JP6866884B2 - ケース、時計、ケースの製造方法及び時計の製造方法 - Google Patents
ケース、時計、ケースの製造方法及び時計の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6866884B2 JP6866884B2 JP2018189354A JP2018189354A JP6866884B2 JP 6866884 B2 JP6866884 B2 JP 6866884B2 JP 2018189354 A JP2018189354 A JP 2018189354A JP 2018189354 A JP2018189354 A JP 2018189354A JP 6866884 B2 JP6866884 B2 JP 6866884B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- case body
- exterior member
- reflected light
- laser beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/08—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits
- G04B37/084—Complete encasings for wrist or pocket watches without means for hermetic sealing of winding stem or crown
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/0008—Cases for pocket watches and wrist watches
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/08—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/22—Materials or processes of manufacturing pocket watch or wrist watch cases
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04D—APPARATUS OR TOOLS SPECIALLY DESIGNED FOR MAKING OR MAINTAINING CLOCKS OR WATCHES
- G04D3/00—Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials
- G04D3/0002—Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials for mechanical working other than with a lathe
- G04D3/0061—Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials for mechanical working other than with a lathe for components for protecting the mechanism against external influences
- G04D3/0064—Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials for mechanical working other than with a lathe for components for protecting the mechanism against external influences for cases
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04D—APPARATUS OR TOOLS SPECIALLY DESIGNED FOR MAKING OR MAINTAINING CLOCKS OR WATCHES
- G04D3/00—Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials
- G04D3/0069—Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials for working with non-mechanical means, e.g. chemical, electrochemical, metallising, vapourising; with electron beams, laser beams
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、外装部材をケース本体にかしめ固定することにより一体化させ、時計のケースを構成する例が開示されている。
このように、複数の部材を接合することにより時計等のケースを形成することで、より複雑かつデザイン性に優れた時計等の機器を実現することができる。
特にレーザ溶接によって複数の部材を内側から接合する場合には、外観に影響を与えず、またねじ等の部材を別途用意する必要がないため、部品点数が少なくて済み、ケース全体の薄型化、小型化も図ることができる。
この場合、レーザ光が照射された溶接部において反射し、その反射光が到達した部分が溶かされてしまうことがある。
例えば、時計等のケースの内部が溶けて表面が荒れてしまうと、内部に部材を収容した場合に、正確に位置決めすることができなかったり、がたついてしまう等のおそれがあるため好ましくない。
ケース本体と、
前記ケース本体にレーザ溶接される外装部材と、
を備えるケースであって、
前記ケース本体と前記外装部材との溶接部は、前記ケース本体及び前記外装部材が一部斜めに切り欠かれていることにより、レーザ光が照射される照射面が入射する前記レーザ光に対して垂直となるように形成されている、
または、前記溶接部においてレーザ光が照射される照射面が前記ケースの柱形状の高さ方向に沿うほぼ垂直な面となっており、レーザ光が、前記照射面に対して所定の入射角度で斜め方向に照射され、前記照射面で反射した反射光が到達する位置には、反射光受け部が前記外装部材の本体部の内周面から前記ケース本体の内側に向かって延出するフランジ部に形成されている
ことを特徴としている。
本発明に係るケースの製造方法は、
ケース本体の上側に外装部材を配置する第1工程と、
前記ケース本体の裏面側から前記ケース本体と前記外装部材との溶接部をレーザ溶接し、
前記ケース本体と前記外装部材とが溶着される第2工程と、
を含み、
レーザ光が照射される前記溶接部の照射面は、前記照射面に入射する前記レーザ光に対して垂直となるように形成されている、
または、前記溶接部の照射面は、前記ケース本体と前記外装部材とを含むケースの柱形状の高さ方向に沿うほぼ垂直な面となっており、レーザ光が、前記照射面に対して所定の入射角度で斜め方向に照射され、前記照射面で反射した反射光が到達する位置には、反射光受け部が形成されている
ことを特徴としている。
本発明に係る時計の製造方法は、
ケース本体の上側に外装部材を配置する第1工程と、
前記ケース本体の裏面側から前記ケース本体と前記外装部材との溶接部をレーザ溶接し、
前記ケース本体と前記外装部材とが溶着される第2工程と、
前記ケース本体の裏面側からモジュールを配置する第3工程と、
を含み、
レーザ光が照射される前記溶接部の照射面は、前記照射面に入射する前記レーザ光に対して垂直となるように形成されている、
または、前記溶接部の照射面は、前記ケース本体と前記外装部材とを含むケースの柱形状の高さ方向に沿うほぼ垂直な面となっており、レーザ光が、前記照射面に対して所定の入射角度で斜め方向に照射され、前記照射面で反射した反射光が到達する位置には、反射光受け部が形成されている
ことを特徴としている。
図1から図3(a)及び図3(b)を参照しつつ、本発明に係るケース及びこれを備える時計の第1の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、ケースが腕に装着するタイプの時計(腕時計)に適用された場合を例として説明する。
本実施形態に係る時計100は、例えば、図示しない指針(秒針、分針、時針)を回転させて時刻を表示するアナログ方式の時計である。なお、図1では、指針及びこれを備える文字板等について図示を省略している。なお、時計はアナログ方式のものに限定されない。例えば、液晶表示部等を備えるデジタル方式のものでもよいし、アナログ方式、デジタル方式両方の表示部を備えるものであってもよい。
外装部材3は、ケース本体2の上側(図2において上側、視認側)に配置されるものであり、例えばベゼルや加飾用のリング等である。
後述するように、ケース本体2と外装部材3とは、レーザ溶接により一体化されてケース1を構成するようになっている。なお、図2等において黒く塗られた部分はレーザ溶接の際に溶ける部分を表している。
なお、本実施形態では、視認側から見た場合の時計100の形状が平面視ほぼ円形状であり、ケース1がほぼ円筒状に形成されている場合を例示しているが、時計100の形状は図示例に限定されない。例えば、視認側から見た場合の時計の形状は平面視楕円形状や矩形状等であってもよい。
また、ケース1の下側(図2においてZ方向の下側、時計100の裏面側)には、裏蓋部材14が設けられている。裏蓋部材14は、防水リング15を介してケース本体2に装着されており、気密性が確保された状態で裏面側の開口部分を閉塞するようになっている。なお、ケース1(ここではケース本体2)と裏蓋部材14とを一体成型し、ケース1の下側に開口部分を設けない構成としてもよい。
また、時計100は、ケース1の側部等に操作ボタン18を備えている。操作ボタン18は例えば押釦や竜頭等である。操作ボタン18は、その挿入側の端部がケース1内部に収容されているモジュール4と接続されており、操作ボタン18を押し込み又は回転させることによって各種操作が可能となるように構成されている。
本実施形態の外装部材3はほぼ環状の部材であり、本体部31と、本体部31の内周面からケース本体2の内側に向かって延出するフランジ部(本実施形態では、内向きフランジ部32)と、を備えている。
内向きフランジ部32の下面は、ケース1(ケース本体2)の内側に配置されるモジュール4を受けるモジュール受け面322を構成する。
また、外装部材3の本体部31の下側には、図2に示すように、外装部材3の内周側から外周側に向かって上方向に拡開する傾斜面35が形成されている。
このように、ケース本体2と外装部材3とは、上方向に拡開するテーパ形状を構成する斜面である傾斜面25と傾斜面35とで接触していることから、ケース1の径方向におけるずれが生じないように位置決めされ、ケース本体2と外装部材3との中心がずれる「心ずれ」を生じない。このため、ケース本体2上に外装部材3を配置するだけでケース1の径方向における位置決めを容易かつ高精度に行うことができる。
なお、図2では、ケース本体2の傾斜面25と外装部材3の傾斜面35とで構成される接触面の傾斜角度がレーザ光L1の照射角度とほぼ一致し、接触面がレーザ光L1の照射方向に沿って形成されている場合を例示したが、接触面の傾斜角度は特に限定されず、レーザ光L1の照射角度と一致していなくてもよい。
モジュール4の位置決めの精度を高くする等のために、モジュール4はできるだけがたつきのない安定した面(面精度の高い面)で受ける必要がある。このため、モジュール受け面322は、できるだけ表面が平滑であることが好ましい。
しかし、図3(a)及び図3(b)のように、ケース本体2と外装部材3とを溶接する場合に、ケース1の斜め下側から上方向に向けてレーザ光L1を照射した場合、照射面Fがレーザ光L1に対して垂直でない場合には、例えば内向きフランジ部32aの下面等の部分に反射光L2が到達し、反射光L2により溶かされてしまう。
反射光L2によって内向きフランジ部32aの下面が溶かされると、その表面が荒れて0.1mm程度の凹凸が形成されてしまう。
このとき、反射光L2の到達位置とモジュール受け面322aとが面一となって連続していると、反射光L2の影響が内向きフランジ部32aの下面に広がってしまい、図3(b)に示すように、モジュール4を受けるべきモジュール受け面322aの表面まで溶けて荒れた状態となってしまう。
この点、本実施形態のように、溶接部Wpにおいて、レーザ光L1が照射される照射面Fが入射するレーザ光L1に対して垂直となるように形成されていると、レーザ光L1が照射面Fで反射することで生じた反射光L2は、図2に示すようにレーザ光L1の照射元である図示しないレーザ発生装置側に向かってレーザ光L1とほぼ平行するように出射され、レーザ発生装置によって吸収される。
このため、反射光L2が散乱せず、モジュール受け面322の表面が溶けて荒れるのを防ぐことができる。また、ケース1内に反射光L2に起因する焦げや煤等が付かず、ケース1内が汚れることも防止できる。
前述のように、外装部材3はケース本体2にレーザ溶接されるようになっており、溶着性の観点からは、ケース本体2と外装部材3とが同じ材料で形成されていることが好ましい(例えば、ケース本体2がチタニウム製であれば外装部材3もチタニウム製、ケース本体2がSUS製であれば外装部材3もSUS製)。
なお、ケース本体2及び外装部材3は、同じ材料で形成されているものに限定されず、レーザ溶接が可能なもの同士の組み合わせであれば異なる材料で形成されていてもよい(例えば、ケース本体2がチタニウム製で外装部材3がタングステン製等)。
このとき、ケース本体2と外装部材3とは、上方向に拡開するテーパ形状を構成する斜面である傾斜面25と傾斜面35とで接触する。これにより、ケース本体2と外装部材3とは心ずれを生じず、径方向における位置が高精度に規定される。
次に、図2に示すように、ケース1(ケース本体2)の裏面側からケース本体2と外装部材3との溶接部Wpをレーザ溶接する。具体的には、ケース本体2の裏面側の中心部(環状中心)近傍からケース1の内周面となる面であってケース本体2と外装部材3とを溶着させるべき箇所(溶接部Wp)に向かってレーザ光L1を照射する。これにより、溶接部Wpが一部溶けてケース本体2と外装部材3とが溶着される。
本実施形態では、溶接部Wpの照射面Fが入射するレーザ光L1に対して垂直に形成されているため、照射面Fで反射した反射光L2は、レーザ光L1の照射元である図示しないレーザ発生装置側に向かってレーザ光L1とほぼ平行するように出射され、レーザ発生装置によって吸収される。このため、モジュール受け面322が反射光L2により溶かされることが防止される。これにより、モジュール受け面322は、反射光L2の影響を受けない面精度の高い面として維持される。
このとき、モジュール4の上面は、モジュール受け面322に突き当てられる。
モジュール受け面322は、反射光L2により溶かされず、表面に荒れのない平滑な状態が保たれているため、モジュール4は、がたつくことなく精密に位置決めされる。
また、ケース1(外装部材3)の表面側(視認側)の開口部分に防水リング13を介して風防部材12を圧入等により取り付け、表面側(視認側)の開口部分を閉塞する。
これにより、ケース1を備える時計100の組み立てが完了する。
これにより、反射光L2が散乱せず、モジュール受け面322等、表面を平滑に保ちたい部分に反射光L2の影響が及ぶのを防ぐことができる。
このため、モジュール4を面精度の高い面である平滑なモジュール受け面322でがたつくことなく精密に位置決めすることができ、ケース1内への高精度の組み込みが可能となる。
また、照射面Fに対して垂直にレーザ光L1を照射するため、溶着効率が向上し、ケース本体2と外装部材3とを溶接部Wpにおいて必要十分な程度に接合できる。このため、別途防水リング等を配置しなくても十分な防水性を確保することができる。
この場合にも、モジュール受け面322を構成する内向きフランジ部32の下面が反射光L2により溶かされることがなく、モジュール受け面322等、表面を平滑に保ちたい部分に反射光L2の影響が及ぶのを防ぐことができる。
このため、モジュール4を平滑なモジュール受け面322でがたつくことなく精密に位置決めすることができ、ケース1内への高精度の組み込みが可能となる。
このため、ケース本体2と外装部材3とは心ずれを生じず、ケース本体2の上側に外装部材3を配置するだけで径方向における位置が高精度に規定され、径方向のばらつきの無いケース1を形成することができる。
このため、デザインに制約のない、意匠性に優れたケース1を備える時計100を実現することができる。
また、レーザ溶接によってケース1を形成する場合でも、平滑に保たれたモジュール受け面322でモジュール4を精密に位置決めすることができる。
このため、精度が高く、組み込み性にも優れた時計100とすることができる。
次に、図4(a)を参照しつつ、本発明に係るケース及び時計の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、ケースを構成するケース本体及び外装部材の形状等が第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図4(a)に示すように、本実施形態では第1の実施形態と同様に、時計100は、ケース本体2と外装部材3とがレーザ溶接により一体化されることで構成されたケース1を備えている。
段部22の底面を構成する内周側の端面23は、ケース本体2の厚み方向X(図4(a)参照)とほぼ平行な面となっている。
また、段部22の内周面24は、ケース本体2の厚み方向Xと垂直な方向である時計100の高さ方向Z(図4(a)参照)に沿うほぼ垂直な面となっている。
内向きフランジ部32の下面は、ケース1(ケース本体2)の内側に配置されるモジュール4を受けるモジュール受け面322を構成する。
また、本体部31の下側であって内周側は、外周側よりも時計100の高さ方向Zにおける長さが長く形成されており、ケース本体2における段部22内に配置される。
このとき、外装部材3の本体部31においてケース本体2の内周側の端面23と対向する下端面33は、ケース本体2の内周側の端面23と同様にケース本体2の厚み方向Xとほぼ平行な面となっている。また、外装部材3の本体部31においてケース本体2の内周面24と対向する外周面34は、ケース本体2の内周面24と同様に時計100の高さ方向Zに沿うほぼ垂直な面となっている。
このように、ケース本体2と外装部材3とは、ケース本体2の厚み方向Xと平行な突き当て面を構成するケース本体2の内周側の端面23と外装部材3の下端面33とで接触していることから、時計100の高さ方向Zにおけるずれが生じないように位置決めされる。
このため、レーザ光L1が照射面Fで反射することで生じた反射光L2は、図4(a)に示すようにレーザ光L1の照射元である図示しないレーザ発生装置側に向かってレーザ光L1とほぼ平行するように出射され、レーザ発生装置によって吸収される。
このため、反射光L2が散乱せず、モジュール受け面322の表面が溶けて荒れるのを防ぐことができる。また、ケース1内に反射光L2に起因する焦げや煤等が付かず、ケース1内が汚れることも防止できる。
本実施形態において、時計100を組み立てる際には、まず、ケース本体2の上側に外装部材3を配置する。
このとき、ケース本体2と外装部材3とは、ケース本体2の厚み方向Xと平行な突き当て面(ケース本体2の内周側の端面23及び外装部材3の下端面33)において接触する。これにより、ケース本体2と外装部材3とは時計100の高さ方向Zにおけるずれが生じないように位置決めされる。
次に、図4(a)に示すように、ケース1(ケース本体2)の裏面側からケース本体2と外装部材3との溶接部Wpをレーザ溶接する。具体的には、ケース本体2の裏面側の中心部(環状中心)近傍からケース1の内周面となる面であってケース本体2と外装部材3とを溶着させるべき箇所(溶接部Wp)に向かってレーザ光L1を照射する。これにより、溶接部Wpが一部溶けてケース本体2と外装部材3とが溶着される。
本実施形態では、溶接部Wpの照射面Fが入射するレーザ光L1に対して垂直に形成されているため、照射面Fで反射した反射光L2は、レーザ光L1の照射元である図示しないレーザ発生装置側に向かってレーザ光L1とほぼ平行するように出射され、レーザ発生装置によって吸収される。これにより、モジュール受け面322が反射光L2により溶かされることが防止される。
このとき、モジュール4の上面は、モジュール受け面322に突き当てられる。
モジュール受け面322は、反射光L2により溶かされず、表面に荒れのない平滑な状態が保たれているため、モジュール4は、がたつくことなく精密に位置決めされる。
すなわち、本実施形態では、ケース本体2外装部材3との接触面は、ケース本体2の厚み方向Xと平行な突き当て面である内周側の端面23及び下端面33と、ケース本体2の厚み方向Xと垂直な当接面である内周面24及び外周面34とで構成されている。
このように、ケース本体2と外装部材3とが、ケース本体2の厚み方向Xと平行な突き当て面である内周側の端面23及び下端面33で接触することで、外装部材3のケース本体2に対する時計100の高さ(厚み)方向Zの位置が確実に規定され、時計100の高さ(厚み)方向Zのばらつきの無いケース1を形成することができる。
このため、レーザ光L1が照射面Fに入射して発生した反射光L2は、第1の実施形態と同様にレーザ光L1とほぼ平行する方向に出射され、レーザ光L1の照射元において吸収され、散乱しない。
これにより、レーザ溶接によってケース1を形成する場合でも、平滑に保たれたモジュール受け面322でモジュール4を精密に位置決めすることができ、精度が高く、組み込み性にも優れた時計100とすることができる。
例えば、図4(b)に示すように、ケース本体2の外周側の端面21の上に防水リング17を配置し、外装部材3における本体部31の下側であって外周側が、ケース本体2の外周側の端面21の上に防水リング17を介して配設されるようにしてもよい。
これにより、ケース本体2と外装部材3との溶着に加え、防水リング17によってもケース本体2と外装部材3との間の気密性を確保することができ、気密について信頼性の高いケース1を実現することができる。
例えば、ケース1内部に操作ボタン18の挿入側の軸部やパイプ部材等が挿入されている場合、溶接部Wpへのレーザ光L1の照射が妨げられてしまう場合がある。このような場合、ケース1の全周に亘って切れ目なくケース本体2と外装部材3とを溶接することが難しくなる。この点、ケース本体2と外装部材3との間に防水リング17を設けることにより、操作ボタン18等のある箇所を避けて溶接を行っても、ケース本体2と外装部材3との間の気密性を確実に確保することができる。
また、仮に操作ボタン18の無い状態でレーザ溶接を行うことができる場合でも、溶着による気密性確保の他に防水リング17を設けることで、より気密の信頼性を高めることができる。
次に、図5(a)及び図5(b)を参照しつつ、本発明に係るケース及び時計の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、ケースを構成するケース本体及び外装部材の形状等が第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態等と異なる点について説明する。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態では第1の実施形態等と同様に、時計100は、ケース本体2と外装部材3とがレーザ溶接により一体化されることで構成されたケース1を備えている。
段部22の底面を構成する内周側の端面23は、ケース本体2の厚み方向X(図5(a)及び図5(b)等参照)とほぼ平行な面となっている。
また、段部22の内周面24は、ケース本体2の厚み方向Xと垂直な方向である時計100の高さ方向Z(図5(a)及び図5(b)等参照)に沿うほぼ垂直な面となっている。
本実施形態では、図5(a)等に示すように、外装部材3における本体部31の下側であって外周側は、ケース本体2の外周側の端面21の上に防水リング17を介して配置される。
また、本体部31の下側であって内周側は、外周側よりも時計100の高さ方向Zにおける長さが長く形成されており、ケース本体2における段部22内に配置される。
このとき、外装部材3の本体部31においてケース本体2の内周側の端面23と対向する下端面33は、ケース本体2の内周側の端面23と同様にケース本体2の厚み方向Xとほぼ平行な面となっている。また、外装部材3の本体部31においてケース本体2の内周面24と対向する外周面34は、ケース本体2の内周面24と同様に時計100の高さ方向Zに沿うほぼ垂直な面となっている。
内向きフランジ部32の下面であって、ケース本体2と外装部材3との溶接部Wpに向かって照射されるレーザ光L1の、照射面Fに対する入射角度θに対応して、照射面Fで反射した反射光L2が到達する位置には、反射光L2による溶け広がりを防ぐ反射光受け部321が形成されている。
また、内向きフランジ部32の下面であって反射光受け部321が形成されていない部分(本実施形態では、外装部材3における内周側の部分)は、ケース1(ケース本体2)の内側に配置されるモジュール4を受けるモジュール受け面322を構成する。
このとき、反射光L2の到達位置とモジュール受け面322とが面一となって連続していると、反射光L2の影響が内向きフランジ部32aの下面全体に広がってしまい、図3(b)に示すように、モジュール4を受けるべきモジュール受け面322の表面まで溶け、荒れてがたついた状態となってしまう。
この点、本実施形態のように、反射光L2の到達位置にモジュール受け面322と面一とならない反射光受け部321を設けることで反射光L2の影響が反射光受け部321内のみに抑えられ、モジュール受け面322の表面が溶けて荒れるのを防ぐことができる。また、ケース1内に反射光L2に起因する焦げや煤等が付かず、ケース1内が汚れることも防止できる。
なお、レーザ溶接においては、レーザ光L1を照射面Fに対してできるだけ直角に近い角度で照射する方が、効率よく十分な溶接(溶着)を行うことができる。しかし、入射角度θが小さくなるに伴って、反射光L2の到達する位置が内向きフランジ部32の内周側(ケース1(ケース本体2)の中心側)にずれていくため、モジュール受け面322を確保することが難しくなり、ケース1(ケース本体2)の内周面近くまでモジュール4を配置することができなくなってしまう。
このため、レーザ光L1の照射面Fに対する入射角度θ、反射光受け部321の配置等は、ケース本体2と外装部材3との溶着性とモジュール受け面322の確保との兼ね合いを考慮して適宜決定される。
反射光受け部321は、反射光を受けて反射光受け部321以外への溶け広がりを防止するのに必要十分であり、かつモジュール受け面322を十分確保することができるように形成される。このため、本実施形態では、内向きフランジ部32の下面のうち、外周側からほぼ半分程度の幅(例えば内向きフランジ部32の張出幅が1mm程度であれば、0.5mm程度)で反射光受け部321を設けている。また、内向きフランジ部32の深さは、反射光L2が照射されることで形成される凹凸が0.1mm程度であることを考慮して、0.1〜0.2mm程度であることが好ましい。
なお、反射光受け部321の形状、大きさ等は特に限定されない。例えば、反射光受け部321は、凹部状ではなく、モジュール受け面322と面一とならないように段差を設けた段差部であってもよい。また、反射光受け部321は、反射光L2を吸収するような材料を貼着する等により反射光L2の周囲への影響を抑える構成のものでもよい。
このように、ケース本体2と外装部材3とは、ケース本体2の厚み方向Xと平行な突き当て面を構成するケース本体2の内周側の端面23と外装部材3の下端面33とで接触していることから、時計100の高さ方向Zにおけるずれが生じないように位置決めされる。
本実施形態において、時計100を組み立てる際には、まず、ケース本体2の上側に防水リング17を介して外装部材3を配置する。
このとき、ケース本体2と外装部材3とは、ケース本体2の厚み方向Xと平行な突き当て面(ケース本体2の内周側の端面23及び外装部材3の下端面33)において接触する。これにより、ケース本体2と外装部材3とは時計100の高さ方向Zにおけるずれが生じないように位置決めされる。
次に、図5(a)及び図5(b)に示すように、ケース1(ケース本体2)の裏面側からケース本体2と外装部材3との溶接部Wpをレーザ溶接する。具体的には、ケース本体2の裏面側の中心部(環状中心)近傍からケース1の内周面となる面であってケース本体2と外装部材3とを溶着させるべき箇所(溶接部Wp)に向かってレーザ光L1を照射する。これにより、溶接部Wpが一部溶けてケース本体2と外装部材3とが溶着される。
このとき、溶接部Wpの照射面Fで反射した反射光L2は、レーザ光L1の入射角度θに応じた角度で内向きフランジ部32の下面に向かって照射される。
反射光L2は、内向きフランジ部32の下面に形成された反射光受け部321に到達し、反射光受け部321内を溶かすが、凹部状である反射光受け部321の段差は乗り越えない。このため、反射光L2の影響は反射光受け部321内にとどまり、モジュール受け面322まで溶け広がることが防止される。これにより、モジュール受け面322は、反射光L2の影響を受けない面精度の高い面として維持される。
このとき、モジュール4の上面は、モジュール受け面322に突き当てられる。
モジュール受け面322は、反射光L2により溶かされず、表面に荒れのない平滑な状態が保たれているため、モジュール4は、がたつくことなく精密に位置決めされる。
すなわち、本実施形態では、ケース本体2外装部材3との接触面は、ケース本体2の厚み方向Xと平行な突き当て面である内周側の端面23及び下端面33と、ケース本体2の厚み方向Xと垂直な当接面である内周面24及び外周面34とで構成されている。
このように、ケース本体2と外装部材3とが、ケース本体2の厚み方向Xと平行な突き当て面である内周側の端面23及び下端面33で接触することで、外装部材3のケース本体2に対する時計100の高さ(厚み)方向Zの位置が確実に規定され、時計100の高さ(厚み)方向Zのばらつきの無いケース1を形成することができる。
これにより、反射光L2により溶かされる部分を反射光受け部321内に規制することができ、モジュール受け面322等、表面を平滑に保ちたい部分に反射光L2の影響が及ぶのを防ぐことができる。
このため、モジュール4を平滑なモジュール受け面322でがたつくことなく精密に位置決めすることができ、ケース1内への高精度の組み込みが可能となる。
これにより、反射光L2がモジュール受け面322を構成する内向きフランジ部32の下面に向かって照射される場合にも、反射光L2により溶かされる部分を反射光受け部321内に規制することで、モジュール受け面322等、表面を平滑に保ちたい部分に反射光L2の影響が及ぶのを防ぐことができる。
このため、モジュール4を平滑なモジュール受け面322でがたつくことなく精密に位置決めすることができ、ケース1内への高精度の組み込みが可能となる。
このため、ケース本体2と外装部材3との溶着に加え、防水リング17によってもケース本体2と外装部材3との間の気密性を確保することができ、気密について信頼性の高いケース1を実現することができる。
時計100のケース1の場合、側部等に押釦や竜頭等の操作ボタン18を備えている。操作ボタン18は、一端側がケース1内部に挿入されるため、組み付け手順等によっては操作ボタン18の挿入側の軸部やパイプ部材等が溶接部Wpへのレーザ光L1の照射を妨げてしまう場合がある。このような場合、ケース1の全周に亘って切れ目なくケース本体2と外装部材3とを溶接することが難しくなる。この点、ケース本体2と外装部材3との間に防水リング17を設けることにより、操作ボタン18等のある箇所を避けて溶接を行っても、ケース本体2と外装部材3との間の気密性を確実に確保することができる。
また、仮に操作ボタン18の無い状態でレーザ溶接を行うことができる場合でも、溶着による気密性確保の他に防水リング17を設けることで、より気密の信頼性を高めることができる。
なお、防水リングはウレタン樹脂等の樹脂により形成されており、比較的熱に弱い。
このため、防水リングがレーザ光L1により溶かされたり変形したりしないように、レーザ光L1が照射される溶接部Wpからできるだけ離れた位置に防水リングを配置することが好ましい。
また、レーザ光L1の照射方向の延長線上から外れた位置に防水リングを配置することでレーザ光L1による影響を抑えるようにしてもよい。
第1の実施形態において、さらに防水リングを配置した場合には、より一層気密性、防水性の高いケース1を実現することができる。
例えば、図6(a)に示すように、溶接部Wpにおいて、外装部材3は、ケース本体2よりも内側に張り出していてもよい。この場合、具体的には、外装部材3の溶接部Wpにおける内周面がケース本体2の溶接部Wpにおける内周面よりも、若干ケース1の内側寄りに張り出すように、外装部材3の溶接部Wpにおける内径をケース本体2の溶接部Wpにおける内径よりも小さく形成する。
図6(a)では、外装部材3の溶接部Wpにおける内周面がケース本体2の溶接部Wpにおける内周面よりも0.05mmケース1の内側寄りに張り出すように形成された例を示している。
なお、外装部材3の溶接部Wpにおける内径をケース本体2の溶接部Wpにおける内径よりもどの程度小さく形成するかは適宜設定される事項であるが、通常部品間に持たせる誤差が0.05mm程度あり、これに部品公差を含めると0.075mm程度であることから、0.05mm〜0.075mm程度に設定することが好ましい。
この点、図6(a)に示すように、外装部材3の溶接部Wpにおける内周面をケース本体2の溶接部Wpにおける内周面よりもケース1の内側寄りに張り出すように形成した場合には、溶接部Wpにおいてレーザ光L1が当たらない部分が生ずるのを避けることができ、ケース本体2及び外装部材3を溶接部Wpにおいて十分に溶着させることができる。
例えば、ケース1は、歩数計、心拍数計、高度計、気圧計等、ケース内部に精密な平面で位置決めする必要があるような機械部品等を収容する各種機器に適用されるケースであってもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
ケース本体と、
前記ケース本体にレーザ溶接される外装部材と、
を備え、
前記ケース本体と前記外装部材との溶接部は、レーザ光が照射される照射面が入射する前記レーザ光に対して垂直となるように形成されていることを特徴とするケース。
<請求項2>
前記外装部材は、前記ケース本体の上側に配置され、前記ケース本体の内側に向かって延出するフランジ部を備えており、
前記フランジ部の下面は、前記ケース本体の内側に配置されるモジュールを受けるモジュール受け面を構成することを特徴とする請求項1に記載のケース。
<請求項3>
前記ケース本体と前記外装部材との接触面は上方向に拡開するテーパ形状を構成する斜面となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケース。
<請求項4>
前記ケース本体と前記外装部材との接触面は、前記ケース本体の厚み方向と平行な突き当て面と、前記ケース本体の厚み方向と垂直な当接面とで構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケース。
<請求項5>
前記ケース本体と前記外装部材との間に介在する防水リングをさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のケース。
<請求項6>
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のケースと、
前記ケース内に収容されるモジュールと、
を備えることを特徴とする時計。
2 ケース本体
3 外装部材
4 モジュール
32 内向きフランジ部
100 時計
322 モジュール受け面
F 照射面
L1 レーザ光
L2 反射光
Wp 溶接部
Claims (6)
- ケース本体と、
前記ケース本体にレーザ溶接される外装部材と、
を備えるケースであって、
前記ケース本体と前記外装部材との溶接部は、前記ケース本体及び前記外装部材が一部斜めに切り欠かれていることにより、レーザ光が照射される照射面が入射する前記レーザ光に対して垂直となるように形成されている、
または、前記溶接部においてレーザ光が照射される照射面が前記ケースの柱形状の高さ方向に沿うほぼ垂直な面となっており、レーザ光が、前記照射面に対して所定の入射角度で斜め方向に照射され、前記照射面で反射した反射光が到達する位置には、反射光受け部が前記外装部材の本体部の内周面から前記ケース本体の内側に向かって延出するフランジ部に形成されていることを特徴とするケース。 - 前記外装部材は、前記ケース本体の上側に配置されており、
前記フランジ部の下面は、前記ケース本体の内側に配置されるモジュールを受けるモジュール受け面を構成することを特徴とする請求項1に記載のケース。 - 前記ケース本体と前記外装部材との間に介在する防水リングをさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケース。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のケースと、
前記ケース内に収容されるモジュールと、
を備えることを特徴とする時計。 - ケース本体の上側に外装部材を配置する第1工程と、
前記ケース本体の裏面側から前記ケース本体と前記外装部材との溶接部をレーザ溶接し、
前記ケース本体と前記外装部材とが溶着される第2工程と、
を含み、
レーザ光が照射される前記溶接部の照射面は、前記照射面に入射する前記レーザ光に対して垂直となるように形成されている、
または、前記溶接部の照射面は、前記ケース本体と前記外装部材とを含むケースの柱形状の高さ方向に沿うほぼ垂直な面となっており、レーザ光が、前記照射面に対して所定の入射角度で斜め方向に照射され、前記照射面で反射した反射光が到達する位置には、反射光受け部が形成されていることを特徴とするケースの製造方法。 - ケース本体の上側に外装部材を配置する第1工程と、
前記ケース本体の裏面側から前記ケース本体と前記外装部材との溶接部をレーザ溶接し、
前記ケース本体と前記外装部材とが溶着される第2工程と、
前記ケース本体の裏面側からモジュールを配置する第3工程と、
を含み、
レーザ光が照射される前記溶接部の照射面は、前記照射面に入射する前記レーザ光に対して垂直となるように形成されている、
または、前記溶接部の照射面は、前記ケース本体と前記外装部材とを含むケースの柱形状の高さ方向に沿うほぼ垂直な面となっており、レーザ光が、前記照射面に対して所定の入射角度で斜め方向に照射され、前記照射面で反射した反射光が到達する位置には、反射光受け部が形成されていることを特徴とする時計の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018189354A JP6866884B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | ケース、時計、ケースの製造方法及び時計の製造方法 |
US16/574,153 US11181866B2 (en) | 2018-10-04 | 2019-09-18 | Case and timepiece |
CN202111086130.8A CN113625538B (zh) | 2018-10-04 | 2019-09-19 | 壳体的制造方法及钟表的制造方法 |
CN201910887056.6A CN111007706B (zh) | 2018-10-04 | 2019-09-19 | 壳体及钟表 |
US17/504,748 US20220035316A1 (en) | 2018-10-04 | 2021-10-19 | Case and timepiece |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018189354A JP6866884B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | ケース、時計、ケースの製造方法及び時計の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020056759A JP2020056759A (ja) | 2020-04-09 |
JP6866884B2 true JP6866884B2 (ja) | 2021-04-28 |
Family
ID=70050914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018189354A Active JP6866884B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | ケース、時計、ケースの製造方法及び時計の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US11181866B2 (ja) |
JP (1) | JP6866884B2 (ja) |
CN (2) | CN113625538B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6795019B2 (ja) * | 2018-10-04 | 2020-12-02 | カシオ計算機株式会社 | ケース及び時計 |
JP7351326B2 (ja) * | 2021-09-22 | 2023-09-27 | カシオ計算機株式会社 | 時計外装部材、時計、時計外装部材の製造方法 |
Family Cites Families (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH495575A (fr) * | 1968-08-26 | 1970-03-31 | Kullmann Jean Claude | Procédé de fixation de l'extrémité intérieure d'un spiral d'horlogerie à une virole, dispositif pour la mise en oeuvre de ce procédé et spiral virolé obtenu par ce procédé |
CH1282371A4 (ja) * | 1971-09-01 | 1974-06-28 | ||
JPS5793551A (en) * | 1980-12-03 | 1982-06-10 | Nec Corp | Electronic device |
JPS57108688A (en) | 1980-12-25 | 1982-07-06 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Joining of casing parts for watch |
GB2094034B (en) * | 1981-02-20 | 1985-01-30 | Citizen Watch Co Ltd | Structure of watch case |
JPS62137581A (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-20 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 時計用ケ−スの製造方法 |
JPH06238473A (ja) * | 1993-02-22 | 1994-08-30 | Citizen Watch Co Ltd | 時計用外装部品及びその接合方法 |
US6414910B1 (en) * | 1997-11-28 | 2002-07-02 | Citizen Watch Co., Ltd | Timepiece |
EP1014160A4 (en) * | 1998-05-12 | 2004-07-14 | Seiko Epson Corp | DISPLAY AND ELECTRONIC CLOCK |
WO2004055605A1 (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-01 | Citizen Watch Co., Ltd. | ソーラーセル付き電子時計 |
JP2004340700A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-02 | Citizen Watch Co Ltd | アンテナ付電子時計 |
JP2005203695A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Casio Micronics Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
DE102005058322B4 (de) * | 2005-12-07 | 2007-09-06 | Lange Uhren Gmbh | Uhr |
JP2009092379A (ja) * | 2006-01-31 | 2009-04-30 | Citizen Holdings Co Ltd | 太陽電池付電子時計 |
EP2328044A1 (fr) * | 2009-11-25 | 2011-06-01 | Rolex Sa | Boîte de montre |
JP2011164078A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Seiko Epson Corp | 時計および時計の製造方法 |
EP2605087B1 (fr) * | 2011-12-13 | 2017-07-26 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Ensemble modulaire d'horlogerie à modules fonctionnels |
CN102515083A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-06-27 | 东南大学 | 有光入射平面的微型原子腔、微型原子钟芯片及制备方法 |
JP6056168B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2017-01-11 | セイコーエプソン株式会社 | 時計 |
US9188956B2 (en) * | 2012-12-28 | 2015-11-17 | Seiko Instruments Inc. | Balance, timepiece movement, timepiece and manufacturing method of balance |
EP2796942A1 (fr) * | 2013-04-23 | 2014-10-29 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Methode de fixation d'un mouvement dans un boîtier |
JP2015030011A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 日本アビオニクス株式会社 | レーザ接合方法、密閉電池の製造方法、レーザ接合装置および密閉電池 |
JP6364763B2 (ja) * | 2013-12-20 | 2018-08-01 | カシオ計算機株式会社 | ケース、及び時計 |
EP2952976A1 (fr) * | 2014-06-03 | 2015-12-09 | The Swatch Group Research and Development Ltd. | Pièce d'habillage d'une pièce d'horlogerie en matériaux soudés |
TWI702760B (zh) * | 2014-06-24 | 2020-08-21 | 捷利知產股份有限公司 | 正反雙向電連接器 |
JP2016117225A (ja) | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 株式会社デンソー | 樹脂部品のレーザ溶着構造 |
US9529334B2 (en) * | 2015-03-31 | 2016-12-27 | Texas Instruments Incorporated | Rotational transition based clock, rotational spectroscopy cell, and method of making same |
EP3106935A1 (fr) * | 2015-06-16 | 2016-12-21 | Nivarox-FAR S.A. | Procédé de fabrication d'une pièce comportant une étape de brunissage modifiée |
CH711938A1 (fr) * | 2015-12-21 | 2017-06-30 | Evosigne Sa | Procédé de fabrication de pièces pour l'horlogerie. |
-
2018
- 2018-10-04 JP JP2018189354A patent/JP6866884B2/ja active Active
-
2019
- 2019-09-18 US US16/574,153 patent/US11181866B2/en active Active
- 2019-09-19 CN CN202111086130.8A patent/CN113625538B/zh active Active
- 2019-09-19 CN CN201910887056.6A patent/CN111007706B/zh active Active
-
2021
- 2021-10-19 US US17/504,748 patent/US20220035316A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20200110364A1 (en) | 2020-04-09 |
JP2020056759A (ja) | 2020-04-09 |
CN111007706A (zh) | 2020-04-14 |
US20220035316A1 (en) | 2022-02-03 |
CN113625538B (zh) | 2022-07-01 |
CN113625538A (zh) | 2021-11-09 |
CN111007706B (zh) | 2021-09-14 |
US11181866B2 (en) | 2021-11-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20220035316A1 (en) | Case and timepiece | |
JP2013068430A (ja) | 文字板組立体および時計 | |
US6616329B1 (en) | Mounting structure of rotating bezel and watch with the same | |
US8556500B2 (en) | Timepiece | |
JP6364763B2 (ja) | ケース、及び時計 | |
US20220299943A1 (en) | Case and timepiece | |
KR20020074077A (ko) | 베젤을 통해 조립된 시계케이스 | |
US9471041B2 (en) | Method of aligning a crystal relative to the middle part of a timepiece | |
JP2021012217A (ja) | ケース及び時計 | |
US10078307B2 (en) | Crown for timepiece and timepiece | |
JP6924417B2 (ja) | ケース、ケースの製造方法および時計 | |
JP7186948B2 (ja) | 蓋部材および時計 | |
JP6303336B2 (ja) | 固定ケース、時計及び外装部材の固定方法 | |
US11579567B2 (en) | Dial for a universal watch | |
US20170248920A1 (en) | Dial and timepiece | |
JP7395828B2 (ja) | ケースの製造方法、ケース、および時計 | |
JP5089279B2 (ja) | 表示板およびその製造方法 | |
JP4251194B2 (ja) | プロジェクタ用光源装置および光源装置 | |
JP2021012217A5 (ja) | ケース、ケースの製造方法及び時計の製造方法 | |
JPH0886945A (ja) | 光デバイスの溶接構造 | |
JP2016038285A (ja) | 時計 | |
JP2006275562A (ja) | ダイヤルリングを有する時計 | |
CH705484A2 (fr) | Pièce pour mouvement d'horlogerie, mouvement d'horlogerie et pièce d'horlogerie. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191010 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191010 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210112 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210309 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210322 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6866884 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |