JP2011257518A - 電気機器および投写型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転を行ったままフィルタの掃除を良好に行うことができる電気機器および投写型表示装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタは、キャビネット10内に空気を取り込み、液晶パネル203、204、205に供給するパネル冷却ファン61と、パネル冷却ファン61を制御する制御部801と、キャビネット10内に取り込まれる空気から埃を除去するフィルタ402と、フィルタ402に付着した埃を除去する清掃機構50とを備えている。ここで、制御部801は、清掃機構50の動作時にフィルタ402への吸気量が低下するよう、パネル冷却ファン61の回転数を低下させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、フィルタを備える電気機器および投写型表示装置に関する。
プロジェクタやエアコン、空気清浄機など、機器内へ外気を取り込む電気機器では、一般に、外気に含まれる不要物(塵、埃など)を取り除くため、吸気口にフィルタが着脱可能に配される。
フィルタの吸気面には、フィルタを通過できない不要物が付着し、フィルタは、やがて目詰まりを起こす。こうなると、機器本体内への吸気が適正に行われなくなる。ユーザは、フィルタを掃除して、付着した不要物を除去する必要がある。
フィルタの掃除は、ユーザにとって手間となる。そこで、かかる電気機器において、ユーザの手間を軽減すべく、フィルタに付着した不要物を自動的に除去する除去装置が用いられ得る(特許文献1、特許文献2参照)。たとえば、除去装置は、回転するブラシがフィルタの吸気面側を移動し、付着した不要物を掻き落とすような構成とされ得る。
特開2009−082837号公報 特開2008−170808号公報
上記のように、フィルタを自動的に掃除する構成とした場合、電気機器の稼働効率が低下しないよう、電気機器の運転を行ったままフィルタの掃除を行うことが考えられる。
しかしながら、この場合、フィルタには吸気による吸引力が生じたままとなるため、付着した不要物がフィルタから離れにくくなる。こうなると、除去装置による不要物の除去が良好に行われなくなる惧れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、運転を行ったままフィルタの掃除を良好に行うことができる電気機器および投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、電気機器に関する。本態様に係る電気機器は、機器本体内に空気を取り込むための吸気装置と、前記吸気装置を制御する制御部と、前記機器本体に取り込まれる空気から不要物を除去するフィルタと、前記フィルタに付着した不要物を除去する除去装置とを備える。ここで、前記制御部は、前記除去装置の動作時に前記フィルタへの吸気量が低下するよう、前記吸気装置を制御する。
たとえば、前記吸気装置は、吸気ファンを含み得る。この場合、前記制御部は、前記除去装置の動作時に前記吸気ファンの回転数を低下させる。
本発明の第1の態様に係る電気機器によれば、除去装置が動作する際には、フィルタに生じる吸引力が小さくなるので、フィルタに付着した不要物が離れやすくなる。したがって、除去装置によって、フィルタに付着した不要物を良好に除去することができる。
第1の態様に係る電気機器において、前記吸気装置は、取り込んだ空気を前記機器本体内に配された発熱部品に供給し、前記発熱部品を冷却する構成とされ得る。
このような構成とすれば、吸気量は低下しつつも吸気動作は継続され、発熱部品の冷却は継続されるので、発熱部品の過熱を抑制することができる。
また、このような構成とした場合、さらに、前記制御部は、前記除去装置の動作が終了すると、前記除去装置の動作前よりも前記機器本体内への吸気量が増加するよう、前記吸気装置を制御する構成とされ得る。
たとえば、前記吸気装置が、吸気ファンを含む場合、前記制御部は、前記除去装置の動作が終了すると、前記除去装置の動作前よりも前記吸気ファンの回転数を増加させる。
このような構成とすれば、除去装置の動作時には、吸気量が低下するので発熱部品の温度が上昇しやすくなるが、除去装置の動作が終了した後は、動作前よりも吸気量が増加されるため、温度上昇した発熱部品を迅速に冷却することができる。
本発明の第2の態様は、投写型表示装置に関する。本態様に係る投写型表示装置は、機器本体内に空気を取り込むための吸気装置と、前記吸気装置を制御する制御部と、前記機器本体に取り込まれる空気から不要物を除去するフィルタと、前記フィルタに付着した不要物を除去する除去装置とを備える。ここで、前記制御部は、前記除去装置の動作時に前記フィルタへの吸気量が低下するよう、前記吸気装置を制御する。
本発明の第2の態様に係る投写型表示装置によれば、第1の態様と同様、除去装置によって、フィルタに付着した埃等を良好に除去することができる。
以上のとおり、本発明によれば、運転を行ったままフィルタの掃除を良好に行うことができる電気機器および投写型表示装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係るプロジェクタの構成を示す外観斜視図である。 実施の形態に係る光学エンジンの構成を示す図である。 実施の形態に係る内カバーおよび清掃機構の構成を示す図である。 実施の形態に係る内カバーおよび清掃機構の構成を示す図である。 実施の形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るフィルタの自動清掃制御について説明するための図である。 変更例に係るフィルタの自動清掃制御について説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、プロジェクタの構成を示す外観斜視図である。図1(a)は、プロジェクタを斜め上方から見た斜視図であり、図1(b)は、プロジェクタを上下逆さまにして斜め上
方から見た斜視図である。
図1を参照して、プロジェクタは、横長の略直方体形状を有するキャビネット10を備えている。キャビネット10には、前面中央に投写窓101が形成されている。また、キャビネット10の底面には、四隅に脚部102が設けられているとともに、左側面寄りの位置に、多数の孔からなる吸気口103が形成されている。さらに、キャビネット10の右側面には、多数の孔からなる排気口104が形成されている。
キャビネット10の内部には、光学エンジン20および投写レンズ30が配されている。光学エンジン20は、ランプからの光を映像信号に基づいて変調することにより映像光を生成する。光学エンジン20には、投写レンズ30が装着されており、投写レンズ30の前端部が、投写窓101から前方に露出している。投写レンズ30は、光学エンジン20で生成された映像光を、プロジェクタの前方に配されたスクリーンに拡大投写する。
図2は、光学エンジン20の構成を示す図である。
図2に示すように、光学エンジン20は、ランプ201と、導光光学系202と、3つの透過型の液晶パネル203、204、205と、ダイクロイックプリズム206とを備えている。なお、液晶パネル203、204、205の入射側と出射側には図示しない偏光板が配されている。
ランプ201は、たとえば、メタルハライドランプやキセノンランプである。ランプ201から出射された白色光は、導光光学系202によって赤色波長帯の光(以下、「R光」という)と、緑色波長帯の光(以下、「G光」という)と、青色波長帯の光(以下、「B光」という)に分離され、液晶パネル203、204、205に照射される。これら液晶パネル203、204、205によって変調されたR光、G光、B光は、ダイクロイックプリズム206によって色合成され、映像光として出射される。
なお、光学エンジン20を構成する光変調素子としては、上記透過型の液晶パネル203、204、205の他、反射型の液晶パネルや、MEMSデバイスを用いることもできる。また、光学エンジン20は、上記のように3つの光変調素子を備えた3板式の光学系ではなく、たとえば、1つの光変調素子とカラーホイールを用いた単板式の光学系により構成することもできる。
図1に戻り、キャビネット10内には、内側から吸気口103を覆う内カバー40が装着されている。内カバー40の内部には、清掃機構50(図3、図4に図示)が配置されている。
図3および図4は、内カバー40および清掃機構50の構成を示す図である。図3は、内カバー40がキャビネット10の底面に装着される前の内カバー40および清掃機構50の斜視図である。図4(a)は、内カバー40がキャビネット10に装着された状態での、前方から見た左右方向に沿う縦断面図である。また、図4(b)は、内カバー40がキャビネット10に装着された状態での、右方から見た前後方向に沿う縦断面図である。
図3および図4を参照して、内カバー40の上面には、取込口401が形成されている。また、内カバー40の上面裏側には、取込口401を覆うように、フィルタ402が取り外し可能に装着されている。フィルタ402は、たとえば、樹脂製の糸をメッシュ状に編むことにより構成されている。この他、フィルタ402は、ウレタンや不織布によって構成されても良い。内カバー40は、その四隅に設けられた取付部403が、キャビネット10の底面に設けられたボス部(図示せず)にネジ止されることにより、キャビネット
10の底面に固定される。
後述する各冷却ファンが回転すると、図4(a)に示すように、吸気口103から外気が取り込まれる。取り込まれた空気は、フィルタ402を通って取込口401からキャビネット10内に流入する。このとき、空気中に含まれた埃や塵は、フィルタ402を通過できず、フィルタ402の吸気面402aに付着する。
フィルタ402の吸気面402aに付着した埃を除去するため、内カバー40の内部には、清掃機構50が設けられている。
清掃機構50は、円筒状の回転ブラシ501を備えている。回転ブラシ501は、ダストボックス502内において、シャフト503によって回転自在に支持されている。ダストボックス502には、上面に開口502aが形成されており、この開口502aから回転ブラシ501の一部が上方に露出している。また、ダストボックス502の上面には、開口502aの前後両側にガイド片502bが突出形成されている。
ダストボックス502から突き出たシャフト503の前端部および後端部には、それぞれ、ギア504、505が取り付けられている。シャフト503の後端は、モータ506に連結されている。モータ506は、ダストボックス502の上面から後方に延び出した取付板502cに、図示しない取付金具によって固定される。
吸気口103の前方および後方には、左右方向に沿ってラック507、508が配置されており、ギア504、505が、それぞれ、ラック507、508に係合している。また、図4(b)に示すように、内カバー40には、フィルタ402を挟んで、2つのガイド溝404が左右方向に沿って形成されており、内カバー40がキャビネット10に装着されると、ガイド片502bがガイド溝404に挿入される。
こうして、回転ブラシ501がラック507、508の右端にある状態において、モータ506が駆動され、シャフト503が図4(a)の反時計方向に回転すると、回転ブラシ501が、反時計方向に回転しながら、ダストボックス502とともに左方向に移動する。また、回転ブラシ501がラック507、508の左端に到達すると、モータ506が逆方向に駆動され、シャフト503が図4(a)の時計方向に回転する。これにより、回転ブラシ501が、時計方向に回転しながら、ダストボックス502とともに右方向に移動する。回転ブラシ501のブラシ先端(周面)は、フィルタ402の吸気面402aに接触するよう構成されており、回転ブラシ501が左右方向に往復運動すると、ブラシ先端でフィルタ402に付着した埃が掻き落される。掻き落された埃は、図4(a)の一点鎖線の矢印に示す如く、ダストボックス502内に収容され、その底部に溜められる。
なお、モータ506へ通電するための電力線(図示せず)は、モータ506ともに左右に移動できるような構成にて、モータ506に接続されている。
図5は、プロジェクタの構成を示すブロック図である。
プロジェクタは、上述した構成に加えて、パネル冷却ファン61、ランプ冷却ファン62および電源冷却ファン63の3つの冷却ファンと、排気ファン64と、報知部70と、制御回路部80と、目詰まりセンサ90とを備えている。
パネル冷却ファン61は、内カバー401の取込口401に連結されたファンケーシング(図示せず)内に配置されおり、取込口401から取り込んだ空気を、液晶パネル203、204、205の近傍に配された吹出口(図示せず)から噴出させ、液晶パネル20
3、204、205を冷却する。
ランプ冷却ファン62は、液晶パネル203、204、205を冷却した後の空気を取り込み、ランプ201へ供給してランプ201を冷却する。電源冷却ファン63は、液晶パネル203、204、205を冷却した後の空気を取り込み、電源部(図示せず)へ供給して電源部を冷却する。
なお、ランプ冷却ファン62および電源冷却ファン63の近傍に、それぞれ、各ファン専用の吸気口が形成されても良く、この場合、液晶パネル203、204、205側からの空気とともに専用の吸気口からの外気が各ファン62、63取り込まれ、ランプ201や電源部に供給される。
排気ファン64は、排気口104の近傍に配されており、液晶パネル203、204、205、ランプ201、電源部等を冷却して温まった空気を取り込んで、排気口104から機外へ排出する。
報知部70は、LEDなどの表示素子やスピーカによって構成されており、フィルタカセット40の交換を促すなど、プロジェクタの運転に関する各種の報知を行う。
制御回路部80は、制御部801、記憶部802、操作入力部803、リモコン受信部804、時間計測部805、映像信号入力部806、映像信号処理部807、パネル駆動部808、ファン駆動部809、ランプ駆動部810、報知駆動部811、モータ駆動部812を備えている。
操作入力部803は、操作部(図示せず)のボタン操作に応じた入力信号を制御部801に出力する。リモコン受信部804は、リモコン(図示せず)のボタン操作に応じた入力信号を制御部801に出力する。時間計測部805は、時間を計測して制御部801に出力する。
映像信号入力部806は、RBG信号、コンポジット信号等の各種映像信号に対応する各種入力端子を有し、外部から入力された映像信号を映像信号処理部807へ出力する。映像信号処理部807は、映像信号入力部806から入力された映像信号を液晶パネル203、204、205で表示できるRGBの映像信号に変換してパネル駆動部808に出力する。パネル駆動部808は、入力された映像信号および制御部801からの制御信号に従って液晶パネル203、204、205を駆動する。
ファン駆動部809は、制御部801からの制御信号に従って、パネル冷却ファン61、ランプ冷却ファン62、電源冷却ファン63および排気ファン64を駆動する。ランプ駆動部810は、制御部801からの制御信号に従ってランプ201を駆動する。
報知駆動部811は、制御部801からの制御信号に従って報知部60のLEDやスピーカを駆動する。モータ駆動部812は、制御部801からの制御信号に従って、モータ506を駆動する。
記憶部802は、RAM、ROM等で構成されている。記憶部802には、制御部801に制御機能を付与するための制御プログラムが記憶されている。制御部801は、CPUを備え、かかる制御プログラムに従って各部を制御する。
目詰まりセンサ90は、フィルタ402の目詰まり具合に応じた目詰まり信号を制御部801に出力する。目詰まりセンサ90は、たとえば、風量センサによって構成される。
風量センサは、たとえば、取込口401の下流側に配される。この場合、フィルタ402の目詰まりが進行すると、取込口401を通過する風量が低下する。風量センサからは、目詰まり検出信号として、風量に応じた検出電圧が出力される。
さて、本実施の形態では、プロジェクタの運転が開始されると、各冷却ファン61、62、63が駆動され、キャビネット10内への吸気が開始される。運転中はフィルタ402の目詰まり具合が検出され、フィルタ402が目詰まりを起こすと、清掃機構50によって、フィルタ402が自動的に掃除される。
図6は、フィルタ402を自動清掃するための自動清掃制御について説明するための図である。図6(a)は、自動清掃制御の処理フローを示す図である。図6(b)は、自動清掃制御が実行されたときのパネル冷却ファン61への駆動電圧の状態を示す図である。
図6(a)を参照して、制御部801は、目詰まりセンサ90から目詰まり検出信号(検出電圧)を取得する(S101)。そして、取得した目詰まり検出信号と、予め定められた目詰まり閾値とを比較する(S102)。
フィルタ402が詰まりを起こしておらず、目詰まり検出信号が目詰まり閾値より大きければ(S102:NO)、制御部801は、運転終了操作がなされて運転が終了するまで(S106:YES)、目詰まり検出信号を取得して目詰まり閾値と比較するという、一連の処理を繰り返す。
一方、フィルタ402が目詰まりを起こして、目詰まり検出信号が目詰まり閾値以下になると(S102:YES)、制御部801は、フィルタ402の掃除を開始する。
制御部801は、まず、図6(b)に示すように、掃除開始のタイミング(T1)において、パネル冷却ファン61への駆動電圧を低下させて(電圧V1→V2)、パネル冷却ファン61の回転数を低下させる(S103)。これにより、吸気口103からの吸気量が低下し、これに伴ってフィルタ402を通過する風量が低下する。
次に、制御部801は、清掃機構50のモータ506を駆動し、回転ブラシ501によってフィルタ402の吸気面402aに付着した埃を除去する(S104)。このとき、フィルタ402を通過する風量が少なくなっているため、吸気によるフィルタ402への埃の吸引力も弱くなっている。したがって、フィルタ402に付着した埃が回転ブラシ501によって容易に掻き落される。フィルタ402が掃除されると、フィルタ402の目詰まりが解消される。
制御部801は、フィルタ402の掃除が終了すると、図6(b)に示すように、掃除終了のタイミング(T2)において、パネル冷却ファン61への駆動電圧を増加させて(電圧V2→V1)、パネル冷却ファン61の回転数を元に戻す(S105)。これにより、吸気口103からの吸気量が増加する。このとき、フィルタ402の目詰まりが解消されているので、吸気量はフィルタ402が掃除される前よりも多くなる。
制御部801は、ステップS106において、運転終了操作がなされたと判定すると(S106:YES)、処理を終了する。
このように、本実施の形態では、フィルタ402が目詰まりを起こすと、清掃機構50によって自動的にフィルタ402が掃除される。よって、ユーザは、フィルタ402を掃除する手間がいらない。しかも、フィルタ402の掃除は、運転を継続したままで行われるので、ユーザは、プロジェクタの使用を中断しなくてよい。したがって、プロジェクタ
の利便性を高めることができる。
しかも、本実施の形態では、フィルタ402が掃除される際には、吸気口103からの吸気量が低下するので、フィルタ402に生じる吸引力が小さくなり、フィルタ402に付着した埃が離れやすくなる。したがって、清掃機構50によって、フィルタ402に付着した埃を良好に除去することができる。
また、本実施の形態では、フィルタ402の掃除中も、吸気量は低下するものの、パネル冷却ファン61および他の冷却のファン62、63による吸気動作が継続される。これにより、液晶パネル203、204、205等、発熱部品の冷却が継続されるので、これら発熱部品の過熱を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、3つの冷却ファン61、62、63のうち、取込口401、即ち吸気口103に直接連結されたパネル冷却ファン61の吸気動作が、吸気口103からの吸気量に大きく寄与する。このため、本実施の形態では、フィルタ402が掃除される際には、パネル冷却ファン61の回転数のみが低下される。しかしながら、パネル冷却ファン61の回転数だけでなく、適宜、ランプ冷却ファン62や電源冷却ファン63の回転数が低下されても良い。また、パネル冷却ファン61に合わせて、排気ファン64の回転数が低下されても良い。排気ファン64の回転数が低下すると、キャビネット10内の内圧が増すため、吸気量が低下する。
<変更例>
図7は、変更例に係るフィルタの自動清掃制御について説明するための図である。図7(a)は、自動清掃制御の処理フローを示す図である。図7(b)は、自動清掃制御が実行されたときのパネル冷却ファン61への駆動電圧の状態を示す図である。
本変更例では、図6(a)の制御処理に対して、ステップS107の処理が付加されている。即ち、本変更例では、フィルタ402の掃除が終了すると、制御部801は、図7(b)に示すように、掃除終了のタイミング(T2)において、パネル冷却ファン61への駆動電圧を掃除前よりも増加させて(電圧V2→V0)、パネル冷却ファン61の回転数を掃除前よりも増加させる(S107)。これにより、パネル冷却ファン61が掃除前の回転数に戻された状態よりも、吸気口103からの吸気量が増加する。
フィルタ402の掃除中は、吸気量が低下するため、液晶パネル203、204、205の温度が掃除前よりも上昇しやすくなる。しかし、このように、フィルタ402の掃除後に吸気量を増加させることにより、液晶パネル203、204、205の温度を、迅速に低下させることができる。
制御部801は、パネル冷却ファン61の回転数を増加させた後に、所定の時間が経過すると(図7(b);T3)、パネル冷却ファン61の回転数を掃除前の回転数に戻す(S105)。
なお、掃除中、ランプ冷却ファン62および電源冷却ファン63の回転数は低下されないが、吸気口103からの吸気量が低下するので、ランプ201や電源への風量も多少低下する。よって、掃除後、パネル冷却ファン61に合わせて、これら冷却ファン62、63の回転数を増加させるようにしても良い。
<その他>
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記実施の形態に以外に、種々の変更が可能で
ある。
たとえば、上記実施の形態では、フィルタ402の目詰まり検出に基づいて、フィルタ402が掃除されるよう構成されている。しかしながら、これに限らず、運転時間が所定の時間に到達すると、フィルタ402が掃除されるような構成とされても良い。
また、上記実施の形態では、フィルタ402の掃除中、パネル冷却ファン61への駆動電圧が一定とされ、パネル冷却ファン61の回転数がほぼ一定されている。しかしながら、パネル冷却ファン61の回転数が一定である場合には、フィルタ402が掃除されて付着する埃等が少なくなるほど、吸気量が増加してくる。そこで、掃除の進行に応じて、パネル冷却ファン61の回転数を連続的、あるいは段階的に低下させるようにしても良い。このように、掃除の進行に合わせて、回転数を徐々に低下させるようにすれば、掃除開始当初から大きく回転数を低下させなくて済むので、吸気量の低下を極力抑えることが可能となる。これにより、フィルタ清掃中の液晶パネル203、204、205等の発熱部品の温度上昇を極力抑えることが可能となる。
さらに、上記実施の形態では、目詰まり検出信号が目詰まり閾値以下になると、すぐにフィルタ402の掃除が開始される構成とされている。しかしながら、これに限らず、目詰まり検出信号が目詰まり閾値以下になる度に、パネル冷却ファン61の回転数が増加され(吸気量が増やされ)、パネル冷却ファン61の回転数が所定の上限回転数に達した状態で、目詰まり検出信号が目詰まり閾値以下になったときに、初めて、フィルタ402の掃除が開始される構成とされても良い。この場合、フィルタ402が掃除される際には、パネル冷却ファン61の回転数は、初期の回転数(目詰まり具合に応じて徐々に回転数が増加される前の回転数)より低い回転数まで低下される。そして、フィルタ402の掃除が終了すると、パネル冷却ファン61の回転数が、上限回転数ではなく、初期の回転数に戻される。なお、上限回転数は、パネル冷却ファン61の駆動音や温度上昇を考慮して設定され得る。
また、パネル冷却ファン61が、複数のファンにより構成される場合には、吸気量を低下させるために、全てのファンの回転数を低下させても良いし、一部のファンの回転数を低下させる、あるいは、一部のファンを停止させるようにしても良い。
さらに、このとき、各ファンが、それぞれ、異なる液晶パネルを冷却する場合には、以下のようにファンを制御することが望ましい。即ち、全てのファンの回転数を低下させる場合には、発熱量の少ない液晶パネルに対するファンほど、その回転数を低下させるようにすることが望ましい。一方、一部のファンについて、回転数を低下させる、あるいは停止させる場合には、発熱量の少ない液晶パネルに対するファンの回転数を低下させる、あるいは、そのファンを停止させることが望ましい。
また、上記変更例では、フィルタ402の掃除前よりも増加されたパネル冷却ファン61の回転数が、所定の時間が経過した後に、掃除前の回転数に戻されるよう構成されている。しかしながら、これに限らず、液晶パネル203、204、205の温度が温度センサにより検出され、液晶パネル203、204、205温度が掃除前の温度に戻ると、パネル冷却ファン61の回転数が掃除前の回転数に戻されるようにしても良い。
さらに、上記実施の形態では、目詰まりセンサ90として、風量センサが用いられているが、これに限らず、温度センサが用いられてもよい。この場合、たとえば、温度センサによって、液晶パネル203、204、205やランプ201の温度が測定され得る。フィルタ402が目詰まりを起こして吸気量が低下すると、パネル用冷却ファン61やランプ冷却ファン62の冷却能力が低下するため、温度センサによる測定温度が上昇する。温
度センサからは、測定温度に応じた検出信号(検出電圧)が制御部801へ出力される。
また、上記実施の形態では、本発明をプロジェクタに適用しているが、これに限らず、本発明を、エアコンや空気清浄機など、フィルタを有する他の電気機器に適用するようにしてもよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
20 光学エンジン
203、204、205 液晶パネル(発熱部品)
40 内カバー
402 フィルタ
50 清掃機構(除去装置)
61 パネル冷却ファン(吸気装置、吸気ファン)
80 制御回路部
801 制御部

Claims (6)

  1. 電気機器において、
    機器本体内に空気を取り込むための吸気装置と、
    前記吸気装置を制御する制御部と、
    前記機器本体に取り込まれる空気から不要物を除去するフィルタと、
    前記フィルタに付着した不要物を除去する除去装置と、を備え、
    前記制御部は、前記除去装置の動作時に前記フィルタへの吸気量が低下するよう、前記吸気装置を制御する、
    ことを特徴とする電気機器。
  2. 請求項1に記載の電気機器において、
    前記吸気装置は、吸気ファンを含み、
    前記制御部は、前記除去装置の動作時に前記吸気ファンの回転数を低下させる、
    ことを特徴とする電気機器。
  3. 請求項1または2に記載の電気機器において、
    前記吸気装置は、取り込んだ空気を前記機器本体内に配された発熱部品に供給し、前記発熱部品を冷却する、
    ことを特徴とする電気機器。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の電気機器において、
    前記制御部は、前記除去装置の動作が終了すると、前記除去装置の動作前よりも前記機器本体内への吸気量が増加するよう、前記吸気装置を制御する、
    ことを特徴とする電気機器。
  5. 請求項4に記載の電気機器において、
    前記吸気装置は、吸気ファンを含み、
    前記制御部は、前記除去装置の動作が終了すると、前記除去装置の動作前よりも前記吸気ファンの回転数を増加させる、
    ことを特徴とする電気機器。
  6. 投写型表示装置において、
    機器本体内に空気を取り込むための吸気装置と、
    前記吸気装置を制御する制御部と、
    前記機器本体に取り込まれる空気から不要物を除去するフィルタと、
    前記フィルタに付着した不要物を除去する除去装置と、を備え、
    前記制御部は、前記除去装置の動作時に前記フィルタへの吸気量が低下するよう、前記吸気装置を制御する、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
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