JP6863357B2 - コイル部品 - Google Patents
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Description
この構成によれば、凸部面と前記端面とがなす角度θ1を90度とした場合に、実装部と端面部とのなす角度θが85度≦θ<90度の範囲となっている。例えば金属端子の前記角度θが90度よりも鈍角となる場合、凸部面と端面とがなす角度θ1よりも鈍角となり、金属端子の端面部と鍔部の端面が一部離間することとなるため、金属端子の端面部と鍔部の端面が面同士十分に接合できない虞がある。そこで、前述したように85度≦θ<90度の範囲とすることで金属端子の端面部と鍔部の端面が面同士十分に接合できないことが抑えられ、金属端子のコア(鍔部)からの脱落を抑えることができる。
この構成によれば、金属端子が鍔部の端面にのみ接合されている、すなわち鍔部の凸部面は接着等によって接合はされていない。ここで、凸部面と金属端子とが接着等によって接合されると、例えば温度変化によって実装基板が膨張と収縮との影響を受けやすい。その点、前述したように金属端子を鍔部の端面にのみ接合することで温度変化によって実装基板が膨張と収縮との影響を抑えることができ、金属端子のコアからの脱落を抑えることができる。
この構成によれば、金属端子を構成する板材の厚みを50μm以上とすることで強度を確保することができ、150μm以下とすることで加工性向上に寄与できる。
この構成によれば、金属端子を構成する板材のヤング率(縦弾性係数)を100GPa以上とすることで強度を確保することができ、200GPa以下とすることで金属端子が適度な弾性力を有することができる。
図1及び図2に示すように、巻芯部21は、その周囲に第1及び第2ワイヤ41,42が巻回されるようになっている。
本実施形態のコイル部品10は、第1及び第2ワイヤ41,42にディファレンシャルモード信号などの逆相の信号が入力されると、第1及び第2ワイヤ41,42によって発生する磁束が打ち消し合い、インピーダンスが発生せず、差動信号は通過するようになっている。一方、第1及び第2ワイヤ41,42にコモンモード信号などの同相の信号が入力されると、第1及び第2ワイヤ41,42によって発生する磁束が強めあって高いインピーダンスが発生してコモンモード信号の通過を妨げるようになっている。
(1)金属端子51の実装部52と端面部53とのなす角度θが、鍔部31の凸部面32bと主面31aとがなす角度θ1よりも小さい構成とする。例えば、金属端子51の実装部52と端面部53とのなす角度θが鍔部の凸部面32bと主面31aとがなす角度θ1よりも大きい(鈍角である)場合、金属端子51の端面部53と鍔部31の主面31aが一部離間することとなるため、金属端子51の端面部53と鍔部31の主面31aが面同士で十分に接合できない虞がある。そこで、金属端子51の実装部52と端面部53とのなす角度θが、鍔部31の凸部面32bと主面31aとがなす角度θ1よりも小さい構成とすることで金属端子51の端面部53と鍔部31の主面31aが面同士十分に接合できないことが抑えられ、金属端子51のコア11(鍔部31)からの脱落を抑えることができる。
(6)金属端子51を構成する板材のヤング率を100GPa以上とすることで強度を確保することができ、200GPa以下とすることで金属端子51が適度な弾性力を有することができる。
・上記実施形態では、端面としての主面31aと端面部53とを接着剤によって接合し、凸部面32bと実装部52とを接着等によって接合しない構成としたが、これに限らず、凸部面32bと実装部52とを接着等によって接合する構成を採用してもよい。この場合、凸部面32bにおける接合面積を主面31a(端面)における接合面積よりも小さいことが好ましい。このような構成とすることで、実装基板の温度変化による膨張と収縮とが発生した場合に、凸部面32b側の金属端子51(上面52a)が凸部面32bから離間されやすくなるため、主面31a側での接合状態を確保することができる。また、上記実施形態でも説明したように主面31a側は凸部面32bから離れており、実装基板の温度変化による膨張と収縮の影響を抑えることが期待でき、金属端子51のドラムコア11からの脱落を抑えることができる。
・上記実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
Claims (7)
- 巻芯部と該巻芯部の両端に設けられた一対の鍔部を有するコアと、前記一対の鍔部のそれぞれに設けられた金属端子と、前記巻芯部に巻回されるとともに端部が前記金属端子と電気的に接続されたワイヤと、を有し、
前記鍔部は、実装基板側に突出する凸部の先端側において前記実装基板側に面する凸部面と、該凸部面に対して交差する方向に延びるとともに前記一対の鍔部の並設方向において前記巻芯部側と反対側に面する端面とを有し、
前記金属端子は、前記凸部面と対向する実装部と、前記端面と対向する端面部とを有し、前記実装部と前記端面部とのなす角度θが前記凸部面と前記端面とがなす角度θ1よりも小さいことを特徴とするコイル部品。 - 前記凸部面と前記端面とがなす角度θ1を90度とした場合に、前記実装部と前記端面部とのなす角度θが、85度≦θ<90度の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
- 前記金属端子は、前記鍔部の端面にのみ接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル部品。
- 前記金属端子は、前記鍔部の端面及び凸部面の両方と接合され、
前記凸部面における接合面積は、前記端面における接合面積よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル部品。 - 前記金属端子は、銅を含有した一枚の板材が折り曲げられることで構成されており、実装基板と対向する対向面側がニッケルの金属膜及びスズの金属膜で覆われていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコイル部品。
- 前記金属端子を構成する板材の厚みが50μm以上150μm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のコイル部品。
- 前記金属端子を構成する板材のヤング率が100GPa以上200GPa以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコイル部品。
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