JP2013134426A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Irori Hayashi
伊織 林
Kazunori Kotani
和範 小谷
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Abstract

【課題】フィルタ装置が未装着である場合に、ユーザの使い勝手を考慮した良好な対応を図ることができる投写型表示装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタ1は、塵埃を除去するフィルタカセット40と、フィルタカセット40の装着の有無を検出するフィルタ検出部(制御部801、回転センサ810)と、フィルタカセット40の未装着状態を知らせるインジケータ部107と、ランプユニット201および表示ユニット203を駆動して、投写運転を実行する制御部801と、を備える。制御部801は、投写運転を開始する際に、フィルタカセット40の未装着が検出された場合、インジケータ部107を動作させるとともにランプユニット201および表示ユニット203の起動を中止し、投写運転中に、フィルタカセット40の未装着が検出された場合、インジケータ部107を動作させるとともに投写運転を継続させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、光源からの光を変調して被投写面に投写する投写型表示装置に関する。
従来、投写型表示装置(以下、「プロジェクタ」という)では、光源からの光が光変調素子等で構成される光変調部よって変調され、変調された光が被投写面に投写される。かかるプロジェクタでは、光源、光変調部等の発熱部を、外部から取り込んだ空気によって冷却する冷却機構が備えられる。
外部の空気は、フィルタが配された吸気口を通じてプロジェクタ内部に取り込まれる。吸気口には、空気に含まれる塵埃を取り除くため、フィルタ装置が配される。フィルタ装置は、プロジェクタ本体に取り外し可能に装着される(特許文献1参照)。
このように、フィルタ装置が取り外し可能な構成である場合、フィルタ装置が未装着であることを検出するための検出部が備えられ、未装着であることが検出されると、その旨が報知されるような構成が採られることが望ましい(特許文献2参照)。
特開2000−258842号公報 特開平09−004917号公報
プロジェクタ内部への塵埃の侵入を防止するためには、フィルタ装置が未装着の状態で、投写運転が行われることは好ましくない。よって、塵埃の侵入防止を徹底する場合には、投写運転の開始時のみならず、投写運転中においても、フィルタ装置の未装着が検出されると、投写運転が停止される。
しかしながら、通常の使用環境下においては、フィルタ装置が未装着であっても、比較的短い期間であれば、それほど多くの塵埃がプロジェクタ内部に侵入する虞はない。他方、投写運転中に、フィルタ装置が取り外された場合に、投写運転が停止されると、画像の投写が中断されてしまい、かえって、ユーザにとって使い勝手が悪くなってしまう虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、フィルタ装置が未装着である場合に、ユーザの使い勝手を考慮した良好な対応を図ることができる投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、被投写面に画像を投写する投写運転を行う投写型表示装置に関する。本発明の投写型表示装置は、光源と、前記光源から出射された光を変調する光変調部と、前記光源および前記光変調部が配される本体キャビネットと、前記本体キャビネット内に外部の空気を取り込むための吸気口と、前記本体キャビネットに取り外し可能に装着され、前記吸気口に取り込まれる空気から塵埃を除去するフィルタ装置と、前記フィルタ装置の装着の有無を検出するフィルタ検出部と、前記フィルタ装置が未装着であることを知らせるための報知部と、前記光源および前記光変調部を駆動して、前記投写運転を実行する運転制
御部と、を備える。ここで、前記運転制御部は、前記光源および前記光変調部を起動して前記投写運転を開始する際に、前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の未装着が検出された場合には、前記報知部を動作させるとともに前記光源および前記光変調部の起動を中止し、前記光源および前記光変調部の起動により前記投写運転が開始された後、前記投写運転中に、前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の未装着が検出された場合には、前記報知部を動作させるとともに前記投写運転を継続させる。
本発明の投写型表示装置によれば、投写運転を開始する際に、フィルタ装置が未装着であれば、その旨が報知されるとともに投写運転が中止される。一方、投写運転中に、フィルタ装置が未装着状態となった場合には、その旨が報知されるとともに投写運転が継続される。よって、画像の投写が中断されてしまいユーザの使い勝手が悪くなるのを抑制しつつ、投写型表示装置の内部への塵埃の侵入を防止できる。
本発明の投写型表示装置は、外部の空気を、前記吸気口を通じて吸気する吸気ファンを、さらに備えるよう構成され得る。この場合、前記運転制御部は、少なくとも前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の装着の有無が検出される際、前記吸気ファンの駆動電圧を所定電圧に維持するような構成とされる。さらに、前記フィルタ検出部は、前記吸気ファンの回転数を検出する回転数検出部を含み、前記回転数検出部により検出された回転数に基づいて、前記フィルタ装置の装着の有無を検出するような構成とされる。
たとえば、前記フィルタ検出部は、前記回転数検出部により検出された回転数が、前記フィルタ装置の装着の有無を検出するための閾値よりも低い場合に、前記フィルタ装置が未装着であると検出する。
このような構成とすれば、吸気ファンの回転数を検出することにより、フィルタ装置の装着の有無を検出することができる。よって、本体キャビネットにおけるフィルタ装置の装着部位に、フィルタ装置の装着の有無を検出するためのメカニカルなスイッチを設ける必要がない。
上記の構成とされた場合、前記吸気口から取り込まれた空気により冷却される被冷却部の温度を検出する温度検出部がさらに備えられ得る。この場合、前記運転制御部は、前記温度検出部により検出された温度が高いほど、前記駆動電圧を高くする。さらに、前記フィルタ検出部は、前記閾値を、前記駆動電圧に応じた値に調整する。
このような構成とすれば、被冷却部の温度が高いほど、吸気ファンの回転数が高くなって風量が多くなるので、被冷却部を良好に冷却できる。しかも、駆動電圧に応じた値となるよう閾値が調整されるので、駆動電圧が切り替えられてもフィルタ装置の装着の有無を精度よく検出できる。
上記のように吸気ファンを備える構成とされた場合、前記運転制御部は、前記投写運転中に、前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の未装着が検出された場合、前記駆動電圧を、前記フィルタ装置が装着されているときよりも低下させるような構成とされ得る。
フィルタ装置が装着されていないと、吸気口から空気が取り込まれやすくなり風量が増加する。こうなると、塵埃がより侵入しやすくなる。
上記の構成では、吸気ファンの駆動電圧が低下することにより吸気ファンの回転数が低下し、風量が低下する。よって、風量増加により塵埃の侵入が助長されるのを防止できる。
本発明の投写型表示装置は、外部の空気を、前記吸気口を通じて吸気する吸気ファンを、さらに備えるような構成とされ得る。この場合、前記運転制御部は、前記投写運転中に、前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の未装着が検出された場合、前記吸気ファンを駆動するための駆動電圧を、前記フィルタ装置が装着されているときよりも低下させる。
このような構成とすれば、吸気ファンの駆動電圧が低下することにより吸気ファンの回転数が低下し、風量が低下する。よって、風量増加により塵埃の侵入が助長されるのを防止できる。
以上のとおり、本発明によれば、フィルタ装置が未装着である場合に、ユーザの使い勝手を考慮した良好な対応を図ることができる投写型表示装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る、プロジェクタの構成を示す外観斜視図である。 実施の形態に係る、光学エンジンの構成を示す図である。 実施の形態に係る、フィルタカセットの構成を示す図である。 実施の形態に係る、ランプユニットおよび表示ユニットを冷却するための冷却機構について説明するための図である。 実施の形態に係る、ランプユニットおよび表示ユニットを冷却するための冷却機構について説明するための図である。 実施の形態に係る、プロジェクタの制御系の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る、フィルタカセットの装着の有無に基づく運転制御処理について説明するための図である。 変更例に係る、フィルタカセットの装着の有無に基づく運転制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、プロジェクタ1の構成を示す外観斜視図である。図1を参照して、プロジェクタ1は、略直方体形状を有する本体キャビネット10を備えている。本体キャビネット10の前面には、投写窓101が形成されている。本体キャビネット10の左側面は、一部が吸気口カバー102により構成されている。吸気口カバー102は、その下端部にヒンジ構造を有し、図中の一点鎖線に示すように、下端部を支点にして左方向に開放する。吸気口カバー102には、多数の孔からなる側面吸気口103が形成されている。
吸気口カバー102は、本体キャビネット10内の左側面側に設けられたフィルタ装着部104を覆う。フィルタ装着部104には、フィルタカセット40が取り外し可能に装着されている。フィルタカセット40を交換する際には、吸気口カバー102が開放されて、フィルタカセット40がフィルタ装着部104から取り外される。
本体キャビネット10の左側面には、吸気口カバー102の後方に、多数の孔からなる側面排気口105が形成されている。
本体キャビネット10の上面には、操作部106およびインジケータ部107が設けられている。操作部106は、投写運転の開始操作を行うための開始ボタン、投写運転の終了操作を行うための終了ボタン等、各種の操作ボタンを備えている。インジケータ部107は、LED等の表示素子により構成され、投写運転の状態の報知、各種異常報知等を行う。異常報知には、フィルタカセット40がフィルタ装着部104に装着されていない旨の報知が含まれる。
本体キャビネット10の内部には、光学エンジン20および投写レンズユニット30が配されている。光学エンジン20は、ランプユニットからの光を映像信号に基づいて変調することにより映像光を生成する。光学エンジン20には、投写レンズユニット30が装着されており、投写レンズユニット30の前端部が、投写窓101から前方に露出している。投写レンズユニット30は、光学エンジン20で生成された映像光を、プロジェクタ1の前方に配されたスクリーンに拡大投写する。
図2は、光学エンジン20の構成を示す図である。
図2に示すように、光学エンジン20は、ランプユニット201と、導光ユニット202と、表示ユニット203とを備えている。
表示ユニット203は、3つの透過型の液晶パネル204、205、206と、ダイクロイックプリズム207とを備えている。液晶パネル204、205、206の入射側と出射側には図示しない偏光板が配されている。
ランプユニット201は、白色光を発するランプ201aと、ランプ201aから発せられた白色光を反射するリフレクタ201bとを含む。ランプ201aには、メタルハライドランプ、キセノンランプ等が用いられる。ランプユニット201から出射された白色光は、導光ユニット202に入射する。
導光ユニット202は、フライアイインテグレータ、PBSアレイ、コンデンサレンズ、ダイクロイックミラー、平面ミラー、リレーレンズ等を備える。導光ユニット202に入射した白色光は、赤色波長帯の光(以下、「R光」という)と、緑色波長帯の光(以下、「G光」という)と、青色波長帯の光(以下、「B光」という)に分離され、液晶パネル204、205、206に照射される。これら液晶パネル204、205、206によって変調されたR光、G光、B光は、ダイクロイックプリズム207によって色合成され、映像光として出射される。
なお、光学エンジン20を構成する光変調素子としては、上記透過型の液晶パネル204、205、206の他、反射型の液晶パネルや、MEMSデバイスを用いることもできる。また、光学エンジン20は、上記のように3つの光変調素子を備えた3板式の光学系ではなく、たとえば、1つの光変調素子とカラーホイールを用いた単板式の光学系により構成することもできる。
図3は、フィルタカセット40の構成を示す図である。図3(a)、(b)は、それぞれ、フィルタカセット40の正面図および背面図である。図3(c)は、図3(a)のA−A´断面図である。
図3を参照して、フィルタカセット40は、長方形の箱状に形成されたケース401を備えている。ケース401の中央部には、外部の空気が通る空気流路402が形成されている。ケース401の背面には、接続口403が形成さている。
ケース401には、空気流路402を覆うようにエアフィルタ404が配されている。エアフィルタ404には、ウレタンフィルタ、不織布フィルタ等が用いられる。
本体キャビネット10内には、フィルタカセット40を介して外部の空気が取り込まれ、取り込まれた空気により、発熱しているランプユニット201および表示ユニット203が冷却される。
図4および図5は、ランプユニット201および表示ユニット203を冷却するための冷却機構について説明するための図である。図4は、プロジェクタ1の内部を透視した、プロジェクタ1の要部の平面図である。図5は、パネル冷却ユニット50における、フィルタ装着部104との連結部分の近傍を、図4に示すP方向から見た図である。
図4では、便宜上、本体キャビネット10、パネル冷却ユニット50の一部およびフィルタカセット40が、断面図で示されている。また、パネル冷却ユニット50の構成が良く見えるように、導光ユニット202および表示ユニット203が一点鎖線で示されている。
図4および図5を参照して、本体キャビネット10内には、ランプユニット201および表示ユニット203を冷却するため、パネル冷却ユニット50と、ランプ冷却ファン60と、排気ファン70とが配されている。
パネル冷却ユニット50は、冷却風路501を備えている。冷却風路501には、空気を取り込むための吸気口502が形成されている。冷却風路501の前端には、接続口503が形成されており、接続口503がフィルタ装着部104に連結されている。フィルタ装着部104にフィルタカセット40が装着されると、フィルタカセット40の接続口403が、フィルタ装着部104の開口部に通されて冷却風路501の接続口503に接続される。これにより、フィルタカセット40の空気流路402が冷却風路501の吸気口502に連通する。
パネル冷却ユニット50は、導光ユニット202および表示ユニット203の下方に配されている。図5に示すように、冷却風路501の吸気口502の近傍部分501aは、導光ユニット202側へ向かうに従って徐々に風路の高さが低くなるよう、上面が傾斜する形状を有する。
冷却風路501は、表示ユニット203の下方まで延びている。冷却風路501の上面には、表示ユニット203の真下の位置に、各液晶パネル204、205、206に対応する吹出口504、505、506が形成されている。
冷却風路501の内部には、パネル冷却ファン507が配されている。パネル冷却ファン507には、たとえば、遠心ファンが用いられる。
ランプ冷却ファン60は、ランプユニット201の右側において、ランプユニット201に近接するように配されている。ランプ冷却ファン60には、たとえば、軸流ファンが用いられる。
排気ファン70は、ランプユニット201の左側において、本体キャビネット10の左側面に近接するように配されている。排気ファン70は、左側面に形成された側面排気口105に対面する。排気ファン70には、たとえば、軸流ファンが用いられる。
投写運転時には、パネル冷却ファン507、ランプ冷却ファン60および排気ファン70が回転する。これらファン507、60、70が回転すると、外部の空気が、フィルタカセット40の空気流路402を通じて、吸気口502から冷却風路501内に取り込まれる。このとき、エアフィルタ404により空気中の塵埃が除去される。
冷却風路501内に取り込まれた空気は、各吹出口504、505、506へと送られ、各吹出口504、505、506から、それぞれの上方に位置する液晶パネル204、205、206に向かって吹き出す。吹出口504、505、506から吹き出した空気により、各液晶パネル204、205、206、偏光版(図示せず)およびダイクロイックプリズム207、即ち、表示ユニット203が冷却される。
表示ユニット203を冷却した空気は、ランプ冷却ファン60に取り込まれる。取り込まれた空気は、ランプユニット201に向かって送出され、送出された空気により、ランプユニット201が冷却される。
ランプユニット201を冷却した空気は、排気ファン70により、側面排気口105を通じて、外部に排出される。
図6は、プロジェクタ1の制御系の構成を示すブロック図である。
プロジェクタは、上述した構成に加えて、制御回路部80を備えている。制御回路部80は、制御部801と、記憶部802と、キー入力部803と、映像信号入力部804と、映像信号処理部805と、パネル駆動部806と、ファン駆動部807と、ランプ駆動部808と、インジケータ駆動部809と、回転センサ810と、温度センサ811とを備えている。
キー入力部803は、操作部106のボタン操作に応じた入力信号を制御部801へ出力する。
映像信号入力部804は、RBG信号、コンポジット信号等の各種映像信号に対応する各種入力端子を有し、外部から入力された映像信号を映像信号処理部805へ出力する。映像信号処理部805は、映像信号入力部804から出力された映像信号を各液晶パネル204、205、206で表示できるRGBの映像信号に変換してパネル駆動部806に出力する。パネル駆動部806は、映像信号処理部805からの映像信号および制御部801からの制御信号に従って各液晶パネル204、205、206(表示ユニット203)を駆動する。
ファン駆動部807は、制御部801からの制御信号に従って、パネル冷却ファン507、ランプ冷却ファン60および排気ファン70を駆動する。ランプ駆動部808は、制御部801からの制御信号に従ってランプ201a(ランプユニット201)を駆動する。インジケータ駆動部809は、制御部801からの制御信号に従ってインジケータ部107を駆動する。
記憶部802は、RAM、ROM等で構成されている。記憶部802には、制御部801に制御機能を付与するための制御プログラムが記憶されている。制御部801は、CPUを備え、かかる制御プログラムに従って各部を制御する。
回転センサ810は、パネル冷却ファン507の回転数を検出する。回転センサ810からは、パネル冷却ファン507の回転数に応じた検出信号が制御部801へ出力される。制御部801は、回転センサ810と共同し、本発明のフィルタ検出部として、後述の
運転制御処理において、フィルタ装着部104へのフィルタカセット40の装着の有無を検出する。
温度センサ811は、表示ユニット203の近傍に配され、表示ユニット203の温度を検出する。温度センサ811からは、表示ユニット203の温度に応じた検出信号が制御部801へ出力される。
図7は、フィルタカセット40の装着の有無に基づく運転制御処理について説明するための図である。図7(a)は、運転制御処理のフローチャートである。図7(b)は、表示ユニット203の温度Tと、パネル冷却ファン507に対する駆動電圧Vと、フィルタカセット40の装着の有無を検出するための閾値RAの関係を示す情報テーブルである。
ユーザにより操作部106の開始ボタンが操作されると、図7(a)に示す運転制御処理が開始される。制御部801は、まず、パネル冷却ファン507、ランプ冷却ファン60および排気ファン70を駆動する(S1)。次に、制御部801は、回転センサ810によりパネル冷却ファン507の回転数Rを検出し(S2)、検出した回転数Rを、フィルタカセット40の装着の有無を検出するための閾値RAと比較する(S3)。
図7(b)の情報テーブルに示すように、本実施の形態では、表示ユニット203の温度Tに応じた回転数Rでパネル冷却ファン507が回転するよう、表示ユニット203の温度Tに応じて駆動電圧Vが設定されている。表示ユニット203の温度Tが高いほど、駆動電圧Vが高くなり、パネル冷却ファン507の回転数Rが高くなる。表示ユニット203の温度Tが所定の範囲にあるときには、駆動電圧Vは、パネル冷却ファン507の回転数Rに関係なく、一定に維持される。
閾値RAは、フィルタカセット40がフィルタ装着部104に装着されているときにパネル冷却ファン507に駆動電圧Vが印加された場合のパネル冷却ファン507の回転数Rに基づいて設定される。具体的には、閾値RAは、フィルタカセット40が装着されているときのパネル冷却ファン507の回転数Rよりも少し低い値とされる。図7(b)の情報テーブルに示すように、閾値RAは、駆動電圧Vに応じて調整される。なお、情報テーブルは、記憶部802に記憶されている。
フィルタカセット40がフィルタ装着部104に装着されていないときには、吸気口502から空気が取り込まれやすくなるので、パネル冷却ファン507に吸気される風量が多くなり、パネル冷却ファン507に加わる負荷が大きくなる。パネル冷却ファン507は、一定の駆動電圧Vに維持されているので、パネル冷却ファン507に加わる負荷が大きくなれば、パネル冷却ファン507の回転数Rが低下する。即ち、フィルタカセット40が装着状態である場合には、パネル冷却ファン507の回転数Rが閾値RAを超えるが、フィルタカセット40が未装着状態である場合には、パネル冷却ファン507の回転数Rが閾値RA以下となる。
制御部801は、回転数Rが閾値RAより大きい場合、フィルタカセット40がフィルタ装着部104に装着されていると判断し(S3:NO)、ランプ201aおよび各液晶パネル204、205、206を駆動して、投写運転を開始する。
一方、制御部801は、回転数Rが閾値RA以下である場合、フィルタカセット40がフィルタ装着部104に装着されていないと判断し(S3:YES)、インジケータ部107に、フィルタカセット40が未装着である旨の報知を行わせる(S5)。たとえば、フィルタカセット40が未装着であるとのエラーに対応するLEDを点灯させる。さらに、制御部801は、パネル冷却ファン507、ランプ冷却ファン60および排気ファン7
0を停止させる(S6)。
制御部801は、投写運転が開始されると、投写運転中も、パネル冷却ファン507の回転数Rを検出して閾値RAと比較する一連の処理を、一定の時間間隔で繰り返す(S7、S8)。フィルタカセット40がフィルタ装着部104に装着されたままであれば、ステップS8において、回転数Rが閾値RAより大きいと判定され続ける(S8:NO)。このとき、パネル冷却ファン507は、図7(b)の情報テーブルに示すように、表示ユニット203の温度に応じた駆動電圧Vで駆動される。
ユーザにより操作部106の終了ボタンが押されると、制御部801は、終了操作があったと判定し(S9:YES)、シャットダウン処理を行う(S10)。即ち、制御部801は、所定の手順に従って、ランプ201a、各液晶パネル204、205、206、パネル冷却ファン507、ランプ冷却ファン60、および排気ファン70を停止させる。これにより、運転制御処理が終了する。プロジェクタ1は、スタンバイ状態となる。
投写運転中に、ユーザ等により、フィルタカセット40が取り外される場合があり得る。たとえば、ユーザが、フィルタカセット40に付着した塵埃が気になり、運転中ではあるが、エアフィルタ404を掃除したり交換したりすることが考えられる。
この場合、パネル冷却ファン507の回転数Rが閾値RA以下となるので、制御部801は、フィルタカセット40がフィルタ装着部104に装着されていないと判断し(S3:YES)、インジケータ部107に、フィルタカセット40が未装着である旨の報知を行わせる(S11)。ただし、投写運転が開始される際とは異なり、ランプ201a、各液晶パネル204、205、206、パネル冷却ファン507、ランプ冷却ファン60、および排気ファン70の動作は継続され、投写運転が継続される。
その後、フィルタカセット40が未装着状態のままであれば、未装着である旨の報知が継続されるが、フィルタカセット40が再び装着状態となれば、未装着である旨の報知が停止される。
以上、本実施の形態によれば、投写運転を開始する際に、フィルタカセット40が未装着であれば、その旨が報知されるとともに投写運転が中止される。一方、投写運転中に、フィルタカセット40が未装着の状態となった場合には、その旨が報知されるとともに投写運転が継続される。よって、画像の投写が中断されてしまいユーザの使い勝手が悪くなるのを抑制しつつ、プロジェクタ1の内部への塵埃の侵入を防止できる。
さらに、本実施の形態によれば、回転センサ810により検出されたパネル冷却ファン507の回転数Rに基づいて、フィルタカセット40の装着の有無が検出されるよう構成されている。よって、本体キャビネット10のフィルタ装着部104に、フィルタカセット40の装着の有無を検出するためのメカニカルなスイッチを設ける必要がない。
さらに、本実施の形態によれば、表示ユニット203の温度Tが高いほど、パネル冷却ファン507の回転数Rが高くなって風量が多くなるので、表示ユニット203を良好に冷却できる。しかも、駆動電圧Vに応じた値となるよう閾値RAが調整されるので、駆動電圧Vが切り替えられてもフィルタカセット40の装着の有無を精度よく検出できる。
<変更例>
図8は、変更例に係る、フィルタカセット40の装着の有無に基づく運転制御処理を示すフローチャートである。
図8に示す本変更例の運転制御処理では、図7に示す運転制御処理に対して、ステップS11の処理の後に、ステップS12の処理が付加されている。
フィルタカセット40がフィルタ装着部104に装着されていない場合、吸気口502から空気が取り込まれやすくなり風量が増加する。こうなると、塵埃がより侵入しやすくなる。
そこで、本実施の形態では、制御部801は、投写運転中に、パネル冷却ファン507の回転数Rが閾値RAより小さく、フィルタカセット40が未装着状態であると判断すると(S8:YES)、フィルタカセット40が未装着である旨をインジケータ部107に報知させるとともに(S11)、パネル冷却ファン507に印加する駆動電圧Vを低下させる(S12)。これにより、パネル冷却ファン507の回転数Rが低下するため、吸気口502から取り込まれる風量が低下する。
このように、本変更例では、投写運転中にフィルタカセット40が取り外されると、吸気口502から取り込まれる風量が低下するので、風量増加によりプロジェクタ1の内部への塵埃の侵入が助長されるのを防止できる。
<その他>
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記実施の形態以外に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、表示ユニット203の温度Tに応じてパネル冷却ファン507の駆動電圧Vが設定されている。しかしながら、これに限らず、ランプユニット201の温度に応じてパネル冷却ファン507の駆動電圧Vが設定される構成とされてもよい。あるいは、表示ユニット203の温度Tとランプユニット201の温度の双方に応じてパネル冷却ファン507の駆動電圧Vが設定される構成とされてもよい。この場合、たとえば、上記2つの温度のうち、何れかが高い温度に合わせて、駆動電圧Vが調整される。
さらに、上記実施の形態では、パネル冷却ファン507の回転数Rに基づいてフィルタカセット40の装着の有無を検出する構成とされている。しかしながら、これに限らず、ランプ冷却ファン60の回転数に基づいて、フィルタカセット40の装着の有無を検出する構成とされても良い。この場合、ランプユニット201の温度または表示ユニット203の温度、あるいは、ランプユニット201温度と表示ユニット203の温度の双方に応じてランプ冷却ファン60の駆動電圧が調整され、駆動電圧に応じて閾値が調整されると良い。
さらに、上記変更例では、投写運転中に、フィルタカセット40が未装着状態となった場合、パネル冷却ファン507の駆動電圧Vを低下させる構成とされている。しかしながら、パネル冷却ファン507の駆動電圧Vに加え、ランプ冷却ファン60および排気ファン70の少なくとも一方の駆動電圧を低下させる構成とされても良い。
さらに、上記実施の形態では、パネル冷却ファン507、即ち、プロジェクタ1の内部へ外部の空気を吸気する吸気ファンの回転数に基づいてフィルタカセット40の装着の有無が検出される構成とされている。しかしながら、これに限らず、たとえば、吸気口502に風量センサが配され、風量センサにより検出された風量に基づいてフィルタカセット40の装着の有無が検出される構成とされても良い。この場合、フィルタカセット40が装着状態から未装着状態となると吸気口502に取り込まれる風量が増加する。よって、
検出された風量がフィルタカセット40の装着の有無を検出するための閾値を越えると、フィルタカセット40が未装着であると検出される。さらに、フィルタ装着部104に、マイクロスイッチ等、メカニカルなスイッチが配され、このスイッチのオンオフに基づいてフィルタカセット40の装着の有無が検出される構成とされても良い。
さらに、上記実施の形態では、インジケータ部107による表示により、フィルタカセット40が未装着である旨が報知される構成とされている。しかしながら、これに限らず、フィルタカセット40が未装着である旨の音声がスピーカから出力されるような構成とされても良い。さらに、インジケータ部107による表示とスピーカからの音声の双方により、フィルタカセット40が未装着である旨の報知が行われても良い。
さらに、上記実施の形態では、ランプ光源であるランプユニット201が用いられているが、LED光源やレーザ光源が用いられても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
10 本体キャビネット
107 インジケータ部(報知部)
20 光学エンジン
201 ランプユニット(光源)
203 表示ユニット(光変調部、被冷却部)
40 フィルタカセット(フィルタ装置)
50 パネル冷却ユニット
501 冷却風路
502 吸気口
507 パネル冷却ファン(吸気ファン)
80 制御回路部
801 制御部(運転制御部、フィルタ検出部)
810 回転センサ(回転数検出部、フィルタ検出部)
811 温度センサ(温度検出部)

Claims (6)

  1. 被投写面に画像を投写する投写運転を行う投写型表示装置において、
    光源と、
    前記光源から出射された光を変調する光変調部と、
    前記光源および前記光変調部が配される本体キャビネットと、
    前記本体キャビネット内に外部の空気を取り込むための吸気口と、
    前記本体キャビネットに取り外し可能に装着され、前記吸気口に取り込まれる空気から塵埃を除去するフィルタ装置と、
    前記フィルタ装置の装着の有無を検出するフィルタ検出部と、
    前記フィルタ装置が未装着であることを知らせるための報知部と、
    前記光源および前記光変調部を駆動して、前記投写運転を実行する運転制御部と、を備え、
    前記運転制御部は、
    前記光源および前記光変調部を起動して前記投写運転を開始する際に、前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の未装着が検出された場合には、前記報知部を動作させるとともに前記光源および前記光変調部の起動を中止し、
    前記光源および前記光変調部の起動により前記投写運転が開始された後、前記投写運転中に、前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の未装着が検出された場合には、前記報知部を動作させるとともに前記投写運転を継続させる、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    外部の空気を、前記吸気口を通じて吸気する吸気ファンを、さらに備え、
    前記運転制御部は、少なくとも前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の装着の有無が検出される際、前記吸気ファンを駆動するための駆動電圧を所定電圧に維持し、
    前記フィルタ検出部は、前記吸気ファンの回転数を検出する回転数検出部を含み、前記回転数検出部により検出された回転数に基づいて、前記フィルタ装置の装着の有無を検出する、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  3. 請求項2に記載の投写型表示装置において、
    前記フィルタ検出部は、前記回転数検出部により検出された回転数が、前記フィルタ装置の装着の有無を検出するための閾値よりも低い場合に、前記フィルタ装置が未装着であると検出する、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  4. 請求項3に記載の投写型表示装置において、
    前記吸気口から取り込まれた空気により冷却される被冷却部の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記運転制御部は、前記温度検出部により検出された温度が高いほど、前記駆動電圧を高くし、
    前記フィルタ検出部は、前記閾値を、前記駆動電圧に応じた値に調整する、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  5. 請求項2ないし4の何れか一項に記載の投写型表示装置において、
    前記運転制御部は、前記投写運転中に、前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の未装着が検出された場合、前記駆動電圧を、前記フィルタ装置が装着されているときよりも低下させる、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  6. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    外部の空気を、前記吸気口を通じて吸気する吸気ファンを、さらに備え、
    前記運転制御部は、前記投写運転中に、前記フィルタ検出部により前記フィルタ装置の未装着が検出された場合、前記吸気ファンを駆動するための駆動電圧を、前記フィルタ装置が装着されているときよりも低下させる、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015170508A1 (ja) * 2014-05-07 2015-11-12 ソニー株式会社 画像表示装置及び送風ファンの制御方法

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