JP2006185868A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】回路基板の平面度を保つことができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】複数のセルが積層されて構成された燃料電池スタック4と、該燃料電池スタック4とともに用いられる回路基板とを備えた燃料電池システムにおいて、燃料電池スタック4の構成部材であるテンションプレート5と、回路基板としてのセルモニタ基板11とを3点で取付けた。燃料電池スタック4は、螺嵌による伸縮によりセル積層体1に作用する締結力を調整する螺嵌部材を有しており、セルモニタ基板11は螺嵌部材側を1点で支持し、他側を2点で支持した。
【選択図】図5
【解決手段】複数のセルが積層されて構成された燃料電池スタック4と、該燃料電池スタック4とともに用いられる回路基板とを備えた燃料電池システムにおいて、燃料電池スタック4の構成部材であるテンションプレート5と、回路基板としてのセルモニタ基板11とを3点で取付けた。燃料電池スタック4は、螺嵌による伸縮によりセル積層体1に作用する締結力を調整する螺嵌部材を有しており、セルモニタ基板11は螺嵌部材側を1点で支持し、他側を2点で支持した。
【選択図】図5
Description
本発明は、燃料電池システムに関し、特に燃料電池システムが備える回路基板の取付け構造に関する。
固体高分子電解質型燃料電池は、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータとからなるセルを1層以上重ねてモジュールとし、モジュールを積層して構成される。詳細には、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル(電極板)、インシュレータ、エンドプレートを配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート)とボルトにて固定して、燃料電池スタックが形成される(例えば、特許文献1参照)。
図5はこのような燃料電池スタックの一例を示す側面図、図6は上面図である。同図において、符号1はエンドプレート2A、2Bにより両端から締結されたセル積層体である。セル積層体1のエンドプレート2A側には、ボルト3の螺嵌に伴いエンドプレート2A−セル積層体1間に介在する不図示の皿バネ等が伸縮して当該セル積層体1に所定の圧縮力を付与する螺嵌部材が設けられており、ボルト3の螺嵌によりセル積層体1をセル積層方向に締付けた後、エンドプレート2A、2B間をセル積層方向に延びるテンションプレート5にて締結することにより、燃料電池スタック4が形成される。
燃料電池スタック4の上方には複数のカラー(連結部材)6を介してケースプレート10が4点で支持されており、該ケースプレート10の上方に回路基板としてセルモニタ基板11(2段基板)が固定されている。符号13は、燃料電池スタック4を支持するマウントである。
図5はこのような燃料電池スタックの一例を示す側面図、図6は上面図である。同図において、符号1はエンドプレート2A、2Bにより両端から締結されたセル積層体である。セル積層体1のエンドプレート2A側には、ボルト3の螺嵌に伴いエンドプレート2A−セル積層体1間に介在する不図示の皿バネ等が伸縮して当該セル積層体1に所定の圧縮力を付与する螺嵌部材が設けられており、ボルト3の螺嵌によりセル積層体1をセル積層方向に締付けた後、エンドプレート2A、2B間をセル積層方向に延びるテンションプレート5にて締結することにより、燃料電池スタック4が形成される。
燃料電池スタック4の上方には複数のカラー(連結部材)6を介してケースプレート10が4点で支持されており、該ケースプレート10の上方に回路基板としてセルモニタ基板11(2段基板)が固定されている。符号13は、燃料電池スタック4を支持するマウントである。
上記の構成においては、図5及び図6に示したようにケースプレート10はカラー6によって4点で支持されている。図8はカラー6の具体的な構成である。カラー6は、円筒状の樹脂部6aの内部に二つのナット6bが埋め込まれた形状となっている。ケースプレート10に設けられた不図示の孔にボルトを貫通させてナット6bと螺合させることでケースプレート10が絶縁状態でテンションプレート5に固定される。
特開2002−367656号公報
ところで、エンドプレート2Aはボルト3の締結の際に回転してねじれが発生する場合がある。図7のようにエンドプレート2A側に螺嵌されたボルト3にトルクを加えて締結するため、図の矢印のようにエンドプレート2Aに回転が生ずる。したがって、この場合、エンドプレート2Aの傾きの影響を受け、セルモニタ基板11の平面度を保つことが困難となる。
例えば、図6の点A〜点Cはカラー6によるケースプレート10の固定位置を示しているが、点Cはエンドプレート2Aの回転軸Lから離れているために、エンドプレート2Aが回転した場合の変位量が大きい。したがって点C近傍でケースプレート10の歪み量が大きくなるという問題がある。
特にケースプレート10に固定されたセルモニタ基板11が2段基板であると、ケースプレート10の歪みがセルモニタ基板11の2段目で顕著に表れる。
また、カラー6は絶縁を目的として樹脂部6aとナット6bとの組み合わせにより構成されている。しかしながら、使用される複数のカラー6の寸法バラツキが大きいため、図9のようにケースプレート10を平面状態で固定することができず、セルモニタ基板11の平面度悪化の原因となるという問題があった。
例えば、図6の点A〜点Cはカラー6によるケースプレート10の固定位置を示しているが、点Cはエンドプレート2Aの回転軸Lから離れているために、エンドプレート2Aが回転した場合の変位量が大きい。したがって点C近傍でケースプレート10の歪み量が大きくなるという問題がある。
特にケースプレート10に固定されたセルモニタ基板11が2段基板であると、ケースプレート10の歪みがセルモニタ基板11の2段目で顕著に表れる。
また、カラー6は絶縁を目的として樹脂部6aとナット6bとの組み合わせにより構成されている。しかしながら、使用される複数のカラー6の寸法バラツキが大きいため、図9のようにケースプレート10を平面状態で固定することができず、セルモニタ基板11の平面度悪化の原因となるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、回路基板の平面度を保つことができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明においては上記の課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に記載の発明は、複数のセルが積層されて構成された燃料電池スタックと、該燃料電池スタックとともに用いられる回路基板とを備えた燃料電池システムにおいて、前記燃料電池スタックの構成部材と、前記回路基板とが3点で取付けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、複数のセルが積層されて構成された燃料電池スタックと、該燃料電池スタックとともに用いられる回路基板とを備えた燃料電池システムにおいて、前記燃料電池スタックの構成部材と、前記回路基板とが3点で取付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、回路基板が3点で支持されることで、回路基板が固定される安定した平面が一つに定まり、回路基板の歪みが抑えられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、前記構成部材は、前記各セルを締結するテンションプレートであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の燃料電池システムにおいて、セル積層体のセル積層方向外方に互いに一定の間隔を隔てて保持されたエンドプレートと、これら両エンドプレ−トがなす隙間においてセル積層体の一端側に設けられ、螺嵌による伸縮によりセル積層体に作用する締結力を調整する螺嵌部材と、を更に有し、前記回路基板は、前記セルの積層方向に沿って設けられているとともに、前記螺嵌部材側が1点で支持され、他側が2点で支持されていることを特徴とする。
セルを螺嵌部材(ボルト、皿バネ等)により締結する構成では、燃料電池スタックに回転(ねじれ)が発生する場合がある。本発明によれば、回転が発生した場合に変位量が大きい螺嵌部材側、言い換えれば、締付トルクを加える側を1点のみで支持することで、回路基板の歪みが抑えられる。なお該螺嵌部材側の1点は、燃料電池スタックの中央に近い位置に設けるほど、スタックのねじれ回転軸に近くなるため、変位量が小さくなる。
請求項4に記載の発明は、複数のセルが積層されて構成された燃料電池スタックと、該燃料電池スタックとともに用いられる回路基板とを備えた燃料電池システムにおいて、前記回路基板が、前記燃料電池スタックの構成部材に対して連結部材を介して取付けられ、該連結部材の少なくとも一部が弾性体であることを特徴とする。
少なくとも一部とは、複数の連結部材のうちのいくつかの連結部材のみ、と、各連結部材の特定の部位のみ、の両方を含む。例えば、連結部材を円筒状の樹脂部と該樹脂部に埋め込まれたナットとにより構成する。そして複数の連結部材のうち、いくつかの連結部材の樹脂部を弾性率の高い素材により構成する。または、樹脂部の上部または下部に、弾性率が高く、ある程度変形可能な素材を設ける。
本発明により、弾性体が弾性変形することで連結部材の寸法バラツキが吸収される。
本発明により、弾性体が弾性変形することで連結部材の寸法バラツキが吸収される。
本発明においては以下の効果を得ることができる。
回路基板は3点で支持されていることにより、安定して支持される一つの平面が定まる。さらに、スタックが回転した際に変位の大きい螺嵌部材側を一点で支持することにより、回路基板の歪み発生を抑制することができる。したがって回路基板の平面度を保つことができる。
また、連結部材の少なくとも一部を弾性体とすることにより、弾性体が弾性変形して連結部材の寸法バラツキが吸収され、回路基板の平面度を保つことができる。
回路基板は3点で支持されていることにより、安定して支持される一つの平面が定まる。さらに、スタックが回転した際に変位の大きい螺嵌部材側を一点で支持することにより、回路基板の歪み発生を抑制することができる。したがって回路基板の平面度を保つことができる。
また、連結部材の少なくとも一部を弾性体とすることにより、弾性体が弾性変形して連結部材の寸法バラツキが吸収され、回路基板の平面度を保つことができる。
次に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお従来技術と同一の構成については同一の符号を用いてその説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態として示した燃料電池システムの上面図である。同図に示す燃料電池スタック4において、MEAとセパレータとからなるセルを積層して構成されたセル積層体1のエンドプレート2A側には、ボルト3の螺嵌によりエンドプレート2A−セル積層体1間に介在する不図示の皿バネ等が伸縮して当該セル積層体1に所定の圧縮力を付与する螺嵌部材が設けられている。
つまり、燃料電池スタック4は、セル積層体1のセル積層方向外方に互いに一定の間隔を隔てて保持されたエンドプレート2A,2Bと、これら両エンドプレ−ト2A,2Bがなす隙間においてセル積層体1の一端側(エンドプレート2A側)に設けられ、螺嵌による伸縮によりセル積層体1に作用する締結力を調整する例えば皿バネ等の弾発部を含む螺嵌部材とを有し、ボルト3の螺嵌により弾発部を圧縮させてセル積層体1をセル積層方向に締付けた後、エンドプレート2A,2B間をセル積層方向に延びるテンションプレート5にて締結した構成とされている。
さらに本実施形態においては、ケースプレート10が点A、点B、点Eの3点でカラー6によって支持されている。ここで、エンドプレート2B側を点A、点Bによる2点支持とし、ボルト3を含む螺嵌部材(図7参照)側、つまり、締付トルクを加える側であるエンドプレート2A側を点Eによる1点支持とする。点Eは、点C、点D(図6参照)の中間部に位置する。
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態として示した燃料電池システムの上面図である。同図に示す燃料電池スタック4において、MEAとセパレータとからなるセルを積層して構成されたセル積層体1のエンドプレート2A側には、ボルト3の螺嵌によりエンドプレート2A−セル積層体1間に介在する不図示の皿バネ等が伸縮して当該セル積層体1に所定の圧縮力を付与する螺嵌部材が設けられている。
つまり、燃料電池スタック4は、セル積層体1のセル積層方向外方に互いに一定の間隔を隔てて保持されたエンドプレート2A,2Bと、これら両エンドプレ−ト2A,2Bがなす隙間においてセル積層体1の一端側(エンドプレート2A側)に設けられ、螺嵌による伸縮によりセル積層体1に作用する締結力を調整する例えば皿バネ等の弾発部を含む螺嵌部材とを有し、ボルト3の螺嵌により弾発部を圧縮させてセル積層体1をセル積層方向に締付けた後、エンドプレート2A,2B間をセル積層方向に延びるテンションプレート5にて締結した構成とされている。
さらに本実施形態においては、ケースプレート10が点A、点B、点Eの3点でカラー6によって支持されている。ここで、エンドプレート2B側を点A、点Bによる2点支持とし、ボルト3を含む螺嵌部材(図7参照)側、つまり、締付トルクを加える側であるエンドプレート2A側を点Eによる1点支持とする。点Eは、点C、点D(図6参照)の中間部に位置する。
また、3個所のマウント13のうち、高電圧側の二つのマウント13が基準マウントとなっている。すなわち、マウント13とスタック4とをボルト留めするためにスタック4には所定の孔が設けられているが、基準マウント側では、該孔径は小さく、互いの位置ずれが生じない孔径となっている。他側のマウント13側は多少の位置ずれを許容できるように大きい径となっている。基準マウントが揃えられていることで、基板端面がケースと干渉する等の問題が防がれる。
このため、固定の際のテンションプレート5の歪みは分配器側のエンドプレート2A側で発生する。したがって、セルモニタ基板11のW方向への位置ずれを最小限に抑えるため、点A、点Bを基準孔とする。すなわち、ケースプレート10にはカラー6と固定するために不図示のボルト孔が設けられているが、点A、点Bにおいては該孔は小さく、互いの位置ずれが生じない孔径となっている。点Eでは多少の位置ずれを許容できるように大きい孔径となっている。
このため、固定の際のテンションプレート5の歪みは分配器側のエンドプレート2A側で発生する。したがって、セルモニタ基板11のW方向への位置ずれを最小限に抑えるため、点A、点Bを基準孔とする。すなわち、ケースプレート10にはカラー6と固定するために不図示のボルト孔が設けられているが、点A、点Bにおいては該孔は小さく、互いの位置ずれが生じない孔径となっている。点Eでは多少の位置ずれを許容できるように大きい孔径となっている。
このように、ケースプレート10はカラー6によって3点で支持されていることにより、一つの安定した平面による固定が可能となる。さらに、エンドプレート2Aが回転した際に変位の大きいボルト3側を一点(点E)で支持することにより、ケースプレート10の歪み発生を抑制することができる。特に点Eは点Cと比較して回転軸からの距離が近いため、エンドプレート2Aが回転した際の変位量が小さい。したがって、ケースプレートの歪みをさらに小さく抑えることができる。なお、点Eをより内側に位置させると、回転軸にさらに近くなるために変位量を小さくする上で好ましい。しかしながら、本実施形態では、ケースプレート10およびセルモニタ基板11を安定して固定するため、本実施形態では点Cと点Dの中間位置に点Eを位置させている。
さらに、点A、点Bを基準孔とし、点Eでケースプレート10が多少の位置ずれを生ずることができるように構成されている。したがってセルモニタ自体のW方向の位置ずれを最小限に抑えることができ、テンションプレート5の歪みと比較してケースプレート10の歪みを小さく抑えることができる。
以上のように、本実施形態においては、エンドプレート2Aに回転が発生した場合でもケースプレート10の歪みを抑え、セルモニタ基板11の平面度を保つことができる。
<第2実施形態>
本実施形態においては、カラー6の少なくとも一部を、樹脂部6aよりも弾性率の高いブッシュ材(弾性体)とする。詳細には図2に示したように、樹脂部6aのカラー螺設方向(軸線方向)下方に、該樹脂部6aよりも弾性率の高いブッシュ材6cをナット6bの端面(外面)から前記カラー螺設方向外側に突出するように設け、樹脂部6aがブッシュ材6cを介してテンションプレート5上で支持されるカラー(連結部材)16を形成する。
このカラー16を用いることで、カラー16の寸法バラツキが大きく、ケースプレート10の締結面が斜めとなった場合でも、図3のようにブッシュ材6cが弾性変形して寸法バラツキを吸収し、ケースプレート10およびセルモニタ基板11の平面度を保つことができる。
本実施形態においては、カラー6の少なくとも一部を、樹脂部6aよりも弾性率の高いブッシュ材(弾性体)とする。詳細には図2に示したように、樹脂部6aのカラー螺設方向(軸線方向)下方に、該樹脂部6aよりも弾性率の高いブッシュ材6cをナット6bの端面(外面)から前記カラー螺設方向外側に突出するように設け、樹脂部6aがブッシュ材6cを介してテンションプレート5上で支持されるカラー(連結部材)16を形成する。
このカラー16を用いることで、カラー16の寸法バラツキが大きく、ケースプレート10の締結面が斜めとなった場合でも、図3のようにブッシュ材6cが弾性変形して寸法バラツキを吸収し、ケースプレート10およびセルモニタ基板11の平面度を保つことができる。
また、変形例として、複数のカラー6のうち、いくつかの樹脂部6a全体を弾性率の高い素材(例えば上記のブッシュ材)で構成し、他を上記従来技術と同様のカラー6とするようにしてもよい。この場合、弾性率の高い素材で構成したブッシュ材が変形することで、カラーの寸法バラツキが吸収され、ケースプレート10およびセルモニタ基板11の平面度が保たれる。
さらに、変形例として、以下のように構成してもよい。
図4に示したように、ケースプレート10’として、テンションプレート5’の剛性よりも高い剛性を有する素材により構成する。これにより、複数のカラー6に寸法バラツキがあった場合でも、ケースプレート10’は変形せずにテンションプレート5’が変形する。これによりカラー6の寸法バラツキが吸収され、ケースプレート10’の平面度を保つことができる。
なお、本第2実施形態及び該実施形態の変形例は、上記第1実施形態と組み合わせもよいし、独立して適用してもよい。
図4に示したように、ケースプレート10’として、テンションプレート5’の剛性よりも高い剛性を有する素材により構成する。これにより、複数のカラー6に寸法バラツキがあった場合でも、ケースプレート10’は変形せずにテンションプレート5’が変形する。これによりカラー6の寸法バラツキが吸収され、ケースプレート10’の平面度を保つことができる。
なお、本第2実施形態及び該実施形態の変形例は、上記第1実施形態と組み合わせもよいし、独立して適用してもよい。
1…セル積層体、2A,2B…エンドプレート、3…ボルト(螺嵌部材)、4…燃料電池スタック、6c…ブッシュ材(弾性体)、10…ケースプレート、11…セルモニタ基板(回路基板)、16…カラー(連結部材)
Claims (4)
- 複数のセルが積層されて構成された燃料電池スタックと、該燃料電池スタックとともに用いられる回路基板とを備えた燃料電池システムにおいて、
前記燃料電池スタックの構成部材と、前記回路基板とが3点で取付けられていることを特徴とする燃料電池システム。 - 前記構成部材は、前記各セルを締結するテンションプレートであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- セル積層体のセル積層方向外方に互いに一定の間隔を隔てて保持されたエンドプレートと、これら両エンドプレ−トがなす隙間においてセル積層体の一端側に設けられ、螺嵌による伸縮によりセル積層体に作用する締結力を調整する螺嵌部材と、を更に有し、
前記回路基板は、前記セルの積層方向に沿って設けられているとともに、前記螺嵌部材側が1点で支持され、他側が2点で支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。 - 複数のセルが積層されて構成された燃料電池スタックと、該燃料電池スタックとともに用いられる回路基板とを備えた燃料電池システムにおいて、
前記回路基板が、前記燃料電池スタックの構成部材に対して連結部材を介して取付けられ、該連結部材の少なくとも一部が弾性体であることを特徴とする燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004381203A JP2006185868A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2006185868A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009075178A1 (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池スタック |
CN101859907A (zh) * | 2009-04-09 | 2010-10-13 | 通用汽车环球科技运作公司 | 多电池电信号处理双极板特征 |
WO2014175108A1 (ja) * | 2013-04-23 | 2014-10-30 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池ユニット |
US10505211B2 (en) | 2012-03-01 | 2019-12-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell unit and fuel cell vehicle |
-
2004
- 2004-12-28 JP JP2004381203A patent/JP2006185868A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009075178A1 (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池スタック |
US8470490B2 (en) | 2007-12-11 | 2013-06-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell stack |
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