JP6864987B2 - インク系デジタルリソグラフィー印刷のためのアクリレートインク組成物 - Google Patents

インク系デジタルリソグラフィー印刷のためのアクリレートインク組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6864987B2
JP6864987B2 JP2016009266A JP2016009266A JP6864987B2 JP 6864987 B2 JP6864987 B2 JP 6864987B2 JP 2016009266 A JP2016009266 A JP 2016009266A JP 2016009266 A JP2016009266 A JP 2016009266A JP 6864987 B2 JP6864987 B2 JP 6864987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink composition
acrylate
weight
total weight
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016009266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016141810A (ja
JP2016141810A5 (ja
Inventor
シー・ジェフリー・アレン
キャロライン・ムーアラグ
ミハエラ・マリア・ビラウ
アウレリアン・ヴァレリウ・マグダリニス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2016141810A publication Critical patent/JP2016141810A/ja
Publication of JP2016141810A5 publication Critical patent/JP2016141810A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6864987B2 publication Critical patent/JP6864987B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • C09D11/101Inks specially adapted for printing processes involving curing by wave energy or particle radiation, e.g. with UV-curing following the printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F7/00Rotary lithographic machines
    • B41F7/02Rotary lithographic machines for offset printing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/03Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder
    • C09D11/037Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder characterised by the pigment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/324Inkjet printing inks characterised by colouring agents containing carbon black
    • C09D11/326Inkjet printing inks characterised by colouring agents containing carbon black characterised by the pigment dispersant

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Description

本開示は、基材に印刷するためのインク組成物に関する。特に、本開示は、デジタルリソグラフィー印刷システムに有用なアクリレートインク組成物に関する。
典型的なリソグラフィー印刷システムでは、印刷プレートは、疎水性で親油性の材料から作られる「画像領域」と、親水性で疎油性の材料から作られる「非画像領域」を有するように作られる。画像領域は、インクによって占められる最終的な印刷物(すなわち、標的基材)の領域に対応し、一方、非画像領域は、前記インクによって占められない最終的な印刷物の領域に対応する。親水性領域は、一般的に湿し液または濡らし液と呼ばれる水系流体(典型的には、水および少量のアルコールと、表面張力を下げるための他の添加剤および/または界面活性剤からなる)を受け入れ、この水系流体で簡単に濡れる。疎水性領域は、湿し液をはじき、インクを受け入れ、一方、親水性領域の上に作られる湿し液は、インクを拒絶する流体の「剥離層」を形成する。したがって、印刷プレートの親水性領域は、最終印刷物の印刷されていない領域、つまり「非画像領域」に対応する。
インクを標的基材(例えば、紙)に直接転写してもよく、または、中間体表面、例えば、オフセット印刷システムのオフセット(またはブランケット)シリンダに塗布してもよい。
典型的なリソグラフィー印刷技術およびオフセット印刷技術は、永久的にパターン形成されたプレートを利用し、したがって、同じ画像の大量な複写物を印刷する場合(すなわち、長時間の印刷操作)、例えば、雑誌、新聞紙などの場合にのみ有用である。しかし、最初に湿し液層で均一にコーティングされた、パターン形成されていない再画像形成可能な表面を使用するシステムとして、可変データデジタルリソグラフィーまたはデジタルオフセットリソグラフィーが開発されてきた。湿し液の領域を、集束された放射線源(例えば、レーザー光源)に露光することによって除去し、ポケットを生成する。それによって、湿し液中の一時的なパターンが、パターン形成されていない再画像形成可能な表面の上に作られる。その上に塗布されるインクは、湿し液を除去したことによって作られるポケット中に保持される。次いで、インクが付いた表面を基材と接触させ、インクを湿し液層の中のポケットから基材に転写する。次いで、湿し液を除去し、新しい湿し液の均一な層を再画像形成可能な表面に塗布し、このプロセスを繰り返してもよい。
デジタルオフセットリソグラフィー印刷システムは、インク運搬システムおよびレーザー画像形成システムを含む種々のサブシステムと適合するように特定的に設計され、最適化され、高速で高品質のデジタル印刷を可能にするオフセット型インクを使用する。関連技術のオフセット型インクは、限定されないが、(1)アニロックスローラー型インク付与システムを含め、好ましいインク付与システムを介して運ぶのが困難であり、(2)一般的に使用される湿し液(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4))に可溶性であり、(3)画像のバックグラウンドおよび/またはゴースト現象の問題が生じ、(4)製造および使用の費用がかさみ、(5)不十分な画像転写を示すという欠点がある。これらの欠点は、個々に、また、組み合わせて、関連技術のインクをデジタルオフセットリソグラフィー印刷システムの観点で使用可能な設計空間を狭める傾向がある。
従って、改良された品質を示し、上に特定された欠点のいずれかまたはすべてに対処し得るインクを開発することが必要とされている。広範囲にわたる実験から、本開示の実施形態のアクリレートインク組成物は、画像化部材、例えば、再画像形成可能なオフセットプレートに対する運搬の容易さを向上し、再画像形成可能なオフセットプレートからの転写効率を向上し、種々の基材に対する印刷品質を向上させ得ることがわかった。さらに、これらのインク組成物は、接触する印刷システムの構成要素(例えば、画像化部材の再画像形成可能な表面)を分解する傾向はない。これらのアクリレートインク組成物は、可変データリソグラフィー印刷のために構成されるインク系デジタル印刷システムによって与えられる種々のサブシステムの要求事項を満たさなければならない。これらの要求事項としては、濡れ性、画像化部材の再画像形成可能な表面からの剥離性、インク系デジタル印刷方法およびシステムと共に使用するように構成される非水性湿し液との適合性が挙げられる。
上の要求事項を満たすアクリレートインク組成物が、本明細書に提供される。開示されるアクリレートインク組成物は、再画像形成可能な表面の上の画像を画像化部材のサイクル中に変えることができる可変データオフセット印刷操作中に、アニロックスローラー型運搬システムから、画像化部材の再画像形成可能な表面へと効果的に運搬されるだろう。開示されるアクリレートインク組成物は、アニロックスロール運搬システムを用いた運搬を可能にし、画像化部材の再画像形成可能な表面に対する望ましい転写能を示す安定なレオロジーを示す。
本教示の1つ以上の実施形態のいくつかの態様の基本的な理解を与えるために、以下に単純化された概要を与える。この概要は、広範囲にわたる概要ではなく、本教示の鍵となる事項または重要な要素を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を描写することも意図していない。むしろ、その主な目的は、単に、後に提示する詳細な記載の前置きとして、1つ以上の概念を単純化された形態で提示することである。
さらなる到達目標および利点は、図の記載、本開示の詳細な記載および特許請求の範囲からもっと明らかになるだろう。
本開示で具現化される上の態様および有用性ならびに/または他の態様および有用性は、インク組成物であって、インク組成物の合計重量を基準として30重量%以下の顔料と;インク組成物の合計重量を基準として10重量%以下の分散剤と;インク組成物の合計重量を基準として40重量%〜80重量%のアクリレートと;インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下の光開始剤とを含み、インク組成物の粘度は、25℃で2×10cP〜5×10cP、60℃で2×10cP〜4×10cPであり、インク組成物の60秒粘着性は、25℃で40g−m〜65g−m、60℃で10g−m〜20g−mである、インク組成物を提供することによって達成されるだろう。
別の実施形態において、インク組成物は、インク組成物の合計重量を基準として1.5重量%以下の安定化剤と;インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下のレオロジー調整剤とをさらに含む。
別の実施形態において、インク組成物は、15%〜20%の顔料と;4%〜8%の分散剤と;60%〜70%のアクリレートと;5%〜10%の光開始剤と;0.1%〜0.3%の安定化剤と;3%以下のレオロジー調整剤とを含み、インク組成物は、粘度が25℃で4×10cP〜1×10cP、60℃で4×10cP〜8×10cPであり、インク組成物の60秒粘着性が、25℃で45g−m〜55g−m、60℃で10g−m〜15g−mである。
別の実施形態において、アクリレートは、アクリレートモノマー、アクリレートポリマー、アクリレートオリゴマー、三官能アクリレートモノマー、ポリエステルアクリレートおよびこれらの混合物のうち少なくとも1つを含む。
本開示で具現化される上の態様および有用性ならびに/または他の態様および有用性は、本質的に、インク組成物の合計重量を基準として30重量%以下の顔料と;インク組成物の合計重量を基準として10重量%以下の分散剤と;インク組成物の合計重量を基準として40重量%〜80重量%のアクリレートと;インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下の光開始剤と;インク組成物の合計重量を基準として1.5重量%以下の安定化剤と;インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下のレオロジー調整剤とからなり、インク組成物の粘度は、25℃で2×10cP〜5×10cP、60℃で2×10cP〜4×10cPであり、インク組成物の60秒粘着性が、25℃で40g−m〜65g−m、60℃で10g−m〜20g−mである、インク組成物を提供することによって達成されるだろう。
別の実施形態において、インク組成物は、15%〜20%の顔料と;4%〜8%の分散剤と;60%〜70%のアクリレートと;5%〜10%の光開始剤と;0.1%〜0.3%の安定化剤と;3%以下のレオロジー調整剤とを含み、インク組成物は、粘度が、25℃で4×10cP〜1×10cP、60℃で4×10cP〜8×10cPであり、インク組成物の60秒粘着性は、25℃で45g−m〜55g−m、60℃で10g−m〜15g−mである。
別の実施形態において、アクリレートは、アクリレートモノマー、アクリレートポリマー、アクリレートオリゴマー、三官能アクリレートモノマー、ポリエステルアクリレートおよびこれらの混合物のうち少なくとも1つを含む。
本開示で具現化された上の態様および有用性ならびに/または他の態様および有用性は、可変データデジタルリソグラフィー印刷デバイスを用いて印刷する方法であって、画像化部材の再画像形成可能な表面にインク組成物を塗布することと;インク組成物を再画像形成可能な表面から基材に転写することとを含み、インク組成物を再画像形成可能な表面から基材に転写する前に、インク組成物を前硬化する必要がなく、インク組成物は、インク組成物の合計重量を基準として30重量%以下の顔料と;インク組成物の合計重量を基準として10重量%以下の分散剤と;インク組成物の合計重量を基準として40重量%〜80重量%のアクリレートと;インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下の光開始剤と;インク組成物の合計重量を基準として1.5重量%以下の安定化剤と;インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下のレオロジー調整剤とを含み、インク組成物の粘度は、25℃で2×10cP〜5×10cP、60℃で2×10cP〜4×10cPであり、インク組成物の60秒粘着性は、25℃で40〜65g−m、60℃で10〜20g−mである方法を提供することによって達成されるだろう。
別の実施形態において、インク組成物は、本質的に、15%〜20%の顔料と;4%〜8%の分散剤と;60%〜70%のアクリレートと;5%〜10%の光開始剤と;0.1%〜0.3%の安定化剤と;3%以下のレオロジー調整剤とからなる。
別の実施形態において、インク組成物は、粘度が、25℃で4×10cP〜1×10cP、60℃で4×10cP〜8×10cPであり、インク組成物の60秒粘着性は、25℃で45g−m〜55g−m、60℃で10g−m〜15g−mである。
別の実施形態において、アクリレートは、アクリレートモノマー、アクリレートポリマー、アクリレートオリゴマー、三官能アクリレートモノマー、ポリエステルアクリレートおよびこれらの混合物のうち少なくとも1つを含む。
本開示で具現化される上の態様および有用性ならびに/または他の態様および有用性は、可変データデジタルリソグラフィー印刷デバイスを用いて印刷する方法であって、第1の温度で画像化部材の再画像形成可能な表面にインク組成物を塗布することと;第2の温度でインク組成物を再画像形成可能な表面から基材に転写することとを含み、インク組成物を再画像形成可能な表面から基材に転写する前に、インク組成物を前硬化する必要がなく、インク組成物は、インク組成物の合計重量を基準として30重量%以下の顔料と;インク組成物の合計重量を基準として10重量%以下の分散剤と;インク組成物の合計重量を基準として40重量%〜80重量%のアクリレートと;インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下の光開始剤とを含み、インク組成物の粘度は、第2の温度よりも第1の温度で低く、インク組成物の60秒粘着性は、第2の温度よりも第1の温度で低い方法を提供することによって達成されるだろう。
別の実施形態において、第2の温度は25℃〜60℃であり、第2の温度が第1の温度より低く、第2の温度でのアクリレートインク組成物の60秒粘着性は、第1の温度から約7〜8℃上昇するごとに約1.3倍低くなる。
別の実施形態において、第2の温度は25℃〜60℃であり、第2の温度が第1の温度より低く、第2の温度でのアクリレートインク組成物の粘度は、第1の温度から約10℃上昇するごとに約1.2倍低くなる。
別の実施形態において、第1の温度は、第2の温度よりも少なくとも20℃高い。
別の実施形態において、第1の温度は、第2の温度よりも少なくとも50℃高い。
別の実施形態において、第1の温度は、第2の温度よりも少なくとも80℃高い。
別の実施形態において、インクは、第2の温度℃での粘度が2×10cP〜5×10cPであり、第1の温度での粘度が2×10cP〜4×10cPであり、インク組成物の60秒粘着性は、第2の温度で40〜65g−m、第1の温度で10〜20g−mである。
別の実施形態において、アクリレートは、アクリレートモノマー、アクリレートポリマー、アクリレートオリゴマー、三官能アクリレートモノマー、ポリエステルアクリレートおよびこれらの混合物のうち少なくとも1つを含む。
本開示の実施形態のこれらの態様および利点ならびに/または他の態様および利点は、添付の図面と組み合わせて解釈される、以下の種々の実施形態の記載から明らかになり、もっと簡単に理解されるだろう。
図1は、可変画像デジタル印刷システムを示す。 図2は、アクリレートインク組成物の周波数に基づくレオグラムを示す。 図3は、アクリレートインク組成物の粘着性の結果を示す。
図面のいくつかの詳細は単純化されており、厳格な構造的な正確性、詳細および縮尺を維持するのではなく、本教示の理解を促進するために描かれていることを注記すべきである。
上の図面は、必ずしも縮尺通りではなく、本開示の原理を示すとき、代わりに一般的に強調がなされる。さらに、特定の要素の詳細を示すために、ある特徴が強調されていてもよい。これらの図面/図は、例示的であり、限定的ではないことを意図している。
本開示の種々の実施形態について、詳細に参照がなされるだろう。本明細書に開示される構成要素、プロセスおよび装置をもっと完全に理解するために、以下に実施形態が記載される。与えられる任意の例は、例示的であり、限定的ではないことを意図している。明細書および特許請求の範囲全体で、以下の用語は、明確に他の意味であると示されていない限り、本明細書に明確に示されている意味を有する。「ある実施形態において」および「一実施形態において」という句は、本明細書で使用される場合、必ずしも同じ実施形態を指すわけではないが、同じ実施形態を指してもよい。さらに、「別の実施形態において」および「ある他の実施形態において」の句は、本明細書で使用される場合、必ずしも異なる実施形態を指すわけではないが、異なる実施形態を指してもよい。以下に記載するように、種々の実施形態を、本開示の範囲または精神から逸脱することなく、簡単に合わせてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「または」は、包括的な記号であり、内容が明確に矛盾しない限り、用語「および/または」と等価である。「〜を基準として」という用語は、排他的ではなく、内容が明確に矛盾しない限り、記載されていないさらなる因子に基づくことを可能とする。本明細書では、「A、BおよびCの少なくとも1つ」という引用は、A、BまたはCを含む実施形態を含み、A、BまたはC、またはA/B、A/C、B/C、A/B/B/B/B/C、A/B/Cの組み合わせなどの複数の例を含む。これに加え、本明細書全体で、「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」の意味は、複数の言及物を含む。「in」の意味は、「in」と「on」を含む。
本明細書で以下に定義されるあらゆる物理的特性は、特に明記されない限り、20℃〜25℃で測定される。「室温」という用語は、特に明記されない限り、25℃を指す。
本明細書の値の任意の数値範囲に言及する場合、このような範囲は、述べられている最小と最大の範囲のそれぞれおよびすべての数および/または部分を含むと理解される。例えば、0.5〜6%の範囲は、0.6%、0.7%および0.9%から、5.95%、5.97%および5.99%までのあらゆる様式のすべての中間的な値を明確に含む。他の意味であると明確に記載されていない限り、本明細書に記載される数値特性および/または要素範囲のセットを互いに適用する。
本開示は、例示的な実施形態を参照しつつ記載される。数種類の実施形態が示され、記載されているが、前に示す詳細な記載の原理および範囲から逸脱することなく、これらの実施形態において変更を行ってもよいことが当業者によって理解されるだろう。本開示は、添付の特許請求の範囲またはその均等物の範囲内にある限りのあらゆるこのような改変および変更を含むと解釈されることを意図している。例えば、以下の実施形態が、図1に示される印刷システムの観点で記載されるが、本明細書に記載されるアクリレートインク組成物の実施形態を、他の適合する印刷システムと共に使用してもよいことが理解されるべきである。
本明細書に引用される実施形態のインク組成物は、インク系デジタル印刷に適している。「可変データリソグラフィー印刷」または「インクに基づくデジタル印刷」または「デジタルオフセット印刷」は、これらの用語がこの開示全体で使用され得る場合、基材の上に、画像作成プロセスで基材の上にある画像のそれぞれの後に続くレンダリングを用いて変えることができる画像を製造するための可変画像データのリソグラフィー印刷を指す。「可変データリソグラフィー印刷」は、リソグラフィーインクを用いたインク画像のオフセット印刷を含み、画像は、画像ごとに変わり得るデジタル画像データに基づく。インクに基づくデジタル印刷は、可変データリソグラフィー印刷システムまたはデジタルオフセット印刷システムを使用する。「可変データリソグラフィーシステム」は、リソグラフィーインクを用い、画像ごとに変えてもよいデジタル画像データに基づくリソグラフィー印刷のために構成されるシステムである。
一例として、本明細書のアクリレートインク組成物の実施形態と共に使用可能なアニロックスロールインク運搬サブシステムを備えるインク系デジタル印刷システムは、米国特許出願第13/095,714号に記載される。Timothy Stoweらによって2011年4月27日に出願された米国特許出願第13/095,714号(「714号出願」)、表題「Variable Data Lithography System」は、図1のインク系デジタル印刷のための例示的な可変データリソグラフィーシステム100を記載する。
図1に示される例示的な印刷システム100の一般的な記載を以下に与える。図1の例示的なシステム100に示される個々の構成要素および/またはサブシステムに関するさらなる詳細は、714号出願の中に見つけられるだろう。
図1は、可変画像デジタル印刷システムを示す。図1に示されるように、印刷システム100は、画像化部材110を備えていてもよい。画像化部材110は、図1ではドラムとして示されているが、他の実施形態において、画像化部材110は、プレート、ベルト、または別の現在知られていないか、または将来開発される構造として具現化することもできる。画像化部材110は、例えば、特に、ポリジメチルシロキサン(PDMS)を含め、シリコーンと一般的に呼ばれる材料群を含む材料から作られてもよい再画像形成可能な表面を備える。例えば、シリコーン、フルオロシリコーンおよび/またはフルオロエラストマーを使用し、画像化部材110の再画像形成可能な表面を作成してもよい。再画像形成可能な表面は、取り付ける層の上にある比較的薄い層から作られてもよく、この比較的薄い層の厚みは、印刷性能またはマーキング性能、耐久性および製造可能性のバランスを保つように選択される。
ある実施形態において、画像化部材110を使用し、転写爪112で、画像受け入れ媒体基材114にインク画像を塗布する。画像転写機構160の一部としてインプレッションローラー118によって転写爪112が作られ、転写爪112は、画像化部材110の方向に圧力を加えてもよい。画像受け入れ媒体基材114は、任意の特定の組成(例えば、紙、プラスチックまたはコンポジットシート膜)に限定されると考えるべきではない。多種多様な画像受け入れ媒体基材114の上に画像を製造するために、例示的な印刷システム100を使用してもよい。714号出願は、顔料密度が10重量%より大きなマーキング材料を含め、使用可能なマーキング(印刷)材料の広い自由度も説明する。714号出願と同様に、本開示は、例示的なシステム100によって塗布され、画像受け入れ媒体基材114の上に出力画像を製造し得るインク、顔料および他の材料であると一般的に理解されるものを含め、広範囲の印刷材料またはマーキング材料を指すために、インクという用語を使用するだろう。
714号出願は、構造的に取り付ける層の上に作られる再画像形成可能な表面層で構成される画像化部材110を含め、例えば、円柱形コア、または円柱形コアの上にある1つ以上の構造的な層であってもよい画像化部材110の詳細を図示し、記載する。
例示的な印刷システム100は、一般的に、画像化部材110の再画像形成可能な表面を湿し液で均一に濡らすための一連のローラーを備える湿し液システム120を備えていてもよい(湿し液ローラーまたは集合的に湿し液ユニットと考えてもよい)。湿し液システム120の目的の1つは、一般的に均一な制御された厚みを有する湿し液の層を、画像化部材110の再画像形成可能な表面に運ぶことである。以下にもっと詳細に記載されるように、湿し液(例えば、濡らし液)は、表面張力を下げ、その後のレーザーによるパターン形成を補助するために必要な蒸発エネルギーを下げるために加えられる、場合により少量のイソプロピルアルコールまたはエタノールと共に、主に水を含んでいてもよい。同様に、濡らし液に少量の特定の界面活性剤を加えてもよい。または、他の適切な湿し液を用い、インクに基づくデジタルリソグラフィーシステムの性能を高めてもよい。広範囲にわたる実験から、好ましい湿し液がD4(オクタメチルシクロテトラシロキサン)であってもよいことがわかった。他の適切な湿し液が、一例として、2011年10月28日に出願された米国特許出願第13/284,114号、表題「Dampening Fluid for Digital Lithographic Printing」に開示されている。
湿し液システム120によって、画像化部材110の再画像形成可能な表面で湿し液を計量したら、湿し液の厚みを、センサー125を用いて測定してもよく、センサー125が、湿し液システム120によって、画像化部材110の再画像形成可能な表面の上にある湿し液の計量を制御するためのフィードバックを与えてもよい。
湿し液システム120によって、画像化部材110の再画像形成可能な表面上に所定量の湿し液が与えられた後、光によってパターン形成するサブシステム130を使用し、例えば、レーザーエネルギーを用い、湿し液の層を画像になるようにパターン形成することによって、均一な湿し液の層に潜像を選択的に作成してもよい。典型的には、湿し液は、光学エネルギー(IRまたは可視光)を効果的に吸収しないだろう。画像化部材110の再画像形成可能な表面は、理想的には、湿し液の加熱によるエネルギーの無駄使いを最小限にし、高い空間解像能を維持するために、熱の横方向への広がりを最小限にするため、表面付近で、光によってパターン形成するサブシステム130から放出されるレーザーエネルギー(可視光または不可視光、例えば、IR)のほとんどを吸収すべきである。または、入射光レーザーエネルギーの吸収を助けるために、適切な放射線感受性要素を湿し液に加えてもよい。光によってパターン形成するサブシステム130を、レーザーエミッターとして上に記載したが、湿し液をパターン形成するために光学エネルギーを運ぶために、さまざまな異なるシステムを使用してもよいことを理解すべきである。
例示的なシステム100の光によってパターン形成するサブシステム130によって行われるパターン形成プロセスで操作中の機構を、714号出願の図5を参照して詳細に記載する。簡単に言うと、光によってパターン形成するサブシステム130からの光学パターン形成エネルギーの適用によって、湿し液の層の一部を選択的に除去する。
光によってパターン形成するサブシステム130によって湿し液の層をパターン形成した後、画像化部材110の再画像形成可能な表面の上のパターン形成された層は、インク付与サブシステム140に送り出される。インク付与サブシステム140を使用し、湿し液の層の上と、画像化部材110の再画像形成可能な表面層の上に均一なインク層を塗布する。インク付与サブシステム140は、画像化部材110の再画像形成可能な表面層と接触する1つ以上のインク作成ローラーの上にあるオフセットリソグラフィーインクを計量するために、アニロックスローラーを使用してもよい。別個に、インク付与サブシステム140は、画像化部材110の再画像形成可能な表面にインクの正確な供給速度を与えるために、他の従来の構成要素(例えば、一連の計量ローラー)を備えていてもよい。インク付与サブシステム140は、再画像形成可能な表面のうち、画像が作成された部分をあらわすポケットにインクを堆積させつつ、湿し液が初期化されていない部分にあるインクが、これらの部分に付着しないようにしてもよい。
画像化部材110の再画像形成可能な層に残留するインクの凝集性および粘度を、多くの機構によって変えてもよい。あるこのような機構は、前硬化またはレオロジー(複素粘弾性)を制御するサブシステム150の使用を含んでいてもよい。レオロジーを制御するサブシステム150は、例えば、再画像形成可能な表面層に対するインクの結合強度を上げるために、再画像形成可能な表面に部分的に架橋するインクのコアを作成してもよい。硬化機構は、光学的な硬化または光硬化、熱硬化、乾燥または化学的に硬化させる種々の形態を含んでいてもよい。しかし、ある実施形態において、インク組成物の凝集特徴および粘度特徴は、前硬化を必要としないだろう。例えば、アクリレートインク組成物は、間で部分的に前硬化することなく、インク付与サブシステム140から画像受け入れ媒体114に運ばれてもよい。ある実施形態において、冷却を使用し、複数の物理的な冷却機構を介し、また、化学的な冷却を介し、同様にレオロジーを変えてもよい。例えば、一実施形態において、画像受け入れ媒体114またはインプレッションローラー118を冷却してもよい。
ある実施形態において、本明細書に記載される実施形態のアクリレートインク組成物を使用すると、インク組成物のレオロジーおよび/または特徴に起因して、制御するサブシステム150を使用することなく、高い転写効率を可能にすることができるだろう。例えば、ある実施形態において、インク組成物の高い粘度および高い粘着性によって、前硬化をすることなく転写を可能にする。
インクを、転写サブシステム160を用い、画像化部材110の再画像形成可能な表面から、画像受け入れ媒体の基材114に転写する。画像受け入れ媒体基材114が、画像化部材110とインプレッションローラー118の間にある爪112を通過するにつれて転写が起こり、画像化部材110の再画像形成可能な表面の空洞内にあるインクが画像受け入れ媒体基材114と物理的に接触する。レオロジーを制御するサブシステム150によって改質されたインクが付着すると、またはインクの付着がインク組成物に基づいて促進されると、インクの付着によって、インクが画像受け入れ媒体基材114に接着し、画像化部材110の再画像形成可能な表面から分離するだろう。組成物全体のインクのレオロジーまたは他の手段、および転写爪112での温度条件および圧力条件を注意深く制御することによって、画像化部材110の再画像形成可能な表面から画像受け入れ媒体基材114へのインク転写効率を95%より高くすることができるか、または他の方法によって容易にするだろう。ある実施形態において、ある程度の湿し液が、画像受け入れ媒体基材114を濡らすことができるが、このような湿し液の体積は最小限であり、すばやく蒸発するか、または画像受け入れ媒体基材114によって吸収されるだろう。
ある実施形態において、インク付与サブシステム140から画像化部材110へのインクの運搬と、画像受け入れ媒体基材114への運搬の温度差によって、前硬化をせずに転写を可能にする。
特定のオフセットリソグラフィーシステムでは、オフセットローラー(図1に示していない)が、まず、インク画像のパターンを受け入れ、次いで、インク画像のパターンを、既知の間接的な転写方法によって基材に転写してもよいことを理解すべきである。
大部分のインクを画像受け入れ媒体基材114に転写した後、残留インクおよび/または残留する湿し液は、好ましくは、再画像形成可能な表面を傷つけたり、摩耗したりすることなく、画像化部材110の再画像形成可能な表面から除去されなければならない。例えば、残留する湿し液および/またはインクを除去するために、エアナイフを使用してもよい。しかし、再画像形成可能な表面にある程度の量のインク残留物が残っていてもよいことが予想される。このような残ったインク残留物の除去は、ある形態の洗浄サブシステム170を使用することによって達成されてもよい。714号出願は、少なくとも第1の洗浄部材(例えば、画像化部材110の再画像形成可能な表面と物理的に接触する粘着性または接着性の部材、残留するインクおよび任意の残った少量の界面活性剤化合物を、画像化部材110の再画像形成可能な表面から除去する粘着性または接着性の部材)を備えるこのような洗浄サブシステム170の詳細を記載する。次いで、粘着性または接着性の部材を、平滑なローラーと接触させ、このローラーに、粘着性または接着性の部材から残留するインクが移動してもよく、その後、例えば、ドクターブレードによって、平滑なローラーからインクを剥がしてもよい。
714号出願は、画像化部材110の再画像形成可能な表面の洗浄を促進し得る他の機構の詳細を示す。しかし、洗浄機構にかかわらず、ある実施形態において、画像化部材110の再画像形成可能な表面からの残留するインクおよび湿し液の洗浄は、提案されているシステムでの印刷剥がれを防止するのに必須である。洗浄したら、画像化部材110の再画像形成可能な表面を、再び湿し液システム120に送り、これによって、画像化部材110の再画像形成可能な表面に新しい湿し液の層を供給し、このプロセスを繰り返す。
画像化部材の再画像形成可能な表面は、好ましくは、ポリマー系エラストマー、例えば、シリコーンゴムおよび/またはフルオロシリコーンゴムから作られていてもよい。「シリコーン」という用語は、関連分野の当業者に十分に理解されており、ケイ素原子および酸素原子から作られる骨格と、炭素原子および水素原子を含む側鎖とを有するポリオルガノシロキサンを指す。本出願の目的のために、「シリコーン」という用語は、フッ素原子を含有するシロキサンを除外するものとも理解すべきであり、一方、「フルオロシリコーン」という用語は、フッ素原子を含有するシロキサン群を包含するために用いられる。シリコーンゴム中に、他の原子(例えば、架橋中にシロキサン鎖を結合するために用いられるアミン基中の窒素原子)が存在していてもよい。ポリオルガノシロキサンの側鎖は、アルキルまたはアリールであってもよい。
上述のように、インク系デジタルオフセット印刷に有用なインクは、インク系デジタル印刷システム(例えば、図1に示すシステム)の具体的な要求を満たす物理特性および化学特性を有していなければならない。デジタルオフセットインクは、画像形成プレート(画像化部材の再画像形成可能な表面)および種々の湿し液および印刷可能な基材(例えば、紙、金属またはプラスチック)を含め、接触することを意図する材料と適合性でなければならない。デジタルオフセットインクは、サブシステムの構造および材料のセットによって定義される濡れ特性および転写特性によって与えられるようなサブシステムのすべての機能的な要求事項も満たさなければならない。
ある実施形態において、インク系デジタル印刷のために配合されたインク、またはデジタルオフセットインクは、多くの様式で、着色した溶媒インク、オフセットインク、フレキソグラフィーインク、UVゲルインクなどを含め、他の印刷用途のために開発されたインクと異なる。例えば、デジタルオフセットインクは、かなり多くの顔料を含有し、したがって、他のインクよりも室温で粘度が高く、アニロックスロールシステムによってインクを運ぶのは困難であろう。ある実施形態において、デジタルオフセットインクは、画像化部材の(再画像形成可能な)表面(シリコーン、フルオロシリコーンまたはVITONを含有する画像形成プレートまたはブランケットであってもよい)を膨潤させるべきではなく、湿し液の選択肢と適合性であるべきである。
本明細書に開示される実施形態のアクリレートインク組成物は、湿し液(例えば、D4)中のアクリレートインク組成物の溶解度を最小限にし、フルオロシリコーンを含有する画像化部材の膨潤を最小限にするか、または防ぐことがわかっている。実施形態のアクリレートインク組成物は、好ましくは、アニロックスローラー運搬に適したレオロジーを示す。本明細書のある実施形態のアクリレートインク組成物は、前硬化せずに望ましい転写能を示すデジタルオフセットアクリレートインクを含む。それに加え、アクリレートインク組成物のある実施形態は、非水性湿し液と適合し、インク画像を作成した後に、画像化部材の(再画像形成可能な)表面からの望ましい剥離性を示す。
ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、顔料と、アクリレートと、分散剤と、光開始剤とを含んでいてもよい。他の実施形態において、アクリレートインク組成物は、レオロジー調整剤および/または安定化剤も含んでいてもよい。
例えば、一実施形態において、アクリレートインク組成物としては、BASFから入手可能なHELIOGEN Blue D 7088、Clariant Corporationから入手可能なPermanent Rubine L5B 01(PR57:1)、Permanent Yellow G−MX(PY 14)またはHOSTAPERM Blue B4Gのような顔料が挙げられる。他の適切な顔料としては、黒色顔料、白色顔料、シアン顔料、マゼンタ顔料、イエロー顔料などが挙げられる。さらに、顔料は、有機粒子または無機粒子であってもよい。適切な無機顔料としては、カーボンブラックが挙げられるだろう。しかし、酸化チタンおよび酸化鉄のような他の無機材料が適している場合がある。適切な有機顔料としては、例えば、ジアゾ顔料およびモノアゾ顔料を含むアゾ顔料、多環状顔料(例えば、フタロシアニン顔料、例えば、フタロシアニンブルーおよびフタロシアニングリーン)、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、ピラントロン顔料およびキノフタロン顔料)、不溶性染料キレート(例えば、塩基性染料型キレートおよび酸性染料型キレート)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アンサントロン顔料、例えば、PR168などが挙げられる。
フタロシアニンブルーおよびフタロシアニングリーンの代表例としては、銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニングリーン、およびこれらの誘導体(Pigment Blue 15、Pigment Green 7およびPigment Green 36)が挙げられる。キナクリドンの代表例としては、Pigment Orange 48、Pigment Orange 49、Pigment Red 122、Pigment Red 192、Pigment Red 202、Pigment Red 206、Pigment Red 207、Pigment Red 209、Pigment Violet 19およびPigment Violet 42が挙げられる。アントラキノンの代表例としては、Pigment Red 43、Pigment Red 194、Pigment Red 177、Pigment Red 216およびPigment Red 226が挙げられる。ペリレンの代表例としては、Pigment Red 123、Pigment Red 149、Pigment Red 179、Pigment Red 190、Pigment Red 189およびPigment Red 224が挙げられる。チオインジゴイドの代表例としては、Pigment Red 86、Pigment Red 87、Pigment Red 88、Pigment Red 181、Pigment Red 198、Pigment Violet 36およびPigment Violet 38が挙げられる。ヘテロ環イエローの代表例としては、Pigment Yellow 1、Pigment Yellow 3、Pigment Yellow 12、Pigment Yellow 13、Pigment Yellow 14、Pigment Yellow 17、Pigment Yellow 65、Pigment Yellow 73、Pigment Yellow 74、Pigment Yellow 90、Pigment Yellow 110、Pigment Yellow 117、Pigment Yellow 120、Pigment Yellow 128、Pigment Yellow 138、Pigment Yellow 150、Pigment Yellow 151、Pigment Yellow 155およびPigment Yellow 213が挙げられる。このような顔料は、BASF Corporation、Engelhard CorporationおよびSun Chemical Corporationを含む多くの供給業者からの粉末または加圧ケーキの形態で市販されている。
使用可能なブラック顔料の例としては、炭素顔料が挙げられるだろう。炭素顔料は、許容範囲の光学密度および印刷特徴を与えるほとんどの市販される炭素顔料であってもよい。実施形態のシステムおよび方法で使用するのに適した炭素顔料としては、限定されないが、カーボンブラック、グラファイト、ガラス状炭素、炭、およびこれらの組み合わせが挙げられるだろう。このような炭素顔料は、例えば、チャネル法、コンタクト法、ファーネス法、アセチレン法または加熱法を含む種々の既知の方法によって製造することができ、Cabot Corporation、Columbian Chemicals Company、Evonik、Orion Engineered Carbons、およびE.I.DuPont de Nemours and Companyのような販売者から市販される。適切なカーボンブラック顔料としては、限定されないが、Nipex 150(Orion Engineered Carbonsから入手可能)、Cabot顔料、例えば、MONARCH 1400、MONARCH 1300、MONARCH 1100、MONARCH 1000、MONARCH 900、MONARCH 880、MONARCH 800、MONARCH 700、CAB−O−JET 200、CAB−O−JET 300、REGAL、BLACK PEARLS、ELFTEX、MOGULおよびVULCAN顔料;Columbian顔料、例えば、RAVEN 5000およびRAVEN 3500;Orion Engineered Carbons顔料、例えば、Color Black FW 200、FW 2、FW 2V、FW 1、FW18、FW S160、FW S170、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、Special Black 4、PRINTEX U、PRINTEX 140U、PRINTEX VおよびPRINTEX 140Vが挙げられる。上のリストの顔料としては、改質されていない顔料粒状物、低分子が接続した顔料粒状物、およびポリマーが分散した顔料粒状物が挙げられる。他の顔料およびその混合物を選択することもできる。ある実施形態において、顔料の粒径は、例えば、液体媒剤中で粒子の安定なコロイド懸濁物を可能にするために、できる限り小さいことが望ましい。
一実施形態において、アクリレートインク組成物は、アクリレートインク組成物の合計重量を基準として、30重量%以下の顔料を含む。別の実施形態において、アクリレートインク組成物は、20%以下の顔料を含む。別の例では、アクリレートインク組成物は、10%〜20%の顔料を含む。さらに別の例では、アクリレートインク組成物は、12%〜18%の顔料を含む。別の実施形態において、アクリレートインク組成物は、15%〜20%の顔料を含む。別の例では、アクリレートインク組成物は、15%または17.5%の顔料を含む。
ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、アクリレートを含んでいてもよい。アクリレートまたはプロペノエートは、アクリル酸の塩およびエステルである。アクリレートモノマーおよびメタクリレートモノマーは、アクリレートポリマーの生成を容易にする反応性ビニル官能基を含むと理解される。例示的なアクリレートとしては、アクリレートモノマー、オリゴマーまたはポリマー、例えば、二官能モノマー、例えば、Sartomer SR247、Sartomer CD595およびSartomer SR9003、三官能モノマー、例えば、Sartomer SR492、Sartomer SR9020、Sartomer SR501、Sartomer SR454およびSartomer SR9035およびポリエステルアクリレート、例えば、Sartomer CN294E、Sartomer CN2282、Sartomer CN2295、Sartomer CN2264、Sartomer CN2256、およびAllnex製のもの、EBECRYL 450、EBECRYL 657およびEBECRYL 809が挙げられるだろう。
一実施形態において、アクリレートインク組成物は、アクリレートインク組成物の合計重量を基準として、40重量%〜80重量%のアクリレートを含む。別の実施形態において、アクリレートインク組成物は、50重量%〜75重量%のアクリレートを含む。さらに別の例では、アクリレートインク組成物は、60重量%〜70重量%のアクリレートを含む。一例では、アクリレートインク組成物は、65%〜70%のアクリレートを含む。
ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、分散剤を含んでいてもよい。分散剤としては、ポリマー分散剤、例えば、SOLSPERSE 32000、SOLSPERSE 39000、SOLSPERSE 71000、SOLSPERSE 78000、SOLSPERSE J−100、SOLSPERSE J−180、SOLSPERSE J−200、SOLSPERSE X300を含むLubrizol製のもの、およびBASF製のもの、例えば、EFKA 4300、EFKA 4330、EFKA 4340、EFKA 4400、EFKA PX 4701、EFKA 4585、EFKA 5207、EFKA 6230、EFKA 7701、EFKA 7731、およびTego製のもの、例えば、TEGO Dispers 656、TEGO Dispers 685、TEGO Dispers 710、およびKing Industries製のもの、例えば、K−SPERSE A−504が挙げられるだろう。
一実施形態において、アクリレートインク組成物は、アクリレートインク組成物の合計重量を基準として、10重量%以下の分散剤を含む。別の例では、アクリレートインク組成物は、2%〜10%の分散剤を含む。さらに別の例では、アクリレートインク組成物は、4%〜8%の分散剤を含む。
ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、レオロジー調整剤を含んでいてもよい。例示的なレオロジー調整剤は、有機クレイ、アタパルジャイトクレイ、テトラアルキルアンモニウムベントナイトを含むベントナイトクレイ、および処理された合成シリカおよび未処理の合成シリカを含め、改変された無機化合物または改変されていない無機化合物であってもよい。適切な有機クレイとしては、Southern Clay Products製のCLAYTONE HAおよびCLAYTONE HYが挙げられる。テトラアルキルアンモニウムベントナイトの適切な例としては、Celeritas Chemicals製のCELCHEM 31743−09、CELCHEM 31744−09およびCELCHEM 31745−09が挙げられる。他の例示的なレオロジー調整剤としては、有機化合物、例えば、EFKA RM1900およびEFKA RM1920が挙げられ、両方ともBASF製の改変された水素化ヒマシ油である。
一実施形態において、アクリレートインク組成物は、アクリレートインク組成物の合計重量を基準として、12重量%以下のレオロジー調整剤を含む。別の例では、アクリレートインク組成物は、1%〜5%のレオロジー調整剤を含む。さらに別の例では、アクリレートインク組成物は、3%以下のレオロジー調整剤を含む。一実施形態において、アクリレートインク組成物は、2%のレオロジー調整剤を含む。
ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、光開始剤を含んでいてもよい。光開始剤は、液体系または固体系、またはこれらの組み合わせであってもよい。適切なI型光開始剤としては、ジアルコキシ−アセト−フェノン、ジアルコキシ−アルキル−フェノン、アミノ−アルキル−フェノンおよびアシル−ホスフィンオキシドの種類からのものが挙げられる。適切なII型光開始剤としては、ベンゾフェノンおよびチオキサントンの種類からのものが挙げられ、適切なアミン相乗剤の活性化を必要とする。例示的な光開始剤としては、Allnex製のADDITOL LX、ADDITOL DX、ADDITOL BDK、ADDITOL CPK、ADDITOL DMMTA、ADDITOL TPO、Esacure 1001M、BASF製のIRGACURE 127、IRGACURE 184、IRGACURE 379、IRGACURE 819およびIRGACURE 2959が挙げられる。II型光開始剤と共に使用される例示的なアミン相乗剤としては、Lambson製のSPEEDCURE PDA、SPEEDCURE EDB、Esstech,Inc.製のジエチルアミノメタクリル酸エチル、エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−エチルヘキシル 4−ジメチルアミノベンゾエートが挙げられる。ある実施形態において、アクリレートインク組成物としては、低臭気光開始剤、例えば、Lamberti S.p.A.から入手可能なESACURE KIP 150が挙げられるだろう。
一実施形態において、アクリレートインク組成物は、アクリレートインク組成物の合計重量を基準として、12重量%以下の光開始剤を含む。別の例では、アクリレートインク組成物は、10%以下の光開始剤を含む。さらに別の例では、アクリレートインク組成物は、5%〜10%の光開始剤を含む。一実施形態において、アクリレートインク組成物は、6重量%〜8重量%の光開始剤を含む。
ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、安定化剤を含んでいてもよい。ある実施形態において、安定化剤は、遊離ラジカル重合阻害剤または遊離ラジカル捕捉剤として具現化されてもよい。ある実施形態において、安定化剤は、アクリレートインク組成物の成熟前の部分重合に対する安定性を与える。例えば、安定化剤としては、Sartomer USA CN3216(独占権を有するアクリレートモノマーおよび独占権を有するアクリレートオリゴマー中にp−メトキシフェノールを含む、活性な構成要素である独占権を有する安定化剤)、BASF IRGASTAB UV22(嵩高いフェノール)およびGENORAD 16およびGENORAD 18が挙げられ、両者ともRahn USA Corporation製である。
一実施形態において、アクリレートインク組成物は、アクリレートインク組成物の合計重量を基準として、1.5重量%以下の活性な構成要素である安定化剤を含む。別の例では、アクリレートインク組成物は、0.4%以下の安定化剤を含む。別の例では、アクリレートインク組成物は、0.1%〜0.3%の安定化剤を含む。一実施形態において、アクリレートインク組成物は、0.2%の安定化剤を含む。
本明細書に記載される実施形態のアクリレートインク組成物は、インクベースを調製し、これを上に引用した構成要素の1つ以上と混合することによって作られてもよい。
以下の実施例を参照することによって、本開示の態様がさらに理解されるだろう。実施例は、具体例であり、その実施形態に限定することを意図していない。但し、以下の実施例1、4は、参考例1、4に読み替えて、本開示のアクリレートインク組成物の参考形態を示すものであり、以下の実施例2、3は、本開示のアクリレートインク組成物の実施形態を示す。
(実施例1)
合計で400グラムスケールのシアンインク組成物の調製に基づき、4.5重量%のSOLSPERSE 39000、65重量%のCN294E、5.49重量%のCD501および1重量%のCN3216を1リットルのステンレス鋼容器に加え、熱電対および攪拌装置(これもIKA(登録商標)から入手可能)を一緒に備え、アンカーインペラを取り付けた加熱マントル(IKA(登録商標)から入手可能)に置いた。次いで、容器中の構成要素(分散剤、アクリレートおよび安定化剤)を200RPM、80℃で30分間攪拌した。その後、光開始剤(2重量%のIrgacure 379、0.39重量%のIrgacure 819、1重量%のIrgacure 184および3.62重量%のEsacure Kip 150)をこの容器にゆっくりと加え、約80℃でさらに1時間攪拌した。容器中の構成要素を溶解しつつ、15重量%のHeliogen Blue D 7088顔料をこの容器に加え、もっと激しいが、混合物に空気が入り込まないような時点まで攪拌した。顔料を加えた混合物を約400RPMで約30分間攪拌し、この時点で、RPMを低下させ、この顔料を加えた混合物に、2重量%のClaytone HYをゆっくりと加え、次いで、約400RPMでさらに約15分間、再び攪拌した。次いで、混合した構成要素を含有する容器を、直径が40mmの高剪断Cowlesブレードを取り付けた高速剪断ミル(Hockmeyer Equipment Corporationから入手可能)に移し、5300RPMで約1時間攪拌し、構成要素混合物1Aを作成した。次いで、構成要素混合物1Aを定量的に3ロールミル装置(Kent Machine Worksによって製造)に移し、まず、1回目の通過について、投入エプロンロール速度400RPMで構成要素混合物1Aを3ロールミルに通し、次いで、2回目の通過について、投入エプロンロール速度200RPMで通し、構成要素混合物1Bを作成し、実施例1のアクリレートインク組成物を作成した。
(実施例2)
マゼンタ顔料と、表1に詳細に記載される構成要素の割合を用い、実施例1と同じ様式でアクリレートインク組成物を調製した。
(実施例3)
イエロー顔料と、表1に詳細に記載される構成要素の割合を用い、実施例1と同じ様式でアクリレートインク組成物を調製した。
(実施例4)
異なるシアン顔料と、表1に詳細に記載される構成要素の割合を用い、実施例1と同じ様式でアクリレートインク組成物を調製した。
表1には、実施例1〜4のアクリレートインク組成物の構成要素および割合をまとめている。
Figure 0006864987
実施例1〜4のインク組成物を、レオロジーおよび粘着性の観点で分析した。特に、すべてのインクについて、0.5mmのギャップを有する25mmプレートを取り付けた25℃、35℃および45℃でのRFS−3レオメーター(TA Instrumentsから入手可能)で、0.1〜100rad/sの周波数が適用される周波数に基づくスイープレオロジーを決定した。インクのレオロジーの結果は、以下の表2からわかるだろう。
Figure 0006864987
表2に示す値によれば、種々のアクリレートインク組成物のための粘性の流れの活性化エネルギーは、(選択された周波数についての)複素粘度の自然対数およびケルビンでの絶対温度の逆数のアレニウスプロットの傾きを決定することによって計算された。データは、KJ/molの観点で表3に提示される。KJ/molの単位は、典型的には、溶媒、共溶媒、単一の構成要素である結晶性材料またはアモルファス材料を含む材料に用いられることを注記すべきである。表3のアクリレートインク組成物のような不均一系のKJ/mol単位は、特定の組成境界内で配合された所与のインク組成物の粘性の流れのための正規化された活性化エネルギーと考えることができる。
Figure 0006864987
ある実施形態において、特定の周波数での活性化エネルギーは、インク組成物の温度特性に対する粘度感受性と相関関係にある。例えば、ある実施形態において、活性化エネルギーが高すぎる場合、インク組成物は、十分に流れず、活性化エネルギーが低すぎる場合、インク組成物は流れすぎる。ある実施形態において、高温でアニロックスローラーにインク組成物を転写し、次いで、画像形成プレート上で硬化させる能力は、特定の周波数での活性化エネルギーから予想することができる。一実施形態において、アクリレートインク組成物は、100rad/sでの活性化エネルギーが40〜120である。別の実施形態において、アクリレートインク組成物は、100rad/sでの活性化エネルギーが50〜110である。さらに別の実施形態において、アクリレートインク組成物は、100rad/sでの活性化エネルギーが55〜80である。
従って、本開示の実施形態は、ある温度で好ましいレオロジーを維持し、同時に好ましい活性化エネルギー範囲を維持するインク組成物を提供する。図2は、35℃での実施例1〜4のインク組成物の周波数に基づくレオグラムを示す。図2に示されるように、インク組成物の複素粘度は、35℃で80,000cP〜170,000cPである。
同様に、Inkometer 1100(Thwing−Albert Companyから入手可能)で実施例1〜4のそれぞれのインク組成物を試験し、粘着性を決定した。Inkometer上のUVインク向けのローラーを32.2℃で平衡状態にした。それぞれの場合に、1.3mLのインク組成物を分配ローラーに塗布し、他のローラーへの転写および分配を150RPMで15秒間続け、このときに、ローラーの速度を自動的に1200RPMまで上げた。インクの粘着性測定を20秒ごとに10分間行い、60秒粘着性の結果は、グラム−メートルの観点で図3中に見出すことができる。
図3に示されるように、60秒粘着性の依存性は、実施例1〜4について、約40℃未満の温度でほぼ線形である。しかし、本願発明者らは、驚くべきことに、40℃より高い温度で、実施例のインクの中で、粘着性と温度とが一次関係であると考えられ得るものからの予測できない逸脱があることを発見した。例えば、ある実施形態において、インク組成物は、ほぼ50℃および潜在的に50℃より高い温度で、予想できないほど高い粘着性を有する。ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、50℃で、60秒での粘着性測定値が15g−m〜30g−mである。別の実施形態において、アクリレートインク組成物は、50℃で、60秒での粘着性測定値が18〜28g−mである。一実施形態において、アクリレートインク組成物は、50℃で、60秒での粘着性測定値が25g−mである。
従って、ある実施形態において、本開示のアクリレートインク組成物は、アニロックス運搬ローラーにインク組成物をよりよく充填しつつ、同時に、アニロックスローラーから画像化プレートへのインク組成物の首尾良い転写を可能にする高い粘着性を示すことができるように高温で低い粘度を有し、印刷基材の上の画像化されたインクのもっと高く、もっと均一な光学密度が得られる。
ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、室温または室温付近で高い粘度と高い粘着性を有する。一実施形態において、高粘度/高粘着性の状態によって、前硬化工程を使用することなく、アクリレートインク組成物を転写することができる。ある実施形態において、周囲温度より高い温度(例えば、約40℃、約50℃および約60℃)で、インク組成物の粘度は、画像形成ブランケットにインク組成物を運び、濡らすことができ、同時に、高温で、効果的かつ一貫したインク転写および画像均一性のために適切なインク凝集性を維持するのに十分な粘着性も有することができるほど低い。一実施形態において、アクリレートインク組成物は、約40℃〜約70℃の高温で粘着性が20〜35g−mである。
従って、ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、25℃でのゼロ付近の剪断粘度が2×10〜5×10cp、60℃でのゼロ付近の剪断粘度が2×10〜4×10cpである。
一実施形態において、アクリレートインク組成物は、25℃でのゼロ付近の剪断粘度が4×10〜1×10cp、60℃でのゼロ付近の剪断粘度が4×10〜8×10cpである。
他の実施形態において、アクリレートインク組成物は、25℃での60秒粘着性が40〜65g−m;32℃での60秒粘着性が30〜50g−m;40℃での60秒粘着性が25〜35g−m;50℃での60秒粘着性が15〜30g−m;60℃での60秒粘着性が10〜20g−mである。
一実施形態において、アクリレートインク組成物は、25℃での60秒粘着性が45〜55g−m;32℃での60秒粘着性が35〜50g−m;40℃での60秒粘着性が25〜30g−m;50℃での60秒粘着性が20〜25g−m;60℃での60秒粘着性が10〜15g−mである。
一実施形態において、インク組成物が一連のインク組成物の一部である場合、それぞれのインク組成物は、インク組成物を基材に完全に転写することができる最小の粘着性の差を有していてもよい。例えば、一実施形態において、それぞれのインク組成物は、粘着性の差が2〜5g−mであってもよい。
ある実施形態において、高い粘着性を有するアクリレートインク組成物は、印刷システム(例えば、デジタルリソグラフィー印刷システム)で使用されるとき、インク転写および画質を高めるのに有益である。
ある実施形態において、特定の温度でアクリレートインク組成物のもっと高い粘着性およびもっと低いレオロジーによって、前硬化の選択肢なく、画像形成プレートから基材への画像の効果的な転写を可能にする。
ある実施形態において、アクリレートインク組成物は、第1の温度で画像化部材の再画像形成可能な表面に塗布され、アクリレートインク組成物は、第2の温度で基材に転写される。ある実施形態において、第1の温度と第2の温度の温度差は、少なくとも20℃である。他の実施形態において、第1の温度と第2の温度の温度差は、少なくとも30℃である。別の実施形態において、第1の温度と第2の温度の温度差は、少なくとも40℃である。別の実施形態において、第1の温度と第2の温度の温度差は、少なくとも50℃である。別の実施形態において、第1の温度と第2の温度の温度差は、少なくとも60℃である。別の実施形態において、第1の温度と第2の温度の温度差は、少なくとも70℃である。別の実施形態において、第1の温度と第2の温度の温度差は、少なくとも80℃である。ある実施形態において、第1の温度と第2の温度の温度差は、20℃〜80℃である。
一実施形態において、第1の温度および第2の温度は、25℃〜60℃の範囲であり、第2の温度は、第1の温度より低く、アクリレートインク組成物の60秒粘着性は、第1の温度から約7〜8℃上昇するごとに約1.3(±〜0.1)倍低くなる。別の実施形態において、第1の温度および第2の温度は、25℃〜60℃であり、第2の温度が第1の温度より低く、アクリレートインク組成物のゼロ付近の剪断粘度は、第1の温度から約10℃上昇するごとに約1.2(±〜0.1)倍低くなる。
ある実施形態において、本開示の実施形態のアクリレートインク組成物は、インク系デジタル印刷システムの湿し液および画像化部材または再画像形成可能な表面/プレート材料と適合する。例えば、アクリレートインク組成物の実施形態は、湿し液(例えば、D4)と不混和性であり、非画像領域で低いバックグラウンドを与えるだろう。

Claims (11)

  1. インク組成物であって、
    前記インク組成物の合計重量を基準として20重量%以下の顔料と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として10重量%以下の分散剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として50重量%〜75重量%のアクリレートであって、プロポキシル化(6)トリメチロールプロパントリアクリレート、四官能アクリレートポリエステルオリゴマー、及び二官能アクリレートポリエステルオリゴマーを含む、アクリレートと;
    前記インク組成物の合計重量を基準として5重量%〜10重量%の光開始剤とを含み、
    前記インク組成物の1.00rad/sの複素粘度は、
    35℃で5.58×10 cP〜2.10×10 cP、
    45℃で5.91×10 cP〜1.64×10 cPであり、
    前記インク組成物の60秒粘着性は、
    25℃で44g−m〜52g−m、
    40℃で28g−m〜34g−mである、インク組成物。
  2. 前記インク組成物の合計重量を基準として1.5重量%以下の安定化剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下のレオロジー調整剤とをさらに含む、請求項1に記載のインク組成物。
  3. 前記インク組成物の合計重量を基準として、
    15重量%〜20重量%の顔料と;
    重量%〜8重量%の分散剤と;
    60重量%〜70重量%のアクリレートと;
    重量%〜10重量%の光開始剤と;
    0.1重量%〜0.3重量%の安定化剤と;
    重量%以下のレオロジー調整剤とを含む、請求項2に記載のインク組成物。
  4. 前記アクリレートは、更に、アクリレートモノマー、アクリレートポリマー、アクリレートオリゴマー、二官能アクリレートモノマーおよびこれらの混合物のうち少なくとも1つを含む、請求項3に記載のインク組成物。
  5. インク組成物であって
    前記インク組成物の合計重量を基準として20重量%以下の顔料と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として10重量%以下の分散剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として50重量%〜75重量%のアクリレートであって、三官能アクリレートモノマー、四官能アクリレートポリエステルオリゴマー、及び二官能アクリレートポリエステルオリゴマーを含み、アクリレートモノマー、アクリレートポリマー、アクリレートオリゴマー、及び二官能アクリレートモノマーからなる群から選択される1つ以上のアクリレートを含む、アクリレートと;
    前記インク組成物の合計重量を基準として5重量%〜10重量%の光開始剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として1.5重量%以下の安定化剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下のレオロジー調整剤とからなり、
    前記インク組成物の1.00rad/sの複素粘度は、
    35℃で5.58×10 cP〜2.10×10 cP、
    45℃で5.91×10 cP〜1.64×10 cPであり、
    前記インク組成物の60秒粘着性は、
    25℃で44g−m〜52g−m、
    40℃で28g−m〜34g−mである、インク組成物。
  6. 前記インク組成物の合計重量を基準として、
    重量%〜20重量%の顔料と;
    重量%〜8重量%の分散剤と;
    60重量%〜70重量%のアクリレートと;
    重量%〜10重量%の光開始剤と;
    0.1重量%〜0.3重量%の安定化剤と;
    3%重量以下のレオロジー調整剤とからなる、請求項5に記載のインク組成物。
  7. 可変データデジタルリソグラフィー印刷デバイスを用いて印刷する方法であって、
    画像化部材の再画像形成可能な表面にインク組成物を塗布することと;
    前記インク組成物を前記再画像形成可能な表面から基材に転写することとを含み、
    前記インク組成物を前記再画像形成可能な表面から前記基材に転写する前に、前記インク組成物を前硬化する必要がなく、
    前記インク組成物は、
    前記インク組成物の合計重量を基準として20重量%以下の顔料と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として10重量%以下の分散剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として50重量%〜75重量%のアクリレートであって、三官能アクリレートモノマー、四官能アクリレートポリエステルオリゴマー、及び二官能アクリレートポリエステルオリゴマーを含み、アクリレートモノマー、アクリレートポリマー、アクリレートオリゴマー、及び二官能アクリレートモノマーからなる群から選択される1つ以上のアクリレートを含む、アクリレートと;
    前記インク組成物の合計重量を基準として5重量%〜10重量%の光開始剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として1.5重量%以下の安定化剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として12重量%以下のレオロジー調整剤とを含み、
    前記インク組成物の1.00rad/sの複素粘度は、
    35℃で5.58×10 cP〜2.10×10 cP、
    45℃で5.91×10 cP〜1.64×10 cPであり、
    前記インク組成物の60秒粘着性は、
    25℃で4452g−m、
    40℃で2834g−mである、方法。
  8. 前記インク組成物は、前記インク組成物の合計重量を基準として、
    15重量%〜20重量%の顔料と;
    重量%〜8重量%の分散剤と;
    60重量%〜70重量%のアクリレートと;
    重量%〜10重量%の光開始剤と;
    0.1重量%〜0.3重量%の安定化剤と;
    重量%以下のレオロジー調整剤とからなる、請求項7に記載の方法。
  9. 可変データデジタルリソグラフィー印刷デバイスを用いて印刷する方法であって、
    第1の温度で画像化部材の再画像形成可能な表面にインク組成物を塗布することと;
    第2の温度で前記インク組成物を前記再画像形成可能な表面から基材に転写することとを含み、
    前記インク組成物を前記再画像形成可能な表面から前記基材に転写する前に、前記インク組成物を前硬化する必要がなく、
    前記インク組成物は、
    前記インク組成物の合計重量を基準として20重量%以下の顔料と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として10重量%以下の分散剤と;
    前記インク組成物の合計重量を基準として50重量%〜75重量%のアクリレートであって、プロポキシル化(6)トリメチロールプロパントリアクリレート、四官能アクリレートポリエステルオリゴマー、及び二官能アクリレートポリエステルオリゴマーを含む、アクリレートと;
    前記インク組成物の合計重量を基準として5重量%〜10重量%の光開始剤とを含み、
    前記インク組成物の1.00rad/sの複素粘度は、
    35℃で5.58×10 cP〜2.10×10 cP、
    45℃で5.91×10 cP〜1.64×10 cPであり、
    前記インク組成物の60秒粘着性は、
    25℃で4452g−m、
    40℃で2834g−mである、方法。
  10. 前記インク組成物の合計重量を基準として、
    15重量%〜20重量%の顔料と;
    重量%〜8重量%の分散剤と;
    60重量%〜70重量%のアクリレートと;
    重量%〜10重量%の光開始剤と;
    0.1重量%〜0.3重量%の安定化剤と;
    重量%以下のレオロジー調整剤とを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記アクリレートは、更に、アクリレートモノマー、アクリレートポリマー、アクリレートオリゴマー、二官能アクリレートモノマーおよびこれらの混合物のうち少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
JP2016009266A 2015-01-30 2016-01-20 インク系デジタルリソグラフィー印刷のためのアクリレートインク組成物 Active JP6864987B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/610,437 US9815992B2 (en) 2015-01-30 2015-01-30 Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing
US14/610,437 2015-01-30

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016141810A JP2016141810A (ja) 2016-08-08
JP2016141810A5 JP2016141810A5 (ja) 2019-02-14
JP6864987B2 true JP6864987B2 (ja) 2021-04-28

Family

ID=56410478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016009266A Active JP6864987B2 (ja) 2015-01-30 2016-01-20 インク系デジタルリソグラフィー印刷のためのアクリレートインク組成物

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9815992B2 (ja)
JP (1) JP6864987B2 (ja)
DE (1) DE102016200537B4 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9611403B2 (en) 2012-05-17 2017-04-04 Xerox Corporation Fluorescent security enabled ink for digital offset printing applications
US20130310517A1 (en) 2012-05-17 2013-11-21 Xerox Corporation Methods for manufacturing curable inks for digital offset printing applications and the inks made therefrom
US9868873B2 (en) 2012-05-17 2018-01-16 Xerox Corporation Photochromic security enabled ink for digital offset printing applications
US9745484B2 (en) 2013-09-16 2017-08-29 Xerox Corporation White ink composition for ink-based digital printing
US9724909B2 (en) 2013-12-23 2017-08-08 Xerox Corporation Methods for ink-based digital printing with high ink transfer efficiency
US10113076B2 (en) 2014-09-30 2018-10-30 Xerox Corporation Inverse emulsion acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing
US9956760B2 (en) 2014-12-19 2018-05-01 Xerox Corporation Multilayer imaging blanket coating
US9890291B2 (en) 2015-01-30 2018-02-13 Xerox Corporation Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing
US10323154B2 (en) 2015-02-11 2019-06-18 Xerox Corporation White ink composition for ink-based digital printing
US9751326B2 (en) 2015-02-12 2017-09-05 Xerox Corporation Hyperbranched ink compositions for controlled dimensional change and low energy curing
US9956757B2 (en) 2015-03-11 2018-05-01 Xerox Corporation Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing
US9744757B1 (en) 2016-08-18 2017-08-29 Xerox Corporation Methods for rejuvenating an imaging member of an ink-based digital printing system
US20180074398A1 (en) * 2016-09-12 2018-03-15 Xerox Corporation Ink with improved transfer efficiency at low temperature for digital offset printing applications
US20180074399A1 (en) * 2016-09-12 2018-03-15 Xerox Corporation Digital advanced lithographic imaging inks with improved curable performance, image robustness and processes thereof
JP7287067B2 (ja) * 2019-04-01 2023-06-06 株式会社リコー 白色インク、インク収容容器、記録装置、記録方法、及び記録物
US11939478B2 (en) 2020-03-10 2024-03-26 Xerox Corporation Metallic inks composition for digital offset lithographic printing

Family Cites Families (119)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110124B2 (ja) 1973-10-26 1976-04-01
US4304601A (en) 1975-06-04 1981-12-08 Mallinckrodt, Inc. Planographic printing ink
US4403550A (en) 1979-08-23 1983-09-13 Ppg Industries, Inc. Process for planographic printing
US4445432A (en) 1980-07-28 1984-05-01 Corning Glass Works Article decorating
US4806391A (en) 1985-06-24 1989-02-21 Philip Shorin Silicone-based, curable, printable, hydrophobic coating compositions and processes for using the same
US4711818A (en) 1986-05-27 1987-12-08 Xerox Corporation Fusing member for electrostatographic reproducing apparatus
GB8620430D0 (en) 1986-08-22 1986-10-01 Plessey Co Plc Marking of articles
US4911999A (en) 1988-12-13 1990-03-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electrostatic master containing thiourea or thioamide electrostatic decay additive for high speed xeroprinting
JPH0369954A (ja) 1989-08-09 1991-03-26 Fuji Photo Film Co Ltd カラー画像形成用感光材料
US5085698A (en) 1990-04-11 1992-02-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Aqueous pigmented inks for ink jet printers
US5502476A (en) 1992-11-25 1996-03-26 Tektronix, Inc. Method and apparatus for controlling phase-change ink temperature during a transfer printing process
SE503559C2 (sv) 1994-09-08 1996-07-08 Inst Polymerutveckling Ab Strålningshärdbar hypergrenad polyester, förfarande för dess framställning samt dess användning
KR100460251B1 (ko) 1995-09-29 2005-06-01 미네소타 마이닝 앤드 매뉴팩춰링 캄파니 결정도조절오르가노졸을사용한액상잉크
US6114489A (en) 1997-03-27 2000-09-05 Herberts Gmbh Reactive hyperbranched polymers for powder coatings
US6239189B1 (en) 1997-04-01 2001-05-29 Henkel Corporation Radiation-polymerizable composition and printing inks containing same
US6329446B1 (en) 1997-06-05 2001-12-11 Xerox Corporation Ink composition
US5977202A (en) 1997-09-22 1999-11-02 Dsm N.V. Radiation-curable compositions having fast cure speed and good adhesion to glass
US6489375B2 (en) 1998-07-07 2002-12-03 Sun Chemical Corporation Low VOC cationic curable lithographic printing inks
US6140392A (en) 1998-11-30 2000-10-31 Flint Ink Corporation Printing inks
ATE287901T1 (de) 1999-12-09 2005-02-15 Ciba Sc Holding Ag Verwendung von einer zusatzzusammensetzung zur erhöhung der lagerstabilität von äthylenischen ungesättigten harzen
US7022752B2 (en) 2000-09-01 2006-04-04 Toda Kogyo Corporation Composite particles, process for producing the same, and pigment, paint and resin composition using the same
US20020107303A1 (en) 2000-10-12 2002-08-08 Seiko Epson Corporation Method of preparation of polymer emulsion and ink composition comprising the polymer emulsion
CZ2003952A3 (cs) 2000-10-31 2003-11-12 Basf Drucksysteme Gmbh Použití hyperrozvětvených polyurethanů
CN1395607A (zh) 2000-11-22 2003-02-05 特种制纸株式会社 红外荧光颗粒和使用所述颗粒的防伪用纸
US6720042B2 (en) 2001-04-18 2004-04-13 3M Innovative Properties Company Primed substrates comprising radiation cured ink jetted images
US6348561B1 (en) 2001-04-19 2002-02-19 Xerox Corporation Sulfonated polyester amine resins
US20030018100A1 (en) 2001-04-19 2003-01-23 Xerox Corporation. Inks with sulfonated polyester-amine resins
US6896944B2 (en) 2001-06-29 2005-05-24 3M Innovative Properties Company Imaged articles comprising a substrate having a primed surface
US6743552B2 (en) 2001-08-07 2004-06-01 Inphase Technologies, Inc. Process and composition for rapid mass production of holographic recording article
US20030149130A1 (en) 2001-12-21 2003-08-07 Ai Kondo Ink composition and a method for ink jet recording
WO2003077142A1 (en) 2002-03-04 2003-09-18 Medstory.Com Method, apparatus, and system for data modeling and processing
US20030187098A1 (en) 2002-03-21 2003-10-02 Eastman Kodak Company Inkjet ink composition and printing method
US6664015B1 (en) 2002-06-12 2003-12-16 Xerox Corporation Sulfonated polyester-siloxane resin
US6821583B2 (en) 2002-07-03 2004-11-23 Kodak Polychrome Graphics Llc Imageable element for single fluid ink
US20040063809A1 (en) 2002-09-30 2004-04-01 Zhenwen Fu Polymeric binders for inkjet inks
DE60322568D1 (de) 2002-11-15 2008-09-11 Markem Corp Strahlungshärtbare tinten
US7821675B2 (en) 2003-04-04 2010-10-26 Angstrom Technologies, Inc. Methods and ink compositions for invisibly printed security images having multiple authentication features
GB0323295D0 (en) 2003-10-04 2003-11-05 Dow Corning Deposition of thin films
ES2436092T3 (es) 2004-03-03 2013-12-27 Markem-Imaje Corporation Tinta inyectable
US7208258B2 (en) 2004-06-25 2007-04-24 Xerox Corporation Blended amino functional siloxane release agents for fuser members
DE102004034416A1 (de) 2004-07-15 2006-02-02 "Stiftung Caesar" (Center Of Advanced European Studies And Research) Flüssige, strahlunghärtende Zusammensetzungen
US7625959B2 (en) 2004-09-16 2009-12-01 Agfa Graphics, N.V. Curable jettable liquid for flexography
US7208259B2 (en) 2004-11-22 2007-04-24 Xerox Corporation Amino-functional fusing agent
JPWO2006061979A1 (ja) 2004-12-07 2008-06-05 コニカミノルタエムジー株式会社 画像形成方法、活性光線硬化型インクジェットインク及びインクジェット記録装置
CN101163736B (zh) 2005-04-21 2011-06-08 西巴特殊化学品控股有限公司 罐内稳定剂混合物
US7538070B2 (en) 2005-06-07 2009-05-26 Xerox Corporation Thermochromic recording medium
US7202006B2 (en) 2005-06-20 2007-04-10 Xerox Corporation Protective layer for reimageable medium
US20090110843A1 (en) 2005-08-17 2009-04-30 Izhar Halahmi Thermosetting ink formulation for ink-jet applications
WO2007071328A1 (en) 2005-12-20 2007-06-28 Dsm Ip Assets B.V. Radiation curable composition
US7708396B2 (en) 2006-03-09 2010-05-04 Xerox Corporation Photochromic phase change inks
US7556844B2 (en) 2006-03-09 2009-07-07 Xerox Corporation Radiation curable photochromic inks
US7635504B2 (en) 2006-05-05 2009-12-22 E. I. Du Pont De Nemours And Company Curable white inkjet ink
JP4610528B2 (ja) 2006-07-11 2011-01-12 富士フイルム株式会社 インクジェット記録装置
KR100782488B1 (ko) 2006-08-24 2007-12-05 삼성전자주식회사 매립 배선들을 갖는 반도체소자 및 그 제조방법
US7674326B2 (en) 2006-10-12 2010-03-09 Xerox Corporation Fluorescent phase change inks
WO2008048533A2 (en) 2006-10-13 2008-04-24 Hexion Specialty Chemicals, Inc. Ink compositions and methods of use thereof
WO2008045578A1 (en) 2006-10-13 2008-04-17 Sun Chemical Corporation Non-water soluble polymeric surfactants
DE102007013590A1 (de) 2007-03-21 2008-09-25 Technotrans Ag Verfahren und Vorrichtung zur Reinigung von Düsen an einem Sprühfeuchtwerk
US8124791B2 (en) 2007-03-29 2012-02-28 Canon Kabushiki Kaisha Active energy ray curable liquid composition and liquid cartridge
JP5243072B2 (ja) 2007-03-30 2013-07-24 富士フイルム株式会社 インク組成物、並びに、それを用いた画像記録方法及び画像記録物
US7718325B2 (en) 2007-06-13 2010-05-18 Xerox Corporation Photochromic material, inkless reimageable printing paper, and methods
US20100214373A1 (en) 2007-08-02 2010-08-26 Authentix, Inc. Authenticating a product
US7812064B2 (en) 2007-08-07 2010-10-12 Xerox Corporation Phase change ink compositions
JP5267854B2 (ja) 2007-08-08 2013-08-21 セイコーエプソン株式会社 光硬化型インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物
US20090104373A1 (en) 2007-10-23 2009-04-23 Xerox Corporation Methods for applying fluorescent ultraviolet curable varnishes
US7954430B2 (en) 2007-11-28 2011-06-07 Xerox Corporation Underside curing of radiation curable inks
US7964271B2 (en) 2008-06-24 2011-06-21 Xerox Corporation Photochromic medium with erase-on-demand capability
MX2011002096A (es) 2008-08-27 2011-10-12 Sun Chemical Corp Igualacion automatizada de colores de tinta de solidos y tonos.
US8222313B2 (en) 2008-10-06 2012-07-17 Xerox Corporation Radiation curable ink containing fluorescent nanoparticles
EP2230283B1 (en) 2009-03-18 2014-07-02 Konica Minolta IJ Technologies, Inc. Actinic energy radiation curable ink-jet ink and ink-jet recording method
US8334026B2 (en) 2009-05-29 2012-12-18 Xerox Corporation Tunable fluorescent UV curable gel inks containing fluorescent monomers for food packaging applications
GB0911015D0 (en) 2009-06-25 2009-08-12 Sericol Ltd Printing method
US8889232B2 (en) 2009-08-20 2014-11-18 Electronics For Imaging, Inc. Radiation curable ink compositions
JP5531597B2 (ja) 2009-12-11 2014-06-25 コニカミノルタ株式会社 インクジェット画像形成方法
US8158693B2 (en) 2010-02-11 2012-04-17 Xerox Corporation Process for preparing stable pigmented curable solid inks
US20110188023A1 (en) 2010-02-01 2011-08-04 Presstek, Inc. Lithographic imaging and printing without defects of electrostatic origin
JP5620700B2 (ja) 2010-03-30 2014-11-05 富士フイルム株式会社 インクジェット記録用インク組成物、インクジェット記録方法、及び、印刷物
US20110243629A1 (en) 2010-03-31 2011-10-06 Xerox Corporation Process For Preparing Braille Images Using Inline Digital Coating
US8603612B2 (en) 2010-04-22 2013-12-10 Xerox Corporation Curable compositions for three-dimensional printing
US9230419B2 (en) 2010-07-27 2016-01-05 Rite-Hite Holding Corporation Methods and apparatus to detect and warn proximate entities of interest
JP5625607B2 (ja) 2010-08-12 2014-11-19 セイコーエプソン株式会社 インク組成物および印刷物
US20120103221A1 (en) 2010-10-29 2012-05-03 Palo Alto Research Center Incorporated Cleaning Method for a Variable Data Lithography System
US20120103218A1 (en) * 2010-10-29 2012-05-03 Palo Alto Research Center Incorporated Method of Ink Rheology Control in a Variable Data Lithography System
US20120103213A1 (en) 2010-10-29 2012-05-03 Palo Alto Research Center Incorporated Ink Rheology Control Subsystem for a Variable Data Lithography System
US20120103212A1 (en) 2010-10-29 2012-05-03 Palo Alto Research Center Incorporated Variable Data Lithography System
JP2014514367A (ja) 2010-11-15 2014-06-19 サン ケミカル コーポレイション 印刷用インクの凝固特性および耐摩擦性を改善するための組成物および方法
US9416289B2 (en) 2011-01-26 2016-08-16 Konica Minolta, Inc. Active-energy-ray-curable inkjet ink composition, active-energy-ray-curable inkjet ink, and inkjet recording method
US9592699B2 (en) 2011-04-27 2017-03-14 Xerox Corporation Dampening fluid for digital lithographic printing
US9505922B2 (en) 2011-05-17 2016-11-29 Columbia Insurance Company Self-coalescing latex
US9109124B2 (en) 2011-06-01 2015-08-18 Xerox Corporation Solid ink compositions comprising semicrystalline oligomer resins
JP5554302B2 (ja) 2011-08-29 2014-07-23 富士フイルム株式会社 黒色系インク組成物、インクセット及び画像形成方法
TWI537678B (zh) 2011-09-30 2016-06-11 Taiyo Ink Mfg Co Ltd A photosensitive resin composition, a hardened film thereof, and a printed wiring board
US9422438B2 (en) 2011-12-08 2016-08-23 Konica Minolta, Inc. Photocurable inkjet and image forming method using same
EP2812757A1 (en) 2012-02-08 2014-12-17 Dow Corning Korea Ltd. Curable and patternable inks and method of printing
US20130310517A1 (en) 2012-05-17 2013-11-21 Xerox Corporation Methods for manufacturing curable inks for digital offset printing applications and the inks made therefrom
US8771787B2 (en) 2012-05-17 2014-07-08 Xerox Corporation Ink for digital offset printing applications
US9868873B2 (en) 2012-05-17 2018-01-16 Xerox Corporation Photochromic security enabled ink for digital offset printing applications
US9611403B2 (en) * 2012-05-17 2017-04-04 Xerox Corporation Fluorescent security enabled ink for digital offset printing applications
IN2014DN10501A (ja) 2012-06-15 2015-08-21 Sun Chemical Corp
US9499701B2 (en) 2013-05-17 2016-11-22 Xerox Corporation Water-dilutable inks and water-diluted radiation curable inks useful for ink-based digital printing
US9745484B2 (en) 2013-09-16 2017-08-29 Xerox Corporation White ink composition for ink-based digital printing
JP5968291B2 (ja) 2013-09-30 2016-08-10 太陽インキ製造株式会社 プリント配線板用白色硬化型組成物、これを用いた硬化塗膜及びプリント配線板
US9011594B1 (en) 2013-09-30 2015-04-21 Xerox Corporation Methods for forming functionalized carbon black with amino-terminated polyfluorodimethylsiloxane for printing
US8934823B1 (en) 2013-10-29 2015-01-13 Eastman Kodak Company Donor roller for use in a fuser assembly
US9676921B2 (en) 2013-10-30 2017-06-13 Xerox Corporation Curable latex inks comprising an unsaturated polyester for indirect printing
US9724909B2 (en) 2013-12-23 2017-08-08 Xerox Corporation Methods for ink-based digital printing with high ink transfer efficiency
US9644105B2 (en) 2013-12-23 2017-05-09 Xerox Corporation Aqueous dispersible polymer inks
US9359512B2 (en) 2013-12-23 2016-06-07 Xerox Corporation Aqueous dispersible siloxane-containing polymer inks useful for printing
US9422436B2 (en) 2014-01-13 2016-08-23 Xerox Corporation Methods for producing inks
US9193209B2 (en) 2014-02-14 2015-11-24 Xerox Corporation Infrared reflective pigments in a transfix blanket in a printer
US9387661B2 (en) 2014-07-24 2016-07-12 Xerox Corporation Dampening fluid vapor deposition systems for ink-based digital printing
US10113076B2 (en) 2014-09-30 2018-10-30 Xerox Corporation Inverse emulsion acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing
US9416285B2 (en) 2014-12-17 2016-08-16 Xerox Corporation Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing
US9283795B1 (en) 2014-12-17 2016-03-15 Xerox Corporation Imaging member for offset printing applications
US9956760B2 (en) 2014-12-19 2018-05-01 Xerox Corporation Multilayer imaging blanket coating
US10323154B2 (en) 2015-02-11 2019-06-18 Xerox Corporation White ink composition for ink-based digital printing
US9751326B2 (en) 2015-02-12 2017-09-05 Xerox Corporation Hyperbranched ink compositions for controlled dimensional change and low energy curing
US9434848B1 (en) 2015-03-02 2016-09-06 Xerox Corporation Process black ink compositions and uses thereof
US9956757B2 (en) 2015-03-11 2018-05-01 Xerox Corporation Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016141810A (ja) 2016-08-08
US20160222231A1 (en) 2016-08-04
US9815992B2 (en) 2017-11-14
DE102016200537A1 (de) 2016-08-04
DE102016200537B4 (de) 2022-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6864987B2 (ja) インク系デジタルリソグラフィー印刷のためのアクリレートインク組成物
CA2913335C (en) Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing
JP6564332B2 (ja) 制御された寸法変化および低エネルギー硬化用の高分岐インク組成物
CN105462351B (zh) 用于油墨基数字平版印刷的反相乳液丙烯酸酯油墨组合物
US20180215135A1 (en) Acrylate Ink Compositions For Ink-Based Digital Lithographic Printing
JP6271376B2 (ja) インクを用いるデジタル印刷のための白色インク組成物
US9434848B1 (en) Process black ink compositions and uses thereof
US9890291B2 (en) Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing
CA3047456C (en) Led curable offset printing ink composition
JP2018044149A (ja) 硬化性能、画像の堅牢性が改良されたデジタルアドバンスドリソグラフィー画像化インク、およびそのプロセス
JP7073293B2 (ja) デジタルオフセット平版印刷インク組成物
CA2977054A1 (en) Ink with improved transfer efficiency at low temperature for digital offset printing applications

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160201

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190104

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190104

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190528

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190709

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20191101

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200407

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200526

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200908

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210112

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20210201

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210304

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6864987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150