JP6870630B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池スタックに関する。
積層された複数の単セルを含む積層体と、積層体を積層方向から挟持するように一対のエンドプレートとを備えた燃料電池スタックが知られている。このような燃料電池スタックでは、単セル間の接触抵抗の低減や、単セル間のシール性を確保する等の観点から、積層体に対して積層方向に所望の圧力が加えられるように一対のエンドプレートはテンションプレートにより締結されている。エンドプレートへのテンションプレートの固定は、以下のようにして行われる。エンドプレートの外周縁にはボルト孔が形成されている。テンションプレートにはこのボルト孔と一致する貫通孔が形成されている。貫通孔とボルト孔とを一致させた状態で、ボルトをテンションプレート側から貫通孔介してボルト孔に螺合することにより、テンションプレートはエンドプレートに固定されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−152942号公報
燃料電池スタックの大型化を抑制するために、テンションプレートを薄型化することが考えられる。しかしながら、テンションプレートが薄型化されるとテンションプレートの耐久性が低下する可能性がある。ここで、例えば燃料電池スタックが車両に搭載されている場合には、走行時の振動等により、ボルトの座面とテンションプレートとの間で滑りが発生して、テンションプレートの貫通孔の内周面にはボルトの軸部から局所的な荷重が作用する可能性がある。これにより、貫通孔が拡大する可能性がある。テンションプレートの貫通孔が拡大すると、貫通孔とボルトとの間にがたつきが発生して、積層体に加えられる積層方向の圧力が低下する可能性がある。
そこで本発明は、積層体に加えられる積層方向の圧力の低下を抑制する燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、積層された複数の単セルを含む積層体と、前記複数の単セルが積層された積層方向で前記積層体を挟持する一対のエンドプレートと、前記一対のエンドプレートを締結するテンションプレートと、前記テンションプレートを前記一対のエンドプレートに固定する複数の固定機構と、を備え、少なくとも一つの前記固定機構は、前記一対のエンドプレートの一方の外周縁に形成された凹部と、前記一対のエンドプレートの一方に前記凹部と同心円状に形成され、前記凹部よりも内径が小さいボルト孔と、前記テンションプレートに形成された貫通孔と、通し孔を有した円筒状であって、前記貫通孔及び凹部に嵌合したスリーブと、前記スリーブの前記通し孔を貫通して前記ボルト孔に螺合したボルトと、を有し、前記貫通孔は、前記ボルトの軸方向で前記一対のエンドプレートの一方に向かって内径が徐々に縮小したテーパ内周面を有し、前記スリーブは、前記軸方向で前記一対のエンドプレートの一方に向かって外径が徐々に縮小したテーパ外周面を有し、前記テーパ外周面は、前記テーパ内周面に面接触している、燃料電池スタックによって達成できる。
スリーブのテーパ外周面が、テンションプレートの貫通孔のテーパ内周面に面接触することにより、両面の接触面積を確保して密着させることができる。このため、貫通孔のテーパ内周面上に局所的な荷重が集中することを抑制でき、貫通孔の拡大を抑制できる。これにより、スリーブとテンションプレートとの間にがたつきが発生することが抑制され、積層体に加えられる積層方向の圧力の低下が抑制されている。
前記凹部は、前記軸方向で内径が一定である円筒内周面を有し、前記スリーブは、前記テーパ外周面から前記軸方向で外径が一定である円筒外周面を有し、前記円筒内周面は、前記円筒外周面に嵌合していてもよい。
前記凹部の開口縁には、前記テーパ外周面との接触を逃がすための面取り部が形成されていてもよい。
前記軸方向での前記凹部の深さは、前記軸方向での前記スリーブの前記円筒外周面の長さよりも深くてもよい。
前記通し孔の内径は、当該通し孔を貫通した前記ボルトの軸部の外径よりも所定量だけ大きく形成されていてもよい。
本発明によれば、積層体に加えられる積層方向の圧力の低下を抑制する燃料電池スタックを提供できる。
図1は、本実施例の燃料電池スタックの斜視図である。 図2は、図1の部分拡大図である。 図3は、テンションプレートをエンドプレートに固定した固定機構周辺を示した断面図である。 図4Aは、図3の部分拡大図であり、図4Bは、スリーブが凹部に深く挿入された状態での拡大図である。 図5は、変形例の固定機構の周辺の断面を示した図である。
図1は、本実施例の燃料電池スタック1(以下、スタック1と称する)の斜視図である。スタック1は、積層体12、エンドプレート14a及び14b、複数のテンションプレート24、及び複数の固定機構30を備えている。積層体12は、積層された複数の単セル11、これらの単セル11の両端部に配置されたターミナルプレート13a及び13b、及びターミナルプレート13aとエンドプレート14aとの間に配置されたプレッシャープレート13cを含む。図1には、複数の単セル11等が積層された積層方向LDを示している。単セル11は、反応ガスとして燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば空気)との供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池である。ターミナルプレート13a及び13bは、複数の単セル11を挟持するように配置されており、本実施例では、スタック1の発電電力を外部に取り出すための端子部が積層体12の外側に突出している。
一対のエンドプレート14a及び14bは、積層体12を積層方向LDから挟持しており、複数のテンションプレート24によりエンドプレート14a及び14bが締結されることにより、積層体12には積層方向LDで所望の圧力が加えられている。これにより、単セル11間の接触抵抗の低減や、単セル11間のシール性が確保されている。エンドプレート14a及び14bは、例えば金属製である。エンドプレート14bは、積層体12よりも積層方向LDに直交する方向に突出した部分を有して、例えばスタック1が車両に搭載される場合には、車体を構成する部材に固定される。尚、エンドプレート14bには、複数の単セル11に燃料ガス、酸化剤ガス、及び冷却水を供給する供給口や、これらを排出する排出口が形成されている。
テンションプレート24は、積層体12の外周面に対向して積層方向LDに延び、エンドプレート14a及び14bを締結している。詳細には、テンションプレート24は、エンドプレート14a及び14bにより積層体12に積層方向LDでの所望の圧力が加えられるように、エンドプレート14a及び14bのそれぞれの外周縁14a1及び14b1に固定されている。テンションプレート24は、金属製であり、積層体12の周囲に複数設けられている。テンションプレート24は、長手方向での長さ、及び長手方向に直交する短手方向での幅よりも、厚みが薄く形成されている。これにより、スタック1の大型化、詳細には、積層方向LDに直交する面方向でのスタック1の大型化が抑制されている。固定機構30は、テンションプレート24をエンドプレート14a及び14bに固定するための機構である。固定機構30については後述する。
プレッシャープレート13cは、エンドプレート14aとターミナルプレート13aとの間に配置されており、エンドプレート14aに取り付けられた複数の調整ネジ14cの先端部により押圧されている。具体的には、調整ネジ14cは、エンドプレート14aに形成されたネジ孔との螺合量が調整されることにより、エンドプレート14aからプレッシャープレート13cに向けて突出した調整ネジ14cの先端部の突出量が調整される。これにより積層体12に加えられる積層方向LDの圧力が微調整される。尚、ターミナルプレート13aとプレッシャープレート13cとの間、及びターミナルプレート13bとエンドプレート14bとの間には、絶縁性を確保するための不図示のインシュレータが設けられている。
次に、固定機構30について説明する。テンションプレート24の一端は、2つの固定機構30によりエンドプレート14aに固定されており、他端も、2つの固定機構30によりエンドプレート14bに固定されている。図2は、図1の部分拡大図である。固定機構30は、ボルト40や、ボルト40が貫通したスリーブ50、テンションプレート24に形成された貫通孔25等を含む。詳しくは後述するが、ボルト40がエンドプレート14aに形成されているボルト孔に螺合することにより、スリーブ50はボルト40によりエンドプレート14aに固定され、テンションプレート24はスリーブ50によりエンドプレート14aに固定される。ボルト40は、その軸方向ADが積層方向LDと直交する姿勢で、スリーブ50をエンドプレート14aに固定している。
図3は、テンションプレート24をエンドプレート14aに固定した固定機構30周辺を示した断面図である。図2には示されていないが、図3に示すようにエンドプレート14aの外周縁14a1には、凹部15が形成されている。凹部15は、ボルト40の軸方向ADから見て円形状であり、具体的には、円筒状の円筒内周面17と、底面18とを有している。また、エンドプレート14aには、ボルト孔19が形成されている。ボルト孔19は、凹部15に同心円状に形成され、凹部15の内径よりも小さい内径を有している。ボルト孔19の内周面には、後述するボルト40の軸部46に螺合するネジ溝が形成されている。尚、固定機構30には、ボルト40及びスリーブ50に加え、エンドプレート14aに形成された凹部15及びボルト孔19も含まれる。
テンションプレート24の貫通孔25は、軸方向ADでエンドプレート14aに向かって内径が徐々に縮小したテーパ内周面25aを有している。テーパ内周面25aの最小の内径は、エンドプレート14aの凹部15の円筒内周面17の内径と略同じ又はそれよりも大きく形成されている。尚、固定機構30には、テンションプレート24の貫通孔25も含まれる。貫通孔25については、詳しくは後述する。
ボルト40は、金属製であり、頭部42、座面44、軸部46を有している。軸部46は、エンドプレート14aのボルト孔19に螺合している。座面44は、頭部42及び軸部46のそれぞれの外径よりも大きく形成されている。軸部46は、外周面にネジ山が形成されており、ボルト孔19のネジ溝に螺合している。
スリーブ50は、金属製であって略円筒状に形成されており、テンションプレート24の貫通孔25とエンドプレート14aの凹部15とに嵌合している。スリーブ50は、上面54、テーパ外周面55、通し孔56、円筒外周面57、及び底面58を有している。上面54は、ボルト40の座面44に接触してエンドプレート14a側に押圧されている。尚、ボルト40の座面44の外径は、座面44がスリーブ50から外側にはみ出さないように、上面54の外径よりも小さく形成されている。通し孔56には、ボルト40の軸部46が貫通している。通し孔56は、ボルト孔19とは異なり、その内周面にはネジ溝は形成されておらず、滑らかな円筒状となっている。テーパ外周面55は、軸方向ADでエンドプレート14aに向かって外径が徐々に縮小している。これに対して円筒外周面57は、軸方向ADで外径が一定である。円筒外周面57は、テーパ外周面55よりもエンドプレート14a側に形成されている。円筒外周面57の外径は、テーパ外周面55の外径の最小値と略同じ又はそれよりも小さく形成されている。テーパ外周面55は、テンションプレート24の貫通孔25のテーパ内周面25aに接触している。円筒外周面57は、凹部15の円筒内周面17に接触している。
以上のように、スリーブ50がテンションプレート24の貫通孔25とエンドプレート14aの凹部15とに嵌合した状態で、ボルト40の軸部46が通し孔56を介してボルト孔19に螺合している。これによりスリーブ50はエンドプレート14aに固定されている。ここで上述したように、貫通孔25のテーパ内周面25aとスリーブ50のテーパ外周面55とは、軸方向ADでエンドプレート14aに向かって径が徐々に縮小しており、換言すれば軸方向ADでエンドプレート14aから離れる方向で径が徐々に拡大している。このため、スリーブ50がエンドプレート14aに固定されテンションプレート24の貫通孔25に嵌合した状態では、テンションプレート24はエンドプレート14aから離れる方向でスリーブ50から離脱することが規制されている。即ち、エンドプレート14aとボルト40との締結力がスリーブ50に作用し、スリーブ50に作用した力がテンションプレート24に作用することにより、テンションプレート24はエンドプレート14aに固定されている。その他のテンションプレート24をエンドプレート14bに固定する固定機構30についても同様である。
貫通孔25のテーパ内周面25aとスリーブ50のテーパ外周面55とは、共にテーパ状であって勾配は略同じであり、互いに面接触している。これにより、テーパ内周面25a及びテーパ外周面55の接触面積が確保され密着状態が維持されている。このように両面が密着することにより、テーパ外周面55からテーパ内周面25aが受ける荷重が分散され、テーパ内周面25a上に局所的に荷重が集中することが抑制されている。これにより、貫通孔25が拡大することが抑制される。例えば、スタック1が車両に搭載されており、車両の振動がスタック1に伝達する場合であっても、テーパ内周面25aはテーパ外周面55に密着しているため、貫通孔25の拡大は抑制される。これにより、積層体12に加えられる積層方向LDの圧力の低下が抑制される。
例えば、内径が軸方向で一定である貫通孔の内周面と、外径が軸方向で一定であるスリーブの外周面とが接触する構成も考えられる。この場合、加工精度に起因した寸法誤差や組み付け誤差等により、貫通孔の内周面とスリーブの外周面とを均一に接触させることができずに、両面の接触面積を安定的に確保することが困難となる可能性がある。これにより、貫通孔の内周面の一部分に応力が集中して、貫通孔が拡大する可能性がある。特に、本実施例のテンションプレート24のように薄型化されている場合には、このような問題が生じやすい。本実施例の場合には上述したように、テーパ内周面25a及びテーパ外周面55は共にテーパ状であって互いに面接触して密着しているため、貫通孔25の拡大は抑制される。
また、上述したようにスリーブ50の通し孔56にはネジ溝が形成されておらず、通し孔56の内径はボルト40の軸部46の外径よりも所定量だけ大きく形成されている。このため、通し孔56にボルト40が挿入された状態で、スリーブ50はボルト40に対して僅かに動くことができる。このようにボルト40に対してスリーブ50が僅かに相対移動可能であることにより、各部材の寸法誤差等を吸収しつつ、スリーブ50のテーパ外周面55と貫通孔25のテーパ内周面25aとを密着させることができる。尚、通し孔56の内径とボルト40の軸部46の外径との差は、各部材の寸法誤差等を考慮して設定すればよく、例えば、0.5mm以上であってもよく、1.0mm以上であってもよく、又は1.5mm以上であってもよい。
また、円筒外周面57は軸方向ADで外径が一定であり、円筒内周面17も軸方向ADで内径が一定である。例えば、円筒外周面57及び円筒内周面17も、テーパ外周面55及びテーパ内周面25aと同様に互いに面接触するように、エンドプレート14aに向かって径が徐々に縮小したテーパ状にすることが考えられる。この場合、凹部15とスリーブ50とが密着しすぎて、凹部15からスリーブ50を取り外すことが困難となる可能性がある。凹部15からスリーブ50を取り外す場合とは、以下のような場合が想定される。例えばスタック1の完成後に行われる試験により複数の単セル11の一部を交換する必要性が生じた場合に、再度スタック1を分解する場合がある。このような場合に、凹部15からスリーブ50を取り外すことが困難であると、スリーブ50によりエンドプレート14aに固定されているテンションプレート24も取り外すことが困難となって、スタック1の分解作業性が低下する可能性がある。本実施例では円筒外周面57及び円筒内周面17は軸方向ADで径が一定であるため、凹部15とスリーブ50とが密着しすぎることが抑制され、分解作業性の低下が抑制されている。
図3には、凹部15の深さL1と、スリーブ50の円筒外周面57の長さL5とが示されている。深さL1は、長さL5よりも深く形成されている。即ち、スリーブ50の底面58が凹部15の底面18に接触しない状態でテンションプレート24がエンドプレート14aに固定されている。例えば、仮に底面58及び18同士が接触した状態の場合には、ボルト40からスリーブ50に作用する押圧力は、テンションプレート24のみならずエンドプレート14aにも分散される。これにより、スリーブ50からテンションプレート24が受ける力が低下して、テンションプレート24をエンドプレート14aに十分な力で固定することができない可能性がある。本実施例では、上述したように底面58及び底面18同士が接触しないため、ボルト40からスリーブ50が受ける力をエンドプレート14aには分散させずにテンションプレート24に伝えることができる。従って、テンションプレート24をエンドプレート14aに十分な力で固定することができる。
図4Aは、図3の部分拡大図である。エンドプレート14aの凹部15の開口縁には、全周に亘って面取り部151が形成されている。また、テーパ外周面55と円筒外周面57との間にはスリーブ50の周方向に延びた円環状の窪み部551が形成されている。窪み部551は、製造工程において必然的に形成されるものであり、スリーブ50は窪み部551を備えたものに限定されない。
図4Bは、スリーブ50が凹部15に深く挿入された状態での拡大図である。尚、図4Bは、図4Aに対応している。例えば、各部材の寸法誤差等によって、想定されている場合よりスリーブ50が凹部15に深く挿入されることが有り得る。このような場合であっても、面取り部151によりエンドプレート14aとスリーブ50との接触が回避されている。このような構成によっても、ボルト40からスリーブ50が受ける力をエンドプレート14aには分散させずにテンションプレート24に伝えることができ、テンションプレート24をエンドプレート14aに十分な力で固定することができる。尚、面取り部151が形成されていることにより、テンションプレート24をエンドプレート14aに固定する際に、凹部15へのスリーブ50の挿入が容易であり、スタック1の組み立て作業性も向上している。
本実施例では、複数のテンションプレート24は、複数の固定機構30によりエンドプレート14a及び14bに固定されているが、少なくとも一つのテンションプレートが固定機構30によりエンドプレート14a及び14bの少なくとも一方に固定されていてもよい。
次に、変形例について説明する。尚、変形例においては、同一の構成については同一の符号を付することにより重複する説明は省略する。図5は、変形例の固定機構30Aの周辺の断面を示した図である。固定機構30Aのスリーブ50Aには、上述の実施例とは異なり、円筒外周面57は形成されておらず、テーパ外周面55Aが軸方向の全体にわたって形成されている。また、エンドプレート14aAの凹部15Aには、上述の実施例とは異なり、内径が一定である円筒内周面17は形成されておらずに、エンドプレート14aA側に向けて内径が徐々に縮小したテーパ内周面17Aが形成されている。このように、スリーブ50Aは、上述した実施例でのスリーブ50と比較して製造が容易となり、製造コストを抑制できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 燃料電池スタック
11 単セル
12 積層体
14a、14b エンドプレート
30 固定機構
40 ボルト
50 スリーブ

Claims (5)

  1. 積層された複数の単セルを含む積層体と、
    前記複数の単セルが積層された積層方向で前記積層体を挟持する一対のエンドプレートと、
    前記一対のエンドプレートを締結するテンションプレートと、
    前記テンションプレートを前記一対のエンドプレートに固定する複数の固定機構と、を備え、
    少なくとも一つの前記固定機構は、
    前記一対のエンドプレートの一方の外周縁に形成された凹部と、
    前記一対のエンドプレートの一方に前記凹部と同心円状に形成され、前記凹部よりも内径が小さいボルト孔と、
    前記テンションプレートに形成された貫通孔と、
    通し孔を有した円筒状であって、前記貫通孔及び凹部に嵌合したスリーブと、
    前記スリーブの前記通し孔を貫通して前記ボルト孔に螺合したボルトと、を有し、
    前記貫通孔は、前記ボルトの軸方向で前記一対のエンドプレートの一方に向かって内径が徐々に縮小したテーパ内周面を有し、
    前記スリーブは、前記軸方向で前記一対のエンドプレートの一方に向かって外径が徐々に縮小したテーパ外周面を有し、
    前記テーパ外周面は、前記テーパ内周面に面接触している、燃料電池スタック。
  2. 前記凹部は、前記軸方向で内径が一定である円筒内周面を有し、
    前記スリーブは、前記テーパ外周面から前記軸方向で外径が一定である円筒外周面を有し、
    前記円筒内周面は、前記円筒外周面に嵌合している、請求項1の燃料電池スタック。
  3. 前記凹部の開口縁には、前記テーパ外周面との接触を逃がすための面取り部が形成されている、請求項2の燃料電池スタック。
  4. 前記軸方向での前記凹部の深さは、前記軸方向での前記スリーブの前記円筒外周面の長さよりも深い、請求項2又は3の燃料電池スタック。
  5. 前記通し孔の内径は、当該通し孔を貫通した前記ボルトの軸部の外径よりも所定量だけ大きく形成されている、請求項1乃至4の何れかの燃料電池スタック。
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