JP6866243B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンの燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射装置(インジェクタ)に関するものである。
ディーゼルエンジン等の燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射装置は、燃料を噴射する燃料噴射孔が一端に形成された本体部と、本体部の内部に往復動自在に設けられ、燃料噴射孔を開閉するノズルニードルと、を備えている。また、従来の燃料噴射装置には、ノズルニードルにおける燃料噴射孔側とは反対側の端部である第1端部に燃料の圧力を作用させ、当該圧力をノズルニードルの駆動に利用するバランス弁構造の燃料噴射装置も提案されている(特許文献1参照)。
詳しくは、このようなバランス弁構造の燃料噴射装置は、ノズルニードルの第1端部と対向するように本体部の内部に形成され、燃料が流入する制御室と、本体部の内部に形成され、連通路を介して制御室と連通し、制御室に流入した燃料が連通路を介して流入する排出室と、連通路を開閉する開閉弁と、を備えている。このため、開閉弁によって連通路を開くことにより、制御室内の燃料が排出室に流出し、制御室内の燃料の圧力が低下する。これにより、制御室内の燃料によってノズルニードルを燃料噴射孔側へ押圧する力が減少するため、ノズルニードルが制御室側(燃料噴射孔とは反対側)へ移動して燃料噴射孔が開かれ、燃料噴射孔から燃焼室に燃料が噴射されることとなる。
特表2012−526227号公報
制御室と排出室とを連通する連通路を開閉する開閉弁は、相対移動する第1弁体及び第2弁体を備えている。第1弁体は、本体部の軸方向に往復動自在に設けられており、第1弁体が第2弁体に接触すると、第1弁体と第2弁体との間の流路が閉じられた状態となる。つまり、開閉弁が閉じられ、制御室と排出室とを連通する連通路が閉じられた状態となる。また、第1弁体が第2弁体に接触していない状態においては、第1弁体と第2弁体との間の流路が開かれた状態となる。つまり、開閉弁が開かれ、制御室と排出室とを連通する連通路が開かれた状態となる。そして、開閉弁が開かれることにより、第1弁体と第2弁体との間の流路を通って制御室内の燃料が排出室に流出し、制御室内の燃料の圧力が低下して、上述のようなノズルニードルの動作によって燃料噴射孔が開かれることとなる。
この第1弁体には、第1弁体が往復動する方向に貫通する貫通孔が形成されており、貫通孔内には、第1弁体を支持する圧力ピンがはめ込まれている。そして、第1弁体が、圧力ピンに沿って往復動自在に摺動することで開閉弁の開閉が行われる。この圧力ピンの連通路側の端部は、高い燃料圧の空間内に位置しており、圧力ピンと第1弁体との連通路側の間隙には高い燃料圧がかかっている。一方、第1弁体の連通路側と反対側の空間は、低い燃料圧の空間となっている。
ここで、近年、燃料噴射装置に供給される燃料の圧力が高圧になってきている。そして、今後、燃料噴射装置に供給される燃料の更なる高圧化が予想される。このように燃料噴射装置に供給される燃料の圧力が高圧になってくると、圧力ピンと第1弁体との間隙から高圧の燃料が漏れることが懸念される。圧力ピンと第1弁体との間隙から高圧の燃料の漏れが発生すると、開閉弁を閉じた状態にしても燃料が制御室から低い燃料圧の空間に流出し、制御室内の圧力上昇速度が低下してしまう。そして、この制御室内の圧力上昇速度の低下に伴って、ノズルニードルが燃料噴射孔を閉じるまでの時間も遅くなり、予定量よりも多くの燃料をエンジンの燃焼室に噴射してしまうこととなる。このため、燃料噴射装置に供給される燃料の更なる高圧化に備え、圧力ピンと第1弁体との間のシールの強化を講じて気密性を高めることが重要である。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃料噴射装置に供給される燃料が高圧になった場合でも、圧力ピンと第1弁体との間のシールが強化され気密性が高められた燃料噴射装置を得ることを目的とする。
本発明に係る燃料噴射装置は、燃料を噴射する燃料噴射孔が一端に形成された本体部と、本体部の内部に往復動自在に設けられ、燃料噴射孔を開閉するノズルニードルと、ノズルニードルにおける燃料噴射孔側とは反対側の端部である第1端部と対向するように本体部の内部に形成され、燃料が流入する制御室と、本体部の内部に形成され、連通路を介して制御室と連通し、制御室に流入した燃料が連通路を介して流入する排出室と、連通路を開閉する開閉弁と、を備え、制御室内の燃料の圧力をノズルニードルの第1端部に作用させ、当該圧力をノズルニードルの駆動に利用する燃料噴射装置であって、開閉弁は、本体部の内部に往復動自在に設けられ、当該往復動の方向に貫通する貫通孔が形成されている第1弁体と、円柱形状に形成され、貫通孔内に配置されて第1弁体を摺動自在に支持する圧力ピンと、本体部の内部に固定され、第1弁体と接触することによって、燃料が流れる流路を閉塞する第2弁体と、を有し、圧力ピンは、連通路側の端部に開口部が形成されており、開口部から前記圧力ピンの軸方向に凹んだ中空部が形成されている円筒部を有するものである。
本発明に係る燃料噴射装置は、第1弁体に形成された貫通孔内に配置されて第1弁体を摺動自在に支持する圧力ピンを有しており、圧力ピンは、連通路側の端部に開口部が形成されており、開口部から軸方向に凹んだ中空部が形成されている円筒部を有している。そのため、圧力ピンに高い燃料圧が作用すると、中空部に入り込んだ燃料によって、円筒部の直径が拡張されて圧力ピンと第1弁体との間隙が小さくなり、圧力ピンと第1弁体との間のシールが強化されて気密性が高まる。その結果、本発明に係る燃料噴射装置は、燃料の圧力が高圧になっても、圧力ピンと第1弁体との間隙から燃料が漏れることを防止することができる。また、一般的に、燃料の圧力が高いほど、圧力ピンと第1弁体との間隙から燃料が漏れやすくなる。しかし、本発明に係る燃料噴射装置は、圧力ピンに中空部が形成された円筒部を有しているため、燃料の圧力が高いほど、中空部に入り込んだ燃料の圧力によって円筒部の直径が拡張しやすくなり、圧力ピンと第1弁体との間のシールが強化されて気密性が高まる。
本発明の実施の形態1に係る燃料噴射装置を示す断面図である。 図1の燃料噴射装置のA部拡大図である。 図2の圧力ピンと弁ニードルのB−B線断面図である。 本発明の実施の形態2に係る燃料噴射装置の部分拡大図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る燃料噴射装置について具体的に説明する。ただし、本発明の実施の形態1に係る燃料噴射装置は、本発明の一態様を示すものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。なお、本発明の実施の形態1に係る燃料噴射装置においては、燃料噴射孔が形成された側の端部を燃料噴射装置の下端とし、燃料噴射孔側の端部とは反対側の端部を燃料噴射装置の上端として、燃料噴射装置を説明していく。
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る燃料噴射装置を示す断面図である。図2は、図1の燃料噴射装置のA部拡大図である。なお、図2においては、圧力ピン61、アーマチャ板41、弁ニードル25のみを記載し、他の構成は省略している。燃料噴射装置100は、燃料を噴射する燃料噴射孔3が一端に形成された本体部1を備えている。本実施の形態1では、本体部1を、ノズル本体2、ユニオンナット4及び閉塞板5で構成している。なお、本体部1を構成するこれらの部品は、あくまでも一例である。燃料噴射装置100のデザインに応じて、本体部1の分割数は、換言すると本体部1を構成する部品数は、任意に変更可能である。
ノズル本体2は、本体部1の下部部分を構成するものである。ユニオンナット4は、本体部1の上部部分を構成するものであり、筒状に形成されている。ユニオンナット4の下端部には、例えば圧入等により、ノズル本体2が気密に固定されている。また、ユニオンナット4の上端部は、閉塞板5によって気密に閉塞されている。
ノズル本体2の内部には、高圧室52が形成されている。当該高圧室52は、ノズル本体2及びユニオンナット4に形成された燃料入口51を介して、外部(例えばコモンレール、燃料ポンプ等)から、高圧の燃料が供給される。ノズル本体2の下端には、燃料噴射孔3が形成されている。当該燃料噴射孔3を通して、高圧室52内の高圧燃料が、図示されない燃焼室へと噴射される。
高圧室52の上端部(つまり、燃料噴射孔3側とは反対側の端部)は、弁板21により画定されている。当該弁板21は、ユニオンナット4の内周面に取り付けられた固定リング4aとノズル本体2との間に挟持されて本体部1の内部に固定され、高圧室52を気密に閉塞している。弁板21における高圧室52側の面を構成する壁部には、制御室10を包囲する筒状突出部14が形成されている。当該筒状突出部14における弁板21とは反対側の端部は壁11により閉塞されている。また、当該壁11には、後述のノズルニードル6が挿入されるノズルニードル開口部11aが形成されている。また、制御室10を包囲する筒状突出部14には、制御室10と高圧室52とを連通させる連通路12が形成されている。すなわち、高圧室52内の高圧燃料は、連通路12を介して、制御室10に流入する構成となっている。
ノズル本体2の内部には、高圧室52の軸線に沿って往復動自在(図1では上下動自在)に、ノズルニードル6が設けられている。このノズルニードル6は、燃料噴射孔3を開閉するものである。ノズルニードル6は、制御室10側の上端部6aと、燃料噴射孔3側の下端部6bとを有する。なお、ノズルニードル6は、一体で構成されることも可能であり、又は、互いに作動接続された複数の構成要素から構成されることも可能である。ここで、上端部6aが、本発明の第1端部に相当する。
ノズルニードル6の上端部6aは、壁11に形成されたノズルニードル開口部11aに挿入され、制御室10内に突出している。換言すると、制御室10は、ノズルニードル6の上端部6aと対向するように本体部1内に形成されているとも言える。ノズルニードル6が往復動することにより、制御室10の容積が変更される。なお、制御室10には、燃料入口51を介して高圧室52に流入した燃料の中で、燃料の圧力をノズルニードル6の往復動に利用するために燃料の一部が流入する。
また、ノズルニードル6の外周面には、壁11の下方となる位置に、鍔状の突起部8が形成されている。そして、突起部8と壁11との間には、ノズルニードル6を燃料噴射孔3側へ付勢するバネ9が設けられており、ノズルニードル6には、下向き(つまり燃料噴射孔3に近づく方向)の力が加わることとなる。また、ノズルニードル6の下端部6bの上方には、段部7が形成されている。高圧室52内の高圧燃料の圧力が段部7に作用することにより、ノズルニードル6には、上向き(つまり燃料噴射孔3から離れる方向)の力が加わることとなる。ノズル本体2内の燃料噴射孔3につながる部位には、シート部18が形成されており、ノズルニードル6がシート部18に対して着座(シート)することで燃料噴射孔3が閉塞され、高圧室52内の高圧燃料が燃料噴射孔3から噴射されない状態となる。一方、ノズルニードル6がシート部18から離間(リフト)することで、燃料噴射孔3が開放され、高圧室52内の高圧燃料が燃料噴射孔3から噴射される状態となる。
弁板21における制御室10とは反対側の面を構成する壁部側には、筒状の壁31及び該壁31の上端部を閉塞する壁33に包囲されて、排出室30が形成されている。排出室30は、本体部1の内部に形成され、連通路13を介して制御室10と連通し、制御室10に流入した燃料が連通路13を介して流入する。また、弁板21には、制御室10と排出室30とを連通させる連通路13の構成の一部である貫通孔13aが形成されている。弁板21の排出室30側には、弁ニードル25が配置されている。この弁ニードル25は、弁板21と共に開閉弁20を構成するものである。
弁ニードル25は、弁板21に向かう方向及び弁板21から離れる方向に、往復動自在(図1では上下動自在)となっている。弁ニードル25は、略円筒形状に形成されており、弁ニードル25内には、燃料噴射装置100の縦軸に沿って往復動の方向(図1では上下方向)に貫通する弁ニードル孔26が形成されている。弁ニードル孔26内には、高圧に対して気密に圧力ピン61がはめ込まれている。圧力ピン61は、弁ニードル孔26と、後述するアーマチャ板孔41aと、バネ42と、電磁石43と、の中央を通って伸張している。弁ニードル25は、後述するアーマチャ板41に対するバネ42の付勢力と電磁石の磁力とにより圧力ピン61の外壁面に沿って上下方向に往復移動する。
そして、図2に示す弁ニードル25の弁板21側の先端部25aが、図1に示す弁板21における貫通孔13aの開口部の外周側に接触した状態では、つまり開閉弁20が閉じた状態では、弁板21と弁ニードル25との間の流路13bを閉塞する。また、図2に示す弁ニードル25の弁板21側の先端部25aが、図1に示す弁板21における貫通孔13aの開口部の外周側から離れた状態では、つまり開閉弁20が開いた状態では、弁板21と弁ニードル25との間の流路13bが開く。すなわち、制御室10と排出室30とを連通する連通路13は、弁板21に形成された貫通孔13aと、弁板21と弁ニードル25との間の流路13bと、で構成される。そして、開閉弁20は、連通路13を開閉するものである。なお、弁ニードル25とアーマチャ板41とが本発明の「第1弁体」に相当し、弁板21が本発明の「第2弁体」に相当する。すなわち、第1弁体は、本体部1の内部に往復動自在に設けられている。また、第2弁体は、本体部1の内部に固定され、第1弁体と接触することによって、燃料が流れる流路を閉塞する。
上述のように開閉弁20が開くことにより、制御室10と排出室30とが、連通路13(貫通孔13a,流路13b)を介して連通する。このため、制御室10内の燃料は、連通路13を通って、排出室30に流入することとなる。ここで、連通路13を構成する貫通孔13a及び流路13bの流路断面積は、高圧室52と制御室10とを連通する連通路12の流路断面積よりも大きくなっている。このため、開閉弁20が開かれた際、高圧室52から制御室10へ流入する燃料の量よりも、制御室10から排出室30へ流出する燃料の量の方が多くなる。したがって、開閉弁20が開かれた際、制御室10内の燃料の圧力は、高圧室52内の燃料の圧力よりも低くなる。
排出室30を包囲する壁31には、例えば2つの出口孔32が形成されている。当該出口孔32は、排出室30と、ユニオンナット4内において弁板21の上方に形成された低圧室53と、を連通する貫通孔である。低圧室53は、燃料噴射装置100内に供給された燃料を外部に排出させる燃料出口54と連通している。このため、低圧室53内には、高い燃料圧は形成されない。
弁ニードル25は、排出室30の上方を包囲する壁33に形成された開口部を通って、低圧室53へと伸張している。つまり、弁ニードル25の上端部(弁板21側とは反対側の端部)は、壁33よりも上方へ突出している。そして、弁ニードル25の該上端部には、アーマチャ板41が設けられている。当該アーマチャ板41は、低圧室53において、燃料噴射装置100の縦方向と直角に伸張している。アーマチャ板41には、燃料噴射装置100の縦軸に沿って往復動の方向(図1では上下方向)に貫通するアーマチャ板孔41aが形成されている。このアーマチャ板孔41a内には、圧力ピン61がはめ込まれている。この圧力ピン61は、燃料噴射装置100の縦軸に沿って上下に往復移動するアーマチャ板41を内側から摺動自在に支持している。なお、アーマチャ板41と弁ニードル25とを第1弁体として一体形成してもよい。また、弁ニードル孔26とアーマチャ板孔41aとが、本発明の「貫通孔」に相当する。すなわち、第1弁体の往復動の方向に貫通する貫通孔が、第1弁体に形成されている。
アーマチャ板41と閉塞板5との間には、バネ42が配置される。バネ42は、弁ニードル25が弁板21上に押圧されて両者の間が閉塞するように、アーマチャ板41を弁板21の方へ付勢する。
アーマチャ板41と閉塞板5との間には、電磁石43も設けられている。当該電磁石43の作動により(電磁石43に電力が供給されることにより)、アーマチャ板41は、バネ42の力に逆らって上方に移動する。つまり、アーマチャ板41に取り付けられた弁ニードル25は、開閉弁20が開く方向に移動する。すなわち、開閉弁20は、電磁石43の作動により開放される。開閉弁20が開いた際、制御室10の燃料は、上述のように排出室30内に流入し、当該排出室30から、出口孔32を通ってさらに低圧室53及び燃料出口54へと流入する。なお、第1弁体を構成するアーマチャ板41と、電磁石43との間の空間は低圧室53の一部であり低い燃料圧の空間となっている。
制御室10からの燃料の流出によって制御室10内の燃料の圧力が低下すると、当該制御室10内の燃料の圧力は、ノズルニードル6の段部7に作用する高圧室52内の燃料の圧力に逆らってノズルニードル6を下の閉塞位置に保持するためには、もはや十分ではない。このため、制御室10からの燃料の流出によって制御室10内の燃料の圧力が低下すると、ノズルニードル6は、上方へ移動して燃料噴射孔3を開放する。これにより、高圧室52内の燃料は、燃料噴射孔3を通って、図示されない燃焼室へと噴射される。
燃料噴射孔3からの燃料の噴射を終了させるには、電磁石43への電力の供給を停止する。これにより、アーマチャ板41が、バネ42によって下の閉塞位置へと押圧される。そして、アーマチャ板41と共に弁ニードル25も下方に移動し、弁板21と接触する。すなわち、開閉弁20が閉じる。開閉弁20が閉じると、連通路12を通って高圧室52から制御室10へと流入する燃料は、制御室10から排出室30へと流出できない。このため、制御室10内の燃料の圧力が高まる。制御室10内の高まった圧力は、ノズルニードル6に対して、バネ9の力と共に当該ノズルニードル6を下の閉塞位置へと押圧する下向きの力を加える。これにより、ノズルニードル6が下降し、ノズルニードル6の下端部6bは燃料噴射孔3を閉塞する。その結果、更なる燃料が、高圧室から燃料噴射孔3を通って燃焼室へと噴出されることはない。すなわち、本実施の形態1に係る燃料噴射装置100は、制御室10内の燃料の圧力をノズルニードル6の上端部6aに作用させ、当該圧力をノズルニードル6の駆動に利用する燃料噴射装置である。
図1では、圧力ピン61は、下端面に対して作用する力が上端面を介して例えば圧力センサであるセンサ72へと伝達されるように、配置されている。また、圧力ピン61の上端面とセンサ72との間に、補正素子71が設けられている。この補正素子71は、センサ72と圧力ピン61との間の角度許容誤差を補正し、センサ72により遂行される測定の精度を高めることを可能とする。
弁ニードル25が下方に移動している状態においては、すなわち、開閉弁20が閉じて制御室10と排出室30との間が連通していない状態においては、制御室10内に存在する高い燃料圧が、貫通孔13aを通って圧力ピン61の下端に作用する。そして、圧力ピン61は、制御室10内の燃料圧に比例する力をセンサ72へと伝達する。このとき、制御室10は、連通路12を介して高圧室52と連通しているため、制御室10内の燃料圧は、油圧のバランスが保たれて、高圧室52内の燃料圧と同じである。したがって、圧力ピン61によりセンサ72に対して加えられる力は、高圧室52内の燃料圧に比例する。高圧室52内の燃料圧は、センサ72により測定された値から簡単に決定可能である。なお、図1では、燃料噴射装置100は、補正素子71とセンサ72とを有する構成が示されているが、燃料噴射装置100は、補正素子71とセンサ72とを有していなくてもよい。すなわち、圧力ピン61が、ユニオンナット4の上部に設けられる構成部材あるいは閉塞板5と接するように構成されてもよい。
[圧力ピン61の詳細]
図3は、図2の圧力ピンと弁ニードルのB−B線断面図である。続いて、図2及び図3を用いて、圧力ピン61の構成をさらに詳細に説明する。圧力ピン61は、円柱形状に形成され、燃料噴射装置100の縦軸に沿って上下方向に往復移動する弁ニードル25を内側から摺動自在に支持している。また、圧力ピン61は、例えば炭素鋼等の金属材料により形成されており、中心軸が燃料噴射装置100の縦軸に沿って配置されている。圧力ピン61は、連通路13側の端部61aに開口部62が形成されており、開口部62から圧力ピン61の軸方向に凹んだ中空部63が形成されている円筒部64を有する。
円筒部64は、圧力ピン61と、弁ニードル25と、アーマチャ板41とが組み合わされた状態において、中空部63の最深部63aがアーマチャ板41よりも上方(電磁石43側)に位置するように延設されている。すなわち、円筒部64は、弁ニードル25とアーマチャ板41とを貫通する長さよりも長く形成されている。さらに換言すれば、円筒部64は、第1弁体の軸方向の長さよりも長く形成されている。ただし、円筒部64は、中空部63の最深部63aがアーマチャ板41よりも上方(電磁石43側)に位置することが望ましいが、中空部63の最深部63aがアーマチャ板41と同じ位置あるいはアーマチャ板41よりも下方(制御室10側)に位置していてもよい。すなわち、円筒部64は、第1弁体の軸方向の長さよりも長く形成されていることが望ましいが、円筒部64が、第1弁体の軸方向の長さ以下に形成されていてもよい。
円筒部64は、壁部の肉厚が周方向にわたって均等あるいは略均等に形成されている。また、円筒部64は、壁部の肉厚が圧力ピン61の軸方向にわたって均等あるいは略均等に形成されている。中空部63の最深部63aは、燃料による高い圧力を均等に受けるように半球面状に形成されている。ただし、最深部63aの形状は、燃料による高い圧力を均等に受けるように半球面状に形成されていることが望ましいが、例えば、円錐状、あるいは平坦状に形成されていてもよい。円筒部64の開口部62は、連通路13内に位置しており、中空部63は連通路13を介して制御室10と連通している。
弁ニードル25が下方に移動している状態においては、すなわち、開閉弁20が閉じて制御室10と排出室30との間が連通していない状態においては、制御室10内に存在する高い燃料圧が、図1に示す貫通孔13aを通って圧力ピン61の下端に作用する。そして、燃料噴射装置100では、圧力ピン61の下端に作用する高い燃料圧は、開口部62を介して圧力ピン61の中空部63内にも高い燃料圧が作用し、圧力ピン61の内側から外側に向けて円筒部64の壁部を押し広げる力が作用することになる。
以上のように、燃料噴射装置100は、弁ニードル25とアーマチャ板41とから構成される第1弁体に形成された貫通孔(弁ニードル孔26およびアーマチャ板孔41a)内に配置されて、第1弁体を摺動自在に支持する圧力ピン61を有している。そして、圧力ピン61は、連通路13側の端部に開口部62が形成されており、開口部62から軸方向に凹んだ中空部63が形成されている円筒部64を有している。そのため、圧力ピン61に高い燃料圧が作用すると、中空部63に入り込んだ燃料によって、円筒部64の直径が拡張されて圧力ピン61と第1弁体との間隙が小さくなり、圧力ピン61と第1弁体との間のシールが強化されて気密性が高まる。その結果、燃料噴射装置100は、燃料の圧力が高圧になっても、圧力ピン61と第1弁体との間隙から燃料が漏れることを防止することができる。
また、一般的に、弁ニードル25が下方に移動している状態においては、すなわち、開閉弁20が閉じて制御室10と排出室30との間が連通していない状態においては、制御室10内に存在する高い燃料圧が、貫通孔13aを通って圧力ピン61と弁ニードル25の下端に作用する。一方、アーマチャ板41と、電磁石43との間の空間は低圧室53の一部であり低い燃料圧の空間となっている。従来の燃料噴射装置では、圧力ピンが中実に形成されており、連通路13側の高い燃料圧は、圧力ピンと弁ニードルとの間隙に集中しやすい。そのため従来の燃料噴射装置では、燃料の圧力が高いほど燃料が圧力ピンの外周壁と弁ニードル孔の内周壁との間隙を通り、高い燃料圧の連通路13側から低い燃料圧のアーマチャ板41と電磁石43との間の空間へと漏れやすくなる。
これに対し、燃料噴射装置100は、圧力ピン61に中空部63が形成された円筒部64を有しているため、燃料の圧力が高いほど、中空部63に入り込んだ燃料の圧力によって円筒部64の直径が拡張しやすくなる。したがって、燃料噴射装置100は、燃料の圧力が高いほど、圧力ピン61と第1弁体との間のシールがさらに強化されて気密性が高まる。
また、燃料噴射装置100は、円筒部64が、第1弁体の軸方向の長さよりも長く形成されている。したがって、円筒部64は、第1弁体の貫通孔内において全領域にわたり径方向に拡張する。そのため、燃料噴射装置100は、広い範囲で圧力ピン61と第1弁体との間隙のシールを強化して気密性を高めることができる。
また、燃料噴射装置100は、中空部63の最深部63aが、半球面状に形成されている。そのため、圧力ピン61は、最も高い燃料圧が作用する最深部63aにおいて、燃料による高い圧力を均等に受けることができる。したがって、燃料噴射装置100は、圧力ピン61に局所的に力がかかることにより圧力ピン61が変形および破損することを防ぐことができる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る燃料噴射装置の部分拡大図である。図1〜図3の燃料噴射装置と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。なお、実施の形態2に係る燃料噴射装置100は、圧力ピン161の中空部163の構造が実施の形態1に係る燃料噴射装置100の中空部63の構造と異なるものであり、その他の構成については実施の形態1に係る燃料噴射装置100と同じ構成である。以下、圧力ピン161の中空部163の構造を説明することで、実施の形態2に係る燃料噴射装置100について説明する。
圧力ピン161は、円柱形状に形成され、燃料噴射装置100の縦軸に沿って上下方向に往復移動する弁ニードル25を内側から摺動自在に支持している。また、圧力ピン161は、例えば炭素鋼等の金属材料により形成されており、中心軸が燃料噴射装置100の縦軸に沿って配置されている。圧力ピン161は、連通路13側の端部161aに開口部62が形成されており、開口部62から圧力ピン161の軸方向に凹んだ中空部163が形成されている円筒部164を有する。
円筒部164は、圧力ピン161と、弁ニードル25と、アーマチャ板41とが組み合わされた状態において、中空部163の最深部163aがアーマチャ板41よりも上方(電磁石43側)に位置するように延設されている。すなわち、円筒部164は、弁ニードル25とアーマチャ板41とを貫通する長さよりも長く形成されている。さらに換言すれば、円筒部164は、第1弁体の軸方向の長さよりも長く形成されている。ただし、円筒部164は、中空部163の最深部163aがアーマチャ板41よりも上方(電磁石43側)に位置することが望ましいが、中空部163の最深部163aがアーマチャ板41と同じ位置あるいはアーマチャ板41よりも下方(制御室10側)に位置していてもよい。すなわち、円筒部164は、第1弁体の軸方向の長さよりも長く形成されていることが望ましいが、円筒部164が、第1弁体の軸方向の長さ以下に形成されていてもよい。
円筒部164は、壁部の肉厚が周方向にわたって均等あるいは略均等に形成されている。円筒部164は、下端から上端に向かって内径が縮小するように、径方向の壁部の肉厚が上方に向かって厚くなるように形成されている。換言すれば、中空部163は、中空部163の直径が凹む方向に向かって小さくなるように、円錐台形状に形成されている。中空部163の下端から上端に向けての直径の縮小率は、例えば、燃料の圧力を考慮して決定される。中空部163の最深部163aは、燃料による高い圧力を均等に受けるように半球面状に形成されている。ただし、最深部163aの形状は、燃料による高い圧力を均等に受けるように半球面状に形成されていることが望ましいが、例えば、円錐状、あるいは平坦状に形成されていてもよい。円筒部164の開口部62は、連通路13内に位置しており、中空部163は連通路13を介して制御室10と連通している。
弁ニードル25が下方に移動している状態においては、すなわち、開閉弁20が閉じて制御室10と排出室30との間が連通していない状態においては、制御室10内に存在する高い燃料圧が、図1に示す貫通孔13aを通って圧力ピン161の下端に作用する。そして、燃料噴射装置100では、圧力ピン161の下端に作用する高い燃料圧は、開口部62を介して圧力ピン161の中空部163内にも高い燃料圧が作用し、圧力ピン161の内側から外側に向けて円筒部164の壁部を押し広げる力が作用することになる。
ただし、一般的に、燃料の圧力は、中空部の末端部となる最深部に集中し、最深部近辺の周壁が膨張しやすくなる。これに対し、圧力ピン161と第1弁体との間隙は、連通路13側に向かうほど燃料の圧力が高い領域である。したがって、圧力ピン161には、連通路13側に向かうほど径方向の外側から内側方向に高い燃料圧が作用している。中空部163は、中空部163の直径が凹む方向に向かって小さくなるように、円錐台形状に形成されている。すなわち、円筒部164は、下端から上端に向かって内径が縮小するように、径方向の壁部の肉厚が上方に向かって厚くなるように形成されている。したがって、円筒部164は、連通路13側(図1および図4では下側)に向かうほど壁部の直径が拡張しやすくなる。そのため、円筒部164は、最深部163aに作用する燃料圧による壁部の拡張と合わせて、円筒部164全体の壁部が均等に拡張しやすくなる。
以上のように、燃料噴射装置100は、中空部163が、中空部163の直径が凹む方向に向かって小さくなるように、円錐台形状に形成されている。したがって、円筒部164は、連通路13側(図1および図4では下側)に向かうほど壁部の直径が拡張しやすくなる。そのため、円筒部164は、最深部163aに作用する燃料圧による壁部の拡張と合わせて、円筒部164全体の壁部が均等に拡張しやすくなる。その結果、円筒部164の全体に渡って圧力ピン161と第1弁体との間隙が小さくなり、圧力ピン161と第1弁体との間のシールが強化されて気密性が高まる。その結果、燃料噴射装置100は、燃料の圧力が高圧になっても、圧力ピン161と第1弁体との間隙から燃料が漏れることを防止することができる。
また、燃料噴射装置100は、圧力ピン161に中空部163が形成された円筒部164を有しているため、燃料の圧力が高いほど、中空部163に入り込んだ燃料の圧力によって円筒部164の直径が拡張しやすくなる。したがって、燃料噴射装置100は、燃料の圧力が高いほど、圧力ピン161と第1弁体との間のシールがさらに強化されて気密性が高まる。
また、燃料噴射装置100は、円筒部164が、第1弁体の軸方向の長さよりも長く形成されている。したがって、円筒部164は、第1弁体の貫通孔内において全領域にわたり径方向に拡張する。そのため、燃料噴射装置100は、広い範囲で圧力ピン161と第1弁体との間隙のシールを強化して気密性を高めることができる。
また、燃料噴射装置100は、中空部163の最深部163aが、半球面状に形成されている。そのため、圧力ピン161は、最も高い燃料圧が作用する最深部163aにおいて、燃料による高い圧力を均等に受けることができる。したがって、燃料噴射装置100は、圧力ピン161に局所的に力がかかることにより圧力ピン161が変形および破損することを防ぐことができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態1〜2に限定されない。例えば、圧力ピン61又は圧力ピン161は、下端部において、円筒部64又は円筒部164を構成する壁が、下方に向かうほど外径が小さくなるように複数段の異なる肉厚で形成された段差を有していてもよい。圧力ピン61又は圧力ピン161は、制御室10から連通路13に流れる際に燃料に泡が生じたとしても、複数段の異なる肉厚で形成された壁の段差にこの泡が衝突することにより泡を消すことができる。
1 本体部、2 ノズル本体、3 燃料噴射孔、4 ユニオンナット、4a 固定リング、5 閉塞板、6 ノズルニードル、6a 上端部、6b 下端部、7 段部、8 突起部、9 バネ、10 制御室、11 壁、11a ノズルニードル開口部、12 連通路、13 連通路、13a 貫通孔、13b 流路、14 筒状突出部、18 シート部、20 開閉弁、21 弁板、25 弁ニードル、25a 先端部、26 弁ニードル孔、30 排出室、31 壁、32 出口孔、33 壁、41 アーマチャ板、41a アーマチャ板孔、42 バネ、43 電磁石、51 燃料入口、52 高圧室、53 低圧室、54 燃料出口、61 圧力ピン、61a 端部、62 開口部、63 中空部、63a 最深部、64 円筒部、71 補正素子、72 センサ、100 燃料噴射装置、161 圧力ピン、161a 端部、163 中空部、163a 最深部、164 円筒部。

Claims (4)

  1. 燃料を噴射する燃料噴射孔が一端に形成された本体部と、
    前記本体部の内部に往復動自在に設けられ、前記燃料噴射孔を開閉するノズルニードルと、
    前記ノズルニードルにおける前記燃料噴射孔側とは反対側の端部である第1端部と対向するように前記本体部の内部に形成され、前記燃料が流入する制御室と、
    前記本体部の内部に形成され、連通路を介して前記制御室と連通し、前記制御室に流入した前記燃料が前記連通路を介して流入する排出室と、
    前記連通路を開閉する開閉弁と、
    を備え、
    前記制御室内の前記燃料の圧力を前記ノズルニードルの前記第1 端部に作用させ、当該圧力を前記ノズルニードルの駆動に利用する燃料噴射装置であって、
    前記開閉弁は、
    前記本体部の内部に往復動自在に設けられ、当該往復動の方向に貫通する貫通孔が形成されている第1弁体と、
    円柱形状に形成され、前記貫通孔内に配置されて前記第1 弁体を摺動自在に支持する圧力ピンと、
    前記本体部の内部に固定され、前記第1弁体と接触することによって、前記燃料が流れる流路を閉塞する第2弁体と、
    を有し、
    前記圧力ピンは、前記連通路側の端部に開口部が形成されており、前記開口部から前記圧力ピンの軸方向に凹んだ中空部が形成されている円筒部を有し、
    前記中空部は、円錐台形状に形成されている燃料噴射装置。
  2. 前記円筒部は、前記第1弁体の軸方向の長さよりも長く形成されている請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記中空部は、前記中空部の直径が凹む方向に向かって小さくなるように形成されている請求項1又は2に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記中空部の最深部は、半球面状に形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載の燃料噴射装置。
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