JP2022046093A - 携帯用加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯用加工機において、加工刃の位置を墨線に合わせる技術を改善する。【解決手段】 携帯用加工機は、被加工材に当接させるための当接面を有するベースと、当接面に直交する方向においてベースに対して当接面と反対側に配置された電動モータと、電動モータによって駆動されるように構成された加工刃と、加工刃によって加工が進められる方向を前側とし、前側と反対側を後側と定義し、当接面に直交する方向における電動モータが位置する側を上側とし、ベースが位置する側を下側と定義したとき、被加工材上に加工刃の影を形成可能に加工刃の前端よりも後方から前側に向けて光を放出するように、当接面よりも上方に配置されたライトと、を備えている。【選択図】図12

Description

本発明は携帯用加工機に関する。
携帯用マルノコ(以下、単にマルノコと呼ぶ)と称される切断機は、被切断材に当接させるための当接面を有する略矩形のベースと、本体部と、を備えている。本体部は、電動モータと、電動モータによって回転駆動される円盤形状の鋸刃と、を備えている。本体部はベースに対して上側に配置されるが、鋸刃の一部は、ベースを超えて下側に突出する。かかる切断機を使用する際、ユーザは、鋸刃が回転した状態で、ベースの当接面を被切断材に当接させ、切断機を前方へ移動させる。これによって、ベースを超えて突出した鋸刃が、切断機の移動方向(以下、切断方向と呼ぶ)に沿って被切断材を切断する。
このようなマルノコを使用して被切断材を切断する場合、被切断材には、切断位置を示す墨線が事前に付加されることがある。ユーザは、墨線と鋸刃との位置が合っていることを目視確認しながら切断機を切断方向に移動させることで、被切断材を正確な所望位置で切断できる。墨線と鋸刃との位置合わせを行うためにベースに墨線ガイドが形成されたマルノコも知られている(例えば、下記の特許文献1)。この墨線ガイドは、鋸刃の位置と一致する位置に上方から視認可能に形成されているので、ユーザは、墨線と墨線ガイドとの位置合わせを行うことによって、鋸刃を適切な切断位置に容易に配置することができる。
特開2003-48118号
しかしながら、従来のマルノコは、鋸刃の位置を墨線に合わせる技術について改善の余地を残している。
例えば、墨線ガイドの位置は、製造精度に起因して、鋸刃の位置から僅かにずれる可能性がある。また、マルノコを誤って落下させてしまうこと等によってベースに歪みが生じると、墨線ガイドの位置が鋸刃の位置からずれる可能性がある。
また、プランジマルノコを使用してプランジカットを行う場合には、墨線と鋸刃との位置を合わせにくかった。具体的には、プランジマルノコの場合、鋸刃は、付勢部材によって上側に向けて付勢された状態でカバー内に収容されている。ユーザは、回転する鋸刃を、カバーから下側に突出するように、付勢部材の付勢力に抗って下側に向けて変位させることによって、被切断材を切断する。つまり、鋸刃は切断前にはカバー内に収納されているので、鋸刃をある程度、下側に変位させてからでないと、墨線と鋸刃との位置を合わせることができない。さらに、プランジカットを行う場合(つまり、被切断材をくり抜くように切断する場合)には、切断方向における切断開始位置を墨線の始点に合わせる必要がある。しかしながら、上述の通り、鋸刃は切断前にはカバー内に収納されているで、また、円弧を描く軌道で下側に変位されるので、切断開始位置を墨線の始点に合わせにくかった。
上述の問題は、マルノコに限らず、ベースと電動モータと加工刃とを備える携帯用加工機であって、当該携帯用加工機を所定方向に移動させることで加工が進行する種々の携帯用加工機に共通する。このようなことから、携帯用加工機において、加工刃の位置を墨線に合わせる技術を改善することが望まれる。
本発明の一態様によれば、携帯用加工機が提供される。この携帯用加工機は、被加工材に当接させるための当接面を有するベースと、当接面に直交する方向においてベースに対して当接面と反対側に配置された電動モータと、電動モータによって駆動されるように構成された加工刃と、加工刃によって加工が進められる方向を前側とし、前側と反対側を後側と定義し、当接面に直交する方向における電動モータが位置する側を上側とし、ベースが位置する側を下側と定義したとき、被加工材上に加工刃の影を形成可能に加工刃の前端よりも後方から前側に向けて光を放出するように、当接面よりも上方に配置されたライトと、を備えている。「前側に向けて光を放出する」とは、光軸が前後方向に平行となる態様に限定されず、光軸が前後方向に対して角度付けられている態様も含まれる。
この携帯用加工機によれば、被加工材の上面に加工刃の影を形成することができる。したがって、ユーザは、この影と墨線とを位置合わせすることによって、加工刃と墨線とを容易に位置合わせすることができる。しかも、加工刃と他の構成部品との相対的な位置関係が理想の状態からずれたとしても、加工刃の影の形成位置は、加工刃の実際の位置によって定まる。このため、墨線ガイドを利用して加工刃と墨線とを位置合わせする従来の携帯用加工機とは対照的に、製造精度や構成部品の歪みの影響を受けることなく、正確な位置合わせが可能である。しかも、影の周囲はライトからの光によって明るいので、比較的暗い場所で加工作業を行う場合であっても、位置合わせを容易に行うことができる。
本発明の一態様によれば、ライトは、前側かつ下側に角度付けられた方向に向けて光を放出するように方向付けられていてもよい。この態様によれば、ライトが指向性を有する場合であっても、被加工材上に加工刃の影を容易に形成できる。
本発明の一態様によれば、ライトはLEDであってもよい。LEDは、指向性を有しているので、本態様によれば、ライトから放出される光を、影を形成させたい箇所に集中させることができる。したがって、明暗の境界がはっきりとした影を形成することができ、影と墨線との置合わせが、いっそう容易になる。しかも、LEDは比較的安価であるから、コストの増大も抑制できる。
本発明の一態様によれば、ライトは、前後方向と上下方向とに直交する左右方向において加工刃と異なる位置に配置されてもよい。つまり、ライトは、左右方向において加工刃に対してオフセットされていてもよい。この態様によれば、左右方向における加工刃に対する一方側においてライトから放出された光が他方側に及びにくいので、当該一方側における光量が十分に確保される。したがって、当該一方側における明暗の境界をはっきりさせることができる。
本発明の一態様によれば、ライトは、左右方向における加工刃に対する第1の側に配置される第1のライトと、第1の側と反対の第2の側に配置される第2のライトと、を備えていてもよい。この態様によれば、左右方向における一方側における明暗の境界と、他方側における明暗の境界と、の両方をはっきりさせることができる。つまり、左右方向における影の両端がはっきりする。したがって、影と墨線との置合わせが、いっそう容易になる。
本発明の一態様によれば、携帯用加工機は、加工刃をベースと反対側に向けて付勢する付勢部材を備えていてもよい。加工刃は、加工刃の一部分がベースを越える位置まで付勢部材の付勢力に抗って変位されることによってプランジカットが可能となるように構成されてもよい。つまり、携帯用加工機は、プランジ型加工機であってもよい。プランジ型加工機では、加工刃が切断可能位置まで完全に変位されていない状態での加工刃と墨線とを位置合わせしにくい。しかし、本態様によれば、加工刃が切断可能位置まで変位されていなくても、被加工材上に加工刃の影が形成されるので、容易に位置合わせを行うことができる。
本発明の一態様によれば、携帯用加工機は、加工刃が付勢力に抗って変位されるときのベースに対する位置が不変となるように構成され、加工刃を少なくとも部分的に覆うカバーを備えていてもよい。ライトは、カバーの内部においてカバーに対して固定されてもよい。この態様によれば、加工刃がカバーによって部分的に覆われていても、加工刃の影を形成できる。しかも、カバーは、加工刃が付勢力に抗って変位されるときにベースに対する位置が変わらないので、加工刃の変位位置に応じてベースに対する光の照射角度が変わることがない。このため、加工刃の変位位置に関係なく、影を適所に形成できる。
本発明の一態様によれば、カバーは、ライトの位置および向きが保持されるようにライトを収容する収容部を備えていてもよい。この態様によれば、ライトを適切な位置に容易に取り付けることができる。また、ライトの方向付けも容易に行える。つまり、ライトの光の放出方向の調節が不要である。
本発明の一態様によれば、加工刃は円盤形状を有していてもよい。ライトは、加工刃よりも後方に配置されてもよい。携帯用加工機は、加工刃が付勢力に抗って下死点まで変位されたときの、加工刃による加工可能範囲の後端位置を示すための後端基準部を備えていてもよい。後端基準部は、ライトから光を放出したときに、被加工材上に形成される後端基準部の影の境界が後端位置に位置するように配置されてもよい。この態様によれば、加工刃が下死点まで変位されたときの加工刃の後端位置を、後端基準部の影によって、被加工材の上面に示すことができる。したがって、プランジカットを行う際に、切断方向における切断開始位置を墨線の始点に容易に合わせることができる。後端基準部は、加工刃よりも後方に配置されるので、加工刃を変位させるときに加工刃と干渉することがない。
本発明の一態様によれば、ライトは、所定の異常が携帯用加工機に発生していない場合に、第1の態様で発光し、所定の異常が携帯用加工機に発生した場合に、第1の態様と異なる第2の態様で発光するように構成されてもよい。ユーザは加工作業時にライトからの光の照射箇所を注視するので、本態様によれば、ユーザは、所定の異常に容易に気付くことができる。
本発明の一態様によれば、携帯用加工機が提供される。この携帯用加工機は、被加工材に当接させるための当接面を有するベースと、当接面に直交する方向においてベースに対して当接面と反対側に配置された電動モータと、円盤形状を有し、電動モータによって回転駆動されるように構成された加工刃と、加工刃をベースと反対側に向けて付勢する付勢部材と、加工刃によって加工が進められる方向を前側とし、前側と反対側を後側と定義し、当接面に直交する方向における電動モータが位置する側を上側とし、ベースが位置する側を下側と定義したとき、加工刃よりも後方から前側に向けて光を放出するように、当接面よりも上方、かつ、加工刃よりも後方に配置されたライトと、を備えている。加工刃は、加工刃の一部分がベースよりも下側に突出する位置まで付勢部材の付勢力に抗って変位されることによってプランジカットが可能となるように構成される。携帯用加工機は、加工刃が付勢力に抗って下死点まで変位されたときの、加工刃による加工可能範囲の後端位置を示すための後端基準部をさらに備えている。後端基準部は、ライトから光を放出したときに、被加工材上に形成される後端基準部の影の境界が後端位置に位置するように配置される。この態様によれば、加工刃が下死点まで変位されたときの加工刃の後端位置を、後端基準部の影によって、被加工材の上面に示すことができる。したがって、プランジカットを行う際に、切断方向における切断開始位置を墨線の始点に容易に合わせることができる。
本発明の一実施形態によるマルノコの斜視図であり、鋸刃は上死点に位置している。 マルノコの斜視図であり、鋸刃は下死点に位置している。 バッテリが取り外された状態のマルノコの左側面図であり、鋸刃は上死点に位置している。 バッテリが取り外された状態のマルノコの左側面図であり、鋸刃は下死点に位置している。 バッテリが取り外された状態のマルノコの斜視図である。 右カバーが取り外された状態のマルノコの右側面図である。 図6のA-A線に沿った縦断面図である。 マルノコの分解斜視図である。 ライトユニットの模式図である。 右カバーの斜視図である。 左カバーの斜視図である。 ライトからの光の照射方向を示す、右カバーが取り外された状態のマルノコの右側面図であり、鋸刃は上死点に位置している。 ライトからの光の照射方向を示す、右カバーが取り外された状態のマルノコの右側面図であり、鋸刃は下死点に位置している。 被切断材上に形成される影を示す模式図である。
本発明の一実施形態による携帯用マルノコ(以下、単にマルノコと呼ぶ)10について図面を参照して説明する。以下の説明では、ユーザがマルノコ10を手に持って被切断材を切断するときにマルノコ10を進行させる方向(切断が進められる方向であり、切断方向とも呼ぶ)を前側とし、その反対方向を後側と定義する。また、このとき、鉛直方向上方に位置する側を上側と定義し、その反対側を下側と定義する。さらに、前後方向と上下方向とに直交する方向を左右方向と定義する。左右方向のうち、後側から前側を見たときの右側を右側と定義し、その反対側を左側と定義する。
マルノコ10は、本実施形態では、いわゆるプランジマルノコである。図1~5に示すように、マルノコ10は、ベース20と本体部30とカバー50とを備えている。ベース20は、略矩形の外形を有している。ベース20の長手方向は、前後方向である。ベース20は、被切断材を切断するときに当該被切断材に当接させるための当接面21を備えている。当接面21は、ベース20の下面である。
本体部30は、基本的には、ベース20に対して上側(換言すれば、当接面21に直交する方向におけるベース20に対する当接面21と反対側)に配置される。本体部30は、モータハウジング31に収容された電動モータ32(図3および図4参照)と、ハンドル33と、フロントグリップ34と、チップソーと称される円盤形状の鋸刃35と、を備えている。電動モータ32の回転駆動力は、減速機構(図示せず)を介して出力シャフト38(図6参照)に伝達される。出力シャフト38の右端の周囲には、鋸刃35が固定されている。この構成により、鋸刃35は、電動モータ32によって回転駆動されるように構成される。
ハンドル33は、本体部30の上側に位置しており、ユーザが把持可能な長尺形状を有している。ハンドル33の前側端部の下側には、電動モータ32を起動するためのスイッチレバー36が設けられている。さらに、ハンドル33の前側端部の上側には、ロックオフ部材37が設けられている。ロックオフ部材37は、電動モータ32を起動するための起動位置までスイッチレバー36が変位することを許容する許容位置と、起動位置までスイッチレバー36が変位することを阻止する阻止位置と、の間でスライド可能に構成される。このロックオフ部材37は、伝達機構(図示せず)を介してロックピン62(図1参照)と連動するように構成される。具体的には、ロックピン62は、本体部30からカバー50に向けて左右方向に延在している。ロックピン62は、スイッチレバー36が阻止位置にある場合は、カバー50の左側面の上部に形成された溝(図示せず)内まで延在する。スイッチレバー36が阻止位置から許容位置に変位されると、ロックピン62は、左側に移動して、カバー50から離れる。
図3および図4に示すように、モータハウジング31には、2つのバッテリ装着部41が設けられている。バッテリ装着部41の各々は、電動モータ32の電源としてのバッテリ42をスライド式に受け入れるように構成される。バッテリ42の電力は、コントローラ43(図7参照)を介して電動モータ32に供給される。コントローラ43は、電動モータ32へ供給される電力を制御することによって、電動モータの動作を制御する。さらに、コントローラ43は、本実施形態では、高温保護回路と過電流保護回路と過放電保護回路とを備えている。
カバー50は、鋸刃35を少なくとも部分的に覆う。カバー50は、図1,2,5に示すように、右カバー50a(図10参照)と左カバー50b(図11参照)とが複数のボルトを使用して一体化されることによって形成されている。鋸刃35を含む本体部30は、カバー50に対して変位可能に構成される。具体的には、本体部30は、左カバー50bの軸孔53b(図6および図11参照)を通って出力シャフト38と平行に延在する支軸61(図4参照)を中心として揺動可能に構成される。詳しくは後述するが、カバー50はベース20上に支持されているので、本体部30は、ベース20およびカバー50に対して枢動可能である。換言すれば、本体部30が枢動されるときに、ベース20に対するカバー50の位置は変わらない。
図3および図11に示すように、左カバー50bは、左カバー本体51bを備えている。左カバー本体51bは、前後方向および上下方向に延在して鋸刃35を覆う部分である。左カバー本体51bは、鋸刃35が連結される出力シャフト38が貫通する貫通孔56bを有している。貫通孔56bは、左カバー本体51bを左右方向に貫通しており、支軸61(換言すれば、軸孔53b)を中心とする円弧形状に形成されている。このため、本体部30が支軸61を中心として揺動される際に、出力シャフト38と左カバー本体51bとが干渉することがない。
本体部30の揺動に伴い、出力シャフト38に連結された鋸刃35も、円弧状の軌跡を描きながら上下方向に変位する。鋸刃35が上死点にあるときは、図1および図3に示すように、鋸刃35はカバー50内に完全に収容される。換言すれば、鋸刃35は、全体的に、ベース20の当接面21よりも上方に位置している。一方、鋸刃35が下死点にあるときは、図2および図4に示すように、鋸刃35の一部(下側の略半分)は、当接面21よりも下側に位置する。
支軸61は、カバー50の後側かつ下側の端部付近に位置している。支軸61は、図4および図6に示すように、鋸刃35が上死点にあるか、下死点にあるかにかかわらず、鋸刃35の後端よりも後方に位置している。
図3に示すように、本体部30とベース20との間には、付勢部材の一例としての圧縮バネ60が配置されている。圧縮バネ60は、本体部30をベース20と反対側に向けて(つまり、上側に向けて)付勢している。
図3および図11に示すように、左カバー本体51bには、ストッパガイド孔57bが形成されている。ストッパガイド孔57bは、支軸61(換言すれば、軸孔53b)を中心とする円弧形状に形成されている。図3および図4に示すように、このストッパガイド孔57bに沿った任意の位置に固定可能にストッパ63が配置される。ストッパ63には、つまみネジ64が取り付けられている。つまみネジ64の軸部は、ストッパ63およびストッパガイド孔57bを貫通しており、当該軸部の周りには、左カバー50bの右側において、押圧板(図示せず)が固定されている。つまみネジ64を緩めると、ストッパ63をストッパガイド孔57bに沿って移動させることができる。つまみネジ64を締めると、ストッパ63と押圧板とが左カバー本体51bを左右方向に挟持し、それによって、左カバー50bに対するストッパ63の位置が固定される。
図1に示すように、本体部30は、カバー50に隣接して当接部65を備えている。図4に示すように、当接部65は、圧縮バネ60の付勢力に抗って本体部30を下向きに変位させたときにストッパ63に当接する。当接部65がストッパ63に当接すると、本体部30は、下向きにそれ以上、変位することができない。つまり、ストッパ63の位置を変更することによって、本体部30、ひいては、鋸刃35の下死点の位置を調節することができる。図3および図4では、ストッパ63は、その可動範囲の最下方位置に位置している。以下、特に断らない場合、「鋸刃35の下死点」とは、ストッパ63がこの最下方位置にあるときの鋸刃35の下死点を意味する。
カバー50は、ベース20に対して傾動可能に構成される。具体的には、図11に示すように、左カバー50bは、底部55bと傾動ガイド部58bとを備えている。底部55bは、左カバー本体51bの下端から左側に向けて延在している。カバー50がベース20に対して直交する基本姿勢(図1および図2参照)では、底部55bは、図7に示すようにベース20上に載置される。
傾動ガイド部58bは、ベース20の前端に固定されたアンギュラプレート71(図1~4参照)に対応する略四半円形状を有している。傾動ガイド部58bには、つまみネジ72(図1~4参照)の軸部が螺合するネジ孔59bを有している。この軸部は、アンギュラプレート71の円弧状の貫通孔を貫通している。図示は省略するが、左カバー50bは、その後端にも、傾動ガイド部58bと同一構成の傾動ガイド部を備えている。そして、ベース20の前端にはアンギュラプレート73(図6参照)が固定されており、アンギュラプレート73の円弧状の貫通孔を貫通するつまみネジ74(図6参照)の軸部が、後端側の傾動ガイド部のネジ孔に螺合している。
つまみネジ72,74を緩めると、カバー50をアンギュラプレート71,73の円弧状の貫通孔に沿ってアンギュラプレート71,73(ひいては、ベース20)に対して傾動させることができる。つまみネジ72,74を締めると、アンギュラプレート71,73に対するカバー50の位置が固定される。上述の通り、本体部30は支軸61を介してカバー50に支持されるので、カバー50がベース20に対して傾動するとき、本体部30もカバー50と一体的に傾動する。このため、カバー50の傾動によってカバー50に対する鋸刃35の位置が変わることはない。
上述したマルノコ10の使用時には、ベース20の当接面21が被切断材に当接するように被切断材の上にマルノコ10を載置する。ロックオフ部材37が阻止位置にあるときには、カバー50の左側面の上部に形成された溝内まで延在するロックピン62がカバー50に係合するので、本体部30は下方に向けて変位することができない。ユーザがロックオフ部材37を許容位置まで変位させると、スイッチレバー36のオン操作が可能になるとともに、ロックピン62が左側に移動して本体部30の下方への変位が可能になる。
ロックオフ部材37を許容位置に維持しつつ、ユーザは、ハンドル33を把持する右手でスイッチレバー36をオン操作する。これにより、電動モータ32が駆動し、鋸刃35が回転する。この状態で、左手でフロントグリップ34を下方に押し下げると、圧縮バネ60の付勢力に抗って、本体部30、ひいては鋸刃35が下方に変位する。そして、回転する鋸刃35がモータハウジング31よりも下方に達すると、被切断材の切断が開始される。そして、ユーザは、鋸刃35が下死点に達するまでフロントグリップ34を押し下げた後、マルノコ10を前方に向けて移動させる。そして、マルノコ10を切断の終点まで移動させた後、スイッチレバー36から手を離すと、電動モータ32の駆動が停止される。そのあと、フロントグリップ34を把持する手の力を緩めると、本体部30は、圧縮バネ60の付勢力によって鋸刃35が上死点に位置する位置まで戻る。そして、ロックオフ部材37も阻止位置に戻る。このように回転する鋸刃35を下方に変位させて切断を行う手法は、プランジカットと称される。プランジカットによれば、被切断材の特定の領域を、くり抜くように切断することが可能である。
このようなプランジカットを精度良く行いたい場合、被切断材に付された墨線と、鋸刃35と、の位置合わせを行う必要がある。本実施形態のマルノコ10は、そのような位置合わせを容易に行うための構成を備えている。以下、当該構成について説明する。
図6に示すように、マルノコ10はライトユニット80を備えている。ライトユニット80は、ベース20の当接面21よりも上方に設けられ、被切断材の上面上に鋸刃35の影を形成可能に、鋸刃35の前端よりも後方から前方に向けて光を放出する。この影は、被切断材上に直接的にベース20が載置される場合には、当接面21と当接する当接面21と同一平面上に形成されることとなる。また、被切断材上に長尺定規が載置され、さらに、長尺定規上にベース20が載置される場合には、影は、当接面21と同一の平面よりも長尺定規の厚み分だけ下方に位置する仮想平面上に形成されることになる。
図9に示すように、ライトユニット80は、筐体81と第1のライト84と第2のライト85とを備えている。第1のライト84および第2のライト85は、本実施形態ではLEDである。第1のライト84および第2のライト85は、共通する単一の基板83上に搭載されている。筐体81は、箱形に形成されており、その内部に基板83、第1のライト84および第2のライト85が固定される。筐体81のうち、第1のライト84および第2のライト85から光が放出される側では、長手方向に沿って両端部が切り欠かれている。これにより、突出部82が形成されている。本実施形態では、筐体81は、全体的に透明部材から形成されている。ただし、第1のライト84および第2のライト85から放出される光が透過する部分のみが透明部材で形成されていてもよい。
図9において、方向表示は、ライトユニット80がマルノコ10に取り付けられたときの方向を表している。図9に示すように、第1のライト84および第2のライト85は、前側かつ下側に角度付けられた方向に向けて光を放出するように方向付けられている。つまり、第1のライト84および第2のライト85からの光の光軸84a,85aは、前側かつ下側に向けて角度付けられている。
第1のライト84および第2のライト85は、本実施形態では、スイッチレバー36がオン操作されたときに点灯し、オフ操作されたときに消灯するように、コントローラ43によって制御される。つまり、第1のライト84および第2のライト85は、電動モータ32と連動するように構成される。ただし、第1のライト84および第2のライト85専用のスイッチが別途、設けられてもよい。
コントローラ43は、所定の異常がマルノコ10に発生していない場合と、所定の異常がマルノコ10に発生した場合と、で異なる態様で発光するように、第1のライト84および第2のライト85を制御してもよい。所定の異常とは、例えば、過負荷状態(過電流保護回路によって検知される)や温度異常(高温保護回路によって検知される)であってもよい。「異なる態様」とは、例えば、点灯と点滅との違い、発光色の違いなどとすることができる。後述する通り、ユーザは、切断作業時にライトユニット80からの光の照射箇所を注視するので、この構成によれば、ユーザは、所定の異常に容易に気付くことができる。
このライトユニット80は、カバー50の内部において、カバー50に対して固定される。本実施形態では、ライトユニット80は、図6および図8に示すように、収容部54bに収容される。収容部54bは、左カバー本体51bから右側に向けて突出した略直方体形状を有している。収容部54bは、左面が完全に開口しており、また、前側かつ下側に向けられた面が部分的に開口している。収容部54bは、ライトユニット80の筐体81の外径にほぼ適合する形状を有している。収容部54bの左面の開口からライトユニット80を、奥に突き当たるまで挿入すると、ライトユニット80の突出部82が、収容部54bの前側かつ下側に向けられた面の開口の縁部に嵌まり込む。
図10に示すように、右カバー50aには、鋸刃35を覆うための右カバー本体51aから左側に向けて突出する突出部52aが形成されている。図8に示すように、収容部54bにライトユニット80を収容して、さらに、左カバー50bに右カバー50aを取り付けると、突出部52aがライトユニット80の右面に当接する。これにより、ライトユニット80は、移動不能に収容部54b内に保持される。この収容部54bによれば、ライトユニット80を収容部54bに挿入するだけで、ライトユニット80が所望の位置および向きに保持される。このため、ライトユニット80を適切な位置に容易に取り付けることができる。また、ライトユニット80の方向付けも容易に行える。
本実施形態では、ライトユニット80が収容部54b内に保持された状態では、第1のライト84および第2のライト85は、左右方向において鋸刃35と異なる位置に配置される。より具体的には、第1のライト84は、鋸刃35に対して左側に位置し、第2のライト85は、鋸刃35に対して右側に位置する。この配置によれば、鋸刃35に対する右側および左側の両方において、十分な光量を確保することができる。
図6,11~13に示すように、左カバー50bは、鋸刃35が下死点にあるときの、鋸刃35による切断可能範囲の後端位置P1(図13参照)を示すための後端基準部52bを備えている。後端基準部52bは、左カバー50bの左カバー本体51bから右側に向けて突出する突起の形態である。後端基準部52bは、鋸刃35が変位されたときに鋸刃35と干渉しない位置に設けられる。本実施形態では、ライトユニット80は、鋸刃35よりも後方に位置している。また、後端基準部52bは、ライトユニット80よりも前方かつ下方に位置している。このため、ライトユニット80からの光によって、後端基準部52bの影を後端基準部52bよりも前方に形成することができる。この後端基準部52bは、ライトユニット80からの光によって被切断材上に形成される後端基準部52bの影の境界が、鋸刃35が下死点にあるときの鋸刃35による切断可能範囲の後端位置(図13に位置P1として示す)の位置と一致するように位置決めされる。このため、ユーザは、鋸刃35が上死点にある状態(つまり、鋸刃35がカバー50内に収容された状態)においても、鋸刃35を下死点まで変位されたときに切断される範囲の後端位置を正確に知ることができる。この後端位置は、厳密には、被切断材上に直接的にベース20が載置される場合と、被切断材上に長尺定規が載置され、さらに、長尺定規上にベース20が載置される場合と、で異なるが、これらの場合のいずれに対して決定されてもよい。
本実施形態では、ライトユニット80から放出される光の光軸(図12および図13にラインL2として示す)は、当該光軸と、当接面21と同一の平面と、の交点が、鋸刃35が上死点および下死点のいずれに位置しているかにかかわらず、出力シャフト38よりも後方に位置する。また、ライトユニット80と、左カバー本体51bの内周面の前端(つまり、カバー50のうちの鋸刃35を収容する部分の前端)と、を結ぶラインL1(図12および図13参照)と、ライトユニット80と、後端基準部52bの前端と、を結ぶラインL3(図12および図13参照)と、の両方が、ライトユニット80からの光の指向角に含まれる。このため、ラインL1,L3上の光量を十分に確保できる。
上述したマルノコ10によれば、ライトユニット80からの光に起因して被切断材の上面に形成される影を利用して、鋸刃35と墨線との位置合わせを容易に行うことができる。例えば、図14に示すように、被切断材90に墨線91~94が付されており、墨線91に沿ってプランジカットを行う場合には、鋸刃35が上死点に位置していても、鋸刃35の影97が形成される。このため、ユーザは、影97と鋸刃35とを位置合わせすることによって、鋸刃35と墨線91とを容易に位置合わせすることができる。鋸刃35が下死点にある場合であっても、鋸刃35よりも前方に影97が形成されるので、影97と墨線91とが一致するようにマルノコ10を前方に進行させることによって、鋸刃35と墨線91とを容易に位置合わせすることができる。
また、第1のライト84および第2のライト85は、鋸刃35に対して左側および右側にそれぞれ配置されるので、鋸刃35の両側において十分な光量が確保できる。したがって、影97の左側の境界98と右側の境界99(図14参照)との両方がはっきりし、位置合わせがいっそう容易になる。
また、マルノコ10によれば、図14に示すように、後端基準部52bの影95の前側の境界96が、鋸刃35が下死点にあるときの鋸刃35による切断可能範囲の後端位置P1を表している。このため、ユーザは、墨線91の始点(つまり、墨線91と墨線94との交点)と境界96とが一致するようにマルノコ10を配置すれば、鋸刃35が上死点にあっても、切断開始位置を正確に墨線91に合わせることができる。
また、鋸刃35が変位されるときにベース20に対する位置が変わらないカバー50にライトユニット80が固定されるので、鋸刃35の変位位置に応じてベース20に対する光の照射角度が変わることがない。したがって、鋸刃35の変位位置に関係なく、影を適所に形成できる。このような効果は、ライトユニット80を、カバー50に代えて、ベース20に固定することによっても得られる。この場合、ライトユニット80の設置高さを確保するために、ベース20とライトユニット80との間に支持台が配置されてもよい。
また、第1のライト84および第2のライト85は、指向性を有するLEDであるから、ライトユニット80から放出される光を、影を形成させたい箇所に集中させることができる。したがって、明暗の境界がはっきりとした影を形成することができる。
また、ライトユニット80に起因して被切断材上に形成される影を利用して位置合わせを行えば、マルノコ10の製造精度や構成部品の歪みの影響を受けることなく、正確な位置合わせが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各要素の任意の組み合わせ、または、任意の省略が可能である。
例えば、ライトユニット80として、LEDに代えて、任意の形式の光源(例えば、レーザ光源、EL、白熱電球など)が使用されてもよい。また、光源の数は、任意に設定可能である。例えば、第1のライト84および第2のライト85の一方が省略されてもよい。あるいは、ラインL1(図12参照)を光軸とする光を放出する光源と、ラインL3(図12参照)を光軸とする光を放出する光源と、が、左右方向における鋸刃35に対する一方側または両側に設けられてもよい。
さらに、後端基準部52bは、カバー50に代えて、ベース20に形成されてもよい。例えば、ベース20は、図6において後端基準部52bが形成される位置まで上側に突出していてもよい。
さらに、ライトユニット80によって、鋸刃35の影を形成する構成と、後端基準部52bの影を形成する構成と、のうちの一方のみが単独で実施されてもよい。
さらに、上述した種々の形態は、プランジマルノコに限らず、加工刃とベースとの位置関係を固定して使用するマルノコにも適用可能である。この場合、ライトは、鋸刃の略上半分を覆う固定カバーに固定されてもよい。この場合、マルノコが安全カバーを備える場合には、ライトからの光を通すスリットが安全カバーに形成されてもよい。安全カバーは、鋸刃の下半分の外周縁部を覆い、切断時に被切断材に押圧されて、固定カバー内に収容されるように構成されたカバーである。
さらに、上述した種々の形態は、マルノコに限らず、電動モータによって駆動される加工刃と、墨線と、の位置が合っていることを目視確認しながら加工方向に移動させることによって加工を行う種々の携帯用加工機に適用可能である。このような携帯用加工機は、例えば、プランジタイプまたは非プランジタイプの溝切りカッタ、ルータなどであってもよい。
20...ベース
21...当接面
30...本体部
31...モータハウジング
32...電動モータ
33...ハンドル
34...フロントグリップ
35...鋸刃
36...スイッチレバー
37...ロックオフ部材
38...出力シャフト
41...バッテリ装着部
42...バッテリ
43...コントローラ
50...カバー
50a...右カバー
50b...左カバー
51a...右カバー本体
51b...左カバー本体
52a...突出部
52b...後端基準部
53b...軸孔
54b...収容部
55b...底部
56b...貫通孔
57b...ストッパガイド孔
58b...傾動ガイド部
59b...ネジ孔
60...圧縮バネ
61...支軸
62...ロックピン
63...ストッパ
64...つまみネジ
65...当接部
71,73...アンギュラプレート
72,74...つまみネジ
80...ライトユニット
81...筐体
82...突出部
83...基板
84...第1のライト
84a,85a...光軸
85...第2のライト
90...被切断材
91~94...墨線
95,97...影
96,98,99...境界
P1...下死点に位置する鋸刃の後端位置

Claims (11)

  1. 携帯用加工機であって、
    被加工材に当接させるための当接面を有するベースと、
    前記当接面に直交する方向において前記ベースに対して前記当接面と反対側に配置された電動モータと、
    前記電動モータによって駆動されるように構成された加工刃と、
    前記加工刃によって加工が進められる方向を前側とし、該前側と反対側を後側と定義し、前記当接面に直交する方向における前記電動モータが位置する側を上側とし、前記ベースが位置する側を下側と定義したとき、前記被加工材上に前記加工刃の影を形成可能に前記加工刃の前端よりも後方から前側に向けて光を放出するように、前記当接面よりも上方に配置されたライトと
    を備える携帯用加工機。
  2. 請求項1に記載の携帯用加工機であって、
    前記ライトは、前側かつ下側に角度付けられた方向に向けて前記光を放出するように方向付けられた
    携帯用加工機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の携帯用加工機であって、
    前記ライトはLEDである
    携帯用加工機。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の携帯用加工機であって、
    前記ライトは、前後方向と上下方向とに直交する左右方向において前記加工刃と異なる位置に配置された
    携帯用加工機。
  5. 請求項4に記載の携帯用加工機であって、
    前記ライトは、前記左右方向における前記加工刃に対する第1の側に配置される第1のライトと、前記第1の側と反対の第2の側に配置される第2のライトと、を備える
    携帯用加工機。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の携帯用加工機であって、
    前記加工刃を前記ベースと反対側に向けて付勢する付勢部材を備え、
    前記加工刃は、前記加工刃の一部分が前記ベースよりも下側に突出する位置まで前記付勢部材の付勢力に抗って変位されることによってプランジカットが可能となるように構成された
    携帯用加工機。
  7. 請求項6に記載の携帯用加工機であって、
    前記加工刃が前記付勢力に抗って変位されるときの前記ベースに対する位置が不変となるように構成され、加工刃を少なくとも部分的に覆うカバーを備え、
    前記ライトは、前記カバーの内部において前記カバーに対して固定される
    携帯用加工機。
  8. 請求項7に記載の携帯用加工機であって、
    前記カバーは、前記ライトの位置および向きが保持されるように前記ライトを収容する収容部を備える
    携帯用加工機。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載の携帯用加工機であって、
    前記加工刃は円盤形状を有し、
    前記ライトは、前記加工刃よりも後方に配置され、
    前記携帯用加工機は、前記加工刃が前記付勢力に抗って下死点まで変位されたときの、前記加工刃による加工可能範囲の後端位置を示すための後端基準部を備え、
    前記後端基準部は、前記ライトから前記光を放出したときに、前記被加工材上に形成される前記後端基準部の影の境界が前記後端位置に位置するように配置された
    携帯用加工機。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の携帯用加工機であって、
    前記ライトは、所定の異常が前記携帯用加工機に発生していない場合に、第1の態様で発光し、前記所定の異常が前記携帯用加工機に発生した場合に、前記第1の態様と異なる第2の態様で発光するように構成された
    携帯用加工機。
  11. 携帯用加工機であって、
    被加工材に当接させるための当接面を有するベースと、
    前記当接面に直交する方向において前記ベースに対して前記当接面と反対側に配置された電動モータと、
    円盤形状を有し、前記電動モータによって回転駆動されるように構成された加工刃と、
    前記加工刃を前記ベースと反対側に向けて付勢する付勢部材と、
    前記加工刃によって加工が進められる方向を前側とし、該前側と反対側を後側と定義し、前記当接面に直交する方向における前記電動モータが位置する側を上側とし、前記ベースが位置する側を下側と定義したとき、前記加工刃よりも後方から前側に向けて光を放出するように、前記当接面よりも上方、かつ、前記加工刃よりも後方に配置されたライトと
    を備え、
    前記加工刃は、前記加工刃の一部分が前記ベースよりも下側に突出する位置まで前記付勢部材の付勢力に抗って変位されることによってプランジカットが可能となるように構成され、
    前記携帯用加工機は、前記加工刃が前記付勢力に抗って下死点まで変位されたときの、前記加工刃による加工可能範囲の後端位置を示すための後端基準部をさらに備え、
    前記後端基準部は、前記ライトから前記光を放出したときに、前記被加工材上に形成される前記後端基準部の影の境界が前記後端位置に位置するように配置された
    携帯用加工機。
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