JP6865331B2 - 投影装置とその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、投影装置とその制御方法に関する。
投影装置としてのプロジェクタは、光源、光源からの光を空間変調する光変調素子、及び電源回路等の温度上昇の大きい部材(以下、被冷却部材という)を有するため、これらの被冷却部材を空気によって冷却するためのファンを搭載するのが一般的である。
特許文献1には、外装を構成する筐体と、筐体に設置された開口部と、この開口部を介して正回転動作により外気を筐体内部に吸入し、逆回転動作により筐体内部の空気を電子機器の外部へ排出するファンと、開口部とファンとの間に配置され、塵埃の筐体内部への侵入を防ぐフィルタと、を備えるプロジェクタが記載されている。
特許文献2には、外部の空気を取り込むための吸気口を有する外装筐体と、吸気口を覆い、外装筐体の内部に塵埃が侵入することを抑制する防塵フィルタとを備えるプロジェクタが記載されている。このプロジェクタは、防塵フィルタが目詰まりを起こし十分な吸気ができない場合に、防塵フィルタが動いて筐体と防塵フィルタの間に隙間を形成し、吸気量を確保している。
特許文献3には、フィルタ交換時における筐体内部への塵埃の侵入を防ぐために、吸気口を塞ぐための蓋を有するプロジェクタが記載されている。
特許文献4には、筐体に形成された開口部と、開口部に設けられこの開口部の開口状態を可変自在な風導板と、筐体内部に設けられ、この筐体内部に冷却空気を通過させる風量を可変自在なファンと、装置の運転時にこのファンの風量に適合するように風導板の開口状態を制御する制御手段と、を備える映像投射装置が記載されている。
日本国特開2008−060108号公報 日本国特開2014−081651号公報 日本国特開2007−241002号公報 日本国特開2004−233796号公報
吸気用ファンに対向して設けられる集塵用のフィルタは、吸気用ファンを正回転させて吸気しているときには、プロジェクタの筐体外部の粉塵が筐体内部に侵入するのを防ぐ役割を果たす。一方、特許文献1に記載されているように、この吸気用ファンを逆回転させた場合には、この逆回転による風圧によって、このフィルタに付着している粉塵の除去が可能となる。しかし、吸気用ファンを逆回転させると、筐体内部に粉塵が存在していた場合には、この粉塵がフィルタに付着する可能性がある。そして、吸気用ファンの正回転時には、この粉塵が筐体内部に戻ってしまうことになる。したがって、筐体内部に侵入してしまった粉塵についてはその除去が難しいという課題がある。特許文献1にはこういった課題とその解決手段について記載されていない。特許文献2−4は、吸気用ファンを逆回転させることは想定しておらず、上述した課題の認識はない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、筐体内部の部材への粉塵の付着を防ぐことのできる投影装置とその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の投影装置は、開口部を有する筐体と、正回転されている状態においては上記開口部から上記筐体内に空気を取り込み、逆回転されている状態においては上記筐体内の空気を上記開口部から排出するファンと、上記ファンによって上記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するためのフィルタ部と、を備え、上記フィルタ部は、上記ファンの逆回転による空気の排出方向と垂直な方向に延びる回転軸と、上記回転軸を中心に回動自在に構成された粉塵を捕捉するためのフィルタと、を有する、上記排出方向及び上記回転軸と垂直な方向に並ぶ複数のフィルタユニットによって構成され、上記複数のフィルタユニットは、上記ファンが正回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士が接触して上記開口部を閉塞し、上記ファンが逆回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士が離間して、隣接する上記フィルタユニット同士の隙間に、上記筐体内の空気が排出される流路を形成するものである。
本発明の投影装置の制御方法は、開口部を有する筐体と、正回転されている状態においては上記開口部から上記筐体内に空気を取り込み、逆回転されている状態においては上記筐体内の空気を上記開口部から排出するファンと、上記ファンによって上記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するためのフィルタ部と、を有する投影装置の制御方法であって、上記フィルタ部は、上記ファンの逆回転による空気の排出方向と垂直な方向に延びる回転軸と、上記回転軸を中心に回動自在に構成された粉塵を捕捉するためのフィルタと、を有する、上記排出方向及び上記回転軸と垂直な方向に並ぶ複数のフィルタユニットによって構成され、上記ファンが正回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士を接触させて上記複数のフィルタユニットにより上記開口部を閉塞し、上記ファンが逆回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士を離間させて、隣接する上記フィルタユニット同士の隙間に、上記筐体内の空気が排出される流路を形成するものである。
本発明によれば、筐体内部の部材への粉塵の付着を防ぐことのできる投影装置とその制御方法を提供することができる。
本発明の投影装置の一実施形態であるプロジェクタ100の概略構成を示す模式図である。 図1に示した吸気ファン7が正回転している状態における図1の範囲Aの断面模式図である。 図1に示した吸気ファン7が逆回転している状態における図1の範囲Aの断面模式図である。 図1に示した吸気ファン7が正回転している状態における図1の範囲Aの変形例を示す断面模式図である。 図1に示した吸気ファン7が逆回転している状態における図1の範囲Aの変形例を示す断面模式図である。 図1に示すプロジェクタ100の第一の変形例であるプロジェクタ100Aの概略構成を示す模式図である。 図1に示した吸気ファン7が正回転している状態における図1の範囲Aの変形例を示す断面模式図である。 図1に示した吸気ファン7が逆回転している状態における図1の範囲Aの変形例を示す断面模式図である。 図1に示すプロジェクタ100の第二の変形例であるプロジェクタ100Bの概略構成を示す模式図である。 図9に示した排気ファン8Aが逆回転している状態における図9の範囲Bの断面模式図である。 図9に示した排気ファン8Aが正回転している状態における図9の範囲Bの断面模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の投影装置の一実施形態であるプロジェクタ100の概略構成を示す模式図である。プロジェクタ100は、金属又は樹脂等からなる筐体10と、筐体10の内部に設けられた、光源ユニット2、光変調素子3、投影光学系4、システム制御部5、吸気ファン7、及び排気ファン8と、筐体10に形成された吸気口10Aに設けられたフィルタ部70と、を備える。
光源ユニット2は、白色光を出射する光源21と、カラーホイール22と、照明光学系23と、を備える。光源21は、レーザ又はLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含んで構成される。カラーホイール22は、光源21と照明光学系23の間に配置されている。カラーホイール22は、円板状の部材であり、その周方向に沿って、赤色光を透過するRフィルタ、緑色光を透過するGフィルタ、及び青色光を透過するBフィルタが設けられている。カラーホイール22は軸周りに回転され、光源21から出射される白色光を時分割にて赤色光、緑色光、及び青色光に分光して照明光学系23に導く。照明光学系23から出射された光は光変調素子3に入射される。
光変調素子3は、照明光学系23から出射された光を画像データに基づいて空間変調し、空間変調した光を投影光学系4に出射する。
図1に示すプロジェクタ100は、光変調素子3としてDMD(Digital Micromirror Device)を用いた例であるが、光変調素子3としては、例えば、LCOS(Liquid crystal on silicon)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子、又は液晶表示素子等を用いることも可能である。
投影光学系4は、光変調素子3からの光が入射されるものであり、少なくとも1つのレンズを含む。投影光学系4を通過した光は筐体10に設けられた開口を通って図示省略のスクリーンに投射される。
吸気ファン7は、筐体10に形成された開口部によって構成される吸気口10Aに対向する位置に設けられている。吸気ファン7は、その回転方向を正逆切替可能となっている。吸気ファン7は、一方向に回転(正回転)されている状態においては、吸気口10Aから筐体10内に空気を取り込み、この一方向の反対方向に回転(逆回転)されている状態においては、筐体10内の空気を吸気口10Aから排出する。
吸気ファン7が正回転することによって筐体10内に取り込まれた空気は、例えば光源21、光変調素子3、又は図示省略の電源回路等の被冷却部材に吹き当てられて、これらを冷却する。吸気ファン7はシステム制御部5によって制御される。プロジェクタ100において、吸気口10Aは開口部を構成し、吸気ファン7はファンを構成する。
吸気口10Aに設けられたフィルタ部70は、吸気ファン7によって筐体10内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するために設けられている。
排気ファン8は、筐体10に形成された開口部によって構成される排気口10Bに対向する位置に設けられており、筐体10内の空気を排気口10Bから排出する。排気ファン8はシステム制御部5によって制御される。排気口10Bには、図示省略のフィルタが嵌合されており、このフィルタによって、排気口10Bから筐体10内への粉塵の侵入が防止されている。
システム制御部5は、光源ユニット2の制御、光変調素子3の制御、吸気ファン7の制御、及び排気ファン8の制御等を行うものであり、プロセッサと、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Accsess Memory)と、を備える。
プロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Prosessing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
これらプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
システム制御部5のプロセッサは、上述した各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
図2は、図1に示した吸気ファン7が正回転している状態における図1の範囲Aの断面模式図である。図3は、図1に示した吸気ファン7が逆回転している状態における図1の範囲Aの断面模式図である。
プロジェクタ100は、図2及び図3に示された方向Y1が鉛直方向となる姿勢にて使用されることを前提としている。図2及び図3に示された方向Y2は鉛直方向の反対方向である。図2及び図3に示された方向X2は、吸気ファン7が正回転している状態における筐体10内への空気の吸引方向である。図2及び図3に示された方向X1は、吸気ファン7が逆回転している状態における筐体10内の空気の排出方向であり、方向X2の反対方向となっている。方向Y1と方向X1は直交している。
図2及び図3に示すように、フィルタ部70は、複数(図2及び図3の例では5個)のフィルタユニット71を備える。フィルタユニット71は、方向X1及び方向Y1と垂直な方向(図2及び図3の紙面手前から奥に向かう方向)に延びる回転軸72と、回転軸72を中心に回動自在に回転軸72により支持された、粉塵を捕捉するための例えばメッシュ状且つ平板状のフィルタ73と、により構成されている。
5つのフィルタユニット71は、回転軸72の延びる方向及び方向X1と垂直な方向、すなわち、方向Y1又は方向Y2に配列されている。回転軸72は、吸気口10Aに嵌合された図示省略の枠体によって支持されている。
フィルタ部70の各フィルタユニット71におけるフィルタ73の回転軸72側と反対側の端部(先端)の方向X1における位置は、フィルタ部70の各フィルタユニット71における回転軸72の方向X1における位置よりも方向X1側(図2及び図3中の右側)となっている。
フィルタ部70の各フィルタユニット71におけるフィルタ73は、吸気ファン7が停止している状態においては、その自重によって、方向Y1側に隣接するフィルタユニット71の回転軸72と接触するよう構成されている。また、フィルタ部70の各フィルタユニット71におけるフィルタ73は、吸気ファン7が正回転している状態においては、吸気ファン7により筐体10内に吸引される空気W1(図2参照)の風圧と自重とによって、方向Y1側に隣接するフィルタユニット71の回転軸72と接触するよう構成されている。このように、吸気ファン7が停止している状態と、吸気ファン7が正回転している状態とにおいて、フィルタ部70は、5つのフィルタユニット71によって吸気口10Aを閉塞する構成となっている。
また、フィルタ部70の各フィルタユニット71におけるフィルタ73は、吸気ファン7が逆回転している状態においては、吸気ファン7によって筐体10外に排出される空気W2(図3参照)の風圧によって、方向Y1に隣接するフィルタユニット71の回転軸72から離間するよう構成されている。なお、フィルタ73は、筐体10の内部を向く側の面と方向Y1とのなす角度θ(図3参照)が最大でも90度となるように、その回動量が制限されている。図3の例では、角度θの最大値が90度未満(例えば45度)とされている。
図3に示すように、フィルタ部70は、吸気ファン7が逆回転している状態においては、5つのフィルタユニット71同士が離間して、隣接するフィルタユニット71同士の隙間に、空気W2が排出される経路を形成する構成となっている。
以上のように構成されプロジェクタ100には、スクリーンへの画像の投影を行う投影モードに加えて、フィルタ部70の各フィルタ73に捕捉された粉塵を除去するための清掃モードが設けられている。この清掃モードは、例えば、プロジェクタ100の電源をオフにする操作がなされた場合等に自動的に開始されたり、手動にて開始させたりすることができる。
システム制御部5は、投影モードにおいては、吸気ファン7を正回転させる。吸気ファン7が正回転されている状態においては、図2に示すように、吸気口10Aは5つのフィルタユニット71によって閉塞される。そのため、吸気口10Aに吸引される空気W1に含まれる粉塵は、フィルタ部70の各フィルタ73によって捕捉され、筐体10内部への侵入が防止される。
システム制御部5は、清掃モードにおいては、吸気ファン7を逆回転させる。吸気ファン7が逆回転されている状態においては、図3に示すように、フィルタ73が図2に示す状態から方向X1に向かって回動する。そして、吸気口10Aは、隣接するフィルタユニット71同士の隙間によって部分的に開放された状態となる。そのため、筐体10内部の空気W2は、フィルタ部70の各フィルタ73を通過すると共に、隣接するフィルタユニット71同士の隙間に形成された流路も通過することになる。これにより、フィルタ73における筐体10を向く側の面の反対面に捕捉されていた粉塵は、フィルタ73と上記の流路とを通過する空気W2によって方向X1へと吹き飛ばされて除去される。
ここで、空気W2に粉塵が含まれていた場合を想定すると、フィルタ73における筐体10を向く側の面には、この粉塵が付着する可能性がある。しかし、上記の流路にそって空気W2が流れることで、この面に付着した粉塵はこの流路に沿って方向X1へと吹き飛ばされて除去される。
システム制御部5は、清掃モードを開始してから予め決められた時間が経過すると、吸気ファン7を停止させて清掃モードを終了する。これにより、フィルタ部70の各フィルタ73は図3の状態から方向X2に回動して図2に示す状態に戻る。
以上のようにプロジェクタ100によれば、清掃モード時において、筐体10内部に粉塵が存在していた場合であっても、この粉塵を、フィルタユニット71同士の隙間に形成された流路から筐体10の外部に排出することができる。このため、投影モード時に、この粉塵が筐体10の内部に戻ることはなく、筐体10内部の部材への粉塵の付着を防ぐことができる。
また、プロジェクタ100によれば、清掃モードにおいて吸気ファン7が逆回転されている状態においては、フィルタ部70の各フィルタ73が、吸気ファン7による空気W2の排出方向に向かって回動して上記の流路を形成する。このため、フィルタユニット71同士の隙間に形成される流路の出口を吸気口10Aの外側に形成することができ、筐体10内部の粉塵の除去を効果的に行うことができる。また、この構成によれば、吸気ファン7の回転により生じる風圧のみによってフィルタ73を回動させることができ、プロジェクタ100の小型化と製造コストの削減が可能になる。
また、プロジェクタ100によれば、図3に示すように、吸気ファン7が逆回転されている状態においては、フィルタ部70の各フィルタ73は、空気W2の排出方向である方向X1に対して傾斜した状態となる。上述したように、角度θの最大値を90度とすることも可能であるが、この最大値を90度未満とすることで、フィルタ73における筐体10の内部を向く側の面に対し空気W2を強く吹き当てることができる。このため、筐体10内部の粉塵の除去を効果的に行うことができる。
また、角度θの最大値が90度未満となっていることで、フィルタユニット71同士の隙間に形成される流路に沿った空気W2の流れる方向を鉛直方向に近づけることができる。このため、流路を流れる空気W2の風圧と粉塵に作用する重力との相乗効果によって、フィルタ73の筐体10内部を向く側の面に付着した粉塵の除去能力を高めることができる。
なお、プロジェクタ100において、回転軸72は、図示省略のモータ等の駆動部によって電気的に駆動される構成としてもよい。この場合、このモータはシステム制御部5によって制御される。そして、システム制御部5は、吸気ファン7を正回転させている図2の状態においては、モータを制御して、隣接するフィルタユニット71同士が接触する位置にフィルタ73を回動させる。また、システム制御部5は、吸気ファン7を逆回転させている図3の状態においては、モータを制御して、隣接するフィルタユニット71同士が離間する位置にフィルタ73を回動させる。
このように、回転軸72を電気的に駆動する構成によれば、吸気口10Aを閉塞する状態と吸気口10Aを部分的に開放する状態とを電気的に切り替えることができる。このため、例えば、吸気ファン7の停止後又は吸気ファン7を停止させる直前のタイミング等にて、モータ制御によって吸気口10Aを閉塞することで、吸気口10Aから粉塵が侵入するのを強固に防ぐことができる。
また、回転軸72をモータ駆動する構成であれば、吸気ファン7が逆回転されている状態においてフィルタユニット71のフィルタ73を方向X2に回動させて、隣接するフィルタユニット71同士の隙間に流路を形成する構成を採用することができる。この構成について図4及び図5を参照して説明する。
図4は、図1に示した吸気ファン7が正回転している状態における図1の範囲Aの変形例を示す断面模式図である。図5は、図1に示した吸気ファン7が逆回転している状態における図1の範囲Aの変形例を示す断面模式図である。図4は、フィルタ部70がフィルタ部70Aに変更された点を除いては図2と同じである。図5は、フィルタ部70がフィルタ部70Aに変更された点を除いては図3と同じである。
フィルタ部70Aは、フィルタユニット71のフィルタ73の先端の位置が、回転軸72よりも方向X2側にある点と、フィルタユニット71の回転軸72がモータによって駆動される点と、吸気ファン7が逆回転されている図5の状態においては、吸気ファン7が正回転されている図4の状態に対し、フィルタ73が方向X2に回動されてフィルタユニット71同士の隙間に流路を形成する点と、がフィルタ部70とは異なる。
以上のフィルタ部70Aの構成であっても、図5に示すように、清掃モードにおいては、フィルタ73が筐体10の内部に向かって回動してフィルタユニット71同士の隙間に流路が形成される。この流路にそって空気W2が流れることで、フィルタ73に付着している粉塵と筐体10内部の粉塵を筐体10外部に排出することができる。
図6は、図1に示すプロジェクタ100の第一の変形例であるプロジェクタ100Aの概略構成を示す模式図である。プロジェクタ100Aは、加振部74が追加された点を除いてはプロジェクタ100と同じ構成である。
加振部74は、フィルタ部70を振動させるためのデバイスであり、例えば超音波振動子とこれを駆動する駆動素子等を含んで構成されている。加振部74はシステム制御部5によって制御される。プロジェクタ100Aのシステム制御部5は、吸気ファン7を逆回転させている状態においては、加振部74を作動させて、フィルタ部70を振動させる。プロジェクタ100Aのシステム制御部5は、吸気ファン7を正回転又は停止させている状態においては、加振部74を停止する。
プロジェクタ100Aによれば、吸気ファン7が逆回転されている状態において、フィルタ部70が振動するため、筐体10内部の粉塵とフィルタ73に付着した粉塵の除去効果を高めることができる。
図7は、図1に示した吸気ファン7が正回転している状態における図1の範囲Aの変形例を示す断面模式図である。図8は、図1に示した吸気ファン7が逆回転している状態における図1の範囲Aの変形例を示す断面模式図である。図7は、フィルタ部70がフィルタ部70Bに変更された点を除いては図2と同じである。図8は、フィルタ部70がフィルタ部70Bに変更された点を除いては図3と同じである。
図7及び図8に示したフィルタ部70Bは、フィルタユニット71における回転軸72の位置がフィルタ部70とは異なっている。フィルタ部70Bにおけるフィルタユニット71の回転軸72は、フィルタ73の中央部に位置している。このようなフィルタ部70Bであっても、清掃モード時において、筐体10内部に存在する粉塵の除去が可能である。
図9は、図1に示すプロジェクタ100の第二の変形例であるプロジェクタ100Bの概略構成を示す模式図である。プロジェクタ100Bは、排気ファン8が排気ファン8Aに変更された点と、吸気口10Aに設けられたのと同じ構造のフィルタ部70が排気口10Bにも設けられた点と、を除いては、プロジェクタ100と同じ構成である。
排気ファン8Aは、排気口10Bに対向する位置に設けられている。排気ファン8Aは、その回転方向を正逆切替可能となっている。排気ファン8Aは、一方向に回転(正回転)されている状態においては、排気口10Bから筐体10内に空気を取り込み、この一方向の逆方向に回転(逆回転)されている状態においては、筐体10内の空気を排気口10Bから排出する。
プロジェクタ100Bにおいて、吸気口10Aは第一開口部を構成し、排気口10Bは第二開口部を構成する。吸気口10Aに設けられたフィルタ部70は第一のフィルタ部を構成し、排気口10Bに設けられたフィルタ部70は第二のフィルタ部を構成する。
プロジェクタ100Bのシステム制御部5は、投影モード時においては排気ファン8Aを逆回転させ、清掃モード時においては排気ファン8Aを正回転させる。
図10は、図9に示した排気ファン8Aが逆回転している状態における図9の範囲Bの断面模式図である。図11は、図9に示した排気ファン8Aが正回転している状態における図9の範囲Bの断面模式図である。
プロジェクタ100Bは、投影モードにおいては、吸気ファン7が正回転し、吸気口10Aに設けられたフィルタ部70を介して筐体10内に空気W1を取り入れ、この空気W1によって被冷却部材を冷却する。また、投影モードにおいては、排気ファン8Aが逆回転し、排気口10Bに設けられたフィルタ部70には、排気ファン8Aからの風圧によって、フィルタユニット71間に流路が形成される。このため、図10に示すように、吸気ファン7の正回転によって筐体10に取り入れられた空気W1は、排気口10Bに形成された流路と、排気口10Bに設けられたフィルタ73との両方を通過して筐体10の外部へと排出される。
プロジェクタ100Bは、清掃モードにおいては、排気ファン8Aが正回転し、排気口10Bに設けられたフィルタ部70を介して筐体10内に空気W2を取り入れる。また、清掃モードにおいては、吸気ファン7が逆回転し、吸気口10Aに設けられたフィルタ部70には、吸気ファン7からの風圧によって、フィルタユニット71間に流路が形成される。このため、排気ファン8Aの正回転によって筐体10に取り入れられた空気W2は、図3に示すように、吸気口10Aに形成された流路と、吸気口10Aに設けられたフィルタ73との両方を通過して筐体10の外部へと排出される。
このように、排気口10Bにもフィルタ部70を設けることで、吸気ファン7を正回転させている状態(排気ファン8Aを逆回転させている状態)においては、排気口10Bがフィルタ部70によって部分的に開放されるため、筐体10内の空気の排出をスムーズに行うことができると共に、排気口10Bに設けられたフィルタ部70のフィルタ73に付着した粉塵を外部に吹き飛ばして除去することができる。また、吸気ファン7を逆回転させている状態(排気ファン8Aを正回転させている状態)においては、排気口10Bはフィルタ部70によって閉塞されるため、排気口10Bから筐体10内への粉塵の侵入を防ぐことができる。
なお、プロジェクタ100Bにおいても、排気口10Bに設けられたフィルタ部70を振動させる加振部を設けることが好ましい。プロジェクタ100Bのシステム制御部5は、排気ファン8Aを逆回転させている図10に示す状態において、この加振部を作動させてフィルタ部70を振動させればよい。これにより、排気口10Bに設けられたフィルタ部70に付着した粉塵を効果的に除去することができる。
ここまで説明してきたプロジェクタ100、100A、100Bは、方向X1及び方向Y1と垂直な方向(例えば図2中の紙面手前から奥に向かう方向)が鉛直方向となる姿勢にて使用されるものとしてもよい。このような使用形態であっても、清掃モードにおいて、筐体10内部に存在する粉塵の除去が可能である。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
開口部を有する筐体と、
正回転されている状態においては上記開口部から上記筐体内に空気を取り込み、逆回転されている状態においては上記筐体内の空気を上記開口部から排出するファンと、
上記ファンによって上記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するためのフィルタ部と、を備え、
上記フィルタ部は、上記ファンの逆回転による空気の排出方向と垂直な方向に延びる回転軸と、上記回転軸を中心に回動自在に構成された粉塵を捕捉するためのフィルタと、を有する、上記排出方向及び上記回転軸と垂直な方向に並ぶ複数のフィルタユニットによって構成され、
上記複数のフィルタユニットは、上記ファンが正回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士が接触して上記開口部を閉塞し、上記ファンが逆回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士が離間して、隣接する上記フィルタユニット同士の隙間に、上記筐体内の空気が排出される流路を形成する投影装置。
(2)
(1)記載の投影装置であって、
上記複数のフィルタユニットの各々は、上記ファンが逆回転されている状態においては、上記ファンが正回転されている状態における位置から上記排出方向に向かって回動して上記流路を形成する投影装置。
(3)
(1)又は(2)記載の投影装置であって、
上記ファンが逆回転されている状態において、上記複数のフィルタユニットの各々の上記フィルタは、上記排出方向に対して傾斜した状態となっている投影装置。
(4)
(1)から(3)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記複数のフィルタユニットの各々を駆動する駆動部を備え、
上記駆動部は、上記ファンが正回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士を接触させ、上記ファンが逆回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士を離間させる投影装置。
(5)
(1)から(4)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記回転軸は、鉛直方向及び上記排出方向と垂直な方向に延びる軸である投影装置。
(6)
(1)から(5)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記ファンが逆回転されている状態において上記フィルタ部を振動させる加振部を更に備える投影装置。
(7)
(1)から(6)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記開口部は、第一開口部と第二開口部を含み、
上記ファンは、画像を投影する投影モードにおいて正回転され、粉塵の除去を行うための清掃モードにおいて逆回転される吸気ファンであって、正回転されている状態においては上記第一開口部から上記筐体内に空気を取り込み、逆回転されている状態においては上記筐体内の空気を上記第一開口部から排出する吸気ファンと、上記投影モードにおいて逆回転され、上記清掃モードにおいて正回転される排気ファンであって、逆回転されている状態においては上記筐体内の空気を上記第二開口部から排出し、正回転されている状態においては上記第二開口部から上記筐体内に空気を取り込む排気ファンと、を含み、
上記吸気ファンが正回転している状態にて上記第一開口部から上記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するための第一の上記フィルタ部と、上記排気ファンが正回転している状態にて上記第二開口部から上記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するための第二の上記フィルタ部と、を備える投影装置。
(8)
開口部を有する筐体と、正回転されている状態においては上記開口部から上記筐体内に空気を取り込み、逆回転されている状態においては上記筐体内の空気を上記開口部から排出するファンと、上記ファンによって上記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するためのフィルタ部と、を有する投影装置の制御方法であって、
上記フィルタ部は、上記ファンの逆回転による空気の排出方向と垂直な方向に延びる回転軸と、上記回転軸を中心に回動自在に構成された粉塵を捕捉するためのフィルタと、を有する、上記排出方向及び上記回転軸と垂直な方向に並ぶ複数のフィルタユニットによって構成され、
上記ファンが正回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士を接触させて上記複数のフィルタユニットにより上記開口部を閉塞し、上記ファンが逆回転されている状態においては、隣接する上記フィルタユニット同士を離間させて、隣接する上記フィルタユニット同士の隙間に、上記筐体内の空気が排出される流路を形成する投影装置の制御方法。
(9)
(8)記載の投影装置の制御方法であって、
上記複数のフィルタユニットの各々を、上記ファンが逆回転されている状態においては、上記ファンが正回転されている状態における位置から上記排出方向に向かって回動させて上記流路を形成する投影装置の制御方法。
(10)
(8)又は(9)記載の投影装置の制御方法であって、
上記ファンが逆回転されている状態においては、上記複数のフィルタユニットの各々の上記フィルタを、上記排出方向に対して傾斜した状態に制御する投影装置の制御方法。
(11)
(8)から(10)のいずれか1つに記載の投影装置の制御方法であって、
上記ファンが逆回転されている状態において上記フィルタ部を振動させるステップを更に備える投影装置の制御方法。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
なお、本出願は、2018年8月31日出願の日本特許出願(特願2018−163212)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
本発明は、液晶プロジェクタ等に適用して利便性が高く、有効である。
100、100A、100B プロジェクタ
2 光源ユニット
21 光源
22 カラーホイール
23 照明光学系
3 光変調素子
4 投影光学系
5 システム制御部
7 吸気ファン
70、70A、70B フィルタ部
71 フィルタユニット
72 回転軸
73 フィルタ
74 加振部
θ 角度
W1、W2 空気
8、8A 排気ファン
10 筐体
10A 吸気口
10B 排気口
A、B 範囲

Claims (11)

  1. 開口部を有する筐体と、
    正回転されている状態においては前記開口部から前記筐体内に空気を取り込み、逆回転されている状態においては前記筐体内の空気を前記開口部から排出するファンと、
    前記ファンによって前記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するためのフィルタ部と、を備え、
    前記フィルタ部は、前記ファンの逆回転による空気の排出方向と垂直な方向に延びる回転軸と、前記回転軸を中心に回動自在に構成された粉塵を捕捉するためのフィルタと、を有する、前記排出方向及び前記回転軸と垂直な方向に並ぶ複数のフィルタユニットによって構成され、
    前記複数のフィルタユニットは、前記ファンが正回転されている状態においては、隣接する前記フィルタユニット同士が接触して前記開口部を閉塞し、前記ファンが逆回転されている状態においては、隣接する前記フィルタユニット同士が離間して、隣接する前記フィルタユニット同士の隙間に、前記筐体内の空気が排出される流路を形成する投影装置。
  2. 請求項1記載の投影装置であって、
    前記複数のフィルタユニットの各々は、前記ファンが逆回転されている状態においては、前記ファンが正回転されている状態における位置から前記排出方向に向かって回動して前記流路を形成する投影装置。
  3. 請求項1又は2記載の投影装置であって、
    前記ファンが逆回転されている状態において、前記複数のフィルタユニットの各々の前記フィルタは、前記排出方向に対して傾斜した状態となっている投影装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記複数のフィルタユニットの各々を駆動する駆動部を備え、
    前記駆動部は、前記ファンが正回転されている状態においては、隣接する前記フィルタユニット同士を接触させ、前記ファンが逆回転されている状態においては、隣接する前記フィルタユニット同士を離間させる投影装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記回転軸は、鉛直方向及び前記排出方向と垂直な方向に延びる軸である投影装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記ファンが逆回転されている状態において前記フィルタ部を振動させる加振部を更に備える投影装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記開口部は、第一開口部と第二開口部を含み、
    前記ファンは、画像を投影する投影モードにおいて正回転され、粉塵の除去を行うための清掃モードにおいて逆回転される吸気ファンであって、正回転されている状態においては前記第一開口部から前記筐体内に空気を取り込み、逆回転されている状態においては前記筐体内の空気を前記第一開口部から排出する吸気ファンと、前記投影モードにおいて逆回転され、前記清掃モードにおいて正回転される排気ファンであって、逆回転されている状態においては前記筐体内の空気を前記第二開口部から排出し、正回転されている状態においては前記第二開口部から前記筐体内に空気を取り込む排気ファンと、を含み、
    前記吸気ファンが正回転している状態にて前記第一開口部から前記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するための第一の前記フィルタ部と、前記排気ファンが正回転している状態にて前記第二開口部から前記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するための第二の前記フィルタ部と、を備える投影装置。
  8. 開口部を有する筐体と、正回転されている状態においては前記開口部から前記筐体内に空気を取り込み、逆回転されている状態においては前記筐体内の空気を前記開口部から排出するファンと、前記ファンによって前記筐体内に取り込まれる空気に含まれる粉塵を捕捉するためのフィルタ部と、を有する投影装置の制御方法であって、
    前記フィルタ部は、前記ファンの逆回転による空気の排出方向と垂直な方向に延びる回転軸と、前記回転軸を中心に回動自在に構成された粉塵を捕捉するためのフィルタと、を有する、前記排出方向及び前記回転軸と垂直な方向に並ぶ複数のフィルタユニットによって構成され、
    前記ファンが正回転されている状態においては、隣接する前記フィルタユニット同士を接触させて前記複数のフィルタユニットにより前記開口部を閉塞し、前記ファンが逆回転されている状態においては、隣接する前記フィルタユニット同士を離間させて、隣接する前記フィルタユニット同士の隙間に、前記筐体内の空気が排出される流路を形成する投影装置の制御方法。
  9. 請求項8記載の投影装置の制御方法であって、
    前記複数のフィルタユニットの各々を、前記ファンが逆回転されている状態においては、前記ファンが正回転されている状態における位置から前記排出方向に向かって回動させて前記流路を形成する投影装置の制御方法。
  10. 請求項8又は9記載の投影装置の制御方法であって、
    前記ファンが逆回転されている状態においては、前記複数のフィルタユニットの各々の前記フィルタを、前記排出方向に対して傾斜した状態に制御する投影装置の制御方法。
  11. 請求項8から10のいずれか1項記載の投影装置の制御方法であって、
    前記ファンが逆回転されている状態において前記フィルタ部を振動させるステップを更に備える投影装置の制御方法。
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