JP6867016B2 - システムキッチンの電動開閉引出し装置 - Google Patents
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Description
それは、引出しの自動開閉駆動をする出力ドライブであるラック及びピニオンギヤと、モータと、該モータ及び前記出力ドライブ間に接続されるギヤ機構と、モータのスイッチ切換えをするスイッチング装置と、該スイッチング装置に信号を送ることができるギヤ機構に機械的に連結されている第1のセンサ(ホールセンサ)とでなる引出し自動開閉駆動装置において、手動の作動を検知するための前記スイッチング装置にギヤ機構から独立して機械的作動をする第2のセンサ(ポテンショメータ)が連結され、スイッチング装置が、第1のセンサ又は第2のセンサからの信号を受け取ったときにモータのスイッチ・オンされるものであった。(技術文献1)
野菜等の物品収納室の引出し式扉の開閉操作に従ってその移動をアシストする電動駆動機構部を備え、該電動駆動機構部が、モータと、前記引出し式扉の開閉移動操作に従って掛かるトルクを検知してトルク検知出力を発生するトルクセンサと、該トルクセンサにより得られる前記トルク検知出力に応じて前記モータから前記引出し式扉の開閉移動操作をアシストするモータアシスト量を発生する制御部とを有し、該制御部により前記引出し式扉を閉じる動作時に、一定の距離まで前記引出し式扉を閉じると、前記モータが回転制御されて、最後まで引出し式扉を閉じる動作が自動的に行われるものであった。(技術文献2)
箱体1に対し、引出し2を前後、水平方向に引開け、押閉じするために、箱体1の内側面11、及び引出し2の外側面21にはリニアレール3が敷設され、該リニアレールによって引出し2を箱体1に容易に保持、摺動させることが出来る。
電動ユニット4及びラック&ピニオン5が箱体1の片内側面11のリニアレール3下方の隙間、及び引出し2の片外側面21のリニアレール3近傍の隙間に備えられている。
ウォーム式減速機41とラック&ピニオン5とでなるギヤ駆動機構は、モータ40の軸401にウォームネジ411を嵌合し、該ウォームネジに交叉するウォームホイール412とピニオン51とを同軸にして箱体1の内側面に取付けられ、ピニオン51に噛合するラックギヤ52を引出し2の外側面21のリニアレール3下方に取付けられる。
よって、ギヤ駆動機構が、引出し2の直動機構にラックギヤ52を設け、該ラックギヤに噛合するピニオン51をウォーム式減速機41のウォームホイール412と同軸にする。
そして、ピニオン51とモータ40との間には、ウォームネジ411とウォームホイール412とからなるウォーム式減速機41が施されることになる。
また、ウォームホイール412と、ラック&ピニオン5とには、静音化に有利なプラスチック製を採用すると、更に一層の静音化がされることになる。
そこで、この全開、全閉で、モータ40が逆回転に切換えられて停止状態にある引出し2に、スイッチ等によって通電がされると、モータ40の駆動で引出しの開閉作動がされることになる。
ところで、引出し2が全開、全閉の状態で、スイッチがOFFで通電されていない場合では、手動にて、引出し2を開閉作動させることが出来る。
次に、引出し2が開閉状態にある場合には、ステップS2で、電動による駆動であるか、手動による駆動であるかがスイッチのON・OFFで検知され、スイッチONにより通電の実施が判断され、電流が流れることになる。一方、スイッチOFFにより電流が流れず、よって、手動による引出し2の引開けがされることになる。
ステップS3では、電流が流れることによってモータ40を駆動し、電動による引出し2の開く作動がされることになる。
とこらが、ステップS4では、引出し2の開く移動過程において、異物が挟み込まれる等の異常時に生じる異状電流値を電源に設置された電流計などの電流検知手段61によって検知されたりすると、それが異状電流値と判断されることによって、電流カットの制御がされる。片や、電流カットで無通電なので、電動での引出し2の開作動がされない故、手動によらなければならないことになる。
そして、異状電流値が検知されないならば、電動が続けられて全開に至らしめることになる。
引出し2が全開状態にある場合には、ステップS5で、電動による駆動であるのか、手動による駆動であるのかが、スイッチON・OFFで検知され、ONならば、電流が流れて、電動になる。OFFならば、電流がながれず、手動による引出し2の押閉じがされることになる。
ステップS6では、電流が流れることによってモータ40を駆動し、電動による引出し2の閉じる作動がされることになる。
ところで、ステップS7では、引出し2の閉じる移動過程において、異物が挟み込まれる等の異常時に生じる異状電流値を電流計などの電流検知手段61によって検知され、異状電流値と判断されることによって、電流カットがされる制御をする。
そして、電動での引出し2の閉作動が電流カットで実施されないときは、手動によらなければならないことになる。
B 戸棚ユニット
1 箱体
11 内側面
2 引出し
21 外側面
3 リニアレール
4 電動ユニット
40 モータ
401 軸
41 ウォーム式減速機
411 ウォームネジ
412 ウォームホイール
5 ラック&ピニオン
51 ピニオン
52 ラックギヤ
6 リミットスイッチ
61 電流検知手段
7 全開、及び全閉の状態
72 異状電流値を検知すること
8 切換停止制御
82 電流カットの制御
91 手動
Claims (3)
- 引出しを前後水平自在に支持するリニアレールが引き出しの外側面、及び箱体の内側面に設けられ、引出しの開閉を手動又は電動で行うことが可能なシステムキッチンの電動開閉引出し装置であって、
正逆回転可能なモータ及びウォーム式減速機を有してなる電動ユニットと、引出しの直動機構としてのギヤ駆動機構とを有してなり、前記リニアレールの下方で箱体の片内側面と引出しの片外側面の間に配置された電動駆動手段と、
引出しの全開、全閉の際に、箱体に設けられたリミットスイッチでそれを検知し、モータの回転を逆転する切換えと共に停止する切換え制御手段と、
電源に組込まれた電流検知手段と、
異物を挟み込むような異常時に生じる異状な電流値を前記電流検知手段によって検知し、電流カットする制御手段と、を備え、
電流カットが実施されることによって手動操作自在にし、対人安全を確保することを特徴とするシステムキッチンの電動開閉引出し装置。 - 前記ギヤ駆動機構は、引出しに取付けられたラックと、当該ラックと噛合するピニオンとでなるラック&ピニオンを有し、且つ該ピニオンとモータとの間には、モータの軸に嵌着されたウォームネジと、ピニオンと同軸のウォームホイールとからなるウォーム式減速機を配備することを特徴とする請求項1記載のシステムキッチンの電動開閉引出し装置。
- ウォーム式減速機のウォームネジとウォームホイールとを、モジュール1.0以上、進み角15°以上のギヤを使用し、ラックギヤ及びピニオンも、モジュール1.0以上を使用することを特徴とする請求項2記載のシステムキッチンの電動開閉引出し装置。
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