JP6863432B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来から、購入によって獲得できる有償アイテムと、ゲーム実行によって獲得できる無償アイテムとが区別なく利用可能なゲームが知られている。
これに関し、特許文献1には、プレイヤが有償アイテムと無償アイテムとを所有している場合、有償アイテムを優先的に消費させる技術が開示されている。
特許第6143141号公報
ここで、特許文献1に記載の技術では、有償アイテムを消費したプレイヤを優遇することはできない。そこで、所定数(例えば25個)の有償アイテムのみを消費する抽選ゲームを提供して、当該抽選ゲームをプレイしたプレイヤを優遇することが考えられる。しかしながら、このような抽選ゲームを提供しても、所定数以上の有償アイテムを購入できないプレイヤ(例えば未成年プレイヤ)は、当該抽選ゲームの実行ができず、優遇することができない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、有償アイテムを消費したプレイヤを優遇するとともに、各プレイヤに優遇を享受させることができる情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係る情報処理装置は、購入によって獲得できる有償アイテムと、ゲーム実行によって獲得できる無償アイテムとを消費する抽選ゲームを実行する情報処理装置であって、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムの数を記憶する記憶手段と、前記プレイヤによる指示に応じて、前記抽選ゲームで消費する有償アイテムと無償アイテムの数を設定する設定手段と、前記設定された数の有償アイテムと無償アイテムを消費して、前記プレイヤに抽選されたコンテンツを付与する抽選ゲームを実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記消費した有償アイテムの数に応じて、前記抽選ゲームを優遇する。
また、本発明の第二態様では、前記制御手段は、前記消費した有償アイテムの数が多いほど、前記抽選ゲームにおいて、予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させる。
また、本発明の第三態様では、前記制御手段は、前記消費した有償アイテムの数が多いほど、前記抽選ゲームにおいて、前記プレイヤが所有していないコンテンツであって予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させる。
また、本発明の第四態様では、前記抽選ゲームを第一抽選ゲームとしたとき、前記制御手段は、前記抽選ゲームの実行に基づいて前記プレイヤにポイントを取得させ、当該ポイントが所定数に到達した場合に前記第一抽選ゲームに比べて高いレアリティが設定されたコンテンツの中から抽選を行う第二抽選ゲームを実行し、更に、前記制御手段は、前記消費した有償アイテムの数が多いほど、前記プレイヤに取得させる前記ポイントを多くする。
また、本発明の第五態様では、前記制御手段は、前記抽選ゲームの実行によって予め定められたレアリティよりも低いレアリティが設定されたコンテンツを前記プレイヤに付与した場合、当該プレイヤに前記ポイントを取得させる。
また、本発明の第六態様では、前記制御手段は、前記消費した有償アイテムの数が多いほど、前記付与されるコンテンツのパラメータを高くする。
また、本発明の第七態様に係るプログラムは、購入によって獲得できる有償アイテムと、ゲーム実行によって獲得できる無償アイテムとを消費する抽選ゲームを実行するプログラムであって、コンピュータを、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムの数を記憶する記憶手段、前記プレイヤによる指示に応じて、前記抽選ゲームで消費する有償アイテムと無償アイテムの数を設定する設定手段、前記設定された数の有償アイテムと無償アイテムを消費して、前記プレイヤに抽選されたコンテンツを付与する抽選ゲームを実行する制御手段、として機能させ、前記制御手段は、前記消費した有償アイテムの数に応じて、前記抽選ゲームを優遇する。
本発明によれば、有償アイテムを消費したプレイヤを優遇するとともに、各プレイヤに優遇を享受させることができる。
第一実施形態に係る情報処理装置(コンピュータ)を含むゲームシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 サーバ装置のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。 端末装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 サーバ装置の機能的構成(機能手段)の一例を概略的に示すブロック図である。 図4に示す各機能手段における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 端末装置のタッチパネルに表示される提示画面の一例を示す説明図である。 第二実施形態に係るゲームシステムにおいて抽選ゲームを実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 端末装置のタッチパネルに表示される提示画面の一例を示す説明図である。 第三実施形態に係るゲームシステムにおいて抽選ゲームを実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 端末装置のタッチパネルに表示される提示画面の一例を示す説明図である。 第三実施形態に係るゲームシステムにおいてクエストを特別コンティニューする処理の流れの一例を示すフローチャートである。 端末装置のタッチパネルに表示される提示画面の一例を示す説明図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の複数の実施形態(以下、「本実施形態」という。)について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
−−−第一実施形態−−−
まず、第一実施形態に係るゲームシステムについて説明する。第一実施形態に係るゲームシステムは、消費する有償アイテムと無償アイテムの数をプレイヤが設定可能な抽選ゲームに係るものである。
<全体構成>
図1は、第一実施形態に係る情報処理装置(コンピュータ)を含むゲームシステム1の全体構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、ゲームシステム1は、一又は複数のプレイヤにゲームを提供するシステムである。ゲームシステム1は、第一実施形態に係る情報処理装置としてのサーバ装置10と、一又は複数の端末装置12と、を備える。これらサーバ装置10と端末装置12は、イントラネットやインターネット等の通信ネットワークNTを介して互いに通信可能に接続されている。
サーバ装置10は、ゲームプログラム14を実行して得られるゲーム、又はゲームプログラム14そのものを、通信ネットワークNTを介して各端末装置12に提供する情報処理装置である。第一実施形態では、サーバ装置10は、ゲームプログラム14を実行し、その実行結果(画像データや音声データ等)を各端末装置12に送信し、出力させることで各端末装置12にゲームを提供する。なお、ゲームプログラム14は、端末装置12とサーバ装置10により協働して実行されてもよい。
各端末装置12は、プレイヤが所持する情報処理装置であって、サーバ装置10から受信したゲームプログラム14の実行結果を出力することで、プレイヤにゲームを提供する情報処理装置である。これらの端末装置12としては、ビデオゲーム機や携帯ゲーム機、アーケードゲーム機、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の様々なものが挙げられる。各端末装置12は、通信ネットワークNTを介して、サーバ装置10に接続可能とされている。なお、各端末装置12は、サーバ装置10からゲームプログラム14をダウンロードして、自らゲームプログラム14を実行することで、プレイヤにゲームを提供してもよい。
<ハードウェア構成>
図2は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
図2に示すように、サーバ装置10は、制御装置20と、通信装置26と、記憶装置28と、を備える。制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)22及びメモリ24を主に備えて構成される。
制御装置20では、CPU22がメモリ24或いは記憶装置28等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能手段として機能する。この機能手段の詳細については後述する。
通信装置26は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置26は、例えば、端末装置12との間で各種の情報を送受信する。
記憶装置28は、ハードディスク等で構成される。記憶装置28は、ゲームプログラム14を含む、制御装置20における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
なお、サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。また、図2は、サーバ装置10が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置10は、サーバが一般的に備える他の構成を備えることができる。
図3は、端末装置12のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、端末装置12は、主制御部30と、タッチパネル32と、カメラ34と、移動体通信部36と、無線LAN通信部38と、記憶部40と、スピーカ42と、を備える。
主制御部30には、タッチパネル32と、カメラ34と、移動体通信部36と、無線LAN通信部38と、記憶部40と、スピーカ42と、に接続されている。そして、主制御部30は、これら接続先を制御する機能を有する。
タッチパネル32は、ゲーム画像等を表示する表示機能及びプレイヤの操作を入力する入力機能の両方の機能を有する。第一実施形態では、タッチパネル32は、表示機能を担うディスプレイ32Aと、入力機能を担うタッチセンサ32Bとで構成される。
カメラ34は、静止画又は/及び動画を撮影し、記憶部40に保存する機能を有する。
移動体通信部36は、アンテナ36Aを介して、移動体通信網と接続し、当該移動体通信網に接続されている他の通信装置と通信する機能を有する。
無線LAN通信部38は、アンテナ38Aを介して、通信ネットワークNTと接続し、当該通信ネットワークNTに接続されている他の装置と通信する機能を有する。
記憶部40には、ゲームプログラム14や当該ゲームプログラム14のゲームとは異なる他のゲームのゲームプログラム等の各種プログラムや各種データが記憶されている。
スピーカ42は、ゲーム音等を出力する機能を有する。
<ゲーム概要>
第一実施形態に係るゲームは、コンテンツの一例としてのキャラクタを付与するための抽選ゲーム(ガチャ)や、クエスト(対戦ゲーム)等を行うゲームである。ゲームとしては、購入によって獲得できる有償アイテム(課金アイテム)とゲーム実行によって獲得できる無償アイテム(非課金アイテム)とを含むゲームアイテムを消費可能なゲームであれば特に限定されない。有償アイテムとは、ゲームに使用可能で、課金の支払いにより購入されたゲームアイテムである。この有償アイテムとしては、例えば有償石、有償ガチャチケット、有償スタミナ回復アイテム、有償コンティニューアイテム等が挙げられる。また、無償アイテムとは、ゲームに使用可能で、ゲーム実行により獲得可能なゲームアイテムである。例えば、無償アイテムは、ログイン(ゲーム起動)、クエストのクリア、ミッション達成などの報酬として獲得できる。この無償アイテムとしては、例えば無償石、無償ガチャチケット、無償スタミナ回復アイテム、無償コンティニューアイテム等が挙げられる。この有償アイテム及び無償アイテムは、ガチャの実行やスタミナ回復、クエストのコンティニュー等の様々な用途で消費可能なものである。
第一実施形態に係る抽選ゲームは、プレイヤからの抽選ゲームを実行する指示(要求)に基づき、抽選対象であるキャラクタ群からランダムに選択された一又は複数のキャラクタをプレイヤに付与するゲームである。この抽選は、プレイヤによる対価の消費に基づいて実行される。対価としては、例えば、有償アイテムである有償石や有償ガチャチケット、無償アイテムである無償石や無償ガチャチケット、ゲームコイン等が挙げられる。また、本実施形態に係る抽選ゲームは、有償アイテムのみを消費する抽選ゲームや、無償アイテムのみを消費する抽選ゲーム、有償アイテムと無償アイテムの少なくとも一方を消費可能な抽選ゲーム、1以上である第1所定数の有償アイテムと1以上である第2所定数の無償アイテムとを一括で消費する抽選ゲームがある。
第一実施形態に係るクエストは、プレイヤからのクエストを実行する指示(要求)に基づき、プレイヤが所有する一又は複数のキャラクタにより構成されるデッキと、敵キャラクタを対戦させるゲームである。このクエストは、例えばプレイヤの現在スタミナ値からクエストに対応付けられたスタミナ値を消費することに基づいて実行される。例えば、プレイヤは、クエストで利用するデッキを構成するキャラクタ(デッキ内キャラクタ)に攻撃等を指示して対戦ゲームを行う。このクエストをクリアした場合、プレイヤは、例えば無償石、ゲームコイン、クエストに登場した敵キャラクタ、プレイヤランクを上昇させるための経験値などのクリア報酬を獲得する。一方、クエストをクリアできなかった場合、プレイヤは、例えば有償石や無償石、コンティニューアイテム等を消費してクエストをコンティニューするか、クエストをリタイア(クエストのクリアを辞退)するかを選択する。コンティニューとは、クエストをクリアできなかったプレイヤに対して、当該クエストを継続してプレイするための継続権を与えることである。
<機能手段>
図4は、サーバ装置10の機能的構成(機能手段)の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、サーバ装置10は、記憶手段50と、制御手段52と、設定手段54と、表示手段56を備える。記憶手段50は、一又は複数の記憶装置28で実現される。記憶手段50以外の機能手段は、記憶装置28等に格納されたプログラムを制御装置20が実行することにより実現される。なお、制御手段52と、設定手段54の全部又は一部は、端末装置12が備えていてもよい。この場合の機能手段は、端末装置12の記憶部40に格納されたプログラムを主制御部30が実行することにより実現される。なお、記憶手段50は、或るデータを参照する要求があった場合に、記憶しているデータに係数や各種変数を演算して出力してもよいことは言うまでもない。
記憶手段50は、プレイヤ情報50Aや、キャラクタ情報50B、クエスト情報50C、抽選ゲーム情報50D等を記憶する機能手段である。プレイヤ情報50Aは、プレイヤ毎に、当該プレイヤのプレイヤIDと紐づけて記憶されている。このプレイヤ情報50Aは、例えば、プレイヤの名前や年齢、所有キャラクタ情報、現在スタミナ値、所有アイテム情報、所有ポイント情報を含む。プレイヤの年齢は、例えば1ヶ月間において、当該プレイヤが有償アイテムを購入できる金額を制限するために用いられる。所有キャラクタ情報は、プレイヤが所有しているキャラクタの情報として、各キャラクタの能力パラメータ(例えばレベルに紐付けられたヒットポイントや攻撃力、防御力等)を含む。現在スタミナ値は、プレイヤがクエストを実行する際に消費される値であり、有償石や無償石、有償スタミナ回復アイテム、無償スタミナ回復アイテム等の消費、又は時間経過によって回復する。所有アイテム情報は、プレイヤが所有しているゲームアイテムの数と、ゲームアイテムそれぞれの獲得日時を含む。このゲームアイテムとしては、有償石、有償ガチャチケット、有償スタミナ回復アイテム、有償コンティニューアイテム、無償石、無償ガチャチケット、無償スタミナ回復アイテム、無償コンティニューアイテム等が挙げられる。所有ポイント情報は、プレイヤが所有しているポイントを含む。このポイントとしては、プレイヤが抽選ゲーム(第一抽選ゲーム)を実行した結果、予め定められたレアリティよりも低いレアリティが設定されたキャラクタ(例えばレアリティが4以下のキャラクタ)を付与された場合に取得可能なポイントが挙げられる。なお、このポイントが所定数(例えば50ポイント)まで蓄積されると、プレイヤは、予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたキャラクタの中から抽選を行う特別抽選ゲーム(第二抽選ゲーム)を実行することができる。
なお、このプレイヤ情報50Aは、サーバ装置10とは異なる他のサーバ装置に記憶されていてもよい。
キャラクタ情報50Bは、キャラクタ毎に、当該キャラクタのキャラクタIDに紐づけて記憶されている。このキャラクタ情報50Bは、例えば、キャラクタの名前や画像、設定されているレアリティ、能力パラメータの初期値(例えばレベル1におけるヒットポイントや攻撃力、防御力等)と最大値(例えばレベル100におけるヒットポイントや攻撃力、防御力等)を含む。
クエスト情報50Cは、クエスト毎に、当該クエストのクエストIDに紐づけて記憶されている。このクエスト情報50Cは、例えば、クエストの名前や敵キャラクタ情報、スタミナ消費値を含む。敵キャラクタ情報は、敵キャラクタのキャラクタIDに紐づけて、例えば、能力パラメータ、ドロップ率、付与レベル、経験値を含む。ドロップ率は、クリア報酬として敵キャラクタをプレイヤに付与する確率である。付与レベルは、クリア報酬として敵キャラクタをプレイヤに付与する際のレベルである。経験値は、クリア報酬としてプレイヤに与えられる値である。スタミナ消費値は、プレイヤがクエストを実行する際、プレイヤの現在スタミナ値から消費される値である。
抽選ゲーム情報50Dは、抽選ゲーム毎に、当該抽選ゲームの抽選ゲームIDに紐づけて記憶されている。この抽選ゲーム50Dは、例えば、抽選ゲームの名前や抽選対象情報、付与キャラクタ数、対価が記述されている。抽選対象情報は、抽選対象キャラクタそれぞれのキャラクタIDに紐づけて、抽選確率、付与レベルが記述されている。抽選確率は、キャラクタが抽選される確率であって、抽選対象キャラクタそれぞれの確率を合計すると100%になる。付与レベルは、抽選対象キャラクタをプレイヤに付与する際のレベルである。付与キャラクタ数は、抽選ゲームを1回実行した場合にプレイヤに付与するキャラクタ数である。対価は、抽選ゲームの実行に必要なゲームアイテム数が含まれる。この必要なゲームアイテム数としては、例えば有償石の数や、無償石の数、有償石と無償石の少なくとも一方の数(合計数)、1以上である第1所定数(例えば10個)の有償石と1以上である第2所定数(例えば15個)の無償石、が挙げられる。
制御手段52は、ゲーム全体を制御する機能手段であって、主にクエストや抽選ゲームを進行させる機能手段である。第一実施形態では、制御手段52は、所定数のゲームアイテムを消費して抽選ゲームを実行する際、消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテム(例えば有償石)の数に応じて、抽選ゲームを優遇する。具体的には、制御手段52は、消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、抽選ゲームを段階的に優遇する。
以下、制御手段52が抽選ゲームを優遇する具体例を説明する。
(1)高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を上昇させる
例えば、制御手段52は、抽選ゲームで消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、当該抽選ゲームの抽選対象キャラクタのうち、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を上昇させ、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも低いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を下降させる。
(2)プレイヤが所有していないキャラクタの抽選確率を上昇させる
また、例えば、制御手段52は、抽選ゲームで消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、当該抽選ゲームの抽選対象キャラクタのうち、プレイヤが所有していないキャラクタの抽選確率を上昇させ、プレイヤが所有しているキャラクタの抽選確率を下降させる。具体的には、制御手段52は、プレイヤ情報50Aの所有キャラクタ情報を取得して、抽選対象キャラクタのうちプレイヤが所有していないキャラクタの抽選確率を上昇させ、所有しているキャラクタの抽選確率を下降させる。なお、制御手段52は、抽選対象キャラクタのうち、プレイヤが所有していないキャラクタであって予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を上昇させることとしてもよい。また、制御手段52は、抽選ゲームで消費したゲームアイテムが全て有償アイテム(例えば有償石)であった場合、当該抽選ゲームの抽選対象キャラクタを、プレイヤが所有していないキャラクタとしてもよい。
(3)取得ポイントを多くする
また、例えば、制御手段52は、抽選ゲームで消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、当該抽選ゲームの実行によって予め定められたレアリティ(例えば4)よりも低いレアリティが設定されたキャラクタをプレイヤに付与した場合、当該プレイヤに取得させるポイントを多くする。取得させるポイントを多くする例としては、消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムが5つ増える毎に、プレイヤに取得させるポイントを1ずつ上昇させることが挙げられる。なお、制御手段52は、プレイヤが所有するポイントが所定数(例えば50ポイント)に到達した際、当該到達した抽選ゲーム(第一抽選ゲーム)の抽選対象キャラクタのうち、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタ(例えばレアリティが5以上のキャラクタ)のみを抽選対象キャラクタとした特別抽選ゲーム(第二抽選ゲーム)を自動的に実行する。そして、制御手段52は、当該特別抽選ゲームの実行に伴い、プレイヤが所有するポイントから所定数(例えば50ポイント)を減算する。
(4)付与するキャラクタのパラメータを高くする
また、例えば、制御手段52は、抽選ゲームで消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、当該抽選ゲームで付与するキャラクタ(付与キャラクタ)のパラメータを高くする。このパラメータとしては、能力パラメータやレアリティが挙げられる。能力パラメータを高くする例としては、消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムが1つ増える毎に、付与キャラクタのレベルを4ずつ上昇させることが挙げられる。すなわち、制御手段52は、消費したゲームアイテムが全て有償アイテムであった場合、付与キャラクタを最大レベル(100)に上昇させてプレイヤに付与する。レアリティを高くする例としては、付与キャラクタを1つレアリティの高い進化後キャラクタに進化させることが挙げられる。例えば、制御手段52は、消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムが1つ増えるたび、付与キャラクタのレアリティを1つ高くする(進化させる)確率を4%上昇させる。具体的には、制御手段52は、消費したゲームアイテムが全て有償アイテムであった場合、付与キャラクタを100%の確率で進化後キャラクタに進化させる。これにより、プレイヤに対して、キャラクタを強化する(進化させる)手間や、強化に必要なリソース(素材キャラクタ等)を軽減させることができる。
設定手段54は、抽選ゲームで消費するゲームアイテムのうち、有償アイテムと無償アイテムの数を設定する機能手段である。第一実施形態では、設定手段54は、プレイヤによる指示(要求)に応じて、当該プレイヤが所有するゲームアイテムのうち消費する有償アイテム(例えば有償石)と無償アイテム(例えば無償石)の数を設定する。
表示手段56は、抽選ゲームを実行するための抽選ゲーム実行画面等を端末装置12のタッチパネル32に表示させる機能手段である。
<処理の流れ>
図5は、図4に示す各機能手段における処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、以下のステップの処理は、例えば、抽選ゲームメニューにおいて、有償アイテムと無償アイテムの消費数を設定可能な抽選ゲームがプレイヤによって選択されたタイミングで開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
(ステップSP10)
表示手段56は、プレイヤに提示する抽選ゲーム実行画面のデータを生成する。第一実施形態では、表示手段56は、抽選ゲームで消費する所定数のゲームアイテムのうち有償アイテムと無償アイテムの消費数を設定するための画面データを生成する。続いて、表示手段56は、生成した画面データを端末装置12に送信する。続いて、端末装置12は、サーバ装置10から画面データを受信する。これに応答して、端末装置12のタッチパネル32は、受信した画面データに基づいて提示画面を表示する。
図6は、端末装置12のタッチパネル32に表示される提示画面100の一例を示す説明図である。
図6に示すように、提示画面100には、スライドボタン102と、消費ゲームアイテム情報領域104と、所有ゲームアイテム情報領域106と、提供割合ボタン108と、実行ボタン110と、が設けられている。スライドボタン102は、プレイヤからの移動操作により、当該プレイヤによる指示を受け付けるためのボタンである。スライドボタン102は、抽選ゲームで消費する所定数(例えば25個)のゲームアイテムのうち、プレイヤが消費する有償アイテムと無償アイテムの数を指定するために用いられる。スライドボタン102は、プレイヤからの移動操作によって右に移動することで有償アイテムの消費数を増加させるとともに、無償アイテムの消費数を減少させる。例えば、プレイヤのスライド操作によって、スライドボタン102が右に2つ移動すると、消費される有償アイテムは10個増加し、消費される無償アイテムは10個減少する。同様に、スライドボタン102は、プレイヤからの移動操作によって左に移動することで有償アイテムの消費数を減少させるとともに、無償アイテムの消費数を増加させる。例えば、プレイヤの操作によって、スライドボタン102が左に1つ移動すると、消費される有償アイテムは5個減少し、消費される無償アイテムは5個増加する。消費ゲームアイテム情報領域104には、プレイヤが消費する有償アイテムと無償アイテムの数が記述されている。所有ゲームアイテム情報領域106には、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムの数が記述されている。提供割合ボタン108と、実行ボタン110は、プレイヤからの押下により、当該プレイヤによる指示を受け付けるためのボタンである。提供割合ボタン108は、抽選ゲームの抽選対象キャラクタそれぞれの名前や画像、レアリティ、抽選確率を示すための提供割合提示画面に遷移するためのボタンである。この提供割合提示画面では、例えば、消費する有償アイテムの数に応じた抽選対象キャラクタそれぞれの抽選確率が示される。実行ボタン110は、プレイヤがスライドボタン102で指定(設定)した数の有償アイテムと無償アイテムを消費するゲームアイテムとして、抽選ゲームを実行するためのボタンである。
図5に戻って、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
(ステップSP12)
制御手段52は、上記提示画面(抽選ゲーム実行画面)が表示された端末装置12のタッチパネル32に対して、プレイヤから上記実行ボタンを押下する操作(指示)がされたことを受け付ける。また、端末装置12は、上記スライドボタンによって指定された有償アイテムと無償アイテムの数をサーバ装置10に送信する。そして、処理は、ステップSP14の処理に移行する。
(ステップSP14)
設定手段54は、上記スライドボタンによって指定された数の有償アイテムと無償アイテムを抽選ゲームで消費するゲームアイテムとして設定する。続いて、制御手段52は、当該設定された数の有償アイテムと無償アイテムをプレイヤの所有アイテム情報から消費(減算)する。そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
(ステップSP16)
制御手段52は、上記ステップSP14において消費した有償アイテムの数に応じて、抽選ゲームを優遇するための処理を実行する。すなわち、制御手段52は、消費した所定数のゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数に応じて、抽選ゲームを優遇するための処理を実行する。例えば、制御手段52は、当該抽選ゲームを優遇するための処理として、抽選ゲームの抽選対象キャラクタのうち、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を変更させる。具体的には、制御手段52は、消費した25個のゲームアイテムに含まれる有償アイテムが5個で、無償アイテムが20個である場合、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタそれぞれの抽選確率を0.5%ずつ上昇させる。また、制御手段52は、消費した25個のゲームアイテムに含まれる有償アイテムが15個で、無償アイテムが10個である場合、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタそれぞれの抽選確率を1.5%ずつ上昇させる。すなわち、制御手段52は、消費したゲームアイテムに含まれる有償アイテムが1つ増えるたび、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタそれぞれの抽選確率を0.1%ずつ上昇させる。また、制御手段52は、一部の抽選対象キャラクタの抽選確率を上昇させたことに伴い、他の抽選対象キャラクタの抽選確率を下降させる。なお、制御手段52は、消費した25個のゲームアイテムに含まれる有償アイテムが0個で、無償アイテムが25個である場合、各キャラクタの抽選確率を変更させなくてよい。そして、処理は、ステップSP18の処理に移行する。
(ステップSP18)
制御手段52は、抽選ゲーム情報50Dの抽選対象情報と付与キャラクタ数を参照して、抽選ゲームを実行する。例えば、制御手段52は、上記ステップSP16で抽選確率が変更された場合、当該変更された抽選確率に基づいて抽選対象キャラクタから1体のキャラクタを抽選する。なお、制御手段52は、この抽選を抽選ゲーム情報50Dにおける付与キャラクタ数と同じ回数だけ繰り返す。そして、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
(ステップSP20)
制御手段52は、上記ステップSP18において抽選された一又は複数のキャラクタを付与キャラクタとしてプレイヤに付与する。そして、処理は、図5に示す一連の処理を終了する。
以上、第一実施形態では、購入によって獲得できる有償アイテムと、ゲーム実行によって獲得できる無償アイテムとを消費する抽選ゲームを実行する情報処理装置であって、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムの数を記憶する記憶手段50と、プレイヤによる指示に応じて、抽選ゲームで消費する有償アイテムと無償アイテムの数を設定する設定手段54と、設定された数の有償アイテムと無償アイテムを消費して、プレイヤに抽選されたコンテンツを付与する抽選ゲームを実行する制御手段52と、を備え、制御手段52は、消費した有償アイテムの数に応じて、抽選ゲームを優遇する。
この構成によれば、多くの有償アイテムを購入できないプレイヤであっても、消費する有償アイテムと無償アイテムの数が指定でき、消費した有償アイテムの数に応じて抽選ゲームを優遇するため、有償アイテムを消費したプレイヤを優遇できるとともに、各プレイヤに優遇を享受させることができる。
また、第一実施形態では、制御手段52は、消費した有償アイテムの数が多いほど、抽選ゲームにおいて、予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させる。
この構成によれば、抽選ゲームの目玉コンテンツが付与されやすくなるため、有償アイテムを多く消費したプレイヤを優遇することができる。
また、第一実施形態では、制御手段52は、消費した有償アイテムの数が多いほど、抽選ゲームにおいて、プレイヤが所有していないコンテンツであって予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させる。
この構成によれば、プレイヤが所有していない目玉コンテンツが付与されやすくなるため、有償アイテムを多く消費したプレイヤを優遇することができる。
また、第一実施形態では、抽選ゲームを第一抽選ゲームとしたとき、制御手段52は、第一抽選ゲームの実行に基づいてプレイヤにポイントを取得させ、当該ポイントが所定数に到達した場合に第一抽選ゲームに比べて高いレアリティが設定されたコンテンツの中から抽選を行う第二抽選ゲームを実行し、更に、制御手段52は、消費した有償アイテムの数が多いほど、プレイヤに取得させるポイントを多くする。
この構成によれば、目玉コンテンツが付与される機会が増えるため、有償アイテムを多く消費したプレイヤを優遇することができる。
また、第一実施形態では、制御手段52は、抽選ゲームの実行によって予め定められたレアリティよりも低いレアリティが設定されたコンテンツをプレイヤに付与した場合、当該プレイヤにポイントを取得させる。
この構成によれば、有償アイテムを消費した抽選ゲームにおいて予め定められたレアリティよりも低いレアリティが設定されたコンテンツが付与された場合でも、プレイヤを優遇することができる。
また、第一実施形態では、制御手段52は、消費した有償アイテムの数が多いほど、付与されるコンテンツのパラメータを高くする。
この構成によれば、付与されるコンテンツを強化する手間や、強化に必要なリソースが軽減するため、有償アイテムを多く消費したプレイヤを優遇することができる。
−−−第二実施形態−−−
次に、第二実施形態に係るゲームシステムについて説明する。第二実施形態は、プレイヤが消費する有償アイテムと無償アイテムの数を指定(設定)するのではなく、消費される所定数のゲームアイテムのうち、有償アイテムと無償アイテムの消費数が所定の優先順位(順番)に従って決定される点で第一実施形態と異なる。すなわち、第二実施形態は、制御手段52が、所定の優先順位(順番)に基づいて、有償アイテムと無償アイテムの消費数を決定する点で第一実施形態と異なる。
以下では、制御手段52が、所定の優先順位(順番)に従って消費する有償アイテムと無償アイテムの数を決定する具体例を説明する。
(1)新しく獲得したゲームアイテムを優先して消費する
例えば、制御手段52は、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムのうち、当該プレイヤが新しく獲得したゲームアイテムから優先して消費する。具体的には、制御手段52は、プレイヤ情報50Aの所有アイテム情報を参照し、獲得日時が新しい有償アイテム又は無償アイテムから順番に消費する。例えば、制御手段52は、プレイヤにクエストを継続する継続権を取得させるために3個のゲームアイテムを消費する際、獲得日時が最も新しいゲームアイテムである有償アイテム1個、次に新しいゲームアイテムである無償アイテム1個、その次に新しいゲームアイテムである有償アイテム1個の計3個(有償アイテム2個と無償アイテム1個)を消費することを決定する。
(2)過去に獲得したゲームアイテムを優先して消費する
また、例えば、制御手段52は、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムのうち、当該プレイヤが過去に獲得したゲームアイテムから優先して消費する。具体的には、制御手段52は、プレイヤ情報50Aの所有アイテム情報を参照し、獲得日時が古い有償アイテム又は無償アイテムから順番に消費する。例えば、制御手段52は、プレイヤの現在スタミナを回復させるために3個のゲームアイテムを消費する際、獲得日時が最も古いゲームアイテムである無償アイテム1個、次に古いゲームアイテムである無償アイテム1個、その次に古いゲームアイテムである有償アイテム1個の計3個(有償アイテム1個と無償アイテム2個)を消費することを決定する。
(3)無償アイテムを優先して消費する
また、例えば、制御手段52は、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムのうち、無償アイテムから優先して消費する。具体的には、制御手段52は、プレイヤ情報50Aの所有アイテム情報を参照し、無償アイテムから順番に消費する。すなわち、制御手段52は、プレイヤが所有する無償アイテムが0個にならない限り、有償アイテムを消費させない。例えば、制御手段52は、プレイヤが30個の無償アイテムと、35個の有償アイテムを所有する場合において、抽選ゲームで25個のゲームアイテムを消費するとき、25個の無償アイテムのみを消費することを決定する。一方、この場合において、制御手段52は、抽選ゲームで50個のゲームアイテムを消費するとき、30個の無償アイテムと20個の有償アイテムを消費することを決定する。
(4)有償アイテムを優先して消費する
また、例えば、制御手段52は、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムのうち、有償アイテムから優先して消費する。具体的には、制御手段52は、プレイヤ情報50Aの所有アイテム情報を参照し、有償アイテムから順番に消費する。すなわち、制御手段52は、プレイヤが所有する有償アイテムが0個にならない限り、無償アイテムを消費させない。例えば、制御手段52は、プレイヤが30個の無償アイテムと、35個の有償アイテムを所有する場合において、抽選ゲームで25個のゲームアイテムを消費するとき、25個の有償アイテムのみを消費することを決定する。一方、この場合において、制御手段52は、抽選ゲームで50個のゲームアイテムを消費するとき、35個の有償アイテムと15個の無償アイテムを消費することを決定する。
<処理の流れ>
図7は、第二実施形態に係るゲームシステムにおいて抽選ゲームを実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、以下のステップの処理は、例えば、抽選ゲームメニューにおいて、有償アイテムと無償アイテムの消費数が優先順位に基づいて決定される抽選ゲームがプレイヤによって選択されたタイミングで開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
(ステップSP30)
表示手段56は、プレイヤに提示する抽選ゲーム実行画面のデータを生成する。第二実施形態では、表示手段56は、プレイヤが所有するゲームアイテムから所定数のゲームアイテムを消費するための画面データを生成する。続いて、表示手段56は、生成した画面データを端末装置12に送信する。続いて、端末装置12は、サーバ装置10から画面データを受信する。これに応答して、端末装置12のタッチパネル32は、受信した画面データに基づいて提示画面を表示する。
図8は、端末装置12のタッチパネル32に表示される提示画面200の一例を示す説明図である。
図8に示すように、提示画面200には、消費ゲームアイテム情報領域202と、所有ゲームアイテム情報領域204と、提供割合ボタン206と、実行ボタン208と、が設けられている。消費ゲームアイテム情報領域202には、プレイヤが消費するゲームアイテムの数と、優先して消費されるゲームアイテムを示す情報が記述されている。
図7に戻って、処理は、ステップSP32の処理に移行する。
(ステップSP32)
制御手段52は、上記提示画面(抽選ゲーム実行画面)が表示された端末装置12のタッチパネル32に対して、プレイヤから上記実行ボタンを押下する操作(指示)がされたことを受け付ける。そして、処理は、ステップSP34の処理に移行する。
(ステップSP34)
制御手段52は、プレイヤが所有するゲームアイテムから消費する所定数のゲームアイテムのうち、有償アイテムと無償アイテムの消費数を所定の優先順位によって決定する。例えば、制御手段52は、25個のゲームアイテムを消費する場合、プレイヤが所有している10個の無償アイテムから優先的に消費して、残りの(不足している)15個をプレイヤが所有している有償アイテムから消費することを決定する。続いて、制御手段52は、当該消費することを決定した有償アイテムと無償アイテムの数をプレイヤの所有アイテム情報から消費(減算)する。そして、処理は、ステップSP36の処理に移行する。
(ステップSP36〜ステップSP40)
ステップSP36〜ステップSP40における処理は、上述したステップSP16〜ステップSP20における処理と同様であるので、説明を省略する。そして、処理は、図7に示す一連の処理を終了する。
以上、第二実施形態では、購入によって獲得できる有償アイテムと、ゲーム実行によって獲得できる無償アイテムとを含むゲームアイテムを消費する抽選ゲームを実行する情報処理装置であって、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムの数を記憶する記憶手段50と、プレイヤが所有するゲームアイテムから所定数のゲームアイテムを消費して、当該プレイヤに抽選されたコンテンツを付与する抽選ゲームを実行する制御手段52と、を備え、制御手段52は、有償アイテムと無償アイテムを所定の順番に従って消費し、所定数のゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数に応じて、抽選ゲームを優遇する。
この構成によれば、所定数のゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数に応じて抽選ゲームを優遇するため、プレイヤに有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
また、第二実施形態では、制御手段52は、所定数のゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、抽選ゲームにおいて、予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させる。
この構成によれば、抽選ゲームの目玉コンテンツが付与されやすくなるため、有償アイテムを多く消費したプレイヤを優遇することができ、プレイヤに有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
また、第二実施形態では、制御手段52は、所定数のゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、抽選ゲームにおいて、プレイヤが所有していないコンテンツであって予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させる。
この構成によれば、プレイヤが所有していない目玉コンテンツが付与されやすくなるため、有償アイテムを多く消費したプレイヤを優遇することができ、プレイヤに有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
また、第二実施形態では、制御手段52は、所定数のゲームアイテムが全て有償アイテムであった場合、抽選ゲームにおける抽選対象をプレイヤが所有していないコンテンツとする。
この構成によれば、プレイヤが所有していないコンテンツが付与されるため、有償アイテムのみを消費したプレイヤを優遇することができ、プレイヤに有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
また、第二実施形態では、抽選ゲームを第一抽選ゲームとしたとき、制御手段52は、第一抽選ゲームの実行に基づいてプレイヤにポイントを取得させ、当該ポイントが所定数に到達した場合に第一抽選ゲームに比べて高いレアリティが設定されたコンテンツの中から抽選を行う第二抽選ゲームを実行し、更に、制御手段52は、所定数のゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、プレイヤに取得させるポイントを多くする。
この構成によれば、目玉コンテンツが付与される機会が増えるため、有償アイテムを多く消費したプレイヤを優遇することができ、プレイヤに有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
また、第二実施形態では、制御手段52は、抽選ゲームの実行によって予め定められたレアリティよりも低いレアリティが設定されたコンテンツをプレイヤに付与した場合、当該プレイヤにポイントを取得させる。
この構成によれば、有償アイテムを消費した抽選ゲームにおいて予め定められたレアリティよりも低いレアリティが設定されたコンテンツが付与された場合でも、プレイヤを優遇することができ、プレイヤに有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
また、第二実施形態では、制御手段52は、所定数のゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数が多いほど、付与されるコンテンツのパラメータを高くする。
この構成によれば、付与されるコンテンツを強化する手間や、強化に必要なリソースが軽減するため、有償アイテムを多く消費したプレイヤを優遇することができ、プレイヤに有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
また、第二実施形態では、制御手段52は、抽選ゲームにおいて、プレイヤが新しく獲得したゲームアイテムから順番に消費する。
この構成によれば、購入した有償アイテムから順番に消費することができ、当該消費した有償アイテムの数によって抽選ゲームが優遇されるため、プレイヤに有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
また、第二実施形態では、制御手段52は、抽選ゲームにおいて、プレイヤが所有する無償アイテムから順番に消費する。
この構成によれば、所有している無償アイテムを消費しなければ有償アイテムを消費することができず、抽選ゲームが優遇されないため、プレイヤに所有している無償アイテムを消費するモチベーションと、有償アイテムを購入するモチベーションを与えることができる。
−−−第三実施形態−−−
次に、第三実施形態に係るゲームシステムについて説明する。第三実施形態は、1以上である第1所定数の有償アイテムと1以上である第2所定数の無償アイテムとを一括で消費してゲームが実行される点で第一実施形態や第二実施形態と異なる。具体的には、第三実施形態は、制御手段52が、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括で消費して抽選ゲームやクエストを実行する点で、第一実施形態や第二実施形態と異なる。
以下では、制御手段52が、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームを優遇する具体例を説明する。
(1)有償アイテムのみ消費する抽選ゲームよりも優遇する
例えば、制御手段52は、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームを、第1所定数と第2所定数を合算した数の有償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームよりも優遇する。例えば、20個の有償アイテムと5個の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームでは、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定された各キャラクタ(例えばレアリティが5以上の各キャラクタ)の合計抽選確率は10%に定められ、25個の有償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームでは、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定された各キャラクタ(例えばレアリティが5以上の各キャラクタ)の合計抽選確率は7%に定められている。すなわち、当該一括して消費する抽選ゲームは、有償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームよりも、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率が優遇されている。
(2)無償アイテムのみ消費する抽選ゲームよりも優遇する
また、例えば、制御手段52は、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームを、第1所定数と第2所定数を合算した数の無償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームよりも優遇する。例えば、5個の有償アイテムと20個の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームでは、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定された各キャラクタ(例えばレアリティが5以上の各キャラクタ)の合計抽選確率は8%に定められ、25個の無償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームでは、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定された各キャラクタ(例えばレアリティが5以上の各キャラクタ)の合計抽選確率は6%に定められている。すなわち、当該一括して消費する抽選ゲームは、無償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームよりも、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率が優遇されている。
<処理の流れ>
図9は、第三実施形態に係るゲームシステムにおいて抽選ゲームを実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、以下のステップの処理は、例えば、抽選ゲームメニューにおいて、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームがプレイヤによって選択されたタイミングで開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
(ステップSP50)
表示手段56は、プレイヤに提示する抽選ゲーム実行画面のデータを生成する。第三実施形態では、表示手段56は、プレイヤが所有する第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括で消費するための画面データを生成する。続いて、表示手段56は、生成した画面データを端末装置12に送信する。続いて、端末装置12は、サーバ装置10から画面データを受信する。これに応答して、端末装置12のタッチパネル32は、受信した画面データに基づいて提示画面を表示する。
図10は、端末装置12のタッチパネル32に表示される提示画面300の一例を示す説明図である。
図10に示すように、提示画面300には、消費ゲームアイテム情報領域302と、所有ゲームアイテム情報領域304と、提供割合ボタン306と、実行ボタン308と、が設けられている。消費ゲームアイテム情報領域302には、プレイヤが消費するゲームアイテムとして、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとが一括で消費されることを示す情報が記述されている。
図9に戻って、処理は、ステップSP52の処理に移行する。
(ステップSP52)
制御手段52は、上記提示画面(抽選ゲーム実行画面)が表示された端末装置12のタッチパネル32に対して、プレイヤから上記実行ボタンを押下する操作(指示)がされたことを受け付ける。そして、処理は、ステップSP54の処理に移行する。
(ステップSP54)
制御手段52は、第1所定数(例えば20個)の有償アイテムと第2所定数(例えば5個)の無償アイテムとをプレイヤの所有アイテム情報から一括で消費(減算)する。そして、処理は、ステップSP56の処理に移行する。
(ステップSP56)
制御手段52は、抽選ゲーム情報50Dの抽選対象情報と付与キャラクタ数を参照して、抽選ゲームを実行する。具体的には、制御手段52は、上記実行ボタンが押下された抽選ゲームの抽選対象情報における抽選確率に基づいて抽選対象キャラクタから1体のキャラクタを抽選する。なお、制御手段52は、この抽選を抽選ゲーム情報50Dにおける付与キャラクタ数と同じ回数だけ繰り返す。
ここで、第三実施形態では、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームは、第1所定数と第2所定数を合算した数の有償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームよりも優遇される。例えば、抽選ゲーム情報50Dの抽選対象情報において、20個の有償アイテムと5個の無償アイテムとを一括で消費する抽選ゲームは、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定された各キャラクタの合計抽選確率が10%であると記述され、25個の有償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームは、予め定められたレアリティ(例えば4)よりも高いレアリティが設定された各キャラクタの合計抽選確率が7%であると記述されている。
そして、処理は、ステップSP58の処理に移行する。
(ステップSP58)
制御手段52は、上記ステップSP56において抽選された一又は複数のキャラクタを付与キャラクタとしてプレイヤに付与する。そして、処理は、図9に示す一連の処理を終了する。
また、以下では、制御手段52が、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する特別コンティニューを優遇する具体例を説明する。
(1)有償アイテムのみを消費する場合よりも優遇する
例えば、制御手段52は、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する特別コンティニューを実行する(特別継続権を与える)場合、第1所定数と第2所定数を合算した数の有償アイテムのみを消費して通常コンティニューを実行する(通常継続権を与える)場合よりも、プレイヤのクエスト進行を優遇する。例えば、制御手段52は、2個の有償アイテムと1個の無償アイテムとを一括して消費する特別コンティニューでは、敵キャラクタのヒットポイントを半減し、3個の有償アイテムのみを消費する通常コンティニューでは、敵キャラクタのヒットポイントを変更させない。
(2)無償アイテムのみを消費する場合よりも優遇する
また、例えば、制御手段52は、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する特別コンティニューを実行する(特別継続権を与える)場合、第1所定数と第2所定数を合算した数の無償アイテムのみを消費して通常コンティニューを実行する(通常継続権を与える)場合よりも、プレイヤのクエスト進行を優遇する。例えば、制御手段52は、1個の有償アイテムと2個の無償アイテムとを一括して消費する特別コンティニューでは、デッキ内キャラクタの攻撃力を25%上昇させ、3個の無償アイテムのみを消費する通常コンティニューでは、デッキ内キャラクタの攻撃力を変更させない。
(3)クエストのクリア報酬を優遇する
また、例えば、制御手段52は、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する特別コンティニューを実行した(特別継続権を与えた)場合、通常コンティニューを実行した(通常継続権を与えた)場合よりも、クリア報酬を優遇する。例えば、制御手段52は、プレイヤが特別コンティニューを実行してクエストをクリアした場合、クリア報酬として付与される無償石や、ゲームコイン、敵キャラクタ、経験値などの数を、通常コンティニューを実行してクエストをクリアした場合よりも上昇させる。この他にも、制御手段52は、クリア報酬として付与される敵キャラクタのパラメータを上昇させてもよい。また、制御手段52は、プレイヤが特別コンティニューを実行してクエストをクリアした場合、コンティニューを行わなかったもの(ノーコンティニュー)として扱い、ノーコンティニューに基づくクリア報酬を付与してもよい。
<処理の流れ>
図11は、第三実施形態に係るゲームシステムにおいてクエストを特別コンティニューする処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、以下のステップの処理は、例えばプレイヤがクエストの実行中において、デッキ内キャラクタのヒットポイントが0以下になり、当該クエストが中断されたタイミングで開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
(ステップSP60)
表示手段56は、プレイヤに提示するコンティニュー実行画面のデータを生成する。第三実施形態では、表示手段56は、プレイヤが所有する第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括で消費するコンティニューを実行するための画面データを生成する。続いて、表示手段56は、生成した画面データを端末装置12に送信する。続いて、端末装置12は、サーバ装置10から画面データを受信する。これに応答して、端末装置12のタッチパネル32は、受信した画面データに基づいて提示画面を表示する。
図12は、端末装置12のタッチパネル32に表示される提示画面400の一例を示す説明図である。
図12に示すように、提示画面400には、所有ゲームアイテム情報領域402と、消費ゲームアイテム情報領域404と、特別実行ボタン406と、通常実行ボタン408と、辞退ボタン410と、が設けられている。消費ゲームアイテム情報領域404には、特別コンティニューを実行する場合は第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとが一括で消費されることを示す情報と、通常コンティニューを実行する場合は第1所定数と第2所定数を合算した数の無償アイテムが消費されることを示す情報とが記述されている。特別実行ボタン406と、通常実行ボタン408と、辞退ボタン410は、プレイヤからの押下により、当該プレイヤによる指示を受け付けるためのボタンである。特別実行ボタン406は、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとが一括で消費される特別コンティニューを実行するためのボタンである。通常実行ボタン408は、第1所定数と第2所定数を合算した数の無償アイテムが消費される通常コンティニューを実行するためのボタンである。辞退ボタン410は、クエストのコンティニューを辞退する(クエストのクリアを辞退する)ボタンである。
図11に戻って、処理は、ステップSP62の処理に移行する。
(ステップSP62)
制御手段52は、上記提示画面(コンティニュー実行画面)が表示された端末装置12のタッチパネル32に対して、プレイヤから上記特別実行ボタンを押下する操作(指示)がされたことを受け付ける。そして、処理は、ステップSP64の処理に移行する。
(ステップSP64)
制御手段52は、第1所定数(例えば1個)の有償アイテムと第2所定数(例えば2個)の無償アイテムとをプレイヤの所有アイテム情報から一括で消費(減算)する。そして、処理は、ステップSP66の処理に移行する。
(ステップSP66)
制御手段52は、通常コンティニューよりもクエストの進行を優遇するための処理を実行する。まず、制御手段52は、通常コンティニューと同様、特別コンティニューにおいても、デッキ内キャラクタのヒットポイントを全回復させる。続いて、制御手段52は、特別コンティニューの場合、例えばデッキ内キャラクタの攻撃力を25%上昇させる。そして、処理は、ステップSP68の処理に移行する。
(ステップSP68)
制御手段52は、中断していたクエストの進行を再開させる。そして、処理は、図11に示す一連の処理を終了する。
以上、第三実施形態では、購入によって獲得できる有償アイテムと、ゲーム実行によって獲得できる無償アイテムとを含むゲームアイテムを消費するゲームを実行する情報処理装置であって、プレイヤが所有する有償アイテムと無償アイテムの数を記憶する記憶手段50と、1以上である第1所定数の有償アイテムと1以上である第2所定数の無償アイテムとを消費するゲームの実行画面を表示する表示手段56と、実行画面に対するプレイヤからの指示に応じて、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括で消費して前記ゲームを実行する制御手段52と、を備える。
この構成によれば、1以上である第1所定数の有償アイテムと1以上である第2所定数の無償アイテムとを消費するため、プレイヤに有償アイテムまたは無償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
また、第三実施形態では、制御手段52は、実行画面に対するプレイヤからの指示に応じて、抽選されたコンテンツをプレイヤに付与する抽選ゲームを実行する。
この構成によれば、抽選ゲームを実行するために第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとが必要になるため、プレイヤに有償アイテムまたは無償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
また、第三実施形態では、上記抽選ゲームは、有償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームよりも、予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率が優遇されている。
この構成によれば、有償アイテムのみを消費する抽選ゲームよりも目玉コンテンツが付与されやすくなるため、プレイヤに無償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
また、第三実施形態では、上記抽選ゲームは、無償アイテムのみを消費する別の抽選ゲームよりも、予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率が優遇されている。
この構成によれば、無償アイテムのみを消費する抽選ゲームよりも目玉コンテンツが付与されやすくなるため、プレイヤに有償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
また、第三実施形態では、制御手段52は、実行画面に対するプレイヤからの指示に応じて、クエストを継続してプレイするための継続権を当該プレイヤに与える。
この構成によれば、クエストのコンティニューを実行するために第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとが必要になるため、プレイヤに有償アイテムまたは無償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
また、第三実施形態では、制御手段52は、上記継続権を与える場合、有償アイテムのみを消費して継続権を与える場合よりも、クエストの進行を優遇する。
この構成によれば、有償アイテムのみを消費するコンティニューよりもクエストの進行が優遇されるため、プレイヤに無償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
また、第三実施形態では、制御手段52は、上記継続権を与える場合、無償アイテムのみを消費して継続権を与える場合よりも、クエストの進行を優遇する。
この構成によれば、無償アイテムのみを消費するコンティニューよりもクエストの進行が優遇されるため、プレイヤに有償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
また、第三実施形態では、制御手段52は、上記継続権を与えた場合、クエストのクリア報酬を優遇する。
この構成によれば、クエストのクリア報酬が優遇されるため、プレイヤに有償アイテムまたは無償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
−−−変形例−−−
なお、本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、前述した実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、上記第一実施形態では、制御手段52や設定手段54、表示手段56は、サーバ装置10に設けられる場合を説明したが、これらの全部又は一部は、端末装置12に設けられてもよい。
また、上記第一実施形態では、抽選ゲームで消費する所定数のゲームアイテムのうち有償アイテムと無償アイテムの消費数を設定する場合を説明したが、プレイヤは消費するゲームアイテム数(有償アイテムと無償アイテムの合計数)を任意に設定できることとしてもよい。例えば、表示手段56は、有償アイテムと無償アイテムの消費数を任意に設定できる画面データを生成してもよい。この場合、制御手段52は、プレイヤが消費するゲームアイテム数として任意に設定したゲームアイテム数(有償アイテムと無償アイテムの合計数)に応じて、抽選ゲームで付与するキャラクタ数を変更してもよい。例えば、制御手段52は、プレイヤが任意に設定したゲームアイテム数が25〜49個の場合は、付与するキャラクタを1体とし、任意に設定したゲームアイテム数が50〜99個の場合は、付与するキャラクタを2体とする。そして、制御手段52は、当該プレイヤが任意に設定したゲームアイテムに含まれる有償アイテムの数に応じて、抽選ゲームを優遇する。
また、上記第一実施形態では、制御手段52は、抽選ゲームで予め定められたレアリティよりも低いレアリティが設定されたキャラクタをプレイヤに付与した場合、当該プレイヤにポイントを取得させることとしたが、抽選ゲームで付与したキャラクタに関わらず当該プレイヤにポイントを取得させてもよい。すなわち、制御手段52は、プレイヤが抽選ゲームを実行する毎に、当該プレイヤにポイントを取得させてもよい。また、制御手段52は、抽選ゲームで予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたキャラクタをプレイヤに付与した場合、当該プレイヤにポイントを取得させてもよい。
また、上記第二実施形態では、制御手段52は、所定の優先順位に基づいて、有償アイテムと無償アイテムの消費数を決定することを説明したが、当該優先順位をプレイヤが選択できることとしてもよい。例えば、表示手段56は、抽選ゲーム実行画面において、プレイヤから有償アイテムと無償アイテムの消費に関する優先順位の選択を受け付けるためのボタンを設けてもよい。
また、上記第三実施形態では、制御手段52は、プレイヤが所有する有償アイテムまたは無償アイテムのみを消費して通常コンティニューを実行することを説明したが、当該通常コンティニューでは、プレイヤが所有する有償アイテムまたは無償アイテムのいずれかを上記第二実施形態で説明した所定の優先順位に基づいて消費することとしてもよい。
また、上記第三実施形態では、制御手段52は、通常コンティニューを実行する場合、敵キャラクタやデッキ内キャラクタのパラメータを変更させないことを説明したが、これに限られない。例えば、制御手段52は、特別コンティニューの場合は敵キャラクタのパラメータを50%減少させ、通常コンティニューの場合は敵キャラクタのパラメータを25%減少させてもよい。
また、上記第三実施形態では、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームは、第1所定数と第2所定数を合算した数の有償アイテム(または無償アイテム)のみを消費する別の抽選ゲームよりも優遇されることとしたが、これに限られない。例えば、当該一括して消費する抽選ゲームは、第1所定数と第2所定数を合算した数よりも多い数の有償アイテム(または無償アイテム)のみを消費する別の抽選ゲームよりも優遇されることとしてもよい。また、当該一括して消費する抽選ゲームは、第1所定数と第2所定数を合算した数よりも少ない数の有償アイテム(または無償アイテム)のみを消費する別の抽選ゲームよりも優遇されることとしてもよい。
また、上記第三実施形態では、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームは、別の抽選ゲームよりも優遇されることとしたが、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームのみをプレイヤに提供してもよい。具体的には、有償アイテムのみを消費する抽選ゲームや、無償アイテムのみを消費する抽選ゲーム、有償アイテムと無償アイテムの少なくとも一方を消費する抽選ゲームを提供せず、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームのみを提供する。これにより、プレイヤに対して、有償アイテムまたは無償アイテムを獲得するモチベーションを与えることができる。
また、上記第三実施形態では、抽選ゲーム情報50Dの抽選対象情報において、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとを一括して消費する抽選ゲームと、有償アイテム(または無償アイテム)のみを消費する別の抽選ゲームとで、異なる抽選確率が記述されていることとしたが、同じ抽選確率が記述されていてもよい。例えば、制御手段52は、抽選ゲームにおいて、第1所定数の有償アイテムと第2所定数の無償アイテムとが一括で消費された場合、予め定められたレアリティよりも高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を上昇させてもよい。
また、上記第三実施形態では、第1所定数と第2所定数が異なる例を示したが、同一の値であってもよい。
また、上記実施形態では、コンテンツの一例として主にキャラクタを用いる場合を説明したが、アイテムやカード、アバター、コイン、ポイント等でもよい。
10…サーバ装置(情報処理装置)、12…端末装置(コンピュータ)、14…ゲームプログラム(プログラム)、50…記憶手段、52…制御手段、54…設定手段

Claims (5)

  1. 購入によって獲得できる有償アイテムと、ゲーム実行によって獲得できる無償アイテムの所有数をプレイヤ毎に記憶する記憶手段と、
    プレイヤの指示に応じて設定された数の有償アイテムと無償アイテムを消費して抽選ゲームを実行する抽選手段と、
    前記抽選ゲームの実行に基づいて前記プレイヤにポイントを取得させ、当該ポイントが所定数に到達した場合、特別抽選ゲームを実行する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記消費された有償アイテムの数が多いほど、多くのポイントを取得させる、
    情報処理装置。
  2. 前記特別抽選ゲームは、予め定められたレアリティよりも高いレアリティのコンテンツのみを前記プレイヤに付与する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特別抽選ゲームは、前記抽選ゲームで付与され得るコンテンツのうち、予め定められたレアリティよりも高いレアリティのコンテンツのみを前記プレイヤに付与する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記抽選ゲームにおいて、予め定められたレアリティよりも低いレアリティのコンテンツを前記プレイヤに付与した場合、当該プレイヤに前記ポイントを取得させる、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    購入によって獲得できる有償アイテムと、ゲーム実行によって獲得できる無償アイテムの所有数をプレイヤ毎に記憶する記憶手段、
    プレイヤの指示に応じて設定された数の有償アイテムと無償アイテムを消費して抽選ゲームを実行する抽選手段、
    前記抽選ゲームの実行に基づいて前記プレイヤにポイントを取得させ、当該ポイントが所定数に到達した場合、特別抽選ゲームを実行する制御手段、
    として機能させ、
    前記制御手段は、前記消費された有償アイテムの数が多いほど、多くのポイントを取得させる、
    プログラム。
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