JPH082068B2 - 自動応答機能付コールウエイテイング装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコールウエイテイングサービスでの自動応
答、伝言取得に関する。

〔従来の技術〕

従来のコールウエイテイングサービスでは、第１加入
者と第２加入者が通話中に第３加入者からの第１加入者
宛の通話要求の発信があると、第１加入者と通話相手の
第２加入者に割込音を送出し、第３加入者に呼出音を送
出していた。第１加入者は割込音が聞こえても話の途中
ではなかなか通話中の通話を切り換えることができない
場合が多いので、第３加入者への待ち合わせ時間が長く
なつていた。従つて、第３加入者が発信を断念して切断
するか、第１加入者が今までの通話を中断して切り替え
操作（フツキング）を行うかするまで、この割込音と呼
出音の送出は続けられ待ち合わせ時間が長くなつた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のコールウエイテイングサービスでは、待ち合わ
せ時間が長い場合、第３加入者は第１加入者が留守なの
か、話中なのかが分からないという欠点がありトラブル
の原因となり、一方第１加入者と第２加入者の通話には
割込音が入るため話の邪魔になり話づらいという欠点か
あつた。

〔課題を解決するための手段〕

第１加入者と第２加入者が通話中、第３加入者から第
１加入者あての通話要求の発呼があり、割り込み通話を
行うコールウエイテイング装置において、第１加入者に
対する前記割り込み信号を送出した後、第１加入者が応
答せず待ち合わせ時間が長くなる場合、システムが自動
応答機能により、予め設定された待ち合わせ時間を経過
した後、割り込み動作を停止して、装置からの音声ガイ
ダンスに応じた該第３加入者からの伝言を録音すること
とした。

また第１加入者に対し第３加入者からの伝言が記録さ
れていることを報せて、伝言を再生して送出するように
した。

〔実施例〕

交換機の加入者線側に付加する形の実施例につき説明
する。

第１図は本発明の実施例のシステム構成のブロック図
である。１は接続処理装置、２は音声応答装置、３は音
声記憶装置、４は制御装置、５、６、７は信号送受信装
置、８は第１加入者、９は第２加入者、10は第３加入
者、11は交換機、15は自動応答機能付コールウエイテイ
ング装置である。信号送受信装置５は第１加入者側回線
に、信号送受信装置６は第２加入者側回線に、信号送受
信装置７は第３加入者側への装置である。

また、第１加入者８は割り込み信号の着信者、第３加
入者10は割り込み信号の発信者である。

予め第１加入者８は特定の番号をダイヤルして音声
応答装置２に接続して、音声応答装置２からの音声の誘
導により、ダイヤル又は音声で第３加入者10が発信を行
つた後の割り込み待ち合わせ時間の設定を行う。

第１加入者８と第２加入者９と通話中に、信号送受
信装置７が第３加入者10からの発信を検出すると制御装
置４は信号送受信装置５から第１加入者８の通話中の回
線に割込音を送出し、同時に呼び出し経過時間の監視を
始める。

前記待ち合わせ時間内に第１加入者８からの切り換
え操作（フツキング）を信号送受信装置５が検出する
と、第１加入者８と第２加入者９との通話を中断して、
第３加入者10との間を接続し、今迄の通話相手の第２加
入者９にBGMを送出する。

また、前記待ち合わせ時間内に第１加入者８の切り
換え操作が無い場合には、設定した待ち合わせ時間が過
ぎると第３加入者10へ音声応答装置２を接続し、音声に
よる自動応答を行い、音声応答装置２と第３加入者10と
の会話形式で伝言を音声記憶装置３に録音蓄積する。

一定時間毎に信号送受信装置５から伝言通知信号を
送出し、第１加入者８に音声記憶装置３に録音蓄積した
伝言があることを知らせる。

伝言の有ることを知った第１加入者８は特定の番号
をダイヤルして蓄積された伝言を聞くことができる。

また、第１加入者８により設定された呼び出し時間
が０の時は、第１加入者８への割込音を送出しないで、
第３加入者10は直ちに音声応答装置２に接続され、音声
応答装置２との会話形式で伝言を音声記憶装置３に録音
蓄積する。

本発明の他の実施例として、本装置を交換機のサービ
ストランクとして付加する形式を示す。第２図はそのシ
ステム構成のブロツク図である。図において、12はイン
タフエース、13は割込音発生回路、14は音声記憶装置で
ある。他の記号は前出のものを使用する。交換機11は内
部に制御装置４と信号送受信装置の諸機能を持つてお
り、自動応答機能付コールウエイテイング装置15のイン
タフエース12を介して割込音発生回路13、音声応答装置
２、ならびに音声記憶装置14に接続する。この動作につ
いては第１図のシステムと全く同じである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この装置では第１加入者が設定
した呼び出し時間内に第１加入者が切り換えを行わない
場合、システムが第３加入者の着信に自動応答するた
め、 第３加入者に、設定した呼び出し時間以上長時間待
たせることが無い。

第３加入者に対し自動応答機能で第１加入者が通話
中であることを通知するため、不在だと間違われない。

第１加入者が設定した呼び出し時間で割込音が止ま
るので、通話中の話の邪魔にならない。

呼び出し時間を０に設定すれば第１加入者に対し割
り込み動作も無く、割込音も鳴らず、フアツクス、パソ
コン等の通話中でもエラーが発生しない。

たとえ第３加入者が第１加入者と通話できなくて
も、伝言機能により用件が連絡できる。

という利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のシステム構成のブロツク図、
第２図はそのシステム構成のブロツク図である。 １は接続処理装置、２は音声応答装置、３は音声記憶装
置、４は制御装置、５、６、７は信号送受信装置、８は
第１加入者、９は第２加入者、10は第３加入者、11は交
換機、12はインタフエース、13は割込音発生回路、14は
音声記憶装置、15は自動応答機能付コールウエイテイン
グ装置。

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−240743（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−205060（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−200666（ＪＰ，Ａ)

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】第１と第２の加入者が通話中、第３加入者
   から第１加入者あての発呼があったとき、該第１加入者
   に対して通話中着信があったことを割り込み信号で通知
   し、第１加入者が第２加入者との通話を中断して通話を
   切り換え、第１加入者と第２加入者の通話をしている回
   線を保留し、該第１加入者と第３加入者が通話するため
   の回線を接続するコールウエイテイング装置において、 第３加入者に対して応答信号と音声ガイダンスを送出す
   る音声応答装置と、 第３加入者からの伝言を記憶する音声記憶装置と、 第１と第２の加入者が通話中、第１と第３加入者の接続
   に切り換える持続処理装置と、 第１加入者に対して前記割り込み信号を送出した時から
   経過時間を監視し、予め設定された時間が経過したら第
   １加入者に対する前記割り込み信号を停止して、前記音
   声応答装置に応答信号と音声ガイダンスを送出するよう
   指示を行い、前記音声記憶装置に第３加入者からの伝言
   を記憶するよう指示する制御装置と、 から成ることを特徴とする自動応答機能付コールウエイ
   テイング装置。
2. 【請求項２】前記制御装置は、第１と第２の加入者との
   通話が完了したことを検出し、第１加入者に伝言通知信
   号を送出し、該伝言通知信号に応じ第１加入者がサービ
   スアクセス番号を発出したことを検出し、前記音声記憶
   装置に指示して第３加入者からの伝言を第１加入者に送
   出することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自
   動応答機能付コールウエイテイング装置。