JP6870955B2 - センシングシステム、可搬型無線中継装置およびユーザ特定方法 - Google Patents
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Description
また、本発明のセンシングシステムの1構成例において、前記可搬型無線中継装置と前記固定型無線中継装置のうち少なくとも一方は、受信したセンサデータが前記サーバ装置宛に送信される前に、このセンサデータに演算処理を施す演算処理手段を備えることを特徴とするものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るセンシングシステムの構成を示すブロック図である。センシングシステムは、ユーザAが所持し、センサデータを無線送信する1つ以上のセンサ端末1と、ユーザAが所持し、センサ端末1を収容する可搬型無線中継装置2と、定点に固定的に設置され、可搬型無線中継装置2と後述するサーバ装置4との間を中継する固定型無線中継装置3と、センサデータを処理するサーバ装置4とから構成される。
図2(A)は可搬型無線中継装置2の構成を示すブロック図である。可搬型無線中継装置2は、センサ端末1と無線通信を行なうための通信回路20と、固定型無線中継装置3と無線通信を行なうための通信回路21と、可搬型無線中継装置全体を制御する信号処理部22と、可搬型無線中継装置2に固有のIDおよび信号処理部22のプログラムを記憶する記憶装置23とを備えている。信号処理部22は、センサ端末1および固定型無線中継装置3との通信処理を制御する通信処理部24を備えている。
サーバ装置4は、固定型無線中継装置3から送信されたデータをネットワーク5を介して受信する。
本発明のサーバ装置4は、CPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。サーバ装置4のCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って、本実施の形態または以下の実施の形態で説明する処理を実行する。
一方、センサ端末1と可搬型無線中継装置2との間の通信で用いられるブルートゥースなどの無線通信規格では、通信プロトコルを定めたプロファイルがブルートゥースデバイス(センサ端末1)の種類毎に策定されている。
そこで、可搬型無線中継装置2の通信処理部24は、通信回路20がセンサ端末1から送信されたセンサデータを受信したときに、受信したセンサデータと自装置のIDに加えて、センサ端末1の種類の識別情報をサーバ装置4宛に送信するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態においてもセンシングシステムの構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。
図5は本実施の形態の可搬型無線中継装置2の構成を示すブロック図、図6(A)は可搬型無線中継装置2の動作を説明する図である。本実施の形態では、各センサ端末1は、自端末に固有のIDを保持しており、このIDを含むセンサデータを定期的に無線送信する。図6(A)の例では、センサ端末1−1に予め割り当てられた固有のIDが“#CBA”、センサ端末1−2に予め割り当てられた固有のIDが“#GFE”、センサ端末1−Nに予め割り当てられた固有のIDが“#LKJ”となっている。
図8は本実施の形態のサーバ装置4の構成を示すブロック図である。サーバ装置4の個人特定部45は、可搬型無線中継装置2から送信されたセンサテーブルを通信回路40が受信したときに、受信したセンサテーブルを可搬型無線中継装置毎に記憶装置42に格納する。可搬型無線中継装置2から新たなセンサテーブルが送信されると、記憶装置42に格納されているセンサテーブルは新たなセンサテーブルによって上書きされることは言うまでもない。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態においてもセンシングシステムの構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。
図9(A)は本実施の形態の可搬型無線中継装置2の構成を示すブロック図である。本実施の形態の可搬型無線中継装置2は、通信回路20,21と、信号処理部22aと、記憶装置23とを備えている。信号処理部22aは、通信処理部24と、時計25とを備えている。
また、本実施の形態では、図9(A)、図9(B)に示した可搬型無線中継装置2および固定型無線中継装置3の構成を第1の実施の形態に適用した場合で説明しているが、第2の実施の形態に適用してもよいことは言うまでもない。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態においてもセンシングシステムの構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。
図11は本実施の形態の固定型無線中継装置3の構成を示すブロック図、図12は本実施の形態のセンシングシステムの動作を説明する図である。本実施の形態の固定型無線中継装置3の記憶装置33には、固定型無線中継装置3に固有のIDが記憶されている。固定型無線中継装置3の通信処理部34は、通信回路30が可搬型無線中継装置2から送信されたセンサデータを受信すると、受信したデータに記憶装置33に予め記憶された自装置のIDを付加して通信回路31からサーバ装置4宛に送信させる。その他の構成は第1の実施の形態で説明したとおりである。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態においてもセンシングシステムの構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。
図13(A)は本実施の形態の可搬型無線中継装置2の構成を示すブロック図である。本実施の形態の可搬型無線中継装置2は、通信回路20,21と、信号処理部22bと、記憶装置23とを備えている。信号処理部22bは、通信処理部24と、演算処理部26とを備えている。
Claims (5)
- ユーザが所持し、自装置に固有の端末IDを含むセンサデータを無線送信する1つ以上のセンサ端末と、
ユーザが所持し、前記センサ端末と無線通信を行う可搬型無線中継装置と、
前記センサデータを処理するサーバ装置と、
定点に固定的に設置され、前記可搬型無線中継装置と前記サーバ装置との間を中継する固定型無線中継装置とを備え、
前記可搬型無線中継装置は、
自装置との接続が確立したセンサ端末に固有のIDを登録したセンサテーブルを当該センサ端末との接続確立あるいは当該センサ端末との通信切断の度に更新し、前記センサテーブルを更新する度に当該センサテーブルを前記サーバ装置宛てに送信し、自装置との接続が確立したセンサ端末からセンサデータを受信したときに、このセンサデータと共に自装置に固有のIDを前記サーバ装置宛てに送信する第1の通信処理手段を備え、
前記固定型無線中継装置は、
前記可搬型無線中継装置から受信したセンサテーブルを前記サーバ装置へ転送し、前記可搬型無線中継装置から受信したセンサデータと前記可搬型無線中継装置のIDとを前記サーバ装置へ転送する第2の通信処理手段を備え、
前記サーバ装置は、
前記可搬型無線中継装置のIDとこの可搬型無線中継装置を所持するユーザの個人情報とが予め対応付けられて登録された記憶手段と、
前記センサ端末のセンサデータと前記可搬型無線中継装置のIDとを含む情報を受信したときに前記記憶手段を参照し、受信したIDで特定される可搬型無線中継装置のユーザを、当該可搬型無線中継装置から送信された前記センサテーブルに登録済みのIDと同じ端末IDが付加されているセンサデータを送信したセンサ端末のユーザであると特定する個人特定手段とを備えることを特徴とするセンシングシステム。 - 請求項1に記載のセンシングシステムにおいて、
前記固定型無線中継装置の第2の通信処理手段は、前記可搬型無線中継装置から受信したセンサデータと前記可搬型無線中継装置のIDと共に、自装置に固有のIDを前記サーバ装置へ転送することを特徴とするセンシングシステム。 - 請求項1または2に記載のセンシングシステムにおいて、
前記可搬型無線中継装置と前記固定型無線中継装置のうち少なくとも一方は、受信したセンサデータが前記サーバ装置宛に送信される前に、このセンサデータに演算処理を施す演算処理手段を備えることを特徴とするセンシングシステム。 - ユーザが所持し、自装置に固有のIDを含むセンサデータを無線送信する1つ以上のセンサ端末と無線通信を行う可搬型無線中継装置であって、
可搬型無線中継装置のIDとこの装置を所持するユーザの個人情報とを対応付けて記憶するサーバ装置に対し、自装置との接続が確立したセンサ端末に固有のIDを登録したセンサテーブルを当該センサ端末との接続確立あるいは当該センサ端末との通信切断の度に更新し、前記センサテーブルを更新する度に当該センサテーブルを前記サーバ装置宛てに送信し、自装置との接続が確立したセンサ端末からセンサ端末に固有のIDを含むセンサデータを受信したときに、このセンサデータと共に自装置に固有のIDを前記サーバ装置宛てに送信する通信処理手段を備えることを特徴とする可搬型無線中継装置。 - ユーザが所持し、自装置に固有の端末IDを含むセンサデータを無線送信する1つ以上のセンサ端末と、ユーザが所持し、前記センサ端末と無線通信を行う可搬型無線中継装置と、前記センサデータを処理するサーバ装置と、定点に固定的に設置され、前記可搬型無線中継装置と前記サーバ装置との間を中継する固定型無線中継装置とを備えるセンシングシステムにおいて、センサ端末を所持するユーザを特定するユーザ特定方法であって、
前記可搬型無線中継装置が、自装置との接続が確立したセンサ端末に固有のIDを登録したセンサテーブルを当該センサ端末との接続確立あるいは当該センサ端末との通信切断の度に更新し、前記センサテーブルを更新する度に当該センサテーブルを前記サーバ装置宛てに送信するセンサテーブル送信ステップと、
前記固定型無線中継装置が、前記可搬型無線中継装置から受信したセンサテーブルを前記サーバ装置へ転送するセンサテーブル転送ステップと、
前記サーバ装置が、前記固定型無線中継装置から受信したセンサテーブルを記憶手段に格納するセンサテーブル格納ステップと、
前記可搬型無線中継装置が、自装置との接続が確立したセンサ端末からセンサデータを受信したときに、このセンサデータと共に自装置に固有のIDをサーバ装置宛てに送信する第1の通信処理ステップと、
前記固定型無線中継装置が、前記可搬型無線中継装置から受信したセンサデータと前記可搬型無線中継装置のIDとを前記サーバ装置へ転送する第2の通信処理ステップと、
前記サーバ装置が、前記センサ端末のセンサデータと前記可搬型無線中継装置のIDとを含む情報を受信したときに、前記可搬型無線中継装置のIDとこの可搬型無線中継装置を所持するユーザの個人情報とが対応付けられて登録された記憶手段を参照して可搬型無線中継装置のユーザを特定し、このユーザを、当該可搬型無線中継装置から送信された前記センサテーブルに登録済みのIDと同じ端末IDが付加されているセンサデータを送信したセンサ端末のユーザであると特定する個人特定ステップとを含むことを特徴とするユーザ特定方法。
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