JP6867617B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関し、特に、第1入出力端子対に印加された第1範囲内の電圧を第2範囲内の電圧に変換して第2入出力端子対から出力する機能と、第2入出力端子対に印加された第2範囲内の電圧を第1範囲内の電圧に変換して第1入出力端子対から出力する機能とを有する電力変換装置に関する。
大容量の双方向直流変換が可能な双方向DC/DCコンバータとして、トランスを介して2つのフルブリッジ回路を接続した構成を有する絶縁型双方向DC/DCコンバータ(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特表2015−517788号公報
上記構成を有する絶縁型双方向DC/DCコンバータ(以下、絶縁型フルブリッジコンバータと表記する)に昇圧動作又は降圧動作を行わせる場合には、トランスの一次側の巻線に流れる電流の方向が第1方向となる状態と、当該電流の方向が第1方向とは逆の第2方向となる状態とを交互にとるように、一次側のフルブリッジ回路内の4つのスイッチング素子のON/OFFが制御されている。そして、それら2状態間の遷移タイミングは、一次側/二次側に流れている電流の量(大きさ)とは無関係に定められている。そのため、絶縁型フルブリッジコンバータによる送電方向を切り替える場合(それまで入力端子として機能していた入出力端子を出力端子として機能させる場合)、コンバータ内の素子の保護等のために、或る程度の時間を待つ必要があった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、絶縁型フルブリッジコンバータを備えた、送電方向を高速に(短時間で)切り替え可能な電力変換装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電力変換装置は、第1入出力端子対と、第2入出力端子対と、前記第1入出力端子対および前記第2入出力端子対に接続されたDC/DCコンバータと、前記DC/DCコンバータを制御する制御部と、を有する。本発明の電力変換装置のDC/DCコンバータは、第1接続点を介して直列接続された第1および第2スイッチング素子を有し、前記第1入出力端子対に接続された、第1スイッチングレグと、第2接続点を介して直列接続された第3および第4スイッチング素子を有し、前記第1スイッチングレグに並列接続された、第2スイッチングレグと、第3接続点を介して直列接続された第5および第7スイッチング素子を有し、前記第2入出力端子対に接続された、第3スイッチングレグと、第4接続点を介して直列接続された第6および第8スイッチング素子を有し、前記第3スイッチングレグに並列接続された、第4スイッチングレグと、前記第1接続点と前記第2接続点とに接続された、トランスの一方の巻線と第1リアクトルとが直列接続された第1エネルギー蓄積変換部と、前記第3接続点と前記第4接続点とに接続された、前記トランスの他方の巻線と第2リアクトルとが直列接続された第2エネルギー蓄積変換部と、を備える。また、制御部は、前記DC/DCコンバータに、前記第1入出力端子対に印加された第1範囲内の電圧を第2範囲内の電圧に変換させて前記第
2入出力端子対から出力させるための第1制御と、前記DC/DCコンバータに、前記第2入出力端子対に印加された前記第2範囲内の電圧を前記第1範囲内の電圧に変換させて前記第1入出力端子対から出力させるための第2制御とを実行可能に構成されている。
制御部が実行可能な第1制御は、前記DC/DCコンバータの状態が、前記第1入出力端子対から入力された電流が前記第1リアクトルを流れる第1状態、前記第1リアクトルを含む経路で電流が循環し得る第2状態、前記第1入出力端子対から入力された電流が、前記第1状態における方向とは逆方向に前記第1リアクトルを流れる第3状態、及び、前記第1リアクトルを含む経路で電流が第2状態における方向とは逆方向に前記第1リアクトルを流れながら循環し得る第4状態間を、この順に繰り返し遷移するように、前記DC/DCコンバータ内の各スイッチング素子をON/OFF制御する制御であると共に、前記DC/DCコンバータの状態を前記第2状態から前記第3状態に遷移させるべきときに、前記第2リアクトルを流れる電流値の測定結果である第2リアクトル電流値が第1電流値範囲内に入っていない場合には、前記第2リアクトル電流値が前記第1電流値範囲内に入ってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第2状態から前記第3状態に遷移させ、前記DC/DCコンバータの状態を前記第4状態から前記第1状態に遷移させるべきときに、前記第2リアクトル電流値が前記第1電流値範囲内に入っていない場合には、前記第2リアクトル電流値が前記第1電流値範囲内に入ってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第4状態から前記第1状態に遷移させる制御である。また、第2制御は、前記DC/DCコンバータの状態が、前記第2入出力端子対から入力された電流が前記第2リアクトルを流れ、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力されない第5状態、前記第2入出力端子対から入力された電流が前記第2リアクトルを流れ、前記第1入出力端子対から電流が出力される第6状態、前記第2入出力端子対から電流が入力されず、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力されない第7状態、前記第2入出力端子対から入力された電流が前記第2リアクトルを前記第5状態における方向とは逆方向に流れ、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力されない第8状態、前記第2入出力端子対から入力された電流が前記第2リアクトルを前記第6状態における方向と逆方向に流れ、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力される第9状態、前記第2入出力端子対から電流が入力されず、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力されない第10状態間を、この順に繰り返し遷移するように、前記DC/DCコンバータ内の各スイッチング素子をON/OFF制御する制御であると共に、前記DC/DCコンバータの状態を前記第6状態から前記第7状態に遷移させるべきときに、前記第1リアクトルを流れる電流値の測定結果である第1リアクトル電流値が第2電流値範囲内に入っていない場合には、前記第1リアクトル電流値が前記第2電流値範囲内に入ってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第6状態から前記第7状態に遷移させ、前記DC/DCコンバータの状態を前記第9状態から前記第10状態に遷移させるべきときに、前記第1リアクトル電流値が前記第2電流値範囲内に入っていない場合には、前記第1リアクトル電流値が前記第2電流値範囲内に入ってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第9状態から前記第10状態に遷移させる制御である。
すなわち、DC/DCコンバータに対して、DC/DCコンバータの状態を第1状態〜第4状態間で繰り返し遷移させる第1制御と、DC/DCコンバータの状態を第5状態〜第10状態間で繰り返し遷移させる第2制御とが行われる電力変換装置の送電方向の切り替え速度を向上させるためには、第2状態から第3状態への遷移時における負荷電流値と、第4状態から第1状態への遷移時における負荷電流値と、第6状態から第7状態への遷移時における負荷電流値と、第9状態から第10状態への遷移時における負荷電流値とを低減することが有効である。上記構成を有する本発明の電力変換装置によれば、各遷移時における負荷電流値を低減することが出来る。従って、本発明の電力変換装置によれば、各種状態への遷移タイミングが固定されている電力変換装置よりも、送電方向を高速に(短時間で)切り替えることが可能となる。
本発明の電力変換装置を、前記第1制御が、前記DC/DCコンバータの状態を前記第2状態から前記第3状態に遷移させるべきときに、前記第2リアクトル電流値が“0”でなかった場合には、前記第2リアクトル電流値が“0”となってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第2状態から前記第3状態に遷移させ、前記DC/DCコンバータの状態を前記第4状態から前記第1状態に遷移させるべきときに、前記第2リアクトル電流値が“0”でなかった場合には、前記第2リアクトル電流値が“0”となってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第4状態から前記第1状態に遷移させる制御であり、前記第2制御が、前記DC/DCコンバータの状態を前記第6状態から前記第7状態に遷移させるべきときに、前記第1リアクトル電流値が“0”でなかった場合には、前記第1リアクトル電流値が“0”となってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第6状態から前記第7状態に遷移させ、前記DC/DCコンバータの状態を前記第9状態から前記第10状態に遷移させるべきときに、前記第1リアクトル電流値が“0”でなかった場合には、前記第1リアクトル電流値が“0”となってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第9状態から前記第10状態に遷移させる制御である装置として構成しておいても良い。この構成を採用しておけば、送電方向を、極めて高速に切り替え可能な電力変換装置を得ることが出来る。なお、上記構成における第2リアクトル電流値が“0”であるか否かの判断は、第2リアクトル電流値が、完全に“0”となったか否かの判断である必要はない。当該判断は、第2リアクトル電流値が、電流センサの性能等により定まる検知可能な最小電流値範囲内の値となったか否かの判断であれば良い。
本発明によれば、絶縁型フルブリッジコンバータを備えた、送電方向を高速に(短時間で)切り替え可能な電力変換装置を提供することが出来る。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換装置の概略構成図である。 図2は、実施形態に係る電力変換装置が備える制御ユニットが、DC/DCコンバータを第1入出力端子側が一次側の降圧コンバータとして動作させる場合に出力する制御信号G1〜G4のタイミングチャートである。 図3は、制御ユニットが、DC/DCコンバータを第1入出力端子側が一次側の昇圧コンバータとして動作させる場合に出力する制御信号G1〜G6のタイミングチャートである。 図4は、制御ユニットがDC/DCコンバータ10を第1入出力端子側が一次側である降圧コンバータとして機能させている場合にDC/DCコンバータの各部を流れる電流の時間変化を、制御信号G1〜G4の時間変化と共に示したタイムチャートである。 図5Aは、制御ユニットが、DC/DCコンバータを第1入出力端子側が一次側である降圧コンバータとして機能させている場合におけるDC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図5Bは、図5Aに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図5Cは、図5Bに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図5Dは、図5Cに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図5Eは、図5Dに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図5Fは、図5Eに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図6は、制御ユニットが実行する降圧用制御処理の流れ図である。 図7は、制御ユニットが実行する昇圧用制御処理の流れ図である。 図8は、制御ユニットがDC/DCコンバータを第1入出力端子側が一次側である昇圧コンバータとして機能させている場合にDC/DCコンバータの各部を流れる電流の時間変化を、制御信号G1〜G6の時間変化と共に示したタイムチャートである。 図9Aは、制御ユニットが、DC/DCコンバータを第1入出力端子側が一次側である昇圧コンバータとして機能させている場合におけるDC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図9Bは、図9Aに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図9Cは、図9Bに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図9Dは、図9Cに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図9Eは、図9Dに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。 図9Fは、図9Eに続く、DC/DCコンバータの一次側、二次側の電流経路の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る電力変換装置の概略構成を示す。
本実施形態に係る電力変換装置は、双方向の電力変換が可能な装置である。図示してあるように、電力変換装置は、DC/DCコンバータ10と制御ユニット20と2対の入出力端子13(13p、13m)とを備える。なお、いずれの一対の入出力端子13においても、入出力端子13pが、高電位側の入出力端子であり、入出力端子13mが、低電位側の入出力端子である。
DC/DCコンバータ10は、トランスTR、2つのリアクトルLr及び2つのフルブリッジ回路11を主要構成要素とした絶縁型双方向DC/DCコンバータである。以下、図1における左側のフルブリッジ回路11、右側のフルブリッジ回路11のことを、それぞれ、第1フルブリッジ回路11、第2フルブリッジ回路11と表記する。同様に、図1における左側、右側のリアクトルLrのことを、それぞれ、第1リアクトル、第2リアクトルと表記し、トランスTRの図1における左側の巻線、右側の巻線のことを、それぞれ、第1巻線、第2巻線と表記する。また、図1における左側、左側の各入出力端子13(13p、13m)のことを、それぞれ、第1入出力端子13、第2入出力端子13と表記する。なお、DC/DCコンバータ10のトランスTRは、巻数比が1:1のものでなくても良い。ただし、以下では、トランスTRの巻数比が1:1であるものとして、電力変換装置の構成及び動作を説明する。
DC/DCコンバータ10の第1フルブリッジ回路11は、直列接続された第1スイッチング素子SW1および第2スイッチング素子SW2を有する第1スイッチングレグと、直列接続された第3スイッチング素子SW3および第4スイッチング素子SW4を有する第2スイッチングレグと、を備える。図示してあるように、各スイッチングレグの第nスイッチング素子SWn(n=1〜4)の端子間には、ダイオードDnが並列に接続されている。また、各スイッチングレグは、一対の第1入出力端子13と接続されており、第1スイッチングレグの、第1、第2スイッチング素子SW1、2間の接続点は、第1リアクトルを介してトランスTRの第1巻線の一端に接続されている。そして、第2スイッチングレグの、第3、第4スイッチング素子SW3、4間の接続点は、トランスTRの第1巻
線の他端に接続されている。
DC/DCコンバータ10の第2フルブリッジ回路11は、直列接続された第5スイッチング素子SW5および第7スイッチング素子SW7を有する第3スイッチングレグと、直列接続された第6スイッチング素子SW6および第8スイッチング素子SW8を有する第4スイッチングレグと、を備える。図示してあるように、各スイッチングレグの第nスイッチング素子SWn(n=5〜8)の端子間には、ダイオードDnが並列に接続されている。また、第3スイッチングレグ、第4スイッチングレグは、いずれも、第2入出力端子対と接続されている。そして、第3スイッチングレグの、第5、第7スイッチング素子SW5、7間の接続点は、第2リアクトルを介してトランスTRの第2巻線の一端に接続され、第4スイッチングレグの、第6、第8スイッチング素子SW6、8間の接続点は、トランスTRの第2巻線の他端に接続されている。
DC/DCコンバータ10には、各リアクトルLrを流れる電流の大きさを測定するための2つの電流センサ15が取り付けられている。また、DC/DCコンバータ10には、入出力電圧や入出力電流の大きさを測定するための各種センサ(図示略)も取り付けられている。
制御ユニット20は、DC/DCコンバータ10内の各スイッチング素子への制御信号のレベルを変更することにより、DC/DCコンバータ10(DC/DCコンバータ10内の各スイッチング素子のON/OFF)を制御するユニットである。以下、第nスイッチング素子SWn(n=1〜8)用の制御信号のことを、制御信号Gnと表記する。
制御ユニット20は、プロセッサ(本実施形態では、マイクロコントローラ)、ゲートドライバ等から構成されており、制御ユニット20には、上記した各種センサ(電流センサ15等)の出力が入力されている。
そして、制御ユニット20は、入力されているデータ(電流値、電圧値)に基づき、DC/DCコンバータ10を、以下の4種のコンバータの中のいずれかとして動作させるかを決定し、決定したコンバータとして動作するようにDC/DCコンバータ10を制御するように構成(プログラミング)されている。
・第1入出力端子13側が一次側の昇圧コンバータ
・第1入出力端子13側が一次側の降圧コンバータ
・第2入出力端子13側が一次側の昇圧コンバータ
・第2入出力端子13側が一次側の降圧コンバータ
また、制御ユニット20は、DC/DCコンバータ10に対する制御内容の変更(DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側の昇圧コンバータとして動作させる制御から、DC/DCコンバータ10を第2入出力端子13側が一次側の降圧コンバータとして動作させる制御への変更等)を、即座に行うようにも構成(プログラミング)されている。
以下、本実施形態に係る電力変換装置の構成及び動作を具体的に説明する。
まず、制御ユニット20によるDC/DCコンバータ10の基本的な制御内容を説明する。なお、DC/DCコンバータ10を第2入出力端子13側が一次側の昇圧/降圧コンバータとして動作させる場合、制御ユニット20は、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側の昇圧/降圧コンバータとして動作させる場合に第1、第2フルブリッジ回路11に対して行うものと同内容の制御を、それぞれ、第2、第1フルブリッジ回路11に対して行う。すなわち、DC/DCコンバータ10を第2入出力端子13側
が一次側の昇圧/降圧コンバータとして動作させる場合における制御ユニット20の制御内容は、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側の昇圧/降圧コンバータとして動作させる場合における制御ユニット20の制御内容と本質的には同じものとなっている。そのため、以下では、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側の昇圧/降圧コンバータとして動作させる場合における制御ユニット20の制御内容についてのみ説明する。
また、制御ユニット20が実際に出力する制御信号G1〜G4(詳細は後述)は、2つのスイッチング素子のON、OFF(第1スイッチング素子SW1のONと第2スイッチング素子SW2のOFF等)が、時間差(いわゆるデッドタイム)をもって行われることになるものである。ただし、以下では、説明が煩雑になるのを避けるために、当該時間差が与えられていないものとして制御ユニット20の動作を説明する。
まず、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である降圧コンバータとして機能させる場合における制御ユニット20の動作について説明する。
この場合、制御ユニット20は、基本的には、図2に示したように時間変化する制御信号G1〜G4を出力する。
すなわち、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である降圧コンバータとして機能させる場合、制御ユニット20は、ON時間が周期Tの1/2の制御信号G1、換言すれば、デューティ比が1/2の制御信号G1を出力する。また、制御ユニット20は、制御信号G1を反転した制御信号G2、つまり、第1スイッチング素子SW1のON/OFF時に、第2スイッチング素子SW2がOFF/ONすることになる制御信号G2を出力する。さらに、制御ユニット20は、制御信号G1とは位相がθだけずれた制御信号G3と、制御信号G3を反転した制御信号G4とを出力する。
そして、制御ユニット20は、上記のような制御信号G1〜G4を出力しながら、DC/DCコンバータ10の出力電圧や出力電流が目標値となるように、θの値を変更する。
なお、本実施形態に係る電力変換装置が、第1入出力端子13側が一次側である降圧装置として動作する場合、第2フルブリッジ回路11(二次側のフルブリッジ回路11;図1参照)は、全波整流器(ダイオードブリッジ回路)として利用される。従って、制御ユニット20は、DC/DCコンバータ10を、第1入出力端子13側が一次側である降圧コンバータとして動作させる場合、第2フルブリッジ回路11内の各スイッチング素子の状態をOFF状態に維持する。
次に、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である昇圧コンバータとして機能させる場合における制御ユニット20の動作を説明する。
この場合、制御ユニット20は、基本的には、図3に示したように時間変化する制御信号G1〜G6を出力する。
すなわち、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である昇圧コンバータとして機能させる場合、制御ユニット20は、デューティ比が1/2の制御信号G2、及び、制御信号G2の立ち下がり時に立ち上がる、ON時間が制御信号G2よりも短い制御信号G1を出力する。また、制御ユニット20は、それぞれ、制御信号G1、G2をT/2だけ遅らせた信号である制御信号G3、G4を出力する。さらに、制御ユニット20は、制御信号G1の立ち下がり時から時間Tonの間だけハイレベルとなる制御信号G5と、制御信号G3の立ち下がり時から時間Tonの間だけハイレベルとなる制御信号G6とを出力する。
そして、制御ユニットは、上記のような制御信号G1〜G6を出力しながら、DC/DCコンバータ10の出力電圧や出力電流が目標値となるように、時間Tonの値を変更する。
以下、制御ユニット20によるDC/DCコンバータ10の制御内容をさらに具体的に説明する。
まず、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である降圧コンバータとして機能させる場合における制御ユニット20の動作を説明する。
図4に、制御ユニット20が、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である降圧コンバータとして機能させている場合にDC/DCコンバータ10の各部を流れる電流の時間変化を、制御信号G1〜G4の時間変化と共に示す。また、図5A〜図5Fに、制御ユニット20が、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である降圧コンバータとして機能させている場合におけるDC/DCコンバータ10の一次側、二次側の電流経路の説明図を示す。なお、図4及び後述する図8において、"
入力電流"、"出力電流"とは、それぞれ、第1入出力端子13pに流れ込む電流、第2入
出力端子13pから流れ出す電流のことである。また、"入力側Lr電流"、"出力側Lr
電流"とは、それぞれ、第1リアクトル(一次側のリアクトルLr)を流れる電流、第2
リアクトル(二次側のリアクトルLr)を流れる電流のことである。
既に説明したように、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である降圧コンバータとして動作させる場合、制御ユニット20は、図4に示してあるように時間変化する制御信号G1〜G4を出力する。
従って、制御ユニット20が、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である降圧コンバータとして動作させている場合、DC/DCコンバータ10の状態は、以下の4状態の間を、状態#1、状態#2、状態#3、状態#4の順に繰り返し遷移する。
・状態#1:第1スイッチング素子SW1及び第4スイッチング素子SW4がONとなっている状態(第1スイッチング素子SW1及び第4スイッチング素子SW4がONとなっており、他の各スイッチング素子がOFFとなっている状態;以下、同様。)
・状態#2:第2スイッチング素子SW2及び第4スイッチング素子SW4がONとなっている状態
・状態#3:第2スイッチング素子SW2及び第3スイッチング素子SW3がONとなっている状態
・状態#4:第1スイッチング素子SW1及び第3スイッチング素子SW3がONとなっている状態
DC/DCコンバータ10の状態が、状態#1になっていると、図5Aに示してあるように、第1入出力端子13p→第1スイッチング素子SW1→第1リアクトル→トランスTR→第4スイッチング素子SW4→第1入出力端子13mという経路で電流が流れる。従って、第1リアクトルにエネルギーが蓄積されて、図4に示してあるように、入力側Lr電流が上昇する。また、トランスTRを介してエネルギーが二次側に伝送され、図4及び図5Aに示してあるように、第2フルブリッジ回路11により整流されて第2入出力端子13から出力される。
DC/DCコンバータ10の状態が状態#2に遷移すると、第1スイッチング素子SW1がOFFとなり、第2スイッチング素子SW2がONとなる。従って、図5Bに示したように、第1リアクトルに蓄積されているエネルギーにより、第2スイッチング素子SW
2(及びダイオードD2)→第1リアクトル→トランスTR→第4スイッチング素子SW4という経路で電流が循環するようになる。そして、その結果として、第1リアクトルに蓄積されているエネルギーが二次側に伝送されて、第2フルブリッジ回路11により整流されて第2入出力端子13から出力される。
状態#2における循環電流の大きさは、第1リアクトルに蓄積されていたエネルギーの二次側への移動に伴い減少する。そして、状態#2への遷移後、或る時間(θ値等に応じた時間)が経過すると、図5Cに示したように、第2リアクトルに電流が流れていない状態が形成される。なお、トランスTRの二次側の負荷電流(つまり、第2リアクトルを流れる電流)の大きさが“0”である場合、トランスTRの一次側の負荷電流の大きさも“0”となる。そして、トランスTRの一次側を流れる電流は、負荷電流+励磁電流であるので、図5Cにおいて、DC/DCコンバータ10の一次側を循環している電流は、励磁電流である。
DC/DCコンバータ10は、状態#3への本来の遷移タイミングとなった時に、原則として(負荷が過度に大きくない場合には)、図5Cに示した状態となっているように、構成されている。ここで、本来の遷移タイミングとは、制御ユニット20が有しているタイミング調整機能(詳細は後述)が働いていない場合の遷移タイミングのことである。
DC/DCコンバータ10の状態が状態#3である場合(つまり、SW2及びSW3がONとなっている場合)には、図5Dに示したように、第1入出力端子13p→第3スイッチング素子SW3→トランスTR→第1リアクトル→第2スイッチング素子SW2→第1入出力端子13mという経路で電流が流れる。すなわち、DC/DCコンバータ10の状態が状態#1である場合(図5A)とは逆方向の電流が第1リアクトルを流れる。
従って、第1リアクトルにエネルギーが蓄積される(図4参照)と共に、トランスTRを介してエネルギーが二次側に伝送され、第2フルブリッジ回路11により整流されて第2入出力端子13から出力される。
DC/DCコンバータ10の一次側回路が状態#3から状態#4に遷移すると、第1リアクトルに蓄積されているエネルギーにより、図5Eに示したように、第3スイッチング素子SW3→トランスTR→第1リアクトル→第1スイッチング素子SW1(及びダイオードD1)という経路で電流が循環するようになる。そのため、第1リアクトルに蓄積されているエネルギーが二次側に伝送される。
この状態#4における循環電流の大きさも、第1リアクトルに蓄積されていたエネルギーの二次側への移動に伴い減少する。そして、状態#4への遷移後、或る時間が経過すると、図5Fに示したように、第2リアクトルに電流が流れていない状態、すなわち、一次側、二次側の負荷電流が流れてない状態が、形成される。DC/DCコンバータ10は、状態#4から状態#1への本来の遷移タイミングとなった時にも、原則として、図5Fに示した状態となっているように、構成されている。
上記のように、DC/DCコンバータ10は、一次側の回路内を電流が循環する状態(状態#2、状態#4)から次状態への本来の遷移タイミングとなった時に、第2リアクトル電流の大きさが“0”となるように構成されている。ただし、電力変換装置の全運転条件において、電力変換装置の性能を低下させることなく、上記条件を満たすようにDC/DCコンバータ10を構成することは困難である。
そのため、制御ユニット20(制御ユニット20内のマイクロコントローラ)は、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側の降圧コンバータとして動作させ
る場合には、図6に示した手順の降圧用制御処理を行うように構成(プログラミング)されている。
すなわち、この降圧用制御処理を開始した制御ユニット20は、まず、ステップS100にて、割り込みタイマーに規定値を設定するタイマー設定処理を行う。ここで、割り込みタイマーとは、設定値に応じた時間が経過したときに割り込みを発生するタイマーのことである。また、規定値とは、それが設定されると、割り込みタイマーが、時間T/2(Tは、制御信号の周期:図2参照)の経過後に割り込みを発生することになる値のことである。
さらに、制御ユニット20は、ステップS100にて、制御信号G1及びG4のレベルをハイレベルに変更することにより、第1スイッチング素子SW1及び第4スイッチング素子SW4をONする処理も行う。
ステップS100の処理を終えた制御ユニット20は、ステップS101にて、SW1&2制御タイミングとなるのを待機(監視)する。ここで、SW1&2制御タイミングとは、θ値によって定まる、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2のON/OFF状態を制御(変更)すべきタイミングのことである。なお、降圧用制御処理開始後に初めて実行されるステップS101の処理は、θ値とは無関係に行われるもの(例えば、ステップS100の実行時点から所定時間が経過したときに、SW1&2制御タイミングになったと判断するもの)であっても良い。また、2度目以降のステップS101の処理は、割り込みが発生してからの経過時間に基づき、SW1&2制御タイミングとなったか否かを判断する処理であっても、前回、第1スイッチング素子SW1をONしてからの経過時間に基づき、SW1&2制御タイミングとなったか否かを判断する処理であっても良い。
制御ユニット20は、SW1&2制御タイミングとなった場合(ステップS101;YES)には、制御信号G1、G2のレベルを変更することにより、第1スイッチング素子SW1をOFFし、第2スイッチング素子SW2をONする(ステップS102)。このステップS102において、制御ユニット20は、貫通電流を抑制するために、第1スイッチング素子SW1と第2スイッチング素子SW2のON/OFFに時間差を付ける。より具体的には、制御ユニット20は、制御信号G1のレベルの変更後、所定時間が経過したときに制御信号G2のレベルを変更する。
その後、制御ユニット20は、ステップS103にて、割り込みが発生するのを待機(監視)する。そして、制御ユニット20は、割り込みが発生した場合(ステップS103;YES)には、その時点における第2Lr電流値が第1電流値範囲内に入っているか否かを判断する(ステップS104)。ここで、第2Lr電流値とは、第2リアクトルを流れる電流の大きさのことである。また、詳細については後述するが、第1電流値範囲とは、“0”を中心とした電流値の範囲のことである。
すなわち、制御ユニット20は、ステップS104にて、DC/DCコンバータ10の二次側に設けられている電流センサ15による電流値の検知結果を取得し、当該検知結果が第1電流値範囲内に入っているか否かを判断する。
第2Lr電流値が第1電流値範囲内に入っていた場合(ステップS104;YES)、制御ユニット20は、割り込み用タイマーに規定値を設定する(ステップS105)。また、制御ユニット20は、制御信号G3、G4のレベルを変更することにより、第4スイッチング素子SW4をOFFし、第3スイッチング素子SW3をONする(ステップS105)。また、第2Lr電流値が第1電流値範囲内に入っていなかった場合(ステップS
104;NO)、制御ユニット20は、ステップS104の処理を繰り返すことにより、第2Lr電流値が第1電流値範囲内の値となるのを待ってから、ステップS105の処理を行う。
なお、ステップS105及び後述するステップS107及びS110においても、制御ユニット20は、上記したステップS102の実行時と同様に、貫通電流を抑制するために、2つのスイッチング素子のON/OFFに時間差を付ける。
ステップS105の処理を終えた制御ユニット20は、SW1&2制御タイミングとなるのを待機(監視)する(ステップS106)。このステップS106におけるSW1&2制御タイミングも、θ値及びT値によって定まる、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2のON/OFF状態を制御(変更)すべきタイミングである。ステップS106の処理は、第1スイッチング素子SW1を前回OFFしてからの経過時間に基づき、SW1&2制御タイミングとなったか否かを判断する処理であっても、割り込み発生後の経過時間に基づき、SW1&2制御タイミングとなったか否かを判断する処理であっても良い。
制御ユニット20は、SW1&2制御タイミングとなった場合(ステップS106;YES)には、制御信号G1、G2のレベルを変更することにより、第1スイッチング素子SW1をONし、第2スイッチング素子SW2をOFFする(ステップS107)。
その後、制御ユニット20は、ステップS108にて、割り込みが発生するのを待機し、割り込みが発生した場合(ステップS108;YES)には、その時点における第2Lr電流値が第1電流値範囲内に入っているか否かを判断する(ステップS109)。
第2Lr電流値が第1電流値範囲内に入っていた場合(ステップS109;YES)、制御ユニット20は、割り込み用タイマーに規定値を設定すると共に、第3スイッチング素子SW3をOFFし、第4スイッチング素子SW4をONする(ステップS110)。また、制御ユニット20は、第2Lr電流値が第1電流値範囲内に入っていなかった場合には、第2Lr電流値が第1電流値範囲内の値となるのを待ってから、ステップS110の処理を行う。
そして、ステップS110の処理を終えた制御ユニット20は、ステップS101以降の処理を再び開始する。
以下、第1電流値範囲の詳細と、降圧用制御処理(図6)におけるステップS104、S109の処理の意味とを、説明する。
第1電流値範囲は、第2Lr電流値がその範囲内に入ったときに、ステップS105、S110の処理を行えば、送電方向の所望の速度での切り替えが可能となるように定められた、“0”を中心とした電流値範囲である。この第1電流値範囲としては、通常、電力変換装置への入力電圧に応じて幅が変化する範囲が使用される。ただし、第1電流値範囲は、固定範囲であっても良い。
具体的には、DC/DCコンバータ10による送電方向を高速に切り替え可能とするためには、降圧用制御処理時に、トランスTRの一次側の負荷電流値が小さな状態でトランスTRに流す電流の方向が切り替えられるようにしておけば良い。すなわち、トランスTRの一次側の負荷電流値が小さくなってからステップS105及びS110の処理が行われるようにしておけば良いのであるが、トランスTRの一次側には、励磁電流も流れている。そのため、トランスTRの一次側を流れる電流値の測定結果(=負荷電流値+励磁電
流値)に基づき、ステップS105、S110の処理の実行タイミングを決定する場合には、当該測定結果から励磁電流成分を除去しなければならない。一方、トランスTRの二次側を流れる電流値は、トランスTRの二次側の負荷電流値そのものであり、トランスTRの一次側と二次側の負荷電流値間には、比例関係がある。従って、トランスTRの一次側の負荷電流値が所望値になったか否かを、トランスTRの二次側の負荷電流値(第2Lr電流値)とk・所望値との比較により判定することが出来る。なお、kは、トランスの巻数比により定まる比例係数(巻数比が1:1の場合は、“1”)である。
そして、トランスTRの一次側の負荷電流値と比較すべき所望値は、所望する送電方向の切り替え時間に応じた値となり、トランスTRの二次側の負荷電流の方向は、ステップS104の処理の実行時とステップS109の処理の実行時とで異なる。そのため、第2Lr電流値が、上記のような第1電流値範囲内に入っているか否かがステップS104、S109にて判断されるようにしているのである。
次に、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である昇圧コンバータとして機能させる場合における制御ユニット20の動作を説明する。
制御ユニット20は、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側の昇圧コンバータとして動作させる場合には、図7に示した手順の昇圧用制御処理を行うように構成(プログラミング)されている。
すなわち、この昇圧用制御処理を開始した制御ユニット20は、まず、割り込みタイマーに規定値を設定する(ステップS200)。また、このステップS200において、制御ユニット20は、制御信号G1、G4及びG5のレベルをハイレベルに変更することにより、第1スイッチング素子SW1、第4スイッチング素子SW4及び第5スイッチング素子SW5をONする処理も行う。
ステップS200の処理を終えた制御ユニット20は、ステップS201にて、SW5制御タイミングとなるのを待機(監視)する。ここで、SW5制御タイミングとは、Ton値によって定まる、第5スイッチング素子SW5をOFFすべきタイミングのことである。
制御ユニット20は、SW5制御タイミングとなった場合(ステップS201;YES)には、制御信号G5のレベルを変更することにより、第5スイッチング素子SW5をOFFする(ステップS202)。
その後、制御ユニット20は、第2Lr電流値が第2電流値範囲内に入っているか否かを判断する(ステップS203)。すなわち、制御ユニット20は、DC/DCコンバータ10の二次側に設けられている電流センサ15による電流値の検知結果を取得し、当該検知結果が第2電流値範囲内に入っているか否かを判断する(ステップS203)。ここで、第2電流値範囲とは、第2Lr電流値がその範囲内に入ったときに、ステップS204、S212の処理を行えば、送電方向の所望の速度での切り替えが可能となるように定められた、“0”を中心とした電流値範囲のことである。この第2電流値範囲としては、通常、電力変換装置への入力電圧に応じて幅が変化する範囲が使用される。ただし、第2電流値範囲は、固定範囲であっても良い。
制御ユニット20は、第2Lr電流値が第2電流値範囲内に入っていなかった場合(ステップS203;NO)には、ステップS203の処理(判断)を繰り返す。そして、制御ユニット20は、第2Lr電流値が第2電流値範囲内に入った場合(ステップS203;YES)には、第1スイッチング素子SW1をOFFする(ステップS204)。次いで、制御ユニット20は、割り込みが発生するのを待機する(ステップS205)。そし
て、制御ユニット20は、割り込みが発生した場合(ステップS205;YES)には、割り込みタイマーに規定値を設定し、第4スイッチング素子SW4をOFFし、第2スイッチング素子SW2、第3スイッチング素子SW3及び第6スイッチング素子SW6をONする(ステップS206)。なお、ステップS203(又はステップS204)の実行中に、既に割り込みが発生していた場合、制御ユニット20は、ステップS205で割り込みの発生を待機することなく、ステップS206の処理を行う。
ステップS206の処理を終えた制御ユニット20は、ステップS207にて、SW6制御タイミングとなるのを待機(監視)する。ここで、SW6制御タイミングとは、Ton値によって定まる、第6スイッチング素子SW6をOFFすべきタイミングのことである。
制御ユニット20は、SW6制御タイミングとなった場合(ステップS207;YES)には、制御信号G6のレベルを変更することにより、第6スイッチング素子SW6をOFFする(ステップS208)。
その後、制御ユニット20は、第2Lr電流値が第2電流値範囲内に入っているか否かを判断する(ステップS209)。
制御ユニット20は、第2Lr電流値が第2電流値範囲内に入っていない場合(ステップS209;NO)には、ステップS209の処理(判断)を繰り返す。そして、制御ユニット20は、第2Lr電流値が第2電流値範囲内に入った場合(ステップS209;YES)には、第3スイッチング素子SW3をOFFする(ステップS210)。次いで、制御ユニット20は、割り込みが発生するのを待機(ステップS211)し、割り込みが発生した場合(ステップS211;YES)には、割り込みタイマーに規定値を設定し、第2スイッチング素子SW2をOFFし、第1スイッチング素子SW1、第4スイッチング素子SW4及び第5スイッチング素子SW5をONする(ステップS212)。なお、ステップS209(又はステップS210)の実行中に、既に割り込みが発生していた場合、制御ユニット20は、ステップS211で割り込みの発生を待機することなく、ステップS212の処理を行う。
そして、ステップS212の処理を終えた制御ユニット20は、ステップS201移行の処理を再び開始する。
以下、昇圧用制御処理の内容をさらに具体的に説明する。
図8に、制御ユニット20が、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である昇圧コンバータとして機能させている場合にDC/DCコンバータ10の各部を流れる電流の時間変化を、制御信号G1〜G6の時間変化と共に示す。また、図9A〜図9Fに、制御ユニット20が、DC/DCコンバータ10を第1入出力端子13側が一次側である昇圧コンバータとして機能させている場合におけるDC/DCコンバータ10の一次側、二次側の電流経路の説明図を示す。
上記内容の昇圧用制御処理が行われると、DC/DCコンバータ10の状態は、以下の6状態の間を、状態#5、状態#6、状態#7、状態#8、状態#9、状態#10の順に繰り返し遷移することになる(図8参照)。
・状態#5:第1スイッチング素子SW1、第4スイッチング素子SW4及び第5スイッチング素子SW5がONとなっている状態
・状態#6:第1スイッチング素子SW1及び第4スイッチング素子SW4がONとなっている状態
・状態#7:第4スイッチング素子SW4がONとなっている状態
・状態#8:第2スイッチング素子SW2、第3スイッチング素子SW3及び第6スイッチング素子SW6がONとなっている状態
・状態#9:第2スイッチング素子SW2及び第3スイッチング素子SW3がONとなっている状態
・状態#10:第2スイッチング素子SW2がONとなっている状態
DC/DCコンバータ10の状態が状態#5である場合(つまり、SW1、SW4及びSW5がONとなっている場合)には、図9Aに示してあるように、第1入出力端子13p→第1スイッチング素子SW1→第1リアクトル→トランスTR→第4スイッチング素子SW4→第1入出力端子13mという経路で電流が流れる。従って、第1リアクトルにエネルギーが蓄積されて、図8に示してあるように、入力側Lr電流が上昇する。また、トランスTRを介してエネルギーが二次側に伝送される。ただし、第2フルブリッジ回路11の第5スイッチング素子SW5がONであるため、DC/DCコンバータ10の二次側では、図9Aに示してあるように、ダイオードD6→トランスTR→第2リアクトル→第5スイッチング素子SW5という経路で電流が循環する。従って、一次側からのエネルギーは、第2入出力端子13から出力されることなく、第2リアクトルに蓄積される。
第5スイッチング素子SW5がOFFされて、DC/DCコンバータ10の状態が状態#6になると、図9Bに示したように、第1リアクトルに蓄積されているエネルギーと電源からのエネルギーとが二次側に伝送され、第2フルブリッジ回路11により整流された電流が第2入出力端子13から出力される。
第2入出力端子13には、負荷の出力電圧が印加されているため、DC/DCコンバータ10の状態が状態#6となっている場合における入力電流、入力側Lr電流及び出力電流は、次第に減少していく。そして、ステップS203(図7)で第2Lr電流値が第1電流値範囲内に入ったことが検出されると、第1スイッチング素子SW1がOFFされて、DC/DCコンバータ10の状態が、状態#7に遷移する。その結果、図9Cに示したように、DC/DCコンバータ10の一次側、二次側に負荷電流が流れていない状態が形成される。なお、図9Cに示した状態は、DC/DCコンバータ10の一次側、二次側に負荷電流が流れていない状態が形成される。
DC/DCコンバータ10の状態が状態#7から状態#8に遷移すると、図9Dに示したように、第1入出力端子13p→第3スイッチング素子SW3→トランスTR→第1リアクトル→第2スイッチング素子SW2→第1入出力端子13mという経路で電流が流れる。従って、第1リアクトルにエネルギーが蓄積される(図8参照)と共に、トランスTRを介してエネルギーが二次側に伝送される。ただし、第6スイッチング素子SW6がONであるため、DC/DCコンバータ10の二次側では、図9Dに示してあるように、ダイオードD5→第2リアクトル→トランスTR→第6スイッチング素子SW6という経路で電流が循環する。従って、状態#8では、一次側からのエネルギーは、第2リアクトルに蓄積される。
第6スイッチング素子SW6がOFFされてDC/DCコンバータ10の状態が状態#9に移行すると、図9Eに示したように、第2リアクトルに蓄積されているエネルギーと電源からのエネルギーとが二次側に伝送され、第2フルブリッジ回路11により整流された電流が第2入出力端子13から出力される。
第2入出力端子13には、負荷の出力電圧が印加されている。そのため、状態#9における入力電流、入力側Lr電流及び出力電流は、次第に減少していく。そして、ステップS209(図7)で第2Lr電流値“0”が検出されると、第3スイッチング素子SW3
がOFFされて状態#10となる。従って、DC/DCコンバータ10の状態が状態#10となった場合、図9Fに示したように、DC/DCコンバータ10の一次側、二次側に負荷電流が流れていない状態が形成されることになる。
以上、説明したように、本実施形態に係る電力変換装置では、降圧時における第2状態から第3状態への遷移及び第4状態から第1状態への遷移が、二次側のリアクトルLrを流れる電流値が第1電流値範囲内の値となったときに行われる。また、昇圧時における第6状態から第7状態への遷移及び第9状態から第10状態への遷移が、二次側のリアクトルLrを流れる電流の大きさが第2電流値範囲内の値となったときに行われる。そして、DC/DCコンバータ10に対して、DC/DCコンバータ10の状態を第1状態〜第4状態間で繰り返し遷移させる制御と、DC/DCコンバータ10の状態を第5状態〜第10状態間で繰り返し遷移させる制御とが行われる電力変換装置の送電方向の切り替え速度を向上させるためには、第2状態から第3状態への遷移時における負荷電流値と、第4状態から第1状態への遷移時における負荷電流値と、第6状態から第7状態への遷移時における負荷電流値と、第9状態から第10状態への遷移時における負荷電流値とを低減することが有効である。従って、本実施形態に係る電力変換装置によれば、従来よりも、送電方向を高速に(短時間で)切り替えることが可能となる。
《変形形態》
上記した実施形態に係る電力変換装置は、各種の変形を行えるものである。例えば、降圧用制御処理(図6)におけるステップS104、S109の判断を、第2Lr電流値が、“0”であるか否かの判断に変更しても良い。また、昇圧用制御処理(図7)のステップS203、S209の判断を、第2Lr電流値が、“0”であるか否かの判断に変更しても良い。ステップS104、S109、S203、S209の判断をそのような判断に変更しておけば、送電方向を特に高速に切り替えられる電力変換装置を得ることが出来る。なお、第2Lr電流値が、“0”であるか否かの判断は、電流値が、完全に“0”となったか否かの判断である必要はない。当該判断は、電流値が、電流センサ15の性能等により定まる検知可能な最小電流値未満となったか否かの判断であれば良い。
電力変換装置は、第1入出力端子13間に印加された第1範囲内の電圧を、第2範囲内の電圧に変換して第2入出力端子13から出力する機能と、第2入出力端子13間に印加された第2範囲内の電圧を、第1範囲内の電圧に変換して第1入出力端子13から出力する機能を有していれば良い。従って、第1範囲、第2範囲の組合せによっては、制御ユニット20として、DC/DCコンバータ10を、第1入出力端子13側が一次側の昇圧(又は降圧)コンバータ、又は、第2入出力端子13側が一次側の降圧(又は昇圧)コンバータとして動作させる機能のみを有するユニット20を採用できる場合もある。
また、制御ユニット20によるDC/DCコンバータ10の制御手順が上記したものと同一である必要はない。例えば、上記制御ユニット20は、いわゆるソフトウェア割り込みで制御タイミングを把握するものであったが、ハードウェア割り込みで制御タイミングを把握する制御ユニット20であって、第2Lr電流値が第2電流値範囲内の値となるのを待った場合、ハードウェア割り込みを再設定する制御ユニット20を採用しても良い。
10 DC/DCコンバータ
11 フルブリッジ回路
13p、13m 入出力端子
15 電流センサ
20 制御ユニット

Claims (2)

  1. 第1入出力端子対と、
    第2入出力端子対と、
    前記第1入出力端子対および前記第2入出力端子対に接続されたDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータを制御する制御部と、
    を備え、
    前記DC/DCコンバータは、
    第1接続点を介して直列接続された第1および第2スイッチング素子を有し、前記第1入出力端子対に接続された、第1スイッチングレグと、
    第2接続点を介して直列接続された第3および第4スイッチング素子を有し、前記第1スイッチングレグに並列接続された、第2スイッチングレグと、
    第3接続点を介して直列接続された第5および第7スイッチング素子を有し、前記第2入出力端子対に接続された、第3スイッチングレグと、
    第4接続点を介して直列接続された第6および第8スイッチング素子を有し、前記第3スイッチングレグに並列接続された、第4スイッチングレグと、
    前記第1接続点と前記第2接続点とに接続された、トランスの一方の巻線と第1リアクトルとが直列接続された第1エネルギー蓄積変換部と、
    前記第3接続点と前記第4接続点とに接続された、前記トランスの他方の巻線と第2リアクトルとが直列接続された第2エネルギー蓄積変換部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記DC/DCコンバータに、前記第1入出力端子対に印加された第1範囲内の電圧を第2範囲内の電圧に変換させて前記第2入出力端子対から出力させるための第1制御と、前記DC/DCコンバータに、前記第2入出力端子対に印加された前記第2範囲内の電圧を前記第1範囲内の電圧に変換させて前記第1入出力端子対から出力させるための第2制御とを実行可能であり、
    前記第1制御が、前記DC/DCコンバータの状態が、前記第1入出力端子対から入力された電流が前記第1リアクトルを流れる第1状態、前記第1リアクトルを含む経路で電
    流が循環し得る第2状態、前記第1入出力端子対から入力された電流が、前記第1状態における方向とは逆方向に前記第1リアクトルを流れる第3状態、及び、前記第1リアクトルを含む経路で電流が第2状態における方向とは逆方向に前記第1リアクトルを流れながら循環し得る第4状態間を、この順に繰り返し遷移するように、前記DC/DCコンバータ内の各スイッチング素子をON/OFF制御する制御であると共に、前記DC/DCコンバータの状態を前記第2状態から前記第3状態に遷移させるべきときに、前記第2リアクトルを流れる電流値の測定結果である第2リアクトル電流値が第1電流値範囲内に入っていない場合には、前記第2リアクトル電流値が前記第1電流値範囲内に入ってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第2状態から前記第3状態に遷移させ、前記DC/DCコンバータの状態を前記第4状態から前記第1状態に遷移させるべきときに、前記第2リアクトル電流値が前記第1電流値範囲内に入っていない場合には、前記第2リアクトル電流値が前記第1電流値範囲内に入ってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第4状態から前記第1状態に遷移させる制御であり、
    前記第2制御が、前記DC/DCコンバータの状態が、前記第2入出力端子対から入力された電流が前記第2リアクトルを流れ、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力されない第5状態、前記第2入出力端子対から入力された電流が前記第2リアクトルを流れ、前記第1入出力端子対から電流が出力される第6状態、前記第2入出力端子対から電流が入力されず、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力されない第7状態、前記第2入出力端子対から入力された電流が前記第2リアクトルを前記第5状態における方向とは逆方向に流れ、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力されない第8状態、前記第2入出力端子対から入力された電流が前記第2リアクトルを前記第6状態における方向と逆方向に流れ、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力される第9状態、前記第2入出力端子対から電流が入力されず、且つ、前記第1入出力端子対から電流が出力されない第10状態間を、この順に繰り返し遷移するように、前記DC/DCコンバータ内の各スイッチング素子をON/OFF制御する制御であると共に、前記DC/DCコンバータの状態を前記第6状態から前記第7状態に遷移させるべきときに、前記第1リアクトルを流れる電流値の測定結果である第1リアクトル電流値が第2電流値範囲内に入っていない場合には、前記第1リアクトル電流値が前記第2電流値範囲内に入ってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第6状態から前記第7状態に遷移させ、前記DC/DCコンバータの状態を前記第9状態から前記第10状態に遷移させるべきときに、前記第1リアクトル電流値が前記第2電流値範囲内に入っていない場合には、前記第1リアクトル電流値が前記第2電流値範囲内に入ってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第9状態から前記第10状態に遷移させる制御である、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第1制御が、前記DC/DCコンバータの状態を前記第2状態から前記第3状態に遷移させるべきときに、前記第2リアクトル電流値が“0”でなかった場合には、前記第2リアクトル電流値が“0”となってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第2状態から前記第3状態に遷移させ、前記DC/DCコンバータの状態を前記第4状態から前記第1状態に遷移させるべきときに、前記第2リアクトル電流値が“0”でなかった場合には、前記第2リアクトル電流値が“0”となってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第4状態から前記第1状態に遷移させる制御であり、
    前記第2制御が、前記DC/DCコンバータの状態を前記第6状態から前記第7状態に遷移させるべきときに、前記第1リアクトル電流値が“0”でなかった場合には、前記第1リアクトル電流値が“0”となってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第6状態から前記第7状態に遷移させ、前記DC/DCコンバータの状態を前記第9状態から前記第10状態に遷移させるべきときに、前記第1リアクトル電流値が“0”でなかった場合には、前記第1リアクトル電流値が“0”となってから、前記DC/DCコンバータの状態を前記第9状態から前記第10状態に遷移させる制御である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
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