JP2017090753A - 画像投射装置 - Google Patents

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丈裕 西森
Takehiro Nishimori
丈裕 西森
藤岡 哲弥
Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
金井 秀雄
Hideo Kanai
秀雄 金井
御沓 泰成
Yasunari Mikutsu
泰成 御沓
聡 土屋
Satoshi Tsuchiya
聡 土屋
優紀美 西
Yukimi Nishi
優紀美 西
淳 真下
Atsushi Mashita
淳 真下
嵩大 平松
Takahiro Hiramatsu
嵩大 平松
嘉人 細藤
Yoshito Saito
嘉人 細藤
晃尚 三川
Akihisa Mikawa
晃尚 三川
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Abstract

【課題】防爆体に付着した異物の除去を良好に行って、光源の耐久性を向上可能な画像投射装置を提供する。
【解決手段】DLPプロジェクタ1を、光源装置10、前処理回路20、制御回路30と、ランプ駆動回路40、カラーホイール駆動回路50、DMD60、カラーホイール80、ライトトンネル73、光学系100、投射光学系110、清掃部材90及び清掃部材移動機構部120を有するクリーニング装置140、ファン130を備えて構成する。光源装置10を、ランプ70、リフレクタ71、防爆ガラス72、排気フィルタ74、ランプ防爆体75を備えて構成する。清掃部材移動機構部120は、カラーホイール80のCCW回転のときは清掃部材90が移動しないよう制御し、CW回転のときは清掃部材90がランプ防爆体75上を接触しながら摺動して塵埃を除去するよう制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像投射装置に関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画像、更にメモリカード等に記憶されている画像データに基づく画像等をスクリーンに投影する画像投影技術として、高輝度、高コントラスト、高速反応、小型化の利点を有するDLP(Digital Light Processing)が新しい投射技術として注目されており、プロジェクタ(画像投影装置)として多用されている。
このようなプロジェクタとして、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の放電ランプ、及び凹面鏡を備えた光源装置を着脱自在に収容したものが知られている。放電ランプは、発光により高温化するため、光源装置内に空気を送って放電ランプ等を空冷するためのファン等の送風部材が設けられたプロジェクタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、凹面鏡に、ファンからの送風を取り入れる通気孔が設けられており、この通気孔を覆うように金属メッシュ等で形成されたエアフィルタが備えられている。このエアフィルタは、放電ランプが破損した際に通気孔からの破片の飛散を防止する防爆体としても機能する。
このプロジェクタでは、放電ランプの点灯時には、ファンを正回転させてエアフィルタ(以下、「防爆体」という)を介して光源装置に空気を送り、光源装置を冷却している。放電ランプの消灯時には、防爆体が埃や塵等で目詰まりするのを防止する目的で、ファンを逆回転させて逆送風を行っている。この逆送風によって、防爆体に付着していた塵埃が吹き飛ばされ、送風管に設けられた集塵扉が内側に開くことで、吹き飛ばされた塵埃を集塵扉が集塵して除去する構成となっている。
しかしながら、防爆体に堆積した埃や塵等の一部は、防爆体に強固に付着しているものもあり、風力等の非接触な遠隔力では塵埃を十分に除去することは困難であった。残留した塵埃で防爆体が目詰まりした場合には、ファンによる放電ランプの冷却が、設計通りに行われず、放電ランプの耐久性に影響していた。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、防爆体に付着した埃や塵等の異物の除去を良好に行って、放電ランプ等の光源の耐久性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る画像投射装置は、光源と、光源に空気を送る通気孔と、該通気孔を被覆し光源が破損したときの破片の飛散を防止するとともに空気を流通させる防爆体と、光源に、通気孔を介して空気を送る送風部材と、光源からの光を単色光に分離するカラーホイールと、該カラーホイールで分離された単色光を画像信号に応じて変調して反射させる光変調素子と、光変調素子で反射した光を被投射面に投射する投射光学系と、を備えた画像投射装置において、防爆体に付着した塵埃を除去する清掃部材を有し、カラーホイールの回転動作に連動して、清掃部材を防爆体に対して、接触させながら摺動させることで防爆体に付着した異物を除去するクリーニング装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、防爆体に付着した埃や塵等の異物の除去を良好に行って、放電ランプ等の光源の耐久性を向上させることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る画像投射装置(DLPプロジェクタ)の構成例を説明するための説明図である。 図1に示される光源装置のランプから投射光学系に至る光路上の各要素の具体的な構成例を説明するための説明図である。 図1に示されるカラーホイールの平面図である。 カラーホイールがCCWのときの清掃部材移動機構部の動作を説明するための模式図である。 カラーホイールがCWのときの清掃部材移動機構部の動作を説明するための模式図であって、アイドルギアがCCW方向に回転して移動し、従属ギアと噛合った状態を示す。 カラーホイールがCWのときの清掃部材移動機構部の動作を説明するための模式図であって、クランクアームに設けられた清掃部材がランプ防爆体上を往復摺動して塵埃を除去している状態を示す。 カラーホイールがCWのときの清掃部材移動機構部の動作を説明するための第2の模式図であって、クランクアームに設けられた清掃部材がランプ防爆体上を往復摺動して塵埃を除去している状態を示す。 本発明の第2実施形態に係る画像投射装置(DLPプロジェクタ)において、カラーホイールがCCWのときの清掃部材移動機構部の動作を説明するための模式図である。 第2実施形態において、カラーホイールがCWのときの清掃部材移動機構部の動作を説明するための模式図であって、アイドルギアがCCW方向に回転して移動し、従属ギアと噛合った状態を示す。 第2実施形態において、カラーホイールがCWのときの清掃部材移動機構部の動作を説明するための模式図であって、クランクアームに設けられた清掃部材がランプ防爆体上を往復摺動して塵埃を除去している状態を示す。 第2実施形態において、カラーホイールがCWのときの清掃部材移動機構部の動作を説明するための第2の模式図であって、クランクアームに設けられた清掃部材がランプ防爆体上を往復摺動して塵埃を除去している状態を示す。 本発明の第3実施形態に係る画像投射装置(DLPプロジェクタ)において、光源装置のランプから投射光学系に至る光路上の各要素の具体的な構成例を説明するための説明図である。 本発明の第4実施形態に係る画像投射装置(DLPプロジェクタ)において、光源装置のランプから投射光学系に至る光路上の各要素の具体的な構成例を説明するための説明図である。
(第1実施形態)
以下に、本発明に係る画像投射装置(DLPプロジェクタ)の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態におけるDLPプロジェクタ1の構成例を説明するための説明図である。図2は、光源装置10のランプ70から投射光学系110に至る光路上の各要素の具体的な構成例を説明するための説明図である。図3は、カラーホイール80の平面図である。
図1、図2に示すように、第1実施形態のDLPプロジェクタ1は、光源装置10と、前処理回路20と、制御回路30と、ランプ駆動回路40と、カラーホイール駆動回路50と、光変調素子の一例であるDMD60と、カラーホイール80と、ライトトンネル73と、光学系100と、投射光学系110と、清掃部材90及び清掃部材移動機構部120を有するクリーニング装置140と、ファン130とを備えて構成される。
光源装置10は、光源を収容し、例えばアルミニウム等の金属製又は耐熱性を有したプラスチック製の筐体11で形成されており、DLPプロジェクタ1に対して着脱自在に構成されている。そのため、ランプ等の光源が寿命に達した場合等は、新しい光源装置10に交換することで、簡易に光源を交換することが可能となっている。
光源装置10は、図2に示すように、光源としてのランプ70と、リフレクタ(楕円鏡)71と、防爆ガラス72と、排気フィルタ74と、ランプ防爆体(吸気フィルタ)75とを備えて構成される。
ランプ70としては、例えば超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプが一般的によく使われるが、これらに限定されるものではない。本実施形態では、超高圧水銀ランプを用いている。リフレクタ(楕円鏡)71は、ランプ70からの光を反射し、光を所定位置に集光する。防爆ガラス72は、矩形状かつ板状に形成され、ランプ70からの光を透過させるとともに、ランプ70が破損した場合にランプ70の破片が光源装置10の外部に飛散するのを防止している。
ランプ防爆体(吸気フィルタ)75は、リフレクタ71内に冷却用の空気を送り入れるための通気孔を被覆し、通気孔を構成するとともに、ランプ70が破損した時に破片が通気孔から外部へ飛散するのを防止している。排気フィルタ74は、冷却空気を排出するための排気孔を被覆し、排気孔を構成するとともに、ランプ70が破損した時に破片が排気孔から外部へ飛散するのを防止している。
ここで、防爆体(吸気フィルタ)75と排気フィルタ74は、金属メッシュからなる矩形の網で形成されており、金属メッシュの網目のそれぞれが通気孔及び排気孔を構成している。また、金属メッシュの網目の幅は、ランプ70の破片の飛散を防止するのに十分な寸法を有している。
前処理回路20は、パーソナルコンピュータやビデオカメラ等の画像信号生成部2から入力される画像信号Sを、DMD60の微小可動鏡によって形成される各画素を駆動するためのRGBデジタル画像データに変換する。
制御回路30は、前処理回路20で変換したRGBデジタル画像データに基づいて、DMD60の駆動を制御するとともに、ランプ駆動回路40、カラーホイール駆動回路50等を制御する。
ランプ駆動回路40は、ランプ70の起動及び点灯、消灯の駆動を制御する。カラーホイール駆動回路50は、カラーホイール80の回転方向と回転駆動(速度及び角度)を制御する。カラーホイール駆動回路50は、カラーホイール80を、時計方向又は反時計方向に回転させる。以下、時計方向の回転(時計回転)を正転又はCWといい、反時計方向の回転(反時計回転)を逆転又はCCWということがある。
カラーホイール駆動回路50は、ランプ70からの光を、カラーホイール80にて赤、緑、青の単色光に変換(分離)させるために、カラーホイール80をCCW回転するように制御する。
一方、カラーホイール80の回転力を清掃部材移動機構部120に連動させて清掃部材90の移動制御を行うときには、カラーホイール80をCW回転するように制御する。この制御により、本実施形態の清掃部材移動機構部120は、ランプ防爆体75の表面に堆積したゴミや塵等の異物を除去するために、清掃部材90がランプ防爆体75に接触しながら摺動するように制御する。
カラーホイール80は、ランプ70からの光から、所定の色成分の単色光を順次取り出して出射させる色成分分離部材として機能する。カラーホイール80は、図2、図3に示すように、駆動軸81aを介してモーター81に軸支されており、カラーホイール駆動回路50によって回転方向や回転駆動の制御が行われる。また、カラーホイール80は、光源装置10からの出射光がほぼ垂直に入射するような位置関係に配置されている。本実施形態のカラーホイール80は、図3に示すように、赤、緑、青の波長成分をそれぞれ透過するフィルタ部82a,82b,82cが円周方向に順次設けられている。カラーホイール80には、白色光を透過する領域を更に設けることもできる。
ライトトンネル73は、その断面が矩形状で一定の長さを有する光伝送媒体であって、均一な光強度分布を持つ光線を射出する。カラーホイール80を透過した光は、ライトトンネル73に導かれ、均一化される。ライトトンネル73を出射した光は、光学系100によってDMD60に導かれる。光学系100は、図2に示すように、コンデンサレンズ101とミラー102とを含んで構成される。
DMD60は、制御回路30による制御に従って微小可動鏡を駆動し、光学系100によって照射された光を変調して反射光として反射させる。投射光学系110は、DMD60からの反射光を拡大投射し、スクリーン等の被投射面200に画像を表示させる。
以上のような構成のDLPプロジェクタ1で画像を投射する際には、ランプ70を点灯するとともに、カラーホイール駆動回路50によってカラーホイール80をCCW回転させる。ランプ70から発せられた光(白色光)は、リフレクタ71で反射され、防爆ガラス72を透過して、カラーホイール80に入射する。カラーホイール80がCCW回転するときには、カラーホイール80の各フィルタ部82a,82b,82cに入射した光(白色光)は、順次、赤、緑、青の波長成分を有する単色光に変換(分離)される。カラーホイール80を透過した各色の光は、ライトトンネル73に入射して均一化される。
このように、ランプ70から発せられた光線は、リフレクタ71によって集束されて反射されることで、カラーホイール80を透過して単色光に変換(分離)された後にライトトンネル73の入り口側に所定の入射角で入射する。そして、各色の光がライトトンネル73内の屈折率の高い内壁で多重反射され、均一な出射光線束として出射される。
ライトトンネル73から出射した赤、緑、青の各色の光(RGBの各色光)は、コンデンサレンズ101によって略平行光線に変換され、ミラー102によって反射されて、DMD60を照射する。
DMD60は、カラーホイール80の回転、すなわちDMD60を照射する光の赤、緑、青のフィルタ部82a,82b,82cの切り替えに同期するタイミングで駆動される。DMD60の各画素を構成する微小可動鏡は、前処理回路20で変換されたRGBデジタル画像データに基づき、RGBの各色光を反射する。DMD60によりオン状態として反射されたRGBの各色光は、投射光学系110により拡大投射され、これによって被投射面200であるスクリーン上に画像が形成される。
ランプ70の点灯中は、ファン130によって、ランプ防爆体75を介して光源装置10内に冷却用の空気が送り込まれることで、ランプ70の温度上昇を抑制している。
一方、クリーニング装置140によるクリーニングを行う際には、カラーホイール駆動回路50によってカラーホイール80をCW回転させる。カラーホイール80がCW(時計回転)のときには、カラーホイール80の回転力が清掃部材移動機構部120に伝達するようにワンウエイ駆動機構が用いられている。清掃部材移動機構部120には、清掃部材90が連動して作動可能に備えられている。
清掃部材90は、清掃部材移動機構部120に連動して作動することで、ランプ防爆体75上を接触しながら摺動し、ランプ防爆体75に付着しているゴミや塵等の異物の除去を行う。清掃部材90は、弾性を有する材料(弾性体)で形成されており、ランプ防爆体75に対して圧縮した状態で接触するように構成されている。清掃部材90を弾性体とすることで、清掃部材90のランプ防爆体75への密着力を高めることができ、効率良く塵埃を除去することができ、塵埃の除去効果をより向上させることができる。
次に、図4〜図7を参照しながら、クリーニング装置140における清掃部材移動機構部120の一構成例及び動作を説明する。図4〜図7は、清掃部材移動機構部120の一例であるクランク−スライダ機構の動作を説明するための模式図である。図4は、カラーホイール80がCCW(反時計回転)のときの清掃部材移動機構部120の動作を説明するための模式図である。図5〜図7はカラーホイール80がCW(時計回転)のときの清掃部材移動機構部120の動作を説明するための模式図である。
図4〜図7に示すように、清掃部材移動機構部120は、主動ギア120aと、アイドルギア120bと、駆動軸120cと、従属ギア120dと、駆動軸120eと、引張りコイルバネ120fと、クランクアーム120g,120hと、ガイド120iとを備えて構成される。
主動ギア120aは、カラーホイール80の駆動軸81a(図3参照)に一体形成されている。また、主動ギア120aと噛合うアイドルギア120bは、駆動軸120cを中心に回転可能である。駆動軸120cは、主動ギア120aの円周方向に形成された略長穴形状の軸受け部120kで支持されている。また、従属ギア120dは、駆動軸120eを中心に回転可能であり、主動ギア120aが、所定の位置にあるときのみ、噛合うことができるように構成されている。
更に、従属ギア120dには、クランクアーム120gが連動して作動可能に接続されている。クランクアーム120gには、クランクアーム120hが連動して作動可能に接続されている。クランクアーム120hは、ガイド120iに沿って往復運動する。また、クランクアーム120gには、引張りコイルバネ120fが、その張力が常に作用するように接続されている。なお、クランクアーム120hの少なくとも一部には、弾性部材で形成された清掃部材90(図2参照)が備えられている。清掃部材90は、クランクアーム120hの移動に連動してランプ防爆体75上を接触しながら摺動するようになっている。
以上のような構成の清掃部材移動機構部120では、図4に示すように、カラーホイール80がCCW(反時計回転)のときには、主動ギア120aもCCW方向に回転するため、アイドルギア120bはCW方向に回転する。このとき、アイドルギア120bは、ギアの歯圧によって駆動軸120cを介して略長穴形状の軸受け部120kを、従属ギア120dから離れる方向に移動する。そのため、アイドルギア120bは従属ギア120dとは噛合うことがなく、離れた状態で回転する。よって、従属ギア120dには力の伝達がされないため、後段に配置されたクランクアーム120h(清掃部材90)は移動することはない。
一方、図5に示すように、カラーホイール80がCW(時計回転)のときには、主動ギア120aもCW方向に回転するため、アイドルギア120bがCCW方向に回転する。この回転により、アイドルギア120bが、駆動軸120cを介して略長穴形状の軸受け部120kを、従属ギア120dに近接する方向に移動する。この移動により、アイドルギア120bと従属ギア120dが噛合い、従属ギア120dがCW方向に回転することで、クランクアーム120g及び120hに駆動力の伝達を行う。これにより、クランクアーム120hがガイド120iに沿って往復運動することで、クランクアーム120hに備えられた清掃部材90がランプ防爆体75上を、図6、図7に示すように接触した状態で往復摺動することで、塵埃を除去する。
以上、第1実施形態のDLPプロジェクタ1によれば、クリーニング装置140によってランプ防爆体75に堆積した塵埃等の異物をより確実に除去することが可能となる。これにより、光源装置10への冷却風の通風抵抗が減少して、冷却風をスムーズに流入させてランプ70を効果的に冷却することができる。そのため、ランプ70の長寿命化を達成することができ、光源装置10の耐久性を向上させることができる。また、カラーホイール80の回転動作に連動してランプ防爆体75の清掃を行うため、ランプ防爆体75を清掃するための特別な駆動源は不用になり、低コストで小型化が可能なDLPプロジェクタ1を実現することができる。
また、カラーホイール80の回転動作に連動させて、塵埃が蓄積した場合など、必要な時のみの清掃が可能であるため、清掃部材90の磨耗等を抑制することも可能となる。また、簡易な構成の清掃部材移動機構部120で清掃部材90を、ランプ防爆体75上を往復摺動させることが可能であり、一方向のみの摺動動作と比べて、往復摺動によって除去し難い異物も除去し易くなり、ランプ防爆体75上の塵埃をより確実に除去することができる。また、ファン130の大型化や高速回転によって風力を強くして異物を吹き飛ばす必要がなく、DLPプロジェクタ1の小型化や騒音防止が可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る画像投射装置(DLPプロジェクタ)について、図8〜図11を参照しながら説明する。図8〜図11は、第2実施形態に係るDLPプロジェクタ1Aにおける清掃部材移動機構部120Aの一例であるクランク機構の動作を説明するための模式図である。図8は、カラーホイール80がCCW(反時計回転)のときの清掃部材移動機構部120Aでの動作を説明するための模式図である。図9〜図11はカラーホイール80がCW(時計回転)のときの清掃部材移動機構部120Aの動作を説明するための模式図である。
第2実施形態のDLPプロジェクタ1Aは、クリーニング装置140Aの清掃部材移動機構部120Aとしてクランク機構を用いたこと以外は、第1実施形態のDLPプロジェクタ1と同一の基本構成を備え、画像投影動作も第1実施形態と同様の作用効果を奏している。したがって、第2実施形態では、第1実施形態と同一の構成には、同じ符号を付して、構成及び画像投影動作の詳細な説明は省略する。
第2実施形態の清掃部材移動機構部120Aの構成を、図8〜図11に基づいて説明する。第2実施形態の清掃部材移動機構部120Aは、第1実施形態と同様に、主動ギア120aが、カラーホイール80の駆動軸81a(図3参照)に一体形成されている。また、主動ギア120aと噛合うアイドルギア120bは、駆動軸120cを中心に回転可能である。駆動軸120cは、主動ギア120aの円周方向に形成された略長穴形状の軸受け部120kで支持されている。また、従属ギア120dは、駆動軸120eを中心に回転可能であり、主動ギア120aが、所定の位置にあるときのみ、噛合うことができるように構成されている。
更に、従属ギア120dには、クランクアーム120gが連動して作動可能に接続されている。クランクアーム120gには、クランクアーム120hが連動して作動可能に接続されている。第2実施形態では、クランクアーム120hは、遥動支点120jを中心に遥動運動をする。また、クランクアーム120gには、引張りコイルバネ120fが、その張力が常に作用するように接続されている。なお、クランクアーム120hの少なくとも一部には、弾性部材で形成された清掃部材90(図2参照)が備えられている。清掃部材90は、クランクアーム120hの揺動に連動してランプ防爆体75上を接触しながら摺動するようになっている。
以上のような構成の清掃部材移動機構部120Aでも、第1実施形態と同様の作用で、図8に示すカラーホイール80のCCW(反時計回転)のときには、アイドルギア120bは従属ギア120dとは噛合うことがなく、離れた状態で回転する。よって、従属ギア120dには力の伝達がされないため、クランクアーム120h(清掃部材90)は移動することはなく、清掃は行われない。
一方、図9に示すカラーホイール80のCW(時計回転)のときには、第1実施形態と同様の作用でアイドルギア120bと従属ギア120dが噛合い、従属ギア120dがCW方向に回転することで、クランクアーム120g及び120hに駆動力の伝達を行う。これにより、クランクアーム120hが遥動支点120jを中心に遥動運動することで、クランクアーム120hに備えられた清掃部材90がランプ防爆体75上を、図10、図11に示すように接触した状態で往復摺動し、塵埃を除去する。
以上、第2実施形態のDLPプロジェクタ1Aにおいても、クリーニング装置140Aによってランプ防爆体75に堆積した塵埃等の異物をより確実に除去することが可能になり、ランプ70を効果的に冷却することができる。そのため、ランプ70の長寿命化を達成することができ、光源装置10の耐久性を向上させることができる。また、カラーホイール80の回転動作に連動してランプ防爆体75の清掃を行うため、ランプ防爆体75を清掃するための特別な駆動源は不用になり、低コストで小型化が可能なDLPプロジェクタ1Aを実現することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る画像投射装置(DLPプロジェクタ)について、図12を参照しながら説明する。図12は、第3実施形態に係るDLPプロジェクタ1Bにおける光源装置10のランプ70から投射光学系110に至る光路上の各要素の具体的な構成例を説明するための説明図である。
第3実施形態のDLPプロジェクタ1Bは、ランプ防爆体75とランプ70との間の風路(空気の流通路)内に、ランプ70とランプ防爆体75間の温度を検知する温度検出センサ131を設置したこと以外は、図2等に示す第1実施形態のDLPプロジェクタ1と同一の基本構成を備え、画像投影動作及び清掃動作も第1実施形態と同様の作用効果を奏している。そのため、第3実施形態及び以降で説明する第4実施形態では、第1の実施形態と同一な構成部分、画像投影動作及び清掃動作については、重複した説明を省略する。
第3実施形態のDLPプロジェクタ1Bでも、第1実施形態と同様に、クリーニング装置140を備えている。カラーホイール80をCW回転させることで、清掃部材移動機構部120が作動し、清掃部材90がランプ防爆体75上を接触しながら摺動し、ランプ防爆体75の塵埃が除去される。なお、クリーニング装置140に代えて、第2実施形態のクリーニング装置140Aを適用することもできる。
以上、第3実施形態のDLPプロジェクタ1Bにおいても、ランプ70を効果的に冷却することができるため、ランプ70の長寿命化を達成することができ、光源装置10の耐久性を向上させることができる。また、低コストで小型化が可能なDLPプロジェクタ1Bを実現することができる。
更に、第3実施形態では、ランプ防爆体75に塵埃が堆積することで、冷却風量が小さくなり、ランプ70とランプ防爆体75間の温度が上昇した場合でも、この上昇温度を温度検出センサ131で検知することができる。そのため、ランプ防爆体75の塵埃の堆積状態をより確実に管理することができる。また、温度上昇に対する対応も迅速に可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る画像投射装置(DLPプロジェクタ)について、図13を参照しながら説明する。図13は、第4実施形態に係るDLPプロジェクタ1Cにおける光源装置10のランプ70から投射光学系110に至る光路上の各要素の具体的な構成例を説明するための説明図である。
第4実施形態のDLPプロジェクタ1Cは、ランプ防爆体75の両側に隣接した領域に、塵埃を集める集塵箱132を設置したこと以外は、図2等に示す第1実施形態のDLPプロジェクタ1と同一の基本構成をしている。
また第4実施形態のDLPプロジェクタ1Cでも、第1実施形態と同様に、クリーニング装置140を備えている。カラーホイール80をCW回転させることで、清掃部材移動機構部120が作動し、清掃部材90がランプ防爆体75上を接触しながら摺動し、ランプ防爆体75の塵埃が除去される。第4実施形態でも、クリーニング装置140に代えて、第2実施形態のクリーニング装置140Aを適用することもできる。
以上、第4実施形態のDLPプロジェクタ1Cにおいても、ランプ70を効果的に冷却することができるため、ランプ70の長寿命化を達成することができ、光源装置10の耐久性を向上させることができる。また、低コストで小型化が可能なDLPプロジェクタ1Cを実現することができる。
更に、第4実施形態では、清掃部材90によってランプ防爆体75から除去された塵埃が、ファン130による風圧で吹き飛ばされて集塵箱132に集められる。光源装置10は、着脱自在の構成であるため、ランプ70が寿命に達して光源装置10を交換する際に、集塵箱132に集められた塵埃も回収される。このように、着脱可能な光源装置10内に集塵箱132を設置することで、塵埃収納箱を別途設置する必要がない。また、ランプ70は定期に交換されるため、塵埃の回収とランプ70の交換を同時に行うことができ、ユーザの作業性も向上させることができる。
以上、本発明の画像投射装置を各実施形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。また、前記構成部材の数、位置、形状等は各実施形態に限定されることはなく、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。また、上記各実施形態では、画像投射装置として、スクリーン等の投影面に画像を投影して表示する画像投射装置(プロジェクタ)に適用した例を説明したが、本発明がこれらの実施形態に限定されることはない。例えば、半導体デバイスの制作工程でウェハー上に回路パターンを露光する露光装置としての画像投射装置等に適用することもできる。
1,1A,1B,1C DLPプロジェクタ(画像投射装置)
11 筐体 60 DMD(光変調素子) 70 ランプ(光源)
75 ランプ防爆体 80 カラーホイール 90 清掃部材
110 投射光学系 120,120A 清掃部材移動機構部
130 ファン(送風部材) 131 温度検出センサ
140,140A クリーニング装置 200 被投射面 S 画像信号
特開2008−122538号公報

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源に空気を送る通気孔と、
    該通気孔を被覆し前記光源が破損したときの破片の飛散を防止するとともに前記空気を流通させる防爆体と、
    前記光源に、前記通気孔を介して空気を送る送風部材と、
    前記光源からの光を単色光に分離するカラーホイールと、
    該カラーホイールで分離された単色光を画像信号に応じて変調して反射させる光変調素子と、
    前記光変調素子で反射した光を被投射面に投射する投射光学系と、を備えた画像投射装置において、
    前記防爆体に付着した塵埃を除去する清掃部材を有し、前記カラーホイールの回転動作に連動して、前記清掃部材を前記防爆体に対して、接触させながら摺動させることで防爆体に付着した異物を除去するクリーニング装置を備えたことを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記クリーニング装置は、前記清掃部材を移動制御する清掃部材移動機構部を有し、前記清掃部材移動機構部は、前記清掃部材を、前記カラーホイールが所定方向に回転したときのみ移動し、前記カラーホイールが前記所定方向とは反対方向に回転したときには移動しないように、切り替え制御するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 前記光源と前記防爆体との間の空気の流通路内に、温度検出センサを設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像投射装置。
  4. 前記清掃部材は、弾性体からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  5. 前記光源を収容する筐体を備え、前記清掃部材によって除去された塵埃を、前記筐体内に収納するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  6. 前記筐体は、前記光源とともに、着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  7. 前記清掃部材移動機構部は、遥動運動又は往復運動によって前記清掃部材を移動させるクランク機構から構成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像投射装置。
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