JP6865043B2 - スクロール式流体機械 - Google Patents

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Description

本発明は、容積型の膨張機または圧縮機として用いられるスクロール式流体機械に関するものである。
従来より、温泉熱や工場排熱等の低温熱源を利用したバイナリ発電システムが開発されている。バイナリ発電システムは、水よりも沸点の低い作動媒体を加圧した状態で加熱してガス状の高圧気体とした後、膨張工程を担う流体機械に供給することで、作動媒体の膨張力により発電機を回転して発電を行う。バイナリ発電システムの一つとして、内燃機関による排熱を熱源として発電する排熱回収発電装置が開示されている(特許文献1)。
また、バイナリ発電システムで使用される作動媒体として、アンモニア系媒体、ペンタン、代替フロン等が用いられている。これらの作動媒体は、可燃性や毒性を有するものや、高温になると熱分解して有害物質を発生するものなどのように、システム外への漏洩が認められないものが多い。そのため、バイナリ発電システムでは、特許文献1の排熱回収装置のようなクローズドランキンサイクルが採用されている。
更に、近年では、バイナリ発電システムにおいて、高効率且つ省スペースの観点から小型化の要求があり、流体機械として、タービン機構に代わって、スクリュー式やスクロール式などの容積型膨張機が用いられている。特に、スクロール式流体機械をバイナリ発電システム内の膨張機として用いた場合、小型で且つ高効率なシステムを構成できる。ところで、スクロール式流体機械には、摺動部分に潤滑油を供給させる給油式のものがあり、給油式を採用したスクロール式流体機械として、ベローズによるシール機構を備えたものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2016−094881号公報 特公平05−083753号公報
特許文献2のスクロール式流体機械は、圧縮機に採用されているものであるが、バイナリ発電システムにおける膨張機にスクロール式流体機械を採用した場合、ベローズ内の圧力がベローズ外の圧力よりも高くなり、その差圧が大きくなると、ベローズのシール性が低下するだけでなく、ベローズが破損する恐れがある。また、特許文献2のスクロール式流体機械のように、給油式を採用した場合、潤滑油を循環させる機構を設ける必要があり、装置が大型化する。更に、無給油方式のスクロール式流体機械としてグリス潤滑式のものを採用し、代替フロンを作動媒体とした場合、グリスが代替フロンに反応して潤滑箇所からグリスが漏洩し、装置寿命の低下を招く。
本願発明は、上記のような現状を検討して改善を施したスクロール式流体機械を提供することを技術的課題としている。
本願発明は、渦巻き状の固定ラップを立設させた固定スクロールと、前記固定ラップと噛合する揺動ラップを立設させた揺動スクロールと、前記揺動スクロールと連結する動力伝達機構とをケーシング内に密封させたスクロール式流体機械であって、前記ケーシングが、ベローズによって、前記固定スクロール及び前記揺動スクロールが収容されるとともに作動媒体を密封させた第1空間と、前記動力伝達機構が収容されるとともに作動媒体と異なる反応性の低い気体が充填された第2空間とで仕切られており、前記ベローズは、前記固定スクロールと前記ケーシングとの間に挿入されており、前端が前記ケーシングに固定される一方、後端が前記揺動スクロールと連結され、前記第2空間の圧力が前記第1空間内の圧力より低く、前記第1空間と前記第2空間との圧力差が所定圧力以下であって、前記所定圧力がベローズの破損を防止する圧力であり、前記ケーシングは、蓋板外周から後方に向けて筒状の外周壁が立設された前蓋で、前記固定スクロール及び前記揺動スクロールを覆っており、前記蓋板中央部から後方に突設した台座に、前記固定スクロールが固定されるとともに、前記台座外周と前記外周壁との間に前記ベローズが挿入され、前記蓋板後面に前記ベローズ前端が固定される一方、前記ベローズ後端が前記揺動スクロールと連結されている、というものである。
上記スクロール式流体機械において、前記揺動スクロールが、支持板を介して、前記動力伝達機構と連結している連結板に固定されており、前記支持板が前記揺動スクロールで覆われる開口穴を貫通させた形状を有するとともに、前記支持板前面の外周部分に前記ベローズ後端が固定されるものとしてもよい。
上記スクロール式流体機械において、動力伝達機構のメインシャフトが回転機のロータ軸と連結しており、前記ケーシングが前記回転機の回転機ケーシングと連結することで、前記メインシャフトと前記ロータ軸との連結部分を前記ケーシングで覆うものとしてもよい。
上記スクロール式流体機械において、前記揺動ラップと前記固定ラップとの閉鎖空間を通過して膨張した作動媒体が冷却されるべく、凝縮器に排気される構成を有しており、前記凝縮器に排気される作動媒体の圧力が高い場合に、前記凝縮器に供給される冷却媒体が冷却されるものとしてもよい。
上記スクロール式流体機械において、前記揺動ラップと前記固定ラップとの閉鎖空間を通過して膨張した作動媒体が液化されて復水器に貯留される構成を有しており、排気される作動媒体の圧力が高い場合に、前記復水器に連結させた真空ポンプが作動されるものとしてもよい。
本願発明によると、ケーシング内において、ベローズにより第1空間と第2空間とを密封空間として仕切ることにより、動力伝達機構を収容した第2空間への作動媒体の漏洩を防止できる。従って、動力伝達機構の摺動部への潤滑剤としてグリスを採用した場合に、グリスの漏洩を抑制して、動力伝達機構での焼きつけなどを防止できる。また、第1空間の圧力が第2空間の圧力より高い膨張機として採用される場合であっても、第1空間と第2空間との差圧を所定圧力以下とすることで、ベローズの破損を防止して、ベローズによる密閉性を維持できる。
本願発明によると、ベローズにより、固定スクロール及び揺動スクロールとともに台座を覆う形状とすることで、作動媒体を第1空間内に確実に密封することができる。また、ベローズの軸方向長さが長くなり、揺動スクロールの旋回運動によるベローズの変形量が低減されるため、ベローズの耐性が向上して、ベローズによるシール性を良好なまま維持できる。
本願発明によると、揺動スクロール、支持板、及び連結板を重ねて連結することで、支持板の開口穴により断熱空間を形成できるため、高温の作動媒体が密封されている第1空間と第2空間とを断熱して、動力伝達機構の昇温を抑制できる。これにより、動力伝達機構における軸受に封入されたグリスの劣化を低減できる。
本願発明によると、回転機ケーシングとケーシングとを連結して、メインシャフトとローラ軸との連結部分をケーシング内に収容させることで、複雑なシール構造が不要となり、低コストで構成できるとともに、スクロール式流体機械をコンパクトに構成できる。
本願発明によると、凝縮器に供給される冷却媒体の温度を制御することで、第1空間内の作動媒体圧力を最適化できる。従って、作動媒体圧力が高い場合であっても、冷却媒体温度を制御することで、第1空間と第2空間との差圧を所定圧力以下とし、ベローズの破損を防止して、ベローズによる密閉性を維持できる。
本願発明によると、復水器における気相部分の圧力を制御することで、第1空間内の作動媒体圧力を最適化できる。従って、作動媒体圧力が高い場合であっても、真空ポンプを作動することで、第1空間と第2空間との差圧を所定圧力以下とし、ベローズの破損を防止して、ベローズによる密閉性を維持できる。
第1実施形態におけるスクロール式流体機械を備えた排熱回収発電システムの構成を示すブロック図である。 同スクロール式流体機械の構成を示す側面断面図である。 同スクロール式流体機械の外観斜視図である。 同スクロール式流体機械における揺動スクロールの固定部分の分解斜視図である。 同スクロール式流体機械における揺動スクロールと固定スクロールとの関係を示す斜視図である。 同スクロール式流体機械の内部構成を示す拡大断面図である。 図6の拡大図である。 第2実施形態におけるスクロール式流体機械の構成を示す側面断面図である。 第3実施形態におけるスクロール式流体機械を備えた発電システムの構成を示すブロック図である。 第4実施形態におけるスクロール式流体機械を備えた発電システムの構成を示すブロック図である。
<第1実施形態>
1.発電システムの構成
以下に、本願発明の第1実施形態となるスクロール式流体機械を膨張機として備えた排熱回収発電システムの構成について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態における排熱回収発電システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す如く、本実施形態における排熱回収発電システム1は、エンジン2内部のシリンダなどを冷却するエンジン冷却システム3を循環するエンジン冷却水から作動媒体に熱回収し、スクロール式流体機械による膨張機5で動力変換することで、膨張機5に連結した発電機6を回転させて発電を実行する。排熱回収発電システム1は、水よりも沸点の低いアンモニア系媒体、ペンタン、代替フロン等の作動媒体を循環させるため、クローズドランキンサイクルを採用している。
排熱回収発電システム1は、クローズドランキンサイクルを構成するべく、エンジン冷却システム3によりエンジン2内部を通過して昇温されたエンジン冷却水の熱により作動媒体を加熱する蒸発器4と、蒸発器4で加熱されて気化した作動媒体により回転駆動する膨張機5と、膨張機5から排気された作動媒体を液化させる凝縮器7と、凝縮器7で液化された作動媒体を受けて貯留する復水器8と、復水器8から蒸発器4に作動媒体を送り込む循環ポンプ9とを備える。
蒸発器4は、熱媒体であるエンジン冷却水との熱交換によって、循環ポンプ9より送られた作動媒体を加熱して気化し、高温・高圧の作動媒体を膨張機5に供給する。膨張機5は、高温・高圧の作動媒体を受けると、作動媒体が断熱膨張することで回転動力を発生させて、連結した発電機6を回転させる。膨張機5で膨張して低圧となった作動媒体は、凝縮器7に排気される。凝縮器7は、断熱膨張した後の作動媒体を、冷却媒体との熱交換によって冷却して凝縮すると、凝縮して液化した作動媒体を復水器8に送る。
2.スクロール式流体機械
次いで、排熱回収発電システム1における膨張機5に採用されるスクロール式流体機械10について、図2〜図7を参照して以下に説明する。図2〜図7に示す如く、スクロール式流体機械10は、渦巻き状の固定ラップ12を立設させた固定スクロール11と、固定ラップ12と噛合する揺動ラップ14を立設させた揺動スクロール13と、揺動スクロール13と連結する動力伝達機構15とをケーシング16内に密封させている。
ケーシング16が、ベローズ17によって、固定スクロール11及び揺動スクロール13が収容されるとともに作動媒体を密封させた第1空間10aと、動力伝達機構15が収容されるとともに作動媒体と異なる反応性の低い気体が充填された第2空間10bとで仕切られている。第2空間10bの圧力が第1空間10a内の圧力より低く、第1空間10aと第2空間10bとの圧力差が所定圧力P以下である。なお、第2空間10bに充填される気体は、潤滑剤となるグリスとの反応性が低い気体が好ましく、例えば、空気や、希ガス(ヘリウムガス、アルゴンガスなど)又は窒素といった不活性ガスが好ましい。また、所定圧力Pは、30kPa以下で設定されることが好ましく、10kPa以下とすることが更に好ましい。
ケーシング16内において、ベローズ17により第1空間10aと第2空間10bとを密封空間として仕切ることにより、動力伝達機構15を収容した第2空間10bへの作動媒体の漏洩を防止できる。従って、動力伝達機構15の摺動部への潤滑剤としてグリスを採用した場合に、グリスの漏洩を抑制して、動力伝達機構15での焼きつけなどを防止できる。また、第1空間10aの圧力が第2空間10bの圧力より高い膨張機5として採用される場合であっても、第1空間10aと第2空間10bとの差圧を所定圧力P以下とすることで、ベローズ17の破損を防止して、ベローズ17による密閉性を維持できる。
ケーシング16は、固定スクロール11及び揺動スクロール13を覆う前蓋18と、動力伝達機構15と揺動スクロール12との連結部分を覆う中空円筒形の前段ケース19と、動力伝達機構15の構成要素の一つであるメインシャフト21を覆う中空円筒型の後段ケース20とを互いに連結して構成されている。前段ケース19の前端面が前蓋18と連結して、前段ケース19の前端面における大径開口部が前蓋18で覆われる。一方、前段ケース19の後端面の中心部が後段ケース20の前端面と連結して、前段ケース19の後端面の中心部における小径開口部が後段ケース20における前端面の開口部と連通する。
前蓋18は、中央部分を前方に突設させた形状を有しており、外周部分のフランジ22が前段ケース19前端面外周のフランジ23とボルト締結される。フランジ22及びフランジ23の一方には、環状のOリング溝(図示省略)が形成されており、当該Oリング溝にOリング(図示省略)が挿入されることで、前蓋18と前段ケース19との連結部分が密閉される。前蓋18は、フランジ23内周縁から円筒状の外周壁24を立設させるとともに、外周壁24前端を蓋板25で被覆させている。蓋板25中央には、高圧の作動媒体が流入する吸気穴26が設けられる一方、蓋板25外周側に、低圧の作動媒体を排出する排気穴27が設けられる。
前蓋18は、蓋板25後面の中央部分を後方に突設させた台座28を有しており、吸気穴26及び排気穴27が台座28を貫通するように穿設されている。この蓋板25後面における台座28の後端面に、固定スクロール11の台板29前端面が固着され、固定ラップ12が、固定スクロール11後方に対向配置された揺動スクロール13の台板30に向かって延設される。また、固定スクロール11の台板29は、台座28の吸気穴26と連通する吸気口31を中央部分に有するとともに、台座28の排気穴27と連通する排気口32を外周部分に有している。
ケーシング16は、蓋板25外周から後方に向けて筒状の外周壁24が立設された前蓋18で、固定スクロール11及び揺動スクロール13を覆っており、蓋板25中央部から後方に突設した台座28に、固定スクロール11が固定される。そして、台座28外周と外周壁24との間に蛇腹管状のベローズ17が挿入され、蓋板25後面にベローズ17前端が固定される一方、ベローズ17後端が揺動スクロール13と連結されている。ベローズ17により、固定スクロール11及び揺動スクロール13とともに台座28を覆う形状とすることで、作動媒体を第1空間10a内に確実に密封することができる。また、ベローズ17の軸方向長さが長くなり、揺動スクロール13の旋回運動によるベローズの変形量が低減されるため、ベローズ17の耐性が向上して、ベローズ17によるシール性を良好なまま維持できる。
固定スクロール11は、略円形の台板29の後端面から後方に渦巻き形状(インボリュート曲線状)の固定ラップ12を立設させて構成されている。一方、揺動スクロール13は、固定スクロール11後方で、固定スクロール11に対向配置されており、略円形の台板30の前端面から前方に渦巻き形状(インボリュート曲線状)の揺動ラップ14を立設させて構成されている。即ち、固定スクロール11及び揺動スクロール13は、固定ラップ12及び揺動ラップ14を互いに噛合させる方向に対向配置されており、固定ラップ12及び揺動ラップ14で囲まれた複数の三日月形状の閉鎖空間を形成している。
固定スクロール11は、上記三日月形状閉鎖空間のうち中心部に形成された閉鎖空間に作動媒体を流入させる吸気口31を台板29中心部に穿設するとともに、膨張して仕事を終えた作動媒体を排出する排気口32を台板29外周部に穿設している。なお、不図示であるが、固定ラップ12及び揺動ラップ14の先端面には渦巻き形状のシール溝が形成されており、該シール溝にフッ素樹脂等からなる自己潤滑性のチップシール(図示省略)が挿入されている。
揺動スクロール13は、遮熱板となる支持板33前面に固定されており、支持板33前面における揺動スクロール13の外周部分にベローズ17後端が固定されている。支持板33後面(背面)には、メインシャフト21の前端を軸支する軸受ハウジング(連結板)34が固定されている。即ち、揺動スクロール13は、支持板33を介して、動力伝達機構15と連結している軸受ハウジング34に固定されており、支持板33前面の外周部分にベローズ17後端が固定される。支持板33は、中央部分に開口穴35を貫通させており、開口穴35前側が揺動スクロール13により覆われる。
支持板33は、開口穴35外周に段差を設けることで、揺動スクロール13が嵌着されるスクロール固定凹部36が構成されている。スクロール固定凹部36は、揺動スクロール13の台板30と同一形状で構成されており、揺動スクロール13の台板30がスクロール固定凹部36に嵌め込まれることで、支持板33に揺動スクロール13が開口穴35前方を覆うように固定される。台板30外周面とスクロール固定凹部36内周面の一方には、環状のOリング溝(図示省略)が形成されており、当該Oリング溝にOリング(図示省略)が挿入されることで、揺動スクロール13と支持板33との連結部分が密閉される。
また、支持板33後面に軸受ハウジング34が固定されることで、支持板33の開口穴35後方が覆われる。支持板33と軸受ハウジング34との連結部分において、開口穴35外周部分にOリング(図示省略)が嵌装された密閉構造を構成することで、開口穴35から第2空間10bへの作動媒体の漏洩を防止する。揺動スクロール13、支持板33、及び軸受ハウジング34を重ねて連結することで、支持板33の開口穴35により断熱空間37を形成する。そのため、高温の作動媒体が密封されている第1空間10aと第2空間10bとを断熱空間37により断熱して、動力伝達機構15の昇温を抑制し、動力伝達機構15における軸受に封入されたグリスの劣化を低減できる。
支持板33は、固定ラップ12及び揺動ラップ14による複数の閉鎖空間のうち外側の閉鎖空間40から開口穴35に作動媒体を供給する作動媒体供給路38と、固定ラップ12外側の排気口32と連通する排気空間41へ開口穴35内の作動媒体を排出する作動媒体排出路39とを備える。支持板33の開口穴35により形成される断熱空間37に、固定ラップ12及び揺動ラップ14の閉鎖空間で膨張して温度低下した作動媒体の一部が、外側の閉鎖空間40より作動媒体供給路38を通じて供給される。一方、断熱空間37内の作動媒体は、作動媒体排出路39を通じて排気空間41に排出され、固定ラップ12及び揺動ラップ14の閉鎖空間で膨張した作動媒体と合流して、排気口32より排気穴27を通じて排気される。
支持板33において、温度低下した作動媒体が、作動媒体供給路38より供給されるとともに作動媒体排出路39より排出されることで、開口穴35における断熱空間37を通過する。開口穴35は、固定スクロール11の吸気口31に対向する位置に配置されており、吸気口31から吸気される高温の作動媒体からの軸受ハウジング34への伝熱を低減させて、軸受ハウジング34の温度上昇を抑制できる。なお、揺動スクロール13は、台板30を貫通する作動媒体供給穴38a及び作動媒体排出穴39aを備えており、作動媒体供給穴38a及び作動媒体排出穴39aそれぞれが作動媒体供給路38及び作動媒体排出路39それぞれと連通している。
軸受ハウジング34の後面(背面)には、その中心部に中心ボス部42が一体に形成されており、その外周部に複数の外周ボス部43が一体に形成されている。メインシャフト21前端部が、中心ボス部42の内部に挿入され、コロ軸受44を介して回転自在に軸支されている。メインシャフト21は、発電機6のロータ軸6aと連結する出力軸45を後方に備える一方、出力軸45と平行であって半径方向へ偏心させた偏心軸46を前方に備える。従って、メインシャフト21の偏心軸46先端が、中心ボス部42内に嵌合されたコロ軸受44に挿入されている。
中心ボス部42後端に固定リング47が固着されることで、中心ボス部42内にコロ軸受44が収納されている。また、固定リング47内周面の溝部には、環状のグリス漏れ止め用シール48が嵌装されており、グリス漏れ止め用シール48内周面をメインシャフト21の偏心軸46外周面に接触させることで、コロ軸受44に封入されたグリスが外部へ漏れ出るのを防止している。
動力伝達機構15は、揺動スクロール13と連結したメインシャフト21の外周部分の複数箇所に、揺動スクロール13の自転を防止する自転防止機構であるピンクランク機構49を備える。本実施形態では、ピンクランク機構49は、メインシャフト21を中心として周方向に120°間隔で3個配設されている。ピンクランク機構49は、前段ケース19及び軸受ハウジング34により両端が軸支されたクランク軸によるサブシャフト50を備えている。サブシャフト50は、メインシャフト21の外周でメインシャフト21と平行に配設されており、メインシャフト42における出力軸45と偏心軸46と同様に偏心させている。
3本のサブシャフト50それぞれの前端部が、軸受ハウジング34後面(背面)の3箇所に設けられた外周ボス部43の内部に挿入され、2つの玉軸受51を介して回転自在に軸支されている。外周ボス部43後端に固定リング52が固着されることで、外周ボス部43内に玉軸受51が収納されている。また、固定リング52内周面の溝部には、環状のグリス漏れ止め用シール53が嵌装されており、グリス漏れ止め用シール53内周面をサブシャフト50外周面に接触させることで、玉軸受51に封入されたグリスが外部へ漏れ出るのを防止している。
前段ケース19は、後端部となる底板54外周から側壁55を前方に立設させており、側壁55前端外周にフランジ23を備える。前段ケース19の底板54は、メインシャフト21が挿通されるメインシャフト用穴56を中心に穿設するとともに、サブシャフト50が挿通されるサブシャフト用穴57をメインシャフト用穴56の外周に穿設している。前段ケース19は、底板54において、メインシャフト用穴56の貫通部分にメインシャフト軸支部58を有し、サブシャフト用穴57の貫通部分にサブシャフト収納部59を有する。
メインシャフト21の中途部である出力軸45の前方部分は、前段ケース19の底板54のメインシャフト軸支部58において、2つの玉軸受60を介して軸支される。メインシャフト軸支部58におけるメインシャフト用穴56内に2つの玉軸受60を前後に並べて配設しており、メインシャフト軸支部58前面に固定リング61が固着されることで、玉軸受60がメインシャフト軸支部58内に収容されている。
固定リング61は、前段ケース19の底板54前面のメインシャフト用穴56外周部分にボルト締結されている。固定リング61内周面の溝部には、環状のグリス漏れ止め用シール62が嵌装されており、グリス漏れ止め用シール62内周面をメインシャフト21の出力軸45外周面に接触させることで、玉軸受60に封入されたグリスが外部へ漏れ出るのを防止している。
サブシャフト50の後端部分は、前段ケース19の底板54のサブシャフト収納部59において、2つの玉軸受63を介して軸支される。サブシャフト収納部59におけるサブシャフト用穴57内に2つの玉軸受63を前後に並べて配設しており、サブシャフト収納部59前面に固定リング64が固着される一方、サブシャフト収納部59後面を蓋体66で覆うことで、玉軸受63がサブシャフト収納部59内に収容されている。
固定リング64は、前段ケース19の底板54前面のサブシャフト用穴57外周部分にボルト締結される。固定リング64内周面の溝部には、環状のグリス漏れ止め用シール65が嵌装されており、グリス漏れ止め用シール65内周面をサブシャフト50外周面に接触させることで、玉軸受63に封入されたグリスが外部へ漏れ出るのを防止している。また、前段ケース19のサブシャフト収納部59と蓋体66との連結部分は、Oリング(図示省略)が嵌装された密閉構造とされている。
後段ケース20は、前端に前フランジ67を備えており、前段ケース19の底板54中心のメインシャフト軸支部58と連結しており、メインシャフト21の出力軸45を収容している。後段ケース20の前フランジ67が、前段ケース19の底板54後面(背面)のメインシャフト用穴56外周部分にボルト締結されることで、後段ケース20が前段ケース19の底板54に固定されている。
後段ケース20は、後端に後フランジ68を備えるとともに、その後端内周部に玉軸受69を介してメインシャフト21の後端側を軸支している。メインシャフト21の出力軸45後端が、後段ケース20後端より突出しており、発電機6のロータ軸6aに同一軸線上でカップリング72により結合されている。メインシャフト21の出力軸45後端側が挿通する封止リング70が、後段ケース20の後フランジ68端面に固着されることで、玉軸受69が後段ケース20後端部分内に収容されている。
封止リング70内周面の溝部には、環状のグリス漏れ止め用シール71が嵌装されており、グリス漏れ止め用シール71内周面をメインシャフト21の出力軸45外周面に接触させることで、玉軸受69に封入されたグリスがケーシング16(後段ケース68)外部への漏洩を防止している。なお、グリス漏れ止め用シール71は、オイルシール又はメカニカルシールなどによって構成される。
かかる構成において、蒸発器4で蒸発して高圧となった作動媒体は、ケーシング16の前蓋18中央の吸気穴26を通じて、固定スクロール11の吸気口31に供給される。固定スクロール11の吸気口31を通過する作動媒体は、固定スクロール11及び揺動スクロール13の中心部に形成された閉鎖空間に供給される。固定ラップ12及び揺動ラップ14で構成された閉鎖空間で作動媒体が膨張することで、閉鎖空間を拡大しながら固定ラップ12及び揺動ラップ14に沿って作動媒体が外側へ移動する。
この作動媒体の膨張力によって揺動スクロール13が旋回(公転運動)する。このとき、揺動スクロール13は、ピンクランク機構49によって自転が阻止され、公転運動のみ行う。揺動スクロール13が公転運動を行うと、その公転運動がメインシャフト21に伝達されると、メインシャフト21において、偏心軸46を介して出力軸45に回転運動として伝達される。固定ラップ12及び揺動ラップ14で構成された閉鎖空間40で膨張して仕事をした作動媒体は、固定ラップ12及び揺動ラップ14外周部分の排気空間41に到達し、ケーシング16の前蓋18外周部の排気穴27を通じて、凝縮器7に排出される。
また、固定ラップ12及び揺動ラップ14で構成された閉鎖空間で膨張した作動媒体の一部は、支持板33における作動媒体供給路38より開口穴35による断熱空間37に供給される。これにより、温度低下した作動媒体が断熱空間37を通過することで、軸受ハウジング34を冷却する。また、断熱空間37内の作動媒体は、作動媒体排出路39より排気空間41に排出されて、固定ラップ12及び揺動ラップ14で構成された閉鎖空間40で膨張して排気空間41に到達した作動媒体と合流して、排気穴27に向けて排気される。
また、ベローズ17は、前端がケーシング16の前蓋18に固定される一方、後端が支持板33に固定されるため、ベローズ17前端が固定されたままでありながら、ベローズ17後端が揺動スクロール13の回転に追従する。これにより、作動媒体の膨張作用による揺動スクロール13を回転させた場合であっても、ベローズ17内の第1空間10aを作動媒体の密封空間として維持できる。
<第2実施形態>
次いで、図8を参照して、本願発明の第2実施形態となるスクロール式流体機械について、以下に説明する。図8に示す如く、メインシャフト21が回転機である発電機6のロータ軸6aと連結しており、ケーシング16が発電機6の発電機ケーシング(回転機ケーシング)6bと連結することで、メインシャフト21とロータ軸6aとの連結部分をケーシング16で覆う。発電機ケーシング6bとケーシング16とを連結して、メインシャフト21とロータ軸6aとの連結部分をケーシング16内に収容させることで、複雑なシール構造が不要となり、低コストで構成できるとともに、スクロール式流体機械10をコンパクトに構成できる。
本実施形態では、ケーシング16における後段ケース20の後フランジ68が発電機ケーシング6bに連結し、発電機ケーシング6b前面と後段ケース20とによる空間内に、メインシャフト21の出力軸45とロータ軸6aとの連結部分を収容する。このとき、後段ケース20の後フランジ68後端面と発電機ケーシング6b前面との一方に、環状のOリング溝(図示省略)を形成して、当該Oリング溝にOリング(図示省略)を挿入することで、後段ケース20と発電機ケーシング6bとの連結部分が密閉される。
また、ケーシング16の前段ケース19は、側壁55の一部に気体導入口73が開口しており、第1空間10aの作動媒体圧力よりも所定圧力Pだけ低い圧力まで加圧された気体が導入される。パージをかけた気体が気体導入口73を通じてケーシング16の第2空間10bに導入されると、封止蓋74によって気体導入口73が密閉される。
<第3実施形態>
次いで、図9を参照して、本願発明の第3実施形態となるスクロール式流体機械を膨張機として備えた排熱回収発電システムの構成について、以下に説明する。図9に示す如く、凝縮器7の冷却媒体を冷却するクーラ100を備えており、クーラ100により冷却媒体の温度を最適化することで、膨張機5から凝縮器7に排気される作動媒体の圧力を、第2空間10bの圧力との差圧が所定圧力P1以下となるように低下させる。
本実施形態では、制御部101が、膨張機5を構成するスクロール式流体機械10の排気穴27から排気される作動媒体圧力を圧力センサ102から受けるとともに、スクロール式流体機械10のケーシング16内における第2空間10bの気体圧力を圧力センサ103から受ける。制御部101は、圧力センサ102,103それぞれから、スクロール式流体機械10における排気側の作動媒体圧力Pxと、第2空間10bの気体圧力Pyとを受けると、差圧Px−Pyと所定圧力P1とを比較する。
制御部101は、差圧Px−Pyが所定圧力P1より大きい場合、凝縮器7に供給する冷却媒体の温度を低下するようにクーラ100を制御する。即ち、制御部101は、差圧Px−Pyと所定圧力P1との関係より冷却媒体の温度Txを設定するとともに、クーラ100から凝縮器7へ供給する冷却媒体の温度を温度センサ104からの信号を受けて確認し、凝縮器7へ供給する冷却媒体の温度が設定温度Txとなるまで、クーラ100においける冷却を実行させる。
本実施形態では、揺動ラップ14(図7参照)と固定ラップ12(図7参照)との閉鎖空間を通過して膨張した作動媒体が冷却されるべく、凝縮器7に排気される構成を有しており、凝縮器7に排気される作動媒体の圧力が高い場合に、凝縮器7に供給される冷却媒体が冷却される。即ち、凝縮器7に供給される冷却媒体の温度を制御することで、第1空間10a内の作動媒体圧力を最適化できる。従って、作動媒体圧力が高い場合であっても、冷却媒体温度を制御することで、第1空間10aと第2空間10bとの差圧を所定圧力P1以下とし、ベローズ17の破損を防止して、ベローズ17による密閉性を維持できる。
<第4実施形態>
次いで、図10を参照して、本願発明の第4実施形態となるスクロール式流体機械を膨張機として備えた排熱回収発電システムの構成について、以下に説明する。図10に示す如く、復水器8の気相部分を減圧させる真空ポンプ105を備えており、真空ポンプ105により復水器8内圧力を減圧することで、膨張機5から凝縮器7に排気される作動媒体の圧力を、第2空間10bの圧力との差圧が所定圧力P1以下となるように低下させる。
本実施形態では、制御部101が、圧力センサ102,103それぞれから、スクロール式流体機械10における排気側の作動媒体圧力Pxと、第2空間10bの気体圧力Pyとを受けると、差圧Px−Pyと所定圧力P1とを比較する。そして、制御部101は、差圧Px−Pyが所定圧力P1より大きい場合、差圧Px−Pyが所定圧力P1以下となるように、真空ポンプ105を作動させて、復水器8における気相部分を減圧し、膨張機5から凝縮器7に排気される作動媒体の圧力を低下させる。
本実施形態では、揺動ラップ14(図7参照)と固定ラップ12(図7参照)との閉鎖空間を通過して膨張した作動媒体が液化されて排気された復水器8に貯留される構成を有しており、排気される作動媒体の圧力が高い場合に、復水器8に連結させた真空ポンプ105が作動されて減圧される。即ち、復水器8における気相部分の圧力を制御することで、第1空間10a内の作動媒体圧力を最適化できる。従って、作動媒体圧力が高い場合であっても、真空ポンプ105を作動することで、第1空間10aと第2空間10bとの差圧を所定圧力P1以下とし、ベローズ17の破損を防止して、ベローズ17による密閉性を維持できる。
また、本願発明における各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
10 スクロール式流体機械
10a 第1空間
10b 第2空間
11 固定スクロール
12 固定ラップ
13 揺動スクロール
14 揺動ラップ
15 動力伝達機構
16 ケーシング
17 ベローズ
18 前蓋
19 前段ケース
20 後段ケース
33 支持板
34 軸受ハウジング
35 開口穴
36 スクロール固定凹部
37 断熱空間
38 作動媒体供給路
39 作動媒体排出路

Claims (5)

  1. 渦巻き状の固定ラップを立設させた固定スクロールと、前記固定ラップと噛合する揺動ラップを立設させた揺動スクロールと、前記揺動スクロールと連結する動力伝達機構とをケーシング内に密封させたスクロール式流体機械であって、
    前記ケーシングが、ベローズによって、前記固定スクロール及び前記揺動スクロールが収容されるとともに作動媒体を密封させた第1空間と、前記動力伝達機構が収容されるとともに作動媒体と異なる反応性の低い気体が充填された第2空間とで仕切られており、
    前記ベローズは、前記固定スクロールと前記ケーシングとの間に挿入されており、前端が前記ケーシングに固定される一方、後端が前記揺動スクロールと連結され、
    前記第2空間の圧力が前記第1空間内の圧力より低く、前記第1空間と前記第2空間との圧力差が所定圧力以下であって、前記所定圧力がベローズの破損を防止する圧力であり、
    前記ケーシングは、蓋板外周から後方に向けて筒状の外周壁が立設された前蓋で、前記固定スクロール及び前記揺動スクロールを覆っており、
    前記蓋板中央部から後方に突設した台座に、前記固定スクロールが固定されるとともに、前記台座外周と前記外周壁との間に前記ベローズが挿入され、前記蓋板後面に前記ベローズ前端が固定される一方、前記ベローズ後端が前記揺動スクロールと連結されていることを特徴とするスクロール式流体機械。
  2. 前記揺動スクロールが、支持板を介して、前記動力伝達機構と連結している連結板に固定されており、
    前記支持板が前記揺動スクロールで覆われる開口穴を貫通させた形状を有するとともに、前記支持板前面の外周部分に前記ベローズ後端が固定されることを特徴とする請求項に記載のスクロール式流体機械。
  3. 動力伝達機構のメインシャフトが回転機のロータ軸と連結しており、前記ケーシングが前記回転機の回転機ケーシングと連結することで、前記メインシャフトと前記ロータ軸との連結部分を前記ケーシングで覆うことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール式流体機械。
  4. 前記揺動ラップと前記固定ラップとの閉鎖空間を通過して膨張した作動媒体が冷却されるべく、凝縮器に排気される構成を有しており、前記凝縮器に排気される作動媒体の圧力が高い場合に、前記凝縮器に供給される冷却媒体が冷却されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のスクロール式流体機械。
  5. 前記揺動ラップと前記固定ラップとの閉鎖空間を通過して膨張した作動媒体が液化されて復水器に貯留される構成を有しており、排気される作動媒体の圧力が高い場合に、前記復水器に連結させた真空ポンプが作動されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のスクロール式流体機械。
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