JP6862868B2 - ベースを使用した携帯用切断機 - Google Patents

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Description

本発明は、丸鋸等の携帯用切断機に関する。
丸鋸は、一般に、モータを内蔵した本体をベースの上部に連結した構造であり、前記電動機によって回転駆動される丸鋸刃を所定量だけベースの底面から突出させ、前記ベースの底面側にセットした被削材を前記丸鋸刃で加工する(下記特許文献1)。従来、丸鋸の切断作業時には、被削材に印した墨線とベース前端に形成された指標部とを合わせることで墨線通りに切断するようになっている。
特許第5786312号公報
しかし、実際に切断が行われる丸鋸刃の刃先と指標部の間には距離があるため、ベース前端の指標部と被削材の墨線を合わせても切断位置がずれてしまう恐れがあった。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、被削材上の墨線に合わせた切断作業が良好に行う事が可能な携帯用切断機を提供することにある。
本発明のある態様は、携帯用切断機である。この携帯用切断機は、モータと、前記モータを内蔵したハウジングと、前記モータにより回転駆動する切断刃と、前記ハウジングと連結され、底面を有するベースと、前記ベースに対する前記切断刃の傾きを変更可能なように前記ハウジングを支持する傾斜支持部と、を有し、前方に向かって切断作業を行う携帯用切断機であって、前記底面は、加工材と接触して摺動する摺動面と、前記切断刃を下方に突出させる開口面とを有し、前記ベースには、前後方向に沿って前記摺動面から前記開口面に突出するガイド部が設けられ、前記切断刃が前記底面と直交する状態を直角状態とし、前記直角状態から前記切断刃を前記ベースに対して所定角度傾けた状態を傾斜状態としたとき、前記直角状態では、前記切断刃の回転軸は左右方向に延在し、前記直角状態における前記切断刃と前記開口面の交差箇所を第1切断線、前記傾斜状態における前記切断刃と前記開口面の交差箇所を第2切断線としたとき、前記第1切断線は前記第2切断線よりも右側に位置し、前記ガイド部の右側端部には直線状の第1指標部が設けられ、前記第1指標部は前後方向に平行であり、かつ前記第1切断線を含む前後方向に平行な第1仮想平面内に位置し、前記ガイド部の左側端部には直線状の第2指標部が設けられ、前記第2指標部は前後方向に平行であり、かつ前記第2切断線を含む前後方向に平行な第2仮想平面内に位置する。
本発明によれば、墨線に合わせた切断が容易な携帯用切断機を提供することができる。
本発明に係る携帯用切断機を後方右上から見た図。 本発明に係る携帯用切断機のベースを上方から見た図。 図1の状態を前方から見た図。 直角切り時の切断刃とベースの位置関係を説明する図。 図1の状態から、ハウジングを45°傾けた状態の図。 図5の状態における切断刃とベースの位置関係を説明する図。 図5の状態を後方左上から見た図 第一の変形例におけるベースを上方から見た図。 第二の変形例におけるベースを上方から見た図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1〜2を参照し、本発明を実施する携帯用切断機としての丸鋸1を説明する。また、図1により、前後、上下、左右の各方向を定義する。丸鋸1は、ハウジング10、モータハウジング20、ソーカバー30、ベース40、連結部材50、切断刃60、を備える。ハウジング10の構成は周知であり、以下では簡単な説明に留める。
ハウジング10は、ベース40に対して、左右方向に傾動可能かつ上下方向に揺動可能に支持される。ハウジング10は、モータハウジング20及びギヤケース32を有する。モータハウジング20は、例えば樹脂成形体であり、原動機としての不図示のモータ(電動モータ)を内部に収容する。ハンドル21は、モータハウジング20の上方に設けられる。ハンドル21には、作業者がモータの駆動、停止を切り替えるためのトリガ21Aが設けられる。ギヤケース32は、例えばアルミ等の金属製であり、モータの回転を減速して切断刃60に伝達する不図示の減速機構を覆うと共に、切断刃60の上半分を覆う。減速機構は複数のギヤと切断刃60が装着されるスピンドルからなり、モータの回転を減速して切断刃60に回転力を伝達する。保護カバー31は、例えば樹脂成形体であり、切断刃60の下半分を開閉可能に覆う。刃物としての切断刃60は、円板状の回転刃であり、前記モータによって回転駆動される。切断刃60は、ベース40の開口面41を通ってベース40の底面43から下方に突出する。
ベース40は、例えばアルミ等の金属製の板状部品である。ベース40の長手方向は切断進行方向に沿った方向となっている。ベース40の底面43は、被削材Wとの接触する摺動面44と、切断刃60を下方へ通す開口面41を有する。
スタンド部42は、ベース40の前端部に立設され、ベース40に対するハウジング10(切断刃60)の傾斜位置を調節する傾斜支持部を形成する。スタンド部42は、傾動ガイド穴42Aと基部42Bと、を有する。
傾動ガイド穴42Aは、前後方向と平行な傾動軸42Cを中心とする円弧状の長穴である。連結部材50は、ハウジング10とスタンド部42とを連結する部材であり、一端が傾動軸42Cに回動可能に支持され、他端が傾動固定レバー42Dに支持される。作業者は、傾動固定レバー42Dを緩めることで、傾動軸42Cを中心として連結部材50を回動可能とし、ハウジング10の傾斜位置を調節できる。また、作業者は、傾動固定レバー42Dを締めることで、連結部材50の回動位置を固定し、ハウジング10の傾斜位置を固定できる。
図2には、丸鋸1におけるベース40のみを上面視にて示す図である。ベース40には、開口面41に突出するガイド部46が設けられる。ガイド部46は板状を成しており、右側に右平面部46A、左側に左平面部46Bを有している。右平面部46Aと左平面部46Bは本件発明の指標部の一例である。また、開口面41の左側にはベース40の強度を向上させるためのリブ45が設けられる。
右平面部46Aと左平面部46Bはそれぞれ前後上下に延びる平面となっており、ベース40と一体にて形成される。詳しくは後述するが、右平面部46Aと左平面部46Bは切断時において被削材W上の墨線Lと切断刃60(刃先61)とを一致させるための指標部となる。
ベースの前端には前端ガイド部47が形成され、前端ガイド部46の左右には前端右平面部47Aと、前端左平面部47Bが設けられる。右平面部46Aと前端右平面部47Aは同一平面上に位置するような位置関係にあり、同じく左平面部46Bと前端左平面部47Bも同一平面上に位置するような位置関係にある。
次に、丸鋸1の切断作業及びガイド部46の効果を説明する。図1及び図2は、ベース40の底面43に対する切断刃60の角度を直角(0°の傾斜)にして切断する作業を示す図である。(以下、ベース40の底面43に対する切断刃60の角度を直角な状態を、単に直角切りと表現することがある。)図1に示すように、被削材Wの上面には、被削材を直線的に切断するための墨線Lが施してある。作業者は、トリガ21Aを引くことでモータと切断刃60を回転させ、切断刃60の刃先61と墨線Lを合わせた状態で前方に丸鋸1を進めることで、被削材Wを墨線Lに沿って切断加工することができる。図1では切断作業中の状態を示し、丸鋸1の前方には切断前の墨線Lが残っており、丸鋸1の後方には切断後の切断域Cが示される。切断域Cは、元々墨線Lが施されていた部分である。
図3は、図1を前方から見た図である。図3に示すように、ベース40(被削材Wの上面)と切断刃60とは、それぞれが直交するように延在する。図3においては、被削材Wから下方に突出する切断刃60は省略している。図3において、傾動固定レバー42Dと後述する固定軸42Eは、傾動ガイド穴42Aの下端に位置する。
図4は、図1及び図3(傾斜が0°)におけるベース40と切断刃60及び切断の位置を示す図である。図4に示す仮想平面S1は前後上下に延びる平面であるが、図4においては直線状に表れる。図には仮想平面を1点鎖線として表現する。仮想平面S1と、右側平面部46Aと、刃先61の左端とは同一平面にある。すなわち、丸鋸1が被削材Wを切断した際の切断域Cの左端は、仮想平面S1上に位置する。従って、作業者は、右側平面部46Aを墨線Lに沿わせるようにして丸鋸1を位置させながら被削材Wを切断していくことで、墨線Lに沿った切断を行うことができる。また、仮想平面S1は、切断刃60と開口面が交差する線(切断線)を同一平面上に含む。
ここで、図1、図3を用いて本件ガイド部46による切断の良好な視認性について説明する。図3に示すように、切断刃60とベース40が直交するように延在する直角切り(傾斜0°)の状態においては、モータハウジング20が左側に突出しているため、作業者は左側から切断刃60の刃先61を視認しづらい。そのため、直角切りの際、作業者は右側、すなわちモータハウジング20の逆側から刃先61を視認して作業を行う。
図1は作業時における丸鋸1を後方右上から視認している図であり、作業者はこのような視点で刃先61と墨線Lの位置を確認しながら作業を行う。通常、刃先61と墨線Lを合わせただけでは、正確に切断刃60を墨線Lに沿うように位置させているか、すなわち墨線Lに合わせた直線切りを行うべき姿勢を丸鋸1が取れているかが不明であるが、丸鋸1のガイド部46を用いることで正確な直線切りを行うことができる。
丸鋸1による切断を行う際、作業者は刃先61と墨線Lを合わせるだけではなく、ガイド部46の右側平面部46Aも墨線Lに沿うように位置させる。左右方向(切断刃60の回転軸方向)における刃先61と右側平面部46Aの位置は略同じであり、右側平面部46Aは刃先61の左端と同一平面上に位置しているので、墨線Lに刃先61と右側平面部46Aを合わせることで、直線切りの位置調整を二か所で行うことが可能となり、正確な直線切りが可能となる。さらに、右側平面部46Aは右側に面した平面となっているので、直線切りの際に右側から視認しやすく、位置調整が容易である。
なお、ここでは刃先61と右側平面部46Aと2つの部分を用いた位置調整について説明したが、右側平面部46Aのみでの位置調整も可能である。右側平面部46Aは上下前後方向に延びる平面となっているので、前後の延在方向を墨線に合わせるだけで切断刃60を正確に墨線Lに沿わせた位置に調整できる。
このように、ガイド部46の右側平面部46Aによって、刃先61を右側から視認して墨線Lに合わせる位置調整が容易なり、正確な切断作業を行うことができる。また、ガイド部46はベース40の中でも最も切断位置に近い、前後方向における切断刃60と摺動面44との間に位置させたので、刃先61と右側平面部46Aを同時に墨線Lに沿わせる位置調整を行うことが容易となる。
さらに右側平面部46Aのみでの位置調整を行う際は、右側平面部46Aと前後方向(切断方向)でベース40の前端及び傾動軸42Cよりも刃先61に近いので、ベース40の前端部分で位置調整する場合と比較して、右側平面部46Aによる位置調整の方がより正確に墨線Lに沿った切断を行う事ができる。すなわち、ベース40の前端で位置調整を行う場合、ベース前端と刃先61までは前後方向で距離があるため、ベース40の前端のわずかなズレが刃先61の大きなズレとなってしまうが、右側平面部46Aで位置調整を行う場合には刃先61と前後方向で近い位置にあるので、仮にわずかに右側平面部46Aが墨線Lに対してずれてしまったとしても、刃先61の位置変化はわずかなものとなり、精度の高い切断作業を行うことが可能となる。また、丸鋸1は前端ガイド部47も有しているので、より精度の向上を図るためにガイド部46の右側平面部46Aと前端ガイド部47の前端右平面部47Aとの両方を使用して刃先61の位置調整を行うことも可能となる。
以上のように、ガイド部46によって直線切りにおいて墨線Lに沿った精度の高い切断が可能となる点は説明したが、本件丸鋸1においてはベース40に対して切断刃60が所定角度傾斜した状態で切断を行う傾斜切りの際にも精度の高い切断を行うことができる。傾斜切りの説明は図5と図6を用いて行う。
図5にはベース40の底面43に対して切断刃60が45°傾斜した状態でハウジング10を固定した状態を示す。すなわち、図3の状態から反時計回りにハウジング10を45°傾かせた状態が図5の状態である。(以下、ベース40の底面43に対して切断刃60が45°傾斜した状態を、単に傾斜切りと表現することがある。)傾動軸42Cを中心としてベース40に対しハウジング10を回転することで切断刃60を傾斜させることができるが、開口面41よりも上方に位置する傾動軸42Cを中心にハウジング10及び切断刃60が回転するので、切断刃60と開口面41とが交差する箇所、すなわち切断箇所が左側へとずれる。
図5の状態における切断刃60及び刃先61と、ベース40の位置関係を図6に示す。図6には、左平面部46Bと同一平面かつ上下方向に延びる仮想平面S2を示す。仮想平面S2は平面であるが、図6においては直線として表れる。図6に示されるように、傾斜切り状態においては、刃先61の左端と左側面部46Bとは仮想平面S2上に位置する。すなわち、傾斜切り時の刃先61の左端と左側面部46Bは同一平面上にある。仮想平面S2は、傾斜切り時において切断刃60と開口面が交差する線(切断線)を同一平面上に含む。
図5から明らかなように、傾斜切り時(図5では45°の傾斜状態)においては、ソーカバー30など直角切り時において傾動軸42Cより右側かつ上側に位置していた部材が右側かつ下方に移動してくるので、作業者が右側から刃先61を視認しづらくなってしまう。一方、直角切り時においては刃先61の視認の障害となっていたモータハウジング20などが、傾斜切り時には上方へ移動するので、傾斜切りの際に作業者は左側から刃先61を視認して作業を行う。
図7は、図5の丸鋸1を後方左上から見た様子を示すものであり、傾斜切り時における刃先61を視認する際の作業者の視点から見た丸鋸1を示す。図7には固定軸42Eが見えており、固定軸42Eはスタンド部42(傾動ガイド穴42A)を通って傾動固定レバー42Dと係合している。作業者は傾動固定レバー42Dを回転させることで、固定軸42Eとともに連結部50とスタンド部42を挟持し、ハウジング10を所定の角度で固定できる。丸鋸1による傾斜切りによる切断を行う際、作業者は刃先61と墨線Lを合わせるだけではなく、ガイド部46の左側平面部46Bも墨線Lに沿うように位置させる。傾斜切り時の左右方向(切断刃60の回転軸方向)における刃先61と左側平面部46Bの位置は略同じであり、左側平面部46Bは刃先61の左端と同一平面上に位置しているので、墨線Lに刃先61と左側平面部46Bを合わせることで、傾斜切りの位置調整を二か所で行うことが可能となり、傾斜状態での正確な直線切りが可能となる。さらに、左側平面部46Bは左側に面した平面となっているので、傾斜切りの際に左側から視認しやすく、位置調整が容易である。
なお、ここでは刃先61と左側平面部46Bと2つの部分を用いた位置調整について説明したが、左側平面部46Bのみでの位置調整も可能である。左側平面部46Bは上下前後方向に延びる平面となっているので、前後の延在方向を墨線に合わせるだけで切断刃60を正確に墨線Lに沿わせた位置に調整できる。
このように、傾斜切り時においては、ガイド部46の左側平面部46Bによって刃先61を左側から視認して墨線Lに合わせる位置調整が容易なり、正確な切断作業を行うことができる。また、ガイド部46はベース40の中でも最も切断位置に近い、前後方向における切断刃60と摺動面44との間に位置させたので、刃先61と左側平面部46Bを同時に墨線Lに沿わせる位置調整を行うことが容易となる。
以上のように、本件発明を適用した丸鋸1によれば、ガイド部46によって直角切りと傾斜切りの際に刃先61を墨線Lに合わせる作業が容易かつ正確となり、正確な直線切りが可能となる。また、丸鋸1は前端ガイド部47も有しているので、より精度の向上を図るためにガイド部46の左側平面部46Bと前端ガイド部47の前端左平面部47Bとの両方を使用して刃先61の位置調整を行うことも可能となる。
以上、丸鋸1を例に本発明を説明したが、各構成要素は請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
第一の変形例は図1〜7に記載されたベース40を部分的に変更したベース140を有した丸鋸101であり、ベース140以外の構成に変更はない。従って変更のあるベース140のみを説明する。
図8は第一の変形例として説明する丸鋸101のベース140の上面視である。ベース140は、切断刃60と摺動面(不図示)との間にガイド部146を有し、ガイド部146は第一の右側平面部146Aと第二の右側平面部146Bを有する。第一の右側平面部146Aと第二の右側平面部146Bとは、本件発明の指標部の一例である。図8に示す仮想平面S101は、直角切りの際の刃先61の左端を通る上下方向に延びる仮想的な平面である。また、仮想平面S102は、傾斜切りの際の刃先61の左端を通る上下方向に延びる仮想的な平面である。図8から明らかなように、直角切りの際は刃先61の左端と第一の右側平面部146Aとが仮想平面S101(同一平面)上に位置し、傾斜切りの際は刃先61の左端と第二の右側平面部146Bとが仮想平面S102(同一平面)上に位置する。
第一の変形例によれば、直角切りと傾斜切りのそれぞれに対応した位置調整用の平面(第一の右側平面部146Aと第二の右側平面部146B)が右側に面しているので、直角切りでも傾斜切りでも作業者は右側から刃先61と墨線Lの位置調整を行うことができる。
第二の変形例も第一の変形例と同様に、ベース40を部分的に変更したものであるため、変形後のベース240のみを図9に示して説明する。
図9には第二の変形例として説明する丸鋸201のベース240の上面視を示す。ベース240は、切断刃60の前端と摺動面(不図示)との間にガイド部246を有し、切断刃60の後端と摺動面(不図示)との間にガイド部247を有する。ガイド部246は第一の右側平面部246Aと第一の左側平面部246Bを有する。また、ガイド部247は第二の右側平面部247Aと第二の左側平面部247Bを有する。第一の右側平面部246Aと第一の左側平面部246Bと第二の右側平面部247Aと第二の左側平面部247Bとは、本件発明の指標部の一例である。図9に示す仮想平面S201は、直角切りの際の刃先61の左端を通る前後上下方向に延びる仮想的な平面である。また、仮想平面S202は、傾斜切りの際の刃先61の左端を通る前後上下方向に延びる仮想的な平面である。図9から明らかなように、直角切りの際は刃先61の左端と第一の右側平面部246A及び第二の右側平面部246Bとが仮想平面S201(同一平面)上に位置し、傾斜切りの際は刃先61の左端と第一の左側平面部246Bと第二の左側平面部247Bとが仮想平面S202(同一平面)上に位置する。
第二の変形例によれば、直角切りと傾斜切りのそれぞれに対応した位置調整用の平面(第一の右側平面部146Aと第二の右側平面部146B)が切断刃60の前後に位置している。これによって、直線切りの際には、切断刃60の前方においては、刃先61と第一の右側平面部246Aと墨線Lを合わせ、切断刃60の後方においては、刃先61と第二の右側平面部247Aと切断域Cを合わせることで、より正確な直角切りの直線切りが可能となる。また、傾斜切りの際には、切断刃60の前方においては、刃先61と第一の左側平面部246Bと墨線Lを合わせ、切断刃60の後方においては、刃先61と第二の左側平面部247Bと切断域Cを合わせることで、より正確な傾斜切りの直線切りが可能となる。なお、第二の変形例においては、2つのガイド部(ガイド部246とガイド部247)を有したベース240を説明したが、いずれか一方でもよい。すなわち、切断域Cは墨線Lが施されていた部分であるから、切断刃60の後方に設けたガイド部247のみでも十分に精度の高い直線切りを行うことができる。また、第二の変形例においては、ガイド部247を設ける代わりに図1〜7のベース40に形成されていた前端ガイド部47を排除した。これによって、ベース240には前端ガイド部を設ける分の領域が不要となり、ベース240の全長を短くすることができ、丸鋸1の全長を短くすることができる。
以上のように、本件発明によれば携帯用切断機のベースにおいて、切断刃の刃先近傍に突出するガイド部を設け、ガイド部に切断刃と開口面とが交差する切断線と同一平面上にある平面部を設けたので、墨線に合わせた切断作業を良好に行う事ができる。
1 丸鋸、5 電源コード、10 ハウジング、20 ハウジング、21 ハンドル、21A トリガ、31 保護カバー、32 ギヤカバー、60 切断刃、61 刃先、
40 ベース、41 開口面、42 スタンド部、42A 傾動ガイド穴、42B 基部、42C 傾動軸、42D 傾動固定レバー、50 連結部材

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータを内蔵したハウジングと、
    前記モータにより回転駆動する切断刃と、
    前記ハウジングと連結され、底面を有するベースと、
    前記ベースに対する前記切断刃の傾きを変更可能なように前記ハウジングを支持する傾斜支持部と、を有し、
    前方に向かって切断作業を行う携帯用切断機であって、
    前記底面は、加工材と接触して摺動する摺動面と、前記切断刃を下方に突出させる開口面とを有し、
    前記ベースには、前後方向に沿って前記摺動面から前記開口面に突出するガイド部が設けられ、
    前記切断刃が前記底面と直交する状態を直角状態とし、前記直角状態から前記切断刃を前記ベースに対して所定角度傾けた状態を傾斜状態としたとき、
    前記直角状態では、前記切断刃の回転軸は左右方向に延在し、
    前記直角状態における前記切断刃と前記開口面の交差箇所を第1切断線、前記傾斜状態における前記切断刃と前記開口面の交差箇所を第2切断線としたとき、前記第1切断線は前記第2切断線よりも右側に位置し、
    前記ガイド部の右側端部には直線状の第1指標部が設けられ、前記第1指標部は前後方向に平行であり、かつ前記第1切断線を含む前後方向に平行な第1仮想平面内に位置し、
    前記ガイド部の左側端部には直線状の第2指標部が設けられ、前記第2指標部は前後方向に平行であり、かつ前記第2切断線を含む前後方向に平行な第2仮想平面内に位置することを特徴とする携帯用切断機。
  2. モータと、
    前記モータを内蔵したハウジングと、
    前記モータにより回転駆動する切断刃と、
    前記ハウジングと連結され、底面を有するベースと、
    前記ベースに対する前記切断刃の傾きを変更可能なように前記ハウジングを支持する傾斜支持部と、を有し、
    前方に向かって切断作業を行う携帯用切断機であって、
    前記底面は、加工材と接触して摺動する摺動面と、前記切断刃を下方に突出させる開口面とを有し、
    前記ベースには、前後方向に沿って前記摺動面から前記開口面に突出するガイド部が設けられ、
    前記切断刃が前記底面と直交する状態を直角状態とし、前記直角状態から前記切断刃を前記ベースに対して所定角度傾けた状態を傾斜状態としたとき、
    前記直角状態では、前記切断刃の回転軸は左右方向に延在し、
    前記直角状態における前記切断刃と前記開口面の交差箇所を第1切断線、前記傾斜状態における前記切断刃と前記開口面の交差箇所を第2切断線としたとき、前記第1切断線は前記第2切断線よりも右側に位置し、
    前記ガイド部は、前記摺動面に接続される太幅部と、前記太幅部を介して前記摺動面に接続されて前記太幅部よりも左右方向の寸法が小さい小幅部を有し、
    前記太幅部には、前後方向に沿って延在する直線状の第1指標部が設けられ、
    記小幅部には、前後方向に沿って延在する直線状の第2指標部が設けられ、
    前記第1指標部は、前記第1切断線を含む前後方向に平行な第1仮想平面内に位置するとともに、前記第2指標部は前記第2切断線を含む前後方向に平行な第2仮想平面内に位置することを特徴とする携帯用切断機。
  3. モータと、
    前記モータを内蔵したハウジングと、
    前記モータにより回転駆動する切断刃と、
    前記ハウジングと連結され、底面を有するベースと、
    前記ベースに対する前記切断刃の傾きを変更可能なように前記ハウジングを支持する傾斜支持部と、を有し、
    前方に向かって切断作業を行う携帯用切断機であって、
    前記底面は、加工材と接触して摺動する摺動面と、前記切断刃を下方に突出させる開口面とを有し、
    前記切断刃が前記底面と直交する状態を直角状態とし、前記直角状態から前記切断刃を前記ベースに対して所定角度傾けた状態を傾斜状態としたとき、
    前記直角状態では、前記切断刃の回転軸は左右方向に延在し、
    前記直角状態における前記切断刃と前記開口面の交差箇所を第1切断線、前記傾斜状態における前記切断刃と前記開口面の交差箇所を第2切断線としたとき、前記第1切断線は前記第2切断線よりも右側に位置し、
    前記ベースには、上方からの平面視で前後方向に沿って前記摺動面から前記開口面に突出して段差形状を成す段差部が設けられるとともに、前記段差部にはそれぞれ前後方向に延在する直線状の第1指標部及び第2指標部が設けられ、
    前記第1指標部は前後方向に平行であり、かつ前記第1切断線を含む前後方向に平行な第1仮想平面内に位置し、
    前記第2指標部は前後方向に平行であり、かつ前記第2切断線を含む前後方向に平行な第2仮想平面内に位置し、
    前記第1指標部と前記第2指標部は、前後方向及び左右方向で異なる位置にあることを特徴とする携帯用切断機。
  4. 前記切断刃は前記モータによって回転されるスピンドルに設けられ、
    前記スピンドルはギヤケースに収容された減速機構によって前記モータの回転を減速させて伝達され、
    前記モータは、前記ギヤケースからみて前記ハウジングの前記切断刃とは反対側に設けられるモータハウジングに設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯用切断機。
  5. 前記第1指標部及び前記第2指標部は、前後方向及び上下方向に平行な平面形状を成すことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯用切断機。
  6. 前記第1指標部及び前記第2指標部は、前記ベースと一体に構成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯用切断機。
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