JP6870872B1 - 構内交換機、構内交換機の制御方法、及び構内交換機の制御プログラム - Google Patents

構内交換機、構内交換機の制御方法、及び構内交換機の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外線着信が途中放棄された場合でも、途中放棄であることを正しく認識し、外線発信規制が掛けられた内線端末からの外線発信を正しく規制することが可能な構内交換機、構内交換機の制御方法、及び構内交換機の制御プログラムを提供すること。【解決手段】本開示に係る構内交換機11は、外線との接続をインタフェースする外線接続部113と、内線端末12との接続をインタフェースする内線接続部112と、外線と内線端末12との接続を制御する制御部111と、を備え、制御部111は、外線接続部113が、外線からの着信を受けて、内線接続部112が、内線端末12への着信呼出中に、外線からの着信が放棄され、内線接続部112が、内線端末12からの着信に対する着信応答を検出した場合に、内線端末12が、外線への発信を規制されている端末であった場合、内線端末12を外線に接続しない。【選択図】図1

Description

本開示は、構内交換機、構内交換機の制御方法、及び構内交換機の制御プログラムに関し、特に、外線着信が途中放棄された場合でも、途中放棄であることを正しく認識し、外線発信規制が掛けられた内線端末からの外線発信を正しく規制することが可能な構内交換機、構内交換機の制御方法、及び構内交換機の制御プログラムに関する。
アナログ局線(外線)からの電話着信は、例えば日本の場合、16Hz(ヘルツ)の交流信号であって1秒間のオン期間とそれに続く2秒間のオフ期間という間欠の繰返しの該交流信号が着信信号として公衆交換機から送信される。電話着信を受けた構内交換機は、着信信号が無い2秒間のオフ期間でも着信が継続していると判断し、電話着信を内線電話機に伝える。このため、発信者がオフ期間中に呼(着信)を放棄した場合でも、構内交換機は未だ着信が継続しているとして判断し、電話着信を内線電話機に伝えてしまう。一方、この場合、公衆交換機は、呼が放棄されたと判断し着信信号の送出を止め、アナログ局線をアイドル状態に移行させる。そして、着信のオフ期間中に内線電話機が着信応答としてオフフックされると、構内交換機はアナログ局線に対し回線を閉結し内線電話機とアナログ局線(外線)を接続するため、公衆交換機は新たな発信と認識しダイヤルトーンを送出してダイヤル信号待ち状態に移行する。このように、アナログ局線(外線)が着信中に途中放棄された場合でも、内線電話機から着信応答を受信した場合、該着信応答を新たな発信と認識し内線電話機を外線に接続することがある。そして、着信応答した内線電話機が外線発信を規制されている電話機である場合でも、構内交換機は、外線に対する着信応答だと判断し内線電話機を外線に接続してしまう。すなわち、外線発信を規制された内線電話機であるにもかかわらず、外線発信が出来てしまうという問題があった。
特許文献1の0016段落には、「構内交換機は、外線との通信を行う外線インタフェース部と、内線に接続された電話機との通信を行う内線インタフェース部と、DTMF信号を発生するDTMF発生部と、全体を制御する制御部とを有し、制御部は、内線インタフェース部への着信を検出すると、DTMF発生部を制御して電話機にDTMF信号を出力する。」と記載されている。また、特許文献1の0047段落には、「外線(PSTN回線)または内線から内線インタフェース部への着信の有無を判定する内線着信判定手段と、着信した内線インタフェース部に電話機が接続されているか否かを判定する着信内線接続判定手段と、記憶部から情報を読み出す読出し手段と、内線インタフェース部への着信があった場合にはDTMF発生部を制御して内線インタフェース部に接続された電話機にDTMF信号を出力するDTMF信号出力手段と、時間計測を行う計時手段と、電話機からの応答の有無を判定する電話機応答判定手段と、着信が終了したか否かを判定する着信終了判定手段と、を備える制御部」が記載されている。しかしながら、特許文献1には、外線着信が途中放棄された場合でも、途中放棄であることを正しく認識し、外線発信規制が掛けられた内線端末(電話機)からの外線発信を正しく規制することは、記載されていない。
特許文献2の0017段落には、「ダイヤルを分析した結果、発信が規制されているダイヤルであった場合は、制御部は、標準電話機と外線との接続を切断し、処理を終了する。」と記載されている。しかしながら、特許文献2には、外線着信が途中放棄された場合でも、途中放棄であることを正しく認識し、外線発信規制が掛けられた内線端末(電話機)からの外線発信を正しく規制することは、記載されていない。
特開2005−033526号公報 特開2002−291007号公報
上記のとおり、アナログ局線(外線)が着信中に途中放棄された場合でも、内線電話機から着信応答を受信した場合、該着信に対する応答として、内線電話機を外線に接続することがあった。そして、特に、内線電話機が外線発信を規制された電話機である場合、外線発信を規制された内線電話機であるにもかかわらず、外線への発信が出来てしまうという問題があった。
本開示の目的は、上述した課題を解決する構内交換機、構内交換機の制御方法、及び構内交換機の制御プログラムを提供することにある。
本開示に係る構内交換機は、
外線との接続をインタフェースする外線接続部と、
内線端末との接続をインタフェースする内線接続部と、
前記外線と前記内線端末との接続を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記外線接続部が、外線からの着信を受けて、
前記内線接続部が、内線端末への着信呼出中に、
前記外線からの着信が放棄され、
前記内線接続部が、前記内線端末からの前記着信に対する着信応答を検出した場合に、
前記内線端末が、前記外線への発信を規制されていない端末であった場合、
前記内線端末を前記外線に接続し、
前記内線端末が、前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
前記内線端末を前記外線に接続しない。
本開示に係る構内交換機の制御方法は、
外線からの着信を受けて、
内線端末への着信呼出中に、
前記外線からの着信が放棄され、
前記内線端末からの前記着信に対する着信応答が検出された場合に、
前記内線端末が、前記外線への発信を規制されていない端末であった場合、
前記内線端末を前記外線に接続し、
前記内線端末が、前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
前記内線端末を前記外線に接続しない。
本開示に係る構内交換機の制御プログラムは、
外線からの着信を受けて、
内線端末への着信呼出中に、
前記外線からの着信が放棄され、
前記内線端末からの前記着信に対する着信応答が検出された場合に、
前記内線端末が、前記外線への発信を規制されていない端末であった場合、
前記内線端末を前記外線に接続し、
前記内線端末が、前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
前記内線端末を前記外線に接続しない、
前記構内交換機の制御方法を実行させる。
本開示によれば、外線着信が途中放棄された場合でも、途中放棄であることを正しく認識し、外線発信規制が掛けられた内線端末からの外線発信を正しく規制することが可能な構内交換機、構内交換機の制御方法、及び構内交換機の制御プログラムを提供することができる。
実施の形態に係る構内交換機を例示するブロック図である。 着信応答の1つのパターンを例示する図である。 着信応答の別の1つのパターンを例示する図である。 途中放棄の1つのパターンを例示する図である。 途中放棄の別の1つのパターンを例示する図である。 途中放棄と着信応答の1つのパターンを例示する図である。 途中放棄と着信応答の別の1つのパターンを例示する図である。 途中放棄と着信応答のさらに別の1つのパターンを例示する図である。 実施の形態に係る構内交換機を含むシステムを例示するブロック図である。 実施の形態に係る構内交換機の動作を例示するシーケンス図である。 実施の形態に係る構内交換機の動作を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明を省略する。
[実施の形態]
実施の形態に係る構内交換機の概要を説明する。
図1は、実施の形態に係る構内交換機を例示するブロック図である。
図1に示すように、実施の形態に係る構内交換機11は、制御部111と、内線接続部112と、外線接続部113と、を備える。外線は、例えば、アナログ公衆網と接続する回線のことである。
外線接続部113は、外線との接続をインタフェースする。内線接続部112は、内線端末12との接続をインタフェースする。制御部111は、外線と内線端末12との接続を制御する。
外線接続部113は、外線から内線端末12への着信、すなわち外線からの呼出信号を検出する。制御部111は、内線端末12への着信があった旨を含む着信に関する情報を着信情報として内線端末12へ通知する。内線端末12は、該着信に応答する場合、着信応答に関する情報を含む応答情報を構内交換機11に送信する。
内線接続部112は、内線端末12が着信に応答するためにオフフックした着信応答を検出する。ここで、内線端末12への着信中に外線が放棄され、該着信中に着信応答が検出された場合、すなわち外線の途中放棄と内線端末12の着信応答とが衝突した場合、内線端末12にダイヤルトーンが聴取されることがあるため、外線への発信を規制されている内線端末12であっても外線への発信が可能になることがある(詳細は後述する)。
そこで、制御部111は、外線接続部113が、外線からの着信を受けて、内線接続部112が、内線端末12への着信呼出中に、外線からの着信が放棄され、内線接続部112が、内線端末12からの着信に対する着信応答を検出した場合に、内線端末12が、外線への発信を規制されていない端末であった場合、内線端末12を外線に接続する。制御部111は、この場合、内線端末12が、外線への発信を規制されている端末であった場合、内線端末12を外線に接続しない。尚、内線端末を内線電話機と称することもある。
これにより、外線から外線への発信を規制された内線端末12への着信中に内線端末12からの着信応答が検出された場合であっても、該着信中に外線が放棄された場合には、外線と内線端末12とを接続しない。
その結果、外線着信が途中放棄された場合でも、途中放棄であることを正しく認識し、外線発信規制が掛けられた内線端末からの外線発信を正しく規制することが可能な構内交換機を提供することができる。
尚、制御部111は、外線からの着信中に、外線からの着信が放棄された場合、内線端末12に外線からの着信を通知するための着信通知の送信を停止する。これにより、内線端末12を使用するユーザは、外線の着信が放棄されたことを知るので、内線端末12を操作する必要が無くなる。
また、制御部111は、外線からの着信中に、外線からの着信が放棄され、内線端末12からの着信に対する着信応答が検出された場合に、内線端末12が外線への発信を規制されている端末であった場合、内線端末12にビジートーンを送信する。これにより、内線端末12を使用するユーザは、内線端末12に出た場合に外線の着信が放棄されたことを知ることができる。
実施の形態に係る構内交換機の詳細を説明するために、内線端末への着信応答と外線の途中放棄について説明する。
図2は、着信応答の1つのパターンを例示する図である。
図2は、呼出信号のオン期間に着信応答した場合を示す。図2の横軸は、時間を示す。
図3は、着信応答の別の1つのパターンを例示する図である。
図3は、呼出信号のオフ期間に着信応答した場合を示す。図3の横軸は、時間を示す。
図2及び図3に示すように、アナログ公衆網から内線端末12への着信を通知するための呼出信号は、オン(ОN)期間とそれに続くオフ(ОFF)期間という間欠の繰返しの信号としてアナログ公衆網内の公衆交換機(図示せず)から構内交換機11に送信される。尚、呼出信号を着信信号と称することもある。
図2に示すように、内線端末12は、呼出信号の(鳴動状態の)オン期間に着信応答した後に通話状態に移行する。また、図3に示すように、内線端末12は、呼出信号のオフ期間に着信応答した後に通話状態に移行する。内線端末12による着信応答は、呼出信号のオン期間内に行われてもよいし、オフ期間内に行われてもよい。
図4は、途中放棄の1つのパターンを例示する図である。
図4は、呼出信号のオン期間に途中放棄した場合を示す。図4の横軸は、時間を示す。
図5は、途中放棄の別の1つのパターンを例示する図である。
図5は、呼出信号のオフ期間に途中放棄した場合を示す。図5の横軸は、時間を示す。
図4に示すように、呼出信号の鳴動状態(オン期間)において、発信者が外線を途中放棄した場合、アナログ公衆網は即座に空き状態に移行する。一方、この場合、構内交換機11は、途中放棄した後、例えば、途中放棄用タイマーのタイムアウト後に空き状態となる。構内交換機11は、タイムアウトまでは着信状態を維持する。
図5に示すように、呼出信号のオフ期間において、発信者が外線を途中放棄した場合、アナログ公衆網は即座に空き状態に移行する。一方、この場合、構内交換機11は、途中放棄した後、例えば、途中放棄用タイマーのタイムアウト後に空き状態となる。構内交換機11は、タイムアウトまでは着信状態を維持する。
図6は、途中放棄と着信応答の1つのパターンを例示する図である。図6の横軸は、時間を示す。
図7は、途中放棄と着信応答の別の1つのパターンを例示する図である。図7の横軸は、時間を示す。
図8は、途中放棄と着信応答のさらに別の1つのパターンを例示する図である。図8の横軸は、時間を示す。
図6は、アナログ公衆網からの着信を示す呼出信号の鳴動状態(オン期間)において、内線端末12の着信応答と発信者の途中放棄とが衝突した場合を示す。呼出信号のオン期間中に、内線端末12が着信応答し、その直後に発信者が呼を放棄した場合である。この場合においては、内線端末12の着信応答が、発信者の途中放棄の直前であるため、発信者は着信応答に気付かず、呼を途中放棄してしまうのである。発信者が呼を放棄することにより、内線端末12は、ビジートーンを聴取し、復旧操作を行うことにより、空き状態となる。
図7は、アナログ公衆網からの着信を示す呼出信号の鳴動状態(オン期間)において、発信者の途中放棄と内線端末12の着信応答とが衝突した場合を示す。呼出信号のオン期間中に、発信者が呼を途中放棄し、呼出信号がオフになった直後に、内線端末12が着信応答した場合である。すなわち、発信者の途中放棄が、内線端末12の着信応答の直前のため、内線端末12の利用者が呼の放棄に気付かず、着信応答してしまうのである。なお、呼出信号のオン期間中に、発信者が呼を途中放棄し、呼出信号がオフになった場合でも、構内交換機11は、発信者が呼を放棄したのか、呼出信号のオフ期間なのか、区別が付かないため、構内交換機11は、未だ着信が継続しているものとみなして、内線端末12に着信を伝え続ける。構内交換機11は、着信信号がオンからオフに変化した時点で途中放棄用タイマーを起動し、着信信号の無いオフ期間が、途中放棄用タイマーのタイムアウトまで継続した場合、呼が放棄されたものとみなして、内線端末12に着信を伝えることを止める。
前述した通り、発信者がオン期間中に呼(着信)を放棄した場合でも、構内交換機は未だ着信が継続しているものとみなして、内線端末12に着信を伝え続ける。一方、アナログ公衆網の公衆交換機は、発信者が呼を放棄した場合、着信信号の送出を止めて、アイドル状態(空き状態)に移行する。この状態で、内線端末12がオフフックされ着信に応答すると、構内交換機11は、当該着信外線を閉結し捕捉する。発信者が呼を放棄することにより、アナログ公衆網は空き状態となり、空き状態に移行したアナログ公衆網(公衆交換機)は、内線端末12からの着信応答を新たな発信と判断し、ダイヤルトーンを送出する。この場合、内線端末12はダイヤルトーンを聴取しダイヤル操作が可能になる。
よって、この場合、内線端末12から外線への発信が可能となる。
図8は、アナログ公衆網からの着信を示す呼出信号のオフ期間において、発信者の途中放棄と内線端末12の着信応答とが衝突した場合を示す。この場合、構内交換機11は、着信信号が無いオフ期間でも、外線からの着信が継続しているものとみなして、内線端末12に着信を伝え続ける。すなわち、発信者がオフ期間中に呼(着信)を放棄した場合でも、構内交換機は未だ着信が継続しているものとみなして、内線端末12に着信を伝え続ける。なお、構内交換機11は、着信信号がオンからオフに変化した時点で途中放棄用タイマーを起動し、着信信号の無いオフ期間が、途中放棄用タイマーのタイムアウトまで継続した場合、呼が放棄されたものとみなして、内線端末12に着信を伝えることを止める。
前述した通り、発信者がオフ期間中に呼(着信)を放棄した場合でも、構内交換機は未だ着信が継続しているものとみなして、内線端末12に着信を伝え続ける。一方、アナログ公衆網の公衆交換機は、発信者が呼を放棄した場合、着信信号の送出を止めて、アイドル状態(空き状態)に移行する。この状態で、内線端末12がオフフックされ着信に応答すると、構内交換機11は、当該着信外線を閉結し捕捉する。もし、内線端末12の着信応答が発信者の呼放棄よりも早かった場合、図6で説明したのと同じように、発信者の呼放棄に伴って、アナログ公衆網はビジートーンを送出する。もし、内線端末12の着信応答が発信者の呼放棄よりも遅かった場合、図7で説明したのと同じように、空き状態に移行した公衆交換機は、内線端末12の着信応答による回線閉結(構内交換機11における着信外線の閉結)を新たな発信と判断し、ダイヤルトーンを送出する。この場合、内線端末12はダイヤルトーンを聴取して、ダイヤル操作が可能になり、外線への発信が可能となる。
通常、構内交換機11により局線発信(外線発信)を規制されている内線端末12は、局線発信用の特殊番号を押下した場合でも、ビジートーンを聴取するため局線発信できない。
しかしながら、局線発信を規制している内線端末12に外線着信があり、発信者の途中放棄と内線端末12による着信応答が衝突し、ダイヤルトーンを聴取できる場合(図7及び図8参照)、局線発信を規制できずに、内線端末12による局線発信が出来てしまう。
そこで、構内交換機11の外線接続部113は、ダイヤルトーン検出部113aを備える。制御部111は、外線からの着信中に、内線端末12からの着信に対する着信応答を検出し、外線接続部113が、外線着信に応答したところ、外線からのダイヤルトーンを検出した場合、外線からの着信が放棄されたと判断する。
すなわち、構内交換機11の制御部111は、外線からの着信に対し着信応答が検出され、外線着信に応答したところ、外線からのダイヤルトーンを検出した場合、外線からの着信が放棄されたと判断し、内線端末12が、外線への発信を規制されていない端末であった場合、内線端末12を外線に接続するが、内線端末12が、外線への発信を規制されている端末であった場合、内線端末12を外線に接続しない。
実施の形態に係る構内交換機のより詳細な構成及び動作を説明する。
図9は、実施の形態に係る構内交換機を含むシステムを例示するブロック図である。
図10は、実施の形態に係る構内交換機の動作を例示するシーケンス図である。
図11は、実施の形態に係る構内交換機の動作を例示するフローチャートである。
図9に示すように、実施の形態に係るシステム10は、内線電話機12と、内線電話機12と外線とを接続する構内交換機11と、を備える。電話機13は、外線およびアナログ公衆網を介して、構内交換機11と接続された内線電話機12aおよび内線電話機12bと通信する。構内交換機11は、制御部111と外線接続部113と内線接続部112とを備える。内線接続部112は、内線電話機12aと内線電話機12bを収容する。制御部を中央制御部と称することもある。
外線接続部113は、アナログ公衆網(外線)との接続をインタフェースし、ダイヤルトーン検出部113aを有する。内線電話機12aと内線電話機12bとを総称して内線電話機12と称する。
内線電話機12は、外線から構内交換機11を介して電話機13からの着信を受信する受信部(図示せず)と、該着信に応答するための着信応答を構内交換機11に送信する送信部(図示せず)と、を有する。
図9に示す各構成要素の枠組みは、1つの例であり、これには限定されない。各構成要素の枠組みは、図9に示されたものとは別のものでも良い。
実施の形態に係る構内交換機の動作を図10及び図11を使って説明する。
図10に示すように、電話機13からの発信に対してアナログ公衆網から呼出信号(IR)が発せられる(ステップS101)。構内交換機11の外線接続部113は、アナログ公衆網から発せられた呼出信号(着信信号)を検出する(ステップS102)。外線接続部113は、呼出信号を検出したことを示す着信検出を制御部111に通知する(ステップS103)。
尚、図11は、図10に示す部分Bの動作の詳細を示すフローチャートである。
また、部分Bは、関連技術との差分であって、実施の形態に係る構内交換機11の特徴を示す部分である。
制御部111は、内線を制御する内線接続部112に着信に関する情報を含む着信情報を通知する。内線接続部112は、着信のあった内線電話機12aに着信情報を通知する(ステップS104)。内線電話機12aは、着信情報を受信しリンガー鳴動を行う(ステップS105)。
外線接続部113は、呼出信号のオン(ON)からオフ(OFF)に変化する時刻で途中放棄用タイマーを起動する(ステップS106)。外線接続部113は、呼出信号のオフ(OFF)からオン(ON)の変化する時刻で途中放棄用タイマーを停止、又は中断する(ステップS107)。
ここで、内線電話機12aの着信応答(後述するステップS110)の前に、電話機13の受話器がオンフックされた場合、着信の途中放棄として、アナログ公衆網からの呼出信号は停止する(ステップS108)。外線接続部113は、呼出信号が停止すると、途中放棄用タイマーを起動する(ステップS109)。途中放棄用タイマー起動後、所定の時間が経過してタイムアウトすると、構内交換機11は、着信が途中放棄されたものとみなし、内線電話機12aに対する着信信号の送出を停止する。
途中放棄用タイマー起動後、所定の時間が経過してタイムアウトする前に、内線電話機12aの受話器がオフフックされた場合(ステップS110)、内線接続部112は、内線電話機12aの着信応答の検出を制御部111に通知し(ステップS111)、制御部111は、応答指示を外線接続部113に通知し(ステップS112)、外線接続部113は、応答指示に基づき、外線を捕捉(閉結)する。
但し、着信は既に放棄されているため、アナログ公衆網は、当該外線の捕捉を、新たな発信と認識し、当該外線に対しダイヤルトーンを送出する。なお、外線接続部113は、制御部111からの応答指示を受信した場合でも、ステップS109において起動した途中放棄用タイマーを停止する(ステップS113)。
図10及び図11に示すように、ステップS113の後、外線接続部113は、ダイヤルトーン検出部113aが、アナログ公衆網から発せられたダイヤルトーンを検出したか否かをチェックする(ステップS114)。
外線接続部113は、ダイヤルトーン検出部113aがダイヤルトーンを検出した場合(ステップS115:Yes)、ダイヤルトーンが検出された回線が、ステップS101の着信(呼出)の有った着信回線か否かをチェックする(ステップS116)。
外線接続部113は、ダイヤルトーンが検出された回線が、ステップS101の着信(呼出)の有った着信回線である場合(ステップS117:Yes)、ダイヤルトーンを検出した外線を切断(開放)する(ステップS119)。
外線接続部113は、ダイヤルトーンを検出した着信回線の復旧を、制御部111に通知する(ステップS120)。
制御部111は、内線接続部112を経由して着信応答した内線電話機12aにビジートーンを送出する(ステップS121)。内線電話機12aは、ビジートーンをユーザに聴取させる(ステップS122)。
構内交換機11は、内線電話機12aを介して、ビジートーンをユーザに聴取させることにより、内線電話機12aの着信応答時の発信を規制することができる。
実施の形態に係る構内交換機11の外線接続部113は、ダイヤルトーン検出部113aがダイヤルトーンを検出し、ダイヤルトーンを検出した回線が着信回線である場合、切断信号をアナログ公衆網に送出するとともに、復旧を制御部111に通知する。構内交換機11は、外線接続部113にダイヤルトーン検出部113aを追加することにより、内線電話機12aの着信応答時の発信を規制することができる。
その結果、実施の形態によれば、アナログ外線着信が途中放棄された場合でも、途中放棄であることを正しく認識し、外線発信規制が掛けられた内線電話機からの外線発信を正しく規制することが可能な構内交換機を提供することができる。
すなわち、電話機13の途中放棄と内線電話機12aの応答が外線接続部113またはアナログ公衆網で衝突した場合でも、応答した内線電話機12aではダイヤルトーンが聴取されず、ビジートーンが聴取されるので、外線発信を規制された内線電話機12aからの外線発信を規制することができる。
ここで、実施の形態に係る構内交換機11の特徴を記載する。
アナログ局線(アナログ公衆網)からの着信時、着信した内線端末12の応答とアナログ公衆網からの発信者の途中放棄が衝突することがある。この時、関連技術の構内交換機においては、アナログ公衆網からの発信者による途中放棄が、内線端末12の応答操作(オフフック動作)よりも前に処理された場合、応答操作をした内線端末12でビジートーンではなくアナログ公衆網のダイヤルトーンが聞こえる。このため、アナログ公衆網へのアナログ局線発信(外線発信)を規制している内線端末12でも外線への発信が可能になってしまうことがある。
そこで、実施の形態に係る構内交換機11においては、アナログ公衆網との回線インタフェースを有する外線接続部113にダイヤルトーン検出部113aを実装する。外線接続部113は、ダイヤルトーン検出部113aによって、アナログ局線のダイヤルトーンを検出させる。外線接続部113は、その後、着信回線を復旧させ、さらに、構内交換機11の着信応答した内線端末12にビジートーンを送出する。これにより、内線端末12のユーザ(操作者)に着信応答の失敗、および、内線端末12の復旧を促すことができるので、アナログ公衆網からの着信回線での外線発信を規制(抑制)することができる。
尚、上記の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、各構成要素の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上記の実施の形態において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実態のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(具体的にはフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(具体的には光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(具体的には、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM))、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
11…構内交換機
111…制御部
112…内線接続部
113…外線接続部
113a…ダイヤルトーン検出部
12…内線端末
12a、12b…内線電話機
13…電話機
B…部分

Claims (13)

  1. 外線との接続をインタフェースする外線接続部と、
    内線端末との接続をインタフェースする内線接続部と、
    前記外線と前記内線端末との接続を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外線接続部が、外線からの着信を受けて、
    前記内線接続部が、内線端末への着信呼出中に、
    前記外線からの着信が放棄され、
    前記内線接続部が、前記内線端末からの前記着信に対する着信応答を検出した場合に、
    前記内線端末が、前記外線への発信を規制されていない端末であった場合、
    前記内線端末を前記外線に接続し、
    前記内線端末が、前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
    前記内線端末を前記外線に接続しない、
    構内交換機。
  2. 前記外線からの着信の着信信号は、オン期間とオフ期間の繰返し信号であり、
    前記制御部は、
    前記オフ期間中に、前記外線からの着信が放棄され、前記着信応答が検出された場合に、
    前記内線端末が、前記外線への発信を規制されていない端末であった場合、
    前記内線端末を前記外線に接続し、
    前記内線端末が、前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
    前記内線端末を前記外線に接続しない、
    請求項1に記載の構内交換機。
  3. 前記外線接続部は、ダイヤルトーン検出部を備え、
    前記制御部は、
    前記外線からの着信中に、前記内線端末からの前記着信に対する着信応答を検出し、
    前記外線接続部が、前記外線着信に応答したところ、前記外線からのダイヤルトーンを検出した場合、
    前記外線からの着信が放棄されたと判断する、
    請求項1又は2に記載の構内交換機。
  4. 前記制御部は、
    前記外線からの着信中に、前記外線からの着信が放棄された場合、
    前記内線端末に前記外線からの着信を通知するための着信通知の送信を停止する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構内交換機。
  5. 前記制御部は、
    前記外線からの着信中に、前記外線からの着信が放棄され、
    前記内線端末からの前記着信に対する着信応答が検出された場合に、
    前記内線端末が前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
    前記内線端末にビジートーンを送信する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構内交換機。
  6. 前記着信応答は、前記内線端末がオフフックされたことにより発生する、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の構内交換機。
  7. 外線からの着信を受けて、
    内線端末への着信呼出中に、
    前記外線からの着信が放棄され、
    前記内線端末からの前記着信に対する着信応答が検出された場合に、
    前記内線端末が、前記外線への発信を規制されていない端末であった場合、
    前記内線端末を前記外線に接続し、
    前記内線端末が、前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
    前記内線端末を前記外線に接続しない、
    構内交換機の制御方法。
  8. 前記外線からの着信の着信信号は、オン期間とオフ期間の繰返し信号であり、
    前記オフ期間中に、前記外線からの着信が放棄され、前記着信応答が検出された場合に、
    前記内線端末が、前記外線への発信を規制されていない端末であった場合、
    前記内線端末を前記外線に接続し、
    前記内線端末が、前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
    前記内線端末を前記外線に接続しない、
    請求項7に記載の構内交換機の制御方法。
  9. 前記外線からの着信中に、前記内線端末からの前記着信に対する着信応答が検出され、
    前記外線着信に応答したところ、前記外線からのダイヤルトーンが検出された場合、
    前記外線からの着信が放棄されたと判断する、
    請求項7又は8に記載の構内交換機の制御方法。
  10. 前記外線からの着信中に、前記外線からの着信が放棄された場合、
    前記内線端末に前記外線からの着信を通知するための着信通知の送信を停止する、
    請求項7乃至9のいずれか1項に記載の構内交換機の制御方法。
  11. 前記外線からの着信中に、前記外線からの着信が放棄され、
    前記内線端末からの前記着信に対する着信応答が検出された場合に、
    前記内線端末が前記外線への発信を規制されている端末であった場合、
    前記内線端末にビジートーンを送信する、
    請求項7乃至10のいずれか1項に記載の構内交換機の制御方法。
  12. 前記着信応答は、前記内線端末がオフフックされることにより発生する、
    請求項7乃至11のいずれか1項に記載の構内交換機の制御方法。
  13. コンピュータに、
    請求項7乃至12のいずれか1項に記載の構内交換機の制御方法を実行させる、
    構内交換機の制御プログラム。
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