネル1aに配置された手動通報装置20、消火栓スイッチ22及び水噴霧スイッチ24に対応して設けられた回線切替部100−2,100−3,100−4には、図5に示した火災検知器16に対応した回線切替部100−1の第1メイン走査回路118−1、第1サブ走査回路120−1、第2メイン走査回路118−2、第2サブ走査回路120−2、切替スイッチ部114−1,114−2及び回線切替制御部116と同じ構成が設けられる。
図3に示した区画制御部96は、図5に示した区画基板60−1,60−2に故障がない正常時に、第1メイン走査回路118−1からの選択出力により第1回線受信部102−1がグループG1に属する火災検知器16から1回目の火災検知信号の受信と回線番号を判別して出力した場合に、回線切替制御部116に指示して切替スイッチ部114−1をオンして第1メイン走査回路118−1の出力を第2回線受信部102−2の入力に切り替え、且つ、第2メイン走査回路118−2にオールゼロの4ビットの回線切替制御信号を出力して番号0の空き端子に切替接続した状態に固定する。
(端末機器)
上記の実施形態は、区画基板に信号回線により接続される端末機器として、火災検知器、手動通報装置、消火栓スイッチ、水噴霧スイッチを例にとっているが、これに限定されず、火災に関連して操作する適宜の端末機器の操作、例えば非常電話の通報操作、消火器の取出等を端末機器として区画基板に接続する場合にも適用できる。
また、本発明は、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
1b:下り線トンネル
10:防災受信盤
11,12,14:信号回線群
16:火災検知器
18:消火栓装置
20:手動通報装置
22:消火栓スイッチ
23:自動弁装置
24:水噴霧スイッチ
25:消火ポンプ設備
28:換気設備
30:警報表示板設備
32:ラジオ再放送設備
34:TV監視設備
36:照明設備
38:IG子局設備
40:ネットワーク
42:遠方管理設備
46:制御ラック
48:制御CPU基板
50:制御CPU予備基板
52:区画ラック
54:区画CPU基板
56:区画CPU予備基板
60−1〜60−4:区画基板
62:P型出力基板
64−1,64−2:回線切替基板
65:操作表示CPU基板
66:操作部
68:音響部
70:表示制御基板
72:表示部
74:シリアルCPU基板
80−1〜86−4:信号回線群
90:主制御部
92:シリアル伝送部
94:P型出力部
96:区画制御部
98−1〜104−4:P型受信部
100−1〜100−8:回線切替部
102−1,104−1,106−1,108−1:第1回線受信部
102−2,104−2,106−2,108−2:第2回線受信部
112−1:第1走査回路
112−2:第2走査回路
114,114−1,114−2:切替スイッチ部
116:回線切替制御部
118−1:第1メイン走査回路
118−2:第2メイン走査回路
120−1:第1サブ走査回路
120−2:第2サブ走査回路
Claims (8)
- 防災受信盤から引き出された回線に、トンネル内に設置された端末機器を接続し、前記端末機器又は複数の前記端末機器を含むブロックからの信号を回線単位に受信して制御するトンネル防災システムに於いて、
前記複数の端末機器を2グループに分割した場合の一方のグループに属する複数の端末機器から入力する信号を切替走査により選択して出力する第1回線走査部と、
前記2グループの他方のグループに属する複数の端末機器から入力する信号を切替走査により選択して出力する第2回線走査部と、
前記第1回線走査部の切替走査により選択された信号を受信して所定の制御を指示する第1回線受信部と、
前記第2回線走査部の切替走査により選択された信号を受信して所定の制御を指示する第2回線受信部と、
前記第1回線受信部が故障した場合は、前記第1回線走査部の出力を前記第2回線受信部に切り替えた状態で前記第2回線走査部と前記第1回線走査部を順次切替走査して出力させ、前記第2回線受信部が故障した場合は、前記第2回線走査部の出力を前記第1回線受信部に切り替えた状態で前記第1回線走査部と前記第2回線走査部を順次切替走査して出力させるように制御する回線切替制御部と、
が設けられたことを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1記載のトンネル防災システムに於いて、
前記第1回線走査部は、前記一方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、前記並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第1走査回路を備え
前記第2回線走査部は、前記他方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、前記並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第2走査回路を備え、
前記回線切替制御部は、
前記第1回線受信部及び前記第2回線受信部が正常な場合は、前記前記第1走査回路の切替走査により選択された信号を前記第1回線受信部に出力させると共に前記第2走査回路の切替走査により選択された信号を前記第2回線受信部に出力させ、
前記第1回線受信部が故障した場合は、前記第2走査回路の切替走査により選択された信号を前記第2回線受信部に出力させた後に前記第1走査回路の切替走査により選択された信号を前記第2回線受信部に出力させ、
前記第2回線受信部が故障した場合は、前記第1走査回路の切替走査により選択された信号を前記第1回線受信部に出力させた後に前記第2走査回路の選択走査により選択された信号を前記第1回線受信部に出力させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1記載のトンネル防災システムに於いて、
前記第1回線走査部は、
前記一方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、前記並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第1メイン走査回路と、
前記第1メイン走査回路に並列入力された信号が分岐して並列に入力され、前記並列に入力される信号を順次繰り返し選択して出力する第1サブ走査回路と、
を備え、
前記第2回線走査部は、
前記他方のグループに属する複数の端末機器からの信号が並列に入力され、前記並列に入力される信号を切替走査により選択して出力する第2メイン走査回路と、
前記第2メイン走査回路に並列入力された信号が分岐して並列に入力され、前記並列に入力する信号を切替走査により選択して出力する第2サブ走査回路と、
を備え、
前記回線切替制御部は、
前記第1回線受信部及び前記第2回線受信部が正常な場合は、前記前記第1メイン走査回路の切替走査により選択された信号を前記第1回線受信部に出力させると共に前記第2メイン走査回路の切替走査により選択された信号を前記第2回線受信部に出力させ、
前記第1回線受信部が故障した場合は、前記第2メイン走査回路の切替走査により選択された信号を前記第2回線受信部に出力させた後に前記第1サブ走査回路の切替走査により選択された信号を前記第2回線受信部に出力させ、
前記第2回線受信部が故障した場合は、前記第1メイン走査回路の切替走査により選択された信号を前記第1回線受信部に出力させた後に前記第2サブ走査回路の切替走査により選択された信号を前記第1回線受信部に出力させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1記載のトンネル防災システムに於いて、
前記回線切替制御部は、前記第1回線走査部からの出力により前記第1回線受信部で所定の信号が受信された場合に、前記第1回線走査部の出力を前記第2回線受信部に切り替え、前記第1回線受信部と同じ前記所定の信号が前記第2回線受信部で受信された場合に、受信された前記所定の信号に基づく制御を指示させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項3記載のトンネル防災システムに於いて、
前記回線切替制御部は、前記第1メイン走査回路からの出力により前記第1回線受信部で所定の信号が受信された場合に、前記第1サブ走査回路の出力を前記第2回線受信部に切り替え、前記第1回線受信部と同じ前記所定の信号が前記第2回線受信部で受信された場合に、受信された前記所定の信号に基づく制御を指示させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項4又は5記載のトンネル防災システムに於いて、前記第1回線受信部と前記第2回線受信部で同じ信号回線による火災検知器の火災受信信号が受信された場合に、所定の火災警報制御を指示させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至6の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記端末機器は、トンネル長手方向に所定間隔で設置された火災検知器、手動通報装置、消火栓スイッチ又は水噴霧スイッチの少なくとも何れかであることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項7記載のトンネル防災システムに於いて、前記消火栓スイッチは、消火栓弁の開放操作を検出して前記ポンプ起動信号を出力する消火栓弁開閉スイッチと、押し釦操作を検出して前記ポンプ起動信号を出力するポンプ起動スイッチが並列接続されたことを特徴とするトンネル防災システム。
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