JP6868050B2 - 検査室の管理のための情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検査室の管理のための情報処理装置及び方法に関する。
特許文献1は、病院、医療機関等の施設における検査室に設置された複数の分析装置の
それぞれから、精度管理測定の測定データ、患者検体の測定データを受信し、測定データ
の正常、異常を各分析装置に対応付けて一つの監視画面に表示するデータ管理装置を開示
している。監視画面として、図35に示されるような画面が表示される。また、このデー
タ管理装置は、それぞれの分析装置における測定の進捗状況を、各分析装置および各検体
に対応付けて、測定分野別に一つの工程管理画面に表示するように構成されている。工程
管理画面として、図36に示されるような画面が表示される。
特開平8−233825号公報
上述の監視画面および工程管理画面では、分析装置毎に測定データ、測定進捗等を把握
することはできるが、検査室全体における装置の稼動状況、分析状況等を把握することは
困難であった。特に、複数の検査室を管理する場合には状況を把握することが困難であっ
た。
本発明の一の態様は、検体を分析する分析装置が設置された検査室の管理に用いられる
情報処理装置である。実施形態において、情報処理装置は、ユーザが操作可能な端末と通
信する通信部と、通信部を介して前記端末の表示を制御する制御部と、を備える。
制御部は、一又は複数の検査室に設置された複数の分析装置又は分析装置に関連する装
置から収集された情報に基づいて、上記一又は複数の検査室全体の状況を示す指標を含む
画面を端末に表示させる処理を実行する。このような指標が表示されるため、ユーザは一
又は複数の検査室全体の状況を容易に把握することができる。指標は、検査室全体の状況
を把握するのに有用な指標であれば足りる。指標は、複数の分析装置又は分析装置に関連
する装置についての指標であってもよいし、検査室において行われた検査の状況を示す指
標であってもよいし、検査室のスタッフに関する指標であってもよいし、検査室で用いら
れている試薬もしくはその他の物品又はソフトウェア等についての指標であってもよい。
制御部は、画面に表示された指標がユーザに選択されたことに応じて、選択された指標
を複数の分類に区分して端末に表示させる処理を実行することができる。複数の分類に区
分とは、例えば、検査室に設置された分析装置などの装置毎に区分することであってもよ
いし、検査室のパフォーマンス(TAT等)を示す指標毎に区分することであってもよい
し、検査室の管理者が担当する複数の地域毎に区分することであってもよいし、分析装置
における検査項目毎に区分することであってもよいし、分析装置における異常の要因毎に
区分して表示することであってもよい。
選択された指標を複数の分類に区分して表示することで、ユーザは、検査室全体の状況
を把握した上で、選択した指標についてのより詳細な情報を得ることができる。したがっ
て、ユーザは、検査室管理に必要な情報を容易に入手することができ、検査室を適切な状
態に維持していくための種々の対応をとることが可能となる。
本発明の他の態様は、検体を分析する分析装置が設置された検査室の管理方法である。
管理方法は、一又は複数の検査室に設置された複数の分析装置又は分析装置に関連する装
置から収集された情報に基づいて、上記一又は複数の検査室全体の状況を示す指標を含む
画面をユーザに表示し、画面に表示された指標がユーザに選択されたことに応じて、選択
された指標を複数の分類に区分してユーザに表示することを含む。
本発明の他の態様は、コンピュータのプロセッサに上記の管理方法を実行させるための
命令を含むコンピュータプログラムである。コンピュータプログラムは、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に格納される。
Webブラウザによる表示画面である。 管理システムの構成図である。 Webサーバの構成図である。 データベースサーバの構成図である。 アプリケーションデータベースサーバの構成図である。 端末の構成図である。 収集データのデータ構造図である。 収集データのデータ構造図である。 収集データのデータ構造図である。 収集データのデータ構造図である。 収集データの変換の説明図ある。 収集データの変換の説明図である。 地理的情報のデータ構造図である。 地理的情報のデータ構造図である。 データ収集と管理情報表示の手順を示すシーケンスである。 Webサーバによる表示制御の手順を示すフローチャートである。 Webサーバによる表示制御の手順を示すフローチャートである。 設定情報のデータ構造図である。 設定情報のデータ構造図である。 設定情報のデータ構造図である。 設定情報のデータ構造である。 アプリケーションによる表示画面である。 アプリケーション管理情報のデータ構造図である。 アプリケーションによる表示画面である。 アプリケーション管理情報のデータ構造図である。 アプリケーション管理情報のデータ構造図である。 アプリケーション管理情報のデータ構造図である。 アプリケーションによる表示画面である。 アプリケーションによる表示画面である。 アプリケーションによる表示画面である。 アプリケーションによる表示画面である。 アプリケーションによる表示画面である。 設定情報のデータ構造図である。 設定情報のデータ構造図である。 設定情報のデータ構造図である。 アプリケーションによる表示画面である。 アプリケーションによる表示画面である。 従来技術における監視画面を示す模式図である。 従来技術における工程管理画面を示す模式図である。
[1.管理システム]
図1は、検査室を管理するための管理情報の表示画面500を示している。実施形態に
おいて、表示画面500は、例えば、検査室(clinical laboratory)の管理者であるユ
ーザが操作する端末6のブラウザによって表示される。表示画面500は、例えば、複数
の表示領域500a,500b,500cを有する。
表示領域500aは、表示画面500の大部分を占めることができる。表示領域500
aには、例えば、図1に示すダッシュボード(Dashboard)が表示される。ダッシュボー
ド500aは、1又は複数のウィジェット(Widgets)501a,501b,501c,
501dを表示する。ウィジェット501a,501b,501c,501dは、ダッシ
ュボード500aに表示されるアプリケーション501a,501b,501c,501
dである。ウィジェットは、アプリケーション501a,501b,501c,501d
をアイコン状に表示させる。アイコン状に表示されたアプリケーションには、検査室管理
のための少なくとも一つの指標の表示が含まれる。指標は、例えば、一又は複数の検査室
全体の状況を示す。アイコン状に表示とは、ユーザ操作によって選択可能である図形を表
示することである。なお、表示領域500aには、ダッシュボード500a以外のものも
表示可能である。
表示領域500bは、表示画面500の上部に位置し、画面の状態を表示するとともに
、画面操作のためのアイコンを表示する。表示領域500cは、表示画面500の左側に
位置し、画面操作のためのアイコンを表示する。表示領域500aに表示される内容は、
表示領域500b,500c内における操作でも変更できるし、表示領域500a内にお
ける操作でも変更できる。なお、操作は、マウスでクリックすること、又は、タッチパネ
ルの画面をタップすること、を含む。
図1に示すウィジェット501a,501b,501c,501dは、検査室管理に関
するアプリケーションである。各アプリケーション501a,501b,501c,50
1dは、管理情報として、一又は複数の検査室全体の状況を示す一又は複数の指標を表示
する。複数のアプリケーション501a,501b,501c,501dは、それぞれ、
異なる指標を表示する。ダッシュボード500aには、様々な指標を含む管理情報がまと
めて配置されて表示されるため、検査室の管理者は、ダッシュボード500aを参照する
ことで、検査室管理に必要な稼動情報やアラート情報を容易に入手でき、検査室全体の状
況を容易に把握することができる。
図1の表示画面500は、複数の検査室(マルチサイト)を管理する管理者のためのも
のである。マルチサイト管理者のため、ダッシュボード500aには、管理者が担当する
複数の検査室から収集された情報に基づいて算出された指標が表示される。
図1のダッシュボード500aには、4つのアプリケーション501a,501b,5
01c,501dが表示されている。図1において、各アプリケーションは、複数の指標
を表示する。なお、ダッシュボード500aには、さらに多くのアプリケーションを表示
可能である。
図1におけるアプリケーション501a(Order&Progress(Daily))は、検査オーダの
数と進捗状況に関する指標を日毎に表示する。アプリケーション501a内の棒グラフは
、日毎の検査オーダを受け付けた検体数を示し、折れ線グラフは、一検体あたりのターン
アラウンドタイム(TAT)を示す。グラフ中のレ点(チェックマーク)は、その日のT
ATが基準時間を超えたことを示す。アプリケーション501a内の「感染症テスト17
,002」は、検査オーダを受け付けた検査項目数を示し、「検査進捗40%」は、検査
オーダを受け付けた検査項目数に対する表示時点において検査が完了している検査項目数
の割合を示し、「生産性(TAT)Δ2h」は、当日の一検体あたりのTATが基準時間
よりも2時間早いことを示す。
アプリケーション501b(Analyzer Condition(Daily))は、可用率などの分析装置
10の状態に関する指標を表示する。可用率は、装置稼働時間を、装置稼働時間とエラー
によるダウンタイムとの和で割ることで算出される。
アプリケーション501c(validation(Daily))は、確定率、再測定率、陽性率、エ
ラー率などのバリデーションに関する指標を表示する。確定率は、分析結果が正常である
正常検体の割合を示し、再測定率は再測定を行った割合を示し、エラー率は、エラーが生
じた割合を示す。アプリケーション501d(TAT(Daily))は、ターンアラウンドタイム
に関する指標を表示する。アプリケーション501d内において、「+2hour」 T
AT短縮」は、TATが2時間短縮されていることを示し、「TAT正常終了 6/8S
ite」は、8検査室中、6検査室のTATが基準時間よりも早いことを示し、「月平均
生産性Δ2hour」は、その月の平均TATが基準時間より2時間早いことを示す。
図1において、各アプリケーションが表示している指標の値は、管理者が担当する複数
の検査室から収集された情報に基づいて算出されたものである。したがって、管理者は、
ダッシュボード500aを参照することで、管理者の担当エリア全体での検査室の状況を
把握することができる。本実施形態の指標は、検査室の管理用である。管理者が、検査室
を管理するには、分析装置単体の状況を把握するだけでなく、検査室全体の状況の把握が
有用である。検査室全体の状況は、検査室の稼働状況のほか、検査室のスタッフの状況、
検査室における備品の状況などを含む。本実施形態の指標は、検査室の管理のための様々
な指標を含むことができる。
以下、ダッシュボード500a等に表示可能な指標を例示する。以下の指標には、図1
に表示されている指標も含まれる。以下の指標は、アプリケーションによって算出される
。以下の指標は、ダッシュボード500aから遷移した画面においても表示可能である。
以下に示す指標は、検査室全体の状況を示す指標の例である。
指標は、ターンアラウンドタイム(TAT)を含むことができる。TATは、例えば、
1つの検体の処理に要した時間である。TATは、例えば、分析装置単位又は検査室単位
で、1つの検体の処理に要した時間として算出される。処理に要した時間は、例えば、平
均時間として算出される。本実施形態におけるTATは、患者から検体が採取されてから
、前処理工程、検体分析工程、再測定工程を経て、検査結果が確定されるまでの時間をい
う。前処理工程とは、検体分析工程のために検体に対する前処理を行う工程であり、遠心
分離処理、開栓処理、検体分注処理等を含む。検体分析工程とは、分析装置10によって
検体が分析される工程である。再測定工程とは、検体を再分析する工程である。本実施形
態におけるTATは、例えば、後述のLISから取得した検体採取時間、後述のSysm
exWAM(商標)から取得した前処理工程の時間、後述の分析装置10から取得した検
体分析時間及び再測定時間から算出される。
指標は、TATを細分化した指標である処理工程別TATを含んでも良い。工程別TA
Tは、例えば、第1工程別TAT,第2工程別TAT,第3工程別TAT,及び第4工程
別TATを含むことができる。第1工程別TATは、例えば、患者からの採血に要した時
間を示す。第2工程別TATは、例えば、検体に対する前処理に要した時間を示す。第3
工程別TATは、分析装置10に検体がセットされてから検査結果が出るまでの時間を示
す。第4工程別TATは、例えば、検体の再測定に要した時間を示す。指標は、TATを
測定項目別に細分化した測定項目別TATを含んでも良い。測定項目は、分析装置におけ
る測定項目である。
指標は、Workload Analysis(分析状況の負荷状況)を含むことができる。Workload An
alysisは、検体の処理能力に対する、実受付検査オーダ数である。例えば、1日あたりの
検体の処理能力が100検体である場合において、1日あたりの実受付検査オーダ数が1
20検体であれば、Workloadは120%となる。検体の処理能力は、検査室で処理可能な
検体数である。例えば、ある検査室に分析装置が2台あり、それぞれが一時間あたり20
0検体処理可能であって、分析装置が1日に7時間稼働する場合には、その検査室におけ
る一日の検体の処理能力は、200×2×7=2800検体である。検体の処理能力は、
分析装置で処理可能な検体数であってもよい。
指標は、Workloadの更に詳細な指標として、Max N/hour(1時間あたりの検体処理可能
件数(N)の最大値)、日単位での総処理可能件数、及び、Peak over per xxx(xxx=Day
/Week等)を含むことができる。Peakは、1時間あたりのWorkloadが100%を超えたこ
とである。Peak over per xxxは、xxxの間おいて、1時間あたりのWorkloadが100%を
超過した回数である。xxxは、期間であり、例えば、1日、1月 又は1年である。
指標は、System Availability(可用性)を含むことができる。可用性は、分析装置等
が稼働可能である度合をいう。可用性は、例えば、可用率(Availability rate)として表
される。装置の可用率は、前述のように、装置稼働時間を、装置稼働時間とエラーによる
ダウンタイムとの和で割ることで算出される。装置稼働時間とエラーによるダウンタイム
との和は、装置が使用可能であるべき時間であり、装置稼働時間は、装置を実際に使用可
能であった時間である。使用可能であるべき時間が既知である場合、可用性は、装置を実
際に使用可能であった時間で表されても良い。可用性の更に詳細な指標として、分析装置
毎のAvailability、検査室等のサイト毎のAvailability、複数のサイト単位のAvailabili
tyを含むことができる。
指標は、Analyzer Condition(分析装置の健康状態)を含むことができる。Analyzer C
onditionは、分析装置の状態として、例えば、OK又はNGを示し、あるいは、有効期限
切れが発生しているか否かを示す。NGは、例えば、分析装置のエラー、QC異常、通信
異常が生じた場合である。
指標は、Analyzer Conditionの更に詳細な指標として、QC Control (OK or Err)を含む
ことができる。QC Controlは、内部精度管理の指標であり、自施設で定めたQuality Cont
rol(QC)の平均値に対して、測定値が許容範囲内であったか否か(または、基準値と測定
値のずれが所定値以上になったか否か)を示す。
指標は、Analyzer Conditionの更に詳細な指標として、QC External (OK or Err)を含
むことができる。QC Externalは、外部精度管理の指標であり、自施設のQC結果と複数
施設から構成される集計母集団の平均値を比較し、測定値が許容範囲内であったか否かを
示す。
指標は、Analyzer Conditionの更に詳細な指標として、System Status (OK or Err)を
含むことができる。System Statusは、分析装置に所定のエラー/警告が発生しているか否
か(例えば、試薬挿入用のドアが開きっ放しである等)を示す。
指標は、Analyzer Conditionの更に詳細な指標として、Service (yy/mm/dd)を含むこと
ができる。Service は、例えば、分析装置に対する最新のメンテナンス実施日を示す。メ
ンテナンス実施日から所定期間以上経過している場合、警告(アイコンの色の変更等)が
発せられる。
指標は、Analyzer Conditionの更に詳細な指標として、System Availability (%)を含
むことができる。System Availabilityは、前述のとおりである。
指標は、Analyzer Conditionの更に詳細な指標として、Calibration (yy/mm/dd)を含む
ことができる。Calibrationは、例えば、最新のキャリブレーション実施日を示す。最新
の実施日から所定期間以上経過した場合、警告(アイコンの色の変更等)が発せられる。
指標は、Multi-Site Workload(分析状況の負荷状況)を含むことができる。Multi-Site
Workloadは、複数サイトの負荷から算出された値(平均値など)を示す。
指標は、Multi-Site TATを含むことができる。Multi-Site Workloadは、複数サイトのT
ATから算出された値(平均値など)を示す。
指標は、Cyclecount Balanceを含むことができる。Cyclecount Balanceは、サイト内の
複数の分析装置の各々による測定シーケンス実施回数(サイクルカウント)の比較を示す
。Cyclecount Balanceは、サイト内で、特定の分析装置にサイクルカウントが偏っていな
いかを把握するのに役立つ。
指標は、Cyclecount Balanceの更に詳細な指標として、分析装置毎の検体処理数を含む
ことができる。
指標は、Validationを含むことができる。Validationは、分析装置や検査室の稼動状況
の動作検証に関する指標であり、分析装置や検査室の異常発生状況に関する指標ともなる
指標は、Validationの更に詳細な指標として、再測定数(Re-run数)又は再測定率(Re-R
un率)を含むことができる。再測定数は、再測定が行われた数である。再測定率は、再測
定数を検体処理数で割った値である。
指標は、Validationの更に詳細な指標として、陽性率を含むことができる。陽性率は、
検査結果が陽性となった検体の割合である。
指標は、Validationの更に詳細な指標として、確定率を含むことができる。確定率は、
検査結果の確定率である。
指標は、Validationの更に詳細な指標として、エラー数又はエラー率を含むことができ
る。エラー数は、検査におけるエラー発生数であり、エラー率は、エラー数を検体処理数
で割った値である。
指標は、Validationの更に詳細な指標として、コストを含むことができる。コストは、
エラーや再測定による逸失利益である。検査項目毎の金銭的情報(時間当たりの利益額、
時間当たりの売上高等)の情報を基に、エラーによって検査が実行できなかった時間や再
測定に要した時間に検査ができたならば得られたであろう額が、コストとして算出される
指標は、Validationの更に詳細な指標として、System Availability (%)を含むことが
できる。System Availabilityは、前述のとおりである。
なお、ダッシュボード500aに表示されるアプリケーションは、指標表示のためのア
プリケーション以外のアプリケーションを含んでも良い。例えば、ダッシュボード500
aには、ベンチマークのためのウィジェットを表示してもよい。ベンチマークは、所定の
指標(例えば、上述の指標のいずれか)について、自身が管理するサイトと、他人のサイ
トとを比較するためのものである。ベンチマークについては後述する。
図2は、図1の表示画面500を生成するためのWebサーバ5を含む管理システム1
00を示している。Webサーバ5は、検査室の管理に用いられる情報処理装置である。
Webサーバ5は、役割が多様である複数の管理者に対して、管理者毎にカスタマイズさ
れた管理情報を表示する。
管理システム100は、インターネット等のコンピュータネットワークを介して、複数
の検査室に関する情報を収集する。検査室は、検体が分析される場所である。検査室は、
例えば、病院などの医療施設に設けられる。検査室には、1又は複数の分析装置10が設
置される。分析装置10は、検体を分析する。検体は、患者から採取された血液、組織な
どの臨床検体である。複数の分析装置10のそれぞれは、少なくとも一つの共通する検査
項目について検体を分析する分析装置であってもよい。たとえば、複数の分析装置10の
それぞれは、同じ種類の分析装置であって、複数の同じ検査項目について検体を分析する
分析装置であってもよい。なお、複数の分析装置10のそれぞれは、互いに異なる検査項
目について検体を分析する分析装置であってもよい。
検査室には、分析装置に関連する装置が設置されることもある。以下、分析装置に関連
する装置を「関連装置」という。関連装置は、検査室外に設置されていてもよい。
関連装置は、分析装置10に対して動作指令を与え、分析装置10から分析結果を取得
する装置11であってもよい。装置11は、例えば、臨床検査情報システム(Laboratory
Information System:LIS)及びSysmexWAM(商標)であってもよい。LI
Sは、例えば、検体の採取時間を保存する。SysmexWAMは、例えば、前処理工程
の時間を保存する。関連装置は、精度管理装置12であってもよい。精度管理装置12は
、分析装置10から精度管理用試料の測定結果を取得し、分析装置10の精度を管理する
。関連装置は、CRM(Customer Relationship Management)装置13であってもよいし
、ERP(Enterprise Resource Planning)装置14であってもよい。CRM装置13は
、ユーザIDと、検査室等の施設情報と、装置10,11,12の情報と、のマッチング
を実施し、検査室等の施設から受信するエラー情報やTATを生成するためのタイムスタ
ンプなどを構成する。ERP装置14は、例えば、オーダーマネジメントなど、試薬の自
動発注アプリケーションを搭載した場合、試薬の発注情報と施設情報とをマッチングさせ
、商品の発送手続き進捗、出荷番号、請求書(Invoice)情報を生成する。ERP装置14
からの情報は、例えば、ダッシュボード上に表記されている試薬名など発注済み商品に情
報を追加するために利用される。CRM装置13及びERP装置14は、ユーザ用のIT
システムであるが、一般に、ユーザ側の検査室ではなく、システム提供者側に設定される
分析装置10及び関連装置11,12,13,14は、管理システム100によって収
集される情報の情報源1となる。収集される情報は、例えば、検査室の稼働状況又は分析
装置の稼働状況に関する情報である。収集された情報は、管理情報の生成に用いられる。
本実施形態では、分析装置10及び関連装置11,12,13,14を含む複数の情報源
1から収集された情報から算出された指標を、ダッシュボード500aという一つの表示
領域に一元的に表示する。したがって、ユーザは、複数の装置10,11,12,13,
14からの情報に基づく検査室全体の状況を、1つの表示領域500aの参照により容易
に把握することができる。
前述の端末6は、システム100のユーザによって操作される。ユーザは、検査室の管
理者が主に想定されるが、管理者に限らず、検査室内の検査技師、システム100を提供
する製造業者の担当者等、検査室の状況を把握する必要のある者であればよい。管理者は
、1又は複数の検査室を管理する。管理者の役割は、管理者毎に異なる。管理者には、例
えば、1つの医療施設の検査室だけを管理する者がいる一方、複数の医療施設の検査室を
管理する者もいる。また、管理者によって、担当する地理的範囲が異なることがある。さ
らに、同じ検査室を管理する場合であっても、例えば、検査室の包括的な管理に責任を持
つ者と、検査だけに責任を持つ者とがいる場合がある。このように、管理者の役割は多様
である。Webサーバ5は、管理者の役割に応じた管理情報を生成し、端末6に表示させ
る。
管理システム100は、通信サーバ2を備えている。通信サーバ2は、情報源1が管理
システム100にアクセスするゲートウェイとなるサーバである。通信サーバ2は、情報
源1から送信された情報を、サーバ3に転送する。
管理システム100は、データベースサーバ3を備えている。サーバ3は、情報源1か
ら収集した情報を統一のフォーマットに統合し、収集データ30aとして、データベース
30に格納する。情報源1を構成する装置10,11,12,13,14が送信する情報
のフォーマットが異なっていても、それらの情報は、サーバ3によって統一のフォーマッ
トの収集データ30aに変換される。例えば、LISから収集した検体採取時間、Sys
mexWAM(商標)から収集した前処理工程の時間、後述の分析装置10から収集した
検体分析時間及び再測定時間は、それぞれフォーマットが異なるが、サーバ3によって統
一のフォーマットに統合され、データベース30に格納される。
管理システム100は、アプリケーションデータベースサーバ4を備えている。サーバ
4は、データベース30に格納された収集データ30aを、Webサーバ5が端末6に提
供する指標に適した形式の収集データ40aに変換する。変換された収集データ40aは
、アプリケーションデータベース40に格納される。例えば、サーバ4は、ある検査室に
おける検体採取時間、前処理工程の時間、検体分析時間、再測定時間などの収集データ3
0aから、その検査室におけるTATを算出する。データベース40は、装置10,11
,12,13,14が設置されたエリアを示す地理的情報40bも有している。Webサ
ーバ5は、データベース40に格納された収集データ40aに基づいて、検査室の管理の
ための指標を含む管理情報を生成する。Webサーバ5は、必要に応じて、地理的情報4
0bも用いて、指標の値を算出する。
図3に示すように、Webサーバ5は、通信部50及び制御部51を備えている。We
bサーバ5は、メモリ及びプロセッサを有するコンピュータによって構成される。他のサ
ーバ2,3,4も同様である。Webサーバ5のプロセッサは、メモリに格納されたコン
ピュータプログラムを実行し、通信部50及び制御部51としての機能を発揮する。
通信部50は、インターネット等のコンピュータネットワークを介して、1又は複数の
端末6と通信を行う。通信部50は、例えば、HTTPなどの通信プロトコルによって端
末6と通信する。制御部51は、通信部50を介して、端末6の表示を制御する。
制御部51は、アプリケーション管理部52を備える。管理部52は、複数のアプリケ
ーション501a,501b,501c,501dを有し、これらのアプリケーションの
実行を管理する。アプリケーション501a,501b,501c,501dは、収集デ
ータ40aに基づいて、指標を算出する。管理部52は、アプリケーション構成も管理す
る。管理部52は、ユーザに応じて、端末6に表示されるアプリケーションを異ならせる
ことができる。これにより、管理部52は、ユーザ毎に、表示される指標を異ならせるこ
とができる。管理部52は、アプリケーション管理のためアプリケーション管理情報52
aを有する。
制御部51は、ユーザ設定管理部54を備える。管理部54は、端末6に表示される内
容をユーザである管理者毎に設定する。管理部54は、表示内容が管理者毎に設定された
設定情報54aを有する。管理部54は、設定情報54aの新規作成及び更新を、システ
ム100のユーザである管理者から受け付けることができる。
図4に示すように、データベースサーバ3は、通信部31と、データ統合部32と、デ
ータベースアクセス部33と、を備える。通信部31は、アプリケーションデータベース
サーバ4及び通信サーバ2と通信する。データ統合部32は、通信サーバ2を介して、各
種の情報源1から収集した情報を、サーバ4がアクセス可能なフォーマットのデータに統
合する。統合された収集データ30aは、データベースアクセス部33を介して、データ
ベース30に格納される。
図5に示すように、アプリケーションデータベースサーバ4は、通信部41と、アプリ
ケーションデータ管理部42と、データベースアクセス部43と、を備える。通信部41
は、データベースサーバ3及びWebサーバ5と通信する。アプリケーションデータ管理
部42は、データベース30に格納された収集データ30aを、Webサーバ5における
各アプリケーション501a,501b,501c,501dでの利用に適した形式に変
換する。変換された収集データ40aは、データベースアクセス部43を介して、データ
ベース40に格納される。
図6に示すように、端末6は、通信部61と、Webブラウザ62と、を備えている。
端末6は、メモリ及びプロセッサを有するコンピュータによって構成される。端末6は、
例えば、PC、タブレット、又はスマートフォンである。端末6は、タブレット等のモバ
イルコンピュータであるのが好ましい。端末6は、表示装置として、タッチパネルを有し
ているのが好ましい。端末6のプロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラ
ムを実行し、通信部61及びWebブラウザ62としての機能を発揮する。
通信部61は、Webサーバ5と通信する。端末6は、Webブラウザ62によって、
Webサーバ5からアプリケーション501a,501b,501c,501dによって
提供される管理情報を受信する。端末6は、Webアクセスによって、サーバ5にアクセ
ス可能なので、ロケーションフリーでサーバ5にアクセスできる。
図7〜図10は、データベース30に格納される収集データ30aの例を示している。
収集データ30aは、情報源1の種別毎(装置ID毎)にデータベース30に格納される
。図7に示す収集データ30aは検体を分析する分析装置10から収集されたデータの例
である。図7の例では、収集データ30aは、情報源1である分析装置10のID毎に格
納される。図7は、装置IDがA及びBである分析装置10から収集された収集データ3
0aを示している。各装置10から収集データ30aに含まれるデータ種別には、例えば
、消耗品残量、検査時間、装置稼働時間、処理検体数、メンテナンス時間、メンテナンス
回数、メンテナンス履歴、エラー回数、エラーによるダウンタイム、エラー履歴、再測定
数、陽性率、確定率などが含まれる。
図8は、収集データ30aの他の例である。収集データ30aは、図8の例に示すよう
に、時系列のログとして格納されてもよい。例えば、各データは、当該データが収集され
た時刻を示すタイムスタンプと対応付けられて、データベース30に格納される。例えば
、所定の分析装置10(分析装置ID:A)による検体処理数は、1時間毎に収集され、
収集された時刻に対応するタイムスタンプと、当該時刻における処理検体数がデータベー
ス30に格納される。この例の場合、処理検体数の値は、時間経過とともに増加する。収
集データ30aは、データ種別として、処理検体数以外に、例えば、エラー回数、エラー
によるダウンタイム、陽性率を含むことができる。
図9は、収集データ30aの他の例である。収集データ30aは、図9の例のように、
階層的なデータであってもよい。階層的なデータとは、あるデータ種別が所定の観点で細
分化されたデータである。図9の例では、「処理検体数」及び「再測定数」というデータ
種別それぞれが、各検体が検査された検査項目(例えば、HGb−AG,HCV)に細分
化されている。
図10は、収集データ30aの他の例である。図10の例は、階層的な収集データ30
aの他の例である。図10の例では、分析装置10の異常に関連するデータ種別(「再測
定数」、「再測定率」等)が、異常の要因に細分化されている。
図11及び図12は、アプリケーションデータベースサーバ4による、収集データ30
aから収集データ40aへの変換を示している。図11の例では、アプリケーションデー
タ管理部42は、収集データ30aに格納されたタイムスタンプに基づいて、所定のデー
タ種別についてのデータを、日、月、年それぞれの単位で集計し、集計されたデータを、
収集データ40aとして、データベース40に格納する。サーバ4による変換によって、
収集データ40aは、指標としての表示に適した形式(例えば、日毎の検体処理数、月毎
の検体処理数、年毎の検体処理数)となる。サーバ4による変換によって、データ種別に
対応した指標を表示するアプリケーションは、指標を、「日」、「月」、「年」の単位で
切り替えて表示可能となる。
図12の例では、アプリケーションデータ管理部42は、収集データ30aにおける複
数種類のデータ種別から、アプリケーションが表示する指標に対応するデータを算出する
。図12の例では、装置ID:Aの分析装置10の「装置稼働時間」と「エラーによるダ
ウンタイム」とから、分析装置10の可用率(稼働率)(availability rate)が算出さ
れる。可用率は、装置稼働時間を、装置稼働時間とエラーによるダウンタイムとの和で割
ることで算出される。また、「検体処理数」と「再測定数」とから、分析装置10の再測
定率が算出される。再測定率は、再測定数を検体処理数で割ることで算出される。
アプリケーションデータ管理部42によって変換されたデータは、装置10,11,1
2,13,14毎(装置ID毎)の収集データ40aとしてデータベース40に格納され
る。
図13及び図14は、データベース40に格納された地理的情報40bを示している。
地理的情報40bは、情報源1となる装置10,11,12,13,14が設置されたエ
リアを示している。地理的情報40bは、各装置10,11,12,13,14がどのエ
リアに設置されたものであるかをアプリケーションが識別するために用いられる。
地理的情報40bは、例えば、エリアを階層的に管理する。地理的情報40bは、例え
ば、広い順に、エリア(1)、エリア(2)、エリア(3)、エリア(4)の4階層でエ
リアを管理する。図13において、エリア(1)は日本を示し、エリア(2)は関東、近
畿、東海北陸、北海道、東北などの地方を示し、エリア(3)は都道府県を示し、エリア
(4)は検査室を示す。図14において、エリア(1)はアメリカ合衆国を示し、エリア
(2)は州を示し、エリア(3)は市を示し、エリア(4)は検査室を示す。
[2.データ収集と管理情報の生成]
情報源1からの情報収集は、例えば、図15に示す手順に従って行われる。ステップS
101において、情報源1を構成する各装置10,11,12,13,14は、定期的に
、検査室の稼働状況又は分析装置の稼働状況に関する情報等を、通信サーバ2へ送信する
ステップS102において、通信サーバ2は、情報源1から受信した情報を、データベ
ースサーバ3に転送する。ステップS103において、サーバ3は、転送された情報に対
するフォーファット統合を行い、フォーマット統合されたデータを、各地に設置された装
置毎の収集データ30aとして、データベース30に格納する。
ステップS104において、アプリケーションデータベースサーバ4は、定期的にデー
タベース30にアクセスする。サーバ4は、データベース30に格納された収集データ3
0aから変換した収集データ40aを生成する。サーバ4は、生成された収集データ40
aによって、データベース40を更新する。ステップS105において、Webサーバ5
は、情報源1から収集された情報に基づく収集データ40aを集中管理するデータベース
40に定期的にアクセスし、データベース40を参照する。サーバ4は、Webサーバ5
からアクセスがあると、データベース40の更新内容である収集データ40aをWebサ
ーバ5へ送信する。Webサーバ5の各アプリケーション501a,501b,501b
,501c,501dは、データベース40から送信された収集データ40aに基づいて
、検査室管理のための指標等を計算する。
ステップS111に示すように、検査室の管理者は、必要なときに、端末6を操作し、
Webサーバ5へアクセスし、ログインすることができる。ステップS112において、
サーバ5は、複数のアプリケーション501a,501b,501c,501dを含む表
示画面500(図1参照)を生成し、アクセスしてきた端末6に、管理情報の表示画面5
00を表示させる。表示画面500(ダッシュボード500a)において、アプリケーシ
ョン501a,501b,501c,501dは、収集データ40aに基づいて算出した
指標の値を表示する。ステップS113において、アプリケーション501a,501b
,501c,501dは、検査室の状況の変化に応じて、データベース40の内容が更新
されると、それに応じて、表示画面500に表示される指標の少なくとも一つに対応する
端末6の表示(指標値など)を自動的に更新する。
図16A及び図16Bは、サーバ5がアクセスを受け付けた端末6への表示制御の手順
を示している。サーバ5は、ステップS201において端末6からのアクセス要求を受信
する。アクセス要求には、管理者のユーザID及びパスワード等の認証情報が含まれる。
サーバ5は、認証情報に基づいて、ユーザである管理者の認証を行い、認証に成功すれば
、管理者のログインを許可する。
アクセス要求には、端末6が、インターネット接続のために経由したネットワーク機器
(アクセス元)のIPアドレスが含まれていてもよい。IPアドレスは、端末6の位置に
関する情報となる。IPアドレスによって、端末6の位置を把握することができる。端末
6の位置に関する情報は、例えば、管理者端末6が、検査室又は管理者の職場のLAN経
由でWebサーバ5に接続した場合と、管理者の外出時に公衆無線LAN又は移動体通信
網経由でWebサーバ5に接続した場合と、をWebサーバ5にて区別することができる
制御部51は、アクセス要求に基づくユーザログインがあると、ステップS202にお
いて、アクセス要求を発行した管理者のユーザ設定情報54aを確認する。制御部51は
、設定情報54a(図3参照)に基づき、ユーザである管理者に提供されるアプリケーシ
ョンを選択する。アプリケーションの選択は、アプリケーションによって表示される指標
の選択でもある。ステップS203において、制御部51は、アクセス要求に含まれるア
クセス元のIPアドレスを確認する。
ステップS204において、制御部51は、設定情報54aに基づいて選択したアプリ
ケーション501a,501b,501c,501dをダッシュボード500a内に配置
した表示画面500(図1参照)を生成し、ログイン中のユーザの端末6に表示させる。
アイコン状に表示されたアプリケーション501a,501b,501c,501dは、
指標の値を、数値で表示する。アイコン状に表示されたアプリケーション501a,50
1b,501c,501dは、指標の値をグラフで表示してもよい。表示画面500は、
アクセス元IPアドレス(端末の位置に関する情報)に応じて、指標等の表示態様を決定
し、決定された表示態様で表示されるが、この点については後述する。
表示されたアプリケーション501a,501b,501c,501dに対して、クリ
ック又はタップなどのユーザ操作が行われると、表示領域500aの表示内容が切り替え
られる。例えば、ステップS205において、図1のダッシュボード500a内で、クリ
ック又はタップなどのユーザ操作が検知されたものとする。この場合、図16Bのステッ
プS207において、ユーザ操作が、他のアプリケーションへのリンクが設定された領域
に対するものか否かが判定される。操作が他のアプリケーションへのリンクが設定された
領域に対するものである場合、リンク先のアプリケーション500が、端末6の表示領域
500aに表示される。また、ステップS209において、ユーザ操作が、表示階層が設
定された領域に対するものか否かが判定される。表示階層があれば、表示領域500には
、設定された表示階層が表示される。他のアプリケーション及び表示階層の表示について
は後述する。また、ステップS206において、ログオフ操作が行われると、処理は終了
する。
図17A,図17B,図17C,図17Dは、設定情報54aの例を示している。図1
7Aの例では、設定情報54aは、ユーザと、ユーザに対応付けられた1又は複数のアプ
リケーションと、各アプリケーションに対応付けられた表示設定と、を含む。図17Aの
例では、例えば、ユーザID:a001のユーザには、アプリケーションIDが「A1」
,「A2」,「A3」であるアプリケーションを含む複数のアプリケーションが対応付け
られている。設定情報54aにおいて、ユーザに対応付けられたアプリケーションは、そ
のユーザのためのダッシュボード500aに表示される。例えば、図1のダッシュボード
500aでは、4つのアプリケーション(ウィジェット)501a,501b,501c
,501dが表示されている。これらのアプリケーション501a,501b,501c
,501dは、設定情報54aにおいて、図1のダッシュボード500aが提供されるユ
ーザに対応付けられたものである。
図17Aにおける表示設定は、各アプリケーションが、ダッシュボード500a内で表
示される際における表示位置、サイズなどの表示設定情報を含む。表示設定情報は、アク
セス元IPアドレスに応じた表示態様に関する情報を含んでも良い。制御部51は、設定
情報54aにおいてユーザに対応付けられたアプリケーションを、設定情報54aにおい
てアプリケーションに対応付けられた表示設定に応じて表示するダッシュボード500a
を生成する。
制御部51は、端末6の画面サイズを示す情報を端末6から取得し、端末6の画面サイ
ズに応じて、端末6に表示する各々のアプリケーション(指標)の配置と、アプリケーシ
ョンに含まれる各々の指標の表示サイズを自動的に調整してもよい。図17Aに示す設定
情報54aは、ユーザが、例えば、検査室の管理者であるか、検査技師であるか、システ
ム提供側の担当者であるかのユーザ種別を示す情報を含んでも良い。ユーザ種別は、ユー
ザの選択によりユーザが自由に設定できる。制御部51は、ユーザ種別に応じて、端末5
に表示される画面の内容を異ならせることができる。
図17Aの設定情報54aは、ユーザ毎に設定されたIPアドレスを有する。IPアド
レスは、表示に制限のないアクセス元IPアドレス(非制限IPアドレス)を示す。設定
情報54aにおける非制限IPアドレスとしては、ユーザである管理者が管理する検査室
又は管理者の職場におけるネットワーク機器のIPアドレスが設定される。
図17Bの例では、設定情報54aは、ユーザの役割と、ユーザの役割に対応付けられ
た1又は複数のアプリケーションと、各アプリケーションに対応付けられた表示設定と、
を含む。図17Bの設定情報54aも、ユーザ毎のIPアドレスを含むことができる。図
17Bの設定情報54aは、個別ユーザの情報は有しておらず、ユーザの役割毎に、アプ
リケーション及び表示設定が対応付けられている。ユーザの役割は、例えば、「マルチサ
イト管理」「シングルサイト管理」及び「検査室運用」である。図17Bの設定情報54
aは、図17Cの設定情報54aとともに用いられる。図17Cの設定情報54aは、ユ
ーザ毎に、ユーザの役割が設定されたものである。
図17Aの設定情報54aは、ユーザ毎に、表示されるアプリケーション及び表示設定
を細かくカスタマイズする場合に適している。一方、図17B及び図17Cの設定情報5
4aは、ユーザ毎にユーザの役割を設定するだけで、役割に応じた適切なアプリケーショ
ン及び表示設定をしたい場合に適している。例えば、新規ユーザが、管理システム100
を使用開始した場合においては、図17Cの設定情報54aのように、ユーザは、ユーザ
の役割を設定するだけで、図17Aのような詳細な設定をしなくてもよい。制御部51は
、設定された役割に基づいて、図17Bの設定情報54aを参照し、表示されるアプリケ
ーション及び表示設定を把握することができる。図17Aの設定情報54aは、ユーザが
、自身の好みに応じて表示される指標を設定した場合には、その設定内容は、図17Aに
示すような設定情報54aとして登録される。
ダッシュボード500a内に表示された各アプリケーション501a,501b,50
1c,501dが算出する指標の値は、ユーザが担当する装置10,11,12,13,
14についての収集データ40aから算出される。図18は、ユーザと、各ユーザが担当
するエリア及び装置に対応付けたユーザ設定情報54aを示している。
図18の設定情報54aにおいて、エリアは階層的に管理される。図18の設定情報5
4aによって、アプリケーションは、ユーザが担当するエリア及び分析装置を把握して、
ユーザ毎の指標値を算出することができる。
アプリケーションは、上記の設定情報54aに基づき、ユーザが管理を担当する装置1
0,11,12,13,14についての収集データ40aに基づいて、指標を算出する。
例えば、ユーザが複数の検査室の管理を担当していれば、ユーザが担当する複数の検査室
の装置10,11,12,13からの収集データ40aから指標が算出される。また、ユ
ーザが一の検査室だけの管理を担当していれば、その一の検査室の装置10,11,12
,13からの収集データ40aから指標が算出される。また、ある管理者が、日本の関東
地方を担当していれば、関東地方の検査室からの収集データ40aから指標が算出され、
他の管理者が、米国を担当していれば、米国の検査室からの収集データ40aから指標が
算出される。
前述のステップS204において、各アプリケーション501a,501b,501c
,501dは、算出された指標を、図1のように端末6のダッシュボード500a内に表
示させる。なお、図1に示すダッシュボード500aは、マルチサイトの管理者用である
ため、マルチサイトからの収集データ40aから算出された指標が表示されている。
図19は、図1のアプリケーション501cを示している。このアプリケーション50
1cは、Validationに関する指標を表示するアプリケーションであり、「再測定率」50
2a、「確定率」502b、「陽性率」502c、「エラー率」502dの4つの指標を
表示することができる。これらの4つの指標値は、ユーザが担当するマルチサイトからの
収集データ40aから算出された値である。これらの4つの指標は、分析装置による検体
の分析状況を示す指標である。また、再測定率502a等は、分析装置における異常の発
生状況を示す指標でもある。
図19に示すようなアプリケーションは、制御部51のアプリケーション管理部52に
おいて、アプリケーション毎に設定されたアプリケーション管理情報52aに基づいて管
理される。図19のアプリケーション501cは、アプリケーションIDが「A1」であ
るものとすると、図19のアプリケーション501cのアプリケーション管理情報52a
は、例えば、図20に示す構造を有する。なお、他のアプリケーション501a,501
b,501dも、管理情報52aによって管理される。
図20に示す管理情報52aは、アプリケーション501cが表示する指標と、リンク
先と、表示階層と、を有する。表示する指標は、アプリケーション501cがダッシュボ
ード500a内で表示する指標である。図20では、表示する指標として、「再測定率」
502a、「確定率」502b、「陽性率」502c、「エラー率」502dの4つの指
標が設定されている。
図20に示すリンク先は、アプリケーション501c又はアプリケーション501c内
で表示されている指標502a,502b,502c,502dに関連付けられた他のア
プリケーションを示す。図20に示す表示階層は、Nullが設定されている。表示階層
については後述する。
ダッシュボード500a内に表示された指標502a,502b,502c,502d
がクリック又はタップ等のユーザ操作によって選択されると、制御部51は、図1に示す
ダッシュボードに替えて、図21に示すように、リンク先で設定されたアプリケーション
を、表示領域500aに表示させる。
ここで、図20では、全ての指標502a,502b,502c,502dに、アプリ
ケーションIDが「B1」であるアプリケーションがリンク先として設定されている。し
たがって、図19のアプリケーション501c内のどの指標を選択しても、図21に示す
ように、アプリケーションIDが「B1」であるアプリケーションが、表示領域500a
に表示される。ここでは、アプリケーション501cを選択すると、図21の画面に切り
替わるため、アプリケーション501cの選択は、複数の指標502a,502b,50
2c,502d全てが選択されたものとみなすこともできる。
図20では、アプリケーション501c内の全ての指標502a,502b,502c
,502dに対して、リンク先として同じアプリケーション(B1)が設定されているが
、指標毎に異なるリンク先を設定してもよい。指標毎に異なるリンク先が設定されている
場合、どの指標を選択するかによって、表示領域500aに表示されるアプリケーション
が異なる。
図21に示すアプリケーション(ID:B1)は、検査室のOperation Statusに関する
アプリケーションである。図21に示すアプリケーションは、検査室管理のための指標と
して、「検体数」502e,「再測定数」502f,「再測定率」502a,「陽性率」
502c,「確定率」502b,「エラー」502d,「コスト」502g,「System A
vailability」502hを表示する。これらの指標には、図19のアプリケーション50
1cで表示されていた指標502a,502b,502c,502dと、指標502a,
502b,502c,502dに関連する他の指標(関連指標)502e,502f,5
02g,502hと、が含まれている。このように、図21に示すアプリケーション(I
D:B1)は、ダッシュボード500aにおいて選択された指標と、関連指標と、を表示
する。関連指標は、ダッシュボード500aにおいて選択された指標とは異なる指標であ
るが、関連指標の表示により、管理者は、より多くの指標についての情報が得られる。例
えば、図21の「埼玉」の行では、再測定数502f及び再測定率502aの2つの指標
の値が悪化しているが、System Availability502hは、92%であり、高い状態が維
持されている。したがって、図21の画面を参照したユーザは、分析装置は異常ではない
が、再測定が多くなっていることを把握できる。さらに、ユーザは、装置が異常でないの
に再測定が多くなっているという事実から、再測定の要因が、分析装置状態の悪化ではな
く、検体の異常又は試薬の異常であることを推測することできる。
図21に示すアプリケーション(ID:B1)は、指標502a,502b,502c
,502d,502e,502f,502g,502hを、複数の分類に区分して、表示
画面500aに表示させる。図21では、複数の分類は、ユーザの担当する地域に応じた
分類である。図21において、各指標502a,502b,502c,502d,502
e,502f,502g,502hの値は、北海道、東北、埼玉、東京、東海北陸、近畿
、中四国、九州という地域に応じた分類503に区分して表示される。分類503は、例
えば、図18に示すユーザ設定情報54aにおけるユーザの担当エリアとして設定されて
いる地域を参照して決定される。ユーザの担当エリアは、設定情報54aとして設定可能
であるため、分類503は、ユーザ毎の設定が可能である。例えば、米国が担当エリアで
あるユーザの場合には、米国の各州又は各市に応じた分類に区分して、指標が表示される
ここで、図1,19,及び21の画面を利用する管理者の管理担当エリアは、日本であ
るとすると、図1及び図19に示すアプリケーション501cでは指標値は、日本という
第一の地域に含まれる多数の検査室の状況を総合した指標値として表示される。したがっ
て、管理者は、図1に示すダッシュボードの参照によって、管理担当エリア全体での状況
を把握できる。
一方、図21に示すアプリケーション(ID:B1)では、ダッシュボード500aに
おいて選択された指標502a,502b,502c,502dを含む指標それぞれが、
日本に含まれる複数の第二の地域(北海道など)に応じた分類503に区分して表示され
る。各地域に対応した各指標の値は、対応する各地域に設置された装置10,11,12
,13,14から算出される。したがって、管理者は、図21に示すアプリケーションの
参照によって、管理担当エリアを細分化した地域毎の指標を把握することができる。地域
毎に区分した表示は、ダッシュボード500aにおいて選択された指標だけでなく、関連
指標についても行われるため、管理者は、検査室のより詳細な状況を把握できる。
例えば、管理者は、図1に示すダッシュボードのアプリケーション501cを参照する
ことによって、管理担当エリア全体での再測定率501a及びエラー率502dが悪化し
ていることを把握できる。その場合、管理者は、アプリケーション501cをクリック又
はタップ等で選択し、図21に示すアプリケーション(ID:B1)を表示させることで
、再測定率502aの悪化は、特に「埼玉」及び「東京」で生じており、エラー率502
dの悪化は、特に「東京」「東海北陸」で生じていることを把握できる。したがって、管
理者がこれらの地域に対する対処のための適切な行動をとることが容易となる。
なお、図1に示すダッシュボードの他のアプリケーション501a,501b,501
c又はプリケーション501a,501b,501c内の指標を選択すると、選択された
アプリケーション又は指標のリンク先であるアプリケーションが表示領域500aに表示
される。
図21に示すアプリケーション(ID:B1)は、アプリケーション管理部52にて、
図22に示すアプリケーション管理情報52aによって管理されている。図22に示す管
理情報52aは、図21に示すアプリケーション(ID:B1)が表示する指標と、リン
ク先と、表示階層と、を有する。表示する指標は、図21に示すアプリケーションが表示
領域500a内で表示する指標である。図22では、表示する指標として、「再測定率」
「再測定数」、「確定率」、「陽性率」、「エラー率」、「処理検体数」「コスト」「シ
ステム可用性」の8つの指標が設定されている。
図22に示すリンク先としては、Nullが設定されている。つまり、図21に示すア
プリケーション(ID:B1)に対応付けられたアプリケーションはない。したがって、
図21に示す表示領域500a内で選択操作を行っても、表示領域500aが他のアプリ
ケーションに切り替えられることはない。なお、表示領域500aの表示切替は、表示領
域500b,500cの操作によって行える。
図22に示す表示階層としては、「再測定率」及び「再測定率」の2つの指標には、そ
れぞれ、第1階層及び第2階層が割り当てられている。他の指標である「確定率」「陽性
率」「エラー率」「処理検体数」「コスト」「システム可用性」には、第1階層だけが割
り当てられている。
表示階層は、指標502a,502b,502c,502d,502f,502g,5
02hを、図21のような通常の表示態様よりも更に詳細に分類して表示するための階層
である。第1階層では、図23に示すように、分析装置10で実行された複数の検査項目
に応じた分類が設定されている。第2階層では、図24に示すように、分析装置10にお
ける異常の要因に応じた分類が設定されている。
実施形態において、表示階層は、図21に示す地域に応じた分類503のいずれかが、
ユーザ操作により選択されたときに、選択された地域における各指標502a,502b
,502c,502d,502e,502f,502g,502hを、所定の分類(検査
項目に応じた分類又は異常の要因に応じた分類)に区分して表示するために用いられる。
例えば、図21において、「北海道」の行を選択するユーザ操作が行われると、図21
に示すアプリケーション(ID:B1)は、図25に示すように、北海道における各指標
値の表示を維持するとともに、北海道における各指標の値を、検査項目に応じた分類50
5に区分して表示する。図25は、図23に示す第1階層に基づく表示である。なお、本
実施形態では、初期設定として、検査項目に応じた分類で表示される第1階層が選択され
るものとする。なお、第1階層は、図25に示すように、表示領域500a中の「項目別
」ボタン504を選択操作することによっても表示可能である。
アプリケーション(ID:B1)は、各指標の値502a,502b,502c,50
2d,502f,502g,502hを、図23で設定された検査項目毎に算出する。図
25において、検査項目には、「TP」、「HBs−Ag」、「HBs−Ab」、「HC
V」、「HTLV」、「HIV」、「B19」を含む。管理者は、図25の画面を参照す
ることで、分析装置の稼働状況を示す指標502a,502b,502c,502d,5
02f,502g,502hを、検査項目毎に把握できる。
図26に示すように、表示領域500a中の「要因別」ボタン506を選択操作するこ
とによって、第2階層による表示が行われる。第2階層は、指標502f,502aに対
して割り当てられているため、「要因別」ボタン506が選択されると、北海道における
指標502f,502aの値を、以上の要因に応じた分類507に区分して表示する。
アプリケーション(ID:B1)は、各指標502f,502aの値を、図24で設定
された異常の要因毎に算出する。図26において、異常の要因は、「試薬・消耗品」、「
装置エラー」、「測定エラー」、「パニック値」を含む。管理者は、図26の画面を参照
することで、分析装置における異常の発生状況を示す指標502f,502aを、異常の
要因毎に把握できる。
図27は、ダッシュボード500aに表示されているアプリケーション501cとは別
のアプリケーションを選択した場合に、表示領域500aに表示されるアプリケーション
の例を示している。ダッシュボード500aに表示されているアプリケーションが、ユー
ザ担当エリアの全分析装置についてのAnalyzer conditionに関するもので、System Avail
ability, Workload Analysis, Maintenanceの3つの指標を表示するものであるとする。
このアプリケーション(3つの指標)がユーザ操作によって選択されると、図27に示す
ように、表示領域500aに、選択されたアプリケーションに対してリンク先として設定
されたアプリケーションによって、System Availability, Workload Analysis, Maintena
nce, Errorという4つの指標502m,502n,502o,502pが表示される。
図27に示すアプリケーションは、ダッシュボード500aにおいて選択された3つの
指標を含む4つの指標502m,502n,502o,502pそれぞれが、管理者の担
当エリアである日本に含まれる複数の第二の地域(北海道など)に応じた分類503に区
分して表示される。分類503は、例えば、図18に示すユーザ設定情報54aにおける
ユーザの担当エリアとして設定されている地域を参照して決定される。各地域に対応した
各指標502m,502n,502o,502pの値は、各地域に設置された装置10,
11,12,13,14から算出される。図27に示すアプリケーションによる表示も、
図21に示すアプリケーションによる表示と同様に、管理者が、担当エリアを細分化した
地域毎の指標を把握するのに有用である。
図27において、地域に応じた分類503中のいずれかの地域、又は、各地域における
いずれかの指標502m,502n,502o,502pがユーザ操作によって選択され
ると、図27に示すアプリケーションは、選択された地域の全ての指標、又は選択された
地域における特定の指標を、選択された地域に設置された少なくとも一つの分析装置毎に
区分して表示させる。少なくとも一つの分析装置毎の区分は、1つの分析装置毎の区分で
あってもよいし、複数の分析装置が含まれる単位(例えば、検査室)毎の区分であっても
よい。
図28は、地域に応じた分類503中のうち「東京」が選択された場合を示している。
本実施形態では、「東京」が選択されると、東京における指標502m,502n,50
2o,502p全てが選択されたものとなされる。図28では、図27における「東京」
の下に、「LINE−1」と「LINE−2」とが追加的に表示され、「LINE−1」
及び「LINE−2」それぞれについて、指標502m,502n,502o,502p
が表示される。
ここでの「LINE」は、検査室又は検査室における検査の流れを示している。一つの
「LINE」には、少なくとも一つの分析装置が含まれる。「LINE−1」及び「LI
NE−2」は、例えば、東京にある二つの検査室を示す。「LINE」は、例えば、図1
8に示すユーザ設定情報54aにおけるユーザの担当エリアとして設定されている検査室
を参照して決定される。管理者は、図28の画面を参照することで、東京における複数の
検査室それぞれにおける分析装置の状況を把握することができる。
[3.ベンチマーク表示]
制御部51は、端末6の表示領域500aに、ログインしているユーザである管理者に
関する指標だけでなく、他の管理者に関する指標を、ベンチマークとして表示させること
ができる。ここで、管理者に関する指標とは、Webサーバ5にログインしているユーザ
である管理者が管理を担当する検査室を管理するための指標である。例えば、図1,図1
9、図21、及び図25に示す指標は、管理者に関する指標である。他の管理者とは、管
理システム100のユーザであって、Webサーバにログインしているユーザからみて、
他のユーザである。
他の管理者に関する指標の表示によって、Webサーバにログインしているユーザであ
る管理者は、自分が管理を担当していない検査室等のサイトの指標も参照できる。管理者
は、自身が管理を担当していない検査室等のサイトの指標をベンチマークとして、自身が
管理する検査室の状況を客観的に把握することが可能となる。
図29は、管理者に関する指標表示領域511と、ベンチマーク指標表示領域512と
、が表示領域500aに表示された画面を示している。図29に示す表示領域500aは
、ベンチマーク表示用のアプリケーションによって表示される。ベンチマーク表示用のア
プリケーションは、制御部51のアプリケーション管理部52によって管理されるアプリ
ケーションに含まれる。
ベンチマーク表示用のアプリケーションは、例えば、図1に示すダッシュボード内にお
いて、ウィジェットの1つとして表示される。ダッシュボードにおけるベンチマーク表示
用のアプリケーションを選択するユーザ操作によって、表示領域500aに、領域511
,512が表示される。
管理者に関する指標表示領域511には、Webサーバ5にログインしているユーザで
ある管理者自身が管理を担当する検査室を管理するための指標が表示される。ベンチマー
ク指標表示領域512には、管理者が管理を担当していない他の検査室(サイト)の指標
が表示される。図29の領域512には、アメリカ合衆国における3つのサイトそれぞれ
における指標512a,512b,512cが表示されている。
領域511,512に表示される指標は、選択タブ510a,510b,510c,5
10dをユーザ操作によって選択することで、変更可能である。各選択タブ510a,5
10b,510c,510dは、表示される指標を示している。例えば、図29では、Re
-run Ratio(再測定率)510aが選択されているため、領域511,512には、再測
定率に関する指標が表示されている。図29では、再測定率を検査項目(CBC,DIF
Fなど)で細分化した指標として表示されている。例えば、領域511では、管理者自身
が管理するサイトにおける検査項目CBCの再測定率が6%であり、検査項目DIFFの
再測定率が16%であることが表示されている。一方、領域512では、SiteAにお
ける検査項目CBCの再測定率が10%であり、検査項目DIFFの再測定率が24%で
あることが表示されている。同様に、領域512では、SiteBにおける検査項目CB
Cの再測定率が11%であり、検査項目DIFFの再測定率が18%であることが表示さ
れ、SiteCにおける検査項目CBCの再測定率が12%であり、検査項目DIFFの
再測定率が21%であることが表示されている。管理者は、領域511,512の表示を
比べることで、自身の管理するサイトの状況をより客観的に把握することができる。
制御部51は、他の管理者に関する指標512a,512b,512cを選択するユー
ザ操作が行われたことに応じて、選択された指標を複数の分類に区分して端末6に表示さ
せてもよい。例えば、制御部51は、SiteAの指標512aが選択されたことに応じ
て、選択された指標(再測定率)を、SiteA内の複数の分析装置毎に区分して表示さ
せることができる。
ベンチマークとなる他の管理者は、管理者に対する情報開示を許可している者であるの
が好ましい。情報開示の許可は、例えば、ユーザ情報管理部54におけるユーザ設定情報
54aとして設定される。図30に示すように、情報開示許可のためのユーザ設定情報5
4aは、ユーザと、第三者への開示可否と、が対応付けられている。図30の設定情報5
4aは、例えば、ユーザID:a001のユーザ及びユーザID:b001のユーザは、
自身の管理するサイトの情報を第三者(他の管理者)に開示することを許可していること
を示し、ユーザID:a003のユーザは、自身の管理するサイトの情報を第三者(他の
管理者)に開示することを拒否していることを示す。この場合、制御部51は、図30の
設定情報54aを参照し、ユーザID:a001のユーザ及びユーザID:b001のユ
ーザが管理するサイトの指標は、領域512に表示するが、ユーザID:a003のユー
ザが管理するサイトの指標は、領域512に表示しない。
情報開示のための設定情報54aは、図31に示すように、第三者への開示可否に加え
て、情報開示のための条件が設定されていてもよい。図31の設定情報54aでは、ユー
ザID:a001のユーザ及びユーザID:b001のユーザは、自身の管理するサイト
の情報を第三者(他の管理者)に開示することを許可しているが、開示の条件として、匿
名であることが付されている。この場合、制御部51は、ユーザID:a001のユーザ
及びユーザID:b001のユーザが管理するサイトの指標を、ベンチマークとして領域
512に表示する際には、具体的なサイト名(病院名など)を表示せず、図29に示すよ
うに、SiteAのようにサイト名を匿名化して表示する。匿名化は、サイト名に限られ
ず、検査室名、分析装置の種別・シリアル番号等についてなされてもよい。
図30,31に示す設定情報54aの登録は、例えば、システム100のユーザからの
申告に基づき、システム100の管理者によって行われる。申告は、例えば、システム1
00のユーザが、システム100の管理者に対して、第三者への情報開示を許可する旨の
申告をEメールなどで行うことによって行われる。図30,31に示す設定情報54aの
登録は、システム100のユーザが、Webサーバ5にログインし、情報開示申告のため
の所定のインターフェースへの入力によって行われても良い。
制御部51は、管理者と他の管理者とが相互に情報開示を許可している場合に、管理に
関する指標と、他の管理者に関する指標とを表示領域500aに表示可能であるのが好ま
しい。図32は、相互に情報開示が許可されたユーザを示す設定情報54aの例を示して
いる。図32の設定情報54aでは、ユーザ毎に、各々のユーザが情報開示を許可する他
のユーザの識別情報が記憶されている。図32に示す設定情報54aでは、ユーザIDが
a001であるユーザは、少なくとも、IDがa003である他のユーザ、IDがa00
4である他のユーザ、IDがb001である他のユーザとの間で相互に情報開示を許可し
ていることを示す。この場合、制御部51は、図32に示す設定情報を参照し、ユーザI
Dがa003であるユーザに関する指標を領域511に表示する際には、領域512には
、ユーザIDがa001であるユーザに関する指標を表示することができる。
図32に示す設定情報54aの登録は、図30,31に示す設定情報54aの登録の仕
方と同様である。また、図32に示す設定情報54aの登録のため、システム100の各
ユーザは、システム100を介して、他のユーザに対して、情報開示申請を通知できる。
通知を受領した他のユーザが情報開示を許可した場合、申請を通知したユーザと申請を受
領した他のユーザとの間の相互の情報開示が許可される。また、システム100の管理者
が、各ユーザからの申請を受けて、その申請に基づいて、招待者リストを作成し、招待者
が情報開示を許可した場合、申請者と招待者との間の相互の情報開示を許可してもよい。
[4.ロケーションフリーアクセス]
前述のように、ユーザである管理者は、端末6のWebブラウザを介して、Webサー
バ5にアクセス可能である。つまり、ユーザは、インターネットへの接続環境さえあれば
、自身が属する検査室内からでなくとも、システム100にアクセス可能である。
ユーザが検査室外の位置からシステム100にアクセスした場合、当該ユーザが管理す
る検査室に関する情報(当該検査室に関する分析装置の種別・シリアル番号等)が、全く
関係ない第三者に閲覧されてしまう可能性がある。
例えば、前述のベンチマーク表示用のアプリケーションは、システム100の他のユー
ザに関する情報を表示する。よって、端末6のユーザが、自身が属する検査室外からシス
テム100にアクセスした場合、システム100の他のユーザに関する情報が、全く関係
ない第三者に閲覧されてしまう可能性がある。
そこで、制御部51は、端末6の位置に応じて、端末6に表示させる指標等の表示態様
を決定する。表示態様の決定は、例えば、図16AのステップS204において説明した
ように、アクセス元のIPアドレス(端末の位置に関する情報)に応じて決定できる。ユ
ーザが検査室外の端末6からWebサーバ5にアクセスした場合、アクセス要求に含まれ
るアクセス元IPアドレスは、検査室外のネットワーク機器のIPアドレスとなる。制御
部51は、アクセス要求に含まれるアクセス元IPアドレスと、アクセスしてきたユーザ
の設定情報54a(図17A,図17C)の非制限IPアドレスと、を比較する。設定情
報54aにおける非制限IPアドレスは、ユーザである管理者が管理する検査室又は管理
者の職場におけるネットワーク機器のIPアドレスである。アクセス要求に含まれるアク
セス元IPアドレスと、アクセスしてきたユーザの設定情報54a(図17A,図17C
)の非制限IPアドレスとが一致すれば、検査室内からのアクセスであると判定され、不
一致であれば、検査室外からのアクセスであると判定される。
端末6が検査室外からWebサーバ5にアクセスしてきた場合、制御部51は、表示す
る指標に関する検査室名や当該検査室に関する分析装置の種別・シリアル番号等は匿名化
して表示する。一方、端末6が検査室内からWebサーバ5にアクセスしてきた場合、制
御部51は、表示する指標に関する検査室名や当該検査室に関する分析装置の種別・シリ
アル番号等は匿名化せずに表示する。
なお、図29の領域512に表示された指標512a,512b,512cに含まれる
サイト名は、具体的な病院名ではなく、匿名化されたものである。
[5.アセスメント進捗状況表示]
制御部51は、端末6の表示領域500aに、管理者が管理する検査室に所属する検査
技師のアセスメント進捗状況を表示させることができる。検査技師のアセスメント進捗状
況の表示によって、管理者は、管理対象である検査技師のアセスメント進捗状況を容易に
把握できる。
図33は、管理者が管理する検査室に所属する検査技師のアセスメント進捗状況が、表
示領域500aに表示された画面を示している。アセスメントとは、法規制等によって、
検査技師に定期的な受験が義務付けられているアセスメントテストである。図33に示す
表示領域500aは、アセスメント進捗状況表示アプリケーションによって表示される。
アセスメント進捗状況表示アプリケーションは、制御部51のアプリケーション管理部5
2によって管理されるアプリケーションに含まれる。
アセスメント進捗状況表示アプリケーションは、例えば、表示領域500b,500c
に表示されたメニューボタンの選択操作によって選択可能である。また、アセスメント進
捗状況表示アプリケーションは、図1に示すダッシュボード内において、ウィジェットの
1つとして表示されてもよい。
図33において、アセスメント進捗状況表示アプリケーションは、管理者(図33に示
す"Jone Smith")が管理する1又は複数の検査室に所属する3人の検査技師("Jone Smit
h" , "XXX" , "YYY")512それぞれのアセスメントテストの進捗状況を表示している。
なお、検査技師には、管理者自身が含まれていても良い。進捗状況は、アセスメントテス
トにおける専門分野523a,523b,523c,523d毎に表示される。図33に
おいて、専門分野には、Hematology523a、Hemostasis523b、Bio-Chemistry52
3c、Immunology523dが含まれる。専門分野毎のテスト進捗状況は、例えば、必須の
6つのテストのうち4つのテストに合格していれば、”4/6”のように示される。
アセスメント進捗状況表示アプリケーションは、マルチサイトを管理する管理者に適し
ている。マルチサイトの管理者は、複数の検査室を管理するため、各検査室の検査技師の
スキルも管理することが求められる。管理者は、図33に示す画面を参照することで、自
身が管理すべき検査技師のアセスメント進捗の状況を把握することができる。なお、端末
6が、検査室外からWebサーバ5にアクセスした場合には、各検査技師の氏名といった
個人情報に対応する表示は、例えば、"XXX" , "YYY"のように匿名化して表示される。
図33の表示領域500aにおいて、各検査技師のアセスメント進捗を表示する行52
1が、クリック又はタップされて選択されると、その検査技師のアセスメント進捗の詳細
が、図34のように表示領域500aに表示される。図33は、"Tomas Smith"の行が選
択された場合の表示領域500aを示している。
図34において、アセスメント進捗状況表示アプリケーションは、例えば、アセスメン
ト項目530毎に、検査技師の年度別のアセスメントテストのスコア531を表示する。
基準以上のスコアと、基準以下のスコアは、色分け等によって区別可能に表示される。ま
た、”Report”の列に表示されたアイコンがクリック又はタップされると、当該アセスメ
ントテストに対する詳細なレポートデータが表示される。
図34の表示においても、端末6が、検査室外からWebサーバ5にアクセスした場合
には、各検査技師の氏名といった個人情報に対応する表示は匿名化して表示される。
アセスメントテストのスコアやレポートのデータは、各検査室が人事情報管理に利用し
ているシステム(情報源1)から収集されてもよいし、各検査室の管理者が、Webサー
バ5を介して、データベース40に格納したものであってもよい。
1 情報源
2 通信サーバ
3 データベースサーバ
4 アプリケーションデータベースサーバ
5 Webサーバ
6 端末
10 分析装置
11 LIS/WAM
12 精度管理装置
13 CRM
14 ERP
30 データベース
31 通信部
32 データ統合部
33 データベースアクセス部
30a 収集データ
40 データベース
40a 収集データ
40b 地理的情報
41 通信部
42 アプリケーションデータ管理部
43 データベースアクセス部
50 通信部
51 制御部
52 アプリケーション管理部
52a アプリケーション管理情報
53 データベースアクセス部
54 ユーザ設定管理部
54a ユーザ設定情報
61 通信部
62 Webブラウザ
100 管理システム
500 表示画面
500a 表示領域
500b 表示領域
500b 表示領域
501a アプリケーション
501b アプリケーション
501c アプリケーション
501d アプリケーション

Claims (19)

  1. 検体を分析する分析装置が設置された検査室の管理に用いられる情報処理装置であって、
    第1のユーザが操作可能な端末と通信する通信部と、
    前記通信部を介して前記端末の表示を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1のユーザが管理する検査室に設置された複数の分析装置又は複数の分析装置に関連する装置から収集された情報に基づいて、前記第1のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標を作成し、前記第1のユーザと異なる第2のユーザが管理する検査室に設置された複数の分析装置又は複数の分析装置に関連する装置から収集された情報に基づいて、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標を作成し、
    前記端末からの表示要求に応じて、前記第1のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標、及び、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標をそれぞれ表す数値又はグラフを含む画面を前記端末に表示させる、
    情報処理装置。
  2. 前記画面は、前記第1のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標を表示する第1領域と、前記第1領域と区別され、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標を表示する第2領域とを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2領域は、前記第2のユーザが管理する検査室の位置を示すマップを表示し、前記マップ上に、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標を表示する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2領域は、複数の検査室のそれぞれの状況を示す統計的な指標を表示する、請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1領域は、前記指標に加えて、前記第1のユーザが管理する検査室で分析された検体数、又は、前記第1のユーザが管理する検査室における再検数を表示する、請求項2から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記画面は表示される指標の種類を切り替えるための切替部を含み、
    前記制御部は、ユーザによる前記切替部の操作に応じて、前記画面に表示される指標の種類を切り替える、請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記第1のユーザに対して、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標の開示許可されていることを示す情報に基づいて、当該指標を前記画面に表示させる、請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記第1のユーザに対して、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標の開示許可され、且つ、前記第2のユーザに対して、前記第1のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標の開示許可されていることを示す情報に基づいて、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標を前記画面に表示させる、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記画面内の指標は、前記検査室に設置された分析装置による検体の分析状況を示す、請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記画面内の指標は、前記検査室に設置された分析装置における異常の発生状況を示す、請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記端末の位置に関する情報に基づいて、前記指標の表示態様を決定する、請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、前記検査室の状況の変化に応じて、前記画面内の指標に対応する前記端末の表示を自動的に更新する、請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記制御部は、前記分析装置又は分析装置に関連する装置から収集された情報を集中管理するデータベースを参照して、前記指標を前記端末に表示させる、請求項1から12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記制御部は、前記端末に表示させる前記指標を、ユーザ毎に設定可能である、請求項1から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記端末に表示させる前記指標は、ユーザによって設定可能である、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、前記端末の画面サイズに応じて、前記端末に表示する前記指標の配置と、前記指標の表示サイズを自動的に調整可能である、請求項1から15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記指標は、
    前記検査室における一検体あたりのターンアラウンドタイム(TAT)、
    前記検査室における分析装置の負荷状況、
    前記検査室における分析装置の可用性、
    前記検査室における分析装置の異常発生状況、及び
    前記検査室における分析装置の稼働状況
    からなる群から選択される請求項1から16のいずれか1項の情報処理装置。
  18. 前記制御部は、ユーザが管理する検査技師のアセスメント進捗状況を前記端末に表示可
    能である、請求項1から17のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  19. 検体を分析する分析装置が設置された検査室の管理方法であって、
    第1のユーザが管理する検査室に設置された複数の分析装置又は複数の分析装置に関連する装置から収集された情報に基づいて、前記第1のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標を作成し、前記第1のユーザと異なる第2のユーザが管理する検査室に設置された複数の分析装置又は複数の分析装置に関連する装置から収集された情報に基づいて、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標を作成し、
    前記端末からの表示要求に応じて、前記第1のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標、及び、前記第2のユーザが管理する検査室の状況を示す統計的な指標をそれぞれ表す数値又はグラフを含む画面を、前記第1ユーザが操作可能な端末に表示する、
    ことを含む管理方法。
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